JP2009159723A - 電源制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池から負荷回路への電力の供給形態を制御するための電源制御システムにおいて、電源リレーの投入時にアークもスイッチングの損失も生じさせないようにすること。
【解決手段】第1のリレー装置13内の2個のリレーが切断されている状態において、燃料電池11の出力電圧VFCと入力平滑キャパシタ16の両端の電圧VL1との差が所定の閾値ETV以下に低減されるようキャパシタ昇圧コンバータ15が制御される(ステップS103〜S105)。燃料電池11の出力電圧VFCと入力平滑キャパシタ16の両端の電圧VL1との差が所定の閾値ETV以下になると、第1のリレー装置13内の2個のリレーが接続される(ステップS106)。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池から負荷回路への電力の供給形態を制御するための電源制御システムに、関する。
周知のように、キャパシタを含む容量性負荷回路において電源リレーを接続すると突入電流(インラッシュカレント)が発生する。この突入電流は、リレー接点でアークを発生させることがあり、また、そのアークは、リレー接点を溶融させることがある。
このようなリレー接点の溶融を避けるため、一般的には、電源リレーと並列に接続された迂回路に、制限抵抗と補助リレーとが備えられる。電源からの電力供給の開始は、まず、補助リレーを接続することによって行われ、過渡状態において発生する突入電流が、制限抵抗において緩和される。そして、電力供給が定常状態になると、電源リレーが接続され、補助リレーが切断される(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、前述した補助リレーでも、接続時にはアークが発生することがある。電源リレーや補助リレーが電源に隣接していることから、電源が燃料電池である場合、アークが水素ガスに引火する虞がある。また、電源リレーの接続以外に、補助リレーの接続と切断とが行われるため、補助リレーのスイッチングにおける損失も少なからずある。
特開2006−158173号公報(段落0076) 特開2006−238589号公報 特開2005−348530号公報
本発明は、前述したような従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その課題は、電源リレーの接続時にアークもスイッチングの損失も生じさせないようにすることにある。
上記の課題を解決するために案出された電源制御システムは、直流電力を出力する燃料電池とその直流電力の供給先である負荷回路との間で電力の供給形態を制御するため、燃料電池から入力される直流電力の電圧を変換して負荷回路へ出力するための第1の電圧変換器、燃料電池の出力端子対と第1の電圧変換器の入力端子対との間に介在する第1のリレー、第1の電圧変換器の入力端子対の間に接続される第1のキャパシタ、直流電力を出力する補助電源、その補助電源から入力される直流電力の電圧を変換して第1のキャパシタに蓄積するための第2の電圧変換器、及び、第1のリレーが切断されている状態において燃料電池の出力電圧と第1のキャパシタの両端の電圧との差が所定の閾値以下に低減されるよう第2の電圧変換器を制御した上で、第1のリレーを接続する制御を行う制御部を備えることを、特徴としている。
このように構成されると、第1のリレーの投入前に、燃料電池の出力端子対の電圧と第1のキャパシタの両端の電圧との差を、所定の閾値以下に低減することができる。このため、所定の閾値が、第1のリレーを投入してもアークが発生しない程十分低い値に設定されていれば、第1のリレーにおいてアークが生じないこととなる。この結果、燃料電池に第1のリレーが隣接していても、アークが水素ガスに引火することがない。また、補助リ
レーが不要であるため、補助リレーのスイッチングにおける損失も生じない。
なお、この電源制御システムが、蓄放電自在な二次電池と負荷回路との間で力行電力又は回生電力の電圧を変換するための第3の電圧変換器を備えている場合において、その二次電池と第3の電圧変換器との間に第2のリレーが接続されているときには、この電源制御システムは、第3の電圧変換器における二次電池側の端子対の間に接続された第2のキャパシタに対して補助電源の出力電力を蓄積するための第4の電圧変換器を、備えていてもよい。
この第4の電圧変換器によれば、制御部は、第2のリレーを接続する前に、二次電池の出力電圧と第2のキャパシタの両端の電圧との差を、所定の閾値以下に低減することができる。このため、所定の閾値が、第2のリレーを投入してもアークが発生しない程十分低い値に設定されていれば、第2のリレーにおいてアークが生じないこととなる。この結果、二次電池から可燃ガスが漏出する可能性がある場合において、その二次電池に第2のリレーが隣接していても、アークが可燃ガスに引火することがない。
従って、前述した電源制御システムによれば、電源リレーの接続時にアークもスイッチングの損失も生じなくなる。
以下、添付図面に基づいて、本発明を実施するための最良の形態について、説明する。
<<構成>>
図1は、本実施形態の電源制御システムの構成図である。
本実施形態の電力供給システムは、負荷回路(Load circuit)30に対して力行電力を供給するとともに負荷回路30からの回生電力を蓄積しておくためのシステムである。図1に示すように、この電力供給システムは、第1の電路と、第2の電路とを、備えている。
<第1の電路の構成>
第1の電路は、燃料電池(FC)11、電圧センサ12、第1のリレー装置13、補助電源14、第1のキャパシタ昇圧コンバータ(CON1)15、入力平滑キャパシタ16、電圧センサ17、燃料電池昇圧コンバータ(Boost converter)18、及び、出力平滑キャパシタ19を、主に含んでいる。
燃料電池11は、燃料としての水素と大気中の酸素とを化学反応させて直流電力を出力する発電装置である。燃料電池11は、図示していないが、周知のように、複数の単セルからなるスタックと、各単セルに供給するための燃料が高圧に詰め込まれた燃料タンクと、各単セルに大気を送り込むための空気圧縮機とを、主要な構成として、備えている。また、スタックは、各単セルで発生する電力を出力するための出力端子対を、備えている。なお、図1において、上側の出力端子が正極であり、下側の出力端子が負極となっている。
第1のリレー装置13は、燃料電池11から負荷回路30への電力の出力及びその停止を制御するための電子部品であり、その燃料電池11の出力端子対のそれぞれに接続された2個のリレーを備えている。
燃料電池昇圧コンバータ18は、入力された直流電力を昇圧しながら出力するための直
流電圧変換器であり、この入力端子対は、それぞれ、第1のリレー装置13内の2個のリレーを介して燃料電池11の出力端子対に接続され、出力端子対は、それぞれ、負荷回路30の入力端子対に接続されている。
なお、この燃料電池昇圧コンバータ18には、例えば、図2に示したような内部構成が、採用されている。図2の燃料電池昇圧コンバータ18は、出力端子対(図中右側の端子対)を接続するアームを備え、そのアームでは、正側(図中上側)から負側(図中下側)へと順に、ダイオード18aとスイッチング素子18bとが、直列に接続されている。ダイオード18aは、正側から負側へと電気が流れる方向とは逆の方向にその順方向を向けており(以下、このような接続状態を逆極性状態と表記する)、逆に、スイッチング素子18bは、正側から負側へと電気が流れる方向にその順方向を向けている。さらに、このスイッチング素子18bには、ダイオード18cが並列接続されており、このダイオード18cも、逆極性状態となっている。図2の燃料電池昇圧コンバータ18の負側の入力端子は、負側の出力端子と接続され、正側の入力端子は、リアクトル18dを介して、アームにおけるダイオード18aとスイッチング素子18bとの間の中点に、接続されている。従って、図2に例示された燃料電池昇圧コンバータ18では、入力端子対に電圧が印加されている場合において、スイッチング素子18bが導通状態となったときには、スイッチング素子18bに電気が流れることによってリアクトル18dに電磁エネルギーが蓄積される。逆に、スイッチング素子18bが遮断状態となったときには、入力端子からリアクトル18dとダイオード18aとを経由して出力端子へ電気が流れるとともに、電流減小に伴ってリアクトル18dが逆起電力として電磁エネルギーを放出することによりこの逆起電力による電圧が入力電圧に合成される。このスイッチング素子18bの導通と遮断のスイッチング(チョッピング)間隔が制御されることにより、燃料電池昇圧コンバータ18での昇圧量が制御される。
図1の入力平滑キャパシタ16及び出力平滑キャパシタ19は、何れも、電流を平滑化するための電子部品である。入力平滑キャパシタ16は、燃料電池昇圧コンバータ18の入力端子対の間にアームとして接続され、出力平滑キャパシタ19は、燃料電池昇圧コンバータ18の出力端子対の間にアームとして接続されている。
第1のキャパシタ昇圧コンバータ15は、直流電力を出力する補助電源14による入力平滑キャパシタ16の蓄電の開始及び停止と、入力平滑キャパシタ16の両端の印加電圧とを、制御するための電圧変換器である。この第1のキャパシタ昇圧コンバータ15の出力端子対は、入力平滑キャパシタ16の両端に接続され、入力端子対は、補助電源14の出力端子対に接続されている。
なお、この第1のキャパシタ昇圧コンバータ15には、例えば、図3に示した内部構成が、採用されている。図3の第1のキャパシタ昇圧コンバータ15は、図2に例示した燃料電池昇圧コンバータ18にスイッチング素子とダイオードとを1個ずつ追加したものと等価な内部構成となっている。具体的には、図3の第1のキャパシタ昇圧コンバータ15は、出力端子対(図中右側の端子対)の間のアームにおいて、正側(図中上側)から負側(図中下側)へと順に、ダイオード15aとスイッチング素子15bとを、備えている。ダイオード15aは、逆極性状態となっている。また、スイッチング素子15bは、正側から負側へと電気が流れる方向にその順方向を向けており、このスイッチング素子15bには、ダイオード15cが、逆極性状態で並列接続されている。図3の第1のキャパシタ昇圧コンバータ15の負側の入力端子は、負側の出力端子と接続され、正側の入力端子は、スイッチング素子15eリアクトル15dを介して、アームにおけるダイオード15aとスイッチング素子15bとの間の中点に、接続されている。スイッチング素子15eは、リアクトル15dよりも入力端子側(図中左側)に配置され、正側から負側へと電気が流れる方向にその順方向を向けている。さらに、このスイッチング素子15eには、ダイ
オード15fが、逆極性状態で並列接続されている。従って、図3に例示された第1のキャパシタ昇圧コンバータ15は、入力端子対に電圧が印加されている場合であって、スイッチング素子15eが導通状態になっているときには、図2の燃料電池昇圧コンバータ18と等価な回路構成となる。このため、スイッチング素子15bの導通と遮断のスイッチング(チョッピング)間隔が制御されることにより、第1のキャパシタ昇圧コンバータ15での昇圧量が制御される。また、スイッチング素子15eが遮断状態になっているときには、電力の出力が停止される。
電圧センサ12は、燃料電池11の出力端子対の間に印加されている電圧VFCを検出するための電子部品である。また、電圧センサ17は、燃料電池昇圧コンバータ18の入力端子対の間に印加されている電圧VL1を検出するための電子部品である。なお、電圧VL1は、入力平滑キャパシタ16の両端に印加されている電圧でもある。
<第2の電路の構成>
第2の電路は、二次電池(BAT)21、電圧センサ22、第2のリレー装置23、補助電源24、第2のキャパシタ昇圧コンバータ(CON2)25、第1の平滑キャパシタ26、電圧センサ27、双方向昇降圧コンバータ(Bidirectional buck−boost converter)28、及び、第2の平滑キャパシタ29を、主に含んでいる。
二次電池21は、周知のように、直流電力の充電及び放電が自在である蓄電装置であり、入出力のための端子対を備えている。
第2のリレー装置23は、二次電池21と負荷回路30との間の電力の入出力及びその停止を制御するための電子部品であり、その二次電池21の端子対のそれぞれに接続された2個のリレーを備えている。
双方向昇降圧コンバータ28は、力行方向において入力された直流電力を昇圧しながら出力したり回生方向において入力された直流電力を降圧しながら出力したりするための直流電圧変換器である。力行方向において入力側となる端子対(二次電池21側の端子対)は、それぞれ、第2のリレー装置23内の2個のリレーを介して二次電池21の端子対に接続され、力行方向において出力側となる端子対(負荷回路30側の端子対)は、それぞれ、負荷回路30における入出力のための端子対に接続されている。
なお、この双方向昇降圧コンバータ28には、例えば、図4に示したような内部構成が、採用されている。図4の双方向昇降圧コンバータ28は、力行方向において入力側となる端子対(図中左側の端子対)を接続する第1のアームに、2個のスイッチング素子15a、15bを備えているとともに、力行方向において出力側となる端子対(図中右側の端子対)を接続する第2のアームにも、2個のスイッチング素子28c、28dを備えている。これら4個のスイッチング素子28a〜28dは、何れも、正側(図中上側)から負側(図中下側)へと電気が流れる方向にその順方向を向けている。また、これら4個のスイッチング素子28a〜28dには、それぞれダイオード28e〜28hが並列接続されており、これら4個のダイオード28e〜28hとも、逆極性状態となっている。さらに、第1のアームにおける2個のスイッチング素子28a、28bの間の中点は、第2のアームにおける2個のスイッチング素子28c、28dの間の中点と、リアクトル28iを介して、接続されている。従って、図4に例示された双方向昇降圧コンバータ28は、力行方向において入力側となる端子対(図中左側の電子対)に電圧が印加されている場合であって、スイッチング素子28aが導通状態にあるとともに2個のスイッチング素子28b、28cが遮断状態になっているときには、図2に例示した燃料電池昇圧コンバータ18と等価な回路構成となる。このため、スイッチング素子28dの導通と遮断のスイッチ
ング(チョッピング)間隔が制御されることにより、双方向昇降圧コンバータ28による力行方向での昇圧量が制御される。一方、回生方向において入力側となる端子対(図中右側の電子対)に電圧が印加されている場合であって、2個のスイッチング素子28a、28dが遮断状態になっているときには、2個のスイッチング素子28b、28cがともに導通状態となると、2個のスイッチング素子28b、28cに電気が流れることによってリアクトル28iに電磁エネルギーが蓄積され、逆に、2個のスイッチング素子28b、28cがともに遮断状態となると、電流減少に伴ってリアクトル28iが逆起電力として電磁エネルギーを放出することによりこの逆起電力による電圧が出力端子対に印加される。つまり、回生方向において、これら2個のスイッチング素子28b、28cの導通と遮断のスイッチング(チョッピング)間隔が制御されることにより、双方向昇降圧コンバータ28による回生方向での降圧量(回生電力が降圧される量)が制御される。
図1の第1及び第2の平滑キャパシタ26、29は、何れも、電流を平滑化するための電子部品である。第1の平滑キャパシタ26は、双方向昇降圧コンバータ28における二次電池21側の端子対の間にアームとして接続され、第2の平滑キャパシタ29は、双方向昇降圧コンバータ28における負荷回路30側の端子対の間にアームとして接続されている。
第2のキャパシタ昇圧コンバータ25は、補助電源24による第1の平滑キャパシタ26の蓄電の開始及び停止と、第1の平滑キャパシタ26の両端の印加電圧とを、制御するための電圧変換器である。この第2のキャパシタ昇圧コンバータ25の入力端子対が、補助電源24の出力端子対に接続され、出力端子対が、第1の平滑キャパシタ26の両端に接続されている。
なお、この第2のキャパシタ昇圧コンバータ25には、例えば、図3に示した内部構成が、採用されている。従って、入力端子対に電圧が印加されている場合において、スイッチング素子25aが導通状態になっているときには、図2の燃料電池昇圧コンバータ18と等価な回路構成となる。このため、スイッチング素子25bの導通と遮断のスイッチング(チョッピング)間隔が制御されることにより、第2のキャパシタ昇圧コンバータ25による昇圧量が制御される。また、スイッチング素子25eが遮断状態になっているときには、電力の出力が停止される。
電圧センサ22は、二次電池21の出力端子間に印加されている電圧VBATを検出する
ための電子部品である。また、電圧センサ27は、双方向昇降圧コンバータ28の入力端子間に印加されている電圧VL2を検出するための電子部品である。なお、電圧VL2は、第2の平滑キャパシタ26の両端に印加されている電圧でもある。
<制御主体>
本実施形態の電力供給システムは、例えば、自システムを搭載した自動車のECU[Electoronic control unit]40によって、制御される。ECU40は、周知のように、自動車内の各種センサからの情報に基づいてエンジンやABS[Antilock Brake System]
や空調機などを制御するためのユニットであり、図示していないが、I/O[Input/Output]インターフェースとROM[Read Only Memory]とCPU[Central Processing Unit]とRAM[Random Access Memory]とを主に備えている。
このECU40は、本実施形態の電力供給システムを制御するための機能として、具体的には、燃料電池昇圧コンバータ18及び双方向昇降圧コンバータ28のスイッチングを制御する機能、第1及び第2のキャパシタ昇圧コンバータ15、25を制御する機能、電圧センサ12、17が検出する電圧VFC、VL1に基づいて第1のリレー装置13を制御する機能、並びに、電圧センサ22、27が検出する電圧VBAT、VL2に基づいて第2のリ
レーを制御する機能を、備えている。このうち、第1及び第2のリレー装置13、23を制御する機能は、例えば、リレー制御プログラム41により実現される。
このリレー制御プログラム41は、例えば、自動車における図示せぬイグニッションキーシリンダが回転されることによってイグニッション信号がオフ状態からオン状態に切り替わることを契機として、開始される。
<<制御内容>>
図5は、リレー制御プログラム41に従ってECU40(内のCPU)が実行するリレー制御処理の流れを示す図である。なお、図5に示すリレー制御処理は、第1のリレー装置13を制御するためものである。第2のリレー装置23を制御するためのリレー制御処理の内容は、使用電圧が電圧VFC、VL1の代わりに電圧VBAT、VL2となっていることを
除き、この図5の内容と同一である。従って、第2のリレー装置23に係るリレー制御処理の内容については、図5を援用して省略する。
リレー制御処理の開始後、最初のステップS101では、ECU40(内のCPU)は、第1のキャパシタ昇圧コンバータ15の動作状態を制御可能な状態に切り替えることによって、第1のキャパシタ昇圧コンバータ15の制御を開始する。図3の第1のキャパシタ昇圧コンバータ15について言えば、ECU40は、スイッチング素子15eを導通状態に切り替える。
次のステップS102では、ECU40は、所定の通流率(デューティファクタ)を初期値として、第1のキャパシタ昇圧コンバータ15のスイッチング(チョッピング)制御をその通流率にて開始する。図3の第1のキャパシタ昇圧コンバータ15について言えば、ECU40は、スイッチング素子15bについて導通と遮断のスイッチング(チョッピング)を開始する。その後、ECU40は、次のステップS103へ処理を進める。
ステップS103では、ECU40は、電圧センサ12、17がそれぞれ検出した電圧VFC及び電圧VL1を取得する。
次のステップS104では、ECU40は、電圧VFCから電圧VL1を減算して得られる値が所定の閾値ETV以下であるか否かを、判別する。そして、電圧VFCから電圧VL1を減算して得られる値が所定の閾値ETV以下でなかった場合、ECU40は、ステップS104からステップS105へ処理を分岐させる。
ステップS105では、ECU40は、スイッチング(チョッピング)制御における通流率を調節し、ステップS103へ処理を戻す。なお、この調節方法は、PID制御のような所定の数式を使って演算により通流率を求めるものであっても良いし、電圧の値と通流率の値との対応関係を規定したマップに基づいて通流率を求めるものであっても良い。
これらステップS103乃至S105の処理ループの実行中に、電圧VFCから電圧VL1を減算して得られる値が所定の閾値ETV以下となると、ECU40は、ステップS104からステップS106へ処理を進める。
ステップS106では、ECU40は、第1のリレー装置13内の2個のリレーを接続する制御を行う。
次のステップS107では、ECU40は、第1のキャパシタ昇圧コンバータ15の動作状態を制御不能な状態に切り替えることによって、第1のキャパシタ昇圧コンバータ15の制御を停止する。図3の第1のキャパシタ昇圧コンバータ15について言えば、EC
U40は、スイッチング素子15eを遮断状態に切り替える。その後、ECU40は、図5に係るリレー制御処理を終了する。
<<作用効果>>
本実施形態において、第1のリレー装置13内の2個のリレーが何れも切断されているとともに、入力平滑キャパシタ16が幾らか放電されていると、燃料電池11の出力端子対の間の電圧VFCと、入力平滑キャパシタ16の両端の電圧VL1とに、差が生じる。この状態において、図5に係るリレー制御処理が行われることなく、第1のリレー装置13内の2個のリレーが接続されてしまうと、リレーにおいて突入電流が生じて、アークが発生する虞がある。
しかしながら、本実施形態では、第1のリレー装置13内の2個のリレーが接続される前に、図5に係るリレー制御処理が行わるようになっている。そのため、燃料電池11の出力端子対の間の電圧VFCから入力平滑キャパシタ16の両端の電圧VL1を減算して得られる値が、所定の閾値ETV以下になった段階で、第1のリレー装置13内の2個のリレーが接続される。ここで、所定の閾値ETVが、第1のリレー装置13内の2個のリレーを接続してもアークが発生しない程十分低い値に設定されていれば、第1のリレー装置13においてアークが発生しないこととなる。そして、このようにアークが発生しなければ、燃料電池11から水素ガスが漏れ出てしまった場合でも、アークが水素ガスに引火することもない。また、第1のリレー装置13には補助リレーが不要であるため、補助リレーのスイッチングにおける損失も生じない。
勿論、第2の電路においても同様に、第2のリレー装置23内の2個のリレーが接続される前に、図5に係るリレー制御処理が行わるようになっている。そのため、二次電池21の端子対の間の電圧VBATから第2の平滑キャパシタ26の両端の電圧VL2を減算して
得られる値が、所定の閾値ETV以下になった段階で、第2のリレー装置23内の2個のリレーが接続される。ここで、所定の閾値ETVが、第2のリレー装置23内の2個のリレーを接続してもアークが発生しない程十分低い値に設定されていれば、第2のリレー装置23においてアークが発生しないこととなる。そして、このようにアークが発生しなければ、二次電池21から可燃ガスが漏れ出てしまった場合でも、アークがその可燃ガスに引火することもない。
なお、第1及び第2のリレー装置13、23においてアークが発生しない程十分低い閾値ETVは、実験的、理論的、又は、経験的によって求められたものとすることができる。また、閾値ETVは、アークが発生せず且つノイズも発生しない程十分低い値であっても良く、この場合の閾値ETVも、実験的、理論的、又は、経験的によって求められたものとすることができる。更には、閾値ETVは、ほぼゼロであっても良い。
<<変形例>>
以上に説明した本実施形態では、図1に示すように、補助電源14、24が、二次電池21と別体であるとした。しかしながら、補助電源14、24は、二次電池21そのものであっても良い。補助電源14、24が、二次電池21そのものであれば、負荷回路30から二次電池21に蓄積された回生電力を有効に利用することができ、電源制御システム全体の効率が向上することとなる。
また、補助電源14、24が二次電池21そのものである場合、補助電源14と入力平滑キャパシタ16との間、及び、補助電源24と第1の平滑キャパシタ26との間には、図3に示すような片方向昇圧コンバータではなく、図4に示すような双方向昇降圧コンバータが配置されていても良い。このように補助電源14、24と各キャパシタ16、26との間に双方向昇降圧コンバータが配置されていると、第1及び第2のリレー装置13、
23のリレーの切断後に、各キャパシタ16、26の蓄積電力を放電させることができるため、電源制御システムの安全性が高まるとももに、その蓄積電力を二次電池21に回収することができるため、電源制御システム全体の効率がさらに向上することとなる。
本実施形態の電源制御システムの構成図 燃料電池昇圧コンバータの内部構成の一例を示す図 キャパシタ昇圧コンバータの内部構成の一例を示す図 双方向昇降圧コンバータの内部構成の一例を示す図 リレー制御プログラムに従ってECUが実行するリレー制御処理の流れを示す図
符号の説明
11 燃料電池
12 電圧センサ
13 リレー装置
14 補助電源
15 第1のキャパシタ昇圧コンバータ
15a スイッチング素子
15b スイッチング素子
15c ダイオード
15c ダイオード
15e リアクトル
16 入力平滑キャパシタ
17 電圧センサ
18 燃料電池昇圧コンバータ
21 二次電池
22 電圧センサ
23 リレー装置
24 補助電源
25 第2のキャパシタ昇圧コンバータ
26 第1の平滑キャパシタ
27 電圧センサ
28 双方向昇降圧コンバータ
30 負荷
40 ECU
41 リレー制御プログラム

Claims (3)

  1. 直流電力を出力する燃料電池とその直流電力の供給先である負荷回路との間で電力の供給形態を制御するための電源制御システムであって、
    前記燃料電池から入力される直流電力の電圧を変換して前記負荷回路へ出力するための第1の電圧変換器、
    前記燃料電池の出力端子対と前記第1の電圧変換器の入力端子対との間に介在する第1のリレー、
    前記第1の電圧変換器の入力端子対の間に接続される第1のキャパシタ、
    直流電力を出力する補助電源、
    前記補助電源から入力される直流電力の電圧を変換して前記第1のキャパシタに蓄積するための第2の電圧変換器、及び、
    前記第1のリレーが切断されている状態において前記燃料電池の出力電圧と前記第1のキャパシタの両端の電圧との差が所定の閾値以下に低減されるよう前記第2の電圧変換器を制御した上で、前記第1のリレーを接続する制御を行う制御部
    を備えることを特徴とする電源制御システム。
  2. 蓄放電自在な二次電池と前記負荷回路との間で力行電力又は回生電力の電圧を変換するための第3の電圧変換器、
    前記二次電池の端子対と前記第3の電圧変換器における前記二次電池側の端子対との間に介在する第2のリレー、
    前記第3の電圧変換器における前記二次電池側の端子対の間に接続される第2のキャパシタ、及び、
    前記補助電源から入力される直流電力の電圧を変換して前記第2のキャパシタに蓄積するための第4の電圧変換器
    を更に備え、
    前記制御部は、
    前記第2のリレーが切断されている状態において前記二次電池の出力電圧と前記第2のキャパシタの両端の電圧との差が所定の閾値以下に低減されるよう前記第4の電圧変換器を制御した上で、前記第2のリレーを接続する制御を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の電源制御システム。
  3. 前記補助電源が前記二次電池である
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の電源制御システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011519254A (ja) * 2008-04-02 2011-06-30 アメリカン パワー コンバージョン コーポレイション バイポーラ入力部を有する非絶縁充電器
US8970186B2 (en) 2010-06-18 2015-03-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha DC-DC converter with an auxiliary circuit for performing soft-switching

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