JP2009175095A - 測定装置及び測定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】蛍光物質の濃度が少ないような試料の測定でも、蛍光強度を増加する測定装置を提供する。
【解決手段】本発明は、試料中に入射した励起光によって、該試料中で発生する励起光と異なる波長の光を測定する測定装置200であって、励起光の波長の光を含む光を照射する光源201と、光源201から照射された光を所定の集光位置に集光させる対物レンズ203と、対物レンズ203からの光を直接反射する第1ミラー221と、開口Pが設けられると共に、第1ミラー221によって反射された光を反射する第2ミラー222と、試料中で発生する励起光と異なる波長の光を測定する測定器205と、を有し、第1ミラー221と第2ミラー222は試料を挟むようにして配置されると共に、対物レンズ203の集光位置を開口Pの位置に設定し、測定器205は該試料中で発生し開口Pを通過した励起光と異なる波長の光を測定することを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、微小試料の蛍光測定装置に関し、より具体的には、マイクロチップなどの微小な蛍光スポットを効率的に測定可能とする測定装置及び測定方法に関する。
従来利用されてきた測定装置を小型化し、極微量の液体試薬を反応させるLOC(Lab. on a chip/ラボオンアチップ)の技術に関する検討が進んでいる。このLOCでは、例えば血液などの試料の量を微量にするために、10cmから数cm角程度以下のプラスチック製やガラス製やシリコン製のチップの表面に溝を形成する。そして、その溝中に試薬溶液や試料を流して分離、 反応を行って、微量試料の分析を行う。この技術においては、試料の量、 検出に必要な試薬量、検出に用いた消耗品等の廃棄物、廃液の量がいずれも少なくなる上、検出に必要な時間も短時間で済むという利点がある。
上記のようなLOC技術で用いられる測定装置としては、基板(マイクロアレイ)に励起光スポットを照射して、前記微量試料からの蛍光を検出する測定装置が知られている(例えば、特開2007−78574号公報など)。
特開2007−78574号公報
しかしながら、特許文献1に記載の測定装置では、照射された励起光は、一点に集光するため、試料が発する微弱な光を観測することが困難であるという問題点がある。
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、試料が発する微弱な光を観測することができる測定装置および測定方法を提供することを目的とする。
本発明は上記のような課題を解決するためのものであり、測定装置において、励起光を照射する光源と、対物レンズと、第1ミラーと、第2ミラーと、測定器と、を有し、該対物レンズと、該第1ミラーと、の間に、該第2ミラーが配置され、該第1ミラーのミラー面と、該第2ミラーのミラー面と、が対向して配置され、該第1ミラーは、該第2ミラーの側に曲率中心を有する曲面であり、該第1ミラーの曲率中心が、該対物レンズの光軸上に位置し、該第2ミラーは、該光軸が通過する位置に開口を有し、該開口の位置が該対物レンズの焦点距離と一致するように、該第2ミラーが配置されていることを特徴とする。
また、本発明は、試料中に入射した励起光によって、該試料中で発生する励起光と異なる波長の光を測定する測定装置であって、該励起光の波長の光を含む光を照射する光源と、該光源から照射された光を所定の集光位置に集光させる対物レンズと、該対物レンズからの光を反射する第1ミラーと、開口が設けられると共に、該第1ミラーによって反射された光を反射する第2ミラーと、該試料中で発生する励起光と異なる波長の光を測定する測定器と、を有し、該第1ミラーと該第2ミラーとの間に該試料が配置されると共に、該対物レンズの集光位置を該開口の位置に設定し、該測定器は該試料中で発生し該開口を通過した励起光と異なる波長の光を測定することを特徴とする。
また、本発明は、試料中に入射した励起光によって、該試料中で発生する励起光と異なる波長の光を測定する測定装置であって、該励起光の波長の光を含む光を照射する光源と、該光源から照射された光を所定の集光位置に集光させる対物レンズと、該対物レンズからの光を反射する第1ミラーと、開口が設けられると共に、該第1ミラーによって反射された光を反射する第2ミラーと、少なくとも該試料中で発生する励起光と異なる波長の光を集光する集光レンズと、該試料中で発生する励起光と異なる波長の光を測定する測定器と、該測定器に光が入射される直前に配置され励起光をカットする励起光カットフィルターと、を有し、該第1ミラーと該第2ミラーとの間に該試料が配置され、該対物レンズの集光位置を該開口の位置に設定し、励起光が集光する位置と該測定器とが共役位置関係となるように該集光レンズを配置し、該測定器は該試料中で発生した励起光と異なる波長の光を測定することを特徴とする。
また、本発明は、上記の測定装置において、該第2ミラーはダイクロイックミラーであることが好ましい。
また、本発明は、上記の測定装置において、該第1ミラーと該第2ミラーとの間の空気換算長をL、該第1ミラーの焦点距離をfとすると、f<Lであることが好ましい。
また、本発明は、上記の測定装置において、該第1ミラーと該第2ミラーとの間の空気換算長をL、該第1ミラーの焦点距離をfとすると、f<L/2であることが好ましい。
また、本発明は、上記の測定装置において、該第2ミラーの反射面が曲面であることが好ましい。
また、本発明は、測定方法において、上記の測定装置を配置し、該光軸と、該第1ミラーと、の交点から、該光軸上で、かつ、該交点より該第2ミラー側に、Lf/(L−f)の距離離れた位置に試料を配置し、該試料が発する光を測定することが好ましい。
ここで、Lは、該第1ミラーと、該第2ミラーと、の間の空気換算長
fは、該第1ミラーの焦点距離である。
また、本発明は、上記の測定方法において、該光軸上で、かつ、該交点より該第2ミラー側であって、かつ、下記の条件を満たす全てのXの位置に試料を配置することが好ましい。
L−(L2−2fL)1/2≦ X ≦ Lf/(L−f)
ここで、Xは、該交点からの距離
Lは、該第1ミラーと、該第2ミラーと、の間の空気換算長
fは、該第1ミラーの焦点距離である。
また、本発明は、上記の測定装置を用いた測定方法において、該測定器によって該試料中で発生した励起光と異なる波長の光を測定したとき、該測定器で測定できる輝度の限界を超えた場合には、調整を行うことが好ましい。
また、本発明は、上記の測定方法において、該調整とは、測定光路中にNDフィルターを設けることか、該光源の出力が可変の場合には該光源の出力を下げることか、該測定器のゲインを下げることか、該測定器の露出時間を短くすることか、のいずれかであることが好ましい。
また、本発明は、試料中に入射させた励起光によって、該試料中で発生する励起光と異なる波長の光を測定する測定方法であって、第1ミラーを配置し、該第1ミラー上に該試料を内包するマイクロチップを配置し、開口を有するとともに、該マイクロチップ上に該第1ミラーによって反射された光を反射する第2ミラーを配置し、励起光を照射する光源からの光を対物レンズによって該開口に集光させて該マイクロチップ内に励起光を入射させ、該マイクロチップに内包された該試料から放射される励起光と異なる波長の光を測定することを特徴とする。
また、本発明は、上記の測定方法において、該第1ミラーと該第2ミラーとの間の空気換算長をL、該第1ミラーの焦点距離をfとすると、f<Lであることが好ましい。
また、本発明は、上記の測定方法において、該第1ミラーと該第2ミラーとの間の空気換算長をL、該第1ミラーの焦点距離をfとすると、
f<L/2であることが好ましい。
また、本発明は、上記の測定方法において、該マイクロチップを厚さL1、屈折率n1の第1基板と、厚さL3、屈折率n3の第2基板と、該第1基板と該第2基板との間の距離がL2であって、屈折率n2の試料を内包する空間と、から構成し、該第1ミラーと該第2基板との間の距離がL4であって、屈折率n4の媒質で満たし、該第1ミラーの焦点距離をfとすると、
L3/n3+L4/n4<Lf/(L−f)<L2/n2+L3/n3+L4/n4
ただし、空気換算長L=L1/n1+L2/n2+L3/n3+L4/n4
を満たすように設定することが好ましい。
また、本発明は、上記の測定方法において、該マイクロチップを、厚さL1、屈折率n1の第1基板と、厚さL3、屈折率n3の第2基板と、該第1基板と該第2基板との間の距離がL2であって、屈折率n2の試料を内包する空間と、から構成し、該第1ミラーと該第2基板との間の距離がL4であって、屈折率n4の媒質で満たし、該第1ミラーの焦点距離をfとすると、
L3/n3+L4/n4<L−(L2−2fL)1/2<L2/n2+L3/n3+L4/n4
ただし、空気換算長L=L1/n1+L2/n2+L3/n3+L4/n4
を満たすように設定することが好ましい。
本発明の測定装置及び測定方法によれば、試料が発する微弱な光を観測することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。図1は本実施の形態に係る測定装置に用いるマイクロチップを示す図である。図1(a)はマイクロチップの上面図であり、流路も併せて示してある。また、図1(b)は、図1(a)中A−A’の断面を模式的に示す図である。
マイクロチップ100は、第1基板131と第2基板132とで構成されている。第1基板131と第2基板132は、張り合わせた状態となっている。
第1基板131には、第1液導入口111と、第2液導入口112と、排出口115と、が形成されている。
第2基板132には、第1流路121、第2流路122及び第3流路123が形成される。これらの流路の一端は互いに連結され、これにより流路全体の形状はほぼY字型となる。第1流路121の他端部は、第1液を導入する第1液導入口111に連結している。また、第2流路122の他端部は、第2液を導入する第2液導入口112に連結している。そして、第3流路123内の混合部で、第1液と第2液とが混合される。第3流路123中にある検出部113には、空間Rが設けられている。この空間Rが、測定装置における測定対象となる空間となる。第3流路123の他端部は、排出口115に連結している。排出口115からは、混合された第1液と第2液とが排出される。
第1の基板および第2の基板は、樹脂材料をシリコンの型から射出成型して作製することができる。樹脂材料としては、例えば、ポリスチレン(PS)やアクリルレジン(PMMA)などがある。
また、マイクロチップ100は、半導体の加工技術を応用して作製することができる。例えば、シリコン等の基板上に流路なる溝を、異方性エッチング等の微細加工技術を用いて形成する。その後、この溝を覆う蓋体を基板上に接合すればよい。また、マイクロチップ100の作製方法としては、ガラス基板から作製する手法も知られている。
マイクロチップ100の形状の一例を挙げると、外形寸法は、例えば約80mm×60mm×2.5mmである。流路の幅は約0.5mm、また、流路の深さは約1mmである。
このようなマイクロチップ100では、例えば、第1液導入口111に検体(試料)、第2液導入口112に試薬が導入される。この検体(試料)と試薬を、合流点で合流させる。混合液は、第3流路123内で混合し、所定の化学反応が起きる。この所定の化学反応は空間Rで測定装置によって観察される。
例えば、マイクロチップ100を免疫学的検査に用いた場合、発光や蛍光を発する標識抗体(蛍光物質)を検体に添加する。このようにすることで、抗原抗体反応を利用した検査を行うことができる。検査では、励起光を空間Rに照射し、その際に発生する蛍光量もしくは発光量を光測定器で測定する。例えば、フルオレシンの結合した標識抗体を用いた場合、495nmの励起光を照射すると、515nm付近の蛍光が出る。
次に、マイクロチップ100を用いて、検液中の蛍光物質が発光する蛍光の強度を測定する蛍光測定を例に本実施の形態に係る測定装置について説明する。
(第1の実施の形態)
図2は本実施の形態に係る測定装置の検出部(空間R)の断面図を含む測定光学系の概略を模式的に示す図である。図2に記載の測定装置200は、マイクロチップ100がセットされている。そして、測定装置200は、マイクロチップ100における空間Rを観察する。
測定装置200は、光源201と、コリメートレンズ202と、対物レンズ203と、集光レンズ204と、測定器205と、蛍光ユニット210と、励起光選択フィルター211と、ダイクロイックミラー212と、測定光選択フィルター213と、第1ミラー221と、第2ミラー222と、を備えている。
光源201は、励起光の波長の光を含む光を発する。光源201には、ハロゲンランプ、水銀ランプ、レーザー、レーザーダイオード、またはLED等を用いることができる。
コリメートレンズ202は、光源201が発する光を平行にする。なお、光源201から射出される光が平行光の場合、コリメートレンズ202は省略することができる。
蛍光ユニット210は、励起光選択フィルター211と、ダイクロイックミラー212と、測定光選択フィルター213と、から構成される。蛍光ユニット210は、励起光と蛍光を分離する。
励起光選択フィルター211は、空間Rを通過する光の波長を選択する。具体的には、測定対象に対して最適な波長を選択的に透過する。最適な波長とは、マイクロチップ100内に導入される蛍光物質を励起する励起波長である。
ダイクロイックミラー212は、励起光選択フィルター211を透過した励起光を所定の方向に反射し、かつ、測定対象から発生する蛍光を選択的に透過する。
測定光選択フィルター213は、励起光の波長は透過せず(すなわち、励起光の波長が透過することを制限する)測定対象から発生する蛍光の波長を透過する。
対物レンズ203は、蛍光ユニット210で分離された励起光を集光するとともに、測定対象から発生する蛍光を集光する。
集光レンズ204は、測定光選択フィルター213を透過した蛍光を、測定器205に集光する。
測定器205は、集光レンズ204によって、集光された蛍光を測定する。測定器205には、フォトダイオードやフォトマルチプライヤーを用いることができる。
第1ミラー221は、対物レンズ203の側(第2ミラー222の側)に曲率中心を有する曲面(凹面鏡)である。第1ミラー221の曲率中心は、対物レンズ203の光軸上に位置する。第1ミラー221の焦点距離はfである。
第2ミラー222は平面ミラーであり、かつ、対物レンズ203の光軸に対して、垂直に配置される。また、第2ミラー222は、対物レンズ203と、第1ミラー221との間に配置される。第2ミラー222のミラー面は、第1ミラー221のミラー面と、対向している。第2ミラー222は、対物レンズ203の集光位置に開口Pを有する。より具体的には、対物レンズ203の集光位置は、第2ミラー222のミラー面上に位置する。
マイクロチップ100の空間Rは、第1ミラー221と第2ミラー222との間に配置される。
光源201からの励起光は、コリメートレンズ202、励起光選択フィルター211、ダイクロイックミラー212、対物レンズ203、および開口Pの順に入射する。
開口Pを抜けた励起光は、マイクロチップ100を通過した後、第1ミラー221で反射される。第1ミラー221を反射した励起光は、空間R内で集光する。
励起光の一部は、空間R内で吸収され蛍光に変換される。空間Rで吸収されない励起光は、マイクロチップ100を通過した後、第2ミラー222で反射される。第2ミラー222で反射された励起光は、再び第1ミラー221で反射される。そして、第1ミラー221で反射された励起光は、再び、空間R内で集光する。
このように、励起光は、第1ミラー221および第2ミラー222によって、複数回繰り返して反射される。そして、空間R内の複数の点で集光する。
空間R内で発生した蛍光は、開口P、対物レンズ203、蛍光ユニット210、集光レンズ204、および測定器205の順に入射する。
このように、マイクロチップ100内の検体(試料)に励起光を照射することによって、検体(試料)中の蛍光物質により蛍光が発生する。発生した蛍光は、蛍光ユニット210を経由し、測定器205にて受光される。なお、第1ミラー221を反射後、開口Pを抜けた励起光は、測定光選択フィルター213で遮断されるため、測定器205には入射しない。

本実施の形態によれば、開口Pは、対物レンズ203の集光位置に配置されているため、対物レンズ203で集光した励起光は、第2ミラー222の開口Pをロスすることなく通過できる。また、開口Pは、対物レンズ203の集光位置に配置されているため、小さく形成することができる。このため、第1ミラー221で反射した励起光のうち、第2ミラー222の開口Pを抜ける励起光の光量を少なくすることができる。さらに、第2ミラー222の開口Pを透過した蛍光も、効率よく対物レンズ203で集光される。そのため、微弱な蛍光を効率よく励起・検出することができるのである。
以下、開口Pを通ってマイクロチップ100内に入射する励起光について、より具体的に説明する。
図3は、本実施の形態に係る測定装置200の第1ミラー221および第2ミラー222近傍(マイクロチップ100の検出部113近傍)における寸法を示す図である。上記と同じ部材には、同じ符号が用いられている。符号Oは、対物レンズ203の集光位置である。符号Qは、対物レンズ203の光軸と第1ミラー221(ミラー面)との交点である。
第1基板131は、厚さがL1で、屈折率n1の物質で形成されている。第1基板131の第1ミラー221側の面と第2基板132の第2ミラー222側の面との間の距離はL2(空間Rの上下方向の距離)である。測定する際には、第1基板131と第2基板132との間は、屈折率がn2の試料で満たされている。第2基板132は厚さがL3で、屈折率n3の物質で形成されている。第2基板132の第1ミラー221側の面と点Qとの間の距離はL4である。第2基板132と第1ミラー221との間は、屈折率n4の媒質で満たされている。例えば、第2基板132と第1ミラー221との間の媒質が空気の場合、n4=1である。
また、L1からL4の距離は、第1ミラー221の最凹部(点Q)の面の高さを0とし、上方(第2ミラー222側)を正の方向としたx軸によって表す。
試料としては、水溶液などの流動体であることが好ましい。
ここで、上述したように、開口Pを抜けた励起光は、マイクロチップ100を通過した後、第1ミラー221で反射される。第1ミラー221を反射された励起光は、空間Rのa1に集光する。この集光点a1において、試料中の蛍光物質が蛍光を発する。さらに、a1で集光した光は、第2ミラー222で反射されて第1ミラー221に到達する。ここで、第1ミラー221に到達した励起光は、再び反射して位置a2で集光する。すなわち、励起光は、位置a2でも蛍光を発生させる。ここで、位置a2はa1より点Q側に位置する。
このように、開口Pから入射した励起光は、第1ミラー221と第2ミラー222とによって複数回反射される。ここで、マイクロチップ100は、第1ミラー221と第2ミラー222との間に配置される。そのため、励起光は、マイクロチップ100が内包する空間R内で位置を変えながら集光する。よって、この空間Rに試料が存在する場合、試料には励起光が複数回照射されることになる。
このように、本実施の形態に係る測定装置200によれば、試料の複数の点で蛍光を発生させることができる。これにより、微弱な光(蛍光)を観測することができる。また、複数の点で蛍光が発生するため、蛍光物質の濃度が少ない試料の測定でも、蛍光強度が増加し、蛍光S/N値を高くすることが可能となる。また、蛍光の強度が強くなる分、1回の測定時間を短縮することができる。
また、上記のように、励起光が試料中を複数回集光することにより、試料は励起光により複数回励起されるため、蛍光を効率よく励起することができる。そして、励起光の集光位置は、a1、a2・・・・のように光軸上で異なるため、言わば多点検出を行っている状態となる。すなわち、上記のように多点検出しているため、試料中で濃度ムラや濃度勾配があったとしても、測定において前記ムラや勾配の影響を少なくすることができる。
次に、第1ミラー221と第2ミラー222との間の透過光路図によって集光条件について説明する。図4は本実施の形態に係る測定装置200の検出部113の断面の透過光路図を示す図である。図4において、O=O’=O’’・・は、第2ミラー222の開口Pの位置を意味する。また、fは、第1ミラー221の焦点距離を意味する。また、Lは、第1基板131の第2ミラー222側の面と、点Qと、の距離の空気換算長である。すなわち、
L=L1/n1+L2/n2+L3/n3+L4/n4 (1)
である。また、anはn回目の集光位置を示す。また、縦の両矢印が第1ミラー221を示している。
図4(a)は、(2−√2)L<f<Lの場合(第1のケース)を示す図である。図4(b)は、L=(2−√2)Lの場合(第2のケース)を示す図であり、図4(c)は、L/2<f<(2−√2)Lの場合(第3のケース)を示す図である。図4(d)は、L/2=fの場合(第4のケース)を示す図である。図4(e)は、0<f<L/2の場合(第5のケース)を示す図である。
なお、f<Lである条件を満たすときにのみ、第1ミラー221で反射した励起光は、収斂光となる。従って、このとき励起光は集光するため、試料の微弱な蛍光を効率よく励起することができる。
理由を以下説明する。第2ミラー222の開口Pを光源とし、第1ミラー221で反射した励起光が集光する位置と、点Qとの距離をa1とすると、ニュートンの結像方程式から、
1=Lf/(L−f) (2)
となる。
上記条件f<Lを満たすときa1>0になる。このことは、第2ミラー222の開口を通った励起光は、第1ミラー221で反射した収斂光となることを意味する。
以下、ケース毎に図4の透過光路図を参照しつつ説明する。
(2−√2)L<f<Lの場合:(第1のケース)
開口Pにおける集光位置Oから出た光は、Lの距離離れた第1ミラー221で反射する。第1ミラー221で反射した光は、第2ミラー222で反射する。このとき、反射位置は図のO’である。第2ミラー222で反射した光は図のa1で集光する。次に、a1で集光した光は、再度第1ミラー221で反射する。第1ミラー221で反射した光は発散する。
f=(2−√2)Lの場合:(第2のケース)
開口Pにおける集光位置Oから出た光は、Lの距離離れた第1ミラー221で反射する。第1ミラー221で反射した光は、第2ミラー222で反射する。このとき、反射位置は図のO’である。第2ミラー222で反射した光は図のa1で集光する。次に、a1で集光した光は、再度第1ミラー221で反射する。第1ミラー221で反射した光は、平行光となる。そして、再度、第2ミラー222で反射する。このとき、反射位置はO’’である。第2ミラー222で反射した光は、第1ミラー221に反射された後に、a2で集光する。そして、第2ミラー222、第1ミラー221を順に反射した光は、開口位置O’’’’に集光するため、第2ミラー222の開口から外に出る。
L/2<f<(2−√2)Lの場合:(第3のケース)
開口Pにおける集光位置Oから出た光は、Lの距離離れた第1ミラー221で反射する。第1ミラー221で反射した光は、第2ミラー222で反射する。このとき、反射位置は図のO’である。第2ミラー222で反射した光は図のa1で集光する。次に、a1で集光した光は、再度第1ミラー221で反射する。第1ミラー221で反射した光は、再度第2ミラー222で反射する。このとき、反射位置はO’’である。第2ミラー222で反射した光は、第1ミラー221に反射される。このように、第1ミラー221で反射された光は、次に第1ミラー221で反射されるまでの間に、集光しない。すなわち、第1ミラー221、第2ミラー222を反射した後に、集光した励起光は、再度集光するまでに、第1ミラー221を複数回繰り返して反射する必要がある。
L/2=fの場合:(第4のケース)
開口Pにおける集光位置Oから出た光は、Lの距離離れた第1ミラー221で反射する。第1ミラー221で反射した光は、開口位置O’に集光するため、第2ミラー222の開口から外に出る。
0<f<L/2の場合:(第5のケース)
開口Pにおける集光位置Oから出た光は、Lの距離離れた第1ミラー221で反射する。第1ミラー221で反射した光は、図のa1で集光する。a1で集光した光は、第2ミラー222で反射する。このとき、反射位置は図のO’である。第2ミラー222で反射した光は、再度第1ミラー221で反射する。第1ミラー221で反射した光は、図のa2で集光する。a2で集光した光は、再度第2ミラー222で反射する。このとき、反射位置は図のO’’である。第2ミラー222で反射した光は、再度第1ミラー221で反射する。これを繰り返す。
ここで、a1からO’までの距離よりも、a2からO’’までの距離の方が長い。同様に、a2からO’’までの距離よりも、a3からO’’’までの距離の方が長い。
以上の透過光路図からも分かるとおり、特に0<f<L/2の条件を満たすときには、第2ミラー222の開口を通った励起光は、第1ミラー221で反射した後、第2ミラー222に届く前に集光する。また、当該励起光は、第1ミラー221と、第2ミラー222と、を繰り返し反射することで、複数の点で集光する。そのため、試料の微弱な蛍光を効率よく励起することができる。
0<f<L/2の条件を満たすときには、励起光は、a1、a2・・・・のように光軸上で集光する。そして、励起光は、最終的には、所定の位置a∞に集光する。以下、0<f<L/2のとき、励起光の集光位置が収束することを証明する。
図5は本実施の形態に係る測定装置200で集光位置が収束することを説明する図である。図5(a)は、励起光の集光位置a1、a2・・・・を示す概念図である。図5(b)は、集光位置an-1と集光位置anとの関係を示す透過光路図である。図5(c)は、後述するg(k)の解の特性を調べるための参照図である。
集光位置an-1と集光位置anとのニュートンの結像方程式によって、式(3)が成り立つ。
Figure 2009175095
これをanについて整理すると次式(4)のようになる。
Figure 2009175095
ここで、anの一般項をもとめるために、特性方程式(5)をたてる。
Figure 2009175095
特性方程式(5)の解は、次式(6)となる。
Figure 2009175095
ここで、新たに数列bnを次式(7)の通り定義する。
Figure 2009175095
すなわち、an-1では、下式のようになる。
Figure 2009175095
(7)式、(8)式を(4)式に代入することによって、
Figure 2009175095
を得ることができる。式(9)の逆数をとることにより次の式(10)を得ることができる。
Figure 2009175095
ここで、さらに数列cnを次式(11)により定義すると、式(10)は式(12)のようにかくことができる。
Figure 2009175095
Figure 2009175095
ここで、cnの数列の一般項を求めるために、下式(13)を満たすαを求める。
Figure 2009175095
式(12)と式(13)により、αは式(14)によって表すことができる。
Figure 2009175095
式(13)を用いることによって、式(15)を得ることができる。
Figure 2009175095
すなわち、cnの一般項は式(16)のように表現することができる。
Figure 2009175095
nの一般項は式(17)のように表すことができ、
Figure 2009175095
さらに、anの一般項は式(18)のように表すことができる。
Figure 2009175095
ここで、c1は式(19)となる。
Figure 2009175095
次に、anの一般項である式(18)が収束することを確認するために、式(20)が成立することを証明する。
Figure 2009175095
式(20)を式(21)のように書き換えて、両辺を二乗すると、
Figure 2009175095
式(21)は、「式(22)かつ式(23)」と同値となる。
Figure 2009175095
Figure 2009175095
式(22)をkについて解くと式(24)のようになる。
Figure 2009175095
ここで、kの関数g(k)を式(25)によって定義する。
Figure 2009175095
すなわち、g(k)=0の解が、kであることを意味する。
式(24)の判別式Dは式(26)となる。
Figure 2009175095
ここで、L>0かつ0<f<L/2であるので、D>0となる。すなわち、g(k)=0を満たす解は2つあることが分かる。
ここで、式(25)を式(27)のように変形する。
Figure 2009175095
ここで、f<Lであるので、関数g(k)の軸は、正である。
また、g(0)を求めると、式(28)のようになる。
Figure 2009175095
図5(c)は、y=g(k)をk−y平面に表したものである。すなわち、関数g(k)は、下に凸の関数であり、かつ、軸が正であり、かつ、g(0)が正であるため、g(k)=0を満たす解は、いずれも正である。従って、式(20)は真である。
式(18)の第1項の分母の第1項右かっこ内は、式(29)に示すように1より大きくなる。何故なら、式(20)が真であるからである。
Figure 2009175095
よって、n→∞となると、式(18)の第1項目は0に収束するので、結局、式(18)はn→∞では式(30)に収束する。
Figure 2009175095
また、式(18)により、an-1>anが成り立つ。
以上に示すように、0<f<L/2の条件を満たすときには、an-1>anを満たし、かつ、励起光の集光位置はa1、a2・・・・のように同一光軸上で集光する。そして、a∞のとき式(30)によって表される位置に集光する。従って、励起光の集光位置は、単調に収束する。
すなわち、マイクロチップ100中の空間Rに存在する試料に対して、第1ミラー221と第2ミラー222との間の反射によって、励起光が試料中を複数回(無限回)集光する。
これにより、試料は励起光により複数回(無限回)励起され、微弱な光(蛍光など)を観測することができる。また、励起光の集光位置は、a1、a2・・・・のように同一光軸上で異なるため、言わば多点検出を行っていることを意味する。
従って、試料中で濃度ムラや濃度勾配があったとしても、微弱な光の多点検出を行っているため、測定において前記ムラや勾配の影響を少なくすることができる。
次に、f<L/2を満たす場合における、励起光の集光位置a1、a2・・・・のシミュレーション結果を説明する。図9は本実施の形態に係る測定装置200における励起光の集光位置の計算結果を示す図である。図9(a)は各部材の位置、材質(媒質)、材質(媒質)の間隔、屈折率、空気換算長を示すものである。図9(b)は、第1ミラー221の焦点距離を示すものである。図9(c)は励起光の集光位置a1、a2・・・・のシミュレーション結果を示す。
図9(a)に示すようにマイクロチップ100の第1基板131は厚さL1=0.5mm、屈折率n1=1.59のPS(ポリスチレン)である。従って、空気換算長は、0.314mmである。
また、空間R中は、屈折率がn2=1.33の試料が満たされている。そして、第1基板131の第1ミラー221側の面と、第2基板132の第2ミラー222側の面と、の間の距離L2=1.00mmである。従って、空気換算長は、0.752mmである。
また、第2基板132は、厚さL3=1.0mm、屈折率n3=1.59のPS(ポリスチレン)である。従って、空気換算長は、0.629mmである。
第2基板132の第1ミラー221側の面と、点Qと、の距離は、L4=1.0mm、屈折率n4=1の空気が存在する。従って、空気換算長は、1mmである。
また、第2ミラー222および第1基板131は、密着している。また、このとき、第1ミラー221と第2ミラー222との間(第1基板131の第2ミラー222側の面と、点Qと、の距離)の空気換算長Lは、2.695mmとなる。
また、図9(b)に示すように、第1ミラー221の焦点距離f=1.213は、空気換算長Lの0.45倍に設定したので、f<L/2を満足している。
以上のような条件で、集光位置を計算すると図9(c)のようになる。図9(c)に示すように集光位置は、a1=2.205mm、a2=1.959mm・・・と漸減し、a∞=1.843mmに収束する。このようなシミュレーション結果は、先ほどの式(30)の結果とも合致している。
次に、マイクロチップ100の材質や試料の種類などを考慮したときの条件について説明する。
本実施の形態では、試料は、光軸上で、かつ、点Qより第2ミラー222側であって、点QからLf/(L−f)の距離離れた位置に配置する必要がある。すなわち、少なくともa1の位置に、試料が配置されていることが必要である。これにより、試料は励起光により複数回(無限回)励起され、微弱な光(蛍光など)を観測することができる。従って、微弱な光を観測することができる。
また、上述した通り、励起光の集光位置a1、a2・・・について、a1>an>a∞=L−(L2−2fL)1/2が成り立つ。このため、試料は、光軸上で、かつ、点Qより第2ミラー222側であって、点Qからの距離がa∞からa1の全ての範囲に渡って、存在することが好ましい。これにより、試料は励起光により複数回(無限回)励起され、微弱な光(蛍光など)を観測することができる。従って、微弱な光を観測することができる。
また、本実施の形態は、次式(31)の条件を満足することが好ましい。
Figure 2009175095
式(31)の条件を満たすとき、開口Pから入射した励起光は、第1ミラー221で反射した後、流路内(試料内)で集光する。そのため、試料の微弱な蛍光を効率よく励起することができる。これにより、微弱な光を観測することができる。
また、本実施の形態は、次式(31)を満足することが好ましい。
Figure 2009175095
条件式(32)を満足すると、励起光が、第1ミラー221、第2ミラー222の反射を繰り返すことで、励起光の集光位置は、すでに述べたように一点a∞に収束する。このとき、励起光は流路内(試料内)で無限回反射するため、試料の微弱な蛍光を効率よく励起することができる。これにより、微弱な光を観測することができる。
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。
(第2の実施の形態)
図6は本実施の形態に係る測定装置300の検出部113(空間R)の断面図を含む測定光学系の概略を模式的に示す図である。本実施の形態が先の図2に示す実施の形態と異なっている点は、第2ミラーである。すなわち、本実施の形態に係る測定装置300では、第2ミラー223は、曲面である。その他の構成は、図2に示す実施の形態と同様である。図1と共通する部材については、同じ符号を用いている。
本実施の形態では、上記の実施の形態と同様の効果を奏する。
更に、本実施の形態では、第2ミラー223は、ミラー面が曲面であるため、第1ミラー221のパワーを第2ミラー223に分散させることができる。従って、第1ミラー221のパワーを小さくすることできるため、第1ミラー221の製造公差を緩くすることができる。
(第3の実施の形態)
また、図2に示す実施の形態における第2ミラー222、または、図6に示す第2ミラー223に代えて、ダイクロイックミラーを用いても良い。ダイクロイックミラーは、励起光を反射させ、かつ、蛍光を透過させる。
従って、本実施の形態によれば、第2ミラー(222、223)をダイクロイックミラーとすることで、励起光は、第1ミラー221と第2ミラー(222、223)との間に閉じこめられ、試料からの蛍光は測定器205側に透過する。これにより、測定器205は、より大きな測定信号を得ることができる。従って、本実施の形態によれば、微弱な光を観測することができる。
次に、さらに他の実施の形態について説明する。
(第4の実施の形態)
図7は本実施の形態に係る測定装置400の検出部113(空間R)の断面図を含む測定光学系の概略を模式的に示す図である。
本実施の形態に係る測定装置400は、光源251は、コリメートレンズ252と、対物レンズ253と、集光レンズ254と、測定光選択フィルター260と、測定器261と、を備えている。また、図2と同じ符号が付された構成は、図2に関連して説明した構成と同様であるので、異なる点のみ記載する。
光源251は、光源201と同様の光源である。
コリメートレンズ252は、光源251が発する光を平行にする。なお、光源251が、平行光を照射する場合、コリメートレンズ252は、省略することができる。
対物レンズ253は、コリメートレンズ252によって平行光にされた励起光を集光する。
集光レンズ254は、マイクロチップ100内の蛍光を、測定器261に集光する。
測定光選択フィルター260は、励起光の波長は透過せず(すなわち、励起光の波長が透過することを制限する)、測定対象から発生する蛍光の波長を透過する。
測定器261は、集光レンズ254によって、集光された蛍光を測定する。測定器261には、フォトダイオードやフォトマルチプライヤーを用いることができる。また、測定器261は、励起光の光軸に対して、垂直の方向に配置されている。
第1ミラー221は、対物レンズ253の側(第2ミラー222の側)に曲率中心を有する曲面(凹面鏡)である。第1ミラー221の曲率中心が、対物レンズ253の光軸上に位置する。
第2ミラー222は、対物レンズ253の光軸に対して、垂直に配置される。また、第2ミラー222は、対物レンズ253と、第1ミラー221と、の間に配置される。第2ミラー222は、対物レンズ253の集光位置に開口Pを有する。
マイクロチップ100は、側面に透明部116を備えている。
透明部116は、空間R内の光を外部に透過する。すなわち、透明部116は、内部光透過窓として用いられる。
本実施の形態では、光源251が照射した励起光は、コリメートレンズ252、対物レンズ253、開口Pの順に入射する。第1ミラー221と第2ミラー222による集光の原理は、先の実施の形態と同様である。
本実施の形態では、空間Rに存在する試料が発する蛍光は、透明部116、集光レンズ254、測定光選択フィルター260、および測定器261の順に入射する。そして、励起光集光点a∞と測定器261が共役位置関係となるように集光レンズ254を配置する。
本実施の形態では、先の実施の形態と同様の効果を備えると共に、試料からの蛍光が第2ミラー222でカットされることを防止する。これにより、測定器261は、微弱な光(測定信号)を検出することができる、という効果を奏する。
次に、前述した何れかの実施の形態の測定装置を用いて、試料が発する光を測定する方法について、図8を用いて説明する。
図8において、ステップS100で測定が開始される。続いて、ステップS101に進み、測定装置(200、300、400)にマイクロチップ100をセットする。そして、第1液導入口111から第1液を導入する。また、第2液導入口112から第2液を導入する。第3流路123で、第1液および第2液を混合させ、空間Rに試料を導入する。ステップS102では、測定装置(200、300、400)によって試料から放射される蛍光の測定を行う。
ステップS103では、測定された蛍光の輝度が、測定器(205、261)で測定可能な輝度の限界(上限値)を下回っているか否かが判定される。
ステップS103における判定の結果がYESであるときにはステップ105に進み、測定処理を終了とする。
ステップS103における判定の結果がNOであるときにはステップ104に進み、測定系における光量の調整を実行した後に、ステップS102で再度蛍光測定を実行する。
このように光量の調整を行いつつ、測定を実行することで、測定のダイナミックレンジを増大することができる。
ここで、光量の調整には、測定光路中にNDフィルターを設けるか、該光源の出力が可変の場合には該光源の出力を下げるか、該測定器のゲインを下げるか、該測定器の露出時間を短くするか、のいずれかを用いるか、或いは、任意の組み合わせを用いるかを適宜選択することができる。
以上、本実施の形態の測定装置及び測定方法によれば、空間Rに存在する試料に複数回(無限回)励起光を集光させることができる。従って、試料は励起光により複数回(無限回)励起されるため、微弱な光(蛍光など)を観測することができる。
また、蛍光物質の濃度が少ない試料を測定する場合であっても、蛍光強度を増加し、蛍光S/N値を高くすることが可能となる。また、蛍光の強度が強くなる分、1回の測定時間を短縮することができる。
また、上記のように励起光が試料中を複数回(無限回)集光することで、試料は励起光により複数回励起され、微弱な蛍光などの光を効率よく励起することができる。また、励起光の集光位置は光軸上で異なるため、言わば多点検出を行っている状態となる。すなわち、上記のような多点検出しているため、試料中で濃度ムラや濃度勾配があったとしても、測定において前記ムラや勾配の影響を少なくすることができる。
なお、本明細書においては、種々の実施の形態について説明したが、それぞれの実施の形態の構成を適宜組み合わせて構成された実施の形態も本発明の範疇となるものである。
例えば、対物レンズ(203、253)と、開口Pと、の間に、ミラーや他の光学部材を介する場合は、上記記載の「対物レンズの光軸」を、「光学的に開口Pの直前に配置された光学部材の光軸」と読み替える。
また、第2の実施の形態に記載の測定器を、第4の実施の形態と同様に、励起光の光軸に対して、垂直の方向に配置してもよい。
また、本発明の測定装置を免疫測定装置として用いた場合は、臨床検査医療において、血清中に含まれる腫瘍マーカー、各種ホルモン、感染症の病原体の抗体等の測定に用いられる。
本発明の実施の形態に係る測定装置に用いるマイクロチップを示す図である。 本発明の実施の形態に係る測定装置の検出部の断面図を含む測定光学系の概略を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態に係る測定装置の検出部における寸法を示す図である。 本発明の実施の形態に係る測定装置の検出部の断面の透過光路図を示す図である。 本発明の実施の形態に係る測定装置で集光位置が収斂することを説明する図である。 本発明の他の実施の形態に係る測定装置の検出部の断面図を含む測定光学系の概略を模式的に示す図である。 本発明の他の実施の形態に係る測定装置の検出部の断面図を含む測定光学系の概略を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態に係る測定装置を用いての測定フローを示す図である。 本発明の実施の形態に係る測定装置における励起光の集光位置の計算結果を示す図である。
符号の説明
100・・・マイクロチップ、111・・・第1液導入口、112・・・第2液導入口、113・・・検出部、115・・・排出口、116・・・透明部、121・・・第1流路、122・・・第2流路、123・・・第3流路、131・・・第1基板、132・・・第2基板、200・・・測定装置、201・・・光源、202・・・コリメートレンズ、203・・・対物レンズ、204・・・集光レンズ、205・・・測定器、210・・・蛍光ユニット、211・・・励起光選択フィルター、212・・・ダイクロイックミラー、213・・・測定光選択フィルター、221・・・第1ミラー、222・・・第2ミラー、223・・・第2ミラー、251・・・光源、252・・・コリメートレンズ、253・・・対物レンズ、254・・・集光レンズ、260・・・測定光選択フィルター、261・・・測定器、300・・・測定装置、400・・・測定装置

Claims (16)

  1. 励起光を照射する光源と、対物レンズと、第1ミラーと、第2ミラーと、測定器と、を有し、
    該対物レンズと、該第1ミラーと、の間に、該第2ミラーが配置され、
    該第1ミラーのミラー面と、該第2ミラーのミラー面と、が対向して配置され、
    該第1ミラーは、該第2ミラーの側に曲率中心を有する曲面であり、
    該第1ミラーの曲率中心が、該対物レンズの光軸上に位置し、
    該第2ミラーは、該光軸が通過する位置に開口を有し、
    該開口の位置が該対物レンズの焦点距離と一致するように、該第2ミラーが配置されていることを特徴とする測定装置。
  2. 試料中に入射した励起光によって、該試料中で発生する励起光と異なる波長の光を測定する測定装置であって、
    該励起光の波長の光を含む光を照射する光源と、
    該光源から照射された光を所定の集光位置に集光させる対物レンズと、
    該対物レンズからの光を反射する第1ミラーと、
    開口が設けられると共に、該第1ミラーによって反射された光を反射する第2ミラーと、
    該試料中で発生する励起光と異なる波長の光を測定する測定器と、を有し、
    該第1ミラーと該第2ミラーとの間に該試料が配置されると共に、該対物レンズの集光位置を該開口の位置に設定し、該測定器は該試料中で発生し該開口を通過した励起光と異なる波長の光を測定することを特徴とする測定装置。
  3. 試料中に入射した励起光によって、該試料中で発生する励起光と異なる波長の光を測定する測定装置であって、
    該励起光の波長の光を含む光を照射する光源と、
    該光源から照射された光を所定の集光位置に集光させる対物レンズと、
    該対物レンズからの光を反射する第1ミラーと、
    開口が設けられると共に、該第1ミラーによって反射された光を反射する第2ミラーと、
    少なくとも該試料中で発生する励起光と異なる波長の光を集光する集光レンズと、
    該試料中で発生する励起光と異なる波長の光を測定する測定器と、
    該測定器に光が入射される直前に配置され励起光をカットする励起光カットフィルターと、を有し、
    該第1ミラーと該第2ミラーとの間に該試料が配置され、該対物レンズの集光位置を該開口の位置に設定し、励起光が集光する位置と該測定器とが共役位置関係となるように該集光レンズを配置し、該測定器は該試料中で発生した励起光と異なる波長の光を測定することを特徴とする測定装置。
  4. 該第2ミラーはダイクロイックミラーであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の測定装置。
  5. 該第1ミラーと該第2ミラーとの間の空気換算長をL、該第1ミラーの焦点距離をfとすると、
    f<Lであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の測定装置。
  6. 該第1ミラーと該第2ミラーとの間の空気換算長をL、該第1ミラーの焦点距離をfとすると、
    f<L/2であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の測定装置。
  7. 該第2ミラーの反射面が曲面であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の測定装置。
  8. 請求項1に記載の測定装置を配置し、
    該光軸と、該第1ミラーと、の交点から、該光軸上で、かつ、該交点より該第2ミラー側に、Lf/(L−f)の距離離れた位置に試料を配置し、
    該試料が発する光を測定する測定方法。
    ここで、Lは、該第1ミラーと、該第2ミラーと、の間の空気換算長
    fは、該第1ミラーの焦点距離である。
  9. 該光軸上で、かつ、該交点より該第2ミラー側であって、かつ、下記の条件を満たす全てのXの位置に試料を配置する請求項8に記載の測定方法。
    L−(L2−2fL)1/2≦ X ≦ Lf/(L−f)
    ここで、Xは、該交点からの距離
    Lは、該第1ミラーと、該第2ミラーと、の間の空気換算長
    fは、該第1ミラーの焦点距離である。
  10. 該測定器によって該試料中で発生した励起光と異なる波長の光を測定したとき、該測定器で測定できる輝度の限界を超えた場合には、調整を行うことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の測定装置を用いた測定方法。
  11. 該調整とは、測定光路中にNDフィルターを設けることか、該光源の出力が可変の場合には該光源の出力を下げることか、該測定器のゲインを下げることか、該測定器の露出時間を短くすることか、のいずれかであることを特徴とする請求項10に記載の測定方法。
  12. 試料中に入射させた励起光によって、該試料中で発生する励起光と異なる波長の光を測定する測定方法であって、
    第1ミラーを配置し、
    該第1ミラー上に該試料を内包するマイクロチップを配置し、
    開口を有するとともに、該マイクロチップ上に該第1ミラーによって反射された光を反射する第2ミラーを配置し、
    励起光を照射する光源からの光を対物レンズによって該開口に集光させて該マイクロチップ内に励起光を入射させ、
    該マイクロチップに内包された該試料から放射される励起光と異なる波長の光を測定することを特徴とする測定方法。
  13. 該第1ミラーと該第2ミラーとの間の空気換算長をL、該第1ミラーの焦点距離をfとすると、
    f<Lであることを特徴とする請求項8から12に記載の測定方法。
  14. 該第1ミラーと該第2ミラーとの間の空気換算長をL、該第1ミラーの焦点距離をfとすると、
    f<L/2であることを特徴とする請求項8から12に記載の測定方法。
  15. 該マイクロチップを、
    厚さL1、屈折率n1の第1基板と、
    厚さL3、屈折率n3の第2基板と、
    該第1基板と該第2基板との間の距離がL2であって、屈折率n2の試料を内包する空間と、から構成し、
    該第1ミラーと該第2基板との間の距離がL4であって、屈折率n4の媒質で満たし、
    該第1ミラーの焦点距離をfとすると、
    L3/n3+L4/n4<Lf/(L−f)<L2/n2+L3/n3+L4/n4
    ただし、空気換算長L=L1/n1+L2/n2+L3/n3+L4/n4
    を満たすように設定することを特徴とする請求項14に記載の測定方法。
  16. 該マイクロチップを、
    厚さL1、屈折率n1の第1基板と、
    厚さL3、屈折率n3の第2基板と、
    該第1基板と該第2基板との間の距離がL2であって、屈折率n2の試料を内包する空間と、
    から構成し、
    該第1ミラーと該第2基板との間の距離がL4であって、屈折率n4の媒質で満たし、
    該第1ミラーの焦点距離をfとすると、
    L3/n3+L4/n4<L−(L2−2fL)1/2<L2/n2+L3/n3+L4/n4
    ただし、空気換算長L=L1/n1+L2/n2+L3/n3+L4/n4
    を満たすように設定することを特徴とする請求項14に記載の測定方法。
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