JP2009164869A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】間欠シェーディング補正法を採用した場合でも、適切な画像読取を可能とする画像読取装置を提供する。
【解決手段】読取原稿を副走査方向へ搬送しながら、読取原稿の表面の画像をライン単位に読み取るとともに、所定位置に設けられた基準白板の画像を表面読取光学系により前記ラインイメージセンサに導き、シェーディング補正用の基準データを生成する画像読取装置であって、前記表面読取光学系には、前記照明光を反射して読取位置に照射する反射部材と、前記反射部材を回動して、前記反射部材の反射光を裏面読取用の密着センサ方向へ導く反射部材揺動機構が設けられるとともに、複数の読取原稿の読取間隔では、前記反射部材の反射光を前記密着センサで受光し、その受光レベルを検出する検出手段と、前記シェーディング補正用の基準データを、前記検出した受光レベルに基づいて、レベル補正する基準データ補正手段を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、読取原稿を副走査方向へ搬送しながら、所定の表面読取位置で縮小光学系からなる表面読取光学系の照明光を、読取原稿の表面に照射し、その反射光を前記表面読取光学系によりラインイメージセンサに導いて前記読取原稿の表面の画像をライン単位に読み取るとともに、前記表面読取位置よりも搬送方向下流側の裏面読取位置に配設された密着センサにより、前記読取原稿の裏面の画像をライン単位に読み取り、所定位置に設けられた基準白板の画像を前記表面読取光学系により前記ラインイメージセンサに導き、シェーディング補正用の基準データを生成する画像読取装置に関する。
一般に、シートスルー読取を行う画像読取装置は、読取原稿を副走査方向へ搬送しながら、所定の読取位置で読取原稿の読取面を照明し、その反射光を縮小光学系によりCCDラインイメージセンサに導いて、読取原稿の表面の画像をライン単位に読み取るようにしている。
また、照明として用いられるランプの光量分布に対処するために、1ライン分の読取レベルを正規化するシェーディング補正を行っている。また、このシェーディング補正の際に基準の白画像を形成するための基準白板が設けられており、原稿画像の読取に先立ってこの基準白板の画像を読み取り、シェーディング補正用の基準データを作成するようにしている。
通常、このシェーディング補正用の基準データは、原稿読み取り毎に、原稿画像の読み取りに先立って行われる。そのために、複数枚の原稿を読み取る際、シェーディング補正用の基準データを作成するための処理に時間がかかり、生産性が上がらないという問題があった。
かかる問題を解消するために、従来、シェーディング補正用の基準データを作成するための基準白板の読取動作を原稿毎に行うのではなく、原稿何枚毎に一回、もしくは何分毎に一回のみ実施し、それ以外(以下、「非シェーディング原稿読取時」という)の原稿は、前回取得した基準データを使ってシェーディング補正をすることによって基準白板の読取動作を省略し、読取動作時間の短縮化を図るようにしたものが実用されている。また、このようなシェーディング補正の方法を、「間欠シェーディング補正法」という。
特開2002−300394号公報
しかしながら、複数枚原稿連続読取時において、ランプの連続時間点灯の発熱による短期の光量低下によって原稿の読取レベルが下がってしまい、同じシェーディング補正用の基準データを使って、シェーディング補正を行っていくと、最初の原稿と最後の原稿とで出力画像に濃度差が生じてしまうという問題が生じるおそれがある。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、間欠シェーディング補正法を採用した場合でも、適切な画像読取を可能とする画像読取装置を提供すること目的とする。
本発明は、読取原稿を副走査方向へ搬送しながら、所定の表面読取位置で縮小光学系からなる表面読取光学系の照明光を、読取原稿の表面に照射し、その反射光を前記表面読取光学系によりラインイメージセンサに導いて前記読取原稿の表面の画像をライン単位に読み取るとともに、前記表面読取位置よりも搬送方向下流側の裏面読取位置に配設された密着センサにより、前記読取原稿の裏面の画像をライン単位に読み取り、所定位置に設けられた基準白板の画像を前記表面読取光学系により前記ラインイメージセンサに導き、シェーディング補正用の基準データを生成する画像読取装置であって、前記縮小光学系には、前記照明光を反射して読取位置に照射する反射部材と、前記反射部材を回動して、前記反射部材の反射光を前記密着センサ方向へ導く反射部材揺動機構が設けられるとともに、前記密着センサには、前記反射部材の反射光を受光可能な態様に回動する密着センサ揺動機構が設けられ、複数の読取原稿の読取間隔では、前記反射部材揺動機構により前記反射部材の反射光を前記密着センサ方向へ導くとともに、前記密着センサ揺動機構により前記反射部材の反射光を前記密着センサで受光し、その受光レベルを検出する検出手段と、前記シェーディング補正用の基準データを、前記検出した受光レベルに基づいて、レベル補正する基準データ補正手段を備えたものである。
また、前記密着センサのゲインは、裏面読取時と、前記検出手段による受光レベル検出時とで、切換えられるものである。
また、前記検出手段は、前記検出した受光レベルが所定の閾値よりも小さい場合には、エラー発生を出力するようにしたものである。
したがって、本発明によれば、ランプ光量の変動に伴って、シェーディング補正用の基準データが補正されるので、常に適切なシェーディング補正がなされ、読み取り画像の品質を確保することができるという効果を得る。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例にかかる画像読取装置1の概略構成を示している。この画像読取装置1は、読取原稿を原稿台2から1枚ずつ分離して読取位置RLへ搬送する自動原稿搬送ユニット1aと、読取位置の原稿画像を1ラインずつ読み取る画像読取ユニット1bからなる。また、画像読取ユニット1bは、シートスキャン(シートスルー読み取り)型の両面原稿読取機能と、ブックスキャン型の原稿読取機能の2つの原稿読取機能を備える。なお、本発明は、主としてシートスキャン型の原稿読取機能に関するものであるので、以下の説明では、ブックスキャン型の原稿読取機能についての説明は、省略する。
自動原稿搬送ユニット1aにおいて、原稿台2に載置された読取原稿PPは、その最上部に位置するものがピックアップコロ3により取り出されて、分離ユニット4に送り出され、この分離ユニット4により1枚ずつに分離されて送り出しコロ5に送り出される。送り出しコロ5は、1枚の読取原稿をガイド部材GGを通して搬送方向へ送り出す。
それにより、読取原稿PPは、搬送ローラ6と搬送ドラム7に挟持され、また、搬送ドラム7の表面に密着した状態で搬送され、読取位置RLの手前で搬送ローラRR1に保持され、読取位置RLを通過し、搬送ローラRR2に保持され、搬送ガイドを通して、排出ローラ8へと搬送され、排出ローラ8により、排紙トレイ9へと排紙される。
また、排出ローラ8の手前には、読取原稿PPの裏面画像を読み取るための密着センサCSが設けられている。
また、原稿読取ユニット1bでは、読取位置RLに対応して、シートスキャン用のコンタクトガラス10が配設されている。
また、コンタクトガラス10の右側には、ブックスキャン用のコンタクトガラス11が配設されている。また、基準白板WLは、シェーディング補正用の基準白画像を構成するためのものである。
ランプ12は、読取位置RLで読取原稿PPの原稿面を照明するものであり、反射部材13は、ランプ12の照明光を読取位置RLへ反射するためのものである。また、反射部材13は、ランプ12の光量分布をある程度解消できる程度に、その長手方向の反射率が変化させられている(図示略)。すなわち、反射部材13は、ランプ12の光量のプロファイルの調節機能を持つ。
そして、読取位置RLからの反射光は、第1ミラー14、第2ミラー15、および、第3ミラー16を順次反射して、レンズ19に導かれ、レンズ19により集束されて、基板20に設けられたCCDラインイメージセンサ21に照射される。
また、ランプ12、反射部材13、および、第1ミラー13は、第1キャリッジ15に搭載されて副走査方向SSへ往復移動されるとともに、第2ミラー16および第3ミラー17は、第2キャリッジ18に搭載されて副走査方向SSへ往復移動する。また、コンタクトガラス10からCCDラインイメージセンサ21までの光路長を維持するために、第2キャリッジ18は、第1キャリッジ15の1/2の速度で移動される。
また、スキャナモータ22は、第1キャリッジ16および第2キャリッジ17を駆動するためのものである。
また、本実施例では、反射部材13には、ランプ12の反射光を密着センサCSへと偏向できるようにするために、反射部材揺動機構(図示略)が設けられていて、反射部材13は、通常の読取態様と、密着センサCSでランプ12の光量を検知するための光量検知態様の2状態にその位置が変更できるようになっている。
また、密着センサCSは、反射部材13からの反射光を受光可能なように、密着センサ揺動機構(図示略)が設けられていて、密着センサCSは、通常の読取態様と、ランプ12の反射光を受光してその光量を検知するための光量検知態様の2状態にその位置が変更できるようになっている。
また、図2に示すように、反射部材13と密着センサCSが光量検知態様に位置している状態で、反射部材13から密着センサCSまでの光路上に位置する搬送ガイド部材LLと搬送ローラRR2は、その光路から待避できるように、図示しない搬送部材揺動機構により、移動される。上述した反射部材13および密着センサCSの例に合わせて、ここでは、光路上に位置する状態を「通常の読取態様」といい、光路上から待避される状態を「光量検知態様」という。なお、この状態で、反射部材13から密着センサCSへの光束が通過できるように、コンタクトガラス10を固定しているモールド部材10aには、スリット(図示略)が形成されている。
図3は、本実施例にかかる画像読取装置1の信号処理系の要部の一例を示している。なお、本発明は、片面読取モード時の動作にかかるものであるので、両面読取モード時の動作については、図示および説明を省略する。
同図において、CCD駆動部31は、CCDラインイメージセンサ21の読取動作を駆動するものであり、CCDラインイメージセンサ21から出力されるアナログ読取信号は、アナログ処理部32により所定のアナログ処理が適用された後、アナログ/デジタル変換器33で対応する所定ビット数のデジタル読取信号に変換され、平均化回路34によって副走査方向に平均された後に、シェーディング補正部35およびシェーディング基準データ演算部36に加えられる。
シェーディング基準データ演算部36は、シェーディング補正用の基準データを作成するものであり、最初にサンプリングした1ライン分の基準データは、メモリ37に保存する。また、シェーディング補正部35がシェーディング補正処理のために用いる基準データは、基準データメモリ38に保存する。
シェーディング補正部35は、基準データメモリ38に保存されている基準データを用いて、所定のシェーディング補正処理を行うものであり、その出力は、画像処理部39で所定のデジタル画像処理(例えば、ガンマ補正やMTF補正など)が施された後に、画像データ出力部40を介して、外部装置へ出力される。
画像読取制御部41は、CCD駆動部31、アナログ処理部32、アナログ/デジタル変換器33、平均化回路34、密着センサ揺動機構42、搬送部材揺動機構43、反射部材揺動機構44、ランプ12を駆動するランプ駆動部12d、密着センサCSを駆動する密着センサ駆動部CSdの動作をそれぞれ制御するとともに、密着センサCSには、読取ゲインを設定するゲイン信号SGを出力する。
また、操作表示部45は、この画像読取装置1をユーザが操作するための操作キー等の操作手段、および、ユーザに種々の情報を提示するための液晶表示器等の表示手段からなり、画像読取制御部41の制御下で動作する。また、図示を省略しているが、スキャナモータ22は、画像読取制御部41により動作が制御され、第1キャリッジ15および第2キャリッジ18の副走査方向の移動が制御される。
図4は、密着センサCSの構成の一例を示している。
同図において、センサ部51は、CCDラインイメージセンサ(図示略)および発光ダイオード列(図示略)からなり、LED制御部52は、センサ部51の発光ダイオード列の点灯を制御するためのものである。
センサ部51のCCDラインイメージセンサから出力されたアナログ読取信号は、クランプ回路53でクランプされるとともに、サンプル/ホールド回路54に入力されてサンプル/ホールドされ、その出力は、可変利得増幅器55で増幅された後に、アナログ/デジタル変換器56で対応する所定ビット数のデジタル読取信号に変換され、次段回路へ出力される。
また、クランプ回路53、サンプル/ホールド回路54、可変利得増幅器55、および、アナログ/デジタル変換器56は、1つの信号処理回路57(例えば、カスタムLSI装置やASIC装置で構成される)に作り込まれている。
また、可変利得増幅器55のゲインは、画像読取制御部41から加えられるゲイン信号SGにより、制御されている。
図5は、シートスルー複数枚片面読取時のタイミングチャートを示し、図6は、動作の一例を示している。
ここで、角度制御信号は、画像読取制御部41が搬送部材揺動機構43および反射部材揺動機構44に出力する信号であり、アサート状態(図のHレベル)のとき、搬送部材揺動機構43および反射部材揺動機構44により、搬送ガイド部材LLと搬送ローラRR2、および、反射部材13は、ぞれぞれ光量検知態様となり、ネゲート状態(図のLレベル)のとき、搬送部材揺動機構43および反射部材揺動機構44により、搬送ガイド部材LLと搬送ローラRR2、および、反射部材13は、それぞれ通常の読取態様となる。
また、密着センサ揺動機構42については、待機時、シートスルー複数枚片面読取時は常に密着センサCSを光量検知態様に設定し、ランプの照明光が随時入射されるようになっている。
さて、シートスルー複数枚原稿片面読取時において、ジョブ開始時にまず、密着センサCSの読取動作を行い(イメージセンサ原稿領域副走査有効信号(図5(d)参照)がアサート状態)、ランプ12の光量をモニタし、密着センサCSの出力値L1(x)は、シェーディング基準データ演算部36によりメモリ37に格納される(ステップ101)。これがそのジョブのランプ12の初期光量(基準値)となる。
その後、第1キャリッジ15が基準白板WL直下に移動し(ステップ102)、1回目の基準白板実測値データD(x)を取得する(ステップ103;白板領域副走査有効信号(図5(b)がアサート状態)。
このステップ102とステップ103の間で搬送部材揺動機構43および反射部材揺動機構44により、反射部材13、および、搬送ガイド部材LLと搬送ローラRR2は、それぞれ通常の読取態様となる(角度制御信号がネゲート状態)。
このときに取得した基準白板実測値データは、シェーディング基準データ演算部36により、メモリ37に保存される。
次に、キャリッジがホームポジションに移動し(ステップ104)、CCDラインイメージセンサ21の読取動作を行う(ステップ105)。このとき、シェーディング基準データ演算部36は、メモリ37に保存したデータをそのまま基準データメモリ38へ保存し、これにより、1枚目の原稿データに対してのシェーディング補正は取得した基準白板データを何も補正演算はせずに従来のシェーディング補正と同じように行われる(ステップ106)。
1枚目の原稿読取が終わり、2枚目の原稿データ読取時にいくまでの紙間において(ステップ107の結果がNO)、再び、角度制御信号をアサート状態にし、搬送部材揺動機構43および反射部材揺動機構44により、搬送ガイド部材LLと搬送ローラRR2、および、反射部材13は、ぞれぞれ光量検知態様となる。
それと同時に、ジョブ開始時と同様に紙間において密着センサCS原稿領域副走査有効信号をアサート状態にし、ランプ12の光量を密着センサCSでモニタし、それにより、密着センサCSからは出力値L2(x)が出力され(ステップ108)、シェーディング基準データ演算部36に入力される。
ここで、シェーディング基準データ演算部36は、メモリ37に格納されたL1(x)との割合を求め、その補正係数を、同じくメモリ37に格納された基準白板データD(x)に掛ける。この補正された基準白板データD2(x)が基準データメモリ38に格納され(ステップ110)、したがって、シェーディング補正部35は、この補正された基準白板データD2(x)に基づいて、シェーディング補正処理を行う。
そして、3枚目以降の原稿データ読取時も同様の処理を行っていく。
また、ステップ110の補正演算は図7のように主走査各点で行う。以上のことからn枚目の主走査位置xにおける基準白板データの補正演算は、次の式1のようになる。

また、モニタしたランプ12の光量の出力値に対して、ステップ110に進む前に、画像読取制御部41は、出力値の判定を行う(ステップ109)。出力値がある閾値以下の場合は、ランプ12の光量が極端に低い、もしくは不意に消灯しているなど異常とみなして、操作表示部45を介してユーザやサービスに知らせるようにする(ステップ111)。なお、異常判定の閾値は機種、ランプ12の光量を考慮して、画像読取制御部41に設けられるレジスタ(図示略)で任意に設定する。
すべての原稿が読取終わったら(ステップ107の結果がYES)、再び角度制御信号をアサート状態にし、はじめと同じく搬送ガイド部材LLと搬送ローラRR2、および、反射部材13を光量検知態様に設定する。また、密着センサCSは両面読取時のジョブ開始とジョブ終了のみ通常の読取態様に設定し、原稿裏面を読めるようにする。
ところで、密着センサCSにおいては、可変利得増幅器55で裏面読取用のゲインを調節している。ここで、密着センサCSのセンサ部51に設けられている光源用の発光ダイオードアレイとランプ12の光量との間には差異があるため、密着センサCS内の原稿裏面読取用のゲイン値をそのままランプ12の光量のモニタに使うと、光量の精度がよくなく、状況によっては密着センサCSの出力値が飽和する可能性がある。
これについては基準白板の値をモニタすることでランプ12の光量がおおよそ判明するので、これを利用する。すなわち、シェーディング基準データ演算部36は、シェーディング基準データのピーク値を画像読取制御部41へ通知する。それにより、そのピーク値に基づいて、画像読取制御部41は、密着センサCSに出力するゲイン信号SGの値を調節することで、ランプ12の光量をモニタした際に、密着センサCSの出力値が飽和しないようにする。
また、ランプ12も経時劣化の関係で光量変動がおきるので、それに追従していくために電源ON時、省エネ復帰時、及び圧板読取時の基準白板データを取得する際は毎回、前記密着センサCSのゲインの調整を行うようにする。
具体的には図8のような基準白板データの値とそれに対応した前記密着センサCSのゲイン値(ランプ12の光量モニタ用)の変換テーブルを作成し、この変換テーブルを画像読取制御部41に持たせておく。
そして、電源オン時、省エネ復帰時、圧板読取時のタイミングで基準白板を読んだ時に、平均化された1ライン分の実測データのピーク値を、格納されている前記変換テーブルを用いて、密着センサCS内のゲイン値に変換する。
その後、シートスルー複数枚片面読取時にはそのゲイン値を密着センサCS内の可変利得増幅器55に反映する。そして、両面読取開始、終了のタイミングでセンサ内部のゲイン値の切替、および、発光ダイオードアレイの点灯、消灯を行う。
よって、操作表示部45からシートスルー複数枚両面読取命令が下された場合は、密着センサCSの角度は原稿裏面読取の角度となり、センサ内の可変利得増幅器55のゲイン値も原稿裏面読取用の値とし、センサ内の発光ダイオードアレイも常時点灯するといった従来機と同等の制御を行う。
以上説明したように、本実施例では、シートスルー複数枚片面原稿読取の際に、シェーディング動作は最初の1回のみとし、紙間のシェーディング動作を省略しつつ、安定した画像データを取得しつつ、生産性をあげることが可能となる。
ところで、上述した実施例では、モノクロ読取の場合について説明したが、本発明は、カラー読取の場合についても同様にして適用できる。その場合、カラー読取の際はRGBごとに光量の変動も違うので、RGBそれぞれで上記補正演算、ゲイン調整を行うことで色再現性の低下も補正する。当然、データ記憶手段で記憶する基準白板データ、ゲイン値はRGB3チャンネル分用意する必要がある。カラー画像読取装置でもモノクロ読取時はRGB3チャンネルのうち、Gのチャンネルのみで上記の補正演算、異常判定を行っていく。
本発明の一実施例にかかる画像読取装置1の概略構成を示した図。 通常の読取態様と光量検知態様を説明するための概略図。 本実施例にかかる画像読取装置1の信号処理系の要部の一例を示したブロック図。 密着センサの構成の一例を示したブロック図。 シートスルー複数枚片面読取時の動作を説明するためのタイミングチャート。 動作の一例を示したフローチャート。 シェーディング基準データの補正の態様の一例を説明するためのグラフ図。 基準白板読取データとゲイン値との関係の一例を示した概略図。
符号の説明
12 ランプ
13 反射部材
21 CCDラインイメージセンサ
36 シェーディング基準データ演算部
37 メモリ
38 基準データメモリ
41 画像読取制御部
42 密着センサ揺動機構
43 搬送部材揺動機構
44 反射部材揺動機構
CS 密着センサ
WL 基準白板

Claims (3)

  1. 読取原稿を副走査方向へ搬送しながら、所定の表面読取位置で縮小光学系からなる表面読取光学系の照明光を、読取原稿の表面に照射し、その反射光を前記表面読取光学系によりラインイメージセンサに導いて前記読取原稿の表面の画像をライン単位に読み取るとともに、前記表面読取位置よりも搬送方向下流側の裏面読取位置に配設された密着センサにより、前記読取原稿の裏面の画像をライン単位に読み取り、所定位置に設けられた基準白板の画像を前記表面読取光学系により前記ラインイメージセンサに導き、シェーディング補正用の基準データを生成する画像読取装置であって、
    前記縮小光学系には、前記照明光を反射して読取位置に照射する反射部材と、前記反射部材を回動して、前記反射部材の反射光を前記密着センサ方向へ導く反射部材揺動機構が設けられるとともに、
    前記密着センサには、前記反射部材の反射光を受光可能な態様に回動する密着センサ揺動機構が設けられ、
    複数の読取原稿の読取間隔では、前記反射部材揺動機構により前記反射部材の反射光を前記密着センサ方向へ導くとともに、前記密着センサ揺動機構により前記反射部材の反射光を前記密着センサで受光し、その受光レベルを検出する検出手段と、
    前記シェーディング補正用の基準データを、前記検出した受光レベルに基づいて、レベル補正する基準データ補正手段を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記密着センサのゲインは、裏面読取時と、前記検出手段による受光レベル検出時とで、切換えられることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記検出手段は、前記検出した受光レベルが所定の閾値よりも小さい場合には、エラー発生を出力することを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像読取装置。
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