JP2009167191A - ハロレピジンから誘導できるヘリウム−ネオン励起性網状赤血球染色用色素 - Google Patents

ハロレピジンから誘導できるヘリウム−ネオン励起性網状赤血球染色用色素 Download PDF

Info

Publication number
JP2009167191A
JP2009167191A JP2009052977A JP2009052977A JP2009167191A JP 2009167191 A JP2009167191 A JP 2009167191A JP 2009052977 A JP2009052977 A JP 2009052977A JP 2009052977 A JP2009052977 A JP 2009052977A JP 2009167191 A JP2009167191 A JP 2009167191A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dye
group
reticulocytes
ring
rna
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009052977A
Other languages
English (en)
Inventor
Nai-Yi Wang
ナイ−イー・ワン
Alex W C Yem
アレツクス・ダブリユ・シイ・イエム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Abbott Laboratories
Original Assignee
Abbott Laboratories
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Abbott Laboratories filed Critical Abbott Laboratories
Publication of JP2009167191A publication Critical patent/JP2009167191A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N1/00Sampling; Preparing specimens for investigation
    • G01N1/28Preparing specimens for investigation including physical details of (bio-)chemical methods covered elsewhere, e.g. G01N33/50, C12Q
    • G01N1/30Staining; Impregnating ; Fixation; Dehydration; Multistep processes for preparing samples of tissue, cell or nucleic acid material and the like for analysis
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B23/00Methine or polymethine dyes, e.g. cyanine dyes
    • C09B23/02Methine or polymethine dyes, e.g. cyanine dyes the polymethine chain containing an odd number of >CH- or >C[alkyl]- groups
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S436/00Chemistry: analytical and immunological testing
    • Y10S436/80Fluorescent dyes, e.g. rhodamine
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T436/00Chemistry: analytical and immunological testing
    • Y10T436/11Automated chemical analysis
    • Y10T436/117497Automated chemical analysis with a continuously flowing sample or carrier stream

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

【課題】ヒト血液試料中に含まれる網状赤血球を検出及び計数するのに適している色素化合物の提供。
【解決手段】下式(I)の化合物:
Figure 2009167191

(式中、R、R、R、Rは水素、又は置換基を、又は環を;R及びR10はアルキル基又はアリール基を;R、R、R、Rは水素、又は少なくともR、R、R、Rの少なくとも1つがハロゲンを表すことを条件に置換基を、又は環を;R 、R12は独立して水素、又は置換基を、又は環を;R13は水素又はアルキル基を;Yは、S、O、C、又はSeを;nは0〜3の数字を表す。)
【選択図】なし

Description

発明の背景
1.発明の分野
本発明は、リボ核酸ポリマー(RNA)及びデオキシリボ核酸ポリマー(DNA)を染色するのに適する、特に網状赤血球を染色するのに適する色素に関する。本発明はさらに、蛍光組成物に関する。
2.従来技術の考察
多くの場合、RNA又はRNAを含有する物質を検出する必要がある。例えば、網状赤血球はRNAを含有していることが知られている物質である。血液試料中に含まれる網状赤血球の検出及びこれらの網状赤血球の計数は、臨床医にとって重要である。血液試料中の網状赤血球数は、造血活性の指標であり、急性出血及び溶血性貧血の指標であり、さらに鉄、ビタミンB12及び葉酸療法に対する反応の尺度である。当分野において知られているように、網状赤血球は成熟赤血球の前駆体であり、従って網状赤血球という用語は成熟赤血球への進展及び発達を包含している。
血液試料中の網状赤血球の検出及び計数は、ニュー・メチレン・ブルー(NMB)、ブリリアント・クレシル・ブルー(BCB)、アクリジン・オレンジ、及びピロニンYのような適切な染色液を使用して手動及び自動の両方の方法によって実施されてきた。
色素ニュー・メチレン・ブルーを用いる生体染色は、網状赤血球測定の標準方法とされている。使用時に、この色素はRNAを沈降させる。この方法は手動により行なわれ、極めて多数の細胞(例えば、500〜1,000細胞)を顕微鏡を用いて計数する必要がある。その結果、本方法は時間がかかり、冗長で、誤りやすい。
ニュー・メチレン・ブルーは、非蛍光性であり、真に沈降したRNAを沈降した染料から識別するのはしばしば困難である。ニュー・メチレン・ブルーは、細胞内RNA分子と結合することによって染色し、そのサイズ及び色のために顕微鏡検査下で見える着色複合体を形成する。しかし、特定の条件下では、色素分子自体が他の色素分子との複合体を形成しうる。これらの色素/色素複合体は色素/RNA複合体と区別できなく、計数が不正確になる、及び/又は特定の細胞タイプに対して偽陽性になると言う結果が生じる可能性がある。この問題は、色素溶液を濾過して形成された非特異的色素/色素複合体が除去されないとき、より多く生じよう。
アクリジン・オレンジは、手動及び自動の両方の方法によって網状赤血球を染色するために使用されてきた。蛍光性であるアクリジン・オレンジも又RNAを沈降させる。その結果、この色素の使用は、エネルギー・トランスファー・プロセスにおいて相互に干渉する色素分子によって惹起された現象である消光の可能性があるために、RNA含量の定量的推定を妨げる。消光条件下では、エネルギー・トランスファー・プロセスは正味蛍光放射を生じさせない。
蛍光に比例するRNA含量に基づく細胞の世代プロフィールは信頼できない。世代プロフィールは、赤血球のアッセイにおいて得ようとされている重要な情報である。網状赤血球を染色するための色素の機能は、主として全身循環に含まれる未熟赤血球のパーセンテージを測定することである。この情報は、赤血球形成の生体恒常性(ホメオスタシス)、赤血球関連代謝疾患の検出、及び貧血性疾患の存在又は不在を測定するために必要とされる。
アクリジン・オレンジは、フローサイトメーター内のプラスチック製チューブに対して大きな親和性を有しているため、バックグラウンドが増大し、その結果としてフローサイトメーターのチューブから色素を除去するための長々しい方法を必要となる。さらに、アクリジン・オレンジによって染色された細胞は、自家蛍光赤血球ピークから区別することが困難である。最後に、網状赤血球数は通常はニュー・メチレン・ブルーを用いて染色された数値より少なくなる。ニュー・メチレン・ブルーは、細胞内RNAと結合することによって染色し、細胞内で不溶性沈降物を形成する。相互作用に基づいて別々のブルーパターンが形成され、それによって手動での容易な顕微鏡的評価が可能になる。アクリジン・オレンジを用いた検出は、フローサイトメーター上で実施される。拡散パターンの性質のために、非特異的バックグラウンドに対して特異的染色をアクリジン・オレンジから識別することは困難である。その結果、バックグラウンドが高いときには、通常は正味陽性が減少し、より離散的なニュー・メチレン・ブルー染色法と比較して人為的な低い数値が生じるであろう。
ピロニンYの使用には、事前にホルマリンを用いた赤血球の固定を必要とし、手間がかかり、時間がかかり、さらに一般的に不良な結果を生じさせる。さらに、ピロニンYは量子効率が極めて低いので、極めて低い蛍光信号をもたらす。
従って、血液試料中の網状赤血球を正確に測定するための方法を提供するには、網状赤血球を染色するためにより適合した色素を提供する必要がある。
網状赤血球を染色するための色素は、好ましくは下記の特性を有している:
1.その色素はRNAの不在下では蛍光を発してはならない。
2.その色素は、RNAの存在下において良好な蛍光量子収量を有していなければならない。
3.その色素は一定レベルの水溶性を示さなければならず、さらにRNAを含有する細胞膜内に浸透できなければならない。
4.その色素は、好ましくは約633nmで励起ピークを有していなければならない。
米国特許第4,957,870号は、下記の構造を有する色素を用いてヒト血液試料中に含まれる網状赤血球、RNA、及びDNAの検出を含んでいる:
Figure 2009167191
式中、
Xは、O、S、Se又はC(CHを表す;
は、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基を表す;
は、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基を表す;
は、縮合ベンゼン、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基、メトキシを表す、又は不在である;
は、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基、エトキシを表す、又は不在である;及び
nは0又は1〜6の整数を表す。
米国特許第4,957,870号
ある態様では、本発明はヘリウム−ネオンレーザーによって励起可能(633nmで励起可能)な色素を合成するための方法を提供する。これらの色素は、好ましくは<複素環式化合物、例えば7−ハロレピジンから誘導される。これらの色素は、ヒト
血液試料中に含まれる網状赤血球を検出及び計数するのに適している。別の態様では、本発明は信号増幅のための方法を提供する。本方法は、一定構造の色素がDNA又はRNA内に挿入したときに色素の強度が増大するという現象に基づいている。
本発明に適する色素は、(a)第1複素環部分、(b)第2複素環部分、及び(c)第1及び第2複素環部分を結び付ける連結基を有していると述べることができる。第1及び第2複素環部分はどちらも、好ましくは共に縮合している少なくとも2個の環を含有していなければならない。この色素は、第1部分が第2部分にエチレンによって結合しているコンジュゲートにより特徴づけられる。
本発明における使用に適する色素の一般構造を下記に示す:
Figure 2009167191
式中、
、R、R、Rは独立して水素、ハロゲン、シアノ、アルキル、アリール、アルカリール、アラルキルからなる群から選択された基を表す、又はR及びRは一緒になって、又はR及びRは一緒になって、又はR及びRは一緒になって、1個以上の環を表す;
はアルキル基又はアリール基を表す;
、R、R、Rは独立して水素、ハロゲン、シアノ、アルキル、アリール、アルカリール、アラルキルからなる群から選択された基を表す、又は少なくともR、R、R、Rの少なくとも1つがハロゲンを表すことを条件に、R及びRは一緒になって、又はR及びRは一緒になって、又はR及びRは一緒になって、1個以上の環を表す;
10は、アルキル基又はアリール基を表す;
11、R12は独立して水素、ハロゲン、シアノ、アルキル、アリール、アルカリール、アラルキルからなる群から選択された基を表す、又はR11及びR12は一緒になって、1個以上の環を表す;
13は水素又はアルキル基を表す;
Yは、YがNではないことを条件に、S、O、C、又はSeを表す;
nは0〜3の数字を表す;及び
は対イオンを表す。
連結基に結び付いている第1部分の環は、5員環又は6員環であってよい。連結基に結び付いている第2部分の環は、5員環又は6員環であってよい。
及びR10は同一であっても相違していてもよい。好ましくは、R及びR10は、1〜20個の炭素原子及び0〜6個のヘテロ原子、好ましくは1〜10個の炭素原子及び0〜3個のヘテロ原子を有するアルキル基を表す。R及びR10は、直鎖、分枝鎖又は環状基であってよい。R又はR10がアルキル基の場合は、R又はR10の炭素原子は水素原子以外の置換基を含有していてよい。R及びR10はさらに、(a)好ましくは5個以下の環を有している、より好ましくは3個以下の環を有している、最も好ましくは1個以下の環を有しているアリール基であってよい、又は(b)好ましくは2〜20個の炭素原子を有している、より好ましくは2〜10個の炭素原子を有しているアルケニル基であってよい。R又はR10がアリール基又はアルケニル基である場合、R又はR10のアリール基又はアルケニル基は水素原子以外の置換基を含有することができる。R及びR10はヘテロアリール基であってよいが、ここで、へテロ原子は窒素、硫黄、酸素及びセレンからなる群から選択することができる。
及びR10に対する置換基の個性は重要ではないが、それらは色素の吸収特性に悪影響を及ぼさないように選択されなければならない。
nの値に関しては、色素の望ましい吸収特性を提供するように連結基内には十分な炭素原子がなければならない。
、R、R又はRがハロゲンである場合は、ハロゲンは好ましくはF、Cl及びIからなる群から選択される。
、R、R、R、R、R、R、R、R11、R12又はR13がアルキルである場合は、好ましくは1〜20個、より好ましくは1〜10個、及び最も好ましくは1〜6個の炭素原子を含んでいる。R、R、R、R、R、R、R、R、R11、R12又はR13がアリールである場合は、好ましくは5個以下の環、より好ましくは3個以下の環、及び最も好ましくは1個以下の環を含んでいる。R、R、R、R、R、R、R、R、R11、R12又はR13がアルキル又はアリールである場合は、水素以外の置換基を含有していてよい。R及びRは一緒になって、又はR及びRは一緒になって、又はR及びRは一緒になって、又はR及びRは一緒になって、又はR及びRは一緒になって、又はR及びRは一緒になって、又はR11及びR12は一緒になって、1個以上の環を形成している場合は、これらの環は芳香族であっても非芳香族であってもよい。芳香族環は炭素環式又は複素環式芳香族環であってよく、ここでへテロ原子は窒素、硫黄、酸素及びセレンからなる群から選択される。好ましくは、上記の組合せから形成された環構造は5個以下の環、好ましくは3個以下の環、及び最も好ましくは1個以下の環を有している。
本発明に適する色素は、DNA又はRNAが存在する場合に極めて低いバックグラウンド、狭い放射帯域、及び素晴らしい増強を示す。これらの色素は酸素、水分及び熱に対して安定性であるが、光線に暴露するとゆっくり脱色する。
本発明の色素は、DNA又はRNAを検出するための信号発生剤として使用することができる。本発明の色素は、光源としてヘリウム−ネオン(He−Ne)レーザーを使用するフローサイトメーター上でヒト血液試料中の網状赤血球を検出するために使用できるように十分に高感受性である。ヘリウム−ネオンレーザーは、アルゴンレーザーよりはるかに安価である。
上記で述べたように、本発明の色素は先行技術において使用される色素に比較してはるかに高い増強、低いバックグラウンド、及び小さな放射帯域幅を示す。低いバックグラウンド及びより小さい放射帯域幅が、これらの色素を全血の高解像度分析のため及び複合アッセイにおいて使用することを可能にする。
詳細な説明
本発明に適する色素は、第1複素環部分、第2複素環部分、さらに第1及び第2複素環部分を結合する連結基を有すると言うことができる。第1及び第2複素環部分はどちらも、好ましくは一緒に縮合している少なくとも2個の環を含有していなければならない。この色素は、第1部分が第2部分にエチレンにより結合しているコンジュゲートにより特徴づけられる。
本発明において使用するのに適する色素の一般構造を下記に示す:
Figure 2009167191
式中、
、R、R、Rは独立して水素、ハロゲン、シアノ、アルキル、アリール、アルカリール、アラルキルからなる群から選択された基を表す、又はR及びRは一緒になって、又はR及びRは一緒になって、又はR及びRは一緒になって、1個以上の環を表す;
はアルキル基又はアリール基を表す;
、R、R、Rは独立して水素、ハロゲン、シアノ、アルキル、アリール、アルカリール、アラルキルからなる群から選択された基を表す、又は少なくともR、R、R、Rの少なくとも1つがハロゲンを表すことを条件に、R及びRは一緒になって、又はR及びRは一緒になって、又はR及びRは一緒になって、1個以上の環を表す;
10は、アルキル基又はアリール基を表す;
11、R12は独立して水素、ハロゲン、シアノ、アルキル、アリール、アルカリール、アラルキルからなる群から選択された基を表す、又はR11及びR12は一緒になって1個以上の環を表す;
13は水素又はアルキル基を表す;
Yは、YがNではないことを条件に、S、O、C、又はSeを表す;
nは0〜3の数字を表す;及び
は対イオンを表す。
連結基に結び付いている第1部分の環は、5員環又は6員環であってよい。連結基に結び付いている第2部分の環は、5員環又は6員環であってよい。
及びR10は同一であっても相違していてもよい。好ましくは、R及びR10は、1〜20個の炭素原子及び0〜6個のヘテロ原子、好ましくは1〜10個の炭素原子及び0〜3個のヘテロ原子を有するアルキル基を表す。R及びR10は、直鎖、分枝鎖又は環状基であってよい。R及びはR10は水素原子以外の置換基を含有していてよい。R及びR10はさらに、(a)好ましくは5個以下の環を有している、より好ましくは3個以下の環を有している、最も好ましくは1個以下の環を有しているアリール基であってよい、又は(b)好ましくは2〜20個の炭素原子を有している、より好ましくは2〜10個の炭素原子を有しているアルケニル基であってよい。R又はR10のアリール基又はアルケニル基は水素原子以外の置換基を含有することができる。
及びR10に対する置換基の個性は重要ではないが、それらは色素の吸収特性に悪影響を及ぼさないように選択されなければならない。
及びR10はヘテロアリール基であってよいが、ここでへテロ原子は窒素、硫黄、酸素及びセレンからなる群から選択することができる。
nの値に関して、色素の望ましい吸収特性を提供するように連結基内には十分な炭素原子がなければならない。
、R、R又はRがハロゲンである場合は、ハロゲンは好ましくはF、Cl及びIからなる群から選択される。
、R、R、R、R、R、R、R、R11、R12又はR13がアルキルである場合は、好ましくは1〜20個、より好ましくは1〜10個、及び最も好ましくは1〜6個の炭素原子を含んでいる。R、R、R、R、R、R、R、R、R11、R12又はR13がアリールである場合は、好ましくは5個以下の環、より好ましくは3個以下の環、及び最も好ましくは1個以下の環を含んでいる。R、R、R、R、R、R、R、R、R11、R12又はR13がアルキル又はアリールである場合は、水素以外の置換基を含有していてよい。R及びRは一緒になって、又はR及びRは一緒になって、又はR及びRは一緒になって、又はR及びRは一緒になって、又はR及びRは一緒になって、又はR及びRは一緒になって、又はR11及びR12は一緒になって、1個以上の環を形成している場合は、これらの環は芳香族であっても非芳香族であってもよい。芳香族環は炭素環式又は複素環式芳香族環であってよく、ここでへテロ原子は窒素、硫黄、酸素及びセレンからなる群から選択される。好ましくは、上記の組合せから形成された環構造は5個以下の環、好ましくは3個以下の環、及び最も好ましくは1個以下の環を有している。
は対イオン、好ましくは酢酸塩を表す。
これらの色素は、好ましくは水溶性であり、例えばフローサイトメーターにおけるような使用条件下で安定である。これらの色素は部分R、部分R10又はその他の部分を介して例えばタンパク質又はポリマーのような分子へ結合することができる。
核酸に結合していないときは、本発明の色素は約600nm〜約630nmの範囲内での強力な吸収ピークを示す。しかし、非結合状態では、この色素は、検出可能な励起又は放射ピークのどちらも示さない。色素が網状赤血球中RNAを染色すると、色素の光学特性は劇的に変化する。特に、吸収曲線はより長い波長へ変化し、色素は強力な蛍光を示す。本発明において有用な典型的な色素については、励起極大は約633nm、放射極大は約670nmであり、約40nmのStokesシフトを生じる。結合した色素の励起ピークが約633nmのオーダーであることから、自動フローサイトメーターに使用するための光源は、633nmで強力な放射を有するヘリウム−ネオンレーザーであってよい。この色素が核酸に結合していないとき蛍光がなく、バックグラウンド値が低いので、操作者は単に非染色を対照とすることによって、フローサイトメーターのための蛍光閾値(又は「ゲート」)を選択することができる。他の波長で励起される可能性があるが、ここに記載された色素を用いて染色された網状赤血球は、好都合にも約630nm〜約670nmの波長で励起させられる。本発明で使用するのに適した色素の代表的な例は、下記の構造式を有している。下記の構造では、「Ph」はフェニル基を表し、「Ar」はアリール基を表し、単一実線は−CHを表し、折れ線は−CHCHを表す。
Figure 2009167191
Figure 2009167191
下記の表は、本発明で使用するのに適した数種の色素についてのナノメートル吸収極大を示している。
Figure 2009167191
本発明において使用するのに適した色素は、下記によって調製できる:
(1)少なくとも2個の縮合した環を含有する複素環式化合物を無水酢酸及びN,N‘−ジフェニルホルムアミジン又はその高同族体と反応させて鎖延長中間を形成させる;
(2)上記の鎖延長中間を第三級アルキルアミン触媒の存在下において還流条件下でメチル化ハロレピジンと反応させて色素を形成させる。
結果として生じた色素は、次いで典型的にはジエチルエーテルを使用する沈降によって回収できる。或いは、本発明に適した色素は下記によって調製できる;
(1)少なくとも2個の縮合した環及び活性化メチル基を含有する複素環式化合物を無水酢酸及びN,N‘−ジフェニルホルムアミジン又はその高同族体と反応させて鎖延長中間物を形成させる;
(2)上記の鎖延長中間物を第三級アルキルアミン触媒の存在下において還流条件下でハロレピジンと反応させて色素を形成させる。
結果として生じた色素は、次いで典型的にはジエチルエーテルを使用する沈降によって回収できる。
少なくとも2個の縮合した環を含有する化合物の代表的な例には、ヨウ化2−メチル−N−アルキルベンゾチアゾリウム、ヨウ化2−メチル−N−アルキルベンゾキサゾリウム、ヨウ化2−メチル−N−アルキルナフトキサゾリウム、及びヨウ化2−メチル−N−アルキルナフトチアゾリウムが含まれる。N−メチル化ハロレピジンの代表的例には、7−クロロレピジン、7−フルオロレピジン、及び7−ブロモレピジンが含まれる。
本発明に使用するために適した色素は、下記の合成反応図式に従って調製できる。下記の合成反応図式においては、「Ph」はフェニル基を表し、「Ac」はアシル基を表し、「X」はハロ基を表す。
Figure 2009167191
上記の合成反応図式においては、R及びXの置換基の代表的組合せには下記が含まれる:
Figure 2009167191
本発明によれば、本発明の色素は、血液試料中の網状赤血球を染色するときに、水性溶液の形態、及び特に等張生理食塩水の形態で使用することができる。生理食塩水は少量のメタノールを含有してもよい。全血又は血液分画であってよい血液試料は、色素を含有する溶液と血液試料とを混合することによって、色素により染色される。ここに記載された色素を染色媒体として使用することによって、全血試料中の網状赤血球を検出かつ計数することが可能なことが見いだされた。
色素は網状赤血球に浸透しなければならないので、優れた細胞浸透特性を有していなければならない。本発明に適した色素はRNAを沈降させないので、その結果、染色された網状赤血球は細胞内RNAの相対的に均質な分布を維持しており、それによって網状赤血球と成熟赤血球との境界を画する閾値を指定することが可能である。この特徴は、RNA含量が網状赤血球の世代の関数であるという網状赤血球数以外の追加の情報を医師に提供する。従って、ここに記載した色素を使用することによって、臨床医は網状赤血球の世代プロフィール並びに単純な網状赤血球計数を実施する能力を手に入れる。ここに記載された色素を血液試料中の網状赤血球を染色するために使用すると、染色された網状赤血球からの蛍光信号をRNA又はDNAを含有していない成熟赤血球の蛍光信号から容易に区別できるという長所をさらに提供する。この理由から、費用のかかるデータ操作を行わずにフローサイトメーターにおいて結果を直接的に読み取ることができる。
本発明の色素を用いて染色された網状赤血球及びRNA又はDNAは、好ましくは自動フローサイトメーターにおいて計数されるが、それらは手動方法又は自動顕微鏡によって算定することもできる。
本発明に使用されるフローサイトメーターはいずれでもよい。従って、染色された網状赤血球は、例えば、自動フローサイトメーター又は半自動フローサイトメーター又は手動フローサイトメーターにおいて検出及び計数されうる。自動フローサイトメーターを使用するときには、非染色対照試料を使用することによって蛍光ゲートが設定され、さらにその蛍光ゲートが染色された試料で使用される。
ここに記載された色素は、網状赤血球を染色するために直接使用できる。それらはコンジュゲートを形成するために抗体その他に結合させる必要がない。染色は挿入機構によって行なわれ、色素の網状赤血球のRNA又はDNAへの挿入が励起又は放射波長における青移動又は赤移動を惹起する。
或いは、ここに記載された色素は、コンジュゲートの形で使用することができる。ここに記載された色素を含有するコンジュゲートを使用する適用の一つは、試料中に含まれる細胞を検出するために蛍光コンジュゲート又は多重蛍光コンジュゲートを使用するフローサイトメトリーへの適用である。フローサイトメーターの例は、ベクトン、ディッキンソン社(Becton,Dickinson & Co, Franklin Lakes, N.J.)によって製造された蛍光活性化セルソーター(FACCScan)である。一般に、イメージングシステムは励起源及び検出装置を含有している。励起源はコンジュゲートに伴われている蛍光信号発生基を励起し、検出装置は励起された信号発生基から放射された信号を検出する。
典型的なイメージングシステム分析では、試料は蛍光コンジュゲートと一緒にインキュベートされ、これが試料中に存在する可能性のあるある種の細胞と特異的に結合する。インキュベーションは、試料中に含まれる特定の細胞集団にコンジュゲートが結合するような時間及び温度で行なわれる。コンジュゲートと結合させられた細胞は、一般には染色されているとし、染色手順は様々な波長の信号を放射する複数のコンジュゲートを用いて、複数回、連続的又は同時に行うことができる。染色手順が完了した後、試料はフローサイトメーターを用いて分析することができる。
別の実施態様では、ここに記載された色素を含有するコンジュゲートを、例えばサンドイッチ型イムノアッセイのような通常の固相イムノアッセイにおいて使用するように、適合させることができる。サンドイッチ型イムノアッセイは、典型的には被分析物を含有していることが疑われる試料を、実質的に固体の不活性プラスチック、ラテックス、ガラスビーズもしくはガラス微粒子又は分析物と結合対を形成するその他の特異的結合要素を用いて被覆されている担体材料と、接触させることを含んでいる。結合要素被覆担体材料は、一般には「捕獲試薬」と呼ばれている。被分析物が担体材料に結合した後は、残りの試料は担体材料から取り除かれる。被分析物が結合している担体材料は、一般的には信号発生基を用いて標識された第2結合構成要素であるコンジュゲートを用いて処理される。このコンジュゲートは担体材料に結合している被分析物と結合する。第1結合要素を含有する担体材料、被分析物及びそれらに結合しているコンジュゲートの組合せは、典型的には1以上の洗浄ステップを用いてあらゆる非結合コンジュゲートから分離させられる。適切な励起を介して信号発生基によって発生する信号は、その後、視覚的に、又は好ましくは機器によって観察でき、試料中の被分析物の存在又は含量を示す。もちろん、こうしたアッセイを実行するために使用されるステップの順序及び回数によりここに記載された本発明を限定することが意図されていないことは、理解されるであろう。
こうしたイムノアッセイによって検出される被分析物は、増幅反応の生成物であり得る。従って、これらの被分析物は、核酸配列を含有しているか、または、全てが参照によりここに組み込まれる、欧州特許出願EP−A−320 308及びEP−A−439 182に記載されているLCR及び米国特許第4,683,202号及び第4,683,195号に記載されているPCRのような、ハイブリダイゼーション反応の生成物であり得る。例えば被分析物がLCR又はPCR反応生成物又は配列を含有している場合には、その配列は指示試薬と結合対を形成する結合要素及び捕獲試薬と結合対を形成する結合要素を含有することができる、又は含有するように修飾することができる。
フローサイトメーターにおけるここに記載された色素を用いて染色された網状赤血球の使用は、特に蛍光バックグラウンドが低いという点において有益であり、さらに蛍光ゲートは非染色対照を使用することによって容易に選択できる。さらに、細胞内網状赤血球RNAの沈降が生じないので、細胞を固定する必要がない。さらに、蛍光信号と個々の網状赤血球との関係は網状赤血球の世代のような情報を提供する。
本発明のさらにもう1つの長所は、ここに記載された色素を用いて染色された網状赤血球は、光強度が低い自動フローサイトメーターにおいて使用することができる点にあり、例えば、アルゴンレーザーと対照的な、ヘリウム−ネオンレーザーを使用することができる。
下記の実施例では本発明の様々な特徴を例示するが、これは請求の範囲に述べられている本発明の範囲を、どのようにも限定することを意図していない。
実施例I
7−クロロレピジンの調製
3−クロロアニリン(1.59g)、塩化第二鉄六水和物(5.4g)、塩化亜鉛(0.2g)、エタノール(95%水溶液20ml)を含有する、60℃に予備加熱された混合物に、1,3,3−トリメトキシブタン(1.48g)を添加した。生じた混合物を2時間還流させ、一晩放置した。その後、真空下で揮発性物質を除去し、10%水酸化ナトリウム水溶液を用いて残留物を塩基性とした。生じた混合物を水とジエチルエーテルとの間で分配させた(3回)。一緒にしたエーテル層を硫酸マグネシウムで乾燥させた。エーテル溶液の回転蒸発により暗色液体を得た。この液体をシリカゲルカラムに添加し、ヘキサン/酢酸エチル(3:1)を用いて溶離させ、黄褐色結晶として所望の生成物を得た。
ヨウ化7−クロロ−1−メチルレピジニウムの調製
上記のように調製した7−クロロレピジンの部分(80mg)を、CHCN(1ml)中でCHl(0.5ml)と還流下に2時間加熱することによって、メチル化した。ジエチルエーテルを用いてこの混合物を処理し、その後に遠心分離によって黄色粉末を得た。
ヨウ化3−エチル−2−メチルベンゾチアゾリウムの活性化
無水酢酸(10ml)中ヨウ化3−エチル−2−メチルベンゾチアゾリウム(350mg)及びN,N‘−ジフェニルホルムアミジン(420mg)の混合物を120℃で30分間加熱した。ジエチルエーテルを添加し、懸濁液を遠心分離した。上清をデカンテーションし、沈降物をより多くのジエチルエーテルを用いて洗浄し、乾燥させた。
色素7の調製
上記で入手した活性化3−エチル−2−メチルベンゾチアゾリウム誘導体(4.5mg)に、クロロホルム(250μL)中上記で入手した7−クロロ−1−メチルレピジニウム塩を添加し混合物を形成させた。この混合物に次いでトリエチルアミン(50μL)を添加した。生じた混合物を還流させながら30分間攪拌し、その間に暗青色溶液を得た。この溶液にジエチルエーテルを添加し、生じた懸濁液を遠心分離した。上清を廃棄し、沈降物をジエチルエーテル中に再懸濁させ、遠心分離した(2回)。暗色粉末はメタノール溶液中において638nmで吸収極大を示した。
実施例II
色素8の調製
実施例Iにおけるヨウ化3−エチル−2−メチルベンゾチアゾリウムをヨウ化2,3−ジメチルベンゾチアゾリウムに置換する以外は、色素7の調製について記載された方法に従った。この色素も又メタノール中において638nmで吸収極大を示した。
実施例III
色素9の調製
実施例Iにおけるヨウ化3−エチル−2−メチルベンゾチアゾリウムをヨウ化2,3−ジメチルナフトキサゾリウムに置換する以外は、色素7の調製について記載された方法に従った。この色素はメタノール中において624nmで吸収極大を示した。
実施例IV
色素2の調製
実施例Iにおける3−クロロアニリンを3−フルオロアニリン(1.84g)に置換する以外は、色素7の調製について記載された方法に従った。この色素はメタノール中において628nmで吸収極大を示した。
実施例V
色素5の調製
実施例Iにおける3−クロロアニリンを3−ブロモアニリン(2.15g)に置換する以外は、色素7の調製について記載された方法に従った。この色素はメタノール中において638nmで吸収極大を示した。
実施例VI
色素6の調製
実施例Iにおけるヨウ化3−エチル−2−メチルベンゾチアゾリウムをヨウ化1,1,2,3−テトラメチル−1H−ベンズインドリウムに置換する以外は、色素7の調製について記載された方法に従った。この色素はメタノール中において623nmで吸収極大を示した。
実施例VII
中性pHおよび試験溶液の最終濃度0.5μg/mlである緩衝液(“CD4000 Retic Buffer”)中に色素を溶解させて蛍光を測定した。“CD4000 Retic Buffer”は下記の成分を表示された量で含有していた:
Figure 2009167191
試験は、ヘリウム−ネオンレーザー光源を備えたフローサイトメーターにおいて実施した。ヘリウム−ネオンレーザーは波長630nmで光線を生じさせた。光学系は従来型光学系であった。結果を表IIIに示す。
Figure 2009167191
表IIIに記載のデータから、本発明の色素10は米国特許第4,957,870号の色素より大きなDNA及びRNAとの信号増強を生じさせることを読み取ることができる。
当業者には、本発明の範囲及び精神から逸脱せずに本発明の様々な修飾及び変更が可能であることは明白であり、さらに、本発明を本書に記載の例示的実施態様に不当に限定するべきではないと理解されるはずである。

Claims (3)

  1. 下記の構造を有する化合物:
    Figure 2009167191
    (式中、
    1、R2、R3、R4は独立して水素、ハロゲン、1個の環を有するアリールからなる群から選択された基を表す;
    5は1〜6個の炭素原子を有するアルキル基又は1個の環を有するアリール基を表す;
    6、R7、R8、R9は独立して水素、ハロゲン、1〜6個の炭素原子を有するアルキル、1個の環を有するアリールを表し、ただし、R6、R7、R8、R9の少なくとも1つがハロゲンを表す;
    10は、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基又は1個の環を有するアリール基を表す;
    11、R12は独立して水素、ハロゲン、1〜6個の炭素原子を有するアルキル、1個の環を有するアリールからなる群から選択された基を表す;
    13は水素又は1〜6個の炭素原子を有するアルキル基を表す;
    Yは、S、O、C、又はSeを表す;
    nは1を表す;及び
    -は対イオンを表す。)
  2. 5が1個の炭素原子を有するアルキル基を表す、請求項1の化合物。
  3. 下記の構造を有する化合物:
    Figure 2009167191
JP2009052977A 1996-12-10 2009-03-06 ハロレピジンから誘導できるヘリウム−ネオン励起性網状赤血球染色用色素 Pending JP2009167191A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/763,022 US6495692B1 (en) 1996-12-10 1996-12-10 Helium-neon excitable reticulocyte dyes derivable from halolepidines

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52669798A Division JP4454046B2 (ja) 1996-12-10 1997-11-19 ヘリウム−ネオン励起性色素を用いた試験サンプル中の分析物を検出するための方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009167191A true JP2009167191A (ja) 2009-07-30

Family

ID=25066680

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52669798A Expired - Fee Related JP4454046B2 (ja) 1996-12-10 1997-11-19 ヘリウム−ネオン励起性色素を用いた試験サンプル中の分析物を検出するための方法
JP2009052977A Pending JP2009167191A (ja) 1996-12-10 2009-03-06 ハロレピジンから誘導できるヘリウム−ネオン励起性網状赤血球染色用色素

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52669798A Expired - Fee Related JP4454046B2 (ja) 1996-12-10 1997-11-19 ヘリウム−ネオン励起性色素を用いた試験サンプル中の分析物を検出するための方法

Country Status (8)

Country Link
US (2) US6495692B1 (ja)
EP (1) EP0944672B1 (ja)
JP (2) JP4454046B2 (ja)
AT (1) ATE223461T1 (ja)
CA (1) CA2273959C (ja)
DE (1) DE69715242T2 (ja)
ES (1) ES2186008T3 (ja)
WO (1) WO1998026007A1 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3783808B2 (ja) * 1997-05-19 2006-06-07 シスメックス株式会社 白血球分類計数用試薬
US6368864B1 (en) * 2000-05-05 2002-04-09 Coulter International Corp. Dyes and methods of reticulocyte enumeration
WO2001090253A1 (de) * 2000-05-23 2001-11-29 Dyomics Gmbh Stabile nir-marker-farbstoffe auf der basis von benzopyrylium-polymethinen
US20050032607A1 (en) * 2002-02-08 2005-02-10 Chun Song Jung Apparatus for preventing sudden acceleration of automobile fitted with automatic transmission
JP2006011535A (ja) * 2004-06-22 2006-01-12 Sony Corp コンテンツ転送装置,コンテンツ転送方法およびコンピュータプログラム
US7598390B2 (en) 2005-05-11 2009-10-06 Life Technologies Corporation Fluorescent chemical compounds having high selectivity for double stranded DNA, and methods for their use
GB0615211D0 (en) * 2006-07-31 2006-09-06 Ge Healthcare Uk Ltd Asymmetric flouro-substituted polymethine dyes
CN101343420B (zh) * 2007-07-12 2013-10-16 大连理工大学 一类不对称菁类荧光染料
CN101349644B (zh) 2007-07-20 2012-06-27 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 一种白细胞分类试剂和其使用方法
CN101475754A (zh) 2008-01-04 2009-07-08 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 不对称菁类荧光染料,组合物及在生物样品染色中的用途
CN101602762B (zh) 2008-06-10 2013-10-16 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 不对称菁类化合物、其制备方法及应用
CN101726579B (zh) 2008-10-17 2014-06-18 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 血液检测试剂和方法
US8367358B2 (en) 2008-12-17 2013-02-05 Shenzhen Mindray Bio-Medical Electronics Co., Ltd. Reagent, kit and method for differentiating and counting leukocytes
CN101988082B (zh) 2009-07-31 2015-04-08 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 白细胞分类计数试剂、试剂盒及其制备方法和白细胞分类计数的方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE888046C (de) * 1943-08-04 1953-08-27 Agfa Ag Fuer Photofabrikation Verfahren zur Sensibilisierung von Halogensilberemulsionen mit Hilfe von unsymmetrischen Carbocyaninen
JPS4949504B1 (ja) * 1968-12-04 1974-12-27 Fuji Photo Film Co Ltd
JPS521299B1 (ja) * 1967-07-25 1977-01-13
JPS61153631A (ja) * 1984-11-30 1986-07-12 Fuji Photo Film Co Ltd 熱現像カラ−感光材料
JPH0273344A (ja) * 1988-09-09 1990-03-13 Konica Corp ガラス支持体を有するハロゲン化銀写真感光材料
JPH02157744A (ja) * 1988-10-17 1990-06-18 Minnesota Mining & Mfg Co <3M> 赤色または赤外感光性ハロゲン化銀乳剤
JPH05313289A (ja) * 1992-05-07 1993-11-26 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料及びその処理方法

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE585274A (ja) 1958-12-04
FR1588846A (ja) 1965-07-25 1970-03-16
US4683202A (en) 1985-03-28 1987-07-28 Cetus Corporation Process for amplifying nucleic acid sequences
US4683195A (en) 1986-01-30 1987-07-28 Cetus Corporation Process for amplifying, detecting, and/or-cloning nucleic acid sequences
US4883867A (en) 1985-11-01 1989-11-28 Becton, Dickinson And Company Detection of reticulocytes, RNA or DNA
EP0226272B1 (en) 1985-11-01 1991-03-06 Becton, Dickinson and Company Detection of reticulocytes
US4957870A (en) 1985-11-01 1990-09-18 Becton, Dickinson And Company Detection of Reticulocytes, RNA and DNA
AU622426B2 (en) 1987-12-11 1992-04-09 Abbott Laboratories Assay using template-dependent nucleic acid probe reorganization
JP2676224B2 (ja) * 1988-06-21 1997-11-12 コニカ株式会社 カラープルーフ作製用ハロゲン化銀カラー写真感光材料
CA2035010C (en) 1990-01-26 1996-12-10 Keith C. Backman Method of amplifying target nucleic acids applicable to both polymerase and ligase chain reactions
US5534416A (en) 1993-04-13 1996-07-09 Molecular Probes, Inc. Fluorescent viability assay using cyclic-substituted unsymmetrical cyanine dyes
US5658751A (en) 1993-04-13 1997-08-19 Molecular Probes, Inc. Substituted unsymmetrical cyanine dyes with selected permeability
US5436134A (en) * 1993-04-13 1995-07-25 Molecular Probes, Inc. Cyclic-substituted unsymmetrical cyanine dyes
US6368864B1 (en) * 2000-05-05 2002-04-09 Coulter International Corp. Dyes and methods of reticulocyte enumeration

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE888046C (de) * 1943-08-04 1953-08-27 Agfa Ag Fuer Photofabrikation Verfahren zur Sensibilisierung von Halogensilberemulsionen mit Hilfe von unsymmetrischen Carbocyaninen
JPS521299B1 (ja) * 1967-07-25 1977-01-13
JPS4949504B1 (ja) * 1968-12-04 1974-12-27 Fuji Photo Film Co Ltd
JPS61153631A (ja) * 1984-11-30 1986-07-12 Fuji Photo Film Co Ltd 熱現像カラ−感光材料
JPH0273344A (ja) * 1988-09-09 1990-03-13 Konica Corp ガラス支持体を有するハロゲン化銀写真感光材料
JPH02157744A (ja) * 1988-10-17 1990-06-18 Minnesota Mining & Mfg Co <3M> 赤色または赤外感光性ハロゲン化銀乳剤
JPH05313289A (ja) * 1992-05-07 1993-11-26 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料及びその処理方法

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN7012001431; STN Online, CAPLUS File, Accession No.1960:10044 *

Also Published As

Publication number Publication date
US7083982B2 (en) 2006-08-01
DE69715242T2 (de) 2003-08-07
CA2273959A1 (en) 1998-06-18
JP4454046B2 (ja) 2010-04-21
US6495692B1 (en) 2002-12-17
EP0944672B1 (en) 2002-09-04
EP0944672A1 (en) 1999-09-29
DE69715242D1 (de) 2002-10-10
ES2186008T3 (es) 2003-05-01
WO1998026007A1 (en) 1998-06-18
US20030145394A1 (en) 2003-08-07
JP2001506686A (ja) 2001-05-22
CA2273959C (en) 2007-07-03
ATE223461T1 (de) 2002-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009167191A (ja) ハロレピジンから誘導できるヘリウム−ネオン励起性網状赤血球染色用色素
US5486616A (en) Method for labeling and detecting materials employing arylsulfonate cyanine dyes
US4957870A (en) Detection of Reticulocytes, RNA and DNA
US4883867A (en) Detection of reticulocytes, RNA or DNA
JP3783808B2 (ja) 白血球分類計数用試薬
AU677259B2 (en) Long emission wavelength chemiluminescent compounds and their use in test assays
US6340744B1 (en) Reagent system and method for increasing the luminescence of lanthanide(III) macrocyclic complexes
Sahar et al. Energy transfer and binding competition between dyes used to enhance staining differentiation in metaphase chromosomes
US7709653B2 (en) Asymmetric cyanine compounds, their preparation methods and their uses
CN101723874B (zh) 花菁类化合物及其在生物样品染色中的用途
JP3425830B2 (ja) 新規化合物とその用途
JPH10500776A (ja) 網状赤血球の検出
US5981747A (en) Monomethine cyanines rigidized by a two-carbon chain
JPH0822967B2 (ja) 全血中の網状赤血球の定量測定における化合物、試薬組成物及びその用途
EP1684808A1 (en) A reagent system and method for modifying the luminescence of lanthanide(iii) macrocyclic complexes
CN105440725A (zh) 不对称菁类荧光染料,组合物及在生物样品染色中的用途
JPH023465B2 (ja)
JPH0219428B2 (ja)
JPH0143267B2 (ja)
EP0617288A2 (en) Long emission wavelength chemiluminescent compounds and their use in test assays

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120424

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120720

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120725

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130423