JP2001506686A - ハロレピジンから誘導できるヘリウム−ネオン励起性網状赤血球染色用色素 - Google Patents

ハロレピジンから誘導できるヘリウム−ネオン励起性網状赤血球染色用色素

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Abstract

(57)【要約】 例えば7−ハロレピジンのようなハロレピジンからヘリウム−ネオンレーザー(633nmで励起可能)によって励起可能な色素を合成する方法であって、それらの色素はヒト血液試料中に含まれる網状赤血球を検出及び計数するのに適している。別の態様では、本発明は細胞表現型を免疫タイピングするための方法を提供する。本方法は、一定構造の色素がDNA又はRNA内に挿入したときにそれらの色素の強度が増加する現象に基づいている。本発明に適する色素は、(a)第1複素環部分、(b)第2複素環部分、及び(c)第1及び第2複素環部分を結合する連結基を有すると述べることができる。第1及び第2複素環部分はどちらも、好ましくは縮合している、少なくとも2個の環を含有していなければならない。この色素は、それによって第1部分が第2部分にエチレンによって結合されているコンジュゲートを特徴とする。本発明において使用するために適する色素の一般構造は式(I)に示されており、式中、R1、R2、R3、R4は独立して水素、ハロゲン、シアノ、アルキル、アリール、アルカリール、アラルキルからなる群から選択された基を表す、又はR1及びR2は一緒になって、又はR2及びR3は一緒になって、又はR3及びR4は一緒になって、1個以上の環を表す;R5はアルキル基又はアリール基を表す;R6、R7、R8、R9は独立して水素、ハロゲン、シアノ、アルキル、アリール、アルカリール、アラルキルからなる群から選択された基を表す、又は少なくともR6、R7、R8、R9の少なくとも1つがハロゲンを表すことを条件に、R6及びR7は一緒になって、又はR7及びR8は一緒になって、又はR8及びR9は一緒になって、1個以上の環を表す;R10はアルキル基又はアリール基を表す;R11、R12は独立して水素、ハロゲン、シアノ、アルキル、アリール、アルカリール、アラルキルからなる群から選択された基を表す、又はR11及びR12は一緒になって、1個以上の環を表す;R13は水素又はアルキル基を表す;Yは、YがNではないことを条件に、S、O、C、又はSeを表す;及びnは0〜3の数字を表す。

Description

【発明の詳細な説明】ハロレピジンから誘導できるヘリウム−ネオン励起性網状赤血球染色用色素 発明の背景 1.発明の分野 本発明は、リボ核酸ポリマー(RNA)及びデオキシリボ核酸ポリマー(DN A)を染色するのに適する、特に網状赤血球を染色するのに適する色素に関する 。本発明はさらに、蛍光組成物に関する。 2.従来技術の考察 多くの場合、RNA又はRNAを含有する物質を検出する必要がある。例えば 、網状赤血球はRNAを含有していることが知られている物質である。血液試料 中に含まれる網状赤血球の検出及びこれらの網状赤血球の計数は、臨床医にとっ て重要である。血液試料中の網状赤血球数は、造血活性の指標であり、急性出血 及び溶血性貧血の指標であり、さらに鉄、ビタミンB12及び葉酸療法に対する反 応の尺度である。当分野において知られているように、網状赤血球は成熟赤血球 の前駆体であり、従 って網状赤血球という用語は成熟赤血球への進展及び発達を包含している。 血液試料中の網状赤血球の検出及び計数は、ニュー・メチレン・ブルー(NM B)、ブリリアント・クレシル・ブルー(BCB)、アクリジン・オレンジ、及 びピロニンYのような適切な染色液を使用して手動及び自動の両方の方法によっ て実施されてきた。 色素ニュー・メチレン・ブルーを用いる生体染色は、網状赤血球測定の標準方 法とされている。使用時に、この色素はRNAを沈降させる。この方法は手動に より行なわれ、極めて多数の細胞(例えば、500〜1,000細胞)を顕微鏡 を用いて計数する必要がある。その結果、本方法は時間がかかり、冗長で、誤り やすい。 ニュー・メチレン・ブルーは、非蛍光性であり、真に沈降したRNAを沈降した 染料から識別するのはしばしば困難である。ニュー・メチレン・ブルーは、細胞 内RNA分子と結合することによって染色し、そのサイズ及び色のために顕微鏡 検査下で見える着色複合体を形成する。しかし、特定の条件下では、色素分子自 体が他の色素分子との複合体を形成しうる。これらの 色素/色素複合体は色素/RNA複合体と区別できなく、計数が不正確になる、 及び/又は特定の細胞タイプに対して偽陽性になると言う結果が生じる可能性が ある。この問題は、色素溶液を濾過して形成された非特異的色素/色素複合体が 除去されないとき、より多く生じよう。 アクリジン・オレンジは、手動及び自動の両方の方法によって網状赤血球を染 色するために使用されてきた。蛍光性であるアクリジン・オレンジも又RNAを 沈降させる。その結果、この色素の使用は、エネルギー・トランスファー・プロ セスにおいて相互に干渉する色素分子によって惹起された現象である消光の可能 性があるために、RNA含量の定量的推定を妨げる。消光条件下では、エネルギ ー・トランスファー・プロセスは正味蛍光放射を生じさせない。 蛍光に比例するRNA含量に基づく細胞の世代プロフィールは信頼できない。 世代プロフィールは、赤血球のアッセイにおいて得ようとされている重要な情報 である。網状赤血球を染色するための色素の機能は、主として全身循環に含まれ る未熟赤血球のパーセンテージを測定することである。この情報は、赤血球形成 の生体恒常性(ホメオスタシス)、赤血球関連代謝疾 患の検出、及び貧血性疾患の存在又は不在を測定するために必要とされる。 アクリジン・オレンジは、フローサイトメーター内のプラスチック製チューブ に対して大きな親和性を有しているため、バックグラウンドが増大し、その結果 としてフローサイトメーターのチューブから色素を除去するための長々しい方法 を必要となる。さらに、アクリジン・オレンジによって染色された細胞は、自家 蛍光赤血球ピークから区別することが困難である。最後に、網状赤血球数は通常 はニュー・メチレン・ブルーを用いて染色された数値より少なくなる。ニュー・ メチレン・ブルーは、細胞内RNAと結合することによって染色し、細胞内で不 溶性沈降物を形成する。相互作用に基づいて別々のブルーパターンが形成され、 それによって手動での容易な顕微鏡的評価が可能になる。アクリジン・オレンジ を用いた検出は、フローサイトメーター上で実施される。拡散パターンの性質の ために、非特異的バックグラウンドに対して特異的染色をアクリジン・オレンジ から識別することは困難である。その結果、バックグラウンドが高いときには、 通常は正味陽性が減少し、より離散的なニュー・メチレン・ブルー染色法と比較 して人為的な低い 数値が生じるであろう。 ピロニンYの使用には、事前にホルマリンを用いた赤血球の固定を必要とし、 手間がかかり、時間がかかり、さらに一般的に不良な結果を生じさせる。さらに 、ピロニンYは量子効率が極めて低いので、極めて低い蛍光信号をもたらす。 従って、血液試料中の網状赤血球を正確に測定するための方法を提供するには 、網状赤血球を染色するためにより適合した色素を提供する必要がある。 網状赤血球を染色するための色素は、好ましくは下記の特性を有している: 1.その色素はRNAの不在下では蛍光を発してはならない。 2.その色素は、RNAの存在下において良好な蛍光量子収量を有していなけ ればならない。 3.その色素は一定レベルの水溶性を示さなければならず、さらにRNAを含 有する細胞膜内に浸透できなければならない。 4.その色素は、好ましくは約633nmで励起ピークを有していなければな らない。 米国特許第4,957,870号は、下記の構造を有する色素を用いてヒト血 液試料中に含まれる網状赤血球、RNA、及 びDNAの検出を含んでいる: 式中、 Xは、O、S、Se又はC(CH32を表す; R1は、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基を表す; R2は、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基を表す; R3は、縮合べンゼン、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基、メトキシを 表す、又は不在である; R4は、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基、エトキシを表す、又は不在 である;及び nは0又は1〜6の整数を表す。 発明の概要 ある態様では、本発明はヘリウム−ネオンレーザーによって励起可能(633 nmで励起可能)な色素を合成するための方法を提供する。これらの色素は、好 ましくは<複素環式化合物、例えば7−ハロレピジンから誘導される。これらの 色素は、ヒト 血液試料中に含まれる網状赤血球を検出及び計数するのに適している。別の態様 では、本発明は信号増幅のための方法を提供する。本方法は、一定構造の色素が DNA又はRNA内に挿入したときに色素の強度が増大するという現象に基づい ている。 本発明に適する色素は、(a)第1複素環部分、(b)第2複素環部分、及び (c)第1及び第2複素環部分を結び付ける連結基を有していると述べることが できる。第1及び第2複素環部分はどちらも、好ましくは共に縮合している少な くとも2個の環を含有していなければならない。この色素は、第1部分が第2部 分にエチレンによって結合しているコンジュゲートにより特徴づけられる。 本発明における使用に適する色素の一般構造を下記に示す:式中、 R1、R2、R3、R4は独立して水素、ハロゲン、シアノ、アルキル、アリール 、アルカリール、アラルキルからなる群か ら選択された基を表す、又はR1及びR2は一緒になって、又はR2及びR3は一緒 になって、又はR3及びR4は一緒になって、1個以上の環を表す; R5はアルキル基又はアリール基を表す; R6、R7、R8、R9は独立して水素、ハロゲン、シアノ、アルキル、アリール 、アルカリール、アラルキルからなる群から選択された基を表す、又は少なくと もR6、R7、R8、R9の少なくとも1つがハロゲンを表すことを条件に、R6及 びR7は一緒になって、又はR7及びR8は一緒になって、又はR8及びR9は一緒 になって、1個以上の環を表す; R10は、アルキル基又はアリール基を表す; R11、R12は独立して水素、ハロゲン、シアノ、アルキル、アリール、アルカ リール、アラルキルからなる群から選択された基を表す、又はR11及びR12は一 緒になって、1個以上の環を表す; R13は水素又はアルキル基を表す; Yは、YがNではないことを条件に、S、O、C、又はSeを表す; nは0〜3の数字を表す;及び X-は対イオンを表す。 連結基に結び付いている第1部分の環は、5員環又は6員環であってよい。連 結基に結び付いている第2部分の環は、5員環又は6員環であってよい。 R5及びR10は同一であっても相違していてもよい。好ましくは、R5及びR10 は、1〜20個の炭素原子及び0〜6個のヘテロ原子、好ましくは1〜10個の 炭素原子及び0〜3個のヘテロ原子を有するアルキル基を表す。R5及びR10は 、直鎖、分枝鎖又は環状基であってよい。R5又はR10がアルキル基の場合は、 R5又はR10の炭素原子は水素原子以外の置換基を含有していてよい。R5及びR10 はさらに、(a)好ましくは5個以下の環を有している、より好ましくは3個 以下の環を有している、最も好ましくは1個以下の環を有しているアリール基で あってよい、又は(b)好ましくは2〜20個の炭素原子を有している、より好 ましくは2〜10個の炭素原子を有しているアルケニル基であってよい。R5又 はR10がアリール基又はアルケニル基である場合、R5又はR10のアリール基又 はアルケニル基は水素原子以外の置換基を含有することができる。R5及びR10 はヘテロアリール基であってよいが、ここで、ヘテロ 原子は窒素、硫黄、酸素及びセレンからなる群から選択することができる。 R5及びR10に対する置換基の個性は重要ではないが、それらは色素の吸収特 性に悪影響を及ぼさないように選択されなければならない。 nの値に関しては、色素の望ましい吸収特性を提供するように連結基内には十 分な炭素原子がなければならない。 R6、R7、R8又はR9がハロゲンである場合は、ハロゲンは好ましくはF、C l及びIからなる群から選択される。 R1、R2、R3、R4、R6、R7、R8、R9、R11、R12又はR13がアルキルで ある場合は、好ましくは1〜20個、より好ましくは1〜10個、及ひ最も好ま しくは1〜6個の炭素原子を含んでいる。R1、R2、R3、R4、R6、R7、R8 、R9、R11、R12又はR13がアリールである場合は、好ましくは5個以下の環 、より好ましくは3個以下の環、及び最も好ましくは1個以下の環を含んでいる 。R1、R2、R3、R4、R6、R7、R8、R9、R11、R12又はR13がアルキル又 はアリールである場合は、水素以外の置換基を含有していてよい。 R1及びR2は一緒になって、又はR2及びR3は一緒になって、 又はR3及びR4は一緒になって、又はR6及びR7は一緒になって、又はR7及び R8は一緒になって、又はR8及びR9は一緒になって、又はR11及びR12は一緒 になって、1個以上の環を形成している場合は、これらの環は芳香族であっても 非芳香族であってもよい。芳香族環は炭素環式又は複素環式芳香族環であってよ く、ここでヘテロ原子は窒素、硫黄、酸素及びセレンからなる群から選択される 。好ましくは、上記の組合せから形成された環構造は5個以下の環、好ましくは 3個以下の環、及び最も好ましくは1個以下の環を有している。 本発明に適する色素は、DNA又はRNAが存在する場合に極めて低いバック グラウンド、狭い放射帯域、及び素晴らしい増強を示す。これらの色素は酸素、 水分及び熱に対して安定性であるが、光線に暴露するとゆっくり脱色する。 本発明の色素は、DNA又はRNAを検出するための信号発生剤として使用す ることができる。本発明の色素は、光源としてヘリウム−ネオン(He−Ne) レーザーを使用するフローサイトメーター上でヒト血液試料中の網状赤血球を検 出するために使用できるように十分に高感受性である。ヘリウム−ネオンレーザ ーは、アルゴンレーザーよりはるかに安価である。 上記で述べたように、本発明の色素は先行技術において使用される色素に比較 してはるかに高い増強、低いバックグラウンド、及び小さな放射帯域幅を示す。 低いバッタグラウンド及びより小さい放射帯域幅が、これらの色素を全血の高解 像度分析のため及び複合アッセイにおいて使用することを可能にする。 詳細な説明 本発明に適する色素は、第1複素環部分、第2複素環部分、さらに第1及び第 2複素環部分を結合する連結基を有すると言うことができる。第1及び第2複素 環部分はどちらも、好ましくは一緒に縮合している少なくとも2個の環を含有し ていなければならない。この色素は、第1部分が第2部分にエチレンにより結合 しているコンジュケートにより特徴づけられる。 本発明において使用するのに適する色素の一般構造を下記に示す: 式中、 R1、R2、R3、R4は独立して水素、ハロゲン、シアノ、アルキル、アリール 、アルカリール、アラルキルからなる群から選択された基を表す、又はR1及び R2は一緒になって、又はR2及びR3は一緒になって、又はR3及びR4は一緒に なって、1個以上の環を表す; R5はアルキル基又はアリール基を表す; R6、R7、R8、R9は独立して水素、ハロゲン、シアノ、アルキル、アリール 、アルカリール、アラルキルからなる群から選択された基を表す、又は少なくと もR6、R7、R8、R9の少なくとも1つがハロゲンを表すことを条件に、R6及 びR7は一緒になって、又はR7及びR8は一緒になって、又はR8及びR9は一緒 になって、1個以上の環を表す; R10は、アルキル基又はアリール基を表す; R11、R12は独立して水素、ハロゲン、シアノ、アルキル、アリール、アルカ リール、アラルキルからなる群から選択された基を表す、又はR11及びR12は一 緒になって1個以上の環を表す; R13は水素又はアルキル基を表す; Yは、YがNではないことを条件に、S、O、C、又はSe を表す; nは0〜3の数字を表す;及び X-は対イオンを表す。 連結基に結び付いている第1部分の環は、5員環又は6員環であってよい。連 結基に結び付いている第2部分の環は、5員環又は6員環であってよい。 R5及びR10は同一であっても相違していてもよい。好ましくは、R5及びR10 は、1〜20個の炭素原子及び0〜6個のヘテロ原子、好ましくは1〜10個の 炭素原子及び0〜3個のヘテロ原子を有するアルキル基を表す。R5及びR10は 、直鎖、分枝鎖又は環状基であってよい。R5及びはR10は水素原子以外の置換 基を含有していてよい。R5及びR10はさらに、(a)好ましくは5個以下の環 を有している、より好ましくは3個以下の環を有している、最も好ましくは1個 以下の環を有しているアリール基であってよい、又は(b)好ましくは2〜20 個の炭素原子を有している、より好ましくは2〜10個の炭素原子を有している アルケニル基であってよい。R5又はR10のアリール基又はアルケニル基は水素 原子以外の置換基を含有することができる。 R5及びR10に対する置換基の個性は重要ではないが、それらは色素の吸収特 性に悪影響を及ぼさないように選択されなければならない。 R5及びR10はヘテロアリール基であってよいが、ここでヘテロ原子は窒素、 硫黄、酸素及びセレンからなる群から選択することができる。 nの値に関して、色素の望ましい吸収特性を提供するように連結基内には十分 な炭素原子がなければならない。 R6、R7、R8又はR9がハロゲンである場合は、ハロゲンは好ましくはF、C l及びIからなる群から選択される。 R1、R2、R3、R4、R6、R7、R8、R9、R11、R12又はR13がアルキルで ある場合は、好ましくは1〜20個、より好ましくは1〜10個、及び最も好ま しくは1〜6個の炭素原子を含んでいる。R1、R2、R3、R4、R6、R7、R8 、R9、R11、R12又はR13がアリールである場合は、好ましくは5個以下の環 、より好ましくは3個以下の環、及び最も好ましくは1個以下の環を含んでいる 。R1、R2、R3、R4、R6、R7、R8、R9、R11、R12又はR13がアルキル又 はアリールである場合は、水素以外の置換基を含有していてよい。 R1及びR2は一緒になって、又はR2及びR3は一緒になって、又はR3及びR4は 一緒になって、又はR6及びR7は一緒になって、又はR7及びR8は一緒になって 、又はR8及びR9は一緒になって、又はR11及びR12は一緒になって、1個以上 の環を形成している場合は、これらの環は芳香族であっても非芳香族であっても よい。芳香族環は炭素環式又は複素環式芳香族環であってよく、ここでヘテロ原 子は窒素、硫黄、酸素及びセレンからなる群から選択される。好ましくは、上記 の組合せから形成された環構造は5個以下の環、好ましくは3個以下の環、及び 最も好ましくは1個以下の環を有している。 X-は対イオン、好ましくは酢酸塩を表す。 これらの色素は、好ましくは水溶性であり、例えばフローサイトメーターにお けるような使用条件下で安定である。これらの色素は部分R5、部分R10又はそ の他の部分を介して例えばタンパク質又はポリマーのような分子へ結合すること ができる。 核酸に結合していないときは、本発明の色素は約600nm〜約630nmの 範囲内での強力な吸収ピークを示す。しかし、非結合状態では、この色素は、検 出可能な励起又は放射ピークのどちらも示さない。色素が網状赤血球中RNAを 染色すると、 色素の光学特性は劇的に変化する。特に、吸収曲線はより長い波長へ変化し、色 素は強力な蛍光を示す。本発明において有用な典型的な色素については、励起極 大は約633nm、放射極大は約670nmであり、約40nmのStokes シフトを生じる。結合した色素の励起ピークが約633nmのオーダーであるこ とから、自動フローサイトメーターに使用するための光源は、633nmで強力 な放射を有するヘリウム−ネオンレーザーであってよい。この色素が核酸に結合 していないとき蛍光がなく、バックグラウンド値が低いので、操作者は単に非染 色を対照とすることによって、フローサイトメーターのための蛍光閾値(又は「 ゲート」)を選択することができる。他の波長で励起される可能性があるが、こ こに記載された色素を用いて染色された網状赤血球は、好都合にも約630nm 〜約670nmの波長で励起させられる。本発明で使用するのに適した色素の代 表的な例は、下記の構造式を有している。下記の構造では、「Ph」はフェニル 基を表し、「Ar」はアリール基を表し、単一実線は−CH3を表し、折れ線は −CH2CH3を表す。 下記の表は、本発明で使用するのに適した数種の色素についてのナノメートル 吸収極大を示している。 表I 本発明において使用するのに適した色素は、下記によって調製できる: (1)少なくとも2個の縮合した環を含有する複素環式化合物を無水酢酸及び N,N‘−ジフェニルホルムアミジン又はその高同族体と反応させて鎖延長中間 を形成させる; (2)上記の鎖延長中間を第三級アルキルアミン触媒の存在下において還流条 件下でメチル化ハロレピジンと反応させて色素を形成させる。 結果として生じた色素は、次いで典型的にはジエチルエーテルを使用する沈降 によって回収できる。或いは、本発明に適した色素は下記によって調製できる; (1)少なくとも2個の縮合した環及び活性化メチル基を含有する複素環式化 合物を無水酢酸及びN,N‘−ジフェニルホ ルムアミジン又はその高同族体と反応させて鎖延長中間物を形成させる; (2)上記の鎖延長中間物を第三級アルキルアミン触媒の存在下において還流 条件下でハロレピジンと反応させて色素を形成させる。 結果として生じた色素は、次いで典型的にはジエチルエーテルを使用する沈降 によって回収できる。 少なくとも2個の縮合した環を含有する化合物の代表的な例には、ヨウ化2− メチル−N−アルキルベンゾチアゾリウム、ヨウ化2−メチル−N−アルキルベ ンゾキサゾリウム、ヨウ化2−メチル−N−アルキルナフトキサゾリウム、及び ヨウ化2−メチル−N−アルキルナフトチアゾリウムか含まれる。N−メチル化 ハロレピジンの代表的例には、7−クロロレピジン、7−フルオロレピジン、及 び7−ブロモレピジンが含まれる。 本発明に使用するために適した色素は、下記の合成反応図式に従って調製でき る。下記の合成反応図式においては、「Ph」はフェニル基を表し、「Ac」は アシル基を表し、「X」はハロ基を表す。 上記の合成反応図式においては、R及びXの置換基の代表的組合せには下記が 含まれる: 表II 本発明によれば、本発明の色素は、血液試料中の網状赤血球を染色するときに 、水性溶液の形態、及び特に等張生理食塩水の形態で使用することができる。生 理食塩水は少量のメタノールを含有してもよい。全血又は血液分画であってよい 血液試料は、色素を含有する溶液と血液試料とを混合することによって、色素に より染色される。ここに記載された色素を染色媒体として使用することによって 、全血試料中の網状赤血球を検出かつ計数することが可能なことが見いだされた 。 色素は網状赤血球に浸透しなければならないので、優れた細胞浸透特性を有し ていなければならない。本発明に適した色素はRNAを沈降させないので、その 結果、染色された網状赤血 球は細胞内RNAの相対的に均質な分布を維持しており、それによって網状赤血 球と成熟赤血球との境界を画する閾値を指定することが可能である。この特徴は 、RNA含量が網状赤血球の世代の関数であるという網状赤血球数以外の追加の 情報を医師に提供する。従って、ここに記載した色素を使用することによって、 臨床医は網状赤血球の世代プロフィール並びに単純な網状赤血球計数を実施する 能力を手に入れる。ここに記載された色素を血液試料中の網状赤血球を染色する ために使用すると、染色された網状赤血球からの蛍光信号をRNA又はDNAを 含有していない成熟赤血球の蛍光信号から容易に区別できるという長所をさらに 提供する。この理由から、費用のかかるデータ操作を行わずにフローサイトメー ターにおいて結果を直接的に読み取ることができる。 本発明の色素を用いて染色された網状赤血球及びRNA又はDNAは、好まし くは自動フローサイトメーターにおいて計数されるか、それらは手動方法又は自 動顕微鏡によって算定することもできる。 本発明に使用されるフローサイトメーターはいすれでもよい。 従って、染色された網状赤血球は、例えば、自動フローサイト メーター又は半自動フローサイトメーター又は手動フローサイトメーターにおい て検出及び計数されうる。自動フローサイトメーターを使用するときには、非染 色対照試料を使用することによって蛍光ゲートが設定され、さらにその蛍光ゲー トが染色された試料で使用される。 ここに記載された色素は、網状赤血球を染色するために直接使用できる。それ らはコンジュゲートを形成するために抗体その他に結合させる必要がない。染色 は挿入機構によって行なわれ、色素の網状赤血球のRNA又はDNAへの挿入が 励起又は放射波長における青移動又は赤移動を惹起する。 或いは、ここに記載された色素は、コンジュゲートの形で使用することができ る。ここに記載された色素を含有するコンジュゲートを使用する適用の一つは、 試料中に含まれる細胞を検出するために蛍光コンジュゲート又は多重蛍光コンジ ュゲートを使用するフローサイトメトリーへの適用である。フローサイトメータ ーの例は、ベクトン、ディッキンソン社(Becton,Dickinson & Co, Franklin Lakes,N.J.)によって製造された蛍 光活性化セルソーター(FACCScan)である。一般に、イメージングシス テム は励起源及び検出装置を含有している。励起源はコンジュゲートに伴われている 蛍光信号発生基を励起し、検出装置は励起された信号発生基から放射された信号 を検出する。 典型的なイメージングシステム分析では、試料は蛍光コンジュゲートと一緒に インキュベートされ、これが試料中に存在する可能性のあるある種の細胞と特異 的に結合する。インキュベーションは、試料中に含まれる特定の細胞集団にコン ジュゲートが結合するような時間及び温度で行なわれる。コンジュゲートと結合 させられた細胞は、一般には染色されているとし、染色手順は様々な波長の信号 を放射する複数のコンジュゲートを用いて、複数回、連続的又は同時に行うこと ができる。染色手順が完了した後、試料はフローサイトメーターを用いて分析す ることができる。 別の実施態様では、ここに記載された色素を含有するコンジュゲートを、例え ばサンドイッチ型イムノアッセイのような通常の固相イムノアッセイにおいて使 用するように、適合させることができる。サンドイッチ型イムノアッセイは、典 型的には被分析物を含有していることが疑われる試料を、実質的に固体の不活性 プラスチック、ラテックス、ガラスビーズもしくはガ ラス微粒子又は分析物と結合対を形成するその他の特異的結合要素を用いて被覆 されている担体材料と、接触させることを含んでいる。結合要素被覆担体材料は 、一般には「捕獲試薬」と呼ばれている。被分析物が担体材料に結合した後は、 残りの試料は担体材料から取り除かれる。被分析物が結合している担体材料は、 一般的には信号発生基を用いて標識された第2結合構成要素であるコンジュゲー トを用いて処理される。このコンジュゲートは担体材料に結合している被分析物 と結合する。第1結合要素を含有する担体材料、被分析物及びそれらに結合して いるコンジュゲートの組合せは、典型的には1以上の洗浄ステップを用いてあら ゆる非結合コンジュゲートから分離させられる。適切な励起を介して信号発生基 によって発生する信号は、その後、視覚的に、又は好ましくは機器によって観察 でき、試料中の被分析物の存在又は含量を示す。もちろん、こうしたアッセイを 実行するために使用されるステップの順序及び回数によりここに記載された本発 明を限定することが意図されていないことは、理解されるであろう。 こうしたイムノアッセイによって検出される被分析物は、増幅反応の生成物で あり得る。従って、これらの被分析物は、核 酸配列を含有しているか、または、全てが参照によりここに組み込まれる、欧州 特許出願EP−A−320 308及びEP−A−439 182に記載されて いるLCR及び米国特許第4,683,202号及び第4,683,195号に 記載されているPCRのような、ハイブリダイゼーション反応の生成物であり得 る。例えば被分析物がLCR又はPCR反応生成物又は配列を含有している場合 には、その配列は指示試薬と結合対を形成する結合要素及び捕獲試薬と結合対を 形成する結合要素を含有することができる、又は含有するように修飾することが できる。 フローサイトメーターにおけるここに記載された色素を用いて染色された網状 赤血球の使用は、特に蛍光バックグラウンドが低いという点において有益であり 、さらに蛍光ゲートは非染色対照を使用することによって容易に選択できる。さ らに、細胞内網状赤血球RNAの沈降が生じないので、細胞を固定する必要がな い。さらに、蛍光信号と個々の網状赤血球との関係は網状赤血球の世代のような 情報を提供する。 本発明のさらにもう1つの長所は、ここに記載された色素を用いて染色された 網状赤血球は、光強度が低い自動フローサイ トメーターにおいて使用することかできる点にあり、例えば、アルゴンレーザー と対照的な、ヘリウム−ネオンレーザーを使用することができる。 下記の実施例では本発明の様々な特徴を例示するが、これは請求の範囲に述べ られている本発明の範囲を、どのようにも限定することを意図していない。 実施例I 7−クロロレピジンの調製 3−クロロアニリン(1.59g)、塩化第二鉄六水和物(5.4g)、塩化 亜鉛(0.2g)、エタノール(95%水溶液20ml)を含有する、60℃に 予備加熱された混合物に、1,3,3−トリメトキシブタン(1.48g)を添 加した。生じた混合物を2時間還流させ、一晩放置した。その後、真空下で揮発 性物質を除去し、10%水酸化ナトリウム水溶液を用いて残留物を塩基性とした 。生じた混合物を水とジエチルエーテルとの間で分配させた(3回)。一緒にし たエーテル層を硫酸マグネシウムで乾燥させた。エーテル溶液の回転蒸発により 暗色液体を得た。この液体をシリカゲルカラムに添加し、ヘキサン/酢酸エチル (3:1)を用いて溶離させ、黄褐色結晶と して所望の生成物を得た。ヨウ化7−クロロ−1−メチルレピジニウムの調製 上記のように調製した7−クロロレピジンの部分(80mg)を、CH3CN (1ml)中でCH3l(0.5ml)と還流下に2時間加熱することによって 、メチル化した。ジエチルエーテルを用いてこの混合物を処理し、その後に遠心 分離によって黄色粉末を得た。ヨウ化3−エチル−2−メチルベンゾチアゾリウムの活性化 無水酢酸(10ml)中ヨウ化3−エチル−2−メチルベンゾチアゾリウム( 350mg)及びN,N‘−ジフェニルホルムアミジン(420mg)の混合物 を120℃で30分間加熱した。ジエチルエーテルを添加し、懸濁液を遠心分離 した。上清をデカンテーションし、沈降物をより多くのジエチルエーテルを用い て洗浄し、乾燥させた。 色素7の調製 上記で入手した活性化3−エチル−2−メチルベンゾチアゾリウム誘導体(4 .5mg)に、クロロホルム(250μL)中上記で入手した7−クロロ−1− メチルレピジニウム塩を添加し混合物を形成させた。この混合物に次いでトリエ チルアミ ン(50μL)を添加した。生じた混合物を還流させながら30分間攪拌し、そ の間に暗青色溶液を得た。この溶液にジエチルエーテルを添加し、生じた懸濁液 を遠心分離した。上清を廃棄し、沈降物をジエチルエーテル中に再懸濁させ、遠 心分離した(2回)。暗色粉末はメタノール溶液中において638nmで吸収極 大を示した。 実施例II 色素8の調製 実施例Iにおけるヨウ化3−エチル−2−メチルベンゾチアゾリウムをヨウ化 2,3−ジメチルベンゾチアゾリウムに置換する以外は、色素7の調製について 記載された方法に従った。 この色素も又メタノール中において638nmで吸収極大を示した。実施例III 色素9の調製 実施例Iにおけるヨウ化3−エチル−2−メチルベンゾチアゾリウムをヨウ化 2,3−ジメチルナフトキサゾリウムに置換する以外は、色素7の調製について 記載された方法に従った。 この色素はメタノール中において624nmで吸収極大を示した。実施例IV 色素2の調製 実施例Iにおける3−クロロアニリンを3−フルオロアニリン(1.84g) に置換する以外は、色素7の調製について記載された方法に従った。この色素は メタノール中において628nmで吸収極大を示した。 実施例V 色素5の調製 実施例Iにおける3−クロロアニリンを3−ブロモアニリン(2.15g)に 置換する以外は、色素7の調製について記載された方法に従った。この色素はメ タノール中において638nmで吸収極大を示した。 実施例VI 色素6の調製 実施例Iにおけるヨウ化3−エチル−2−メチルベンゾチアゾリウムをヨウ化 1,1,2,3−テトラメチル−1H−ベンズインドリウムに置換する以外は、 色素7の調製について記載された方法に従った。この色素はメタノール中におい て623nmで吸収極大を示した。実施例VII 中性pHおよび試験溶液の最終濃度0.5μg/mlである緩衝液(“CD4 000 Retic Buffer”)中に色素を溶解させて蛍光を測定した。 “CD4000 Retic Buffer”は下記の成分を表示された量で含 有していた: 試験は、ヘリウム−ネオンレーザー光源を備えたフローサイトメーターにおい て実施した。ヘリウム−ネオンレーザーは波長630nmで光線を生じさせた。 光学系は従来型光学系であった。結果を表IIIに示す。 表III 表IIIに記載のデータから、本発明の色素10は米国特許第4,957,8 70号の色素より大きなDNA及びRNAとの信号増強を生じさせることを読み 取ることができる。 当業者には、本発明の範囲及び精神から逸脱せずに本発明の様々な修飾及び変 更が可能であることは明白であり、さらに、本発明を本書に記載の例示的実施態 様に不当に限定するべきではないと理解されるはずである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09B 23/00 C09B 23/00 M G01N 1/30 G01N 1/30 33/48 33/48 P 33/49 33/49 H 33/50 33/50 P 【要約の続き】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. (a)第1複素環部分、(b)第2複素環部分、及び(c)第1及び第2 複素環部分を結合する連結基を有する色素であって、前記第1及び第2複素環部 分は少なくとも2個の環を含有していなければならず、前記複素環部分は第1部 分が第2部分にエチレンにより結合しているコンジュゲートであることを特徴と する色素。 2. 連結基に結び付いている第1部分の環が5員環又は6員環であってよい、 請求項1の化合物。 3. 連結基に結び付いている第2部分の環が5員環又は6員環であってよい、 請求項1の化合物。 4. 下記の構造を有する化合物: 式中、 R1、R2、R3、R4は独立して水素、ハロゲン、シアノ、アルキル、アリール 、アルカリール、アラルキルからなる群から選択された基を表す、又はR1及び R2は一緒になって、又はR2及びR3は一緒になって、又はR3及びR4は一緒に なって、1個以上の環を表す; R5はアルキル基又はアリール基を表す; R6、R7、R8、R9は独立して水素、ハロゲン、シアノ、アルキル、アリール 、アルカリール、アラルキルからなる群から選択された基を表す、又は少なくと もR6、R7、R8、R9の少なくとも1つがハロゲンを表すことを条件に、R6及 びR7は一緒になって、又はR7及びR8は一緒になって、又はR8及びR9は一緒 になって、1個以上の環を表す; R10は、アルキル基又はアリール基を表す; R11、R12は独立して水素、ハロゲン、シアノ、アルキル、アリール、アルカ リール、アラルキルからなる群から選択された基を表す、又はR11及びR12は一 緒になって、1個以上の環を表す; R13は水素又はアルキル基を表す; Yは、YがNではないことを条件に、S、O、C、又はSe を表す; nは0〜3の数字を表す;及び X-は対イオンを表す。 5. R5が1〜20個の炭素原子を有するアルキル基を表す、請求項4の化合 物。 6. R10が1〜20個の炭素原子を有するアルキル基を表す請求項4の化合物 。 7. R5が、好ましくは5個以下の環、より好ましくは3個以下の環、最も好 ましくは1個以下の環を有するアリール基を表す、請求項4の化合物。 8. R10が、好ましくは5個以下の環、より好ましくは3個以下の環、最も好 ましくは1個以下の環を有するアリール基を表す、請求項4の化合物。 9. R5が、好ましくは2〜20個の炭素原子、より好ましくは2〜10個の 炭素原子を有するアルケニル基を表す、請求項4の化合物。 10. R10が、好ましくは2〜20個の炭素原子、より好ましくは2〜10個 の炭素原子を有するアルケニル基を表す、請求項4の化合物。 11. R5がヘテロアリール基を表し、ヘテロ原子は窒素、硫黄、酸素、及び セレンからなる群から選択できる、請求項4の化合物。 12. R10がヘテロアリール基を表し、ヘテロ原子は窒素、硫黄、酸素、及び セレンからなる群から選択できる、請求項4の化合物。 13. R6、R7、R8、又はR9の少なくとも1つがF、Cl、及びIからなる 群から選択される、請求項4の化合物。 14. 還流条件下で第三級アルキルアミン触媒の存在下において、N,N‘− ジフェニルホルムアミジン、無水酢酸及び少なくとも2個の縮合環を含有する複 素環式化合物の反応生成物とアルキル化ハロレピジンとを反応させるステップを 含有する、請求項4の化合物を調製する方法。 15. 前記アルキル化ハロレピジンがハロアニリンとトリアルコキシアルカン との反応生成物である、請求項14の方法。 16. 少なくとも2個の縮合環を含有している前記複素環式化合物が、ヨウ化 2−メチル−N−アルキルベンゾチアゾリウム、ヨウ化2−メチル−N−アルキ ルベンゾキサゾリウム、ヨウ化2−メチル−N−アルキルナフトキサゾリウム、 及びヨウ 化2−メチル−N−アルキルナフトチアゾリウムからなる群から選択される、請 求項14の方法。 17. ハロレピジンと、少なくとも2個の縮合環及び活性化メチル基を含有す る複素環式化合物と無水酢酸及びN,N‘−ジフェニルホルムアニジンとの反応 生成物とを、還流条件下で第三級アルキルアミン触媒の存在下において反応させ るステップを含有する、請求項4の化合物を調製するための方法。 18. 前記アルキル化ハロレピジンがハロアニリンとトリアルコキシアルカン との反応生成物である、請求項17の方法。 19. 少なくとも2個の縮合環を含有している前記複素環式化合物がヨウ化2 −メチル−N−アルキルベンゾチアゾリウム、ヨウ化2−メチル−N−アルキル ベンゾキサゾリウム、ヨウ化2−メチル−N−アルキルナフトキサゾリウム、及 びヨウ化2−メチル−N−アルキルナフトチアゾリウムからなる群から選択され ている、請求項17の方法。 20. a. 試料を提供するステップ, b. 前記試料から細胞を単離するステップ, c. 前記試料へ溶解を導入するステップ, d. 請求項1の色素を前記試料へ添加するステップ, e. 前記試料の蛍光を測定するステップ,を含む細胞表現型を免疫タイピン グする方法。 21. 細胞表現型を免疫タイピングする前記方法がフローサイトメトリーであ る、請求項20の方法。 22. 細胞表現型を免疫タイピングする前記方法が画像分析である、請求項2 1の方法。
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