JP2009167625A - 阻止棒及び遮断機 - Google Patents

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Abstract

【課題】阻止棒の根元応力を低減し、重量増による慣性力の増大の抑制を図り、疲労耐久性を向上させた阻止棒を提供する。
【解決手段】本実施例に係る阻止棒10Dは、芯材11が把持部側を突出させた状態で弾性材13に収容されてなる遮断機の阻止棒において、芯材11の把持部から先端部14にかけて所定の補強範囲Aに芯材11を補強する第二の補強部材21B−1、21B−2が、芯材11の外壁11aに設けられてなるものであって、第二の補強部材21B−1、21B−2が、芯材11の外壁11aの左右両面に一対対向して設けられてなる。芯材11の外壁11aの左右両面に一対対向して設けた第二の補強部材21B−1、21B−2により、芯材11の剛性の向上を図り、芯材11の根元応力を低減することができると共に、芯材11の重量増による慣性力の上昇を抑えることができるため、芯材11の疲労耐久性を向上させることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、高速道路や有料駐車場等の料金所における車両進入レーンの両側に設置して進入レーンを開閉する阻止棒及び遮断機に関する。
高速道路等の有料道路や駐車場等の料金所においては、該料金所への進入レーンに車両が進入する際に、一旦進入レーンを閉止しておき、料金の自動払いが行われると、進入レーンを開放して車両を通過させる遮断機が設置されている。
また、近年、このような料金所には自動料金収受(ETC:Electronic Toll Collection)システムが導入されており、遮断機を設置して車両が料金を支払うことなく不正に通過するのを阻止するようにしている。
このように料金所において設置されている遮断機は、一般に、長尺の芯材が弾性材に把持部(基端)側を突出させた状態で挿入されて構成された阻止棒を備えており、前記芯材の把持部は遮断機本体に上下方向へ回転可能に装着されている。そして、阻止棒は、芯材の把持部を支点に下方に回転した状態では通路を横切るように進出して水平姿勢で車両の進入を阻止する。一方、芯材の把持部を支点に上方に回転した状態では通路から退避して鉛直姿勢で車両の進入を許容するようになっている(特許文献1〜特許文献4)。
図14は、遮断機の使用状態を示す斜視図である。図14に示すように、高速道路等の有料道路や駐車場等の料金所の通路101の片側、もしくは両側に一対の遮断機102が対向して設置され、遮断機102は、遮断機本体103と阻止棒104とを備え、阻止棒104は遮断機本体103に支持されている。そして、阻止棒104は、図示しない芯材が把持部側を突出させた状態で弾性材105内に収容されて構成されている。この阻止棒104は、前記芯材の把持部側を支点に下方に回転した時には、通路101を横切るように進出して水平姿勢になり車両106の進入を阻止する(図14中、実線)。一方、前記芯材の基端を支点に上方に回転した時には、通路101から退避して鉛直姿勢になり車両106の進入を許容するようになっている(図14中、破線)。
即ち、阻止棒104は通路101上に向かって起伏回動自在であり、阻止棒104を水平状に伏動させることによって車両106の通行を遮断し、起立させることによって通行を行わせるようにしている。
ここで、阻止棒104は、開閉に伴う疲労耐久性を有することが必要である。また、阻止棒104の開閉時には慣性力が作用するため、阻止棒104の重量が増加した場合に慣性力が増大するのを少なくすると共に、阻止棒104の根元応力を低減する必要がある。更には、遮断機102の阻止棒104としての機能を損なわないように補強が簡易に行えることが必要である。
特開2001−288720号公報 特開2002−47620号公報 特開2003−147734号公報 特開2004−285798号公報
しかしながら、前記芯材の板厚を厚くして阻止棒104を補強する方法を採用した場合、前記芯材の全長に渡り板厚を厚くすると、阻止棒104の重量が増加することにより慣性力が増大し、阻止棒104の補強効果が小さい、という問題がある。
本発明は、前記問題に鑑み、阻止棒の根元応力を低減し、重量増による慣性力の増大の抑制を図り、疲労耐久性を向上させた阻止棒を提供することを課題とする。
上述した課題を解決するための本発明の第1の発明は、芯材が把持部側を突出させた状態で弾性材に収容されてなる遮断機の阻止棒において、前記芯材の把持部から先端部にかけて所定範囲を補強する補強部材が、前記芯材の内壁、外壁の何れか一方又は両方に設けられてなるものであることを特徴とする阻止棒にある。
第2の発明は、第1の発明において、前記芯材の外壁又は内壁の何れか一方又は両方であって、それらの上下、左右の何れか一方又は両方に、前記補強部材が一対対向して設けられてなるものであることを特徴とする阻止棒にある。
第3の発明は、第2の発明において、前記補強部材が、前記芯材の長手方向に対して直交する方向の断面形状が、コの字状であることを特徴とする阻止棒にある。
第4の発明は、第1の発明において、前記補強部材が、前記芯材の外壁又は内壁の四隅に各々設けられてなるものであることを特徴とする阻止棒にある。
第5の発明は、第1の発明において、前記補強部材が、前記芯材の外周に巻きつけられる繊維補強シートであることを特徴とする阻止棒にある。
第6の発明は、第1乃至5の何れか一つの発明において、前記所定範囲が、前記芯材の前記把持部から前記先端部にかけて500mmの範囲内であることを特徴とする阻止棒にある。
第7の発明は、第1乃至6の何れか一つの発明において、前記補強部材が、テーパー部を有するものであることを特徴とする阻止棒にある。
第8の発明は、第1乃至7の何れか一つの発明の阻止棒を有するものであることを特徴とする遮断機にある。
本発明によれば、芯材の内壁、外壁の何れかに前記芯材の把持部から先端部にかけて所定の補強範囲に前記芯材を補強する補強部材を有しているため、前記芯材の根元応力を低減することができると共に、前記補強部材の追加に伴い前記芯材の重量が増加することによる慣性力の上昇を抑えることができるため、前記芯材の疲労耐久性を向上させることができる。
また、本発明によれば、芯材の内壁、外壁の何れかに前記芯材の把持部から先端部にかけて所定の補強範囲に前記補強部材を設けるため、簡易に施工することができる。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
本発明による実施例1に係る阻止棒について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例に係る阻止棒を簡略に示す正面図である。図2は、本実施例に係る阻止棒を芯材の長手方向に対して直交する方向から見た時の補強部材の構成を簡略に示す概略断面図であり、図1中のA−A断面図である。図2中、弾性材の図は省略する。なお、以下の補強部材の構成を簡略に示す断面図においても弾性材の図は同様に省略する。
図1、2に示すように、本実施例に係る阻止棒10Aは、芯材11が把持部12側を突出させた状態で弾性材13に収容されてなる遮断機の阻止棒において、芯材11の把持部12から先端部14にかけて所定の補強範囲Aに芯材11を補強する第一の補強部材21A−1、21A−2が、芯材11の外壁11aに設けられてなるものであって、第一の補強部材21A−1、21A−2が、芯材11の外壁11aの上下両面に一対対向して設けられてなるものである。
芯材11は、マグネシウム合金、ステンレス鋼、アルミニウム合金製の押出成形された金属製の角パイプ材で構成され、芯材11の長手方向に対して直交する方向から見たときの断面形状は、縦長矩形をしている。また、芯材11の断面形状は、これに限定されるものでなく、断面円形や楕円形のパイプ材であってもよい。
芯材11の把持部12には、図示しない支軸を挿入する図示しない軸孔が形成されている。これにより、阻止棒10Aが図14に示すような遮断機本体103の図示しない昇降機構に前記支軸によって上下方向に回転可能に装着されている。
また、弾性材13は、芯材11の長手方向に対して直交する方向から見たときの断面形状は、縦長矩形をしている。この弾性材13の把持部12側から先端部14側にかけて、芯材11を収容する断面縦長矩形の収容空間が長手方向に貫通形成されている。また、弾性材13の外表面には、例えばディッピングやフィルムの貼り合わせ等により保護層が形成されている。更に、弾性材13の外表面には、人の注意を喚起するため図1に示すような反射シートのマーク15などが施されている。
また、弾性材13としては、車両衝突時の衝撃を吸収緩和するため、ポリエチレンやポリ塩化ビニル等の樹脂材料、発泡ウレタンやゴム等の衝撃の吸収、緩衝が可能な材料を使用することができる。
また、本実施例に係る阻止棒10Aにおいては、芯材11の外壁11aの上下両面に一対の対向した第一の補強部材21A−1、21A−2を設けるようにしている。芯材11の外壁11aの上下両面に一対の対向した第一の補強部材21A−1、21A−2を設けることにより、芯材11の剛性の向上を図ることができるため、芯材11の根元応力を低減することができる。
また、第一の補強部材21A−1、21A−2は、芯材11と弾性材13との間に設けられているため、芯材11が弾性材13から把持部12側に突出している部分では、芯材11と第一の補強部材21A−1、21A−2との2層構造となる。
また、第一の補強部材21A−1、21A−2は芯材11の外周に設けられているため、第一の補強部材21A−1、21A−2の一部が、芯材11と共に弾性材13の内部に収容されるように構成されている。このとき、本実施例に係る阻止棒10Aは、内側から順に芯材11、第一の補強部材21A−1、21A−2、弾性材13の3層構造となる。
尚、以下の実施例においても同様である。
また、第一の補強部材21A−1、21A−2は、平板状のものであって金属板などを用いることができるが、芯材11と同様の材料を用いるようにしてもよい。第一の補強部材21A−1、21A−2を構成する材料はこれらに限定されるものではない。
また、本実施例に係る阻止棒10Aにおいては、第一の補強部材21A−1、21A−2を図1に示すような所定の補強範囲Aとして芯材11の把持部12から先端部14にかけて500mm程度、好ましくは300mm程度の範囲内に設けるようにしている。
第一の補強部材21A−1、21A−2を芯材11の全長では無く、図1に示すような把持部12から500mm程度の範囲内の所定範囲Aで補強することで、第一の補強部材21A−1、21A−2を用いて補強したことに伴い芯材11の重量が増加することによる慣性力の上昇を抑えることができる。
よって、第一の補強部材21A−1、21A−2を芯材11の外壁11aに設けることにより、芯材11の根元応力を低減することができると共に、第一の補強部材21A−1、21A−2の追加に伴い芯材11の重量が増加することによる慣性力の上昇を抑えることができるため、芯材11の疲労耐久性を向上させることができる。
また、第一の補強部材21A−1、21A−2は、芯材11の外壁11aの上下両面に接着剤などを用いて接着するようにしている。接着剤としては、例えばアクリル系粘着剤から接合テープなどを用いることができるが、第一の補強部材21A−1、21A−2を芯材11の外壁11aに接着させて固定すればよいため、特にこれらに限定されるものではない。
また、第一の補強部材21A−1、21A−2は、平板状の金属板であり、芯材11に接着するのみであるため、芯材11の補強を簡易に施工することができる。
また、芯材11の外壁11aを補強することによって、芯材11の荷重を第一の補強部材21A−1、21A−2から把持部12に伝達することができるため、芯材11の補強効果を大きくすることができる。
また、本実施例に係る阻止棒10Aにおいては、第一の補強部材21A−1、21A−2を芯材11の上下両面に設けるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、図3に示すような本実施例に係る阻止棒10Bのように、芯材11の外壁11aの左右両面にも第一の補強部材21A−3、21A−4を一対対向して設けるようにしてもよい。芯材11の上下両面に加えて左右両面も補強することで、芯材11の剛性力を更に向上させ、更に芯材11の補強効果を増加させることができる。
また、芯材11の外壁の左右両面にのみ第一の補強部材21A−3、21A−4を一対対向して設けるようにしてもよい。
また、本実施例に係る阻止棒10Aにおいては、図4に示すような本実施例に係る阻止棒10Cのように、第一の補強部材21A−1、21A−2の一部にテーパー部16を有するようにしてもよい。第一の補強部材21A−1、21A−2の一部にテーパー部16を設け、第一の補強部材21A−1、21A−2の断面を徐々に変化させた先端形状とすることで、阻止棒11Aの荷重を滑らかに伝達することができる。
このため、第一の補強部材21A−1、21A−2の端部に位置する芯材11部分には応力が集中しにくくなるため、更に芯材11の根元応力を低減することができると共に、疲労耐久性を向上させることができる。
このように、本実施例に係る阻止棒10Aによれば、芯材11の外壁11aに芯材11の把持部12から先端部14にかけて所定の補強範囲Aに芯材11の外壁11aの上下両面に一対の第一の補強部材21A−1、21A−2を有しているため、芯材11の根元応力を低減できる。また、第一の補強部材21A−1、21A−2を補強したことに伴い芯材11の重量が増加することによる慣性力の上昇を抑えることができるため、芯材11の疲労耐久性を向上させることができる。
また、第一の補強部材21A−1、21A−2は、平板状であり、芯材11に接着するのみであるため、芯材11の補強を簡易に施工することができる。
また、芯材11の外壁11aを第一の補強部材21A−1、21A−2で補強することによって、芯材11の荷重が第一の補強部材21A−1、21A−2から把持部12へ伝達されるため、芯材11の補強効果を大きくすることができる。
本発明による実施例2に係る阻止棒について、図5を参照して説明する。
図5は、本実施例に係る阻止棒を芯材の長手方向に対して直交する方向から見た時の補強部材の構成を簡略に示す概略断面図である。図5中、弾性材の図は省略する。
本実施例に係る阻止棒は、実施例1に係る阻止棒の構成と同様であるため、同一部材には同一の符号を付して重複した説明は省略する。
図5に示すように、本実施例に係る阻止棒10Dの第二の補強部材21B−1、21B−2が、芯材11の外壁11aの左右両面に一対対向して設けられると共に、芯材11の長手方向に対して直交する方向の断面形状をコの字状とするものである。
また、第二の補強部材21B−1、21B−2は、芯材11の外壁11aに接着して設けられている。
対向する一対の第二の補強部材21B−1、21B−2を芯材11の外壁11aに設けているため、図2に示すような本実施例に係る阻止棒10Aの第一の補強部材21A−1、21A−2よりも芯材11の剛性を向上させることができると共に、芯材11の角部を直接補強することができる。
芯材11の長手方向に対して直交する方向から見たときの断面形状は、縦長矩形をしているため、芯材11の角部は疲労上の弱点となる。このため、芯材11の外壁11aに一対の第二の補強部材21B−3、21B−2を設けることにより、芯材11の補強効果を更に向上させることができる。
また、第二の補強部材21B−1、21B−2は、芯材11の長手方向に対して直交する方向の断面形状をコの字状とするものであり、芯材11の外壁11aに容易に接着することができるため、芯材11の補強を簡易に施工することができる。
また、本実施例に係る阻止棒10Dにおいては、第二の補強部材21B−1、21B−2を芯材11の外壁11aの左右両面に設けるようにしているが、図6に示すような本実施例に係る阻止棒10Eのように、芯材11の外壁11aの上下両面に一対の第二の補強部材21B−3、21B−4を対向して設けるようにしてもよい。
本発明による実施例3に係る阻止棒について、図7を参照して説明する。
図7は、本実施例に係る阻止棒を芯材の長手方向に対して直交する方向から見た時の補強部材の構成を簡略に示す概略断面図である。図7中、弾性材の図は省略する。
本実施例に係る阻止棒は、実施例1に係る阻止棒の構成と同様であるため、同一部材には同一の符号を付して重複した説明は省略する。
図7に示すように、本実施例に係る阻止棒10Fの第三の補強部材21C−1〜21C−4が、芯材11の外壁11aの四隅に各々設けられてなるものである。
また、第三の補強部材21C−1〜21C−4は、芯材11に接着して設けられている。
第三の補強部材21C−1〜21C−4を芯材11の外壁11aに設けているため、図5に示すような本実施例に係る阻止棒10Dのように第二の補強部材21B−1、21B−2を設ける場合よりも芯材11の角部を直接補強することができると共に、第三の補強部材21C−1〜21C−4を用いて補強したことに伴い芯材11の重量が増加することによる慣性力の上昇を更に抑えることができる。このため、芯材11の根元応力を低減することができると共に、更に慣性力を抑えることができるため、芯材11の疲労耐久性を更に向上させることができる。
また、第三の補強部材21C−1〜21C−4は、芯材11の外壁11aの四隅に容易に接着することができるため、芯材11の補強を簡易に施工することができる。
本発明による実施例4に係る阻止棒について、図8を参照して説明する。
図8は、本実施例に係る阻止棒を芯材の長手方向に対して直交する方向から見た時の補強部材の構成を簡略に示す概略断面図である。図8中、弾性材の図は省略する。
本実施例に係る阻止棒は、実施例1に係る阻止棒の構成と同様であるため、同一部材には同一の符号を付して重複した説明は省略する。
図8に示すように、本実施例に係る阻止棒10Gは、図2に示すような実施例1に係る阻止棒10Aの第一の補強部材21A−1、21A−2を芯材11の内壁11bに設けたものである。
即ち、本実施例に係る阻止棒10Gの第四の補強部材21D−1、21D−2が、図8に示すように、芯材11の内壁11bの上下両面に一対対向して設けられてなるものである。
また、第四の補強部材21D−1、21D−2は、芯材11に接着して設けられている。
芯材11の内壁11bの上下両面に一対対向して第四の補強部材21D−1、21D−2を設けることで、芯材11の内壁11b側から芯材11を補強することができるため、実施例1に係る阻止棒10Aと同様に、芯材11の内壁11bの上下両面に一対対向して第四の補強部材21D−1、21D−2を設けることにより、芯材11の剛性の向上を図ることができるため、芯材11の根元応力を低減することができる。
また、第四の補強部材21D−1、21D−2を用いて補強したことに伴い芯材11の重量が増加することによる慣性力の上昇を抑えることができる。
よって、第四の補強部材21D−1、21D−2を芯材11の内壁11bに設けることにより、芯材11の根元応力を低減することができると共に、第四の補強部材21D−1、21D−2の追加に伴い芯材11の重量が増加することによる慣性力の上昇を抑えることができるため、芯材11の疲労耐久性を向上させることができる。
また、第四の補強部材21D−1、21D−2は、平板状であり、芯材11の内壁11bに接着するのみであるため、芯材11の補強を簡易に施工することができる。
また、本実施例に係る阻止棒10Gにおいては、第四の補強部材21D−1、21D−2を芯材11の内壁11bの上下両面に設けるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、図9に示すような本実施例に係る阻止棒10Hのように、芯材11の内壁11bの左右両面にも一対の第四の補強部材21D−3、21D−4を対向して設けるようにしてもよい。芯材11の内壁11bの上下両面に加えて左右両面も補強することで、芯材11の剛性力を更に向上させ、更に芯材11の補強効果を増加させることができる。
また、芯材11の内壁11bの左右両面にのみ一対の第四の補強部材21D−3、21D−4を対向して設けるようにしてもよい。
また、図10に示すような本実施例に係る阻止棒10Iのように、図5に示すような実施例2に係る阻止棒10Dの第二の補強部材21B−1、21B−2と同様に、芯材11の内壁11bの上下両面に芯材11の長手方向に対して直交する方向の断面形状が、コの字状である一対の第五の補強部材21E−1、21E−2を対向して設けるようにしてもよい。
また、図11に示すような本実施例に係る阻止棒10Jのように、図6に示すような実施例2に係る阻止棒10Eの第二の補強部材21B−3、21B−4と同様に、芯材11の内壁11bの左右両面に芯材11の長手方向に対して直交する方向の断面形状が、コの字状である一対の第五の補強部材21E−3、21E−4を対向して設けるようにしてもよい。
また、図12に示すような本実施例に係る阻止棒10Kのように、図7に示すような実施例3に係る阻止棒10Fの第三の補強部材21C−1〜21C−4と同様に、芯材11の内壁11bの四隅に第六の補強部材21F−1〜21F−4を各々設けるようにしてもよい。
本発明による実施例5に係る阻止棒について、図13を参照して説明する。
図13は、本実施例に係る阻止棒を芯材の長手方向に対して直交する方向から見た時の補強部材の構成を簡略に示す概略断面図である。図13中、弾性材の図は省略する。
本実施例に係る阻止棒は、実施例1に係る阻止棒の構成と同様であるため、同一部材には同一の符号を付して重複した説明は省略する。
図13に示すように、本実施例に係る阻止棒10Lの第七の補強部材21Gが、芯材11の外壁11aの外周に巻きつけられる繊維補強シートとするものである。
また、第七の補強部材21Gは、芯材11に接着して設けられている。
第七の補強部材21Gの繊維補強シートは、高強度の繊維材料からなるものであり、例えば炭素繊維複合材料(CFRP:Carbon Fiber Reinforced Plastic)などが用いられる。また、第七の補強部材21Gは、剛性の高い軽量の繊維材料であればよいため、特に炭素繊維複合材料に限定されるものではない。例えば、ガラス繊維強化樹脂(GFRP:Glass Fiber Reinforced Plastics)や繊維強化樹脂(KFRP:Kevlar Fiber Reinforced Plastics、ケブラー(登録商標))等の繊維強化樹脂(FRP)を使用してもよい。
第七の補強部材21Gは芯材11の外周に繊維補強シートを巻きつけているため、芯材11に対して簡易に施工することができると共に、芯材11の長手方向の角部にも容易に接着することができる。
また、第七の補強部材21Gは、芯材11の上下両面だけでなく左右両面も補強することができるため、芯材11の剛性を向上させることができ、更に芯材11の補強効果を増大させることができる。
また、第七の補強部材21Gは、芯材11の角部も直接補強することができるため、更に芯材11の補強効果を増大させることができる。
また、第七の補強部材21Gは、芯材11の外周に必要となる補強の強さに応じて前記繊維補強シートを任意の層となる分だけ巻くようにすればよい。
また、本発明では、補強部材を芯材11の外壁11a、内壁11bの何れか一方に設ける場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、芯材11の外壁11a、内壁11bの両方に設けるようにしてもよい。
また、本発明は、高速道路や有料駐車場等の料金所において設置されている車両の通行を制御する遮断機の阻止棒に用いる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、電車などの線路の遮断機などにも用いることができる。
以上のように、本発明に係る阻止棒は、芯材の内壁、外壁の何れかに前記芯材の把持部から先端部にかけて所定の補強範囲に前記芯材を補強する補強部材を設けることで、前記芯材の根元応力を低減し、慣性力の上昇を抑えることで、前記芯材の疲労耐久性を向上させることができるため、高速道路等の有料道路や駐車場等の料金所の通路に設置される遮断機の阻止棒として有用である。
実施例1に係る阻止棒を簡略に示す正面図である。 実施例1に係る阻止棒を芯材の長手方向に対して直交する方向から見た時の補強部材の構成を簡略に示す概略断面図である。 実施例1に係る阻止棒を芯材の長手方向に対して直交する方向から見た時の補強部材の他の構成を簡略に示す概略断面図である。 実施例1に係る阻止棒の補強部材の他の構成を簡略に示す正面図である。 実施例2に係る阻止棒を芯材の長手方向に対して直交する方向から見た時の補強部材の構成を簡略に示す概略断面図である。 実施例2に係る阻止棒を芯材の長手方向に対して直交する方向から見た時の補強部材の他の構成を簡略に示す概略断面図である。 実施例3に係る阻止棒を芯材の長手方向に対して直交する方向から見た時の補強部材の構成を簡略に示す概略断面図である。 実施例4に係る阻止棒を芯材の長手方向に対して直交する方向から見た時の補強部材の構成を簡略に示す概略断面図である。 実施例4に係る阻止棒を芯材の長手方向に対して直交する方向から見た時の補強部材の他の構成を簡略に示す概略断面図である。 実施例4に係る阻止棒を芯材の長手方向に対して直交する方向から見た時の補強部材の他の構成を簡略に示す概略断面図である。 実施例4に係る阻止棒を芯材の長手方向に対して直交する方向から見た時の補強部材の他の構成を簡略に示す概略断面図である。 実施例4に係る阻止棒を芯材の長手方向に対して直交する方向から見た時の補強部材の他の構成を示す概略断面図である。 実施例5に係る阻止棒を芯材の長手方向に対して直交する方向から見た時の補強部材の構成を簡略に示す概略断面図である。 遮断機の使用状態を示す斜視図である。
符号の説明
10A〜10L 阻止棒
11 芯材
11a 外壁
11b 内壁
12 把持部
13 弾性材
14 先端部
15 マーク
16 テーパー部
21A−1〜21A−4 第一の補強部材
21B−1〜21B−4 第二の補強部材
21C−1〜21C−4 第三の補強部材
21D−1〜21D−4 第四の補強部材
21E−1〜21E−4 第五の補強部材
21F−1〜21F−4 第六の補強部材
21G 第七の補強部材

Claims (8)

  1. 芯材が把持部側を突出させた状態で弾性材に収容されてなる遮断機の阻止棒において、
    前記芯材の把持部から先端部にかけて所定範囲を補強する補強部材が、前記芯材の内壁、外壁の何れか一方又は両方に設けられてなるものであることを特徴とする阻止棒。
  2. 請求項1において、
    前記芯材の外壁又は内壁の何れか一方又は両方であって、
    それらの上下、左右の何れか一方又は両方に、前記補強部材が一対対向して設けられてなるものであることを特徴とする阻止棒。
  3. 請求項2において、
    前記補強部材が、前記芯材の長手方向に対して直交する方向の断面形状が、コの字状であることを特徴とする阻止棒。
  4. 請求項1において、
    前記補強部材が、前記芯材の外壁又は内壁の四隅に各々設けられてなるものであることを特徴とする阻止棒。
  5. 請求項1において、
    前記補強部材が、前記芯材の外周に巻きつけられる繊維補強シートであることを特徴とする阻止棒。
  6. 請求項1乃至5の何れか一つにおいて、
    前記所定範囲が、前記芯材の前記把持部から前記先端部にかけて500mmの範囲内であることを特徴とする阻止棒。
  7. 請求項1乃至6の何れか一つにおいて、
    前記補強部材が、テーパー部を有するものであることを特徴とする阻止棒。
  8. 請求項1乃至7の何れか一つの阻止棒を有するものであることを特徴とする遮断機。
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