JP2009159780A - 配電システム - Google Patents

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Tadashi Matsumoto
正 松本
Kiyotaka Takehara
清隆 竹原
Yoshihiro Tanigawa
嘉浩 谷川
Akihiro Kikuchi
彰洋 菊池
Kenji Nakakita
賢二 中北
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Abstract

【課題】各電気機器に応じた直流電力供給の制御を行い、管理装置の負担を少なくし、さらに、主電源が停電である場合に各電気機器が迅速に対応する。
【解決手段】協調制御部113は、主電源が停電であると検出すると、同一の直流供給線路Wdc上に接続されている全ての直流機器102に停電情報を送信し、各直流機器102は停電情報を受信する。停電情報を受信した各直流機器102では、現在時刻が動作時間帯である場合、切替部を閉状態のままにして、分散電源から動作部への直流電力供給が行われる。これに対して、現在時刻が動作時間帯ではない場合、切替部が閉状態から開状態に切り替わり、分散電源から動作部への直流電力供給が停止される。その後、主電源が停電復旧し、協調制御部113からの復旧情報を直流機器102が受信した場合、直流機器102では、切替部が開状態から閉状態に切り替わり、分散電源から動作部への直流電力供給が行われる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の電気機器への直流電力供給を管理する配電システムに関するものである。
電気機器への電力供給を管理する従来の配電システムとして、特許文献1には、接続機器(電気機器)と、商用電源とは別に接続機器への電力供給を可能とする無停電電源装置とを備えるシステムが開示されている。従来の配電システムにおいて、無停電電源装置は接続機器と1対1で対応し、接続機器がバッテリバックアップを必要とする時間帯には上記バッテリバックアップを行い、接続機器がバッテリバックアップを必要としない時間帯には上記バッテリバックアップを行わないように制御するものである。これにより、接続機器がバッテリバックアップを必要としない時間帯に商用電源が停電になった場合や商用電源のブレーカをオフにした場合に、無停電電源装置のバッテリの放電を防止することによって、バッテリの充放電回数を少なくし、バッテリの寿命を長く保つことを可能とする。
特開平10−201133号公報(段落0010及び第1図)
しかしながら、従来の配電システムは、1台の無停電電源装置が複数の電気機器に電力供給を行う場合、全ての電気機器に対して同一の電力供給制御しか行うことができず、各電気機器ごとに異なる電力供給制御を行うことができないという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、その目的は、各電気機器に応じた直流電力供給の制御を行うことができ、管理装置の負担を少なくすることができ、さらに、主電源が停電である場合に各電気機器が迅速に対応することができる配電システムを提供することにある。
請求項1の発明は、電力供給線路上に接続されてそれぞれが直流電力供給によって駆動される複数の電気機器と、前記複数の電気機器への直流電力供給を管理する管理装置とを備える配電システムであって、主電源が停電であるか否かを検出する検出手段と、前記主電源とは別に設けられ前記検出手段で前記主電源が停電であると検出された場合に前記複数の電気機器への前記電力供給線路を介する直流電力供給を可能とする分散電源とを備え、前記管理装置は、前記検出手段で前記主電源が停電であると検出された場合に停電情報を含む通信信号を直流電圧に重畳して前記複数の電気機器に送信する給電側通信手段を有し、前記複数の電気機器のそれぞれは、直流電力供給によって動作する動作手段と、現在時刻を計測する計時手段と、前記主電源が停電であるときに前記動作手段を動作させる時間帯を記憶する記憶手段と、前記管理装置から前記停電情報を受信する受電側通信手段と、前記受電側通信手段で前記停電情報が受信されたときに前記計時手段で計時されている現在時刻が前記記憶手段に記憶されている前記時間帯である場合、前記分散電源から前記動作手段への直流電力供給を許可する一方、前記計時手段で計時されている現在時刻が前記記憶手段に記憶されている前記時間帯ではない場合、前記分散電源から前記動作手段への直流電力供給を禁止する切替手段とを有することを特徴とする。
請求項2の発明は、電力供給線路上に接続されてそれぞれに直流電力供給によって駆動される電気機器が接続される複数のコンセント部と、前記複数のコンセント部に接続される各電気機器への直流電力供給を管理する管理装置とを備える配電システムであって、主電源が停電であるか否かを検出する検出手段と、前記主電源とは別に設けられ前記検出手段で前記主電源が停電であると検出された場合に前記複数のコンセント部への前記電力供給線路を介する直流電力供給を可能とする分散電源とを備え、前記管理装置は、前記検出手段で前記主電源が停電であると検出された場合に停電情報を含む通信信号を直流電圧に重畳して前記複数のコンセント部に送信する給電側通信手段を有し、前記複数のコンセント部のそれぞれは、前記電気機器のプラグと着脱自在に接続する接続手段と、現在時刻を計測する計時手段と、前記主電源が停電であるときに前記接続手段に接続される前記電気機器を駆動する時間帯を記憶する記憶手段と、前記管理装置から前記停電情報を受信する受電側通信手段と、前記受電側通信手段で前記停電情報が受信されたときに前記計時手段で計時されている現在時刻が前記記憶手段に記憶されている前記時間帯である場合、前記分散電源から前記電気機器への直流電力供給を許可する一方、前記計時手段で計時されている現在時刻が前記記憶手段に記憶されている前記時間帯ではない場合、前記分散電源から前記電気機器への直流電力供給を禁止する切替手段とを有することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記管理装置は、前記電気機器の機器種別を識別する機器識別情報ごとに前記時間帯を対応付けて記憶する給電側記憶手段を有し、前記給電側通信手段が、前記電気機器から当該電気機器の機器識別情報を受信すると、当該受信した機器識別情報に対応する前記時間帯を当該電気機器に送信し、前記電気機器は、自己の機器識別情報を有し、前記受電側通信手段が、自己の機器識別情報を前記管理装置に送信するとともに前記管理装置から自己の機器識別情報に対応する前記時間帯を受信し、前記記憶手段が、前記受電側通信手段で受信された前記時間帯を記憶することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2の発明において、前記電気機器は、機器種別を識別する機器識別情報を有し、前記管理装置は、前記電気機器の機器識別情報ごとに前記時間帯を対応付けて記憶する給電側記憶手段を有し、前記給電側通信手段が、前記コンセント部から当該コンセント部に接続される前記電気機器の機器識別情報を受信すると、当該受信した機器識別情報に対応する前記時間帯を当該コンセント部に送信し、前記コンセント部は、前記接続手段に接続される前記電気機器から当該電気機器の機器識別情報を取得し、前記受電側通信手段が、前記電気機器の機器識別情報を前記管理装置に送信するとともに前記管理装置から前記電気機器の機器識別情報に対応する前記時間帯を受信し、前記記憶手段が、前記受電側通信手段で受信された前記時間帯を記憶することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、電力供給線路上に接続される複数の電気機器において、各電気機器ごとに、分散電源からの直流電力供給を許可する時間帯を決定することができるので、各電気機器に応じた直流電力供給の制御を行うことができる。また、管理装置が全ての電気機器における分散電源からの直流電力供給を許可する時間帯について制御する必要がなく、各電気機器において上記時間帯を制御するので、管理装置の負担を少なくすることができる。さらに、管理装置からは各電気機器ごとに異なる情報を送信するのではなく、全ての電気機器に共通の情報(停電情報)をマルチキャストで送信すればよいので、主電源が停電である場合に停電情報を全ての電気機器に迅速に送信し、各電気機器も迅速に対応することができる。
請求項2の発明によれば、電力供給線路上に接続される複数のコンセント部において、各コンセント部ごとに、分散電源からの直流電力供給を許可する時間帯を決定することができるので、各コンセント部に接続される電気機器に応じた直流電力供給の制御を行うことができる。また、管理装置が全てのコンセント部における分散電源からの直流電力供給を許可する時間帯について制御する必要がなく、各コンセント部において上記時間帯を制御するので、管理装置の負担を少なくすることができる。さらに、管理装置からは各コンセント部ごとに異なる情報を送信するのではなく、全てのコンセント部に共通の情報(停電情報)をマルチキャストで送信すればよいので、主電源が停電である場合に停電情報を全てのコンセント部に迅速に送信し、各コンセント部も迅速に対応することができる。
請求項3,4の発明によれば、電気機器の機器識別情報に対応する時間帯を自動的に取得することができるので、ユーザが時間帯を設定する必要がなくなる。
まず、実施形態1の配電システムの構成について図1,2を用いて説明する。以下に説明する実施形態は、本発明を適用する建物として戸建て住宅の家屋を想定して説明するが、本発明の技術思想を集合住宅に適用することを妨げるものではない。家屋Hには、図1に示すように、直流電力を出力する直流電力供給部101と、直流電力により駆動される負荷としての直流機器(電気機器)102とが設けられ、直流電力供給部101の出力端部に接続した直流供給線路(電力供給線路)Wdcを通して直流機器102に直流電力が供給される。直流電力供給部101と直流機器102との間には、直流供給線路Wdcに流れる電流を監視し、異常を検知したときに直流供給線路Wdc上で直流電力供給部101から直流機器102への給電を制限ないし遮断する直流ブレーカ114が設けられる。
直流供給線路Wdcは、直流電力の給電路であるとともに通信路としても兼用されており、高周波の搬送波を用いてデータを伝送する通信信号を直流電圧に重畳することにより直流供給線路Wdcに接続された機器間での通信を可能にしている。この技術は、交流電力を供給する電力線において交流電圧に通信信号を重畳させる電力線搬送技術と類似した技術である。
上記のように直流電力の給電路と通信路が兼用されていると、機器間の通信を行うために給電路とは別体の通信路を家屋Hに引き回して設ける必要がないため、機器間の通信を容易に実現することができる。
直流供給線路Wdcは、直流電力供給部101を介して宅内サーバ116に接続される。宅内サーバ116は、宅内の通信網(以下、「宅内網」という)を構築する主装置であり、宅内網において直流機器102が構築するサブシステムなどと通信を行う。
図示例では、サブシステムとして、パーソナルコンピュータ、無線アクセスポイント、ルータ、IP電話機のような情報系の直流機器102からなる情報機器システムK101、照明器具のような照明系の直流機器102からなる照明システムK102,K105、来客対応や侵入者の監視などを行う直流機器102からなるインターホンシステムK103、火災感知器のような警報系の直流機器102からなる住警器システムK104などがある。各サブシステムは、自立分散システムを構成しており、サブシステム単独でも動作が可能になっている。
上述した直流ブレーカ114は、サブシステムに関連付けて設けられており、図示例では、情報機器システムK101、照明システムK102及びインターホンシステムK103、住警器システムK104、照明システムK105に関連付けて4個の直流ブレーカ114を設けている。1台の直流ブレーカ114に複数個のサブシステムを関連付ける場合には、サブシステムごとに直流供給線路Wdcの系統を分割する接続ボックス121が設けられる。図示例においては、照明システムK102とインターホンシステムK103との間に接続ボックス121が設けられている。
情報機器システムK101としては、壁コンセントあるいは床コンセントの形態で家屋Hに先行配置(家屋Hの建築時に施工)される直流コンセント131に接続される直流機器102からなる情報機器システムK101が設けられる。
照明システムK102、K105としては、家屋Hに先行配置される照明器具(直流機器102)からなる照明システムK102と、天井に先行配置される引掛シーリング132に接続する照明器具(直流機器102)からなる照明システムK105とが設けられる。引掛シーリング132には、家屋Hの内装施工時に施工業者が照明器具を取り付けるか、又は家人自身が照明器具を取り付ける。
照明システムK102を構成する直流機器102である照明器具に対する制御の指示は、赤外線リモコン装置を用いて与えるほか、直流供給線路Wdcに接続されたスイッチ141から通信信号を用いて与えることができる。すなわち、スイッチ141は直流機器102とともに通信の機能を有している。また、スイッチ141の操作によらず、宅内網の別の直流機器102あるいは宅内サーバ116から通信信号により制御の指示がなされることもある。照明器具への指示には、点灯、消灯、調光、点滅点灯などがある。
上述した直流コンセント131、引掛シーリング132には、任意の直流機器102を接続することができ、接続された直流機器102に直流電力を出力するから、以下では直流コンセント131、引掛シーリング132を区別する必要がない場合には「コンセント部」と呼ぶ。
これらのコンセント部は、直流機器102に直接設けた接触子(プラグ)(図示せず)又は接続線を介して設けた接触子(プラグ)(図示せず)が差し込まれる差込式のプラグ挿入孔(接続口)(図示せず)が器体に開口し、プラグ挿入孔に差し込まれた接触子に直接接触する接触子受けが器体に保持された構造を有している。すなわち、コンセント部は接触式で給電を行う。コンセント部に接続された直流機器102が通信機能を有する場合には、直流供給線路Wdcを通して通信信号を伝送することが可能になる。直流機器102だけではなくコンセント部にも通信機能が設けられている。
宅内サーバ116は、宅内網に接続されるだけではなく、インターネットを構築する広域網NTに接続される接続口を有している。宅内サーバ116が広域網NTに接続されている場合には、広域網NTに接続されたコンピュータサーバであるセンタサーバ200によるサービスを享受することができる。
センタサーバ200が提供するサービスには、広域網NTを通して宅内網に接続された機器(主として直流機器102であるが通信機能を有した他の機器も含む)の監視や制御を可能にするサービスがある。このサービスにより、パーソナルコンピュータ、インターネットTV、移動体電話機などのブラウザ機能を備える通信端末(図示せず)を用いて宅内網に接続された機器の監視や制御が可能になる。
宅内サーバ116は、広域網NTに接続されたセンタサーバ200との間の通信と、宅内網に接続された機器との間の通信との両方の機能を備え、宅内網の機器に関する識別情報(ここでは、IPアドレスを用いるものとする)の取得の機能を備える。
宅内サーバ116は、センタサーバ200との通信機能を用いることにより、広域網NTに接続された通信端末からセンタサーバ200を通して宅内の機器の監視や制御を可能にする。センタサーバ200は、宅内の機器と広域網NT上の通信端末とを仲介する。
通信端末から宅内の機器の監視や制御を行う場合は、監視や制御の要求をセンタサーバ200に記憶させ、宅内の機器は定期的に片方向のポーリング通信を行うことにより、通信端末からの監視や制御の要求を受信する。この動作により、通信端末から宅内の機器の監視や制御が可能になる。
また、宅内の機器において火災検知など通信端末に通知すべきイベントが生じたときには、宅内の機器からセンタサーバ200に通知し、センタサーバ200から通信端末に対して電子メールによる通知を行う。
宅内サーバ116における宅内網との通信機能のうち重要な機能は、宅内網を構成する機器の検出と管理である。宅内サーバ116では、UPnP(Universal Plug and Play)を応用して宅内網に接続された機器を自動的に検出する。宅内サーバ116はブラウザ機能を有する表示器117を備え、検出した機器の一覧を表示器117に表示する。この表示器117はタッチパネル式もしくは操作部が付設された構成を有し、表示器117の画面に表示された選択肢から所望の内容を選択する操作が可能になっている。したがって、宅内サーバ116の利用者(施工業者あるいは家人)は、表示器117の画面上で機器の監視ないし制御が可能になる。表示器117は宅内サーバ116とは分離して設けてもよい。
宅内サーバ116では、機器の接続に関する情報を管理しており、宅内網に接続された機器の種類や機能とアドレスとを把握する。したがって、宅内網の機器を連動動作させることができる。機器の接続に関する情報は上述のように自動的に検出されるが、機器を連動動作させるには、機器自身が保有する属性により自動的に関係付けを行うほか、宅内サーバ116にパーソナルコンピュータのような情報端末を接続し、情報端末のブラウザ機能を利用して機器の関係付けを行うこともできる。
機器の連動動作の関係は各機器がそれぞれ保持する。したがって、機器は宅内サーバ116を通すことなく連動動作することができる。各機器について、連動動作の関係付けを行うことにより、例えば、機器であるスイッチの操作により、機器である照明器具の点灯あるいは消灯の動作を行うことが可能になる。また、連動動作の関係付けはサブシステム内で行うことが多いが、サブシステムを超える関係付けも可能である。
ところで、直流電力供給部101は、基本的には、商用電源のように宅外から供給される交流電源ACの電力変換により直流電力を生成する。図示する構成では、交流電源ACは、分電盤110に内器として取り付けられた主幹ブレーカ111を通して、スイッチング電源を含むAC/DCコンバータ112に入力される。AC/DCコンバータ112から出力される直流電力は、協調制御部113を通して各直流ブレーカ114に接続される。
直流電力供給部101には、交流電源ACから電力が供給されない期間(例えば、商用電源ACの停電期間)に備えて二次電池162が設けられている。また、直流電力を生成する太陽電池161や燃料電池163を併用することも可能になっている。交流電源ACから直流電力を生成するAC/DCコンバータ112を備える主電源に対して、太陽電池161や二次電池162や燃料電池163は分散電源になる。なお、図示例において、太陽電池161、二次電池162、燃料電池163は出力電圧を制御する回路部を含み、二次電池162は放電だけではなく充電を制御する回路部も含んでいる。
分散電源のうち太陽電池161や燃料電池163は必ずしも設けなくてもよいが、二次電池162は設けるのが望ましい。二次電池162は主電源や他の分散電源により適時充電され、二次電池162の放電は、交流電源ACから電力が供給されない期間だけではなく必要に応じて適時に行われる。二次電池162の充放電や主電源と分散電源との協調は、協調制御部113により行われる。すなわち、協調制御部113は、直流電力供給部101を構成する主電源及び分散電源から直流機器102への電力の配分を制御するものとして機能する。なお、太陽電池161、二次電池162、燃料電池163の出力を交流電力に変換し、AC/DCコンバータ112の入力電力として用いる構成を採用してもよい。
直流機器102の駆動電圧は機器に応じた複数種類の電圧から選択されるから、協調制御部113にDC/DCコンバータを設け、主電源及び分散電源から得られる直流電圧を必要な電圧に変換するのが望ましい。通常は、1系統のサブシステム(もしくは1台の直流ブレーカ114に接続された直流機器102)に対して1種類の電圧が供給されるが、1系統のサブシステムに対して3線以上を用いて複数種類の電圧を供給するように構成してもよい。あるいはまた、直流供給線路Wdcを2線式とし、線間に印加する電圧を時間経過に伴って変化させる構成を採用することも可能である。DC/DCコンバータは、直流ブレーカと同様に複数に分散して設けてもよい。
上述の構成例では、AC/DCコンバータ112を1個だけ図示しているが、複数個のAC/DCコンバータ112を並設することが可能であり、複数個のAC/DCコンバータ112を設けるときには、負荷の大きさに応じて運転するAC/DCコンバータ112の台数を増減させるのが望ましい。
上述したAC/DCコンバータ112、協調制御部113、直流ブレーカ114、太陽電池161、二次電池162、燃料電池163には通信機能が設けられており、主電源及び分散電源や直流機器102を含む負荷の状態に対処する連携動作を行うことを可能にしている。この通信に用いる通信信号は、直流機器102に用いる通信信号と同様に直流電圧に重畳する形式で伝送する。
上述の例では主幹ブレーカ111から出力された交流電力をAC/DCコンバータ112により直流電力に変換するために、AC/DCコンバータ112を分電盤110内に配置しているが、主幹ブレーカ111の出力側において分電盤110内に設けた分岐ブレーカ(図示せず)で交流供給線路を複数系統に分岐し、各系統の交流供給線路にAC/DCコンバータを設けて系統ごとに直流電力に変換する構成を採用してもよい。
この場合、家屋Hの各階や各部屋を単位として直流電力供給部101を設けることができるから、直流電力供給部101を系統別に管理することができ、しかも、直流電力を利用する直流機器102との間の直流供給線路Wdcの距離が小さくなるから、直流供給線路Wdcでの電圧降下による電力損失を低減させることができる。また、主幹ブレーカ111及び分岐ブレーカを分電盤110に収納し、AC/DCコンバータ112と協調制御部113と直流ブレーカ114と宅内サーバ116とを分電盤110とは別の盤に収納してもよい。
続いて、協調制御部113の構成について図2を用いて説明する。図2において、実線は電力経路を示し、破線は信号経路を示している。ただし、協調制御部113と直流機器102の間において、電力経路と信号経路は同一の直流供給線路Wdとなっている。協調制御部113は、複数の直流機器102への直流電力供給を管理する管理装置であり、主電源の停電及び停電復旧を検出する検出部(検出手段)30と、主電源及び分散電源から直流機器102への直流電力の配分を調整する電力調整部31と、直流供給線路Wdcに接続されている機器との間で通信を行う通信部(給電側通信手段)32と、各部30〜32を制御する制御部33とを備えている。
検出部30は、例えば主電源からの電力の大きさを検出することによって、主電源の停電及び停電復旧を検出する。主電源の停電及び停電復旧についての検出結果は、検出部30から制御部33に送信される。
制御部33は、主電源が非停電(通常状態)である場合、主電源からの電力の大きさに応じて主電源及び分散電源から直流機器102への電力の配分を調整するように電力調整部31を制御する。つまり、制御部33は、主電源からの電力が十分に大きい場合は主電源からの電力のみを直流機器102に供給するように電力調整部31を制御し、主電源からの電力が小さくなると主電源からの電力だけでなく分散電源からの電力も直流機器102に供給するように電力調整部31を制御する。
これに対して、検出部30で主電源が停電であると検出された場合、制御部33は、分散電源からの直流電力を直流機器102に供給するように電力調整部31を制御する。
また、制御部33は、検出部30で主電源が停電であると検出された場合、停電情報を含む通信信号を直流電圧に重畳して各直流機器102にマルチキャストで送信するように通信部32を制御する。一方、検出部30で主電源が停電復旧したと検出された場合、制御部33は、復旧情報を含む通信信号を直流電圧に重畳して複数の直流機器102に送信するように通信部32を制御する。
続いて、直流機器102の構成について説明する。直流機器102は、1本の直流供給線路Wdc上に接続されてそれぞれが直流電力供給によって駆動されるものであり、直流電力供給によって動作する動作部(動作手段)40と、現在時刻を計測する計時部(計時手段)41と、主電源が停電であるときに動作部40を動作させる動作時間帯を設定するための設定部42と、設定部42で設定された動作時間帯を記憶する記憶部(記憶手段)43と、直流供給線路Wdcに接続されている機器との間で通信を行う通信部(受電側通信手段)44と、直流機器102への直流電力供給の許可又は禁止を切り替える切替部(切替手段)45と、各部40〜45を制御する制御部46とを備えている。なお、引掛シーリング132の構成も直流コンセント131の構成と同様である。
設定部42では、ユーザの操作によって動作時間帯が適宜設定される。例えば直流機器102が照明負荷の場合、昼間(例えば7時から18時まで)を避けて夜間(例えば18時から23時まで)を動作時間帯として設定すれば、周囲が明るいときに照明負荷が点灯して、分散電源の電源容量を無駄に減らすことを防止することができる。また、直流機器102が防犯機器の場合、一般的に昼間より夜間のほうが危険であるため、夜間(例えば22時から6時まで)を動作時間帯として設定すれば、最低限必要な時間帯において防犯機能を高めることができる。
また、各直流機器102に設定部42を設けることによって、個々の直流機器102の種別を確認しながらユーザは各直流機器102の動作時間帯を設定することができるので、例えば各直流機器102の動作時間帯を協調制御部113で設定する場合に比べて、設定ミスを低減することができる。
通信部44は、協調制御部113から停電情報及び復旧情報を受信する。停電情報及び復旧情報は制御部46に送信される。
制御部46は、通信部44で停電情報が受信されるまでは、分散電源から動作部40への直流電力供給を許可するように切替部45を制御する。つまり、主電源が非停電(通常状態)である場合、切替部45は閉状態であり、分散電源からの直流電力は切替部45を介して動作部40に供給される。
これに対して、通信部44で停電情報が受信されたとき、計時部41で計時されている現在時刻が記憶部43に記憶されている動作時間帯である場合、制御部46は、分散電源から動作部40への直流電力供給を許可するように切替部45を制御する。つまり、切替部45は開状態から閉状態に切り替わる。これにより、分散電源からの直流電力は切替部45を介して動作部40に供給される。
一方、通信部44で停電情報が受信されたときに計時部41で計時されている現在時刻が記憶部43に記憶されている動作時間帯ではない場合、制御部46は、分散電源から動作部40への直流電力供給を停止するように切替部45を制御する。つまり、切替部45は閉状態から開状態に切り替わる。
なお、切替部45が閉状態の場合は、信号が重畳できるように直流供給線路Wdcからみたインピーダンスを高くしている。なお、切替部45が開状態の場合は、動作部40への電力供給は行われないが、通信部44や制御部46などは低消費電力で動作できるように電力供給が行われる。
次に、本実施形態の配電システムにおいて、停電時における分散電源からの直流電力供給の動作について図3を用いて説明する。最初に、主電源が非停電である場合、直流機器102の切替部45は閉状態であり、分散電源から動作部40への直流電力供給が行われている。協調制御部113によって、主電源が停電であると検出されると、協調制御部113は停電情報を含む通信信号を直流電圧に重畳して各直流機器102にマルチキャストで送信し、各直流機器102は停電情報を受信する(S1)。停電情報を受信した各直流機器102では、現在時刻が動作時間帯であるか否かの判断を行う(S2)。現在時刻が動作時間帯である場合、切替部45は閉状態のままであり、分散電源から動作部40への直流電力供給が行われる。
これに対して、現在時刻が動作時間帯ではない場合、切替部45が閉状態から開状態に切り替わり(S3)、分散電源から動作部40への直流電力供給が停止される(S4)。その後、主電源が停電復旧し、協調制御部113からの復旧情報を直流機器102が受信した場合(S5)、直流機器102では、切替部45が開状態から閉状態に切り替わり(S6)、分散電源から動作部40への直流電力供給が行われる(S7)。一方、主電源が停電復旧していない場合、ステップS2に戻る。
以上、本実施形態によれば、1本の直流供給線路Wdc上に接続される複数の直流機器(電気機器)102において、各直流機器102ごとに、分散電源からの直流電力供給を許可する動作時間帯を決定することができるので、各直流機器102に応じた直流電力供給の制御を行うことができる。また、協調制御部113が全ての直流機器102の動作時間帯について制御する必要がなく、各直流機器102ごとに自己の動作時間帯を制御するので、協調制御部113の負担を少なくすることができる。さらに、協調制御部113からは各直流機器102ごとに異なる情報を送信するのではなく、全ての直流機器102に共通の情報(停電情報)をマルチキャストで送信すればよいので、主電源が停電である場合に停電情報を全ての直流機器102に迅速に送信し、各直流機器102も迅速に対応することができる。
また、本実施形態では、電気機器が直流機器102であるため、分散電源からの直流電力を交流電力に変換して供給する必要がないため、変換による電力損失がなく効率的である。
なお、実施形態1の変形例として、停電情報及び復旧信号を送信する機能を、協調制御部113が有するのではなく、例えば宅内サーバ116など他の機器が有する配電システムであってよく、このような配電システムであっても、実施形態1と同様の効果を奏する。また、主電源の停電及び停電復旧を検出する機能について他の機器が有する配電システムでもよい。以下の実施形態においても同様である。
(実施形態2)
実施形態2の配電システムは、直流機器102が協調制御部113から自己の機器識別情報に対応付けられた動作時間帯を取得する点で、実施形態1の配電システムと相違している。なお、実施形態1と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の協調制御部113には、直流機器102の機器種別を識別する機器識別情報ごとに動作時間帯が対応付けて記憶されている。また、制御部33は、通信部32が直流機器102から機器識別情報を受信した場合、受信した機器識別情報に対応する動作時間帯を直流機器102に送信するように通信部32を制御する。
一方、本実施形態の直流機器102は、自己の機器識別情報を予め記憶部43に記憶している。そして、制御部46は、通信部44が、自己の機器識別情報を協調制御部113に送信するように通信部44を制御する。その後、通信部44が協調制御部113から自己の機器識別情報に対応する動作時間帯を受信すると、制御部46は、通信部44で受信された動作時間帯を記憶部43に記憶させる。
次に、本実施形態の配電システムの動作時間帯の設定動作について図4を用いて説明する。まず、直流機器102が自己の機器識別情報を協調制御部113に送信し、協調制御部113が直流機器102の機器識別情報を受信する(S11)。協調制御部113は、受信した機器識別情報に対応付けられて記憶されている動作時間帯を選択し(S12)、選択した動作時間帯の情報を、機器識別情報を送信した直流機器102に送信する(S13)。機器識別情報を送信した直流機器102は、受信した動作時間帯の情報を記憶する(S14)。
以上、本実施形態によれば、直流機器102の機器識別情報に対応する動作時間帯を自動的に取得することができるので、ユーザが動作時間帯を手動で設定する必要がない。
(実施形態3)
実施形態3の配電システムは、図5に示すように、協調制御部113を実施形態1の配電システムと同様に備えているが、直流機器102が直流供給線路Wdcに直接接続されるのではなく、1本の直流供給線路Wdc上に接続されている複数のコンセント部(図5では直流コンセント131であるが、引掛シーリング132でもよい。)を備える点で、実施形態1の配電システム(図2参照)と相違している。図5において、実線は電力経路を示し、破線は信号経路を示している。ただし、協調制御部113と直流コンセント131の間において、電力経路と信号経路は同一の直流供給線路Wdとなっている。なお、実施形態1と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
直流コンセント131の構成について説明する。直流コンセント131は、直流電力供給によって駆動される直流機器102が接続されるものであり、直流機器102のプラグ(図示せず)と着脱自在に接続する接続部(接続手段)50と、現在時刻を計測する計時部(計時手段)51と、主電源が停電であるときに接続部50に接続される直流機器102を駆動する動作時間帯を設定するための設定部52と、設定部52で設定された動作時間帯を記憶する記憶部(記憶手段)53と、接続部50に接続されている直流機器102との間で通信を行う通信部54と、直流供給線路Wdcに接続されている機器との間で通信を行う通信部(受電側通信手段)55と、直流機器102への直流電力供給の許可又は停止を行う切替部(切替手段)56と、各部50〜56を制御する制御部57とを備えている。なお、引掛シーリング132の構成も直流コンセント131の構成と同様である。
設定部52では、実施形態1の設定部42の場合と同様に、ユーザの操作によって動作時間帯が適宜設定される。各直流コンセント131に設定部52を設けることによって、個々の直流コンセント131に接続されている直流機器102の種別を確認しながらユーザは各直流機器102の動作時間帯を設定することができるので、例えば各直流機器102の動作時間帯を協調制御部113で設定する場合に比べて、設定ミスを低減することができる。
通信部55は、協調制御部113から停電情報及び復旧情報を受信する。停電情報及び復旧情報は制御部57に送信される。
制御部57は、通信部55で停電情報が受信されるまでは、分散電源から直流機器102への直流電力供給を許可するように切替部56を制御する。つまり、主電源が非停電(通常状態)である場合、切替部56は閉状態であり、分散電源からの直流電力は切替部56、通信部54及び接続部50を介して直流機器102に供給される。
これに対して、通信部55で停電情報が受信されたとき、計時部51で計時されている現在時刻が記憶部53に記憶されている動作時間帯である場合、制御部57は、分散電源から接続部50に接続される直流機器102への直流電力供給を許可するように切替部56を制御する。つまり、切替部56は開状態から閉状態に切り替わる。これにより、分散電源からの直流電力は、切替部56、通信部54及び接続部50を介して直流機器102に供給される。
一方、通信部55で停電情報が受信されたときに計時部51で計時されている現在時刻が記憶部53に記憶されている動作時間帯ではない場合、制御部57は、分散電源から接続部50に接続される直流機器102への直流電力供給を停止するように切替部56を制御する。つまり、切替部56は閉状態から開状態に切り替わる。
なお、切替部56が閉状態の場合は、信号が重畳できるように直流供給線路Wdcからみたインピーダンスを高くしている。なお、切替部56が開状態の場合は、直流機器102への電力供給は行われないが、通信部55や制御部57などは低消費電力で動作できるように電力供給が行われる。
次に、本実施形態の配電システムにおいて、停電時における分散電源からの直流電力供給の動作について説明する。以下、直流コンセント131の場合について説明するが、直流コンセント131に代えて引掛シーリング132の場合も同様である。最初に、主電源が非停電である場合、直流コンセント131の切替部56は閉状態であり、分散電源から直流機器102への直流電力供給が行われている。協調制御部113によって、主電源が停電であると検出されると、協調制御部113は停電情報を含む通信信号を直流電圧に重畳して各直流コンセント131にマルチキャストで送信し、各直流コンセント131は停電情報を受信する。停電情報を受信した各直流コンセント131では、現在時刻が動作時間帯であるか否かの判断を行う。現在時刻が動作時間帯である場合、切替部56は開状態のままであり、分散電源から直流機器102への直流電力供給が行われる。
これに対して、現在時刻が動作時間帯ではない場合、切替部56が閉状態から開状態に切り替わり、分散電源から直流機器102への直流電力供給が停止される。その後、主電源が停電復旧し、協調制御部113からの復旧情報を直流コンセント131が受信した場合、直流コンセント131では、切替部56が開状態から閉状態に切り替わり、分散電源から直流機器102への直流電力供給が行われる。一方、主電源が停電復旧していない場合、ステップS2に戻る。
以上、本実施形態によれば、1本の直流供給線路Wdc上に接続される複数のコンセント部(直流コンセント131、引掛シーリング132)において、各コンセント部ごとに、分散電源からの直流電力供給を許可する動作時間帯を決定することができるので、各コンセント部に接続される直流機器102に応じた直流電力供給の制御を行うことができる。また、協調制御部113が全てのコンセント部の動作時間帯について制御する必要がなく、各コンセント部ごとに動作時間帯を制御するので、協調制御部113の負担を少なくすることができる。さらに、協調制御部113からは各コンセント部ごとに異なる情報を送信するのではなく、全てのコンセント部に共通の情報(停電情報)をマルチキャストで送信すればよいので、主電源が停電である場合に停電情報を全てのコンセント部に迅速に送信し、各コンセント部も迅速に対応することができる。
また、本実施形態においても、実施形態1と同様に、電気機器が直流機器102であるため、分散電源からの直流電力を交流電力に変換して供給する必要がないため、変換による電力損失がなく効率的である。
(実施形態4)
実施形態4の配電システムは、直流コンセント131が協調制御部113から自己に接続されている直流機器102の機器識別情報に対応付けられた動作時間帯を取得する点で、実施形態3の配電システムと相違している。なお、実施形態3と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の直流機器102は、機器種別を識別する機器識別情報を記憶部43に記憶させている。
本実施形態の協調制御部113には、直流機器102の機器識別情報ごとに動作時間帯が対応付けられて記憶されている。また、制御部33は、通信部32が直流コンセント131から上記直流コンセント131に接続される直流機器102の機器識別情報を受信した場合、受信した機器識別情報に対応する動作時間帯を直流コンセント131に送信するように通信部32を制御する。
一方、本実施形態の直流コンセント131において、制御部57は、接続部50に接続される直流機器102から上記直流機器102の機器識別情報を取得したとき、直流機器102の機器識別情報を協調制御部113に送信するように通信部55を制御する。その後、協調制御部113から直流機器102の機器識別情報に対応する動作時間帯を受信すると、制御部57は、通信部55で受信された動作時間帯を記憶部53に記憶させる。
次に、本実施形態の配電システムの動作時間帯の設定動作について説明する。まず、直流コンセント131が直流機器102の機器識別情報を協調制御部113に送信し、協調制御部113が機器識別情報を受信する。協調制御部113は、受信した機器識別情報に対応付けられて記憶されている動作時間帯を選択し、選択した動作時間帯の情報を、機器識別情報を送信した直流コンセント131に送信する。機器識別情報を送信した直流コンセント131は、受信した動作時間帯の情報を記憶する。
以上、本実施形態によれば、直流機器102の機器識別情報に対応する動作時間帯を自動的に取得することができるので、ユーザが動作時間帯を手動で設定する必要がない。
実施形態1〜4の配線システムの構成図である。 実施形態1,2の配線システムの概略を示すブロック図である。 同上の配線システムの直流電力供給の動作を示すフローチャートである。 実施形態2の配線システムの時間帯設定動作を示すフローチャートである。 実施形態3,4の配線システムの概略を示すブロック図である。
符号の説明
102 直流機器
113 協調制御部
131 直流コンセント
132 引掛シーリング
161 太陽電池
162 二次電池
163 燃料電池
30 検出部
32 通信部
40 動作部
41,51 計時部
43,53 記憶部
44,54,55 通信部
45,56 切替部
50 接続部
Wdc 直流供給線路

Claims (4)

  1. 電力供給線路上に接続されてそれぞれが直流電力供給によって駆動される複数の電気機器と、前記複数の電気機器への直流電力供給を管理する管理装置とを備える配電システムであって、
    主電源が停電であるか否かを検出する検出手段と、前記主電源とは別に設けられ前記検出手段で前記主電源が停電であると検出された場合に前記複数の電気機器への前記電力供給線路を介する直流電力供給を可能とする分散電源とを備え、
    前記管理装置は、前記検出手段で前記主電源が停電であると検出された場合に停電情報を含む通信信号を直流電圧に重畳して前記複数の電気機器に送信する給電側通信手段を有し、
    前記複数の電気機器のそれぞれは、直流電力供給によって動作する動作手段と、現在時刻を計測する計時手段と、前記主電源が停電であるときに前記動作手段を動作させる時間帯を記憶する記憶手段と、前記管理装置から前記停電情報を受信する受電側通信手段と、前記受電側通信手段で前記停電情報が受信されたときに前記計時手段で計時されている現在時刻が前記記憶手段に記憶されている前記時間帯である場合、前記分散電源から前記動作手段への直流電力供給を許可する一方、前記計時手段で計時されている現在時刻が前記記憶手段に記憶されている前記時間帯ではない場合、前記分散電源から前記動作手段への直流電力供給を禁止する切替手段とを有する
    ことを特徴とする配電システム。
  2. 電力供給線路上に接続されてそれぞれに直流電力供給によって駆動される電気機器が接続される複数のコンセント部と、前記複数のコンセント部に接続される各電気機器への直流電力供給を管理する管理装置とを備える配電システムであって、
    主電源が停電であるか否かを検出する検出手段と、前記主電源とは別に設けられ前記検出手段で前記主電源が停電であると検出された場合に前記複数のコンセント部への前記電力供給線路を介する直流電力供給を可能とする分散電源とを備え、
    前記管理装置は、前記検出手段で前記主電源が停電であると検出された場合に停電情報を含む通信信号を直流電圧に重畳して前記複数のコンセント部に送信する給電側通信手段を有し、
    前記複数のコンセント部のそれぞれは、前記電気機器のプラグと着脱自在に接続する接続手段と、現在時刻を計測する計時手段と、前記主電源が停電であるときに前記接続手段に接続される前記電気機器を駆動する時間帯を記憶する記憶手段と、前記管理装置から前記停電情報を受信する受電側通信手段と、前記受電側通信手段で前記停電情報が受信されたときに前記計時手段で計時されている現在時刻が前記記憶手段に記憶されている前記時間帯である場合、前記分散電源から前記電気機器への直流電力供給を許可する一方、前記計時手段で計時されている現在時刻が前記記憶手段に記憶されている前記時間帯ではない場合、前記分散電源から前記電気機器への直流電力供給を禁止する切替手段とを有する
    ことを特徴とする配電システム。
  3. 前記管理装置は、前記電気機器の機器種別を識別する機器識別情報ごとに前記時間帯を対応付けて記憶する給電側記憶手段を有し、前記給電側通信手段が、前記電気機器から当該電気機器の機器識別情報を受信すると、当該受信した機器識別情報に対応する前記時間帯を当該電気機器に送信し、
    前記電気機器は、自己の機器識別情報を有し、前記受電側通信手段が、自己の機器識別情報を前記管理装置に送信するとともに前記管理装置から自己の機器識別情報に対応する前記時間帯を受信し、前記記憶手段が、前記受電側通信手段で受信された前記時間帯を記憶する
    ことを特徴とする請求項1記載の配電システム。
  4. 前記電気機器は、機器種別を識別する機器識別情報を有し、
    前記管理装置は、前記電気機器の機器識別情報ごとに前記時間帯を対応付けて記憶する給電側記憶手段を有し、前記給電側通信手段が、前記コンセント部から当該コンセント部に接続される前記電気機器の機器識別情報を受信すると、当該受信した機器識別情報に対応する前記時間帯を当該コンセント部に送信し、
    前記コンセント部は、前記接続手段に接続される前記電気機器から当該電気機器の機器識別情報を取得し、前記受電側通信手段が、前記電気機器の機器識別情報を前記管理装置に送信するとともに前記管理装置から前記電気機器の機器識別情報に対応する前記時間帯を受信し、前記記憶手段が、前記受電側通信手段で受信された前記時間帯を記憶する
    ことを特徴とする請求項2記載の配電システム。
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