JP2009161979A - 施工方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】施工が非常に安全で、工期を大幅に短縮可能な外断熱パネルを用いた施工方法を提供すること。
【解決手段】柱20及び梁21に囲まれてなる開口面2に嵌まり込む面用断熱板10と、面用断熱板10の裏面側周端部に沿って固定された枠体13と、面用断熱板10の側端部に展開可能な柱用断熱板11と、面用断熱板10の表面に着脱可能な梁用断熱板12とを備えた外断熱パネル1を準備し、柱20及び梁21を施工して、開口面2を有する未完建物を構築し、柱用断熱板11を面用断熱板10に閉じて、梁用断熱板12を面用断熱板10に貼り付けた状態で、外断熱パネル1を未完建物の屋内に搬入し、外断熱パネル1を屋内側から建てて、その状態で、面用断熱板10を屋外側にして開口面2に嵌め込み、柱用断熱板11を面用断熱板10の側端部から展開して隣接する柱20に取り付け、梁用断熱板12を面用断熱板10の表面から取り外して隣接する梁21に取り付ける。
【選択図】図4
【解決手段】柱20及び梁21に囲まれてなる開口面2に嵌まり込む面用断熱板10と、面用断熱板10の裏面側周端部に沿って固定された枠体13と、面用断熱板10の側端部に展開可能な柱用断熱板11と、面用断熱板10の表面に着脱可能な梁用断熱板12とを備えた外断熱パネル1を準備し、柱20及び梁21を施工して、開口面2を有する未完建物を構築し、柱用断熱板11を面用断熱板10に閉じて、梁用断熱板12を面用断熱板10に貼り付けた状態で、外断熱パネル1を未完建物の屋内に搬入し、外断熱パネル1を屋内側から建てて、その状態で、面用断熱板10を屋外側にして開口面2に嵌め込み、柱用断熱板11を面用断熱板10の側端部から展開して隣接する柱20に取り付け、梁用断熱板12を面用断熱板10の表面から取り外して隣接する梁21に取り付ける。
【選択図】図4
Description
本発明は、外断熱パネルを用いて木造建物を施工する方法に関する。
周知の通り、木造建物を施工する方法として、建物の強度の一部を壁(パネル)で負担する枠組壁工法(ツーバイフォー工法)がある。この工法は、柱と梁の間に形成される開口面に構造用面材を固定するものであるから、面剛性が高まり強度に優れる利点がある。さらに、断熱性を向上させるために、構造用面材に断熱板を貼り付ける断熱パネルがある。この断熱パネルは、構造用面材の裏面側に断熱板を貼るタイプ(内断熱パネル)と、表面側に断熱板を貼るタイプ(外断熱パネル)とがある。外断熱パネルを用いると、柱や梁も含めて覆うようになっているので、断熱性が高いというメリットがある。
従来の外断熱パネルは、柱と梁の間に形成される開口面よりも大きな断熱板を、構造用面材の表面側に貼り付けただけのものである(例えば特許文献1および特許文献2参照)。これにより、断熱板が柱および梁を覆うようになっている。
しかし、この外断熱パネルは、開口面よりも大きな断熱板が取り付けられているので、屋内側から開口面に嵌め込むことはできず、屋外側から嵌め込んで取り付ける作業を行っている。この外断熱パネルは重量物であるため、特に二階部分等の高所の開口面に対して、屋外から嵌め込む作業は非常に危険が伴う。さらに、多数の作業者を要するので、施工性に劣るという問題がある。
特開平6−264533号公報
特開2004−204460号公報
そこで、本発明が解決しようとする課題は、施工が非常に安全で、工期を大幅に短縮可能な外断熱パネルを用いた木造建物の施工方法を提供することである。
本発明に係る施工方法は、
柱及び梁に囲まれてなる開口面に嵌まり込む面用断熱板と、面用断熱板の裏面側周端部に沿って固定された枠体と、面用断熱板の側端部に展開可能な柱用断熱板と、面用断熱板の表面に着脱可能な梁用断熱板とを備えた外断熱パネルを準備し、
柱及び梁を施工して、開口面を有する未完建物を構築し、
柱用断熱板を面用断熱板に閉じて、梁用断熱板を面用断熱板に貼り付けた状態で、外断熱パネルを未完建物の屋内に搬入し、
外断熱パネルを屋内側から建てて、その状態で、面用断熱板を屋外側にして開口面に嵌め込み、
柱用断熱板を面用断熱板の側端部から展開して隣接する柱に取り付け、
梁用断熱板を面用断熱板の表面から取り外して隣接する梁に取り付ける。
柱及び梁に囲まれてなる開口面に嵌まり込む面用断熱板と、面用断熱板の裏面側周端部に沿って固定された枠体と、面用断熱板の側端部に展開可能な柱用断熱板と、面用断熱板の表面に着脱可能な梁用断熱板とを備えた外断熱パネルを準備し、
柱及び梁を施工して、開口面を有する未完建物を構築し、
柱用断熱板を面用断熱板に閉じて、梁用断熱板を面用断熱板に貼り付けた状態で、外断熱パネルを未完建物の屋内に搬入し、
外断熱パネルを屋内側から建てて、その状態で、面用断熱板を屋外側にして開口面に嵌め込み、
柱用断熱板を面用断熱板の側端部から展開して隣接する柱に取り付け、
梁用断熱板を面用断熱板の表面から取り外して隣接する梁に取り付ける。
好ましくは、柱用断熱板は、面用断熱板の一側端部に沿って延設され、気密テープで面用断熱板と連結されてなる。
好ましくは、外断熱パネルは、開口面と同一面形状の構造用面材を備えている。
本発明は、上記の通り、外断熱パネルを屋内側から建てて、開口面に嵌め込み固定することができるので、二階部分等高所の開口面に嵌め込む場合であっても、屋外での建てこみ作業がないので、極めて安全かつ少数の作業者で行うことができる。さらに、この開口面に固定された外断熱パネルから、柱用断熱板を隣接する柱に、梁用断熱板を隣接する梁に、簡単に取り付けることができるので、取付け箇所を間違えることがなく、非常に施工性に富んだ施工方法となっている。これにより、高い安全性を確保できると共に、工期を大幅に短縮できる。
以下、図面に基づいて、本発明に係る施工方法について説明する。
図1は、外断熱パネルを示す斜視図で、(a)は表面側、(b)は裏面側を表す。図2は、外断熱パネルを開口面に取付ける様子を屋内側から観た斜視図である。図3は、外断熱パネルを取付けた未完建物を屋外側から観た斜視図である。図4は、外断熱パネルを開口面に取付けた状態を示し、(a)は屋外側から観た正面図、(b)は(a)のI−I線断面図である。図5は、複数の外断熱パネルを積み重ねた状態を示す図である。
図1の通り、外断熱パネル1を予め工場等で作製して準備する。図2の通り、柱20および梁21に囲まれてなる開口面2に対して、この外断熱パネル1が、嵌め込み固定されるようになっている。従って、複数の外断熱パネル1が、設計図面等に基づいて、それぞれ各開口面2に嵌め込み可能なように予め作製される。
外断熱パネル1は、面用断熱板10を備える。面用断熱板10は、開口面2と同一面形状で構成されている。
外断熱パネル1は、面用断熱板10の表面10cに柱用断熱板11を備える(図1(a))。柱用断熱板11は、面用断熱板10の一側端部10a側に沿って設けられている。柱用断熱板11は、面用断熱板10に対して展開可能(開閉可能)に構成されている。後述するが、柱用断熱板11は、気密テープ等の連結手段で面用断熱板10と連結されている(図4)。図1(a)は、柱用断熱板11が閉じた状態である。
外断熱パネル1は、面用断熱板10の表面10cに梁用断熱板12を備える(図1(a))。梁用断熱板12は、面用断熱板10の他側端部10b側に設けられている。面用断熱板10は、テープ等の連結手段で、面用断熱板10と着脱可能に貼り付けられている(図4)。
外断熱パネル1は、面用断熱板10の裏面に構造用面材14を備える。構造用面材14は、外断熱パネル1と同一面形状で構成されている。なお、外断熱パネル1を嵌め込む開口面2の箇所に応じて、構造上不要な場合は、構造用面材14を省略する。
外断熱パネル1は、枠体13を備える(図1(b))。枠体13は、面用断熱板10の裏面側周端部に沿って固定されている。従って、枠体13は、開口面2に嵌まり込むようになっている。構造用面材14がある場合は、構造用面材14を介して固定される。
図2の通り、梁20および柱21が施工された未完建物の屋内22に、外断熱パネル1を搬入する。そして、外断熱パネル1を屋内22で建てる。その状態で、外断熱パネル1を裏面側(枠体13側)が屋内22側になるように、開口面2に嵌め込む。そして、枠体13を柱20および梁21に釘等の連結手段を介して連結して(図4(b))、外断熱パネル1を開口面2に固定する。
図3の通り、外断熱パネル1は、表面側(面用断熱板10側)が屋外23側になって固定される。そして、外断熱パネル1は、柱20および梁21の屋外側面20a,21aに対して、面用断熱板10のみが張り出すようになっている。
図4(a)の通り、面用断熱板10の寸法構成は、開口面2の縦寸法H1および横寸法W0と同一である。柱用断熱板11の寸法構成は、開口面2の縦寸法H1、柱11の横寸法W1と同一である。梁用断熱板12の寸法構成は、梁21の縦寸法H2、開口面2の横寸法W0と柱20の横寸法W1とを合せた横寸法W2と同一である。図4(b)の通り、面用断熱板10、柱用断熱板11および梁用断熱板12は、それぞれ同一厚tである。
図4の通り、外断熱パネル1を開口面2に嵌め込み固定した状態で、柱用断熱板11を面用断熱板10から展開して、横側に隣接する柱20に連結固定する。さらに、梁用断熱板12を面用断熱板10から取り外して、上側に隣接する梁21に連結固定する。梁用断熱板12は、面用断熱板10等の上端部に沿って固定される。柱用断熱板11および梁用断熱板12は、釘や接着剤等の連結手段を介して柱20および梁21に固定される。
図4(b)の通り、面用断熱板10は、柱20の屋外側面20aから張り出しているので、柱用断熱板11を開くことにより、簡単に柱20に固定できる。さらに、気密テープ15によって気密性が確保される。そして、梁用断熱板12を梁21に固定した後、気密テープ等によって面用断熱板10等との隙間を塞いで、気密性を確保する。これにより、柱20および梁21をも断熱板で覆う外断熱を可能とする。
このように、屋外23側での施工は、柱用断熱板11および梁用断熱板12を開いたり固定する簡単な作業だけなので、作業者の安全性に富むと共に、一人でも作業できるので工期を大幅に短縮できる。さらに、所定の開口面2に対して、所定の外断熱パネル1を嵌め込むようになっており、隣接して必要な柱用断熱板11および梁用断熱板12が、面用断熱板10に両面テープ等で一体に連結されているので、作業者は、間違えることなくこれら11,12を所定の箇所に移動、固定することができるから、施工性に優れ、施工ミスを防止できる。
なお、柱用断熱板11は、必要に応じて、面用断熱板10の両側端部10a,10bに設けてもよく、側端部10a,10bの全長に限らず一部分でもよい。
さらに、図5の通り、外断熱パネル1は、搬入状態において、同一厚tの柱用断熱板11および梁用断熱板12が、面用断熱板10の一側端部10a側と他側端部10b側に連結されているので、複数の外断熱パネル1を傾くことなく積み重ねることができる。これにより、効率的な搬入、仮置き作業を可能とする。
1 外断熱パネル
10 面用断熱板
11 柱用断熱板
12 梁用断熱板
13 枠体
14 構造用面材
2 開口面
20 柱
21 梁
22 屋内
23 屋外
10 面用断熱板
11 柱用断熱板
12 梁用断熱板
13 枠体
14 構造用面材
2 開口面
20 柱
21 梁
22 屋内
23 屋外
Claims (3)
- 柱(20)及び梁(21)に囲まれてなる開口面(2)に嵌まり込む面用断熱板(10)と、前記面用断熱板の裏面側周端部に沿って固定された枠体(13)と、前記面用断熱板の側端部に展開可能な柱用断熱板(11)と、前記面用断熱板の表面に着脱可能な梁用断熱板(12)とを備えた外断熱パネル(1)を準備し、
前記柱及び前記梁を施工して、前記開口面を有する未完建物を構築し、
前記柱用断熱板を前記面用断熱板に閉じて、前記梁用断熱板を前記面用断熱板に貼り付けた状態で、前記外断熱パネルを前記未完建物の屋内(22)に搬入し、
前記外断熱パネルを前記屋内(22)側から建てて、その状態で、前記面用断熱板を屋外(23)側にして前記開口面に嵌め込み、
前記柱用断熱板を前記面用断熱板の側端部から展開して隣接する前記柱に取り付け、
前記梁用断熱板を前記面用断熱板の表面から取り外して隣接する前記梁に取り付ける、
ことを特徴とする施工方法。 - 前記柱用断熱板(11)は、前記面用断熱板(10)の一側端部(10a)に沿って延設され、気密テープ(15)で前記面用断熱板と連結されてなることを特徴とする請求項1に記載の施工方法。
- 前記外断熱パネルは、前記開口面と同一面形状の構造用面材(14)を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の施工方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008000267A JP2009161979A (ja) | 2008-01-07 | 2008-01-07 | 施工方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013531751A (ja) * | 2010-06-11 | 2013-08-08 | ニサス・コーポレーション | クロールスペースの包囲システム |
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2008
- 2008-01-07 JP JP2008000267A patent/JP2009161979A/ja active Pending
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