JP2009174571A - 天然ガス供給システムおよび天然ガス供給方法 - Google Patents
天然ガス供給システムおよび天然ガス供給方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】LNGタンク20のタンク圧を測定するための圧力計11と、気化器21からガス導管23に送出される天然ガスの流量を測定するためのガス流量計12と、圧力計11から入力されるタンク圧信号Spおよびガス流量計12から入力されるガス流量信号SFに基づいて気化器21およびBOG圧縮機22を制御する制御装置10とを具備する。制御装置10は、タンク圧信号Spに基づいてLNGタンク2のタンク圧が所定の設定圧以上になったことを検出すると、気化器21の気化量を徐々に増加させたのちに、増加させた気化量が所定の気化量になると、気化器21の気化量を所定の気化量ほどステップ的に減らすとともにBOG圧縮機22の排出容量を増加させる。
【選択図】図1
Description
たとえば図6に示すように、LNGタンク20のタンク圧が第2の設定圧(Z+0.5)kPa以上となった時間t2においてBOG圧縮機22の容量を増加させると、瞬時にBOG圧縮機22の排出容量が増加するが、ボイルオフガスが供給される火力発電所24においてボイルオフガスの増加分を瞬時には吸収しきれない。その結果、余剰ボイルオフガス(余剰BOG)がガス会社25向けのガス導管23に逆流しないようにするために大気中に放散させると、天然ガスの主成分であるメタンによる地球温暖化を招いてしまうという問題がある。
ここで、前記制御装置が、前記タンク圧信号に基づいて、前記LNGタンクのタンク圧が所定の設定圧以上になったことを検出すると、前記気化器の気化量を所定量ほど徐々に増加させる気化量制御信号(SB)を前記気化器に出力し、前記制御装置が、前記ガス流量信号に基づいて、増加させた気化量が前記所定の気化量になると、前記気化器の気化量を該所定の気化量ほどステップ的に減らす気化量制御信号(SB)を前記気化器に出力するとともに、前記BOG圧縮機の排出容量を該所定の排出容量ほど増加させる排出容量制御信号(SA)を前記BOG圧縮機に出力してもよい。
前記所定の気化量が、前記BOG圧縮機の排出容量に換算すると、前記所定の排出容量であってもよい。
前記気化器からの徐々に増加された天然ガスと前記BOG圧縮機からの増加されたボイルオフガスとがすべて火力発電所において消費されてもよい。
ここで、前記所定の気化量が、前記BOG圧縮機の排出容量に換算すると、前記所定の排出容量であってもよい。
前記気化器からの増加された天然ガスと前記BOG圧縮機からの増加されたボイルオフガスとがすべて火力発電所において消費されてもよい。
本発明の一実施例による天然ガス供給システム1は、図1に示すように、LNGタンク20のタンク圧を測定するための圧力計11と、気化器21からガス導管23に送出される天然ガスの流量を測定するためのガス流量計12と、圧力計11から入力されるタンク圧信号Spおよびガス流量計12から入力されるガス流量信号SFに基づいて気化器21およびBOG圧縮機22を制御する制御装置10とを具備する。
図3に示す時間t1において、LNGタンク20のタンク圧が第1の設定圧(Z−0.5)kPa以下になったことを示すタンク圧信号Spが圧力計11から入力されると、制御装置10は、BOG圧縮機22の排出容量を2t/h減少させる排出容量制御信号SAをBOG圧縮機22に出力する。これにより、BOG圧縮機22の排出容量は(X+2)t/hからXt/hにステップ的に減少する。
また、制御装置10は、気化器21の気化量を3t/hほどステップ的に増加させる気化量制御信号SBを気化器21に出力する(以上、図4のステップS11)。
これにより、気化器21の気化量が元の気化量(図3では、“Y”で表示)にステップ的に戻されるとともに、BOG圧縮機22の排出容量がXt/hから(X+2)t/hにステップ的に増加する。
10 制御装置
11 圧力計
12 ガス流量計
20 LNGタンク
21 気化器
22 BOG圧縮機
23 ガス導管
24 火力発電所
25 ガス会社
41 第1のAND回路
42 インバータ回路
43 第2のAND回路
SA 排出容量制御信号
SB 気化量制御信号
Sp タンク圧信号
SF ガス流量信号
S11〜S15 ステップ
Claims (7)
- LNGタンク(20)からの液体天然ガスを気化させて天然ガスにする気化器(21)と、前記LNGタンク内に発生するボイルオフガスを昇圧するためのBOG圧縮機(22)とを具備し、前記気化器からガス導管(23)を介して天然ガスを供給するとともに、前記BOG圧縮機から前記ガス導管を介してボイルオフガスを供給する天然ガス供給システム(1)であって、
前記LNGタンクのタンク圧を測定するための圧力計(11)と、
前記気化器から前記ガス導管に送出される天然ガスの流量を測定するためのガス流量計(12)と、
前記圧力計から入力されるタンク圧信号(Sp)および前記ガス流量計から入力されるガス流量信号(SF)に基づいて前記気化器および前記BOG圧縮機を制御する制御装置(10)とをさらに具備し、
前記制御装置が、前記タンク圧信号に基づいて、前記LNGタンクのタンク圧が所定の設定圧以上になったことを検出すると、前記気化器の気化量を徐々に増加させたのちに、増加させた気化量が所定の気化量になると、前記気化器の気化量を該所定の気化量ほどステップ的に減らすとともに前記BOG圧縮機の排出容量を増加させる、
ことを特徴とする、天然ガス供給システム。 - 前記制御装置が、前記タンク圧信号に基づいて、前記LNGタンクのタンク圧が所定の設定圧以上になったことを検出すると、前記気化器の気化量を所定量ほど徐々に増加させる気化量制御信号(SB)を前記気化器に出力し、
前記制御装置が、前記ガス流量信号に基づいて、増加させた気化量が前記所定の気化量になると、前記気化器の気化量を該所定の気化量ほどステップ的に減らす気化量制御信号(SB)を前記気化器に出力するとともに、前記BOG圧縮機の排出容量を該所定の排出容量ほど増加させる排出容量制御信号(SA)を前記BOG圧縮機に出力する、
ことを特徴とする、請求項1記載の天然ガス供給システム。 - 前記所定の気化量が、前記BOG圧縮機の排出容量に換算すると、前記所定の排出容量であることを特徴とする、請求項2記載の天然ガス供給システム。
- 前記気化器からの徐々に増加された天然ガスと前記BOG圧縮機からの増加されたボイルオフガスとがすべて火力発電所において消費されることを特徴とする、請求項1乃至3いずれかに記載の天然ガス供給システム。
- LNGタンク(20)からの液体天然ガスを気化させて天然ガスにする気化器(21)からガス導管(23)を介して天然ガスを供給するとともに、前記LNGタンク内に発生するボイルオフガスを昇圧するためのBOG圧縮機(22)から前記ガス導管を介してボイルオフガスを供給する天然ガス供給方法であって、
制御装置(10)が、前記LNGタンクのタンク圧が所定の設定圧以上になると、前記気化器の気化量を徐々に増加させるステップ(S13)と、
前記制御装置が、増加させた気化量が所定の気化量になると、前記気化器の気化量を該所定の気化量ほどステップ的に減らすとともに、前記BOG圧縮機の排出容量を増加させるステップ(S14)と、
を具備することを特徴とする、天然ガス供給方法。 - 前記所定の気化量が、前記BOG圧縮機の排出容量に換算すると、前記所定の排出容量であることを特徴とする、請求項5記載の天然ガス供給方法。
- 前記気化器からの増加された天然ガスと前記BOG圧縮機からの増加されたボイルオフガスとがすべて火力発電所において消費されることを特徴とする、請求項5または6記載の天然ガス供給方法。
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