JP2009171572A - 画像読取装置、マルチファンクションプリンタ装置、及び画像処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置個々のばらつきを吸収して良好な画像読取を行なうことができる画像読取装置、マルチファンクションプリンタ装置、及び画像処理方法を提供することである。
【解決手段】光の3原色夫々を発光する発光手段から画像原稿に光を照射して、受光手段によりその反射光を受光し、受光光に基づいて得られる画像データを画像処理する画像処理方法に次の工程を備える。即ち、発光手段により光の3原色夫々を順に画像原稿に照射し、画像原稿を読み取る原色読み工程と、その発光手段により光の3原色の内、3つの異なる組み合わせの2原色ずつを画像原稿に照射し、画像原稿を読み取る補色読み工程である。さらに、これら原色読み工程と補色読み工程には、画像原稿を読取る際に、発光手段をキャリブレーションすることにより得られたキャリブレーションデータに基づいて、画像データに対するシェーディング補正を実行する画像処理工程を備える。
【選択図】 図7
【解決手段】光の3原色夫々を発光する発光手段から画像原稿に光を照射して、受光手段によりその反射光を受光し、受光光に基づいて得られる画像データを画像処理する画像処理方法に次の工程を備える。即ち、発光手段により光の3原色夫々を順に画像原稿に照射し、画像原稿を読み取る原色読み工程と、その発光手段により光の3原色の内、3つの異なる組み合わせの2原色ずつを画像原稿に照射し、画像原稿を読み取る補色読み工程である。さらに、これら原色読み工程と補色読み工程には、画像原稿を読取る際に、発光手段をキャリブレーションすることにより得られたキャリブレーションデータに基づいて、画像データに対するシェーディング補正を実行する画像処理工程を備える。
【選択図】 図7
Description
本発明は画像読取装置、マルチファンクションプリンタ装置、及び画像処理方法に関する。本発明は、特に、画像原稿を光学的に読込んで得られた画像データが表現する濃度或は輝度を補正する画像読取装置、マルチファンクションプリンタ装置、及び画像処理方法に関する。
互いに異なる発光波長の光を切り替えて画像読取りを行う画像読取装置としてカラースキャナが知られている。このようなカラースキャナでは、所定方向に移動可能に設けられたキャリッジにライン状の光源とイメージセンサが搭載されている。光源には赤(R)、緑(G)、青(B)の光の3原色に対応した発光波長を照射可能なLEDが用いられる。そして、ライン状の光源の長手方向(主走査方法)と交差する方向(副走査方向)にキャリッジを移動させながらし、画像原稿に光を照射して得られる反射光がライン状のイメージセンサに受光されて画像原稿が読み取られる。また、画像原稿の読み取り方法としては移動読み方法が用いられる。
移動読み方法とは、CISユニットを副走査方向に搬送しながら、光源として用いる3つのLEDを切り替えながら読み取る方法である。即ち、赤色LEDを点灯させてカラー画像のR成分データを得、次に緑色LEDを点灯させてG成分データを得、最後に青色LEDを点灯させてB成分データを得る。赤色、緑色、青色LED点灯サイクルを1サイクルとして1ライン分の画像データを得る。CISユニットを副走査方向に搬送しながら、この点灯サイクルを繰り返すことで、画像原稿1ページ分の画像データを得る。
さて、赤色、緑色、青色LEDを順次点灯させる移動読みでは色ずれが発生する。この色ずれを軽減する方法として、特許文献1に開示されているように、電荷の読み出しタイミング間に2色のLED光源を点灯させて読み取る方法が知られている。
また、信号対雑音比を改善するために高輝度なLEDを用いるにはコストがかかるという問題がある。この問題を解決するため、特許文献2に開示されているような2色のLED光源を同時に点灯させて画像を読み取る方法が知られている。
さらに、特許文献3に記載のように、ネガ原稿やポジ原稿のように原稿の種類に応じて照明光を切り替えることによって、原稿に適切な読取動作を行う画像形成装置も知られている。
これら画像原稿の読取方法において、実際の読取画像特性は画像読取装置の製造上のばらつきを含んでいる。発光光源として用いるLEDでは順方向電圧のばらつきや、電流−発光特性のばらつき、温度依存性などがあり、また発光色によっても特性が異なる。
以上のことから、読取られた画像の品位はそれを読取った装置の固体毎に多様に異なり得る。
このような装置毎のばらつきを小さくするために、例えば、特許文献1では、各LEDのONパルス幅を出力振幅が既定値に合うようなパルス幅とする事で、装置固体毎のLED発光特性をキャリブレーションする方法を提案している。
特開2005−184390号公報
特開2006−197531号公報
特許第3750429号公報
図16は同じタイミングでは1色のLEDだけを点灯させて画像原稿を読み取る原色読取方法について示す図である。
図16に示すように、この方法によれば、赤色(R)LED、緑色(G)LED、青色(B)LEDを順に点灯させ、パルス信号SHに同期して各色成分のデータを出力する。赤色LEDが点灯から消灯に変わり、パルス信号SHがオンとなったタイミングでR成分データが出力される。同様に、緑色LED、青色LEDも点灯から消灯に変わり、パルス信号SHがオンとなったタイミングでそれぞれ、G成分データ、B成分データが出力される。
白色原稿を読み取った場合の輝度値を(R,G,B)=(255,255,255)、シアン色原稿を読み取った場合の輝度値を(R,G,B)=(0,255,255)とする。
図16に示すようなタイミングで原稿が白色からシアン色に変わるエッジを読み取った場合、ライン(a)の出力データは(R,G,B)=(255,255,255)、ライン(b)の出力データは(R,G,B)=(0,255,255)となる。ライン(a)において、赤色LEDの発光タイミングでは原稿の色は白なので、R成分の輝度出力値は255となる。また、緑色LED、青色LEDの発光タイミングでは原稿の色はシアンなのでG成分の輝度出力値は255、B成分の輝度出力値も255となる。
図17はLEDを2色同時に点灯させて(2原色の同時点灯)画像原稿を読み取る補色読取方法について示す図である。
図16と同様のタイミングで原稿が白色からシアン色に変わるエッジを図17に示す補色読取方法で読み取った場合の輝度出力値は次のようになる。即ち、ライン(c)の出力データは(RG,GB,BR)=(510,510,255)、ライン(d)の出力データは(RG,GB,BR)=(255,510,255)となる。読み取ったデータを式(1)によってRGB各色成分の輝度値に変換すると、夫々、ライン(c)は(R,G,B)=(128,255,128)、ライン(d)は(R,G,B)=(0,255,255)となる。
得られたライン(a)〜(d)の値を用いて、式(2)によってCTF(contrast transfer function)を算出すると、原色読取方法によればCTF=18%、補色読取方法によればCTF=7%となる。
なお、式(2)においてWpは最大輝度、Bpは最小輝度である。
算出したCTFを比較すると分かるように、原色読取方法により得られたCFT値に比べて、補色読取方法により得られたCTF値のほうが小さくなり、エッジがぼけた画像として読み取られる。
更に、LEDの反射光を受光する側では光学系の伝達特性や光電変換素子の特性の影響もある。そして、発光光源となるLED側でのばらつきと、受光側でのばらつきの組み合わせにより、画像読取装置の固体のばらつきの組み合わせと、それらの相互作用は様々となる。
このように従来の画像原稿読取方法では、画像読取装置の受光側でのばらつきと、発光側と受光側のばらつきの組み合わせと、それらの相互作用は考慮されてはいなかった。その結果、画像読取装置の固体全体での画像特性のばらつきを十分に吸収できるものとはなっていなかった。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、装置個々のばらつきを吸収して良好な画像読取を行なうことができる画像読取装置、その装置を用いたマルチファンクションプリンタ装置、及び画像処理方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明の画像読取装置は、以下のような構成からなる。
即ち、画像原稿に光を照射して、前記光の反射光を受光し、前記受光光に基づいて前記画像原稿を読み取る画像読取装置であって、光の3原色それぞれを発光する発光手段と、前記発光手段により照射され画像原稿により反射した反射光を受光する受光手段と、前記受光手段により受光した反射光に基づいて得られる画像データに画像処理する画像処理手段と、前記発光手段により光の3原色それぞれを順に前記画像原稿に照射し、前記画像原稿を読み取る原色読み、或は、前記発光手段により光の3原色の内、3つの異なる組み合わせの2原色ずつを前記画像原稿に照射し、前記画像原稿を読み取る補色読みを用いて前記画像原稿を読み取るよう発光手段を制御する点灯制御手段とを有し、前記画像処理手段は、前記発光手段をキャリブレーションすることにより得られたキャリブレーションデータに基づいて、前記画像データに対するシェーディング補正を実行することを特徴とする。
また他の発明によれば、以上の構成を有する画像読取装置と、前記画像読取装置によって読取された画像を表す画像データ、或は外部から入力された画像データに基づいて記録媒体に画像を記録する記録手段とを有することを特徴とするマルチファンクションプリンタ装置を備える。
さらに他の発明によれば、光の3原色それぞれを発光する発光手段から画像原稿に光を照射して、受光手段により前記光の反射光を受光し、前記受光光に基づいて得られる画像データを画像処理する画像処理方法であって、前記発光手段により光の3原色それぞれを順に前記画像原稿に照射し、前記画像原稿を読み取る原色読み工程と、前記発光手段により光の3原色の内、3つの異なる組み合わせの2原色ずつを前記画像原稿に照射し、前記画像原稿を読み取る補色読み工程とを有し、前記原色読み工程、及び、前記補色読み工程は、前記画像原稿を読取る際に、前記発光手段をキャリブレーションすることにより得られたキャリブレーションデータに基づいて、前記画像データに対するシェーディング補正を実行する画像処理工程を有することを特徴とする画像処理方法を備える。
従って本発明によれば、キャリブレーションを行なって取得したキャリブレーションデータに基づいてシェーディング補正を実行する。これにより、発光側と受光側の両方のばらつきやそれらの相互作用を吸収し、画像読取装置固体毎の全体的な画像特性のばらつきを吸収することができる。これにより良好な画像読取を実行することができる。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例について、さらに具体的かつ詳細に説明する。なお、既に説明した部分には同一符号を付し重複説明を省略する。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきものである。従って、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
またさらに、「記録要素」とは、特にことわらない限り吐出口ないしこれに連通する液路およびインク吐出に利用されるエネルギーを発生する素子を総括して言うものとする。
最初に共通実施例として用いるマルチファンクションプリンタ装置(以下、MFP装置)の構成について説明する。
<MFP装置>
図1は本発明の代表的な実施例であるMFP装置100の概観斜視図である。
図1は本発明の代表的な実施例であるMFP装置100の概観斜視図である。
MFP装置は、接続されたホスト(不図示)からの画像データに基づいて、記録用紙などの記録媒体に画像を記録する以外に、メモリカードなどに格納された画像データに基づいた記録や画像原稿を読取って複写することができる。
図1において、(a)は原稿カバー103が閉じられた状態を示しており、(b)は記録媒体の載置トレー101、排紙トレー102、及び原稿カバー103が開けられた状態を示している。
また、コンタクトイメージセンサ(CIS)ユニットを備える読取部8は画像原稿を読取り、R成分、G成分、B成分のアナログ輝度信号を出力する。カードインタフェース9は、例えば、デジタルスチルカメラ(不図示)で撮影された画像ファイルを記録したメモリカードなどを挿入して、操作部4の所定の操作に従い、そのメモリカードから画像データを読み込むのに使用される。また、MFP装置100にはLCD110のような表示部が設けられている。LCD110は操作部4による設定内容の表示や機能選択メニューの表示のために用いられる。
図2は図1で示したMFP装置の上部に備え付けられた画像読取装置の断面図である。
図2に示すように、画像読取装置200は本体部210と読取対象となる原稿220を押さえつけ外部からの光を遮光する圧板230とから構成される。圧板230は原稿カバー103の裏面にセットされている。本体部210には光学ユニット240、光学ユニット240と電気的に接続された回路基板250、光学ユニット240を走査させる際のレールとなるスライディングロッド260、原稿台ガラス270が備えられる。光学ユニット240には原稿220に光を照射し、その反射光を受光して電気信号に変換するするコンタクトイメージセンサ(CIS)ユニット300が内蔵される。画像読取の際には原稿台ガラス270上に置かれた原稿220を光学ユニット240が矢印Bの方向(副走査方向)に走査することにより原稿220に記録された画像の読取を行う。
図3はコンタクトイメージセンサ(CIS)ユニット300の詳細な構造を示す側断面図である。
CISユニット300は、図3に示すように、赤色光を発光する赤色LED303と緑色光を発光する緑色LED304と青色光を発光する青色LED305とを備えている。原稿読取時には1ライン毎に各色LEDを時分割で点灯させ、点灯した光を導光体302を通して均一に原稿に対し照射しその反射光をセルフォックレンズ301で画素毎に集光する。その光をCISユニット内の光電変換素子(不図示)上に結像することによって、受光光を電気信号に変換する。このようにして、RGB各色成分の色信号からなる1ライン分の画像信号を出力する。CISユニット300を副走査方向に移動させることにより原稿全面の画像読取を行う。なお、セルフォックレンズ301の各セルの配列方向を示す矢印Aの方向を主走査方向という。主走査方向と副走査方向とは互いに直交している。図2では、主走査方向は紙面に対して垂直方向となる。
図4は画像読取装置の制御回路の構成を示すブロック図である。
なお、図4において、既に図1〜図3において説明した構成要素には同じ参照番号を付し、その説明は省略する。
CISユニット300はLED駆動回路403において1ライン毎に各色のLED303〜305を切り替えて点灯させることにより、線順次にカラー画像を読み取る。LED303〜305は原稿への照射光量を変化させることが可能な光源である。また、LED駆動回路403はLED303〜305を任意に点灯させることが可能である。
即ち、LED303〜305を1つずつ順次点灯させることも、2つ(2原色)ずつ順次点灯させることも、場合によっては3つ(3原色)全て点灯させることも可能である。増幅器(AMP)404はCISユニット300より出力された信号を増幅し、A/D変換回路405はその増幅された電気信号をA/D変換して、例えば、各画素各色成分16ビットのデジタル画像データを出力する。 画像処理部600は、A/D変換回路405によって変換されたデジタル画像データを処理する。インタフェース制御回路406は画像処理部600から画像データを読み込んで、外部装置412との間で制御データの授受や画像データの出力を行う。また、画像処理部600からの画像データは画像記録部にも出力することができる。外部装置412とは、例えば、パーソナルコンピュータ(不図示)などである。
画像記録部700は、インタフェース制御回路406からの画像データを画素毎に「記録する」「記録しない」の2値データに変換し、記録媒体に記録剤を用いて画像を記録する。画像記録部700には、例えば、インクジェットプリンタや電子写真方式を用いたレーザビームプリンタ、或は昇華型プリンタなどを用いることができる。これらのプリンタについては公知なので、ここではその詳細な説明は省略する。
以上のような一連の処理は、動作内容によって2種類に大別できる。
まず、MFP装置単体としてコピー動作や画像読取(スキャン)動作を行う場合について述べる。この場合、装置利用者は操作部4によって必要な指示を行なう。
図5は操作部4の詳細な構成例を示す図である。ここで、図5を参照して、操作部4の構成について説明する。
操作部4からの出力信号はCPU409の入力ポートに接続されている。ボタン501は電源キーである。ボタン502は機能選択ボタンである。ボタン502の押下回数によって動作可能な機能内容がLCD110に表示される。表示された機能内容に従って操作を加え、決定ボタン503を押下すればその内容がRAM411にセットされる。ボタン504はキャンセルボタンである。ボタン505を押下するとRAM411の設定に従いカラーコピー動作を開始する。ボタン506を押下するとRAM411の設定に従いモノクロコピー動作を開始する。ボタン507では枚数指定や濃度の指定等を実施する際に押下する。ボタン508はリセットボタンであり、スキャンや印刷をキャンセルする際に押下することが可能である。
再び図4を参照して説明する。
前述のような操作部4からの動作指示は、マイクロコンピュータ形態のCPU409により制御される。その制御はROM410に格納された処理プログラム(後述の図6における“制御プログラム670”)をCPU409が読み出し、RAM411を作業領域として用いて実行される。さらに、図4において、407は、例えば、水晶発振器などの基準信号発振器(OSC)、408はCPU409の設定に応じて基準信号発振器407の出力を分周して動作の基本となる各種タイミング信号を発生するタイミング信号発生回路である。
パーソナルコンピュータ(外部装置412)からの指示に基づいて動作する場合には、コピー、画像読取(スキャン)等の指示がパーソナルコンピュータからを介して、CPU409に発令される。以降の動作はMFP装置単体としてコピーや画像読取(スキャン)動作を行う場合と同じである。
LED414はLCD110のバックライト光源となるLEDであり、タイミング信号発生回路408から出力される点灯信号により点灯制御される。
次に、画像処理部600の詳細について述べる。
図6は画像処理部600の詳細な構成を示すブロック図である。
A/D変換回路405によって変換されたデジタル画像データは、シェーディング補正部610に入力される。シェーディング補正部610では、画像読取装置200の原稿台ガラス270に貼り付けられた指標板(不図示)の裏面に貼り付けられた標準白色板(不図示)を読み取ることによりシェーディング補正を行う。
また、シェーディング補正に用いるデータは、ROM410に格納されているシェーディングデータ611を用いる。シェーディング補正を経たデジタル画像データは、プレガンマ変換部620に入力される。ここでは視覚的に好適な輝度分布となるようにガンマ補正を行う。また、プレガンマ変換部620で用いるデータは、ROM410に格納されているプレガンマデータ621を用いる。プレガンマ変換を経たデジタル画像データは色補正処理部630に入力され、プレガンマ変換を経たデジタル画像データを、好適な色彩となるように変換処理する。色補正処理部630で用いるデータは、ROM410に格納されている色補正データ631を用いる。
色補正処理部630を経たデジタル画像データはフィルタ処理部640へ入力される。フィルタ処理部640では、デジタル画像データに対してエッジ強調やノイズリダクションなどのフィルタ処理が行われる。このフィルタ処理で用いられるデータは、ROM410に格納されているフィルタデータ641を用いる。フィルタ処理部640を経たデジタル画像データは、ポストガンマ変換部650へ入力される。ポストガンマ変換部650では、入力されたデジタル画像データの輝度特性を用途に応じて再度微調整する。ポストガンマ変換部650で用いるデータは、ROM410に格納されているポストガンマデータ651を用いる。ポストガンマ変換部650を経たデジタル画像データは、インタフェース制御回路406へ出力される。これらのデータのROM410から各処理部へのセットは、制御プログラム670の内容をCPU409が読み出して実行することで実現する。
また、補色反転部660では、補色読みが指示された際にのみ使用される画像処理部であり、その処理もROM410に格納されている制御プログラム670で制御される。その際用いられる補色反転用データはROM410に格納されている補色反転データ661を用いる。さらにまた、この制御プログラムは、LED駆動回路403の動作も制御するプログラムである。
次に以上の構成のMFP装置において実行される装置全体の画像特性ばらつきを吸収する処理についていくつかの実施例を詳細を説明する。
この実施例では、補色読み時に発光側および受光側の両方のばらつきやそれらの相互作用を吸収し、装置固体毎の全体的な画像特性のばらつきを吸収する例について述べる。
図7はMFP装置の全体的な画像特性のばらつきを吸収する処理の概要を示すフローチャートである。
まず、ステップS100で、RGB補色読みキャリブレーションを実行する。
ここでは、赤色LED303、緑色LED304、青色LED305夫々の発光特性のばらつきを揃える様に、各LED303〜305夫々の発光時間tR,tG,tBを決定する。
図8はキャリブレーションの詳細な処理を示すフローチャートである。
この実施例では、赤色LED303→緑色LED304→青色LED305の順番にキャリブレーションを行う。図8に示すフローチャートは赤色LED303のキャリブレーション時の処理を説明しており、他の色のLEDのキャリブレーション時には、ステップS110、及びS140のLEDの色はキャリブレーション対象のLEDの色となる。
キャリブレーションは画像読取装置200の原稿台ガラス270に貼り付けられた指標板(不図示)の裏面に貼り付けられた標準白色板(不図示)を読み取り、基準データを生成することにより行う。
まず、ステップS110で赤色LED303を点灯信号の最大パルス幅で点灯させる。
次に、ステップS120ではこの発光に対する画像信号の出力振幅を計測し、その出力が既定値をオーバしているかどうかをチェックする。ここで、画像信号の出力振幅が既定値超えていれば、処理はステップS130に進み、点灯信号のパルス幅を縮小する。その後、処理はステップS120へ戻って再度チェックを行なう。このような処理をステップS120で画像信号の出力振幅が既定値以下と判定されるまで繰り返す。
ステップS120で画像信号の出力振幅が既定値以下になったと判定された場合、処理はステップS140へ進み、赤色LEDパルス幅(tR)を決定する。
他の緑色LED304、青色LED305についても赤色LED303と同様にステップS110〜S140の処理を行って、緑色LEDパルス幅(tG)、青色LEDパルス幅(tB)を決定する。
図7に戻って説明を続ける。
次に、ステップS200では、RGB補色読みキャリブレーション値(各LEDの発光時間tR,tG,tBをLED駆動回路403で実現する為の制御値)がRAM411に保存される。
ステップS300では、RG/GB/BR補色読みシェーディングが実行される。
図9は補色シェーディングを概念的に表した図である。
補色シェーディングは画像読取装置200の原稿台ガラス270に貼り付けられた指標板(不図示)の裏面に貼り付けられた標準白色板(不図示)を読み取り、基準データを生成することにより行う。
図9に示すように、まず、赤色LED303(図中ではR)と緑色LED304(図中ではG)が夫々、時間tR’、時間tG’点灯され、その後消灯する。その消灯時、SH信号がオンとなって、RG点灯時のデータが出力される。
次に、緑色LED304と青色LED305(図中ではB)が夫々、時間tG’、時間tB’点灯され、その後消灯する。その消灯時、SH信号がオンとなってGB点灯時のデータが出力される。
最後に、赤色LED303と青色LED305Gが夫々、夫々、時間tR’、時間tB’点灯され、その後消灯する。その消灯時、SH信号がオンとなってBR点灯時のデータが出力される。
このようにして、各LEDを2つずつ組み合わせて点灯した時のデータが出力される。
続いて、赤色LED303、緑色LED304、青色LED305を全て点灯させない状態で、SH信号をオンして、LED消灯時のデータが出力される。
シェーディングデータは主走査位置に応じた出力値となるので、
LED点灯時のシェーディングデータをOnRG[x], OnGB[x], OnBR[x]と表し、
LED消灯時のシェーディングデータをOffRG[x], OffGB[x], OffBR[x]と表す。
LED点灯時のシェーディングデータをOnRG[x], OnGB[x], OnBR[x]と表し、
LED消灯時のシェーディングデータをOffRG[x], OffGB[x], OffBR[x]と表す。
ここで、xは主走査方向の画素位置を表す。
このシェーディングデータはシェーディング補正部610で行われるシェーディング補正において、以下の計算に用いられる。即ち、
RGout[x] = RGtgt × (RGin[x] - OffRG[x]) / (OnRG[x] - OffRG[x])
GBout[x] = GBtgt × (GBin[x] - OffGB[x]) / (OnGB[x] - OffGB[x])
BRout[x] = BRtgt × (BRin[x] - OffBR[x]) / (OnBR[x] - OffBR[x])
を計算する。
RGout[x] = RGtgt × (RGin[x] - OffRG[x]) / (OnRG[x] - OffRG[x])
GBout[x] = GBtgt × (GBin[x] - OffGB[x]) / (OnGB[x] - OffGB[x])
BRout[x] = BRtgt × (BRin[x] - OffBR[x]) / (OnBR[x] - OffBR[x])
を計算する。
ここで、RGin[x], GBin[x], BRin[x]は、RG点灯時/GB点灯時/BR点灯時の原稿読み取りデータである。RGtgt, GBtgt, BRtgtは、RG点灯時/GB点灯時/BR点灯時の目標濃度設定係数である。RGout[x], GBout [x], BRout [x]は、RG点灯時/GB点灯時/BR点灯時のシェーディング補正後データである。
なお、図9に示す例では、LED消灯時のシェーディングデータをLED点灯時と同様3回取得しているが、全てのLEDが消灯している状態なので、1回取得して共通で利用しても良い。
また、3つのLED303〜305の点灯時間tR’、tG’、tB’はステップS200で保存したRGB補色読みキャリブレーション値に基づいて、以下の条件を満たすようにLED駆動回路403の制御値を適切に設定する。その条件とは、
tR’=tR×a、tG’=tG×a、tB’=tB×a
であり、aは共通の定数である。
tR’=tR×a、tG’=tG×a、tB’=tB×a
であり、aは共通の定数である。
ステップS400では、RG点灯時/GB点灯時/BR点灯時の補色読みシェーディングデータをRAM411に保存する。
最後に、ステップS500で補色読みを実行する。
図10は補色読み方法を概念的に表した図である。
補色読みは画像読取装置200上の原稿220を読み取ることにより行う。
まず、赤色LED303(図中ではR)と緑色LED304(図中ではG)が夫々、時間tR’、時間tG’点灯されその後、消灯する。その消灯時に、SH信号がオンとなり、RG点灯時のデータが出力される。次に、緑色LED304と青色LED305(図中ではB)が夫々、時間tG’、時間tB’点灯され、その後消灯する。その消灯時に、SH信号がオンとなり、GB点灯時のデータが出力される。最後に、赤色LED303と青色LED305夫々、時間tR’,時間tB’が点灯され、その後消灯する。その消灯時に、SH信号がオンとなり、BR点灯時のデータが出力される。
以上で1ライン分のデータが取得され、続いて次の1ライン分のデータを取得し、以後必要なライン数分だけデータの取得を繰り返す。なお、LED303〜305の点灯時間夫々はステップS300におけるLED303〜305の点灯時間と同じである。
また、ステップS200で保存された補色読みキャリブレーション値が有効と判断されている間に再び補色読みを実行する場合にはステップS100での補色読みキャリブレーションをスキップし保存されている補色読みキャリブレーション値を利用してもよい。補色読みキャリブレーション値が有効と判断されている期間とは、例えば、前回の補色読みキャリブレーション実行から所定時間が経過するまでなどが相当する。
同様に、ステップS400で保存された補色読みシェーディング値が有効と判断されている間に再び補色読みを実行する場合にはステップS300での補色読みシェーディングをスキップし、保存されている補色読みシェーディング値を利用してもよい。補色読みシェーディング値が有効と判断されている期間とは、例えば、補色読みキャリブレーション値が有効で、かつ前回の補色読みシェーディング実行から所定時間が経過するまでなどが相当する。
以上のようにするで補色読みの実行を速めることができる。
従って以上説明した実施例によれば、以上の処理を実行し、更にシェーディング補正部610で行われるシェーディング補正を実行することにより、補色読み時に発光側と受光側の両方のばらつきやそれらの相互作用を吸収することができる。その結果、MFP装置固体毎の全体的な画像特性のばらつきを吸収することができる。
この実施例では、補色読み時と原色読み時の両方を行う装置を前提とする。そして、補色読みと原色読みの両方において、発光側と受光側の両方のばらつきやそれらの相互作用を吸収し、MFP装置固体毎の全体的な画像特性のばらつきを吸収する例について説明する。
図11は実施例2に従うMFP装置の全体的な画像特性のばらつきを吸収する処理の概要を示すフローチャートである。なお、実施例1で既に説明したのと同じ処理ステップには同じステップ参照番号を付し、その説明は省略する。
まず、ステップS10で補色読みを実行するかどうかを調べる。ここで、補色読みを実行すると判定された場合、ステップS100〜S500の処理を実行する。これに対して、原色読みを実行すると判定された場合、処理はステップS600に進む。
ステップS600では、RGB原色読みキャリブレーションを実行する。ここでは、赤色LED303、緑色LED304、青色LED305夫々の発光特性のばらつきを揃える様に、各LED303〜305夫々の発光時間tR2、tG2、tB2を決定する。キャリブレーション処理の詳細は補色読みキャリブレーションと同様であり、実施例1で既に図8を参照して説明した通りである。
次に、ステップS700で、RGB原色読みキャリブレーション値(発光時間tR2、tG2、tB2をLED駆動回路403で実現する為の制御値)をRAM411に保存する。
ステップS800では、R/G/B原色読みシェーディングを実行する。
図12は原色シェーディング方法の概要を表した図である。
原色シェーディングは画像読取装置200の原稿台ガラス270に貼り付けられた指標板(不図示)の裏面に貼り付けられた標準白色板(不図示)を読み取り、基準データを生成することにより行う。
図12に示されているように、まず、赤色LED303(図中ではR)が時間tR2’点灯され、その後消灯する。その消灯時にSH信号がオンとなりR点灯時のデータが出力される。つぎに、緑色LED304(図中ではG)が時間tG2’点灯され、その後消灯する。その消灯時にSH信号がオンとなりG点灯時のデータが出力される。最後に、青色LED305(図中ではB)が時間tB2’点灯され、その後消灯する。その消灯時にSH信号がオンとなりB点灯時のデータが出力される。
このようにして各LED点灯時のデータが出力される。
続いて、赤色LED303、緑色LED304、青色LED305全てを消灯状態でSH信号をオンとし、各LED消灯時のデータが出力される。
シェーディングデータは主走査方向の画素位置(x)に応じた出力値となる。このシェーディングデータはシェーディング補正部610で行われるシェーディング補正において、以下の計算に用いられる。即ち、
RGout[x] = Rtgt × (Rin[x] - OffR[x]) / (OnR[x] - OffR[x])
GBout[x] = Gtgt × (Gin[x] - OffG[x]) / (OnG[x] - OffG[x])
BRout[x] = Btgt × (Bin[x] - OffB[x]) / (OnB[x] - OffB[x])
を計算する。
RGout[x] = Rtgt × (Rin[x] - OffR[x]) / (OnR[x] - OffR[x])
GBout[x] = Gtgt × (Gin[x] - OffG[x]) / (OnG[x] - OffG[x])
BRout[x] = Btgt × (Bin[x] - OffB[x]) / (OnB[x] - OffB[x])
を計算する。
ここで、Rin[x], Gin[x], Bin[x]は、R点灯時/G点灯時/B点灯時の原稿読み取りデータである。Rtgt, Gtgt, Btgtは、R点灯時/G点灯時/B点灯時の目標濃度設定係数である。Rout[x], Gout [x], Bout [x]は、R点灯時/G点灯時/B点灯時のシェーディング補正後データである。
なお、図12に示す例ではLED消灯時のシェーディングデータをLED点灯時と同様3回取得しているが、全てのLEDが消灯している状態なので、1回取得して共通で利用しても良い。また、LED303〜305の各点灯時間tR2’、tG2’、tB2’はステップS700で保存したRGB原色読みキャリブレーション値に基づいて次の条件をを満たすようにLED駆動回路403の制御値を適切に設定する。その条件とは、tR2’=tR2×b、tG2’=tG2×b、tB2’=tB2×bであり、bは共通の定数である。
ステップS900では、R/G/B原色読みシェーディングデータをRAM411に保存する。
最後に、ステップS1000では原色読みを実行する。
図13は原色読み方法の概要を表した図である。
原色読みは画像読取装置200上の原稿220を読み取ることにより行う。
図13に示されているように、まず、赤色LED303(図中ではR)が時間tR2’され、その後消灯する。その消灯時にSH信号がオンとなってR点灯時のデータが出力される。次に、緑色LED304(図中ではG)が時間tG2’点灯され、その後消灯する。その消灯時にSH信号がオンとなってG点灯時のデータが出力される。最後に、青色LED305(図中ではB)が点灯され、その後消灯する。その消灯時にSH信号がオンとなってB点灯時のデータが出力される。
以上のようにして1ライン分のデータが取得され、続いて次の1ライン分のデータを取得し、以後必要なライン数分だけデータの取得を繰り返す。なお、LED303〜305の各点灯時間tR2’、tG2’、tB2’はステップS800における処理での点灯時間と同じである。
従って以上説明した実施例によれば、以上の処理を実行し、更にシェーディング補正部610で行われるシェーディング補正を実行することにより、補色読みでも原色読みでも発光側と受光側の両方のばらつきやそれらの相互作用を吸収することができる。その結果、MFP装置固体毎の全体的な画像特性のばらつきを吸収することができる。
また、ステップS700で保存された原色読みキャリブレーション値やステップS900で保存された原色読みシェーディング値を所定の条件を満たした場合に再利用してもよい。この場合、補色読みのキャリブレーション値とシェーディング値、及び、原色読みのキャリブレーション値とシェーディング値の再利用可能な条件はこれまで説明してきた条件と同じである。これにより、補色読みと原色読みの両方の実行速度を高速にすることができる。
さて、この実施例では、補色読みのキャリブレーション値とシェーディング値、及び、原色読みのキャリブレーション値とシェーディング値の2種類の読取方法に対応する制御値をRAM411に保存する。従って、この実施例では、RAM411に2種類の制御値を保持するので、必要な保存領域サイズは実施例1と比べて2倍となる。
しかしながら、2つの読取方法のいずれかを用いる構成であるなら、RAM411の同一領域に両制御値を保存すれば、必要な保存領域サイズは実施例1と比べて同じにすることができる。このようにして、2つの制御値を別々に保存する場合と比べてメモリ容量を削減できる。この場合には、補色読みのキャリブレーション値とシェーディング値、及び、原色読みのキャリブレーション値とシェーディング値の再利用可能な条件はこれまで説明してきた条件に新たな条件が付け加わる。
即ち、補色読みのキャリブレーション値とシェーディング値が再利用可能な条件に「最後の補色読み実行後に原色読みのキャリブレーションとシェーディングが実行されていない」ことが必要となる。また、原色読みのキャリブレーション値とシェーディング値が再利用可能な条件に「最後の原色読み実行後に補色読みのキャリブレーションとシェーディングが実行されていない」ことが必要となる。従って、再利用可能条件が多少厳しくなるので、補色読みと原色読みの両方の実行速度を高速化するという観点からすると、高速化の利点が減少する。
この実施例では、実施例2に従って達成する効果に加えて、キャリブレーション回数を低減し、キャリブレーションデータ保存領域を小さくする例について説明する。
図14は実施例3に従うMFP装置の全体的な画像特性のばらつきを吸収する処理の概要を示すフローチャートである。なお、実施例1、2で既に説明したのと同じ処理ステップには同じステップ参照番号を付し、その説明は省略する。
まずステップS1では、RGB補色読みとRGB原色読みに共通で利用されるRGB共通キャリブレーションを実行する。ここでは、赤色LED303、緑色LED304、青色LED305夫々の発光特性のばらつきを揃える様に、各LED303〜305夫々の発光時間tR3、tG3、tB3を決定する。なお、キャリブレーション処理の詳細は補色読みキャリブレーションと原色キャリブレーションと同様に既に図8を参照して説明したので、その説明は省略する。
次に、ステップS2では、RGB共通キャリブレーション値(発光時間tR3、tG3、tB3をLED駆動回路403で実現する為の制御値)をRAM411に保存する。このように、この実施例では、続く補色読みシェーディングと原色読みシェーディングにおいて、共通のキャリブレーション値を利用するので、RAM411に保存されるキャリブレーションデータが共通でない場合の半分で済む。
さらに、ステップS10、S300、S400、S500の処理を実行する。但し、この実施例のステップS300での補色読みシェーディングでは、赤色LED303、緑色LED304、青色LED305の点灯時間は夫々、tR3’、tG3’、tB3’とする。これはステップS2で保存したRGB共通読みキャリブレーション値に基づいて、次の条件を満たすようにLED駆動回路403の制御値を適切に設定するからである。その条件とは、tR3’=tR3×c、tG3’=tG3×c、tB3’=tB3×c、cは共通の定数である。
また、ステップS500での補色読み実行時の赤色LED303、緑色LED304、青色LED305の点灯時間は夫々、tR3’、tG3’、tB3’であり、ステップS300での点灯時間と同じである。
さて、ステップS10において、画像読取方法が原色読みであると判断されると、処理はステップS800に進む。その後、処理はステップS800、S900、S1000を実行する。
但し、この実施例のステップS800での原色読みシェーディングでは、赤色LED303、緑色LED304、青色LED305の点灯時間は夫々、tR3”、tG3”、tB3”とする。これはステップS2で保存したRGB共通読みキャリブレーション値に基づいて、次の条件を満たすようにLED駆動回路403の制御値を適切に設定するからである。その条件とは、tR3”=tR3×d、tG3”=tG3×d、tB3”=tB3×d、dは共通の定数である。
また、ステップS1000での原色読み実行時の赤色LED303、緑色LED304、青色LED305の点灯時間は夫々、tR3”、tG3”、tB3”であり、これはステップS800での点灯時間と同じである。
ここで、原色読みシェーディング時のLED点灯時間を決定する定数dは補色読みシェーディング時のLED点灯時間を決定する定数cよりも大きい事が好ましい。また、読み取りセンサのダイナミックレンジを有効に活用する為に、d≒2×cの関係を満たす事がより好ましい。
定数dと定数cとの関係は、実施例2における定数bと定数aの関係においても同様の効果が得られるが、共通のキャリブレーション値tR3、tG3、tB3を用いる実施例3の方がより効果的である。
また、ステップS2で保存された共通読みキャリブレーション値やステップS400で保存された補色読みシェーディング値、ステップS900で保存された原色読みシェーディング値を所定の条件を満たした場合に再利用してもよい。このようにすることにより、補色読みと原色読みの実行速度を更に速めることができる。
従って以上説明したようにこの実施例に従えば、実施例2の効果を達成しつつ、キャリブレーションデータ保存領域を小さくすることができる。これにより、必要なメモリ容量が少なくなり、装置のコスト削減に貢献する。
この実施例4では、実施例3に従って達成する効果に加えて、センサをキャリブレーションおよびシェーディング位置まで移動させる回数を低減し、より高速にキャリブレーションおよびシェーディングを実行する例について説明する。
図15は実施例4に従うMFP装置の全体的な画像特性のばらつきを吸収する処理の概要を示すフローチャートである。なお、実施例1〜3で既に説明したのと同じ処理ステップには同じステップ参照番号を付し、その説明は省略する。
まず、ステップS1、S2、ステップS300、S400の処理を順に実行した後、ステップS800、S900の処理を実行する。
それらの処理の後、ステップS10を実行し、画像読取では補色読みを実行するか、或は原色読みを実行するかを調べる。ここで、補色読みを実行すると判定された場合、処理はステップS500に進み、原色読みを実行すると判定された場合、処理はステップS1000に進む。
実施例1〜3でも説明したように、キャリブレーションとシェーディングはいずれも画像読取装置200の原稿台ガラス270に貼り付けられた指標板(不図示)の裏面に貼り付けられた標準白色板(不図示)を読み取り、基準データを生成することにより行う。従って、キャリブレーションとシェーディングを行う場合には、センサを一旦標準白色版を読み取る位置に移動させ、キャリブレーションとシェーディングを行った後、原稿読み取り開始位置に移動し、それから画像読取を開始する。
例えば、最初の画像原稿読取で補色読みを実行し、次の画像原稿読取で原色読みを実行する場合を想定すると、実施例3に従えば、以下の工程の実行が必要になる。
即ち、センサを標準白色板の読取位置に移動→共通キャリブレーション→補色シェーディング→センサを原稿読取開始位置に移動→補色読取→センサを標準白色板の読取位置に移動→原色シェーディング→センサを原稿読取開始位置に移動→原色読取である。
これに対して、この実施例に従えば、センサを標準白色板の読取位置に移動→共通キャリブレーション→補色シェーディング→原色シェーディング→センサを原稿読取開始位置に移動→補色読取→センサを原稿読取開始位置に移動→原色読取となる。
これらを比較すると分かるように、この実施例では、センサを標準白色板の読取位置に移動する回数を1回分削減することができる。
従って以上説明した実施例に従えば、実施例3の効果を達成しつつ、センサをキャリブレーション及びシェーディング位置まで移動させる回数を削減することができる。これにより、キャリブレーション及びシェーディングをより高速に実行することができる。
これまで説明してきた実施例によれば、キャリブレーションを行なって取得したキャリブレーション値に基づいてシェーディング値を取得し、シェーディング補正を実行する。これにより、補色読み時にも発光側と受光側の両方のばらつきや、それらの相互作用を吸収し、MFP装置固体毎の全体的な画像特性のばらつきを吸収する事ができる。
なお、以上の説明の中では、キャリブレーション値とシェーディング値の再利用の可否判断の基準として前回の処理からの経過時間を例として説明したが、本発明はこれにより限定されるものではなく、装置構成に応じて適宜、別の基準を用いてもよい。
例えば、ユーザの指示によってキャリブレーションやシェーディングの実行を決定すれば、画質劣化がユーザに認識された時点以後の画質劣化が発生する可能性を低減できる。また、画像読取枚数を基準にすれば、LEDの発光時間に伴う発光特性の劣化に追従でき、発光時間による画質劣化を低減できる。さらに、センサの絶対温度を基準にすれば、LEDの発光特性の温度依存性やセンサの感度特性の温度依存性に追従でき、センサ温度による画質劣化を低減できる。またさらに、キャリブレーションやシェーディング時からの相対温度を基準にすれば、センサ温度による画質劣化を低減できる。
また、これらの基準は、補色読みと原色読みのそれぞれに対して異なる基準を用いることにより、補色読みと原色読みのそれぞれのLED点灯方法の違いによって生ずる物理特性に適合した制御を行うことができる。例えば、LEDの連続点灯時間による発光特性の変化は、1回の点灯時間が相対的に長い原色読み時への影響が大きいので、その分だけ補色読みと原色読みとで基準を異ならせた方が良い場合がある。
また、上記実施例1から実施例4までで説明した補色読みキャリブレーションおよび補色読みでは、赤色LED303、緑色LED304、青色LED305のうち、点灯されるべき2種類のLEDが「同時に点灯」されると説明してきた。この「同時に点灯」の意味は、各点灯期間内で「パルス信号SHがオンになるまでの間に点灯」されるという意味である。つまり、上記実施例では点灯されるべき2種類のLEDの発光開始タイミングをそろえた例で説明したが、実際にはパルス信号SHがオンになるまでの間のいずれのタイミングで発光を行っても「同時に点灯」された事となる。例えば、特許文献1に記載されている様な、点灯されるべき2種類のLEDの発光タイミングが全く重ないケースであっても、パルス信号SHがオンになるまでの時間内に両方のLEDが必要な発光時間発光されていれば「同時に点灯」された事となる。
また、実施例1から実施例4までの発明をそれぞれ組み合わせて用いても良い事は言うまでもない。
以上の実施例は、特にインクジェット記録方法の中でも、インク吐出のために熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱変換素子等)を備え、その熱エネルギーによりインクの状態変化を生起させる方法を用いて記録の高密度化、高精細化が達成できる。
100 MFP装置
101 載置トレー
102 排紙トレー
103 原稿カバー
110 LCD
200 画像読取装置
300 CISユニット
301 セルフォックレンズ
302 導光体
303 赤色LED
304 緑色LED
305 青色LED
403 LED駆動回路
404 増幅器(AMP)
405 A/D変換回路
406 インタフェース制御回路
412 外部装置
600 画像処理部
610 シェーディング補正部
620 プレガンマ変換部
630 色補正処理部
640 フィルタ処理部
650 ポストガンマ変換部
660 補色反転部
670 制御プログラム
700 画像記録部
101 載置トレー
102 排紙トレー
103 原稿カバー
110 LCD
200 画像読取装置
300 CISユニット
301 セルフォックレンズ
302 導光体
303 赤色LED
304 緑色LED
305 青色LED
403 LED駆動回路
404 増幅器(AMP)
405 A/D変換回路
406 インタフェース制御回路
412 外部装置
600 画像処理部
610 シェーディング補正部
620 プレガンマ変換部
630 色補正処理部
640 フィルタ処理部
650 ポストガンマ変換部
660 補色反転部
670 制御プログラム
700 画像記録部
Claims (10)
- 画像原稿に光を照射して、前記光の反射光を受光し、前記受光光に基づいて前記画像原稿を読み取る画像読取装置であって、
光の3原色それぞれを発光する発光手段と、
前記発光手段により照射され画像原稿により反射した反射光を受光する受光手段と、
前記受光手段により受光した反射光に基づいて得られる画像データに画像処理する画像処理手段と、
前記発光手段により光の3原色それぞれを順に前記画像原稿に照射し、前記画像原稿を読み取る原色読み、或は、前記発光手段により光の3原色の内、3つの異なる組み合わせの2原色ずつを前記画像原稿に照射し、前記画像原稿を読み取る補色読みを用いて前記画像原稿を読み取るよう発光手段を制御する点灯制御手段とを有し、
前記画像処理手段は、前記発光手段をキャリブレーションすることにより得られたキャリブレーションデータに基づいて、前記画像データに対するシェーディング補正を実行することを特徴とする画像読取装置。 - 前記発光手段は、赤色LEDと緑色LEDと青色LEDとを含み、
前記キャリブレーションにより、前記赤色LED、前記緑色LED、前記青色LEDそれぞれに対する点灯信号のパルス幅を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。 - 前記画像処理手段による前記シェーディング補正は、前記補色読みを行うときに実行することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
- 前記画像処理手段による前記シェーディング補正はさらに、前記原色読みを行うときにも実行することを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
- 前記補色読みを行うときの前記シェーディング補正と前記原色読みを行うときの前記シェーディング補正とは、前記補色読みと前記原色読みに対して別々に実行されたキャリブレーションにより得られたキャリブレーションデータに基づくことを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
- 前記補色読みを行うときの前記シェーディング補正と前記原色読みを行うときの前記シェーディング補正とは、前記補色読みと前記原色読みに対して共通に実行されたキャリブレーションにより得られたキャリブレーションデータに基づくことを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
- 前記発光手段と前記受光手段とを前記画像原稿に対して走査する走査手段と、
標準白色板と、
前記キャリブレーションと前記シェーディング補正を行う際に用いられる基準データを生成するために前記走査手段を動作させて前記発光手段と前記受光手段とを前記標準白色板の位置に移動させて前記標準白色板に前記発光手段より光を照射し、前記受光手段により前記標準白色板からの反射光を受光するよう制御する制御手段をさらに有することを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。 - 前記補色読みと前記原色読みに対して共通に実行されたキャリブレーションにより得られたキャリブレーションデータに基づいて、前記補色読みを行う時のためのシェーディングデータと前記原色読みを行う時のためのシェーディングデータとを同時に生成するシェーディングデータの生成手段と、
前記シェーディングデータの生成手段により生成されたシェーディングデータを格納するメモリとをさらに有することを特徴とする請求項7に記載の画像読取装置。 - 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像読取装置と、
前記画像読取装置によって読取された画像を表す画像データ、或は外部から入力された画像データに基づいて記録媒体に画像を記録する記録手段とを有することを特徴とするマルチファンクションプリンタ装置。 - 光の3原色それぞれを発光する発光手段から画像原稿に光を照射して、受光手段により前記光の反射光を受光し、前記受光光に基づいて得られる画像データを画像処理する画像処理方法であって、
前記発光手段により光の3原色それぞれを順に前記画像原稿に照射し、前記画像原稿を読み取る原色読み工程と、
前記発光手段により光の3原色の内、3つの異なる組み合わせの2原色ずつを前記画像原稿に照射し、前記画像原稿を読み取る補色読み工程とを有し、
前記原色読み工程、及び、前記補色読み工程は、前記画像原稿を読取る際に、前記発光手段をキャリブレーションすることにより得られたキャリブレーションデータに基づいて、前記画像データに対するシェーディング補正を実行する画像処理工程を有することを特徴とする画像処理方法。
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