JP2009174135A - 柱構築方法および柱構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】柱構築方法により、建物1の1階柱21を構築する。この柱構築方法は、基礎梁12およびフーチング11が設けられる部分の地盤を掘削する手順と、フーチング11の下部について、配筋してコンクリートを打設する手順と、フーチング11の下部の上にプレキャストコンクリート柱21を建て込む手順と、フーチング11の上部のおよび基礎梁12について、配筋してコンクリートを打設する手順と、を備える。
【選択図】図1
Description
すなわち、まず、場所打ち杭や遠心力高強度プレストレストコンクリート杭(以降、PHC杭と呼ぶ)の埋め込み、あるいは、PHC杭の打ち込みなどにより、杭を構築する。
次に、根切り工事を行い、基礎梁およびフーチングが設けられる部分を掘削する。ここで、場所打ち杭の場合には、杭頭をはつり出しする。
次に、フーチングの上部および基礎梁について、型枠を建て込み、配筋してコンクリートを打設する。このとき、フーチングの上部に最下階の柱の柱脚も配筋する。
一方、プレキャストコンクリート工法の場合、フーチングの上部のコンクリートを打設した後、プレキャストコンクリート柱を建て込む。この場合、柱主筋の継手位置は、フーチング上端レベルであり、柱主筋の継手工法としては、機械式継手が用いられる。
まず、鉄筋コンクリート構造と同様の手順で、杭の構築からフーチング下部のコンクリート打設までを行う。
固定柱脚の場合、フーチング下部をコンクリート打設した後、フーチングの上部および基礎梁について、型枠を建て込み、配筋してコンクリートを打設する。このとき、フーチング上部にゼロ節の鉄骨を設置しておく(例えば、特許文献1参照)。
次に、1節の鉄骨柱の建方を行う。ここで、鉄骨柱に根巻きする場合には、根巻き部分に配筋して、型枠を建て込んでコンクリートを打設する。
次に、固定柱脚の場合と同様に、1節の鉄骨柱の建方を行う。
また、特に鉄骨造で半固定柱脚またはピン柱脚の場合、柱脚部分の剛性が低くなる、という問題があった。
また、プレキャストコンクリート柱の柱脚を一定長さだけフーチングに埋設するため、フーチングのコンクリート支圧により曲げモーメントに十分に抵抗でき、柱脚部分の剛性を確保できる。
なお、プレキャストコンクリート柱を鉄骨柱としてもよく、この場合、フーチングの上部に埋設していたアンカーボルトを省略できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る柱構築方法および柱構造が適用された構造物としての建物1の1階柱部分の構造を示す断面図である。
建物1は、ショッピングセンターであり、基礎部10と、基礎部10の上に設けられた1階立ち上がり部20と、1階立ち上がり部20の上に設けられた2階梁部30と、を備える。
2階梁部30は、1階柱21同士の間に架け渡された鉄骨トラス状の2階梁31を備える。
複数のフーチング11は、それぞれ、2本の杭14で支持される。このフーチング11の内部には、1階柱21の下端側が埋設されている。
まず、場所打ち杭や、PHC杭の埋め込み、あるいは、PHC杭の打ち込みなどにより、杭14を構築する。続いて、基礎梁12およびフーチング11が設けられる部分の地盤を掘削し、捨てコンクリートを打設して、墨出しを行う。
次に、図4に示すように、基礎梁12および1階床13についても、型枠を建て込み、フーチングの上部11B、基礎梁12、および1階床13について、配筋してコンクリートを打設する。これにより、1階柱21の柱脚部分は、一定長さだけフーチング11に埋設されて固定される。
その後、1階柱21同士の間に2階梁31を架け渡す。
(1)フーチングの下部11Aを構築した後、PCa柱である1階柱21を建て込み、その後、フーチングの上部11Bおよび基礎梁12を構築した。よって、従来のプレキャストコンクリート工法に比べて、フーチング11のコンクリート強度が発現しなくても最下階の柱を構築できるうえに、継手箇所の数を削減でき、工期やコストを短縮できる。また、鉄骨造に比べて、根巻き部分の構築や耐火被覆の吹き付けなどの工程が不要となるので、工期を短縮できる。
また、PCa柱である1階柱21の柱脚を一定長さだけフーチング11に埋設するため、フーチング11のコンクリート支圧により曲げモーメントに十分に抵抗でき、柱脚部分の剛性を確保できる。
本実施形態では、PCa柱である1階柱21にコッタを設けていないが、この1階柱21に大きな引抜き力が作用する場合には、1階柱21のフーチング11の内部に埋設される部分に、コッタを設けてもよい。
また、1階柱21のフーチング11の内部に埋設される部分に定着筋付きの雌ねじを設け、1階柱21の建方を行った後、この雌ねじにプレートなどを抵抗板として取り付けてもよい。
また、1階柱21のフーチング11の内部に埋設される部分にねじ式やグラウト式の機械式継手を埋設しておき、1階柱21の建方を行った後、この機械式継手にフック筋を取り付けてもよい。
また、最下階の床である1階床13を土間コンクリートとしてもよい。
ここで、1階柱と杭とを剛接合する場合、杭の主筋が凹部に干渉しないように、杭の主筋を拡げておけばよい。また、基礎梁の主筋が凹部に干渉しないように、基礎梁を水平ハンチ梁としてもよい。
11 フーチング
11A フーチング下部
11B フーチング上部
12 基礎梁
14 杭
21 1階柱(プレキャストコンクリート柱)
Claims (3)
- 構造物の最下階の柱を構築する柱構築方法であって、
基礎梁およびフーチングが設けられる部分の地盤を掘削する手順と、
前記フーチングの下部について、配筋してコンクリートを打設する手順と、
前記フーチングの下部の上にプレキャストコンクリート柱を建て込む手順と、
前記フーチングの上部および基礎梁について、配筋してコンクリートを打設する手順と、を備えることを特徴とする柱構築方法。 - 構造物の最下階の柱を構築する柱構築方法であって、
基礎梁およびフーチングが設けられる部分の地盤を掘削する手順と、
前記柱が立設される位置に凹部を形成するように、前記フーチングおよび基礎梁の少なくとも一部について、配筋してコンクリートを打設する手順と、
前記凹部にプレキャストコンクリート柱を建て込む手順と、を備えることを特徴とする柱構築方法。 - フーチングと、当該フーチングの上に立設された最下階の柱と、を有する構造物の柱構造であって、
前記最下階の柱は、プレキャストコンクリート柱であり、
前記最下階の柱の下端側は、前記フーチングの内部に埋設されて固定されていることを特徴とする柱構造。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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