JP2009175428A - レーザプロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】画素の表示周期を複数の区間に分割するとともに、画素を複数の領域に分割することにより階調表現を行うレーザプロジェクタにおいて、各画素内の輝度の均一化を図り、画質を向上させる。
【解決手段】レーザプロジェクタ100において、記憶手段は所定数の階調の各々の輝度値と、当該輝度値を表現するために組み合わせられた、個々の区分階調の強度に対応する区分信号とを対応づけて記憶し、決定手段は、記憶手段を参照して、画像を構成する各画素の輝度値に対応する個々の区分階調の区分信号を決定し、信号出力手段は、各画素の表示期間をn個の区間に分割し、当該区間の各々において、決定手段により決定された個々の区分階調の区分信号の各々を、強度が昇順又は降順に配列される順序以外の所定の順序で光源に対して順次出力する。
【選択図】図1
【解決手段】レーザプロジェクタ100において、記憶手段は所定数の階調の各々の輝度値と、当該輝度値を表現するために組み合わせられた、個々の区分階調の強度に対応する区分信号とを対応づけて記憶し、決定手段は、記憶手段を参照して、画像を構成する各画素の輝度値に対応する個々の区分階調の区分信号を決定し、信号出力手段は、各画素の表示期間をn個の区間に分割し、当該区間の各々において、決定手段により決定された個々の区分階調の区分信号の各々を、強度が昇順又は降順に配列される順序以外の所定の順序で光源に対して順次出力する。
【選択図】図1
Description
本発明は、レーザ光源からの光の強度によって階調表示を行うレーザプロジェクタに関する。
従来、画像表示装置としてレーザを光源とするプロジェクタが開発されており、かかるプロジェクタとして、表示階調に応じた電流をレーザ媒体に加算して光の強度を制御することで、階調表示を行うものが知られている。ところが、レーザの電流−光出力特性は非線形であるため、電流に対応する正確な輝度を表示できず、輝度にばらつきが生じて、精度の良い階調表示を行うことができないという問題があった。
そこで、例えば、特許文献1には、同じく画像表示装置である液晶表示装置として、画像の1表示周期を、時間幅が全て等しい8個の区間に等分割して、区間k(0≦k≦7)での光源の輝度を1/2kに比例して増幅又は減衰させるようにし、各区間において液晶パネル等の二次元光変調手段をOFF又はONとさせることにより線形な256階調表示を実現する高階調度表示技術が開示されている。
特開2001−175216号公報
また、上述のような画素の表示周期の時分割に加え、更に、画素の1表示領域を複数の領域に分割し、分割した領域の各々にレーザ光を照射するレーザプロジェクタが知られている。ところが、時分割及び領域分割を行うこのようなレーザプロジェクタでは、通常、各画素において、左端の領域に最高輝度のレーザ光を照射し、右側にかけて順に低い輝度のレーザ光を照射していくため、画素全体として、左側の輝度が高く、右側の輝度が低いグラディエーションの表示となってしまい、画素内の輝度が均一でなく、画質が低下するという問題があった。
本発明の課題は、一画素の表示期間を複数の区間に分割するとともに、画素を複数の領域に分割することにより階調表現を行うレーザプロジェクタにおいて、各画素内の輝度の均一化を図り、画質を向上させることである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、個々に最大輝度が設定されたn個(nは2以上の整数)の区分階調の組み合わせにより、所定数の階調の画像を表示するレーザプロジェクタにおいて、
前記所定数の階調の各々の輝度値と、当該輝度値を表現するために組み合わせられた、個々の区分階調の強度に対応する区分信号とを対応づけて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段を参照して、画像を構成する各画素の輝度値に対応する個々の区分階調の区分信号を決定する決定手段と、
各画素の表示期間を前記n個の区間に分割し、当該区間の各々において、前記決定手段により決定された個々の区分階調の区分信号の各々を、強度が昇順又は降順に配列される順序以外の所定の順序で、光源に対して順次出力する信号出力手段と、
を備えることを特徴とする。
前記所定数の階調の各々の輝度値と、当該輝度値を表現するために組み合わせられた、個々の区分階調の強度に対応する区分信号とを対応づけて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段を参照して、画像を構成する各画素の輝度値に対応する個々の区分階調の区分信号を決定する決定手段と、
各画素の表示期間を前記n個の区間に分割し、当該区間の各々において、前記決定手段により決定された個々の区分階調の区分信号の各々を、強度が昇順又は降順に配列される順序以外の所定の順序で、光源に対して順次出力する信号出力手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、個々に最大輝度が設定されたn個(nは2以上の整数)の区分階調の組み合わせにより、所定数の階調の画像を表示するレーザプロジェクタにおいて、
前記所定数の階調の各々の輝度値と、当該輝度値を表現するために組み合わせられた、個々の区分階調の強度に対応する区分信号とを対応づけて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段を参照して、画像を構成する各画素の輝度値に対応する個々の区分階調の区分信号を決定する決定手段と、
各画素の表示期間を前記n個の区間に分割し、当該区間の各々において、前記決定手段により決定された個々の区分階調の区分信号の各々を、強度がランダムに配列される順序で、光源に対して順次出力する信号出力手段と、
を備えることを特徴とする。
前記所定数の階調の各々の輝度値と、当該輝度値を表現するために組み合わせられた、個々の区分階調の強度に対応する区分信号とを対応づけて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段を参照して、画像を構成する各画素の輝度値に対応する個々の区分階調の区分信号を決定する決定手段と、
各画素の表示期間を前記n個の区間に分割し、当該区間の各々において、前記決定手段により決定された個々の区分階調の区分信号の各々を、強度がランダムに配列される順序で、光源に対して順次出力する信号出力手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のレーザプロジェクタにおいて、前記信号出力手段は、前記区間を表示区間と非表示区間に分割し、当該表示区間においてのみ、前記決定手段により決定された個々の区分階調の区分信号を出力することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載のレーザプロジェクタにおいて、前記個々の区分階調の強度は、それぞれ異なる値の2の階乗値であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、個々に最大輝度が設定されたn個(nは2以上の整数)の区分階調の組み合わせにより、所定数の階調の画像を表示するレーザプロジェクタにおいて、
前記所定数の階調の各々の輝度値と、当該輝度値を表現するために組み合わせられた、個々の区分階調の強度に対応する区分信号とを対応づけて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段を参照して、画像を構成する各画素の輝度値に対応する個々の区分階調の区分信号を決定する決定手段と、
各画素の表示期間をn個の区間に分割し、当該区間の各々において、前記決定手段により決定された個々の区分階調の区分信号の各々を、強度が昇順又は降順に配列される順序以外の所定の順序で、光源に対して順次出力する信号出力手段と、
を備え、
前記個々の区分階調の強度は、それぞれ異なる値の2の階乗値であり、
前記信号出力手段は、前記区間を表示区間と非表示区間に分割し、当該表示区間においてのみ、前記決定手段により決定された個々の区分階調の区分信号を出力することを特徴とする。
前記所定数の階調の各々の輝度値と、当該輝度値を表現するために組み合わせられた、個々の区分階調の強度に対応する区分信号とを対応づけて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段を参照して、画像を構成する各画素の輝度値に対応する個々の区分階調の区分信号を決定する決定手段と、
各画素の表示期間をn個の区間に分割し、当該区間の各々において、前記決定手段により決定された個々の区分階調の区分信号の各々を、強度が昇順又は降順に配列される順序以外の所定の順序で、光源に対して順次出力する信号出力手段と、
を備え、
前記個々の区分階調の強度は、それぞれ異なる値の2の階乗値であり、
前記信号出力手段は、前記区間を表示区間と非表示区間に分割し、当該表示区間においてのみ、前記決定手段により決定された個々の区分階調の区分信号を出力することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、個々に最大輝度が設定されたn個(nは3以上の整数)の区分階調の組み合わせにより、所定数の階調の画像を表示するレーザプロジェクタにおいて、
前記所定数の階調の各々の輝度値と、当該輝度値を表現するために組み合わせられた、個々の区分階調の強度に対応する区分信号とを対応づけて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段を参照して、画像を構成する各画素の輝度値に対応する個々の区分階調の区分信号を決定する決定手段と、
各画素の表示期間を前記n個の区間に分割し、当該区間の各々において、前記決定手段により決定された個々の区分階調の区分信号の各々を、光源に対して順次出力する信号出力手段と、
を備え、
前記個々の区分階調において、複数の強度の区分信号を設定可能であり、各画素の輝度値に対応して各区分階調の区分信号の強度が設定されることを特徴とする。
前記所定数の階調の各々の輝度値と、当該輝度値を表現するために組み合わせられた、個々の区分階調の強度に対応する区分信号とを対応づけて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段を参照して、画像を構成する各画素の輝度値に対応する個々の区分階調の区分信号を決定する決定手段と、
各画素の表示期間を前記n個の区間に分割し、当該区間の各々において、前記決定手段により決定された個々の区分階調の区分信号の各々を、光源に対して順次出力する信号出力手段と、
を備え、
前記個々の区分階調において、複数の強度の区分信号を設定可能であり、各画素の輝度値に対応して各区分階調の区分信号の強度が設定されることを特徴とする。
本発明によれば、個々に最大輝度が設定されたn個(nは2以上の整数)の区分階調の組み合わせにより、所定数の階調の画像を表示するレーザプロジェクタにおいて、記憶手段により、所定数の階調の各々の輝度値と、当該輝度値を表現するために組み合わせられた、個々の区分階調の強度に対応する区分信号とが対応づけて記憶され、決定手段により、記憶手段を参照して、画像を構成する各画素の輝度値に対応する個々の区分階調の区分信号が決定され、信号出力手段により、各画素の表示期間をn個の区間に分割し、当該区間の各々において、決定手段により決定された個々の区分階調の区分信号の各々が、強度が昇順又は降順に配列される順序以外の所定の順序で、光源に対して順次出力される。
即ち、n個の各区間において出力される各区分階調の区分信号が、強度の高い順又は低い順で出力されないため、各画素における輝度の偏りを防止して、各画素内の輝度がより均一となる。したがって、画素の表示周期を複数の区間に分割するとともに、画素を複数の領域に分割することにより階調表現を行うレーザプロジェクタにおいて、各画素内の輝度の均一化を図り、画質を向上させることができる。
即ち、n個の各区間において出力される各区分階調の区分信号が、強度の高い順又は低い順で出力されないため、各画素における輝度の偏りを防止して、各画素内の輝度がより均一となる。したがって、画素の表示周期を複数の区間に分割するとともに、画素を複数の領域に分割することにより階調表現を行うレーザプロジェクタにおいて、各画素内の輝度の均一化を図り、画質を向上させることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。なお、発明の範囲は図示例に限定されない。
(実施形態1)
まず、本発明の実施形態1のレーザプロジェクタについて説明する。
実施形態1では、例えば、所定数の階調の画像を表示するレーザプロジェクタとして、256(所定数)階調で画像を表示するレーザプロジェクタ100を例に挙げて説明する。
また、本レーザプロジェクタ100では、n=8とし、256階調を、個々に最大輝度が設定された8個(n個)の区分階調に分割するとともに、各画素の表示期間を8個(n個)の区間に分割することとする。なお、以下の説明では、8個の区分階調を「区分階調1〜8」と称し、最大輝度が最も低い区分階調を「区分階調1」とし、最大輝度が最も高い区分階調を「区分階調8」とする。さらに、8個の区間を「区間A〜H」とする。
そして、分割された8個の区間A〜Hの各々において、8個の区分階調1〜8のそれぞれに対応する区分信号を出力して、これらの区分階調の組み合わせにより、256階調を表現する。
なお、本発明のレーザプロジェクタにおいて表現可能な階調数、階調の分割数及び画素の表示期間の分割数は任意である。
まず、本発明の実施形態1のレーザプロジェクタについて説明する。
実施形態1では、例えば、所定数の階調の画像を表示するレーザプロジェクタとして、256(所定数)階調で画像を表示するレーザプロジェクタ100を例に挙げて説明する。
また、本レーザプロジェクタ100では、n=8とし、256階調を、個々に最大輝度が設定された8個(n個)の区分階調に分割するとともに、各画素の表示期間を8個(n個)の区間に分割することとする。なお、以下の説明では、8個の区分階調を「区分階調1〜8」と称し、最大輝度が最も低い区分階調を「区分階調1」とし、最大輝度が最も高い区分階調を「区分階調8」とする。さらに、8個の区間を「区間A〜H」とする。
そして、分割された8個の区間A〜Hの各々において、8個の区分階調1〜8のそれぞれに対応する区分信号を出力して、これらの区分階調の組み合わせにより、256階調を表現する。
なお、本発明のレーザプロジェクタにおいて表現可能な階調数、階調の分割数及び画素の表示期間の分割数は任意である。
図1は、実施形態1におけるレーザプロジェクタ100の要部構成を示すブロック図である。
図1に示すように、実施形態1のレーザプロジェクタ100は、3つのレーザ光源(光源)1a、1b、1c、スイッチ部2、ハーフミラー3、スキャナミラー4、モータ5及びモータ6、駆動部7、表示部8、位置検出用レーザ9、位置検出器10、制御部11等を備えて構成される。
図1に示すように、実施形態1のレーザプロジェクタ100は、3つのレーザ光源(光源)1a、1b、1c、スイッチ部2、ハーフミラー3、スキャナミラー4、モータ5及びモータ6、駆動部7、表示部8、位置検出用レーザ9、位置検出器10、制御部11等を備えて構成される。
レーザ光源1a、1b、1cは、例えば、半導体レーザ等であり、それぞれR(赤)G(緑)B(青)の各色信号を発光する。
スイッチ部2は、予め設定された強度の区分信号を出力する8つのスイッチSW1〜8を備えて成り、画素の1表示期間を分割した各区間A〜Hのそれぞれにおいて、レーザ階調コントローラ113(後述)からの制御に応じて、各スイッチSW1〜8をオン/オフして、レーザ光源1a、1b、1cに対して区分信号を出力する。
ハーフミラー3は、レーザ光源1a、1b、1cからのレーザ光を合波して、スキャナミラー4に出力する。
位置検出器10は、スキャナミラー4の回転角を検出して、位置検出信号を位置検出コントローラ114に出力する。
スキャナミラー4は、水平方向及び垂直方向の2軸に走査可能なガルバノミラー等であり、駆動部7により駆動されるモータ5及びモータ6により、水平方向及び垂直方向に高速駆動される。レーザ光源1a、1b、1cから入射されるレーザ光は、スキャナミラー4により、表示部8上に走査される。
スイッチ部2は、予め設定された強度の区分信号を出力する8つのスイッチSW1〜8を備えて成り、画素の1表示期間を分割した各区間A〜Hのそれぞれにおいて、レーザ階調コントローラ113(後述)からの制御に応じて、各スイッチSW1〜8をオン/オフして、レーザ光源1a、1b、1cに対して区分信号を出力する。
ハーフミラー3は、レーザ光源1a、1b、1cからのレーザ光を合波して、スキャナミラー4に出力する。
位置検出器10は、スキャナミラー4の回転角を検出して、位置検出信号を位置検出コントローラ114に出力する。
スキャナミラー4は、水平方向及び垂直方向の2軸に走査可能なガルバノミラー等であり、駆動部7により駆動されるモータ5及びモータ6により、水平方向及び垂直方向に高速駆動される。レーザ光源1a、1b、1cから入射されるレーザ光は、スキャナミラー4により、表示部8上に走査される。
制御部11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)111、画像メモリ112、レーザ階調コントローラ113、位置検出コントローラ114、駆動周波数コントローラ115、記憶手段としての階調メモリ116、ROM(Read Only Memory)117等を備えて構成される。
CPU111は、レーザプロジェクタ100の各部から入力される入力信号に応じて、ROM117に格納された各種プログラムを実行するとともに、実行にかかるプログラムに基づいて各部に出力信号を出力することにより、レーザプロジェクタ100の動作全般を統括制御する。
レーザ階調コントローラ113は、画像メモリ112から読み出した画像信号と、階調メモリ116から読み出した区分信号の値とに基づいて、画素毎に、RGBの各色に対応する区分階調1〜8の区分信号を生成し、レーザ光源1a、1b、1cに出力する。
位置検出コントローラ114は、位置検出器10からフィードバックされる位置検出信号に基づいて、スキャナミラー4を制御するための制御信号を駆動部7に出力することにより、スキャナミラー4の位置制御を行う。
駆動周波数コントローラ115は、スキャナミラー4を駆動するための駆動周波数を出力する。
位置検出コントローラ114は、位置検出器10からフィードバックされる位置検出信号に基づいて、スキャナミラー4を制御するための制御信号を駆動部7に出力することにより、スキャナミラー4の位置制御を行う。
駆動周波数コントローラ115は、スキャナミラー4を駆動するための駆動周波数を出力する。
階調メモリ116は、256階調の各々の輝度値と、256の輝度値の各々を表現するために組み合わせられた、個々の区分階調の強度に対応する区分信号の値とを対応づけて記憶している。
ROM117は、プログラム格納エリアを有しており、具体的には、決定プログラム117a及び信号出力プログラム117b等を格納している。
決定プログラム117aは、例えば、CPU111に、階調メモリ116を参照して、画像を構成する各画素の輝度値に対応する個々の区分階調の区分信号を決定する機能を実現させるためのプログラムである。
CPU111は、かかる決定プログラム117aを実行することにより、決定手段として機能する。
CPU111は、かかる決定プログラム117aを実行することにより、決定手段として機能する。
信号出力プログラム117bは、例えば、CPU111に、各画素の表示期間を8個(n個)の区間に分割し、当該区間の各々において、決定プログラム117aにより決定された個々の区分階調の区分信号の各々を、強度が昇順又は降順に配列される順序以外の所定の順序で、レーザ光源1a、1b、1cに対して順次出力する機能を実現させるためのプログラムである。
CPU111は、かかる信号出力プログラム117bを実行することにより、信号出力手段として機能する。
CPU111は、かかる信号出力プログラム117bを実行することにより、信号出力手段として機能する。
具体的には、CPU111は、画像メモリ112から画像信号を読み出して、各画素の輝度値を取得する。そして、取得した輝度値に対応する区分階調1〜8の各区分信号を、階調メモリ116に基づいて決定する。
さらに、画素の1表示期間を分割した区間A〜Hの各々において、レーザ階調コントローラ113に、出力する区分信号に対応するスイッチSW1〜8をオン/オフさせ、レーザ光源1a、1b、1cに対して各区分信号を出力させる。
さらに、画素の1表示期間を分割した区間A〜Hの各々において、レーザ階調コントローラ113に、出力する区分信号に対応するスイッチSW1〜8をオン/オフさせ、レーザ光源1a、1b、1cに対して各区分信号を出力させる。
ここで、実施形態1のレーザプロジェクタ100では、8個の各区間A〜Hにおいて出力される各区分階調の強度が、それぞれ異なる値の2の階乗値とされており、具体的には、20(=1)、21(=2)、22(=4)、23(=8)、24(=16)、25(=32)、26(=64)、27(=128)である。
さらに、実施形態1のレーザプロジェクタ100では、各区間A〜Hにおいて出力される個々の区分階調の区分信号が、その強度が昇順に配列される順序(即ち、1、2、4、8、16、32、64、128)、又は、降順に配列される順序(即ち、128、64、32、16、8、4、2、1)の2つの順序を除く所定の順序で、順に出力される。
一例として、図3に示すように、各区間A〜Hにおいて、区分階調8(輝度値128)→区分階調1(輝度値1)→区分階調6(輝度値32)→区分階調3(輝度値4)→区分階調4(輝度値8)→区分階調5(輝度値16)→区分階調2(輝度値2)→区分階調7(輝度値64)の順で、各区分階調に対応する区分信号を出力することとする。
さらに、実施形態1のレーザプロジェクタ100では、各区間A〜Hにおいて出力される個々の区分階調の区分信号が、その強度が昇順に配列される順序(即ち、1、2、4、8、16、32、64、128)、又は、降順に配列される順序(即ち、128、64、32、16、8、4、2、1)の2つの順序を除く所定の順序で、順に出力される。
一例として、図3に示すように、各区間A〜Hにおいて、区分階調8(輝度値128)→区分階調1(輝度値1)→区分階調6(輝度値32)→区分階調3(輝度値4)→区分階調4(輝度値8)→区分階調5(輝度値16)→区分階調2(輝度値2)→区分階調7(輝度値64)の順で、各区分階調に対応する区分信号を出力することとする。
即ち、スイッチ部2において、スイッチSW8は輝度値128の区分信号を出力し、スイッチSW7は輝度値1の区分信号を出力し、スイッチSW6は輝度値32の区分信号を出力し、スイッチSW5は輝度値4の区分信号を出力し、スイッチSW4は輝度値8の区分信号を出力し、スイッチSW3は輝度値16の区分信号を出力し、スイッチSW2は輝度値2の区分信号を出力し、スイッチSW1は、輝度値64の区分信号を出力するように構成されており、区間A〜Hにおいて、スイッチSW8から順にスイッチSW1〜8をオン/オフすることにより、各区分信号を出力する。
そして、例えば、輝度値255の画素を走査する場合には、区間AにおいてSW8をオンとして区分階調8(輝度値128)の区分信号を出力し、区間BにおいてSW7をオンとして区分階調1(輝度値1)の区分信号を出力し、区間CにおいてSW6をオンとして区分階調6(輝度値32)の区分信号を出力し、区間DにおいてSW5をオンとして区分階調3(輝度値4)の区分信号を出力し、区間EにおいてSW4をオンとして区分階調4(輝度値8)の区分信号を出力し、区間FにおいてSW3をオンとして区分階調5(輝度値16)の区分信号を出力し、区間GにおいてSW2をオンとして区分階調2(輝度値2)の区分信号を出力し、区間HにおいてSW1をオンとして区分階調7(輝度値64)の区分信号を出力し、各区間においてその他のスイッチをオフとすることにより輝度値255の画素を走査する。
また、例えば、輝度値192の画素を走査する場合には、区間AにおいてSW8をオンとして区分階調8(輝度値128)の区分信号を出力し、区間B〜区間Gにおいて区分信号を出力せず、区間HにおいてSW1をオンとして区分階調7(輝度値64)の区分信号を出力し、各区間においてその他のスイッチをオフとすることにより輝度値192の画素を走査する。
また、例えば、輝度値129の画素を走査する場合には、CPU111は、区間AにおいてSW8をオンとして区分階調8(輝度値128)の区分信号を出力し、区間BにおいてSW7をオンとして区分階調1(輝度値1)の区分信号を出力し、区間C〜区間Hにおいて区分信号を出力せず、各区間においてその他のスイッチをオフとすることにより輝度値129の画素を走査する。
また、例えば、輝度値3の画素を走査する場合には、区間Aにおいて区分信号を出力せず、区間BにおいてSW7をオンとして区分階調1(輝度値1)の区分信号を出力し、区間C〜区間Fにおいて区分信号を出力せず、区間GにおいてSW2をオンとして区分階調2(輝度値2)の区分信号を出力し、区間Hにおいて区分信号を出力せず、各区間においてその他のスイッチをオフとすることにより輝度値3の画素を走査する。
また、例えば、輝度値192の画素を走査する場合には、区間AにおいてSW8をオンとして区分階調8(輝度値128)の区分信号を出力し、区間B〜区間Gにおいて区分信号を出力せず、区間HにおいてSW1をオンとして区分階調7(輝度値64)の区分信号を出力し、各区間においてその他のスイッチをオフとすることにより輝度値192の画素を走査する。
また、例えば、輝度値129の画素を走査する場合には、CPU111は、区間AにおいてSW8をオンとして区分階調8(輝度値128)の区分信号を出力し、区間BにおいてSW7をオンとして区分階調1(輝度値1)の区分信号を出力し、区間C〜区間Hにおいて区分信号を出力せず、各区間においてその他のスイッチをオフとすることにより輝度値129の画素を走査する。
また、例えば、輝度値3の画素を走査する場合には、区間Aにおいて区分信号を出力せず、区間BにおいてSW7をオンとして区分階調1(輝度値1)の区分信号を出力し、区間C〜区間Fにおいて区分信号を出力せず、区間GにおいてSW2をオンとして区分階調2(輝度値2)の区分信号を出力し、区間Hにおいて区分信号を出力せず、各区間においてその他のスイッチをオフとすることにより輝度値3の画素を走査する。
なお、各区間において出力される各区分階調の強度の順序は任意であるが、画素内における輝度の均一化を図るために、輝度の高い区分信号と輝度の低い区分信号(強度の差が大きい区分信号同士)が隣り合う順序であることが望ましい。
また、上述のように、区間A〜Hにおいて、スイッチSW8から順にスイッチSW1〜8をオン/オフするように構成されていなくともよく、昇順又は降順以外の所定の順序でスイッチSW1〜8をオン/オフすることにより、上述の順序(即ち、区分信号の強度が降順又は昇順に配列される順序以外の所定の順序)で区分信号を出力するように構成しても良い。
また、上述のように、区間A〜Hにおいて、スイッチSW8から順にスイッチSW1〜8をオン/オフするように構成されていなくともよく、昇順又は降順以外の所定の順序でスイッチSW1〜8をオン/オフすることにより、上述の順序(即ち、区分信号の強度が降順又は昇順に配列される順序以外の所定の順序)で区分信号を出力するように構成しても良い。
以上説明した実施形態1におけるレーザプロジェクタ100によれば、階調メモリ116により、所定数の階調の各々の輝度値と、当該輝度値を表現するために組み合わせられた、個々の区分階調の強度に対応する区分信号とが対応づけて記憶され、決定プログラム117aの実行により、階調メモリ116を参照して、画像を構成する各画素の輝度値に対応する個々の区分階調の区分信号が決定され、信号出力プログラム117bの実行により、各画素の表示期間がn個の区間に分割され、当該区間の各々において、決定プログラム117aにより決定された個々の区分階調の区分信号の各々が、強度が昇順又は降順に配列される順序以外の所定の順序で、光源に対して順次出力される。また、個々の区分階調の強度は、それぞれ異なる値の2の階乗値である。
即ち、n個の各区間において出力される各区分階調の区分信号が、強度の高い順又は低い順で出力されないため、各画素における輝度の偏りを防止して、各画素内の輝度がより均一となる。したがって、画素の表示周期を複数の区間に分割するとともに、画素を複数の領域に分割することにより階調表現を行うレーザプロジェクタ100において、各画素内の輝度の均一化を図り、画質を向上させることができる。
即ち、n個の各区間において出力される各区分階調の区分信号が、強度の高い順又は低い順で出力されないため、各画素における輝度の偏りを防止して、各画素内の輝度がより均一となる。したがって、画素の表示周期を複数の区間に分割するとともに、画素を複数の領域に分割することにより階調表現を行うレーザプロジェクタ100において、各画素内の輝度の均一化を図り、画質を向上させることができる。
また、各画素の表示期間を時分割せずに1画素全体に光を走査して各画素を描画する場合、各階調のそれぞれに対応する電流値の信号が必要となり、電流生成回路の精度が要求される。また、レーザの電流−光出力特性の非線形性を加味する必要があり制御が複雑となる。一方、本レーザプロジェクタ100では、画素の表示期間を分割した各区間に出力する各区分階調に対応する区分信号を生成すれば良く、レーザの電流−光出力特性を加味した制御を行う必要が無いため、電流生成回路の構成及び制御が容易となる。すなわち、本レーザプロジェクタ100において、画素の表示期間を8つの区間A〜Hに分割して、8つの区間A〜Hの各々において、それぞれ異なる2の階乗値(20〜27)の区分信号を順次出力することとすれば、8つの階調の区分信号を生成するだけで足りることとなり、簡易な構成で256階調を表現することができる。
(変形例1)
次に、変形例1のレーザプロジェクタについて説明する。
変形例1のレーザプロジェクタでは、8個に分割された区間A〜Hのうち、一又は複数の任意の区間を表示区間と非表示区間に分割し、表示区間においてのみ区分信号を出力する。
次に、変形例1のレーザプロジェクタについて説明する。
変形例1のレーザプロジェクタでは、8個に分割された区間A〜Hのうち、一又は複数の任意の区間を表示区間と非表示区間に分割し、表示区間においてのみ区分信号を出力する。
例えば、当該変形例1のレーザプロジェクタでは、実施形態1のレーザプロジェクタ100と同様に、各区間A〜Hにおいて、個々の区分階調の区分信号が、その強度が昇順又は降順に配列される順序以外の所定の順序(即ち、輝度値128→輝度値1→輝度値32→輝度値4→輝度値8→輝度値16→輝度値2→輝度値64)で出力されている。そして、例えば、図4に示すように、出力される区分信号の輝度値が最も高い区間Aが、表示区間と非表示区間とに分割され、図5に示すように、区間Aにおける表示区間の間だけ区分信号が出力される。この非表示区間の長さは、予め予測されたオーバーシュートの量に応じて設定されており、オーバーシュートを補完することができる。
なお、オーバーシュートが発生し得る他の区間を、表示区間と非表示区間とに分割しても良い。
なお、オーバーシュートが発生し得る他の区間を、表示区間と非表示区間とに分割しても良い。
変形例1のレーザプロジェクタによれば、区間が表示区間と非表示区間に分割され、当該表示区間においてのみ、決定プログラム117aの実行により決定された個々の区分階調の区分信号が出力される。そのため、各画素の走査時に発生し得るオーバーシュートによる悪影響を防止することができる。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2のレーザプロジェクタについて説明する。
実施形態2では、実施形態1と同様に、所定数の階調の画像を表示するレーザプロジェクタとして、256(所定数)階調で画像を表示するレーザプロジェクタ200について説明する。また、本レーザプロジェクタ200では、n=8とし、256階調を、個々に最大輝度が設定された8個(n個)の区分階調に分割するとともに、各画素の表示期間を8個(n個)の区間に分割することとする。なお、以下の説明において、実施形態1と重複する構成については、同一符号を付して説明を省略する。
次に、本発明の実施形態2のレーザプロジェクタについて説明する。
実施形態2では、実施形態1と同様に、所定数の階調の画像を表示するレーザプロジェクタとして、256(所定数)階調で画像を表示するレーザプロジェクタ200について説明する。また、本レーザプロジェクタ200では、n=8とし、256階調を、個々に最大輝度が設定された8個(n個)の区分階調に分割するとともに、各画素の表示期間を8個(n個)の区間に分割することとする。なお、以下の説明において、実施形態1と重複する構成については、同一符号を付して説明を省略する。
図6は、実施形態2におけるレーザプロジェクタ200の要部構成を示すブロック図である。
図6に示すように、実施形態2のレーザプロジェクタ200は、3つのレーザ光源1a、1b、1c、スイッチ部21、ハーフミラー3、スキャナミラー4、モータ5及びモータ6、駆動部7、表示部8、位置検出用レーザ9、位置検出器10、制御部22等を備えて構成される。
図6に示すように、実施形態2のレーザプロジェクタ200は、3つのレーザ光源1a、1b、1c、スイッチ部21、ハーフミラー3、スキャナミラー4、モータ5及びモータ6、駆動部7、表示部8、位置検出用レーザ9、位置検出器10、制御部22等を備えて構成される。
スイッチ部21は、予め設定された強度の区分信号を出力する8つのスイッチSW1〜8を備えて成り、画素の1表示期間を分割した各区間A〜Hのそれぞれにおいて、レーザ階調コントローラ113からの制御に応じて、各スイッチSW1〜8をオン/オフして、レーザ光源1a、1b、1cに対して区分信号を出力する。本実施形態2のスイッチ部21において、スイッチSW8は輝度値128の区分信号を出力し、スイッチSW7は輝度値64の区分信号を出力し、スイッチSW6は輝度値32の区分信号を出力し、スイッチSW5は輝度値16の区分信号を出力し、スイッチSW4は輝度値8の区分信号を出力し、スイッチSW3は輝度値4の区分信号を出力し、スイッチSW2は輝度値2の区分信号を出力し、スイッチSW1は、輝度値1の区分信号を出力するように構成されている。
制御部22は、例えば、CPU221、画像メモリ112、レーザ階調コントローラ113、位置検出コントローラ114、駆動周波数コントローラ115、記憶手段としての階調メモリ222、乱数発生部223、ROM224等を備えて構成される。
CPU221は、レーザプロジェクタ200の各部から入力される入力信号に応じて、ROM224に格納された各種プログラムを実行するとともに、実行にかかるプログラムに基づいて各部に出力信号を出力することにより、レーザプロジェクタ200の動作全般を統括制御する。
階調メモリ222は、256階調の各々の輝度値と、256の輝度値の各々を表現するために組み合わせられた、個々の区分階調の強度に対応する区分信号の値とを対応づけて記憶している。
乱数発生部223は、例えば、ソフトフェア処理或いはハードウェア処理により乱数を発生する機能を有しており、後述する信号出力プログラム224aの実行において、制御部22からの制御に基づいて1〜8の数値をランダムな順序で発生する。
ROM224は、プログラム格納エリアを有しており、具体的には、決定プログラム117a及び信号出力プログラム224a等を格納している。
信号出力プログラム224aは、例えば、CPU221に、各画素の表示期間を8個(n個)の区間に分割し、当該区間の各々において、決定プログラム117aにより決定された個々の区分階調の区分信号の各々を、強度がランダムに配列される順序で、レーザ光源1a、1b、1cに対して順次出力する機能を実現させるためのプログラムである。
CPU221は、かかる信号出力プログラム224aを実行することにより、信号出力手段として機能する。
CPU221は、かかる信号出力プログラム224aを実行することにより、信号出力手段として機能する。
具体的には、CPU221は、画像メモリ112から画像信号を読み出して、各画素の輝度値を取得する。そして、取得した輝度値に対応する区分階調1〜8の各区分信号を、階調メモリ222に基づいて決定する。
そして、画素の1表示期間を分割した区間A〜Hの各々において、レーザ階調コントローラ113に、出力する区分信号に対応するスイッチSW1〜8を、画素毎に異なるランダムな順序でオン/オフさせ、レーザ光源1a、1b、1cに各区分信号を出力させる。
そして、画素の1表示期間を分割した区間A〜Hの各々において、レーザ階調コントローラ113に、出力する区分信号に対応するスイッチSW1〜8を、画素毎に異なるランダムな順序でオン/オフさせ、レーザ光源1a、1b、1cに各区分信号を出力させる。
ここで、実施形態2のレーザプロジェクタ200では、8個の各区間A〜Hにおいて出力される各区分階調の強度が、それぞれ異なる値の2の階乗値とされており、具体的には、20(=1)、21(=2)、22(=4)、23(=8)、24(=16)、25(=32)、26(=64)、27(=128)である。
さらに、実施形態2のレーザプロジェクタ200では、各区間A〜Hにおいて出力される個々の区分階調の区分信号が、その強度がランダムに配列される順序で順に出力される。
具体的には、CPU221は、各画素の走査時に、乱数発生部223に対して、1〜8の数値をランダムな順序で発生させるための制御信号を出力する。そして、乱数発生部223からランダムな順序で発生された1〜8の数値データを取得すると、この数値の順序と同じ順序で区分階調1〜8の区分信号が出力されるように、スイッチ部21のスイッチSW1〜8をオン/オフする。
さらに、実施形態2のレーザプロジェクタ200では、各区間A〜Hにおいて出力される個々の区分階調の区分信号が、その強度がランダムに配列される順序で順に出力される。
具体的には、CPU221は、各画素の走査時に、乱数発生部223に対して、1〜8の数値をランダムな順序で発生させるための制御信号を出力する。そして、乱数発生部223からランダムな順序で発生された1〜8の数値データを取得すると、この数値の順序と同じ順序で区分階調1〜8の区分信号が出力されるように、スイッチ部21のスイッチSW1〜8をオン/オフする。
例えば、乱数発生部223から1〜8の数値が「3→6→7→1→4→8→2→5」の順序で出力されると、CPU221は、図7に示すように、各区間A〜Hにおいて、区分階調3(輝度値4)→区分階調6(輝度値32)→区分階調7(輝度値64)→区分階調1(輝度値1)→区分階調4(輝度値8)→区分階調8(輝度値128)→区分階調2(輝度値2)→区分階調5(輝度値16)の順に、各区分階調1〜8に対応する区分信号を出力する。
また、例えば、乱数発生部223から1〜8の数値が「7→6→3→4→5→1→8→2」の順序で出力されると、CPU221は、図8に示すように、各区間A〜Hにおいて、区分階調7(輝度値64)→区分階調6(輝度値32)→区分階調3(輝度値4)→区分階調4(輝度値8)→区分階調5(輝度値16)→区分階調1(輝度値1)→区分階調8(輝度値128)→区分階調2(輝度値2)の順に、各区分階調1〜8に対応する区分信号を出力する。
上述の処理は、1画素を走査する度に行われ、画素毎に、区分信号の強度が異なる順序で順次出力されることとなる。
また、例えば、乱数発生部223から1〜8の数値が「7→6→3→4→5→1→8→2」の順序で出力されると、CPU221は、図8に示すように、各区間A〜Hにおいて、区分階調7(輝度値64)→区分階調6(輝度値32)→区分階調3(輝度値4)→区分階調4(輝度値8)→区分階調5(輝度値16)→区分階調1(輝度値1)→区分階調8(輝度値128)→区分階調2(輝度値2)の順に、各区分階調1〜8に対応する区分信号を出力する。
上述の処理は、1画素を走査する度に行われ、画素毎に、区分信号の強度が異なる順序で順次出力されることとなる。
そして、例えば、輝度値129の画素の走査に際して、乱数発生部223から1〜8の数値を「3→6→7→1→4→8→2→5」の順序で取得した場合、CPU221は、区間A〜Cにおいて区分信号を出力せず、区間DにおいてスイッチSW1をオンとして区分階調1(輝度値1)の区分信号を出力し、区間Eにおいて区分信号を出力せず、区間FにおいてスイッチSW8をオンとして区分階調8(輝度値128)の区分信号を出力し、区間G、Hにおいて区分信号を出力せず、各区間においてその他のスイッチをオフとすることにより輝度値129の画素を走査する。
また、同じく輝度値129の画素の走査に際して、乱数発生部223から1〜8の数値を「7→6→3→4→5→1→8→2」の順序で取得した場合、CPU221は、区間A〜Eにおいて区分信号を出力せず、区間FにおいてスイッチSW1をオンとして区分階調1(輝度値1)の区分信号を出力し、区間GにおいてスイッチSW8をオンとして区分階調8(輝度値128)の区分信号を出力し、区間Hにおいて区分信号を出力せず、各区間においてその他のスイッチをオフとすることにより輝度値129の画素を走査する。
また、同じく輝度値129の画素の走査に際して、乱数発生部223から1〜8の数値を「7→6→3→4→5→1→8→2」の順序で取得した場合、CPU221は、区間A〜Eにおいて区分信号を出力せず、区間FにおいてスイッチSW1をオンとして区分階調1(輝度値1)の区分信号を出力し、区間GにおいてスイッチSW8をオンとして区分階調8(輝度値128)の区分信号を出力し、区間Hにおいて区分信号を出力せず、各区間においてその他のスイッチをオフとすることにより輝度値129の画素を走査する。
以上説明した実施形態2におけるレーザプロジェクタ200によれば、階調メモリ222により、所定数の階調の各々の輝度値と、当該輝度値を表現するために組み合わせられた、個々の区分階調の強度に対応する区分信号とが対応づけて記憶され、決定プログラム117aの実行により、階調メモリ222を参照して、画像を構成する各画素の輝度値に対応する個々の区分階調の区分信号が決定され、信号出力プログラム224aの実行により、各画素の表示期間がn個の区間に分割され、当該区間の各々において、決定プログラム117aにより決定された個々の区分階調の区分信号の各々が、強度がランダムに配列される順序で、光源に対して順次出力される。また、個々の区分階調の強度は、それぞれ異なる値の2の階乗値である。
即ち、n個の各区間において出力される各区分階調の区分信号が、ランダムな順序で出力されるため、各画素における輝度の偏りを防止して、各画素内の輝度がより均一となる。したがって、画素の表示周期を複数の区間に分割するとともに、画素を複数の領域に分割することにより階調表現を行うレーザプロジェクタ200において、各画素内の輝度の均一化を図り、画質を向上させることができる。
即ち、n個の各区間において出力される各区分階調の区分信号が、ランダムな順序で出力されるため、各画素における輝度の偏りを防止して、各画素内の輝度がより均一となる。したがって、画素の表示周期を複数の区間に分割するとともに、画素を複数の領域に分割することにより階調表現を行うレーザプロジェクタ200において、各画素内の輝度の均一化を図り、画質を向上させることができる。
また、各画素の表示期間を時分割せずに1画素全体に光を走査して各画素を描画する場合、各階調のそれぞれに対応する電流値の信号が必要となり、電流生成回路の精度が要求される。また、レーザの電流−光出力特性の非線形性を加味する必要があり制御が複雑となる。一方、本レーザプロジェクタ200では、画素の表示期間を分割した各区間に出力する各区分階調に対応する区分信号を生成すれば良く、レーザの電流−光出力特性の非線形性を加味した制御を行う必要が無いため、電流生成回路の構成及び制御が容易となる。例えば、256階調を表現する場合、従来は256階調分の電流値の信号を生成する必要があったが、本レーザプロジェクタ200において、画素の表示期間を8つの区間A〜Hに分割して、8つの区間A〜Hの各々において、それぞれ異なる2の階乗値(20〜27)の区分信号を順次出力することとすれば、8つの階調の区分信号を生成するだけで足りることとなり、簡易な構成で256階調を表現することができる。
(変形例2)
次に、変形例2のレーザプロジェクタについて説明する。
変形例1のレーザプロジェクタでは、8個に分割された区間A〜Hのうち、任意の区間を表示区間と非表示区間に分割し、表示区間においてのみ区分信号を出力する。
次に、変形例2のレーザプロジェクタについて説明する。
変形例1のレーザプロジェクタでは、8個に分割された区間A〜Hのうち、任意の区間を表示区間と非表示区間に分割し、表示区間においてのみ区分信号を出力する。
例えば、変形例2のレーザプロジェクタでは、実施形態2のレーザプロジェクタ200と同様に、各区間A〜Hにおいて、個々の区分階調の区分信号が、その強度がランダムに配列される順序(即ち、例えば、輝度値4→輝度値32→輝度値64→輝度値1→輝度値8→輝度値128→輝度値2→輝度値16)で出力されている。そして、例えば、出力される区分信号の輝度値が最も高い区間Fが、表示区間と非表示区間とに分割され、図9に示すように、区間Fにおける表示区間の間だけ区分信号が出力される。この非表示区間の長さは、予め予測されたオーバーシュートの量に応じて設定されており、オーバーシュートを補完することができる。
なお、オーバーシュートが発生し得る他の区間を、表示区間と非表示区間とに分割することができる。
なお、オーバーシュートが発生し得る他の区間を、表示区間と非表示区間とに分割することができる。
変形例2のレーザプロジェクタによれば、区間が表示区間と非表示区間に分割され、当該表示区間においてのみ、決定プログラム117aの実行により決定された個々の区分階調の区分信号が出力される。そのため、各画素の走査時に発生し得るオーバーシュートによる悪影響を防止することができる。
(実施形態3)
次に、本発明の実施形態3のレーザプロジェクタについて説明する。
実施形態3では、実施形態1及び2と同様に、所定数の階調の画像を表示するレーザプロジェクタとして、256(所定数)階調で画像を表示するレーザプロジェクタ300について説明する。また、本レーザプロジェクタ300では、n=5とし、256階調を、個々に最大輝度が設定された5個(n個)の区分階調に分割するとともに、各画素の表示期間を5個(n個)の区間に分割することとする。なお、以下の説明では、5個の区分階調を「区分階調1〜5」と称し、5個の区間を「区間A〜E」とする。
そして、分割された5個の区間A〜Eの各々において、5個の区分階調1〜5のそれぞれに対応する区分信号を出力して、これらの区分階調の組み合わせにより、256階調を表現する。
なお、以下の説明において、実施形態1又は実施形態2と重複する構成については、同一符号を付して説明を省略する。
次に、本発明の実施形態3のレーザプロジェクタについて説明する。
実施形態3では、実施形態1及び2と同様に、所定数の階調の画像を表示するレーザプロジェクタとして、256(所定数)階調で画像を表示するレーザプロジェクタ300について説明する。また、本レーザプロジェクタ300では、n=5とし、256階調を、個々に最大輝度が設定された5個(n個)の区分階調に分割するとともに、各画素の表示期間を5個(n個)の区間に分割することとする。なお、以下の説明では、5個の区分階調を「区分階調1〜5」と称し、5個の区間を「区間A〜E」とする。
そして、分割された5個の区間A〜Eの各々において、5個の区分階調1〜5のそれぞれに対応する区分信号を出力して、これらの区分階調の組み合わせにより、256階調を表現する。
なお、以下の説明において、実施形態1又は実施形態2と重複する構成については、同一符号を付して説明を省略する。
図10は、実施形態3におけるレーザプロジェクタ300の要部構成を示すブロック図である。
図10に示すように、実施形態3のレーザプロジェクタ300は、3つのレーザ光源1a、1b、1c、スイッチ部31、ハーフミラー3、スキャナミラー4、モータ5及びモータ6、駆動部7、表示部8、位置検出用レーザ9、位置検出器10、制御部32等を備えて構成される。
図10に示すように、実施形態3のレーザプロジェクタ300は、3つのレーザ光源1a、1b、1c、スイッチ部31、ハーフミラー3、スキャナミラー4、モータ5及びモータ6、駆動部7、表示部8、位置検出用レーザ9、位置検出器10、制御部32等を備えて構成される。
スイッチ部31は、例えば、図11に示すように、区分信号を出力するための5つのスイッチSW1〜5及び複数のサブスイッチを備えて成り、画素の1表示期間を分割した各区間A〜Hのそれぞれにおいて、レーザ階調コントローラ113からの制御に応じて、各スイッチSW1〜5及びサブスイッチをオン/オフして、レーザ光源1a、1b、1cに対して区分信号を出力する。
制御部32は、例えば、CPU321、画像メモリ112、レーザ階調コントローラ113、位置検出コントローラ114、駆動周波数コントローラ115、記憶手段としての階調メモリ322、ROM323等を備えて構成される。
CPU321は、レーザプロジェクタ300の各部から入力される入力信号に応じて、ROM323に格納された各種プログラムを実行するとともに、実行にかかるプログラムに基づいて各部に出力信号を出力することにより、レーザプロジェクタ300の動作全般を統括制御する。
階調メモリ322は、例えば、図12に示すように、256階調の各々の輝度値と、256の輝度値の各々を表現するために組み合わせられた、個々の区分階調の強度に対応する区分信号とを対応づけて記憶している。
例えば、図12の階調メモリ322では、輝度値128には、「16、8、0、52、52」の5つの値の区分信号が対応付けられている。また、輝度値254には、「52、52、48、50、42」の5つの値の区分信号が対応付けられている。
例えば、図12の階調メモリ322では、輝度値128には、「16、8、0、52、52」の5つの値の区分信号が対応付けられている。また、輝度値254には、「52、52、48、50、42」の5つの値の区分信号が対応付けられている。
ROM323は、プログラム格納エリアを有しており、具体的には、決定プログラム323a及び信号出力プログラム323b等を格納している。
決定プログラム323aは、例えば、CPU321に、階調メモリ322を参照して、画像を構成する各画素の輝度値に対応する個々の区分階調の区分信号を決定する機能を実現させるためのプログラムである。
CPU321は、かかる決定プログラム323aを実行することにより、決定手段として機能する。
CPU321は、かかる決定プログラム323aを実行することにより、決定手段として機能する。
信号出力プログラム323bは、例えば、CPU321に、各画素の表示期間を5個(n個)の区間に分割し、当該区間の各々において、決定プログラム323aにより決定された個々の区分階調の区分信号の各々を、レーザ光源1a、1b、1cに対して順次出力する機能を実現させるためのプログラムである。
CPU321は、かかる信号出力プログラム323bを実行することにより、信号出力手段として機能する。
CPU321は、かかる信号出力プログラム323bを実行することにより、信号出力手段として機能する。
具体的には、CPU321は、画像メモリ112から画像信号を読み出して、各画素の輝度値を取得する。そして、取得した輝度値に対応する区分階調1〜5の各区分信号を、階調メモリ322に基づいて決定する。
さらに、画素の1表示期間を分割した区間A〜Eの各々において、レーザ階調コントローラ113に、出力する区分信号に対応するスイッチSW及びサブスイッチをオン/オフさせ、レーザ光源1a、1b、1cに各区分信号を出力させる。
さらに、画素の1表示期間を分割した区間A〜Eの各々において、レーザ階調コントローラ113に、出力する区分信号に対応するスイッチSW及びサブスイッチをオン/オフさせ、レーザ光源1a、1b、1cに各区分信号を出力させる。
ここで、実施形態3のレーザプロジェクタ300では、区分階調1〜5の各々において、複数の強度の区分信号を設定可能であり、各画素の輝度値に対応して各区分階調1〜5の区分信号の強度を設定するように構成されている。
即ち、スイッチ部31では、各スイッチSW1〜5に対して、サブスイッチの制御を組み合わせることにより、各スイッチSW1〜5から複数の強度の区分信号を出力可能に構成されており、各画素の1表示期間内における各区間A〜Eにおいて、その都度設定した強度の出力信号を出力する。
具体的には、例えば、区間Aにおいて、輝度値8、16、32、36、44、48、50、52の強度の中から出力する区分信号の強度を設定し、区間Bにおいて、輝度値4、8、16、32、36、44、48、50、52の中から出力する区分信号の強度を設定し、区間Cにおいて、輝度値4、48、52の中から出力する区分信号の強度を設定し、区間Dにおいて、輝度値2、4、50、52の中から出力する区分信号の強度を設定し、区間Eにおいて、輝度値1、2、3、4、50、51、52の中から出力する区分信号の強度を設定する。なお、各区間において出力可能な区分信号の強度は、階調の分割数や各区分階調に割り当てられた区分信号の強度等に応じて任意の値を設定することができる。
そして、例えば、輝度値128の画素を走査する場合には、区間AにおいてスイッチSW1から出力させる区分信号を輝度値「16」に設定してオンとし、区間BにおいてスイッチSW2から出力させる区分信号を輝度値「8」に設定してオンとし、区間Cにおいて区分信号を出力せず、区間Dにおいて、スイッチSW4から出力させる区分信号を輝度値「52」に設定してオンとし、区間Eにおいて、スイッチSW5から出力させる区分信号を輝度値「52」に設定してオンとし、各区間においてその他のスイッチをオフとすることにより輝度値128の画素を走査する。
即ち、スイッチ部31では、各スイッチSW1〜5に対して、サブスイッチの制御を組み合わせることにより、各スイッチSW1〜5から複数の強度の区分信号を出力可能に構成されており、各画素の1表示期間内における各区間A〜Eにおいて、その都度設定した強度の出力信号を出力する。
具体的には、例えば、区間Aにおいて、輝度値8、16、32、36、44、48、50、52の強度の中から出力する区分信号の強度を設定し、区間Bにおいて、輝度値4、8、16、32、36、44、48、50、52の中から出力する区分信号の強度を設定し、区間Cにおいて、輝度値4、48、52の中から出力する区分信号の強度を設定し、区間Dにおいて、輝度値2、4、50、52の中から出力する区分信号の強度を設定し、区間Eにおいて、輝度値1、2、3、4、50、51、52の中から出力する区分信号の強度を設定する。なお、各区間において出力可能な区分信号の強度は、階調の分割数や各区分階調に割り当てられた区分信号の強度等に応じて任意の値を設定することができる。
そして、例えば、輝度値128の画素を走査する場合には、区間AにおいてスイッチSW1から出力させる区分信号を輝度値「16」に設定してオンとし、区間BにおいてスイッチSW2から出力させる区分信号を輝度値「8」に設定してオンとし、区間Cにおいて区分信号を出力せず、区間Dにおいて、スイッチSW4から出力させる区分信号を輝度値「52」に設定してオンとし、区間Eにおいて、スイッチSW5から出力させる区分信号を輝度値「52」に設定してオンとし、各区間においてその他のスイッチをオフとすることにより輝度値128の画素を走査する。
なお、各区間において出力する各区分信号(区分階調)の最大輝度をより平均化した値とすれば、画素内における輝度がより一層均一化されることとなり、画質が向上する。
以上説明した実施形態3におけるレーザプロジェクタ300によれば、階調メモリ322により、所定数の階調の各々の輝度値と、当該輝度値を表現するために組み合わせられた、個々の区分階調の強度に対応する区分信号とが対応づけて記憶され、決定プログラム323aの実行により、階調メモリ322を参照して、画像を構成する各画素の輝度値に対応する個々の区分階調の区分信号が決定され、信号出力プログラム323bの実行により、各画素の表示期間がn個の区間に分割され、当該区間の各々において、決定プログラム323aにより決定された個々の区分階調の区分信号の各々が、光源に対して順次出力され、個々の区分階調において、複数の強度の区分信号を設定可能であり、各画素の輝度値に対応して各区分階調の区分信号の強度が設定される。
即ち、n個の各区間において、その都度設定された値の区分階調の区分信号が出力されるため、区分信号の強度が昇順又は降順に配列された順序で出力される場合と比較して、各画素における輝度の偏りを防止して、各画素内の輝度がより均一となる。したがって、画素の表示周期を複数の区間に分割するとともに、画素を複数の領域に分割することにより階調表現を行うレーザプロジェクタ300において、各画素内の輝度の均一化を図り、画質を向上させることができる。
即ち、n個の各区間において、その都度設定された値の区分階調の区分信号が出力されるため、区分信号の強度が昇順又は降順に配列された順序で出力される場合と比較して、各画素における輝度の偏りを防止して、各画素内の輝度がより均一となる。したがって、画素の表示周期を複数の区間に分割するとともに、画素を複数の領域に分割することにより階調表現を行うレーザプロジェクタ300において、各画素内の輝度の均一化を図り、画質を向上させることができる。
また、本レーザプロジェクタ300において、各区間において出力される各区分階調の最大輝度をより平均化した値とすれば、画素内における輝度をより一層均一化することができ、画質を更に向上させることができる。また、高精度な電流生成回路を用いることなく、本レーザプロジェクタ300を構成することができる。
なお、本発明の範囲は上記実施形態に限られること無く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、上記実施形態では、画素の表示期間を等間隔の区間に分割する場合について説明したが、区間を異なる時間幅の区間に分割しても良い。また、区間の時間幅と各区間における区分信号の強度とを組み合わせることにより階調表現を行っても良い。
例えば、上記実施形態では、画素の表示期間を等間隔の区間に分割する場合について説明したが、区間を異なる時間幅の区間に分割しても良い。また、区間の時間幅と各区間における区分信号の強度とを組み合わせることにより階調表現を行っても良い。
100 レーザプロジェクタ
1a、1b、1c レーザ光源(光源)
111 CPU(決定手段、信号出力手段)
116 階調メモリ(記憶手段)
117a 決定プログラム(決定手段)
117b 信号出力プログラム(信号出力手段)
200 レーザプロジェクタ
221 CPU(決定手段、信号出力手段)
222 階調メモリ(記憶手段)
224a 信号出力プログラム(信号出力手段)
300 レーザプロジェクタ
321 CPU(決定手段、信号出力手段)
323a 決定プログラム(決定手段)
323b 信号出力プログラム(信号出力手段)
1a、1b、1c レーザ光源(光源)
111 CPU(決定手段、信号出力手段)
116 階調メモリ(記憶手段)
117a 決定プログラム(決定手段)
117b 信号出力プログラム(信号出力手段)
200 レーザプロジェクタ
221 CPU(決定手段、信号出力手段)
222 階調メモリ(記憶手段)
224a 信号出力プログラム(信号出力手段)
300 レーザプロジェクタ
321 CPU(決定手段、信号出力手段)
323a 決定プログラム(決定手段)
323b 信号出力プログラム(信号出力手段)
Claims (6)
- 個々に最大輝度が設定されたn個(nは2以上の整数)の区分階調の組み合わせにより、所定数の階調の画像を表示するレーザプロジェクタにおいて、
前記所定数の階調の各々の輝度値と、当該輝度値を表現するために組み合わせられた、個々の区分階調の強度に対応する区分信号とを対応づけて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段を参照して、画像を構成する各画素の輝度値に対応する個々の区分階調の区分信号を決定する決定手段と、
各画素の表示期間を前記n個の区間に分割し、当該区間の各々において、前記決定手段により決定された個々の区分階調の区分信号の各々を、強度が昇順又は降順に配列される順序以外の所定の順序で、光源に対して順次出力する信号出力手段と、
を備えることを特徴とするレーザプロジェクタ。 - 個々に最大輝度が設定されたn個(nは2以上の整数)の区分階調の組み合わせにより、所定数の階調の画像を表示するレーザプロジェクタにおいて、
前記所定数の階調の各々の輝度値と、当該輝度値を表現するために組み合わせられた、個々の区分階調の強度に対応する区分信号とを対応づけて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段を参照して、画像を構成する各画素の輝度値に対応する個々の区分階調の区分信号を決定する決定手段と、
各画素の表示期間を前記n個の区間に分割し、当該区間の各々において、前記決定手段により決定された個々の区分階調の区分信号の各々を、強度がランダムに配列される順序で、光源に対して順次出力する信号出力手段と、
を備えることを特徴とするレーザプロジェクタ。 - 前記信号出力手段は、前記区間を表示区間と非表示区間に分割し、当該表示区間においてのみ、前記決定手段により決定された個々の区分階調の区分信号を出力することを特徴とする請求項1又は2に記載のレーザプロジェクタ。
- 前記個々の区分階調の強度は、それぞれ異なる値の2の階乗値であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のレーザプロジェクタ。
- 個々に最大輝度が設定されたn個(nは2以上の整数)の区分階調の組み合わせにより、所定数の階調の画像を表示するレーザプロジェクタにおいて、
前記所定数の階調の各々の輝度値と、当該輝度値を表現するために組み合わせられた、個々の区分階調の強度に対応する区分信号とを対応づけて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段を参照して、画像を構成する各画素の輝度値に対応する個々の区分階調の区分信号を決定する決定手段と、
各画素の表示期間をn個の区間に分割し、当該区間の各々において、前記決定手段により決定された個々の区分階調の区分信号の各々を、強度が昇順又は降順に配列される順序以外の所定の順序で、光源に対して順次出力する信号出力手段と、
を備え、
前記個々の区分階調の強度は、それぞれ異なる値の2の階乗値であり、
前記信号出力手段は、前記区間を表示区間と非表示区間に分割し、当該表示区間においてのみ、前記決定手段により決定された個々の区分階調の区分信号を出力することを特徴とするレーザプロジェクタ。 - 個々に最大輝度が設定されたn個(nは3以上の整数)の区分階調の組み合わせにより、所定数の階調の画像を表示するレーザプロジェクタにおいて、
前記所定数の階調の各々の輝度値と、当該輝度値を表現するために組み合わせられた、個々の区分階調の強度に対応する区分信号とを対応づけて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段を参照して、画像を構成する各画素の輝度値に対応する個々の区分階調の区分信号を決定する決定手段と、
各画素の表示期間を前記n個の区間に分割し、当該区間の各々において、前記決定手段により決定された個々の区分階調の区分信号の各々を、光源に対して順次出力する信号出力手段と、
を備え、
前記個々の区分階調において、複数の強度の区分信号を設定可能であり、各画素の輝度値に対応して各区分階調の区分信号の強度が設定されることを特徴とするレーザプロジェクタ。
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