JP2009166709A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】乗員の着座感に影響を与えることなくシート折り畳み時の厚さを薄くすることができる車両用シートを得る。
【解決手段】シートクッションフレーム28の連結部30に第1軸部32が取付けられている。シートバックフレーム20に固定された下部側フレーム22に支持部42が設けられており、支持部42に第1軸部32が挿通される第1挿通孔42Aが設けられている。第1軸部32には雄ネジ部32Aが形成され、第1挿通孔42Aには雄ネジ部32Aが螺合される雌ネジ部42Bが形成されている。また、リンク34に第2軸部36が取付けられ、ロアアーム18に設けられた支持部44に第2軸部36が挿通される第2挿通孔44Aが設けられている。第2軸部36には雄ネジ部36Aが形成され、第1挿通孔44Aには雄ネジ部36Aが螺合される雌ネジ部44Bが形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、シートバックをシートクッション側へ折り畳み、又はシートクッションをシートバック側に折り畳んで格納する車両用シートに関する。
下記特許文献1には、シートバックをシートクッション上へ折り畳み、シートバックとシートクッションとを重畳状態にして格納するシート構造が開示されている。
また、下記特許文献2には、シートバックの起立状態では、サイド部支持ワイヤによってシートクッションのシートサイド部を高い位置に保持し、シートバックをシートクッション上へ折り畳んだときに、ワイヤケーブルを介してシートサイド部を低い位置まで下げてシートサイド部の厚さを薄くするシート構造が開示されている。
特開2005−297632号公報 特開2000−316663号公報
特許文献1に記載の構造では、シートバックとシートクッションを重畳状態にして格納する場合、シートバック及びシートクッションの両サイドに設けられた隆起部同士が干渉し、シート折り畳み時の厚さが厚くなってしまう。
これに対して、特許文献2に記載の構造では、シート折り畳み時の厚さを薄くすることができるが、構造が複雑になると共に、シートに着座した乗員の着座感に影響を与えないように考慮しなければならず、改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、乗員の着座感に影響を与えることなくシート折り畳み時の厚さを薄くすることができる車両用シートを得ることが目的である。
請求項1の発明に係る車両用シートは、着座した乗員の尻部及び大腿部を支持するシートクッションと、前記シートクッションのシート後端側に設けられ、着座した乗員の背部を支持するシートバックと、前記シートバック及び前記シートクッションの少なくとも一方を回動可能に連結する回動機構と、前記シートバックと前記シートクッションの折り畳み時に、前記シートバック及び前記シートクッションの一方を他方に対して相対的にシート幅方向に移動させる移動手段と、を有することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の車両用シートにおいて、前記回動機構は、前記シートバック及び前記シートクッションの一方に設けられると共にシート幅方向を軸方向として配置された第1軸部と、前記シートバック及び前記シートクッションの他方に設けられると共に前記第1軸部が挿通される第1挿通孔と、を備え、さらに前記移動手段は、前記第1軸部に形成された雄ネジ部と、前記第1挿通孔に形成された雌ネジ部と、を備えることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載の車両用シートにおいて、前記回動機構は、前記シートバック及び前記シートクッションの一方に設けられると共にシート幅方向を軸方向として配置された第1軸部と、前記シートバック及び前記シートクッションの他方に設けられると共に前記第1軸部が挿通される第1挿通孔と、を備え、さらに前記移動手段は、前記第1軸部の外周面に軸方向に沿って設けられた係合部と、前記第1挿通孔の内周面に設けられ、前記係合部と係合可能な被係合部と、前記シートバック又は前記シートクッションをシート幅方向へ付勢する付勢手段と、を備えることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の車両用シートにおいて、前記移動手段は、前記シートクッションを前記シートバックに対してシート幅方向に移動させるものであり、前記シートクッションは、車体側部材に車両前後方向に回動可能なリンクを介して支持されており、前記リンクに、前記シートクッションを前記車体側部材に対してシート幅方向に移動させるシートクッション移動手段が設けられていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載の車両用シートにおいて、前記リンクと前記シートクッションと前記車体側部材の何れか1つに設けられると共にシート幅方向を軸方向として配置された第2軸部と、前記リンクと前記シートクッションと前記車体側部材の他の1つに設けられると共に前記第2軸部が挿通されて前記リンクを回動させる第2挿通孔と、をさらに備え、前記シートクッション移動手段は、前記第2軸部に形成された雄ネジ部と、前記第2挿通孔に形成された雌ネジ部と、を備えることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4に記載の車両用シートにおいて、前記リンクと前記シートクッションと前記車体側部材の何れか1つに設けられると共にシート幅方向を軸方向として配置された第2軸部と、前記リンクと前記シートクッションと前記車体側部材の他の1つに設けられると共に前記第2軸部が挿通されて前記リンクを回動させる第2挿通孔と、をさらに備え、前記シートクッション移動手段は、前記第2軸部の外周面に軸方向に沿って設けられた係合部と、前記第2挿通孔の内周面に設けられ、前記係合部と係合可能な被係合部と、前記シートクッションをシート幅方向へ付勢する付勢手段と、を備えることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項4から請求項6までのいずれか1項に記載の車両用シートにおいて、前記移動手段による前記シートクッションのシート幅方向への移動距離と、前記シートクッション移動手段による前記シートクッションのシート幅方向への移動距離が略同一に設定されていることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の車両用シートにおいて、前記移動手段が、前記シートバックを前記シートクッションに対してシート幅方向に移動させるものであり、前記シートクッションに対して前記シートバックを車両前後方向に傾倒させるリクライニング機構をさらに備え、前記シートバックに、前記移動手段による前記シートバックの移動方向とは逆方向に前記リクライニング機構を移動させるリクライニング側移動手段が設けられていることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1に記載の車両用シートにおいて、前記移動手段は、車体側部材に設けられ、前記シートクッションをシート幅方向に回動可能に支持する幅方向移動用リンクと、前記シートクッションに設けられた長尺状の操作部材と、前記シートバックに設けられ、前記操作部材が挿通される孔部が形成されたブラケットと、を備え、前記シートバックと前記シートクッションの折り畳み時に前記操作部材の軸方向に沿って前記操作部材と前記孔部とが相対的に移動して前記シートクッションのシート幅方向への移動を案内することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1に記載の車両用シートにおいて、前記移動手段は、車体側部材に設けられ、前記シートクッションをシート幅方向に回動可能に支持する幅方向移動用リンクと、前記シートバックに設けられた長尺状の操作部材と、前記シートクッションに設けられ、前記操作部材が挿通される孔部が形成されたブラケットと、を備え、前記シートバックと前記シートクッションの折り畳み時に前記操作部材の軸方向に沿って前記操作部材と前記孔部とが相対的に移動して前記シートクッションのシート幅方向への移動を案内することを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の車両用シートにおいて、前記シートクッションのシート幅方向両側にシート幅方向中間部よりも厚い第1サイドサポート部と、前記シートバックのシート幅方向両側にシート幅方向中間部よりも厚い第2サイドサポート部と、を備え、前記移動手段は、前記シートバックと前記シートクッションの折り畳み時に、前記第1サイドサポート部と前記第2サイドサポート部とが干渉しない位置まで移動すること特徴とする。
請求項1記載の本発明によれば、着座した乗員の尻部及び大腿部を支持するシートクッションのシート後端側に、乗員の背部を支持するシートバックが設けられており、回動機構によりシートバック及びシートクッションの少なくとも一方が回動可能に連結されている。これにより、シートバックとシートクッションを折り畳んで格納することができる。さらに移動手段により、シートバックとシートクッションの折り畳み時に、シートバック及びシートクッションの一方が他方に対して相対的にシート幅方向に移動する。これにより、シートクッション及びシートバックの形状によっては車両用シートの折り畳み時の厚さを薄くすることができる。例えば、車両用シートの折り畳み時にシートクッションのシート幅方向両側に設けられたサイドサポート部と、シートバックのシート幅方向両側に設けられたサイドサポート部とが干渉することにより車両用シートの厚さが厚くなることを防止又は抑制することができる。また、シートバック及びシートクッションの一方を他方に対して相対的にシート幅方向に移動させるだけなので、複雑な構成は必要でなく、乗員の着座時の着座感に影響を与えることもない。
請求項2記載の本発明によれば、回動機構として、シートバック及びシートクッションの一方にシート幅方向を軸方向として第1軸部が設けられ、シートバック及びシートクッションの他方に第1軸部が挿通される第1挿通孔が設けられており、第1軸部の軸線回りに第1挿通孔が回動することによって、シートクッションとシートバックとが相対的に回動する。その際、移動手段として、第1軸部に雄ネジ部が形成され、第1挿通孔に雌ネジ部が形成されており、第1軸部の雄ネジ部に螺合された第1挿通孔の雌ネジ部が回動することにより、第1軸部の雄ネジ部と第1挿通孔の雌ネジ部とが相対的にシート軸方向に移動する。これによって、簡単な構成により、シートバック及びシートクッションの一方を他方に対して相対的にシート幅方向に移動させることができる。
請求項3記載の本発明によれば、回動機構として、シートバック及びシートクッションの一方にシート幅方向を軸方向として第1軸部が設けられ、シートバック及びシートクッションの他方に第1軸部が挿通される第1挿通孔が設けられており、第1軸部の軸線回りに第1挿通孔が回動することによって、シートクッションとシートバックとが相対的に回動する。その際、移動手段として、第1軸部の外周面に軸方向に沿って係合部と、第1挿通孔の内周面に被係合部とが設けられており、第1軸部の軸線回りに第1挿通孔が回動すると、第1軸部の係合部の位置に第1挿通孔の被係合部が回動し、係合部と被係合部とが係合可能となる。移動手段には、シートバック又はシートクッションをシート幅方向へ付勢する付勢手段が設けられており、軸方向に沿って設けられた第1軸部の係合部と第1挿通孔の被係合部とが係合すると、付勢手段の作用によりシートバック又はシートクッションがシート幅方向へ移動する。これによって、簡単な構成により、シートバック及びシートクッションの一方を他方に対して相対的にシート幅方向に移動させることができる。
請求項4記載の本発明によれば、シートクッションは、車体側部材に車両前後方向に回動可能なリンクを介して支持されており、リンクの回動によりシートクッションが車両前後方向に移動する。移動手段は、シートクッションをシートバックに対してシート幅方向に移動させるものであり、シートバックとシートクッションの折り畳み時に、シートクッションがシートバックに対してシート幅方向に移動する。さらに、リンクにはシートクッション移動手段が設けられており、シートバックとシートクッションの折り畳み時に、シートクッションが車体側部材に対してシート幅方向に移動する。これにより、シートクッションがリンクにより車体側部材に回動可能に支持されている場合にも、シートクッションをシートバック及び車体側部材に対してシート幅方向にスムーズに移動させることができる。
請求項5記載の本発明によれば、リンクとシートクッションと車体側部材の何れか1つにシート幅方向を軸方向として第2軸部が設けられ、リンクとシートクッションと車体側部材の他の1つに第2軸部が挿通される第2挿通孔が設けられており、第2軸部の軸線回りに第2挿通孔が回動することによって、リンクが車両前後方向に回動する。さらにシートクッション移動手段として、第2軸部に雄ネジ部が形成され、第2挿通孔に雌ネジ部が形成されており、第2軸部の雄ネジ部に螺合された第2挿通孔の雌ネジ部が回動することにより、第2軸部の雄ネジ部と第2挿通孔の雌ネジ部とが相対的にシート軸方向に移動する。これによって、簡単な構成により、シートクッションを車体側部材に対してシート幅方向に移動させることができる。
請求項6記載の本発明によれば、リンクとシートクッションと車体側部材の何れか1つにシート幅方向を軸方向として第2軸部が設けられ、リンクとシートクッションと車体側部材の他の1つに第2軸部が挿通される第2挿通孔が設けられており、第2軸部の軸線回りに第2挿通孔が回動することによって、リンクが車両前後方向に回動する。さらにシートクッション移動手段として、第2軸部の外周面に軸方向に沿って係合部と、第2挿通孔の内周面に被係合部とが設けられており、第2軸部の軸線回りに第2挿通孔が回動すると、第2軸部の係合部の位置に第2挿通孔の被係合部が回動し、係合部と被係合部とが係合可能となる。シートクッション移動手段には、シートクッションをシート幅方向へ付勢する付勢手段が設けられており、軸方向に沿って設けられた第2軸部の係合部と第2挿通孔の被係合部とが係合すると、付勢手段の作用によりシートクッションがシート幅方向へ移動する。これによって、簡単な構成により、シートクッションを車体側部材に対してシート幅方向に移動させることができる。
請求項7記載の本発明によれば、移動手段によるシートクッションのシート幅方向への移動距離と、シートクッション移動手段によるシートクッションのシート幅方向への移動距離が略同一に設定されているので、移動手段によりシートクッションがシートバックに対してシート幅方向に移動し、シートクッション移動手段によりシートクッションが車体側部材に対してシート幅方向に移動したときに、シートクッションをシート幅方向にほぼ平行に移動させることができる。
請求項8記載の本発明によれば、リクライニング機構により、シートバックをシートクッションに対して車両前後方向に傾倒可能である。シートバックにはリクライニング側移動手段が設けられており、移動手段によってシートバックがシートクッションに対してシート幅方向に移動したときに、リクライニング側移動手段によって、移動手段によるシートバックの移動方向とは逆方向にリクライニング機構を移動させる。これによって、リクライニング機構とシートクッションとの位置関係が保持され、シートクッションがリクライニング機構と一緒にシートバックの移動方向に移動することが防止される。このため、リクライニング機構を設けた場合にも、シートバックをシートクッションに対してスムーズにシート幅方向に移動させることができる。
請求項9記載の本発明によれば、車体側部材に設けられた幅方向移動用リンクによって、シートクッションがシート幅方向に回動可能に支持されている。シートクッションには長尺状の操作部材が設けられており、シートバックに設けられたブラケットの孔部に操作部材が挿通されている。シートバックとシートクッションの折り畳み時には、操作部材の軸方向に沿って操作部材とブラケットの孔部とが相対的に移動することにより、シートクッションのシート幅方向への移動が案内される。これによって、シートクッションが幅方向移動用リンクの回動によりシート幅方向に移動する。このため、簡単な構成により、シートクッションをシートバックに対してシート幅方向に移動させることができる。
請求項10記載の本発明によれば、車体側部材に設けられた幅方向移動用リンクによって、シートクッションがシート幅方向に回動可能に支持されている。シートバックには長尺状の操作部材が設けられており、シートクッションに設けられたブラケットの孔部に操作部材が挿通されている。シートバックとシートクッションの折り畳み時には、操作部材の軸方向に沿って操作部材とブラケットの孔部とが相対的に移動することにより、シートクッションのシート幅方向への移動が案内される。これによって、シートクッションが幅方向移動用リンクの回動によりシート幅方向に移動する。このため、簡単な構成により、シートクッションをシートバックに対してシート幅方向に移動させることができる。
請求項11記載の本発明によれば、シートクッションのシート幅方向両側にシート幅方向中間部よりも厚い第1サイドサポート部が設けられ、シートバックのシート幅方向両側にシート幅方向中間部よりも厚い第2サイドサポート部が設けられており、移動手段は、シートバックとシートクッションの折り畳み時にシートクッションの第1サイドサポート部とシートバックの第2サイドサポート部とが干渉しない位置まで移動する。このため、シートバックとシートクッションの折り畳み時の車両用シートの厚さをより一層薄くすることができる。
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係る車両用シートは、乗員の着座時の着座感に影響を与えることなく、シートバックとシートクッションの折り畳み時の車両用シートの厚さを薄くすることができるという優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明に係る車両用シートは、雄ネジ部と雌ネジ部を設けるという簡単な構成により、シートバック及びシートクッションの一方を他方に対して相対的にシート幅方向に移動させることができ、低コスト化が可能であるという優れた効果を有する。
請求項3記載の本発明に係る車両用シートは、係合部と被係合部と付勢手段を設けるという簡単な構成により、シートバック及びシートクッションの一方を他方に対して相対的にシート幅方向に移動させることができ、低コスト化が可能であるという優れた効果を有する。
請求項4記載の本発明に係る車両用シートは、シートクッションをシートバック及び車体側部材に対してシート幅方向に移動させることができるという優れた効果を有する。
請求項5記載の本発明に係る車両用シートは、雄ネジ部と雌ネジ部を設けるという簡単な構成により、シートクッションを車体側部材に対してシート幅方向に移動させることができ、低コスト化が可能であるという優れた効果を有する。
請求項6記載の本発明に係る車両用シートは、係合部と被係合部と付勢手段を設けるという簡単な構成により、シートクッションを車体側部材に対してシート幅方向に移動させることができ、低コスト化が可能であるという優れた効果を有する。
請求項7記載の本発明に係る車両用シートは、シートクッションをシート幅方向にほぼ平行に移動させることができるという優れた効果を有する。
請求項8記載の本発明に係る車両用シートは、リクライニング機構を設けた場合でも、シートクッションをシート幅方向にスムーズに移動させることができるという優れた効果を有する。
請求項9記載の本発明に係る車両用シートは、シートクッションに操作部材とシートバックにブラケットとを設けるという簡単な構成により、シートクッションをシートバックに対してシート幅方向に移動させることができるという優れた効果を有する。
請求項10記載の本発明に係る車両用シートは、シートバックに操作部材とシートクッションにブラケットとを設けるという簡単な構成により、シートクッションをシートバックに対してシート幅方向に移動させることができるという優れた効果を有する。
請求項11記載の本発明に係る車両用シートは、シートバックとシートクッションの折り畳み時の車両用シートの厚さをより一層薄くすることができるという優れた効果を有する。
〔第1実施形態〕
以下、図1〜図8を用いて、本発明に係る車両用シートの第1実施形態について説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印INは車両幅方向内側を示している。
図1には、本実施形態に係る車両用シートの側断面図が示されている。この図に示されるように、車両用シート10は、車体側部材である一対のレール部材12上に設置されており、着座した乗員の尻部及び大腿部を支持するシートクッション14と、シートクッション14の車両前後方向の後端部に上下方向に沿って設けられたシートバック16と、を含んで構成されている。シートバック16は、着座した乗員の背部を支持するものである。
レール部材12は車両前後方向に配設されており、レール部材12上には、車両前後方向にスライド可能に基台13が設けられている。基台13からは、シートクッション14の車両中間部から車両後端側に、一対のロアアーム18が立設されて基台13に固定されている。ロアアーム18は、車両側面視にて車両後端側が上方に延びた突出部18Aを備えており、車両幅方向に所定の間隔をあけて配置されている。
シートバック16は、車両正面視でシート下方側が開放された逆U字状のシートバックフレーム20を備えている。シートバックフレーム20はシートバック16を支持する骨格部材であり、シートバックフレーム20の車両幅方向の両サイドには、シートバック16の下方側に突出する下部側フレーム22が固定されている。下部側フレーム22の下端部22Aは、ロアアーム18の突出部18A上端付近の車両幅方向内側と対向する位置まで延設されている。
図1及び図2に示されるように、下部側フレーム22の下端部22Aとロアアーム18の上端部とが対向する部分には、シートバック16を車両前後方向に回動(傾倒)可能に支持するしくライニング機構としてのリクライナ24が設けられている。シートバック16は、リクライナ24の軸部を中心として車両前後方向に回動し、シートバック16の車両後方側への傾斜角度を増大させる(シートバック16を車両後方側へリクライニングさせる)ことができる。図示しない固定機構により、シートバック16は任意の角度で固定できるようになっている。
シートクッション14は、車両上方側から見てシート後方側が開放されたU字状のシートクッションフレーム28を備えている。シートクッションフレーム28は、シートクッション14を支持する骨格部材である。シートクッションフレーム28の後端側には、略L字状に上方側に折り曲げられた連結部30がシートクッション14の後端側に突出するように設けられている。また、シートバック16の下部側フレーム22の下端部22Aには、車両幅方向外側にブラケット26が取付けられており、このブラケット26には、連結部30の上端部が回動機構としての第1軸部32を中心に回動可能に支持されている。第1軸部32は、第1軸部32は、シート幅方向に沿って設けられており、図1に示されるシートクッション14及びシートバック16の基準位置で、リクライナ24の軸部の中心より車両上方側に位置している。この第1軸部32については後に詳述する。
車両用シート10には、シートクッションフレーム28の前端部28Aをロアアーム18の前端部18Bに連結する一対のリンク34が設けられている。リンク34の下端部は、ロアアーム18の車両幅方向外側に、車両幅方向に沿って配置された第2軸部36によって該第2軸部36の軸線廻りに回動可能に支持されている。リンク34の上端部は、シートクッションフレーム28の前端部28Aの車両幅方向外側に、車両幅方向に沿って配置されたリンクピン38によって該リンクピン38の軸線廻りに回動可能に支持されている。図2に示されるように、管状のシートクッションフレーム28の前端部28Aには略コ字状のブラケット39が固定されており、ブラケット39を介してリンクピン38によってリンク34が回動可能に支持されている。
図1及び図8に示されるように、車両側面視にてシートクッション14の上面部には、シート幅方向両側にシート幅方向の中間部14Aよりも厚く、上方側に突出する第1サイドサポート部14Bが設けられている。また、車両側面視にてシートバック16のシート前面部には、シート幅方向両側にシート幅方向の中間部16Aよりも厚く、シート前方側に突出する第2サイドサポート部16Bが設けられている。また、シートバック16の上端部には、車両用シート10に着座した乗員の頭部を支持するヘッドレスト40が設けられている。
図5に示されるように、この車両用シート10は、いわゆるチルトダウン式のシートであり、シートバック16を車両前方方向に回動させてシートクッション14側へ折り畳むことができる。すなわち、シートバック16をリクライナ24の軸部を中心として車両前方側へ回動させると、下部側フレーム22に第1軸部32によって回動可能に支持された連結部30が車両前方側に移動する。連結部30の移動によりシートクッションフレーム28が車両前方の下方側に移動し、リンク34が下端側の第2軸部36を中心に車両前方方向へ回動する。これによって、シートクッション14が車両前方の斜め下方側に移動し、車両幅方向に配置された一対のレール部材12の間に格納されるようになっている。
図3−1に示されるように、車両用シート10には、シートクッションフレーム28の連結部30に孔部30Aが形成されており、上述した第1軸部32が孔部30Aを貫通するように連結部30の側壁に固定されている。第1軸部32は、シート幅方向に沿って設けられている。また、下部側フレーム22の下端部22A及びブラケット26には筒状の支持部42が車両幅方向に沿って設けられている。支持部42には、第1軸部32の軸が挿通される連結機構としての第1挿通孔42Aが形成されている。第1軸部32の軸の外周面には移動手段としての雄ネジ部32Aが形成されている。また、支持部42の第1挿通孔42Aの内周面には、雄ネジ部32Aと螺合する移動手段としての雌ネジ部42Bが形成されている。図3−2に示されるように、第1軸部32の雄ネジ部32Aが第1挿通孔42Aの雌ネジ部42Bに螺合された状態で、シートバック16をシートクッション14側に回動させることにより、第1軸部32の雄ネジ部32Aが第1挿通孔42Aの雌ネジ部42Bに対してシート幅方向外側(矢印E方向)に移動し、シートクッション14がシート幅方向外側に移動するようになっている。
図4に示されるように、車両用シート10には、リンク34の下端部に孔部34Aが形成されており、上述した第2軸部36が孔部34Aを貫通するようにリンク34の側壁に固定されている。第2軸部36は、シート幅方向に沿って設けられている。また、ロアアーム18の前端部18Bには筒状の支持部44が車両幅方向に沿って設けられており、支持部44には、第2軸部36の軸が挿通される第2挿通孔44Aが形成されている。第2軸部36の軸の外周面にはシートクッション移動手段としての雄ネジ部36Aが形成されている。また、支持部44の第2挿通孔44Aの内周面には、雄ネジ部36Aと螺合するシートクッション移動手段としての雌ネジ部44Bが形成されている。図7に示されるように、第2軸部36の雄ネジ部36Aが第2挿通孔44Aの雌ネジ部44Bに螺合された状態で、リンク34の上端部がシート前方側に回動することにより(図5参照)、第2軸部36の雄ネジ部36Aが第2挿通孔44Aの雌ネジ部44Bに対してシート幅方向外側(矢印E方向)に移動し、シートクッション14がシート幅方向外側に移動するようになっている。
図6(A)、(B)は、車両用シート10のシートバック16が起立した状態と、シートバック16をシートクッション14側へ折り畳んだ状態を模式的に表したものである。これらの図に示されるように、シートバック16を起立した状態からシートクッション14側へ折り畳むと、第1軸部32におけるシートバック16の軸線方向に対する連結部30の軸線方向の角度は、角度Aから角度Bに変化する。また、シートバック16を起立した状態からシートクッション14側へ折り畳むと、第2軸部36におけるリンク34のレール部材12に対する角度は、角度Cから角度Dに変化する。その際、角度Aから角度Bになるように第1軸部32が回動したときにシートクッション14がシート幅方向外側(図3−2中の矢印E方向)に移動する距離と、角度Cから角度Dとなるように第2軸部36が回動したときにシートクッション14がシート幅方向外側(図7中の矢印E方向)に移動する距離が略同一になるように設定されている。具体的には、第1軸部32の雄ネジ部32A及び第1挿通孔42Aの雌ネジ部42Bのねじ山の角度と、第2軸部36の雄ネジ部36A及び第2挿通孔44Aの雌ネジ部44Bのねじ山の角度を調整することで、シートクッション14がシート幅方向外側(矢印E方向)に移動する距離が略同一となる。
また、図8に示されるように、シートクッション14がシート幅方向外側(矢印E方向)に移動する距離Xは、シートバック16をシートクッション14側へ折り畳んだ状態で、シートクッション14の両サイドの第1サイドサポート部14Bと、シートバック16の両サイドの第2サイドサポート部16Bとが互いに干渉しない状態となる距離に設定されている。
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
図1に示されるシートバック16の起立状態から、図5に示されるようにシートバック16を車両前方側へ回動させると、シートバックフレーム20の下部側フレーム22に設けられたブラケット26が車両前方側へ回動し、第1軸部32によって回動可能に支持された連結部30が車両前方側に移動する。連結部30の移動によりシートクッションフレーム28が車両前方の下方側に移動し、リンク34が第2軸部36を中心に車両前方側へ回動する。これによって、シートクッション14が車両前方の斜め下方側に移動して一対のレール部材12の間に格納されると共に、シートバック16がシートクッション14側に折り畳まれる。
その際、図3−1及び図3−2に示されるように、連結部30に設けられた第1軸部32の雄ネジ部32Aに、下部側フレーム22の支持部42に設けられた第1挿通孔42Aの雌ネジ部42Bが螺合された状態で下部側フレーム22が回動するので、第1軸部32の雄ネジ部32Aが第1挿通孔42Aの雌ネジ部42Bに対してシート幅方向外側(矢印E方向)に移動する。これによって、連結部30及びシートクッションフレーム28が移動してシートクッション14がシート幅方向外側(矢印E方向)に移動する。
また、図7に示されるように、リンク34に設けられた第2軸部36の雄ネジ部36Aに、ロアアーム18の支持部44に設けられた第2挿通孔44Aの雌ネジ部44Bが螺合された状態でリンク34が回動するので、第2軸部36の雄ネジ部36Aが第2挿通孔44Aの雌ネジ部44Bに対してシート幅方向外側(矢印E方向)に移動する。これによって、リンク34及びシートクッションフレーム28が移動してシートクッション14がシート幅方向外側(矢印E方向)に移動する。
これによって、図8に示されるように、シートクッション14がシートバック16と基台13(図1参照)に対してシート幅方向外側(矢印E方向)にほぼ平行に移動する。このため、シートクッション14の両サイドに設けられた第1サイドサポート部14Bが、シートバック16の両サイドに設けられた第2サイドサポート部16Bと干渉することが防止される。従って、乗員の着座時の着座感に影響を与えることなく、シートバック16とシートクッション14の折り畳み時の車両用シート10の上下方向の厚さを薄くすることができ、薄い格納状態を実現することができる。
また、図6(A)、(B)に示されるように、起立状態のシートバック16をシートクッション14側へ折り畳むと、第1軸部32におけるシートバック16の下部側フレーム22の軸線方向に対する連結部30の軸線方向の角度が、角度Aから角度Bに変化し、第2軸部36におけるリンク34のレール部材12に対する角度が、角度Cから角度Dに変化する。このとき、角度Aから角度Bになるように第1軸部32が回動したときにシートクッション14がシート幅方向外側(矢印E方向)に移動する距離Xと、角度Cから角度Dとなるように第2軸部36が回動したときにシートクッション14がシート幅方向外側(矢印E方向)に移動する距離Xが略同一になるように設定されているので、シートクッション14を車両前後方向に沿った状態を維持しながら、車両幅方向外側(矢印E方向)にほぼ平行に移動させることができる。
〔比較例〕
図9及び図10には、比較例の車両用シート200が示されている。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図9及び図10に示されるように、車両用シート200では、シートバック206をシートクッション204側へ折り畳んだときに、シートクッション204が車両前方側へ移動するが、シートクッション204とシートバック206とが車両幅方向へ移動しないように設定されている。すなわち、シートバック206の下部側フレーム22とシートクッション204の連結部30とを回動可能に支持する第1軸部208には、シートクッション204を車両幅方向に移動させる雄ネジ部等は設けられていない。また、リンク34とロアアーム18とを回動可能に支持する第2軸部210にも、シートクッション204を車両幅方向に移動させる雄ネジ部等は設けられていない。
この車両用シート200では、図10に示されるように、シートバック206をシートクッション204側へ折り畳んだときに、シートクッション204の両サイドに設けられた第1サイドサポート部14Bが、シートバック206の両サイドに設けられた第2サイドサポート部16Bと干渉する。このため、シートバック206とシートクッション204の折り畳み時の車両用シート200の上下方向の厚さが厚くなってしまう。
これに対して、第1実施形態の車両用シート10では、シートバック16をシートクッション14側へ折り畳んだときに、第1サイドサポート部14Bと第2サイドサポート部16B同士が干渉しないため、シートバック16とシートクッション14の折り畳み時の車両用シート10の上下方向の厚さを薄くすることができる。
〔第2実施形態〕
以下、図11〜図12を用いて、本発明に係る車両用シートの第2実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図11及び図12に示されるように、車両用シート50には、シートクッションフレーム28の前端部28Aをロアアーム18の前端部18Bに連結する一対のリンク52が設けられている。リンク52の下端部は、ロアアーム18の前端部18Bに、車両幅方向に沿って配置されたリンクピン54によって該リンクピン54の軸線廻りに回動可能に支持されている。シートクッションフレーム28の前端部28Aには略コ字状のブラケット55が固定されており、ブラケット55の車両幅方向外側に下方側に延在する取付片56が固定されている。
図12に示されるように、リンク52の上端部には、孔部52Aが形成されており、孔部52Aを貫通するように第2軸部58がリンク52の側壁に固定されている。第2軸部58は、シート幅方向に沿って設けられている。また、取付片56にはシート幅方向に沿って筒状の支持部60が取付けられている。支持部60には、第2軸部58の軸が挿通される第2挿通孔60Aが設けられている。第2軸部58の軸の外周面にはシートクッション移動手段としての雄ネジ部58Aが形成されている。また、取付片56の第2挿通孔60Aの内周面には、雄ネジ部58Aと螺合するシートクッション移動手段としての雌ネジ部60Bが形成されている。なお、リンクピン54の軸の外周面には、雄ネジ部は設けられていない。
この車両用シート50では、シートバック16を車両前方側へ回動させると、シートクッション14が車両前方の斜め下方側に移動し、一対のレール部材12の間に格納されると共に、シートバック16がシートクッション14側に折り畳まれる。その際、シートバック16の下部側フレーム22が第1軸部32を中心に回動することにより、シートクッション14がシート幅方向外側(矢印E方向)に移動する(図3−2参照)。また、リンク52に設けられた第2軸部58の雄ネジ部58Aに、シートクッションフレーム28に連結された支持部60の第2挿通孔60Aの雌ネジ部60Bが螺合された状態で、リンク52が回動することにより、支持部60の雌ネジ部60Bが第2軸部58の雄ネジ部58Aに対してシート幅方向外側(矢印E方向)に移動し、シートクッション14がシート幅方向外側(矢印E方向)に移動する。
これによって、シートクッション14の両サイドに設けられた第1サイドサポート部14Bが、シートバック16の両サイドに設けられた第2サイドサポート部16Bと干渉することが防止される。このため、乗員の着座時の着座感に影響を与えることなく、シートバック16とシートクッション14の折り畳み時の車両用シート10の上下方向の厚さを薄くすることができる。
〔第3実施形態〕
以下、図13〜図15を用いて、本発明に係る車両用シートの第3実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態及び第2実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図13及び図14に示されるように、車両用シート70には、下部側フレーム22の下端部22Aのシート幅方向外側に、シート幅方向に沿って連結機構としての第1軸部72が取付けられている。シートクッションフレーム28の連結部30の端部には、シート幅方向外側に筒状の支持部74が取付けられている。支持部74には、第1軸部72が挿通される連結機構としての第1挿通孔74Aが形成されている。第1軸部72の軸の外周面には移動手段としての雄ネジ部72Aが形成されている。また、支持部74の第1挿通孔74Aの内周面には、雄ネジ部72Aに螺合される移動手段としての雌ネジ部74Bが形成されている。図15に示されるように、第1軸部72の雄ネジ部72Aが第1挿通孔74Aの雌ネジ部74Bに螺合された状態で、シートバック16をシートクッション14側に回動させることにより、第1軸部72の雄ネジ部72Aが第1挿通孔74Aの雌ネジ部74Bに対してシート幅方向外側(矢印F方向)に移動し、シートバック16がシートクッション14に対してシート幅方向外側(矢印F方向)に移動するようになっている。
また、図13及び図14に示されるように、車両用シート70には、ロアアーム18に固定されたリクライナ24の側部に、リクライナ24をシートバック16が移動する方向(矢印F方向)と逆方向に移動させるリクライニング側移動手段としての移動装置75が設けられている。移動装置75は、リクライナ24に固定された軸部76Aと、下部側フレーム22の下端部22Aに軸部76Aが挿通される挿通孔78とを備えている。軸部76Aには、雄ネジ部72Aとねじ山が逆方向に形成された雄ネジ部が設けられ、挿通孔78には、雌ネジ部74Bとねじ山が逆方向に形成された雌ネジ部が設けられている。これによって、リクライナ24は、下部側フレーム22に対してシートバック16が移動する方向(矢印F方向)と逆方向に移動するようになっている。
図15に示されるように、シートバック16をシートクッション14側に回動させると、第1軸部72の雄ネジ部72Aが第1挿通孔74Aの雌ネジ部74Bに対してシート幅方向外側(矢印F方向)に移動し、シートバック16がシートクッション14に対してシート幅方向外側(矢印F方向)に移動する。これと同時に、リクライナ24は、移動装置75により下部側フレーム22に対してシートバック16が移動する方向(矢印F方向)と逆方向に相対的に移動する。このとき、シートバック16がシートクッション14に対してシート幅方向外側(矢印F方向)に移動する距離Xとリクライナ24がシートバック16と逆方向に相対的に移動する距離Xとが同じになるように設定されている。これにより、シートバック16がシート幅方向外側(矢印F方向)に移動してもリクライナ24は元の位置に保持される。このため、シートクッションフレーム28の連結部30がリクライナ24と一緒にシートバック16の移動方向に移動することが防止され、シートバック16をスムーズにシート幅方向外側(矢印F方向)に移動させることができる。
このような車両用シート70では、シートバック16をシートクッション14側に折り畳んだときに、シートバック16がシート幅方向外側(矢印F方向)に移動するので、乗員の着座時の着座感に影響を与えることなく、車両用シート70の上下方向の厚さを薄くすることができる。
〔第4実施形態〕
以下、図16〜図17を用いて、本発明に係る車両用シートの第4実施形態について説明する。なお、前述した第1〜第3実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図16及び図17に示されるように、車両用シート90には、シートクッションフレーム28の連結部30の端部に、シート幅方向に沿って連結機構としての第1軸部92が取付けられている。下部側フレーム22の下端部22Aには、第1軸部92の軸92Aが挿通される連結機構としての第1挿通孔96が設けられている。第1軸部92の軸92Aの外周面には、シート幅方向内側に軸方向に沿って移動手段としての突条92Bが形成されている。この突条92Bは、第1軸部92の軸92Aのシート前方側に、軸92Aの全長に対して略1/2の長さで形成されている。第1軸部92の軸92Aのシート幅方向内側の端部にはフランジ92Cが形成されている。また、第1挿通孔96の内周面には、突条92Bが係合可能な移動手段としての凹部96Aが形成されている。この凹部96Aは、下部側フレーム22が起立した状態(図16参照)で、第1挿通孔96の上部に設けられている。さらに、第1軸部92の軸92Aには、連結部30の内壁と下部側フレーム22外壁との間に移動手段としての圧縮コイルスプリング94が装着されている。
車両用シート90には、シートクッションフレーム28と連結されるリンク98の下端部にシート幅方向に沿って連結機構としての第2軸部100が取付けられている。ロアアーム18の前端部18Bには、第2軸部100の軸100Aが挿通される連結機構としての第2挿通孔102が設けられている。第2軸部100の軸100Aの外周面には、シート幅方向内側に軸方向に沿ってシートクッション移動手段としての突条100Bが形成されている。この突条100Bは、第2軸部100の軸100Aのシート前方側に形成されている。第2軸部100の軸100Aのシート幅方向内側の端部にはフランジ100Cが形成されている。また、第2挿通孔102の内周面の下部には、突条100Bが係合可能なシートクッション移動手段としての凹部(図示省略)が形成されている。また、第2軸部100の軸100Aには、リンク98の内壁とロアアーム18の前端部18Bの外壁との間にシートクッション移動手段としての圧縮コイルスプリング104が装着されている。
このような車両用シート90では、図17(A)に示されるように、シートバック16が起立した状態では、第1軸部92の突条92Bの端面が下部側フレーム22の下端部22Aの内壁に当接しており、第1軸部92の突条92Bと第1挿通孔96の凹部96Aが係合していない。図17(B)に示されるように、シートバック16をシートクッション14側に回動させると、下部側フレーム22の下端部22Aがシート前方方向(矢印G方向)に回動し、第1挿通孔96の凹部96Aが上部からシート前方側(矢印G方向)へ回動する。これによって、第1軸部92の突条92Bと第1挿通孔96の凹部96Aが係合して第1軸部92の軸方向移動が可能となり、圧縮コイルスプリング94の付勢力によってシートクッションフレーム28の連結部30が車両幅方向外側に移動する。
同様に、リンク98がシート前方側へ回動すると、第2軸部100の突条100Bと第2挿通孔102の凹部(図示省略)が係合して第2軸部100の軸方向移動が可能となり、圧縮コイルスプリング104の付勢力によってリンク98が車両幅方向外側に移動する。これによって、シートバック16をシートクッション14側へ折り畳んだときに、簡単な構成によりシートクッション14をシート幅方向外側に移動させることができる。また、シートバック16を起立位置(図16参照)に戻すときは、手動によりシートバック16を圧縮コイルスプリング94、104の付勢力に抗してシート幅方向内側に移動させてからシートバック16をシート後方側に回動させる。
このような車両用シート90では、シートバック16をシートクッション14側に折り畳んだときに、シートクッション14がシート幅方向外側に移動するので、乗員の着座時の着座感に影響を与えることなく、車両用シート70の上下方向の厚さを薄くすることができる。
〔第5実施形態〕
以下、図18〜図20を用いて、本発明に係る車両用シートの第5実施形態について説明する。なお、前述した第1〜第4実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図18に示されるように、車両用シート110には、シートクッション14のシート後端側の下部にブラケット112が設けられている。ブラケット112には、シートクッション14をシート後方側へ回動させる軸部114が挿通される挿通孔116が設けられている。軸部114は、車体側部材(図示省略)に取付けられている。図19に示されるように、この車両用シート110は、いわゆるチルトアップ式のシートであり、図18に示す状態からシートクッション14を車両後方方向(矢印H方向)に回動させることにより、シートクッション14をシートバック16側へ折り畳むことができる。なお、シートバック16は、図示しないリンクによりシートクッション14をシートバック16側へ折り畳んだときに下方側に移動するような構成となっている。
また、軸部114の外周面にはシートクッション14をシート幅方向に移動させる移動手段としての雄ネジ部が形成されており、挿通孔116には雄ネジ部と螺合する移動手段としての雌ネジ部が形成されている。
このような車両用シート110には、図19に示されるようにシートクッション14を車両後方方向に回動させると、軸部114の雄ネジ部に対して挿通孔116の雌ネジ部がシート幅方向外側に移動し、シートクッション14がシート幅方向外側へ移動する。これによって、図20に示されるように、シートクッション14をシートバック16側に折り畳んだときに、シートクッション14の両サイドに設けられた第1サイドサポート部14Bが、シートバック16の両サイドに設けられた第2サイドサポート部16Bと干渉することが防止される。このため、乗員の着座時の着座感に影響を与えることなく、シートバック16とシートクッション14の折り畳み時の車両用シート110の厚さを薄くすることができ、薄い格納状態を実現することができる。
〔第6実施形態〕
以下、図21〜図25を用いて、本発明に係る車両用シートの第6実施形態について説明する。なお、前述した第1〜第5実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図21及び図22に示されるように、車両用シート120は、シートクッション122と、シートクッション122の車両前後方向の後端部に設けられたシートバック124と、を備えている。シートバック124は、車体側部材としての車体フロア121に設けられたロアアーム(図示省略)に、下部側フレーム22の回動部126を中心に任意の角度に固定可能に取付けられている。さらに、車両用シート120には、車両幅方向に沿って一対のブラケット128、130が車両前後方向に間隔をおいてほぼ平行に配設されている。一対のブラケット128、130は、断面が略L字状に形成されており、ブラケット128の一端部が車両後方側を向き、ブラケット130の一端部が車両前方側を向くように車体フロア121に固定されている。
車両用シート120には、シートクッション122に設けられた略U字状のシートクッションフレーム132をブラケット128、130にそれぞれ連結する一対の幅方向移動用リンク134、136が設けられている。幅方向移動用リンク134、136の下端部は、ブラケット128、130の車両前方側に、車両前後方向に沿って配置されたリンクピン138によって該リンクピン138の軸線廻りに回動可能に支持されている。幅方向移動用リンク134、136の上端部には孔が形成されており、孔にシートクッションフレーム132が挿通されている。これによって、幅方向移動用リンク134、136がリンクピン138の軸線廻りに車両幅方向(矢印I方向)に回動し、シートクッション122が車両幅方向(本実施形態では、車両幅方向内側)に倒れこむようになっている。
また、シートクッション122の車両後方側には、操作部材としての操作ワイヤ140が配設されている。操作ワイヤ140は、断面が円形で所定の湾曲形状に形成されており、撓み変形しにくい太さ及び剛性を備えている。操作ワイヤ140の両端部は略直角方向に屈曲され、シートクッション122の内部に固定されている。
シートバック124には、シートバックフレーム142が設けられており、シートバックフレーム142の下部に板状のブラケット144が取付けられている。ブラケット144は、板面が車両前後方向に沿って配置されている。図24に示されるように、ブラケット144の下端部には円形の孔部146が形成されており、孔部146の内壁部にはベアリング148が設けられている。図21〜図23に示されるように、ブラケット144の孔部146には、操作ワイヤ140が挿通されており、操作ワイヤ140がブラケット144の孔部146を軸方向に移動可能となっている。
操作ワイヤ140の湾曲形状とブラケット144の孔部146との位置関係は、シートバック124を車両前方側に倒していくときに、ブラケット144がシートクッション122側に移動すると共に、操作ワイヤ140が軸方向に沿ってブラケット144の孔部146を車両幅方向にほぼ平行に移動し、シートクッション122の車両幅方向への移動(本実施形態では、車両幅方向内側への移動)を案内するように設定されている。すなわち、操作ワイヤ140の湾曲形状とブラケット144の孔部146との位置関係は、ブラケット144がシートクッション122側に移動する位置と、操作ワイヤ140が孔部146を軸方向に沿って移動する位置と、操作ワイヤ140が固定されたシートクッション122の幅方向移動用リンク134、136の回動角度により設定されている。これによって、シートバック124を車両前方側に倒していくと、シートクッション122の車両幅方向への移動が案内され、幅方向移動用リンク134、136の回動によりシートクッション122が車両幅方向内側に倒れこむようになっている。なお、図21〜図23では、発明の内容を分かりやすくするため、操作ワイヤ140及びブラケット144を模式的に図示している。
このような車両用シート120では、シートバック124を車両前方側に倒していくと、ブラケット144がシートクッション122側に移動すると共に、操作ワイヤ140が軸方向に沿ってブラケット144の孔部146を車両幅方向内側にほぼ平行に移動する。これによって、シートクッション122の車両幅方向内側への移動が案内され、幅方向移動用リンク134、136がリンクピン138の軸線廻りに矢印I方向に回動することにより(図21参照)、シートクッション122が車両幅方向内側に倒れこむ(車両幅方向内側の斜め下方側に移動する)。
これによって、図25(A)、(B)に示されるように、シートバック124がシートクッション122側に折り畳まれる。その際、シートクッション122が車両幅方向内側に倒れこむことで、シートクッション122とシートバック124はずれ込むように重なり合うので、シートクッション122の両サイドに設けられた第1サイドサポート部14Bが、シートバック124の両サイドに設けられた第2サイドサポート部16Bと干渉しない。このため、乗員の着座時の着座感に影響を与えることなく、シートバック124とシートクッション122の折り畳み時の車両用シート120の上下方向の厚さを薄くすることができる。
〔第7実施形態〕
以下、図26〜図29を用いて、本発明に係る車両用シートの第7実施形態について説明する。なお、前述した第1〜第6実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図26及び図27に示されるように、車両用シート160は、シートクッション162と、シートクッション162の車両前後方向の後端部に設けられたシートバック164と、を備えている。シートバック164の下部には、操作部材としての操作ワイヤ166が配設されている。操作ワイヤ166は、断面が円形で所定の形状に形成されており、撓み変形しにくい太さ及び剛性を備えている。操作ワイヤ166の両端部は、シートバック164の内部に固定されている。
シートクッション162の車両後方側には、板状のブラケット168が設けられている。ブラケット168は、略L字状に形成されており、板面が車両前後方向に沿って配置されると共に、先端部が上方側に突出するように配置されている。ブラケット168の上端部には円形の孔部170が形成されており、孔部170の内壁部にはベアリング(図示省略)が設けられている。図28−1及び図28−2等に示されるように、ブラケット168の孔部170には、操作ワイヤ166が挿通されており、ブラケット168が操作ワイヤ166の軸方向に沿って車両幅方向にほぼ平行に移動可能となっている。なお、図26〜図29では、発明の内容を分かりやすくするため、操作ワイヤ166及びブラケット168を模式的に図示している。
操作ワイヤ166の形状とブラケット168の孔部170との位置関係は、シートバック164を車両前方側に倒していくときに、操作ワイヤ166がシートクッション122側にほぼ平行に移動すると共に、ブラケット168の孔部170が操作ワイヤ166の軸方向に沿って車両幅方向にほぼ平行に移動し、シートクッション162の車両幅方向への移動(本実施形態では、車両幅方向内側への移動)を案内するように構成されている。すなわち、操作ワイヤ166の形状とブラケット168の孔部170との位置関係は、操作ワイヤ166がシートクッション122側に移動する位置と、ブラケット168の孔部170が車両幅方向内側の斜め下方側に移動する位置と、ブラケット168が固定されたシートクッション162の幅方向移動用リンク134、136の回動角度により設定されている。これによって、シートバック164を車両前方側に倒していくと、シートクッション162の車両幅方向への移動が案内され、幅方向移動用リンク134、136の回動によりシートクッション162が車両幅方向内側に倒れこむようになっている。
このような車両用シート160では、シートバック164を車両前方側に倒していくと、操作ワイヤ166がシートクッション122側にほぼ平行に移動すると共に、ブラケット168の孔部170が操作ワイヤ166の軸方向に沿って車両幅方向内側に移動する。これによって、シートクッション162の車両幅方向への移動が案内され、幅方向移動用リンク134、136がリンクピン138の軸線廻りに矢印I方向に回動することにより(図26参照)、シートクッション162が車両幅方向内側に倒れこむ(車両幅方向内側の斜め下方側に移動する)。
これによって、図29に示されるように、シートバック164がシートクッション162側に折り畳まれる。その際、シートクッション162が車両幅方向内側に移動することで、シートクッション162とシートバック164はずれ込むように重なり合うので、シートクッション162の両サイドに設けられた第1サイドサポート部14Bが、シートバック164の両サイドに設けられた第2サイドサポート部16Bと干渉しない。このため、乗員の着座時の着座感に影響を与えることなく、シートバック164とシートクッション162の折り畳み時の車両用シート160の上下方向の厚さを薄くすることができる。
〔補足説明〕
(1)上述した第2実施形態では、第1軸部32、第1挿通孔42Aにシートクッションをシート幅方向に移動させる移動手段と、第2軸部58、第2挿通孔60Aにシートクッションをシート幅方向に移動させるシートクッション移動手段を設けたが、移動手段とシートクッション移動手段の構成はこれに限定されず、例えば第4実施形態に示す構成でもよい。
(2)上述した第3実施形態では、第1軸部72、第1挿通孔74Aにシートバックをシート幅方向に移動させる移動手段と、移動装置75からなるリクライニング側移動手段を設けたが、移動手段とリクライニング側移動手段の構成はこれに限定されず、例えば第4実施形態に示す構成でもよい。
(3)上述した第5実施形態では、軸部114、挿通孔116にシートクッションをシート幅方向に移動させる移動手段を設けたが、移動手段の構成はこれに限定されず、他の実施形態の構成でもよい。
(4)上述した第1、第2、第3、及び第5実施形態では、雄ネジ部と雌ネジ部のシート幅方向へのストロークを確保するために、回動部材に例えば2個のギアを介在させて雄ネジ部又は雌ネジ部の回転量を上げるようにしてもよい。
(5)上述した第6及び第7実施形態では、移動手段として操作ワイヤとブラケットを設けたが、操作ワイヤの形状とブラケットの形状はこれらに限定されず、他の形状であってもよい。また、操作ワイヤに限定されず、例えばレール状など、他の操作部材を用いてもよい。
(6)上述した第1〜第7実施形態に記載した移動手段、シートクッション移動手段、リクライニング側移動手段等の構成に限らず、一方を他方に対してシート幅方向に移動させることができる構成であれば、他の構成を用いてもよい。例えば、モータを用いてラックアンドピニオン式で移動させるものや、プーリーとワイヤを用いて移動させるものでもよい。
第1実施形態に係る車両用シートを示す側断面図である。 図1に示される車両用シートにおけるシートクッションフレームの連結部とシートバックの下部側フレームとの取付け構造、リンクとロアアームとの取付け構造を示す斜視図である。 シートクッションフレームの連結部の第1軸部と、シートバックの下部側フレームの第1挿通孔とを、車両幅方向に沿って切断した状態で示す縦断面図である。 シートクッションフレームの連結部がシート幅方向外側へ移動した状態を示す縦断面図である。 リンクの第2軸部とロアアームの第2挿通孔とを、車両幅方向に沿って切断した状態で示す縦断面図である。 図1に示される車両用シートのシートバックをシートクッション側へ回動させて格納した状態を示す側断面図である。 (A)及び(B)は、シートバックを起立状態からシートクッション側へ回動させた際に、シートバックの下部側フレームとリンクが回動する角度を模式的に示す側面図である。 リンク及びシートクッションフレームがシート幅方向外側へ移動する動作を示す縦断面図である。 シートバックをシートクッション側へ折り畳んだときに、シートクッションの第1サイドサポート部とシートバックの第2サイドサポート部の状態を示す正面図である。 比較例の車両用シートのシートバックをシートクッション側へ回動させて格納した状態を示す側断面図である。 比較例の車両用シートのシートバックをシートクッション側へ折り畳んだときに、シートクッションの第1サイドサポート部とシートバックの第2サイドサポート部の状態を示す正面図である。 第2実施形態に係る車両用シートを示す側断面図である。 第2実施形態に係る車両用シートのリンク及びシートクッションフレームがシート幅方向外側へ移動する動作を示す縦断面図である。 第3実施形態に係る車両用シートのシートクッションフレームの連結部とシートバックの下部側フレームとの取付け構造、リンクとロアアームとの取付け構造を示す斜視図である。 第3実施形態に係る車両用シートのシートクッションフレームの連結部とシートバックの下部側フレームとの取付け構造、リンクとロアアームとの取付け構造を示す平面図である。 図14に示す車両用シートのシートバックフレームがシート幅方向外側に移動した状態を示す平面図である。 第4実施形態に係る車両用シートのシートクッションフレームの連結部とシートバックの下部側フレームとの取付け構造、リンクとロアアームとの取付け構造を示す斜視図である。 (A)及び(B)は、第4実施形態に係る車両用シートのシートバックフレームの連結部がシート幅方向外側に移動する動作を示す斜視図である。 第5実施形態に係る車両用シートを示す側面図である。 第5実施形態に係る車両用シートのシートクッションをシートバック側へ折り畳んだ状態を示す側面図である。 第5実施形態に係る車両用シートのシートクッションをシートバック側へ折り畳んだ状態を示す平面図である。 第6実施形態に係る車両用シートを示す斜視図である。 第6実施形態に係る車両用シートを示す概略側面図である。 第6実施形態に係る車両用シートを示す概略平面図である。 第6実施形態に係る車両用シートのブラケットの下部を示す斜視図である。 (A)は、第6実施形態に係る車両用シートのシートバックをシートクッション側へ折り畳んだ状態を示す側面図であり、(B)は、シートバックをシートクッション側へ折り畳んだ状態を車両後方側から見た背面図である。 第7実施形態に係る車両用シートを示す斜視図である。 第7実施形態に係る車両用シートを示す概略側面図である。 第7実施形態に係る車両用シートを示す概略正面図である。 第7実施形態に係る車両用シートを示す概略平面図である。 第7実施形態に係る車両用シートのシートバックをシートクッション側へ折り畳んだ状態を示す概略正面図である。
符号の説明
10 車両用シート
14 シートクッション
14B 第1サイドサポート部
16 シートバック
16B 第2サイドサポート部
18 ロアアーム(車体側部材)
24 リクライナ(リクライニング機構)
32 第1軸部(回動機構)
32A 雄ネジ部(移動手段)
34 リンク
36 第2軸部
36A 雄ネジ部(シートクッション移動手段)
42A 第1挿通孔(回動機構)
42B 雌ネジ部(移動手段)
44A 第2挿通孔
44B 雌ネジ部(シートクッション移動手段)
50 車両用シート
52 リンク
58 第2軸部
58A 雄ネジ部(シートクッション移動手段)
60A 第2挿通孔
60B 雌ネジ部(シートクッション移動手段)
70 車両用シート
72 第1軸部(回動機構)
72A 雄ネジ部(移動手段)
74A 第1挿通孔(回動機構)
74B 雌ネジ部(移動手段)
75 移動装置(リクライニング側移動手段)
76A 軸部
78 挿通孔
90 車両用シート
92 第1軸部(回動機構)
92B 突条(係合部)
94 圧縮コイルスプリング(付勢手段)
96A 凹部(被係合部)
96 第1挿通孔(回動機構)
98 リンク
100 第2軸部
100B 突条(係合部)
102 第2挿通孔
104 圧縮コイルスプリング(付勢手段)
110 車両用シート
114 軸部(移動手段)
116 挿通孔(移動手段)
120 車両用シート
121 車体フロア(車体側部材)
122 シートクッション
124 シートバック
126 回動部(回動機構)
134、136幅方向移動用リンク
140 操作ワイヤ(操作部材)
144 ブラケット
146 孔部
160 車両用シート
162 シートクッション
164 シートバック
166 操作ワイヤ(操作部材)
168 ブラケット
170 孔部

Claims (11)

  1. 着座した乗員の尻部及び大腿部を支持するシートクッションと、
    前記シートクッションのシート後端側に設けられ、着座した乗員の背部を支持するシートバックと、
    前記シートバック及び前記シートクッションの少なくとも一方を回動可能に連結する回動機構と、
    前記シートバックと前記シートクッションの折り畳み時に、前記シートバック及び前記シートクッションの一方を他方に対して相対的にシート幅方向に移動させる移動手段と、
    を有することを特徴とする車両用シート。
  2. 前記回動機構は、前記シートバック及び前記シートクッションの一方に設けられると共にシート幅方向を軸方向として配置された第1軸部と、前記シートバック及び前記シートクッションの他方に設けられると共に前記第1軸部が挿通される第1挿通孔と、を備え、
    さらに前記移動手段は、前記第1軸部に形成された雄ネジ部と、前記第1挿通孔に形成された雌ネジ部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記回動機構は、前記シートバック及び前記シートクッションの一方に設けられると共にシート幅方向を軸方向として配置された第1軸部と、前記シートバック及び前記シートクッションの他方に設けられると共に前記第1軸部が挿通される第1挿通孔と、を備え、
    さらに前記移動手段は、
    前記第1軸部の外周面に軸方向に沿って設けられた係合部と、
    前記第1挿通孔の内周面に設けられ、前記係合部と係合可能な被係合部と、
    前記シートバック又は前記シートクッションをシート幅方向へ付勢する付勢手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  4. 前記移動手段は、前記シートクッションを前記シートバックに対してシート幅方向に移動させるものであり、
    前記シートクッションは、車体側部材に車両前後方向に回動可能なリンクを介して支持されており、
    前記リンクに、前記シートクッションを前記車体側部材に対してシート幅方向に移動させるシートクッション移動手段が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の車両用シート。
  5. 前記リンクと前記シートクッションと前記車体側部材の何れか1つに設けられると共にシート幅方向を軸方向として配置された第2軸部と、
    前記リンクと前記シートクッションと前記車体側部材の他の1つに設けられると共に前記第2軸部が挿通されて前記リンクを回動させる第2挿通孔と、をさらに備え、
    前記シートクッション移動手段は、前記第2軸部に形成された雄ネジ部と、前記第2挿通孔に形成された雌ネジ部と、を備えることを特徴とする請求項4に記載の車両用シート。
  6. 前記リンクと前記シートクッションと前記車体側部材の何れか1つに設けられると共にシート幅方向を軸方向として配置された第2軸部と、
    前記リンクと前記シートクッションと前記車体側部材の他の1つに設けられると共に前記第2軸部が挿通されて前記リンクを回動させる第2挿通孔と、をさらに備え、
    前記シートクッション移動手段は、
    前記第2軸部の外周面に軸方向に沿って設けられた係合部と、
    前記第2挿通孔の内周面に設けられ、前記係合部と係合可能な被係合部と、
    前記シートクッションをシート幅方向へ付勢する付勢手段と、
    を備えることを特徴とする請求項4に記載の車両用シート。
  7. 前記移動手段による前記シートクッションのシート幅方向への移動距離と、前記シートクッション移動手段による前記シートクッションのシート幅方向への移動距離が略同一に設定されていることを特徴とする請求項4から請求項6までのいずれか1項に記載の車両用シート。
  8. 前記移動手段が、前記シートバックを前記シートクッションに対してシート幅方向に移動させるものであり、
    前記シートクッションに対して前記シートバックを車両前後方向に傾倒させるリクライニング機構をさらに備え、
    前記シートバックに、前記移動手段による前記シートバックの移動方向とは逆方向に前記リクライニング機構を移動させるリクライニング側移動手段が設けられていることを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の車両用シート。
  9. 前記移動手段は、
    車体側部材に設けられ、前記シートクッションをシート幅方向に回動可能に支持する幅方向移動用リンクと、
    前記シートクッションに設けられた長尺状の操作部材と、
    前記シートバックに設けられ、前記操作部材が挿通される孔部が形成されたブラケットと、を備え、
    前記シートバックと前記シートクッションの折り畳み時に前記操作部材の軸方向に沿って前記操作部材と前記孔部とが相対的に移動して前記シートクッションのシート幅方向への移動を案内することを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  10. 前記移動手段は、
    車体側部材に設けられ、前記シートクッションをシート幅方向に回動可能に支持する幅方向移動用リンクと、
    前記シートバックに設けられた長尺状の操作部材と、
    前記シートクッションに設けられ、前記操作部材が挿通される孔部が形成されたブラケットと、を備え、
    前記シートバックと前記シートクッションの折り畳み時に前記操作部材の軸方向に沿って前記操作部材と前記孔部とが相対的に移動して前記シートクッションのシート幅方向への移動を案内することを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  11. 前記シートクッションのシート幅方向両側にシート幅方向中間部よりも厚い第1サイドサポート部と、
    前記シートバックのシート幅方向両側にシート幅方向中間部よりも厚い第2サイドサポート部と、を備え、
    前記移動手段は、前記シートバックと前記シートクッションの折り畳み時に、前記第1サイドサポート部と前記第2サイドサポート部とが干渉しない位置まで移動すること特徴とする請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の車両用シート。
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