JP2009175327A - エレクトロクロミックミラー - Google Patents

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Abstract

【課題】電解液や電極の材質や各部材の各部位の寸法等に基づいた制限を受けずに充分にエレクトロクロミック膜を着色できるエレクトロクロミックミラーを得る。
【解決手段】本エレクトロクロミックミラー10では、導電性反射膜18と電解液40との間に絶縁膜22が設けられ、絶縁膜側小孔24の内側を除いては導電性反射膜18と電解液40との間が電気的に絶縁されている。このため、絶縁膜側小孔24が形成されていない部分では導電性反射膜18に電解液40が触れないのでフェロセンイオンの還元反応が生じない。これにより、フェロセンの酸化還元反応の繰り返しにより導電性膜36と導電性反射膜18との間で定常的に電流が流れることを極めて効果的に抑制でき、この電流に起因した電圧降下を極めて効果的に抑制できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、車両の後方確認用としてアウタミラーやインナミラーに用いられて電圧を印加することにより反射率を可変できるエレクトロクロミックミラーに関する。
車両のアウタミラーやインナミラーには、反射膜の表面に形成したエレクトロクロミック膜を着色させることで反射膜に入射する光及び反射膜で反射された光の透過率を変更するエレクトロクロミックミラー(防眩ミラーと称する場合もある)がある。
このようなエレクトロクロミックミラーでは、エレクトロクロミック膜を三酸化タングステン等で形成する。また、この種のエレクトロクロミックミラーでは、一対の電極間にリチウムイオンを含む電解液を封入したセルを用いており、セルの電極間に所定の電圧を印加して電解液中のリチウムイオンと電極から供給される電子とで三酸化タングステンを還元反応させてエレクトロクロミック膜を略青色に着色している。
ところで、上記のセル中の電解液にはリチウムイオンの他に酸化還元剤としてフェロセン等が含まれる。上記のように一対の電極間に所定の電圧を印加した場合には、一対の電極のうちの陽極にてフェロセンが酸化され、正のフェロセンイオンになる。このフェロセンイオンが一対の電極のうちの陰極に到達すると還元されてフェロセンに戻る。
このようなフェロセンの酸化反応と還元反応とが繰り返されることで、電極間に定常的に電流が流れる。各電極の中央側では、周囲の上記のような電流が流れていることで電圧降下が生じ、これにより、エレクトロクロミック膜における各電極の中央側(すなわち、セルの中央側)に対応した部分では充分に着色されないことがある。
このような現象を解決するための一手段が下記特許文献1に開示されている。特許文献1では、エレクトロクロミックミラーに用いられるエレクトロクロミックセルを構成する電解液の導電率σ、一対の電極の面積抵抗値R、電極の長さL、及び電極間距離hの各値を以下の式(1)に代入して得られる数値αが2以下になるように上記の各値を設定することで電解液にかかる電圧分布の一様性を向上させている。

α=(σ・R/h)1/2 ・・・(1)

特開2005−321521の公報
しかしながら、電解液や電極の材質、また、ミラー全体の各部位の寸法に基づく電極の寸法等に制限がある。このため、上記の式(1)の演算結果であるαの値が2以下になるように他の各値を設定することは現実的には難しい。
本発明は、上記事実を考慮して、電解液や電極の材質や各部材の各部位の寸法等に基づいた制限を受けずに充分にエレクトロクロミック膜を着色できるエレクトロクロミックミラーを得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係るエレクトロクロミックミラーは、所定のイオン及び酸化還元剤を含めて構成された電解物質を陽極と陰極との間に封入し、前記陰極と前記陽極との間に電圧を印加することで前記所定のイオンとエレクトロクロミック膜とで還元反応を生じさせ、この還元反応により前記エレクトロクロミック膜を着色させて前記エレクトロクロミック膜での光の透過率を変更することで前記光の反射率を変更するエレクトロクロミックミラーであって、前記電圧の印加状態で、前記所定のイオンが前記エレクトロクロミック膜に到達することを許容すると共に、前記電圧の印加によって前記陽極にて酸化された前記酸化還元剤の前記陰極における還元反応を抑制する還元反応抑制手段を備えることを特徴としている。
請求項1に記載の本発明に係るエレクトロクロミックミラーでは、陽極と陰極との間で電圧が印加された場合に電解物質を構成する所定のイオンがエレクトロクロミック膜に到達し、エレクトロクロミック膜と電解物質を構成する所定のイオンとで還元反応が生じる。このエレクトロクロミック膜の還元反応でエレクトロクロミック膜が着色される。このようにエレクトロクロミック膜が着色されることでエレクトロクロミック膜での光の透過率が変わり、エレクトロクロミック膜での光の透過率が変わることで光の反射率が変わる。
また、上記の電解物質には酸化還元剤が含まれ、陽極と陰極との間で電圧を印加すると陽極において酸化還元剤が酸化される。これにより、全体的に反応が安定する。ここで、本発明に係るエレクトロクロミックミラーでは、上記のように陽極において酸化還元剤が酸化されても、還元反応抑制手段により陰極における酸化された酸化還元剤の還元反応が抑制される。
これにより、酸化還元剤が酸化と還元を繰り返すことに起因して陽極と陰極の間で電解物質中を流れる定常電流の発生が抑制される。このような定常電流の発生が抑制されることで、陽極と電極との間の部分的な電圧降下が抑制され、このように電圧降下が抑制されることで、エレクトロクロミック膜における部分的な着色不足等の発生を抑制できる。しかも、本発明では、還元反応抑制手段が酸化された酸化還元剤の還元反応を抑制するので、陽極や陰極の大きさや間隔等を含めて本エレクトロクロミックミラーの各部位の寸法等は格別な制限を受けない。
なお、本発明において、還元反応抑制手段は、還元反応抑制手段を設けない場合に酸化された酸化還元剤が陰極にて還元される場合に比べて結果的に還元反応が少なければよい。また、この還元反応抑制手段は酸化された酸化還元剤の還元反応を防止する構成であってもよい。
すなわち、本発明において、酸化された酸化還元剤の還元反応の「抑制」には酸化された酸化還元剤の還元反応の「防止」も含まれ、したがって、陽極と陰極との間における電圧の印加により陽極にて酸化された酸化還元剤の陰極における還元反応を防止する還元反応防止手段は本発明を構成する還元反応抑制手段に含まれるものである。
請求項2に記載の本発明に係るエレクトロクロミックミラーは、請求項1に記載の本発明において、前記エレクトロクロミック膜が設けられた表側からの光を反射すると共に、前記所定のイオンの透過が可能とされ、更に、前記陰極を構成する導電性反射膜と、前記導電性反射膜の裏側で前記導電性反射膜と前記電解物質との間に介在し、前記所定のイオンの透過が可能とされると共に電気的な絶縁性を有する絶縁膜と、を備え、前記絶縁膜を含めて前記還元反応抑制手段を構成したことを特徴としている。
請求項2に記載の本発明に係るエレクトロクロミックミラーでは、エレクトロクロミック膜を透過して導電性反射膜の表側の面に入射した光は導電性反射膜にて反射される。また、導電性反射膜はエレクトロクロミック膜と還元反応することでエレクトロクロミック膜を着色させる所定のイオンの透過が可能であり、更には、導電性反射膜の裏側に設けられた絶縁膜もまた上記の所定のイオンの透過が可能である。
このため、陰極を構成する導電性反射膜と陽極との間で電圧が印加されると、電解物質を構成する上記の所定のイオンが絶縁膜及び導電性反射膜の双方を透過してエレクトロクロミック膜に到達する。これにより、エレクトロクロミック膜で還元反応が生じ、エレクトロクロミック膜が着色される。
ここで、陰極を構成する導電性反射膜と電解物質との間に介在する上記の絶縁膜は電気的な絶縁性を有しているため、陽極において酸化還元剤が酸化されても酸化された酸化還元剤に還元反応が生じないか、酸化された酸化還元剤に還元反応が効果的に抑制される。
請求項3に記載の本発明に係るエレクトロクロミックミラーは、請求項2に記載の本発明において、前記所定のイオンの透過が可能に前記導電性反射膜の表側と裏側とを連通する多数の反射膜側小孔を前記導電性反射膜に形成したことを特徴としている。
請求項3に記載の本発明に係るエレクトロクロミックミラーでは、導電性反射膜には多数の反射膜側小孔が形成される。これらの反射膜側小孔は導電性反射膜の表側(すなわち、エレクトロクロミック膜が設けられた側)と裏側(すなわち、絶縁膜が設けられた側)とを連通しており、しかも、エレクトロクロミック膜と還元反応することでエレクトロクロミック膜を着色させる所定のイオンの透過が可能である。
このため、陽極と導電性反射膜との間で電圧を印加した際には、絶縁膜を透過した上記の所定のイオンが導電性反射膜に形成された多数の反射膜側小孔を通過し、容易にエレクトロクロミック膜に到達する。これにより、エレクトロクロミック膜にて円滑な還元反応が生じ、エレクトロクロミック膜が着色される。
請求項4に記載の本発明に係るエレクトロクロミックミラーは、請求項3に記載の本発明において、前記所定のイオンの透過が可能に前記絶縁膜の表側と裏側とを連通すると共に、前記導電性反射膜の側で前記反射膜側小孔に連通する多数の絶縁膜側小孔を前記絶縁膜に形成したことを特徴としている。
請求項4に記載の本発明に係るエレクトロクロミックミラーでは、絶縁膜には多数の絶縁膜側小孔が形成される。これらの絶縁膜側小孔は絶縁膜の表側(すなわち、導電性反射膜の側)と裏側(すなわち、電解物質が設けられた側)とを連通しており、しかも、エレクトロクロミック膜と還元反応することでエレクトロクロミック膜を着色させる所定のイオンの透過が可能である。
このため、陽極と導電性反射膜との間で電圧を印加した際には、上記の所定のイオンが絶縁膜に形成された多数の絶縁膜側小孔を通過し、容易に導電性反射膜の側へ到達する。さらに、これらの絶縁膜側小孔は導電性反射膜の側で導電性反射膜に形成された反射膜側小孔に連通している。このため、絶縁膜側小孔を通過した上記の所定のイオンは更に導電性反射膜の反射膜側小孔を通過して容易にエレクトロクロミック膜に到達する。これにより、エレクトロクロミック膜にて円滑な還元反応が生じ、エレクトロクロミック膜が着色される。
ここで、絶縁膜には絶縁膜側小孔が形成されているので、陽極にて酸化された酸化還元剤が絶縁膜側小孔を介して導電性反射膜に到達する可能性もある。しかしながら、絶縁膜側小孔が形成されていない部分では導電性反射膜と電解物質との間に絶縁膜が介在するので、極めて効果的に酸化された酸化還元剤の還元反応を抑制できる。
以上説明したように、本発明に係るエレクトロクロミックミラーは、電解液や電極の材質や各部材の各部位の寸法等に基づいた制限を受けずに充分にエレクトロクロミック膜を着色できる。
<第1の実施の形態の構成>
図1には本発明の第1の実施の形態に係るエレクトロクロミックミラー10の構成が概略的な断面図により示されている。
この図に示されるように、エレクトロクロミックミラー10は表面側基板12を備えている。表面側基板12はガラス等により形成された透明の基板本体14を備えている。この基板本体14の厚さ方向一方(図1の矢印W方向)側の面にはエレクトロクロミック膜16が形成されている。エレクトロクロミック膜16は、例えば、三酸化タングステン(WO)や三酸化モリブデン(MoO)、又は、このような酸化物が含まれる混合物により形成されており、特に、本実施の形態では、三酸化タングステンによりエレクトロクロミック膜16が形成されている。
基板本体14の厚さ方向に沿ったエレクトロクロミック膜16の厚さは300nm以上1000nm以下の範囲で設定され、特に、本実施の形態ではエレクトロクロミック膜16の厚さは500nmに設定されている。このエレクトロクロミック膜16の基板本体14とは反対側の面には、本エレクトロクロミックミラー10の反射膜を構成すると共に陰極として電極を構成する導電性反射膜18が形成されている。この導電性反射膜18は、導電性を有し、且つ、リチウムイオンの透過が可能な光沢を有する金属、例えば、ロジウム(Rh)、ルテニウム(Ru)、パラジウム(Pd)、ニッケル(Ni)等により形成されている。基板本体14の厚さ方向に沿った導電性反射膜18の厚さは30nm以上200nm以下の範囲で設定され、特に、本実施の形態では導電性反射膜18の厚さは50nmに設定されている。
さらに、図1における一点鎖線の楕円Bには一点鎖線の楕円Aの部位を更に拡大した概略的な断面が示されている。これに示されるように、導電性反射膜18には、その厚さ方向に貫通した微細な多数の反射膜側小孔20が形成されている。これらの反射膜側小孔20は内径(内周部の直径)寸法Dが20μm以下で、特に、本実施の形態では0.5μmとされている。また、これらの反射膜側小孔20は基本的に導電性反射膜18に不規則(ランダム)に形成されている。但し、これらの反射膜側小孔20は隣り合う反射膜側小孔20の中心間距離Lが20μm以下で更に好ましくは10μm以下とされ、特に本実施の形態では中心間距離Lが5μm以下に設定されている。また、反射膜側小孔20は内径(内周部の直径)寸法Dと反射膜側小孔20は隣り合う反射膜側小孔20の中心間距離Lとの比は7以上とされている。
この導電性反射膜18のエレクトロクロミック膜16とは反対側の面には、還元反応抑制手段としての絶縁膜22が形成されている。この絶縁膜22は電気的な絶縁性を有しており、例えば、酸化アルミニウム(所謂「アルミナ」、Al)、二酸化ケイ素(所謂「シリカ」、SiO)、酸化タンタル(Ta)、ルチル型の酸化チタン(TiO)、フッ化マグネシウム(MgF)、フッ化リチウム(LiF)等のフッ化物や酸化物が用いられている。
絶縁膜22は、例えば、蒸着やスパッタ等によってエレクトロクロミック膜16及び導電性反射膜18が形成された表面側基板12に形成されている。この絶縁膜22には、その厚さ方向に貫通した微細な多数の絶縁膜側小孔24が形成されている。これらの絶縁膜側小孔24は絶縁膜22の厚さ方向に貫通している。また、これらの絶縁膜側小孔24は基本的に反射膜側小孔20に対応して形成されており、絶縁膜側小孔24の導電性反射膜18の開口端と反射膜側小孔20の絶縁膜22側の開口端とが繋がり、絶縁膜側小孔24と反射膜側小孔20とが互いに連通している。
上述した反射膜側小孔20及び絶縁膜側小孔24は、フォトレジストが塗布された絶縁膜22に絶縁膜側小孔24のパターンが印刷されたフォトマスクを施して露光し、その後に絶縁膜側小孔24に対応したフォトレジストを除去し、エッチング液で絶縁膜22及び導電性反射膜18を溶かすことで形成されている。
以上の構成の表面側基板12の厚さ方向一方の側には裏面側基板32が表面側基板12と対向するように設けられている。裏面側基板32はガラス等により形成された透明の基板本体34を備えている。この基板本体34の厚さ方向他方、すなわち、表面側基板12の側の面には陽極として電極を構成する導電性膜36が形成されている。導電性膜36は、クロム(Cr)やニッケル(Ni)等の金属や、インジウムチンオキサイド(In:Sn、所謂「ITO」)や酸化スズ(SnO)、フッ素ドープ酸化スズ(SnO:F)、酸化亜鉛(ZnO)等、更にはこれらの混合物により形成されている。
以上の構成の表面側基板12と裏面側基板32との間には所定の隙間が形成されていると共に、表面側基板12の外周部と裏面側基板32の外周部との間は封止材38により封止されている。表面側基板12、裏面側基板32、及び封止材38により囲まれた空間内には、電解物質としての電解液40が封入されている。電解液40は、炭酸プロピレン、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ジエチルカーボネート、γブチロラクトン、ジメチルフォルムアミド等、又はこれらの混合物により形成された溶媒を有しており、特に、本実施の形態では炭酸プロピレンが溶媒として用いられている。
このような溶媒の他に、電解液40は、過塩素酸リチウム(LiClO)、六フッ化リン酸リチウム(LiPF)、四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF)、リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド(LiN(SOCF)、リチウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド(LiN(SO)、トリフルオロメタンスルホン酸リチウム(LiCFSO)等やこれらの混合物を電解質として有しており、特に、本実施の形態では過塩素酸リチウムが電解質として用いられ、これにより、電解液40中にリチウムイオンが含まれるようになる。さらに、電解液40には、酸化還元剤としてフェロセン(Fe(C)が含有され、更に水素イオン剤として硫酸が含有されている。
さらに、以上の構成のエレクトロクロミックミラー10の導電性膜36は、回路50を構成するスイッチ52に接続されている。スイッチ52は、ON状態で接続される端子に車両に搭載されるバッテリー等で構成され定格電圧が1.3V程度の直流電源54の正極が接続されている。この直流電源54の負極は導電性反射膜18に接続されている。また、スイッチ52がOFF状態で接続される端子は、上記の直流電源54を介さずに導電性反射膜18に接続されており、OFF状態では導電性膜36と導電性反射膜18とが短絡される。
<第1の実施の形態の作用、効果>
次に本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
以上の構成のエレクトロクロミックミラー10によれば、スイッチ52のOFF状態では、エレクトロクロミック膜16が略透明となっている。このため、基板本体14のエレクトロクロミック膜16とは反対側から入射した光は、基板本体14、エレクトロクロミック膜16を透過して導電性反射膜18にて反射される。さらに、導電性反射膜18にて反射された光はエレクトロクロミック膜16、基板本体14を透過する。
一方、スイッチ52をON状態に切り替えて、導電性膜36と導電性反射膜18との間に所定の大きさの電圧を印加すると、回路50を導電性反射膜18の側に移動した電子(e)が導電性反射膜18からエレクトロクロミック膜16に侵入する。また、スイッチ52をON状態に切り替えると、電解液40の電解質を構成するリチウムイオン(Li)が絶縁膜側小孔24を通過し、絶縁膜側小孔24に繋がる反射膜側小孔20を通過し、リチウムイオンがエレクトロクロミック膜16に侵入する。これにより、エレクトロクロミック膜16では以下の式2の還元反応が生じ、所謂タングステンブロンズと称される青色のLixWOがエレクトロクロミック膜16で形成される。

Li+e+WO→LixWO ・・・(式2)

このようにしてエレクトロクロミック膜16が青色に着色されることでエレクトロクロミック膜16が着色される前に比べて反射率が低下する。
以上のようなエレクトロクロミックミラー10を、例えば、車両における後方確認用のインナミラー(ルームミラー)やアウタミラー(ドアミラーやフェンダーミラー)等のミラー本体に用いると、昼間時にはスイッチ52をOFF状態で維持して高い反射率で後方を確認でき、夜間時等に後方の車両がヘッドライトを点灯させている場合には、スイッチ52をON状態に切り換えてエレクトロクロミック膜16を着色し、反射率を低下させることで、ヘッドライトの反射光を低減でき、眩しさが低下する。
また、本実施の形態では、反射膜側小孔20は内径(内周部の直径)寸法Dを0.5μm(すなわち、20μm以下)としていることで、基本的には反射膜側小孔20を直接目視することができない。このため、反射膜側小孔20を形成してもエレクトロクロミックミラー10での反射光を目視した際に違和感が生じない。
しかも、反射膜側小孔20の内径寸法Dと隣り合う反射膜側小孔20の中心間距離Lとの比は7以上になり、その逆数である中心間距離Lと内径寸法Dとの比は0.5以下としている。このため、反射膜側小孔20を形成したにも関わらず、反射率の低下を抑えることができ、導電性反射膜18にて光を充分に反射できるうえ、反射膜側小孔20の境界の光の回折現象に起因した光に散乱が極めて効果的に低減され、反射光により形成される反射像が光干渉を発生したり、白濁したりすることを防止又は効果的に抑制できる。
ところで、上記のように、導電性膜36と導電性反射膜18との間に所定の大きさの電圧を印加すると、陽極である導電性膜36の近傍にて電解液40中に含まれるフェロセンが酸化され、以下の式3に示されるように正のフェロセンイオンとなる。

Fe(C−e→〔Fe(C ・・・(式3)

この正のフェロセンイオンが陰極で還元されて元のフェロセンに戻り、この酸化と還元が繰り返されると陽極と陰極との間で定常的に電流が流れる。
ここで、本エレクトロクロミックミラー10では、電極の陰極である導電性反射膜18と電解液40との間には絶縁膜22が形成されており、絶縁膜側小孔24の内側を除いては導電性反射膜18と電解液40との間が電気的に絶縁されている。このため、絶縁膜側小孔24及び反射膜側小孔20の部分においてはフェロセンイオンがフェロセンに戻る還元反応が生じるものの、絶縁膜側小孔24が形成されていない部分では導電性反射膜18に電解液40が触れないのでフェロセンイオンの還元反応が生じない。
このため、全体的にはフェロセンイオンがフェロセンに戻る還元反応を極めて効果的に抑制できるので、フェロセンの酸化還元反応の繰り返しにより導電性膜36と導電性反射膜18との間で定常的に電流が流れることを極めて効果的に抑制できる。これにより、導電性膜36と導電性反射膜18との間で定常的に電流が流れることに起因した導電性膜36と導電性反射膜18との間の部分的な電圧降下を極めて効果的に抑制でき、エレクトロクロミック膜16を均一に着色できる。
また、このように本エレクトロクロミックミラー10では、フェロセンの酸化還元反応の繰り返しを絶縁膜22により抑制するので、導電性膜36や導電性反射膜18の大きさ(寸法)や導電性膜36と導電性反射膜18との間隔が電解液40の導電率等に束縛されない。このため、エレクトロクロミックミラー10の大きさ等を自由に設定できる。
<第2の実施の形態の構成>
次に本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態を説明するにあたり、前記第1の実施の形態と基本的に同一の部位に関しては同一の符号を付与してその詳細な説明を省略する。
図2には本実施の形態に係るエレクトロクロミックミラー90の構成が概略的な断面図により示されている。
この図に示されるように、本エレクトロクロミックミラー90は絶縁膜22を備えておらず、代わりに還元反応抑制手段としての絶縁膜の一態様であるリチウムイオン導伝膜92を備えている。
リチウムイオン導伝膜92は、窒化リチウム(LiN3)、フッ化リチウム(LiF)、フッ化マグネシウム(MgF)、酸化タンタル(Ta)、4フッ化アルミリチウム(LiAlF)等の電気的には絶縁性を有するものの、リチウムイオンの透過が可能な無機材料、又は、PMMA(ポリメチルメタクリレート)やPEO(ポリエチレンオキサイド)等のポリマーに過塩素酸リチウム(LiClF)等のリチウム塩を導入した材料により形成されている。
また、図2における一点鎖線の楕円Gには一点鎖線の楕円Fの部位を更に拡大した概略的な断面が示されている。これに示されるように、前記第1の実施の形態における絶縁膜22とは異なり、このリチウムイオン導伝膜92には絶縁膜側小孔24が形成されておらず、しかも、導電性反射膜18に形成された反射膜側小孔20はリチウムイオン導伝膜92により埋められている。
<第2の実施の形態の作用、効果>
以上の構成の本実施の形態では、リチウムイオン導伝膜92には絶縁膜側小孔24が形成されていないものの、導電性膜36と導電性反射膜18との間に電圧が印加されると、リチウムイオンがリチウムイオン導伝膜92を透過する。しかも、リチウムイオン導伝膜92は電気的な絶縁性を有しているので、陽極である導電性膜36の近傍にて電解液40中に含まれるフェロセンが酸化されても、電解液40と導電性反射膜18との間は電気的に絶縁されているので導電性反射膜18にて正のフェロセンイオンの還元反応が生じることはない。
すなわち、本実施の形態は、絶縁膜22に代わりリチウムイオン導伝膜92が用いられているものの、基本的には前記第1の実施の形態と同様の作用を奏し、前記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るエレクトロクロミックミラーの概略的な断面図で、図中の一点鎖線の楕円Bは図中の一点鎖線の楕円Aの部分を拡大して示している。 本発明の第2の実施の形態に係るエレクトロクロミックミラーの概略的な断面図で、図中の一点鎖線の楕円Gは図中の一点鎖線の楕円Fの部分を拡大して示している。
符号の説明
10 エレクトロクロミックミラー
16 エレクトロクロミック膜
18 導電性反射膜(陰極)
20 反射膜側小孔
22 絶縁膜(還元反応抑制手段)
24 絶縁膜側小孔
36 導電性膜(陽極)
40 電解液
90 本エレクトロクロミックミラー
92 リチウムイオン導伝膜(還元反応抑制手段)

Claims (4)

  1. 所定のイオン及び酸化還元剤を含めて構成された電解物質を陽極と陰極との間に封入し、前記陰極と前記陽極との間に電圧を印加することで前記所定のイオンとエレクトロクロミック膜とで還元反応を生じさせ、この還元反応により前記エレクトロクロミック膜を着色させて前記エレクトロクロミック膜での光の透過率を変更することで前記光の反射率を変更するエレクトロクロミックミラーであって、
    前記電圧の印加状態で、前記所定のイオンが前記エレクトロクロミック膜に到達することを許容すると共に、前記電圧の印加によって前記陽極にて酸化された前記酸化還元剤の前記陰極における還元反応を抑制する還元反応抑制手段を備えることを特徴とするエレクトロクロミックミラー。
  2. 前記エレクトロクロミック膜が設けられた表側からの光を反射すると共に、前記所定のイオンの透過が可能とされ、更に、前記陰極を構成する導電性反射膜と、
    前記導電性反射膜の裏側で前記導電性反射膜と前記電解物質との間に介在し、前記所定のイオンの透過が可能とされると共に電気的な絶縁性を有する絶縁膜と、
    を備え、前記絶縁膜を含めて前記還元反応抑制手段を構成したことを特徴とする請求項1に記載のエレクトロクロミックミラー。
  3. 前記所定のイオンの透過が可能に前記導電性反射膜の表側と裏側とを連通する多数の反射膜側小孔を前記導電性反射膜に形成したことを特徴とする請求項2に記載のエレクトロクロミックミラー。
  4. 前記所定のイオンの透過が可能に前記絶縁膜の表側と裏側とを連通すると共に、前記導電性反射膜の側で前記反射膜側小孔に連通する多数の絶縁膜側小孔を前記絶縁膜に形成したことを特徴とする請求項3に記載のエレクトロクロミックミラー。
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