JP2019524546A - 歩行者保護装置および関連する方法 - Google Patents
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Abstract
プラスチック材料(150)と、マトリックス材料内に分散した繊維(158)をそれぞれが含む1つまたは複数のラミネート(154)とを有する複合材ボディ(146)を含み、ボディ(146)が、第一および第二の端部の間に延びている細長いビーム(74)を画定し、細長いビーム(74)が、第一および第二の端部の間にそれぞれ延びている第一および第二のフランジ(86)と、第一および第二のフランジ(86)の間に延びてそれらを接続しているウェブ(94)とを有し、1つまたは複数のラミネート(154)のうちの少なくとも1つが第一のフランジ(86、90)に沿って配置されている、かつ/または1つまたは複数のラミネート(154)のうちの少なくとも1つが第二のフランジ(86、90)に沿って配置されている、歩行者保護装置を提供する。いくつかの装置において、第二のフランジ(86、90)とは反対側を向いた、第一のフランジ(86、90)の外面(126、130)は、凸状である。いくつかの装置において、1つまたは複数のラミネート(154)のうちの少なくとも1つのマトリックス材料はプラスチック材料(150)を含む。
Description
関連出願の相互参照
本出願は、全体として参照により本明細書に組み入れられる、2016年8月5日に出願された米国特許仮出願第62/371,446号の優先権の恩典を主張する。
本出願は、全体として参照により本明細書に組み入れられる、2016年8月5日に出願された米国特許仮出願第62/371,446号の優先権の恩典を主張する。
1.発明の分野
本発明は一般に、歩行者保護に関し、より具体的には、ただし非限定的に、車両との衝突時に歩行者の脚の動きを誘導して、歩行者への特定の損傷の危険を減らすように構成された装置および関連する方法に関する。
本発明は一般に、歩行者保護に関し、より具体的には、ただし非限定的に、車両との衝突時に歩行者の脚の動きを誘導して、歩行者への特定の損傷の危険を減らすように構成された装置および関連する方法に関する。
2.関連技術の説明
歩行者保護の関心の増大により、歩行者との衝突時に歩行者に加わる力を減らし、歩行者の脚部損傷を軽減するなどするバンパシステムを提供することを車両製造者に要求する基準が創作された。
歩行者保護の関心の増大により、歩行者との衝突時に歩行者に加わる力を減らし、歩行者の脚部損傷を軽減するなどするバンパシステムを提供することを車両製造者に要求する基準が創作された。
いくつかのそのようなバンパシステムは、エネルギーアブソーバ(たとえばフォーム、熱可塑性樹脂などのエネルギーアブソーバ)およびエネルギーアブソーバの下に配置される脚部保護装置を含む。歩行者との衝突時、エネルギーアブソーバは、歩行者に加わる力を減らすことができ、脚部保護装置は、歩行者の脚の動きを誘導して、たとえば、膝よりも下の脚の部分の侵入に抵抗して、それにより、膝にかかる曲げおよび剪断荷重を減らし、歩行者が車両の下に閉じ込められる危険を減らすなどすることができる。
いくつかの脚部保護装置は、チューブ状か打ち抜き構造かに関わらず、金属製である。金属製の脚部保護装置は、その金属構造のせいで、望みに反して重い、可能な形状および寸法が限られる(たとえば、車両設計制限を課す)、長さ方向に不均一な剛性をこうむりがちである、などのおそれがある。
いくつかの脚部保護装置は熱可塑性材料製である。アンダートレーまたはスプラッシュシールドと呼ばれることもある一般的な熱可塑性脚部保護装置は、衝突方向の剛性を高めるためにコルゲート加工されている板状構造を含むことができる。そのような熱可塑性脚部保護装置は相対的に大きな装置であることができ、それが、車両設計制限を課し、脚部保護装置の取り付けを複雑化し、車両メンテナンスを複雑化するなどし得る。
脚部保護装置の例が米国特許第8,684,427号(特許文献1)に開示されている。
概要
本歩行者保護装置のいくつかの態様は、たとえば、(i)プラスチック材料と、マトリックス材料内に分散した繊維をそれぞれが含む1つまたは複数のラミネートとを含む複合構造;(ii)第一および第二のフランジと、第一および第二のフランジの間に延びてそれらを接続しているウェブとを含む細長いビーム(たとえばI字形断面);および/または(iii)第一のフランジに沿って配置された1つまたは複数のラミネートおよび/または第二のフランジに沿って配置された1つまたは複数のラミネート((ii)および(iii)は、それぞれ、ビームの中立軸から離間しているビーム材料の量および/または剛性を増し得る))により、(1)歩行者との衝突時に歩行者の脚部損傷を軽減するのに十分な曲げおよび/またはねじれ剛性(たとえば、互換性のある金属製脚部保護装置の対応する曲げおよび/またはねじれ剛性に実質的に等しい、またはそれよりも大きい曲げおよび/またはねじれ剛性);および/または(2)減少した重量および/またはサイズ(たとえば、互換性のある金属製脚部保護装置または互換性のある熱可塑性脚部保護装置と比べたとき)を有するように構成されている。
本歩行者保護装置のいくつかの態様は、たとえば、(i)プラスチック材料と、マトリックス材料内に分散した繊維をそれぞれが含む1つまたは複数のラミネートとを含む複合構造;(ii)第一および第二のフランジと、第一および第二のフランジの間に延びてそれらを接続しているウェブとを含む細長いビーム(たとえばI字形断面);および/または(iii)第一のフランジに沿って配置された1つまたは複数のラミネートおよび/または第二のフランジに沿って配置された1つまたは複数のラミネート((ii)および(iii)は、それぞれ、ビームの中立軸から離間しているビーム材料の量および/または剛性を増し得る))により、(1)歩行者との衝突時に歩行者の脚部損傷を軽減するのに十分な曲げおよび/またはねじれ剛性(たとえば、互換性のある金属製脚部保護装置の対応する曲げおよび/またはねじれ剛性に実質的に等しい、またはそれよりも大きい曲げおよび/またはねじれ剛性);および/または(2)減少した重量および/またはサイズ(たとえば、互換性のある金属製脚部保護装置または互換性のある熱可塑性脚部保護装置と比べたとき)を有するように構成されている。
本歩行者保護装置のいくつかの態様は、たとえば、(i)第一および第二の端部の間に延び、第一および第二の端部の間にそれぞれ延びている第一および第二のフランジと、第一および第二のフランジの間に延びてそれらを接続しているウェブとを含む細長いビーム(第一のフランジ、第二のフランジおよび/またはウェブの幅、高さおよび/または厚さは、第一および第二の端部の少なくとも一方(たとえばそれぞれ)に向かって減少する);および/または(ii)第一のフランジに沿って配置された1つまたは複数のラミネートおよび/または第二のフランジに沿って配置された1つまたは複数のラミネート(第一のフランジに沿って配置された1つまたは複数のラミネートおよび/または第二のフランジに沿って配置された1つまたは複数のラミネートの幅、高さおよび/または厚さは、第一および第二の端部の少なくとも一方に向かって減少する)により、装置の長さに沿ってより均一な曲げおよび/またはねじれ剛性(たとえば、互換性のある金属製脚部保護装置と比べたとき)を有するように構成されている。
いくつかの態様は、複合材ボディのプラスチック材料と、複合材ボディの1つまたは複数のラミネートとの間の、たとえば、該プラスチック材料を含む(たとえばそれからなる)1つまたは複数のラミネートのマトリックス材料を介した接着を容易にするように構成され、該1つまたは複数のラミネートのそれぞれが、該マトリックス材料内に分散した繊維を含む。
用語「結合された」とは、必ずしも直接的または必ずしも機械的ではないが、接続されていることと定義される。「結合された」二つの物品は互いと一体であり得る。本開示がそうでないことを明示的に要求しない限り、名詞の単数形は一つまたは複数と定義される。用語「実質的に」とは、当業者によって理解されるように、必ずしも全部ではないが、概ね指定されたとおりである(かつ、指定されたとおりを含む。たとえば、実質的に90°は90°を含み、実質的に平行は平行を含む)と定義される。開示される任意の態様において、用語「実質的に」および「約」は、指定されたものの「何%以内」と置き換えられ得、%は0.1、1、5および10%を含む。
語句「および/または」は「および」または「または」を意味する。例を示すならば、A、Bおよび/またはCは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとBの組み合わせ、AとCの組み合わせ、BとCの組み合わせまたはAとBとCの組み合わせを含む。換言するならば、「および/または」は包含的論理和として働く。
本開示において使用される「ラミナ」とは、マトリックス材料を繊維の配列に導入することによって成形される材料の層である。「ラミネート」とは、1つまたは複数のラミナ(凝集しているかどうかに関わりなく)を含む材料の層である。
さらに、ある特定のやり方で構成されている装置またはシステムは、少なくともそのやり方で構成されるが、具体的に記載される以外のやり方で構成されることもできる。
用語「含む」(および「含む」の任意の形、たとえば「含み」)、「有する」(および「有する」の任意の形、たとえば「有し」)、および「含有する」(および「含有する」の任意の形、たとえば「含有し」)は、非限定的な連結動詞である。その結果、一つまたは複数の要素を「含む」、「有する」、または「含有する」装置は、それら一つまたは複数の要素を所有するが、それらの要素のみを所有することに限定されない。同様に、一つまたは複数の工程を「含む」、「有する」、または「含有する」方法は、それら一つまたは複数の工程を所有するが、それらの工程のみを所有することに限定されない。
装置、システムおよび方法のいずれかの任意の態様は、記載された工程、要素および/または特徴のいずれかからなることもできるし、またはそれらから本質的になることもできる(含む/有する/含有するではなく)。したがって、請求項のいずれにおいても、用語「〜からなる」または「〜から本質的になる」は、所与の請求項の範囲を、非限定的な連結動詞を使用した場合の範囲から変更するために、上記非限定的な連結動詞のいずれかに代えて用いられることができる。
本開示または態様の性質によって明白に禁じられない限り、一つの態様の一つまたは複数の特徴は他の態様(記載または例示されないとしても)にも適用され得る。
上記態様および他の態様に関するいくつかの詳細を以下に記す。
以下の図面は例を示すものであり、限定ではない。簡潔かつ明確に示すために、所与の構造のすべての特徴が、その構造が見られる各図面の中で常に標識されているわけではない。同一の参照番号が必ずしも同一の構造を示すわけではない。むしろ、非同一な参照番号で示してもよいような、類似した特徴または類似した機能性を有する特徴を示すために同じ参照番号が使用される場合もある。図面は一定の拡大縮小率で描かれている(別段記されない限り)。すなわち、図示された要素のサイズは、少なくとも図面に示された態様に関しては、互いに対して正確である。
詳細な説明
図1は、バンパシステム14を含む車両10を示す。バンパシステム14は、図示するようにバンパビーム22に結合されることができるエネルギーアブソーバ18を含むことができる。たとえば、エネルギーアブソーバ18は、衝突によるエネルギーを吸収することができる材料および/または構造、たとえばフォーム(たとえばポリスチレン、ポリウレタン、ポリエーテル、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのフォーム)、圧潰可能な構造などを含むことができる。少なくともこのようにして、エネルギーアブソーバ18は、歩行者とバンパシステム14との衝突時、歩行者に加わる力の大きさを減らすように構成されることができる。バンパシステム14は脚部保護装置26を含むことができ、脚部保護装置は、エネルギーアブソーバ18の下に配置され、歩行者とバンパシステムとの衝突時に歩行者の脚の動きを誘導して、たとえば膝よりも下の脚の部分の侵入に抵抗するように構成されることができる。たとえば、脚部保護装置26は、エネルギーアブソーバ18よりも剛性であることができる。少なくともこのようにして、脚部保護装置26は、膝にかかる曲げおよび/または剪断荷重を減らし(さもなくば脛骨骨折、関節内骨折、靱帯断裂などを生じさせ得る)、歩行者が車両10の下に閉じ込められる危険を減らすなどすることができる。バンパシステム14の少なくとも一部分はフェイシアまたはバンパカバー30の下に配置されることができる。
図1は、バンパシステム14を含む車両10を示す。バンパシステム14は、図示するようにバンパビーム22に結合されることができるエネルギーアブソーバ18を含むことができる。たとえば、エネルギーアブソーバ18は、衝突によるエネルギーを吸収することができる材料および/または構造、たとえばフォーム(たとえばポリスチレン、ポリウレタン、ポリエーテル、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのフォーム)、圧潰可能な構造などを含むことができる。少なくともこのようにして、エネルギーアブソーバ18は、歩行者とバンパシステム14との衝突時、歩行者に加わる力の大きさを減らすように構成されることができる。バンパシステム14は脚部保護装置26を含むことができ、脚部保護装置は、エネルギーアブソーバ18の下に配置され、歩行者とバンパシステムとの衝突時に歩行者の脚の動きを誘導して、たとえば膝よりも下の脚の部分の侵入に抵抗するように構成されることができる。たとえば、脚部保護装置26は、エネルギーアブソーバ18よりも剛性であることができる。少なくともこのようにして、脚部保護装置26は、膝にかかる曲げおよび/または剪断荷重を減らし(さもなくば脛骨骨折、関節内骨折、靱帯断裂などを生じさせ得る)、歩行者が車両10の下に閉じ込められる危険を減らすなどすることができる。バンパシステム14の少なくとも一部分はフェイシアまたはバンパカバー30の下に配置されることができる。
次に図2A〜3を参照すると、本歩行者保護装置の1つの態様42が示されている。装置42は、バンパシステム(たとえば14)の部品、たとえばバンパシステムの脚部保護装置(たとえば26)であることができる。たとえば、装置42は、車両(たとえば自動車、トラック、バスなど)の前部に対し、その車両のチンスポイラ、エアダム、フロントバランスなどに結合される、それらの少なくとも一部分を形成する、またはそれらに近くに配置されるように取り付けられることができる。図3に示すように、装置42の少なくとも一部分がフェイシアまたはバンパカバー46内に配置されることができる。たとえば、フェイシアまたはバンパカバー46が凹み50を画定することができ、その凹みの中に、装置42の少なくとも一部分、たとえばビーム74(以下で説明する)を受けることができる。
装置42は、装置を車両に結合するための1つまたは複数のマウント58を含む(図2C)ことができる。マウント58はそれぞれビーム74に結合されることができる(たとえば第二のフランジ90で)。より具体的には、装置42は、マウント58の各1つと車両との間に結合されるようにそれぞれが構成された1つまたは複数のブラケット62を含むことができる。各ブラケット62は、たとえばブラケットの剛性を高めるためのチャネル66を画定することができる。各ブラケット62は、金属(たとえば鋼、アルミニウム、チタンなど)、プラスチック材料(たとえば、繊維入りかどうかに関わらず、1つまたは複数のラミネートによって補強されていてもよい熱可塑性、熱硬化性および/または類似の材料)などを含み得る。装置42の有効性を高めるために(たとえば、歩行者との衝突時に歩行者の脚の動きを誘導するために)、装置は(たとえばマウント58および/またはブラケット62を介して)車両の相対的に剛性の部分、たとえばバンパビーム、フレーム、ユニボディなどに結合されることができる。
装置42は、第一端78と第二端82との間に延びている細長いビーム74を含むことができる。ビーム74は、第一端78と第二端82との間にそれぞれ延びているが必ずしも第一端78および第二端82のそれぞれに達するわけではない、第一のフランジ86および第二のフランジ90を含むことができる。ビーム74は、第一のフランジ86と第二のフランジ90との間に延びてそれらを接続しているウェブ94を含むことができる。第一のフランジ86および第二のフランジ90の一方(たとえばそのそれぞれ)の少なくとも一部分がウェブ94の上下に延びていることができる。第一のフランジ86と第二のフランジ90との間に延びているウェブ94の少なくとも一部分は実質的に平面または板状であることができる。
図2Bに示すように、第一のフランジ86および第二のフランジ90それぞれの少なくとも一部分は、ウェブ94の少なくとも一部分に対して角度98、たとえば25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、105、110、115、120、125、130、135、140、145、150または155°のいずれか1つよりも大きい、またはそれらのいずれか2つの間の角度で配置されることができる。第一のフランジ86の角度98は第二のフランジ90の角度98と異なることができる。装置42中、第一のフランジ86および第二のフランジ90の少なくとも一方(たとえばそれぞれ)に関して、角度98は実質的に90°であることができる。たとえば、装置42が車両に結合されているとき、第一のフランジ86および/または第二のフランジ90は実質的に垂直であることができ、ウェブ94は実質的に水平であることができる。さらなる例として、ビーム74の少なくとも一部分はI字形断面を含むことができる。他の態様においては、フランジ(たとえば86および/または90)および/またはウェブ(たとえば94)の構造および/または相対位置および/または向きを変えることにより、ビーム(たとえば74)の少なくとも一部分が任意の適当な断面、たとえばU字形断面、Z字形断面、W字形断面(たとえば、互いに対して角度的に配置される第一および第二の実質的に平面の部分を含むウェブによって)などを有することができる。
これらのやり方および他のやり方で、ビーム74の実質的部分、たとえば第一のフランジ86および第二のフランジ90をビームの中立軸から離間させ、それにより、ビームの曲げおよび/またはねじれ剛性を高め、ひいては歩行者との衝突時に歩行者の脚部損傷を軽減する装置42の能力を高めることができる。
ビームが車両に結合される(たとえばマウント58および/またはブラケット62を介して)位置またはその近くのビーム74の部分は、たとえば、ビームと車両との結合によって提供される剛性を利用できるため、ビームの他の部分よりも低剛性であることができる。例を示すならば、ビーム74の中間またはその近くで最大であることができるウェブ94の幅106は、第一端78および第二端82の少なくとも一方(たとえばそれぞれ)に向けて減少することができる。いくつかの態様において、ビーム(たとえば74)の中間またはその近くでそれぞれが最大であることができるウェブ(たとえば94)の厚さ(たとえば110)および/または第一のフランジ(たとえば86)および/または第二のフランジ(たとえば90)の高さ(たとえば114)および/または厚さ(たとえば118)は、第一端(たとえば78)および第二端(たとえば82)の少なくとも一方(たとえばそれぞれ)に向けて減少することができる。これらのやり方および他のやり方で、ビーム74の重量を減らすことができる、および/または、車両に結合されたとき、装置42は、ビーム74に沿って均一な剛性を助長することができる(たとえば、ビーム沿いの様々な位置での歩行者衝突に対して装置が同様に応答することを許す)。
図示する態様において、ビーム74のどの部分(たとえば第一のフランジ86、第二のフランジ90およびウェブ94)も、第二のフランジとは反対側を向いた、第一のフランジの外面126を超えて延びることはない。この態様において、ビーム74のどの部分(たとえば第一のフランジ86、第二のフランジ90およびウェブ94)も、第一のフランジとは反対側を向いた、第二のフランジの外面130を超えて延びることはない。そのような特徴を通して、車両に対するビーム74の配置(たとえばフェイシアまたはバンパカバー46内の)を容易にし、ビーム74の重量を減らすなどすることができる。それでも、他の態様においては、ビーム(たとえば74)の部分が第一のフランジ(たとえば86)の外面(たとえば126)および/または第二のフランジ(たとえば90)の外面(たとえば130)を超えて延びていることもできる。
ビーム74の少なくとも一部分はカーブしていることができる。たとえば、第一のフランジ86の外面126は凸状であることができる。他の態様において、第一のフランジ(たとえば86)の外面(たとえば126)は凹状であることができる。いくつかの態様において、第二のフランジ(たとえば90)の外面(たとえば130)は凹状または凸状であることができる。そのようなカーブは、たとえば、ビーム74沿いの第一のフランジ86と第二のフランジ90との間の距離の変更、車両に対するビームの配置(たとえばフェイシアまたはバンパカバー46内の)などを容易にすることができる。
装置42は、ウェブ94から、第一のフランジ86と第二のフランジ90との間に延びている1つまたは複数のリブ138を含むことができる。さらに図4Aおよび4Bを参照すると、装置のリブ(たとえば138)は、各ビーム(たとえば74)の長手に対して角度的に(たとえば、約30°〜約60°の間である角度で)配置されることもできるし(たとえば、装置42のリブ138a、装置42aのリブ138など)、各ビームの長手に対して実質的に垂直に配置されることもできる(たとえば、装置42のリブ138b、装置42bのリブ138など)。そのようなリブ(たとえば138)は、ビームの重量の相対的に小さな増加と引き換えに、ビーム(たとえば74)の剛性を高めることができる。
装置42は、ビーム74、マウント58、リブ138などを画定する複合材ボディ146を含むことができる。ボディ146は、プラスチック材料150と1つまたは複数のラミネート154とを含み、そのプラスチック材料とラミネートとが組み合わさって一体構造を形成する「複合材」として特徴づけることができる。1つの非限定的な例として、ボディ146は、プラスチック材料150を1つまたは複数のラミネート154の上にオーバモールド成形することによって形成することができる。
プラスチック材料150は、熱可塑性材料、たとえばポリエチレンイミン、ポリエーテルイミドまたはそれらの誘導体、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ(1,4−ジクロヘキシリデンシクロヘキサン−1,4−ジカルボキシレート)、グリコール変性ポリシクロヘキシルテレフタレート、ポリ(フェニレンオキシド)、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、熱可塑性エラストマー、テレフタル酸エラストマー、ポリ(シクロヘキサンジメチレンテレフタレート)、ポリエチレンナフタレート、ポリアミド(たとえばPA6、PA66など)、ポリスルホンスルホネート、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルケトンケトン、アクリロニトリルブチルジエンスチレン、ポリフェニレンスルフィド、ポリカーボネート/ポリブチレンスクシネート、それらのコポリマーもしくはそれらの組み合わせまたは熱可塑性材料、たとえば不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン、ベークライト、Duroplast、尿素ホルムアルデヒド、ジアリルフタレート、エポキシ樹脂、エポキシビニルエステル、ポリイミド、ポリシアヌレートのシアン酸エステル、ジシクロペンタジエン、ベンズオキサジン、それらのコポリマーもしくはそれらの組み合わせを含むことができる。プラスチック材料150は、プラスチック材料の10〜70重量%を占めることができる分散要素、たとえば不連続または短繊維(たとえば炭素繊維、ガラス繊維、玄武岩繊維、アラミド繊維、ポリエチレン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、鋼繊維、織物繊維またはそれらの組み合わせ)を含むことができる。
1つまたは複数のラミネート(たとえば154)はそれぞれ任意の適当な数のラミネート(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはより多くのラミネート)を含むことができ、各ラミネートが、マトリックス材料(たとえば162)内に分散した繊維(たとえば158)を有する。たとえば、ラミナは繊維(たとえば158)を30〜70容量%および/または10〜85重量%含むことができる。ラミナのマトリックス材料(たとえば162)は、任意の適当なマトリックス材料、たとえば上記熱可塑性材料の1つまたは複数および/または上記熱硬化性材料の1つまたは複数を含むことができる。ラミナのマトリックス材料(たとえば162)は、複合材ボディ(たとえば146)のプラスチック材料(たとえば150)を含む(たとえば、それからなる)ことができ、このことが、複合材ボディ内のプラスチック材料とラミナとの間の接着を容易にすることができる。
ラミナの繊維(たとえば158)は任意の適当な繊維、たとえば上記繊維のいずれかを含むことができる。ラミナの繊維(たとえば158)は任意の適当なやり方で配置および/または構造化されることができる。たとえば、ラミナの繊維(たとえば158)は長繊維および/または短繊維であることができる。さらなる例として、ラミナの繊維(たとえば158)は糸を含むことができ、糸は他方で、編み撚り糸および/または混合撚り糸を含むことができ、そのような糸は、第一の材料(たとえばポリマー材料)の撚り糸と、第一の材料とは異なる第二の材料(たとえば非ポリマー材料)の撚り糸とを含むことができる。なおさらなる例として、ラミナの繊維(たとえば158)は、繊維の実質的にすべてが互いに対して実質的に平行であり(たとえば一方向繊維テープから形成されたラミナにおけるように)、繊維が織物構造を画定する(たとえば、二次元か三次元かに関わりなく、平織、綾織、朱子織、ななこ織、からみ織、模紗織または類似の織を有するラミナにおけるように)ように互いに対して配向されることができる。
以下さらに詳細に説明するように、ラミネート(たとえば154)は、構造の曲げおよび/またはねじれ剛性を高めるために、構造、たとえばビーム74に沿って配置されることができる。例を示すならば、ビーム74に沿って配置された所与のラミネート(たとえば154)の場合、ビーム方向(たとえば第一端78と第二端82との間のビーム沿いの方向)と実質的に整列する繊維(たとえば158)がビームの曲げ剛性を高めることができ、ビーム方向に対して角度的に配置される繊維がビームのねじれ剛性を高めることができる。
図5Aは、いくつかの装置(たとえば42)における使用に適し得るラミネート154aの略分解図を示す。ラミネート154aは、繊維158の実質的にすべてが互いに対して実質的に平行であるラミナ170aを含むことができる(たとえば、ラミナは一方向繊維テープから形成されることができる)。ラミナ170aの繊維158は第一の方向174aに整列することができ、ラミネート154aは、第一の方向に対して角度的に配置される第二の方向174bに整列した繊維158を有するラミナ170bを含むことができる。たとえば、第一の方向174aと第二の方向174bとの間の最小角178は約5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85または90°であることができる。より具体的に、ラミネート154aは、ラミナおよび/またはラミネートの長手および/またはラミネートが配置されるところの構造に対して(たとえば、ラミネートがビーム74に沿って配置されるならば、ビーム方向に対して)それぞれ約0、45、−45、−45、45および0°で配置される繊維158をそれぞれが有する6つのラミナ170a〜170fを含むことができる。他のラミネート(たとえば154)は、それぞれ、ラミナおよび/またはラミネートの長手および/またはラミネートが配置されるところの構造に対して任意の適当な角度、たとえば約−90、−85、−80、−75、−70、−65、−60、−55、−50、−45、−40、−35、−30、−25、−20、−15、−10、−5、0、5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85および/または90°で配置される繊維を有するラミナを含むことができる。ラミネート(たとえば154)のラミナは、対称な構成で積み重ねることもできるし(たとえば図5A)、非対称な構成で積み重ねることもできる。
図5Bは、いくつかの装置(たとえば42)における使用に適し得るラミネート154bの略分解図を示す。図示するように、ラミネート154bは、実質的にすべてが互いに対して実質的に平行である繊維158をそれぞれが有する1つまたは複数のラミナ(たとえば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10またはより多くのラミナ)(たとえば170g〜170l)を含むことができる(たとえば、各ラミナは一方向繊維テープから形成されることができる)。ラミネート154b中、各ラミナ(たとえば170g〜170l)は、ラミナおよび/またはラミネートの長手および/またはラミネートが配置されるところの構造と実質的に整列している繊維158を含むことができる。
図5Cは、いくつかの装置(たとえば42)における使用に適し得るラミネート154cの略分解図を示す。ラミネート154cは、織物構造を画定する繊維158を有するラミナ170mを含むことができる。たとえば、ラミナ170mは、互いに実質的に整列している、繊維158の第一のセットと、互いに実質的に整列している、繊維158の第二のセットとを含むことができ、繊維の第二のセットは繊維の第一のセットとともに織られ、それに対して角度的に配置されている。より具体的には、ラミネート154cのラミナ170mは、繊維の第二のセットが繊維の第一のセットに対して約90°の角度で配置されている0/90ラミナであることができ、繊維の第一のセットおよび繊維の第二のセットの一方が、ラミナおよび/またはラミネートの長手および/またはラミネートが配置されるところの構造と実質的に整列している。ラミネート154cは、それぞれが0/90ラミナであることができる6つのラミナ170m〜170rを含むことができるが、他のラミネート(たとえば154)は、0/90、+30/−60、−30/+60、+45/−45などの織物ラミナを含むことができる(たとえば、不織ラミナだけでなく)。
ラミネート154の1つまたは複数は、たとえばビームの曲げおよび/またはねじれ剛性を高めるために、ビーム74に沿って配置されることができる。ビーム74に沿って配置されるラミネート154は、ビーム方向と実質的に整列している繊維(たとえば158)および/またはビーム方向に対して角度的に(たとえば約15、30、45、60、75および/または90°の角度で)配置される繊維(たとえば158)を有することができる。例を示すならば、ラミネート154の1つまたは複数はビーム74の第一のフランジ86に沿って配置されることができる。第一のフランジ86に沿って配置されるラミネート154は、第一のフランジに沿って計測される第一端78と第二端82との間の距離190(図6)の約5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95または100%である第一のフランジ沿いの全距離に、及ぶことができる。たとえば、第一のフランジ86に沿って配置されるラミネート154は、距離190に実質的に等しい第一のフランジ沿いの全距離に及ぶことができる。第一のフランジ86は、ラミネート154の1つまたは複数で実質的に(重量および/または容量基準で)構成される(たとえばそれらからなる)ことができる。
さらに例を示すならば、ラミネート154の1つまたは複数は、ビーム74の第二のフランジ90に沿って配置されることができる。第二のフランジ90に沿って配置されるラミネート154は、第二のフランジに沿って計測される第一端78と第二端82との間の距離198(図6)の約5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95または100%である第二のフランジ沿いの全距離に及ぶことができる。たとえば、第二のフランジ90に沿って配置されるラミネート154は、距離198に実質的に等しい第二のフランジ沿いの全距離に及ぶことができる。第二のフランジ90は、ラミネート154の1つまたは複数で実質的に(重量および/または容量基準で)構成される(たとえばそれらからなる)ことができる。これらのやり方および他のやり方で、ラミネート154の1つまたは複数は、ビームの中立軸から離間しているビーム74の部分、たとえば第一のフランジ86および第二のフランジ90に沿って配置されて、それにより、ビームの曲げおよび/またはねじれ剛性を高める際にラミネートを助長することができる。いくつかの装置(たとえば42)においては、たとえばビームの重量および/またはコストを減らすために、ラミネート(たとえば154)がビーム(たとえば74)のウェブ(たとえば94)に沿って配置されなくてもよい。
ビーム74の中間またはその近くで最大であることができる、第一のフランジ86に沿って配置されるラミネート154の厚さは、ビームに沿って、第一端78および第二端82の少なくとも一方(たとえばそれぞれ)に向かって減少することができる。同様に、ビーム74の中間またはその近くで最大であることができる、第二のフランジ90に沿って配置されるラミネート154の厚さは、ビームに沿って、第一端78および第二端82の少なくとも一方(たとえばそれぞれ)に向かって減少することができる。図7に示すように、ラミネート(たとえば154c)は、異なる寸法(たとえば長さ)のラミナ(たとえば170s〜170v)の積層により、変化する厚さ(たとえば206)を有することができる。少なくともこのようにして、ビーム74の重量および/またはコストを減らすことができる、および/または、車両に結合されたとき、装置42は、ビーム74に沿って均一な剛性を助長することができる(たとえば上記と同様に)。
本装置は、少なくとも複合材ボディ(たとえば146)により、他の脚部保護装置、たとえばチューブ状および/または打ち抜き金属製脚部保護装置と関連する製造制約を受けなくてもよい。例を示すならば、本装置は、任意の適当なプラスチック材料(たとえば150)、ラミネート繊維(たとえば158)、ラミネートマトリックス材料(たとえば162)を有する複合材ボディ(たとえば146)、複合材ボディ内のラミネート(たとえば154)の形状、サイズ、配置など、複合材ボディによって画定されるビーム(たとえば74)のフランジ(たとえば86および/または90)および/またはウェブ(たとえば94)の形状、サイズ、配置など、などを含むことができ、そのようなパラメータは用途に依存して変化し得る。
本方法のいくつかの態様は、プラスチック材料(たとえば150)と、マトリックス材料(たとえば162)内に分散した繊維(たとえば158)をそれぞれが有する1つまたは複数のラミネート(たとえば154)とを含む複合材ボディ(たとえば146)を金型の中で成形する工程を含む。いくつかの方法において、ボディを金型の中で成形する工程は、1つまたは複数のラミネートを金型の中で成形する工程を含む。たとえば、いくつかの方法において、1つまたは複数のラミネートを金型の中で成形する工程は、繊維の配列をそれぞれが含む1つまたは複数の材料層を金型に入れ、1つまたは複数の材料層の上にプラスチック材料をオーバモールド成形する(たとえば、それにより、プラスチック材料を繊維の配列に導入して1つまたは複数のラミネートを形成する)工程を含む。いくつかの方法は、1つまたは複数の(たとえば、少なくとも部分的に予備成形された)ラミネートを金型に入れ、1つまたは複数のラミネートの上にプラスチック材料をオーバモールド成形する工程を含む。いくつかの方法において、1つまたは複数のラミネートは、金型に入れられる前に、少なくとも部分的に凝集(たとえば加熱および/または圧縮)される。
例を示すために提供される以下の実施例は非限定的である。構造分析ソフトウェアを使用して、装置42の剛性を互換性のある鋼製脚部保護装置の剛性と比較した。この例において、装置42は、第一のフランジ86に沿って配置されたラミネート154と、第二のフランジ90に沿って配置されたラミネート154とを含む。第一のフランジに沿って配置されたラミネートは、第一のフランジに沿って計測される第一端78と第二端82との間の距離190に実質的に等しい第一のフランジ沿いの距離に延びている。第二のフランジに沿って配置されたラミネートは、第二のフランジに沿って計測される第一端と第二端との間の距離198に実質的に等しい第二のフランジ沿いの距離に延びている。第一のフランジに沿って配置されたラミネートは、約3.0ミリメートル(mm)の実質的に均一な厚さを有し、第二のフランジに沿って配置されたラミネートは、約1.5mmの実質的に均一な厚さを有する。シミュレーション歩行者衝突において、各装置のモデルの前向き部分に下肢インパクタ210のモデルを衝突させた(図8)。装置42および互換性のある鋼製脚部保護装置に関して得られた剛性データを図9に示す。
互換性のある鋼製脚部保護装置よりも30%軽いにもかかわらず、装置42の剛性は、低めの荷重では鋼製脚部保護装置の剛性に近似し、高めの荷重では鋼製脚部保護装置の剛性を超える。前記に基づき、装置42の剛性を下げて、互換性のある鋼製脚部保護装置の剛性により近づける(たとえば、その結果、装置42の重量削減の増大をもたらす)こともできる。上記シミュレーションは、下肢インパクタ210のモデルを使用して実施したが、本装置は、他の下肢インパクタ、たとえばTRLレッグフォーム、Flex-PLIなどとで作用するように設計することもできる(たとえば、上記パラメータの1つまたは複数を変更することにより)。
車両の前部に取り付けられるように構成された本歩行者保護装置のいくつかの態様は、プラスチック材料と、マトリックス材料内に分散した繊維をそれぞれが含む1つまたは複数のラミネートとを含む複合材ボディを含み、複合材ボディは、第一端と第二端との間に延びている細長いビームを画定し、細長いビームは、第一端と第二端との間にそれぞれ延びている第一のフランジおよび第二のフランジと、第一のフランジと第二のフランジとの間に延びてそれらを接続しているウェブとを含み、1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが第一のフランジに沿って配置されている、かつ/または1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが第二のフランジに沿って配置されている。いくつかの装置においては、1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが第一のフランジに沿って配置され、1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが第二のフランジに沿って配置されている。
いくつかの装置において、第二のフランジとは反対側を向いた、第一のフランジの外面は、凸状である。いくつかの装置において、ボディは、第一のフランジと第二のフランジとの間に延びている1つまたは複数のリブを画定する。いくつかの装置において、ウェブの幅は、ビームに沿って、第一端および第二端の少なくとも一方に向かって減少する。
いくつかの装置において、ビームはI字形断面を含む。いくつかの装置において、第一のフランジおよび第二のフランジの少なくとも一方はウェブの上下に延びている。いくつかの装置において、第一のフランジおよび第二のフランジの少なくとも一方はウェブに対して約90°の角度で配置されている。いくつかの装置において、ビームのどの部分も、第二のフランジとは反対側を向いた、第一のフランジの外面を超えて延びることはない。いくつかの装置において、ビームのどの部分も、第一のフランジとは反対側を向いた、第二のフランジの外面を超えて延びることはない。
いくつかの装置において、ボディは、装置を車両の前部に結合するように構成された1つまたは複数のマウントを画定する。いくつかの装置は、装置を車両の前部に結合するために1つまたは複数のマウントに結合されるように構成された1つまたは複数のブラケットを含む。
いくつかの装置において、1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つは第一のフランジに沿って配置されている。いくつかの装置において、第一のフランジに沿って配置された1つまたは複数のラミネートは、第一のフランジに沿って計測される第一端と第二端との間の距離に実質的に等しい第一のフランジ沿いの全距離に及ぶ。いくつかの装置において、第一のフランジに沿って配置される1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つの厚さは、ビームに沿って、第一端および第二端の少なくとも一方に向かって減少する。いくつかの装置において、第一のフランジは1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つで実質的に(重量および/または容量基準で)構成されている。
いくつかの装置において、1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つは第二のフランジに沿って配置されている。いくつかの装置において、第二のフランジに沿って配置された1つまたは複数のラミネートは、第二のフランジに沿って計測される第一端と第二端との間の距離に実質的に等しい第二のフランジ沿いの全距離に及ぶ。いくつかの装置において、第二のフランジに沿って配置される1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つの厚さは、ビームに沿って、第一端および第二端の少なくとも一方に向かって減少する。いくつかの装置において、第二のフランジは1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つで実質的に(重量および/または容量基準で)構成されている。
いくつかの装置において、1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つのマトリックス材料は熱可塑性材料、熱硬化性材料またはそれらの組み合わせを含む。いくつかの装置において、1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つのマトリックス材料はプラスチック材料を含む。いくつかの装置において、1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つのマトリックス材料はプラスチック材料からなる。いくつかの装置において、プラスチック材料は熱可塑性材料、熱硬化性材料またはそれらの組み合わせを含む。
いくつかの装置において、1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つの繊維は、炭素繊維、ガラス繊維、玄武岩繊維、アラミド繊維、ポリエチレン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、鋼繊維、紡織繊維またはそれらの組み合わせを含む。いくつかの装置において、1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つの繊維は長繊維を含む。いくつかの装置において、1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つの繊維は短繊維を含む。
いくつかの装置において、1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つは、実質的にすべてが互いに対して実質的に平行である繊維を含むラミナを含む。いくつかの装置において、1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つは、第一の方向にそれぞれが実質的に整列している、繊維の第一のセットと、第一の方向に対して角度的に配置される第二の方向にそれぞれが実質的に整列している、繊維の第二のセットとを含む。いくつかの装置において、繊維の第一のセットは第一のラミナによって構成され、繊維の第二のセットは第二のラミナによって構成されている。いくつかの装置において、繊維の第二のセットは繊維の第一のセットととも織られている。
本方法のいくつかの態様は、本装置のいずれかの複合材ボディを金型の中で成形する工程を含む。いくつかの方法において、1つまたは複数のラミネートを金型の中で成形する工程は、繊維の配列をそれぞれが含む1つまたは複数の材料層を金型に入れ、1つまたは複数の材料層の上にプラスチック材料をオーバモールド成形する工程を含む。いくつかの方法は、1つまたは複数のラミネートを金型に入れ、1つまたは複数のラミネートの上にプラスチック材料をオーバモールド成形する工程を含む。
上記詳細な説明および例が例示的な態様の構造および使用の完全な説明を提供する。ある程度の具体性をもって、または一つまたは複数の個別の態様を参照しながら特定の態様を先に説明したが、当業者は、本発明の範囲を逸脱することなく、開示された態様に対して数多くの変更を加えることもできる。そのようなものとして、方法およびシステムの様々な例示的態様は、開示された特定の形態に限定されるとは解釈されない。むしろ、添付の特許請求の範囲に入るすべての変形および代替を含み、示されたもの以外の態様が、図示された態様の特徴のいくつかまたはすべてを含んでもよい。たとえば、要素が省略されてもよいし、または一体構造として組み合わされてもよいし、および/または接続が置き換えられてもよい。さらに、適切ならば、上記例のいずれかの局面を、記載された他の例のいずれかの局面と組み合わせて、同等の、または異なる性質および/もしくは機能を有し、かつ同じもしくは異なる問題に対処するさらなる例を形成してもよい。同様に、上記恩典および利点は、一つの態様に関してもよいし、またはいくつかの態様に関してもよいことが理解されよう。
添付の特許請求の範囲は、限定が所与の請求項の中でそれぞれ「ための手段」または「する工程」を使用して明示的に述べられない限り、手段+または工程+機能の限定を含むことを意図せず、また、含むものと解釈されるべきではない。
[本発明1001]
プラスチック材料と、
マトリックス材料内に分散した繊維をそれぞれが含む1つまたは複数のラミネートと
を含む複合材ボディを含み、
該ボディが、第一端と第二端との間に延びている細長いビームを画定し、該細長いビームが、
該第一端と該第二端との間にそれぞれ延びている第一のフランジおよび第二のフランジと、
該第一のフランジと該第二のフランジとの間に延びてそれらを接続しているウェブと
を含み、
該1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが該第一のフランジに沿って配置され、該1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが第二のフランジに沿って配置されている、
車両の前部に取り付けられるように構成された歩行者保護装置。
[本発明1002]
第二のフランジとは反対側を向いた、第一のフランジの外面が、凸状である、本発明1001の装置。
[本発明1003]
プラスチック材料と、
マトリックス材料内に分散した繊維をそれぞれが含む1つまたは複数のラミネートと
を含む複合材ボディを含み、
該ボディが、第一端と第二端との間に延びている細長いビームを画定し、該細長いビームが、
該第一端と該第二端との間にそれぞれ延びている第一のフランジおよび第二のフランジと、
該第一のフランジと該第二のフランジとの間に延びてそれらを接続しているウェブと
を含み、
該第二のフランジとは反対側を向いた、該第一のフランジの外面が、凸状であり、
該1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが該第二のフランジに沿って配置されている、
車両の前部に取り付けられるように構成された歩行者保護装置。
[本発明1004]
1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが第一のフランジに沿って配置されている、本発明1003の装置。
[本発明1005]
1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つのマトリックス材料がプラスチック材料を含む、本発明1001〜1004のいずれかの装置。
[本発明1006]
1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つのマトリックス材料がプラスチック材料からなる、本発明1005の装置。
[本発明1007]
プラスチック材料と、
マトリックス材料内に分散した繊維をそれぞれが含む1つまたは複数のラミネートと
を含み、該1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つの該マトリックス材料が該プラスチック材料を含む、複合材ボディ
を含み、
該ボディが、第一端と第二端との間に延びている細長いビームを画定し、該細長いビームが、
該第一端と該第二端との間にそれぞれ延びている第一のフランジおよび第二のフランジと、
該第一のフランジと該第二のフランジとの間に延びてそれらを接続しているウェブと
を含み、
該1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが該第一のフランジに沿って配置されている、かつ/または該1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが該第二のフランジに沿って配置されている、
車両の前部に取り付けられるように構成された歩行者保護装置。
[本発明1008]
1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つのマトリックス材料がプラスチック材料からなる、本発明1007の装置。
[本発明1009]
1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが第一のフランジに沿って配置され、該1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが第二のフランジに沿って配置されている、本発明1007または1008の装置。
[本発明1010]
第二のフランジとは反対側を向いた、第一のフランジの外面が、凸状であり、
1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが第二のフランジに沿って配置されている、
本発明1007〜1009のいずれかの装置。
[本発明1011]
ウェブの幅が、ビームに沿って、第一端および第二端の少なくとも一方に向かって減少する、本発明1001〜1010のいずれかの装置。
[本発明1012]
ボディが、第一のフランジと第二のフランジとの間に延びている1つまたは複数のリブを画定する、本発明1001〜1011のいずれかの装置。
[本発明1013]
第一のフランジが、1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つで、重量および/または容量基準で実質的に構成されている、かつ/または第二のフランジが、該1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つで、重量および/または容量基準で実質的に構成されている、本発明1001〜1012のいずれかの装置。
[本発明1014]
第一のフランジに沿って配置される1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つの厚さが、ビームに沿って、第一端および第二端の少なくとも一方に向かって減少する、本発明1001〜1013のいずれかの装置。
[本発明1015]
第二のフランジに沿って配置される1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つの厚さが、ビームに沿って、第一端および第二端の少なくとも一方に向かって減少する、本発明1001〜1014のいずれかの装置。
[本発明1016]
第一のフランジに沿って配置された1つまたは複数のラミネートが、該第一のフランジに沿って計測される第一端と第二端との間の距離に実質的に等しい該第一のフランジ沿いの全距離に及ぶ、本発明1001〜1015のいずれかの装置。
[本発明1017]
第二のフランジに沿って配置された1つまたは複数のラミネートが、該第二のフランジに沿って計測される第一端と第二端との間の距離に実質的に等しい該第二のフランジ沿いの全距離に及ぶ、本発明1001〜1016のいずれかの装置。
[本発明1018]
1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つの繊維が、炭素繊維、ガラス繊維、玄武岩繊維、アラミド繊維、ポリエチレン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、鋼繊維、紡織繊維またはそれらの組み合わせを含む、本発明1001〜1017のいずれかの装置。
[本発明1019]
1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが、実質的にすべてが互いに対して実質的に平行である繊維を含むラミナを含む、本発明1001〜1018のいずれかの装置。
[本発明1020]
1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが、
第一の方向にそれぞれが実質的に整列している、繊維の第一のセットと、
該第一の方向に対して角度的に配置される第二の方向にそれぞれが実質的に整列している、繊維の第二のセットと
を含む、本発明1001〜1019のいずれかの装置。
上記態様および他の態様に関するいくつかの詳細を以下に記す。
プラスチック材料と、
マトリックス材料内に分散した繊維をそれぞれが含む1つまたは複数のラミネートと
を含む複合材ボディを含み、
該ボディが、第一端と第二端との間に延びている細長いビームを画定し、該細長いビームが、
該第一端と該第二端との間にそれぞれ延びている第一のフランジおよび第二のフランジと、
該第一のフランジと該第二のフランジとの間に延びてそれらを接続しているウェブと
を含み、
該1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが該第一のフランジに沿って配置され、該1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが第二のフランジに沿って配置されている、
車両の前部に取り付けられるように構成された歩行者保護装置。
[本発明1002]
第二のフランジとは反対側を向いた、第一のフランジの外面が、凸状である、本発明1001の装置。
[本発明1003]
プラスチック材料と、
マトリックス材料内に分散した繊維をそれぞれが含む1つまたは複数のラミネートと
を含む複合材ボディを含み、
該ボディが、第一端と第二端との間に延びている細長いビームを画定し、該細長いビームが、
該第一端と該第二端との間にそれぞれ延びている第一のフランジおよび第二のフランジと、
該第一のフランジと該第二のフランジとの間に延びてそれらを接続しているウェブと
を含み、
該第二のフランジとは反対側を向いた、該第一のフランジの外面が、凸状であり、
該1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが該第二のフランジに沿って配置されている、
車両の前部に取り付けられるように構成された歩行者保護装置。
[本発明1004]
1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが第一のフランジに沿って配置されている、本発明1003の装置。
[本発明1005]
1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つのマトリックス材料がプラスチック材料を含む、本発明1001〜1004のいずれかの装置。
[本発明1006]
1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つのマトリックス材料がプラスチック材料からなる、本発明1005の装置。
[本発明1007]
プラスチック材料と、
マトリックス材料内に分散した繊維をそれぞれが含む1つまたは複数のラミネートと
を含み、該1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つの該マトリックス材料が該プラスチック材料を含む、複合材ボディ
を含み、
該ボディが、第一端と第二端との間に延びている細長いビームを画定し、該細長いビームが、
該第一端と該第二端との間にそれぞれ延びている第一のフランジおよび第二のフランジと、
該第一のフランジと該第二のフランジとの間に延びてそれらを接続しているウェブと
を含み、
該1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが該第一のフランジに沿って配置されている、かつ/または該1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが該第二のフランジに沿って配置されている、
車両の前部に取り付けられるように構成された歩行者保護装置。
[本発明1008]
1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つのマトリックス材料がプラスチック材料からなる、本発明1007の装置。
[本発明1009]
1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが第一のフランジに沿って配置され、該1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが第二のフランジに沿って配置されている、本発明1007または1008の装置。
[本発明1010]
第二のフランジとは反対側を向いた、第一のフランジの外面が、凸状であり、
1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが第二のフランジに沿って配置されている、
本発明1007〜1009のいずれかの装置。
[本発明1011]
ウェブの幅が、ビームに沿って、第一端および第二端の少なくとも一方に向かって減少する、本発明1001〜1010のいずれかの装置。
[本発明1012]
ボディが、第一のフランジと第二のフランジとの間に延びている1つまたは複数のリブを画定する、本発明1001〜1011のいずれかの装置。
[本発明1013]
第一のフランジが、1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つで、重量および/または容量基準で実質的に構成されている、かつ/または第二のフランジが、該1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つで、重量および/または容量基準で実質的に構成されている、本発明1001〜1012のいずれかの装置。
[本発明1014]
第一のフランジに沿って配置される1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つの厚さが、ビームに沿って、第一端および第二端の少なくとも一方に向かって減少する、本発明1001〜1013のいずれかの装置。
[本発明1015]
第二のフランジに沿って配置される1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つの厚さが、ビームに沿って、第一端および第二端の少なくとも一方に向かって減少する、本発明1001〜1014のいずれかの装置。
[本発明1016]
第一のフランジに沿って配置された1つまたは複数のラミネートが、該第一のフランジに沿って計測される第一端と第二端との間の距離に実質的に等しい該第一のフランジ沿いの全距離に及ぶ、本発明1001〜1015のいずれかの装置。
[本発明1017]
第二のフランジに沿って配置された1つまたは複数のラミネートが、該第二のフランジに沿って計測される第一端と第二端との間の距離に実質的に等しい該第二のフランジ沿いの全距離に及ぶ、本発明1001〜1016のいずれかの装置。
[本発明1018]
1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つの繊維が、炭素繊維、ガラス繊維、玄武岩繊維、アラミド繊維、ポリエチレン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、鋼繊維、紡織繊維またはそれらの組み合わせを含む、本発明1001〜1017のいずれかの装置。
[本発明1019]
1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが、実質的にすべてが互いに対して実質的に平行である繊維を含むラミナを含む、本発明1001〜1018のいずれかの装置。
[本発明1020]
1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが、
第一の方向にそれぞれが実質的に整列している、繊維の第一のセットと、
該第一の方向に対して角度的に配置される第二の方向にそれぞれが実質的に整列している、繊維の第二のセットと
を含む、本発明1001〜1019のいずれかの装置。
上記態様および他の態様に関するいくつかの詳細を以下に記す。
Claims (20)
- プラスチック材料と、
マトリックス材料内に分散した繊維をそれぞれが含む1つまたは複数のラミネートと
を含む複合材ボディを含み、
該ボディが、第一端と第二端との間に延びている細長いビームを画定し、該細長いビームが、
該第一端と該第二端との間にそれぞれ延びている第一のフランジおよび第二のフランジと、
該第一のフランジと該第二のフランジとの間に延びてそれらを接続しているウェブと
を含み、
該1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが該第一のフランジに沿って配置され、該1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが第二のフランジに沿って配置されている、
車両の前部に取り付けられるように構成された歩行者保護装置。 - 第二のフランジとは反対側を向いた、第一のフランジの外面が、凸状である、請求項1記載の装置。
- プラスチック材料と、
マトリックス材料内に分散した繊維をそれぞれが含む1つまたは複数のラミネートと
を含む複合材ボディを含み、
該ボディが、第一端と第二端との間に延びている細長いビームを画定し、該細長いビームが、
該第一端と該第二端との間にそれぞれ延びている第一のフランジおよび第二のフランジと、
該第一のフランジと該第二のフランジとの間に延びてそれらを接続しているウェブと
を含み、
該第二のフランジとは反対側を向いた、該第一のフランジの外面が、凸状であり、
該1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが該第二のフランジに沿って配置されている、
車両の前部に取り付けられるように構成された歩行者保護装置。 - 1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが第一のフランジに沿って配置されている、請求項3記載の装置。
- 1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つのマトリックス材料がプラスチック材料を含む、請求項1〜4のいずれか一項記載の装置。
- 1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つのマトリックス材料がプラスチック材料からなる、請求項5記載の装置。
- プラスチック材料と、
マトリックス材料内に分散した繊維をそれぞれが含む1つまたは複数のラミネートと
を含み、該1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つの該マトリックス材料が該プラスチック材料を含む、複合材ボディ
を含み、
該ボディが、第一端と第二端との間に延びている細長いビームを画定し、該細長いビームが、
該第一端と該第二端との間にそれぞれ延びている第一のフランジおよび第二のフランジと、
該第一のフランジと該第二のフランジとの間に延びてそれらを接続しているウェブと
を含み、
該1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが該第一のフランジに沿って配置されている、かつ/または該1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが該第二のフランジに沿って配置されている、
車両の前部に取り付けられるように構成された歩行者保護装置。 - 1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つのマトリックス材料がプラスチック材料からなる、請求項7記載の装置。
- 1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが第一のフランジに沿って配置され、該1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが第二のフランジに沿って配置されている、請求項7または8記載の装置。
- 第二のフランジとは反対側を向いた、第一のフランジの外面が、凸状であり、
1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが第二のフランジに沿って配置されている、
請求項7〜9のいずれか一項記載の装置。 - ウェブの幅が、ビームに沿って、第一端および第二端の少なくとも一方に向かって減少する、請求項1〜10のいずれか一項記載の装置。
- ボディが、第一のフランジと第二のフランジとの間に延びている1つまたは複数のリブを画定する、請求項1〜11のいずれか一項記載の装置。
- 第一のフランジが、1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つで、重量および/または容量基準で実質的に構成されている、かつ/または第二のフランジが、該1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つで、重量および/または容量基準で実質的に構成されている、請求項1〜12のいずれか一項記載の装置。
- 第一のフランジに沿って配置される1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つの厚さが、ビームに沿って、第一端および第二端の少なくとも一方に向かって減少する、請求項1〜13のいずれか一項記載の装置。
- 第二のフランジに沿って配置される1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つの厚さが、ビームに沿って、第一端および第二端の少なくとも一方に向かって減少する、請求項1〜14のいずれか一項記載の装置。
- 第一のフランジに沿って配置された1つまたは複数のラミネートが、該第一のフランジに沿って計測される第一端と第二端との間の距離に実質的に等しい該第一のフランジ沿いの全距離に及ぶ、請求項1〜15のいずれか一項記載の装置。
- 第二のフランジに沿って配置された1つまたは複数のラミネートが、該第二のフランジに沿って計測される第一端と第二端との間の距離に実質的に等しい該第二のフランジ沿いの全距離に及ぶ、請求項1〜16のいずれか一項記載の装置。
- 1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つの繊維が、炭素繊維、ガラス繊維、玄武岩繊維、アラミド繊維、ポリエチレン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、鋼繊維、紡織繊維またはそれらの組み合わせを含む、請求項1〜17のいずれか一項記載の装置。
- 1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが、実質的にすべてが互いに対して実質的に平行である繊維を含むラミナを含む、請求項1〜18のいずれか一項記載の装置。
- 1つまたは複数のラミネートのうちの少なくとも1つが、
第一の方向にそれぞれが実質的に整列している、繊維の第一のセットと、
該第一の方向に対して角度的に配置される第二の方向にそれぞれが実質的に整列している、繊維の第二のセットと
を含む、請求項1〜19のいずれか一項記載の装置。
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