JP2009168413A - 加湿装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加湿フィルターに水膜が形成されないようにして、加湿フィルターの内部に水分を過不足なく浸透させて加湿効率を向上できる加湿装置を提供することを目的とする。
【解決手段】吸込口2と吹出口3を連通し形成された空気流路4に送風機5と水槽6を設けた本体1と、水槽6の溜水に常に下部を浸して回転可能に設けた円筒形状の加湿フィルター7を有し、加湿フィルター7は互いに隣接する複数の開口部14を備えた平面状の表面層9および裏面層10と、その間を連結する複数の縦糸11からなり、加湿フィルター7の高さ位置を、水槽6の水位12が加湿フィルター7の内壁13の下端部より下方となる位置に設定することにより、加湿フィルター7の水膜形成を抑制し、加湿フィルター7内を水分が全体的に浸透させて、加湿量を増やすことができる加湿装置を提供できる。
【選択図】図1

Description

本発明は給水した加湿フィルターに通風することにより、室内を加湿する加湿装置に関する。
従来、この種の加湿装置は、下端部を水中に浸した加湿フィルターを回転するとともに、送風機で通風することにより加湿空気を安定して供給するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その加湿装置について図15を参照にしながら説明する。
図に示すように、加湿装置の本体105は、吸込口101と吹出口102を連通して形成される送風流路103に空気を流通させる送風手段104および加湿フィルター108を設け、円筒形状の加湿フィルター108は本体105に設けた水槽106の溜水に一部を浸した状態で、回転モータ(図示せず)によって水平方向を回転軸として回転可能に支持されている。
加湿フィルター108が回転することにより、カルキ成分(金属イオン化合物)の目詰まりによる悪影響が少なくなり、加湿フィルター108に水分量を充分に保有させることができ、加湿空気を室内に安定して供給することができるものである。
特開2006−105440号公報
このような従来の加湿装置では、加湿フィルターの下部を全て水槽に水没して吸水することにより、加湿フィルターが回転して空中に上昇したときは、加湿フィルターの表面だけでなく内部にも水膜が形成されて大きな通気抵抗となるため、通過する風量が減少するとともに、通風量に対して加湿フィルター内への水分浸透量がアンバランスとなり加湿効率を向上させるのが難しいという課題がある。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、加湿フィルターに形成される水膜をできるだけ少なくして風量を増加するとともに、通気性を保ちながら加湿フィルターの内部に水分を過不足なく浸透させて加湿効率を向上することのできる加湿装置を提供することを目的とする。
本発明の加湿装置は、上記目的を達成するために、吸込口と吹出口を連通し形成された空気流路に送風機と水槽を設けた本体と、前記空気流路中に配置され、前記水槽の溜水に常に下部を浸して回転可能に設けた円筒形状の加湿フィルターを有し、この加湿フィルターは互いに隣接する複数の開口部を備えた平面状の表面層および裏面層と、前記表面層と裏面層の間を連結する複数の縦糸からなり、前記加湿フィルターの高さ位置を、前記水槽の水位が前記加湿フィルターの内壁下端部より下方となる位置に設定してなるものである。
また、他の手段は、加湿フィルターの高さ位置を、水槽の水位が加湿フィルターの厚み幅の略中央位置としてなるものである。
また、他の手段は、表面層および裏面層に備えた開口部を円形状または多角形状に形成し、前記開口部の最短距離を3mm以上としたものである。
また、他の手段は、少なくとも外周側加湿フィルターと内周側加湿フィルターを備え、加湿フィルターを複数重ねて略一体としたものである。
また、他の手段は、加湿フィルターを2数重ねて略一体とし、加湿フィルターの高さ位置を、水槽の水位が外周側加湿フィルターの裏面層より下方位置としたものである。
また、他の手段は、外周側加湿フィルターの縦糸の間隔A1より、内周側加湿フィルターの縦糸の間隔A2を大きくしたものである。
また、他の手段は、外周側加湿フィルターの縦糸の直径D1より、内周側加湿フィルターの縦糸の直径D2を小さくした請求項4または5に記載の加湿装置。
また、他の手段は、外周側加湿フィルターの厚さT1より、内周側加湿フィルターの厚さT2を小さくしたものである。
また、他の手段は、送風機の運転と加湿フィルターの回転モータの運転を制御する制御部を有し、この制御部は、加湿運転を開始するときに加湿フィルターのみを先に回転し、つぎに送風機を運転してなるものである。
また、他の手段は、室内湿度を検出する湿度センサーと、送風機の運転と加湿フィルターの回転モータの運転を制御する制御部を有し、前記湿度センサーの検出湿度が加湿上限しきい値を超えたときは、前記制御部は前記送風器を停止して前記回転モータのみを運転してなるものである。
本発明によれば、加湿フィルターの高さ位置を、水槽の水位が加湿フィルターの内壁下端部より下方となる位置に設定することにより、水分が全体的に浸透するとともに、加湿フィルターの通風抵抗が低減して風量も増大するので、加湿量を増やすことができるという効果のある加湿装置を提供することができる。
また、加湿フィルターの高さ位置を、水槽の水位が加湿フィルターの厚み幅の略中央位置とすることにより、水膜の生成が少なく加湿フィルター全体を過不足なく湿潤することができるので、送風機能および加湿機能を十分に発揮することができる。
また、表面層および裏面層に備えた開口部を円形状または多角形状に形成し、開口部の最短距離を3mm以上としたことにより、加湿フィルターの水膜の形成を防ぐことができるので、風圧損失が少なく風量を保持して加湿することができる。
また、内周側加湿フィルターと外周側加湿フィルターを一体化して使用することにより、一枚ものに比べて変形が少なく、基本的な加湿機能を発揮することができるとともに、長期間の使用においては、特に汚れの多い内周側加湿フィルターのみを取り換え、外周側加湿フィルターを継続使用することにより、経済的かつ合理的にメンテナンスを行うことができる。
また、加湿フィルターを2数重ねて略一体とし、加湿フィルターの高さ位置を、水槽の水位が外周側加湿フィルターの裏面層より下方位置としたことにより、水膜が形成され難いので、圧力損失が少なく風量低下の少ない加湿運転を行なうことができる。
また、内周側加湿フィルターに水分を過不足なく供給することができるので、湿潤ムラの少ない圧力損失の低い加湿機を提供できる。
また、加湿運転を開始するときは、加湿フィルターのみを先に回転し、つぎに送風機を運転することにより、運転開始時に乾燥空気を送風することがなく、吹出湿度の高い加湿空気を供給することができる。
また、運転オフ時にも加湿フィルターを湿潤させることで、運転再開時の立ち上がり時間を短縮することができる。
本発明の請求項1記載の加湿装置は、吸込口と吹出口を連通し形成された空気流路に送風機と水槽を設けた本体と、前記空気流路中に配置され、前記水槽の溜水に常に下部を浸して回転可能に設けた円筒形状の加湿フィルターを有し、この加湿フィルターは互いに隣接する複数の開口部を備えた平面状の表面層および裏面層と、前記表面層と裏面層の間を連結する複数の縦糸からなり、前記加湿フィルターの高さ位置を、前記水槽の水位が前記加湿フィルターの内壁下端部より下方となる位置に設定したものであり、水槽の水位が円筒形状の加湿フィルターの内壁より下方にあるため、加湿フィルターの空気中への露出部分が多くなり通風気流との接触範囲を広げることができ、加湿フィルターが水槽へ浸漬後に気流中にあるときは、加湿フィルターの表面層および複数の縦糸には水分を浸透させて蓄え、吸水しきれない水分により水膜が形成された場合でも、風圧により加湿フィルターの外側から内部に水分が浸透するとともに、加湿フィルターの回転に伴ない、持ち上げられた水分が毛細管現象および重力によって、加湿フィルターの縦糸を伝わり、加湿フィルターの内部に浸透して厚み方向に水分が行き渡るという作用を有する。
また、加湿フィルターの高さ位置を、水槽の水位が加湿フィルターの厚み幅の略中央位置としたものであり、水槽の水位を加湿フィルターの厚み幅の略中央にしたことで、浸漬された加湿フィルターに蓄える水分量を適正に保ち、厚み幅の内側にある乾燥状態の縦糸を湿潤させる水分量を過不足なく確保して円滑に供給することができるとともに、余分な水分を吸水しないので水膜の形成を少なく抑えることができるという作用を有する。
また、表面層および裏面層に備えた開口部を円形状または多角形状に形成し、前記開口部の最短距離を3mm以上としたものであり、開口部の開口幅の最短距離を3mm以上の寸法にすることで、開口部に表面張力による水膜の形状が困難となり、加湿フィルターが水中から上昇した直後でも、加湿フィルターの表面側に形成される水膜を少なくすることができるという作用を有する。
また、少なくとも外周側加湿フィルターと内周側加湿フィルターを備え、加湿フィルターを複数重ねて略一体としたものであり、内周側加湿フィルターの表面層に外周側加湿フィルターの裏面層を重ねることで一体とし、それぞれの加湿フィルターを分離可能に形成しているので、一枚の厚み大の加湿フィルターを円筒形状に形成する場合に比べて、それぞれの加湿フィルターの外側と内側の変形量は少なく、加湿フィルターに要求される吸水機能、水分伝達機能、水分気化機能を充分に発揮することができ、さらに、給水される水道水中には金属イオン(Ca+、Mg+)が含まれるが、金属イオン化合物が付着しやすい内周側加湿フィルターのみを交換することにより、加湿フィルターの省資源化、長寿命化を図ることができるという作用を有する。
また、外周側加湿フィルターの縦糸の間隔A1より、内周側加湿フィルターの縦糸の間隔A2を大きくしたものであり、外周側加湿フィルターと内周側加湿フィルターを重ね合わせたときに、外周側加湿フィルターの裏面層の複数の開口部と内周側加湿フィルターの表面層の複数の開口部がお互いずれて重なることで、重合する開口部の最短距離が極めて小さくなり、水膜を形成しやすくなるが、水槽の水位を外周側加湿フィルターの裏面層より下方位置にすることで、重合する開口部が水槽に浸漬せず、加湿フィルター内での水膜の形成を抑制することができるという作用を有する。
また、外周側加湿フィルターの縦糸の間隔A1より、内周側加湿フィルターの縦糸の間隔A2を大きくしたものであり、外周側加湿フィルターの縦糸の間隔より内周側加湿フィルターの縦糸の間隔を広くし、それぞれ重ねて一体化して加湿フィルターを形成しているので、外周側加湿フィルターから内周側加湿フィルターへの浸透水分量および浸透速度が得られ、加湿量を向上することができるという作用を有する。
また、外周側加湿フィルターの縦糸の直径D1より、内周側加湿フィルターの縦糸の直径D2を小さくしたのであり、外周側加湿フィルターから内周側加湿フィルターへの浸透水分量にあわせて内周側加湿フィルターの縦糸の直径を小さくすることにより、縦糸に吸水するための表面積が少なくなり、加湿フィルターの縦糸全体を短時間で湿潤することができ、加湿量を増大することができるという作用を有する。
また、外周側加湿フィルターの厚さT1より、内周側加湿フィルターの厚さT2を小さくしたものであり、外周側加湿フィルターの厚みより内周側加湿フィルターの厚みを薄くし重ねて一体とするとともに、外周側加湿フィルターから内周側加湿フィルターへの浸透水分量にあわせて内周側加湿フィルターの厚みを薄くすることにより、内周側加湿フィルターの縦糸の表面積を少なくし、加湿フィルターの縦糸全体を適正な時間で湿潤することができ、加湿量を増大することができるという作用を有する。
また、送風機の運転と加湿フィルターの回転モータの運転を制御する制御部を有し、この制御部は、加湿運転を開始するときに加湿フィルターのみを先に回転し、つぎに送風機を運転したものであり、制御部は加湿機運転開始時に加湿フィルターのみを回転させたあとに送風機を運転させることにより、加湿フィルター全体を湿潤させ、湿潤した加湿フィルターに室内空気を通過させることで、送風機の運転時には湿度大なる加湿空気を室内へ吹出すことができるという作用を有する。
また、室内湿度を検出する湿度センサーと、送風機の運転と加湿フィルターの回転モータの運転を制御する制御部を有し、前記湿度センサーの検出湿度が加湿上限しきい値を超えたときは、前記制御部は前記送風器を停止して前記回転モータのみを運転したものであり、湿度センサーの検出値が加湿上限しきい値を超えたときに送風機のみ停止し、加湿フィルターの回転を継続することで、常に加湿フィルターを湿潤状態とすることができ、検出値が加湿上限しきい値を下回ったときの送風機を運転再開させたときに、湿潤した加湿フィルターに室内空気を通過させることで、湿度低下に即時に対応して加湿空気を室内に吹出すことができるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1〜図4に示すように、本体1の表面に設けた吸込口2および吹出口3を連通して本体1内に空気流路4が形成されている。空気流路4には送風機5と水槽6が配置され、円筒形状の加湿フィルター7が水槽6の溜水に常に下部を浸して、駆動モータ(図示せず)により回転可能に設けられている。加湿フィルター7は互いに隣接する複数の開口部8を備えた平面状の表面層9および裏面層10と、表面層9と裏面層10の間を連結する複数の縦糸11からなる立体的な構成を備えている。
ここで加湿フィルター7の高さ位置を、水槽6の水位12が加湿フィルター7の内壁13の下端部より下方となる位置に設定している。さらに、好ましくは加湿フィルター7の高さ位置を、水槽6の水位12が加湿フィルター7の厚み幅の略中央位置とするのがよい。
また、表面層9および裏面層10に備えた開口部8を円形状または多角形状に形成し、開口部8の開口幅Lの最短距離を3mm以上としている。
上記構成により、送風機5に通電するとともに加湿フィルター7を回転し運転すると、本体1の吸込口2より室内空気を吸引し、室内空気は中空円筒形状の加湿フィルター7を通過するときに加湿され、加湿された空気は送風機5により室内へ吹出される。このとき水位12が円筒形状の加湿フィルター7の内壁13より下方にあるため、加湿フィルター7の空気中への露出部分が多くなり通風気流との接触範囲を広げることができる。また、加湿フィルター7が水槽6へ浸漬されたあと、回転して気流中にあるときは、加湿フィルター7の表面層9および複数の縦糸11には水分15が浸透して蓄えられるが、吸水しきれない水分15により水膜が形成される。このとき、風圧により加湿フィルター7の外側から内部に水分15が浸透するとともに、加湿フィルター7の回転に伴ない、外周側に付着している水分15が毛管現象および重力によって、加湿フィルター7の縦糸11を伝わり、加湿フィルター7の内部に浸透して厚み方向に水分15が行き渡る。このように、加湿フィルター7への通風と回転により、水中から出たばかりの加湿フィルター7の表面側に形成された水膜は破壊され、付着していた水分15が加湿フィルター7内を縦糸11に沿って厚み方向に移動し、水分15が全体的に浸透することとなる。また加湿フィルター7の通風抵抗が低減して風量も増大するので、加湿量を増やすことができる。
したがって、加湿フィルター7への通風と回転により、加湿フィルター7の表面側に形成された水膜は破壊され、付着していた水分15が加湿フィルター7内を縦糸11に沿って厚み方向に移動し、水分15が全体的に浸透するとともに、加湿フィルター7の通風抵抗が低減して風量も増大するので、加湿量を増やすことができることとなる。
また、水槽6の水位12を加湿フィルター7の厚み幅の略中央にしたことで、浸漬された加湿フィルター7に蓄える水分量を適正に保ち、厚み幅の内側にある乾燥状態の縦糸11を湿潤させる水分量を過不足なく確保して円滑に供給することができるとともに、加湿フィルター7に余分な水分を供給しないので水膜の形成を少なく抑えることができる。
また、開口部8の開口幅Lの最短距離を3mm以上の寸法にすることで、開口部8に表面張力による水膜の形状が困難となり、加湿フィルター7が水中から上昇した直後でも、加湿フィルター7の表面層9側に水膜が形成されるのを少なく抑えることができる。
ここで、水膜の厚み(付着のしやすさ)Hは、開口部8の開口幅wの最短距離に大きな相関関係がある。すなわち水膜の厚みHを毛管現象の液面の上昇高さhに比例すると考えると、毛管現象の液面の上昇高さhは以下の公式で計算することができる。
h=2Tcosθ/(ρgr)
T : 表面張力(N/m)
θ: 接触角(度)
ρ: 液体の密度(kg/m3
g : 重力加速度(m/s2
r : 管の内径(m)
また、加湿フィルターの開口幅wは管の内径rとみなして置き換えることができ、w=rとすれば、水膜の厚み(付着のしやすさ)Hは、図4に示す液面上昇高さh=2Tcosθ/(ρgr)に比例するものであり、加湿フィルターの開口幅wに反比例することになる。
なお、高度を海水面高度、縦糸間距離をガラス管、液体を水と設定し、以下の数値を代表値として計算している。
T=0.0728 N/m (20℃)
θ=20度
ρ=1000 kg/m3
g=9.80665 m/S2
このように開口部8の開口幅Lの最短距離を3mm以上の寸法にすることで、水膜が少なくなり、水膜が形成されても水膜の厚みが薄いため風圧で容易に破壊されることになり、加湿フィルター7全体を湿潤することができるので、圧力損失が少なく風量低下の少ない加湿装置を提供することができることとなる。
(実施の形態2)
図5〜図10に示すように、支持枠(図示せず)の外周側に内周側加湿フィルター16と外周側加湿フィルター17の2枚を重ねて略一体化し、円筒形状の加湿フィルター7を形成する。
また、2数重ねて略一体とした加湿フィルター7の高さ位置を、水槽6の水位12が外周側加湿フィルター17の裏面層10より下方位置としている。
また、外周側加湿フィルター17の縦糸11の間隔A1より、内周側加湿フィルター16の縦糸11の間隔A2を大きくしている。
また、外周側加湿フィルター17の縦糸11の直径D1より、内周側加湿フィルター16の縦糸11の直径D2を小さくしている。
また、外周側加湿フィルター17の厚さT1より、内周側加湿フィルター16の厚さT2を小さくしている。
上記構成により、内周側加湿フィルター16の表面層9に外周側加湿フィルター17の裏面層10を重ねることで一体とし、それぞれ分離可能に加湿フィルター7を形成しているので、一枚の厚み大の加湿フィルター7を円筒形状に形成する場合に比べて、加湿フィルター7の外側と内側の変形量は少なく、加湿フィルター7に要求される吸水機能、水分伝達機能、水分気化機能を充分に発揮することができる。さらに、一般的に加湿機には水道水が使われ、給水される水道水中には金属イオン(Ca、Mg)が含まれ、室内空気が通過して加湿するときに、加湿フィルター7表面に水垢などの金属イオン化合物が析出されることになる。しかし、外周側加湿フィルター17は回転して水槽6に浸水し金属イオン化合物が洗浄されるため、主に内周側加湿フィルター16に金属イオン化合物が付着することになり、金属イオン化合物が付着しやすい内周側加湿フィルター16のみを交換することにより、加湿フィルター7を有効活用することができる。
このように、内周側加湿フィルター16と外周側加湿フィルター17を円筒形状に重ねた状態で一体化して使用することにより、厚み寸法大なる一枚の加湿フィルター7を使用するのに比べて、加湿機能を向上することができるとともに、長期間の使用においては、特に汚れの多い内周側加湿フィルター16を取り換え、外周側加湿フィルター17を継続使用することにより、経済的かつ合理的にメンテナンスおよび交換を行なうことができる。
また、外周側加湿フィルター17と内周側加湿フィルター16を重ね合わせたときに、外周側加湿フィルター17の裏面層10の開口部8と内周側加湿フィルター16の表面層9の開口部8がお互いに重なることで、重ね合せた開口部の最短距離Pが極めて小さくなり、水膜を形成しやすくなるが、水槽6の水位12を外周側加湿フィルター17の裏面層10より下方位置にすることで、重ね合せた開口部18が水槽6水に浸漬することがなく、水膜を形成し難くすることができる。
このように、重ね合せた開口部の最短距離Pが小さくなり、水膜のできやすい重ね合わせの使用条件において、重ね合せた開口部18が水没しない高さ位置で吸水させることにより水膜の形成を抑制し、圧力損失が少なく風量低下の少ない加湿運転を行なうことができることとなる。
また、外周側加湿フィルター17の縦糸11の間隔より内周側加湿フィルター16の縦糸11の間隔を広くし、それぞれ重ねて一体化して加湿フィルター7を形成しているので、外周側加湿フィルター17から内周側加湿フィルター16への浸透水分量および浸透速度が得られ、加湿量を向上することができる。なお、図10に示すように一般的に内周側加湿フィルター16の複数の縦糸11の間隔を広げた方が全体が水膜の少ない湿潤がしやすく、ひいては加湿量が多くなる。
また、外周側加湿フィルター17から内周側加湿フィルター16への浸透水分量にあわせて内周側加湿フィルター16の縦糸11の直径を小さくすることにより、縦糸11に吸水するための表面積が少なくなり、加湿フィルター7の縦糸11全体を短時間で湿潤することができ、加湿量を増大することができる。
また、外周側加湿フィルター17の厚みより内周側加湿フィルター16の厚みを薄くし重ねて一体とするとともに、外周側加湿フィルター17から内周側加湿フィルター16への浸透水分量にあわせて内周側加湿フィルター16の厚みを薄くすることにより、内周側加湿フィルター16の縦糸11の表面積を少なくし、加湿フィルター7の縦糸11全体を適正な時間で湿潤することができ、加湿量を増大することができる。
このように、内周側加湿フィルター16に水分を過不足なく供給することができるので、湿潤ムラの少ない圧力損失の低い加湿機を提供できることとなる。
(実施の形態3)
図11〜図14に示すように、送風機5の運転と加湿フィルター7の回転モータ(図示せず)の運転を制御する制御部20を有し、この制御部20は、加湿運転を開始するときに加湿フィルター7のみを先に回転し、つぎに送風機5を運転する構成としている。
また、室内湿度を検出する湿度センサー21を有し、湿度センサー21の検出湿度22が加湿上限しきい値23を超えたときは、制御部20は送風機5を停止して加湿フィルター7の回転モータ(図示せず)の運転を行なう構成としている。
上記構成により、制御部20は加湿機運転開始時に加湿フィルター7のみを回転させたあとに送風機5を運転させることにより、加湿フィルター7全体を湿潤させ、湿潤した加湿フィルター7に室内空気を通過させることで、送風機5の運転時には湿度大なる加湿空気を室内へ吹出すことができる。
また、室内湿度を検出する湿度センサー21を本体1に備え、湿度センサー21の検出湿度d1と本体1で設定されている加湿上限しきい値d2に応じて制御部20が送風機5および加湿フィルター7の回転を制御する構成において、湿度センサー21の検出湿度d1が加湿上限しきい値d2を超えたときに、送風機5のみ停止して加湿フィルター7の回転を継続することで、常に加湿フィルター7を湿潤状態とすることができ、しばらくして検出湿度d1が加湿上限しきい値d2を下回るときには加湿運転が再開され、送風機5により湿潤状態の加湿フィルター7に通風することにより、湿度低下に即時に対応して加湿空気を室内へ吹出すことができる。
このように、加湿フィルター7を先に湿潤状態とすることで、運転開始時に乾燥空気を送風することがなく、吹出湿度を高くして加湿運転を行なうことができ、また湿度センサー21の検出湿度d1が加湿上限しきい値d2を超えて送風運転を停止したときでも、加湿フィルター7を湿潤させることで、運転再開時の立ち上がり時間を短縮することができることとなる。
本発明の実施の形態1の加湿装置の概略断面図 (イ)同、加湿フィルターの水面近くの水分付着を示す模式図、(ロ)同、加湿フィルターの水面から離れたときの水分付着を示す模式図 同、加湿フィルターの組成模式図 同、加湿フィルターの液面の上昇高さh(水膜の厚みH)を示す相関グラフ 本発明の実施の形態2の加湿装置の概略断面図 同、加湿フィルターの開口部の重ね合せを示した模式図 同、縦糸の間隔の異なる加湿フィルターを複数枚重ねた模式断面図 同、縦糸の直径の異なる加湿フィルターを複数枚重ねた模式断面図 同、厚みの異なる加湿フィルターを複数枚重ねた模式断面図 同、縦糸の間隔の異なる加湿フィルターを重ねた場合の加湿量比較グラフ 本発明の実施の形態3の加湿装置のブロック回路図 同、運転開始時の加湿装置のタイムチャート 同、湿度センサーを備えた加湿装置のブロック回路図 同、湿度センサーを備えた加湿装置のタイムチャート 従来の加湿装置の概略断面図
符号の説明
1 本体
2 吸込口
3 吹出口
4 空気流路
5 送風機
6 水槽
7 加湿フィルター
8 開口部
9 表面層
10 裏面層
11 縦糸
12 水位
13 内壁
16 内周側加湿フィルター
17 外周側加湿フィルター
20 制御部
21 湿度センサー

Claims (10)

  1. 吸込口と吹出口を連通し形成された空気流路に送風機と水槽を設けた本体と、前記空気流路中に配置され、前記水槽の溜水に常に下部を浸して回転可能に設けた円筒形状の加湿フィルターを有し、この加湿フィルターは互いに隣接する複数の開口部を備えた平面状の表面層および裏面層と、前記表面層と裏面層の間を連結する複数の縦糸からなり、前記加湿フィルターの高さ位置を、前記水槽の水位が前記加湿フィルターの内壁下端部より下方となる位置に設定してなる加湿装置。
  2. 加湿フィルターの高さ位置を、水槽の水位が加湿フィルターの厚み幅の略中央位置としてなる請求項1記載の加湿装置。
  3. 表面層および裏面層に備えた開口部を円形状または多角形状に形成し、前記開口部の最短距離を3mm以上とした請求項1または2記載の加湿装置。
  4. 少なくとも外周側加湿フィルターと内周側加湿フィルターを備え、加湿フィルターを複数重ねて略一体とした請求項1〜3のいずれかに記載の加湿装置。
  5. 加湿フィルターを2数重ねて略一体とし、加湿フィルターの高さ位置を、水槽の水位が外周側加湿フィルターの裏面層より下方位置としてなる請求項4記載の加湿装置。
  6. 外周側加湿フィルターの縦糸の間隔A1より、内周側加湿フィルターの縦糸の間隔A2を大きくした請求項4または5に記載の加湿装置。
  7. 外周側加湿フィルターの縦糸の直径D1より、内周側加湿フィルターの縦糸の直径D2を小さくした請求項4または5に記載の加湿装置。
  8. 外周側加湿フィルターの厚さT1より、内周側加湿フィルターの厚さT2を小さくした請求項4〜7のいずれかに記載の加湿装置。
  9. 送風機の運転と加湿フィルターの回転モータの運転を制御する制御部を有し、この制御部は、加湿運転を開始するときに加湿フィルターのみを先に回転し、つぎに送風機を運転してなる請求項1〜8のいずれかに記載の加湿装置。
  10. 室内湿度を検出する湿度センサーと、送風機の運転と加湿フィルターの回転モータの運転を制御する制御部を有し、前記湿度センサーの検出湿度が加湿上限しきい値を超えたときは、前記制御部は前記送風器を停止して前記回転モータのみを運転してなる請求項1〜9のいずれかに記載の加湿装置。
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