JP2009172656A - 条材圧延設備におけるルーパ装置 - Google Patents

条材圧延設備におけるルーパ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009172656A
JP2009172656A JP2008015277A JP2008015277A JP2009172656A JP 2009172656 A JP2009172656 A JP 2009172656A JP 2008015277 A JP2008015277 A JP 2008015277A JP 2008015277 A JP2008015277 A JP 2008015277A JP 2009172656 A JP2009172656 A JP 2009172656A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rolling
looper
rolled material
roller
fulcrum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008015277A
Other languages
English (en)
Inventor
Goji Morimoto
剛司 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2008015277A priority Critical patent/JP2009172656A/ja
Publication of JP2009172656A publication Critical patent/JP2009172656A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Metal Rolling (AREA)

Abstract

【課題】圧延機間の距離を拡大することなくルーパの支点ローラ間距離を適正に確保した状態で、スナップシャーを設置することができ、ルーパでの安定したループ形成を行うことができる、条材圧延設備におけるルーパ装置を得ること。
【解決手段】条材圧延設備の圧延機列の圧延機間に設けられるルーパ装置であって、圧延機31,32間における圧延材に入側支点ローラ11と出側支点ローラ12間にてループを形成させるルーパ10と、前記ルーパ10の前記両支点ローラ11,12間における前記出側支点ローラ12寄りの位置に設けられ、圧延不良の発生による圧延材の切断時に刃部23を待機位置から切断位置に移動させて圧延材を切断するスナップシャー20とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、鋼の線材、棒鋼を製造する条材圧延設備における圧延機列の圧延機間に設けられ、ルーパとスナップシャーとを備えた、条材圧延設備におけるルーパ装置に関するものである。
条材圧延設備は、タンデム圧延が主流であり、中間圧延機列と仕上圧延機列では、圧延機列の圧延機間(スタンド間)に、圧延機間における圧延材の張力を零にするルーパと、圧延不良が発生したときにその圧延材を切断するスナップシャーとを備えたルーパ装置が設けられている。図2は従来のルーパ装置を備えた条材圧延設備(圧延機列)の例を示す概略構成図である。
すなわち、図2に示すように、垂直圧延機91Aと水平圧延機92Aとの間に、垂直圧延機91A出側からの圧延材をパスラインに沿って導く出側誘導ガイド81、ルーパ(アップルーパ)60、スナップシャー70、及び、ルーパ60からの圧延材を水平圧延機92A入側へ導く入側誘導ガイド82が、上流側からこの順に設けられている。同様に、水平圧延機92Aと垂直圧延機91Bとの間にも、及び垂直圧延機91Bと水平圧延機92Bとの間にも、出側誘導ガイド81、ルーパ60、スナップシャー70及び入側誘導ガイド82が設けられている。また、この圧延機列の直上流にクロップシャー93が設けられている。
ルーパ装置50は、前記ルーパ60と前記スナップシャー70とにより構成されている。そして、圧延材には、前記ルーパ60の入側支点ローラ61、出側支点ローラ62及びキックローラ63により、両支点ローラ61,62間にて上方へ凸の緩やかなループが形成される。これにより、圧延機間における圧延材の張力が零になるようになされている。なお、前記の入側支点ローラ61及び出側支点ローラ62は、回転自在に支持されており、駆動されることなく圧延材によって自在に回転する。キックローラ63は、上下動可能、かつ、回転自在に支持されている。
一方、前記スナップシャー70は、圧延材の突掛け破断や座屈などの圧延不良(ミスロール)が発生したときに備えて設けられている。圧延不良が発生してクロップシャー93が作動(コブリング)されると、クロップシャー93は、圧延材を切断し、圧延材の下流側への搬送を停止させる。これとともに、前記スナップシャー70が作動されると、圧延材を切断し、圧延機92A,91B,92Bへの圧延材の搬送を停止させる。これにより、圧延不良の圧延材の絡み付きなどに起因した圧延機の損傷(故障)が防止できるとともに、圧延再開のための迅速な圧延不良処理(ミスロール処理)が可能となる。
ところで、鋼の線材、棒鋼を製造する条材圧延設備では、ルーパを設置する場合、圧延機列での圧延機間の距離(圧延機間隔)は、圧延材の誘導性や経済性(圧延機間距離は、短いほど設備コスト上有利である)を考慮して5m程度が適正とされている。また、圧延機間に設けられるルーパ60の支点ローラ61,62間距離は、2〜2.5mが適正とされている。さらに、圧延機の前後には、ミルガイド(誘導ガイド)のセッティングや圧延機の点検などのため、すくなくとも作業者の頭が入る間隙距離程度のスペースが必要とされている。
ところが、前述した従来のルーパ装置50では、前記スナップシャー70を前記ルーパ60の下流側に順に並べて設けるようにしたものであるから、スナップシャー70の設置スペース及び圧延機前後スペースの確保のため、ルーパ60の支点ローラ61,62間距離が前記の適正距離よりも短め(例えば、1.5m程度)となっていた。
このため、圧延材が太いほど、支点間が短いルーパでのループ形成が難しくなる。従来のルーパ装置50のルーパ60では、圧延材が比較的太い場合、圧延材のループ形成量が大きくできずに十分でなく、ループによる張力変動吸収量が少なくなるため、圧延機ロールの熟達した微妙な回転速度調整が必要とされていた。
また、ルーパ60では、キックローラ63をパスラインから50〜200mm程度上方へ押し出すことにより、ループを形成する。支点ローラ61,62間距離が適正距離に比べて短い場合、キックローラ63による押し出し量を大きくとると支点ローラ61,62の箇所での圧延材の折れ曲がり角度が急になる。その結果、ループがたくれ易いことや、二次ループ(図3参照)により、圧延材の該二次ループ部分が入側誘導ガイド82に接触することがあるという不具合点があった。
特開平8−243625号公報 特開2005−262293号公報(第2図)
そこで、本発明の課題は、条材圧延設備の圧延機列の圧延機間に設けられ、ルーパとスナップシャーとを備えたルーパ装置において、圧延機間の距離を拡大することなくルーパの支点ローラ間距離を適正に確保した状態で、スナップシャーを設置することができ、ルーパでの安定したループ形成を行うことができる、条材圧延設備におけるルーパ装置を提供することにある。
前記の課題を達成するため、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
請求項1の発明は、条材圧延設備の圧延機列の圧延機間に設けられるルーパ装置であって、圧延機間における圧延材に入側支点ローラと出側支点ローラ間にてループを形成させるルーパと、前記ルーパの前記両支点ローラ間における前記出側支点ローラ寄りの位置に設けられ、圧延材の切断時に刃部を待機位置から切断位置に移動させて圧延材を切断するスナップシャーとを備えていることを特徴とする条材圧延設備におけるルーパ装置である。
請求項2の発明は、請求項1記載の条材圧延設備におけるルーパ装置において、前記スナップシャーは、前記刃部が待機位置にある状態において圧延材を所定の圧延パスラインに誘導するガイドプレートを備えていることを特徴とするものである。
本発明の条材圧延設備におけるルーパ装置は、ルーパの出側支点ローラの下流側にスナップシャーを設けるようにした従来装置とは違って、ルーパの入側支点ローラと出側支点ローラ間における出側支点ローラ寄りの位置にスナップシャーを設けるようにしたものである。したがって、圧延機間の距離を拡大することなくルーパの支点ローラ間距離を適正に確保した状態で、スナップシャーを設置することができるので、圧延材が比較的太い場合でも、圧延機ロールの熟達した微妙な回転速度調整を必要とすることなくルーパでの安定したループ形成を行うことができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態による条材圧延設備におけるルーパ装置の構成を概略的に示す図である。
図1において、31は鋼の線材、棒鋼を製造する条材圧延設備における圧延機列の垂直圧延機であり、32は同圧延機列の前記垂直圧延機31の下流側に設けられた水平圧延機である。この垂直圧延機31と水平圧延機32との間に、上流側から順に、垂直圧延機31出側からの圧延材をパスラインに沿って導く出側誘導ガイド33と、アップルーパ10及びスナップシャー20を備えたルーパ装置と、アップルーパ10からの圧延材を水平圧延機32入側へ導く入側誘導ガイド34とが設けられている。
前記アップルーパ10は、図1に示すように、入側支点ローラ11、出側支点ローラ12及びキックローラ13を備え、圧延機31,32間における圧延材の張力が零になるようにすべく、両支点ローラ11,12間にて圧延材に上方へ凸の緩やかなループを形成させるようにしたものである。
すなわち、14は基礎部材(ベース部材)、15はこの基礎部材14に取り付けられたコラムフレームによって支持されたテーブルフレームである。このテーブルフレーム15上に、パスライン(圧延パスライン)方向に所定の間隔を隔ててセンターガイド16A,16Bが立設されている。前記入側支点ローラ11は、パスラインよりわずかに上方の位置に、前記センターガイド16Aに回転自在に支持されており、前記出側支点ローラは、パスラインよりわずかに上方の位置に、前記センターガイド16Bに回転自在に支持されている。
また、前記キックローラ13は、回動可能なアーム17の先端に回転自在に支持されている。そして、圧延中は、キックローラ13を前記基礎部材14に固定されているエアシリンダ(図示せず)によってパスラインの下方から上昇させて圧延材を持ち上げ、支点ローラ11,12間で圧延材にアップループを付与するようになっている。
前記スナップシャー20は、刃部(ブレード)23を有し、圧延不良が発生したときに(圧延不良が発生して上流のクロップシャーが作動したときに)圧延材を切断するものであり、図1に示すように、アップルーパ10の入側支点ローラ11と出側支点ローラ12との間における出側支点ローラ12寄りの位置に設けられている。
すなわち、21は回動中心軸であり、この回動中心軸21には、回動中心軸21を中心として回動する回動アーム22が取り付けられており、回動アーム22の先端に前記刃部23が取り付けられている。スナップシャー20は、圧延中は、ループが付与された圧延材に対して邪魔にならないように、図1に示すように、回動アーム22がパスラインと平行になる待機位置に位置されており、圧延不良の発生して圧延材を切断するときは、エアシリンダ(図示せず)によって回動アーム22がパスラインと垂直になるように90°下向きに回動されて切断位置に位置されて、その刃部23によって圧延材を切断するようになっている。
また、スナップシャー20の前記回動アーム22には、刃部23が前記待機位置にある状態において圧延材を所定のパスラインに誘導する可動ガイドプレート24が取り付けられている。18は図示しない支持部材によって支持されている固定ガイドプレートである。ガイドプレート18,24は、圧延開始における圧延材の先端通過時に該圧延材先端をパスラインに誘導したり、圧延材に大きなループを付与する場合に、該圧延材をパスラインに誘導したりするためのものである。
このように、アップルーパ10及びスナップシャー20を備えた本実施形態によるルーパ装置は、ルーパの出側支点ローラの下流側にスナップシャーを設けるようにした従来装置とは違って、アップルーパ10の入側支点ローラ11と出側支点ローラ12間における出側支点ローラ12寄りの位置にスナップシャー20を設けるようにしたものである。したがって、圧延機31,32間の距離を拡大することなくアップルーパ10の支点ローラ11,12間距離を適正に確保した状態で、例えば、圧延機31,32間の距離が5mにおいて支点ローラ11,12間距離を2mに確保した状態で、スナップシャー20を設置することができるので、圧延材が比較的太い場合でも、圧延機ロールの熟達した微妙な回転速度調整を必要とすることなくアップルーパ10での安定したループ形成を行うことができる。
なお、本発明は、ルーパについては、前記実施形態で説明したアップルーパに限定されず、他の形式であるダウンルーパ、サイドルーパについても適用可能である。
本発明の一実施形態による条材圧延設備におけるルーパ装置の構成を概略的に示す図である。 従来のルーパ装置を備えた条材圧延設備(圧延機列)の例を示す概略構成図である。 従来のルーパ装置における二次ループを説明するための図である。
符号の説明
10…アップルーパ
11…入側支点ローラ
12…出側支点ローラ
13…キックローラ
14…基礎部材
15…テーブルフレーム
16A,16B…センターガイド
17…アーム
18…固定ガイドプレート
20…スナップシャー
21…回動中心軸
22…回動アーム
23…刃部
24…可動ガイドプレート
31…垂直圧延機
32…水平圧延機
33…出側誘導ガイド
34…入側誘導ガイド

Claims (2)

  1. 条材圧延設備の圧延機列の圧延機間に設けられるルーパ装置であって、圧延機間における圧延材に入側支点ローラと出側支点ローラ間にてループを形成させるルーパと、前記ルーパの前記両支点ローラ間における前記出側支点ローラ寄りの位置に設けられ、圧延材の切断時に刃部を待機位置から切断位置に移動させて圧延材を切断するスナップシャーとを備えていることを特徴とする条材圧延設備におけるルーパ装置。
  2. 前記スナップシャーは、前記刃部が待機位置にある状態において圧延材を所定の圧延パスラインに誘導するガイドプレートを備えていることを特徴とする請求項1記載の条材圧延設備におけるルーパ装置。
JP2008015277A 2008-01-25 2008-01-25 条材圧延設備におけるルーパ装置 Pending JP2009172656A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008015277A JP2009172656A (ja) 2008-01-25 2008-01-25 条材圧延設備におけるルーパ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008015277A JP2009172656A (ja) 2008-01-25 2008-01-25 条材圧延設備におけるルーパ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009172656A true JP2009172656A (ja) 2009-08-06

Family

ID=41028360

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008015277A Pending JP2009172656A (ja) 2008-01-25 2008-01-25 条材圧延設備におけるルーパ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009172656A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR940010444B1 (ko) 연속주조 스트립의 압연장치와 압연방법
JP4918155B2 (ja) 熱延鋼帯の製造装置及び製造方法
KR100758487B1 (ko) 휨 발생된 압연소재 유도장치
JP5449192B2 (ja) ドラム剪断装置
JP2006513037A (ja) 金属ストリップ、特に鋼ストリップを圧延し、引続いて巻上げる方法と装置
KR101317481B1 (ko) 코일 포장용 밴드 절단 장치
KR101322090B1 (ko) 스크랩 처리장치와, 이를 구비한 연연속 압연장치 및, 그 방법
JP5276946B2 (ja) 切断装置
JP2009172656A (ja) 条材圧延設備におけるルーパ装置
KR20050010361A (ko) 이송테이블상 스트립 선단부 상향 휨 교정장치
JP4114701B2 (ja) 熱延鋼帯の冷却装置と、その冷却方法および熱延鋼帯の製造方法
CA2323595C (en) Method and apparatus to tension hot strip during coiling
JP3239896B2 (ja) 穿孔圧延機
JP5738089B2 (ja) 短尺材の圧延装置及び短尺材の圧延方法
JP2011245510A (ja) 被圧延材の張力調整装置及び張力調整方法
US20130270383A1 (en) Method and Device for Winding of Fiber Webs, Especially of Paper and Board Webs
JP5441421B2 (ja) 連続鋼帯プロセスラインにおける蛇行矯正方法および装置
JP2859582B2 (ja) ストリップコイルの鼻曲げ装置およびストリップ処理ライン
JP2006241578A (ja) 金属帯の製造方法及び金属帯処理プロセスライン
JP4164982B2 (ja) 熱延鋼帯の冷却装置と、その冷却方法
KR101620710B1 (ko) 스트립 가이드 장치 및 이를 포함하는 스트립 캐스팅 장치
JP2005279889A (ja) 金属鋼帯のオンライン欠陥除去装置及びその欠陥除去方法
RU2254951C1 (ru) Устройство для центрирования рулонного материала
KR200194120Y1 (ko) 스킨패스 라인의 안티-크림핑롤
JP4621697B2 (ja) 偏心リンク式圧延機ガイド装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110201