JP2009161726A - 記録用インク、並びにインクカートリッジ、インクジェット記録方法、及びインクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
Description
このような記録用インクにおいて、従来から用いられてきた染料インクは発色には優れているが耐光性に劣るという欠点がある。一方、顔料インクは耐光性には優れているが発色に劣り、また顔料が凝集してノズルの目詰まりが生じるという欠点がある。このような顔料インクは顔料の分散形態別に、自己分散型、高分子分散型、樹脂被覆型、界面活性剤分散型等の顔料分散体などがある。これらの中でも、界面活性剤分散型は比較的低コストで製造できるという特徴がある。
<1> 少なくとも顔料、水溶性有機溶剤、樹脂エマルジョン、下記一般式(1)で表される界面活性剤、下記一般式(2)で表される化合物、及び水を含有してなり、
前記樹脂エマルジョンが、ポリウレタン系樹脂エマルジョン、スチレン−アクリル系樹脂エマルジョン及びアクリル−シリコーン系樹脂エマルジョンから選択される少なくとも1種であることを特徴とする記録用インクである。
<2> 樹脂エマルジョンの含有量が、固形分で0.1質量%〜5質量%である前記<1>に記載の記録用インクである。
<3> ポリウレタン系樹脂エマルジョンが、アニオン性自己乳化型のエーテル系ポリウレタン樹脂エマルジョンである前記<1>から<2>のいずれかに記載の記録用インクである。
<4> 一般式(1)で表される界面活性剤の含有量が0.05質量%〜3質量%である前記<1>から<3>のいずれかに記載の記録用インクである。
<5> 一般式(1)で表される界面活性剤の含有量が0.5質量%〜1.5質量%である前記<4>に記載の記録用インクである。
<6> 樹脂エマルジョンの固形分含有量Aと、一般式(1)で表される界面活性剤の含有量Bの比(A:B)が0.7:1〜2.1:1である前記<1>から<5>のいずれかに記載の記録用インクである。
<7> 一般式(2)で表される化合物の含有量が、顔料1質量部に対し0.1質量部〜2.0質量部である前記<1>から<6>のいずれかに記載の記録用インクである。
<8> シリコーン消泡剤を含有する前記<1>から<7>のいずれかに記載の記録用インクである。
<9> シリコーン消泡剤の含有量が0.05質量%〜1質量%である前記<8>に記載の記録用インクである。
<10> 前記<1>から<9>のいずれかに記載の記録用インクを容器中に収容してなることを特徴とするインクカートリッジである。
<11> 前記<1>から<9>のいずれかに記載の記録用インクに刺激を印加し、前記記録用インクを飛翔させて画像を形成するインク飛翔手段を少なくとも有することを特徴とするインクジェット記録方法である。
<12> 前記<1>から<9>のいずれかに記載の記録用インクに刺激を印加し、前記記録用インクを飛翔させて画像を形成するインク飛翔手段を少なくとも有することを特徴とするインクジェット記録装置である。
また、本発明においては、特に気泡が発生しやすい低温環境において界面活性剤として低起泡性の前記一般式(1)で表される化合物を使用したり、シリコーン消泡剤を使用するだけでは消泡性は充分ではなかったが、前記インクにポリウレタン系樹脂エマルジョンを特定の割合で添加することで低温環境においても消泡性に充分な効果があることを見出した。ここで、低温環境とは、温度環境が15℃のことをいう。
本発明の記録用インクは、少なくとも顔料、水溶性有機溶剤、樹脂エマルジョン、下記一般式(1)で表される界面活性剤、下記一般式(2)で表される化合物、及び水を含有してなり、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
下記一般式(1)で表される界面活性剤を用いることで、従来のフッ素系界面活性剤と比較して発色をそれほど損なうことなく、インクの泡立ちを著しく抑制することができる。このため、記録用インク中に消泡剤を添加しなくてもインクジェット記録用インクとして使用できるのでインク中で消泡剤が均一に分散しないという問題が生じない。
前記一般式(1)において、x/yが1.6を超えると、インクが増粘凝集して保存安定性、及び吐出安定性に問題が生じることがある。一方、前記x/yが1.4未満であると、溶解性が悪くなり、インクとしての使用が難しいことがある。
前記一般式(1)で表される界面活性剤としては、市販品を使用することができ、前記市販品としては、例えば、ソフタノールEP5035(x/y=1.4)、ソフタノールEP7045(x/y=1.6)(いずれも、株式会社日本触媒製)、などが挙げられる。
前記一般式(1)で表される界面活性剤の前記記録用インクにおける含有量は、0.05質量%〜3質量%が好ましく、0.5〜1.5質量%がより好ましい。前記含有量が、0.05質量%未満であると、インクの浸透が充分ではなく文字滲みや色境界滲みが生じることがあり、3質量%を超えると、インク粘度が高くなり吐出安定性に問題を生じる。
本発明で使用されるインクの着色剤としての顔料は、下記一般式(2)で表される化合物で分散されている。このように下記一般式(2)で表される化合物を分散剤として用いることにより、平均粒径が小さく、保存安定性に優れた水系顔料分散体、及び水系顔料インクを得ることができる。
このように親水基としてポリオキシエチレン基を含むことにより、顔料表面の電荷を良好に維持することができる。
R1における炭素数1〜20のアルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、などが挙げられる。
R1におけるアラルキル基としては、例えばベンジル、フェネチル、2−メチルベンジル、3−メチルベンジル、4−メチルベンジルなどが挙げられる。
前記一般式(2)で表される化合物としては、ポリオキシエチレン(n=20)β−ナフチルエーテル、ポリオキシエチレン(n=40)β−ナフチルエーテル、ポリオキシエチレン(n=60)β−ナフチルエーテルなどが挙げられる。これらの中でも、ポリオキシエチレン(n=40)β−ナフチルエーテルが特に好ましい。
前記一般式(2)で表される化合物の含有量は、質量基準で、前記インクにおける顔料1質量部に対して0.1質量部〜2.0質量部が好ましく、0.1質量部〜1.0質量部がより好ましい。前記含有量範囲において、平均粒径の小さいインクを提供できる。前記含有量が、0.1質量部未満であると、顔料の分散が不十分となることがあり、2.0質量部を超えると、インクの粘度が高すぎてインクジェット方式での記録が困難になることがある。
本発明に使用される樹脂エマルジョンは、記録用インクが紙のような記録媒体に着弾した際、増粘乃至凝集する性質を持ち、紙への定着を促進する効果を有する。また、前記樹脂エマルジョンを添加することで顔料の分散安定性が向上する。
前記樹脂エマルジョンとしては、例えばポリウレタン系樹脂エマルジョン、スチレン−アクリル系樹脂エマルジョン、アクリル−シリコーン系樹脂エマルジョンなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、分散安定性の点からポリウレタン系樹脂エマルジョンが特に好ましい。
前記ポリウレタン系樹脂エマルジョンを添加することでインクの消泡性が向上する。その理由は定かではないが、気泡発生時に泡膜中にポリウレタン系樹脂エマルジョンの固形分が進入することで破泡し易くなると推測される。
前記樹脂エマルジョンの体積平均粒径(D50)は、200nm以下が好ましく、100nm以下がより好ましく、80nm以下が更に好ましい。前記体積平均粒径が200nmを超えると、インクジェットプリンタのノズル目詰まりが生じて吐出不良が発生し易くなることがある。
前記樹脂エマルジョンとしては、市販品を使用することができ、前記市販品としては、例えば、J−450、J−734、J−7600、J−352、J−390、J−7100、J−741、J74J、J−511、J−840、J−775、HRC−1645、HPD−71(スチレン−アクリル系樹脂エマルジョン;いずれも、ジョンソンポリマー社製)、UVA383MA(アクリル−シリコーン系樹脂エマルジョン;BASF社製)、AP4710(アクリル−シリコーン系樹脂エマルジョン;昭和高分子株式会社製)、SF460、SF460S、SF420、SF110、SF300、SF361(ポリウレタン系樹脂エマルジョン;いずれも日本ユニカー株式会社製)、W5025、W5661(ポリウレタン系樹脂エマルジョン;三井化学ポリウレタン株式会社製)などが挙げられる。
前記樹脂エマルジョンの固形分含有量(A)と、前記一般式(1)で表される界面活性剤の含有量(B)の比(A:B)は、0.7:1〜2.1:1であることが好ましく、1.0:1〜1.5:1がより好ましい。前記含有量(A)が0.7未満であると、前記樹脂エマルジョンの破泡作用よりも界面活性剤の泡膜安定作用の方が強く、充分な消泡性を得られないことがある。一方、前記含有量(A)が2.1を超えると、充分な消泡性が得られる一方でインク粘度が増加するためインクジェットプリンタでの吐出が困難になることがある。
前記樹脂エマルジョンの含有量は、前記記録用インク中、固形分で0.1質量%〜5質量%が好ましく、0.4質量%〜3質量%がより好ましく、0.4質量%〜1質量%が更に好ましい。前記含有量が、0.1質量%未満であると、記録媒体へ着弾した後、樹脂が顔料を覆う量が不十分で、耐擦過効果が小さく、5質量%を超えると、インクの保存安定性、吐出安定性に問題を生じることがある。
本発明においては、水溶性有機溶剤が記録用インク中に含有されていると、インクの保水と湿潤性を確保することができ、その結果、インクを長期間保存しても色材の凝集や粘度の上昇を抑制して優れた保存安定性を実現できる。また、インクジェットプリンタのノズル先端等で開放状態に設置されても、乾燥物の流動性を長時間維持するインクが実現できる。更に印字中もしくは印字中断後の再起動時にノズルの目詰まりが発生を抑制して、高い吐出安定性が得られる。
前記水溶性有機溶剤の前記記録インクにおける含有量は、5質量%以上、50質量%以下であることが好ましく、20質量%以上、40質量%以下がより好ましい。
前記顔料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、無機顔料、及び有機顔料のいずれであってもよい。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記無機顔料としては、例えば、酸化チタン、酸化鉄、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、バリウムイエロー、紺青、カドミウムレッド、クロムイエロー、金属粉、カーボンブラック、などが挙げられる。これらの中でも、カーボンブラックなどが好ましい。なお、前記カーボンブラックとしては、例えば、コンタクト法、ファーネス法、サーマル法などの公知の方法によって製造されたものが挙げられる。
前記アゾ顔料としては、例えば、アゾレーキ、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、キレートアゾ顔料、などが挙げられる。
前記多環式顔料としては、例えば、フタロシアニン顔料、ぺリレン顔料、ぺリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、インジゴ顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフラロン顔料、ローダミンBレーキ顔料、などが挙げられる。
前記染料キレートとしては、例えば、塩基性染料型キレート、酸性染料型キレート、などが挙げられる。
前記黒色用のものとしては、例えば、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック等のカーボンブラック(C.I.ピグメントブラック7)類、銅、鉄(C.I.ピグメントブラック11)、酸化チタン等の金属類、アニリンブラック(C.I.ピグメントブラック1)等の有機顔料、などが挙げられる。
前記カーボンブラックとしては、ファーネス法、チャネル法で製造されたカーボンブラックで、一次粒径が、15nm〜40nm、BET法による比表面積が、50m2/g〜300m2/g、DBP吸油量が40ml/100g〜150ml/100g、揮発分が0.5%〜10%、pH値が2〜9を有するものが好ましい。
マゼンタインクに使用できる顔料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えばC.I.ピグメントレッド5、C.I.ピグメントレッド7、C.I.ピグメントレッド12、C.I.ピグメントレッド48(Ca)、C.I.ピグメントレッド48(Mn)、C.I.ピグメントレッド57(Ca)、C.I.ピグメントレッド57:1、C.I.ピグメントレッド112、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメントレッド123、C.I.ピグメントレッド146、C.I.ピグメントレッド168、C.I.ピグメントレッド176、C.I.ピグメントレッド184、C.I.ピグメントレッド185、C.I.ピグメントレッド202、ピグメントバイオレット19、などが挙げられる。
シアンインクに使用できる顔料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えばC.I.ピグメントブルー1、C.I.ピグメントブルー2、C.I.ピグメントブルー3、C.I.ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー15:4、C.I.ピグメントブルー15:34、C.I.ピグメントブルー16、C.I.ピグメントブルー22、C.I.ピグメントブルー60、C.I.ピグメントブルー63、C.I.ピグメントブルー66;C.I.バットブルー4、C.I.バットブルー60、などが挙げられる。
また、本発明で使用する各インクに含有される顔料は、本発明のために新たに製造されたものでも使用可能である。
なお、イエロー顔料としてピグメントイエロー74、マゼンタ顔料としてピグメントレッド122、ピグメントバイオレッド19、シアン顔料としてピグメントブルー15を用いることにより、色調、耐光性が優れ、バランスの取れたインクを得ることができる。
前記顔料の体積平均粒径(D50)は、150nm以下が好ましく、100nm以下がより好ましい。ここで、前記顔料の体積平均粒径は、23℃、55%RHの環境下において、日機装株式会社製マイクロトラックUPAで動的光散乱法により測定した値を示す。これはノズルプレートに付着したインク中の顔料の粗大粒子量を減らすことにより、ワイピング時にインク中の粗大粒子の摩擦により撥インク層を損傷することを防止するからである。また、記録画像部の顔料粒子の乱反射を防ぎ、かつ濃度均一な記録画像を提供できるからである。
前記消泡剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えばシリコーン消泡剤、ポリエーテル系消泡剤、脂肪酸エステル系消泡剤などが好適に挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、破泡効果に優れる点でシリコーン消泡剤が好ましい。
前記シリコーン消泡剤としては、例えばオイル型、コンパウンド型、エマルジョン型、自己乳化型などが挙げられる。
前記コンパウンド型シリコーン消泡剤は、オイル型の消泡剤にシリカやアルミナ等の微粒子を分散させて消泡性を上げたものである。
前記エマルジョン型シリコーン消泡剤は、コンパウンド型消泡剤を乳化剤によってO/W型のエマルジョンにして水への分散性を上げたものである。
前記自己乳化型シリコーン消泡剤は、シリコーンオイルとシリカを含み、水に希釈すると容易にO/W型のエマルジョンになるものである。
前記記録用インクに、フッ素系界面活性剤を使用する場合には、インクの表面張力が低くなるので泡立ち易くなる。そのため前記のシリコーン消泡剤の中でも、消泡性に優れたシリカ粒子を含むコンパウンド型、エマルジョン型、自己乳化型を使用することが好ましい。
シリコーン消泡剤の市販品として入手可能なものは、KS−508、KS−531、KM−72、KM−72F、KM−90、KM−98(信越化学工業株式会社製)、SF−8427、SF−8428、SH−3749、SH−8400、FZ−2101、FZ−2104、FZ−2118、FZ−2203、FZ−2207(東レ・ダウコーニング株式会社製)、BYK−345、BYK−346、BYK−348(ビッグケミー・ジャパン株式会社製)などが挙げられる。
前記シリコーン消泡剤の含有量は、消泡効果がある最小量でよいが、0.05〜1質量%が好ましく、0.1〜0.5質量%がより好ましい。前記含有量が0.05質量%未満では、消泡効果が小さいことがあり、1質量%を超えると、インクの保存安定性、吐出安定性に問題を生じることがある。
前記その他の成分としては、特に制限はなく、必要に応じて適宜選択することができ、例えば、消泡剤、pH調整剤、防腐防黴剤、防錆剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、酸素吸収剤、光安定化剤、などが挙げられる。
前記防腐防黴剤としては、例えば、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、デヒドロ酢酸ナトリウム、ソルビン酸ナトリウム、2−ピリジンチオール−1−オキサイドナトリウム、安息香酸ナトリウム、ペンタクロロフェノールナトリウム、等が挙げられる。
前記pH調整剤としては、調合されるインクに悪影響をおよぼさずにpHを7以上に調整できるものであれば特に制限はなく、目的に応じて任意の物質を使用することができる。前記pH調整剤としては、例えば、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアミン、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属元素の水酸化物;水酸化アンモニウム、第4級アンモニウム水酸化物、第4級ホスホニウム水酸化物、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩、などが挙げられる。
前記防錆剤としては、例えば、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウム、チオジグリコール酸アンモン、ジイソプロピルアンモニウムニトライト、四硝酸ペンタエリスリトール、ジシクロヘキシルアンモニウムニトライト、などが挙げられる。
前記酸化防止剤としては、例えば、フェノール系酸化防止剤(ヒンダードフェノール系酸化防止剤を含む)、アミン系酸化防止剤、硫黄系酸化防止剤、りん系酸化防止剤、などが挙げられる。
本発明の記録用インクにおける表面張力は、紙等の記録媒体への浸透性を示す指標であり、特に表面形成されて1秒以下の短い時間での動的表面張力を示し、飽和時間で測定される静的表面張力とは異なる。測定法としては特開昭63−31237号公報等に記載の従来公知の方法で1秒巻以下の動的な表面張力を測定できる方法であればいずれも使用できるが、例えばSITA Messtechnic GmbH社のSITA Dyno Testerを使用して25℃環境下で最大泡圧法により測定した。この方法は、液体中に垂直に毛管を入れ、空気を送り発生した気泡を放出させるのに必要な最大圧力の測定により動的表面張力を求める方法である。
本発明のインクカートリッジは、本発明の前記記録用インクを容器中に収容してなり、更に必要に応じて適宜選択したその他の部材等を有してなる。
前記容器としては、特に制限はなく、目的に応じてその形状、構造、大きさ、材質等を適宜選択することができ、例えば、アルミニウムラミネートフィルム、樹脂フィルム等で
形成されたインク袋などを少なくとも有するもの、などが好適に挙げられる。
インクカートリッジ200は、図1に示すように、インク注入口242からインク袋241内に充填され、排気した後、前記インク注入口242は融着により閉じられる。使用時には、ゴム部材からなるインク排出口243に装置本体の針を刺して装置に供給される。
インク袋241は、透気性のないアルミニウムラミネートフィルム等の包装部材により形成されている。このインク袋241は、図2に示すように、通常、プラスチック製のカートリッジケース244内に収容され、各種インクジェット記録装置に着脱可能に装着して用いられるようになっている。
本発明のインクジェット記録装置は、インク飛翔手段を少なくとも有してなり、更に必要に応じて適宜選択したその他の手段、例えば、刺激発生手段、制御手段などを有してなる。
本発明のインクジェット記録方法は、インク飛翔工程を少なくとも含んでなり、更に必要に応じて適宜選択したその他の工程、例えば、刺激発生工程、制御工程などを含んでなる。
本発明のインクジェット記録方法は、本発明のインクジェット記録装置により好適に実施することができ、前記インク飛翔工程は前記インク飛翔手段により好適に行うことができる。また、前記その他の工程は、前記その他の手段により好適に行うことができる。
前記インク飛翔工程は、本発明の前記記録用インクに、刺激を印加し、前記インクを飛翔させて画像を形成する工程である。
前記インク飛翔手段は、本発明の前記記録用インクに、刺激を印加し、前記インクを飛翔させて画像を形成する手段である。前記インク飛翔手段としては、特に制限はなく、例えば、インクジェットヘッド、などが挙げられる。
図3に示すインクジェット記録装置は、装置本体101と、装置本体101に装着した用紙を装填するための給紙トレイ102と装置本体101に装着され画像が記録(形成)された用紙をストックするための排紙トレイ103とを備えている。そして装置本体101の上カバー111の上面は略平坦な面であり、装置本体101の前カバーの前面112が上面に対して斜め後方に傾斜し、この傾斜した前面112の下方側に、前方(手前側)に突き出した排紙トレイ103及び給紙トレイ102を備えている。更に、前面112の端部側には、前面112から前方側に突き出し、上カバー111よりも低くなった箇所にインクカートリッジ装填部104を有し、このインクカートリッジ装填部104の上面に操作キーや表示器などの操作部105を配置している。このインクカートリッジ装填部104にはインクカートリッジの脱着を行うための開閉可能な前カバー115を有している。
図6は本発明を適用したインクジェットヘッドの要素拡大図、図7はインクジェットヘッドのチャンネル間方向の要部拡大断面図である。
2つの外部電極53のうち一方(図の表面方向又は奥方向(紙の裏面方向)で内部電極層52の一端に連なる)の外側端はハーフカットのダイシング加工で分割されるように、切り欠き等の加工により長さを制限しており、これらは複数の個別電極54となる。他方はダイシングでは分割されずに導通しており、共通電極55となる。
駆動部の個別電極54にはFPC 80が半田接合されている。また、共通電極55は積層圧電素子50の端部に電極層を設けて回し込んでFPC 80のGnd電極に接合している。FPC 80には図示しないドライバICが実装されており、これにより駆動部56への駆動電圧印加を制御している。
この振動板60の島状凸部61と積層圧電素子50の可動部56、振動板60とフレーム10の結合は、ギャップ材を含んだ接着層70をパターニングして接着している。
その後、インク滴吐出の終了に伴い、加圧液室22内のインク圧力が低減し、インクの流れの慣性と駆動パルスの放電過程によって加圧液室22内に負圧が発生してインク充填行程へ移行する。このとき、インクタンクから供給されたインクは共通液室12に流入し、共通液室12からインク流入口63を経て流体抵抗部21を通り、加圧液室22内に充填される。
流体抵抗部21は、吐出後の残留圧力振動の減衰に効果がある反面、表面張力による再充填(リフィル)に対して抵抗になる。流体抵抗部を適宜に選択することで、残留圧力の減衰とリフィル時間のバランスが取れ、次のインク滴吐出動作に移行するまでの時間(駆動周期)を短くできる。
前記インク記録物は、記録用メディア上に本発明の前記記録用インクを用いて形成された画像を有してなる。
前記記録用メディアとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、普通紙、光沢紙、特殊紙、布、フィルム、OHPシート、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、本発明のインクメディアセットにおける前記記録用メディアが特に好ましい。
前記インク記録物は、高画質で滲みがなく、経時安定性に優れ、各種の印字乃至画像の記録された資料等として各種用途に好適に使用することができる。
<顔料分散液(a)の作製>
・C.I.ピグメントレッド122(大日本インキ化学工業株式会社製、FASTGEN SUPER MAGENTA RG)・・・15質量部
・下記一般式(2)で表される化合物(ポリオキシエチレン(n=40)β−ナフチルエーテル)・・・10質量部
・イオン交換水・・・残量
上記の混合物をプレミックスした後、ディスクタイプのビーズミル(シンマルエンタープライゼス社製、KDL型、メディア:直径0.3mmのジルコニアボール使用)で循環分散して、顔料分散液(a)を調製した。
<顔料分散液(b)の作製>
・C.I.ピグメントレッド122(大日本インキ化学工業株式会社製、FASTGEN SUPER MAGENTA RG)・・・15質量部
・下記一般式(2)で表される化合物(ポリオキシエチレン(n=10)β−ナフチルエーテル)・・・10質量部
・イオン交換水・・・残量
上記の混合物をプレミックスした後、ディスクタイプのビーズミル(シンマルエンタープライゼス社製、KDL型、メディア:直径0.3mmのジルコニアボール使用)で循環分散して、顔料分散液(b)を調製した。
<顔料分散液(c)の作製>
・C.I.ピグメントレッド122(大日本インキ化学工業株式会社製、FASTGEN SUPER MAGENTA RG)・・・15質量部
・下記一般式(2)で表される化合物(ポリオキシエチレン(n=40)β−ナフチルエーテル)・・・6質量部
・イオン交換水・・・残量
上記の混合物をプレミックスした後、ディスクタイプのビーズミル(シンマルエンタープライゼス社製、KDL型、メディア:直径0.3mmのジルコニアボール使用)で循環分散して、顔料分散液(c)を調製した。
−記録用インクの作製−
・顔料分散液(a)・・・40質量部
・グリセリン・・・10質量部
・ジエチレングリコール・・・30質量部
・下記一般式(1)で表される界面活性剤(ソフタノールEP5035、株式会社日本触媒製)・・・3質量部
・樹脂エマルジョン(W5661、固形分35.2%、三井化学ポリウレタン株式会社製;アニオン性自己乳化型エーテル系ポリウレタン樹脂)・・・1質量部
・イオン交換水・・・残量
上記のインク処方によりインクを調製し、1時間30分間撹拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、記録用インクを作製した。
インクの調合順序は、(1)グリセリン及びジエチレングリコール、(2)界面活性剤、(3)樹脂エマルジョン、(3)イオン交換水とし、30分間撹拌した後、(4)顔料分散液(a)を添加し、1時間撹拌した。
−記録用インクの作製−
・顔料分散液(a)・・・40質量部
・グリセリン・・・10質量部
・ジエチレングリコール・・・30質量部
・下記一般式(1)で表される界面活性剤(ソフタノールEP5035、株式会社日本触媒製)・・・0.05質量部
・樹脂エマルジョン(W5661、固形分35.2%、三井化学ポリウレタン株式会社製;アニオン性自己乳化型エーテル系ポリウレタン樹脂)・・・1質量部
・イオン交換水・・・残量
上記のインク処方によりインクを調製し、1時間30分間撹拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、記録用インクを作製した。
インクの調合順序は、(1)グリセリン及びジエチレングリコール、(2)界面活性剤、(3)樹脂エマルジョン、(4)イオン交換水とし、30分間撹拌した後、上記顔料分散液(a)を添加し、1時間撹拌した。
−記録用インクの作製−
・顔料分散液(a)・・・40質量部
・グリセリン・・・10質量部
・ジエチレングリコール・・・30質量部
・下記一般式(1)で表される界面活性剤(ソフタノールEP5035、株式会社日本触媒製)・・・1質量部
・樹脂エマルジョン(W5661、固形分35.2%、三井化学ポリウレタン株式会社製;アニオン性自己乳化型エーテル系ポリウレタン樹脂)・・・1質量部
・イオン交換水・・・残量
上記のインク処方によりインクを調製し、1時間30分間撹拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、記録用インクを作製した。
インクの調合順序は、(1)グリセリン及びジエチレングリコール、(2)界面活性剤、(3)樹脂エマルジョン、(4)イオン交換水とし、30分間撹拌した後、上記顔料分散液(a)を添加し、1時間撹拌した。
−記録用インクの作製−
・顔料分散液(a)・・・40質量部
・グリセリン・・・10質量部
・ジエチレングリコール・・・30質量部
・下記一般式(1)で表される界面活性剤(ソフタノールEP7045、株式会社日本触媒製)・・・1質量部
・樹脂エマルジョン(W5661、固形分35.2%、三井化学ポリウレタン株式会社製;アニオン性自己乳化型エーテル系ポリウレタン樹脂)・・・1質量部
・イオン交換水・・・残量
上記のインク処方によりインクを調製し、1時間30分間撹拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、記録用インクを作製した。
インクの調合順序は、(1)グリセリン及びジエチレングリコール、(2)界面活性剤、(3)樹脂エマルジョン、(4)イオン交換水とし、30分間撹拌した後、上記顔料分散液(a)を添加し、1時間撹拌した。
−記録用インクの作製−
・顔料分散液(a)・・・40質量部
・グリセリン・・・10質量部
・ジエチレングリコール・・・30質量部
・下記一般式(1)で表される界面活性剤(ソフタノールEP7045、株式会社日本触媒製)・・・0.1質量部
・樹脂エマルジョン(W5661、固形分35.2%、三井化学ポリウレタン株式会社製;アニオン性自己乳化型エーテル系ポリウレタン樹脂)・・・1質量部
・イオン交換水・・・残量
上記のインク処方によりインクを調製し、1時間30分間撹拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、記録用インクを作製した。
インクの調合順序は、(1)グリセリン及びジエチレングリコール、(2)界面活性剤、(3)樹脂エマルジョン、(4)イオン交換水とし、30分間撹拌した後、上記顔料分散液(a)を添加し、1時間撹拌した。
−記録用インクの作製−
・顔料分散液(a)・・・40質量部
・グリセリン・・・10質量部
・ジエチレングリコール・・・30質量部
・下記一般式(1)で表される界面活性剤(ソフタノールEP7045、株式会社日本触媒製)・・・1.5質量部
・樹脂エマルジョン(W5661、固形分35.2%、三井化学ポリウレタン株式会社製;アニオン性自己乳化型エーテル系ポリウレタン樹脂)・・・1質量部
・イオン交換水・・・残量
上記のインク処方によりインクを調製し、1時間30分間撹拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、記録用インクを作製した。
インクの調合順序は、(1)グリセリン及びジエチレングリコール、(2)界面活性剤、(3)樹脂エマルジョン、(4)イオン交換水とし、30分間撹拌した後、上記顔料分散液(a)を添加し、1時間撹拌した。
−記録用インクの作製−
・顔料分散液(a)・・・40質量部
・グリセリン・・・10質量部
・ジエチレングリコール・・・30質量部
・下記一般式(1)で表される界面活性剤(ソフタノールEP5035、株式会社日本触媒製)・・・1質量部
・樹脂エマルジョン(SF460S、固形分38%、日本ユニカー株式会社製;アニオン性自己乳化型ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂)・・・1質量部
・イオン交換水・・・残量
上記のインク処方によりインクを調製し、1時間30分間撹拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、記録用インクを作製した。
インクの調合順序は、(1)グリセリン及びジエチレングリコール、(2)界面活性剤、(3)樹脂エマルジョン、(4)イオン交換水とし、30分間撹拌した後、上記顔料分散液(a)を添加し、1時間撹拌した。
−記録用インクの作製−
・顔料分散液(a)・・・40質量部
・グリセリン・・・10質量部
・ジエチレングリコール・・・30質量部
・下記一般式(1)で表される界面活性剤(ソフタノールEP5035、株式会社日本触媒製)・・・1質量部
・樹脂エマルジョン(J−450、固形分42%、ジョンソンポリマー株式会社製;スチレン−アクリル樹脂)・・・1質量部
・イオン交換水・・・残量
上記のインク処方によりインクを調製し、1時間30分間撹拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、記録用インクを作製した。
インクの調合順序は、(1)グリセリン及びジエチレングリコール、(2)界面活性剤、(3)樹脂エマルジョン、(4)イオン交換水とし、30分間撹拌した後、上記顔料分散液(a)を添加し、1時間撹拌した。
−記録用インクの作製−
・顔料分散液(a)・・・40質量部
・グリセリン・・・10質量部
・ジエチレングリコール・・・30質量部
・下記一般式(1)で表される界面活性剤(ソフタノールEP5035、株式会社日本触媒製)・・・1質量部
・樹脂エマルジョン(AP4710、固形分50%、昭和高分子株式会社製;アクリル−シリコーン樹脂)・・・1質量部
・イオン交換水・・・残量
上記のインク処方によりインクを調製し、1時間30分間撹拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、記録用インクを作製した。
インクの調合順序は、(1)グリセリン及びジエチレングリコール、(2)界面活性剤、(3)樹脂エマルジョン、(4)イオン交換水とし、30分間撹拌した後、上記顔料分散液(a)を添加し、1時間撹拌した。
−記録用インクの作製−
・顔料分散液(a)・・・35質量部
・グリセリン・・・10質量部
・ジエチレングリコール・・・30質量部
・下記一般式(1)で表される界面活性剤(ソフタノールEP7045、株式会社日本触媒製)・・・1質量部
・樹脂エマルジョン(W5661、固形分35.2%、三井化学ポリウレタン株式会社製;アニオン性自己乳化型エーテル系ポリウレタン樹脂)・・・1質量部
・イオン交換水・・・残量
上記のインク処方によりインクを調製し、1時間30分間撹拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、記録用インクを作製した。
インクの調合順序は、(1)グリセリン及びジエチレングリコール、(2)界面活性剤、(3)樹脂エマルジョン、(4)イオン交換水とし、30分間撹拌した後、上記顔料分散液(a)を添加し、1時間撹拌した。
−記録用インクの作製−
・顔料分散液(a)・・・45質量部
・グリセリン・・・10質量部
・ジエチレングリコール・・・30質量部
・下記一般式(1)で表される界面活性剤(ソフタノールEP7045、株式会社日本触媒製)・・・1質量部
・樹脂エマルジョン(W5661、固形分35.2%、三井化学ポリウレタン株式会社製;アニオン性自己乳化型エーテル系ポリウレタン樹脂)・・・1質量部
・イオン交換水・・・残量
上記のインク処方によりインクを調製し、1時間30分間撹拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、記録用インクを作製した。
インクの調合順序は、(1)グリセリン及びジエチレングリコール、(2)界面活性剤、(3)樹脂エマルジョン、(4)イオン交換水とし、30分間撹拌した後、上記顔料分散液(a)を添加し、1時間撹拌した。
−記録用インクの作製−
・顔料分散液(a)・・・40質量部
・グリセリン・・・10質量部
・ジエチレングリコール・・・30質量部
・下記一般式(1)で表される界面活性剤(ソフタノールEP5035、株式会社日本触媒製)・・・1.75質量部
・ポリウレタン系樹脂エマルジョン(W5661、固形分35.2%、三井化学ポリウレタン株式会社製)・・・9.9質量部
・シリコーン消泡剤(KM−72F、信越化学工業株式会社製)・・・0.03質量部
・イオン交換水・・・残量
(ポリウレタン系樹脂エマルジョンの固形分含有量と、前記一般式(1)で表される界面活性剤の含有量の比・・・2:1)
上記のインク処方によりインクを調製し、1時間30分間撹拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、記録用インクを作製した。
インクの調合順序は、(1)グリセリン及びジエチレングリコール、(2)界面活性剤、(3)ポリウレタン系樹脂エマルジョン、(4)イオン交換水とし、30分間撹拌した後、(5)上記顔料分散液(a)、(6)シリコーン消泡剤を添加し、1時間撹拌した。
−記録用インクの作製−
・顔料分散液(a)・・・40質量部
・グリセリン・・・10質量部
・ジエチレングリコール・・・30質量部
・下記一般式(1)で表される界面活性剤(ソフタノールEP7045、株式会社日本触媒製)・・・0.3質量部
・ポリウレタン系樹脂エマルジョン(W5661、固形分35.2%、三井化学ポリウレタン株式会社製)・・・0.9質量部
・シリコーン消泡剤(KM−72F、信越化学工業株式会社製)・・・0.03質量部
・イオン交換水・・・残量
(ポリウレタン系樹脂エマルジョンの固形分含有量と、前記一般式(1)で表される界面活性剤の含有量の比・・・1:1)
上記のインク処方によりインクを調製し、1時間30分間撹拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、記録用インクを作製した。
インクの調合順序は、(1)グリセリン及びジエチレングリコール、(2)界面活性剤、(3)ポリウレタン系樹脂エマルジョン、(4)イオン交換水とし、30分間撹拌した後、(5)上記顔料分散液(a)、(6)シリコーン消泡剤を添加し、1時間撹拌した。
−記録用インクの作製−
・顔料分散液(a)・・・40質量部
・グリセリン・・・10質量部
・ジエチレングリコール・・・30質量部
・下記一般式(1)で表される界面活性剤(ソフタノールEP7045、株式会社日本触媒製)・・・0.3質量部
・ポリウレタン系樹脂エマルジョン(W5661、固形分35.2%、三井化学ポリウレタン株式会社製)・・・0.9質量部
・シリコーン消泡剤(KM−72F、信越化学工業株式会社製)・・・1.1質量部
・イオン交換水・・・残量
(ポリウレタン系樹脂エマルジョンの固形分含有量と、前記一般式(1)で表される界面活性剤の含有量の比・・・1:1)
上記のインク処方によりインクを調製し、1時間30分間撹拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、記録用インクを作製した。
インクの調合順序は、(1)グリセリン及びジエチレングリコール、(2)界面活性剤、(3)ポリウレタン系樹脂エマルジョン、(4)イオン交換水とし、30分間撹拌した後、(5)上記顔料分散液(a)、(6)シリコーン消泡剤を添加し、1時間撹拌した。
−記録用インクの作製−
・顔料分散液(a)・・・40質量部
・グリセリン・・・10質量部
・ジエチレングリコール・・・30質量部
・下記一般式(1)で表される界面活性剤(ソフタノールEP7045、株式会社日本触媒製)・・・2質量部
・ポリウレタン系樹脂エマルジョン(W5661、固形分35.2%、三井化学ポリウレタン株式会社製)・・・6質量部
・シリコーン消泡剤(KM−72F、信越化学工業株式会社製)・・・0.03質量部
・イオン交換水・・・残量
(ポリウレタン系樹脂エマルジョンの固形分含有量と、前記一般式(1)で表される界面活性剤の含有量の比・・・1:1)
上記のインク処方によりインクを調製し、1時間30分間撹拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、記録用インクを作製した。
インクの調合順序は、(1)グリセリン及びジエチレングリコール、(2)前記一般式(2)で表される化合物、(3)ポリウレタン系樹脂エマルジョン、(4)イオン交換水とし、30分間撹拌した後、(5)上記顔料分散液(a)、(6)シリコーン消泡剤を添加し、1時間撹拌した。
−記録用インクの作製−
・顔料分散液(a)・・・40質量部
・グリセリン・・・10質量部
・ジエチレングリコール・・・30質量部
・下記一般式(1)で表される界面活性剤(ソフタノールEP5035、株式会社日本触媒製)・・・1質量部
・ポリウレタン系樹脂エマルジョン(W5661、固形分35.2%、三井化学ポリウレタン株式会社製)・・・3質量部
・シリコーン消泡剤(KM−72F、信越化学工業株式会社製)・・・0.03質量部
・イオン交換水・・・残量
(ポリウレタン系樹脂エマルジョンの固形分含有量と、前記一般式(1)で表される界面活性剤の含有量の比・・・1:1)
上記のインク処方によりインクを調製し、1時間30分間撹拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、記録用インクを作製した。
インクの調合順序は、(1)グリセリン及びジエチレングリコール、(2)界面活性剤、(3)ポリウレタン系樹脂エマルジョン、(4)イオン交換水とし、30分間撹拌した後、(5)上記顔料分散液(a)、(6)シリコーン消泡剤を添加し、1時間撹拌した。
−記録用インクの作製−
・顔料分散液(a)・・・40質量部
・グリセリン・・・10質量部
・ジエチレングリコール・・・30質量部
・下記一般式(1)で表される界面活性剤(ソフタノールEP7045、株式会社日本触媒製)・・・1質量部
・ポリウレタン系樹脂エマルジョン(W5661、固形分35.2%、三井化学ポリウレタン株式会社製)・・・3質量部
・シリコーン消泡剤(KM−72F、信越化学工業株式会社製)・・・0.1質量部
・イオン交換水・・・残量
(ポリウレタン系樹脂エマルジョンの固形分含有量と、前記一般式(1)で表される界面活性剤の含有量の比・・・1:1)
上記のインク処方によりインクを調製し、1時間30分間撹拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、記録用インクを作製した。
インクの調合順序は、(1)グリセリン及びジエチレングリコール、(2)前記一般式(2)で表される化合物、(3)ポリウレタン系樹脂エマルジョン、(4)イオン交換水とし、30分間撹拌した後、(5)上記顔料分散液(a)、(6)シリコーン消泡剤を添加し、1時間撹拌した。
−記録用インクの作製−
・顔料分散液(a)・・・40質量部
・グリセリン・・・10質量部
・ジエチレングリコール・・・30質量部
・下記一般式(1)で表される界面活性剤(ソフタノールEP5035、株式会社日本触媒製)・・・0.3質量部
・スチレンアクリル系樹脂エマルジョン(J−450、固形分42%、ジョンソンポリマー株式会社製)・・・0.7質量部
・シリコーン消泡剤(KM−72F、信越化学工業株式会社製)・・・0.03質量部
・イオン交換水・・・残量
上記のインク処方によりインクを調製し、1時間30分間撹拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、記録用インクを作製した。
インクの調合順序は、(1)グリセリン及びジエチレングリコール、(2)前記一般式(2)で表される化合物、(3)スチレンアクリル系樹脂エマルジョン、(4)イオン交換水とし、30分間撹拌した後、(5)上記顔料分散液(a)、(6)シリコーン消泡剤を添加し、1時間撹拌した。
−記録用インクの作製−
・顔料分散液(a)・・・40質量部
・グリセリン・・・10質量部
・ジエチレングリコール・・・30質量部
・下記一般式(1)で表される界面活性剤(ソフタノールEP5035、株式会社日本触媒製)・・・1質量部
・ポリウレタン系樹脂エマルジョン(W5661、固形分35.2%、三井化学ポリウレタン株式会社製)・・・3質量部
・イオン交換水・・・残量
(ポリウレタン系樹脂エマルジョンの固形分含有量と、前記一般式(1)で表される界面活性剤の含有量の比・・・1:1)
上記のインク処方によりインクを調製し、1時間30分間撹拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、記録用インクを作製した。
インクの調合順序は、(1)グリセリン及びジエチレングリコール、(2)界面活性剤、(3)ポリウレタン系樹脂エマルジョン、(4)イオン交換水とし、30分間撹拌した後、(5)上記顔料分散液(a)を添加し、1時間撹拌した。
−記録用インクの作製−
・顔料分散液(a)・・・40質量部
・グリセリン・・・10質量部
・ジエチレングリコール・・・30質量部
・下記一般式(1)で表される界面活性剤(ソフタノールEP5035、株式会社日本触媒製)・・・1質量部
・ポリウレタン系樹脂エマルジョン(W5661、固形分35.2%、三井化学ポリウレタン株式会社製)・・・1.4質量部
・シリコーン消泡剤(KM−72F、信越化学工業株式会社製)・・・0.03質量部
・イオン交換水・・・残量
(ポリウレタン系樹脂エマルジョンの固形分の含有量と、前記一般式(1)で表される界面活性剤の含有量の比・・・0.5:1)
上記のインク処方によりインクを調製し、1時間30分間撹拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、記録用インクを作製した。
インクの調合順序は、(1)グリセリン及びジエチレングリコール、(2)前記一般式(2)で表される化合物、(3)ポリウレタン系樹脂エマルジョン、(4)イオン交換水とし、30分間撹拌した後、(5)顔料分散液(a)、(6)シリコーン消泡剤を添加し、1時間撹拌した。
−記録用インクの作製−
・顔料分散液(a)・・・40質量部
・グリセリン・・・10質量部
・ジエチレングリコール・・・30質量部
・下記一般式(1)で表される界面活性剤(ソフタノールEP5035、株式会社日本触媒製)・・・1質量部
・ポリウレタン系樹脂エマルジョン(W5661、固形分35.2%、三井化学ポリウレタン株式会社製)・・・7.7質量部
・シリコーン消泡剤(KM−72F、信越化学工業株式会社製)・・・0.03質量部
・イオン交換水・・・残量
(ポリウレタン系樹脂エマルジョンの固形分含有量と、前記一般式(1)で表される界面活性剤の含有量の比・・・2.5:1)
上記のインク処方によりインクを調製し、1時間30分間撹拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、記録用インクを作製した。
インクの調合順序は、(1)グリセリン及びジエチレングリコール、(2)界面活性剤、(3)ポリウレタン系樹脂エマルジョン、(4)イオン交換水とし、30分間撹拌した後、(5)上記顔料分散液(a)、(6)シリコーン消泡剤を添加し、1時間撹拌した。
−記録用インクの作製−
・顔料分散液(a)・・・40質量部
・グリセリン・・・10質量部
・ジエチレングリコール・・・30質量部
・下記一般式(1)で表される界面活性剤(ソフタノールEP5035、株式会社日本触媒製)・・・1質量部
・ポリウレタン系樹脂エマルジョン(W5661、固形分35.2%、三井化学ポリウレタン株式会社製)・・・3質量部
・非シリコーン消泡剤(BYK−012、ビックケミー・ジャパン株式会社製)・・・0.1質量部
・イオン交換水・・・残量
(ポリウレタン系樹脂エマルジョンの固形分含有量と、前記一般式(1)で表される界面活性剤の含有量の比・・・1:1)
上記のインク処方によりインクを調製し、1時間30分間撹拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、記録用インクを作製した。
インクの調合順序は、(1)グリセリン及びジエチレングリコール、(2)界面活性剤、(3)ポリウレタン系樹脂エマルジョン、(4)イオン交換水とし、30分間撹拌した後、(5)上記顔料分散液(a)、(6)非シリコーン消泡剤を添加し、1時間撹拌した。
−記録用インクの作製−
・顔料分散液(c)・・・40質量部
・グリセリン・・・7.6質量部
・ジエチレングリコール・・・22.6質量部
・下記一般式(1)で表される界面活性剤(ソフタノールEP5035、株式会社日本触媒製)・・・1質量部
・ポリウレタン系樹脂エマルジョン(タケラックW5661、固形分35.2%、三井化学ポリウレタン株式会社製)・・・3質量部
・シリコーン消泡剤(KM−72F、信越化学工業株式会社製)・・・0.03質量部
・イオン交換水・・・残量
(ポリウレタン系樹脂エマルジョンの固形分含有量と、前記一般式(1)で表される界面活性剤の含有量の比・・・1:1)
上記のインク処方によりインクを調製し、1時間30分間撹拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、記録用インクを作製した。
インクの調合順序は、(1)グリセリン及びジエチレングリコール、(2)界面活性剤、(3)ポリウレタン系樹脂エマルジョン、(4)イオン交換水とし、30分間撹拌した後、(5)上記顔料分散液(a)、(6)シリコーン消泡剤を添加し、1時間撹拌した。
−記録用インクの作製−
・顔料分散液(a)・・・40質量部
・グリセリン・・・10質量部
・ジエチレングリコール・・・30質量部
・下記一般式(1)で表される界面活性剤(ソフタノールEP7025、株式会社日本触媒製)・・・1質量部
・樹脂エマルジョン(W5661、固形分35.2%、三井化学ポリウレタン株式会社製;アニオン性自己乳化型エーテル系ポリウレタン樹脂)・・・1質量部
・イオン交換水・・・残量
上記のインク処方によりインクを調製し、1時間30分間撹拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、記録用インクを作製した。
インクの調合順序は、(1)グリセリン及びジエチレングリコール、(2)界面活性剤、(3)樹脂エマルジョン、(4)イオン交換水とし、30分間撹拌した後、上記顔料分散液(a)を添加し、1時間撹拌した。
−記録用インクの作製−
・顔料分散液(a)・・・40質量部
・グリセリン・・・10質量部
・ジエチレングリコール・・・30質量部
・下記一般式(1)で表される界面活性剤(ソフタノールEP9050、株式会社日本触媒製)・・・1質量部
・樹脂エマルジョン(W5661、固形分35.2%、三井化学ポリウレタン株式会社製;アニオン性自己乳化型エーテル系ポリウレタン樹脂)・・・1質量部
・イオン交換水・・・残量
上記のインク処方によりインクを調製し、1時間30分間撹拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、記録用インクを作製した。
インクの調合順序は、(1)グリセリン及びジエチレングリコール、(2)界面活性剤、(3)樹脂エマルジョン、(4)イオン交換水とし、30分間撹拌した後、上記顔料分散液(a)を添加し、1時間撹拌した。
−記録用インクの作製−
・顔料分散液(a)・・・40質量部
・グリセリン・・・10質量部
・ジエチレングリコール・・・30質量部
・フッ素系界面活性剤(ゾニールFS−300、デュポン株式会社製)・・・1質量部
・樹脂エマルジョン(W5661、固形分35.2%、三井化学ポリウレタン株式会社製;アニオン性自己乳化型エーテル系ポリウレタン樹脂)・・・1質量部
・イオン交換水・・・残量
上記のインク処方によりインクを調製し、1時間30分間撹拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、記録用インクを作製した。
インクの調合順序は、(1)グリセリン及びジエチレングリコール、(2)界面活性剤、(3)樹脂エマルジョン、(4)イオン交換水とし、30分間撹拌した後、上記顔料分散液(a)を添加し、1時間撹拌した。
−記録用インクの作製−
・顔料分散液(a)・・・40質量部
・グリセリン・・・10質量部
・ジエチレングリコール・・・30質量部
・下記一般式(1)で表される界面活性剤(ソフタノールEP5035、株式会社日本触媒製)・・・1質量部
・イオン交換水・・・残量
上記のインク処方によりインクを調製し、1時間30分間撹拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、記録用インクを作製した。
インクの調合順序は、(1)グリセリン及びジエチレングリコール、(2)界面活性剤、(3)イオン交換水とし、30分間撹拌した後、上記顔料分散液(a)を添加し、1時間撹拌した。
−記録用インクの作製−
・顔料分散液(a)・・・40質量部
・グリセリン・・・10質量部
・ジエチレングリコール・・・30質量部
・フッ素系界面活性剤(ゾニールFS−300、デュポン株式会社製)・・・1質量部
・ブロックコポリマー(FZ−2203、日本ユニカー株式会社製)・・・0.1質量部
・樹脂エマルジョン(W5661、固形物35.2%、三井化学ポリウレタン株式会社製;アニオン性自己乳化型エーテル系ポリウレタン樹脂)・・・1質量部
・イオン交換水・・・残量
上記のインク処方によりインクを調製し、1時間30分間撹拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、記録用インクを作製した。
インクの調合順序は、(1)グリセリン及びジエチレングリコール、(2)界面活性剤、(3)樹脂エマルジョン、(4)ブロックコポリマー、(5)イオン交換水とし、30分間撹拌した後、上記顔料分散液(a)を添加し、1時間撹拌した。
−記録用インクの作製−
・顔料分散液(a)・・・40質量部
・グリセリン・・・10質量部
・ジエチレングリコール・・・30質量部
・樹脂エマルジョン(W5661、固形分35.2%、三井化学ポリウレタン株式会社製;アニオン性自己乳化型エーテル系ポリウレタン樹脂)・・・1質量部
・イオン交換水・・・残量
上記のインク処方によりインクを調製し、1時間30分間撹拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、記録用インクを作製した。
インクの調合順序は、(1)グリセリン及びジエチレングリコール、(2)樹脂エマルジョン、(3)イオン交換水とし、30分間撹拌した後、上記顔料分散液(a)を添加し、1時間撹拌した。
−記録用インクの作製−
・顔料分散液(b)・・・40質量部
・グリセリン・・・10質量部
・ジエチレングリコール・・・30質量部
・下記一般式(1)で表される界面活性剤(ソフタノールEP7045、株式会社日本触媒製)・・・1.75質量部
・ポリウレタン系樹脂エマルジョン(W5661、固形分35.2%、三井化学ポリウレタン株式会社製)・・・9.9質量部
シリコーン消泡剤(KM−72F、信越化学工業株式会社製)・・・1.1質量部
・イオン交換水・・・残量
(ポリウレタン系樹脂エマルジョンの固形分含有量と、前記一般式(1)で表される界面活性剤の含有量の比・・・2:1)
上記のインク処方によりインクを調製し、1時間30分間撹拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、記録用インクを作製した。
インクの調合順序は、(1)グリセリン及びジエチレングリコール、(2)界面活性剤、(3)ポリウレタン系樹脂エマルジョン、(4)イオン交換水とし、30分間撹拌した後、(5)上記顔料分散液(b)、(6)シリコーン消泡剤を添加し、1時間撹拌した。
−記録用インクの作製−
・顔料分散液(a)・・・40質量部
・グリセリン・・・10質量部
・ジエチレングリコール・・・30質量部
・下記一般式(1)で表される界面活性剤(ソフタノールEP9050、株式会社日本触媒製)・・・1.75質量部
・ポリウレタン系樹脂エマルジョン(W5661、固形分35.2%、三井化学ポリウレタン株式会社製)・・・9.9質量部
・シリコーン消泡剤(KM−72F、信越化学工業株式会社製)・・・0.03質量部
・イオン交換水・・・残量
(ポリウレタン系樹脂エマルジョンの固形分含有量と、前記一般式(1)で表される界面活性剤の含有量の比・・・2:1)
上記のインク処方によりインクを調製し、1時間30分間撹拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、記録用インクを作製した。
インクの調合順序は、(1)グリセリン及びジエチレングリコール、(2)界面活性剤、(3)ポリウレタン系樹脂エマルジョン、(4)イオン交換水とし、30分間撹拌した後、(5)上記顔料分散液(a)、(6)シリコーン消泡剤を添加し、1時間撹拌した。
−記録用インクの作製−
・顔料分散液(a)・・・40質量部
・グリセリン・・・10質量部
・ジエチレングリコール・・・30質量部
・下記一般式(1)で表される界面活性剤(ソフタノールEP7025、株式会社日本触媒製)・・・0.3質量部
・ポリウレタン系樹脂エマルジョン(W5661、固形分35.2%、三井化学ポリウレタン株式会社製)・・・0.9質量部
・シリコーン消泡剤(KM−72F、信越化学工業株式会社製)・・・0.03質量部
・イオン交換水・・・残量
(ポリウレタン系樹脂エマルジョンの固形分含有量と、前記一般式(1)で表される界面活性剤の含有量の比・・・1:1)
上記のインク処方によりインクを調製し、1時間30分間撹拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、記録用インクを作製した。
インクの調合順序は、(1)グリセリン及びジエチレングリコール、(2)前記一般式(2)で表される化合物、(3)ポリウレタン系樹脂エマルジョン、(4)イオン交換水とし、30分間撹拌した後、(5)上記顔料分散液(a)、(6)シリコーン消泡剤を添加し、1時間撹拌した。
−記録用インクの作製−
・顔料分散液(a)・・・40質量部
・グリセリン・・・10質量部
・ジエチレングリコール・・・30質量部
・フッ素系界面活性剤(ゾニールFS−300、デュポン株式会社製)・・・0.3質量部
・ポリウレタン系樹脂エマルジョン(W5661、固形分35.2%、三井化学ポリウレタン株式会社製)・・・0.9質量部
・シリコーン消泡剤(KM−72F、信越化学工業株式会社製)・・・0.03質量部
・イオン交換水・・・残量
上記のインク処方によりインクを調製し、1時間30分間撹拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、記録用インクを作製した。
インクの調合順序は、(1)グリセリン及びジエチレングリコール、(2)フッ素系界面活性剤、(3)ポリウレタン系樹脂エマルジョン、(4)イオン交換水とし、30分間撹拌した後、(5)上記顔料分散液(a)、(6)シリコーン消泡剤を添加し、1時間撹拌した。
−記録用インクの作製−
・顔料分散液(c)・・・40質量部
・グリセリン・・・7.6質量部
・1,3−ブタンジオール・・・22.6質量部
・ポリウレタン系樹脂エマルジョン(W5661、固形分35.2%、三井化学ポリウレタン株式会社製)・・・2.4質量部
・イオン交換水・・・残量
上記の顔料分散液(c)に、ポリウレタン系樹脂エマルジョンを添加した後30分間充分に撹拌した。その後、グリセリン、1,3−ブタンジオール、蒸留水の順で添加し30分撹拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、記録用インクを作製した。
各記録用インクを、25℃、及び15℃の環境下、100mLのメスシリンダーに10mL入れ、前記記録用インクと気泡の体積が100mLになるまで一定圧力の空気を注入し、前記記録用インクと気泡の体積が100mLになった時点で空気の注入を停止した。空気の注入開始から空気の注入を停止するまでの時間を起泡時間とし、空気の注入を停止した時点から前記記録用インクと気泡の体積が20mLになるまでの時間を計測して消泡時間とし、起泡性と消泡性を以下の基準で評価した。
−起泡性−
A:起泡時間が30秒以上
B:起泡時間が25秒以上、30秒未満
C:起泡時間が20秒以上、25秒未満
D:起泡時間が20秒未満
−消泡性−
A:消泡時間が30秒未満
B:消泡時間が30秒以上、60秒未満
C:消泡時間が60秒以上、180秒未満
D:消泡時間が180秒以上
各記録用インクを図1〜図3に示したインクジェットプリンタ(株式会社リコー製、IPSiO G707)に充填し、25℃、及び15℃、50%RH環境下、以下の印刷パターンチャートを20,000枚印字後、吐出不良の有無を以下の基準でそれぞれ吐出安定性を評価した。なお、印刷パターンは、画像領域中、印字面積が、紙面全面積中、各色印字面積が5%であるチャートを前記インクジェットプリンタの普通紙はやいモードで印字した。
〔25℃での評価基準〕
A:不吐出のノズルが5個未満かつクリーニングで不吐出のノズルが全て回復する
B:不吐出のノズルが5個以上20個未満かつクリーニングで不吐出のノズルが全て回復する
C:不吐出のノズルが20個以上あるいはクリーニングで不吐出が回復しないノズルが1個以上
〔15℃での評価基準〕
A:不吐出のノズルが5個未満かつクリーニングで不吐出のノズルが全て回復する
B:不吐出のノズルが5個以上10個未満かつクリーニングで不吐出のノズルが全て回復する
C:不吐出のノズルが10個以上20個未満かつクリーニングで不吐出のノズルが全て回復する
D:不吐出のノズルが20個以上あるいはクリーニングで不吐出が回復しないノズルが1個以上ある
各記録用インクを密閉容器に入れて70℃の環境下に14日間保存した。保存前後のインク粘度を測定して、以下の基準で評価した。なお、インク粘度はR型粘度計(東機産業株式会社製)を用いて、25℃で測定した。
〔評価基準〕
A:保存前後の粘度変化率が5%未満
B:保存前後の粘度変化率が5%以上10%未満
C:保存前後の粘度変化率が10%以上
画像の彩度は、画像サンプルのベタ画像の測色をX−Rite濃度計(X−Rite社製)にて行い、色度図上にプロットしたときの色度図上の原点からの距離を言う。より詳しくは色度図上のa値及びb値について、下記数式で表されるものを意味する。
〔評価基準〕
A:彩度55以上
B:彩度55未満、50以上
C:彩度50未満
本発明のインクジェット記録装置及びインクジェット記録方法は、インクジェット記録方式による各種記録に適用することができ、例えば、インクジェット記録用プリンタ、ファクシミリ装置、複写装置、プリンタ/ファックス/コピア複合機、などに特に好適に適用することができる。
20 流路板
30 ノズルプレート
40 ベース
50 積層圧電素子
60 振動板
70 接着層
101 装置本体
102 給紙トレイ
103 排紙トレイ
104 インクカートリッジ装填部
111 上カバー
112 前面
115 前カバー
131 ガイドロッド
132 ステー
133 キャリッジ
134 記録ヘッド
135 サブタンク
141 用紙載置部
142 用紙
144 分離パッド
151 搬送ベルト
152 再度カウンターローラ
156 帯電ローラ
157 搬送ローラ
158 デンションローラ
171 分離爪
172 排紙ローラ
173 排紙コロ
181 両面給紙ユニット
200 インクカートリッジ
201 インクカートリッジ
241 インク袋
242 インク注入口
243 インク排出口
244 カートリッジ外装
Claims (12)
- 少なくとも顔料、水溶性有機溶剤、樹脂エマルジョン、下記一般式(1)で表される界面活性剤、下記一般式(2)で表される化合物、及び水を含有してなり、
前記樹脂エマルジョンが、ポリウレタン系樹脂エマルジョン、スチレン−アクリル系樹脂エマルジョン及びアクリル−シリコーン系樹脂エマルジョンから選択される少なくとも1種であることを特徴とする記録用インク。
- 樹脂エマルジョンの含有量が、固形分で0.1質量%〜5質量%である請求項1に記載の記録用インク。
- ポリウレタン系樹脂エマルジョンが、アニオン性自己乳化型のエーテル系ポリウレタン樹脂エマルジョンである請求項1から2のいずれかに記載の記録用インク。
- 一般式(1)で表される界面活性剤の含有量が0.05質量%〜3質量%である請求項1から3のいずれかに記載の記録用インク。
- 一般式(1)で表される界面活性剤の含有量が0.5質量%〜1.5質量%である請求項4に記載の記録用インク。
- 樹脂エマルジョンの固形分含有量Aと、一般式(1)で表される界面活性剤の含有量Bの比(A:B)が0.7:1〜2.1:1である請求項1から5のいずれかに記載の記録用インク。
- 一般式(2)で表される化合物の含有量が、顔料1質量部に対し0.1質量部〜2.0質量部である請求項1から6のいずれかに記載の記録用インク。
- シリコーン消泡剤を含有する請求項1から7のいずれかに記載の記録用インク。
- シリコーン消泡剤の含有量が0.05質量%〜1質量%である請求項8に記載の記録用インク。
- 請求項1から9のいずれかに記載の記録用インクを容器中に収容してなることを特徴とするインクカートリッジ。
- 請求項1から9のいずれかに記載の記録用インクに刺激を印加し、前記記録用インクを飛翔させて画像を形成するインク飛翔手段を少なくとも有することを特徴とするインクジェット記録方法。
- 請求項1から9のいずれかに記載の記録用インクに刺激を印加し、前記記録用インクを飛翔させて画像を形成するインク飛翔手段を少なくとも有することを特徴とするインクジェット記録装置。
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