JP2009175113A - センサモジュール、センサ付ホイール、およびタイヤ組立体 - Google Patents

センサモジュール、センサ付ホイール、およびタイヤ組立体 Download PDF

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Abstract

【課題】複数種類のセンサが集積された、比較的単純な構成で、かつ比較的コンパクトなセンサモジュールを提供する。
【解決手段】キャビティ11を有する基体12と、キャビティ11内に収容されるセンサ素子32を含む第1のセンサ部と、前記センサ素子の収容された空間を封止し且つ少なくとも一部が導電性を有する蓋体22と、蓋体22と対向した状態でキャビティ11内に配置される固定電極24とでダイアフラム圧力センサを構成する第2のセンサ部と、を備えたセンサモジュール10を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のセンサが集積されたセンサモジュール、センサ付ホイール、およびタイヤ組立体に関する。
一般的に、対象物の複数の物理量を同時に計測するには、計測する物理量の種類に応じたセンサが必要であり、この対象物に対して複数のセンサを取り付ける必要がある。取り付けるセンサの数が増え、取り付け位置が増加したり、対象物におけるセンサの実装面積が増大すると、装置構成が複雑になり、また、この対象物自体の特性が変化することにも繋がる。複数の物理量を同時に計測する計測系においては、複数のセンサを、比較的少ない実装面積でなるべく集積させて実装することが望まれている。
例えば、特許文献1には、加速度センサと圧力センサとを、1つのパッケージ内に配置したセンサ装置が記載されている。特許文献1記載のセンサ装置では、加速度センサと圧力センサと集積回路とが、一枚の基板の一方の基板面に並列に配置されている。
国際公開 WO2005/019790号パンフレット
特許文献1記載のセンサ装置では、加速度センサと圧力センサとを1つのパッケージ内に配置しているが、加速度センサと圧力センサと集積回路とが、一方の基板面に並列に配置されているので、各センサの実装に必要な基板面の面積は比較的大きく、センサ装置の構成も複雑になっている。
本願発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、複数種類のセンサが集積された、比較的単純な構成で、かつ比較的コンパクトなセンサモジュールを提供することを目的とする。
本願発明のセンサモジュールは、キャビティを有する基体と、前記キャビティ内に収容されるセンサ素子を含む第1のセンサ部と、前記センサ素子の収容領域を封止し且つ少なくとも一部が導電性を有する蓋体と、前記蓋体と対向した状態で前記キャビティ内に配置される固定電極とでダイアフラム圧力センサを構成する第2のセンサ部と、を備えている。
本発明によれば、複数種類のセンサが集積されたセンサモジュールを、比較的単純な構成で、かつ比較的コンパクトに構成することができる。また、本発明によれば、圧力センサを構成する2つの電極間の静電容量を比較的大きくし、圧力変動に対する感度を比較的高くすることができる。
以下、本発明を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明のセンサモジュールの第1の実施態様のうちの1つの実施形態(実施形態1−1)である、センサモジュール10について説明する図である。図1(a)は、センサモジュール10から後述する封止樹脂層48を除いた状態の概略上面図である。また、図1(b)は、センサモジュール10の概略断面図であり、図1(c)は、センサモジュール10から後述する蓋体22を除いた状態を示す概略下面図である。
センサモジュール10は、例えば複数の絶縁層12aが積層してなる基体12と、基体12の後述する枠状部14の斜面に設けられた段差部14aに接合して固定された蓋体22と、例えばピエゾ抵抗型加速度センサ素子である加速度センサ素子32(第1センサ素子32)と、例えば公知の温度センサ素子34(第2センサ素子34)と、回路素子42や44、およびコンデンサ46等からなる電子回路部品41と、例えば樹脂材料から封止樹脂層48とを有して構成されている。
基体12は、例えば周知のグリーンシート積層法によって作製された積層基板である。具体的には、接続パッド21や外部接続端子23、内部配線パターン25やビアホール導体27となる導体ペーストが印刷・塗布された複数のグリーンシートを、積層・圧着し、これを一体焼成することで作製されている。
より具体的には、基体12は、例えば、酸化アルミニウム質焼結体や窒化アルミニウム質焼結体・ムライト質焼結体・炭化珪素質焼結体・窒化珪素質焼結体・ガラス−セラミックス等のセラミックス材料から成る積層体であり、例えば酸化アルミニウム質焼結体から成る場合であれば、酸化アルミニウム・酸化珪素・酸化マグネシウム・酸化カルシウム等のセラミック原料粉末に適当な有機バインダ・溶剤・可塑剤・分散剤を添加混合して泥漿状となすとともにこれを従来周知のドクタブレード法を採用してシート状に成形することにより複数枚のセラミックグリーンシートを得、しかる後、これらのセラミックグリーンシートに適当な打ち抜き加工・積層加工・切断加工を施すことにより生セラミック成形体を得、最後にこの生セラミック成形体を約1600℃の温度で焼成することにより製作される。
また、接続パッド21や外部接続端子23および内部配線パターン25は、タングステンやモリブデン・銅・銀等の金属粉末メタライズから成り、タングステン等の金属粉末に適当な有機バインダ・溶剤・可塑剤・分散剤等を添加混合して得たメタライズペーストを従来周知のスクリーン印刷法を採用して基体12用のセラミックグリーンシートに所定のパターンに印刷塗布し、これを基体12用の生セラミック成形体とともに焼成することによって基体12の内部および表面に所定のパターンに形成される。なお、接続パッド21や外部接続端子23および内部配線パターン25の露出表面には、導体表面が酸化腐食するのを防止するとともにハンダ等の導電性接合材との接合を良好なものとするために、通常であれば、厚みが1〜10μm程度のニッケルメッキ層と厚みが0.1〜3μm程度の金めっき層とが順次被着されている。
基体12は、第1センサ素子32が載置される載置面12Aから突出した枠状部14が形成されている。枠状部14は載置面12Aに形成されており、周囲が枠状部14によって囲まれたキャビティ部11の内部領域に、第1センサ素子32が配置されている。この枠状部14の突出端面には、外部接続端子23が配置されている。また、枠状部14の側面の、突出端面(外部接続端子23)よりも載置面12Aに近い位置には、載置面12Aと略平行な面を有する段差部14aが設けられている。段差部14aには、蓋体接続電極29が設けられている。この段差部14aには、例えば金属からなる蓋体22が、その周縁部が接合されて固定されており、蓋体22と蓋体接続電極29とは電気的に接続されている。このように、センサモジュール10には、基体12における第1センサ素子32の載置面12Aと、載置面12Aから突出した枠状部14の内周面と、蓋体22とで囲まれた封止空間が形成されている。
第1の実施態様に対応するセンサモジュール10では、このキャビティ部11の内部に、第1センサ素子32が収容されるとともに、キャビティ部11の内部の載置面12Aの表面に、蓋体22と対向する固定電極24が配置されている。
センサモジュール10では、基体12の載置面12Aと反対の側の基板面12Bに、第2センサ素子34、回路素子42、44、およびコンデンサ46等からなる電子回路部品41が配置されている。例えば回路素子42、44は、例えばフリップチップ実装によって、ビアホール導体27や内部配線パターン25と接続した電極パッド43と接続されている。なお、回路素子42および44は、接着剤等により基体12の基板面12Bに設置され、ワイヤボンディング等で形成された導線によって、基板面12Bに設けられた電極パッド43等と電気的に接続されていてもよい。例えば突出部14の突出端面に設けられた外部接続端子23は、ビアホール導体27や内部配線パターン25、および基板面12Bの電極パッド43や図示しない配線パターンを介して、回路素子42および44等と電気的に接続されている。センサモジュール10では、この外部接続端子23を介して各回路素子42、44等から信号を出力したり、また、この外部端子23を介して各回路素子42、44等に所定の制御信号や、後述する補正データ等を入力可能となっている。また、固定電極24および蓋体側接続電極29は、ビアホール導体27や内部配線パターン25を介して回路素子42と電気的に接続されている。なお、本明細書に添付の各図においては、接続パッド21、内部配線パターン25やビアホール導体27について、その一部のみを示している。本発明のセンサモジュールの各実施形態それぞれにおいて、センサモジュール10を構成する各部は、本明細書に記載されているように電気的に接続されている。基体における接続パッドや内部配線パターン、およびビアホール導体等の配置や形状は、特に限定されない。
蓋体22は可塑性を有する金属からなり、例えばNi−Fe合金やNi−Fe―Co合金からなり、厚さは例えば50〜100μmとされている。蓋体22は、シーム溶接や接着剤により、枠状部14の段差部14aに接合されて、キャビティ11を閉塞(密閉)して第1センサ素子32の収容空間を封止している。蓋体22は、段差部14aに設けられた蓋体側電極29と電気的に接続されている。固定電極24および蓋体側接続電極29は回路素子42と電気的に接続されている。回路素子42は固定電極24と蓋体側接続電極29との間隙の電気容量の値を常時モニタし、さらに、モニタした電気容量の値をキャビティ11の外部の圧力の値に換算する。回路素子42は、この圧力値情報を、ビアホール導体27や内部配線パターン25を介して外部接続端子23へ出力する。
キャビティ11を閉塞する蓋体22は可塑性であり、キャビティ11の内部圧力と、キャビティ11の外部圧力との圧力差に応じて変形する。例えば、キャビティ11外の圧力が比較的高くなれば、蓋体22はキャビティ11の内側に向けて凹み、一方、キャビティ11外の圧力が比較的低くなればキャビティ外に向けて突出するように変形する。蓋体22と固定電極24との間隙の静電容量は蓋体22の変形に応じて変動し、回路素子42がこの静電容量に基づいた圧力値を求めて出力する。センサモジュール10では、このように、キャビティ11を閉塞する蓋体22と、キャビティ11内に配置された固定電極24とで、ダイアフラム式圧力センサ13を構成している。なお、蓋体22は金属であることに限定されない。蓋体22は、少なくとも一部が導電性を有していればよく、例えば金属層とセラミック等からなる絶縁体層とが、複数積層された構造であってもよい。蓋体22の構造や厚さなどは、測定対象である外部圧力の大きさの程度、必要な測定精度等に応じて適宜設定すればよく、蓋体22の構成については特に限定されない。
第1センサ素子32は、エポキシ系接着剤33等で基体12の載置面12Aに固定されている。図2は、第1センサ素子32について説明する図であり、図2(a)は第1センサ素子32の概略上面図、図2(b)は第1センサ素子32の概略断面図である。第1センサ素子32は、枠状体36で囲まれた内部領域に、可動部としての可動体38が配置されて構成されている。枠状体36は、基体12の載置面12Aに接合されて固定される固定部である。可動体38は、枠状体36に囲まれた内部領域に配置される重錘部38aと、枠状体36の蓋体22側から重錘部38aに延びて重錘部38aを支持する梁部38bとを備えている。第1センサ素子32において、重錘部38aと載置面12Aとの距離は、エポキシ接着剤33の厚みによって調整されており、重錘部38aと載置面12Aとのギャップが、例えば10μmに設定されている。
複数の梁部38bのそれぞれには、梁部38bの変形とともに変形し、変形に応じた電気信号を発するピエゾ抵抗体からなる抵抗素子39a、39b、39cが設けられている。梁部38bには、図中x軸方向の加速度を検出するための抵抗素子39a、図中y軸方向の加速度を検出するための抵抗素子39b、図中z軸方向の加速度を検出するための抵抗素子39c、がそれぞれ配置されている。枠状体36の表面には、図示しない導体パターンを介して各抵抗素子39a〜39cそれぞれと接続した電極パッド35が設けられている。センサモジュール10において電極パッド35は、ワイヤボンディングによって形成された導線17を介して、基体12の側の接続パッド21と電気的に接続されている。
第1センサ素子32に加速度が生じると、慣性によって重錘部38aが変位し、加速度の大きさおよび方向に応じて各梁部38bがそれぞれ変形し、この変形に応じて各抵抗素子39a〜39cそれぞれから電気信号が発せられる。各梁部38bの変形に応じて各抵抗素子39a〜39cから発せられた電気信号は、電極パッド35を介して基体12の側の接続パッド21に送られる。電極パッド35と接続した接続パッド21は、回路素子44と電気的に接続されており、回路素子44は、ピエゾ抵抗体39から発せられた変形に応じた電気信号を常時モニタする。回路素子44は、さらに、モニタした電気情報を第1センサ素子32の加速度に換算し、換算した加速度情報を、ビアホール導体27や内部配線パターン25を介して外部接続端子23へ出力する。
このように、第1センサ素子32は、蓋体22と固定電極24とで構成されるダイアフラム式圧力センサ13とは異なる物理量を計測するセンサである。センサモジュール10では、キャビティ11の内側に第1センサ素子32を配置することで、ダイアフラム式圧力センサ13と、このダイアフラム式圧力センサ13と異なる物理量を計測する第1センサ素子32とを、比較的少ない実装面積で集積させている。さらに、センサモジュール10では、ダイアフラム式圧力センサ13からの出力情報(静電容量の情報)を、キャビティ11外部の圧力の値に換算するための回路素子42を、基体12の上記反対側の基板面12Bに配置している。また、第1センサ素子32からの出力情報(上記変形に応じた電気信号)を、第1センサ素子32の加速度に換算するための回路素子44も、基体12の上記反対側の基板面12Bに配置している。これにより、例えば、ダイアフラム式圧力センサ13および第1センサ素子32と並列に、基体12の表面に各回路素子42、44を設ける場合に比べて、センサモジュールにおけるセンサおよび回路の実装面積を比較的小さくすることができる。また、コンデンサ46等からなる各種電子部品についても、基体12の上記反対側の基板面12Bに実装されており、センサモジュール10をさらに比較的コンパクトに構成している。なお、本明細書に記載の各実施態様および実施形態では、いずれも回路素子42および44が備えられているが、これら回路素子を必ずしも備えている必要はない。例えば、上記静電容量の情報や、上記変形に応じた電気信号等を、外部接続端子から直接出力する構成であってもよい。
センサモジュール10では、第1センサ素子32の梁部38bの側を覆うように蓋体22が配置されており、図中z軸方向に比較的強い加速度が生じた場合でも、重錘部38aの変位は、第1センサ素子32と蓋体22との間隙の範囲に抑制されている。
図2に示す第1センサ素子32は、例えば酸化膜を介してシリコン層が積層されたいわゆるSOIウエハを、半導体微細加工技術(いわゆるマイクロマシンニング技術)を利用して加工することで作製することができる。例えばSOIの一方の表面のシリコン層を、例えばSiディープRIEエッチングによって酸化膜層までエッチングを行い、梁部38bおよび重錘部38aの一部(表面層部分)を形成する。続いて、SOIの他方の表面のSOI層を、例えば周知のSiディープRIEエッチングによって酸化膜層までエッチングを行い、重錘部38aを形成する。その後、酸化膜層をエッチング除去して、梁部38bおよび重錘部38aをリリースし、可動構造とする。なお、抵抗体素子39a〜39cは、例えば一方のシリコン層に不純物(例えばボロン)をドーピングして、形成することができる。なお、ピエゾ抵抗型半導体素子の構成および作製方法は、上記の形態に限定されない。
微細加工技術(マイクロマシンニング技術)を利用して作製された、比較的微小な構造体である第1センサ素子32は、作製時における重錘部38aや梁部38bの加工精度の違い等(すなわち重錘部38aや梁部38bの寸法精度の違い等)に起因し、例えば温度特性等の素子特性が、各素子毎に1つ1つ異なっている。また、センサモジュール10における第1センサ素子32からの出力値は、例えば第1センサ素子32の基体12への実装状態(例えば、設置状態での傾き)等に応じて異なっている。センサモジュール10では、回路素子44に例えばROM等の図示しないメモリ部が設けられており、このメモリ部に、第1センサ素子32固有の温度特性補正データや、センサモジュール10固有の傾き補正データ等が記憶されている。回路素子44は、第1センサ素子32のピエゾ抵抗体39から発せられた変形に応じた電気信号を受け取った後、このメモリ部に記憶された温度特性補正データや傾き補正データ等を用いて、受け取った電気信号に対して必要な補正処理を行い、各センサモジュールに応じた適切な加速度データを出力する。
かかる補正データは、例えばセンサモジュールの1つ1つについて個別に検査を行って生成すればよく、生成した補正データはセンサモジュール10に設けられた補正データ入力パッドから入力すればよい。図3は、センサモジュール10の構成について説明する概略斜視図である。センサモジュール10では、基体12の側面12Cに、補正データ入力パッド51が設けられている。補正データ入力パッド51は、ビアホール導体27や内部配線パターン25(図3では、一部のみを示す)を介して回路素子44と接続されている。例えば、補正データ入力パッド21には、図示しないピン状の外部端子の先端が当接され、この外部端子から出力される補正データが、ビアホール導体27や内部配線パターン25を介して回路素子44のメモリ部に入力される。本実施形態のセンサモジュール10では、基体12の側面12Cには、表面が所定の曲率をもつ凹部が形成されており、補正データ入力パッド51は、この凹部の表面に形成されている。これにより、外部端子の先端を補正データ入力パッド51に接触させる際の作業性や、外部端子の先端と補正データ入力パッドとの接触状態が比較的良好となり、補正データの入力エラー等の不具合の発生が低減され、製造コストも比較的低くされている。なお、上述のように、回路素子44は、ビアホール導体27や内部配線パターン25を介して外部接続端子23とも接続されている。センサモジュール10では、この外部端子23を介して修正データを入力することで、回路素子44のメモリ部に記憶された各種補正データを、繰り返し書き換えることが可能となっている。例えば、センサモジュール10を外部の実装対象体(後述する実装基板62など)に実装した状態それぞれに応じて、メモリ部に記憶された各種補正データを書き換えることで、複数の実装状態それぞれにおいて、比較的高い精度の出力値を得ることができる。
コンデンサ46等は、回路素子42や44と共同して所定の回路を構成する公知の電子部品である。センサモジュール10では、これらコンデンサ46等からなる各種電子部品についても、基体12の上記反対側の基板面12Bに実装されており、センサモジュール10は比較的コンパクトに構成されている。
センサモジュール10では、基体12の上記反対側の基板面12Bに、第2センサ素子34がさらに配置されている。センサモジュール10では、第2センサ素子34として、例えば公知の温度センサ素子が実装されている。第2センサ素子34は、基板面12Bの表面に、例えば接着剤等で固定されている。第2センサ素子34は、回路素子44と電気的に接続されており、測定した現在の温度情報を回路素子44へと送る。回路素子44は、第1センサ素子32のピエゾ抵抗体39から発せられた変形に応じた電気信号を受け取った後、第2センサ素子34から受け取った現在の温度情報と、このメモリ部に記憶された温度特性補正データとに基づいて、受け取った電気信号に対して必要な補正処理を行い、現在の温度に応じた適切な加速度データを出力する。なお、本実施形態では、回路素子42や44等とは独立した部材である温度センサ素子(第2センサ素子34)を基板面12Bに配置しているが、例えば回路素子42または回路素子44に、温度センサ部を一体化させて設けてもよい。
基体12は、外部の実装対象体(例えば、後述する実装基板62等)と直接当接する部位であり、外部からの熱の流入および外部への熱の流出による温度変化が比較的大きい。センサモジュール10では、第1センサ素子32および第2センサ素子34が、基体12の対向する基板面(12Aおよび12B)にそれぞれ実装されているので、第1センサ素子32および第2センサ素子34の温度プロファイルが比較的近くなっている。すなわち、第2センサ素子34で測定した現在温度が、第1センサ素子32の現在温度に比較的高い精度で一致する。このため、回路素子44において、第2センサ素子34で測定した現在温度に基づいて、第1センサ素子からの電気信号を温度補正すれば、実際の第1センサの温度状態に基づいた比較的正確な温度補正ができる。温度プロファイルが第1センサ素子32と比較的良好に一致するのは、回路素子42や回路素子44に関しても同様であり、回路素子42や回路素子44に一体化して温度センサ部が設けられている場合であっても、温度補正によって比較的高い精度の出力値を得ることができる。
基体12の上記反対側の基板面12Bに配置された、第2センサ素子34、回路素子42、44、およびコンデンサ46等からなる電子回路部品41等は、例えば樹脂材料からなる封止樹脂層48によって被覆されている。封止樹脂層48は、例えばエポキシ系樹脂等からなり、基板面12Bに配置された各部品を保護する。この封止樹脂層48は、第2センサ素子34や電子回路部品41等の上面を覆うように、周知のスクリーン印刷法等により例えばエポキシ樹脂を塗布した後、例えば180℃、60分の加熱により硬化して形成される。センサモジュール10が、例えばタイヤ等の高温・高湿・高衝撃環境内に実装された場合においても、封止樹脂層48が、水分、湿度、機械的衝撃等から各部品を保護し、センサモジュール10の信頼性は比較的高く維持される。
センサモジュール10では、上記反対側の基板面12Bに封止樹脂層48を設けつつ、第1センサ素子32は封止樹脂層48が設けられている側と対向する基板面(載置面12A)に配置されている。さらに、この第1センサ素子32は、基体12および蓋体22とで閉塞されたキャビティ11内に収容されている。すなわち、封止樹脂層48と第1センサ素子32とは、基体12を隔てて離間しており、さらには、第1センサ素子32はキャビティ11内に収容されている。上記封止樹脂層48は、対衝撃性等に優れているが、例えば高温・高湿環境においては、アウトガスが発生する可能性がある。センサモジュール10では、封止樹脂層48からアウトガスが発生したとしても、第1センサ素子32や各回路素子42、44等へのアウトガス成分の付着を、比較的低く抑えておくことができる。このため、センサモジュール10を、例えば高温・高湿・高衝撃環境下に配置したとしても、第1センサ素子32や回路素子42、44等は、比較的高い信頼性で動作し続けることができる。
本願発明の第1の態様であるセンサモジュール10では、キャビティ11の内側に第1センサ素子32が配置され、基体12の表面である載置面12Aに固定電極24が配置されている。ダイアフラム式圧力センサ13において、圧力の測定精度、すなわち静電容量の測定精度をより高めるには、蓋体22と固定電極24との間隙を小さくするか、蓋体22と固定電極24との対向面積を大きくする必要がある。図1に示す実施形態1−1のセンサモジュール10では、キャビティ11における載置面12Aの面積を比較的大きくし、かつ、第1センサ素子32の大きさを比較的小さくすることで、蓋体22と固定電極24との対向面積を比較的大きくすることができる。実施形態1−1のセンサモジュールでは、キャビティ11内に第1センサ素子32を収容して、比較的コンパクトな構成のセンサモジュールを構成するとともに、比較的高い精度で圧力を測定することができる。
図4は、本発明のセンサモジュールの第1の態様のうち、実施形態1−1とは異なる実施形態(実施形態1−2)のセンサモジュール20について説明する概略断面図である。以下、図4に示す実施形態1−2のセンサモジュール20について説明するが、実施形態1−1のセンサモジュール10と同様の構成については詳細な説明を省略する。なお、図4および以下のセンサモジュール20の説明において、センサモジュール10と同様の構成については、センサモジュール10と同じ符号を用いている。図4に示すセンサモジュール20では、キャビティ11の内部において、第1センサ素子32を囲むように、基体12の載置面12Aから突出してなる第2の段差部14bが形成されている。この段差部14bは、蓋体22の周縁部が接合される段差部14aと、キャビティ11内に収容された第1センサ素子32の高さ位置Hとの間隙に位置している。実施形態1−2のセンサモジュール20では、この第2の段差部14bに固定電極24が配置されている。すなわち、実施形態1−2のセンサモジュール20では、基板12の載置面12Aおよび第1センサ素子32の高さ位置Hの双方に対して、蓋体22により近い位置に固定電極24を配置している。これにより、蓋体22と固定電極24との間隙を比較的小さくし、ダイアフラム式圧力センサ13における静電容量の大きさを比較的大きくしている。なお、段差部14bすなわち固定電極24を、第1センサ素子32の高さ位置Hよりも、載置面12Aにより近い位置に配置しても構わない。ただし、ダイアフラム式圧力センサ13における静電容量の大きさを比較的大きくするには、第1センサ素子32の高さ位置Hの双方に対して、蓋体22により近い位置に固定電極24を配置することが好ましい。
なお、図4に示すセンサモジュール20では、第1センサ素子32のピエゾ抵抗体39(図4において図示せず)が、第1センサ素子32の枠状体36に設けられたビアホール導体37を介して、枠状体36の表面に設けられた電極パッド39と電気的に接続されている。センサモジュール20では、この電極パッド39が基体12表面の電極パッド21にフリップチップ実装されて、第1センサ素子32が載置面12Aに実装されている。なお、実施形態1−1に示すセンサモジュール10においても、第1センサ素子32の枠状体36にビアホール導体を設け、このビアホール導体を介して、枠状体36の表面に設けられた電極パッド39と電極パッド21とが電気的に接続されるようにしてもよい。また逆に、実施形態1−2において、ワイヤボンディングで形成された導線を介して、基体12の電極パッド21とピエゾ抵抗体39とが電気的に接続されていてもよい。この点は、後述する各実施態様および各実施形態において同様である。第1の加速度センサの実装形態、および電極パッドとの接続形態は、特に限定されない。
図5は、本発明のセンサモジュールの第2の態様の一実施形態(実施形態2−1)について説明する概略断面図である。本発明の第2の実施態様では、キャビティ11内に配置された第1センサ素子の枠状体(固定部)の表面に、固定電極が設けられている。以下、図5に示す実施形態2−1のセンサモジュール30について説明するが、実施形態1−1のセンサモジュール10と同様の構成については詳細な説明を省略する。なお、図5および以下のセンサモジュール30の説明においても、センサモジュール10と同様の構成については、センサモジュール10と同じ符号を用いている。図5に示すセンサモジュール30では、キャビティ11内部に収容された第1センサ素子32の、固定部である枠状体36の表面に固定電極24が配置されている。第1センサ素子32は、キャビティ11の内部の載置面12Aに配置されており、第1センサ素子32の表面の高さ位置H2は、基体12の載置面12Aよりも蓋体22に近い位置にある。第1センサ素子32の表面に固定電極24を設けることで、固定電極24と蓋体22との離間距離を、比較的小さくしておくことができる。これにより、固定電極24と蓋体22とで構成されるダイアフラム式圧力センサ13の静電容量を比較的大きくし、圧力の測定精度を比較的高くすることができる。本実施形態2−1では、例えば第1センサ素子32が、キャビティ11内で比較的大きな体積を占める場合でも、比較的高い圧力の測定精度を得ることができる。
また、図6は、本発明のセンサモジュールの第2の態様の他の実施形態(実施形態2−2)について説明する概略断面図である。以下、図6に示す実施形態2−2のセンサモジュール40について説明するが、実施形態1−1のセンサモジュール10と同様の構成については詳細な説明を省略する。なお、図6および以下のセンサモジュール40の説明においても、センサモジュール10と同様の構成については、センサモジュール10と同じ符号を用いている。図6に示すセンサモジュール40も、キャビティ11内部に収容された第1センサ素子32の、固定部である枠状体36の表面に固定電極24が配置されている。図6に示すセンサモジュール40では、第1センサ素子32の、梁部38bおよび抵抗素子39a〜39c、および電極パッド35が設けられている側が、基体12の載置面12Aと対向している。センサモジュール40では、基体12の電極パッド21と第1センサ素子32の電極パッド35とが、例えばハンダを用いたフリップチップ実装によって接続されている。なお、センサモジュール40では、フリップチップ実装に加えて、接着剤33も用いて第1センサ素子32と基体12の載置面12Aとを接合しており、第1センサ素子32は比較的高い接合強度で、基体12に接合されている。センサモジュール40では、固定部である枠状部36の、抵抗素子39a〜39cや電極パッド35が設けられている側と反対の側(下面側)に、固定電極24が設けられている。この下面側には、抵抗素子39や図示しない配線パターン、また電極パッド35などが、いずれも配置されておらず、固定電極24を比較的広い面積で配置しておくことができる。センサモジュール40では、また、抵抗素子39と基体12の電極パッド21との距離が比較的短いので、信号の伝送中に生じるノイズの原因となる余分な容量成分を比較的小さくすることもでき、第1センサ素子32の抵抗素子39a〜39cから出力された電気信号に生じるノイズを比較的低減し、回路素子44によって比較的高精度に取得することができる。本実施形態2−2では、圧力の測定精度が比較的高く、また、加速度の測定精度も比較的高い。
また、図7は、本発明のセンサモジュールの第3の態様の一実施形態(実施形態3−1)について説明する概略断面図である。本発明の第3の実施態様では、キャビティ内の基体載置面の表面と、キャビティ内に配置された第1センサ素子の枠状体(固定部)の表面と、の双方に固定電極が設けられている。以下、図7に示す実施形態3−1のセンサモジュール50について説明するが、実施形態1−1のセンサモジュール10と同様の構成については詳細な説明を省略する。なお、図7および以下のセンサモジュール50の説明においても、センサモジュール10と同様の構成については、センサモジュール10と同じ符号を用いている。実施形態3−1のセンサモジュール50では、基体12の表面である載置面12Aに第1の固定電極24aが配置されるとともに、第1センサ素子32の枠状体36の表面に第2の固定電極24bが配置されている。実施形態3−1では、ダイアフラム式圧力センサ13の静電容量は、第1の固定電極24aと蓋体22とで構成された第1の容量部と、第2の固定電極24bと蓋体22とで構成された第2の容量部とが合成された大きさになる。実施形態3−1では、ダイアフラム式圧力センサ13の静電容量の大きさは、実施形態1−1および実施形態2−1のいずれよりも大きくすることができる。
また、図8は、本発明のセンサモジュールの第3の態様のうち、実施形態3−1とは異なる実施形態(実施形態3−2)について説明する概略断面図である。以下、図8に示す実施形態3−2のセンサモジュール60について説明するが、実施形態1−2のセンサモジュール20と同様の構成については詳細な説明を省略する。なお、図8および以下のセンサモジュール60の説明において、センサモジュール20と同様の構成については、センサモジュール20と同じ符号を用いている。図8に示すセンサモジュール60では、キャビティ11の内部において、第1センサ素子32を囲むように、基体12の載置面12Aから突出してなる第2の段差部14bが形成されている。実施形態3−2のセンサモジュール60では、この第2の段差部14bに第1の固定電極24aが配置されるとともに、第1センサ素子32の枠状体36の表面に第2の固定電極24bが配置されている。実施形態3−2でも、実施形態3−1と同様に、ダイアフラム式圧力センサ13の静電容量は、第1の固定電極24aと蓋体22とで構成された第1の容量部と、第2の固定電極24bと蓋体22とで構成された第2の容量部とが合成された大きさになる。実施形態3−2では、ダイアフラム式圧力センサ13の静電容量の大きさを、実施形態1−2および実施形態2−1のいずれよりも大きくすることができる。
また、図9(a)は、本発明のセンサモジュールの第4の態様の一実施形態(実施形態4−1)について説明する概略断面図であり、図9(b)は、図9(a)で示す断面と直交する断面図である。本発明の第4の実施態様では、固定電極24が、蓋体22とセンサ素子32との間に蓋体22に対向した状態で配置された固定部材15における、蓋体22の導電性を有する領域22aと対向する領域15aに配置されている。以下、図9(a)および(b)に示す実施形態4−1のセンサモジュール90について説明するが、実施形態1−1のセンサモジュール10と同様の構成については同じ符号を用いて詳細な説明を省略する。センサモジュール90によれば、ダイアフラム式圧力センサ13の静電容量を得るための面積を、第1センサ素子32とは別に配置されている固定部材内15に形成された固定電極24で十分に確保することができるとともに、固定電極24の位置をキャビティ11内で一定に保つことができるので、正確な圧力を高い感度で検出することが可能なダイアフラム圧力センサ13を含む数種類のセンサ部を有したセンサモジュール90とすることができる。
センサモジュール90において、固定部材15は、例えば、基体12を構成するセラミック材料が板状に形成されたものである。センサモジュール90における固定電極24は、例えば、基体12の内部および表面に形成された金属粉末メタライズと同様に固定部材15の表面に形成されたものである。
そして、第1センサ素子32は、実施形態1−1のセンサモジュール10と同様に、収容空間内に固定された固定部36とこの固定部36に支持された可動部38とを有しており、センサモジュール90においては、固定部材15が、第1センサ素子32の可動部38に可動範囲の限界位置で対向している。具体的には、固定部材15の第1センサ素子32側に突起部15aが設けられており、この突起部15aの先端部が、第1センサ素子32の可動部38が梁部38bの変形可能な範囲の限界位置に配置されている。センサモジュール90によれば、第1センサ素子32において可動部38が可動範囲の限界を超えた変形をしなくなり、第1センサ素子32が破損しにくくなるので、故障の発生を低減することができる。
また、固定電極24が、固定部材15のうち蓋体22と対向する側に配置されていることから、蓋体22と固定電極24との間の距離を小さくすることが可能となり、ダイアフラム圧力センサ13として得られる静電容量を大きくすることができるので、圧力をより高い感度で検出することが可能となる。
さらに、第1センサ素子32が、収容空間であるキャビティ11内に固定された固定部36とこの固定部36に支持され蓋体22側にセンサパターンを有した可動部38とを含むものであり、固定部材15が、可動部38に可動範囲の限界位置で対向しており、固定部材15が絶縁性の基材の蓋体22と対向する側に導電性を有する領域として固定電極24を有していることから、第1センサ素子32が変形して可動体38が固定部材15に接触したとしても、第1センサ素子32に形成されているピエゾ抵抗型半導体素子が固定電極15に接触することはなく、センサ部同士の電気信号の短絡が発生しにくいので、それぞれの物理量の検出が安定しているセンサモジュール90とすることができる。
また、図9(b)に示すように、固定部材15の両端が、第1センサ素子32を挟んだ位置の両側でキャビティ11の開口部をまたぐように固定されていることから、第1センサ素子32、固定部材15および蓋体22が小さな空間内で重なる無駄のない構造とすることができるので、小型化を図ることが容易なセンサモジュール90とすることができる。
加えて、図9(a)に示すように、第1センサ素子32が、蓋体22と対向する側で固定部材15の外側に電極パッド35を有し、この電極パッド35が、収容空間であるキャビティ11に対して第1センサ素子32の周囲で固定部材15の外側に配置された接続パッド21に導線17を介して接続されていることから、導線17を用いる場合に、第1センサ素子32と蓋体22とが対向する方向において導線17と固定部材15とが重ならないので、第1センサ素子32と蓋体22との間の距離を理想的に短くすることができる。
なお、固定部材15として、突起部15aを除く部分に蓋体22と同様に金属の板材を用い、突起部15aを除く固定部材15全体を固定電極24として利用することもできる。
また、図10は、本発明のセンサモジュールの第4の態様のうち、実施形態4−1とは異なる実施形態(実施形態4−2)について説明する概略断面図である。以下、図10に示す実施形態4−2のセンサモジュール100について説明するが、実施形態4−1のセンサモジュール90と同様の構成については同じ符号を用いて詳細な説明を省略する。センサモジュール100によれば、固定部材15が、蓋体22により封止された第1センサ素子32の収容空間を、第1センサ素子32側の第1の空間11aと蓋体22側の第2の空間11bとに分けており、それぞれの空間11a・11bが密閉されている。
センサモジュール100において、第1センサ素子32が配置されて、固定部材15によって密閉されている第1の空間11aは、例えばヘリウムやアルゴン等の不活性な気体を用いて充満されていることが好ましく、第1の空間11a内は大気圧にほぼ等しい気圧とされている。第1の空間11aをこのような不活性な雰囲気とすると、第1センサ素子32に酸化または還元といった変化が起こりにくくなるため、第1センサ素子32の特性が変化しにくいものになる。また、固定部材15および蓋体22に挟まれて密閉されている第2の空間11bは、第1の空間11aよりも気圧が低く設定されており、センサモジュール100の外部の圧力により蓋体22をその変化に応じて変形させるとともに蓋体22が変形したときの固定部材15の変形を少なくすることによって、圧力測定の感度を高めている。
また、第1の空間11aの気圧と第2の空間11bの気圧との差を大きくすると、センサモジュール100の外部の圧力が変化した際に第1の空間11aに及ぶ外部の圧力の影響が小さくなるので、固定部材15の材料によらずに固定部材15の変形を小さくすることができることから、センサモジュール100の外部の圧力をより正確に計測することができる。
なお、固定部材15は、変形に対する剛性が蓋体22よりも高いものを用いることが望ましく、例えば、固定部材15および蓋体22の材料が同じである場合には、固定部材15の厚みを蓋体22の厚みよりも厚く、例えば1.5倍以上にすることが望ましい。
また、第2の空間11bが真空に近くなるように設定したときには、温度の変化によって生じる第2の空間11b内の気体の体積の変化が小さくなり、第2の空間11b内の気圧の変化が小さくなるので、センサモジュール100の外部の圧力をより正確に計測することができる。
なお、特に、第2の空間11bの気圧を10Pa以下の真空度に設定したときには、センサモジュール100を絶対圧センサとして利用することができる。
次に、図11は、本発明のセンサモジュールの実施形態4−2の変形例(実施形態4−3)について説明する概略断面図である。以下、図11に示す実施形態4−3のセンサモジュール110について説明するが、実施形態4−2のセンサモジュール100と同様の構成については詳細な説明を省略する。なお、図11および以下のセンサモジュール110の説明においても、センサモジュール100と同様の構成については、センサモジュール100と同じ符号を用いている。図11に示すセンサモジュール110も、固定部材15が、蓋体22により封止された第1センサ素子32の収容空間を、第1センサ素子32側の第1の空間11aと蓋体側の第2の空間11bとに分けており、それぞれの空間11a・11bが密閉されている。
センサモジュール110においても、第1センサ素子32が配置されて、固定部材15によって密閉されている第1の空間11aは、例えばヘリウムやアルゴン等の不活性な気体を用いて充満されていることが好ましく、第1の空間11a内は大気圧にほぼ等しい気圧とされている。また、固定部材15および蓋体22に挟まれて密閉されている第2の空間11bは、第1の空間11aよりも気圧が低く設定されており、センサモジュール110の外部の圧力により蓋体22をその変化に応じて変形させるとともに蓋体22が変形したときの固定部材15の変形を少なくすることによって、圧力測定の感度を高めている。また、第1の空間11aの気圧と第2の空間11bの気圧との差を大きくすると、センサモジュール110の外部の圧力が変化した際に第1の空間11aに及ぶ外部の圧力の影響が小さくなるので、固定部材15の材料によらずに固定部材15の変形を小さくすることができることから、センサモジュール110の外部の圧力をより正確に計測することができる。
なお、この例における固定部材15も、変形に対する剛性が蓋体22よりも高いものを用いることが望ましく、例えば、固定部材15および蓋体22の材料が同じである場合には、固定部材15の厚みを蓋体22の厚みよりも厚く、例えば1.5倍以上にすることが望ましい。
また、第2の空間11bが真空に近くなるように設定したときには、温度や湿度の変化によって生じる第2の空間11b内の気体の体積の変化が小さくなり、第2の空間11b内の気圧の変化が小さくなるので、センサモジュール110の外部の圧力をより正確に計測することができる。
なお、特に、第2の空間11bの気圧を103Pa以下の真空度に設定したときには、センサモジュール110を絶対圧センサとして利用することができる。
図11に示すセンサモジュール110では、図2に示す第1センサ素子32の、梁部38bおよび抵抗素子39a〜39cならびに電極パッド35が設けられている側が、基体12の載置面12Aと対向している。このセンサモジュール110では、第1センサ素子32をフリップチップ実装していることから、第1センサ素子32と固定部材15との距離を短くでき、第1の空間11aを小さくできるので、実施形態4−2のセンサモジュール100と比較してセンサモジュールを小型化することができる。
また、図12は、本発明のセンサモジュールの実施形態1−1の変形例の一例である、センサモジュール70について説明する概略断面図である。センサモジュール70では、キャビティ11の内部に、第1センサ素子32に加えて、例えば回路素子42が収容されている。第1の回路素子42は、例えばキャビティ11内の基体12の載置面12Aに、例えばフリップチップ実装によって配置固定されており、載置面12Aの、第1センサ素子32の配置領域および回路素子42の配置領域を囲む領域には、固定電極24が設けられている。図12では、実施形態1−1の変形例の一例のみを示しているが、上記各実施態様および実施形態(実施形態1−1〜実施形態3−2)のいずれの形態においても、キャビティ11内に、第1センサ素子32以外の部材が配置されていてもよい。また、キャビティ11内に配置される部材も、回路素子42であることに限定されず、例えば第2センサ素子34や各種コンデンサ等をキャビティ11内に配置しても構わない。キャビティ11内に配置する部材の種類および個数については、特に限定されない。
また、図13は、本発明のセンサモジュールの実施形態1−1の変形例の他の例である、センサモジュール80について説明する図であり、センサモジュール80から封止樹脂層48を除去した状態の概略上面図である。センサモジュール80は、無線器66やバッテリ67、発電器68等が、基体12の上記反対側の基板面12Bに設けられている。無線器66、バッテリ67、および発電器68は、例えばフリップチップ実装によって、基体12の反対側の基板面12Bに接合・固定されている。無線器66および発電器68は、基板面12Bに設けられた図示しない電極パッドおよび導電パターンを介して、回路素子42や44等と接続されている。無線器66は、無線による情報またはエネルギーの伝送機能を有する公知の送受信モジュールである。無線通信モジュールとしては、例えばBluetooth(登録商標)規格の送受信モジュール、WiFi規格の送受信モジュール、ZigBee規格の送受信モジュールなど、公知の無線通信モジュールを用いればよい。また、無線器66としては、いわゆるGPS(Global Positioning System)における位置情報信号を受信可能な受信モジュールであってもよい。この場合、基板面12Bに設けられた図示しない情報処理回路が、無線器66が受信した位置情報信号に応じて、センサモジュール10の現在の位置情報(経度および緯度)を求めてもよい。
バッテリ67は、無線器66やセンサモジュール10の各構成部材に電力を供給する、公知のバッテリである。発電器68は、例えば基体12の振動のエネルギーを電力エネルギーに変換するMEMS発電素子等や、外部から与えられたエネルギーによる変形や歪みに応じた電気が発生する圧電素子等からなる。発電器68は、バッテリ67に電力を供給し、バッテリ67の電力残量を一定レベルに安定して維持させる。本発明では、上記各実施態様および実施形態(実施形態1−1〜実施形態3−2)のいずれの形態においても、無線器66やバッテリ67、発電器68等が、基体12の上記反対側の基板面12Bに設けられていてもよい。また、無線器66は、外部から伝送される電磁波のエネルギーを電力に変換するエネルギー変換機構を備えていてもよい。この場合、例えば、無線器66のエネルギー変換機構が、外部から伝送された電磁波のエネルギーを電力に変換し、変換した電力をバッテリ67に蓄電すればよい。この場合、バッテリ67において電力が比較的少なくなることを効果的に防止し、センサモジュール10の動作信頼性を比較的高くできる。この際、エネルギー変換機構としては、例えば、ダイオードやコンデンサ、抵抗器等を組み合わせて構成された周知の全波整流回路と、図示しないアンテナとを用いて構成したものを用いることができる。例えば、図示しないアンテナが外部から送信された送信された電磁波を受信し、全波整流回路が、電磁波の受信によってアンテナに誘起された高周波電流を整流して直流電流に変換し、バッテリ67に蓄電すればよい。無線器66やバッテリ67の種類等についても、特に限定されない。また、基板面12Bの側に配置される部材の種類も、無線器やバッテリなどに限定されない。また、基体に配置される部材の種類や個数について、特に限定されない。
また、上述の各実施態様および実施形態では、基体に構成されるダイアフラム式圧力センサは、可塑性を有する蓋体と固定電極との間の静電容量に基づいてキャビティ11外の圧力を測定する、静電容量型の圧力センサについて示している。この圧力センサの種類についても、特に限定されない。例えば、蓋体22のキャビティ11に対応する部分に、弾性表面波素子(いわゆるSAW素子)を設け、蓋体の歪みや変形に応じた弾性表面波の伝搬速度の変化を計測することで、キャビティ11の外部の圧力の変動を測定する、いわゆるSAW素子型圧力センサを構成してもよい。具体的には、例えば圧電体とインターデジタルトランスデューサー電極(IDT電極)と、このIDT電極の弾性表面波の伝搬方向の両側に形成される一対の反射器電極と、からならなる弾性表面波共振子を、蓋体22のキャビティ11側の内壁面に形成するとともに、キャビティ11内に、この弾性表面波素子と接続される増幅回路とを有して構成される発振回路を配置すればよい。この場合、例えば蓋体22が圧力を受け変形が生じると、その部分の弾性定数の変化によって弾性表面波の伝搬速度が変化するとともに、弾性表面波素子の電極間隔が変化する。そして、それぞれの作用によって弾性表面波素子の共振周波数が変化し、これによって弾性表面波素子とそれに接続される増幅回路とで構成される発振回路の発振周波数が変化する。この場合、例えば回路素子42が、この発信周波数から、蓋体22にかかっている圧力の大きさを算出する構成とすればよい。
また、キャビティ11内に収容されるセンサの種類についても、特に限定されない。上記各実施態様および実施形態では、キャビティ11内にピエゾ抵抗体型加速度センサ素子を配置した例について記載しているが、キャビティ11内に、例えばバイモルフ圧電素子を用いたカンチレバー型の加速度センサ(いわゆるショックセンサ)など、ピエゾ抵抗型加速度センサと異なる構成の加速度センサを配置してもよい。また、キャビティ11内に加速度センサを配置することに限定する必要もなく、例えば角速度センサなど他の運動量を計測するセンサや、温度センサなどを配置してもよい。同様に、基体におけるキャビティと反対側の面に配置するセンサも、温度センサに限定されず、ピエゾ抵抗型の加速度センサ、カンチレバー型の加速度センサ、または角速度センサなどを配置してもよい。このようにして、所望の物理量を測定する各種センサを、比較的コンパクトに集積することができる。
図14は、先に述べたセンサモジュールを支持基板の表面に実装した状態について説明する図である。図14(a)は、実装基板62にセンサモジュール10が実装された状態を示す概略斜視図であり、図14(b)は概略断面図である。図14および以下の説明では、上記各実施形態および変形例のうち、実施形態1−1のセンサモジュール10を実装した場合について代表して説明しているが、上述の各実施形態のいずれのセンサモジュールを用いてもよいのはもちろんである。実装基板62は、例えばセラミックス等からなる絶縁性基板であり、この実装基板62の表面には、制御素子64、および無線器66が設けられている。実装基板62の表面には、電極パッド61や導電性パターン69(図14には一部のみ示している)が設けられている。制御素子64や無線器66は、例えばハンダを用いたいわゆるフリップチップ実装によって、実装基板62の表面に配置、固定されている。
また、センサモジュール10も、基体12の枠状部14の突出端面に設けられた外部接続端子23が、ハンダバンプ65によって電極パッド61と接合されて固定されている。ハンダバンプ65を用いた外部接続端子23と電極パッド61との接合は、いわゆるフリップチップ実装によって行えばよい。センサモジュール10の蓋体22と、実装基板62との基板面とは、ハンダバンプ65によって規定される所定の間隔だけ離間している。蓋体22は、枠状部14に周囲が囲まれているが、枠状部14の突出端面と実装基板62の基板面は、このハンダバンプ65によって規定される間隔だけ離間している。すなわち、蓋体22は、少なくとも、このハンダバンプ65によって規定された間隔を介して、実装基板62が設置されている周辺空気と接しており、蓋体22は、この周辺空気の圧力とキャビティ11内の圧力差に応じて変形する。また、センサモジュール10の基体12の枠状部14の突出端には、蓋体22の中心部から基体12の外側に向けて形成された複数の溝14bが設けられており、蓋体22は、この溝14bを介しても、実装基板62が設置されている周辺空気と接している。
制御素子64は、電極パッド61や導電性パターン69を介して、センサモジュール10の外部接続端子23や、実装基板62に実装された無線器66と接続している。制御素子64は、例えば回路素子42や44から出力される、ダイアフラム式圧力センサ13で測定した圧力情報、第1センサ素子32で測定した加速度情報、また、第2センサ素子34で測定した温度情報などの各種情報を受け取る。制御素子64は、受け取った各種情報を、予め設定された所定タイミングで各情報を無線器66から送信させる。また、無線器66が受信した外部からの指示情報に基づき、各回路素子42、44におけるデータ処理動作の制御等も行う。
無線器66は、無線による情報の送受信機能を有する公知の送受信モジュールである。無線通信モジュールとしては、例えばBluetooth(登録商標)規格の送受信モジュール、WiFi(登録商標)規格の送受信モジュール、ZigBee(登録商標)規格の送受信モジュールなど、公知の無線通信モジュールを用いればよい。また、無線器66としては、いわゆるGPS(Global Positioning System)における位置情報信号を受信可能な受信モジュールであってもよい。この場合、例えば制御素子64が、無線器66が受信した位置情報信号に応じて、センサモジュール10の現在の位置情報(経度および緯度)を求めてもよい。なお、実装基板62表面には、図示しないバッテリが配置されており、無線器66やセンサモジュール10は、このバッテリから必要な電力を受け取ればよい。なお、無線器66が基板面12Bに実装されている上述の変形例の場合(図13に示すセンサモジュール80を用いる場合)、実装基板62の表面には、例えば制御素子64のみが配置されていればよい。
図15は、先に述べたセンサモジュールを用いて、対象測定物の複数の物理量を測定する実施例の1つであり、車両に装着されたタイヤ組立体82を構成するホイール84に、センサモジュール10を固定した状態について説明する図である。図15は、センサモジュール10が固定されたタイヤ組立体82の概略断面斜視図を示している。図15は、センサモジュール10の装着部分の周辺を拡大して示している。
タイヤ組立体82は、ホイール84にタイヤ88が組み付けられて構成されている。センサモジュール10は、上述の実装基板62がホイール84を構成するリム86の外周面に固定されることで、タイヤ組立体82に対して固定されている。実装基板62は、リム86の外周面に例えば接着剤によって固着されている。なお、図15おいては図示していないが、実装基板62には、センサモジュール10や制御素子64や無線器66等を被覆する封止層や、センサモジュール10や制御素子64や無線器66等を覆う筐体等が設けられていてもよい。かかる封止層や筐体は、無線器66における無線通信機能を阻害しない材質、例えば樹脂等で構成されていることが好ましい。
タイヤ組立体82は、図16に示すように、車両92の複数の車輪位置にそれぞれ装着されている。車両92には、図示しないアンテナと接続された受信器94と、受信器94が受信した情報を処理する処理装置96と、処理装置96における処理結果等に応じて動作する報知手段98と、が備えられている。報知手段98は、例えばディスプレイやブザー等からなり、車両92を運転操作する運転者に対して、警告画面を表示したり警告音を発したりすることができる構成となっている。
上述のように、センサモジュール10の蓋体22は、ハンダバンプ65によって規定された間隔を介してタイヤ88内部の空気と接しており、タイヤ88内部の空気圧に応じて蓋体22は変形する。この状態で、センサモジュール10のダイアフラム式圧力センサは、タイヤ88内部の空気圧を測定するタイヤ内圧センサとして機能する。センサモジュール10では、実装基板62に実装された状態において、実装基板62の基板面が蓋体22を覆うように配置されている。また、蓋体22のタイヤ88の空洞領域を向く側は、基体12によって覆われている。タイヤ88の内部には、小石など比較的硬いゴミが混入している場合もあり、この場合、車両の走行中すなわちタイヤ88の転動中、タイヤ88の内部では、比較的硬いゴミが比較的高い速度で飛び交っている。仮に、比較的硬いゴミが比較的高い速度で、可塑性を有する蓋体22に衝突すると、この蓋体22の特性が変化し、場合によっては破壊されることもある。センサモジュール10では、蓋体22が、タイヤ88の内部を向く側と反対の側を向いて配置されている。加えて、センサモジュール10では、実装基板62および基体12が蓋体22を覆うように配置されており、タイヤ組立体82の転動中であっても、蓋体22へゴミ等が衝突する可能性を低減することができる。
車両の走行中、タイヤ組立体82およびホイール84は転動するが、センサモジュール10は、ホイール84の転動に応じて回転移動し、また、ホイール84の振動に伴って振動する。センサモジュール10の第1センサ素子32は、車両の走行に伴うホイール84の回転に伴って生じる加速度の大きさを、比較的高い精度で計測することができる。第1センサ素子32は、直交する3軸の加速度を測定することが可能であり、例えばタイヤ88の半径方向、幅方向、および周方向それぞれの加速度を測定する。センサモジュール10で測定した各情報は、上述のように、無線器66から無線で送信される。
無線器66から送信された各種情報は、車両92に備えられた受信器92によって受信され、処理装置96に送られる。処理装置96では、例えば、タイヤ88内の現在の空気圧の情報を受け取り、現在のタイヤ88の空気圧が所定の閾値を下回る場合など、報知手段98の動作を制御して運転者に警告を発する。また、例えば、第1センサ素子32による、比較的低い周波数の加速度情報に基づいて、現在のタイヤの回転速度や、走行路面に対するタイヤの滑り具合等を算出する。車両92では、かかる回転速度や滑り具合の情報に基づき、図示しない動作制御システムによって車両92の動作を制御する。車両92は、例えば、公知のABS(アンチ・ロック・ブレーキシステム)、TCS(トラクション・コントロール・システム)、EPS(横滑り防止システム)などの動作制御システムが備えられており、回転速度や滑り具合の情報に基づいて、各システムを比較的高い制御性で動作させることができる。また、例えば第1センサ素子32による、比較的高い周波数の振動の加速度情報に基づいて、タイヤ組立体82やタイヤ88に生じている振動の大きさを判定することもできる。タイヤ組立体82やタイヤ88に生じている振動の大きさは、タイヤ組立体82に加わった衝撃の大きさ等に対応する。例えば、第1センサ素子32による、比較的高い周波数の加速度情報に基づいて、車両92の走行の開始タイミングや、車両92が走行している(タイヤ88が接地している)路面状態、タイヤ88の横滑りの程度などを評価することもできる。これらの情報は、車両92に備えられている車両動作制御システムの動作や、無線器66による情報の送信タイミングの制御などに用いることができる。
このように、上述したセンサモジュール、センサモジュール付ホイール、タイヤ組立体を用いれば、車両走行中におけるタイヤ内の空気圧、ホイールの回転、ホイールに生じた振動等の各種情報を、車両の走行中であってもリアルタイムで把握しておくことができる。また、車両側では、取得した各種情報に基づき、より高い精度で車両動作を制御することができる。
なお、上記実施例では、タイヤ組立体82を構成するホイール86の外周面にセンサモジュール10を取り付けた例について説明したが、例えば、ホイール86に設けられている空気バルブ89の、タイヤ88の内周面側の端部に取り付けられていてもよい。また、例えば、図17に示すように、タイヤ88の内周面にセンサモジュール10を取り付けてもよい。また、センサモジュール10の蓋体にタイヤ88の内部の空気圧がかかる状態とした上で、タイヤ88のトレッド部やサイド部などの内部に、センサモジュール10を埋め込んで配置してもよい。このような場合、タイヤ88の例えばトレッド部の変形や振動の情報を、より直接的に計測することができる。この場合、車両92において、かかるタイヤ88の例えばトレッド部の変形や振動の情報に基づいて、上記ABS、TCS、EPSなどの動作制御システムを動作させればよい。
また、上記実施例では、センサモジュールを、車両に装着されるタイヤ組立体に装着した場合について説明したが、例えば航空機の車輪を構成するタイヤ組立体等に装着してもよく、また、タイヤ組立体に装着して用いられることに特に限定されない。
以上、センサモジュール、センサ付ホイール、タイヤ組立体について説明したが、本発明は上記実施態様、実施形態、および実施例に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良および変更を行ってもよいのはもちろんである。例えば、本発明のセンサモジュールを大気圧の測定に用いてもよい。
例えば、本発明のセンサモジュールの各実施形態において、蓋体22をその主面方向から平面視した際の形状は円形であってもよい。蓋体22の主面の形状が円形である場合は、蓋体22に圧力が加わったときに、蓋体22の円周部にかかる応力が均一になるため、蓋体22の外周部の破損を少なくすることができる。また、実施形態4−2,4−3における固定部材15を平面視した際の形状も、同様に円形にしてもよい。
本発明のセンサモジュールの1つの実施形態について説明する図であり、(a)は封止樹脂層を除いた状態の概略上面図あり、(b)は概略断面図であり、(c)は蓋体を除いた状態を示す概略下面図である。 図1に示すセンサモジュールに備えられた第1センサ素子について説明する図であり、(a)は第1センサ素子の概略上面図、(b)は第1センサ素子の概略断面図である。 図1に示すセンサモジュールの概略斜視図である。 本発明のセンサモジュールの1つの実施形態について説明する概略断面図である。 本発明のセンサモジュールの1つの実施形態について説明する概略断面図である。 本発明のセンサモジュールの1つの実施形態について説明する概略断面図である。 本発明のセンサモジュールの1つの実施形態について説明する概略断面図である。 本発明のセンサモジュールの1つの実施形態について説明する概略断面図である。 (a)および(b)は、本発明のセンサモジュールの1つの実施形態について説明する概略断面図である。 本発明のセンサモジュールの1つの実施形態について説明する概略断面図である。 本発明のセンサモジュールの1つの実施形態について説明する概略断面図である。 本発明のセンサモジュールの1つの実施形態について説明する概略断面図である。 本発明のセンサモジュールの1つの実施形態について説明する図であり、封止樹脂層を除いた状態の概略上面図ある。 本発明のセンサモジュールの1つの実施形態を、支持基板の表面に実装した状態について説明する図であり、(a)は支持基板にセンサモジュールが実装された状態を示す概略斜視図であり、(b)は概略断面図である。 本発明のセンサモジュールを用いて、対象測定物の複数の物理量を測定する実施例の1つであり、車両に装着されたタイヤ組立体を構成するホイールに、センサモジュールを固定した状態について説明する概略断面斜視図である。 図14に示すタイヤ組立体が装着された車両について説明する概略構成図である。 本発明のセンサモジュールのタイヤ組立体への装着例の他の例であり、センサモジュールをタイヤの内周面に固定した状態について説明する概略断面図である。
符号の説明
10、20、30、40、50、60、70、80、90、100、110 センサモジュール
12 基体
12a 絶縁層
12A 載置面
12B 基板面
13 ダイアフラム式圧力センサ
14 枠状部
14a、14b 段差部
15 固定部材
17 導線
21 接続パッド
22 蓋体
23 外部接続端子
24 固定電極
25 内部配線パターン
27 ビアホール導体
29 蓋体側電極
32 第1のセンサ素子(加速度センサ素子)
33 接着剤
34 第2のセンサ素子
35 電極パッド
36 枠状体
38 可動体
38a 重錘部
38b 梁部
39a、39b、39c 抵抗素子
40 電子回路部品
42、44 回路素子
46 コンデンサ
48 封止樹脂層
66 無線器
67 バッテリ
68 発電器
82 タイヤ組立体
84 ホイール
86 リム
88 タイヤ
92 車両
94 受信器
96 処理装置
98 報知手段

Claims (19)

  1. キャビティを有する基体と、
    前記キャビティ内に収容されるセンサ素子を含む第1のセンサ部と、
    前記センサ素子の収容空間を封止し且つ少なくとも一部が導電性を有する蓋体と、前記蓋体と対向した状態で前記キャビティ内に配置される固定電極とでダイアフラム圧力センサを構成する第2のセンサ部と、を備えたセンサモジュール。
  2. 前記固定電極が、前記基体の表面に設けられており、
    前記固定電極と前記蓋体との離間距離が、
    前記センサ素子と前記蓋体との離間距離の大きさ以下であることを特徴とする請求項1記載のセンサモジュール。
  3. 前記センサ素子は、前記キャビティ内において前記基体に接合された固定部と、前記固定部に支持された可動部とを有して構成されており、
    前記固定電極が、前記センサ素子の前記固定部に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載のセンサモジュール。
  4. 前記キャビティ内に、前記第1のセンサ部および前記第2のセンサ部の少なくとも一方と接続された電子回路部品が、さらに配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のセンサモジュール。
  5. 前記基体の、前記キャビティが配された側と反対側の面に、前記第1のセンサ部および前記第2のセンサ部の少なくとも一方と接続された電子回路部品が配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のセンサモジュール。
  6. 前記電子回路部品が、前記蓋体と前記固定電極との間隙の電気容量に基づいて、前記キャビティ外の圧力値を出力する圧力回路素子であることを特徴とする請求項4または5記載のセンサモジュール。
  7. 前記基体の、前記キャビティが配された側と反対側の面に、前記センサ素子および前記ダイアフラム圧力センサと異なる特性の第2のセンサ素子が配置されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のセンサモジュール。
  8. 前記基体の前記キャビティが配された側と反対側の面に、情報またはエネルギーの伝送を行う伝送器が設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のセンサモジュール。
  9. 前記固定電極が、前記蓋体と前記センサ素子との間に前記蓋体に対向した状態で配置された固定部材における、前記蓋体の導電性を有する領域と対向する領域に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のセンサモジュール。
  10. 前記センサ素子が、前記収容空間内に固定された固定部と該固定部に支持された可動部とを有し、前記固定部材が、前記可動部に可動範囲の限界位置で対向していることを特徴とする請求項9に記載のセンサモジュール。
  11. 前記固定電極が、前記固定部材のうち前記蓋体と対向する側に配置されていることを特徴とする請求項9に記載のセンサモジュール。
  12. 前記センサ素子が、前記収容空間内に固定された固定部と該固定部に支持され前記蓋体側にセンサパターンを有した可動部とを含み、前記固定部材が、前記可動部に可動範囲の限界位置で対向しており、前記固定部材が、絶縁性の基材の前記蓋体と対向する側に導電性を有する領域として前記固定電極を有していることを特徴とする請求項9に記載のセンサモジュール。
  13. 前記固定部材の両端が、前記センサ素子を挟んだ位置の両側で固定されていることを特徴とする請求項9に記載のセンサモジュール。
  14. 前記センサ素子が、前記蓋体と対向する側で前記固定部材の外側に電極パッドを有し、該電極パッドが、前記収容空間の前記センサ素子の周囲で前記固定部材の外側に配置された接続パッドに導線を介して接続されていることを特徴とする請求項13に記載のセンサモジュール。
  15. 前記収容空間が、前記固定部材によって、前記センサ素子が配置されている側の第1の空間と前記蓋体が配置されている側の第2の空間とに分けられていることを特徴とする請求項9に記載のセンサモジュール。
  16. 前記第2の空間内の気圧が前記第1の空間内の気圧よりも低いことを特徴とする請求項15に記載のセンサモジュール。
  17. 請求項1〜16のいずれかに記載のセンサモジュールと、
    前記センサモジュールが実装された支持基板と、
    前記支持基板が外周面上に固定されたホイールと、を有して構成されていることを特徴とするセンサ付ホイール。
  18. 請求項17記載のセンサ付ホイールと、
    前記センサ付ホイールに組み付けられた空気入りタイヤとを備えて構成されたタイヤ組立体。
  19. 空気入りタイヤと、
    前記空気入りタイヤが組み付けられたホイールと、
    前記ホイールに設けられた空気バルブと、
    前記空気バルブに設けられた、請求項1〜16のいずれかに記載のセンサモジュールと、
    を備えて構成されたタイヤ組立体。
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