JP2009167710A - 吊戸の吊込み装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ランナ取付具の係合及び解除を安全かつ容易に行うことができる吊戸の吊込み装置を提供する。
【解決手段】インナーケース10には、上下方向にスライド可能に支持されるとともに、バネ部材12により突出方向に付勢保持され、突出した状態から没入可能とされるとともに、アウターケース9に対する嵌合時に、アウターケース9に形成された被係合部9dに係止することにより該インナーケース10を抜脱不能に保持する係合部11aが形成されたロック部材11が備えられ、このロック部材11の手前側側面に凹部11cが設けられるとともに、前記インナーケース10の手前側壁面に開口10gが形成され、前記開口10gからプラスドライバーSを差込み、先端を前記凹部11cに当接させて反付勢方向にロック部材11を移動することにより、前記インナーケース10とアウターケース9との係合を解除可能とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、たとえば片引き戸、引違い障子や折戸などにおける吊戸の吊込み装置に係り、詳しくは走行レールに沿って走行自在とされるランナ本体と、該ランナ本体から下方向に突出した連結軸と、吊戸の上部に固定され前記連結軸と連結されるランナ取付具とからなり、前記ランナ取付具が吊戸に固定されるアウターケースと、前記連結軸に取り付けられ前記アウターケースに対して着脱自在とされるインナーケースとからなる吊戸の吊込み装置に関する。
従来より、この種の吊込み装置として、下記特許文献1に、戸板に固定されるカップ部材と、このカップ部材の内部に着脱されるホルダ部材とからなり、前記ホルダ部材には、前記カップ部材の係合溝と係合ロックするため係合突起を備えた可動片が設けられ、この可動片には弾性が付与されているとともに、自由端には指先を掛けることのできる操作部が形成されている建具用ランナーが開示されている。
また、下記特許文献2には、戸板に取り付けられる受けケースと、この受けケースの内部に着脱される支持部材とからなり、前記支持部材は、スプリングにより常時上方に押しつけられた上下摺動可能なロック体を有し、該ロック体は前記支持部材の側面に開口した上下に長いガイド溝から突出する係合凸部と、該ロック体を操作するつまみ片とを備え、前記受けケースの内面には支持部材を受けケースにはめ込む時に前記係合凸部を受け入れる挿入溝と、該挿入溝の奥部で係合凸部を係合する係合段部とが設けられている送行体支持装置が開示されている。
特許第2889538号公報 特開平7−91134号公報
しかしながら、上記特許文献1、2記載の装置ではいずれも、カップ部材又は受けケースからホルダ部材又は支持部材を取り外す際、これらの係合を解除するための操作部又はつまみ片を指先で操作しなければならず、このとき指先の狭い範囲に大きな力がかかるため、指先を痛めたり、爪を引っかけたりするおそれがあり、作業性が悪かった。さらに、このとき、前記操作部又はつまみ片を指先で操作した状態で、ホルダ部材又は支持部材を手前側に引き抜く操作を行わなければならず、上述の問題をさらに悪化させるとともに、作業性が悪かった。
一方、上記特許文献2記載の送行体支持装置では、前記受けケースに対する嵌合時につまみ片を操作して前記ロック体を没入させておき、ロック体に形成された係合凸部を挿入溝に係合させなければならないため、前記支持部材の装着に手間が掛かっていた。
そこで本発明の主たる課題は、ランナ取付具の係合及び解除を安全かつ容易に行うことができる吊戸の吊込み装置を提供することにある。
前記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、走行レールに沿って走行自在とされるランナ本体と、該ランナ本体から下方向に突出した連結軸と、吊戸の上部に固定され前記連結軸と連結されるランナ取付具とからなり、前記ランナ取付具が吊戸に固定されるアウターケースと前記連結軸に取り付けられ前記アウターケースに対して着脱自在とされるインナーケースとからなる吊戸の吊込み装置であって、
前記インナーケースには、上下方向にスライド可能に支持されるとともに、バネ部材により突出方向に付勢保持され、突出した状態から没入可能とされるとともに、前記アウターケースに対する嵌合時に、前記アウターケースに形成された被係合部に係止することにより該インナーケースを抜脱不能に保持する係合部が形成されたロック部材が備えられ、
前記ロック部材の手前側側面に凹部が設けられるとともに、前記インナーケースの手前側壁面に開口が形成され、前記開口から棒状物を差込み、先端を前記凹部に当接させて反付勢方向に移動することにより、前記インナーケースとアウターケースとの係合を解除可能としたことを特徴とする吊戸の吊込み装置が提供される。
上記請求項1記載の発明では、アウターケースに対する嵌合時には、ロック部材に形成された係合部が、前記アウターケースに形成された被係合部に係止することにより該インナーケースを抜脱不能に保持し、アウターケースからの抜脱時には、前記開口から棒状物を差込み、先端を前記凹部に当接させて反付勢方向に移動させることにより前記インナーケースとアウターケースとの係合を解除可能としているため、ランナ取付具の係合及び解除が容易となる。特に係合解除操作は、前記インナーケース手前側壁面に形成された開口からプラスドライバーなどの棒状物を差込み、その先端部をロック部材の手前側側面に形成された凹部に当接させて反付勢方向に移動することにより、インナーケースとアウターケースとの係合を解除可能としたため、従来の吊込み装置のように指先で操作部をつまむ操作を行うことなくランナ取付具の係合を解除することができるようになり、指先を痛めたり爪を引っかけたりするおそれがなく、安全に着脱作業ができるようになる。
請求項2に係る本発明として、前記アウターケースは、上面に前記連結軸を挿入するための挿入溝が形成されるとともに、該挿入溝中間の両側縁部に凹状の切欠きによって溝幅を拡大させた被係合部が設けられ、前記ロック部材は、上端の両側部に水平方向に突出する係合部が設けられ、前記アウターケースの被係合部と前記インナーケースの係合部との係合によって、アウターケースに対する嵌合時にインナーケースを抜脱不能に保持するようにしてある請求項1記載の吊戸の吊込み装置が提供される。
上記請求項2記載の発明は、上記請求項1記載のインナーケースとアウターケースとの係合態様を具体的に規定したものである。すなわち、前記アウターケースの挿入溝中間の側縁部に設けられた被係合部と、前記インナーケースに備えられるロック部材の上端の両側部に水平方向に突出して設けられた係合部とを係合することによって、アウターケースに対する嵌合時にインナーケースを抜脱不能に保持できるようにしている。
請求項3に係る本発明として、前記ロック部材には、両側面にインナーケースから外方に突出する突出軸が設けられるとともに、前記アウターケースには前記ロック部材の没入操作時に前記突出軸が摺接する傾斜辺が形成され、前記ロック部材の没入操作時に前記突出軸が前記傾斜辺を摺動することにより、前記インナーケースをアウターケースから抜脱方向に押し出すようにしてある請求項1、2いずれかに記載の吊戸の吊込み装置が提供される。
上記請求項3記載の発明は、プラスドライバーなどの棒状物による前記ロック部材の没入操作と同時に、前記インナーケースがアウターケースから若干抜脱方向に押し出される構造とすることにより、ランナ取付具の解除をさらに容易化したものである。
以上詳説のとおり本発明によれば、ランナ取付具の係合及び解除を安全かつ容易に行うことができる吊戸の吊込み装置が提供される。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明に係る吊込み装置1によって支持された折戸2の全体斜視図であり、図2(A)(B)はそれぞれ吊込み装置1の側面図および背面図である。
図1に示されるように、折戸2は、開口部の上側に上ガイドレール3が配設されるとともに、下側に下ガイドレール4が配設され、折戸2の上側端に固定されるランナ本体6が前記上ガイドレール3に沿って走行案内されるとともに、折戸2の下側端に固定される下側走行体5が前記下ガイドレール4に沿って走行案内されることにより、開閉可能となっている。
前記吊込み装置1は、前記上ガイドレール3に沿って走行自在とされるランナ本体6と、該ランナ本体6から下方に突出した連結軸7と、折戸2の上部に対して固定され前記連結軸7と連結されるランナ取付具8とから主に構成されている。そして、前記ランナ取付具8は、図3に示されるように、吊戸に固定されるアウターケース9と、前記連結軸7に取り付けられるインナーケース10とからなり、前記アウターケース9に対して、前記インナーケース10が着脱自在とされている。
前記ランナ本体6は、図2に示されるように、ローラ支軸30、30によって両側に夫々2個ずつ支持された合計4個のローラ31、31…を備え、これらローラ31、31…が上ガイドレール3の走行溝3a、3aを転動することにより上ガイドレール3に沿って移動自在となっている。また、前記ローラ支軸30、30間の略中央部から下方に向けて前記ランナ取付具8と連結される連結軸7が取り付けられている。
前記連結軸7は、図4に示されるように、軸部7aの下部に、軸部7aより相対的に径の小さな小径部7bを備えるとともに、この小径部7bの下端に、軸部7aより相対的に径の大きな大径部7cを備えている。また軸部7aの上端には、前記ランナ本体6に挿通されその上端でカシメることによりランナ本体6に連結されるようにしたカシメ部7dを備えている。
前記インナーケース10には、図2及び図3にも示されるように、上下方向にスライド可能に支持されるとともに、バネ部材12により突出方向に付勢保持され、突出した状態から没入可能とされるとともに、前記アウターケース9に対する嵌合時に、前記アウターケース9に形成された被係合部9dに係止することにより該インナーケース10を抜脱不能に保持する係合部11aが形成されたロック部材11と、このロック部材11の下方側に一体的に設けられ、両端がインナーケース10の両側面に形成された縦長の長孔10e、10eに嵌合する突出軸13と、前記連結軸7の上下方向位置を調整するための調整機構Rとが収容されている。
前記調整機構Rは、図4に示されるように、回動操作する調整ネジ14と、この調整ネジ14に螺設され、前記調整ネジ14の回動操作によって螺進退可能とされる平行移動板15と、この平行移動板15が嵌入される切欠き16bが形成された主動片16aと、この主動片16aから略直角方向に前記連結軸7の小径部7bに嵌合される従動片16cとを備え、前記平行移動板15の平行移動に伴って貫通孔16d、16dに挿通された回動軸17周りに回動し、前記連結軸7を上下方向に位置調整する作動部材16と、前記調整ネジ14の頭部とネジ部との境界に凹状溝14aが設けられ、この調整ネジ14をインナーケース10に装着した状態で、位置不動に保持するために前記凹状溝14aに挿入される規制板18とから構成されている。
前記アウターケース9は、図5に示されるように、平面視で略U字状を成すケース体からなり、その前面が開放されている。前記アウターケース9の奥壁面には、アウターケース9を折戸2に固定するためのビス孔9bが形成されている。また両側面及び背面には、水平方向に連続した段差9aが設けられ、アウターケース9の折戸2への嵌合及びインナーケース10のアウターケース9への嵌合をガイドしている。なお、このアウターケース9は、図2に示されるように、予め工場段階で折戸2の上部端部にそれぞれビス40により固定されて搬入されるか、或いは現場において吊込み装置1の取付けに先行して折戸2にビス40により固定される。
前記アウターケース9は、上面に前記連結軸7を手前側から水平方向に挿入するため、手前の開口側よりU字状に切り欠かれたスリット状の挿入溝9cが形成されている。また、前記挿入溝9cの中間部の両側縁部には、凹状の切欠きによって前記挿入溝9cの溝幅を拡大させた被係合部9d、9dが設けられている。この被係合部9d、9dは、インナーケース10との嵌合時に、後述するインナーケース10に設けられたロック部材11の係合部11aと係合することにより、インナーケース10を抜脱不能に保持するためのものである。なお、前記被係合部9dの手前側側面9eは内側に傾斜して形成され、容易に係合が解除されないようになっている。
また、前記アウターケース9側面の手前側の端縁には、前記ロック部材11の没入操作時に、このロック部材11に設けられた突出軸13が摺接する下向き方向の傾斜辺9f、9fが形成されている。
一方、前記インナーケース10は、図6に示されるように、前記アウターケース9との嵌合時に前記アウターケース9の内部に収容される収容ケース部10Aと、この収容ケース部10Aの手前側に一体的に設けられ、前記アウターケース9との嵌合時に前記アウターケース9の開口側端縁を蓋するように取り付けられる手前側壁面10Bとから構成されている。
前記収容ケース部10Aには、上面に開放し、前記ロック部材11が収容されるロック部材収容部10aと、上面から下面に連通するように形成され、前記連結軸7が挿入される連結軸挿入孔10bと、下面に開放し前記連結軸7の上下方向位置を調整するための位置調整機構Rが収容される位置調整機構収容部10cとが形成されている。また、両側面及び背面には、アウターケース9に設けられた前記段差9aと係合してアウターケース9への嵌合をガイドする水平方向に連続した段差10nが設けられている。
前記ロック部材収容部10aには、両側面に、上面側より略U字形に切り欠かれた切欠き溝10d、10dが形成されるとともに、その下方に上下方向に長い長孔10e、10eが形成されている。また、前記ロック部材収容部10aの底面には、前記バネ部材12の一方端が嵌合するバネ部材嵌合凹部10fが形成されている。さらに、前記ロック部材収容部10aの手前面、すなわち手前側壁面10Bには、プラスドライバーSなどの棒状物を挿入するための開口10gが形成されている。
前記位置調整機構収容部10cには、両側面に、前記調整ネジ14に螺設された状態の平行移動板15が跨って設けられ、前記調整ネジ14の回動時に該平行移動板15の回動を規制することにより平行移動板15の螺進退を可能とする平行移動板係合窓10h、10hが設けられている。また手前側壁面10Bには、前記調整ネジ14を手前側面から挿入するための貫通した調整ネジ用孔10iが設けられるとともに、この調整ネジ用孔10iに前記調整ネジ14を挿入した状態で、前記調整ネジ14の凹状溝14aに前記規制板18を係合させるため、下面側から前記調整ネジ用孔10iに横断して設けられる挿入溝10jが設けられている。さらに前記位置調整機構収容部10cの上面から垂下して形成され、前記作動部材16の回動軸17が挿入される貫通孔10kを有する垂下体10mが備えられている。
前記ロック部材11は、図7に示されるように、その上端に前記アウターケース9に対する嵌合時に前記アウターケース9に形成された被係合部9dに係止する、両側に突出した略直方体形状の係合部11aが設けられている。この係合部の手前側側面11bは、前記アウターケース9の被係合部9dの手前側側面9eと係合するように傾斜して形成されている。かかる手前側側面11bを有する係合部11aと、前記手前側側面9eを有する被係合部9dとの嵌合時に、インナーケース10とアウターケース9との確実な係合が維持できるようになる。なお、前記ロック部材11の上面の先端側は、アウターケース9への嵌合時に、アウターケース9の挿入溝9cが形成された上面壁に当接することにより自動的にインナーケース10の内部に没入するように、前記係合部11aを含めた領域を面取りした傾斜状の当接面11dが形成されている。
また、前記ロック部材11の手前側側面には、括れ状の凹部11cが設けられている。この凹部11cは、手前側からプラスドライバーSなどの棒状物を差込んで、その先端を当てた状態で下方向に移動させることにより、ロック部材11とアウターケース9との係合を解除するためのものである。よって、プラスドライバーSの先端の差込みを容易化するため、凹部11cの上下面は図示例のように、それぞれ手前側に向けて拡開して形成されることが望ましい。
前記ロック部材11の下面には、前記バネ部材12の他方端が嵌合して該ロック部材11を突出方向に付勢するバネ部材嵌合凹部11eが設けられている。またロック部材11の下面には、下方に延在する延在部11fが設けられ、この延在部11fには、前記インナーケース10に装着した状態で、前記インナーケース10の両側面に形成された長孔10e、10eから突出して設けられる前記突出軸13を嵌挿するための貫通孔11gが設けられている。前記長孔10e、10e内で前記突出軸13を移動可能とすることにより、前記ロック部材11の上下方向移動範囲を制限している。
次に、前記インナーケース10とアウターケース9との係合方法及びその解除方法について、図8〜図11に基づいて詳述する。
先ず、前記インナーケース10とアウターケース9との係合方法は、図8(A)に示されるように、アウターケース9の開口にインナーケース10を対面させた状態とし、図8(B)に示されるように、インナーケース10をアウターケース9に嵌合させる。その際、ロック部材11はアウターケース9の上面壁に当接することにより自動的にインナーケース10の内部に没入する。そのままインナーケース10を奥側まで嵌合させると、ロック部材11の係合部11aがアウターケース9の被係合部9d位置に到達した段階で、図8(C)に示されるように、ロック部材11が上方向に移動し、ロック部材11の係合部11aがアウターケース9の被係合部9dに係合し、インナーケース10が抜脱不能に保持される。
次いで、前記インナーケース10をアウターケース9から抜脱させるには、図9(A)及び図10(A)に示されるように、インナーケース10の手前側壁面10Bに形成された開口10gから斜め上方に向けてプラスドライバーSを差込み、このプラスドライバーSの先端をロック部材11の凹部11cに当接させる。この状態で、プラスドライバーSの先端側を下降させるように揺動操作し、図9(B)及び図10(B)に示されるように、ロック部材11をバネの付勢力に抗して下方側に移動させるようにする。
このとき、図11(A)〜(C)に示されるように、ロック部材11の没入操作時に、突出軸13がアウターケース9の傾斜辺9f、9fを摺動することにより、インナーケース10がアウターケース9から抜脱方向に若干押し出されるようになっている。すなわち、図11(A)に示されるように、プラスドライバーSの先端をロック部材11の凹部11cに当接させて下方向側に移動することにより、図11(B)に示されるように、突出軸13がアウターケース9の傾斜辺9fに当接し、この状態からさらに下方向に移動させると、前記突出軸13は傾斜辺9fを摺動する。これにより、反作用的にインナーケース10自体が手前側に押し出され、その後プラスドライバーSを引き抜いてロック部材11を付勢力により突出させてもロック部材11の係合部11aがアウターケース9の被係合部9dに係合することはなく、簡単に係合が解除できるようになっている。
その後、図9(C)に示されるように、インナーケース10がアウターケース9から完全に引き出される。
折戸2の全体斜視図である。 (A)、(B)はそれぞれ本発明に係る吊込み装置1の側面図および背面図である。 ランナ取付け具8の斜視図である。 ランナ取付具8の分解斜視図である。 アウターケース9を示す、(A)は縦断面図、(B)は上面図、(C)は前面図である。 インナーケース10を示す、(A)は縦断面図、(B)は上面図、(C)は前面図、(D)は背面図、(E)は下面図である。 ロック部材11を示す、(A)は側面図、(B)は上面図、(C)は前面図、(D)は背面図、(E)は下面図である。 (A)、(B)、(C)はインナーケース10とアウターケース9との係合要領を示すランナ取付具8の縦断面図である。 (A)、(B)、(C)はインナーケース10とアウターケース9との係合解除要領を示すランナ取付具8の縦断面図である。 (A)、(B)はインナーケース10とアウターケース9との係合解除要領を示すランナ取付具8の縦断面斜視図である。 (A)、(B)、(C)はインナーケース10とアウターケース9との係合解除要領を示すランナ取付具8の側面図である。
符号の説明
1…吊込み装置、2…折戸、3…上ガイドレール、4…下ガイドレール、5…下側走行体、6…ランナ本体、7…連結軸、8…ランナ取付具、9…アウターケース、9d…被係合部、10…インナーケース、10g…開口、11…ロック部材、11a…係合部、11c…凹部、12…バネ部材、13…突出軸、14…調整ネジ、15…平行移動板、16…連結部材、17…回動軸、18…並進規制板、S…プラスドライバー

Claims (3)

  1. 走行レールに沿って走行自在とされるランナ本体と、該ランナ本体から下方向に突出した連結軸と、吊戸の上部に固定され前記連結軸と連結されるランナ取付具とからなり、前記ランナ取付具が吊戸に固定されるアウターケースと、前記連結軸に取り付けられ前記アウターケースに対して着脱自在とされるインナーケースとからなる吊戸の吊込み装置であって、
    前記インナーケースには、上下方向にスライド可能に支持されるとともに、バネ部材により突出方向に付勢保持され、突出した状態から没入可能とされるとともに、前記アウターケースに対する嵌合時に、前記アウターケースに形成された被係合部に係止することにより該インナーケースを抜脱不能に保持する係合部が形成されたロック部材が備えられ、
    前記ロック部材の手前側側面に凹部が設けられるとともに、前記インナーケースの手前側壁面に開口が形成され、前記開口から棒状物を差込み、先端を前記凹部に当接させて反付勢方向に移動することにより、前記インナーケースとアウターケースとの係合を解除可能としたことを特徴とする吊戸の吊込み装置。
  2. 前記アウターケースは、上面に前記連結軸を挿入するための挿入溝が形成されるとともに、該挿入溝中間の両側縁部に凹状の切欠きによって溝幅を拡大させた被係合部が設けられ、前記ロック部材は、上端の両側部に水平方向に突出する係合部が設けられ、前記アウターケースの被係合部と前記インナーケースの係合部との係合によって、アウターケースに対する嵌合時にインナーケースを抜脱不能に保持するようにしてある請求項1記載の吊戸の吊込み装置。
  3. 前記ロック部材には、両側面にインナーケースから外方に突出する突出軸が設けられるとともに、前記アウターケースには前記ロック部材の没入操作時に前記突出軸が摺接する傾斜辺が形成され、前記ロック部材の没入操作時に前記突出軸が前記傾斜辺を摺動することにより、前記インナーケースをアウターケースから抜脱方向に押し出すようにしてある請求項1、2いずれかに記載の吊戸の吊込み装置。
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