JP2009165195A - 携帯電話機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 携帯電話機10の制御部102は、電波の発信を許可する「オン」及び発信を禁止する「オフ」を示す電波モードを設定し、設定した電波モードを内部に記憶する。記憶している電波モードが「オフ」の場合は、発信、メール受信等の入力を受け付けても電波の発信を抑制する。電波の送信が禁止された場所であっても、電波モードを「オフ」に設定することで、他の機能を使用することが出来る。
【選択図】 図3
Description
一方、最近の携帯電話機は、着信及び発信の通話機能、メールの送受信機能に加え、電話帳の管理、スケジュールの管理、ダウンロードした音楽、画像等の再生、ゲーム等様々な機能を有する。携帯電話機が有するこれらの機能の中には、電波の送信を必要としない機能も多く含まれる。
上記の要望に応じるために、本発明は、電波の送信が禁止されている場所であっても、電波の送信機能を停止した状態で、受信済メール、送信済メール等の閲覧、スケジュールの管理、ゲーム等の機能を使うことが出来る携帯電話機を提供する事を目的とする。
さらに、本発明は、停止状態の主要部に対して、特定の事象が発生した場合に、電力を供給する自動電源オン機能を有する前記携帯電話機において、前記自動電源オン機能により、前記主要部に電力を供給する際に、電波の発信を抑制するか否かの何れかを示す抑制フラグを設定し、前記特定の事象が発生し、且つ、前記抑制フラグが、電波の発信を抑制することを示す場合に、電波フラグをオフに設定する。
また、前記携帯電話機は、利用者による電源オン操作と、特定の操作とが同時になされた場合に、電波フラグをオフに設定し、その後主要部は電力を供給される。
1.携帯電話機10の構成
図1は携帯電話機10の構成を示すブロック図である。
図1に示す様に、携帯電話機10は、送受信部101、制御部102、表示部103及び入力部104から構成される。
送受信部101は、通話、メールの送受信及びインターネット接続の通信機能を有し、無線基地局との間で無線電波の送受信を行う。
制御部102は、更に、電波の送受信を許可する「オン」及び電波の送受信を禁止する「オフ」の何れかを示す電波モードの設定を、以下に示す様に行う。
制御部102は、入力部104を介して、利用者から、「発信」、「メールの送信」及び「インターネット接続」の入力を受け付けると、内部に記憶している電波モードを読み、電波モードが「オフ」の場合、送受信部101に対して、電波の送受信をしないよう指示を出力する。送受信部101は、前記指示を受け取ると、送受信を停止する。また、送受信部101は、制御部102から、電波の送受信を再開する指示を受け取ると、電波の送受信を再開する。
入力部104は、携帯電話機10の操作面に設けられた「0」、「1」、・・・、「9」、「上矢印」、「下矢印」、「決定」、「電源」等の複数のボタンから成り、表示部103が表示する各画面において、携帯電話機10を所持している者(以下、利用者と呼ぶ)から操作を受け付け、受け付けた操作に対応する操作信号を制御部102へ出力する。
電源オン状態とは、主要部に電力が供給されている状態を示し、主要部とは、通信機能、表示機能など携帯電話機10が有する通常の機能を達成する為に駆動する構成要素を全て含む。
携帯電話機10の動作について、図2から図4に示すフローチャート、及び、図5から図8に示す画面の図を用いて説明する。
<電源ボタンの押下による電源オン>
ここでは、利用者が電源ボタンを押下することにより、携帯電話機10の主要部に電力が供給される場合の携帯電話機10の動作について説明する。
同時に押下されたボタンが「1」である場合は(ステップS102で「1」)、制御部102は、電波モードを「オン」に設定し、設定した電波モードを内部に記憶する(ステップS103)。このとき、表示部103が表示する画面は、一例として、図5(b)に示す画面202であり、画面202は、通常の待ち受け画面である。ここで、同時に押下されるとは、ボタン「1」が押下されている時間帯において、電源ボタンの入力が検出された場合をいう。
入力を受け付けたボタンにより示される操作信号が「電波モード」である場合(ステップS105で「電波モード」)、制御部102は、入力部104を介して電波モードの入力を受け付け(ステップS106)、受け付けた電波モードを、予め内部に記憶している電波モードに書き換えて記憶する(ステップS107)。次に、ステップS105に戻り処理を続ける。
受け付けたボタンにより示される操作信号が「再生」である場合(ステップS105で「再生」)、制御部102は、予めダウンロードし、内部に記憶しているゲーム、アニメーション、音楽等のマルチメディアコンテンツを読み出し、表示部103及びスピーカーに出力し、再生の処理を行う(ステップS122)。次に、ステップS105に戻り処理を続ける。
電波モードが「オン」である場合(ステップS123で「ON」)、制御部102は、前記操作信号に応じ、送受信部101を介して、発信、メール送信、インターネット接続の処理を行う(ステップS124)。次に、ステップS105に戻り処理を続ける。
<オートパワーオン>
ここでは、予め、特定の時刻を設定し、設定した特定の時刻になると制御部102が、電力供給部に対して、主要部に電力を供給することを指示し、前記指示により、前記主要部に電力が供給されることにより、電源オフ状態である携帯電話機10を電源オン状態にするオートパワーオン設定、或いは、設定した時刻になると、電源オフ状態である携帯電話機10を電源オン状態にするとともに、スピーカーを介してアラーム音を出力するアラームパワーオン設定がなされた携帯電話機10において、設定された特定の時刻に、電源オフ状態から電源オン状態になるとき、制御部102が記憶している電波モードに依らず、電波モードが「オフ」に設定される携帯電話機10の動作について説明する。
図8(a)に示す画面501は、メインメニュー画面である。表示部103が画面
501を表示している時間帯において、入力部104が電源ボタンの長押しを検出した場合に、制御部102は、オートパワーオン設定、又は、アラームパワーオン設定により携帯電話機10が電源オン状態になると、電波モードをオフに設定することを示す抑制フラグを設定し、設定した抑制フラグを記憶する。表示部103は、次に、図8(b)に示す画面502を表示し、利用者に携帯電話機10を電源オフ状態にすること示し、続いて、図8(c)に示す画面503を表示し、利用者にオートパワーオン時、又は、アラームパワーオン時には電波モードが「オフ」に設定されて電源オン状態になることを示す。その後、制御部102は、携帯電話機10を電源オフ状態にする。
以下では、オートパワーオン設定、又は、アラームパワーオン設定がなされ、且つ、前記抑制フラグが設定された携帯電話機10の動作について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。
制御部102は、現在時刻が、予め設定された時刻か否か判断する(ステップS151)。現在時刻が、予め設定された時刻である場合(ステップS151でYES)、制御部102は、電力供給部に対して、主要部に電力を供給する指示を出力し、前記電力供給部が、前記主要部に電力を供給することにより、携帯電話機10を電源オン状態にする(ステップS152)。次に、制御部102は、内部に記憶している電波モードを読み、前記電波モードが「オフ」であるなら、そのまま処理を続ける。前記電波モードが「オン」であるなら、電波モードを「オフ」に換えて記憶する(ステップS153)。
3.まとめ
以上説明したように、本発明によると、携帯電話機10の制御部102は、電波の送信のオン及びオフの何れかを示す電波モードを設定し、記憶する機能を有し、発信、メール送信等の操作指示を受け付けると、内部に記憶している電波モードを読み、当該電波モードがオフである場合は、送受信部101が有する電波の送信機能を抑制する。
(1)上記実施の形態では、表示部103が表示する各種機能設定画面において、入力部104を介して制御部102が電波モード設定の入力を受け付けることにより、電波モードを設定する構成としているが、設定方法はこれに限定されない。例えば、入力部104が、従来の「マナーボタン」に類似した「電波ボタン」を含み、利用者が「電波ボタン」を押下することにより、電波モードのオン、オフを切り替える構成としてもよい。
また、前記プログラム又は前記デジタル信号を前記記録媒体に記録して移送することにより、又は、前記プログラム又は前記デジタル信号をネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
(6)上記実施の形態及び上記変形例を組み合わせるとしてもよい。
以上説明したように、本発明は、無線電波を用いて通信する携帯電話機であって、電波の発信を許可することを示すオン、及び電波の発信を抑制することを示すオフの何れかを示す電波フラグを設定するフラグ設定手段と、前記フラグ設定手段が設定する電波フラグがオフである場合、電波の発信を抑制する電波抑制手段とを備える。
この構成によると、利用者が電源ボタンを押下する時、電波フラグが「オフ」に設定されるので、電波の発信が禁止された場所で携帯電話機を使用するとき、電源をオンにした後、電波モードを「オフ」に設定するまでの時間帯において、電波の発信を抑制することができる。
この構成によると、携帯電話機の電源がオフ状態で、且つ、記憶されている電波フラグが「オフ」である場合、電源オンと同時に電波フラグを「オン」に設定できるので、緊急時において、電源投入後、直ちに、電波を発信することができる。
101 送受信部
102 制御部
103 表示部
104 入力部
Claims (4)
- 無線電波を用いて通信する携帯電話機であって、
電波の発信を許可することを示すオン、及び電波の発信を抑制することを示すオフの何れかを示す電波フラグを設定するフラグ設定手段と、
前記フラグ設定手段が設定する電波フラグがオフである場合、電波の発信を抑制する電波抑制手段と
を備えることを特徴とする携帯電話機。 - 停止状態の主要部に対して、特定の事象が発生した場合に、電力を供給する自動電源オン機能を有する前記携帯電話機において、
さらに、前記自動電源オン機能により、前記主要部に電力を供給する際に、電波の発信を抑制するか否かの何れかを示す抑制フラグを設定する抑制フラグ設定手段を含み、前記フラグ設定手段は、前記特定の事象が発生し、且つ、前記抑制フラグが、電波の発信を抑制することを示す場合に、電波フラグをオフに設定する
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機。 - 前記フラグ設定手段は、利用者による電源オン操作と、特定の操作とが同時になされた場合に、電波フラグをオフに設定し、その後主要部は電力を供給されることを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機。
- 前記フラグ設定手段は、利用者による電源オン操作と、特定の操作とが同時になされた場合に、電波フラグをオンに設定し、その後主要部は電力を供給される
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機。
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