JP2009170378A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池システムにおいて、冷却系の異常を判定する技術を提供する。
【解決手段】燃料電池システムであって、冷媒を燃料電池内部に循環させるための冷媒ポンプを有する冷却系と、冷媒ポンプの消費電力を検出する消費電力検出部と、冷媒ポンプの回転数と、冷媒の圧損と、に基づいて前記冷媒ポンプの消費電力を推定する消費電力推定部と、消費電力検出部によって検出される、冷媒ポンプの消費電力の検出値と、消費電力推定部によって推定される冷媒ポンプの消費電力の推定値と、に基づいて、冷却系の異常を判定する判定部と、を備えることを特徴とする燃料電池システム。
【選択図】図1

Description

この発明は、燃料電池システムに関する。
従来、燃料電池システムは、燃料電池の内部温度を一定に保つための冷却系を備えている。冷却系は、冷媒ポンプと、ラジエータと、冷媒を循環させるための配管と、燃料電池の入口、出口付近の冷媒温度を測定する温度センサと、を備える。そして、燃料電池出口の冷媒温度を、燃料電池の内部温度とみなして、燃料電池出口の冷媒温度に基づいて、冷媒ポンプや、ラジエータファンを制御して、燃料電池の内部温度を一定に保っている。
しかしながら、例えば、冷媒ポンプが故障して、冷媒が燃料電池に供給されない場合には、燃料電池の内部温度が上昇するが、燃料電池出口の冷媒温度は上昇しない。すなわち、燃料電池出口の冷媒温度が、燃料電池の内部温度を表さない場合がある。そのため、燃料電池の温度上昇を検知することができず、燃料電池が高温により故障するおそれがある。
その問題に対して、燃料電池の温度を直接測定することが考えられるが、燃料電池スタックの各単セルに温度センサを埋め込むことは困難であり、また、コストがかかるという問題がある。そこで、冷媒流量および冷媒圧力に基づいて、冷媒ポンプの故障等の冷却系の異常を判定する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−184435号公報 特開平10−092452号公報 特開2005−122959号公報
しかしながら、上記のように、冷媒流量を計測するための流量計と、冷媒圧力を計測するための圧力計を追加すると、コストがかかるという問題がある。そこで、本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、冷却系の異常を判定する、他の技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1] 燃料電池システムであって、
冷媒を燃料電池内部に循環させるための冷媒ポンプを有する冷却系と、
前記冷媒ポンプの消費電力を検出する消費電力検出部と、
前記冷媒ポンプの回転数と、前記冷媒の圧損と、に基づいて前記冷媒ポンプの消費電力を推定する消費電力推定部と、
前記消費電力検出部によって検出される、前記冷媒ポンプの消費電力の検出値と、前記消費電力推定部によって推定される前記冷媒ポンプの消費電力の推定値と、に基づいて、前記冷却系の異常を判定する判定部と、
を備えることを特徴とする燃料電池システム。
例えば、配管がつぶれるという冷却系の異常があった場合に、配管のつぶれによりキャビテーションが生じて冷媒の流量が少なくなると、冷媒ポンプが空回りして、冷媒ポンプにおける消費電力が、流量が正常の場合に対して小さくなる。そのため、適用例1の燃料電池システムによれば、冷媒ポンプの消費電力の実測値と推定値とを比較して、有意な違いがある場合に、容易に冷却系の異常を判定することができる。
冷媒ポンプの実際の消費電力は、例えば、冷媒ポンプに電力を供給するバッテリの電流、電圧から算出してもよいし、電力測定器等によって、測定してもよい。
[適用例2] 適用例1に記載の燃料電池システムにおいて、
前記冷却系は、
前記冷媒を冷却するためのラジエータを通過させる冷却配管と、
前記冷媒を、前記ラジエータを通過させない非冷却配管と、
前記燃料電池から排出される前記冷媒を、前記冷却配管と、前記非冷却配管に、分配する第1の配管と、
前記冷却配管内を流通する前記冷媒と、前記非冷却配管内を流通する前記冷媒を合流させて、前記燃料電池に供給する第2の配管と、
前記冷却配管と前記非冷却配管とへの前記冷媒の配分を決定する調整バルブと、
を備え、
前記消費電力推定部は、
前記冷媒の温度と、前記冷媒ポンプの回転数と、前記調整バルブのバルブ開度と、から前記消費電力を推定することを特徴とする燃料電池システム。
冷媒温度と、冷媒ポンプの回転数と、調整バルブのバルブ開度は、通常、冷媒の温度および流量を管理する場合に、測定しているため、適用例2のようにすると、冷却系の異常を判定するために、新たに機器を追加する必要がないため、好適である。
[適用例3] 適用例1または2に記載の燃料電池システムにおいて、
前記判定部は、
前記検出値と、前記推定値との差に基づいて、前記冷却系の異常を判定することを特徴とする燃料電池システム。
このようにすると、冷媒ポンプにおける消費電力の検出値と推定値とから容易に冷却系の異常を判定することができる。また、検出値が推定値よりも大きくなるような冷却系の異常も、検出値が推定値よりも小さくなるような冷却系の異常も、容易に判定することができる。例えば、冷却水の流量が多い場合には、検出値が推定値よりも大きくなる。冷媒の消費電力が大きくなると、燃費が悪くなるため、このようにして、容易に冷却系の異常を知ることにより、燃費の悪化を早期に抑制することができるようになる。
[適用例4] 適用例1ないし3のいずれか1つに記載の燃料電池システムにおいて、
前記判定部は、
前記推定値が前記検出値よりも大きく、かつその差が所定値以上の場合に、前記冷却系に異常ありと判定することを特徴とする燃料電池システム。
このようにすると、容易に冷媒の流量不足を判定することができ、燃料電池が高温により故障するのを、抑制することができる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、燃料電池システム、その燃料電池システムを搭載した車両等の形態で実現することができる。
A.第1の実施例:
A1.実施例の構成:
図1は、本発明の第1の実施例としての燃料電池システム1000の構成を示す説明図である。本実施例において、燃料電池システム1000は、車両に搭載されている。本実施例の燃料電池システム1000は、燃料電池スタック100と、燃料ガスとしての水素を給排する水素給排系200と、酸化剤ガスとしての空気を給排する空気給排系300と、燃料電池スタック100を冷却する冷却系400と、燃料電池システム1000を制御するECU(Electronic Control Unit:電子制御装置)500と、を主に備える。
燃料電池スタック100は、比較的小型で発電効率に優れる固体高分子型燃料電池であり、燃料ガスとしての純水素と、酸化剤ガスとしての空気中の酸素が、各電極において電気化学反応を起こすことによって起電力を得るものである。燃料電池スタック100は、単セル(図示しない)を、セパレータ(図示しない)を介在させて複数積層して成るスタック構造を成し、その積層数は、燃料電池スタック100に要求される出力に応じて任意に設定可能である。
水素給排系200では、高圧水素が貯蔵された水素タンク(図示しない)から、配管202を介して、燃料電池スタック100のアノードに水素が供給され、アノードにおいて電気化学反応に用いられた後、アノード排ガスは、配管204を介して大気中に排出される。また、配管204から分岐して循環配管206が設けられ、配管204には、バルブ208が設けられている。バルブ208が閉弁されると、アノード排ガスは、循環配管206を介して配管202に戻されて、アノード排ガス中の水素が再利用される。バルブ208が開弁されると、アノード排ガスは、配管204を介して大気中に排出される。
空気給排系300では、コンプレッサ(図示しない)によって圧縮された圧縮空気が、配管302を介して、燃料電池スタック100のカソードに供給される。カソードおいて電気化学反応に用いられた後、カソード排ガスは配管304を介して、大気中に放出される。
冷却系400は、ウォーターポンプ410と、モータ412と、インバータ414と、バッテリ418と、供給配管402と、排出配管404と、冷却配管406と、ラジエータ422と、非冷却配管408と、調整バルブ420と、入口温度センサ426と、出口温度センサ428と、を主に備える。冷却水は、ウォーターポンプ410によって、供給配管402を流れ、燃料電池スタック100内を循環して燃料電池スタック100を冷却した後、排出配管404、非冷却配管408および冷却配管406を通って、所定の温度に調整されて(後に詳述する)、再び、燃料電池スタック100に供給される。本実施例におけるウォーターポンプ410が、請求項における冷媒ポンプに、冷却水が、請求項における冷媒に、それぞれ相当する。また、本実施例における供給配管402が、請求項における第2の配管に、排出配管404が、請求項における第1の配管に、それぞれ相当する。
ウォーターポンプ410は、冷却水を、冷却系400の配管402、404、406、408、および燃料電池スタック100内の冷却水流路(図示しない)を通って循環させるためのポンプである。ウォーターポンプ410は、電動ウォーターポンプであり、バッテリ418から電力の供給を受けて駆動される。後述するECU500が、出口温度センサ428の検出値に基づいて、ウォーターポンプ410の回転数を決定し、インバータ414を制御することにより、モータ412の回転速度、トルクを制御して、ウォーターポンプ410の回転数を制御している。ウォーターポンプ410は、内部に回転検出器(図示しない)を備えており、ウォーターポンプ410の駆動中は、回転検出器によってウォーターポンプ410の回転数を測定して、ECU500に送信している。
調整バルブ420は、電動ロータリーバルブであり、後述するECU500が、出口温度センサ428の検出値に基づいて、調整バルブ420のバルブ開度を決定し、調整バルブ420を制御する。調整バルブ420は、バルブ開度を、0〜100%の間で調整できる。バルブ開度0%では、非冷却配管408と供給配管402の間が100%開かれて、非冷却配管408と供給配管402とが繋がれ、冷却配管406と供給配管402の間が遮断される。このとき、燃料電池スタック100内を循環した後の冷却水は、排出配管404、非冷却配管408、供給配管402を通って、再び、燃料電池スタック100に供給される。冷却水は、ラジエータ422を通過しないため、冷却水の温度低下が、抑制される。
一方、バルブ開度100%では、冷却配管406と供給配管402の間が100%開かれて、冷却配管406と供給配管402繋がれ、非冷却配管408と供給配管402の間が遮断される。このとき、燃料電池スタック100内を循環した後の冷却水は、排出配管404、冷却配管406、供給配管402を通って、再び、燃料電池スタック100に供給される。冷却水は、冷却配管406中に設けられているラジエータ422を流通する際に、冷却される。なお、ファン424は、出口温度センサ428の検出値に基づいて、ECU500により、運転、停止を制御される。
バルブ開度が0〜100%の間の場合は、冷却配管406と、非冷却配管408の開度がそれぞれ調整されて、冷却配管406と非冷却配管408との両方に、冷却水が流れ、燃料電池スタック100に供給される冷却水の温度が目標温度になるように設定される。
例えば、燃料電池スタック100の起動時等、燃料電池スタック100の内部温度が低い場合には、ECU500は、調整バルブ420のバルブ開度を0%に調整して、冷却水が冷却配管406を通らず、非冷却配管408を通るようにする。そうすると、温まった冷却水(温水)が、燃料電池スタック100に供給されるため、燃料電池スタック100が温められる。
一方、燃料電池スタック100の内部温度が高い場合には、ECU500は、調整バルブ420のバルブ開度を100%に調整して、冷却水が、非冷却配管408を通らず、冷却配管406を通るようにする。そうすると、燃料電池スタック100の熱を吸収して温められた冷却水が、ラジエータ422にて冷却され、冷却された冷却水が、燃料電池スタック100に供給されるため、燃料電池スタック100が冷却される。
また、冷却水の出口温度によっては、ECU500は、調整バルブ420のバルブ開度を0〜100%の間に調整して冷却配管406と非冷却配管408との両方に、冷却水が流れるようにして、燃料電池スタック100に供給される冷却水の温度を目標温度に設定する。
ECU500は、入出力ポート510と、CPU520と、メモリ530と、を主に備える。メモリ530には、マップ532、および流量異常判定プログラム534が、予め記録されている。マップ532は、入口温度センサ426による冷却水温度、ウォーターポンプ410の備える回転検出器(図示しない)が検出するウォーターポンプ410の回転数、調整バルブ420の備える位置検出器(図示しない)が検出するバルブ開度と、ウォーターポンプ410における消費電力との関係を示すものである。マップ532は、予め、上記の冷却水温、ウォーターポンプ410の回転数、バルブ開度に応じたウォーターポンプ410における消費電力を測定して、作成される。ウォーターポンプ410における消費電力は、バッテリ418からインバータ414に供給される電流と電圧を測定することにより求めることができる。
CPU520は、メモリ530に記録されている流量異常判定プログラム534を実行することにより、請求項における判定部、消費電力推定部、消費電力検出部として機能する。CPU520は、入出力ポート510を介して取得した、冷却水の入口温度、ウォーターポンプ410の回転数、調整バルブ420のバルブ開度に基づいて、メモリ530に記憶されているマップ532を参照して、ウォーターポンプ410の消費電力を推定し、後述するように、冷却水の流量の異常を判定する。
入出力ポート510は、上記のとおり、ウォーターポンプ410からの回転数信号、バッテリ418からの電圧、電流信号、調整バルブ420からの開度信号、入口温度センサ426からの温度信号、出口温度センサ428からの温度信号を受付けたり、インバータ414の制御信号、調整バルブ420の制御信号を出力したりする。また、CPU520において冷却水の流量異常と判定された場合に、冷却系の異常を知らせる冷却水ワーニングランプ600の点灯指示を出力する。冷却水ワーニングランプ600は、例えば、車両前方に設けられている計器パネルに表示される。
なお、ECU500は、例えば、燃料電池システム1000や2次バッテリ(図示しない)をコントロールするPCU(Power Control Unit:パワーコントロールユニット)(図示しない)に含まれる。
A2.ウォーターポンプにおける消費電力について:
本実施例における冷却系の異常を判定する動作を説明するに先立って、ウォーターポンプ410における消費電力について、説明する。ウォーターポンプ410の回転数は、上記の通り、出口温度センサ428の検出値によって、ECU500で決定され、制御される。調整バルブ420のバルブ開度は、出口温度センサ428の検出値に基づいて定められ、調整バルブ420のバルブ開度によって、冷却水の入口温度が決まってくる。
冷却水の粘度は、冷却水の温度により変化する。冷却水の温度が低いと、冷却水の粘度が高くなる。冷却水の粘度が高くなると、配管内の冷却水の圧損が大きくなる。また、調整バルブ420の開度によって、冷却水の圧損が異なる。ウォーターポンプ410の消費電力は、(冷却水の流量)×(ウォーターポンプ410における昇圧)によって求められる。冷却水系に異常がない場合には、ウォーターポンプ410の回転数に応じて、冷却水の流量が変化する。したがって、冷却水系に異常がない場合には、例えば、冷却水の出口温度(燃料電池スタック100の内部温度を示す)に基づいて、ウォーターポンプ410の回転数が一義的に決まるものとすると、回転数が一定の場合に(すなわち、冷却水の流量が一定)、冷却水の粘度が高くなったり、調整バルブ420の開度によって、冷却水の圧損が大きくなれば、ウォーターポンプ410における昇圧が大きくなるため、ウォーターポンプ410における消費電力は、大きくなる。したがって、冷却水入口温度、ポンプ回転数、バルブ開度と、ウォーターポンプ410における消費電力との間には、所定の関係が成立する。
そのため、予め、冷却水入口温度、ポンプ回転数、バルブ開度と、ウォーターポンプ410における消費電力との間の関係を調べておき、マップとしてメモリ530に記憶させておけば、冷却水入口温度、ポンプ回転数、バルブ開度から、ウォーターポンプ410における消費電力を推定することができる。一方、ウォーターポンプ410における実際の消費電力(ポンプ実電力)は、バッテリ418からインバータ414に供給される電流と電圧から求めることができる。
例えば、冷却系400の配管のいずれかにつぶれが生じ、冷却水中に気泡が発生すると(以下、キャビテーションともいう。)、冷却水がほとんど流れなくなるため、ウォーターポンプ410が空回りする。冷却水が流れなくなると、燃料電池スタック100を充分に冷却することができないため、燃料電池スタック100の温度が上昇する。しかしながら、冷却水が流れないため、その温度上昇は、冷却水の出口温度には反映されない。そのため、冷却水の出口温度は、キャビテーションが生じる前の温度とほとんど同じであり、ウォーターポンプ410の回転数は、キャビテーションが生じる前とほとんど同じである。
また、調整バルブ420のバルブ開度は、冷却水の出口温度に基づいて調整されるため、上記したように、冷却水の出口温度がキャビテーションの生じる前とほぼ同じだとすると、バルブ開度はキャビテーションが生じる前と同じである。また、冷却水が流れないため、配管内には、冷却水が滞留しており、冷却水の入口温度も、キャビテーションが生じる前と変わらない。そうすると、ウォーターポンプ410における消費電力を、マップから推定した推定電力の値は、キャビテーションが生じる前と変わらない。
一方、キャビテーションが生じた後は、上記したように、冷却水がほとんど流れず、ウォーターポンプ410が空回りする。上記したように、ウォーターポンプ410の消費電力は、(冷却水の流量)×(ウォーターポンプ410における昇圧)によって求められるため、冷却水の流量が少なくなると、ウォーターポンプ410における消費実電力(ポンプ実電力)は、推定電力よりも小さくなる。
また、ウォーターポンプ410が故障すると、ポンプが回転しなくなったり、ウォーターポンプ410が所定の回転数で回転しているにもかかわらず、冷却水が送り出されない場合がある。例えば、ウォーターポンプ410が所定の回転数で回転しているにもかかわらず、冷却水が送り出されておらず、冷却水の流量が少ない場合には、上記のキャビテーションが生じている場合と同様に、冷却水温度およびバルブ開度はウォーターポンプ410が故障する前と変わらないため、ポンプ推定電力は、ウォーターポンプ410が故障する前と変わらない。一方、ポンプ実電力は、上記したように、冷却水の流量が少なくなるため、ポンプ推定電力よりも小さくなる。
このように、配管、ウォーターポンプ410、調整バルブ420等の冷却系に異常が生じて、冷却水の流量が少なくなると、ウォーターポンプ410において消費される実電力が推定電力より小さくなる。
A3.実施例の動作:
図2は、燃料電池システム1000における冷却系の異常を判定する流れを示すフローチャートである。本実施例では、冷却系の異常として、冷却水の流量異常を判定している。本ルーチンは、燃料電池システム1000の起動中、所定の間隔で、繰り返し実効される。まず、CPU520は、入出力ポート510を介して、出口温度センサ428から冷却水温度、ウォーターポンプ410からポンプ回転数、調整バルブ420からバルブ開度、バッテリ418からインバータ414に供給される電流(以下、「供給電流」ともいう。)および電圧(以下、「供給電圧」ともいう。)を、それぞれ取得する(ステップS102)。CPU520は、取得した冷却水温度、ポンプ回転数、バルブ開度に基づいて、メモリ530に記憶されているマップ532を参照して、ポンプ消費電力を推定する(ステップS104)。以下、推定されたポンプ消費電力を、ポンプ推定電力という。また、CPU520は、取得した供給電流および供給電圧から、ウォーターポンプ410の実際の消費電力(以下、「ポンプ実電力」ともいう。)を算出する(ステップS105)。
続いて、CPU520は、ポンプ推定電力からポンプ実電力を引いた値が所定値以上か否か判定する(ステップS106)。その値が所定値以上であれば(ステップS106において、Yes)、CPU520は、冷却水の流量異常と判定する(ステップS108)。その値が所定値未満であれば(ステップS106において、No)、冷却水の流量は正常であると判定する。ステップS108において、CPU520が冷却水の流量異常と判定した場合には、CPU520は、入出力ポート510を介して、冷却水ワーニングランプ600を点灯させて、本ルーチンを終了する。
A4.実施例の効果:
本実施例の燃料電池システム1000では、ポンプ実電力と、ウォーターポンプ410の回転数、調整バルブ420のバルブ開度、入口温度センサ426による冷却水温度とから推定されるポンプ推定電力と、を比較することによって、冷却水量の異常を判定している。上記したように、本実施例では、冷却系の異常として、冷却水量の異常を判定している。すなわち、ポンプ実電力とポンプ推定電力とを比較することにより、容易に冷却系の不具合を見つけることができる。したがって、冷却水が流れなくなることにより、燃料電池スタック100の内部温度が上昇して、燃料電池スタック100が故障することを抑制することができる。
また、本実施例の燃料電池システム1000では、燃料電池システム1000に従来から設けられている出口温度センサ428や、ウォーターポンプ410の備える回転検出器、調整バルブ420の備える位置検出器等を用いて、その検出値からウォーターポンプ410における消費電力を推定しているため、冷却水の流量を測定するための流量計等の新たな機器を追加することなく、流量の異常を判定することができる。したがって、コストアップを抑制することができる。
また、例えば、燃料電池スタック100の内部温度を直接測定する場合には、各単セルに温度センサを設ける必要があるため、費用がかかるが、本実施例の燃料電池システム1000によれば、既存の検出器を用いて、冷却水の流量異常を判定することにより、燃料電池スタック100の内部温度の上昇による故障を予防することができるため、燃料電池スタック100の単セルの温度を、直接測定する場合に比べて、コストアップを抑制することができる。
B.第2の実施例:
第2の実施例の燃料電池システムは、CPU520において実行される流量異常判定プログラムが異なるものの、その他の構成は第1の実施例の構成と同一であるため、第2の実施例の冷却システムの構成の説明を省略し、以下に、実施例の動作について説明する。なお、同一の構成については、第1の実施例と同一の符号を用いて説明する。
B1.実施例の動作:
図3は、燃料電池システム1000における冷却系の異常を判定する流れを示すフローチャートである。本実施例でも、第1の実施例と同様に、冷却系の異常として、冷却水の流量異常を判定している。まず、CPU520は、第1の実施例と同様に、入出力ポート510を介して、冷却水温度、ポンプ回転数、バルブ開度、供給電流、供給電圧を、それぞれ取得する(ステップU102)。続いて、CPU520は、取得した冷却水温度が0℃以下か否か判定する(ステップU104)。冷却水温度が0℃以下の場合は、CPU520は、本ルーチンを終了する。一方、冷却水温度が0℃より高い場合には、本CPU520は、第1の実施例と同様に、取得した冷却水温度、ポンプ回転数、バルブ開度に基づいて、メモリ530に記憶されているマップ532を参照して、ポンプ消費電力を推定する(ステップU106)。また、CPU520は、取得した供給電流および供給電圧から、ポンプ実電力を算出する(ステップU107)。
続いて、CPU520は、ポンプ推定電力からポンプ実電力を引いた値が所定値以上か否か判定する(ステップU107)。その値が所定値以上であれば(ステップU108において、Yes)、CPU520は、冷却水の流量異常と判定する(ステップU110)。その値が所定値未満であれば(ステップU112において、No)、冷却水の流量は正常であると判定する。ステップS108において、CPU520が冷却水の流量異常と判定した場合には、CPU520は、入出力ポート510を介して、冷却水ワーニングランプ600を点灯させて、本ルーチンを終了する。
B2.実施例の効果:
本実施例における燃料電池システムでは、第1の実施例と異なり、冷却水温度が0℃以下の場合には、流量異常の判定を実施せず、本ルーチンを終了している。上記したように、冷却水の温度が低くなると、その粘度は大きくなるが、冷却水の温度が0℃以下になると、急激に粘度が大きくなる。したがって、例えば、冷却水の温度の検出に多少の誤差が生じたとすると、電力推定値が大きく異なる可能性が高い。また、冷却水温度が0℃以下になるようなときは、環境温度が低いため、燃料電池スタック100の内部温度が上昇しにくいと考えられる。そのため、冷却水温度が0℃以下になるようなときは、燃料電池スタック100が高温により故障するおそれが少ない。したがって、冷却水温度が0℃以下の場合に、流量異常の判定を行なわず、本ルーチンを終了しても、冷却水温度が0℃より高い場合に、第1の実施例と同様に、流量異常を判定することにより、第1の実施例と同様の効果を得ることができる。
C.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記実施例において、ウォーターポンプ410における消費電力を、冷却水温度、ポンプ回転数、バルブ開度、とから推定しているが、バルブ開度の代わりに、燃料電池スタック100の入口と出口の圧力差を用いて、ウォーターポンプ410における消費電力を推定するようにしてもよい。このようにしても、冷却水の流量異常を判定することができるため、冷却系に異常が生じていることが分かる。
(2)また、上記した実施例では、ポンプ推定電力からポンプ実電力を引いた値が所定値より大きいか否かに基づいて、冷却水の流量異常を判定していたが、ポンプ推定電力とポンプ実電力との差(絶対値)が所定値よりも大きいか否かに基づいて、流量異常を判定するようにしてもよい。例えば、配管につぶれが生じている場合に、キャビテーションが起きていないとすると、冷却水は流れているが、圧損が大きくなるため、ポンプ実電力が、ポンプ推定電力よりも大きくなることがある。このような場合にも、冷却系の異常を判定することができる。
(3)上記実施例において、流量異常と判定した場合には、冷却水ワーニングランプ600を点灯させているが、他の方法で冷却系の異常を知らせるようにしてもよい。例えば、車両の備える表示パネル(ナビゲーションシステム等に利用される)に、「冷却系の異常発生」等と表示させるようにしてもよいし、音声で知らせるようにしてもよい。また、それらを組み合わせても良い。
(4)上記実施例において、燃料電池システム1000が、車両に搭載される場合を例に挙げて説明したが、例えば、定置型の燃料電池システムにおいても、同様に、冷却系の異常を判定することができる。
(5)上記実施例の燃料電池システム1000において、固体高分子型燃料電池を用いているが、りん酸型燃料電池、溶融炭酸塩型燃料電池、固体酸化物形燃料電池等、種々の燃料電池を用いることができる。
(6)上記実施例の燃料電池システム1000では、ウォーターポンプ410における消費電力を、インバータ414に供給される電流と電圧から求めているが、電力測定器等を用いて、ウォーターポンプ410における消費電力を計測してもよい。
本発明の第1の実施例としての燃料電池システム1000の構成を示す説明図である。 燃料電池システム1000における冷却系の異常を判定する流れを示すフローチャートである。 燃料電池システム1000における冷却系の異常を判定する流れを示すフローチャートである。
符号の説明
100…燃料電池スタック
200…水素給排系
202、204…配管
206…循環配管
208…バルブ
300…空気給排系
302、304…配管
400…冷却系
402…供給配管
404…排出配管
406…冷却配管
408…非冷却配管
410…ウォーターポンプ
412…モータ
414…インバータ
418…バッテリ
420…調整バルブ
422…ラジエータ
424…ファン
426…入口温度センサ
428…出口温度センサ
500…ECU
510…入出力ポート
520…CPU
530…メモリ
532…マップ
534…流量異常判定プログラム
600…冷却水ワーニングランプ
1000…燃料電池システム

Claims (4)

  1. 燃料電池システムであって、
    冷媒を燃料電池内部に循環させるための冷媒ポンプを有する冷却系と、
    前記冷媒ポンプの消費電力を検出する消費電力検出部と、
    前記冷媒ポンプの回転数と、前記冷媒の圧損と、に基づいて前記冷媒ポンプの消費電力を推定する消費電力推定部と、
    前記消費電力検出部によって検出される、前記冷媒ポンプの消費電力の検出値と、前記消費電力推定部によって推定される前記冷媒ポンプの消費電力の推定値と、に基づいて、前記冷却系の異常を判定する判定部と、
    を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 請求項1に記載の燃料電池システムにおいて、
    前記冷却系は、
    前記冷媒を冷却するためのラジエータを通過させる冷却配管と、
    前記冷媒を、前記ラジエータを通過させない非冷却配管と、
    前記燃料電池から排出される前記冷媒を、前記冷却配管と、前記非冷却配管に、分配する第1の配管と、
    前記冷却配管内を流通する前記冷媒と、前記非冷却配管内を流通する前記冷媒を合流させて、前記燃料電池に供給する第2の配管と、
    前記冷却配管と前記非冷却配管とへの前記冷媒の配分を決定する調整バルブと、
    を備え、
    前記消費電力推定部は、
    前記冷媒の温度と、前記冷媒ポンプの回転数と、前記調整バルブのバルブ開度と、から前記消費電力を推定することを特徴とする燃料電池システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の燃料電池システムにおいて、
    前記判定部は、
    前記検出値と、前記推定値との差に基づいて、前記冷却系の異常を判定することを特徴とする燃料電池システム。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1つに記載の燃料電池システムにおいて、
    前記判定部は、
    前記推定値が前記検出値よりも大きく、かつその差が所定値以上の場合に、前記冷却系に異常ありと判定することを特徴とする燃料電池システム。
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