JP2009161151A - サスペンション構造 - Google Patents

サスペンション構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2009161151A
JP2009161151A JP2008003120A JP2008003120A JP2009161151A JP 2009161151 A JP2009161151 A JP 2009161151A JP 2008003120 A JP2008003120 A JP 2008003120A JP 2008003120 A JP2008003120 A JP 2008003120A JP 2009161151 A JP2009161151 A JP 2009161151A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axle
support member
fitting
axle support
suspension
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008003120A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5111121B2 (ja
Inventor
Daiji Akagawa
大治 赤川
Koji Matsuda
浩司 松田
Hidetoshi Nakazato
秀利 仲里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Yorozu Corp
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Yorozu Corp
Yorozu Jidosha Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Yorozu Corp, Yorozu Jidosha Kogyo KK filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2008003120A priority Critical patent/JP5111121B2/ja
Publication of JP2009161151A publication Critical patent/JP2009161151A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5111121B2 publication Critical patent/JP5111121B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

【課題】車軸支持部だけで車軸の支持強度を確保し、車軸のアライメントの調節域を広く確保したサスペンション構造を提供する。
【解決手段】サスペンション構造11は車両の左右の車輪を回転自在に支持している車軸47と、車軸を支持している車軸支持部材48と、車軸支持部材を固定した一端21を上下動自在に他端24が車体に連結されているサスペンションアーム部材14と、を備える。サスペンションアーム部材14の一端に嵌合開口部36が形成され、車軸支持部材48は、自身の外縁部62が嵌合開口部36に嵌合して固定されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両の車輪を支持しているサスペンション構造に関するものである。
車両のサスペンション構造では、一般的に鋼板をプレス成形加工し、成形した板材を組み合わせ、それらを溶接結合して構成されている。そのため、プレス成形時のズレや溶接時の熱歪みのために、高精度での組立てが非常に困難である。
そのため、スプリングを掛止しているサスペンション部材に車輪支持部材を取り付ける際には、車輪支持部材の位置調節であるアライメント調節を行って固定する必要がある。
そこで、車輪支持部材をサスペンション部材に取り付ける際に、サスペンション部材の端部やスピンドル(車軸)支持部材に機械加工を施すことで、所定のアライメントを取ることができるようにするサスペンションの構造が知られている。しかし、加工コストが嵩むとともに、作業性も悪くなる。
また、溶接に伴う熱歪みの発生を防止するために、スピンドル支持プレートに曲げフランジを形成し、その曲げフランジをトレーリングアームに溶接することで、スピンドル支持プレートの本体部に溶接熱が及び難い構造をとっている(例えば、特許文献1参照。)。
さらに、通孔が設けられた第2のエンドプレートはトーションビームの端部に溶接され、スピンドル用通孔が設けられた第1のエンドプレートは、そのスピンドル用通孔の内周部分に第2のエンドプレートの通孔に嵌合するボス部を有する構成が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2004−42690公報(第8頁、図4) 実開平7−37719号公報(第3頁、図6)
しかし、特許文献1のサスペンションでは、曲げフランジをスピンドル支持プレートに形成するためには、スピンドル支持プレートの板厚を薄くする必要があり、薄板のスピンドル支持プレートだけではスピンドルの支持剛性を確保することが難しいという問題がある。
特許文献2のサスペンションでは、第1エンドプレートはボス部よりも径方向外側に延出する部分を有するため、仮にボス部と第2エンドプレートとの嵌合状態(ボス部の長手方向)を調節しようとしても、延出する部分は第2エンドプレートの車両外側の面と接触してしまうため、調節幅は小さく、アライメント調節を行うことは難しいという問題がある。
本発明は、前述の事情に鑑みてなされたもので、車軸支持部だけで車軸の支持強度を確保し、車軸のアライメントの調節域を広く確保し、車軸を含めて車軸支持部のサスペンションアーム部材への取付けが容易になり、車軸のアライメントの調節範囲を調節するのは容易で、車軸の組み付け精度を高め、車軸の取付け強度を高め、車軸の組み付け作業性が良く、車軸の組み付け作業性が向上するサスペンション構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明では、車両の左右の車輪を回転自在に支持している車軸と、車軸を支持している車軸支持部材と、車軸支持部材を固定した一端を上下動自在に他端が車体に連結されているサスペンションアーム部材と、を備えるサスペンション構造において、サスペンションアーム部材の一端に嵌合開口部が形成され、車軸支持部材は、自身の外縁部が嵌合開口部に嵌合して固定されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、外縁部は、嵌合開口部に嵌合している第1側面部と、第1側面部を車両の外側へ延設して嵌合していない残りの第2側面部と、を備えていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、車軸支持部材は、板部材であり、板部材の板厚が第1側面部の長さと第2側面部の長さとからなり、第2側面部がビードで溶接され、板部材の中央に車軸を圧入している嵌合孔が開けられていることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、車軸は、車軸支持部材と一体に形成されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、車軸支持部材は、板部材であり、板部材の中央に車軸を嵌合している嵌合孔が開けられ、車軸は、嵌合孔に支持している固定端に連ねて、車両の内側へ向いている車軸支持部材の内側面に当接させている抜け止めフランジ部を備えていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、サスペンションアーム部材の一端に嵌合開口部が形成され、車軸支持部材は、自身の外縁部が嵌合開口部に嵌合して固定されているので、車軸支持部をサスペンションアーム部材に固定するために、例えば、曲げフランジなどを塑性加工で成形する必要がないため、車軸支持部の板厚に厚みを持たせることができ、車軸支持部だけで車軸の支持強度を確保することができるという利点がある。
また、車軸支持部の外縁部をサスペンションアーム部材の一端の嵌合開口部に嵌合できる外縁部の範囲であれば自由に車軸支持部の取付位置を調節することができるため、車両の基準に対して左右の車軸のアライメントの調節域を広く確保することができる。
さらに、車軸支持部は、サスペンションアーム部材の嵌合開口部に嵌合・固定すると、車軸の固定も同時に完了するので、例えば車軸の中央と端の2点を固定する必要がなく、取付けるために新たな溶接作業が必要ないため、車軸を含めて車軸支持部のサスペンションアーム部材への取付けが容易になり、作業性が向上するとともに、生産コストを削減することができる。
請求項2に係る発明では、外縁部は、嵌合開口部に嵌合している第1側面部と、第1側面部を車両の外側へ延設して嵌合していない残りの第2側面部と、を備えているので、車軸支持部の外縁部が厚みを持っているため、嵌合状態をズラすことができる調節代が大きくなるため、車軸のアライメントの調節範囲(調節代)を調節するのは容易になるという利点がある。
請求項3に係る発明では、車軸支持部材は、板部材であり、板部材の板厚が第1側面部の長さと第2側面部の長さとからなり、第2側面部がビードで溶接され、板部材の中央に車軸を圧入している嵌合孔が開けられているので、車軸支持部が厚みをもっているため、車軸を車軸支持部に圧入するだけで車軸を固定することができ、車軸の組み付け精度を高めることができるとともに、車軸の取付け強度を高めることができるという利点がある。
また、車軸支持部材は、板部材であり、車軸支持部が厚みをもっているため、車軸を車軸支持部に圧入するだけで車軸を固定することができ、車軸の組み付け作業性が良くなる。
請求項4に係る発明では、車軸は、車軸支持部材と一体に形成されているので、車軸を支持部に圧入するという作業を減らすことができるという利点がある。
また、車軸の抜け落ちを確実に防止することができる。
請求項5に係る発明では、車軸支持部材は、板部材であり、板部材の中央に車軸を嵌合している嵌合孔が開けられ、車軸は、嵌合孔に支持している固定端に連ねて、車両の内側へ向いている車軸支持部材の内側面に当接させている抜け止めフランジ部を備えているので、抜け止め部を形成することにより、車軸が脱落するのを確実に防止することができ、車軸を車軸支持部に必要以上の圧力で圧入する必要がないため、車軸の組み付け作業性が向上するという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1は、本発明のサスペンション構造と車輪の関係を示す斜視図である。
図2は、本発明のサスペンション構造の斜視図である。
図3は、本発明のサスペンション構造の平面図である。
サスペンション構造11は、車両12の後部に採用され、車両12の左右(X軸方向)に延びている1本のクロスビーム13と、クロスビーム13の両端に固定したサスペンションアーム部材14と、サスペンションアーム部材14と車輪15との間に設けた車軸接続部16と、を備える。
サスペンション構造11はまた、左右(X軸方向)に延びるクロスビーム13が左右のサスペンションアーム部材14の中央に接続され、サスペンションアーム部材14の一端21にスプリング22、ショックアブソーバ23が配置され、サスペンションアーム部材14の他端24が連結部材25を介して車体26のアンダボデー27に連結され、他端(支点部)24を支点に一端21が上下動(Z軸方向)する。サスペンション構造11は対称軸線Cを基準に左右対称である。
クロスビーム13は、鋼板を略V字形の溝形に成形したビーム材で、両端に溶接開先端31を形成して、サスペンションアーム部材14に第1ビード(図に示していない)で溶接している。
サスペンションアーム部材14は、鋼板を略溝形に成形して上方に配置した第1半割部材32の縁と第2半割部材33の縁を第2ビード34(図5参照、図示以外含む)で溶接したものである。
図4は、図3の4部詳細図である。
図5は、図4の5矢視図である。図6は、図5の6矢視図である。図7は、図5の7矢視図である。図1〜図3を併用して説明する。
サスペンションアーム部材14はまた、嵌合開口部36を車両12の外側(矢印a1の方向)へ向けて形成するために、上に配置した第1半割部材32の第1外壁部37を開けるように第1開口開先部41、第2開口開先部42が成形され、これらの第1開口開先部41と第2開口開先部42の間に軸位置調節凹部43を形成している。下に配置した第2半割部材33の第2外壁部44を開けるように第3開口開先部45が成形されている。軸位置調節凹部43は、車軸47の位置を調節するときに車軸47を固定した車軸支持部材48との干渉を防止するように形成している。
車軸支持部材48は、嵌合開口部36に嵌合し、車軸接続部16に含まれる。
車軸接続部16を主体にすると、車軸接続部16は、サスペンションアーム部材14に形成した嵌合開口部36と、嵌合開口部36に固定した車軸支持部材48と、車軸支持部材48に固定した車軸47と、からなる。
具体的には、嵌合開口部36の第1開口開先部41に車軸支持部材48を第3ビード51で溶接し、嵌合開口部36の第2開口開先部42に車軸支持部材48を第4ビード52で溶接し、第3開口開先部45に車軸支持部材48を第5ビード53で溶接している。また、車軸支持部材48の中央に車軸47を一体的に嵌合している。
図8は、図5の8−8線断面図である。
図9は、図5の9−9線断面図である。図10は、図9の10−10線断面図である。図11は、図5の11−11線断面図である。図1を併用して説明する。
車軸支持部材48は、厚板鋼板から加工(板取)した板部材であり、車両12の外側へ向いている平坦な外側面56と、外側面56に対向して車両12の内側(矢印a2の方向)へ向いている平坦な内側面57と、外側面56の中央に開け内側面57に貫通している嵌合孔61と、内側面57及び外側面56に連なる外縁部62と、からなる。
外縁部62は、板厚tが外縁部62の長さT(T=t)であり、嵌合開口部36に嵌合している部位(範囲)を第1側面部64とし、嵌合していない部位(範囲)を第2側面部65とし、この一例では、第1側面部64の長さはT1で、第2側面部65の長さはT2(T2=T−T1)である。
外縁部62は、言い換えると、嵌合した第1側面部64と、第1側面部64を車両12の外側へ延設して嵌合していない残りの第2側面部65と、を有する。
すなわち、第1側面部64は、車軸47を基準に調節したときに定まる部位であり、調節代を含むこともある。
第2側面部65には、第3ビード51、第4ビード52、第5ビード53が所定の脚長Wkだけ形成されている。第2側面部65の長さT2は、脚長Wk越えとするのが望ましい。その結果、調節代は 最小位置〜最大位置(T−Wk)の範囲である。
「第2側面部65がビードで溶接され」とは、脚長Wkが第2側面部65の長さT2と一致して第2側面部65の全面に第3ビード51、第4ビード52、第5ビード53が施される場合と、図8、図11に示しているように、脚長Wkが第2側面部65の長さT2より小さく、第2側面部65の一部(例えば50%)に第3ビード51、第4ビード52、第5ビード53が施される場合との両方の場合である。
なお、第2側面部65は、嵌合孔61に嵌めた車軸47を基準に調節したときに定まる部位である。
嵌合孔61は、「しまりばめ」又は「中間ばめ」となる内径(公差を含む)に研削したものである。
車軸47は、車軸支持部材48の嵌合孔61に貫通嵌合している固定端67を形成し、固定端67に連ねて車輪15を回転自在に支持している軸受け68(図3参照)を嵌合する軸受け軸部71が形成され、軸受け軸部71に連ねておねじ部72を形成し、固定端67に連ねて抜け止めフランジ部73を車軸支持部材48の内側面57に当接させるように形成し、内側面57に抜け止めフランジ部73を第6ビード74で溶接している。
固定端67は、「しまりばめ」又は「中間ばめ」となる外径(公差を含む)である。
なお、固定端67及び嵌合孔61は、それぞれの直径を「しまりばめ」又は「中間ばめ」の直径としたが、それぞれの直径を「すきまばめ」の直径としてもよい。
次に、サスペンション構造11の製造要領の一例を簡単に説明する。
図12は、サスペンション構造の分解図である。図8〜図11を併用して説明する。
まず、サスペンションアーム部材14を組み立てる。図に示していないサスペンションアーム治具に第1半割部材32と第2半割部材33をセットすることで、嵌合開口部36を所定の寸法に保持して、縁同士を第2ビード34で溶接する。サスペンションアーム治具から取り外した後、クロスビーム13に取り付ける。
予め車軸支持部材48を形成する。厚板から板取後、NC工作機械にセットして、特に、外縁部62、内側面57、嵌合孔61及び他を仕上げる。嵌合孔61は、「しまりばめ」となる内径(公差を含む)で仕上げる。
予め車軸47を形成する。所望の調質後、NC工作機械にセットして、固定端67、抜け止めフランジ部73及び他を仕上げる。固定端67は、「しまりばめ」となる外径(公差を含む)で仕上げ、抜け止めフランジ部73は、所定の直角度で仕上げる。
その次に、車軸支持部材48の嵌合孔61に車軸47を矢印a3のように嵌め、溶接する。まず、「しまりばめ」では、車軸支持部材48を所定の温度まで昇温して、所定温度を保持した後、嵌合孔61に固定端67を嵌めて内側面57に抜け止めフランジ部73を当接させることで、「しまりばめ」で組み付ける。引き続き、内側面57を上方へ向け、抜け止めフランジ部73に下向き溶接を施すことで、結果的に第6ビード74で一体的に固定する。
最後に、サスペンションアーム部材14に車軸支持部材48を取付ける。クロスビーム13に接合したサスペンションアーム部材14を治具にセットし、左右の嵌合開口部36に車軸47を固定した車軸支持部材48を仮に矢印a4のように嵌める。続けて、車軸47の軸受け軸部71のX軸方向(車幅方向)の位置を微調節することでX軸方向(正確には3軸方向)の位置を定める。その際、車軸支持部材48の外縁部62を嵌合開口部36に出し入れすることで調節し、決定後、車軸47を拘束治具で拘束する。そして、下向き溶接による第3ビード51、第4ビード52、第5ビード53で溶接する。
このように、サスペンション構造11では、サスペンションアーム部材14に対して、車軸47を固定した車軸支持部材48を嵌め、車軸支持部材48の調節代で車軸47の位置を調節することができる。従って、車軸47のアライメントの調節域を広く確保することができる。
「アライメント」とは、車両12の中心(X軸、Y軸、Z軸の中心)に対する左右の車軸47のX軸方向、Y軸方向、Z軸方向の位置関係である。
次に、本発明のサスペンション構造の作用を図4〜図12で説明する。
サスペンション構造11において、車軸接続部16は、サスペンションアーム部材14に嵌合開口部36を形成して、嵌合開口部36に板状の車軸支持部材48を嵌めて、溶接(第3ビード51、第4ビード52、第5ビード53)して一体的に接合しているので、例えば車軸支持部をサスペンションアームに固定するために、車軸支持部に曲げフランジなどを塑性加工で成形する必要がないため、車軸支持部材48の板厚に強度確保に必要な厚みを持たせることができ、車軸支持部材48だけで車軸47を支持する強度を確保することができる。
また、車軸支持部材48は、板厚tに一致している外縁部62の長さTを設けたので、車軸支持部材48をサスペンションアーム部材14の嵌合開口部36に嵌合できる範囲(T−Wk)であれば自由に車軸支持部材48の取付位置(X軸方向)を調節することができ、アライメントの調節域を広く確保することができる。
さらに、車軸支持部材48は、サスペンションアーム部材14の嵌合開口部36に嵌合・固定すると、車軸47の固定も同時に完了するので、例えば車軸の中央と端の2点を固定する必要がなく、取付けるための新たな溶接作業が必要ないため、車軸47を含めて車軸支持部材48のサスペンションアーム部材14への取付けが容易になり、作業性が向上するとともに、生産コストを削減することができる。
図8、図11に示しているように、車軸支持部材48は、嵌合開口部36に嵌合している第1側面部64と嵌合していない残りの第2側面部65を平坦に連ねて形成しているので、第2側面部65の長さT2を長く設定すると、嵌合の長さ(第1側面部64の長さT1)を調節することができる調節代が大きくなるため、車軸47のアライメントの調節範囲(調節代)を調節するのは容易になる。
車軸支持部材48は、板部材であり、板部材の中央に車軸47を圧入している嵌合孔61が開けられているので、車軸支持部材48が厚みをもつことで嵌合孔61の長さが長くなり、車軸47を車軸支持部材48(嵌合孔61)に圧入するだけで車軸47を固定することができ、車軸47の組み付け精度(直角度)を高めることができるとともに、車軸47の取付け強度を高めることができる。
車軸支持部材48は、板部材であり、車軸支持部材48が厚みをもっているため、車軸47を車軸支持部材48に圧入するだけで車軸47を固定することができ、車軸47の組み付け作業性が良くなる。
車軸47は、車軸支持部材48に支持している固定端67に連ねて車軸支持部材48の内側面57に当接させている抜け止めフランジ部73を備えているので、車軸47を「すきまばめ」で嵌合しても、車軸47の抜けを確実に防止することができ、車軸47を車軸支持部材48に必要以上の圧力で圧入する必要がなく、作業性が向上する。
次に、別の実施の形態を説明する。
図13は、別の実施の形態図であり、図9に対応する図である。上記図1〜図12に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
別の実施の形態のサスペンション構造11Bは、車軸接続部16Bを備え、車軸接続部16Bは、車軸47Bに車軸支持部材48Bを一体に形成していることを特徴とする。
別の実施の形態のサスペンション構造11Bは、サスペンション構造11と同様の作用・効果を発揮する。
また、別の実施の形態のサスペンション構造11Bでは、車軸支持部材48Bと車軸47Bとを一体的に形成することにより、分割したものに比べ、分割したサスペンション構造11の車軸47を車軸支持部材48に圧入するという作業は必要なくなり、サスペンション構造11Bの組立は容易になる。
また、車軸47Bの抜け落ちを確実に防止することができる。
尚、車軸支持部材48は、図5に示した正面から見て、略四角形に形成したが、四角形以上の多角形でもよい。
本発明のサスペンション構造は、車両(FF車)の後サスペンションに好適である。
本発明のサスペンション構造と車輪の関係を示す斜視図である。 本発明のサスペンション構造の斜視図である。 本発明のサスペンション構造の平面図である。 図3の4部詳細図である。 図4の5矢視図である。 図5の6矢視図である。 図5の7矢視図である。 図5の8−8線断面図である。 図5の9−9線断面図である。 図9の10−10線断面図である。 図5の11−11線断面図である。 サスペンション構造の分解図である。 別の実施の形態図である。
符号の説明
11…サスペンション構造、12…車両、14…サスペンションアーム部材、15…車輪、26…車体、36…嵌合開口部、47…車軸、48…車軸支持部材、51…ビード(第3ビード)、52…ビード(第4ビード)、53…ビード(第5ビード)、57…車軸支持部材の内側面、61…嵌合孔、62…外縁部、64…第1側面部、65…第2側面部、67…固定端、73…抜け止めフランジ部。

Claims (5)

  1. 車両の左右の車輪を回転自在に支持している車軸と、該車軸を支持している車軸支持部材と、該車軸支持部材を固定した一端を上下動自在に他端が車体に連結されているサスペンションアーム部材と、を備えるサスペンション構造において、
    前記サスペンションアーム部材の一端に嵌合開口部が形成され、
    前記車軸支持部材は、自身の外縁部が前記嵌合開口部に嵌合して固定されていることを特徴とするサスペンション構造。
  2. 前記外縁部は、前記嵌合開口部に嵌合している第1側面部と、該第1側面部を車両の外側へ延設して嵌合していない残りの第2側面部と、を備えていることを特徴とする請求項1記載のサスペンション構造。
  3. 前記車軸支持部材は、板部材であり、該板部材の板厚が前記第1側面部の長さと前記第2側面部の長さとからなり、前記第2側面部がビードで溶接され、板部材の中央に前記車軸を圧入している嵌合孔が開けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のサスペンション構造。
  4. 前記車軸は、前記車軸支持部材と一体に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のサスペンション構造。
  5. 前記車軸支持部材は、板部材であり、板部材の中央に前記車軸を嵌合している嵌合孔が開けられ、
    前記車軸は、前記嵌合孔に支持している固定端に連ねて、車両の内側へ向いている前記車軸支持部材の内側面に当接させている抜け止めフランジ部を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のサスペンション構造。
JP2008003120A 2008-01-10 2008-01-10 サスペンション構造 Active JP5111121B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008003120A JP5111121B2 (ja) 2008-01-10 2008-01-10 サスペンション構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008003120A JP5111121B2 (ja) 2008-01-10 2008-01-10 サスペンション構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009161151A true JP2009161151A (ja) 2009-07-23
JP5111121B2 JP5111121B2 (ja) 2012-12-26

Family

ID=40964250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008003120A Active JP5111121B2 (ja) 2008-01-10 2008-01-10 サスペンション構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5111121B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7894082B2 (en) 2003-03-20 2011-02-22 Silverbrook Research Pty Ltd Integrated printing and display device
US7929179B2 (en) 2003-03-20 2011-04-19 Silverbrook Research Pty Ltd Flat panel display
JP2014097769A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Toyota Motor Corp サスペンション用ビームおよびサスペンション用ビームの製造方法
JP5879415B1 (ja) * 2014-10-03 2016-03-08 株式会社エフテック サスペンション部材用エンドプレート
JP2018176818A (ja) * 2017-04-04 2018-11-15 株式会社エフテック リヤサスペンション用トレーリングアーム
JP2018176816A (ja) * 2017-04-04 2018-11-15 株式会社エフテック リヤサスペンション用トレーリングアーム
JP2019172203A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 ダイハツ工業株式会社 サスペンション

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56102209U (ja) * 1980-01-09 1981-08-11
JPS6150809A (ja) * 1984-08-20 1986-03-13 Mazda Motor Corp 自動車のサスペンシヨンア−ム
JPH08294796A (ja) * 1995-04-26 1996-11-12 Daihatsu Motor Co Ltd 溶接治具
JP2002166716A (ja) * 2000-11-29 2002-06-11 Futaba Industrial Co Ltd トーションビーム式サスペンション
JP2004042690A (ja) * 2002-07-09 2004-02-12 F Tech:Kk トーションビーム式サスペンション
JP2008213602A (ja) * 2007-03-01 2008-09-18 Toyota Motor Corp トーションビーム式サスペンション

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56102209U (ja) * 1980-01-09 1981-08-11
JPS6150809A (ja) * 1984-08-20 1986-03-13 Mazda Motor Corp 自動車のサスペンシヨンア−ム
JPH08294796A (ja) * 1995-04-26 1996-11-12 Daihatsu Motor Co Ltd 溶接治具
JP2002166716A (ja) * 2000-11-29 2002-06-11 Futaba Industrial Co Ltd トーションビーム式サスペンション
JP2004042690A (ja) * 2002-07-09 2004-02-12 F Tech:Kk トーションビーム式サスペンション
JP2008213602A (ja) * 2007-03-01 2008-09-18 Toyota Motor Corp トーションビーム式サスペンション

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7894082B2 (en) 2003-03-20 2011-02-22 Silverbrook Research Pty Ltd Integrated printing and display device
US7901068B2 (en) 2003-03-20 2011-03-08 Silverbrook Research Pty Ltd Flat panel computer display
US7929179B2 (en) 2003-03-20 2011-04-19 Silverbrook Research Pty Ltd Flat panel display
US7957027B2 (en) 2003-03-20 2011-06-07 Silverbrook Research Pty Ltd Printing and display device
US7963649B2 (en) 2003-03-20 2011-06-21 Silverbrook Research Pty Ltd Computer monitor having inkjet printhead
US8016500B2 (en) 2003-03-20 2011-09-13 Silverbrook Research Pty Ltd Flat panel display unit with integrated printer
US8025350B2 (en) 2003-03-20 2011-09-27 Silverbrook Research Pty Ltd Printing and flat panel display device
US8059308B2 (en) 2003-03-20 2011-11-15 Silverbrook Research Pty Ltd Integrated printing and display device with replaceable ink cartridge
JP2014097769A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Toyota Motor Corp サスペンション用ビームおよびサスペンション用ビームの製造方法
JP5879415B1 (ja) * 2014-10-03 2016-03-08 株式会社エフテック サスペンション部材用エンドプレート
WO2016052153A1 (ja) * 2014-10-03 2016-04-07 株式会社エフテック サスペンション部材用エンドプレート
CN106573515A (zh) * 2014-10-03 2017-04-19 株式会社 F.泰克 悬架部件用端板
EP3202602A4 (en) * 2014-10-03 2018-06-20 F-Tech Inc. End plate for suspension member
US10543728B2 (en) 2014-10-03 2020-01-28 F-Tech Inc. End plate of suspension member
JP2018176818A (ja) * 2017-04-04 2018-11-15 株式会社エフテック リヤサスペンション用トレーリングアーム
JP2018176816A (ja) * 2017-04-04 2018-11-15 株式会社エフテック リヤサスペンション用トレーリングアーム
JP2019172203A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 ダイハツ工業株式会社 サスペンション

Also Published As

Publication number Publication date
JP5111121B2 (ja) 2012-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5111121B2 (ja) サスペンション構造
JP4301307B2 (ja) トーションビーム式サスペンション
US8388000B2 (en) Control arm, and method of producing a control arm
JP5363065B2 (ja) 車両用l型サスペンションアーム
JP4544001B2 (ja) トーションビーム式リヤサスペンション構造
JP2009511348A (ja) スタビライザバー
JP2010126095A (ja) アーム部材及びその製造方法
JPWO2013094580A1 (ja) サスペンションアーム取付構造
CN112566800A (zh) 具有增强特征和连接节点的车辆悬架部件
JP2008195155A (ja) トーションビーム式サスペンション
AU2005221268B2 (en) Radius arm for the wheel suspension of a motor vehicle
US9102210B2 (en) Suspension system for a vehicle and method
JP6659201B2 (ja) サスペンション
JP4548175B2 (ja) サスペンションロッド構造
JP6347990B2 (ja) トーションビーム式サスペンション
JP2010221965A (ja) 車両用構造物の取付構造
JP2009051380A (ja) トーションビーム式サスペンション
US11383574B2 (en) Vehicle twist axle assembly
US8876555B2 (en) Vehicle ground-contacting element forming a hollow body and method for manufacturing such a ground-contacting element
JP2012153194A (ja) 車両用サスペンション構造
JP4771907B2 (ja) トーションビーム式サスペンション
JP5870942B2 (ja) ナックルの製造方法
JP7340000B2 (ja) 緩衝器
JP2008195154A (ja) 自動車用サスペンション
EP3995331A1 (en) Stabilizer

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121002

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121009

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5111121

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117