JP2009170810A - 有機電界発光素子 - Google Patents

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由之 戸谷
Takahiko Ochi
貴彦 越智
Yoshimitsu Tanabe
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Masakatsu Nakatsuka
正勝 中塚
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Abstract

【課題】発光層に燐光発光材料を含有する「燐光発光材料を用いた有機電界発光素子」の、発光効率および耐久性を向上させることを目的とする。
【解決手段】一対の電極間に、発光層を含む機能層を挟持してなる有機電界発光素子であって、前記発光層は燐光発光材料を含有し、前記機能層のいずれかの層は、一般式(1)で表される化合物の少なくとも1種を含有する、有機電界発光素子。
【化1】
Figure 2009170810

【選択図】なし

Description

本発明は、有機電界発光素子に関する。
電界発光現象を利用する電界発光素子は、液晶表示に比べて自発光型であるために視認性が高く、さらに高速な応答性が得られるため、ディスプレイ等に使用すると鮮明な画像表示が可能であり、また、全固体型素子であるために耐衝撃性に優れている等の特徴を有している。そのため、近年、薄型ディスプレイ、液晶ディスプレイのバックライト、あるいは平面光源などに広く使用されることが期待されている。
電界発光素子は、構成する材料により無機電界発光素子と、有機電界発光素子とに大別することができる。無機電界発光素子は硫化亜鉛等の無機材料を用いた分散型電界発光素子であるが、この分散型電界発光素子の駆動方式は高電界の印加により、加速された電子が発光中心を衝突励起して発光させるという所謂「衝突励起型発光」であるため、高い交流電圧で駆動させる必要がある。そのため、駆動回路が複雑であったり、また、輝度が低い等の課題を有している。
一方、有機電界発光素子(有機エレクトロルミネッセンス素子:有機EL素子)は、電極から注入された電荷(正孔および電子)が有機化合物からなる発光層中で再結合して発光するという所謂「注入型発光」であるため、低電圧駆動することが可能である(非特許文献1及び特許文献1)。また、有機化合物の分子設計を変更することによって、任意の発光色、特性を容易に変化させることが可能であるという利点もある。このため現在では、種々の材料や素子構成等が提案され、研究開発が活発化している。
その一方で、これまでに提案された材料を用いる有機電界発光素子には、まだ様々な問題・課題が残されている。例えば、駆動状態、あるいは非駆動状態にも関わらず、保存するだけで素子の機能が劣化して発光輝度が低下するという発光寿命上の問題が存在する。また、一般的に発光輝度がまだ低く、実用上充分ではない。
発光輝度を向上させる方法として発光層にホスト材料としてトリス(8−キノリノラート)アルミニウム等を使用し、ゲスト化合物としてクマリン誘導体、ピラン誘導体を使用した有機電界発光素子(非特許文献2)、ゲスト化合物としてN,N−ジメチルキナクリドンを使用した有機電界発光素子(例えば、非特許文献3)、ゲスト化合物としてルブレンを使用した有機電界発光素子(例えば、非特許文献4)が提案されている。
これらの有機電界発光は、有機分子が電場より注入されたキャリア電子及び正孔の再結合により励起状態を形成し、基底状態に落ちる際に発光が生じる。この場合、励起された有機分子は高いエネルギーの励起一重項状態(電子が逆スピン)と低いエネルギーの励起三重項状態(電子が同スピン)をとる。
さらに近年、有機電界発光素子の研究において、発光効率を高める材料として、有機燐光発光物質が注目されている。そして有機EL素子の発光層のゲスト材料として、燐光材料を利用することも提案されている(非特許文献5、非特許文献6)。一般に燐光の発光過程は、基底状態から一重項励起状態に有機分子が励起され、続いて一重項励起状態から三重項励起状態へ項間交差(intersystem crossing)と称される無放射遷移が起こり、燐光発光は三重項励起状態→基底状態の発光を示す。
有機電界発光素子の発光層において、有機燐光発光物質の一重項励起状態と三重項励起状態とを利用すれば、高い発光効率が達成されると予想されている。三重項励起状態を利用する理由としては、有機電界発光素子内で電子と正孔が再結合する際にはスピン多重度の違いから一重項励起子と三重項励起子とが3:1の割合で生成すると考えられているので、蛍光を使った素子の3倍の発光効率の達成が考えられているためである。
近年、燐光発光を用いた有機電界発光素子の発光効率および耐久性を向上させる目的で、有機発光層のホスト材料や、発光層に隣接する層の材料の改良が盛んに行われている。例えば、燐光発光材料を含む発光層に、4,4'-ビス(N-カルバゾリル)-1,1'-ビフェニル(「CBP」ともいう)や、1,3-ビス(N-カルバゾリル)ベンゼン(「m-CP」ともいう)に代表されるカルバゾール誘導体をホスト材料として用いることがよく知られている。しかしながら、まだ十分な性能を有しているとは言い難く、さらなる高効率化および耐久性の向上が望まれている(例えば、特許文献2及び3参照)。
さらに、有機電界発光素子の発光層などにジフェニルベンゼン骨格を有するアミン化合物を含有させる技術も知られている(例えば、特許文献4参照)。
Appl.Phys.Lett.,51,913(1987) J.Appl.Phys.,65,3610(1989) Appl.Phys.Lett.,70,1665(1997) Jpn.J.Appl.Phys.,34,L824(1995) Appl.Phys.Lett.,74,442(1999) Appl.Phys.Lett.,75,4(1999) 特開昭63−264692号公報 国際公開第03/80760号パンフレット 国際公開第04/74399号パンフレット 特開2003−48868号公報
本発明は、発光層に燐光発光材料を含有する「燐光発光材料を用いた有機電界発光素子」の、発光効率および耐久性を向上させることを目的とする。
本発明者は、発光層に燐光発光材料を含有する「燐光発光材料を用いた有機電界発光素子」において、特定の化合物を、発光層に含まれるホスト化合物として含有させるか、または発光層の陽極側に隣接する正孔注入輸送層に含有させると、有機電界発光素子の発光効率や耐久性が向上することを見出した。
すなわち、本発明は以下に示す有機電界発光素子に関する。
[1]一対の電極間に、発光層を含む機能層を挟持してなる有機電界発光素子であって、
前記発光層は燐光発光材料を含有し、
前記機能層のいずれかの層は、一般式(1)で表される化合物の少なくとも1種を含有する、有機電界発光素子。
Figure 2009170810
式(1)において、
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25は、
水素原子;ハロゲン原子;置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキル基;置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルコキシ基;置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキルチオ基;置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルケニル基;置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルケニルオキシ基;置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルケニルチオ基;置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアラルキル基;置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアラルキルチオ基;置換または未置換のアリール基;置換または未置換のアリールオキシ基;置換または未置換のアリールチオ基;シアノ基;水酸基;メルカプト基;−COOR基(基中、Rは水素原子、置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルケニル基、置換または未置換のアラルキル基、あるいは置換または未置換のアリール基を表す);−COR2基(基中、R2は水素原子、置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルケニル基、置換または未置換のアラルキル基、置換または未置換のアリール基、あるいはアミノ基を表す);−OCOR3基(基中、R3は水素原子、置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルケニル基、置換または未置換のアラルキル基、あるいは置換または未置換のアリール基を表す);または一般式(2)(化2)で表される基を表す。
また、A11〜A15およびA21〜A25の隣接する基は、互いに結合して、置換している炭素原子と共に、置換または未置換の炭素環式芳香族環、置換または未置換の炭素環式脂肪族環、置換または複素環式芳香族環、置換または未置換の複素環式脂肪族環を形成していてもよい。
ただし、A11〜A15の少なくとも1つと、A21〜A25の少なくとも一つは、一般式(2)で表される基を表す。
Figure 2009170810
一般式(2)におけるY1およびY2は、水素原子、置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換または未置換のアラルキル基、あるいは置換基を有していてもよいアリール基を表す。またY1およびY2は互いに結合して窒素原子とともに置換または未置換の芳香族環または脂肪族環を形成してもよい。
[2]一般式(1)で表される化合物を含有する層が、発光層、または正孔注入輸送層である、[1]に記載の有機電界発光素子。
本発明により、発光効率や耐久性などが優れた、燐光発光材料を用いた有機電界発光素子を提供することができる。
本発明の有機電界発光素子は一対の電極を有し、前記一対の電極間に少なくとも発光層を有する機能層が狭持される。前記発光層には、燐光発光材料が含有される。前記一対の電極間に狭持される機能層には、発光層に含まれる化合物の正孔注入機能や正孔輸送機能、および電子注入機能や電子輸送機能に応じて、電荷注入輸送層が含まれうる。電荷注入輸送層とは、正孔注入成分を含有する正孔注入輸送層(発光層の陽極側に配置される)や、電子注入輸送成分を含有する電子注入輸送層(発光層の陰極側に配置される)などである。
発光層に含まれる化合物の正孔注入機能や正孔輸送機能、および電子注入機能や電子輸送機能が高い場合には、発光層だけの一層型素子(電子注入輸送層がない)とすることができる。一層型素子では、発光層が正孔注入輸送層および/または電子注入輸送層の機能を兼ね備える。
また、発光層に含まれる化合物の正孔注入機能や正孔輸送機能が十分でない場合には、発光層の陽極側に正孔注入輸送層を設けた二層型の素子とすることが好ましい。一方、発光層に含まれる化合物の電子注入機能や電子輸送機能が十分でない場合には、発光層の陰極側に電子注入輸送層を設けた二層型の素子とすることができる。もちろん、発光層を、正孔注入輸送層と電子注入輸送層で挟み込んだ三層型の素子とすることもできる。
また、正孔注入輸送層、電子注入輸送層、および発光層のそれぞれの層は、一層構造であっても多層構造であってもよい。正孔注入輸送層および電子注入輸送層はそれぞれ、注入機能を有する層と、輸送機能を有する層とを別々に有していてもよい。
より具体的に、本発明の有機発光素子の構造の例が図1〜図8に示されるが、特にこれらに限定されるわけではない。
図1には、基板1/陽極2/正孔注入輸送層3/発光層4/電子注入輸送層5/陰極6と、電源7を含む素子(EL−1)が;図2には、基板1/陽極2/正孔注入輸送層3/発光層4/陰極6と、電源7を含む素子(EL−2)が;図3には、基板1/陽極2/発光層4/電子注入輸送層5/陰極6と、電源7を含む素子(EL−3)が;図4には、基板1/陽極2/発光層4/陰極型6と、電源7を含む素子(EL−4)が示される。
図5Aには、基板1/陽極2/正孔注入層3’/正孔輸送層3”/発光層4/電子注入輸送層5/陰極6と、電源7を含む素子(EL−5A)が示される。
一方、図5Bには、基板1/陽極2/正孔注入輸送層3/発光層4/正孔阻止層(電子輸送層)5’/電子注入輸送層5/陰極6と、電源7を含む素子(EL−5B)が示される。
さらに、図5Cには、基板1/陽極2/正孔注入層3’/正孔輸送層3”/発光層4/正孔阻止層(電子輸送層)5’/電子注入輸送層5/陰極6と、電源7を含む素子(EL−5C)が示される。
また、図6〜図8には、EL−4に類似する素子が示される。つまり、図6には、正孔注入輸送成分3aと、発光成分4aと、電子注入成分5aとを混合させた発光層を一対の電極間に挟持させた型の素子(EL−6)が;図7には、正孔注入輸送成分3aと、発光成分4aとを混合させた発光層を、一対の電極間に挟持させた型の素子(EL−7)が;図8には、発光層として発光成分4aと、電子注入輸送成分5aを混合させた発光層を、一対の電極間に挟持させた型の素子(EL−8)が示される。
本発明の有機電界発光素子の好ましい素子構成は、(EL−1)型素子、(EL−2)型素子、(EL−3)型素子、(EL−5A)型素子、(EL−5B)型素子、(EL−5C)型素子、(EL−6)型素子または(EL−7)型素子であり、より好ましくは、(EL−1)型素子、(EL−2)型素子、(EL−5A)型素子、(EL−5B)型素子、(EL−5C)型素子または(EL−7)型素子である。
もちろん、本発明の有機電界発光素子の素子構成は、これらに限定されるものではない。それぞれの型の素子において、正孔注入輸送層、発光層、電子注入輸送層をそれぞれ、複数設けてもよい。また、それぞれの型の素子において、正孔注入輸送層と発光層との間に、発光成分と正孔注入輸送成分の混合層を設けてもよく、電子注入輸送層と発光層との間に、発光成分と電子注入輸送成分の混合層を設けてもよい。
燐光発光材料
本発明の有機発光素子の発光層は、燐光発光材料を含む。燐光発光材料は、発光層においてドーパント材料(またはゲスト材料)として作用することが好ましい。発光層に含有される燐光発光材料は、一種単独でも、二種以上の組合せでもよい。燐光発光材料は、特に限定されないが、遷移金属錯体であることが好ましい。遷移金属錯体の例には、下記一般式(a−1)または一般式(a−2)で表される化合物が含まれる。
Figure 2009170810
一般式(a−1)におけるMは、m価の金属原子を表し、好ましくは、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、銀、レニウム、オスミウム、イリジウム、白金または金を表す。
一般式(a−1)におけるAは、5員または6員の含窒素複素環を形成するための原子群を表す。形成される含窒素複素環は、置換基を有していてもよい。含窒素複素環の好ましい例には、ピリジル、ピリミジル、ピラジン、トリアジン、ベンゾチアゾール、ベンゾオキサゾール、ベンゾイミダゾール、キノリル、イソキノリル、キノキサリン、およびフェナントリレンなどが含まれる。
一般式(a−1)におけるAは、5員または6員の環状構造を形成するための原子群を表す。形成される環状構造は、芳香族炭化水素環または芳香族複素環であり、置換基を有していてもよい。芳香族炭化水素環または芳香族複素環の好ましい例には、フェニル、ビフェニル、ナフチル、アントリル、チエニル、ピリジル、キノリル、およびイソキノリルなどが含まれる。
一般式(a−1)におけるAまたはAが有する置換基の例には、フッ素原子等のハロゲン原子;メチル基、エチル基等の炭素数1〜6のアルキル基;ビニル基、アリル基等の炭素数2〜6のアルケニル基;メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基等の炭素数2〜6のアルコキシカルボニル基;メトキシ基、エトキシ基等の炭素数1〜6のアルコキシ基;フェノキシ基、ベンジルオキシ基などのアリールオキシ基;ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基等のジアルキルアミンオ基;アセチル基等のアシル基;トリフルオロメチル基等のハロアルキル基;シアノ基などが含まれる。
LおよびL’はMに配位可能な原子を表し、LおよびL’を繋ぐ点線は結合を形成していても、分離していてもよいことを表す。また、nは1〜mの整数を表す。
一方、一般式(a−2)において、V〜Vは水素原子または、アルキル基、あるいは、アリール基から選ばれる置換基を表し;Y〜Yは、C−V(Vは水素原子、アルキル基、またはアリール基を表す)、あるいは窒素原子を表し;Mは金属原子を表す。
一般式(a−1)または一般式(a−2)で表される燐光発光材料の具体例を以下に示すが、下記の化合物に限定されるものではない。
Figure 2009170810
燐光材料を含む発光層に、ホスト化合物として一般式(1)で表される化合物および/または一般式(1)で表される化合物以外の発光機能を有する化合物が含まれる場合には、燐光発光材料の含有量は、ホスト化合物に対して、0.001から40重量%であることが好ましく、0.01〜30重量%であることがより好ましく、0.1〜20重量%であることがさらに好ましい。
発光層における一般式(1)以外の発光機能を有する化合物の含有量は、一般式(1)で表される化合物に対して、0.001〜40重量%であることが好ましく、0.05〜30重量%であることがより好ましく、0.1〜20重量%であることがさらに好ましい。
一般式(1)で表される化合物
本発明の有機電界発光素子は、一対の電極に狭持される機能層の、少なくともいずれかの一層に、一般式(1)で表される化合物を含む。一般式(1)で表される化合物は、正孔注入輸送層および/または発光層に含まれることが好ましく、発光層に含まれることがより好ましい。発光層に含まれる一般式(1)で表される化合物は、ホスト材料として作用することが好ましい。
Figure 2009170810
式(1)におけるX、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25は、水素原子;ハロゲン原子;置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキル基;置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルコキシ基;置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキルチオ基;置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルケニル基;置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルケニルオキシ基;置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルケニルチオ基;置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアラルキル基;置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアラルキルチオ基;置換または未置換のアリール基;置換または未置換のアリールオキシ基;置換または未置換のアリールチオ基;シアノ基;水酸基;メルカプト基;−COOR1基(基中、R1は水素原子、置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルケニル基、置換または未置換のアラルキル基、あるいは置換または未置換のアリール基を表す);−COR2基(基中、R2は水素原子、置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルケニル基、置換または未置換のアラルキル基、置換または未置換のアリール基、あるいはアミノ基を表す);−OCOR3基(基中、R3は水素原子、置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルケニル基、置換または未置換のアラルキル基、あるいは置換または未置換のアリール基を表す);あるいは式(2)(化6)で表される基である。
Figure 2009170810
一般式(2)におけるYおよびYは、水素原子、置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換または未置換のアラルキル基、あるいは置換基を有していてもよいアリール基を表す。また、Y1およびY2は互いに結合して窒素原子とともに置換または未置換の芳香族環または脂肪族環を形成してもよい。
また一般式(1)において、A11〜A15およびA21〜A25の隣接する基は、互いに結合して、置換している炭素原子と共に、置換または未置換の炭素環式芳香族環;置換または未置換の炭素環式脂肪族環;置換または未置換の複素環式芳香族環;置換または未置換の複素環式脂肪族環を形成してもよい。ただし、A11〜A15の少なくとも1つと、A21〜A25の少なくとも一つは、前記式(2)で表される基である。
一般式(1)において、X、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で示されるハロゲン原子の例には、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素などが含まれる。
一般式(1)において、X、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で示されるアルキル基の炭素数は1〜16であることが好ましく、1〜12であることがより好ましい。一般式(1)において、X、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で示されるアルコキシ基の炭素数は1〜16であることが好ましく、1〜12であることがより好ましい。一般式(1)において、X、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で示される置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルケニル基の炭素数は、2〜16であることが好ましく、2〜12であることがより好ましい。一般式(1)において、X、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で示されるアラルキル基の炭素数は7〜24であることが好ましく、7〜20であることがより好ましい。一般式(1)において、X、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で示されるアリール基の炭素数は6〜24であることが好ましく、6〜20であることがより好ましい。
一般式(1)において、X、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表されるアルキル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アルケニル基、アルケニルオキシ基、およびアルケニルチオ基は、1または2以上の置換基を有しうる。
この置換基の例には、ハロゲン原子、炭素数4〜20のアリール基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数2〜20のアルコキシアルコキシ基、炭素数2〜20のアルケニルオキシ基、炭素数4〜20のアラルキルオキシ基、炭素数5〜20のアラルキルオキシアルコキシ基、炭素数3〜20のアリールオキシ基、炭素数4〜20のアリールオキシアルコキシ基、炭素数5〜20のアリールアルケニル基、炭素数6〜20のアラルキルアルケニル基、炭素数1〜20のアルキルチオ基、炭素数2〜20のアルコキシアルキルチオ基、炭素数2〜20のアルキルチオアルキルチオ基、炭素数2〜20のアルケニルチオ基、炭素数4〜20のアラルキルチオ基、炭素数5〜20のアラルキルオキシアルキルチオ基、炭素数5〜20のアラルキルチオアルキルチオ基、炭素数3〜20のアリールチオ基、炭素数4〜20のアリールオキシアルキルチオ基、炭素数4〜20のアリールチオアルキルチオ基、炭素数4〜20のヘテロ原子含有の環状アルキル基、および水酸基などが含まれる。
一般式(1)において、X、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表されるアリール基の例には、フェニル基、ナフチル基などの炭素環式芳香族基;フリル基、チエニル基、ピリジル基などの複素環式芳香族基などが含まれる。アリール基は、ハロゲン原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基、炭素数3〜10のアリール基、炭素数4〜10のアラルキル基などで置換されていてもよい。
一般式(1)において、X、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表されるアラルキル基、アラルキルオキシ基、アラルキルチオ基、アリール基、アリールオキシ基、およびアリールチオ基中のアリール基は、置換基を有していてもよい。単置換あるいは多置換されていてもよい。
この置換基の例には、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数4〜20のアラルキル基、炭素数3〜20のアリール基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数2〜20のアルコキシアルキル基、炭素数2〜20のアルコキシアルキルオキシ基、炭素数2〜20のアルケニルオキシ基、炭素数3〜20のアルケニルオキシアルキル基、炭素数3〜20のアルケニルオキシアルキルオキシ基、炭素数4〜20のアラルキルオキシ基、炭素数5〜20のアラルキルオキシアルキル基、炭素数5〜20のアラルキルオキシアルキルオキシ基、炭素数3〜20のアリールオキシ基、炭素数4〜20のアリールオキシアルキル基、炭素数4〜20のアリールオキシアルキルオキシ基、炭素数2〜20のアルキルカルボニル基、炭素数3〜20のアルケニルカルボニル基、炭素数5〜20のアラルキルカルボニル基、炭素数4〜20のアリールカルボニル基、炭素数2〜20のアルコキシカルボニル基、炭素数3〜20のアルケニルオキシカルボニル基、炭素数5〜20のアラルキルオキシカルボニル基、炭素数4〜20のアリ−ルオキシカルボニル基、炭素数2〜20のアルキルカルボニルオキシ基、炭素数3〜20のアルケニルカルボニルオキシ基、炭素数5〜20のアラルキルカルボニルオキシ基、炭素数4〜20のアリールカルボニルオキシ基、炭素数1〜20のアルキルチオ基、炭素数4〜20のアラルキルチオ基、炭素数3〜20のアリールチオ基、ニトロ基、シアノ基、ホルミル基、ハロゲン原子、ハロゲン化アルキル基、水酸基、アミノ基、炭素数1〜20のN−モノ置換アミノ基、炭素数2〜40のN,N−ジ置換アミノ基などが含まれる。
さらに、これらの置換基に含まれるアリール基は、さらにハロゲン原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基、炭素数6〜10のアリール基、炭素数7〜10のアラルキル基などを有していてもよい。
一般式(1)において、R、RおよびRのアルキル基、アルケニル基、アラルキル基およびアリール基は置換基を有していてもよく、例えば、X、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で例示した置換基を、1または2以上有していてもよい。
一般式(1)において、X、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表される−COOR基のRは、水素原子、置換基を有していてもよい総炭素数1〜24の直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換基を有していてもよい総炭素数2〜24の直鎖、分岐または環状のアルケニル基、置換基を有していてもよい総炭素数7〜24のアラルキル基、あるいは置換基を有していてもよい総炭素数6〜24のアリール基であることが好ましい。
−COOR基のRは、水素原子、置換基を有していてもよい総炭素数1〜24の直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換基を有していてもよい総炭素数7〜24のアラルキル基、あるいは置換基を有していてもよい総炭素数6〜24のアリール基であることがより好ましい。
一般式(1)において、X、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表される−COR基のRは、水素原子、置換基を有していてもよい総炭素数1〜24の直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換基を有していてもよい総炭素数2〜24の直鎖、分岐または環状のアルケニル基、置換基を有していてもよい総炭素数7〜24のアラルキル基、置換基を有していてもよい総炭素数6〜24のアリール基、あるいはアミノ基であることが好ましい。
−COR基のRは、水素原子、置換基を有していてもよい総炭素数1〜24の直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換基を有していてもよい総炭素数7〜24のアラルキル基、置換基を有していてもよい総炭素数6〜24のアリール基、あるいはアミノ基であることがより好ましい。
一般式(1)において、X、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表される−OCOR基のRは、置換基を有していてもよい総炭素数1〜24の直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換基を有していてもよい総炭素数2〜24の直鎖、分岐または環状のアルケニル基、置換基を有していてもよい総炭素数7〜24のアラルキル基、あるいは置換基を有していてもよい総炭素数6〜24のアリール基であることが好ましい。
−OCOR基のRは、置換基を有していてもよい総炭素数1〜24の直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換基を有していてもよい総炭素数7〜24のアラルキル基、あるいは置換基を有していてもよい総炭素数6〜24のアリール基であることがより好ましい。
また、X、X、XおよびXは、好ましくは、少なくとも一つが置換または未置換のアリール基であり、より好ましくは、X、X、XおよびXのうち、2つ以上が置換または未置換のアリール基であり、さらに好ましくは、X、X、XおよびXのうち3つ以上が置換または未置換のアリール基である。
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表されるハロゲン原子の例には、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素などが含まれる。
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表されるアルキル基のうち、未置換のアルキル基の具体例には、メチル基、エチル基、n-プロピル基、イソプロピル基、n-ブチル基、イソブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基、n-ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、tert-ペンチル基、n-ヘキシル基、1-メチルペンチル基、4-メチル-2-ペンチル基、2-エチルブチル基、n-ヘプチル基、1-メチルヘキシル基、n-オクチル基、1-メチルヘプチル基、2-エチルヘキシル基、2-プロピルペンチル基、n-ノニル基、2,2-ジメチルヘプチル基、2,6-ジメチル-4-ヘプチル基、3,5,5-トリメチルヘキシル基、n-デシル基、1-エチルオクチル基、n-ウンデシル基、1-メチルデシル基、n-ドデシル基、n-トリデシル基、1-ヘキシルヘプチル基、n-テトラデシル基、n-ペンタデシル基、1-ヘプチルオクチル基、n-ヘキサデシル基、n-ヘプタデシル基、1-オクチルノニル基、n-オクタデシル基、1-ノニルデシル基、1-デシルウンデシル基、n-エイコシル基、n-ドコシル基、n-テトラコシル基、シクロヘキシルメチル基、(1-イソプロピルシクロヘキシル)メチル基、2-シクロヘキシルエチル基、ボルネル基、イソボルネル基、1-ノルボルニル基、2-ノルボルナンメチル基、1-ビシクロ〔2.2.2〕オクチル基、1-アダマンチル基、3-ノルアダマンチル基、1-アダマンチルメチル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、1-メチルシクロペンチル基、シクロヘキシル基、4-メチルシクロヘキシル基、3-メチルシクロヘキシル基、2-メチルシクロヘキシル基、2,3-ジメチルシクロヘキシル基、2,5-ジメチルシクロヘキシル基、2,6-ジメチルシクロヘキシル基、3,4-ジメチルシクロヘキシル基、3,5-ジメチルシクロヘキシル基、2,4,6-トリメチルシクロヘキシル基、3,3,5-トリメチルシクロヘキシル基、2,6-ジイソプロピルシクロヘキシル基、4-tert-ブチルシクロヘキシル基、3-tert-ブチルシクロヘキシル基、4-フェニルシクロヘキシル基、2-フェニルシクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、シクロデシル基、シクロドデシル基、シクロテトラデシル基などが含まれる。
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表されるアルキル基のうち、アルコキシ基まを有するアルキル基の具体例には、メトキシメチル基、エトキシメチル基、n-ブトキシメチル基、n-ヘキシルオキシメチル基、(2-エチルブチルオキシ)メチル基、n-オクチルオキシメチル基、n-デシルオキシメチル基、2-メトキシエチル基、2-エトキシエチル基、2-n-プロポキシエチル基、2-イソプロポキシエチル基、2-n-ブトキシエチル基、2-n-ペンチルオキシエチル基、2-n-ヘキシルオキシエチル基、2-(2'-エチルブチルオキシ)エチル基、2-n-ヘプチルオキシエチル基、2-n-オクチルオキシエチル基、2-(2'-エチルヘキシルオキシ)エチル基、2-n-デシルオキシエチル基、2-n-ドデシルオキシエチル基、2-n-テトラデシルオキシエチル基、2-シクロヘキシルオキシエチル基、2-メトキシプロピル基、3-メトキシプロピル基、3-エトキシプロピル基、3-n-プロポキシプロピル基、3-イソプロポキシプロピル基、3-(n-ブトキシ)プロピル基、3-(n-ペンチルオキシ)プロピル基、3-(n-ヘキシルオキシ)プロピル基、3-(2'-エチルブトキシ)プロピル基、3-(n-オクチルオキシ)プロピル基、3-(2'-エチルヘキシルオキシ)プロピル基、3-(n-デシルオキシ)プロピル基、3-(n-ドデシルオキシ)プロピル基、3-(n-テトラデシルオキシ)プロピル基、3-シクロヘキシルオキシプロピル基、4-メトキシブチル基、4-エトキシブチル基、4-n-プロポキシブチル基、4-イソプロポキシブチル基、4-n-ブトキシブチル基、4-n-ヘキシルオキシブチル基、4-n-オクチルオキシブチル基、4-n-デシルオキシブチル基、4-n-ドデシルオキシブチル基、5-メトキシペンチル基、5-エトキシペンチル基、5-n-プロポキシペンチル基、6-エトキシヘキシル基、6-イソプロポキシヘキシル基、6-n-ブトキシヘキシル基、6-n-ヘキシルオキシヘキシル基、6-n-デシルオキシヘキシル基、4-メトキシシクロヘキシル基、7-エトキシヘプチル基、7-イソプロポキシヘプチル基、8-メトキシオクチル基、10-メトキシデシル基、10-n-ブトキシデシル基、12-エトキシドデシル基、12-イソプロポキシドデシル基、テトラヒドロフルフリル基、2-(2'-メトキシエトキシ)エチル基、2-(2'-エトキシエトキシ)エチル基、2-(2'-n-ブトキシエトキシ)エチル基、3-(2'-エトキシエトキシ)プロピル基などが含まれる。
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表されるアルキル基のうち、アルケニルオキシ基を有するアルキル基の具体例には、2-アリルオキシエチル基、2-(4'-ペンテニルオキシ)エチル基、3-アリルオキシプロピル基、3-(2'-ヘキセニルオキシ)プロピル基、3-(2'-ヘプテニルオキシ)プロピル基、3-(1'-シクロヘキセニルオキシ)プロピル基、4-アリルオキシブチル基などが含まれる。
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表されるアルキル基のうち、アラルキルオキシ基を有するアルキル基の具体例には、ベンジルオキシメチル基、2-ベンジルオキシエチル基、2-フェネチルオキシエチル基、2-(4'-メチルベンジルオキシ)エチル基、2-(2'-メチルベンジルオキシ)エチル基、2-(4'-フルオロベンジルオキシ)エチル基、2-(4'-クロロベンジルオキシ)エチル基、3-ベンジルオキシプロピル基、3-(4'-メトキシベンジルオキシ)プロピル基、4-ベンジルオキシブチル基、2-(ベンジルオキシメトキシ)エチル基、2-(4'-メチルベンジルオキシメトキシ)エチル基などが含まれる。
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表されるアルキル基のうち、アリールオキシ基を有するアルキル基の具体例には、フェニルオキシメチル基、4-メチルフェニルオキシメチル基、3-メチルフェニルオキシメチル基、2-メチルフェニルオキシメチル基、4-メトキシフェニルオキシメチル基、4-フルオロフェニルオキシメチル基、4-クロロフェニルオキシメチル基、2-クロロフェニルオキシメチル基、2-フェニルオキシエチル基、2-(4'-メチルフェニルオキシ)エチル基、2-(4'-エチルフェニルオキシ)エチル基、2-(4'-メトキシフェニルオキシ)エチル基、2-(4'-クロロフェニルオキシ)エチル基、2-(4'-ブロモフェニルオキシ)エチル基、2-(1'-ナフチルオキシ)エチル基、2-(2'-ナフチルオキシ)エチル基、3-フェニルオキシプロピル基、3-(2'-ナフチルオキシ)プロピル基、4-フェニルオキシブチル基、4-(2'-エチルフェニルオキシ)ブチル基、5-(4'-tert-ブチルフェニルオキシ)ペンチル基、6-(2'-クロロフェニルオキシ)ヘキシル基、8-フェニルオキシオクチル基、10-フェニルオキシデシル基、10-(3'-クロロフェニルオキシ)デシル基、2-(2'-フェニルオキシエトキシ)エチル基、3-(2'-フェニルオキシエトキシ)プロピル基、4-(2'-フェニルオキシエトキシ)ブチル基などが含まれる。
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表されるアルキル基のうち、チオ基(アルキルチオ基など)を有するアルキル基の具体例には、n-ブチルチオメチル基、n-ヘキシルチオメチル基、2-メチルチオエチル基、2-エチルチオエチル基、2-n-ブチルチオエチル基、2-n-ヘキシルチオエチル基、2-n-オクチルチオエチル基、2-n-デシルチオエチル基、3-メチルチオプロピル基、3-エチルチオプロピル基、3-n-ブチルチオプロピル基、4-エチルチオブチル基、4-n-プロピルチオブチル基、4-n-ブチルチオブチル基、5-エチルチオペンチル基、6-メチルチオヘキシル基、6-エチルチオヘキシル基、6-n-ブチルチオヘキシル基、8-メチルチオオクチル基、2-(2'-メトキシエチルチオ)エチル基、4-(3'-エトキシプロピルチオ)ブチル基、2-(2'-エチルチオエチルチオ)エチル基、2-アリルチオエチル基、2-ベンジルチオエチル基、3-(4'-メチルベンジルチオ)プロピル基、4-ベンジルチオブチル基、2-(2'-ベンジルオキシエチルチオ)エチル基、3-(3'-ベンジルチオプロピルチオ)プロピル基、2-フェニルチオエチル基、2-(4'-メトキシフェニルチオ)エチル基、2-(2'-フェニルオキシエチルチオ)エチル基、3-(2'-フェニルチオエチルチオ)プロピル基などが含まれる。
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表されるアルキル基のうち、ハロゲン原子を有するアルキル基の具体例には、フルオロメチル基、3-フルオロプロピル基、6-フルオロヘキシル基、8-フルオロオクチル基、トリフルオロメチル基、1,1-ジヒドロ-パーフルオロエチル基、1,1-ジヒドロ−パーフルオロ-n-プロピル基、1,1,3-トリヒドロ-パーフルオロ-n-プロピル基、1,1-ジヒドロ-パーフルオロ-n-ブチル基、1,1-ジヒドロ-パーフルオロ-n-ペンチル基、1,1-ジヒドロ-パーフルオロ-n-ヘキシル基、6-フルオロヘキシル基、4-フルオロシクロヘキシル基、1,1-ジヒドロ-パーフルオロ-n-オクチル基、1,1-ジヒドロ-パーフルオロ-n-デシル基、1,1-ジヒドロ-パーフルオロ-n-ドデシル基、1,1-ジヒドロ-パーフルオロ-n-テトラデシル基、1,1-ジヒドロ-パーフルオロ-n-ヘキサデシル基、パーフルオロ-n-ヘキシル基、ジクロロメチル基、2-クロロエチル基、3-クロロプロピル基、4-クロロシクロヘキシル基、7-クロロヘプチル基、8-クロロオクチル基、2,2,2-トリクロロエチル基などが含まれる。
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表されるアルキル基のうち、ヒドロキシ基を有するアルキル基の具体例には、2-ヒドロキシエチル基、2-ヒドロキシプロピル基、3-ヒドロキシプロピル基、3-ヒドロキシブチル基、4-ヒドロキシブチル基、6-ヒドロキシヘキシル基、5-ヒドロキシヘプチル基、8-ヒドロキシオクチル基、10-ヒドロキシデシル基、12-ヒドロキシドデシル基、2-ヒドロキシシクロヘキシル基などが含まれる。
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表されるアルコキシ基のうち、無置換のアルコキシ基の具体例には、メトキシ基、エトキシ基、n-プロポキシ基、イソプロポキシ基、n-ブトキシ基、イソブトキシ基、sec-ブトキシ基、n-ペンチルオキシ基、ネオペンチルオキシ基、イソペンチルオキシ基、シクロペンチルオキシ基、n-ヘキシルオキシ基、2-エチルブトキシ基、3,3-ジメチルブトキシ基、シクロヘキシルオキシ基、n-ヘプチルオキシ基、n-オクチルオキシ基、2-エチルヘキシルオキシ基、n-ノニルオキシ基、n-デシルオキシ基、n-ドデシルオキシ基、n-テトラデシルオキシ基、n-ヘキサデシルオキシ基、n-オクタデシルオキシ基、n-エイコシルオキシ基、n-ドコシルオキシ基、n-テトラコシルオキシ基などが含まれる。
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表されるアルコキシ基のうち、ハロゲン原子を有するアルコキシ基の具体例には、フルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、1,1-ジヒドロパーフルオロエトキシ基、パーフルオロエトキシ基、1,1-ジヒドロパーフルオロ-n-プロポキシ基、1,1,3-トリヒドロパーフルオロ-n-プロポキシ基、1,1-ジヒドロパーフルオロ-n-ブトキシ基、1,1-ジヒドロパーフルオロ-n-ペンチルオキシ基、1,1-ジヒドロパーフルオロ-n-ヘキシルオキシ基、4-クロロシクロヘキシルオキシ基、1,1-ジヒドロパーフルオロ-n-オクチルオキシ基、1,1-ジヒドロパーフルオロ-n-デシルオキシ基、1,1-ジヒドロパーフルオロ-n-ドデシルオキシ基、1,1-ジヒドロパーフルオロ-n-ヘキサデシルオキシ基などが含まれる。
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表されるアルコキシ基のうち、アルコキシ基を有するアルコキシ基の具体例には、エトキシメトキシ基、1-メトキシエトキシ基、2-メトキシエトキシ基、2-エトキシエトキシ基、2-n-プロポキシエトキシ基、2-イソプロポキシエトキシ基、2-n-ブトキシエトキシ基、2-n-ヘキシルオキシエトキシ基、2-n-オクチルオキシエトキシ基、2-(2'-エチルヘキシルオキシ)エトキシ基、2-n-デシルオキシエトキシ基、2-メトキシプロポキシ基、3-メトキシプロポキシ基、3-エトキシプロポキシ基、3-イソプロポキシプロポキシ基、3-n-ブトキシプロポキシ基、3-n-ヘキシルオキシプロポキシ基、3-n-オクチルオキシプロポキシ基、2-メトキシブトキシ基、3-メトキシブトキシ基、4-メトキシブトキシ基、4-エトキシブトキシ基、4-イソプロポキシブトキシ基、4-n-ブトキシブトキシ基、4-n-ヘキシルオキシブトキシ基、4-n-デシルオキシブトキシ基、4-n-ドデシルオキシブトキシ基、5-エトキシペンチルオキシ基、6-メトキシヘキシルオキシ基、6-エトキシヘキシルオキシ基、6-イソプロポキシヘキシルオキシ基、4-メトキシシクロヘキシルオキシ基、7-メトキシヘプチルオキシ基、8-エトキシオクチルオキシ基、10-メトキシデシルオキシ基、12-エトキシドデシルオキシ基、2-(2'-メトキシエチルオキシ)エトキシ基、3-(2'-エトキシエチルオキシ)プロポキシ基などが含まれる。
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表されるアルコキシ基のうち、アラルキルオキシ基を有するアルコキシ基の具体例には、2-ベンジルオキシエトキシ基、2-(4-メチルベンジルオキシ)エトキシ基、2-(4-メトキシベンジルオキシ)エトキシ基、3-(4-エチルベンジルオキシ)プロポキシ基、4-(3-フルオロベンジルオキシ)ブトキシ基、4-(4-クロロベンジルオキシ)ブトキシ基、6-(3-メチルベンジルオキシ)ヘキシルオキシ基などが含まれる。
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表されるアルコキシ基のうち、アリールオキシ基を有するアルコキシ基の具体例には、フェニルオキシメトキシ基、2-フェニルオキシエトキシ基、2(1'-ナフチルオキシ)エトキシ基、2-(2'-ナフチルオキシ)エトキシ基、2-(4'-メチルフェニルオキシ)エトキシ基、2-(4'-メトキシフェニルオキシ)エトキシ基、2-(3'-エトキシフェニルオキシ)エトキシ基、2-(4'-クロロフェニルオキシ)エトキシ基、3-フェニルオキシプロポキシ基、3-(4'-エチルフェニルオキシ)プロポキシ基、3-(4'-クロロフェニルオキシ)プロポキシ基、3-(2'-ナフチルオキシ)プロポキシ基、4-フェニルオキシブトキシ基、6-フェニルオキシヘキシルオキシ基、8-フェニルオキシオクチルオキシ基、10-フェニルオキシデシルオキシ基などが含まれる。
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表されるアルキルチオ基のうち、無置換のアルキルチオ基の具体例には、メチルチオ基、エチルチオ基、n-プロピルチオ基、イソプロピルチオ基、n-ブチルチオ基、イソブチルチオ基、sec-ブチルチオ基、n-ペンチルチオ基、ネオペンチルチオ基、イソペンチルチオ基、シクロペンチルチオ基、n-ヘキシルチオ基、2-エチルブチルチオ基、3,3-ジメチルブチルチオ基、シクロヘキシルチオ基、n-ヘプチルチオ基、n-オクチルチオ基、2-エチルヘキシルチオ基、n-ノニルチオ基、n-デシルチオ基、n-ドデシルチオ基、n-テトラデシルチオ基、n-ヘキサデシルチオ基、n-オクタデシルチオ基、n-エイコシルチオ基、n-ドコシルチオ基、n-テトラコシルチオ基などが含まれる。
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表されるアルキルチオ基のうち、ハロゲン原子を有するアルキルチオ基の具体例には、フルオロメチルチオ基、トリフルオロメチルチオ基、1,1-ジヒドロパーフルオロエチルチオ基、パーフルオロエチルチオ基、1,1-ジヒドロパーフルオロ-n-プロピルチオ基、1,1,3-トリヒドロパーフルオロ-n-プロピルチオ基、1,1-ジヒドロパーフルオロ-n-ブチルチオ基、1,1-ジヒドロパーフルオロ-n-ペンチルチオ基、1,1-ジヒドロパーフルオロ-n-ヘキシルチオ基、4-クロロシクロヘキシルチオ基、1,1-ジヒドロパーフルオロ-n-オクチルチオ基、1,1-ジヒドロパーフルオロ-n-デシルチオ基、1,1-ジヒドロパーフルオロ-n-ドデシルチオ基、1,1-ジヒドロパーフルオロ-n-ヘキサデシルチオ基などが含まれる。
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表されるアルキルチオ基のうち、アルコキシ基を有するアルキルチオ基の具体例には、エトキシメチルチオ基、1-メトキシエチルチオ基、2-メトキシエチルチオ基、2-エトキシエチルチオ基、2-n-プロポキシエチルチオ基、2-イソプロポキシエチルチオ基、2-n-ブトキシエチルチオ基、2-n-ヘキシルオキシエチルチオ基、2-n-オクチルオキシエチルチオ基、2-(2'-エチルヘキシルオキシ)エチルチオ基、2-n-デシルオキシエチルチオ基、2-メトキシプロピルチオ基、3-メトキシプロピルチオ基、3-エトキシプロピルチオ基、3-イソプロポキシプロピルチオ基、3-n-ブトキシプロピルチオ基、3-n-ヘキシルオキシプロピルチオ基、3-n-オクチルオキシプロピルチオ基、2-メトキシブチルチオ基、3-メトキシブチルチオ基、4-メトキシブチルチオ基、4-エトキシブチルチオ基、4-イソプロポキシブチルチオ基、4-n-ブトキシブチルチオ基、4-n-ヘキシルオキシブチルチオ基、4-n-デシルオキシブチルチオ基、4-n-ドデシルオキシブチルチオ基、5-エトキシペンチルチオ基、6-メトキシヘキシルチオ基、6-エトキシヘキシルチオ基、6-イソプロポキシヘキシルチオ基、4-メトキシシクロヘキシルチオ基、7-メトキシヘプチルチオ基、8-エトキシオクチルチオ基、10-メトキシデシルチオ基、12-エトキシドデシルチオ基、2-〔(2'-メトキシエチル)オキシ〕エチルチオ基、3-〔(2'-エトキシエチル)オキシ〕プロピルチオ基などが含まれる。
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表されるアルキルチオ基のうち、アラルキルオキシ基を有するアルキルチオ基の具体例には、2-ベンジルオキシエチルチオ基、2-(4-メチルベンジルオキシ)エチルチオ基、2-(4-メトキシベンジルオキシ)エチルチオ基、3-(4-エチルベンジルオキシ)プロピルチオ基、4-(3-フルオロベンジルオキシ)ブチルチオ基、4-(4-クロロベンジルオキシ)ブチルチオ基、6-(3-メチルベンジルオキシ)ヘキシルチオ基などが含まれる。
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表されるアルキルチオ基のうち、アリールオキシ基を有するアルキルチオ基の具体例には、フェニルオキシメチルチオ基、2-フェニルオキシエチルチオ基、2-(1'-ナフチルオキシ)エチルチオ基、2-(2'-ナフチルオキシ)エチルチオ基、2-(4'-メチルフェニルオキシ)エチルチオ基、2-(4'-メトキシフェニルオキシ)エチルチオ基、2-(3'-エトキシフェニルオキシ)エチルチオ基、2-(4'-クロロフェニルオキシ)エチルチオ基、3-フェニルオキシプロピルチオ基、3-(4'-エチルフェニルオキシ)プロピルチオ基、3-(4'-クロロフェニルオキシ)プロピルチオ基、3-(2'-ナフチルオキシ)プロピルチオ基、4-フェニルオキシブチルチオ基、6-フェニルオキシヘキシルチオ基、8-フェニルオキシオクチルチオ基、10-フェニルオキシデシルチオ基などが含まれる。
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表されるアルケニル基の具体例には、ビニル基、アリル基、2-ブテニル基、3-ブテニル基、1-メチル-4-ペンテニル基、2-ペンテニル基、4-ペンテニル基、1-メチル-2-ブテニル基、2-ヘキセニル基、3-ヘキセニル基、4-ヘキセニル基、5-ヘキセニル基、2-ヘプテニル基、1-ビニルヘキシル基、3-ノネニル基、6-ノネニル基、9-デセニル基、10-ウンデセニル基、13-テトラデセニル基、15-ヘキサデセニル基、17-オクタデセニル基、23-n-テトラコセニル基、1-シクロペンテニル基、1-シクロヘキセニル基、エトキシビニル基、n-ブトキシビニル基、ベンジルビニル基、スチリル基、スチリルメチル基、2-スチリルエチル基、2,2-ジフェニルビニル基、2-(4'-メチルフェニル)ビニル基、2-(3'-メチルフェニル)ビニル基、2-(4'-メトキシフェニル)ビニル基、2-(4'-クロロフェニル)ビニル基、フェニルオキシビニル基などが含まれる。
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表されるアルケニルオキシ基の具体例には、ビニルオキシ基、アリルオキシ基、2-ブテニルオキシ基、3-ブテニルオキシ基、1-メチル-4-ペンテニルオキシ基、2-ペンテニルオキシ基、4-ペンテニルオキシ基、1-メチル-2-ブテニルオキシ基、2-ヘキセニルオキシ基、3-ヘキセニルオキシ基、4-ヘキセニルオキシ基、5-ヘキセニルオキシ基、2-ヘプテニルオキシ基、1-ビニルヘキシルオキシ基、3-ノネニルオキシ基、6-ノネニルオキシ基、9-デセニルオキシ基、10-ウンデセニルオキシ基、13-テトラデセニルオキシ基、15-ヘキサデセニルオキシ基、17-オクタデセニルオキシ基、23-テトラコセニルオキシ基、1-シクロペンテニルオキシ基、1-シクロヘキセニルオキシ基、エトキシビニルオキシ基、n-ブトキシビニルオキシ基、ベンジルビニルオキシ基、スチリルオキシ基、フェニルオキシビニルオキシ基などが含まれる。
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表されるアルケニルチオ基の具体例には、ビニルチオ基、アリルチオ基、2-ブテニルチオ基、3-ブテニルチオ基、4-ペンテニルチオ基、5-ヘキセニルチオ基、9-デセニルチオ基、13-テトラデセニルチオ基、15-ヘキサデセニルチオ基、17-オクタデセニルチオ基、23-テトラコセニルチオ基、1-シクロヘキセニルチオ基、n-ブトキシビニルチオ基などが含まれる。
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表されるアラルキル基(置換基を有していてもよい)の具体例には、ベンジル基、α-メチルベンジル基、α-エチルベンジル基、フェネチル基、α-メチルフェネチル基、β-メチルフェネチル基、α,α-ジメチルベンジル基、α,α-ジメチルフェネチル基、4-メチルフェネチル基、4-メチルベンジル基、3-メチルベンジル基、2-メチルベンジル基、4-エチルベンジル基、2-エチルベンジル基、4-イソプロピルベンジル基、4-tert-ブチルベンジル基、2-tert-ブチルベンジル基、4-tert-ペンチルベンジル基、4-シクロヘキシルベンジル基、4-n-オクチルベンジル基、4-tert-オクチルベンジル基、4-アリルベンジル基、4-ベンジルベンジル基、4-フェネチルベンジル基、4-フェニルベンジル基、4-(4'-メチルフェニル)ベンジル基、4-メトキシベンジル基、2-メトキシベンジル基、2-エトキシベンジル基、4-n-ブトキシベンジル基、4-n-ヘプチルオキシベンジル基、4-n-デシルオキシベンジル基、4-n-テトラデシルオキシベンジル基、4-n-ヘプタデシルオキシベンジル基、3,4-ジメトキシベンジル基、4-メトキシメチルベンジル基、4-イソブトキシメチルベンジル基、4-アリルオキシベンジル基、4-ビニルオキシメチルベンジル基、4-ベンジルオキシベンジル基、4-フェネチルオキシベンジル基、4-フェニルオキシベンジル基、3-フェニルオキシベンジル基、4-ヒドロキシベンジル基、3-ヒドロキシベンジル基、2-ヒドロキシベンジル基、4-ヒドロキシ-3-メトキシベンジル基、4-フルオロベンジル基、2-フルオロベンジル基、4-クロロベンジル基、3-クロロベンジル基、2-クロロベンジル基、3,4-ジクロロベンジル基、2-フルフリル基、ジフェニルメチル基、1−ナフチルメチル基、2-ナフチルメチル基などが含まれる。
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表されるアラルキルオキシ基(置換基を有していてもよい)の例には、ベンジルオキシ基、フェネチルオキシ基、β-メチルフェネチルオキシ基、4-メチルフェネチルオキシ基、4-メチルベンジルオキシ基、3-メチルベンジルオキシ基、2-メチルベンジルオキシ基、4-エチルベンジルオキシ基、4-イソプロピルベンジルオキシ基、4-tert-ブチルベンジルオキシ基、4-シクロヘキシルベンジルオキシ基、4-n-オクチルベンジルオキシ基、4-アリルベンジルオキシ基、4-ベンジルベンジルオキシ基、4-フェニルベンジルオキシ基、4-(4'-メチルフェニル)ベンジルオキシ基、4-メトキシベンジルオキシ基、2-メトキシベンジルオキシ基、2-エトキシベンジルオキシ基、4-n-ブトキシベンジルオキシ基、4-n-ヘプチルオキシベンジルオキシ基、4-n-デシルオキシベンジルオキシ基、4-n-テトラデシルオキシベンジルオキシ基、4-n-ヘプタデシルオキシベンジルオキシ基、3,4-ジメトキシベンジルオキシ基、4-メトキシメチルベンジルオキシ基、4-イソブトキシメチルベンジルオキシ基、4-アリルオキシベンジルオキシ基、4-ビニルオキシメチルベンジルオキシ基、4-ベンジルオキシベンジルオキシ基、4-フェネチルオキシベンジルオキシ基、4-フェニルオキシベンジルオキシ基、3-フェニルオキシベンジルオキシ基、4-ヒドロキシベンジルオキシ基、4-フルオロベンジルオキシ基、4-クロロベンジルオキシ基、3-クロロベンジルオキシ基、3,4-ジクロロベンジルオキシ基、1-ナフチルメチルオキシ基、2-ナフチルメチルオキシ基などが含まれる。
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表されるアラルキルチオ基(置換基を有していてもよい)の具体例には、ベンジルチオ基、フェネチルチオ基、β-メチルフェネチルオキシ基、4-メチルフェネチルチオ基、4-メチルベンジルチオ基、3-メチルベンジルチオ基、4-エチルベンジルチオ基、4-イソプロピルベンジルチオ基、4-tert-ブチルベンジルチオ基、4-シクロヘキシルベンジルチオ基、4-n-オクチルベンジルチオ基、4-アリルベンジルチオ基、4-ベンジルベンジルチオ基、4-フェニルベンジルチオ基、4-(4'-メチルフェニル)ベンジルチオ基、4-メトキシベンジルチオ基、2-メトキシベンジルチオ基、2-エトキシベンジルチオ基、4-n-ブトキシベンジルチオ基、4-n-ヘプチルオキシベンジルチオ基、4-n-デシルオキシベンジルチオ基、4-n-テトラデシルオキシベンジルチオ基、4-n-ヘプタデシルオキシベンジルチオ基、3,4-ジメトキシベンジルチオ基、4-メトキシメチルベンジルチオ基、4-アリルオキシベンジルチオ基、4-ベンジルオキシベンジルチオ基、4-フェネチルオキシベンジルチオ基、4-フェニルオキシベンジルチオ基、3-フェニルオキシベンジルチオ基、4-ヒドロキシベンジルチオ基、4-フルオロベンジルチオ基、4-クロロベンジルチオ基、1-ナフチルメチルチオ基、2-ナフチルメチルチオ基などが含まれる。
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表されるアリール基のうち、第一の例はフェニル基である。フェニル基は、無置換のフェニル基であってもよく、置換基を有していてもよい。
アルキル基を有するフェニル基の例には、4-メチルフェニル基、3-メチルフェニル基、2-メチルフェニル基、4-エチルフェニル基、3-エチルフェニル基、2-エチルフェニル基、4-n-プロピルフェニル基、4-イソプロピルフェニル基、2-イソプロピルフェニル基、4-n-ブチルフェニル基、4-イソブチルフェニル基、4-sec-ブチルフェニル基、2-sec-ブチルフェニル基、4-tert-ブチルフェニル基、3-tert-ブチルフェニル基、2-tert-ブチルフェニル基、4-n-ペンチルフェニル基、4-イソペンチルフェニル基、4-tert-ペンチルフェニル基、4-n-ヘキシルフェニル基、4-n-ヘプチルフェニル基、4-n-オクチルフェニル基、4-(2'-エチルヘキシル)フェニル基、4-tert-オクチルフェニル基、4-n-ノニルフェニル基、4-n-デシルフェニル基、4-n-ドデシルフェニル基、4-n-テトラデシルフェニル基、4-n-ヘキサデシルフェニル基、4-n-オクタデシルフェニル基、4-シクロペンチルフェニル基、4-シクロヘキシルフェニル基、4-(4'-tert-ブチルシクロヘキシル)フェニル基、4-(4'-メチルシクロヘキシル)フェニル基、3-シクロヘキシルフェニル基、2-シクロヘキシルフェニル基、2,3-ジメチルフェニル基、2,4-ジメチルフェニル基、2,5-ジメチルフェニル基、3,4-ジメチルフェニル基、3,5-ジメチルフェニル基、2,6-ジメチルフェニル基、2,3,5-トリメチルフェニル基、3,4,5-トリメチルフェニル基、2,4-ジエチルフェニル基、2,3,6-トリメチルフェニル基、2,4,6-トリメチルフェニル基、2,6-ジエチルフェニル基、2,6-ジイソプロピルフェニル基、2,6-ジイソブチルフェニル基、2,4-ジ-tert-ブチルフェニル基、2,5-ジ-tert-ブチルフェニル基、3,5-ジ-tert-ブチルフェニル基、2,4-ジネオペンチルフェニル基、2,5-ジ-tert-ペンチルフェニル基、4,6-ジ-tert-ブチル-2-メチルフェニル基、5-tert-ブチル-2-メチルフェニル基、4-tert-ブチル-2,6-ジメチルフェニル基、2,3,5,6-テトラメチルフェニル基などが含まれる。
アルコキシ基を有するフェニル基の例には、4-メトキシフェニル基、3-メトキシフェニル基、2-メトキシフェニル基、4-エトキシフェニル基、2-エトキシフェニル基、3-n-プロポキシフェニル基、4-イソプロポキシフェニル基、2-イソプロポキシフェニル基、4-n-ブトキシフェニル基、4-イソブトキシフェニル基、2-イソブトキシフェニル基、2-sec-ブトキシフェニル基、4-n-ペンチルオキシフェニル基、4-イソペンチルオキシフェニル基、2-イソペンチルオキシフェニル基、2-ネオペンチルオキシフェニル基、4-n-ヘキシルオキシフェニル基、2-(2'-エチルブチル)オキシフェニル基、4-n-オクチルオキシフェニル基、4-n-デシルオキシフェニル基、4-n-ドデシルオキシフェニル基、4-n-テトラデシルオキシフェニル基、4-n-ヘキサデシルオキシフェニル基、4-n-オクタデシルオキシフェニル基、4-シクロヘキシルオキシフェニル基、2-シクロヘキシルオキシフェニル基、2,3-ジメトキシフェニル基、2,4-ジメトキシフェニル基、2,5-ジメトキシフェニル基、2,6-ジメトキシフェニル基、3,4-ジメトキシフェニル基、3,5-ジメトキシフェニル基、3,5-ジエトキシフェニル基、3,5-ジ-n-ブトキシフェニル基、2-メトキシ-4-メチルフェニル基、2-メトキシ-5-メチルフェニル基、2-メチル-4-メトキシフェニル基、3-メチル-4-メトキシフェニル基、3-メチル-5-メトキシフェニル基、3-エチル-5-メトキシフェニル基、2-メトキシ-4-エトキシフェニル基、2-メトキシ-6-エトキシフェニル基、3,4,5-トリメトキシフェニル基などが含まれる。
ハロゲン原子を有するフェニル基の例には、4-フルオロフェニル基、3-フルオロフェニル基、2-フルオロフェニル基、4-クロロフェニル基、3-クロロフェニル基、2-クロロフェニル基、4-ブロモフェニル基、2-ブロモフェニル基、2,3-ジフルオロフェニル基、2,4-ジフルオロフェニル基、2,5-ジフルオロフェニル基、2,6-ジフルオロフェニル基、3,4-ジフルオロフェニル基、3,5-ジフルオロフェニル基、2,3-ジクロロフェニル基、2,4-ジクロロフェニル基、2,5-ジクロロフェニル基、2,6-ジクロロフェニル基、3,4-ジクロロフェニル基、3,5-ジクロロフェニル基、2,5-ジブロモフェニル基、2,4,6-トリクロロフェニル基、2,3,6-トリブロモフェニル基、3,4,5-トリフルオロフェニル基、2−フルオロ−4−メチルフェニル基、2−フルオロ−5−メチルフェニル基、3-フルオロ-2-メチルフェニル基、3-フルオロ-4-メチルフェニル基、4-フルオロ-2-メチルフェニル基、5-フルオロ-2-メチルフェニル基、2-クロロ-4-メチルフェニル基、2-クロロ-5-メチルフェニル基、2-クロロ-6-メチルフェニル基、3-クロロ-2-メチルフェニル基、4-クロロ-2-メチルフェニル基、4-クロロ-3-メチルフェニル基、2-クロロ-4,6-ジメチルフェニル基、2-フルオロ-4-メトキシフェニル基、2-フルオロ-6-メトキシフェニル基、3-フルオロ-4-エトキシフェニル基、5-クロロ-2-メトキシフェニル基、6-クロロ-3-メトキシフェニル基、5-クロロ-2,4-ジメトキシフェニル基、2-クロロ-4-ニトロフェニル基、4-クロロ-2-ニトロフェニル基、4-トリフルオロメチルフェニル基、3-トリフルオロメチルフェニル基、2-トリフルオロメチルフェニル基、3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル基、4-トリフルオロメチルオキシフェニル基などが含まれる。
アルケニル基を有するフェニル基の例には、4-アリルフェニル基、2-アリルフェニル基、2-イソプロペニルフェニル基などが含まれる。
アラルキル基を有するフェニル基の例には、4-ベンジルフェニル基、2-ベンジルフェニル基、4-(4'-メチルベンジル)フェニル基、4-クミルフェニル基、4-(4'-メトキシクミル)フェニル基などが含まれる。
アリール基を有するフェニル基の例には、4-フェニルフェニル基、3-フェニルフェニル基、2-フェニルフェニル基、4-(4'-メチルフェニル)フェニル基、4-(4'-エチルフェニル)フェニル基、4-(4'-イソプロピルフェニル)フェニル基、4-(4'-tert-ブチルフェニル)フェニル基、4-(4'-n-ヘキシルフェニル)フェニル基、4-(4'-n-オクチルフェニル)フェニル基、4-(4'-メトキシフェニル)フェニル基、4-(4'-エトキシフェニル)フェニル基、4-(4'-n-ブトキシフェニル)フェニル基、2-(2'-メトキシフェニル)フェニル基、4-(4'-フルオロフェニル)フェニル基、4-(4'-クロロフェニル)フェニル基、3-メチル-4−フェニルフェニル基、2-メトキシ-5-フェニルフェニル基、3-メトキシ-4-フェニルフェニル基などが含まれる。
アルコキシアルキル基(アルコキシアルキルオキシ基を含む)を有するフェニル基の例には、4-メトキシメチルフェニル基、4-エトキシメチルフェニル基、4-n-ブトキシメチルフェニル基、3-メトキシメチルフェニル基、4-(2'-メトキシエチル)フェニル基、4-(2'-エトキシエチルオキシ)フェニル基、4-(2'-n−ブトキシエチルオキシ)フェニル基、4-(3'-エトキシプロピルオキシ)フェニル基などが含まれる。
アルケニルオキシ基(アルケニルオキシアルキル基、アルケニルオキシアルキルオキシ基を含む)を有する例には、4-ビニルオキシフェニル基、4-アリルオキシフェニル基、3-アリルオキシフェニル基、4-(4'-ペンテニルオキシ)フェニル基、4-アリルオキシメチルフェニル基、4-(2'-アリルオキシエチルオキシ)フェニル基などが含まれる。
アラルキルオキシ基を有するフェニル基の例には、4-ベンジルオキシフェニル基、2-ベンジルオキシフェニル基、4-フェネチルオキシフェニル基、4-(4'-クロロベンジルオキシ)フェニル基、4-(4'-メチルベンジルオキシ)フェニル基、4-(4'-メトキシベンジルオキシ)フェニル基、4-(3'-エトキシベンジルオキシ)フェニル基などが含まれる。
アリールオキシ基を有するフェニル基の例には、4-フェニルオキシフェニル基、3-フェニルオキシフェニル基、2-フェニルオキシフェニル基、4-(4'-メチルフェニルオキシ)フェニル基、4-(4'-メトキシフェニルオキシ)フェニル基、4-(4'-クロロフェニルオキシ)フェニル基などが含まれる。
アラルキルオキシアルキル基(アラルキルオキシアルキルオキシ基を含む)を有するフェニル基の例には、4-(ベンジルオキシメチル)フェニル基、4-(2'-ベンジルオキシエチルオキシ)フェニル基などが含まれる。
アリールオキシアルキル基(アリールオキシアルキルオキシ基を含む)を有するフェニル基の例には、4-フェニルオキシメチルフェニル基、4-(2'-フェニルオキシエチルオキシ)フェニル基、4-〔2'-(4'-メチルフェニルオキシ)エチルオキシ〕フェニル基、4-〔2'-(4'-メトキシフェニルオキシ)エチルオキシ〕フェニル基、4-〔2'-(4'-クロロフェニルオキシ)エチルオキシ〕フェニル基などが含まれる。
−COR基(アルキルカルボニル基、アルケニルカルボニル基、アリールカルボニル基、アラルキルカルボニル基などを含む)を有するフェニル基の例には、4-アセチルフェニル基、3-アセチルフェニル基、2-アセチルフェニル基、4-エチルカルボニルフェニル基、2-エチルカルボニルフェニル基、4-n-ブチルカルボニルフェニル基、4-n-ヘキシルカルボニルフェニル基、4-n-オクチルカルボニルフェニル基、4-シクロヘキシルカルボニルフェニル基、4-アリルカルボニルフェニル基、4-ベンジルカルボニルフェニル基、4-(4'-メチルベンジル)カルボニルフェニル基、4-フェニルカルボニルフェニル基、4-(4'-メチルフェニル)カルボニルフェニル基、4-(4'-クロロフェニル)カルボニルフェニル基などが含まれる。
−COOR基(エステル基)を有するフェニル基の例には、4-メトキシカルボニルフェニル基、2-メトキシカルボニルフェニル基、4-エトキシカルボニルフェニル基、3-エトキシカルボニルフェニル基、4-n-プロポキシカルボニルフェニル基、4-n-ブトキシカルボニルフェニル基、4-n-ヘキシルオキシカルボニルフェニル基、4-n-デシルオキシカルボニルフェニル基、4-シクロヘキシルオキシカルボニルフェニル基、4-アリルオキシカルボニルフェニル基、4-ベンジルオキシカルボニルフェニル基、4-(4'-クロロベンジル)オキシカルボニルフェニル基、4-フェネチルオキシカルボニルフェニル基、4-フェニルオキシカルボニルフェニル基、4-(4'-エチルフェニル)オキシカルボニルフェニル基、4-(4'-クロロフェニル)オキシカルボニルフェニル基、4-(4'-エトキシフェニル)オキシカルボニルフェニル基などが含まれる。
−OCOR基(アルキルカルボニルオキシ基、アルケニルカルボニルオキシ基、アリールカルボニルオキシ基、アラルキルカルボニルオキシ基などを含む)を有するフェニル基の例には、4-アセチルオキシフェニル基、3-アセチルオキシフェニル基、2-アセチルオキシフェニル基、4-エチルカルボニルオキシフェニル基、2-エチルカルボニルオキシフェニル基、4-n-プロピルカルボニルオキシフェニル基、4-n-ペンチルカルボニルオキシフェニル基、4-n-オクチルカルボニルオキシフェニル基、4-シクロヘキシルカルボニルオキシフェニル基、3-シクロヘキシルカルボニルオキシフェニル基、4-アリルカルボニルオキシフェニル基、4-ベンジルカルボニルオキシフェニル基、4-フェネチルカルボニルオキシフェニル基、4-フェニルカルボニルオキシフェニル基、4-(4'-メチルフェニル)カルボニルオキシフェニル基、4-(2'-メチルフェニル)カルボニルオキシフェニル基、4-(4'-クロロフェニル)カルボニルオキシフェニル基、4-(2'-クロロフェニル)カルボニルオキシフェニル基などが含まれる。
チオ基を有するフェニル基の例には、4-メチルチオフェニル基、2-メチルチオフェニル基、2-エチルチオフェニル基、3-エチルチオフェニル基、4-n-プロピルチオフェニル基、2-イソプロピルチオフェニル基、4-n-ブチルチオフェニル基、2-イソブチルチオフェニル基、2-ネオペンチルチオフェニル基、4-n-ヘキシルチオフェニル基、4-n-オクチルチオフェニル基、4-シクロヘキシルチオフェニル基、4-ベンジルチオフェニル基、3-ベンジルチオフェニル基、2-ベンジルチオフェニル基、4-(4'-クロロベンジルチオ)フェニル基、4-フェニルチオフェニル基、3-フェニルチオフェニル基、2-フェニルチオフェニル基、4-(4'-メチルフェニルチオ)フェニル基、4-(3'-メチルフェニルチオ)フェニル基、4-(4'-メトキシフェニルチオ)フェニル基、4-(4'-クロロフェニルチオ)フェニル基などが含まれる。
アミノ基を有するフェニル基の例には、4-アミノフェニル基、3-アミノフェニル基、2-アミノフェニル基、4-(N-メチルアミノ)フェニル基、3-(N-メチルアミノ)フェニル基、4-(N-エチルアミノ)フェニル基、2-(N-イソプロピルアミノ)フェニル基、4-(N-n-ブチルアミノ)フェニル基、2-(N-n-ブチルアミノ)フェニル基、4-(N-n-オクチルアミノ)フェニル基、4-(N-n-ドデシルアミノ)フェニル基、4-(N-ベンジルアミノ)フェニル基、4-(N-フェニルアミノ)フェニル基、2-(N-フェニルアミノ)フェニル基、4-(N,N-ジメチルアミノ)フェニル基、3-(N,N-ジメチルアミノ)フェニル基、4-(N,N-ジエチルアミノ)フェニル基、2-(N,N-ジメチルアミノ)フェニル基、2-(N,N-ジエチルアミノ)フェニル基、4-(N,N-ジ-n-ブチルアミノ)フェニル基、4-(N,N-ジ-n-ヘキシルアミノ)フェニル基、4-(N-シクロヘキシル-N-メチルアミノ)フェニル基、4-(N-ベンジル-N-フェニルアミノ)フェニル基、4-(N,N-ジフェニルアミノ)フェニル基、4-〔N-フェニル-N-(4-メチルフェニル)アミノ〕フェニル基、4-〔N,N-ジ(3'-メチルフェニル)アミノ〕フェニル基、4-〔N,N-ジ(4'-メチルフェニル)アミノ〕フェニル基、4-〔N,N-ジ(4'-メトキシフェニル)アミノ〕フェニル基、2-(N,N-ジフェニルアミノ)フェニル基が含まれる。
ヒドロキシ基を有するフェニル基の具体例には、4-ヒドロキシフェニル基、3-ヒドロキシフェニル基、2-ヒドロキシフェニル基、4-メチル-3-ヒドロキシフェニル基、6-メチル-3-ヒドロキシフェニル基などが含まれ、シアノ基を有するフェニル基の具体例には、4-シアノフェニル基、2-シアノフェニル基などが含まれる。
他のフェニル基の具体例には、4−ニトロフェニル基、3−ニトロフェニル基、2−ニトロフェニル基、3,5−ジニトロフェニル基、4−ホルミルフェニル基、3−ホルミルフェニル基、2−ホルミルフェニル基、4−ピロリジノフェニル基、4−ピペリジノフェニル基、4−モルフォリノフェニル基、4−(N−エチルピペラジノ)フェニル基などが含まれる。
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表されるアリール基のうち、第二の例はナフチル基である。ナフチル基は、無置換であっても、置換基を有していてもよい。ナフチル基の例には、1-ナフチル基、2-ナフチル基、4-エチル-1-ナフチル基、6-n-ブチル-2-ナフチル基、1,2,3,4-テトラヒドロ-5-ナフチル基、1,2,3,4-テトラヒドロ-6-ナフチル基、2-メトキシ-1-ナフチル基、4-メトキシ-1-ナフチル基、4-n-ブトキシ-1-ナフチル基、5-エトキシ-1-ナフチル基、6-エトキシ-2-ナフチル基、6-n-ブトキシ-2-ナフチル基、6-n-ヘキシルオキシ-2-ナフチル基、7-メトキシ-2−ナフチル基、7-n-ブトキシ-2-ナフチル基、2,4-ジクロロ-1-ナフチル基、1,6-ジクロロ-2-ナフチル基、4-クロロ-1-ナフチル基、4-クロロ-2-ナフチル基、6-ブロモ-2-ナフチル基、4-アリルオキシ-1-ナフチル基、4-ベンジルオキシ-1-ナフチル基、5-(4'-メチルベンジルオキシ)-1-ナフチル基、6-ベンジルオキシ-2-ナフチル基、6-(4'-メチルベンジルオキシ)-2-ナフチル基、7-ベンジルオキシ-2-ナフチル基、4-フェニルオキシ-1-ナフチル基、6-フェニルオキシ-2-ナフチル基、7-フェニルオキシ-2-ナフチル基、4-フェニルカルボニル-1-ナフチル基、4-エトキシカルボニル-1-ナフチル基、6-メトキシカルボニル-2-ナフチル基、6-n-ブトキシカルボニル-2-ナフチル基、6−ベンジルオキシカルボニル−2−ナフチル基、6−フェニルオキシカルボニル−2−ナフチル基、4-アセチルオキシ-1-ナフチル基、4-n-ブチルカルボニルオキシ-1-ナフチル基、5-アセチルオキシ-1-ナフチル基、6-エチルカルボニルオキシ-2-ナフチル基、7-アセチルオキシ-2-ナフチル基、6-ベンジルカルボニルオキシ-2-ナフチル基、4-フェニルカルボニルオキシ-1-ナフチル基、6-フェニルカルボニルオキシ-2-ナフチル基、7-フェニルカルボニルオキシ-2-ナフチル基、2-エチルチオ-1-ナフチル基、4-メチルチオ-1-ナフチル基、6-エチルチオ-2-ナフチル基、6-フェニルチオ-2-ナフチル基、4-ピロリジノ-1-ナフチル基、4-(N,N-ジエチルアミノ)-1-ナフチル基、2-ヒドロキシ-1-ナフチル基、8-ヒドロキシ-1-ナフチル基、4-ヒドロキシ-1-ナフチル基、1-ヒドロキシ-2-ナフチル基、6-ヒドロキシ-2-ナフチル基、4-シアノ-1-ナフチル基、6-シアノ-2-ナフチル基、4-アセチル-1-ナフチル基、6-アセチル-2-ナフチル基、6-n-ブチルカルボニル-2-ナフチル基、4-ニトロ-1-ナフチル基、4-ホルミル-1-ナフチル基、1-ホルミル-2-ナフチル基などが含まれる。
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表されるアリール基の他の具体例には、2-アントラセニル基、9-アントラセニル基、フルオレニル基、4-キノリル基、4-ピリジル基、3-ピリジル基、2-ピリジル基、3-フリル基、2-フリル基、3-チエニル基、2-チエニル基、2-オキサゾリル基、2-チアゾリル基、2-ベンゾオキサゾリル基、2-ベンゾチアゾリル基、2-ベンゾイミダゾリル基、5-インダニル基などが含まれる。
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表されるアリールオキシ基の例には、フェニルオキシ基が含まれる。フェニルオキシ基は、無置換であっても、置換基を有していてもよい。
アルキル基を有するフェニルオキシ基の具体例には、2-メチルフェニルオキシ基、3-メチルフェニルオキシ基、4-メチルフェニルオキシ基、4-エチルフェニルオキシ基、4-n-プロピルフェニルオキシ基、4-イソプロピルフェニルオキシ基、4-n-ブチルフェニルオキシ基、4-tert-ブチルフェニルオキシ基、4-イソペンチルフェニルオキシ基、4-tert-ペンチルフェニルオキシ基、4-n-ヘキシルフェニルオキシ基、4-シクロヘキシルフェニルオキシ基、4-n-オクチルフェニルオキシ基、4-n-デシルフェニルオキシ基、4-n-オクタデシルフェニルオキシ基、2,3-ジメチルフェニルオキシ基、2,4-ジメチルフェニルオキシ基、2,5-ジメチルフェニルオキシ基、3,4-ジメチルフェニルオキシ基などが含まれる。
アルコキシ基を有するフェニルオキシ基の具体例には、2-メトキシフェニルオキシ基、3-メトキシフェニルオキシ基、4-メトキシフェニルオキシ基、3-エトキシフェニルオキシ基、4-エトキシフェニルオキシ基、4-n-プロポキシフェニルオキシ基、4-イソプロポキシフェニルオキシ基、4-n-ブトキシフェニルオキシ基、4-n-ペンチルオキシフェニルオキシ基、4-n-ヘキシルオキシフェニルオキシ基、4-シクロヘキシルオキシフェニルオキシ基、4-n-ヘプチルオキシフェニルオキシ基、4-n-オクチルオキシフェニルオキシ基、4-n-デシルオキシフェニルオキシ基、2,3-ジメトキシフェニルオキシ基、2,5-ジメトキシフェニルオキシ基、3,4-ジメトキシフェニルオキシ基、2-メトキシ-5-メチルフェニルオキシ基、3-メチル-4-メトキシフェニルオキシ基などが含まれる。
ハロゲン原子を有するフェニルオキシ基の具体例には、2-フルオロフェニルオキシ基、3-フルオロフェニルオキシ基、4-フルオロフェニルオキシ基、2-クロロフェニルオキシ基、3-クロロフェニルオキシ基、4-クロロフェニルオキシ基、4-ブロモフェニルオキシ基、4-トリフルオロメチルフェニルオキシ基、3,4-ジクロロフェニルオキシ基、2-メチル-4-クロロフェニルオキシ基、2-クロロ-4-メチルフェニルオキシ基、3-クロロ-4-メチルフェニルオキシ基、2-クロロ-4-メトキシフェニルオキシ基などが含まれる。
アリール基を有するフェニルオキシ基の例には、4-フェニルフェニルオキシ基、3-フェニルフェニルオキシ基、4-(4'-メチルフェニル)フェニルオキシ基、4-(4'-メトキシフェニル)フェニルオキシ基などが含まれる。
アリールオキシ基の他の例には、5-インダニルオキシ基、1,2,3,4-テトラヒドロ-5-ナフチルオキシ基、1,2,3,4-テトラヒドロ-6-ナフチルオキシ基、1-ナフチルオキシ基、2-ナフチルオキシ基、4-エトキシ-1-ナフチルオキシ基、6-メトキシ-2-ナフチルオキシ基、7-エトキシ-2-ナフチルオキシ基、2-フリルオキシ基、2-チエニルオキシ基、3-チエニルオキシ基、2-ピリジルオキシ基、3-ピリジルオキシ基、4-ピリジルオキシ基などが含まれる。
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表されるアリールチオ基の具体例には、フェニルチオ基、3-メチルフェニルチオ基、4-メチルフェニルチオ基、4-エチルフェニルチオ基、4-n-プロピルフェニルチオ基、4-n-ブチルフェニルチオ基、4-tert-ブチルフェニルチオ基、4-n-ヘキシルフェニルチオ基、4-シクロヘキシルフェニルチオ基、4-n-オクチルフェニルチオ基、4-n-ドデシルフェニルチオ基、4-n-オクタデシルフェニルチオ基、2,3-ジメチルフェニルチオ基、3,4-ジメチルフェニルチオ基、3-メトキシフェニルチオ基、4-メトキシフェニルチオ基、3-エトキシフェニルチオ基、4-エトキシフェニルチオ基、4-n-プロポキシフェニルチオ基、4-n-ブトキシフェニルチオ基、4-n-ヘキシルオキシフェニルチオ基、4-n-オクチルオキシフェニルチオ基、4-n-デシルオキシフェニルチオ基、3,4-ジメトキシフェニルチオ基、3-メチル-4-メトキシフェニルチオ基、3-フルオロフェニルチオ基、4-フルオロフェニルチオ基、4-クロロフェニルチオ基、2-メチル-4-クロロフェニルチオ基、2-クロロ-4-メトキシフェニルチオ基、4-フェニルフェニルチオ基、4-(4'-メチルフェニル)フェニルチオ基、4-(4'-メトキシフェニル)フェニルチオ基、1-ナフチルチオ基、2-ナフチルチオ基などが含まれる。
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表される−COOR基の具体例には、カルボキシル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、n-プロポキシカルボニル基、n-ブトキシカルボニル基、イソブトキシカルボニル基、n-ペンチルオキシカルボニル基、n-ヘキシルオキシカルボニル基、n-オクチルオキシカルボニル基、2-エチルヘキシルオキシカルボニル基、n-デシルオキシカルボニル基、n-ドデシルオキシカルボニル基、n-テトラデシルオキシカルボニル基、n-ヘキサデシルオキシカルボニル基、n-オクタデシルオキシカルボニル基、シクロヘキシルオキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、フェネチルオキシカルボニル基、(4-メチルベンジルオキシ)カルボニル基、(3-メチルベンジルオキシ)カルボニル基、(4-tert-ブチルベンジルオキシ)カルボニル基、(4-メトキシベンジルオキシ)カルボニル基、(4-クロロベンジルオキシ)カルボニル基、フェニルオキシカルボニル基、(4-メチルフェニルオキシ)カルボニル基、(3-メチルフェニルオキシ)カルボニル基、(4-エチルフェニルオキシ)カルボニル基、(4-tert-ブチルフェニルオキシ)カルボニル基、(4-メトキシフェニルオキシ)カルボニル基、(2-メトキシフェニルオキシ)カルボニル基、(4-エトキシフェニルオキシ)カルボニル基、(4-フルオロフェニルオキシ)カルボニル基などが含まれる。
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表される−COR基の具体例には、ホルミル基、メチルカルボニル基、エチルカルボニル基、n-プロピルカルボニル基、n-ブチルカルボニル基、n-ヘキシルカルボニル基、n-オクチルカルボニル基、2-エチルヘキシルカルボニル基、n-デシルカルボニル基、n-ドデシルカルボニル基、n-テトラデシルカルボニル基、n-ヘキサデシルカルボニル基、n-オクタデシルカルボニル基、シクロヘキシルカルボニル基、ベンジルカルボニル基、フェネチルカルボニル基、(4-メチルベンジル)カルボニル基、(4-tert-ブチルベンジル)カルボニル基、(4-メトキシベンジル)カルボニル基、(4-クロロベンジル)カルボニル基、フェニルカルボニル基、(4-メチルフェニル)カルボニル基、(3-メチルフェニル)カルボニル基、(4-エチルフェニル)カルボニル基、(4-tert-ブチルフェニル)カルボニル基、(4-メトキシフェニル)カルボニル基、(2-メトキシフェニル)カルボニル基、(4-エトキシフェニル)カルボニル基、(4-フルオロフェニル)カルボニル基、アミド、置換アミドなどが含まれる。
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表される−OCOR基の具体例には、メチルカルボニルオキシ基、エチルカルボニルオキシ基、n-プロピルカルボニルオキシ基、n-ブチルカルボニルオキシ基、n-ペンチルカルボニルオキシ基、n-ヘキシルカルボニルオキシ基、n-オクチルカルボニルオキシ基、2-エチルヘキシルカルボニルオキシ基、n-デシルカルボニルオキシ基、n-ドデシルカルボニルオキシ基、n-テトラデシルカルボニルオキシ基、n-ヘキサデシルカルボニルオキシ基、n-オクタデシルカルボニルオキシ基、シクロヘキシルカルボニルオキシ基、ベンジルカルボニルオキシ基、フェネチルカルボニルオキシ基、(4'-メチルベンジルカルボニル)オキシ基、(4'-tert-ブチルベンジルカルボニル)オキシ基、(4'-メトキシベンジルカルボニル)オキシ基、(4'-クロロベンジルカルボニル)オキシ基、フェニルカルボニルオキシ基、(4'-メチルフェニルカルボニル)オキシ基、(3'-メチルフェニルカルボニル)オキシ基、(4'-エチルフェニルカルボニル)オキシ基、(4'-tert-ブチルフェニルカルボニル)オキシ基、(4'-メトキシフェニルカルボニル)オキシ基、(2'-メトキシフェニルカルボニル)オキシ基、(4'-エトキシフェニルカルボニル)オキシ基、(4'-フルオロフェニルカルボニル)オキシ基などが含まれる。
、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25は、一般式(2)で表される基であってもよい。
Figure 2009170810
一般式(2)におけるYおよびYは、水素原子;置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキル基;置換または未置換のアラルキル基;あるいは置換または未置換のアリール基を表す。YおよびYは互いに結合して、窒素原子とともに置換または未置換の芳香族環または脂肪族環を形成してよい。
およびYのアルキル基、アラルキル基、アリール基の具体例は、X、X、X、X、A11〜A15およびA21〜A25で表される基の具体例として挙げた置換基と同様である。
一般式(2)で表される基の具体例には、(無置換の)アミノ基、N-メチルアミノ基、N-エチルアミノ基、N-イソプロピルアミノ基、N-n-ブチルアミノ基、N-n-ヘキシルアミノ基、N-n-デシルアミノ基、N-n-テトラデシルアミノ基、N,N-ジメチルアミノ基、N,N-ジエチルアミノ基、N,N-ジ-n-ブチルアミノ基、N,N-ジ-n-ヘキシルアミノ基、N,N-ジ-n-ドデシルアミノ基、N-フェニルアミノ基、N-(4-メチルフェニル)アミノ基、N,N-ジフェニルアミノ基、N-メチル-N-フェニルアミノ基、N-n-ブチル-N-フェニルアミノ基、N,N-ジ-1-ナフチルアミノ基、N,N-ジ-2-ナフチルアミノ基、N-フェニル-N-1-ナフチルアミノ基、N-フェニル-N-2-ナフチルアミノ基、N-1-ナフチル-N-2'-ナフチルアミノ基、N-フェニル-N-9-アントラセニルアミノ基、N-フェニル-N-2-アントラセニルアミノ基、N-フェニル-N-9-フェナントレニルアミノ基、N-フェニル-N-1-ピレニルアミノ基、N-1-ナフチル-N-2'-アントラセニルアミノ基、N-1-ナフチル-N-9'-アントラセニルアミノ基、N-1-ナフチル-N-9'-フェナントレニルアミノ基、N-1-ナフチル-N-1'-ピレニルアミノ基、N-2-ナフチル-N-9'-アントラセニルアミノ基、N-2-ナフチル-N-9'-フェナントレニルアミノ基、N-2-ナフチル-N-1'-ピレニルアミノ基、N-2-ナフチル-N-2-キノリニルアミノ基、N,N-ジ(4-エチルフェニル)アミノ基、N,N-ジ(4-メトキシフェニル)アミノ基などが含まれる。
11〜A15の少なくとも一つと、A21〜A25の少なくとも一つは、式(2)で表される基であり;YおよびYが、置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換または未置換のアラルキル基、あるいは置換または未置換のアリール基である、式(2)で表される基であることが好ましく;Y1およびY2が、置換または未置換のアリール基である、式(2)で表される基であるより好ましい。YおよびYが、縮合環でないことがより好ましい。
一般式(1)で表される化合物は、式(2)で表される基の置換位置により、以下の9種の構造(1−A1〜1−A3、1−B1〜1−B3、1−C1〜1−C3)となりうる。一般式(1)で表される化合物は、(1−A1)、(1−B2)、(1−B3)、(1−C2)または(1−C3)の構造であることが好ましく;(1−B3)、(1−C2)または(1−C3)であることがより好ましい。
Figure 2009170810
上記式におけるQおよびQは、式(2)で表される基を表す。QおよびQは同一であってもよく、異なっていてもよい。上記式におけるX1,X2,X3およびX4,A11〜A15およびA21〜A25は、式(1)のそれと同様に定義される。
一般式(1)で表される化合物の具体例を、以下に示すが、これらに限定されるものではない。
1)1,2-ビス(N-フェニル-N-2”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
2)1,2-ビス(N,N-ジフェニル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
3)1,2-ビス(N,N-ジ-2”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
4)1,2-ビス(N,N-ジ-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
5)1,2-ビス(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
6)1,2-ビス(N-フェニル-N-4”-フェニルフェニル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
7)1,2-ビス(N-フェニル-N-3”-フェニルフェニル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
8)1,2-ビス(N-フェニル-N-2”-フェニルフェニル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
9)1,2-ビス(N-フェニル-N-4”-シクロヘキシルフェニル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
10)1,2-ビス(N-フェニル-N-3”-シクロヘキシルフェニル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
11)1,2-ビス(N-フェニル-N-2”-アントラセニル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
12)1,2-ビス(N-フェニル-N-9”-アントラセニル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
13)1,2-ビス(N-フェニル-N-9”-フェナントレニル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
14)1,2-ビス(N-フェニル-N-2”-キノリニル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
15)1,2-ビス(N-フェニル-N-1”-ピレニル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
16)1,2-ビス(N-2”-ナフチル-N-4'''-フェニルフェニル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
17)1,2-ビス(N-2”-ナフチル-N-4'''-シクロヘキシルフェニル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
18)1,2-ビス(N-2”-ナフチル-N-1'''-ナフチル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
19)1,2-ビス(N-2”-ナフチル-N-9'''-アントラセニル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
20)1,2-ビス(N-2”-ナフチル-N-9'''-フェナントレニル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
21)1,2-ビス(N-2”-ナフチル-N-9'''-ピレニル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
22)1,2-ビス(N-1”-ナフチル-N-4'''-フェニルフェニル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
23)1,2-ビス(N-1”-ナフチル-N-4'''-シクロヘキシルフェニル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
24)1,2-ビス(N-1”-ナフチル-N-2'''-フェニルフェニル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
25)1,2-ビス(N-1”-ナフチル-N-9'''-アントラセニル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
25)1,2-ビス(N-1”-ナフチル-N-9'''-フェナントレニル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
26)1,2-ビス(N-1”-ナフチル-N-1'''-ピレニル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
27)1,2-ビス(N-フェニル-N-2”-ナフチル-3'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
28)1,2-ビス(N-フェニル-N-2”-ナフチル-2'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
29)1,2-ビス(N-フェニル-N-1”-ナフチル-3'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
30)1,2-ビス(N-フェニル-N-1”-ナフチル-2'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
31)1,2-ビス(N-3”-メチルフェニル-N-1'''-ナフチル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
32)1,2-ビス(N-2”,5”-ジメチルフェニル-N-2'''-ナフチル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
33)1,2-ビス(N-3”-エトキシフェニル-N-1'''-ナフチル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
34)1,2-ビス(N-2”-フルオロフェニル-N-1'''-ナフチル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
35)1,2-ビス(N-メチル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
36)1,2-ビス(N-n-ブチル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
37)1,2-ビス(N-ベンジル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
38)1,2-ビス(N-シクロヘキシル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
39)1,2-ビス(N-イソプロピル-N-2”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
40)1,2-ビス(N-フェニル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
41)1,2-ビス(N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
42)1,2-ビス(N-n-ヘキシル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
43)1,2-ビス(N-4”-ブロモベンジル-4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
44)1,2-ビス(4'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
45)1,2-ビス(3'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
46)1,2-ビス(2'-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
47)1,2-ビス(N-フェニル-N-2”-ナフチル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
48)1,2-ビス(N,N-ジフェニル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
49)1,2-ビス(N,N-ジフェニル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
50)1,2-ビス(N,N-ジ-2”-ナフチル-4'-アミノ-2'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
51)1,2-ビス(N,N-ジ-1”-ナフチル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
52)1,2-ビス(N-フェニル-N-1”-ナフチル-3'-アミノ-2'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
53)1,2-ビス(N-フェニル-N-4”-フェニルフェニル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
54)1,2-ビス(N-フェニル-N-3”-フェニルフェニル-3'-アミノ-2'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
55)1,2-ビス(N-フェニル-N-2”-フェニルフェニル-2'-アミノ-1'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
56)1,2-ビス(N-フェニル-N-4”-シクロヘキシルフェニル-3'-アミノ-2'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
57)1,2-ビス(N-フェニル-N-3”-シクロヘキシルフェニル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
58)1,2-ビス(N-フェニル-N-2”-アントラセニル-3'-アミノ-1'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
59)1,2-ビス(N-フェニル-N-9”-アントラセニル-3'-アミノ-2'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
60)1,2-ビス(N-フェニル-N-9”-フェナントレニル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
61)1,2-ビス(N-2”-ナフチル-N-4'''-フェニルフェニル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
62)1,2-ビス(N-2”-ナフチル-N-4'''-シクロヘキシルフェニル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
63)1,2-ビス(N-2”-ナフチル-N-1'''-ナフチル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
64)1,2-ビス(N-1”-ナフチル-N-4'''-フェニルフェニル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
65)1,2-ビス(N-1”-ナフチル-N-4'''-シクロヘキシルフェニル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
66)1,2-ビス(N-1”-ナフチル-N-2'''-フェニルフェニル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
67)1,2-ビス(N-1”-ナフチル-N-9'''-アントラセニル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
68)1,2-ビス(N-1”-ナフチル-N-9'''-フェナントレニル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
69)1,2-ビス(N-フェニル-N-2”-ナフチル-9'-アミノ-10'-アントラセニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
70)1,2-ビス(N-フェニル-N-2”-ナフチル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
71)1,2-ビス(N-フェニル-N-1”-ナフチル-9'-アミノ-10'-アントラセニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
72)1,2-ビス(N-3”-メチルフェニル-N-1'''-ナフチル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
73)1,2-ビス(N-2”,5”-ジメチルフェニル-N-2'''-ナフチル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
74)1,2-ビス(N-メチル-N-1”-ナフチル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
75)1,2-ビス(N-n-ブチル-N-1”-ナフチル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
76)1,2-ビス(N-ベンジル-N-1”-ナフチル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
77)1,2-ビス(N-シクロヘキシル-N-1”-ナフチル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
78)1,2-ビス(N-イソプロピル-N-2”-ナフチル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
79)1,2-ビス(N-フェニル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
80)1,2-ビス(N-1”-ナフチル-9'-アミノ-10'-アントラセニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
81)1,2-ビス(N-n-ヘキシル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
82)1,2-ビス(N-4”-フルオロベンジル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
83)1,2-ビス(4'-アミノ-1'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
84)1,2-ビス(9'-アミノ-10'-アントラセニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
85)1,2-ビス(N-フェニル-N-2”-ナフチル-4'-アミノ-2',5'-ジメチルフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
86)1,2-ビス(N-フェニル-N-2”-ナフチル-3'-アミノ-5'-フェニルフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
87)1,2-ビス(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノ-2'-フェニルフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
88)1,2-ビス(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノ-2'-tert-ブチルフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
89)1,2-ビス(N-フェニル-N-4”-フェニルフェニル-2'-アミノ-4'-tert-ブチルフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
90)1,2-ビス(N-フェニル-N-9”-フェナントレニル-4'-アミノ-5'-ベンジルオキシフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
91)1,2-ビス(N,N-ジ-1”-ナフチル-4'-アミノ-2'-メチル-1'-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
92)1,2-ビス(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-4,5-ジフェニルベンゼン
93)1,2-ビス(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-3,6-ジフェニルベンゼン
94)1,2-ビス(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)ベンゼン
95)1,2-ビス(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-4,5-ジメチルベンゼン
96)1,2-ビス(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-3-フルオロ-4,5,6-トリフェニルベンゼン
97)1,2-ビス(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-3,6-ジシアノベンゼン
98)1,2-ビス(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-3,6-ジ-tert-ブチルベンゼン
99)1,2-ビス(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-3,6-ジシクロヘキシル-4,5-ジフェニルベンゼン
100)1,2-ビス(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-3,5-ジ-n-ノニルベンゼン
101)1,2-ビス(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-3,6-ジフェニル-4,5-ジメチルベンゼン
102)1,2-ビス(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-3,6-ジ(4'''-フェニルフェニル)-4,5-ジフェニルベンゼン
103)1,2-ビス(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-3,6-ジ(4'''-メチルフェニル)-4,5-ジフェニルベンゼン
104)1,2-ビス(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-3,6-ジ(4'''-フルオロフェニル)-4,5-ジフェニルベンゼン
105)1,2-ビス(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-3,6-ジ(3'''-エトキシフェニル)-4,5-ジフェニルベンゼン
106)1,2-ビス(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-3,6-ジフェニル-4,5-ジ(4'''-ベンジルオキシフェニル)ベンゼン
107)1,2-ビス(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-3,6-ジ(3'''-フェニルフェニル)-4,5-ジフェニルベンゼン
108)1,2-ビス(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-3,6-ジ(1'''-ナフチル)-4,5-ジフェニルベンゼン
109)1,2-ビス(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-3-フェニルベンゼン
110)1-(N-フェニル-N-2”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-2-(N'-フェニル-N'-1''''-ナフチル-4'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
111)1-(N,N-ジフェニル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-3-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
112)1-(N,N-ジ-2”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-4'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
113)1-(N,N-ジ-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-3'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
114)1-(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-2-(N'-フェニル-4'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
115)1-(N-フェニル-N-4”-フェニルフェニル-4'-アミノフェニル)-2-(N'-フェニル-N'-4''''-フェニルフェニル-3'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
116)1-(N-フェニル-N-3”-フェニルフェニル-4'-アミノフェニル)-2-(N'-フェニル-N'-1''''-ナフチル-4'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
117)1-(N-フェニル-N-2”-フェニルフェニル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル- '''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
118)1-(N-フェニル-N-4”-シクロヘキシルフェニル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-4'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
119)1-(N-フェニル-N-3”-シクロヘキシルフェニル-4'-アミノフェニル)-2-(N'-フェニル-N'-1''''-ナフチル-4'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
120)1-(N-フェニル-N-2”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-2-(N'-フェニル-N'-2''''-ナフチル-3'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
121)1-(N-フェニル-N-9”-アントラセニル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-4'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
122)1-(N-フェニル-N-9”-アントラセニル-4'-アミノフェニル)-2-(N'-フェニル-N'-9''''-アントラセニル-3'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
123)1-(N-フェニル-N-9”-フェナントレニル-4'-アミノフェニル)-2-(N'-フェニル-N'-9''''-フェナントレニル-3'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
124)1-(N-フェニル-N-2”-キノリニル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-3'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
125)1-(N-フェニル-N-1”-ピレニル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-4'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
126)1-(N-2”-ナフチル-N-4'''-フェニルフェニル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-4''''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
127)1-(N-2”-ナフチル-N-4'''-シクロヘキシルフェニル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-4''''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
128)1-(N-2”-ナフチル-N-1'''-ナフチル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジ-1'''''-ナフチル-3''''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
129)1-(N-2”-ナフチル-N-9'''-アントラセニル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-4''''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
130)1-(N-2”-ナフチル-N-9'''-フェナントレニル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジ-4'''''-フェニルフェニル-4''''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
131)1-(N-2”-ナフチル-N-9'''-ピレニル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-3''''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
132)1-(N-1”-ナフチル-N-4'''-フェニルフェニル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジ-3'''''-フェニルフェニル-4''''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
133)1-(N-1”-ナフチル-N-4'''-シクロヘキシルフェニル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-4''''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
134)1-(N-1”-ナフチル-N-2'''-フェニルフェニル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-4''''-アミノ-3''''-メチルフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
135)1-(N-1”-ナフチル-N-9'''-アントラセニル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-4''''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
136)1-(N-1”-ナフチル-N-9'''-フェナントレニル-4'-アミノフェニル)-2-(N'-1'''''-ナフチル-N'-9''''''-フェナントレニル-3'''''''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
137)1-(N-1”-ナフチル-N-1'''-ピレニル-4'-アミノフェニル)-2-(N'-フェニル-N'-1'''''-ピレニル-4''''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
138)1-(N-フェニル-N-2”-ナフチル-3'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-2'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
139)1,2-ビス(N-フェニル-N-2”-ナフチル-2'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-2'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
140)1,2-ビス(N-フェニル-N-1”-ナフチル-3'−アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-3'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
141)1,2-ビス(N-フェニル-N-1”-ナフチル-2'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-2'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
142)1-(N-3”-メチルフェニル-N-1'''-ナフチル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-3''''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
143)1-(N-2”,5”-ジメチルフェニル-N-2'''-ナフチル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-4''''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
144)1-(N-3”-シクロブチルオキシフェニル-N-1'''-ナフチル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-4''''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
145)1-(N-2”-フルオロフェニル-N-1'''-ナフチル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-4''''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
146)1-(N-メチル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-2-(N'-エチル-N'-フェニル-4'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
147)1-(N-n-ブチル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-4'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
148)1-(N-ベンジル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジメチル-3'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
149)1-(N-シクロヘキシル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-2-(N'-シクロヘキシル-N'-1'''-ナフチル-3''''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
150)1-(N-イソプロピル-N-2”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-4'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
151)1-(N-フェニル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジ-1'''-ナフチル-3”-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
152)1-(N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジ-1''''-ナフチル-3'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
153)1-(N-n-ヘキシル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-3”-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
154)1-(N-4”-ブロモベンジル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-4'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
155)1-(4'-アミノフェニル)-2-(3”-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
156)1-(3'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-3”-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
157)1-(2'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジシクロヘキシル-3”-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
158)1-(N-フェニル-N-2”-ナフチル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-2-(N',N'-ジフェニル-4'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
159)1-(N,N-ジフェニル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-2-(N',N'-ジフェニル-3”-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
160)1-(N,N-ジフェニル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-2-(N',N'-ジフェニル-3”-アミノ-1”-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
161)1-(N,N-ジ-2”-ナフチル-4'-アミノ-2'-ナフチル)-2-(N',N'-ジ-2''''-ナフチル-3'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
162)1-(N,N-ジ-1”-ナフチル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-2-(N',N'-ジフェニル-3'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
163)1,2-ビス(N-フェニル-N-1”-ナフチル-3'-アミノ-2'-ナフチル)-2-(N',N'-ジフェニル-4'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
164)1-(N-フェニル-N-4”-フェニルフェニル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-2-(N',N'-ジフェニル-4'''-アミノ-1'''-フェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
165)1-(N-フェニル-N-3”-フェニルフェニル-3'-アミノ-2'-ナフチル)-2-(N',N'-ジフェニル-4'''-アミノ-1'''-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
166)1-(N-フェニル-N-2”-フェニルフェニル-2'-アミノ-1'-ナフチル)-2-(N',N'-ジフェニル-4'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
167)1-(N-フェニル-N-4”-シクロヘキシルフェニル-3'-アミノ-2'-ナフチル)-2-(N',N'-ジ-4''''-シクロヘキシルフェニル-4'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
168)1-(N-フェニル-N-3”-シクロヘキシルフェニル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-2-(N',N'-ジフェニル-3'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
169)1-(N-フェニル-N-2”-アントラセニル-3'-アミノ-1'-ナフチル)-2-(N',N'-ジフェニル-4''''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
170)1-(N-フェニル-N-9”-アントラセニル-3'-アミノ-2'-ナフチル)-2-(N'-フェニル-N'-9''''-ジフェニル-4'''-アミノ-1'''-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
171)1-(N-フェニル-N-9”-フェナントレニル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-2-(N',N'-ジフェニル-4'''-アミノ-2'''-フェニルフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
172)1-(N-2”-ナフチル-N-4'''-フェニルフェニル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-2-(N',N'-ジフェニル-3''''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
173)1-(N-2”-ナフチル-N-4'''-シクロヘキシルフェニル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-2-(N',N'-ジフェニル-4''''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
174)1-(N-2”-ナフチル-N-1'''-ナフチル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-2-(N',N'-ジフェニル-4''''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
175)1-(N-1”-ナフチル-N-4'''-フェニルフェニル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-2-(N',N'-ジフェニル-4''''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
176)1-(N-1”-ナフチル-N-4'''-シクロヘキシルフェニル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-2-(N',N'-ジフェニル-4''''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
177)1-(N-1”-ナフチル-N-2'''-フェニルフェニル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-2-(N',N'-ジ-1'''''-ナフチル-4''''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
178)1-(N-1”-ナフチル-N-9'''-アントラセニル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-2-(N',N'-ジフェニル-4''''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
179)1-(N-1”-ナフチル-N-9'''-フェナントレニル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-2-(N',N'-ジフェニル-4''''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
180)1-(N-フェニル-N-2”-ナフチル-9'-アミノ-10'-アントラセニル)-2
(N',N'-ジフェニル-4'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
181)1-(N-フェニル-N-2”-ナフチル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-2-(N'-フェニル-N'-2''''-ナフチル-9'''-アミノ-10'''-アントラセニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
182)1-(N-フェニル-N-1”-ナフチル-9'-アミノ-10'-アントラセニル)-2-(N',N'-ジフェニル-3'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
183)1-(N-3”-メチルフェニル-N-1'''-ナフチル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-2-(N',N'-ジフェニル-4''''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
184)1-(N-2”,5”-ジメチルフェニル-N-2'''-ナフチル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-2-(N',N'-ジフェニル-4''''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
185)1-(N-メチル-N-1”-ナフチル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-2-(N',N'-ジフェニル-4'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
186)1-(N-n-ブチル-N-1”-ナフチル-4’-アミノ-1'-ナフチル)-2-(N',N'-ジ-n-ブチル-3'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
187)1-(N-ベンジル-N-1”-ナフチル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-2-(N',N'-ジフェニル-4''''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
188)1-(N-シクロヘキシル-N-1”-ナフチル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-2-(N',N'-ジシクロヘキシル-3''''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
189)1-(N-イソプロピル-N-2”-ナフチル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-2-(N',N'-ジフェニル-4'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
190)1-(N-フェニル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-2-(N',N'-ジフェニル-4”-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
191)1-(N-1”-ナフチル-9'-アミノ-10'-アントラセニル)-2-(N',N'-ジフェニル-4”-アミノ-1”-ナフチル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
192)1-(N-n-ヘキシル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-2-(N',N'-ジフェニル-4”-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
193)1-(N-4”-フルオロベンジル-4'-アミノ-1'-ナフチル)-2-(N',N'-ジフェニル-9”-アミノ-10”-アントラセニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
194)1-(4'-アミノ-1'-ナフチル)-2-(N',N'-ジフェニル-9”-アミノ-10”-アントラセニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
195)1-(9'-アミノ-10'-アントラセニル)-2-(N',N'-ジフェニル-4”-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
196)1-(N-フェニル-N-2”-ナフチル-4'-アミノ-2',5'-ジメチルフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-4'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
197)1-(N-フェニル-N-2”-ナフチル-3'-アミノ-5'-フェニルフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-4'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
198)1-(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノ-2'-フェニルフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-3'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
199)1-(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノ-2'-tert-ブチルフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-3'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
200)1-(N-フェニル-N-4”-フェニルフェニル-2'-アミノ-4'-sec-ブチルフェニル)-2-(N',N'-ジ-1''''-ナフチル-3'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
201)1-(N-フェニル-N-9”-フェナントレニル-4'-アミノ-5'-ベンジルオキシフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-4'''-アミノ-2”-メチルフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
202)1-(N,N-ジ-1”-ナフチル-4'-アミノ-2'-メチル-1'-ナフチル)-2-(N',N'-ジフェニル-4'''-アミノフェニル)-3,4,5,6-テトラフェニルベンゼン
203)1-(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-4'''-アミノフェニル)-4,5-ジフェニルベンゼン
204)1-(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-3'''-アミノフェニル)-3,6-ジフェニルベンゼン
205)1-(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-4'''-アミノフェニル)ベンゼン
206)1-(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-2-(3'''-アミノフェニル)-4,5-ジメチルベンゼン
207)1-(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-3'''-アミノフェニル)-3-フルオロ-4,5,6-トリフェニルベンゼン
208)1-(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-3'''-アミノフェニル)-3,6-ジシアノベンゼン
209)1-(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-4'''-アミノ-1'''-ナフチル)-3,6-ジ-tert-ブチルベンゼン
210)1-(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-3'''-アミノフェニル)-3,6-ジシクロヘキシル-4,5-ジフェニルベンゼン
211)1-(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-3'''-アミノフェニル)-3,5-ジ-n-ノニルベンゼン
212)1-(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-4'''-アミノフェニル)-3,6-ジフェニル-4,5-ジメチルベンゼン
213)1-(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-4'''-アミノフェニル)-3,6-ジ(4''''-フェニルフェニル)-4,5-ジフェニルベンゼン
214)1-(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-3'''-アミノフェニル)-3,6-ジ(4''''-メチルフェニル)-4,5-ジフェニルベンゼン
215)1-(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-4'''-アミノフェニル)-3,6-ジ(4''''-フルオロフェニル)-4,5-ジフェニルベンゼン
216)1-(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-3'''-アミノフェニル)-3,6-ジ(3''''-エトキシフェニル)-4,5-ジフェニルベンゼン
217)1-(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-3'''-アミノフェニル)-3,6-ジフェニル-4,5-ジ(4''''-ベンジルオキシフェニル)ベンゼン
218)1-(N-フェニル-N-1”-ナフチル-4'-アミノフェニル)-2-(N',N'-ジフェニル-4'''-アミノ-1'''-ナフチル)-3,6-ジ(3''''-フェニルフェニル)-4,5-ジフェニルベンゼン
一般式(1)で表される化合物は、特開2003−48868号明細書の記載を参照して製造することができる。例えば以下に示す工程により製造することができる。すなわち、一般式(3)で表されるジフェニルアセチレン誘導体と、一般式(4)で表されるシクロペンタジエノン誘導体を反応させることで、一般式(1)で表される化合物を製造することができる。
Figure 2009170810
上記反応は、溶媒(例えば、トルエン、ベンゼン、キシレン、ナフタレン、テトラリン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ニトロベンゼン等の芳香族系溶媒、N,N−ジメチルイミダゾリジノン、N−メチルピロリドン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコール等の極性溶媒)中で実施してもよく、また無溶媒条件で実施してもよい。反応温度は、室温から、生成物の分解温度までの任意の温度で実施することが可能であるが、好ましくは100℃以上、生成物の分解温度以下であり、より好ましくは150℃以上300℃以下である。
一般式(1)で表される化合物は、A11〜A15およびA21〜A25の少なくとも一つずつが式(2)で表される基である一般式(3)で表されるジフェニルアセチレン誘導体から製造してもよい。
また、A11〜A15とA21〜A25の少なくとも一つずつが、式(2)で表されるアミノ基に変換可能な基(例えば、ハロゲン原子、ニトロ基、ヒドロキシ基)である、一般式(3’)で表されるジフェニルアセチレン誘導体から、一般式(1’)で表される前駆体を製造し;その後、公知の方法により、式(2)で表されるアミノ基へ変換可能な基を式(2)で表されるアミノ基へ変換して、一般式(1)で表される化合物を製造する方法により製造してもよい。
Figure 2009170810
上記スキームにおいて、A'11〜A'15およびA'21〜A'25は、A11〜A15およびA21〜A25と同様に定義されるが、A'11〜A'15の少なくとも一つ、およびA'21〜A'25の少なくとも一つが、式(2)で表されるアミノ基に変換可能な基を表す。X、X、XおよびXは、前述と同様に定義される。
例えば一般式(1’)において、A'11〜A'15の少なくとも一つ、およびA'21〜A'25の少なくとも一つがハロゲン原子である場合には、下記スキームのように、一般式(1’)で表される化合物と、一般式(5)で表されるアミン誘導体(式中、YおよびYは前述の意味を表す)を反応させることにより、一般式(1)で表される化合物を製造することができる。
Figure 2009170810
一般式(5)で表される化合物と、一般式(1’)で表される化合物とは、例えば、塩基(例えば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、カリウム-tert-ブトキシド)および、銅触媒(例えば、銅紛、銅/青銅紛、塩化銅、臭化銅、ヨウ化銅)の存在下に、極性溶媒(例えばスルホラン、N,N-ジメチルホルムアルデヒド、ジクロロベンゼン、ニトロベンゼン)中で反応(ウルマン反応)させてもよく;パラジウム触媒〔例えば、酢酸パラジウム/トリt-ブチルホスフィン、酢酸パラジウム/トリフェニルホスフィン、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム/トリ−tert-ブチルホスフィン、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム/ジ-tert-ブチル-o-ビフェニルホスフィン、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム/ジシクロヘキシル-o-ビフェニルホスフィン、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム〕および塩基(例えば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸セリウム、カリウム-tert−ブトキシド、ナトリウム-tert-ブトキシド)の存在下に、不活性ガス気流下に溶媒(例えば、トルエン、キシレン、1,4-ジオキサン、テトラヒドロフラン)中で反応させてもよい。
また、一般式(1')においてA'11〜A'15の少なくとも一つ、およびA'21〜A'25の少なくとも一つが、ニトロ基である場合には、公知の方法によりニトロ基を還元(例えば、イソプロパノール等のアルコール溶媒中での還元鉄による還元、水素雰囲気下、パラジウム/炭素等のパラジウム触媒による還元)してアミノ基とした後、一般式(6)または一般式(6')で表されるハロゲン化化合物(式中、Y1およびY2は前述の意味を表し、X’はハロゲン原子を表す)と反応させることにより(下記反応スキーム参照)、一般式(1)で表される化合物を製造することができる。
Figure 2009170810
さらに、一般式(1’)において、A'11〜A'15およびA'21〜A'25の少なくとも一つずつがヒドロキシ等の場合には、トリフルオロメタンスルホン酸エステル、p-トルエンスルホン酸エステル等へ変換した後、一般式(5)で表されるアミン化合物と反応させることにより一般式(1)で表されるアミン化合物を製造することができる。
前述の通り、有機電界発光素子は、一対の電極と、当該電極対に狭持された機能層を有する。機能層には、少なくとも発光層が含まれ、さらに正孔注入輸送層や電子注入輸送層などが含まれていてもよい。
有機電界発光素子の各構成要素について、図1に示された基板1/陽極2/正孔注入輸送層3/発光層4/電子注入輸送層5/陰極6を有する(EL−1)型素子を参照して説明する。図1において7は電源を示す。
本発明の有機電界発光素子は、基板1に支持されていることが好ましい。基板は、透明ないし半透明であることが好ましい。基板の材質の例には、ソーダライムガラス、ボロシリケートガラスなどのガラス、およびポリエステル、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリアクリレート、ポリメチルメタクリレート、ポリプロピレン、ポリエチレンなどの透明性高分子が含まれる。
また基板は、半透明プラスチックシート、石英、透明セラミックスあるいはこれらを組み合わせた複合シートからなる基板であってもよい。さらに、基板に、例えば、カラーフィルター膜、色変換膜、誘電体反射膜を組み合わせて、発光色をコントロールすることもできる。
陽極2の電極材料は、仕事関数の比較的大きい金属、合金または導電性化合物であることが好ましい。陽極2の電極材料の例には、金、白金、銀、銅、コバルト、ニッケル、パラジウム、バナジウム、タングステン、酸化インジウム(In)、酸化錫(SnO)、酸化亜鉛、ITO(インジウム・チン・オキサイド:Indium Tin Oxide)、ポリチオフェン、ポリピロールなどが含まれる。これらの電極材料は単独で使用してもよく、あるいは複数併用してもよい。
また、陽極は一層構造であってもよく、多層構造であってもよい。陽極のシート電気抵抗は、好ましくは、数百Ω/□以下、より好ましくは、5〜50Ω/□程度に設定する。陽極の厚みは、使用する電極材料の材質にもよるが、一般に約5〜1000nm、好ましくは約10〜500nmである。
陽極2は、電極材料を蒸着法、スパッタリング法などの方法により、基板の上に形成することができる。
正孔注入輸送層3は、陽極からの正孔(ホール)の注入を容易にする機能、および注入された正孔を輸送する機能を有する。本発明の電界発光素子の正孔注入輸送層3は、一般式(1)で表される化合物および/または他の正孔注入輸送機能を有する化合物を含む。他の正孔注入輸送機能を有する化合物の例には、フタロシアニン誘導体、トリアリールアミン誘導体、トリアリールメタン誘導体、オキサゾール誘導体、ヒドラゾン誘導体、スチルベン誘導体、ピラゾリン誘導体、ポリシラン誘導体、ポリフェニレンビニレンおよびその誘導体、ポリチオフェンおよびその誘導体、ポリ−N−ビニルカルバゾールなどが含まれる。正孔注入輸送機能を有する化合物は、単独で使用してもよく、または複数併用してもよい。
一般式(1)で表される化合物以外の、正孔注入輸送機能を有する化合物の具体例には、トリアリールアミン誘導体、ポリチオフェンおよびその誘導体、ポリ−N−ビニルカルバゾールおよびその誘導体が含まれる。
トリアリールアミン誘導体の例には、4,4'-ビス〔N-フェニル-N-(4’’-メチルフェニル)アミノ〕-1,1'-ビフェニル、4,4'-ビス〔N-フェニル-N-(3’’-メチルフェニル)アミノ〕-1,1'-ビフェニル、4,4'-ビス〔N-フェニル-N-(3’’-メトキシフェニル)アミノ〕-1,1'-ビフェニル、4,4'-ビス〔N-フェニル-N-(1’’-ナフチル)アミノ〕-1,1'-ビフェニル、3,3'-ジメチル-4,4'-ビス〔N-フェニル-N-(3''-メチルフェニル)アミノ〕-1,1'-ビフェニル、1,1-ビス〔4'-[N,N-ジ(4''-メチルフェニル)アミノ]フェニル〕シクロヘキサン、9,10-ビス〔N-(4'-メチルフェニル)-N-(4''-n-ブチルフェニル)アミノ〕フェナントレン、3,8-ビス(N,N-ジフェニルアミノ)-6-フェニルフェナントリジン、4-メチル-N,N-ビス〔4'',4'''-ビス[N',N'-ジ(4-メチルフェニル)アミノ]ビフェニル-4-イル〕アニリン、N,N'-ビス〔4-(ジフェニルアミノ)フェニル〕-N,N'-ジフェニル-1,3-ジアミノベンゼン、N,N'-ビス〔4-(ジフェニルアミノ)フェニル〕-N,N'-ジフェニル-1,4-ジアミノベンゼン、5,5''-ビス〔4-(ビス[4-メチルフェニル]アミノ〕フェニル-2,2’:5',2’’-ターチオフェン、1,3,5-トリス(ジフェニルアミノ)ベンゼン、4,4',4''-トリス(N-カルバゾリイル)トリフェニルアミン、4,4',4''-トリス〔N,N-ビス(4'''-tert-ブチルビフェニル-4''''-イル)アミノ〕トリフェニルアミン、1,3,5-トリス〔N-(4'-ジフェニルアミノ〕ベンゼンなどが含まれる。
一般式(1)で表される化合物と、その他の正孔注入機能を有する化合物を併用する場合には、正孔注入輸送層中に占める一般式(1)で表される化合物の含有量は、0.1重量%以上であることが好ましく、0.5〜99.9重量%であることがより好ましく、3〜97重量%であることがさらに好ましい。
発光層4は、正孔および電子の注入機能、それらの輸送機能、正孔と電子の再結合により励起子を生成させる機能を有する化合物を含有する層である。
発光層は、前述の燐光発光材料(燐光発光機能を有する化合物)の少なくとも一種を含む。さらに発光層は、一般式(1)で表される化合物か、一般式(1)で表される化合物以外の発光機能を有する化合物の、いずれか一方または両方を含む。本発明の有機電界発光素子の発光層は、一般式(1)で表される化合物を含有していることが好ましい。
発光層において、燐光発光材料はドーパント材料(またはゲスト材料)として機能する。一方、一般式(1)で表される化合物および/または一般式(1)で表される化合物以外の発光機能を有する化合物はホスト材料として機能する。
一般式(1)で表される化合物以外の発光機能を有する化合物の例には、トリアリールアミン誘導体、有機金属錯体、ベンゾチアゾール誘導体、ベンゾオキサゾール誘導体、ベンゾイミダゾール誘導体、ピラジン誘導体、ケイ皮酸エステル誘導体、ポリ−N−ビニルカルバゾールおよびその誘導体、ポリチオフェンおよびその誘導体、ポリフェニレンおよびその誘導体、ポリフルオレンおよびその誘導体、ポリフェニレンビニレンおよびその誘導体、ポリビフェニレンビニレンおよびその誘導体、ポリターフェニレンビニレンおよびその誘導体、ポリナフチレンビニレンおよびその誘導体、ポリチエニレンビニレンおよびその誘導体などが含まれる。
一般式(1)で表される化合物以外の発光機能を有する化合物は、トリアリールアミン誘導体および有機金属錯体が好ましい。トリアリールアミン誘導体の例には、正孔注入輸送機能を有する化合物として例示した化合物が含まれる。有機金属策体の例には、トリス(8-キノリノラート)アルミニウム、ビス(10-ベンゾ[h]キノリノラート)ベリリウム、2-(2'-ヒドロキシフェニル)ベンゾチアゾールの亜鉛塩などが含まれる。
有機電界発光素子の発光層に、一般式(1)で表される芳香族炭化水素化合物と、一般式(1)で表される化合物以外の発光機能を有する化合物との両方が含有される場合には、両方の化合物の合計に占める一般式(1)で表される化合物の割合は、60〜99.999重量%であることが好ましい。
本発明の有機電界発光素子の発光層の陰極側には電子注入輸送層が形成される。電子注入輸送層は、発光層に隣接して形成されてもよく、または発光層と電子注入輸送層との間に電子輸送層(正孔阻止層)が形成されていてもよい。
正孔阻止層は、発光層に注入された正孔を発光層中に効率よく蓄積する。それにより、正孔と電子とが再結合する確立を向上させて、発光の高効率化を達成する。正孔阻止層には、例えば、フェアントロリン誘導体、トリアゾール誘導体、ビス(2-メチルキノリノラト)(4-フェニルフェノラート)アルミニウムなどが含まれる。
電子注入輸送層5は、陰極からの電子の注入を容易にする機能および/または注入された電子を輸送する機能を有する化合物を含有する層である。
本発明の有機電界発光素子の電子注入輸送層には、一般式(1)の化合物が含まれていてもよく、他の電子注入輸送機能を有する化合物が含まれていてもよい。他の電子注入輸送機能を有する化合物の例には、有機金属錯体、オキサジアゾール誘導体、トリアゾール誘導体、トリアジン誘導体、ペリレン誘導体、キノリン誘導体、キノキサリン誘導体、ジフェニルキノン誘導体、ニトロ置換フルオレノン誘導体、チオピランジオキサイド誘導体などが含まれる。電子注入輸送層には、電子注入機能を有する化合物の一種が含まれていてもよく、また複数種が含まれていてもよい。
有機金属錯体の例には、トリス(8-キノリノラート)アルミニウム等の有機アルミニウム錯体、ビス(10-ベンゾ[h]キノリノラート)ベリリウム等の有機ベリリウム錯体、5-ヒドロキシフラボンのベリリウム塩、5-ヒドロキシフラボンのアルミニウム塩などが含まれる。
電子注入輸送層は、好ましくは一般式(1)で表される化合物または有機アルミニウム錯体を含む。ここで有機アルミニウム錯体とは、置換または未置換の8-キノリノラート配位子を有する有機アルミニウム錯体である。置換または未置換の8-キノリラート配位子を有する有機アルミニウム錯体の例には、一般式(a)〜一般式(c)で表される化合物が含まれる。
(Q)−Al ・・・(a)
(式(a)におけるQは、置換または未置換の8-キノリノラート配位子を表す)
(Q)−Al−O−L’ ・・・(b)
(式(b)におけるQは、置換または未置換の8-キノリノラート配位子を表し、O−L’はフェノラート配位子を表し、L’はフェニル基を有する炭素数6〜24の炭化水素基を表す)
(Q)−Al−O−Al−(Q) ・・・(c)
(式(c)におけるQは、置換または未置換の8-キノリノラート配位子を表す)
電子注入輸送層に含まれる置換または未置換の8-キノリノラート配位子を有する有機アルミニウム錯体の具体例には、トリス(8-キノリノラート)アルミニウム、トリス(4-メチル-8-キノリノラート)アルミニウム、トリス(5-メチル-8-キノリノラート)アルミニウム、トリス(3,4-ジメチル-8-キノリノラート)アルミニウム、トリス(4,5-ジメチル-8-キノリノラート)アルミニウム、トリス(4,6-ジメチル-8-キノリノラート)アルミニウム、ビス(2-メチル-8-キノリノラート)(フェノラート)アルミニウム、ビス(2-メチル-8-キノリノラート)(2-メチルフェノラート)アルミニウム、ビス(2-メチル-8-キノリノラート)(3-メチルフェノラート)アルミニウム、ビス(2-メチル-8-キノリノラート)(4-メチルフェノラート)アルミニウム、ビス(2-メチル-8-キノリノラート)(2-フェニルフェノラート)アルミニウム、ビス(2-メチル-8-キノリノラート)(3-フェニルフェノラート)アルミニウム、ビス(2-メチル-8-キノリノラート)(4-フェニルフェノラート)アルミニウム、ビス(2-メチル-8-キノリノラート)(2,3-ジメチルフェノラート)アルミニウム、ビス(2-メチル-8-キノリノラート)(2,6-ジメチルフェノラート)アルミニウム、ビス(2-メチル-8-キノリノラート)(3,4-ジメチルフェノラート)アルミニウム、ビス(2-メチル-8-キノリノラート)(3,5-ジメチルフェノラート)アルミニウム、ビス(2-メチル-8-キノリノラート)(3,5-ジ-tert-ブチルフェノラート)アルミニウム、ビス(2-メチル-8-キノリノラート)(2,6-ジフェニルフェノラート)アルミニウム、ビス(2-メチル-8-キノリノラート)(2,4,6-トリフェニルフェノラート)アルミニウム、ビス(2-メチル-8-キノリノラート)(2,4,6-トリメチルフェノラート)アルミニウム、ビス(2-メチル-8-キノリノラート)(2,4,5,6-テトラメチルフェノラート)アルミニウム、ビス(2-メチル-8-キノリノラート)(1-ナフトラート)アルミニウム、ビス(2-メチル-8-キノリノラート)(2-ナフトラート)アルミニウム、ビス(2,4-ジメチル-8-キノリノラート)(2-フェニルフェノラート)アルミニウム、ビス(2,4-ジメチル-8-キノリノラート)(3-フェニルフェノラート)アルミニウム、ビス(2,4-ジメチル-8-キノリノラート)(4-フェニルフェノラート)アルミニウム、ビス(2,4-ジメチル-8-キノリノラート)(3,5-ジメチルフェノラート)アルミニウム、ビス(2,4-ジメチル-8-キノリノラート)(3,5-ジ-tert-ブチルフェノラート)アルミニウム、ビス(2-メチル-8-キノリノラート)アルミニウム-μ-オキソ-ビス(2-メチル-8-キノリノラート)アルミニウム、ビス(2,4-ジメチル-8-キノリノラート)アルミニウム-μ-オキソ-ビス(2,4-ジメチル-8-キノリノラート)アルミニウム、ビス(2-メチル-4-エチル-8-キノリノラート)アルミニウム-μ-オキソ-ビス(2-メチル-4-エチル-8-キノリノラート)アルミニウム、ビス(2-メチル-4-メトキシ-8-キノリノラート)アルミニウム-μ-オキソ-ビス(2-メチル-4-メトキシ-8-キノリノラート)アルミニウム、ビス(2-メチル-5-シアノ-8-キノリノラート)アルミニウム-μ-オキソ-ビス(2-メチル-5-シアノ-8-キノリノラート)アルミニウム、ビス(2-メチル-5-トリフルオロメチル-8-キノリノラート)アルミニウム-μ-オキソ-ビス(2-メチル-5-トリフルオロメチル-8-キノリノラート)アルミニウムなどが含まれる。
陰極6の電極材料は、比較的仕事関数の小さい金属、合金または導電性化合物であることが好ましい。陰極6の電極材料の例には、リチウム、リチウム−インジウム合金、リチウムフルオライド、有機酸リチウム塩(安息香酸リチウム、酢酸リチウムなど)、ナトリウム、ナトリウム−カリウム合金、カルシウム、マグネシウム、マグネシウム−銀合金、マグネシム−インジウム合金、インジウム、ルテニウム、チタニウム、マンガン、イットリウム、アルミニウム、アルミニウム−リチウム合金、アルミニウム−カルシウム合金、アルミニウム−マグネシウム合金、グラファイト薄などが含まれる。これらの電極材料を単独で使用しても、また複数種を併用してもよい。
陰極は、一層構造であってもよく、多層構造であってもよい。陰極のシート電気抵抗は数百Ω/□以下であることが好ましい。陰極の厚みは、使用する電極材料にもよるが、通常5〜1000nm、好ましくは10〜500nmである。有機電界発光素子の発光を効率よく取り出すために、陽極または陰極の少なくとも一方の電極は、透明または半透明であることが好ましい。陽極または陰極の発光光の透過率が、70%以上となるように、電極材料、電極の厚みを設定することが好ましい。
陰極は、これらの電極材料の層を蒸着法、スパッタリング法、イオン蒸着法、イオンプレーティング法、クラスターイオンビーム法などにより電子注入輸送層の上に形成することによって、作製することができる。
正孔注入輸送層、発光層または電子注入輸送層は、真空蒸着法、イオン化蒸着法、溶液塗布法(例えば、スピンコート法、キャスト法、デイップコート法、バーコート法、ロールコート法、ラングミュア・ブロジェット法、インクジェット法)を使用して形成することができるが、特にこれらの手段に限定されない。
真空蒸着法により、正孔注入輸送層、発光層、電子注入輸送層等の各層を形成する場合、真空蒸着の条件は通常、10−3Pa程度以下の真空下で、ボート温度(蒸着源温度)を約50〜500℃、基板温度を−50〜300℃程度、蒸着速度を約0.005〜50nm/secとすることが好ましいが、特に限定されない。
正孔注入輸送層、発光層、電子注入輸送層等の各層を真空蒸着法で形成する場合は、真空下で、各層を連続して形成することが好ましい。連続で形成することにより諸特性に優れた有機電界発光素子を製造することが可能となる。正孔注入輸送層、発光層、電子注入輸送層等の各層を、複数の化合物を使用して真空蒸着法により形成する場合、化合物を入れた各ボートを個別に温度制御して、蒸着することが好ましい。
溶液塗布法により各層を形成する場合、各層を形成する成分、および必要に応じてバインダー樹脂などを、溶媒に溶解または分散させて塗布液とする。
溶媒は、有機溶媒でも水でもよい。有機溶媒の例には、ヘキサン、オクタン、デカン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、1-メチルナフタレンなどの炭化水素系溶媒;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン系溶媒;ジクロロメタン、クロロホルム、テトラクロロメタン、ジクロロエタン、トリクロロエタン、テトラクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、クロロトルエンなどのハロゲン化炭化水素系溶媒;酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、乳酸エチルなどのエステル系溶媒;メタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、エチレングリコールなどのアルコール系溶媒;ジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、アニソールなどのエーテル系溶媒;N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド、1-メチル-2-ピロリドン、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン、ジメチルスルホキシドなどの極性溶媒が含まれる。溶媒は単独で使用してもよく、また複数併用してもよい。
正孔注入輸送層、発光層、電子注入輸送層の各層の成分を溶媒に分散させるには、ボールミル、サンドミル、ペイントシェーカー、アトライター、ホモジナイザーなどを使用して、各成分を微粒子状に分散させることができる。
溶液塗布法に用いる塗布液に含まれるバインダー樹脂の例には、ポリ-N-ビニルカルバゾール、ポリアリーレート、ポリスチレン、ポリエステル、ポリシロキサン、ポリメチルメタクリレート、ポリメチルアクリレート、ポリエーテル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリパラキシレン、ポリエチレン、ポリフェニレンオキサイド、ポリエーテルスルホン、ポリアニリンおよびその誘導体、ポリチオフェンおよびその誘導体、ポリフェニレンビニレンおよびその誘導体、ポリフルオレンおよびその誘導体、ポリチエニレンビニレンおよびその誘導体などの高分子化合物が含まれる。バインダー樹脂は単独で使用してもよく、また、複数併用してもよい。
塗布液の固体成分濃度は特に限定されず、所望の厚みを得るために適した濃度範囲に設定する。通常は0.1〜50重量%、好ましくは1〜30重量%である。
バインダー樹脂を使用する場合、塗布液におけるその含有量は特に限定されない。正孔注入輸送層、発光層、電子注入輸送層等の各層を形成する成分の合計に対するバインダー樹脂の含有率は、通常は5〜99.9重量%であり、好ましくは10〜99重量%である。
正孔注入輸送層、発光層、電子注入輸送層等の各層の膜厚は、特に限定されるものではないが、通常は5nm〜5μmである。
有機電界発光素子は、酸素や水分などの浸入を防止する目的で、保護層(封止層)を有することが好ましい。保護層の材質は、有機高分子材料または無機材料などである。有機高分子材料の例には、フッ素樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、エポキシシリコーン樹脂、ポリスチレン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリパラキシレン、ポリエチレン、ポリフェニレンオキサイドなどが含まれ、光硬化性樹脂であってもよい。無機材料の例には、ダイアモンド薄膜、アモルファスシリカ、電気絶縁性ガラス、金属酸化物、金属窒化物、金属炭化物、金属硫化物などが含まれる。保護層に使用する材料は単独で使用してもよく、また複数併用してもよい。保護層は一層構造であってもよく、また多層構造であってもよい。
また有機電界発光素子は、不活性物質中に封入されて、保護されてもよい。不活性物質の例には、パラフィン、流動パラフィン、シリコンオイル、フルオロカーボン油、ゼオライト含有フルオロカーボン油などが含まれる。
有機電界発光素子の電極に、保護膜として金属酸化物膜(例えば、酸化アルミニウム膜)、金属フッ化膜を設けてもよい。
有機電界発光素子の陽極の表面に界面層(中間層)を設けることもできる。界面層の材質の例には、有機リン化合物、ポリシラン、芳香族アミン誘導体、フタロシアニン誘導体などが含まれる。さらに、電極(例えば陽極)の表面は、酸、アンモニア/過酸化水素、あるいはプラズマで処理してもよい。
有機電界発光素子は、通常、直流駆動型の素子として使用することができるが、交流駆動型の素子として使用してもよい。また、本発明の有機電界発光素子は、セグメント型、単純マトリック駆動型等のパッシブ駆動型であってもよく、TFT(薄膜トランジスタ)型、MIM(メタル−インスレーター−メタル)型等のアクティブ駆動型であってもよい。駆動電圧は通常、2〜30Vである。有機電界発光素子は、パネル型光源(例えば、時計、液晶パネル等のバックライト)、各種の発光素子(例えば、LED等の発光素子の代替)、照明装置(平面照明、特殊照明等)、各種の表示素子〔例えば、情報表示素子(パソコンモニター、携帯電話・携帯端末用表示素子)〕、各種の標識、各種のセンサーなどに使用することができる。
[実施例1]
厚さ150nmのITO透明電極(陽極)を有するガラス基板を、中性洗剤、セミコクリーン(フルウチ化学製)、超純水、アセトン、イソプロパノールを用いて超音波洗浄した。この基板を窒素ガスにより乾燥し、さらにUV/オゾン洗浄した後、蒸着装置の基板ホルダーに固定し、蒸着槽を1×10−5Paに減圧した。
先ず、ITO透明電極上にビス〔N−フェニル−N−(1−ナフチル)〕−4,4’−ジアミノー1,1’−ビフェニルを蒸着速度0.1nm/secで蒸着し、膜厚40nmの正孔注入層を設けた。
次に、1,3−ビス(N−カルバゾリル)ベンゼン(以下、m−CPと略記する)を蒸着速度0.1nm/secで蒸着し、膜厚10nmの正孔輸送層を設けた。
Figure 2009170810
例示化合物6と、式(a1−1)で表される燐光発光材料であるトリス(フェニルピリジル)イリジウム錯体〔以下、Ir(ppy)と略記する〕をそれぞれ蒸着速度0.2nm/sec、0.016nm/secで前記正孔輸送層上に蒸着して膜厚25nmの発光層を設けた。
Figure 2009170810
さらに、4,7−ジフェニル−1,10−フェナントロリン(以下、BPhenと略記する)を蒸着速度0.1nm/sec、で前記発光層の上に蒸着して膜厚15nmの正孔阻止層(電子輸送層)を設けた。
Figure 2009170810
さらにトリス(8−キノリノラート)アルミニウムを蒸着速度0.1nm/secで前記正孔阻止層の上に蒸着して厚さ25nmの電子輸送層を設けた。なお蒸着時の基板温度は室温であった。
引き続き、リチウムフルオライドを蒸着速度0.02nm/secで0.5nmの厚さに蒸着した。最後に陰極としてアルミニウムを蒸着速度2.0nm/secで100nmの厚さに蒸着して有機電界発光素子を作製した。蒸着は、蒸着槽の減圧状態を保ったまま実施した。
作製した有機電界発光素子に直流電圧を印加し、室温、乾燥雰囲気下、10mA/cmの定電流密度で連続駆動させた。初期には、電圧値は6.3Vであり、輝度2500cd/mの緑色の発光が確認された。輝度の半減期は4300時間であった。
[比較例1]
実施例1において、発光層の形成に際して例示化合物6の化合物を使用する代わりに、下記の化合物(CBP)を使用した以外は、実施例1に記載の操作に従い、有機電界発光素子を作製した。
Figure 2009170810
作製した有機電界発光素子に直流電圧を印加し、室温、乾燥雰囲気下、10mA/cmの定電流密度で連続駆動させた。初期には、電圧値は6.2Vであり、輝度1800cd/mの緑色の発光が確認された。輝度の半減期は600時間であった。
[実施例2]
実施例1において、例示化合物6の化合物を使用する変わりに、例示化合物7の化合物を使用した以外は、実施例1に記載の操作に従い、有機電界発光素子を作製した。
作製した有機電界発光素子に直流電圧を印加し、室温、乾燥雰囲気下、10mA/cmの定電流密度で連続駆動させた。初期には、電圧値は6.3Vであり、輝度2400cd/mの緑色の発光が確認された。輝度の半減期は4200時間であった。
[比較例2]
実施例1において、発光層の形成に際して例示化合物6の化合物を使用する代わりに、下記の4,4'-ビス[N-(1-ナフチル)-N-フェニルアミノ]ビフェニル(α−NPD)を使用した以外は、実施例1に記載の操作に従い、有機電界発光素子を作製した。
Figure 2009170810
作製した有機電界発光素子に直流電圧を印加し、室温、乾燥雰囲気下、10mA/cmの定電流密度で連続駆動させた。初期には、電圧値は6.1Vであり、輝度900cd/mの緑色の発光が確認された。輝度の半減期は120時間であった。
[実施例3]
実施例1において、例示化合物6の化合物を使用する変わりに、例示化合物9の化合物を使用した以外は、実施例1に記載の操作に従い、有機電界発光素子を作製した。
作製した有機電界発光素子に直流電圧を印加し、室温、乾燥雰囲気下、10mA/cmの定電流密度で連続駆動させた。初期には、電圧値は6.4Vであり、輝度2200cd/mの緑色の発光が確認された。輝度の半減期は4200時間であった。
[実施例4]
実施例1において、例示化合物6の化合物を使用する変わりに、例示化合物89の化合物を使用した以外は、実施例1に記載の操作に従い、有機電界発光素子を作製した。
作製した有機電界発光素子に直流電圧を印加し、室温、乾燥雰囲気下、10mA/cmの定電流密度で連続駆動させた。初期には、電圧値は6.5Vであり、輝度2400cd/mの緑色の発光が確認された。輝度の半減期は4500時間であった。
[実施例5]
厚さ150nmのITO透明電極(陽極)を有するガラス基板を、中性洗剤、セミコクリーン(フルウチ化学製)、超純水、アセトン、イソプロパノールを用いて超音波洗浄した。この基板を窒素ガスにより乾燥し、さらにUV/オゾン洗浄した後、蒸着装置の基板ホルダーに固定し、蒸着槽を1×10−5Paに減圧した。
先ず、ITO透明電極上に銅フタロシアニンを蒸着速度0.1nm/secで蒸着し、膜厚10nmの正孔注入層を成膜した。さらに、ビス〔N−フェニル−N−(1−ナフチル)〕−4,4’−ジアミノー1,1’−ビフェニルを蒸着速度0.1nm/secで蒸着し、膜厚30nmの正孔注入層を設けた。
次に、m−CPを蒸着速度0.1nm/secで蒸着し、膜厚10nmの正孔輸送層を設けた。正孔輸送層の上に例示化合物6と、上記式(a1−13)で表される燐光発光材料であるイリジウム錯体をそれぞれ蒸着速度0.2nm/sec、0.016nm/secで前記正孔輸送層上に蒸着して膜厚25nmの発光層を設けた。
さらに、BPhenを蒸着速度0.1nm/sec、で前記発光層の上に蒸着して膜厚15nmの正孔阻止層(電子輸送層)を設けた。その上に、さらにトリス(8−キノリノラート)アルミニウムを蒸着速度0.1nm/secで前記正孔阻止層の上に蒸着して厚さ25nmの電子輸送層を設けた。なお蒸着時の基板温度は室温であった。
引き続き、リチウムフルオライドを蒸着速度0.02nm/secで0.5nmの厚さに蒸着した。最後に陰極としてアルミニウムを蒸着速度2.0nm/secで100nmの厚さに蒸着して有機電界発光素子を作製した。蒸着は、蒸着槽の減圧状態を保ったまま実施した。
作製した有機電界発光素子に直流電圧を印加し、室温、乾燥雰囲気下、10mA/cmの定電流密度で連続駆動させた。初期には、電圧値は6.4Vであり、輝度1200cd/mの赤色の発光が確認された。輝度の半減期は3100時間であった。
[実施例6]
実施例5において、例示化合物6の化合物を使用する変わりに、例示化合物8の化合物を使用した以外は、実施例5に記載の操作に従い、有機電界発光素子を作製した。
作製した有機電界発光素子に直流電圧を印加し、室温、乾燥雰囲気下、10mA/cmの定電流密度で連続駆動させた。初期には、電圧値は6.4Vであり、輝度1100cd/mの赤色の発光が確認された。輝度の半減期は3000時間であった。
[実施例7]
実施例5において、例示化合物6の化合物を使用する変わりに、例示化合物10の化合物を使用した以外は、実施例5に記載の操作に従い、有機電界発光素子を作製した。
作製した有機電界発光素子に直流電圧を印加し、室温、乾燥雰囲気下、10mA/cmの定電流密度で連続駆動させた。初期には、電圧値は6.4Vであり、輝度1100cd/mの赤色の発光が確認された。輝度の半減期は3100時間であった。
[実施例8]
実施例5において、例示化合物6の化合物を使用する変わりに、例示化合物53の化合物を使用した以外は、実施例5に記載の操作に従い、有機電界発光素子を作製した。
作製した有機電界発光素子に直流電圧を印加し、室温、乾燥雰囲気下、10mA/cmの定電流密度で連続駆動させた。初期には、電圧値は6.3Vであり、輝度1050cd/mの赤色の発光が確認された。輝度の半減期は3200時間であった。
[実施例9]
実施例5において、例示化合物6の化合物を使用する変わりに、例示化合物89の化合物を使用した以外は、実施例5に記載の操作に従い、有機電界発光素子を作製した。
作製した有機電界発光素子に直流電圧を印加し、室温、乾燥雰囲気下、10mA/cmの定電流密度で連続駆動させた。初期には、電圧値は6.3Vであり、輝度1200cd/mの赤色の発光が確認された。輝度の半減期は3200時間であった。
[実施例10]
実施例5において、例示化合物6の化合物を使用する変わりに、例示化合物115の化合物を使用した以外は、実施例5に記載の操作に従い、有機電界発光素子を作製した。
作製した有機電界発光素子に直流電圧を印加し、室温、乾燥雰囲気下、10mA/cmの定電流密度で連続駆動させた。初期には、電圧値は6.2Vであり、輝度1100cd/mの緑色の発光が確認された。輝度の半減期は3300時間であった。
[実施例11]
厚さ110nmのITO透明電極(陽極)を有するガラス基板を、中性洗剤、セミコクリーン(フルウチ化学製)、超純水、アセトン、イソプロパノールを用いて超音波洗浄した。この基板を窒素ガスにより乾燥し、さらにUV/オゾン洗浄した後、蒸着装置の基板ホルダーに固定し、蒸着槽を1×10−5Paに減圧した。
先ず、ITO透明電極上にビス〔N−フェニル−N−(1−ナフチル)〕−4,4’−ジアミノー1,1’−ビフェニルを蒸着速度0.1nm/secで蒸着し、膜厚40nmの正孔注入層を設けた。次に、例示化合物123を蒸着速度0.1nm/secで蒸着し、膜厚10nmの正孔輸送層を設けた。
上記CBPと、式(a1−1)で表される燐光発光材料であるIr(ppy)をそれぞれ蒸着速度0.2nm/sec、0.016nm/secで前記正孔輸送層上に蒸着して膜厚25nmの発光層を設けた。
BPhenを蒸着速度0.1nm/sec、で前記発光層の上に蒸着して膜厚15nmの正孔阻止層(電子輸送層)を設けた。
さらにトリス(8−キノリノラート)アルミニウムを蒸着速度0.1nm/secで前記正孔阻止層の上に蒸着して厚さ25nmの電子輸送層を設けた。なお蒸着時の基板温度は室温であった。
引き続き、リチウムフルオライドを蒸着速度0.02nm/secで0.5nmの厚さに蒸着した。最後に陰極としてアルミニウムを蒸着速度2.0nm/secで100nmの厚さに蒸着して有機電界発光素子を作製した。蒸着は、蒸着槽の減圧状態を保ったまま実施した。
作製した有機電界発光素子に直流電圧を印加し、室温、乾燥雰囲気下、10mA/cmの定電流密度で連続駆動させた。初期には、電圧値は5.7Vであり、輝度2100cd/mの緑色の発光が確認された。輝度の半減期は1100時間であった。
比較例1の有機電界発光素子と比較して本発明の化合物を正孔輸送材料に使用することで、駆動電圧が低電圧化し、発光輝度が向上し、輝度の半減期も永くなることが分かる。
本発明により、燐光発光材料からの発光を利用した有機電界発光素子の、発光効率や安定性、耐久性を高めることができる。
有機電界発光素子の層構造の一例を示す概略図である。 有機電界発光素子の層構造の一例を示す概略図である。 有機電界発光素子の層構造の一例を示す概略図である。 有機電界発光素子の層構造の一例を示す概略図である。 有機電界発光素子の層構造の一例を示す概略図である。 有機電界発光素子の層構造の一例を示す概略図である。 有機電界発光素子の層構造の一例を示す概略図である。 有機電界発光素子の層構造の一例を示す概略図である。 有機電界発光素子の層構造の一例を示す概略図である。 有機電界発光素子の層構造の一例を示す概略図である。
符号の説明
1 基板
2 陽極
3 正孔注入輸送層
3’ 正孔注入層
3” 正孔輸送層
3a 正孔注入輸送成分
4 発光層
4a 発光成分
5 電子注入輸送層
5’ 正孔阻止層(電子輸送層)
5a 電子注入輸送成分
6 陰極
7 電源

Claims (10)

  1. 一対の電極間に、発光層を含む機能層を挟持してなる有機電界発光素子であって、
    前記発光層は燐光発光材料を含有し、
    前記機能層のいずれかの層は、一般式(1)で表される化合物の少なくとも1種を含有する、有機電界発光素子。
    Figure 2009170810
    〔式(1)において、
    1、X2、X3、X4、A11〜A15およびA21〜A25は、
    水素原子;ハロゲン原子;置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキル基;置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルコキシ基;置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキルチオ基;置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルケニル基;置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルケニルオキシ基;置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルケニルチオ基;置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアラルキル基;置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアラルキルチオ基;置換または未置換のアリール基;置換または未置換のアリールオキシ基;置換または未置換のアリールチオ基;シアノ基;水酸基;メルカプト基;−COOR1基(基中、R1は水素原子、置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルケニル基、置換または未置換のアラルキル基、あるいは置換または未置換のアリール基を表す);−COR2基(基中、R2は水素原子、置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルケニル基、置換または未置換のアラルキル基、置換または未置換のアリール基、あるいはアミノ基を表す);−OCOR3基(基中、R3は水素原子、置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルケニル基、置換または未置換のアラルキル基、あるいは置換または未置換のアリール基を表す);または一般式(2)(化2)で表される基を表し、
    11〜A15およびA21〜A25の隣接する基は、互いに結合して、置換している炭素原子と共に、置換または未置換の炭素環式芳香族環、置換または未置換の炭素環式脂肪族環、置換または複素環式芳香族環、置換または未置換の複素環式脂肪族環を形成していてもよく、
    11〜A15の少なくとも1つと、A21〜A25の少なくとも一つは、一般式(2)で表される基を表す。〕
    Figure 2009170810
    (一般式(2)において、
    1およびY2は水素原子、置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換または未置換のアラルキル基、あるいは置換基を有していてもよいアリール基を表し、
    1およびY2は互いに結合して窒素原子とともに置換または未置換の芳香族環または脂肪族環を形成してもよい。)
  2. 前記燐光発光材料は、遷移金属錯体である、請求項1に記載の有機電界発光素子。
  3. 前記遷移金属は、イリジウムまたは白金である、請求項2に記載の有機電界発光素子。
  4. 一般式(1)において、X1、X2、X3およびX4のうちの少なくとも一つが、置換または未置換のアリール基である、請求項1に記載の有機電界発光素子。
  5. 一般式(2)において、Y1およびY2が、置換基を有していてもよい直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換または未置換のアラルキル基、あるいは置換または未置換のアリール基である、請求項1に記載の有機電界発光素子。
  6. 一般式(2)において、Y1およびY2が、置換または未置換のアリール基である、請求項1に記載の有機電界発光素子。
  7. 一般式(1)で表されるアミン化合物を含有する層が、正孔注入輸送層である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の有機電界発光素子。
  8. 一般式(1)で表されるアミン化合物を含有する層が、発光層である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の有機電界発光素子。
  9. 前記一対の電極間に挟持される機能層は、電子注入輸送層をさらに有する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の有機電界発光素子。
  10. 前記一対の電極間に、少なくとも一層の正孔輸送層、発光層、および電子輸送層が挟持される、請求項1〜9のいずれか一項に記載の有機電界発光素子。

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