JP2009160857A - 気泡シート体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】バックシートと外層シートとの間に空気溜まりが形成されない気泡シート体を製造するための製造方法を提供する。
【解決手段】ロール本体X21の外周面にキャップ成形用の吸引キャビティX22を多数個凹設した真空成形ロールX2を利用して突状のキャップを複数成形したキャップシートCSと、キャップシートCSのうちキャップの底部側に貼り合わされるバックシートBSと、バックシートBSに貼り合わされて外部に表出する外面部として機能する外層シートGSとを積層状に備えた気泡シート体Sを製造する方法であって、バックシートBSと外層シートGSとを貼り合わせて2層状のシート体Saを成形する第1次貼り合わせ工程と、2層状のシート体Saを、真空成形ロールX2により突状のキャップを複数成形したキャップシートCSに貼り合わせる第2次貼り合わせ工程とを経るようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、外面に表出する外面部として機能する外層シートを備えた気泡シート体の製造方法に関するものである。
従来より、ロール本体の外周面にキャップ成形用の吸引キャビティを多数個凹設した真空成形ロールを利用して突状のキャップを複数成形したキャップシートと、キャップシートのうちキャップの底部側に貼り合わされるバックシートとを備えた気泡シート体が知られ、その軽量性や緩衝性等の特性を利用して、梱包材や断熱材等の用途で使用されている。
そして、さらなる付加機能を付与すべく、バックシートのうちキャップシートに貼り合わされる面とは反対の面に、アルミ箔等の金属の薄層や、防錆フィルム、不織布フィルム、ラミネートフィルム、或いはクラフトパルプ製のクラフトシート等を貼り合わせ、これらフィルム状の各シートを外部に表出させた気泡シート体が開発されている(例えば特許文献1参照)。なお、以下の説明において、バックシートに貼り合わされて外部に表出する各種シートを総称して「外層シート」という。
特開2004―190215号公報
ところで、従来から知られている外層シートを備えた気泡シート体は、図10に示すように、キャップCSaの底面側におけるバックシートと外層シートGSとの間に空気が巻き込まれ、気泡シート体Sの外面部に多数の意図しない気泡(以下、この意図しない気泡を、キャップ内の気泡と区別するために、「空気溜まりA」と称す)が表出し、使用者や看者に煩雑な印象を与え得るという側面があった。
しかしながら、この種の気泡シート体は、外層シートによって得られる耐熱性や導電性等の高い付加価値により、使用者にとっては十分な満足が得られるものであったため、空気溜まりが無い綺麗な外面部を有する気泡シート体を製造するという観点から研究・開発が進められることはこれまで特になかった。
そもそも外層シートとバックシートとの間に何故空気が巻き込まれてしまうのか、その原因は開発された当初から長く不明であり、解明されていなかった。
そこで、本発明者らは、当該原因を解明すべく鋭意研究を重ねた結果、従来の製造方法にその原因があることを突き止めた。
従来から知られている外層シートを備えた気泡シート体の製造方法は以下のようなものであった。
すなわち、図9に示すように、第1のフラットダイY1から熱可塑状態で逐次押し出される膜状の溶融樹脂からなるキャップシートCSを真空成形ロールY2に送り出し、真空成形ロールY2の真空吸引作用により、ロール本体Y21の外周面に多数個凹設したキャップ成形用の吸引キャビティY22の形状に対応する突状のキャップCSaを多数成形したキャップシートCSを連続的に形成する一方、第2のフラットダイY3から熱可塑状態で逐次押し出される膜状の溶融樹脂からなるバックシートBSを、加圧ロールY4により前記キャップシートCSに押し付け、これによって、キャップシートCSの裏面にバックシートBSを融着させるとともに、外層シート用ロールY5に巻いた外層シートGSを加熱した状態で真空成形ロールY2に送り出し、キャップシートCSの裏面にバックシートBSを順次貼り合わせる際に、同時に外層シートGSを加圧ロールY4によってバックシートBSの裏面に貼り合わせるようにしていた。
なお、上記製造方法は、フラットダイを用いてキャップシート及びバックシートを押し出して製膜する、いわゆる「押出法」であるが、フラットダイを用いずにキャップシート及びバックシートをそれぞれロールに巻いておき、それを順次真空成形ロールに送り出す過程で完全な溶融状態又は溶融状態に近い状態まで加熱する、いわゆる「フィルム法」であっても、ロールに巻いた外層シートを加熱した状態で真空成形ロールに送り出し、キャップシートの裏面にバックシートを順次貼り合わせる際に、同時に外層シートを加圧ロールによってバックシートの裏面に貼り合わせる点は同様である。
このような製造方法では、図11に空気溜まりAが形成された状態を模式的且つ誇大に示すように、横断面視円形をなすロール本体Y21の外周面に吸引キャビティY22を多数凹設した真空成形ロールY2を用いて、キャップシートCSに多数のキャップCSaを真空成形すると、キャップシートCSのうち、キャップCSaが成形される領域は凹状に変形する一方で、キャップCSaの周辺領域は、ロール本体Y21の外周面に倣った形状、すなわち円弧面となり、このように凹状の領域と円弧面の領域とが所定ピッチで存在するキャップシートCSに、真空成形ロールY2の外周面上でバックシートBSを貼り合わせると、バックシートBSのうち、キャップシートCSのキャップCSa周辺領域、つまり円弧面の領域と重なり合う部分は、ロール本体Y21の外周面に倣った円弧面となり、キャップシートCSのキャップCSa周辺部位である円弧面の領域と隙間無く貼り合わせることができる一方、バックシートBSのうち、キャップシートCSのキャップCSaの底辺を形成する部位は、ロール本体Y21の外周面に倣う形状とはならず、吸引キャビティY22の縁同士を結ぶ直線上の平面となり、真空成形ロールY2上のバックシートBSに平面の領域と円弧面の領域とが所定ピッチで存在することになる。
そして、このような形状(完全な円弧面ではない形状)のバックシートBSに、真空成形ロールY2上で外層シートGSを貼り合わせると、バックシートBSのうち平面の領域と外層シートBSとの間に空気を巻き込むことになり、結果的にキャップCSaの底面側におけるバックシートBSと外層シートGSとの間に空気溜まりAが形成される。
また、図12に空気溜まりAが形成された状態を模式的且つ誇大に示すように、多数のキャップCSaを真空成形したキャップシートCSにバックシートBSを貼り合わせて気泡を形成する際、キャップCSa内には、最初雰囲気温の比較的高い空気が封入されることになるが、気泡が密閉された後にキャップCSa内の空気が冷えるため、その冷えた分だけキャップCSa内の空気の容積が減り、図12に示すようにバックシートBSのうちキャップCSaの底部を形成する領域がキャップCSaの頂部側に凹み、真空成形ロールY2上のバックシートBSに凹面の領域と円弧面の領域とが所定ピッチで存在することになる。なお、キャップCSa内の空気の容積が減る際、真空吸引されているキャップCSaはキャビティY22内に固定されるため、バックシートBSがキャップCSaの頂部側に凹むことになる。そして、このような形状(完全な円弧面ではない形状)のバックシートBSに、真空成形ロールY2上で外層シートGSを貼り合わせると、バックシートBSのうちキャップCSaの頂部側に凹んだ凹面の領域と外層シートGSとの間に空気を巻き込むことになり、結果的にキャップCSaの底面側におけるバックシートBSと外層シートGSとの間に空気溜まりAが形成される。
また、キャップシートが完全に真空吸引されていない段階、つまり吸引途中でバックシートを貼り合わせる態様であれば、バックシート自体も吸引され得るため、キャップの頂部側に凹み、このような形状(完全な円弧面ではない形状)のバックシートに、真空成形ロール上で外層シートを貼り合わせると、バックシートのうちキャップの頂部側に凹んだ凹面の領域と外層シートとの間にやはり空気を巻き込むことになる。
以上のことを究明した本発明者らは、これら各原因の根元的な問題が、キャップシートとバックシートとを貼り合わせる際に同時に、又はキャップとバックシートとを貼り合わせた後に、バックシートに外層シートを貼り合わせるというその工程自体にあることを見出し、その製造工程を従来のものから変更するという斬新な発想に基づき、外層シートとバックシートとの間に空気溜まりが形成されず、綺麗な外面部を有する気泡シート体が製造可能な製造方法を発明するに至った。
すなわち、本発明の気泡シート体の製造方法は、ロール本体の外周面にキャップ成形用の吸引キャビティを多数個凹設した真空成形ロールを利用して突状のキャップを複数成形したキャップシートと、当該キャップシートのうち前記キャップの底部側に貼り合わされるバックシートと、当該バックシートに貼り合わされて外部に表出する外面部として機能する外層シートとを積層状に備えた気泡シート体を製造する際に用いられる製造方法であって、前記バックシートと前記外層シートとを貼り合わせて2層状のシート体を成形する第1次貼り合わせ工程と、当該第1貼り合わせ工程を経て成形される前記バックシートと前記外層シートとからなる2層状のシート体を、前記真空成形ロールにより突状のキャップを複数成形したキャップシートに貼り合わせる第2次貼り合わせ工程とを経ることを特徴とする。
このような製造方法であれば、バックシートとキャップシートとを貼り合わせる前の段階で、バックシートと外層シートとを貼り合わせる第1次貼り合わせ工程を経るようにしているため、真空成形ロール上においてキャップシートに貼り合わせる対象が、バックシートと外層シートとを予め貼り合わせた2層状のシートとなり、このような2層状のシートとキャップシートとを貼り合わせる第2次貼り合わせ工程において、バックシートのうち、キャップシートのキャップの底辺を形成する部位が、吸引キャビティの縁同士を結ぶ直線上の平面、或いはキャップの頂部側に凹んだ凹面になれば、外層シートもバックシートから剥離することなく追従して直線上の平面又はキャップの頂部側に凹んだ凹面となり、バックシートと外層シートとの間に空気を巻き込むことがなく、バックシートと外層シートとの間に空気溜まりが形成されることを確実に防止することができる。
したがって、このような製造方法によって製造される気泡シート体は、緩衝性や軽量性に加えて、外層シートの特性に起因する付加機能を発揮するのみならず、空気溜まりの無い綺麗な外面部を有する気泡シート体となり、意匠性にも優れたものとなり、人目に付きやすい部分や場所に適用する又は設置しても看者に煩雑な印象を与えることなく、用途の巾がさらに広がる。
前記外層シートとしては、アルミ箔又はアルミ層を蒸着したプラスチックフィルムが挙げられる。
以上説明したように本発明によれば、外層シートとバックシートとの間に空気溜まりが形成されず、意匠性にも優れた気泡シート体が製造できる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本発明に係る気泡シート体の製造方法は、例えば図1に示す気泡シート体製造装置Xを用いて行われる。
この気泡シート体製造装置Xによって製造される気泡シート体Sは、図2及び図3に示すように、突状のキャップCSaを複数成形したキャップシートCSと、キャップシートCSのうちキャップCSaの底部側に貼り合わされる平坦なバックシートBSと、バックシートBSに貼り合わされて外部に表出する外面部として機能する外層シートGSとを積層状に備えたものである。本実施形態では、外層シートGSとして、金属の薄層(具体的には、プラスチックフィルムにアルミを蒸着したいわゆるアルミ蒸着フィルムやアルミ箔が挙げられる)を適用している。
気泡シート体製造装置Xは、キャップシートCSを供給するキャップシート供給装置X1と、真空吸引源X2vに接続され且つキャップシート供給装置X1から供給されたキャップシートCSに多数の突状のキャップCSaを成形する真空成形ロールX2と、バックシートBSを供給するバックシート供給装置X3と、予め製膜した又は製造された外層シートGSをロール状に巻いてなる外層シート用ロールX4と、真空成形ロールX2の上流側に設けられバックシート供給装置X3から供給されたバックシートBSと、外層シート用ロールX4から送り出された外層シートGSとを押し付けて融着する一対の加圧ローラX5と、一対の加圧ローラX5を通過したバックシートBSと外層シートGSとを融着してなる2層状のシートSaを、真空成形ロールX2により多数のキャップCSaを成形したキャップシートCSの裏面側に押し付けて融着する加圧ロールX6と、前記2層状のシートSaとバックシートBSとを相互に融着してなる気泡シート体Sを真空成形ロールX2から剥離する剥離ロールX7とを少なくとも備えたものである。
キャップシート供給装置X1は、例えば、キャップシート押出機X11と、キャップシート用フラットダイX12とから構成したものである。
真空成形ロールX2は、例えば、図4に示すように、ロール本体X21の外周面に多数個凹設されたキャップ成形用の吸引キャビティX22と、吸引キャビティX22の底壁部に嵌合可能なプラグX23と、ロール本体X21の一端から他端に亘って形成され両端を開口した吸引用横孔X24と、各吸引キャビティX22の底壁部に設けられそれらの吸引キャビティX22をそれぞれ対応する吸引用横孔X24に連通させる円筒状の真空通路X25とを具備してなり、吸引用横孔X24の両端を真空吸引源X2vに接続し得るように構成したものである。
バックシート供給装置X3は、例えば、バックシート押出機X31と、バックシート用フラットダイX32とから構成したものである。
次に、このような気泡シート体製造装置Xを用いて気泡シート体Sを製造する方法及び作用について説明する。
先ず、キャップシートCSの原料であるペレットをキャップシート供給装置X1のキャップシート押出機X11において溶融し、この溶融したペレットが熱可塑化状態にある膜状のキャップシートCSとしてキャップシート用フラットダイX12から押し出され、回転する真空成形ロールX2に逐次供給される(この工程を、「キャップシート供給工程」とする)。そして、真空排気装置X2vに接続された真空成形ロールX2の真空吸引作用により、吸引キャビティX22の形状に対応した多数のキャップCSaがキャップシートCSに形成される(この工程を、「キャップ成形工程」とする)。
一方、バックシートBSの原料であるペレットをバックシート供給装置X3のバックシート押出機X31において溶融し、この溶融したペレットが熱可塑化状態にある膜状のバックシートBSとしてバックシート用フラットダイX32から押し出され(この工程を、「バックシート供給工程」とする)、このバックシートBSと、外層シート用ローラX4から送り出される外層シートGSとが一対の加圧ローラX5を介して、相互のシート(バックシートBS、外層シートGS)間に空気を巻き込むことなく貼り合わされ(この工程を、本発明の「第1次貼り合わせ工程」とする)、空気溜まりを有しないフラットな2層状のシートSaが成形される。
引き続き2層状のシートSaが真空成形ロールX2に逐次供給され、第1次貼り合わせ工程で成形された2層状のシートSaを、加圧ロールX6により前記キャップシートCSの裏面側に押し付けた状態で貼り合わせる(この工程を、本発明の「第2次貼り合わせ工程」とする)。なお、2層状のシートSaのうちバックシートBSがキャップシートCSに貼り合わされ、外層シートGSが外面に表出するように、2層状シートSaの面の向きを予め設定している。
以上のように、キャップシート供給工程、キャップ成形工程、バックシート供給工程、第1次貼り合わせ工程、及び第2次貼り合わせ工程を経ることにより、図3に示すように、キャップCSaの内部空間を十分な真空状態で密閉してなる気泡を多数有する三層構造の気泡シート体Sが成形される。なお、加圧ロールX6を通過した気泡シート体Sは、その後、剥離ロールX7により真空成形ロールX2から剥離され、最終的に図示しない巻取ロールに巻き取られる。
このように、本実施形態に係る気泡シート体Sの製造方法は、バックシートBSとキャップシートCSとを貼り合わせる前に、バックシートBSと外層シートGSとを貼り合わせる第1次貼り合わせ工程を経るようにしているため、図5及び図6に示すように、第2次貼り合わせ工程において、キャップシートCSに、真空成形ロールX2上で2層状シートSaを貼り合わせた際に、バックシートBSのうち、キャップシートCSのキャップCSaの底辺を形成する部位が、吸引キャビティX22の縁同士を結ぶ直線上の平面(図5参照)、或いはキャップCSaの頂部側に凹んだ凹面(図6参照)となれば、当然のことながら外層シートGSもバックシートBSに追従して直線上の平面又はキャップCSaの頂部側に凹んだ凹面となり、バックシートBSと外層シートGSとの間に空気を巻き込むという事態が生じ得ず、キャップCSaの底面側におけるバックシートBSと外層シートGSとの間に空気溜まりが形成されることを確実に防止することができる。
したがって、このような製造方法によって製造される気泡シート体Sは、緩衝性や軽量性に加えて、外層シートGSに起因する付加機能、本実施形態であれば保温性や耐熱性、耐久性を発揮するのみならず、図2に示すように空気溜まりの無い綺麗な外面部を有する気泡シート体Sとなり、人目に付きやすい部分や場所に適用する又は設置しても看者に煩雑な印象を与えることなく、用途や使用態様の巾がさらに広がり、実用性及び汎用性に優れたものとなる。
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
例えば、外層シートとして金属の薄層を適用する場合、外部に露出し得る表面に樹脂コート層を存在させたものとしてもよい。金属としてアルミニウム以外のものを用いても構わない。
また、外層シートして、防錆フィルム、不織布フィルム、ラミネートフィルム、或いはクラフトパルプ製のクラフトシートを適用してもよい。
また、気泡シート体が、キャップの頂部側に平坦なライナーシートを貼り合わせたもの、或いは図7に示すように、このライナーシートLSに外層シートGSを貼り合わせものであってもよい。
また、図8に示すように、気泡シート体Sが、キャップシートCSのうちキャップCSaの頂部側にも外層シートGSを貼り合わせたものであっても構わない。なお、図7、図8に示す気泡シート体Sにおいて、キャップCSaの頂部側に配される外層シートGSと、CSaの底部側に配される外層シートGSとは、相互に同じ材料、同じ機能を発揮するものであってもよく、相互に異なる材料、異なる機能を発揮するものであってもよい。キャップCSaの頂部側に配される外層シートGSは、キャップシートCSを真空成形ロールから剥離した後の段階で、キャップCSaの頂部側に貼り合わされるものであるため、この外層シートとキャップシートとの間、又は外層シートとライナーシートとの間に意図しない気泡(空気溜まり)が発生することはない。
また、前記実施形態では、フラットダイを用いてキャップシート及びバックシートを押し出して製膜する、いわゆる「押出法」を例示したが、これに替えて、フラットダイを用いずにキャップシート及びバックシートをそれぞれロールに巻いておき、それを順次真空成形ロールに送り出す過程又は外層シートに貼り合わせる前の段階で完全な溶融状態又は溶融状態に近い状態まで加熱する、いわゆる「フィルム法」を採用した場合であっても、ロールに巻いた外層シートを加熱した状態で真空成形ロールに送り出し、キャップシートの裏面にバックシートを順次貼り合わせる際に、同時に外層シートを加圧ロールによってバックシートの裏面に貼り合わせる点は同様である。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態に係る気泡シート体の製造方法を模式的に示す図。 同実施形態に係る製造方法によって製造された気泡シート体を外層シート側から見た状態を模式的に示す図。 同実施形態に係る製造方法によって製造された気泡シート体の一部拡大図。 本発明の一実施形態に係る製造方法に用いられる真空成型ロールを一部破断して模式的に示す図。 本発明の一実施形態に係る製造方法の第2貼り合わせ工程を模式的に示す図。 本発明の一実施形態に係る製造方法の第2貼り合わせ工程を模式的に示す図。 同実施形態に係る製造方法によって製造された気泡シート体の一変形例を図3に対応して示す図。 同実施形態に係る製造方法によって製造された気泡シート体のさらに異なる一変形例を図3に対応して示す図。 従来の気泡シート体の製造方法を模式的に示す図。 従来の製造方法によって製造された気泡シート体を外層シート側から見た状態を模式的に示す図。 従来の製造方法における貼り合わせ工程を模式的に示す図。 従来の製造方法における貼り合わせ工程を模式的に示す図。
符号の説明
BS…バックシート
CSa…キャップ
CS…キャップシート
GS…外層シート
S…気泡シート体
Sa…2層状のシート体
X2…真空成形ロール
X21…ロール本体
X22…吸引キャビティ

Claims (2)

  1. ロール本体の外周面にキャップ成形用の吸引キャビティを多数個凹設した真空成形ロールを利用して突状のキャップを複数成形したキャップシートと、当該キャップシートのうち前記キャップの底部側に貼り合わされるバックシートと、当該バックシートに貼り合わされて外部に表出する外面部として機能する外層シートとを積層状に備えた気泡シート体を製造する際に用いられる気泡シート体の製造方法であって、
    前記バックシートと前記外層シートとを貼り合わせて2層状のシート体を成形する第1次貼り合わせ工程と、
    当該第1貼り合わせ工程を経て成形される前記バックシートと前記外層シートとからなる2層状のシート体を、前記真空成形ロールにより突状のキャップを複数成形したキャップシートに貼り合わせる第2次貼り合わせ工程とを経ることを特徴とする気泡シート体の製造方法。
  2. 前記外層シートが、アルミ箔又はアルミ層を蒸着したプラスチックフィルムである請求項1記載の気泡シート体の製造方法。
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