JP2009176356A - 光ディスク装置、対物レンズのクリーニング方法、及びプログラム - Google Patents

光ディスク装置、対物レンズのクリーニング方法、及びプログラム Download PDF

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Yoshiaki Hirasawa
美章 平沢
Akihiro Fukumoto
彰浩 福元
Takashi Nakakohara
隆 中小原
Tsutomu Arai
勉 新居
Hideyasu Iwano
秀康 岩野
Nahoko Shinohara
奈保子 篠原
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Abstract

【課題】効率良く対物レンズのクリーニングを行うことのできる光ディスク装置、対物レンズのクリーニング方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】本発明による光ディスク装置は、対物レンズ11を有する光ピックアップ10と、光ピックアップ10を光ディスクの半径方向に駆動させるステッピングモータ25と、ステッピングモータ25による光ピックアップ10の半径方向の駆動を制限する係止部材22,23とを備える。光ディスク装置は、ステッピングモータ25を制御して係止部材22,23と光ピックアップ10とを衝突させて、歯飛びにより光ピックアップ10を振動させることで対物レンズ11のクリーニングを行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、対物レンズのクリーニングを行うことのできる光ディスク装置、対物レンズのクリーニング方法、及びプログラムに関する。
現在、アクチュエータを駆動させて、対物レンズに付着した埃等のクリーニングを行うことのできる光ディスク装置が提案されている。
例えば、特許文献1の光ディスク装置は、デジタルサーボプロセッサ(以下、DSP)と光ピックアップとを備え、DSPが単一周波数のクリーニング信号を生成し、生成したクリーニング信号で光ピックアップのアクチュエータを駆動させて対物レンズのクリーニングを行う。
特開2002−15447号公報
しかし、特許文献1の技術では、光ピックアップのアクチュエータを使用してクリーニングを行うために、その振動が小さいものとなり、クリーニングの効率が悪かった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、効率良く対物レンズのクリーニングを行うことのできる光ディスク装置、対物レンズのクリーニング方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る光ディスク装置は、
対物レンズと歯部とを有する光ピックアップと、
当該歯部と係合するネジ溝を有するリードスクリューと、
前記リードスクリューを駆動させて当該光ピックアップを光ディスクの半径方向に駆動させるモータと、を備える光ディスク装置であって、
前記モータによる前記光ピックアップの半径方向の駆動を制限する係止部材と、
前記モータを制御して前記係止部材と前記光ピックアップとが当接した状態で前記モータを駆動させることにより、前記歯部と前記ネジ溝とを歯飛びさせて、前記ピックアップを振動させることで前記対物レンズのクリーニングを行う駆動制御手段と、を備える、
ことを特徴とする。
例えば、前記モータは、ステッピングモータであって、
前記駆動制御手段は、
前記ステッピングモータにパルス幅変調信号を供給することによって、前記光ピックアップを駆動させ、
前記ステッピングモータに供給するパルス幅変調信号のパルス幅を変化させることによって、前記対物レンズのクリーニングの際の振動の周波数及び振幅を変化させてもよい。
例えば、前記係止部材は、前記光ピックアップと接触する部分に緩衝材を備えてもよい。
例えば、前記係止部材は、前記光ディスクの半径方向の内周側と外周側との二箇所に配設され、
前記内周側と前記外周側との係止部材は、それぞれ異なる弾性率を有する緩衝材を備え、
前記駆動制御手段は、前記対物レンズのクリーニングの際に、前記内周側又は前記外周側の係止部材と前記光ピックアップとを衝突させた場合において、異なる周波数及び振幅の振動を発生させてもよい。
例えば、前記光ピックアップを介して前記光ディスクからの反射信号を測定する反射信号測定手段をさらに備え、
前記駆動制御手段は、
前反射信号測定手段が測定した反射信号の値が所定の閾値未満の場合に、前記対物レンズのクリーニングを行ってもよい。
例えば、前記駆動制御手段は、
ユーザの入力に応じて、又は、光ディスクの再生若しくは記録を行なう場合に前記対物レンズのクリーニングを行ってもよい。
本発明の第2の観点に係る対物レンズのクリーニング方法は、
対物レンズと歯部とを有する光ピックアップと、
当該歯部と係合するネジ溝を有するリードスクリューと、
前記リードスクリューを駆動させて当該光ピックアップを光ディスクの半径方向に駆動させるモータと、
前記モータによる前記光ピックアップの半径方向の駆動を制限する係止部材と、
を備える光ディスク装置が行う対物レンズのクリーニング方法であって、
前記モータを制御して前記係止部材と前記光ピックアップとが当接した状態で前記モータを駆動させることにより、前記歯部と前記ネジ溝とを歯飛びさせて、前記ピックアップを振動させることで前記対物レンズのクリーニングを行う、
ことを特徴とする。
本発明の第3の観点に係るプログラムは、
対物レンズと歯部とを有する光ピックアップと、
当該歯部と係合するネジ溝を有するリードスクリューと、
前記リードスクリューを駆動させて当該光ピックアップを光ディスクの半径方向に駆動させるモータと、
前記モータによる前記光ピックアップの半径方向の駆動を制限する係止部材と、
を備える光ディスク装置に含まれるコンピュータを、
前記モータを制御して前記係止部材と前記光ピックアップとが当接した状態で前記モータを駆動させることにより、前記歯部と前記ネジ溝とを歯飛びさせて、前記ピックアップを振動させることで前記対物レンズのクリーニングを行う駆動制御手段、
として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、光ディスク装置において効率良く対物レンズのクリーニングを行うことができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る光ディスク装置100について説明する。光ディスク装置100は、光ディスク媒体200に記録されているデータを読み込んで再生する。また、任意のデータを光ディスク媒体200に書き込んで記録する。光ディスク装置100は、ステッピングモータを使用して、光ピックアップの対物レンズを振動させて、そのクリーニングを行う。
光ディスク装置100は、図1に示すように、光ピックアップ10と、送り機構20と、RF回路30と、信号処理回路40と、レーザドライバ45と、デジタルサーボプロセッサ50(以下、DSP50)と、アクチュエータドライバ60と、ステッピングモータドライバ70と、スピンドルモータドライバ80と、スピンドルモータ85と、制御部90と、を備える。ただし、レーザ光を制御するためのAPC(Automatic Power Control)回路等は、簡略化のため省略されている。
光ピックアップ10は、対物レンズ11と、図示しない、光学系と、レーザダイオードと、フォトダイオードと、アクチュエータとを備える。
光ピックアップ10は、対物レンズ11を介してレーザ光を光ディスク媒体200に照射して、その反射信号を電気信号に変換し、RF回路30に供給する。また、光ピックアップ10は、図2に示すように、送り機構20により光ディスク媒体200の半径方向に駆動される。
対物レンズ11は、図2に示すように、レーザダイオードからのレーザ光を光ディスク媒体200の記録面に集光させ、その反射光をフォトダイオードに受光させる。また、対物レンズ11は、アクチュエータによってフォーカス方向とトラック方向とに駆動して、レーザ光の焦点位置を調整する。
送り機構20は、光ピックアップ10を所定の範囲で光ディスク媒体200の半径方向に駆動させる。
送り機構20は、図2に示すように、リードスクリュー21と、係止部材22,23と、ギア24と、ステッピングモータ25とを備える。
リードスクリュー21は、自由に回転できるように一端が支持されていて、他端にギアが形成されている。そして、その他端のギアは、ギア24と噛み合うようになっている。さらに、図3を参照して説明すると、リードスクリュー21の中間部には、螺旋状のネジ溝が形成され、光ピックアップ10には、リードスクリュー21のネジ溝に係合する歯部26が設けられている。
ステッピングモータ25は、光ピックアップ10を光ディスク媒体200の半径方向に移動させるためのモータであり、ステッピングモータドライバ70より供給されたパルス幅変調(PWM)信号に基づいて駆動する。
ギア24は、ステッピングモータ25の軸に固定されている。
リードスクリュー21の雄ネジと、光ピックアップ10の雌ネジとが噛み合って、ステッピングモータ25が回転すると、リードスクリュー21が回転して光ピックアップが光ディスク媒体200の内方向又は外方向に移動する。
係止部材22は、光ピックアップ10が内周側に移動するのを係止し、係止部材23は、光ピックアップ10が外周側に移動するのを係止する。その結果、光ピックアップ10は、係止部材22と係止部材23との間で、光ディスク媒体200の半径方向に駆動する。
係止部材22と光ピックアップ10とが接触している状態で、ステッピングモータ25に、光ピックアップ10を内周側に移動させるときのパルス幅変調信号を供給すると、リードスクリュー21のネジ溝と歯部26との歯飛びによる振動が発生する。
同様に、係止部材23と光ピックアップ10とが接触している状態で、ステッピングモータ25に、光ピックアップ10を外周側に移動させるときのパルス幅変調信号を供給すると、リードスクリュー21のネジ溝と歯部26との歯飛びによる振動が発生する。
なお、この歯飛びによる振動の周波数及び振幅は、パルス幅変調信号のパルス幅を変化させることによって、変化する。
RF回路30は、光ピックアップ10のフォトダイオードから供給された電気信号を処理し、FE(Focus Error)信号、TE(Tracking Error)信号、及びRF信号等を生成し、信号処理回路40及びDSP50に供給する。
信号処理回路40は、RF回路30より供給されたRF信号をデコードし、光ディスク媒体200に記録されているデジタル信号を制御部90に供給する。
また、信号処理回路40は、再生のときなどに、レーザダイオード制御信号をレーザドライバ45に供給し、一定の出力で光ピックアップ10のレーザダイオードにレーザ光を発振させる。記録の時には、レーザダイオード制御信号をレーザドライバ45に供給し、光ディスク媒体200にデータを書き込むために必要な出力でレーザダイオードにレーザ光を発振させる。
デジタルサーボプロセッサ50は、RF回路30より供給されたFE信号とTE信号とに位相補償を施し、光ピックアップ10から照射されるレーザ光の焦点位置を制御するアクチュエータ制御信号を生成し、アクチュエータドライバ60に供給する。そして、レーザの焦点を光ディスク媒体200の記録面上に維持し(フォーカシング)、光ディスク媒体200のトラックに追従させる(トラッキング)。つまり、DSP50は、フォーカシングとトラッキングに関するサーボ制御を行う。
また、DSP50は、RF回路30より供給されたTE信号に位相補償を施し、光ディスク媒体200のトラックにおけるレーザ光の焦点位置を制御するパルス幅変調信号を生成し、ステッピングモータドライバ60に供給する。
また、DSP50は、RF回路30より供給されたRF信号に含まれる同期信号を抽出し、抽出した同期信号と制御部90により定められた基準信号との位相差に応じたスピンドルモータ制御信号を生成し、スピンドルモータドライバ80に供給する。
レーザドライバ45は、光ピックアップ10のレーザダイオードを駆動させるために、信号処理回路40より供給されたレーザダイオード制御信号に応じた電力をレーザダイオードに供給する。
アクチュエータドライバ60は、光ピックアップ10のアクチュエータを駆動させるために、DSP50より供給されたアクチュエータ制御信号に応じた電力をアクチュエータに供給する。
ステッピングモータドライバ70は、ステッピングモータ25を駆動させるために、DSP50より供給されたパルス幅変調信号を増幅してステッピングモータ25に供給する。
スピンドルモータドライバ80は、スピンドルモータ85を駆動させるために、DSP50より供給されたスピンドルモータ制御信号に応じた電力をスピンドルモータ85に供給する。
スピンドルモータ85は、スピンドルモータドライバ80より供給された電力により駆動し、光ディスク媒体200を回転駆動させる。
制御部90は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等から構成され、光ディスク装置100全体を制御する。制御部90は、直接的には、信号処理回路40とDSP50とを制御する。
具体的には、制御部90は、信号処理回路40とDSP50とを制御して、光ディスク媒体200のデータを読み取って再生する。また、制御部90は、信号処理回路40とDSP50とを制御して光ディスク媒体200に任意のデータを書き込んで記録する。
また、制御部90は、光ディスク媒体200の再生を行う場合において、RF信号値が所定の閾値未満であるときに、光ピックアップ10が係止部材22又は係止部材23に接触している状態で、光ピックアップ10を内周側に移動させるときのパルス幅変調信号又は外周側に移動させるときのパルス幅変調信号をステッピングモータ25に供給して光ピックアップ10を係止部材22又は係止部材23に衝突させ、ステッピングモータ25に歯飛びを起こさせ、光ピックアップ10に振動を発生させて、対物レンズ11のクリーニングを行う。さらに、制御部90は、ステッピングモータ25に供給するパルス幅変調信号のパルス幅を変更して、光ピックアップ10の振動の周波数及び振幅を変化させて、様々な周波数及び振幅で対物レンズ11のクリーニングを行う。以下、この動作を対物レンズ11のクリーニングと呼ぶ。
以下、上記構成の光ディスク装置100の動作を説明する。
光ディスク装置100は、先ず、RF信号値を計測する。計測したRF信号値が所定の閾値以下であった場合は、光ディスク媒体200が低反射ディスクであるか、又は、対物レンズ11に埃が付着していることが原因として考えられる。そこで、光ディスク装置100は、RF信号値が所定の閾値以下であった場合には、対物レンズ11のクリーニングを行う。その後、光ディスク装置100は、再度、RF信号値を測定する。再度測定したRF信号値が所定の閾値以下であった場合には、光ディスク装置100は、光ディスク媒体200が低反射ディスクであると判別する。再度測定したRF信号値が所定の閾値以上であった場合は、光ディスク装置100は、光ディスク媒体200は通常の反射率を有するディスクであると判断する。
ここで、第1の実施形態に係る光ディスク装置100が行うディスク再生処理1を、図4のフローチャートを参照して詳細に説明する。
ユーザより光ディスク媒体200を再生する旨の指示を受けると、制御部90は、光ピックアップ10のレーザダイオードを点灯し、そのレーザ光によるRF信号値を計測する(ステップS101)。
制御部90は、ステップS101で計測したRF信号値が所定の閾値以上であるか否かを判別する(ステップS102)。
RF信号値が所定の閾値以上であると判別すると(S102;YES)、制御部90は、光ディスク媒体200は通常のディスクであると判別して、通常のレーザ出力で光ディスク媒体200の再生を行い(ステップS103)、処理を終了する。
RF信号値が所定の閾値未満であると判別すると(S102;NO)、制御部90は、対物レンズ11のクリーニングが実施済みか否かを判別する(ステップS104)。
対物レンズ11のクリーニングが実施済みと判別すると(S104;YES)、制御部90は、光ディスク媒体200は低反射ディスクであると判別し(ステップS105)、光ピックアップ10のレーザダイオードを制御して、レーザの出力を上げて、光ディスク媒体200の再生を行い(ステップS106)、処理を終了する。
対物レンズ11のクリーニングが未実施であると判別すると(S104;NO)、制御部90は、光ピックアップ10を最内周又は最外周に移動させる(ステップS107)。つまり、光ピックアップ10を、係止部材22又は係止部材23と接触する位置に移動させる。
次に、制御部90は、光ピックアップ10が最内周にある場合は、光ピックアップ10を内周側に移動させるときのパルス幅変調信号をステッピングモータ25に供給開始し、光ピックアップ10を係止部材22に衝突させ、ステッピングモータ25に歯飛びを起こさせ、光ピックアップ10に振動を発生させて、対物レンズ11のクリーニングを開始する(ステップS108)。
また、制御部90は、光ピックアップ10が最外周にある場合は、光ピックアップ10を外周側に移動させるときのパルス幅変調信号をステッピングモータ25に供給開始し、光ピックアップ10を係止部材23に衝突させ、対物レンズ11のクリーニングを開始する(ステップS108)。
制御部90は、ステッピングモータ25に供給するパルス幅変調信号のパルス幅を変更して、光ピックアップ10の振動の周波数及び振幅を変化させる(ステップS109)。
制御部90は、対物レンズ11のクリーニングを開始してから所定の時間が経過したか否かを判別する(ステップS110)。
対物レンズ11のクリーニングを開始してから所定の時間が経過していないと判別すると(S110;NO)、制御部90は、処理をステップS109に戻す。ステップS109とステップS110の処理を繰り返すことによって、所定の時間、振動の周波数及び振幅を変化させながら対物レンズ11のクリーニングを行うことができる。
対物レンズ11のクリーニングを開始してから所定の時間が経過したと判別すると(S110;YES)、制御部90は、パルス幅変調信号のステッピングモータ25への供給を停止し(ステップS111)、処理をステップS101に戻す。
このようにして、第1の実施形態に係る光ディスク装置100が行うディスク再生処理1によれば、ステッピングモータを使用して光ピックアップに振動させるので、効率的に対物レンズのクリーニングを行うことができる。また、ステッピングモータに供給するパルス幅変調信号のパルス幅を変更しながら、クリーニングを行うことによって、振動の周波数及び振幅を変化させながら、効率的に対物レンズのクリーニングを行うことができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る光ディスク装置100の送り機構20が有する係止部材22,23は、それぞれ、図5に示すように、光ピックアップ10が接触する箇所に緩衝材22a,23aを備えてもよい。
また、緩衝材22a,23aは、互いに異なる弾性率を有するようにしてもよい。このことによって、光ディスク装置100は、光ピックアップ10が最内周にあるときに対物レンズ11のクリーニングを行った場合と、最外周にあるときに対物レンズ11のクリーニングを行った場合とでは、異なる振動の周波数及び振幅で、対物レンズ11のクリーニングを行うことができる。
第2の実施形態に係る光ディスク装置100は、最内周で対物レンズ11のクリーニングを行った後に、最外周で対物レンズ11のクリーニングを行い、二つの異なる振動の周波数及び振幅で、対物レンズ11のクリーニングを行う。
第2の実施形態に係る光ディスク装置100が行うディスク再生処理2を、図6のフローチャートを参照して詳細に説明する。
ユーザより光ディスク媒体200を再生する旨の指示を受けると、制御部90は、光ピックアップ10のレーザダイオードを点灯し、そのレーザ光によるRF信号値を計測する(ステップS201)。
制御部90は、ステップS201で計測したRF信号値が所定の閾値以上であるか否かを判別する(ステップS202)。
RF信号値が所定の閾値以上であると判別すると(S202;YES)、制御部90は、光ディスク媒体200は通常のディスクであると判別して、通常のレーザ出力で光ディスク媒体200の再生を行い(ステップS203)、処理を終了する。
RF信号値が所定の閾値未満であると判別すると(S202;NO)、制御部90は、対物レンズ11のクリーニングが実施済みか否かを判別する(ステップS204)。
対物レンズ11のクリーニングが実施済みと判別すると(S204;YES)、制御部90は、光ディスク媒体200は低反射ディスクであると判別し(ステップS205)、光ピックアップ10のレーザダイオードを制御して、レーザの出力を上げて、光ディスク媒体200の再生を行い(ステップS206)、処理を終了する。
対物レンズ11のクリーニングが未実施であると判別すると(S204;NO)、制御部90は、光ピックアップ10を最内周に移動させる(ステップS207)。つまり、光ピックアップ10を、係止部材22と接触する位置に移動させる。
次に、制御部90は、光ピックアップ10を内周側に移動させるときのパルス幅変調信号をステッピングモータ25に供給開始し、光ピックアップ10を係止部材22に衝突させ、ステッピングモータ25に歯飛びを起こさせ、光ピックアップ10に振動を発生させて、対物レンズ11のクリーニングを開始する(ステップS208)。
制御部90は、対物レンズ11の最内周におけるクリーニングを開始してから所定の時間が経過したか否かを判別する(ステップS209)。
対物レンズ11の最内周におけるクリーニングを開始してから所定の時間が経過していないと判別すると(S209;NO)、制御部90は、処理をステップS209に戻す。
対物レンズ11の最内周におけるクリーニングを開始してから所定の時間が経過したと判別すると(S209;YES)、制御部90は、パルス幅変調信号のステッピングモータ25への供給を停止し(ステップS210)、光ピックアップ10を最外周に移動させる(ステップS211)。つまり、光ピックアップ10を、係止部材23と接触する位置に移動させる。
次に、制御部90は、光ピックアップ10を外周側に移動させるときのパルス幅変調信号をステッピングモータ25に供給開始し、光ピックアップ10を係止部材23に衝突させ、対物レンズ11のクリーニングを開始する(ステップS212)。
制御部90は、対物レンズ11の最外周におけるクリーニングを開始してから所定の時間が経過したか否かを判別する(ステップS213)。
対物レンズ11の最外周におけるクリーニングを開始してから所定の時間が経過していないと判別すると(S213;NO)、制御部90は、処理をステップS213に戻す。
対物レンズ11の最外周におけるクリーニングを開始してから所定の時間が経過したと判別すると(S213;YES)、制御部90は、パルス幅変調信号のステッピングモータ25への供給を停止し(ステップS214)、処理をステップS201に戻す。
このようにして、第2の実施形態に係る光ディスク装置100が行うディスク再生処理2によれば、弾性率の異なる二つの緩衝材を使用して、異なる周波数及び振幅の振動を発生させることによって、効率的に対物レンズのクリーニングを行うことができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、種々の応用及び変形が可能である。
上記実施形態においては、光ディスク装置100は、光ディスク媒体200の再生を行う場合に、対物レンズのクリーニングを行ったが、光ディスク媒体200への書き込み(記録)を行う場合にクリーニングを行ってもよいし、ユーザの指示に応じてクリーニングを行ってもよい。
上記実施形態においては、光ピックアップを光ディスクの半径方向に駆動させる手段として、ステッピングモータを適用したが、それに限定されるものではなく、リニアモータや他のモータを適用してもよい。
また、その他、具体的な細部構成等についても適宜変更可能である。
本発明の第1及び第2の実施形態に係る光ディスク装置の構成図である。 第1の実施形態に係る送り機構の構成図である。 本発明の第1及び第2の実施形態に係る送り機構の構成図である。 第1の実施形態におけるディスク再生処理1を説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態に係る送り機構の構成図である。 第2の実施形態におけるディスク再生処理2を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 光ピックアップ
11 対物レンズ
20 送り機構
21 リードスクリュー
22 係止部材
22a 緩衝材
23 係止部材
23a 緩衝材
24 ギア
25 ステッピングモータ
26 歯部
30 RF回路
40 信号処理回路
50 デジタルサーボプロセッサ
60 アクチュエータドライバ
70 ステッピングモータドライバ
80 スピンドルモータドライバ
85 スピンドルモータ
90 制御部
100 光ディスク装置
200 光ディスク媒体

Claims (8)

  1. 対物レンズと歯部とを有する光ピックアップと、
    当該歯部と係合するネジ溝を有するリードスクリューと、
    前記リードスクリューを駆動させて当該光ピックアップを光ディスクの半径方向に駆動させるモータと、を備える光ディスク装置であって、
    前記モータによる前記光ピックアップの半径方向の駆動を制限する係止部材と、
    前記モータを制御して前記係止部材と前記光ピックアップとが当接した状態で前記モータを駆動させることにより、前記歯部と前記ネジ溝とを歯飛びさせて、前記ピックアップを振動させることで前記対物レンズのクリーニングを行う駆動制御手段と、を備える、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記モータは、ステッピングモータであって、
    前記駆動制御手段は、
    前記ステッピングモータにパルス幅変調信号を供給することによって、前記光ピックアップを駆動させ、
    前記ステッピングモータに供給するパルス幅変調信号のパルス幅を変化させることによって、前記対物レンズのクリーニングの際の振動の周波数及び振幅を変化させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 前記係止部材は、前記光ピックアップと接触する部分に緩衝材を備える、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光ディスク装置。
  4. 前記係止部材は、前記光ディスクの半径方向の内周側と外周側との二箇所に配設され、
    前記内周側と前記外周側との係止部材は、それぞれ異なる弾性率を有する緩衝材を備え、
    前記駆動制御手段は、前記対物レンズのクリーニングの際に、前記内周側又は前記外周側の係止部材と前記光ピックアップとを衝突させた場合において、異なる周波数及び振幅の振動を発生させる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の光ディスク装置。
  5. 前記光ピックアップを介して前記光ディスクからの反射信号を測定する反射信号測定手段をさらに備え、
    前記駆動制御手段は、
    前反射信号測定手段が測定した反射信号の値が所定の閾値未満の場合に、前記対物レンズのクリーニングを行う、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の光ディスク装置。
  6. 前記駆動制御手段は、
    ユーザの入力に応じて、又は、光ディスクの再生若しくは記録を行なう場合に前記対物レンズのクリーニングを行う、
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の光ディスク装置。
  7. 対物レンズと歯部とを有する光ピックアップと、
    当該歯部と係合するネジ溝を有するリードスクリューと、
    前記リードスクリューを駆動させて当該光ピックアップを光ディスクの半径方向に駆動させるモータと、
    前記モータによる前記光ピックアップの半径方向の駆動を制限する係止部材と、
    を備える光ディスク装置が行う対物レンズのクリーニング方法であって、
    前記モータを制御して前記係止部材と前記光ピックアップとが当接した状態で前記モータを駆動させることにより、前記歯部と前記ネジ溝とを歯飛びさせて、前記ピックアップを振動させることで前記対物レンズのクリーニングを行う、
    ことを特徴とする対物レンズのクリーニング方法。
  8. 対物レンズと歯部とを有する光ピックアップと、
    当該歯部と係合するネジ溝を有するリードスクリューと、
    前記リードスクリューを駆動させて当該光ピックアップを光ディスクの半径方向に駆動させるモータと、
    前記モータによる前記光ピックアップの半径方向の駆動を制限する係止部材と、
    を備える光ディスク装置に含まれるコンピュータを、
    前記モータを制御して前記係止部材と前記光ピックアップとが当接した状態で前記モータを駆動させることにより、前記歯部と前記ネジ溝とを歯飛びさせて、前記ピックアップを振動させることで前記対物レンズのクリーニングを行う駆動制御手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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