JP2009176327A - 情報処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】無停電電源装置と複数のサーバとが互いに直接通信できるとともに、停電時にはすべてのサーバを自動的にシャットダウンとその確認を行い、安全に給電停止可能な情報処理システムを提供することを目的とする。
【解決手段】ネットワーク・インタフェース部が設けられた無停電電源装置から電源を供給されるとともに、ネットワークで接続された複数のサーバを備え、複数のサーバには、無停電電源装置を監視する監視プロセスが設けられており、監視プロセスのそれぞれが無停電電源装置につながる商用電源の停電を所定の時間経過して検出したとき、複数のサーバのそれぞれがバッチ処理後にシャットダウンするものである。
【選択図】図1
【解決手段】ネットワーク・インタフェース部が設けられた無停電電源装置から電源を供給されるとともに、ネットワークで接続された複数のサーバを備え、複数のサーバには、無停電電源装置を監視する監視プロセスが設けられており、監視プロセスのそれぞれが無停電電源装置につながる商用電源の停電を所定の時間経過して検出したとき、複数のサーバのそれぞれがバッチ処理後にシャットダウンするものである。
【選択図】図1
Description
この発明は、無停電電源装置から電源を供給されるとともに、ネットワークで接続された複数のサーバの情報処理システムに関するものであり、特に停電に対して保護された情報処理システムに係るものである。
情報処理システムは、諸プログラムを実行し、ユーザに様々な機能を提供する。しかしながら停電などが発生すると、プログラムの破壊やハードウェアの故障発生の可能性があり、このような停電事故に対応して無停電電源装置を設置して保護を行っている。
この保護システムとして小規模なものでは1台の無停電電源装置(UPS)が1台のサーバをバックアップし、それらの間はRS232Cレベルの信号で接続して運転状態の情報の授受を行っている。サーバに設けられた無停電電源装置の監視プロセスは、無停電電源装置の運転状態を常時監視し、商用電源の停電が一定期間継続すると、サーバをシャットダウンする技術が示されている(例えば特許文献1参照)。
また、1台の無停電電源装置がクライアントサーバシステムなどの数台の情報処理装置をバックアップする中規模なシステムでは、サーバと無停電電源装置とは専用の通信線を用いて1対1で接続され、RS232Cレベルの信号で通信されている。
この保護システムとして小規模なものでは1台の無停電電源装置(UPS)が1台のサーバをバックアップし、それらの間はRS232Cレベルの信号で接続して運転状態の情報の授受を行っている。サーバに設けられた無停電電源装置の監視プロセスは、無停電電源装置の運転状態を常時監視し、商用電源の停電が一定期間継続すると、サーバをシャットダウンする技術が示されている(例えば特許文献1参照)。
また、1台の無停電電源装置がクライアントサーバシステムなどの数台の情報処理装置をバックアップする中規模なシステムでは、サーバと無停電電源装置とは専用の通信線を用いて1対1で接続され、RS232Cレベルの信号で通信されている。
特許文献1に示された従来の小規模システムや、前記中規模システムでは、システム毎に小型無停電電源装置を分散して設置されているが、近年のサーバシステムは大容量化、大規模化し、サーバシステムが専用のサーバ室に集中設置される傾向が多くなってきた。それに伴い1台の大型無停電電源装置でもって多くの台数のサーバを集中してバックアップするシステムが増加している。このような大規模なシステムでは、サーバ室と無停電電源室とが遠く離れている場合が多く、RS232Cレベルの信号を用いる前記従来技術に開示されているものでは対応できないという問題点がある。また、サーバが何らかの原因で停止していると、これにつながるクライアント・コンピュータをシャットダウンできないという問題や、サーバシャットダウン後の給電停止処理において、無停電電源装置は直接通信しているサーバのシャットダウン状態は監視できるが、クライアント・コンピュータの状態は監視できないため、安全な状態での給電停止処理が行えないという課題もあった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、無停電電源装置と複数のサーバとが互いに直接通信できるとともに、停電時にはすべてのサーバを自動的にシャットダウンとその確認を行い、安全に給電停止可能な情報処理システムを提供することを目的とする。
この発明に係る情報処理システムは、ネットワーク・インタフェース部が設けられた無停電電源装置から電源を供給されるとともに、ネットワークで接続された複数のサーバを備え、ネットワーク・インタフェース部には、複数のサーバのIPアドレスを登録/削除するエントリテーブルが設けられており、複数のサーバには無停電電源装置を監視する監視プロセスが設けられており、ネットワーク・インタフェース部が無停電電源装置につながる商用電源の停電を検知すると、エントリテーブルに登録されているすべての複数のサーバに停電発生情報を通知するとともに、監視プロセスは停電を検出すると、所定の間隔より短縮した周期のポーリングコマンドをネットワーク・インタフェース部に送信し、復電待ち時間内に復電を検出すると所定の間隔の周期のポーリングコマンドに戻して送信するものである。
またさらに、ネットワーク・インタフェース部は、複数のサーバの台数を管理し、監視プロセス内のソフトウェアモジュール数が契約数を越える場合に、監視プロセスの起動を行わないものである。
この発明によると、停電発生情報を複数のサーバに自動送信でき、また、ポーリングコマンドの所定の間隔の周期、即ち通常時の周期を長く設定できるため、ネットワーク情報量の軽減を図ることができる。また、システム導入時、運用中のサーバの増設または移設時のインストール作業が省力化できる。
またさらに、ネットワーク・インタフェース部は、複数のサーバの台数を管理し、監視プロセス内のソフトウェアモジュール数が契約数を越える場合に、監視プロセスの起動を行わないものであるので、契約外のソフトウェアの使用を防止でき、システム運用中のソフトウェアの新規追加が生じても簡単に対応できるという優れた効果を奏する。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1はこの実施の形態1による情報処理システムを示す構成図である。図において、無停電電源装置(UPS)1は、n台のサーバ2a〜2n(SV1〜SVn)に電源線5を介して電源を供給する。この無停電電源装置1には、ネットワーク・インタフェース部11が設けられておりTCP/IPを実装したLANカードを備え、前記サーバ2a〜2nとネットワーク6を介して接続されている。前記それぞれのサーバ2a〜2nには無停電電源装置1を監視する監視プロセス21が設けられている。また各サーバ2a〜2nには図示省略したクライアント・コンピュータ等が接続されている。なお、無停電電源装置1は商用電源4から給電されている。
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1はこの実施の形態1による情報処理システムを示す構成図である。図において、無停電電源装置(UPS)1は、n台のサーバ2a〜2n(SV1〜SVn)に電源線5を介して電源を供給する。この無停電電源装置1には、ネットワーク・インタフェース部11が設けられておりTCP/IPを実装したLANカードを備え、前記サーバ2a〜2nとネットワーク6を介して接続されている。前記それぞれのサーバ2a〜2nには無停電電源装置1を監視する監視プロセス21が設けられている。また各サーバ2a〜2nには図示省略したクライアント・コンピュータ等が接続されている。なお、無停電電源装置1は商用電源4から給電されている。
次に図2に示すフローチャートに従って動作を説明する。S10において、それぞれのサーバ2a〜2nに設けられた、無停電電源装置(以下、UPSと略す)1の監視プロセス21は、所定の周期で前記UPS1にポーリングコマンドを送信する。S20でUPS1のネットワーク・インタフェース部(LANカード)11はコマンドを受信し、S22でUPS1の運転状態情報を送信し、S11でその情報を各監視プロセス21は受信する。ここで前記ポーリング間隔は常時5秒とする。
商用電源4に停電が発生した場合、UPS1はバッテリ運転に切り替えられて各サーバ2a〜2nに給電する。S30でUPS1が商用電源4の停電を検知し、その情報を各監視プロセス21に送信し、前記S11で停電情報を受信する。S12、S13で復電待ち時間(T1)以上経過すると、UPS1に設けられたバッテリからの給電で動作のサーバ2a〜2nはS14のバッチ処理に移行する。復電待ち時間(T1)はすべてのサーバ2a〜2nにおいて同じ値を設定する。これは復電するタイミングによって、シャットダウンするサーバと、しないサーバの混在を避けるためである。
商用電源4に停電が発生した場合、UPS1はバッテリ運転に切り替えられて各サーバ2a〜2nに給電する。S30でUPS1が商用電源4の停電を検知し、その情報を各監視プロセス21に送信し、前記S11で停電情報を受信する。S12、S13で復電待ち時間(T1)以上経過すると、UPS1に設けられたバッテリからの給電で動作のサーバ2a〜2nはS14のバッチ処理に移行する。復電待ち時間(T1)はすべてのサーバ2a〜2nにおいて同じ値を設定する。これは復電するタイミングによって、シャットダウンするサーバと、しないサーバの混在を避けるためである。
S14のバッチ処理は商用電源4が復電しても継続される。このS14のバッチ処理としては、データベースなどのアプリケーション終了処理や、クライアントコンピュータのシャットダウン処理を組み込む。次にS16でOSシャットダウンが実行され、各サーバ2a〜2nは停止状態となる。
以上のようにこの実施の形態1では、各サーバ2a〜2nにUPS1の監視プロセス21を設け、UPS1と直接通信してその運転状態を確認するようにしたので、各サーバは他のサーバの動作状況に影響を受けることなく独自にシャットダウンをすることができる。なお、図1に示したネットワーク6としては、既存のネットワーク環境を利用可能であり、新たな通信ケーブルを敷設する必要はない。
以上のようにこの実施の形態1では、各サーバ2a〜2nにUPS1の監視プロセス21を設け、UPS1と直接通信してその運転状態を確認するようにしたので、各サーバは他のサーバの動作状況に影響を受けることなく独自にシャットダウンをすることができる。なお、図1に示したネットワーク6としては、既存のネットワーク環境を利用可能であり、新たな通信ケーブルを敷設する必要はない。
実施の形態2.
実施の形態2を図に基づいて説明する。この実施の形態2は前述した実施の形態1の図1に示すシステム構成図のUPS1に設けられたネットワーク・インタフェース部11内にエントリテーブル111を設けたものである。このエントリテーブル111はすべてのサーバ2a〜2nのIPアドレスを登録したものである。
そしてまた、前述した図2のフローチャートに、新たにサーバエントリを登録/削除するステップ21と、エントリテーブル111に登録されているすべてのサーバに停電発生情報を自動送信するステップ31を追加して設けた。この実施の形態2のフローチャートを図3に示す。
図4は図3に示したサーバエントリの登録/削除するステップ21の詳細を示す。図5は各サーバ2a〜2nからUPS1に送信されるコマンドのTCP/IPパケットとエントリテーブル111の概略構造を示す。
実施の形態2を図に基づいて説明する。この実施の形態2は前述した実施の形態1の図1に示すシステム構成図のUPS1に設けられたネットワーク・インタフェース部11内にエントリテーブル111を設けたものである。このエントリテーブル111はすべてのサーバ2a〜2nのIPアドレスを登録したものである。
そしてまた、前述した図2のフローチャートに、新たにサーバエントリを登録/削除するステップ21と、エントリテーブル111に登録されているすべてのサーバに停電発生情報を自動送信するステップ31を追加して設けた。この実施の形態2のフローチャートを図3に示す。
図4は図3に示したサーバエントリの登録/削除するステップ21の詳細を示す。図5は各サーバ2a〜2nからUPS1に送信されるコマンドのTCP/IPパケットとエントリテーブル111の概略構造を示す。
次に動作を図4、図5に基づいて説明する。なお、説明省略したステップは前述の実施の形態1と同じである。図4のS20にてインタフェース・ネットワーク部11は、各サーバ2a〜2nから送信されるポーリングコマンドを受信すると、図5に示すIPヘッダ部の送信元IPアドレスと同じIPアドレスが、S212にてエントリテーブル111に登録されていない場合には、S213にて送信元IPアドレスをエントリテーブル111に登録する。なおここではポーリング間隔は1分とする。
次に、S215のタイマー管理ジョブは、エントリ毎に積算カウンタを設けてポーリングコマンドの受信状態を監視し、所定時間(この場合、1分間)ポーリングコマンドを受信しない場合には、S216にてタイムオーバ処理として該当するサーバのIPアドレスをエントリテーブル111から削除する。なお、通常時サーバからポーリングコマンドを受信すると(S20)、ステップ214でタイマをリセットし、前記積算カウンタをゼロにする。
次に、S215のタイマー管理ジョブは、エントリ毎に積算カウンタを設けてポーリングコマンドの受信状態を監視し、所定時間(この場合、1分間)ポーリングコマンドを受信しない場合には、S216にてタイムオーバ処理として該当するサーバのIPアドレスをエントリテーブル111から削除する。なお、通常時サーバからポーリングコマンドを受信すると(S20)、ステップ214でタイマをリセットし、前記積算カウンタをゼロにする。
次に図3において、ネットワーク・インタフェース部11がS30で停電を検知すると、S31でエントリテーブル111に登録されているすべてのサーバに停電発生情報を自動送信する。
各サーバ2a〜2nの監視プロセス21がS11にて前記停電発生情報を受信して、S12で停電を検出すると、その期間のみポーリングコマンドを送信(S10)する周期を所定のものより短縮する。ここでは所定のポーリング間隔1分を5秒に短縮する。復電待ち時間T1以内に復電した場合には、ポーリング間隔を所定の1分に戻す。図3に示す他のステップは前記実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
各サーバ2a〜2nの監視プロセス21がS11にて前記停電発生情報を受信して、S12で停電を検出すると、その期間のみポーリングコマンドを送信(S10)する周期を所定のものより短縮する。ここでは所定のポーリング間隔1分を5秒に短縮する。復電待ち時間T1以内に復電した場合には、ポーリング間隔を所定の1分に戻す。図3に示す他のステップは前記実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
このように、実施の形態2では、図3のフローチャートに示したS21に、サーバエントリの登録/削除ステップを設け、エントリテーブルを自動的に更新するようにしたので、停電発生情報をサーバに自動送信できるようになり、ポーリング間隔が実施の形態1では5秒であったものを1分間と延ばすことができるので、ネットワーク情報量の軽減を図ることができる。
また、サーバ起動時は、図4に示したS213により自動的にエントリが登録され、サーバ停止時にはS215とS216により自動的にエントリが削除されるので、この実施の形態2のシステムの導入時およびシステム運用中のサーバの増設または移設時のインストール作業が省力化できる。
また、サーバ起動時は、図4に示したS213により自動的にエントリが登録され、サーバ停止時にはS215とS216により自動的にエントリが削除されるので、この実施の形態2のシステムの導入時およびシステム運用中のサーバの増設または移設時のインストール作業が省力化できる。
実施の形態3.
実施の形態3を図6〜図8に基づいて説明する。この実施の形態3は前述した実施の形態2のフローチャート図3に図6に示すS50を追加したものである。S50はすべてのサーバのシャットダウン後にUPS1からの給電を停止する処理である。そしてまた、図7は前記図6に示すサーバエントリの登録/削除するステップ21の詳細を示すものであり、前記実施の形態2のフローにコマンドの種類を判断するステップ211を設けたものである。図8は停電から給電停止までの商用電源4、各サーバ2a〜2nの動作例を示すタイムチャートである。
実施の形態3を図6〜図8に基づいて説明する。この実施の形態3は前述した実施の形態2のフローチャート図3に図6に示すS50を追加したものである。S50はすべてのサーバのシャットダウン後にUPS1からの給電を停止する処理である。そしてまた、図7は前記図6に示すサーバエントリの登録/削除するステップ21の詳細を示すものであり、前記実施の形態2のフローにコマンドの種類を判断するステップ211を設けたものである。図8は停電から給電停止までの商用電源4、各サーバ2a〜2nの動作例を示すタイムチャートである。
次に、図6、図7に基づいて動作を説明する。なお、フローチャート図に記載の各ステップの説明を省略したものは、前述の実施の形態1、2と同じである。図6に示すS14ですべてのサーバ2a〜2nがバッチ処理を完了すると、S15でUPS1にエントリ削除要求コマンドを送信する。ネットワーク・インタフェース部11は送信コマンドが図7のS211に示すようにエントリ削除要求コマンドと判断すると、S216にてエントリテーブル111から送信元のサーバのIPアドレスを削除する。そして図6のS50内に示すS32のサーバシャットダウン後の給電停止設定が有効の場合、すべてのサーバ2a〜2nからエントリ削除要求コマンドを受信して、S33にてエントリテーブル111が空になったことを確認すると、S34の給電停止待ち時間(T2)を経過後、S35で給電停止指令をUPS1本体に送信し、UPS1はS41にてバッテリによる給電を停止する。なお前記給電停止待ち時間(T2)は次の条件を満たす時間とする。すなわち、給電停止待ち時間(T2)>最も長いサーバのOSシャットダウン時間。
次に図8によって動作を説明する。前述の図6のS13、S14に示すように、商用電源4の停電が復電待ち時間(T1)以上継続すると、各サーバ2a〜2nは一斉にバッチ処理を開始する。ここではサーバ2nのバッチ処理(S14)が終了するとエントリテーブルが空になり給電待ち時間(T2)後に給電停止する(S41)。T2はサーバ2nのOSシャットダウン時間以上の値が設定される。
このようにこの実施の形態3では、図6のS15に示したようにエントリ削除要求コマンドを送信するステップを設け、OSがシャットダウンを開始する直前にエントリテーブルからエントリを削除するようにしたので、UPS1内のネットワーク・インタフェース部11はエントリテーブルの状態を監視するだけで、各サーバ2a〜2nのシャットダウン状態を確認でき、安全な状態での給電停止をすることができる。
さらに何らかの原因でバッチ処理中にプログラムがハングアップした場合、該当するサーバのエントリは削除されないため、給電は継続されてフェイルセーフ側に動作し、より安全性の高い情報処理システムを得ることができる。
このようにこの実施の形態3では、図6のS15に示したようにエントリ削除要求コマンドを送信するステップを設け、OSがシャットダウンを開始する直前にエントリテーブルからエントリを削除するようにしたので、UPS1内のネットワーク・インタフェース部11はエントリテーブルの状態を監視するだけで、各サーバ2a〜2nのシャットダウン状態を確認でき、安全な状態での給電停止をすることができる。
さらに何らかの原因でバッチ処理中にプログラムがハングアップした場合、該当するサーバのエントリは削除されないため、給電は継続されてフェイルセーフ側に動作し、より安全性の高い情報処理システムを得ることができる。
実施の形態4.
実施の形態4を図に基づいて説明する。この実施の形態4は前述した実施の形態3において、商用電源4が停電中にサーバがシャットダウンし、UPS1が給電停止状態で商用電源4が復電した時のUPS1の自動給電を行うステップを追加したものであり、そのフローを図9に示す。この実施の形態4におけるUPS1には、自動給電の有効/無効の設定手段と、バッテリ充電状態の確認の有効/無効の設定手段とが設けられている。図9に示すS60で自動給電の設定が無効の場合は、給電をせず処理を終了する。次に前記S60で自動給電の設定が有効のとき、S61でバッテリ充電状態確認の設定を確認し、無効の場合にはS63で直ちに給電を開始し、一方S61で有効の場合には、S62、S63に示すように、バッテリの充電状態が満充電になるまで待って給電を開始する。
実施の形態4を図に基づいて説明する。この実施の形態4は前述した実施の形態3において、商用電源4が停電中にサーバがシャットダウンし、UPS1が給電停止状態で商用電源4が復電した時のUPS1の自動給電を行うステップを追加したものであり、そのフローを図9に示す。この実施の形態4におけるUPS1には、自動給電の有効/無効の設定手段と、バッテリ充電状態の確認の有効/無効の設定手段とが設けられている。図9に示すS60で自動給電の設定が無効の場合は、給電をせず処理を終了する。次に前記S60で自動給電の設定が有効のとき、S61でバッテリ充電状態確認の設定を確認し、無効の場合にはS63で直ちに給電を開始し、一方S61で有効の場合には、S62、S63に示すように、バッテリの充電状態が満充電になるまで待って給電を開始する。
このようにこの実施の形態4では、図9に示したようにS60の自動給電設定のステップを設けているので、システムの運用方法に応じた順応性ある無停電電源装置を備えた情報処理システムを得ることができる。その例として、無人で自動運用されるシステムでは、自動給電の有効/無効の設定手段の設定を有効とし、システム管理者が駐在しマニュアルによる運用方案が決められたシステムでは、設定を無効とすることで、様々なシステムに対応できる。さらに、バッテリ充電状態の確認処理(S62)を設けているので、バッテリが満充電になった状態で給電を開始することができるため、充電途中に再度停電が発生してサーバのシャットダウンが完了する前にバッテリ容量が空になる不具合をなくすことができ、信頼性を高めたシステムを得ることができる。
実施の形態5.
実施の形態5を図に基づいて説明する。図10は前述した実施の形態1のUPS1の監視プロセス21の起動スクリプトの動作を示すものである。監視プロセス21のモジュールと前記起動スクリプトは同一のソフトウェア・パッケージに保存され、専用のインストールソフトでサーバ2a〜2nに展開される。さらに、UPS1のネットワーク・インタフェース部11には、ソフトウェア契約数に相当するIDコードが設けられている。前記IDコードはネットワーク・インタフェース部11のLANカードのMACアドレス別に暗号化された独自のコードである。
実施の形態5を図に基づいて説明する。図10は前述した実施の形態1のUPS1の監視プロセス21の起動スクリプトの動作を示すものである。監視プロセス21のモジュールと前記起動スクリプトは同一のソフトウェア・パッケージに保存され、専用のインストールソフトでサーバ2a〜2nに展開される。さらに、UPS1のネットワーク・インタフェース部11には、ソフトウェア契約数に相当するIDコードが設けられている。前記IDコードはネットワーク・インタフェース部11のLANカードのMACアドレス別に暗号化された独自のコードである。
次に動作について説明する。サーバ2a〜2nのUPS管理プロセス起動スクリプトは、サーバ2a〜2nの再起動時に実行される。前記UPS管理プロセス起動スクリプトが実行されると、S70でUPS1のネットワーク・インタフェース部11に起動許可の要求を送信する。UPS1のネットワーク・インタフェース部11は、S80〜S84に示すようにソフトウェア契約数と現在のサーバエントリ数とを比較して、サーバエントリ数の方が少ない場合には起動許可を、サーバエントリ数が多い場合には起動拒否を送信する。S71〜S74に示すようにサーバ2a〜2nの前記UPS管理プロセス起動スクリプトがネットワーク・インタフェース部11から応答を受信し、結果が許可の場合は監視プロセス21を起動し、拒否の場合には警告メッセージを表示して処理を終了する。
このようにこの実施の形態5では、図10のS81に示すようにソフトウェア契約数と、現在のサーバエントリ数とを比較するので、ネットワーク・インタフェース部が一括してサーバ2a〜2nのソフトウェアライセンスの使用状況を確認することができるので、契約外のソフトウェアの使用を防止可能となる。またシステム運用中にソフトウェア契約の新規追加の必要が生じた場合でも、新しいIDコードをネットワーク・インタフェース部11に設定するだけで簡単に対応できる。
1 無停電電源装置、2a〜2n サーバ、4 商用電源、6 ネットワーク、
11 ネットワーク・インタフェース部、21 監視プロセス、
111 エントリテーブル。
11 ネットワーク・インタフェース部、21 監視プロセス、
111 エントリテーブル。
Claims (2)
- ネットワーク・インタフェース部が設けられた無停電電源装置から電源を供給されるとともに、ネットワークで接続された複数のサーバを備えた情報処理システムであって、前記ネットワーク・インタフェース部には、前記複数のサーバのIPアドレスを登録/削除するエントリテーブルが設けられており、前記複数のサーバには前記無停電電源装置を監視する監視プロセスが設けられており、前記ネットワーク・インタフェース部が前記無停電電源装置につながる商用電源の停電を検知すると、前記エントリテーブルに登録されているすべての前記複数のサーバに停電発生情報を通知するとともに、前記監視プロセスは停電を検出すると、所定の間隔より短縮した周期のポーリングコマンドを前記ネットワーク・インタフェース部に送信し、復電待ち時間内に復電を検出すると所定の間隔の周期のポーリングコマンドに戻して送信することを特徴とする情報処理システム。
- ネットワーク・インタフェース部が設けられた無停電電源装置から電源を供給されるとともに、ネットワークで接続された複数のサーバを備えた情報管理システムであって、前記複数のサーバには、前記無停電電源装置を監視する監視プロセスが設けられているとともに、前記ネットワーク・インタフェース部は、前記複数のサーバの台数を管理し、前記監視プロセス内のソフトウェアモジュール数が契約数を越える場合に、前記監視プロセスの起動を行わないことを特徴とする情報処理システム。
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