JP2009161164A - エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 迅速に展開できると共に、小さいサイズで軽量なエアバッグ装置を提供する。
【解決手段】
エアバッグ20と、エアバッグ20内にガスを噴出するガス発生器15と、衝突を検知する検知手段と、検知手段からの信号によりガス発生器15を作動させる制御手段と、を備え、車両1外側でフロントピラー2に沿って配置されたエアバッグ20を膨張させるエアバッグ装置10において、エアバッグ20は、第1主膨張部20a1と、第1主膨張部20a1の両端からそれぞれ延びる第2主膨張部20a2とを有する略U字状に形成され、略U字状の状態で収納され、略U字状に展開することを特徴とする。
【選択図】 図11

Description

本発明は、車両が衝突対象と衝突した時等の緊急時に、インフレータ等からのガスにより車両外部に膨張展開して、衝突対象や車両にかかる衝撃を緩和するためのエアバッグ装置の技術分野に属するものである。
従来、車両と歩行者等との衝突時に、エアバッグを車両のボンネット後方及びピラー部分の外側に膨張させ、該歩行者等が車両と再衝突する衝撃を緩和させるものがある。
例えば、エアバッグ装置を、エンジンフードに設置して、膨張展開時に、フロントシールドガラス及びフロントピラーに沿って延出するエアバッグ装置が開示されている(特許文献1参照)。
また、ボンネットフードの後縁とカウルトップの前縁との間に車体左右方向に延びるエアバッグモジュールを配置し、空気吸入口やワイパー等の配置に影響を与えることなく、高剛性のダンパハウジングで支持したエアバッグ装置が開示されている(特許文献2参照)。
特開2007−112183号公報 特開2006−62488号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたエアバッグ装置では、フロントピラーを覆うように膨張するエアバッグをエンジンフードに設置しているため、エアバッグがフロントピラー上方まで展開するのに要する時間が長かった。
また、特許文献2に記載されたエアバッグ装置では、モジュール自体をダンパハウジングで支持するため、展開時に周辺部品に対してダメージを与えないように、エアバッグのケースに強度が求められ、重量が重くなり、サイズも大きくなると言う問題点があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は迅速に展開できると共に、小さいサイズで軽量なエアバッグ装置を提供することである。
前述の課題を解決するために、請求項1の発明は、エアバッグと、前記エアバッグ内にガスを噴出するガス発生器と、衝突を検知する検知手段と、前記検知手段からの信号により前記ガス発生器を作動させる制御手段と、を備え、車両外側で前記エアバッグを膨張させるエアバッグ装置において、前記エアバッグは、第1主膨張部と、前記第1主膨張部の両端からそれぞれ延びる第2主膨張部とを有する略U字状に形成され、略U字状の状態で収納され、略U字状に展開することを特徴とする
また、請求項2の発明は、前記エアバッグは、前記第2主膨張部のみを車体側に固定することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、前記第1主膨張部は、車両外側でウインドシールド前下方に配置され、前記第2主膨張部は、車両外側でフロントピラーに沿って配置されていることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、前記エアバッグは、第1主膨張部に対向して、前記第2主膨張部の端部を連結し、車両外側でルーフのウインドシールド側に配置される第3主膨張部を有し、略口字状に形成され、略口字状の状態で収納され、略口字状に展開することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、前記第1主膨張部は、車両外側でルーフのウインドシールド側に配置され、前記第2主膨張部は、車両外側でフロントピラーに沿って配置されていることを特徴とする。
このように構成された本発明に係るエアバッグ装置によれば、エアバッグが、第1主膨張部と、前記第1主膨張部の両端からそれぞれ延びる第2主膨張部とを有する略U字状に形成され、略U字状の状態で収納され、略U字状に展開するので、収納された位置から展開位置までの距離が短く、迅速に展開することができる。
また、前記エアバッグは、前記第2主膨張部のみを車体側に固定するので、第1主膨張部のための剛性のあるケースを必要とせず、エアバッグ装置全体としてサイズや重量を軽減することができる。
また、前記第1主膨張部は、車両外側でウインドシールド前下方に配置され、前記第2主膨張部は、車両外側でフロントピラーに沿って配置されているので、歩行者等が車両と再衝突する衝撃を緩和させることができる。
また、前記エアバッグは、第1主膨張部に対向して、前記第2主膨張部の端部を連結し、車両外側でルーフのウインドシールド側に配置される第3主膨張部を有し、略口字状に形成され、略口字状の状態で収納され、略口字状に展開するので、歩行者等が車両と再衝突する衝撃を緩和させることができる。
また、前記第1主膨張部は、車両外側でルーフのウインドシールド側に配置され、前記第2主膨張部は、車両外側でフロントピラーに沿って配置されているので、歩行者等が車両と再衝突する衝撃を緩和させることができる。
以下、図面を用いて、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明にかかるエアバッグ20を示す。本発明にかかるエアバッグ20は、基布の外周を縫製し、中央に第1主膨張部20a1、第1主膨張部20a1の両端からそれぞれ延びる第2主膨張部20a2を有し、略U字状に形成された主膨張部20aと、パイプ接続部20bと、係止部20cと、からなる。主膨張部20aは、略楕円形の形状を有し、膨張時に歩行者等の衝突対象との衝撃を緩和させる部分である。パイプ接続部20bは、主膨張部20aから突出し、パイプ16が挿入されカシメられる部分である。係止部20cは、第2主膨張部20a2の長手方向に対して略垂直な方向に突出して設けられ、エアバッグ20を車体に係止する部分である。
次に、エアバッグ20含むエアバッグ装置10を車両1に搭載した状態を説明する。
図2は、第1実施形態のエアバッグ装置を搭載した車両の斜視図、図3は、第1実施形態の車両のフロントピラー付近の斜視図、図4は、図3のa−a線における断面図、図5は、図3のb−b線における断面図、図6は、図3のc−c線における断面図、図7は、図3のd−d線における断面図、図8は、図3のe−e線における断面図である。
図中、1は車両、2はフロントピラー、3はフェンダ、4はフード、5はルーフ、6はウインドシールド、7はシール、8はサイドアウタパネル、9は凹部、10はエアバッグ装置、11はカバー、12はバッグケース、13はアンカー、15はガス発生器、16はパイプ、17はカバー飛散防止部材、18はリテーナ、19は固着手段、20はエアバッグ、21は連結手段、30はカウルトップ、31はダッシュボード、32はクリップ、33はガイドプレート、40はハーネスである。
車両1は、図示しないメンバーあるいはエンジンルームフレームとルーフ5を連結するフロントピラー2を有する。また、フード4、ルーフ5及びフロントピラー2に囲まれ、シール7を介して取り付けられたウインドシールド6を有する。
図4は、エアバッグ20の第1主膨張部20a1の収納状態を示している。ウインドシールド6の下前方とボンネット4の隙間には、カウルトップ30が配置されている。エアバッグ20の第1主膨張部20a1は、バッグケース12に収納した状態で、カウルトップ30の下方のダッシュボード31にクリップ32等により保持されている。また、バッグケース12の下方には、膨張時にエアバッグ20の第1主膨張部20a1の展開方向を案内するガイドプレート33が設けられている。
図5は、エアバッグ20の第2主膨張部20a2の収納状態を示している。図5に示すように、フロントピラー2のウインドシールド6側及びフェンダ3には、エアバッグ装置10が収納されている。フロントピラー2は、車両1の外側に面する第1面2aと、ウインドシールド側に面する第2面2bとを有し、第2面2b側には、エアバッグ20の第2主膨張部20a2が折り畳まれ、バッグケース12に収納した状態で、カバー11内に収納されている。
したがって、エアバッグ20のU字状にあわせて、バッグケース12もU字状に形成されている。なお、バッグケース12は必ずしもU字状である必要はない。
カバー11は、上部カバー11a及びウインドシールド6側の側部カバー11bを有する断面略L字状の部材からなり、フロントピラー2の第2面2b側に折り畳まれたエアバッグ20の第2主膨張部20a2を隠蔽するように配置される。なお、折り畳まれたエアバッグ20の第2主膨張部20a2をバッグケース12に収納せず、カバー11内に直接収納してもよい。
カバー11には、ストラップ等のカバー飛散防止部材17が上部カバー11aの折り返し部11c内に挿通される。
上部カバー11aの折り返し部11c付近には、シール11dが取り付けられており、フロントピラー2とカバー11とのあいだの隙間を覆い、意匠性や水密性を高めている。
図6乃至図8に示すように、車体のルーフ5とサイドアウタパネル8との連結部に形成された凹部9には、エアバッグ20を膨張させるガスを発生するガス発生器15と、ガス発生器15で発生したガスをエアバッグ20に供給するパイプ16等が収納されている。
ガス発生器15は、リテーナ18に覆われた状態で凹部9内に配置され、ルーフ5及びサイドアウタパネル8にボルト19aとナット19b等の固着手段19により固定される。凹部9は、ルーフモール5aで開口部を塞がれている。
パイプ16は、ガス発生器15と同様に凹部9内に配置され、クランプバンド等の連結手段21により、エアバッグ20に連結されている。なお、連結手段は、凹部9内に配置されていなくてもよい。
また、ガス発生器15には、図示しない電源や制御手段等と連結されるハーネス30が連結され、凹部9内を車両後方に沿って配置されている。
図9は、本発明にかかるガス発生器15の取付け方法を示す図である。リテーナ18は、ガス発生器15を覆い保持する本体部18aと、凹部9内で車体に固定する取付部18bと、取付孔18cを有している。まず、リテーナ18に覆われた状態のガス発生器15を凹部9内にスライドさせて挿入する。凹部9のルーフ5とサイドアウタパネル8との連結部には、孔58が形成されており、孔58の凹部9の反対側には、あらかじめナット19bが固着されている。そして、挿入されたリテーナ18の取付孔18cを孔58に重なるように配置し、ボルト19aで固定する。
次に、本発明にかかるエアバッグ装置10の作動について説明する。図10は、本実施形態のエアバッグ装置10の作動を示す図である。
図3乃至図5に示すような収納状態にあるエアバッグ装置10は、車両1が図示しない衝突対象と衝突し、車両1に発生した衝撃力を図示しない検知手段等で検知した場合、又は、衝突の予測を検知手段等で検知した場合、その検知信号に基づき制御手段等により作動される。
図10(a)は、エアバッグ装置10が作動を始め、凹部9に収納したガス発生器15からパイプ16を通じてエアバッグ20内にガスが流入し、エアバッグ20が膨張し始めた膨張初期段階を示している。膨張初期段階では、ルーフ5側からエアバッグ20が膨張を始め、膨張圧力により、図3乃至図5に示したカバー11及びカウルトップ30が展開する。
図10(b)は、ガス発生器15からパイプ16を通じてエアバッグ20内にガスが流入し、エアバッグ20が膨張し続ける膨張中期段階を示している。膨張中期段階では、エアバッグ20全体が折り畳まれた状態から完全に外部に露出する。
図10(c)は、エアバッグ20の膨張が完了した膨張完了段階を示している。膨張完了段階では、エアバッグ20が完全に膨張する。膨張完了段階のエアバッグ装置10の状態を以下に説明する。
図11は、膨張完了段階の車両の斜視図、図12は、膨張完了段階のフロントピラー2付近の斜視図、図13は、図12のf−f線における断面図、図14は図12のg−g線における断面図、図15は図12のh−h線における断面図、図16は図12のエアバッグ20を省略した図である。
図11及び図12に示すように、膨張完了段階では、エアバッグ20の第1主膨張部20a1は、ボンネット4の後方とウインドシールド6の前下方の隙間に配置されたカウルトップ30に沿う方向に展開し、エアバッグ20の第2主膨張部20a2は、フェンダ3及びフード4の一部上方とフロントピラー2の前方で、フロントピラー2に沿う方向に展開する。
図13に示すように、膨張完了段階では、エアバッグ20の第1主膨張部20a1は、カウルトップ30を拡開し、ボンネット4の後方とフロントシールド6の前下方の空間に展開する。この時、第1主膨張部20a1自体は、どこにも固定されておらず、係止部20cにより第2主膨張部20a2を介して固定されている。
このように、第1主膨張部20a1自体は、どこにも固定されていないので、剛性のあるケースが不要となり、エアバッグ装置10のサイズや重量を大幅に軽減することができる。
また、図14及び図15に示すように、膨張完了段階では、カバー11は、フロントピラー2及びウインドシールド6から離間し、エアバッグ20の第2主膨張部20a2は、歩行者等の衝突対象と衝突する可能性の高いフロントピラー2の前方へ膨張される。
この時、図16に示すように、カバー11は、カバー飛散防止部材17により、アンカー13やガス発生器15等を介して車体側に係止されているので、車両1から飛散することがない。カバー飛散防止部材17の一端17aはアンカー13等によりフロントピラー2根本部又はメンバー等の車体側に係止され、他端17bは、ガス発生器15又はそれを車体に固定する部材に係止されている。なお、カバー飛散防止部材17は、ガス発生器15等とカバー11を連結するカバー飛散防止部材17aと、アンカー13とカバー11を連結するカバー飛散防止部材17bとに分割してもよい。
また、図17に示すように、他の実施形態として、ガス発生器15に連結されるハーネス40は、後方から折り返され、凹部9内を車両前方へ沿わせる構造としてもよい。
なお、第1実施形態では、ガス発生器15を、ルーフ5及びサイドアウタパネル8の凹部9内に配置する構成としたが、これに限らず、種々の変形が可能である。
次に、エアバッグ20の配設位置を変えた第2実施形態について説明する。
図18は、第2実施形態のエアバッグ装置を搭載した車両のフロントピラー付近の斜視図、図19は、図18のi−i線における断面図である。
図中、5aは収納部、41は第2カバー、42はクリップであり、他の構成は、第1実施形態と同様の符号を用いている。
図19は、エアバッグ20の第1主膨張部20a1の収納状態を示している。ルーフ5には、凹状の収納部5aが形成されている。収納部5aは、ウインドシールド6の上辺に沿っていると好ましい。エアバッグ20の第1主膨張部20a1は、バッグケース12に収納した状態で、収納部5aにクリップ42等により保持されている。バッグケース12上方には、収納部5aを覆うように、第2カバー41が設けられている。
第2カバー41は、上部カバー41a及び折り返し部41bを有し、エアバッグ20の第1主膨張部20a1を隠蔽するように配置される。なお、折り畳まれたエアバッグ20の第1主膨張部20a1をバッグケース12に収納せず、収納部5aに直接収納してもよい。
第2カバー41には、ストラップ等の第2カバー飛散防止部材47が上部カバー41aの折り返し部41b内に挿通される。
上部カバー41aの折り返し部41b付近には、シール41c,41dが取り付けられており、ルーフ5と上部カバー41aとの隙間を覆い、意匠性や収納部5a内の水密性を高めている。
エアバッグ20の第2主膨張部20a2の収納状態は、図5で示した第1実施形態と同様なので、説明は省略する。
このように、エアバッグ20は逆U字状となる。そして、エアバッグ20の逆U字状にあわせて、バッグケース12も逆U字状に形成されている。なお、バッグケース12は必ずしも逆U字状である必要はない。
次に、第2実施形態の膨張完了段階について説明する。図20は、膨張完了段階の車両の斜視図、図21は、図20のj−j線における断面図である。
図20に示すように、膨張完了段階では、エアバッグ20の第1主膨張部20a1は、収納部5aに沿う方向に展開し、エアバッグ20の第2主膨張部20a2は、フェンダ3及びフード4の一部上方とフロントピラー2の前方で、フロントピラー2に沿う方向に展開する。
図21に示すように、膨張完了段階では、エアバッグ20の第1主膨張部20a1は、第2カバー41を拡開し、収納部5a及びウインドシールド6とルーフ5の境界上方の空間に展開する。この時、第1主膨張部20a1自体は、どこにも固定されておらず、図18に示した係止部20bにより第2主膨張部20a2を介して固定されている。
このように、第1主膨張部20a1自体は、どこにも固定されていないので、剛性のあるケースが不要となり、エアバッグ装置10のサイズや重量を大幅に軽減することができる。
この時、図21に示すように、第2カバー41は、第2カバー飛散防止部材47により、ガス発生器15等を介して車体側に係止されているので、車両1から飛散することがない。第2カバー飛散防止部材47の端部は、それぞれガス発生器15又はそれを車体に固定する部材に係止されている。なお、第2カバー飛散防止部材47は、左右のガス発生器15等と第2カバー41を連結するそれぞれ2つの第2カバー飛散防止部材47に分割してもよい。
また、図14及び図15に示すように、膨張完了段階では、カバー11は、フロントピラー2及びウインドシールド6から離間し、エアバッグ20の第2主膨張部20a2は、歩行者等の衝突対象と衝突する可能性の高いフロントピラー2の前方へ膨張される。
この時、図16に示すように、カバー11は、カバー飛散防止部材17により、アンカー13やガス発生器15等を介して車体側に係止されているので、車両1から飛散することがない。カバー飛散防止部材17の一端17bはアンカー13等によりフロントピラー2根本部又はメンバー等の車体側に係止され、他端17aは、ガス発生器15又はそれを車体に固定する部材に係止されている。なお、カバー飛散防止部材17は、ガス発生器15等とカバー11を連結するカバー飛散防止部材17aと、アンカー13とカバー11を連結するカバー飛散防止部材17bとに分割してもよい。
また、図17に示すように、他の実施形態として、ガス発生器15に連結されるハーネス40は、後方から折り返され、凹部9内を車両前方へ沿わせる構造としてもよい。
なお、第2実施形態では、ガス発生器15を、ルーフ5及びサイドアウタパネル8の凹部9内に配置する構成としたが、これに限らず、種々の変形が可能である。
図22は、第3実施形態の膨張完了段階の車両の斜視図である。第3実施形態は、第1実施形態で用いたU字状のエアバッグ20の両端を結ぶ第3主膨張部20a3を設け、エアバッグ20を口字状に形成したものである。
収納時の第1主膨張部20a1の構成は、第1実施形態を説明した図3及び図4、第2主膨張部20a2の構成は図3及び図5、第3主膨張部20a3の構成は、第2実施形態の第1主膨張部20a1の収納時を説明した図18及び図19と同様なので、説明は省略する。
また、膨張完了時の第1主膨張部20a1の構成は、第1実施形態を説明した図11、図12及び図13、第2主膨張部20a2の構成は図11、図12及び図14、第3主膨張部20a3の構成は、第2実施形態の第1主膨張部20a1の膨張完了時を説明した図20及び図21と同様なので、説明は省略する。
第3実施形態では、第1主膨張部20a1及び第3主膨張部20a3は、どこにも固定されていないので、剛性のあるケースが不要となり、エアバッグ装置10のサイズや重量を大幅に軽減することができる。
このように、エアバッグ20が、第1主膨張部20a1と、第1主膨張部20a1の両端からそれぞれ延びる第2主膨張部20a2とを有する略U字状に形成され、略U字状の状態で収納され、略U字状に展開するので、収納された位置から展開位置までの距離が短く、迅速に展開することができる。
また、エアバッグ20は、第2主膨張部20a2のみを車体側に固定するので、第1主膨張部20a2のための剛性のあるケースを必要とせず、エアバッグ装置10全体としてサイズや重量を軽減することができる。
また、第1主膨張部20a1は、車両外側でウインドシールド6前下方に配置され、第2主膨張部20a2は、車両外側でフロントピラー2に沿って配置されているので、歩行者等が車両と再衝突する衝撃を緩和させる
このように構成された本発明に係るエアバッグ装置によれば、エアバッグが、第1主膨張部と、前記第1主膨張部の両端からそれぞれ延びる第2主膨張部とを有する略U字状に形成され、略U字状の状態で収納され、略U字状に展開するので、収納された位置から展開位置までの距離が短く、迅速に展開することができる。
また、前記エアバッグは、前記第2主膨張部のみを車体側に固定するので、第1主膨張部のための剛性のあるケースを必要とせず、エアバッグ装置全体としてサイズや重量を軽減することができる。
また、前記第1主膨張部は、車両外側でウインドシールド前下方に配置され、前記第2主膨張部は、車両外側でフロントピラーに沿って配置されているので、歩行者等が車両と再衝突する衝撃を緩和させる
また、前記エアバッグは、第1主膨張部に対向して、前記第2主膨張部の端部を連結し、車両外側でルーフのウインドシールド側に配置される第3主膨張部を有し、略口字状に形成され、略口字状の状態で収納され、略口字状に展開するので、歩行者等が車両と再衝突する衝撃を緩和させることができる。
また、前記第3主膨張部は、車両外側でルーフのウインドシールド側に配置され、前記第2主膨張部は、車両外側でフロントピラーに沿って配置されているので、歩行者等が車両と再衝突する衝撃を緩和させることができる。
本発明にかかるエアバッグの実施の形態を示す図である。 第1実施形態のエアバッグ装置を搭載した車両の斜視図である。 第1実施形態の車両のフロントピラー付近の斜視図である。 図3のa−a線における断面図である。 図3のb−b線における断面図である。 図3のc−c線における断面図である。 図3のd−d線における断面図である。 図3のe−e線における断面図である。 本発明にかかるガス発生器の取付方法を示す図である。 本発明にかかるエアバッグ装置の作動を示す図である。 膨張完了段階の車両の斜視図である。 膨張完了段階のフロントピラー付近の斜視図である。 図12のf−f線における断面図である。 図12のg−g線における断面図である。 図12のh−h線における断面図である。 図12のエアバッグを省略した図である。 他の実施形態のハーネスを示した図である。 第2実施形態の車両のフロントピラー付近の斜視図である。 図18のi−i線における断面図である。 膨張完了段階の車両の斜視図である。 図20のj−j線における断面図である。 第3実施形態の膨張完了段階の車両の斜視図である。
符号の説明
1…車両、2…フロントピラー、3…フェンダ、4…フード、5…ルーフ、6…ウインドシールド、7…シール、8…サイドアウタパネル(サイドパネル)、9…凹部、10…エアバッグ装置、11…カバー、12…バッグケース、13…アンカー、15…ガス発生器(インフレータ)、16…パイプ、17…カバー飛散防止部材、18…リテーナ、18a…本体部、18b…取付部、19…固着手段、20…エアバッグ、20a1…第1主膨張部、20a2…第2主膨張部、21…連結手段、30…カウルトップ、31…ダッシュボード、32…クリップ、33…ガイドプレート、40…ハーネス、41…第2カバー、42…クリップ、47…第2カバー飛散防止部材、58…孔

Claims (5)

  1. エアバッグと、前記エアバッグ内にガスを噴出するガス発生器と、衝突を検知する検知手段と、前記検知手段からの信号により前記ガス発生器を作動させる制御手段と、を備え、車両外側で前記エアバッグを膨張させるエアバッグ装置において、
    前記エアバッグは、第1主膨張部と、前記第1主膨張部の両端からそれぞれ延びる第2主膨張部とを有する略U字状に形成され、略U字状の状態で収納され、略U字状に展開することを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 前記エアバッグは、前記第2主膨張部のみを車体側に固定することを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
  3. 前記第1主膨張部は、車両外側でウインドシールド前下方に配置され、前記第2主膨張部は、車両外側でフロントピラーに沿って配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエアバッグ装置。
  4. 前記エアバッグは、第1主膨張部に対向して、前記第2主膨張部の端部を連結し、車両外側でルーフのウインドシールド側に配置される第3主膨張部を有し、
    略口字状に形成され、略口字状の状態で収納され、略口字状に展開する
    ことを特徴とする請求項3に記載のエアバッグ装置。
  5. 前記第1主膨張部は、車両外側でルーフのウインドシールド側に配置され、前記第2主膨張部は、車両外側でフロントピラーに沿って配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエアバッグ装置。
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