JP2009163884A - 電解質・電極接合体 - Google Patents

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Abstract

【課題】アパタイト型酸化物を電解質として有する電解質・電極接合体(MEA)において、酸化物イオン伝導性を向上させる。
【解決手段】MEA10は、電解質12と、中間層18、20を介して該電解質12を挟持するように形成されたアノード側電極14及びカソード側電極16とを備える。中間層18、20は、酸化物イオン伝導について等方性を示す物質からなり、その厚みは、電解質12の端面の算術平均粗さをRaとするとき、Raの2〜250倍の範囲内であり、且つ前記電解質の厚みの1/10000〜1/50の範囲内、好適には5μm以下、より好適には5nm〜1μm、より一層好適には500nm以下(例えば、50〜200nm)に設定される。さらに、隣接する気孔29、29同士の離間距離は、5μm以下であることが好ましい。
【選択図】図3

Description

本発明は、アノード側電極及びカソード側電極の双方で電解質を挟むようにして構成される電解質・電極接合体に関する。
燃料電池や酸素センサ、酸素負荷膜装置等は、酸化物イオンを伝導可能な電解質の各端面にアノード側電極及びカソード側電極が形成された電解質・電極接合体を有する。このように構成された電解質・電極接合体において、カソード側電極で酸素が電離することに伴って生成した酸化物イオンは、電解質を経由してアノード側電極に移動する。
上記した酸化物イオンの移動は、比較的高温域で一層活発となる。従って、前記電解質・電極接合体を具備する燃料電池等を運転するためには、そのような温度まで昇温する必要がある。このため、電力が必要なときに即座に燃料電池から電力を取り出すことができない。
そこで、近年、比較的低温であっても優れた酸化物イオン伝導度を示す物質を電解質として採用することが提案されている。具体的には、スカンジウム安定化ジルコニア(ScSZ)、サマリウム固溶セリア(SDC)等の蛍石型酸化物や、ランタンガレート(LaSrGaMgO)をはじめとするペロブスカイト型酸化物等である。また、本出願人は、アパタイト型複合酸化物からなる酸化物イオン伝導体を提案している(例えば、特許文献1参照)。
本出願人の鋭意検討によれば、アパタイト型複合酸化物を電解質とした電解質・電極接合体では、電極と電解質との間の界面抵抗が比較的大きいという問題がある。そこで、本出願人は、さらに、特許文献2において、電解質と電極との間に等方伝導性を示す物質からなる中間層を介装することを提案している。
特開2002−252005号公報 特開2005−149795号公報
特許文献2に記載された電解質・電極接合体を具備する燃料電池は、従前の燃料電池に比して十分な発電特性を示すものの、電解質・電極接合体の内部抵抗が無視できない程度となり、このため、燃料電池としての発電特性を一層向上させることは容易ではない。
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、内部抵抗が小さく、このために燃料電池の発電特性を向上させ得る電解質・電極接合体を提供することを目的とする。
本発明者らは、アパタイト型酸化物からなる電解質を有し、且つ該電解質と電極との間に中間層が存在する電解質・電極接合体における内部抵抗を低減するための鋭意検討を繰り返す過程で、電解質の表面粗さに着目した。すなわち、電解質における端面の表面粗さが過度に大きい場合、電解質が該端面から離間した部位(すなわち、大気孔)が生じることがあると推察した。
アパタイト型酸化物における酸化物イオン伝導度に優れた方向(例えば、c軸方向)を電解質の厚み方向に設定すると、酸化物イオンの厚み方向に沿う方向以外の方向への移動には非常に大きな抵抗が生じるため、厚み方向に沿う方向での酸化物イオン伝導性が優位になる。そこで、本発明者らは、上記のように大気孔が生じると、その部位では酸化物イオンを授受することができなくなり、結局、酸化物イオン伝導性が低下することになるとも考え、電解質の表面粗さの観点から発電性能を向上させることに着目して本発明をするに至った。
すなわち、本発明は、アノード側電極及びカソード側電極の双方で電解質を挟むようにして構成され、且つ前記カソード側電極と前記電解質の間、又は前記アノード側電極と前記電解質との間の少なくともいずれか一方に中間層が介装された電解質・電極接合体であって、
前記電解質が、酸化物イオンが移動する面もしくは方向を有する単結晶であるか、又は、酸化物イオンが移動する面もしくは方向に配向された多結晶からなり、且つ前記面又は前記方向が厚み方向に沿うように形成されたアパタイト型酸化物であり、
前記中間層は、酸化物イオン伝導が等方性を示すとともに前記電解質に比して伝導率が低い物質からなり、
前記中間層の厚みは、前記電解質の端面の算術平均粗さをRaとするとき、Raの2〜250倍の範囲内であり、且つ前記電解質の厚みの1/10000〜1/50の範囲内であることを特徴とする。
このように、電解質の表面粗さ(算術平均高さRa)及び厚みと関連付けて中間層の厚みを設定することにより、内部抵抗が小さい電解質・電極接合体を構成することができる。
なお、カソード側電極又はアノード側電極には、中間層に臨む側の端面に気孔が存在するのが一般的である。この場合、前記カソード側電極又は前記アノード側電極において、前記気孔を挟んで互いに対向するとともに前記中間層に接合した部位を接合部位とすると、前記接合部位同士の離間距離は、5μm以下であることが好ましい。ここで、「離間距離」とは、任意の接合部位における最初に中間層に接した点と、該接合部位に隣接する接合部位における最初に中間層に接した点との間隔をいう。
離間間隔がこのように微小であると、酸化物イオンがカソード側電極から中間層に、及び/又は中間層からアノード側電極に授受される確率が高くなる。このため、内部抵抗を一層低減することができる。
本発明において、中間層の厚みは特に限定されるものではないが、IR損を低減するという観点からは5μm以下であることが好ましい。また、1μm以下としてもよく、この場合、50〜200nmであることが好ましい。このように、本発明によれば、比較的高抵抗である中間層の厚みを従来技術に比して著しく小さく設定することも可能である。
また、中間層の材質の好適な例としては、SDC、GDC、LDC等に代表される蛍石型化合物を挙げることができる。
本発明によれば、電解質の表面粗さ(算術平均高さRa)及び厚みと関連付けて中間層の厚みを設定するようにしているので、酸化物イオンがカソード側電極から中間層に、及び/又は中間層からアノード側電極に効率よく移動するようになり、その結果、酸化物イオン伝導性が向上する。しかも、この場合、中間層を設けることで酸化物イオン伝導性を一層向上させることができ、さらに、中間層の厚みを小さくすることもできるので、該中間層によるIR損を小さくすることができる。
結局、本発明によれば、内部抵抗が小さい電解質・電極接合体を構成することができ、これにより、例えば、発電特性に優れた燃料電池を構成することができる。
以下、本発明に係る電解質・電極接合体につき好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る電解質・電極接合体(以下、MEAとも表記する)10の全体概略縦断面図である。このMEA10は、電解質12の各端面にアノード側電極14及びカソード側電極16がそれぞれ形成されることによって構成されている。なお、アノード側電極14と電解質12との間、及びカソード側電極16と電解質12との間には、それぞれ、中間層18、20が介装されている。
この場合、電解質12は、アパタイト型複合酸化物からなる単結晶である。この単結晶は、例えば、チョクラルスキー法等の公知の単結晶製造方法によって作成することができる。
ここで、アパタイト型複合酸化物として、その組成がLaXSi61.5X+12(ただし、8≦X≦10。以下同じ)で表されるランタンとシリコンとの複合酸化物を例示し、その単位格子の構造につき説明する。
LaXSi61.5X+12の単位格子の構造を、視点をc軸方向として図2に示す。この単位格子21は、6個のSiO4四面体22と、2aサイトを占有するO2-24と、4fサイト又は6hサイトをそれぞれ占有するLa3+26a、26bとを含むアパタイト型構造である。なお、SiO4四面体22におけるSi4+及びO2-は図示していない。
この単位格子21は、六方晶系に属する。すなわち、図2において、単位格子21のa軸方向の辺ABとc軸方向の辺BFとが互いに交わる角度α、b軸方向の辺BCと辺BFとが互いに交わる角度β、辺ABと辺BCとが交わる角度γは、それぞれ、90°、90°、120゜である。そして、辺ABと辺BCとは互いに長さが等しく、且つこれら辺AB、BCの長さは辺BFと異なる。
このようなアパタイト型構造であるLaXSi61.5X+12が酸化物イオン導電体となる理由は、2aサイトを占有するO2-24がSiO4四面体22又はLa3+26aとの結合に関与していないためであると考えられる。O2-24に作用する力は強力ではなく、従って、O2-24は2aサイトに束縛されることなくc軸方向に沿って比較的自由に移動することができるからである。
すなわち、電解質12を構成する各結晶内では、酸化物イオンは、c軸方向に沿って移動する。このため、酸化物イオン伝導度は、c軸に沿う方向で大きくなり、a軸やb軸に沿う方向では小さくなる。換言すれば、酸化物イオン伝導に異方性が生じる。
本実施の形態においては、図1に矢印Cとして示すように、c軸方向が電解質12の厚み方向とされている。すなわち、アノード側電極14及びカソード側電極16は、電解質12において酸化物イオン伝導度が最も高くなる方向に対して垂直に配設されており、従って、酸化物イオンは、カソード側電極16からアノード側電極14へ速やかに移動することができる。
電解質12において、中間層18、20を臨む端面の表面粗さは、特に限定されるものではないが、JIS B 0601(2001年)に規定される算術平均高さRaで表すとき、一般的には、2nm〜5μmの範囲内である。
このように構成された電解質12の厚みは800μm以下、好適には50μm〜300μmの間に設定される。また、電解質12を支持基板によって保持する支持基板型電解質・電極接合体を採用する場合、電解質12の厚みを著しく小さく設定することも可能である。このため、酸化物イオンが電解質12を介してアノード側電極14側に移動し易くなり、また、該電解質12のIR損も低減する。なお、支持基板型電解質・電極接合体の場合には、電解質12の一層好適な厚みは50nm〜10μmである。この場合であっても、電解質12の強度が確保される。
さらに、電解質12は、直流4端子法による500℃における伝導度が0.01S/cmを示すものであることが好ましく、300℃における0.001S/cmを示すものであることがより好ましい。なお、700℃における伝導度としては0.1S/cmを示すものであることが好ましく、0.3S/cmを示すものであることがより好ましい。勿論、以上の伝導度は、c軸方向、すなわち、電解質12の厚み方向(図1中の矢印C)でのものである。
電解質12が、伝導度がこのように大きいものであると、例えば、MEA10を組み込んだ燃料電池は、比較的低温であっても、発電特性に優れたものとなる。従って、該燃料電池を運転温度まで上昇させる時間が著しく短縮される。
アノード側電極14は、この場合、金属であるPtと、酸化物セラミックスであるSm固溶CeO2(SDC)との複合材(以下、Pt−SDCとも表記する)からなり、Pt粒子とSDC粒子を含むペーストに対して焼成処理が施されることによって形成される。このアノード側電極14を走査型電子顕微鏡(SEM)等で観察した場合、Pt粒子及びSDC粒子が互いに結合する一方、粒子同士の間に気孔が存在することが確認される。
なお、アノード側電極14に含まれるPtは、いうまでもなく電子を伝導することが可能であり、一方、SDCは酸化物イオン伝導体である。すなわち、アノード側電極14は、電子伝導体と酸化物イオン伝導体とを含有し、このために電子伝導性と酸化物イオン伝導性とを同時に示す混合伝導体である。
この場合、PtとSDCの割合は、SDCが75vol%以下となるように設定される。SDCが75vol%を超えると、アノード側電極14の電子伝導性が十分でなくなる。
アノード側電極14の厚みは、スパッタ、CVD(Chemical Vapor Deposition)法、ALD(Atomic Layer Deposition)法、PLD(Pulsed Laser Deposition)法等の気相法で作製した場合には50nm〜1μm程度に設定される。この場合、気孔率はおよそ30vol%程度となる。なお、アノード側電極14はペーストを焼成処理することによっても作製することができ、この場合、厚みは数十〜数百μm程度となる。
一方、カソード側電極16は、アノード側電極14と同様の材質で構成されたものであってもよいが、LaXSr1-XCoYFe1-YOα、BaXSr1-XCoYFe1-YOα、SmXSr1-XCoOα(以上において、0≦X≦1、0≦Y≦1)等の酸化物セラミックスから構成されたものが一層好適である。又は、これらの酸化物セラミックスと上記したような金属とのサーメットからなるものであってもよい。
中間層18、20は、好適には蛍石型酸化物からなり、その具体例としては、SDC、Y23固溶CeO2(YDC)、Gd23固溶CeO2(GDC)、La23固溶CeO2(LDC)が挙げられる。これらの酸化物は、酸化物イオン伝導について等方性を示す。従って、中間層18、20においては、厚み方向(図1におけるC方向)及び横方向(図1におけるX方向)の双方で酸化物イオン伝導度が略同等である。また、中間層18、20における酸化物イオン伝導度は、電解質12の厚み方向に比して小さい。
後述するように、これら中間層18、20が存在することにより、カソード側電極16から電解質12へ移動する酸化物イオンの個数、及び電解質12からアノード側電極14へ移動する酸化物イオンの個数を増加させることができ、結局、酸化物イオン伝導性を向上させることができる。
なお、SDC、YDC、GDC、LDC等は、酸化物イオン伝導と電子伝導の双方が生じる混合伝導体である。このような混合伝導体は、上記したようにカソード側電極16からアノード側電極14への速やかな酸化物イオン伝導に寄与する他、カソード側電極16における酸素の電離反応と、アノード側電極14における酸化物イオンと水素との結合に伴う水と電子との生成反応を促進する。すなわち、電極反応が促進され、燃料電池の発電性能を一層向上させる。
ここで、アノード側電極14と中間層18との界面近傍を模式的に図3に示す。図3中の参照符号28は、アノード側電極14を構成する粒子である。
この図3に示されるように、アノード側電極14における中間層18に臨む側の端面には、複数個の気孔29が存在する。換言すれば、アノード側電極14は、微視的には、粒子28が点接合ないし面接合することによって中間層18に接合している。
本実施の形態において、気孔29を挟んで互いに対向する接合部位同士の離間距離は、図3に示すように、5μm以下である。ここで、「離間距離」とは、粒子28が最初に中間層18に接した点同士の間隔をいう。
すなわち、本実施の形態では、アノード側電極14を構成する粒子28が密に中間層18に接している。このため、アノード側電極14が、電解質12から中間層18を介して移動してきた電子を広範囲にわたって受領することができる。換言すれば、本実施の形態に係るMEA10は、アノード側電極14と中間層18の間の界面抵抗が極めて小さい。
中間層18を介装せずにアノード側電極14と電解質12とを直接積層した場合、両者間の界面抵抗が比較的大きいため、電解質12からアノード側電極14への酸化物イオン伝導が容易でなくなる。この理由は、前記特許文献2に記載されているように、電解質12が酸化物イオン伝導に異方性を示すものである場合、C軸に対応する位置が気孔29であると、該C軸に沿って伝導してきた酸化物イオンをアノード側電極14が受領することができないためであると推察される。一方、中間層18が存在する場合、該中間層18が酸化物イオン伝導に等方性を示すので、酸化物イオンが中間層18内をランダムに移動するようになる。従って、酸化物イオンがアノード側電極14を構成する粒子28に到達する確率が高くなり、結局、アノード側電極14が酸化物イオンを受領することが容易となって界面抵抗が大幅に低減する。
界面抵抗を低減するためには、通常、中間層18の厚みを大きくする必要があるが、本実施の形態においては、上記したように、アノード側電極14を構成する粒子28を密に中間層18に接触させ、これにより酸化物イオンがアノード側電極14を構成する粒子28に到達する確率を向上させることで、アノード側電極14と中間層18との界面抵抗を低減させている。このため、中間層18の厚みを小さくすることが可能となる。
勿論、カソード側電極16と中間層20においても同様である。
中間層18、20の厚みは、電解質12の算術平均高さRaの2〜250倍の範囲内とする。Raの2倍よりも小さいと、中間層18、20でアノード側電極14、カソード側電極16の各々を覆うことが容易でなくなる上、アノード側電極14、カソード側電極16と中間層18、20との接触間隔が大きくなるので、界面抵抗を低減する効果に乏しい。また、Raの250倍を超えると、中間層18、20の厚みが大きいので抵抗が大きくなってしまう。
上記したように、電解質12の一般的な算術平均高さRaは2nm〜5μmであり、この場合、中間層18、20の好適な厚みは5μm以下の概ね50nm〜1μmである。中間層18、20は電解質12に比して抵抗率が大きいものの、厚みを電解質12の表面粗さ(算術平均高さRa)と関連して規定することにより、抵抗を小さくすることができる。換言すれば、IR損が小さくなる。
中間層18、20の厚みは、500nm以下であることがより好ましく、50〜200nmの範囲内であることがさらに好ましい。中間層18、20の厚みをこのように極めて小さくすることによって、IR損を一層低減することが可能となる。
MEA10全体の厚みは、強度が確保される程度であればよく、具体的には、最大で1mmで十分である。1mmを超える厚みであると、MEA10としては体積が大きいものとなり、体積当たりのエネルギ効率が低下することになる。
MEA10の厚みは小さいほど好ましいが、十分な強度を確保するためには、100μm以上とすることが好ましく、200μm以上とすることがより好ましい。また、強度を確保する一方で高い酸化物イオン伝導性を得るべく、MEA10の厚みを200〜600μmとすることが最も好ましい。
燃料電池の単位セルを構成する場合、図4に示すように、上記のように構成されたMEA10が1対のセパレータ30a、30bの間に介装される。また、該セパレータ30a、30bの外側には集電用電極32a、32bがそれぞれ配置され、さらに該集電用電極32a、32bの外側にはエンドプレート34a、34bがそれぞれ配置される。これらエンドプレート34a、34b同士が図示しないボルトで互いに連結されてMEA10、セパレータ30a、30b及び集電用電極32a、32bがエンドプレート34a、34bで挟持され、これにより単位セル36が構成されている。なお、セパレータ30a、30bには、燃料ガス又は酸素含有ガスをアノード側電極14又はカソード側電極16に供給するためのガス流路38a、38bがそれぞれ形成されている。
この単位セル36は、300〜700℃程度の低温〜中温度域、好ましくは500℃に昇温された後に運転される。すなわち、セパレータ30bに設けられたガス流路38bに酸素を含有する酸素含有ガスを流通させ、その一方で、セパレータ30aに設けられたガス流路38aに水素を含有する燃料ガスを流通させる。
酸素含有ガス中の酸素は、カソード側電極16において電子と結合し、酸化物イオン(O2-)を生成する。生成した酸化物イオンは、カソード側電極16から電解質12側へ移動する。
ここで、中間層18、20を設けたMEA10を模式的に図5に示す。この図5に示すように、酸化物イオンは、カソード側電極16から中間層20に移動し、該中間層20の内部をランダムに移動して、電解質12が該中間層20と接触する部位に向かう。上記したように、中間層20は、SDCやYDC、GDC、LDC等、酸化物イオン伝導が等方性を示す物質からなるからである。このため、中間層20中を直進移動した酸化物イオンのみならず、斜行移動した酸化物イオンが電解質12に入り込む。すなわち、電解質12に入り込む酸化物イオンの個数が著しく増加する。
酸化物イオンは、次に、電解質12内をアノード側電極14側に向かって移動する。ここで、電解質12は、その厚み方向(矢印C方向)、すなわち、酸化物イオンが最も容易に移動し得る方向がアノード側電極14に向かっている。このため、酸化物イオンの速やかな移動が起こる。
このように、酸化物イオン伝導に異方性を示す物質(例えば、アパタイト型複合酸化物)を電解質12として用い、且つ酸化物イオンが伝導する面又は方向を厚み方向とすることによって、酸化物イオン伝導性を大きくすることができる。この電解質12では、比較的低温であっても酸化物イオンが移動し易いので、単位セル36は、比較的低温で十分な発電特性を示す。
酸化物イオンは、さらに、電解質12から中間層18を経てアノード側電極14に移動する。この際にも、中間層18がSDCやYDC、GDC、LDC等の酸化物イオン伝導が等方性を示す物質からなるので、酸化物イオンは、中間層18の内部をランダムに移動して、中間層18がアノード側電極14、すなわち、Pt粒子ないしはSDC粒子が接触する部位に向かう。勿論、中間層18中を直進移動した酸化物イオン及び斜行移動した酸化物イオンの双方がアノード側電極14に受領されるので、該アノード側電極14に移動する酸化物イオンの個数が著しく増加する。
以上のように、カソード側電極16と電解質12の間、電解質12とアノード側電極14との間に中間層20、18が介装されることにより、カソード側電極16から電解質12、該電解質12からアノード側電極14へ移動できる各酸化物イオンの個数が多くなり、その結果、酸化物イオン伝導性が向上する。
しかも、この場合、アノード側電極14を構成する粒子28が中間層18に対して密に接している。このため、中間層18まで移動した酸化物イオンがアノード側電極14の気孔29に到達する確率は低く、粒子28に到達する確率の方が高い。従って、アノード側電極14と中間層18との間の界面抵抗が著しく低減される。
以上のように、本実施の形態によれば、両電極14、16と中間層18、20との間の界面抵抗が小さくなるので、過電圧が小さくなる。結局、酸化物イオン伝導性に優れたMEA10が得られるので、優れた発電性能を示す単位セル36(燃料電池)を構成することができる。
酸化物イオンは、最終的にアノード側電極14に到達し、該アノード側電極14に供給された燃料ガス中の水素と結合する。その結果、水及び電子が放出される。放出された電子は、集電用電極32a、32bに電気的に接続された外部回路に取り出され、該外部回路を付勢するための直流の電気エネルギとして利用された後、カソード側電極16へと至り、該カソード側電極16に供給された酸素と結合する。
以上の反応機構において、中間層18、20が混合伝導体であるSDC、YDC、GDC等からなるので、カソード側電極16における電離反応と、アノード側電極14における水生成反応とが促進される。このため、単位セル36は、一層優れた発電性能を示す。
MEA10は、以下のようにして作製することができる。先ず、電解質12となるLaXSi61.5X+12等のアパタイト型酸化物の単結晶を、結晶成長方向をc軸方向に配向させて成長させることによって得る。このように配向させるには、例えば、特開平11−130595号公報に記載された方法を採用すればよい。
次に、得られた単結晶のc軸方向に対して垂直に交わる両端面に、鏡面研磨処理、微細研磨処理、砥石研磨処理等の各種研磨処理を施し、該端面の算術平均高さRaを所定の値とする。
次に、研磨処理を施した各端面上に中間層18、20を積層する。本実施の形態においては、中間層18、20の厚みを最大で5μmとするため、好適には気相法によって中間層18、20を形成する。すなわち、例えば、SDCターゲット、YDCターゲット、GDCターゲット又はLDCターゲット等を用いたスパッタリングを行う。
ターゲットから発生した微細な活性体は、前記単結晶の一端面に微粒子として付着する。他端面にも微粒子を付着させた後、微粒子に対して単結晶ごと熱処理を施せば、微粒子同士が結合して中間層18、20が形成される。
次に、中間層20に対してペースト状のペロブスカイト型化合物(例えば、LaSrGaMgO、LaSrMnO、SmSrCoO等)、蛍石型化合物(例えば、YDC、SDC、GDC、ランタン固溶セリア=LDC等)、又はアパタイト型化合物(例えば、LaXSi61.5X+12、LaXGe61.5X+12等)をスクリーン印刷法等によって塗付する。このペーストを焼き付ければ、カソード側電極16が形成される。
次に、中間層18に対し、Pt粒子及びSDC粒子からなる複合材を堆積させる。この堆積に際しては、例えば、Ptターゲット及びSDCターゲットを用いたスパッタリングを行えばよい。この場合、これらPtターゲット及びSDCターゲットに対するスパッタリングは同時に行う。
各ターゲットから発生した微細な活性体もまた、中間層18に微粒子として付着する。この微粒子に対して熱処理を施すことにより該微粒子が粒成長して粒子28が生成するとともに、該粒子28が中間層18に密に接したアノード側電極14が形成される。
スパッタリング条件を調節すれば、粒成長した粒子28の粒径を10nm以下とすることもでき、これにより気孔29、29同士の離間距離を5μm以下とすることもできる。アノード側電極14を構成する粒子28をこのように微細なものとした場合、中間層18まで移動した酸化物イオンが粒子28に到達する確率が一層向上する。
なお、SDCの割合を75vol%以下とするためには、例えば、スパッタリングを行う際、SDCターゲットに対する電圧をPtターゲットに比して小さくすればよい。
以上のようにして、Pt−SDCからなるアノード側電極14、c軸方向を厚み方向とするLaXSi61.5X+12等の単結晶からなる電解質12、ペロブスカイト型化合物(例えば、LaSrGaMgO、LaSrMnO、SmSrCoO等)、蛍石型化合物(例えば、YDC、SDC、GDC、LDC等)、又はアパタイト型化合物(例えば、LaXSi61.5X+12、LaXGe61.5X+12等)からなるカソード側電極16を有し、アノード側電極14と電解質12との間、電解質12とカソード側電極16との間にSDC、YDC、GDC又はLDC等からなる中間層18、20が介装されたMEA10(図1参照)が得られるに至る。
このMEA10から単位セル36を構成するには、さらに、アノード側電極14及びカソード側電極16の各一端面にセパレータ30a、30b、集電用電極32a、32b及びエンドプレート34a、34bを配置すればよい。
なお、上記した実施の形態においては、アノード側電極14の材質をPt−SDCとしているが、Ptに代替してNi、Pt/Co、Ni/Co、Pt/Rd等、周期律表の8族に属する金属元素の1種以上を採用するようにしてもよい。また、アノード側電極14は、上記したような金属のみからなるものであってもよい。勿論、このような場合においても、金属粒子の粒径は10nm如何に設定される。
そして、電解質・電極接合体は、電解質12を支持基板によって保持する支持基板型電解質・電極接合体であってもよい。この場合、電解質12の厚みを50μm以下に設定することが可能となる。電解質・電極接合体の発電性能と強度との関係から、電解質12の厚みは50nm〜10μmの範囲にすることが好ましい。
また、電解質12は、LaXSi61.5X+12からなるものに特に限定されるものではなく、酸化物イオン伝導が異方性を示す物質であれば、その他のアパタイト型酸化物(例えば、LaXGe61.5X+12)であってもよいし、層状化合物でもある一連のBIMEVOX化合物であってもよい。
さらに、電解質12は、単結晶からなるものに特に限定されるものではなく、各粉末の結晶をc軸方向に配向させた焼結体からなるものであってもよい。このような焼結体は、例えば、アパタイト化合物の粉末を溶媒に添加してスラリーとした後、10T(テスラ)程度の強磁場の存在下で該スラリーを固化させた成形体とし、さらに、該成形体を焼結することによって得ることができる。
同様に、中間層18、20は、SDC、YDC又はGDCからなるものに特に限定されるものではなく、酸化物イオン伝導が等方性を示す物質であれば、その他の蛍石型酸化物であってもよいし、ペロブスカイト型酸化物であってもよい。
さらにまた、上記した実施の形態では、アノード側電極14と電解質12との間、カソード側電極16と電解質12との間の双方に中間層18、20を介装するようにしているが、カソード側電極16と電解質12との間の中間層20のみを設けるようにしてもよいし、アノード側電極14と電解質12との間の中間層18のみを設けるようにしてもよい。
c軸方向に配向したLa9.33Si626(アパタイト化合物)の単結晶を、チョクラルスキー法によって作製した。この単結晶の底面に対して鏡面研磨加工を施し、c軸方向に沿う方向(厚み方向)の寸法が300μm、底面の直径が17mm、該底面の算術平均高さRaが2nmであるディスク形状体とした。次に、スパッタリングを行うことによって、厚み200nmのSDC(Sm0.8Ce0.22)層をディスク形状体の両端面に形成し、その後、大気中にて1200℃で2時間保持することで熱処理を施した。
次に、一方のSDC層の端面にLa0.5Sr0.5Co0.8Fe0.23のペーストを直径が8mmとなるようにスクリーン印刷によって塗布した後、大気中にて1100℃で1時間保持することで熱処理を施し、La0.5Sr0.5Co0.8Fe0.23層を形成した。
次に、Ptターゲット及びSDC(Sm0.8Ce0.22)ターゲットに対して同時にスパッタリングを行うことにより、厚み200nmのPt−SDC層を残余のSDC層の端面に形成した。さらに、500℃で2時間保持することによって熱処理を施した。このPt−SDC層にはPtが75vol%含まれていた。
以上により、La9.33Si626を電解質、Pt−SDC層をアノード側電極、La0.5Sr0.5Co0.8Fe0.23層をカソード側電極とし、且つ電解質とアノード側電極との間、電解質とカソード側電極との間にSDC層からなる中間層がそれぞれ介装されたMEAを得た。走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて観察したところ、アノード側電極を構成する粒子間の接合部位同士の平均間隔は20nmであった。また、カソード側電極を構成する粒子間の接合部位同士の平均間隔は、500nmであった。これを実施例1とする。
また、中間層の材質、厚み、アノード側電極又はカソード側電極の材質、厚み等を図6に示すように変更したことを除いては実施例1に準拠してMEAを作製した。各々を実施例2〜9とする。なお、図6においては、例えば、Ptを75vol%含むPt−SDC層を「75%Pt−SDC」と表記している。
さらに、鏡面研磨加工に代替して微細研磨を行い、電解質の算術平均高さRaを400nmとするとともに電解質の厚みを500μmとし、且つ図6に示すアノード側電極、カソード側電極及び2つの中間層を有するMEAを得た。これを実施例10とする。この実施例10では、アノード側電極又はカソード側電極を構成する粒子間の接合部位同士の平均間隔は、それぞれ5μmであった。
さらにまた、#600の砥粒研磨加工を行い、電解質の算術平均高さRaを2μmとするとともに電解質の厚みを500μmとし、且つ図6に示すアノード側電極、カソード側電極及び2つの中間層を有するMEAを得た。これを実施例11とする。この実施例11においては、アノード側電極又はカソード側電極を構成する粒子間の接合部位同士の平均間隔は、それぞれ、5μm、500nmであった。
比較のため、電解質の算術平均高さRaを400nmとするとともに中間層の厚みを100nmとしたMEAを作製した。すなわち、このMEAでは、中間層の厚みを電解質の算術平均高さRaよりも小さくした。これを比較例1とする。
また、中間層を具備しないMEAを作製した。これを比較例2とする。
以上の実施例1〜11及び比較例1、2の各MEAを用いて燃料電池の単位セルを構成し、アノード側電極にH2を流量15cc/分で供給するとともに、カソード側電極に圧縮エアを流量100cc/分で供給して発電させた。500℃での出力電力を図6に併せて示す。
500℃での出力電圧同士をそれぞれ対比し、実施例1〜11の単位セルの方が比較例1、2の単位セルに比して発電性能が格段に優れていることが明らかである。この理由は、中間層の厚みを電解質の算術平均粗さをRaの2〜250倍の範囲内とし、且つ電解質の厚みの1/10000〜1/50の範囲内としたことによって、界面抵抗及び中間層によるIR損が低減したためであると考えられる。
本実施の形態に係る電解質・電極接合体の全体概略縦断面図である。 LaXSi61.5X+12の単位格子のc軸方向からの構造図である。 図1の電解質・電極接合体におけるアノード側電極と中間層との界面近傍を拡大して模式的に示した模式構造説明図である。 図1の電解質・電極接合体を具備する燃料電池の単位セルの概略縦断面図である。 図1の電解質・電極接合体を模式的に示した模式構造説明図である。 実施例1〜11及び比較例1、2の各単位セルにおけるアノード側電極、中間層の厚みや材質と、出力電圧とを示す図表である。
符号の説明
10…電解質・電極接合体(MEA) 12…電解質
14…アノード側電極 16…カソード側電極
18、20…中間層 21…単位格子
28…粒子 29…気孔
30a、30b…セパレータ 36…単位セル
38a、38b…ガス流路

Claims (4)

  1. アノード側電極及びカソード側電極の双方で電解質を挟むようにして構成され、且つ前記カソード側電極と前記電解質の間、又は前記アノード側電極と前記電解質との間の少なくともいずれか一方に中間層が介装された電解質・電極接合体であって、
    前記電解質が、酸化物イオンが移動する面もしくは方向を有する単結晶であるか、又は、酸化物イオンが移動する面もしくは方向に配向された多結晶からなり、且つ前記面又は前記方向が厚み方向に沿うように形成されたアパタイト型酸化物であり、
    前記中間層は、酸化物イオン伝導が等方性を示すとともに前記電解質に比して伝導率が低い物質からなり、
    前記中間層の厚みは、前記電解質の端面の算術平均粗さをRaとするとき、Raの2〜250倍の範囲内であり、且つ前記電解質の厚みの1/10000〜1/50の範囲内であることを特徴とする電解質・電極接合体。
  2. 請求項1記載の電解質・電極接合体において、前記カソード側電極又は前記アノード側電極の前記中間層に臨む側の端面に気孔が存在し、前記カソード側電極又は前記アノード側電極は、前記気孔を挟んで互いに対向するとともに前記中間層に接合した接合部位を有し、
    且つ前記接合部位同士の離間距離が5μm以下であることを特徴とする電解質・電極接合体。
  3. 請求項1又は2記載の電解質・電極接合体において、前記中間層の厚みが5μm以下であることを特徴とする電解質・電極接合体。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電解質・電極接合体において、前記中間層が蛍石型化合物からなることを特徴とする電解質・電極接合体。
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