JP2009161034A - 車両用トノボード装置 - Google Patents

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昌之 斉藤
Masato Oshina
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Abstract

【課題】ラゲージルームのスペースを仕切る車両用トノボード装置であって、ラゲージルーム内を任意のスペース比率で区画することができるとともに、スペース比率を変更する際の操作性を高める。
【解決手段】ラゲージルーム12内に配置されるトノボード本体30は、車両の前後方向に沿って三分割されたフロントボード30a、センターボード30b、リヤボード30cからなり、ヒンジ部33,34により、各分割体は屈曲自在であるとともに、センターボード30b裏面にフロント側固定ピン35、リヤ側固定ピン36を配設し、ラゲージサイドトリム13のホルダ14,15を各上下二箇所に設ける。そして、フロント側固定ピン35、リヤ側固定ピン36の一方側を回動支点として、他方側を上下方向にポジション変更することにより、トノボード本体30をラゲージサイドトリム13側に保持した状態で取付姿勢、取付ポジションを可変させる。
【選択図】図6

Description

この発明は、車両のリヤシートとバックドアとの間の荷室(以下ラゲージルームという)内に配置される車両用トノボード装置に関する。
図8はハッチバック型車両1のバックドア2を開放した状態を後方側から見た斜視図であり、ハッチバック型車両1においては、リヤシート3とバックドア2との間に荷物類を収容するスペースとして、ラゲージルーム4が設定されており、このラゲージルーム4の上面開口を蓋するトノボード装置5が設けられている。このトノボード装置5は、図9に示すように、ラゲージルーム4内への荷物類の出し入れが容易になるように、バックドア2の開閉操作と連繋して、トノボード5aが前端のヒンジ部5bを基に図9中矢印方向に回動する。例えば連結部材5cによりバックドア2とトノボード5aのリヤ側を連結させて開放操作するタイプのものが従来から知られている。
しかしながら、バックドア2と連繋して、トノボード5aが開放するタイプでは、トノボード5aに載置した荷物類が開放時に滑り落ちる等、荷物類の保護機能を充分満足させることができないことから、最近では、図10乃至図12に示すように、スライド式のトノボード6が提案されている。図10,図11において、ラゲージルーム4内のスペースにトノボード6が上段と中段に適宜スライド装着される。例えば、比較的大型の荷物類を収容するには、上段にトノボード6をセットする上段トノボード形態6Aが採用される。一方、比較的小型の荷物類を内部に収容して、トノボード6上に大型の荷物類を載置する場合はトノボード6を中段にセットする中段トノボード形態6Bを採用することが好ましい。また、図12に示すように、中段トノボード形態6Bと、フロア面にトノボード6をセットする床置き形態6Cのように、ラゲージルーム4のスペースを別途区分け使用することもできる。尚、図10乃至図12に示すように、スライド式のトノボード6によりラゲージルーム4内のスペースを適宜仕切るようにした従来例としては、特許文献1に詳細に示されている。
特開2005−186848号公報
このように、従来のトノボード装置においては、例えば、図8,図9に示すバックドア2の開放操作と連繋してラゲージルーム4を開放できるトノボード装置5では、ラゲージルーム4を仕切るパターンが一つであり、搭載する荷物類の寸法、形状に有効に対応することができない。また、バックドア2を開放した際、トノボード5a上に載置した荷物類が前側にズレ落ち、荷物類の保護の面でも改善の余地があった。
一方、図10乃至図12に示すセット位置を可変するスライド式のトノボード6においては、トノボード6のセット位置を変更する際、バックドア2を開放して操作スペースを確保しながら両手で作業を行なう必要があり、セット位置変更作業が非常に面倒であるとともに、例えば、小物類等をトノボード6上に載置した際、走行中の急ハンドル、急発進等により小物類がトノボード6上を移動する危険があるため、小物類の確実な保護が期待できず、また、リヤシート3側から小物類を出し入れする際の出し入れ作業についても小物類がトノボード6の後端側に移動していた場合等、出し入れが困難となり、使い勝手上、好ましくないという欠点が指摘されている。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、リヤシートとバックドアとの間のラゲージルーム内に配置される車両用トノボード装置であって、荷物類の形状や寸法に対応して、ラゲージルームのスペース比率を調整する際のトノボードのポジション変更作業を片手操作で簡単に行なうことができるとともに、トノボード本体の取付姿勢についても、フラット形態ばかりでなく、屈曲形態を採用することでトレイとしての機能性を高めた車両用トノボード装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明者等は、鋭意研究の結果、ラゲージルームを適切なスペース比率で区画するトノボード本体をヒンジ部を介して相互に屈曲自在な三分割された分割体で構成するとともに、トノボード本体のフロント側とリヤ側の二箇所に固定ピンを設け、一方側の固定ピンを回動支点として他方側の固定ピンを回動操作することにより、簡単な操作でトノボード本体のポジション変更を図ることが可能になることに着目し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、リヤシートとバックドアとの間に画成されるラゲージルームに配置され、ラゲージルームを所定のスペース比率で区画するトノボード本体と、このトノボード本体をラゲージルームの両側壁の適宜ポジションで支持する支持機構とからなる車両用トノボード装置において、前記トノボード本体は、車両の前後方向に沿って三分割されたフロントボード、センターボード、リヤボードとからなり、各ボードは、ヒンジ部を介して相互に屈曲自在に構成されているとともに、トノボード本体の支持機構は、センターボード裏面のフロント側及びリヤ側に配設された固定ピンと、ラゲージルームの両側壁のラゲージサイドトリムに設けられ、上記固定ピンと係合するホルダとから構成されるとともに、各ホルダがそれぞれ上下二箇所に配設され、一方側の固定ピンをラゲージサイドトリムに保持した状態で他方側の固定ピンを上下方向に移行させることにより、トノボード本体の取付ポジション、及び取付姿勢を可変できるようにしたことを特徴とする。
ここで、車両用トノボード装置は、リヤシートとバックドアとの間のラゲージルーム内に配置され、ラゲージルーム内のスペースを適切なスペース比率で区画できるトノボード本体と、ラゲージルームの両側壁にトノボード本体をポジション変更可能に支持することができる支持機構とから構成されている。
更に、トノボード本体は、車両の前後方向に沿って三分割されたフロントボード、センターボード、リヤボードの各ボードから構成され、各ボードは、連接するヒンジ部を介してそれぞれ屈曲自在である。トノボード本体としては、棚機能を備え、かつ折り畳み操作を行なうことから、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ABS樹脂等、汎用の熱可塑性樹脂をブロー成形することで中空プレート状に成形された樹脂芯材の表面にクロス、不織布、合成樹脂シート等の表皮を一体化した構成が好ましく、また、ヒンジ部は、中空プレート状の樹脂芯材を成形する際に薄肉ヒンジ部を一体化することで簡単に形成できる。
次に、トノボード本体の支持機構としては、トノボード本体の裏面に設けた固定ピンと、この固定ピンを支持するラゲージサイドトリム側のホルダとからなる。特に、本発明においては、トノボード本体におけるセンターボードの裏面に車両の前後方向に沿って所定間隔をあけたフロント側固定ピンとリヤ側固定ピンとを備えており、フロント側固定ピン並びにリヤ側固定ピンは、それぞれトノボード本体の両側縁から外方に向けて突出するようにバネ付勢されており、操作レバー等により固定ピンを内方に引き込むことにより、ラゲージサイドトリムのホルダに対する係合を解除する構成になっている。更に、トノボード本体のフロント側固定ピン並びにリヤ側固定ピンに対応して、ラゲージルームの両側壁に位置するラゲージサイドトリムには、トリムと一体、あるいは別体に上記固定ピンを係脱可能に支承するホルダが設けられている。
本発明では、トノボード本体の取付姿勢を上段トノボード形態、中段トノボード形態、及び簡易トレイ形態の三つの形態に移行させることができる。尚、上段トノボード形態、中段トノボード形態におけるトノボード本体はフラット姿勢を保ち、簡易トレイ形態のトノボード本体は屈曲姿勢を保っている。そして、各形態に移行させるためにフロント側固定ピンを支持するフロント側ホルダは上下二箇所に上位ホルダ、下位ホルダとして設定されている。また、リヤ側固定ピンを支持するリヤ側ホルダについても上下二箇所に上位ホルダ、下位ホルダとしてそれぞれ設けられている。
従って、トノボード本体を上段トノボード形態、中段トノボード形態、簡易トレイ形態の各形態に移行させる操作は、以下のように行なう。まず、上段トノボード形態は、フロントボード、センターボード、リヤボードがフラット状に規制され、フロント側固定ピン並びにリヤ側固定ピンはそれぞれラゲージサイドトリムの各上位ホルダに係合されている。
次いで、上段トノボード形態から簡易トレイ(屈曲)形態に移行させるには、トノボード本体のフロント側固定ピンをラゲージサイドトリムの上位ホルダから外し、リヤ側固定ピンを回動中心としてセンターボードを下方向に回動操作し、フロント側固定ピンを上位ホルダから下位ホルダにポジション変更する。そして、それに連れてセンターボードとヒンジ部を介して一体化しているフロントボードを下方位置に位置決めして、隣接する相互のボードが屈曲状態となる簡易トレイ形態に移行させることができる。この状態では、センターボードが傾斜状の仕切壁として機能するため、リヤシート側から小物類を確実に出し入れ操作することができる。
更に、簡易トレイ形態から中段トノボード形態に移行させるには、トノボード本体のリヤ側固定ピンをリヤサイドトリムの上位ホルダから外し、フロント側固定ピンを回動支点としてセンターボードの後端側を下方向に向けて回動操作して、リヤ側固定ピンを上位ホルダから下位ホルダにポジション変更する。そして、フロントボードとセンターボードとをフラット状に規制し、更にヒンジ部を介してリヤボードをセンターボードとフラット状に位置決めすれば、簡単に中段トノボード形態に移行させることができる。
このように、本発明によれば、ラゲージルーム内に配置されるトノボード本体を車両の前後方向に沿って三分割体構造とし、かつヒンジ部を介して各分割体が相互に屈曲自在となる構成を採用するとともに、センターボード裏面のフロント側及びリヤ側にそれぞれ固定ピンを設け、ラゲージサイドトリムのホルダに対して一方側の固定ピンを回動支点として他方側の固定ピンをポジション変更することで、上段トノボード形態、中段トノボード形態、簡易トレイ形態の三つの形態間を簡単に移行させることができる。従って、バックドアを開放操作して、トノボードをラゲージサイドトリムから取り外すという面倒な作業を廃止でき、荷物類の寸法、形状に対応して、簡単にトノボード本体のポジション変更ができる。更に、簡易トレイ形態を使用すれば、室内側からの小物類の出し入れが簡単に行なえ、使い勝手に優れるとともに、小物類の保護機能を高めることができる。
以上説明した通り、本発明に係る車両用トノボード装置は、ラゲージルームに配置される車両用トノボード装置であって、トノボード本体は、車両の前後方向に沿って三分割されるフロントボード、センターボード、リヤボードの分割体からなり、各ボードをヒンジ部を介して屈曲自在に連接するとともに、センターボード裏面のフロント側及びリヤ側にそれぞれ固定ピンを配し、一方側の固定ピンを回動支点として他方側の固定ピンを上下方向にポジション変更することで、簡単にトノボード本体の取付ポジション並びに取付姿勢を変更することができる。従って、収納する荷物類の寸法、形状に対応して、ラゲージルーム内を適切なスペース比率で区画することが簡単に実施できるため、バックドアを開放したり、トノボードをラゲージサイドトリムから取り外すという面倒な作業を廃止でき、操作性並びに有用性に優れるとともに、特に、センターボードを傾斜状縦壁として機能する屈曲形態で使用すれば、リヤシート側から小物類を簡単に出し入れすることができ、かつ走行中の急ハンドル、急発進等により、トノボード上を小物類が大きく移動することがなく、使い勝手にも優れ、しかも小物類の確実な保護が図れるという効果を有する。
以下、本発明に係る車両用トノボード装置の好適な実施例について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。尚、念のため付言すれば、本発明の要旨は特許請求の範囲に記載した通りであり、以下に説明する実施例の内容は、本発明の一例を単に示すものに過ぎない。
図1乃至図7は本発明に係る車両用トノボード装置の一実施例を示すもので、図1は車両のラゲージルーム内に配置される車両用トノボード装置の構成を示す概略図、図2は同車両用トノボード装置におけるトノボード本体の構成を示す断面図、図3は同車両用トノボード装置におけるトノボード本体の支持機構であるラゲージサイドトリムのホルダの設定位置を示す説明図、図4は同車両用トノボード装置における固定ピンとホルダとの係合関係を示す説明図、図5乃至図7は同車両用トノボード装置における使用形態を示すもので、図5は上段トノボード形態、図6は簡易トレイ形態、図7は中段トノボード形態をそれぞれ示す説明図である。
図1において、リヤシート10とバックドア11との間に画成されるラゲージルーム12内に本発明に係る車両用トノボード装置20が配設されている。車両用トノボード装置20は、ラゲージルーム12を適宜スペース比率で区画できる仕切り機能を備えたトノボード本体30と、このトノボード本体30の支持機構とから構成されている。具体的にはこの支持機構は、ラゲージルーム12の両側壁面に内装されるラゲージサイドトリム13に一体、あるいは別体に設けられるホルダと、トノボード本体30側の固定ピンとから構成されるが、支持機構の構成については後述する。
まず、本発明に係る車両用トノボード装置20は、トノボード本体30の構造並びにトノボード本体30の取付ポジション、取付姿勢を簡単に変更できるようにしたトノボード本体30の支持機構に特徴がある。トノボード本体30の構造について、図1,図2を基に説明すると、トノボード本体30は、車両の前後方向に沿って三分割されたフロントボード30a、センターボード30b、リヤボード30cの分割体から構成されており、各分割体30a,30b,30cは、軽量でありながら剛性に優れた樹脂芯材31の表面に表皮32を一体化した構成である。
本実施例においては、ブロー成形によりポリプロピレン系樹脂を中空プレート状に成形して樹脂芯材31を成形するとともに、表皮32は、感触並びに外観性能に優れたクロスを樹脂芯材31の表面側に積層一体化している。そして、フロントボード30a、センターボード30bは、フロント側のヒンジ部33により一体化しており、センターボード30bとリヤボード30cは、リヤ側のヒンジ部34により一体化している。従って、各ヒンジ部33,34を介してフロントボード30a、センターボード30b、リヤボード30cは相互に屈曲自在な構成となっている。そして、トノボード本体30の支持機構の一部をなすように、センターボード30b裏面のフロント側及びリヤ側には、それぞれフロント側固定ピン35、リヤ側固定ピン36が設けられている。尚、本実施例においては、樹脂芯材31の素材としてポリプロピレン(PP)系樹脂を使用し、ヒンジ部33,34については、薄肉形成したPPヒンジを使用しているが、ポリエチレン系樹脂、ABS樹脂等の樹脂材料に代替しても良く、また、PPヒンジに替えて布ヒンジを使用することもできる。更に、中空状のブロー成形による中空プレート状に成形することで、回動操作時における良好な感触及びボックス構造による強固な剛性を確保するようにしたが、リブを設けた一枚物の樹脂板を使用することもできる。
そして、本発明に係る車両用トノボード装置20の特徴は、トノボード本体30の構成として、車両の前後方向に沿う三分割構成とし、各分割体30a,30b,30cをヒンジ部33,34を基に屈曲自在に構成するとともに、フロント側固定ピン35とリヤ側固定ピン36のように、相対する固定ピン35,36において一方側を回動支点とし、他方側をポジション変更可能な構成としたことが特徴である。
次に、図3,図4に基づいて、トノボード本体30の支持機構について説明する。支持機構は、上記したトノボード本体30に設けたフロント側固定ピン35とリヤ側固定ピン36と、フロント側固定ピン35、リヤ側固定ピン36に対応してそれらを支持するホルダとから構成されている。すなわち、図3に示すように、トノボード本体30の支持機構として、ラゲージサイドトリム13には、トノボード本体30のフロント側固定ピン35を保持するフロント側ホルダ14が上下二箇所に上位ホルダ14a、下位ホルダ14bとして設定されている。また、トノボード本体30におけるリヤ側固定ピン36を支持するリヤ側ホルダ15についても上位ホルダ15a、下位ホルダ15bがそれぞれ設けられている。
ここで、上位ホルダ14a,15a間の距離、並びに下位ホルダ14b,15b間の距離は共に同一であり(双方の距離を符号L1で示す)、また、図2中トノボード本体30におけるフロント側固定ピン35とリヤ側固定ピン36との間の距離(符号Lで示す)と相等しい。更に、フロント側ホルダ14の下位ホルダ14bとリヤ側ホルダ15における上位ホルダ15aとの間の距離(符号L2で示す)は、上述した符号L1、Lで示す距離と同一に設定されている。
次に、図4において、トノボード本体30の支持機構の一例として、トノボード本体30におけるフロント側固定ピン35とラゲージサイドトリム13のフロント側ホルダ14における上位ホルダ14aとの間の係合関係について説明する。他のポジションの固定ピン35,36とホルダ14,15との関係についてはこれを準用する。すなわち、固定ピン35は、付勢スプリング35aにより図4中右方向、具体的には、ラゲージサイドトリム13のホルダ14aに対する係合方向にバネ付勢されている。そして、ホルダ14aと固定ピン35の係合を解除する際は、図示しない操作レバーを操作すれば、固定ピン35に連結されている操作ロッド35bが図4中左方向に引っ張られることにより、付勢スプリング35aのバネ圧に抗して固定ピン35が脱落方向に移動することにより、固定ピン35とホルダ14aとの係合が解除される。
次に、本発明に係る車両用トノボード装置20の使用形態についてそれぞれ説明する。図5は上段トノボード形態を示し、トノボード本体30により被覆されるスペースS1は比較的大きなスペースを確保することができ、大型の荷物類を内部に収納することができる。この上段トノボード形態では、センターボード30bとリヤボード30cとがフラット状であり、センターボード30bのフロント側固定ピン35並びにリヤ側固定ピン36はそれぞれラゲージサイドトリム13のフロント側ホルダ14における上位ホルダ14a並びにリヤ側ホルダ15における上位ホルダ15aに係着している。また、フロントボード30aは、フロントボード30aとセンターボード30b間のヒンジ部33を介して屈曲自在であるため、リヤシート10のシートバック10aのリクライニング操作に追随して傾斜しているが、フラット状に保持されていても良い。
そして、図5に示す上段トノボード形態から図6に示す簡易トレイ形態に移行するには、トノボード本体30のセンターボード30bのフロント側固定ピン35をラゲージサイドトリム13のフロント側ホルダ14の上位ホルダ14aから係合を解除して、トノボード本体30のリヤ側固定ピン36を回動支点として、図6中矢印方向に自重によりセンターボード30bを回動させて、フロント側固定ピン35をフロント側ホルダ14における下位ホルダ14bに係合する。すなわち、フロント側固定ピン35を上位ホルダ14aから下位ホルダ14bにポジション変更する。更に、この状態で、ヒンジ部33を基にフロントボード30aが図示しないストッパ等に当接し、ほぼフラット状に規制され、図6に示すように、フロントボード30aとリヤボード30cはほぼフラット状をなし、センターボード30bについては、傾斜状の縦壁を構成するように、取付姿勢が規制される。従って、ラゲージルーム12をこの簡易トレイ形態によりスペースS2とスペースS3とに区画することができ、特に、スペースS2については室内側(リヤシート10側)から小物類を手際良く出し入れすることができ、かつ走行中の急ハンドル、急発進等により小物類が大きく移動することがなく、小物類の収容特性にも優れ、図6に示す簡易トレイ形態は使い勝手が非常に優れたものとなる。
また、簡易トレイ形態から図7に示す中段トノボード形態に移行するには、傾斜状に保持されているセンターボード30bのリヤ側固定ピン36をラゲージサイドトリム13におけるリヤ側ホルダ15の上位ホルダ15aから外し、フロント側固定ピン35を下位ホルダ14b内で支承した状態、すなわちフロント側固定ピン35を回動支点としてセンターボード30bを自重により回動操作し、リヤ側固定ピン36を上位ホルダ15aから下位ホルダ15bにポジション変更すれば、フロントボード30a、センターボード30b、リヤボード30cはほぼフラット状をなし、中段トノボード形態をとることができる。そして、この形態において、ラゲージルーム12をスペースS4とスペースS5に区画することができ、中段トノボード形態ではトノボード本体30の上面に比較的大型の荷物類を載置することができる。
このように、本発明に係る車両用トノボード装置20においては、トノボード本体30を車両の前後方向に沿って三分割構成とし、各分割体30a,30b,30cをヒンジ部33,34により連接するとともに、センターボード30bの裏面側にフロント側固定ピン35、リヤ側固定ピン36をそれぞれ配し、一方側を回動支点とし、他方側を上下方向に回動操作してポジション変更することにより、トノボード本体30の取付ポジション、取付姿勢をラゲージサイドトリム13で保持しながら容易に変更でき、操作性、並びに使い勝手に優れた車両用トノボード装置20を提供することができる。
本発明の実施例においては、トノボード本体30の使用形態として、上段トノボード形態、簡易トレイ形態、中段トノボード形態の三形態について説明したが、トノボード本体30をラゲージサイドトリム13で保持しながらポジションを変更する形態であれば、上述した三形態と異なる形態を適用することもできる。また、ラゲージサイドトリム13におけるホルダ14,15はトリムと一体、あるいは別体に設けても良く、上位ホルダと下位ホルダとの間に固定ピンをガイドするガイド機能をもたせるようにしても良い。
本発明に係る車両用トノボード装置の一実施例の全体構成を示す車両の後部側から見た斜視図である。 図1に示す車両用トノボード装置におけるトノボード本体の構成を示す断面図である。 図1に示す車両用トノボード装置におけるラゲージサイドトリムのホルダ設置箇所を示す説明図である。 図1に示す車両用トノボード装置におけるトノボード本体の固定ピンとラゲージサイドトリムのホルダとの関係を示す説明図である。 図1に示す車両用トノボード装置におけるトノボード本体の上段トノボード形態を示す説明図である。 図1に示す車両用トノボード装置におけるトノボード本体の簡易トレイ形態を示す説明図である。 図1に示す車両用トノボード装置におけるトノボード本体の中段トノボード形態を示す説明図である。 従来のバックドア連繋式の車両用トノボード装置を示す説明図である。 従来のバックドア連繋式の車両用トノボード装置を示す側面図である。 従来のスライド式トノボード装置を示す説明図である。 従来のスライド式トノボード装置を示す側面図である。 従来のスライド式トノボード装置を示す側面図である。
符号の説明
10 リヤシート
11 バックドア
12 ラゲージルーム
13 ラゲージサイドトリム
14 フロント側ホルダ
14a 上位ホルダ
14b 下位ホルダ
15 リヤ側ホルダ
15a 上位ホルダ
15b 下位ホルダ
20 車両用トノボード装置
30 トノボード本体
30a フロントボード
30b センターボード
30c リヤボード
31 樹脂芯材
32 表皮
33 フロント側ヒンジ部
34 リヤ側ヒンジ部
35 フロント側固定ピン
35a 付勢スプリング
35b 操作ロッド
36 リヤ側固定ピン
S1〜S5 スペース

Claims (2)

  1. リヤシート(10)とバックドア(11)との間に画成されるラゲージルーム(12)に配置され、ラゲージルーム(12)を所定のスペース比率で区画するトノボード本体(30)と、このトノボード本体(30)をラゲージルーム(12)の両側壁の適宜ポジションで支持する支持機構とからなる車両用トノボード装置(20)において、
    前記トノボード本体(30)は、車両の前後方向に沿って三分割されたフロントボード(30a)、センターボード(30b)、リヤボード(30c)とからなり、各ボード(30a,30b,30c)は、ヒンジ部(33,34)を介して相互に屈曲自在に構成されているとともに、トノボード本体(30)の支持機構は、センターボード(30b)裏面のフロント側及びリヤ側に配設された固定ピン(35,36)と、ラゲージルーム(12)の両側壁のラゲージサイドトリム(13)に設けられ、上記固定ピン(35,36)と係合するホルダ(14,15)とから構成されるとともに、各ホルダ(14,15)がそれぞれ上下二箇所に配設され、一方側の固定ピン(35,36)をラゲージサイドトリム(13)に保持した状態で他方側の固定ピン(36,35)を上下方向に移行させることにより、トノボード本体(30)の取付ポジション、及び取付姿勢を可変できるようにしたことを特徴とする車両用トノボード装置。
  2. 前記トノボード本体(30)における前後の固定ピン(35,36)を対応するホルダ(14,15)の上位ホルダ(14a,15a)に係合することで、上段トノボード形態を維持し、次いで、リヤ側固定ピン(36)を回動支点としてフロント側固定ピン(35)を上位ホルダ(14a)から下位ホルダ(14b)にポジション変更することで、トノボード本体(30)を屈曲状態となす簡易トレイ形態に移行でき、更に、フロント側固定ピン(35)を回動支点としてリヤ側固定ピン(36)を上位ホルダ(15a)から下位ホルダ(15b)にポジション変更することで、中段トレイ形態に移行できるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の車両用トノボード装置。
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