JP5954531B2 - 物理量検出デバイス、物理量検出器、および電子機器 - Google Patents

物理量検出デバイス、物理量検出器、および電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP5954531B2
JP5954531B2 JP2012085867A JP2012085867A JP5954531B2 JP 5954531 B2 JP5954531 B2 JP 5954531B2 JP 2012085867 A JP2012085867 A JP 2012085867A JP 2012085867 A JP2012085867 A JP 2012085867A JP 5954531 B2 JP5954531 B2 JP 5954531B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
physical quantity
quantity detection
detection device
groove
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012085867A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013217668A5 (ja
JP2013217668A (ja
Inventor
渡辺 潤
潤 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2012085867A priority Critical patent/JP5954531B2/ja
Publication of JP2013217668A publication Critical patent/JP2013217668A/ja
Publication of JP2013217668A5 publication Critical patent/JP2013217668A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5954531B2 publication Critical patent/JP5954531B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pressure Sensors (AREA)
  • Gyroscopes (AREA)

Description

本発明は、物理量検出デバイス、物理量検出器、および電子機器に関する。
従来から、振動子などの物理量検出素子を用いた物理量検出デバイス(例えば、加速度センサー)が知られている。このような物理量検出デバイスは、検出軸方向へ力が作用することによって物理量検出素子の共振周波数が変化したときに、当該共振周波数の変化から物理量検出デバイスに印加される力を検出するように構成されている。
例えば、特許文献1には、外枠部材と、双音叉型圧電振動素子と、を備え、外枠部材の一部が溝部より可撓するように形成して、Z軸方向の低背化を図った物理量センサーが開示されている。特許文献1の物理量センサーでは、加速度が加わると、溝部の中央部が支点となり外枠部材が折れ曲がる。その結果、双音叉型圧電振動素子に生じる応力が変化して、双音叉型圧電振動素子の共振周波数が変化する。この共振周波数の変化から、印加された加速度を検出することができる。
このような物理量センサーでは、てこの原理から、双音叉型圧電振動素子と支点との間の距離が小さいほど、双音叉型圧電振動素子に付加する力(張力や圧縮力)を得るために必要となる力(加速度)が小さくなる。すなわち、双音叉型圧電振動素子と支点との間の距離が小さいほど、検出感度が向上する。特許文献1の物理量センサーは、双音叉型圧電振動素子と溝部の中央部(支点)との間の距離が小さいため、高い検出感度を有することができる。
特開2008−309731号公報
しかしながら、特許文献1の物理量センサーのように、幅の小さい外枠部材が可撓するような強度が低い構造では、主振動以外の振動モードに起因するスプリアスが発生しやすい。
本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、スプリアスの発生を抑制し、かつ検出感度を高めることが可能な物理量検出デバイスを提供することにある。また、本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、上記物理量検出デバイスを有する物理量検出器および電子機器を提供することにある。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することができる。
[適用例1]
本適用例に係る物理量検出デバイスは、
基部と、
前記基部に継ぎ手部を介して設けられており、物理量の変化に応じて変位する可動部と、
前記変位方向の平面視において前記基部から前記可動部に掛け渡されている物理量検出素子と、
を含み、
前記物理量検出素子は、前記基部と前記可動部とに設けられている溝部内に配置されている。
このような物理量検出デバイスによれば、物理量検出素子が溝部内に配置されているため、物理量検出素子と継ぎ手部(支点)との間の距離を小さくすることができる。てこの原理から、物理量検出素子と継ぎ手部(支点)との間の距離が小さいほど、物理量検出素子に付加する力(張力や圧縮力)を得るために必要となる力(加速度)が小さくなる。すなわち、物理量検出素子と継ぎ手部との間の距離が小さいほど、検出感度が高くなる。したがって、このような物理量検出デバイスによれば、高い検出感度を有することができる。
さらに、このような物理量検出デバイスによれば、物理量検出素子が溝部内に配置されているため、可動部の強度の低下を抑制しつつ、検出感度を高めることができる。したがって、スプリアスの発生を抑制し、かつ、検出感度を高めることができる。例えば可動部全体の厚さを小さくすることによって物理量検出素子と支点との間の距離を小さくした場合、可動部の強度が低下して、スプリアスが発生してしまう場合がある。
[適用例2]
本適用例に係る物理量検出デバイスにおいて、
前記溝部の深さは、前記物理量検出素子の厚さ以上であってもよい。
このような物理量検出デバイスによれば、物理量検出素子を、可動部の主面から突出させないことができる。したがって、例えば、質量体を、物理量検出素子に重ねて配置することができるため、小型化を図りつつ、質量体の質量を大きくすることができる。
[適用例3]
本適用例に係る物理量検出デバイスにおいて、
前記変位方向の平面視で前記可動部の前記溝部に重なる部分を有して前記可動部と固定されている質量体を含み、
前記物理量検出素子は、前記質量体の前記溝部に重なる部分と前記可動部との間に位置していてもよい。
このような物理量検出デバイスによれば、質量体を、物理量検出素子に重ねて配置することができるため、小型化を図りつつ、質量体の質量を大きくすることができる。
[適用例4]
本適用例に係る物理量検出デバイスにおいて、
前記基部の前記溝部内に設けられている第1接合部材を含み、
前記第1接合部材は、前記物理量検出素子と前記基部とを接合していてもよい。
このような物理量検出デバイスによれば、物理量検出素子と基部との間の接合強度を高めることができる。
[適用例5]
本適用例に係る物理量検出デバイスにおいて、
前記可動部の前記溝部内に設けられている第2接合部材を含み、
前記第2接合部材は、前記物理量検出素子と前記可動部とを接合していてもよい。
このような物理量検出デバイスによれば、物理量検出素子と可動部との間の接合強度を高めることができる。
[適用例6]
本適用例に係る物理量検出デバイスにおいて、
前記物理量検出素子は、双音叉型振動素子であってもよい。
このような物理量検出デバイスによれば、スプリアスの発生を抑制し、かつ、検出感度を高めることができる。
[適用例7]
本適用例に係る物理量検出器は、
本適用例に係る物理量検出デバイスと、
前記物理量検出デバイスを収容しているパッケージと、
を含む。
このような物理量検出器は、スプリアスの発生を抑制し、かつ、検出感度を高めることができる。
[適用例8]
本適用例に係る電子機器は、
本適用例に係る物理量検出デバイスを含む。
このような電子機器は、スプリアスの発生を抑制し、かつ、検出感度を高めることができる。
本実施形態に係る物理量検出デバイスを模式的に示す斜視図。 本実施形態に係る物理量検出デバイスを模式的に示す平面図。 本実施形態に係る物理量検出デバイスを模式的に示す断面図。 本実施形態に係る物理量検出デバイスの動作を説明するための断面図。 本実施形態に係る物理量検出デバイスの動作を説明するための断面図。 本実施形態に係る物理量検出器を模式的に示す平面図。 本実施形態に係る物理量検出器を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る電子機器を模式的に示す斜視図。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. 物理量検出デバイス
まず、本実施形態に係る物理量検出デバイスについて、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る物理量検出デバイス100を模式的に示す斜視図である。図2は、本実施形態に係る物理量検出デバイス100を模式的に示す平面図である。図3は、本実施形態に係る物理量検出デバイス100を模式的に示す断面図であり、図2のIII−III線断面図である。なお、図1および図2では、便宜上、第1質量体50を透視して図示している。また、図1〜図3では、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸、Z軸を図示している。
物理量検出デバイス100は、図1〜図3に示すように、基部10と、継ぎ手部12と、可動部14と、物理量検出素子20と、を含む。物理量検出デバイス100は、さらに、第1質量体50と、第2質量体52と、を含むことができる。
基部10は、継ぎ手部12を介して、可動部14を支持している。継ぎ手部12は、基部10と可動部14との間に設けられ、基部10および可動部14に接続されている。継ぎ手部12の厚さは、基部10の厚さ、および可動部14の厚さよりも小さい。例えば、水晶基板の両主面10a,10b側からハーフエッチングによって窪み12a,12b(図3参照)を形成して、継ぎ手部12(窪み12aの底と窪み12bの底との間の部分)を形成することができる。図示の例では、窪み12a,12bは、X軸に沿って形成されている。継ぎ手部12は、可動部14が基部10に対して変位(回動)する際に、支点となり、X軸に沿った回転軸となることができる。すなわち、継ぎ手部12は、可動部14および継ぎ手部12を含んで構成される片持ち梁の撓みの基点となることができる。
可動部14は、基部10に継ぎ手部12を介して設けられている。図示の例では、可動部14は、基部10から継ぎ手部12を介して、Y軸に沿って(+Y軸方向に)延出されている。可動部14は、板状である。可動部14は、主面14a,14bと交差する方向(Z軸方向)に加わる加速度に応じて、継ぎ手部12を支点(回転軸)として主面14a,14bと交差する方向(Z軸方向)に変位可能である。
溝部30は、基部10と可動部14とに設けられている。溝部30は、基部10と可動部14とのそれぞれ継ぎ手部12側にある側面から基部10の中央部および可動部14の中央に向かって切り欠いたような構成の溝部の組み合わせであり、基部10から可動部14まで延出している。溝部30は、Y軸方向に沿って延出し、窪み12aと交差(図示の例では、直交)している。溝部30の深さは、例えば、窪み12aの深さよりも小さい。溝部30は、Y軸と平行であって可動部14の中心を通る軸(図示せず)上に設けられている。溝部30は、基部10の主面10aに設けられた第1部分32、および可動部14に設けられた第2部分34を含んで構成されている。溝部30の第1部分32および第2部分34は、窪み12aを介して、連通している。
溝部30内には、物理量検出素子20が設けられている。図示の例では、溝部30の第1部分32内に物理量検出素子20の第1ベース部22が配置され、溝部30の第2部分34内に物理量検出素子20の第2ベース部23が配置されている。溝部30内において、基部10と第1ベース部22が接合部材(第1接合部材)60を介して接合され、可動部14と第2ベース部23が接合部材(第2接合部材)62を介して接合されている。溝部30内において、基部10と第1ベース部22が接合部材60を介して接合されることにより、図示の例では、溝部30の底面および側面を規定する基部10の面と、第1ベース部22の底面および側面とが、接合部材60を介して接合される。すなわち、基部10は、Z軸方向に沿った平面視において、物理量検出素子20と対面している配置面の周縁から基部10の外縁までの範囲に配置面よりも突出している突出部を備えている。可動部14は、Z軸方向に沿った平面視において、物理量検出素子20と対面している配置面の周縁から可動部14の外縁までの範囲に配置面よりも突出している突出部を備えている。
このように、溝部30内において、基部10と第1ベース部22とを接合部材60を介して接合することにより、接合面を大きくすることができ、接合強度を高めることができる。また、溝部30内において、可動部14と第2ベース部23が接合部材62を介して接合されることにより、図示の例では、溝部30の底面および側面を規定する可動部14の面と、第2ベース部23の底面および側面とが、接合部材62を介して接合される。このように、溝部30内において、可動部14と第2ベース部23とを接合部材60を介して接合することにより、接合面を大きくすることができ、接合強度を高めることができる。
溝部30の深さDは、物理量検出素子20の厚さ以上である。また、さらに継ぎ手部12の面よりも浅いことが望ましい。ここで、溝部30の深さDとは、基部10の主面10a(可動部14の主面14a)と溝部30の底面との間の距離(Z軸方向の距離)である。図示の例では、溝部30の深さDは、物理量検出素子20の厚さと接合部材60,62の厚さとの和と同じである。溝部30の深さDは、例えば物理量検出素子20が可動部14の主面14aから突出しないような深さである。溝部30の深さDは、例えば、可動部14の厚さの1/4程度である。溝部30の深さDは、例えば、0.1μm程度であり、可動部14の厚さは、例えば、0.4μm程度である。なお、溝部30は、可動部14を貫通していない有底であることが望ましい。溝部30が可動部14を貫通している場合、主振動とは別の振動モードが発生しやすくなり、スプリアスが発生する場合があるためである。本実施形態の場合であれば、基部10、可動部14はそれぞれ溝部30の周辺が底面部分より剛性が高い。したがって基部10、可動部14とも強度を十分に確保された構成となるので上述したスプリアスの発生を抑制することができる。
なお、図示はしないが、物理量検出素子20が、直接、基部10および可動部14に接合される場合、溝部30の深さDと、物理量検出素子20の厚さが同じであってもよい。
基部10、継ぎ手部12、および可動部14は、例えば、水晶の原石などから所定の角度で切り出された水晶基板を、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術によってパターニングすることにより、一体に形成されている。また、水晶基板をパターニングすることにより、溝部30を形成してもよい。なお、基部10、継ぎ手部12、および可動部14の材質は、水晶に限定されるものではなく、ガラスや、シリコンなどの半導体材料であってもよい。
物理量検出素子20は、平面視において(Z軸方向の平面視において)、基部10と可動部14とに掛け渡されている。物理量検出素子20は、溝部30内に設けられている。物理量検出素子20は、振動梁部21a,21bと、第1ベース部22と、第2ベース部23と、を含んで構成されている。例えば、可動部14が変位することで、振動梁部21a,21bに力が生じ、振動梁部21a,21bに発生する物理量検出情報が変化する。
振動梁部21a,21bは、可動部14の延出方向に沿って(Y軸に沿って)、第1ベース部22から第2ベース部23まで延出している。振動梁部21a,21bの形状は、例えば、角柱状である。振動梁部21a,21bは、振動梁部21a,21bに設けられた励振電極(図示せず)に駆動信号(交番電圧)が印加されると、X軸に沿って、互いに離間または近接するように屈曲振動することができる。
ベース部22,23は、振動梁部21a,21bの両端に接続されている。第1ベース部22は、溝部30の第1部分32内において、基部10に接合部材60を介して固定されている。第1ベース部22は、溝部30内において、接合部材60によって、底面および側面を覆われている。また、第2ベース部23は、溝部30の第2部分34内において、可動部14に接合部材62を介して固定されている。第2ベース部23は、溝部30内において、接合部材62によって、底面および側面を覆われている。第2ベース部23は、図3に示すように、可動部14と第1質量体50との間に位置している。すなわち、第2ベース部23は、平面視で(Z軸方向からみて)、第1質量体50と重なっている。図示の例では、第2ベース部23の上方(+Z軸方向)には、第1質量体50が位置している。このように、溝部30内に物理量検出素子20を設けることにより、第1質量体50を、物理量検出素子20に重ねて配置することができるため、装置の小型化を図ることができる。
接合部材60,62としては、例えば低融点ガラス、共晶接合可能なAu/Sn合金被膜を用いることができる。
なお、振動梁部21a,21bと、基部10および可動部14と、の間には、可動部14の変位時に、振動梁部21a,21bと、基部10および可動部14と、が接触しないように、所定の間隙が設けられている。この間隙は、例えば、接合部材60,62の厚みで管理されていてもよい。
物理量検出素子20は、上記のように、2本の振動梁部21a,21bと、一対のベース部22,23と、を有している。すなわち、物理量検出素子20は、双音叉素子(双音叉型振動素子)である。物理量検出素子20は、例えば、水晶の原石などから所定の角度で切り出された水晶基板を、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術によってパターニングすることにより形成される。これにより、振動梁部21a,21b、およびベース部22,23を、一体的に形成することができる。
なお、物理量検出素子20の材質は、水晶に限定されるものではなく、タンタル酸リチウム(LiTaO)、四ホウ酸リチウム(Li)、ニオブ酸リチウム(LiNbO)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、酸化亜鉛(ZnO)、窒化アルミニウム(AlN)などの圧電材料、または酸化亜鉛(ZnO)、窒化アルミニウム(AlN)などの圧電体を皮膜として備えたシリコンなどの半導体材料であってもよい。ただし、物理量検出素子20は、基部10、可動部14との線膨張係数との差を小さくすることを考慮すれば、基部10、可動部14の材質と同じであることが望ましい。
物理量検出素子20の第1ベース部22上には、引き出し電極44a,44bが設けられている。引き出し電極44a,44bは、振動梁部21a,21bに設けられた励振電極(図示せず)と電気的に接続されている。
引き出し電極44a,44bは、例えばAu、Alなどの金属ワイヤー48によって、基部10の主面10aに設けられた接続端子46a,46bと電気的に接続されている。より具体的には、引き出し電極44aは、接続端子46aと電気的に接続され、引き出し電極44bは、接続端子46bと電気的に接続されている。接続端子46a,46bは、配線(図示せず)によって、外部接続端子(図示せず)と電気的に接続されている。
励振電極、引き出し電極44a,44b、接続端子46a,46b、および外部接続端子としては、例えば、Cr層を下地として、その上にAu層を積層した積層体を用いる。励振電極、引き出し電極44a,44b、接続端子46a,46b、および外部接続端子は、例えば、スパッタ法などによって導電層(図示せず)を成膜し、該導電層をパターニングすることによって形成される。
第1質量体50は、可動部14の主面14aに、接合部材64を介して、固定されている。第1質量体50は、平面視で(Z軸方向からみて)溝部30に重なる部分を有している。図示の例では、第1質量体50の溝部30に重なる部分と、可動部14との間に物理量検出素子20が位置している。すなわち、第1質量体50は、物理量検出素子20と重なるように配置されている。そのため、小型化を図りつつ、第1質量体50の質量を大きくすることができる。
第2質量体52は、可動部14の主面14bに、接合部材66を介して、固定されている。質量体50,52の材質としては、例えば、Cu、Auなどの金属が挙げられる。質量体50,52によって、物理量検出デバイス100に加わる加速度の検出感度を向上させることができる。
接合部材64,66としては、例えば、シリコーン樹脂系の熱硬化型接着剤を用いることができる。
なお、図示はしないが、質量体の数は、限定されず、例えば、可動部14の1つの主面14a,14bに対して複数の質量体が設けられてもよい。
次に、物理量検出デバイス100の動作について説明する。図4および図5は、物理量検出デバイス100の動作を説明するための断面図である。
図4に示すように、物理量検出デバイス100では、−Z軸方向に測定すべき物理量である加速度α1(例えば重力加速度)が加わると、加速度α1に応じて、可動部14が継ぎ手部12を支点にして−Z軸方向に変位する。これにより、物理量検出素子20には、Y軸に沿って第1ベース部22と第2ベース部23とが互いに離れる方向の力(張力)が加わり、振動梁部21a,21bには引っ張り応力が生じる。そのため、振動梁部21a,21bの振動周波数(共振周波数)は、高くなる。
一方、図5に示すように、物理量検出デバイス100では、+Z軸方向に加速度α2が加わると、加速度α2に応じて、可動部14が継ぎ手部12を支点にして+Z軸方向に変位する。これにより、物理量検出素子20には、Y軸に沿って第1ベース部22と第2ベース部23とが互いに近づく方向の力(圧縮力)が加わり、振動梁部21a,21bには圧縮応力が生じる。そのため、振動梁部21a,21bの振動周波数(共振周波数)は、低くなる。
物理量検出デバイス100では、上記のような物理量検出素子20の共振周波数の変化を検出している。具体的には、物理量検出デバイス100に加わる加速度は、上記の検出された共振周波数の変化の割合に応じて、ルックアップテーブルなどによって定められた数値に変換することで導出される。
なお、物理量検出デバイス100を傾斜計に用いた場合には、傾斜の姿勢の変化に応じて、傾斜計に対する重力加速度が加わる方向が変化し、振動梁部21a,21bに引っ張り応力や圧縮応力が生じる。そして、振動梁部21a,21bの共振周波数が変化する。
また、上記の例では、物理量検出素子20として、いわゆる双音叉素子を用いた例について説明したが、可動部14の変位に基づいて物理量を検出することができれば、物理量検出素子20の形態は、特に限定されない。
本実施形態に係る物理量検出デバイス100は、例えば、以下の特徴を有する。
物理量検出デバイス100では、物理量検出素子20は、基部10と可動部14とに設けられている溝部30内に配置されている。これにより、物理量検出素子20と継ぎ手部12(支点)との間の距離(Z軸方向の距離)を小さくすることができる。てこの原理から、物理量検出素子と継ぎ手部(可動部が変位するときの支点)との間の距離が小さいほど、物理量検出素子に付加する力(張力や圧縮力)を得るために必要となる力(加速度)が小さくなる。すなわち、物理量検出素子と継ぎ手部との間の距離が小さいほど、検出感度が高くなる。したがって、物理量検出デバイス100によれば、物理量検出素子20と継ぎ手部12(支点)との間の距離を小さくすることができるため、高い検出感度を有することができる。
さらに、物理量検出素子20が溝部30内に配置されているため、可動部14の強度の低下を抑制しつつ、検出感度を高めることができる。したがって、スプリアスの発生を抑制し、かつ、検出感度を高めることができる。例えば可動部全体の厚さを小さくすることによって物理量検出素子と支点との間の距離を小さくした場合、可動部の強度が低下して、スプリアスが発生してしまう場合がある。これに対して、物理量検出デバイス100では、可動部14に設けられた溝部30によって、物理量検出素子と支点との間の距離を小さくしているため、可動部全体の厚さを小さくした場合と比べて、強度の低下を抑制することができ、スプリアスの発生を抑制することができる。
物理量検出デバイス100では、溝部30の深さDは、物理量検出素子20の厚さ以上である。そのため、物理量検出素子20を、可動部14の主面14aから突出させないことができる。したがって、第1質量体50を、物理量検出素子20に重ねて配置することができるため、小型化を図りつつ、第1質量体50の質量を大きくすることができる。したがって、小型化を図りつつ、検出感度を高めることができる。例えば物理量検出素子が可動部の主面上に配置されている場合、質量体は、可動部の主面上の物理量検出素子を避けた領域に設けなければならなかった。物理量検出デバイス100では、質量体50を、物理量検出素子20に重ねて配置できるため、質量体を、可動部の主面上の物理量検出素子を避けた領域に設ける場合と比べて、装置の小型化を図りつつ、質量体の質量を大きくすることができる。
物理量検出デバイス100では、第1質量体50は、平面視で溝部30に重なる部分を有して基部10に固定されており、物理量検出素子20は、第1質量体50の溝部30に重なる部分と、可動部14と、の間に位置している。すなわち、物理量検出素子20と第1質量体50とがZ軸方向に重なって配置されているため、小型化を図りつつ、第1質量体50の質量を大きくすることができる。したがって、小型化を図りつつ、検出感度を高めることができる。
物理量検出デバイス100では、接合部材60は、溝部30内において、物理量検出素子20と基部10とを接合している。これにより、物理量検出素子20と基部10との間の接合強度を高めることができる。さらに、接合部材62は、溝部30内において、物理量検出素子20と可動部14とを接合している。これにより、物理量検出素子20と可動部14との間の接合強度を高めることができる。
2. 物理量検出器
次に、本実施形態に係る物理量検出器について、図面を参照しながら説明する。図6は、本実施形態に係る物理量検出器300を模式的に示す平面図である。図7は、本実施形態に係る物理量検出器300を模式的に示す断面図である。なお、図7は、図6のVII−VII線断面図である。
物理量検出器300は、図6および図7に示すように、本発明に係る物理量検出デバイスと、パッケージ310と、を含む。以下では、本発明に係る物理量検出デバイスとして、物理量検出デバイス100を用いた例について説明する。
パッケージ310は、物理量検出デバイス100を収容している。パッケージ310は、パッケージベース320と、リッド330と、を有することができる。なお、図6では、便宜上、リッド330の図示を省略している。
パッケージベース320には、凹部321が形成され、凹部321内に物理量検出デバイス100が配置されている。パッケージベース320の平面形状は、凹部321内に物理量検出デバイス100を配置することができれば、特に限定されない。パッケージベース320としては、例えば、セラミックグリーンシートを成形して積層し焼成した酸化アルミニウム質焼結体、水晶、ガラス、シリコンなどの材料を用いる。
パッケージベース320は、パッケージベース320の内底面(凹部の底面)322から、リッド330側に突出した段差部323を有することができる。段差部323は、例えば、凹部321の内壁に沿って設けられている。段差部323には、内部端子340,342が設けられている。
内部端子340,342は、例えば、物理量検出デバイス100に設けられた外部接続端子49a,49bと対向する位置(平面視において重なる位置)に設けられている。例えば、外部接続端子49aは、内部端子340と電気的に接続され、外部接続端子49bは、内部端子342と電気的に接続されている。
パッケージベース320の外底面(内底面322と反対側の面)324には、外部部材に実装される際に用いられる外部端子344,346が設けられている。外部端子344,346は、図示しない内部配線を介して内部端子340,342と電気的に接続されている。例えば、外部端子344は、内部端子340と電気的に接続され、外部端子346は、内部端子342と電気的に接続されている。
内部端子340,342および外部端子344,346は、例えば、Wなどのメタライス層に、Ni、Auなどの皮膜をめっきなどにより積層した金属膜からなる。
パッケージベース320には、凹部321の底部にパッケージ310の内部(キャビティー)を封止する封止部350が設けられている。封止部350は、パッケージベース320に形成された貫通孔325内に配置されている。貫通孔325は、外底面324から内底面322まで貫通している。図示の例では、貫通孔325は、外底面324側の孔径が内底面322側の孔径より大きい段付きの形状を有している。封止部350は、貫通孔325に、例えば、Au/Ge合金、はんだなどからなる封止材を配置し、加熱溶融後、固化させることで形成される。封止部350は、パッケージ310の内部を気密に封止する構成である。
物理量検出デバイス100は、接合部材341を介して、パッケージベース320の段差部323に固定されている。これにより、物理量検出デバイス100は、パッケージベース320に実装され、パッケージ310内に収容される。
物理量検出デバイス100が段差部323に固定されることにより、物理量検出デバイス100に設けられた外部接続端子49a,49bと、段差部323に設けられた内部端子340,342とは、接合部材341を介して、電気的に接続される。接合部材341としては、例えば、金属フィラーなどの導電性物質が混合されたシリコーン樹脂系の導電性接着剤を用いることができる。
リッド330は、パッケージベース320の凹部321を覆って設けられている。リッド330の形状は、例えば、板状である。リッド330としては、例えば、パッケージベース320と同じ材料や、コバール、42アロイ、ステンレス鋼などの金属を用いる。リッド330は、例えば、シームリング、低融点ガラス、接着剤などの接合部材332を介して、パッケージベース320に接合されている。
リッド330をパッケージベース320に接合した後、パッケージ310の内部が減圧された状態(真空度の高い状態)で、貫通孔325内に封止材を配置し、加熱溶融後、固化させて封止部350を形成することにより、パッケージ310内を気密に封止することができる。パッケージ310の内部は、窒素、ヘリウム、アルゴンなどの不活性ガスが充填されていてもよい。
物理量検出器300において、外部端子344,346、内部端子340,342、外部接続端子49a,49b、接続端子46a,46bなどを経由して、物理量検出素子20の励振電極に駆動信号が入力されると、物理量検出素子20の振動梁部21a,21bは、所定の周波数で振動(共振)する。そして、物理量検出器300は、印加される加速度に応じて変化する物理量検出素子20の共振周波数を出力信号として、出力することができる。
物理量検出器300によれば、スプリアスの発生を抑制し、かつ、検出感度を高めることが可能な物理量検出デバイス100を含む。そのため、物理量検出器300は、スプリアスの発生を抑制し、かつ、検出感度を高めることができる。
なお、図示はしないが、物理量検出デバイス100が配置される凹部は、パッケージベース320およびリッド330の両方に形成されていてもよいし、リッド330にのみ形成されていてもよい。
3. 電子機器
次に、本実施形態に係る電子機器について説明する。以下では、本実施形態に係る電子機器として、本発明に係る物理検出デバイス(以下の例では物理量検出デバイス100)を含む傾斜計について、図面を参照しながら説明する。図8は、本実施形態に係る傾斜計400を模式的に示す斜視図である。
傾斜計400は、図8に示すように、物理量検出デバイス100を、傾斜センサーとして含んでいる。
傾斜計400は、例えば、山の斜面、道路の法面、盛土の擁壁面などの被計測場所に設置される。傾斜計400は、外部からケーブル410を介して電源が供給され、または電源を内蔵し、図示しない駆動回路によって物理量検出デバイス100に駆動信号が送られている。
そして、傾斜計400は、図示しない検出回路によって、物理量検出デバイス100に加わる重力加速度に応じて変化する共振周波数から、傾斜計400の姿勢の変化(傾斜計400に対する重力加速度が加わる方向の変化)を検出し、それを角度に換算して、例えば、無線などで基地局にデータ転送する。これにより、傾斜計400は、異常の早期発見に貢献することができる。
傾斜計400によれば、スプリアスの発生を抑制し、かつ、検出感度を高めることが可能な物理量検出デバイス100を含む。そのため、傾斜計400は、スプリアスの発生を抑制し、かつ、検出感度を高めることができる。
本発明に係る物理量検出デバイスは、上記の傾斜計に限らず、地震計、ナビゲーション装置、姿勢制御装置、ゲームコントローラー、携帯電話などの加速度センサー、傾斜センサーなどとして好適に用いることができ、いずれの場合にも上記実施形態および変形例で説明した効果を奏する電子機器を提供することができる。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
α1…加速度、α2…加速度、10…基部、10a…主面、12…継ぎ手部、14…可動部、14a,14b…主面、20…物理量検出素子、21a…振動梁部、22…第1ベース部、23…第2ベース部、30…溝部、32…第1部分、34…第2部分、44a…電極、44b…電極、46a,46b…接続端子、48…金属ワイヤー、49a…外部接続端子、49b…外部接続端子、50…第1質量体、52…第2質量体、60,62,64,66…接合部材、100…物理量検出デバイス、300…物理量検出器、310…パッケージ、320…パッケージベース、321…凹部、322…内底面、323…段差部、324…外底面、325…貫通孔、330…リッド、332…接合部材、340…内部端子、341…接合部材、342…内部端子、344…外部端子、346…外部端子、350…封止部、400…傾斜計、410…ケーブル

Claims (7)

  1. 第1の溝部を有する基部と、
    前記基部に継ぎ手部を介して接続され、第2の溝部を有する可動部と、
    前記可動部の厚み方向からの平面視において、前記第1の溝部の内部の前記基部と前記第2の溝部の内部の前記可動部とに固定されている物理量検出素子と、
    前記平面視で前記第2の溝部に重なる部分を有して前記可動部と固定されている質量体と、
    を含み、
    前記物理量検出素子は、前記質量体と前記可動部との間の前記第2の溝部内に位置している、物理量検出デバイス。
  2. 請求項1において、
    前記第1の溝部および前記第2の溝部の深さは、前記物理量検出素子の厚さ以上である、物理量検出デバイス。
  3. 請求項1または2において、
    前記第1の溝部内に設けられている第1接合部材を含み、
    前記第1接合部材は、前記物理量検出素子と前記基部とを接合している、物理量検出デバイス。
  4. 請求項1ないしのいずれか1項において、
    前記第2の溝部内に設けられている第2接合部材を含み、
    前記第2接合部材は、前記物理量検出素子と前記可動部とを接合している、物理量検出デバイス。
  5. 請求項1ないしのいずれか1項において、
    前記物理量検出素子は、双音叉型振動素子である、物理量検出デバイス。
  6. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の物理量検出デバイスと、
    前記物理量検出デバイスを収容しているパッケージと、
    を含む、物理量検出器。
  7. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の物理量検出デバイスを含む、電子機器。
JP2012085867A 2012-04-04 2012-04-04 物理量検出デバイス、物理量検出器、および電子機器 Expired - Fee Related JP5954531B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012085867A JP5954531B2 (ja) 2012-04-04 2012-04-04 物理量検出デバイス、物理量検出器、および電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012085867A JP5954531B2 (ja) 2012-04-04 2012-04-04 物理量検出デバイス、物理量検出器、および電子機器

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2013217668A JP2013217668A (ja) 2013-10-24
JP2013217668A5 JP2013217668A5 (ja) 2015-05-14
JP5954531B2 true JP5954531B2 (ja) 2016-07-20

Family

ID=49589946

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012085867A Expired - Fee Related JP5954531B2 (ja) 2012-04-04 2012-04-04 物理量検出デバイス、物理量検出器、および電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5954531B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61178667A (ja) * 1985-02-04 1986-08-11 Yokogawa Electric Corp 振動式加速度計

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013217668A (ja) 2013-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5678741B2 (ja) 加速度検出器、加速度検出デバイス及び電子機器
JP5896114B2 (ja) 物理量検出デバイス、物理量検出器、および電子機器
US8919200B2 (en) Physical quantity detection device, physical quantity detector, and electronic device
US10677813B2 (en) Physical quantity detector, physical quantity detection device, electronic apparatus, and vehicle
JP2013217667A (ja) 物理量検出デバイス、物理量検出器、および電子機器、並びに物理量検出デバイスの製造方法
JP6136349B2 (ja) 電子デバイス、電子機器及び移動体
JP2013050321A (ja) 物理量検出器及び電子機器
JP2013146003A (ja) 振動デバイス及び電子機器
JP5970690B2 (ja) センサー素子、センサーユニット、電子機器及びセンサーユニットの製造方法
JP5712755B2 (ja) 加速度検出器、加速度検出デバイス及び電子機器
JP5954531B2 (ja) 物理量検出デバイス、物理量検出器、および電子機器
JP6210345B2 (ja) ジャイロセンサー素子、ジャイロセンサーユニット、電子機器及びジャイロセンサーユニットの製造方法
JP2010141387A (ja) 圧電振動子、圧電デバイス
JP5867631B2 (ja) 加速度検出器、加速度検出デバイス及び電子機器
JP5950087B2 (ja) 物理量検出デバイス、物理量検出器、および電子機器
JP5838694B2 (ja) 物理量検出器、物理量検出デバイス及び電子機器
JP5987500B2 (ja) 物理量検出デバイス、電子機器、移動体
JP2013181799A (ja) 物理量検出デバイス、電子機器
JP2010177984A (ja) 圧電振動子および圧電デバイス
JP2013113786A (ja) 物理量検出デバイス、物理量検出器、および電子機器
JP2013160553A (ja) 物理量検出器、物理量検出デバイス、電子機器
JP2013120105A (ja) 物理量検出デバイスおよびその製造方法、物理量検出器、並びに電子機器
JP2013246121A (ja) 圧力センサー素子およびその製造方法、圧力センサー、並びに電子機器
JP2013170865A (ja) 物理量検出デバイス、物理量検出器、及び電子機器
JP2016145755A (ja) 物理量検出デバイス、電子機器及び移動体

Legal Events

Date Code Title Description
RD07 Notification of extinguishment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427

Effective date: 20140619

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150325

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150325

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160302

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160518

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160531

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5954531

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees