JP2009166232A - 裁断機および裁断機での密閉シート被覆方法 - Google Patents

裁断機および裁断機での密閉シート被覆方法 Download PDF

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徹 羽山
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    • C14SKINS; HIDES; PELTS; LEATHER
    • C14BMECHANICAL TREATMENT OR PROCESSING OF SKINS, HIDES OR LEATHER IN GENERAL; PELT-SHEARING MACHINES; INTESTINE-SPLITTING MACHINES
    • C14B5/00Clicking, perforating, or cutting leather

Abstract

【課題】 裁断テーブル上に被裁断材を拡げている状態でも、自動的に密閉シートで被裁断材の表面を覆うことができる裁断機および裁断機での密閉シート被覆方法を提供する。
【解決手段】 裁断機1は、密閉シート供給装置7、カメラ装置8およびカメラ軌道9を備える。密閉シート供給装置7およびカメラ軌道9は、一体のユニットとして、X移動路5に沿ってX軸方向に往復移動可能である。カメラ装置8は、カメラ軌道9に対して、Y軸方向に往復移動可能である。密閉シート10は、裁断テーブル2上に被裁断材6を拡げてから、密閉シート供給装置7で自動的に被覆することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被裁断材を吸引して保持するために密閉シートで自動的に被覆することが可能な裁断機および裁断機での密閉シート被覆方法に関する。
従来から、裁断機では、シート材などの被裁断材を裁断テーブル上に載置し、吸引して保持しながら裁断データに従う裁断を行っている。裁断時に被裁断材を確実に保持するため、被裁断材を合成樹脂フィルムなどの非通気性の密閉シートで覆ってから保持するようにしている(たとえば、特許文献1参照)。裁断テーブルは、コンベア方式であり、密閉シートは、被裁断材を裁断テーブル上に搬入する際に、被裁断材上を覆うように供給される。コンベア方式の裁断テーブル上に被裁断材を搬入する際に密閉シートを自動的に供給することも可能である(たとえば、特許文献2参照)。
なお、裁断機では、皮革などを裁断することも可能である。ただし、皮革などは、形状が不規則で、内部に傷などで使用することができない部分が存在する可能性がある。このような被裁断材に対しては、裁断テーブル上に拡げてからカメラなどで形状や傷などの検出を行えば、傷などを避けて、有効なパターニングを行うことができる(特許文献3参照)。また、柄入の布帛などを裁断する際に、裁断テーブル上に拡げてからカメラで撮像すれば、柄の特徴点の位置を検出し、自動的に柄合わせを行うことができる(たとえば、特許文献4参照)。
特開2005−320635号公報 特許第2585190号公報 特開2006−139348号公報 特許第2538514号公報
被裁断材を裁断テーブル上に吸着して裁断するために、表面を非通気性の密閉シートで覆う作業は、特許文献2のように、コンベア方式の裁断テーブルでは被裁断材の搬入を利用して自動化することができる。しかしながら、裁断テーブル上で被裁断材をカメラで撮像する必要がある場合などでは、撮像に支障が生じないように、密閉シートで覆われないことが必要となる。撮像終了後に被裁断材の表面を密閉シートで覆う作業は、コンベア方式の搬入を利用する方法で自動化することができず、人手を必要とする。また、カメラで撮像しない場合でも、皮革や一枚のみを裁断する布帛などでは、コンベア方式での搬入により皺や周縁端部の折れなどが発生するおそれがある。密閉シートを被せる作業は、被裁断材に発生する皺や折れを手直しした後で、手作業で行う必要がある。さらに、裁断テーブルがコンベア方式ではない場合には、密閉シートで被裁断材の表面を覆う作業を、搬入の際に自動で行うことはできない。
本発明の目的は、裁断テーブル上に被裁断材を拡げている状態でも、自動的に密閉シートで被裁断材の表面を覆うことができる裁断機および裁断機での密閉シート被覆方法を提供することである。
本発明は、テーブル上に吸引して保持する被裁断材を、テーブルの一方向に往復走行可能なビーム走行体で該一方向と交差する方向に往復移動可能に支持される裁断ヘッドで、データに従って裁断する裁断機において、
裁断前、テーブル上に吸引で保持されている状態の被裁断材の表面を被覆するように、ビーム走行体の該一方向への走行に連動しながら、密閉シートを供給する供給機構と、
供給機構からテーブルへの密閉シートの供給経路に設けられ、被裁断材の表面を被覆した密閉シートの終端を切断して、供給機構から切離す切断機構とを、
含むことを特徴とする裁断機である。
また本発明は、開閉が切換え可能で、閉状態で前記供給機構から供給される密閉シートの先端を把持し、開状態で把持を解除する把持機構をさらに含み、
密閉シートは、閉状態で先端を把持する把持機構と供給機構との間隔が増大する際に、供給機構から引出されることを特徴とする。
また本発明で、前記供給機構は、前記切断機構による切断後に供給機構側に残る密閉シートの先端を、押圧して保持する保持板を含み、
保持板には、切断機構による切断位置よりも、密閉シートの供給経路に沿って後退する切欠部が設けられ、
前記把持機構は、前記開状態で保持板の切欠部に進出して前記閉状態に切換えられ、密閉シートの先端の把持を開始することを特徴とする。
また本発明で、前記供給機構は、前記裁断ヘッドの移動に連動するように、前記密閉シートをテーブル上に送出す駆動源を含むことを特徴とする。
また本発明は、前記供給機構および前記切断機構を、前記ビーム走行体に連行させるように連結するか、ビーム走行体から切離すかを切換え可能な連結機構を、
さらに含むことを特徴とする。
また本発明は、前記被裁断材の表面を、前記テーブル上で、前記密閉シートで被覆する前に撮像するカメラを、さらに含むことを特徴とする。
また本発明は、前記一方向と交差する方向に、前記カメラを往復移動可能なように案内し、前記供給機構および前記切断機構とともに、前記連結機構を介して前記ビーム走行体に連結可能な案内機構と、
連結機構を介する案内機構のビーム走行体への連結時に、カメラを裁断ヘッドの移動に連行させる連行機構とを、
さらに含むことを特徴とする。
さらに本発明は、テーブル上に吸引して保持する被裁断材を、テーブルの一方向に往復走行可能なビーム走行体で該一方向と交差する方向に往復移動可能に支持される裁断ヘッドでデータに従って裁断する前に、テーブル上に載置した被裁断材の表面に密閉シートを供給して被覆する裁断機での密閉シート被覆方法であって、
密閉シートの供給機構を、ビーム走行体の該一方向への走行に連行しながら、密閉シートを被裁断材の表面に供給して被覆し、
被裁断材の表面を密閉シートで被覆すると、供給機構からテーブルへの供給経路に設ける切断機構で密閉シートの終端を切断して、被裁断材の表面を被覆した密閉シートを、供給機構から切離すことを、
特徴とする裁断機での密閉シート被覆方法である。
また本発明で、前記密閉シートを被裁断材の表面に供給して覆う際には、密閉シートの先端を把持機構で把持しながら、把持機構と供給機構との間隔を増大させて供給機構から密閉シートを引出すことを特徴とする。
また本発明は、前記密閉シートで被覆する前に、前記ビーム走行体でカメラを連行しながら、前記被裁断材の表面をカメラで撮像し、
カメラでの撮像結果を被裁断材を裁断する前記データに反映させる処理を行う間に、被裁断材への密閉シートの被覆を行うことを特徴とする。
本発明によれば、裁断前にテーブル上に載置されている状態の被裁断材の表面に供給機構から密閉シートを供給し、切断機構で密閉シートを切断するので、テーブル上に拡げられた被裁断材の表面を、自動的に密閉シートで覆うことができる。コンベア方式の搬入の際ではなく、裁断前のビーム走行体の走行を有効に利用して、密閉シートを被覆することができる。
また本発明によれば、密閉シートの先端を把持機構で把持し、ビーム走行体の走行に合わせて供給機構から密閉シートを引出して、テーブル上に供給することができる。
また本発明によれば、密閉シートの終端を切断機構で切断した後、次に供給する先端を保持板で押圧して保持しておくことができる。次に密閉シートを供給する際には、保持板の切欠部を利用して、把持機構が先端を把持することができる。
また本発明によれば、供給機構には駆動源が含まれ、密閉シートをビーム走行体の走行に合わせて、テーブル上に送出して供給することができる。
また本発明によれば、密閉シートの供給機構および切断機構は、連結機構を介する連結でビーム走行体に連行される。連結機構の切換えで、供給機構および切断機構をビーム走行体から切離せば、裁断時のビーム走行体の駆動負荷を小さくすることができる。
また本発明によれば、被裁断材の表面をカメラで撮像してから、密閉シートの被覆を自動的に行うことができる。
また本発明によれば、連結機構による案内機構の連結時、裁断ヘッドがビーム走行体に案内されて往復移動する際に、カメラを連行機構が裁断ヘッドの移動に連行させるので、カメラで被裁断材の表面をスキャンしながら撮像することができる。
さらに本発明によれば、裁断テーブル上に被裁断材を拡げた後で、密閉シートで自動的に被覆し、被覆に使用した密閉シートを、供給機構から切断機構で切離すことができる。
また本発明によれば、把持機構と供給機構との間隔を増大させて供給機構から密閉シートを引出して、被裁断材の表面に供給することができる。
また本発明によれば、被裁断材の表面をカメラで撮像し、撮像結果を被裁断材を裁断するデータに反映させる処理を行う間に、被裁断材への密閉シートの被覆を行うので、使用不可能と判断されるような被裁断材上への密閉シートの被覆を避けるようにすることができる。
図1は、本発明の実施の一形態である裁断機1の構成と、密閉シートの被覆方法とを、概略的に示す。裁断機1は、吸引可能で、コンベア方式の裁断テーブル2を備える。裁断テーブル2の表面に沿って、裁断ヘッド3が一方向であるX軸の方向、およびその一方向と垂直に交差する方向であるY軸の方向に移動可能であり、裁断ヘッド3に備えられる裁断刃で裁断が行われる。裁断ヘッド3のY軸の方向への移動は、Yビーム4に沿って行う。Yビーム4は、ビーム走行体として、裁断テーブルの幅方向の両側に設けるX移動路5に沿って、X軸方向に往復移動可能となっている。裁断テーブル2上には、被裁断材6が載置される。被裁断材6は、吸引して保持される。
裁断機1は、密閉シート供給装置7、カメラ装置8およびカメラ軌道9を備える。密閉シート供給装置7およびカメラ軌道9は、一体のユニットとして、X移動路5に沿ってX軸方向に往復移動可能であり、Yビーム4に連行されて移動する。カメラ装置8は、カメラ軌道9に対して、Y軸方向に往復移動可能である。密閉シート10は、裁断テーブル2上に被裁断材6を拡げてから、密閉シート供給装置7で自動的に被覆することができる。
図1(a)は、裁断テーブル2がマット状のベルトによるコンベアとなっている場合に、搬入側から皮革などの被裁断材6を搬入した状態を示す。裁断ヘッド3、Yビーム4、密閉シート供給装置7、カメラ装置8およびカメラ軌道9は、裁断テーブル2の搬出側に待機させておく。被裁断材6は、コンベアの駆動で裁断テーブル2の中間部に搬入される。
図1(b)は、密閉シート供給装置7およびカメラ軌道9をYビーム4でX軸方向の搬出側から搬入側に間欠的に移動させながら、カメラ装置8を裁断ヘッド3でY軸方向に往復移動させて被裁断材6の撮像を行った状態を示す。少なくとも撮像時までには、裁断テーブル2の吸引を開始しておく。カメラ装置8は、カメラ軌道9に沿ってY軸方向に往復移動し、移動軌跡9aに沿って、複数の撮像視野8a,8b,…に分けて撮像が行われる。
図1(c)は、密閉シート供給装置7およびカメラ軌道9をYビーム4でX軸方向の搬入側から搬出側に連続的に移動させながら、被裁断材6を覆うように、密閉シート10を密閉シート供給装置7から供給し、被覆終了後に密閉シート10を切断した状態を示す。裁断テーブル2は吸引状態であるので、密閉シート供給装置7から密閉シート10をYビーム4に連行されての移動に同期させながら供給するように、移動と供給とを連動させることによって、被裁断材6上をずれないで被覆することができる。この後は、被裁断材6の裁断に移行し、Yビーム4と密閉シート供給装置7およびカメラ軌道9との連結を解除して、Yビーム4は単独でX軸方向に移動する。密閉シート供給装置7およびカメラ軌道9は、裁断テーブル2の搬出側で待機する。
図2は、密閉シート供給装置7およびカメラ軌道9について、Yビーム4との連結部分の構成と、主要部分の構成とを示す。密閉シート供給装置7およびカメラ軌道9とYビーム4との間には、連結状態と連結解除とを切換え可能な、X軸方向連結部11が設けられる。さらにカメラ装置8と裁断ヘッド3との間には、Y軸方向連行部12が設けられる。
密閉シート供給装置7は、密閉シート10を密閉シートロール13から取出して供給する供給機構14と、切断機構15とを含む。切断機構15は、密閉シート10の供給経路に設けられて、密閉シート10の切断を行う。裁断テーブル2上に供給された密閉シート10の終端は、切断後に供給機構14から切離される。切断後の供給機構14側には、次に被覆する密閉シート10の先端が残る。密閉シート供給装置7は、供給機構14の駆動源となるモータ16を含む。図示を省略しているけれども、密閉シート供給装置7には、切断機構15の駆動源も含まれる。
カメラ装置8は、カメラ軌道9によって、Y軸方向に往復移動可能な状態で支持される。カメラ装置8内には、カメラ17が設けられ、一定の大きさの撮像視野8aなどで、裁断テーブル2の表面を撮像することができる。カメラ装置8内には、撮像視野8aを照明する発光部分も設けられる。
図3は、密閉シート供給装置7の内部構成を示す。供給機構14は、送出しローラ20、押えローラ21、送り受けローラ22および受けローラ23を含む。図2の密閉シートロール13は、送り受けローラ22および受けローラ23で支える。図1の密閉シート10は、密閉シートロール13と送り受けローラ22の接触部分から、送り出しローラ20と押えローラ21との間に取出される。送り出しローラ20と押えローラ21との間から下方に垂れ下がる状態で、密閉シート10は切断機構15で切断される。送り出しローラ20は、モータ16の出力軸16aから駆動ベルト24を介して回転駆動される。送り出しローラ20と送り受けローラ22とは、連動ベルト25を介して連動する。押えローラ21は、自重で、密閉シート10を送り出しローラ20の外周に押しつけるように付勢される。押えローラ21は、アーム21aの先端に取付けられ、アーム21aは基端の支点21bを中心に角変位可能である。図でアーム21aを時計回り方向に角変位させると、送り出しローラ20と押えローラ21との間を開き、押圧を解除することができる。押えローラ21が支点21bよりも右側の位置になると、ばね26で押えローラ21を自重に抗して保持し、送り出しローラ20と押えローラ21との間を開いておくことができる。このようなばね26の作用は、特許文献2の0045段落に記載されているばね94と同様である。
切断機構15には、紙面に垂直なY軸方向に延びる移動軌道27が設けられる。移動軌道27は、大略的にC字状の断面を有し、開放部分の下側にラック28が設けられている。移動軌道27の上側と内部とには、移動ベルト29が掛け渡されている。上下の移動ベルト29は、Y軸方向の両端で循環するように連結している。
図4は、切断機構15の構成を示す。図3および図4を参照して、切断機構15には、密閉シート10を切断するための回転刃30が設けられている。密閉シート10は、案内板31に設けるガイド部31aによる案内で回転刃30に導かれる。回転刃30および案内板31は、ベース32で支持される。ベース32は、移動軌道27の開放部分を介して内部にも入り込んでおり、移動ベルト29の下側部分と連結されている。移動軌道27に設けるラック28には、ベース32に取付けられるピニオン33が噛合する。ピニオン33の回転軸にはプーリ34が設けられる。回転刃30の回転軸にもプーリ35が設けられる。プーリ34,35間には、ベルト36が掛け渡される。プーリ34は、プーリ35よりも大径であるので、ピニオン33が回転すると、回転数が増大して回転刃30も回転する。移動軌道27の内周に対しては、移動ローラ37,38,39を介して接触し、Y軸方向の移動が可能な状態での支持を受ける。移動ベルト29が駆動されると、下側部分に連動してベース32は移動軌道27に沿って移動する。この移動の際に、ピニオン33がラック28との噛合によって回転し、回転刃30も回転する。
このような切断機構15の構成は一例であり、種々の変形が可能である。たとえば、モータなどで回転刃30を直接回転駆動することもできる。また、回転刃30は回転駆動しないで、密閉シート10を切断する際に受動的に回転させるようにしてもよい。また、ナイフ状の刃を固定して用いることもできる。さらに移動軌道27の構成や、移動軌道27に対する支持の構成も、種々の変形が可能である。
図5および図6は、図2のX軸方向連結部11の構成を示す。X軸方向連結部11は、裁断テーブル2の幅方向の一端側で、裁断テーブル2の表面よりも下側に設けられる。図5は連結前の状態、図6は連結後の状態を、それぞれ示す。
密閉シート供給装置7およびカメラ軌道9側には、連結レバー40が設けられる。連結レバー40は、Yビーム4から離れる方の端部に設ける揺動軸40aを支点として揺動変位が可能である。連結レバー40の先端付近には、連結凹部40bが設けられ、中間部分の下側には、段差40cが設けられる。連結凹部40bには、連結検出スイッチ41が配置される。連結検出スイッチ41は、連結凹部40bに、Yビーム4側の連結部材42が嵌合しているか否かを検出する。Yビーム4側には、密閉シート供給装置7およびカメラ軌道9側との衝突を防ぐ緩衝材43も設けられる。
連結レバー40は、解除ばね44による付勢で、図5に示すように、先端の連結凹部40bが下がるように傾斜している。連結レバー40の段差40cには、切換えレバー45がソレノイド46による駆動で作用する。ソレノイド46がプランジャを吸引すると、切換えレバー45は反時計回り方向に角変位し、解除ばね44による付勢に抗して、図6に示すように、連結レバー40の連結凹部40bを上昇させる。Yビーム4が密閉シート供給装置7およびカメラ軌道9側に接近していて、連結部材42の下端が連結凹部40bの位置に移動していれば、連結凹部40bに連結部材42の下端が嵌合し、連結が完了する。ソレノイド46によるプランジャの吸引を停止し、切換えレバー45を図6の状態から図5の状態へ、時計回り方向に角変位させれば、連結を解除可能な状態となる。X軸方向連結部11の密閉シート供給装置7およびカメラ軌道9側の構成部分は、密閉シート供給装置7から延長してカメラ軌道9を支持する側板47で支持することができる。
図7および図8は、図2のY軸方向連行部12の構成を示す。Y軸方向連行部12は、裁断テーブル2上で、裁断ヘッド3とカメラ装置8との間に設けられ、Y軸方向に移動可能である。Y軸方向の一端を基準位置として、カメラ装置8は基準位置に待機させるようにしておく。X軸方向連結部11での連結のためにYビーム4を密閉シート供給装置7およびカメラ軌道9側に接近させる際に、裁断ヘッド3もY軸方向の基準位置に移動させておくことで、Y軸方向への連行も可能となる。
Y軸方向連行部12は、連行部材50と支持板51とを、カメラ装置8側に設ける。連行部材50は、支持板51でX軸方向への変位が可能なように支持される。連行部材50と支持板51との間には、ばね52が設けられ、連行部材50をYビーム4側に突出するように付勢している。連行部材50の一側方には、突起材53が設けられ、連行部材50がカメラ装置8側に押込まれるか否かを、連行検出スイッチ54で検出することができる。図8に示すように、連行時には、連行部材50の先端部50aが裁断ヘッド3側に設ける受け部材55の折曲げ部55aに当接して、連行部材50はカメラ装置8側に戻される。この状態で、連行部材50は、受け部材55によってY軸方向については拘束されるので、カメラ装置8は裁断ヘッド3に連行されて、Y軸方向に移動することができる。
図9は、図1に示す動作を、密閉シート供給装置7とYビーム4とをX軸方向連結部11で連結し、カメラ装置8が裁断ヘッド3にY軸方向連行部12で連行されるようにしてから行う概略的な手順を示す。図9(a)に示すように、各部を連結してから、吸引状態の裁断テーブル2上の被裁断材6に対して、カメラ装置8による図1(b)に示すようなスキャンを行うように、Yビーム4および裁断ヘッド3を搬出側から搬入側に移動させる。
スキャン完了後、図9(b)に示すように、密閉シート供給装置7から密閉シート10を供給しながら、Yビーム4を搬入側から搬出側に移動させ、少なくとも被裁断材6の全体を覆う範囲に密閉シート10を走行に同期しながら供給して被覆する。ただし、密閉シート10は、被覆開始位置から裁断テーブル2上への供給を開始すると、静電気の影響などで、位置ずれなどを生じたり、皺が発生したりするおそれがある。被覆開始前に、密閉シート10は、被裁断材6に達するまで、切断機構15の位置よりも裁断テーブル2側に繰出しておく。この状態で、Yビーム4の移動を開始すると、密閉シート10は裁断テーブル2や被裁断材6の表面上を摺接しながら被覆開始位置までX軸方向に移動するので、静電気の影響を受け難くし、被覆開始位置での被覆を確実に行うことができる。
密閉シート10による被覆が終了すると、切断機構15での切断を行う。切断時には、密閉シート10が動かないように、送りローラ20を巻戻し方向に駆動する。密閉シート10は、裁断テーブル2上で吸引されているので、巻戻しによって、切断機構15で切断を行う部分に、張力をかけることができる。切断後には、密閉シート10の先端が裁断テーブル2の表面に達するまで、繰り出しておく。
以上の実施形態では、密閉シート供給装置7およびカメラ装置8を使用しない場合に、裁断テーブル2の搬出側で待機させているけれども、搬入側で待機させるようにすることもできる。搬出側で待機させる場合は、図1や図2に示す裁断ヘッド3、カメラ装置8および密閉シート供給装置7を左側から順に並べる配置を、右側から順に並べる配置に変えればよい。搬出側で待機させると、被裁断材6の搬入の邪魔にならないようにすることができる。搬入側で待機させると、裁断されたパーツや残材の搬出の邪魔にならないようにすることができる。搬出側、搬入側には、別途、搬出用コンベアや搬入用コンベアを接続して、搬出や搬入の便宜を図ることもできる。
なお、密閉シート供給装置7およびカメラ装置8を常にYビーム4に一体化しておけば、切離しや待機に伴う問題は生じない。ただし、Yビームの走行を駆動する負荷が大きくなる。切離し可能にして、搬入側に待機させる場合、カメラ17での撮像が不要な被裁断材6に対しては、特許文献2と同様に、搬入時に密閉シート10を供給することもできる。撮像が不要な被裁断材6のみを裁断の対象とする場合は、カメラ装置8を省くこともできる。また、カメラ装置8は、裁断テーブル2の表面全体を撮像可能なものを用い、固定位置に設置しておくこともできる。さらに、カメラ装置8のY軸方向への移動に専用の駆動源を用いることもできる。
また、裁断テーブル2は、マット状コンベアで被裁断材6は1枚ずつ裁断しているけれども、ブラシ状コンベアで複数枚を積層して裁断するようにしてもよい。さらに、コンベア方式ではない裁断テーブルに、被裁断材を人手で拡げるような場合でも、密閉シート10は自動的に被覆することができる。
図10は、本発明の実施の他の形態である裁断機101の概略的な構成を、密閉シート10の供給方法とともに示す。裁断機101で図1〜図9で説明した裁断機1に対応する部分には同一の参照符を付し、重複する説明を省略する。裁断機101は、密閉シート供給装置107が密閉シート供給装置7と同様に、裁断ヘッド3、Yビーム4およびカメラ装置8とともに裁断テーブル2のX方向に移動しながら、裁断テーブル2上に載置されている被裁断材6の表面に密閉シートを自動的に被覆することができる。また、このような連行状態を解除して、裁断ヘッド3およびYビーム4だけを移動させることもできる。ただし、密閉シート供給装置107には、密閉シート供給装置7のモータ16のような、密閉シート10を送出す駆動源を搭載しなくてもよい。駆動源を搭載すれば、密閉シートを確実に送出したり、切断前に巻戻して確実に切断することができる。裁断機101は、裁断テーブル2の端部に把持装置108を備える。なお、裁断テーブル2上に被裁断材6が載置されている状態は、単一の線で簡略化して示し、この線よりも下方の構成部分は図示を省略する。
図10(a)に示すように、密閉シート供給装置107は、密閉シートロール13から供給する密閉シート10の先端を、把持装置108で把持することができる。密閉シート供給装置107から密閉シート10が供給される経路の端部には、保持板109が設けられ、密閉シート10の先端を押圧して保持することができる。後述するように、密閉シート供給装置107には切断機構も設けられ、保持板109で保持する密閉シート10の先端側を切断することができる。
図10(b)に示すように、Yビーム4を走行させて、連行する密閉シート供給装置107が把持装置108から離れるようにすると、保持板109による押圧部分を経て、密閉シート10が裁断テーブル2上に引出される。なお、裁断テーブル2上には、被裁断材6を載置しておき、下方への吸引による保持も行っておく。裁断テーブル2がコンベア方式であれば、被裁断材6を自動的に搬入することができる。裁断テーブル2がコンベア方式でない場合も、手作業で被裁断材6の搬入を行い、密閉シート10の被覆は自動的に行うことができる。
図10(c)に示すように、把持装置108側で密閉シート10の先端の把持を解除し、密閉シート供給装置107側で密閉シート10を切断すれば、密閉シート10を密閉シート供給装置107から切離すことができる。
なお、カメラ装置8による被裁断材6の表面の撮像は、図10(a)から図10(b)に移行する過程で、密閉シート10による被裁断材6の被覆と同時に行うことができる。ただし、被裁断材6が天然素材の皮革などで、撮像した画像から使用の可否を判断するような場合、密閉シート10は供給しないで、カメラ装置8による撮像を先行して行う方が好ましいことがある。密閉シート10を被裁断材6に被覆してしまうと、被裁断材6を使用することができないと判断される場合に、密閉シート10を除去する手間がかかり、密閉シート10も無駄になるからである。撮像後には、裁断するパーツの配置を最適化するなどの処理も必要となり、その処理の間に、密閉シート10を被覆するための走行を行えば、実質的な時間のロスは生じない。
図11は、密閉シート供給装置107の主要部分の構成を示す。側壁板110は、裁断テーブル2の幅方向の両側に設けられる。密閉シート10は、保持板109と支持板111との間で挟まれている状態で、裁断テーブル2上に供給される。密閉シートロール13は、供給機構114で支持される。供給機構114には駆動源は設けられず、密閉シートロール13が空転して密閉シート10が過剰に供給されないように制動する機能を備えるようにしてもよい。
保持板109と支持板111との間から引出される密閉シート10は、紙面に垂直な方向に移動する切断機構115で切断することができる。切断機構115は、図3の切断装置15のような横方向ではなく、縦方向の回転刃120で密閉シート10を切断する。後述する図15は、矢符115aの方向から見た構成を示す。案内板121は、回転刃120の適切な切断位置に密閉シート10を案内する。回転刃120の回転軸は、ベース部材122で回転自在な状態で支持される。ベース部材122は、走行部材123に取付けられる。ベース部材122は、紙面に垂直な方向に掛け渡されるワイヤ124で引張ることで、移動することができる。ワイヤ124の中間部は、プーリ126に巻付けられる。走行部材123は、紙面に垂直な方向に延びる移動軌道127内に収容される。ワイヤ124の両端は、ばね128を介して、ベース部材122に連結されている。走行部材123には、図3に示すベース32と同様に、横向きと縦向きの移動ローラが設けられており、紙面に垂直な方向に、円滑に移動することができる。
ワイヤ124は、モータなどの駆動源で上下の一方が引張られる。走行部材123の移動時には、ワイヤ124が巻付けられているプーリ126も回転する。プーリ126が一端側に取付けられる回転軸は、ベース部材122に回転自在に支持される。この回転軸の他端側には、大プーリ130が取付けられている。回転刃120の回転軸には、大プーリ130よりも径が小さい小プーリ131が取付けられている。大プーリ130と小プーリ131との間には、ベルト132が掛渡されている。走行部材123が移動すると、プーリ126が回転し、大プーリ130から小プーリ131に回転力が伝達する間に増速されて、回転刃120が回転する。
保持板109は、揺動軸133を中心軸として揺動変位を行う。揺動軸133の一端には、先端に取手134を有するレバー135が取付けられている。保持板109は、密閉シート10の端部の移動を防止するために、ばね136による付勢で、支持板111との間を常に閉じている。取手134を持ってレバー135を時計回り方向に揺動変位させると、保持板109と支持板111との間を手動で開くことができる。保持板109の開きは、ストッパ137によって規制し、ロック孔138で、開いた状態を保つことができる。保持板109を閉じるばね136の上端は、側壁板110から横に延びるばね掛け139に掛けられている。
図12は、図11の保持板109と支持板111との間を開いている状態を簡略化して示す。図12(a)に示すように、保持板109と支持板111との間は、レバー135の上部がストッパ137に当接するまで開くことができる。図11(b)に示すように、取手134を押込むと、取手134の取付けボルトの頭部をロック孔138に嵌合させて、レバー135をロックさせることができる。このようなロック状態で、密閉シート10を交換するなどの作業を容易に行うことができる。図11に示すような閉状態へは、取手134を引いて、ロック孔138への嵌合を解除すれば、ばね136による付勢で復帰する。
図13は、把持装置108の主要部分の構成を示す。把持装置108では、板状のクランパ140と受け板141との間が開閉する。実線は、クランパ140が閉じている状態を示し、二点鎖線は、クランパ140が開いている状態を示す。クランパ140の開閉は、揺動軸142を中心とする揺動変位で行われる。この揺動変位は、揺動レバー143を回転カム144で駆動して行われる。回転カム144には、ホロワ145が設けられ、ホロワ145が揺動レバー143を揺動軸142に対して反時計回り方向に押せば、クランパ140は閉じる。揺動レバー143に対してホロワ145が当接する位置よりも先端側には、ばね146が掛けられ、クランパ140が開く方向に付勢している。クランパ140の先端には、ゴムなどを素材とするクッション材147が設けられ、密閉シート10の先端を把持する際に滑らないようにしている。把持装置108の駆動部は、幅方向の一方側に設けられ、幅方向の他方側には、揺動軸142の支持部が設けられる。揺動軸142の駆動部と支持部との間は、支持梁148で連結している。回転カム144を、モータ150などの駆動源で回転駆動することによって、クランパ140を受け板141に対して開閉させることができる。
図14は、密閉シート供給装置107側の保持板109と支持板111との間で保持する密閉シート10の先端を、把持装置108のクランパ140で把持する直前の状態を示す。保持板109および支持板111には、部分的に切欠部109a,111aが設けられており、密閉シート10が供給経路に沿って後退する位置まで露出している。クランパ140は、図10(c)で開いた状態を続けておく。把持装置108のクランパ140および受け板141で密閉シート10を把持する部分は、切欠部109a,111aに対応する部分に設けられている。図10(a)のように、密閉シート供給装置107と把持装置108とを接近させると、開いているクランパ140および受け板141を切欠部109a,111aに侵入させて、クランパ140を閉じれば、切欠部109a,111aで露出する密閉シート10の先端部分を把持することができる。
図15は、切断機構115の概略的な構成を示す。なお、説明の便宜のため、走行部材123の図示は省略している。ワイヤ124は、図の左右の延長上に設けるプーリで折返される。一方のプーリには、モータなどの駆動源を設けて、ワイヤ124の上側または下側を引張ることで、切断装置115を移動軌道127に沿って移動させることができる。案内板121には、密閉シート10を回転刃120の切断位置まで案内するためのガイド部121aが形成されている。したがって、密閉シート10の切断は、切断機構115を矢符115bの方向へ移動させながら行う。このため、上側のワイヤ124は矢符115bと同方向に引張られる。下側のワイヤ124は、プーリ126に符号124aで示すように巻き掛けられ、両側では矢符124bに示すように、移動の方向115bとは逆方向に引張られる。ワイヤ124が巻き掛けられたプーリ126は回転し、回転刃120を矢符120aの方向に回転させ、密閉シート10を切断することができる。
以上で説明している裁断機101では、密閉シート供給装置107を移動させ、把持装置108を裁断テーブル2の端部に設けているけれども、逆にすることも可能である。すなわち、密閉シート供給装置107と同様な装置を裁断テーブル2の端部に設け、把持装置108と同様な装置を走行させても、密閉シート10を同様に裁断テーブル2上に供給することができる。
本発明の実施の一形態である裁断機1の構成と、密閉シートの被覆方法とを概略的に示す平面図である。 図1の密閉シート供給装置7およびカメラ軌道9について、Yビーム4との連結部分の構成と、主要部分の構成とを示す側面図である。 図2の密閉シート供給装置7の内部構成を示す側面図である。 図3の切断機構15の平面図である。 図2のX軸方向連結部11の主要部分について、連結前の構成を示す側面図である。 図2のX軸方向連結部11の主要部分について、連結後の構成を示す側面図である。 図2のY軸方向連行部12の主要部分について、連行前の構成を示す平面図である。 図2のY軸方向連行部12の主要部分について、連行後の構成を示す平面図である。 図1に示す動作を、密閉シート供給装置7とYビーム4とをX軸方向連結部11で連結し、カメラ装置8が裁断ヘッド3にY軸方向連行部12で連行されるようにしてから行う概略的な手順を示す側面図である。 本発明の実施の他の形態である裁断機101の概略的な構成を、密閉シート10の供給方法とともに示す側面図である。 図10の密閉シート供給装置107の主要部分の構成を示す側面図である。 図11の保持板109と支持板111との間を開いている状態を簡略化して示す部分的な側面図および平面図である。 図10の把持装置108の主要部分の構成を示す側面断面図である。 図10の密閉シート供給装置107側の保持板109と支持板111との間で保持する密閉シート10の先端を、把持装置108のクランパ140で把持する直前の状態を示す平面図である。 図11の切断機構115の概略的な構成を示す部分的な正面図である。
符号の説明
1,101 裁断機
2 裁断テーブル
3 裁断ヘッド
4 Yビーム
6 被裁断材
7,107 密閉シート供給装置
8 カメラ装置
9 カメラ軌道
10 密閉シート
11 X軸方向連結部
12 Y軸方向連行部
13 密閉シートロール
14,114 供給機構
15,115 切断機構
17 カメラ
20 送り出しローラ
30,120 回転刃
40 連結レバー
42 連結部材
45 切換えレバー
46 ソレノイド
50 連行部材
55 受け部材
109 保持板
109a,111a 切欠部
111 支持板

Claims (10)

  1. テーブル上に吸引して保持する被裁断材を、テーブルの一方向に往復走行可能なビーム走行体で該一方向と交差する方向に往復移動可能に支持される裁断ヘッドで、データに従って裁断する裁断機において、
    裁断前、テーブル上に吸引で保持されている状態の被裁断材の表面を被覆するように、ビーム走行体の該一方向への走行に連動しながら、密閉シートを供給する供給機構と、
    供給機構からテーブルへの密閉シートの供給経路に設けられ、被裁断材の表面を被覆した密閉シートの終端を切断して、供給機構から切離す切断機構とを、
    含むことを特徴とする裁断機。
  2. 開閉が切換え可能で、閉状態で前記供給機構から供給される密閉シートの先端を把持し、開状態で把持を解除する把持機構をさらに含み、
    密閉シートは、閉状態で先端を把持する把持機構と供給機構との間隔が増大する際に、供給機構から引出されることを特徴とする請求項1記載の裁断機。
  3. 前記供給機構は、前記切断機構による切断後に供給機構側に残る密閉シートの先端を、押圧して保持する保持板を含み、
    保持板には、切断機構による切断位置よりも、密閉シートの供給経路に沿って後退する切欠部が設けられ、
    前記把持機構は、前記開状態で保持板の切欠部に進出して前記閉状態に切換えられ、密閉シートの先端の把持を開始することを特徴とする請求項2記載の裁断機。
  4. 前記供給機構は、前記ビーム走行体の走行に連動するように、前記密閉シートをテーブル上に送出す駆動源を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の裁断機。
  5. 前記供給機構および前記切断機構を、前記ビーム走行体に連行させるように連結するか、ビーム走行体から切離すかを切換え可能な連結機構を、
    さらに含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の裁断機。
  6. 前記被裁断材の表面を、前記テーブル上で、前記密閉シートで被覆する前に撮像するカメラを、さらに含むことを特徴とする請求項5記載の裁断機。
  7. 前記一方向と交差する方向に、前記カメラを往復移動可能なように案内し、前記供給機構および前記切断機構とともに、前記連結機構を介して前記ビーム走行体に連結可能な案内機構と、
    連結機構を介する案内機構のビーム走行体への連結時に、カメラを裁断ヘッドの移動に連行させる連行機構とを、
    さらに含むことを特徴とする請求項6記載の裁断機。
  8. テーブル上に吸引して保持する被裁断材を、テーブルの一方向に往復走行可能なビーム走行体で該一方向と交差する方向に往復移動可能に支持される裁断ヘッドでデータに従って裁断する前に、テーブル上に載置した被裁断材の表面に密閉シートを供給して被覆する裁断機での密閉シート被覆方法であって、
    密閉シートの供給機構を、ビーム走行体の該一方向への走行に連行しながら、密閉シートを被裁断材の表面に供給して被覆し、
    被裁断材の表面を密閉シートで被覆すると、供給機構からテーブルへの供給経路に設ける切断機構で密閉シートの終端を切断して、被裁断材の表面を被覆した密閉シートを、供給機構から切離すことを、
    特徴とする裁断機での密閉シート被覆方法。
  9. 前記密閉シートを被裁断材の表面に供給して覆う際には、密閉シートの先端を把持機構で把持しながら、把持機構と供給機構との間隔を増大させて供給機構から密閉シートを引出すことを特徴とする請求項8記載の裁断機での密閉シート被覆方法。
  10. 前記密閉シートで被覆する前に、前記ビーム走行体でカメラを連行しながら、前記被裁断材の表面をカメラで撮像し、
    カメラでの撮像結果を被裁断材を裁断する前記データに反映させる処理を行う間に、被裁断材への密閉シートの被覆を行うことを特徴とする請求項8または9記載の裁断機での密閉シート被覆方法。
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