JP2009159416A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、静電容量の変化量に基づいて開状態又は閉状態であることを検知する電子機器を提供することを目的とする。
【解決手段】携帯電話機1は、操作部側筐体2に配置され内面3Aに所定の導電体が近接又は当接されることによる静電容量の変化量を測定するセンサ90と、表示部側筐体3に配置され閉状態においてセンサ90に近接して配置されると共に開状態においてセンサ90から離間して配置される金属製の補強部材87と、センサ90により測定された変化量に基づいて開状態又は閉状態であることを検知する開閉検知部240と、を備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、携帯電話機等の電子機器に関する。詳細には、互いに連結された2つの筐体を有する電子機器に関する。
従来、電子機器としての携帯電話機において、携帯電話機の開閉を検知する構成として、一方の筐体にスイッチを配置し、他方の筐体に閉状態においてスイッチに対応する位置に突起を形成した開閉検知構造が知られている。
しかし、この開閉検知構造の場合、突起やスイッチを形成する位置が限定されるため設計の自由度が低くなるという問題や、突起やスイッチにより他の部品の実装スペースが少なくなるという問題があった。
そこで、携帯電話機における開閉状態を検知するため、一方の筐体に磁石を配置すると共に他方の筐体にホール素子を配置した携帯電話機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−126469号公報
しかし、特許文献1に開示された携帯電話機において、一方の筐体に配置された磁石の位置によっては、磁石により発生される磁束が磁気記憶媒体やスピーカ等に悪影響を与える可能性があった。
本発明は、静電容量の変化量に基づいて開状態又は閉状態であることを検知する電子機器を提供することを目的とする。
本発明は、第1面を有する第1筐体と、第2面を有する第2筐体と、前記第1面と前記第2面とが向かい合うようにして配置される閉状態と前記第2面と前記第1面とが対向しない開状態とになるよう前記第1筐体と前記第2筐体とを連結する連結部と、前記第1筐体に配置され、前記第1面に所定の導電体が近接又は当接されることによる静電容量の変化量を測定する測定部と、前記第2筐体に配置され、前記閉状態において前記測定部に近接して配置されると共に前記開状態において前記測定部から離間して配置される導電部と、前記測定部により測定された前記変化量に基づいて該電子機器が前記開状態又は前記閉状態であることを検知する開閉検知部と、を備える電子機器に関する。
また、前記第1筐体は、前記回路基板に実装された電子部品を有し、前記測定部は、前記電子部品と接続される信号線を含むことが好ましい。
また、前記測定部は、前記第1面における複数の位置において前記変化量を測定するセンサを備え、前記開閉検知部は、前記センサが前記複数の位置のうち所定の1又は複数の位置における前記変化量に応じて前記開状態又は前記閉状態であることを検知することが好ましい。
また、前記閉状態において、前記導電部は前記センサに対向して配置され、前記開閉検知部は、前記センサにおける前記複数の位置のうち前記導電部が対向して配置された位置における前記変化量に応じて、前記開状態又は前記閉状態であることを検知することが好ましい。
また、前記開閉検知部は、前記複数の位置のうち離間する少なくとも2つの位置における静電容量が変化すると共に前記離間する少なくとも2つの位置における前記変化量が異なる場合、前記閉状態であることを検知することが好ましい。
また、前記第1筐体と前記第2筐体とを前記開閉軸に略直交する回転軸を中心に回転可能に連結すると共に、前記第1面が前記第2面と向かい合うようにして配置される第1閉状態と、前記第1面が前記第2面側とは反対側を向くように配置される第2閉状態とになるように連結する回転連結部と、を更に備え、前記開閉検知部は、前記センサの前記複数の位置のうち所定の第1位置における前記変化量に基づいて該電子機器が前記第1閉状態であることを検知すると共に、前記センサが前記回転軸に対して前記第1位置と略対称な位置である第2位置における変化量に基づいて前記第2閉状態であることを検知することが好ましい。
また、前記開閉検知部は、前記測定部が前記第1面に人体の一部が当接された場合の変化量である第1変化量よりも大きな変化量を測定した場合、前記開状態又は前記閉状態であることを検知することが好ましい。
本発明によれば、静電容量の変化量に基づいて開状態又は閉状態であることを検知する電子機器を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1により、第1実施形態の携帯電話機1における基本構造を説明する。図1は、携帯電話機1を開いた状態における外観斜視図を示す。
図1に示すように、電子機器としての携帯電話機1は、第1筐体としての操作部側筐体2と、第2筐体としての表示部側筐体3と、を備える。操作部側筐体2と表示部側筐体3とは、ヒンジ機構を備える連結部4を介して開閉可能に連結される。具体的には、操作部側筐体2の上端部と表示部側筐体3の下端部とは、連結部4を介して連結される。これにより、携帯電話機1は、ヒンジ機構を介して連結された操作部側筐体2と表示部側筐体3とを相対的に動かすことが可能に構成される。
携帯電話機1は、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが開いた状態(開状態)と、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが折り畳まれた状態(閉状態)とにすることができる。携帯電話機1は、操作部側筐体2における第1面としての内面2Aと表示部側筐体3における第2面としての内面3Aとが向かいあうように配置される閉状態と、操作部側筐体2における内面2Aと表示部側筐体3における内面3Aとが対向しない開状態とになるよう連結部4により開閉軸Xを中心に開閉可能に構成される。ここで、閉状態とは、両筐体が互いに重なるように配置された状態であり、開状態とは、両筐体が互いに重ならないように配置された状態をいう。
操作部側筐体2は、外面が閉状態において内側を向く第1面としての内面2A側に配置されるフロントケース2aと閉状態において外側を向く外面2B側に配置されるリアケース2bとにより構成される。操作部側筐体2は、フロントケース2a側に、操作キー群11と、携帯電話機1の使用者が通話時に発した音声が入力されるマイクとしての音声入力部12とがそれぞれ露出するように構成される。
操作キー群11は、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作キー13と、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するための入力操作キー14と、各種操作における決定や上下左右方向のスクロール等を行う操作部材としての決定操作キー15とにより構成される。操作キー群11を構成する各キーそれぞれには、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉状態や各種モード、あるいは起動されているアプリケーション等の種類に応じて所定の機能が割り当てられる(キー・アサイン)。そして、使用者が各キーを押圧することにより、各キーに割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
音声入力部12は、操作部側筐体2の長手方向における連結部4側と反対の外端部側に配置される。つまり、音声入力部12は、携帯電話機1が開状態において一方の外端部側に配置される。
操作部側筐体2における一方側の側面には、外部機器(例えば、ホスト装置)と通信を行うためのインターフェース(図示せず)が配置される。操作部側筐体2の他方側の側面には、所定の機能が割り当てられているサイドキーと、外部メモリの挿入及び取り出しが行われるインターフェース(図示せず)とが配置される。インターフェースは、キャップにより覆われている。各インターフェースは、不使用時にはキャップにより覆われる。
表示部側筐体3は、外面が閉状態において内側を向く第2面としての内面3A側に配置されるフロントパネル3aと、フロントケース3bと、リアケース3c(図3参照)と、閉状態において外側を向く外面3B側に配置されるリアパネル3d(図3参照)とにより構成される。表示部側筐体3におけるフロントケース3bには、各種情報を表示するための表示部21と、通話の相手側の音声を出力するレシーバとしての音声出力部22と、が露出するように配置される。ここで、表示部21は、液晶パネルと、この液晶パネルを駆動する駆動回路と、この液晶パネルの背面側から光を照射するバックライト等の光源部とから構成される。
次いで、図2から図8により、第1実施形態の携帯電話機1における操作部側筐体2及び表示部側筐体3の内部構造について説明する。図2は、操作部側筐体2に内蔵される部材の分解斜視図である。図3は、表示部側筐体3に内蔵される部材の分解斜視図である。図4は、センサ90の構造を説明する図である。図5は、センサ90及びフレキシブルプリント基板93の配置を説明する図である。図6は、携帯電話機1における開閉検知機能を説明するブロック図である。図7は、第1実施形態における開閉検知機能の動作を説明する図である。図8は、第1実施形態における開閉検知機能の動作を説明する図である。
図2に示すように、操作部側筐体2は、フロントケース2aと、キー構造部40と、キー基板50と、ケース体60と、基準電位パターン層75及び携帯電話機用のRF(Radio Frequency)モジュール等の各種電子部品を備える回路基板70と、バッテリリッド2cを備えたリアケース2bと、バッテリ80とを備える。ここで、キー構造部40を構成する後述の操作部材40Aとキーシート40Cとの間には、センサ90が配置される。
フロントケース2aとリアケース2bとは、互いの凹状の内側面が向き合うように配置され、互いの外周縁が重なり合うようにして結合される。また、フロントケース2aとリアケース2bとの間には、キー構造部40と、キー基板50と、ケース体60と、回路基板70と、が挟まれるようにして内蔵される。
フロントケース2aには、携帯電話機1を折り畳んだ状態で表示部側筐体3の表示部21と対向する内側面に、キー孔13a、14a、15aが形成される。キー孔13a、14a、15aそれぞれからは、機能設定操作キー13を構成する機能設定操作キー部材13bの押圧面、入力操作キー14を構成する入力操作キー部材14bの押圧面、及び決定操作キー15を構成する決定操作キー部材15bの押圧面が露出される。この露出した機能設定操作キー部材13b、入力操作キー部材14b及び決定操作キー部材15bの押圧面を押し下げるように押圧することで、対応するキースイッチ51、52、53それぞれに設けられる後述のメタルドーム(椀状形状)の頂点が押圧され、スイッチ端子に接触して電気的に導通する。
キー構造部40は、操作部材40Aと、補強部材としてのキーフレーム40Bと、キーシート40Cと、により構成される。
操作部材40Aは、複数のキー操作部材により構成される。具体的には、機能設定操作キー部材13bと、入力操作キー部材14bと、決定操作キー部材15bとにより構成される。操作部材40Aを構成する各操作キー部材それぞれは、後述するキーフレーム40Bを挟んでキーシート40Cに接着される。キーシート40Cに接着された各操作キー部材それぞれにおける押圧面は、上述の通り、キー孔13a、14a、15aそれぞれから外部に露出して配置される。
キーフレーム40Bは、孔部14cが複数形成された金属性の板状部材である。キーフレーム40Bは、入力操作キー部材14bの押圧による回路基板70等への悪影響を防ぐための補強部材である。また、キーフレーム40Bは導電性の部材であり、入力操作キー部材14bにおける静電気を逃がすための部材としても機能する。キーフレーム40Bに形成される複数の孔部14cには、後述するキーシート40Cに形成される凸部14dが嵌合するように配置される。そして、この凸部14dに入力操作キー部材14bが接着される。
キーシート40Cは、可撓性を有するシリコンゴム製のシート状部材である。キーシート40Cには、上述の通り、複数の凸部14dが形成される。複数の凸部14dは、キーシート40Cにおけるキーフレーム40Bが配置される側の面に形成される。この複数の凸部14dそれぞれは、後述するキースイッチ52に対応する位置に形成される。
ここで、キー構造部40を構成する後述の操作部材40Aとキーシート40Cとの間には、本実施形態における測定部としてのセンサ90が配置される。センサ90は、操作部側筐体2における連結部4側に配置される(図1及び図4参照)。また、センサ90は、機能設定操作キー部材13b又は決定操作キー部材15bとキーシート40Cとの間に配置される。
センサ90は、操作部側筐体2における第1面としての内面2Aに指等の導電体が近接又は当接したことを静電容量の変化により検知するために配置される。センサ90は、例えば、内面2Aにおける表面をスクロール操作した場合における指の動きを検知するためのタッチセンサとして用いられる。本実施形態において、タッチセンサとして用いられるセンサ90を携帯電話機1における開閉検知センサとして利用する。
センサ90は、複数の測定エリアa1からe3(15のエリア)それぞれにおける静電容量の変化量を測定可能に構成される。センサ90は、シート状であって複数の測定エリアa1からe3それぞれに配置される複数の電極90a1から90e3(15個)を有する。複数の電極90a1から90e3は、センサ90に接続されるフレキシブルプリント基板93に形成された信号線94a1から94e3(15本)それぞれに接続される。
図5に示すように、信号線94a1から94e3が形成されたフレキシブルプリント基板93は、センサ90と回路基板70に実装されたコネクタ99とをつなぐようにして配置される。フレキシブルプリント基板93は、センサ90における連結部4側に接続される。フレキシブルプリント基板93に形成された信号線94a1から94e3は、操作部側筐体2の内面3A側に配置される。
コネクタ99は、回路基板70上に実装されるCPU45に電気的に接続される。つまり、センサ90を構成する電極90a1から90e3それぞれは、フレキシブルプリント基板93に形成される信号線94a1から94e3を介してCPU45に電気的に接続される。
センサ90は、該センサ90の測定エリアa1からe3それぞれにおける静電容量の変化量を測定可能に構成される。具体的には、センサ90は、測定エリアa1からe3それぞれに配置される電極90a1からe3それぞれに導電体(導電部としての補強部材87等)が対向して配置された場合における静電容量の変化量を測定可能に構成される。
図5に示すように、携帯電話機1が閉状態である場合には、後述する金属製部材である補強部材87の一部がセンサ90を構成する電極の一部(図5においては電極90a1及び電極90a2)に対向して配置される。補強部材87の一部が対向して配置されることで、電極における静電容量が変化する。図5においては、電極90e1及び電極90e2における静電容量が変化する。
電極90a1から90e3それぞれには、所定の電圧が印加される。電極90a1から90e3それぞれに導電部としての補強部材87が近づくことで、電極90a1から90e3それぞれにおける(グランドとの)静電容量が増加する。この静電容量の増加を電極90a1から90e3それぞれにおける電圧の変化により把握することで、静電容量の変化量を検出することができる。センサ90により静電容量の変化量を検出することで、補強部材87が近接して配置されたことを検知できる。
キー基板50は、キーシート40C側に配置される複数のキースイッチ51、52、53を有する。複数のキースイッチ51、52、53、それぞれは、各操作部材40Aに対応する位置に配置される。キー基板50に配置されるキースイッチ51、52、53は、椀状に湾曲して立体的に形成された金属板のメタルドームを有する構造になっている。メタルドームは、その椀状形状の頂点が押圧されると、キー基板50の表面に印刷された電気回路(図示せず)に形成されるスイッチ端子に接触して電気的に導通するように構成される。なお、キー基板50は、複数の絶縁層(絶縁フィルム)の間に配線を挟み込んだものである。
キー基板50がケース体60における平板部61に載置されるので、操作部材40Aそれぞれが押圧されることによる圧力や撓みは、ケース体60の下方に配置される回路基板70に伝達されにくい。
ケース体60は、薄型の直方体における一の広い面が開口した形状を有する導電性の部材である。ケース体60は、平板部61における開口側の面に略垂直に形成されるリブ62を有する。リブ62は、回路基板70に実装される各種電子部品のうち最も高さのある電子部品の高さと同等又はそれよりも十分に高くなるよう形成される。リブ62は、平板部61の周縁及び内側に基準電位部を構成する基準電位パターン層75に対応するように形成される。具体的には、ケース体60が回路基板70に載置された状態で、基準電位パターン層75上に配置されるようにリブ62が形成される。なお、ケース体60は、金属により形成するほか、骨格を樹脂により形成し、その表面に導体膜を形成したものでもよい。
ケース体60は、リブの底面が基準電位パターン層75に当接されることで、該基準電位パターン層75と電気的に接続される。ケース体60は、基準電位パターン層75と電気的に導通して該基準電位パターン層75と同じ大きさの電位を有するようになる。つまり、ケース体60は、シールドケースとして機能する。ケース体60は、シールドケースとして外部からの高周波等のノイズが回路基板70に配置される各種電子部品に作用するのを抑制すると共に、RF(Radio Frequency)回路、CPU回路、電源回路等から放出されるノイズを遮蔽して、他の電子部品やアンテナに接続される受信回路等に作用することを抑制する。具体的には、ケース体60におけるリブ62の底面が基準電位パターン層75上に配置されることで、後述する各回路はリブ62により囲われると共に平板部61の一部により覆われる。リブ62は、各回路における隔壁として機能し、平板部61の一部と共に各回路をシールドする。
回路基板70には、アンテナ108が送受信する信号を処理する信号処理部、メモリ44やCPU45を含む不図示の各種電子部品や回路が配置される。各種電子部品は、所定の組み合わせにより複数の回路ブロックを形成する。例えば、RF(Radio Frequency)回路、電源回路等を含む各種回路ブロックが形成される。また、回路基板70には、コネクタ99が実装される。コネクタ99は、回路基板70に形成される不図示の信号線によりCPU45等と電気的に接続される。
回路基板70におけるケース体60側の第1面70aには、上述の各種電子部品のほか、基準電位部を構成する基準電位パターン層75が形成される。基準電位パターン層75は、上述の各回路ブロックを区画するように形成される。基準電位パターン層75は、回路基板70の第1面70aの表面に導電性の部材を所定パターンで印刷することで形成される。
リアケース2bの一端側(図2において)には、取り外し可能なバッテリリッド2cが設けられており、バッテリ80をリアケース2bの外側から収納した後、リアケース2bに装着される。また、リアケース2bにおける一端側には、ユーザの音声を入力する不図示の音声入力部12(特にマイク)が収容される。
図3に示すように、表示部側筐体3は、フロントパネル3aと、音声出力部22と、フロントケース3bと、音声出力部22と、表示部21と、表示部21が接続されたプリント基板85と、リアケース3cと、リアパネル3dと、を備える。
表示部側筐体3は、フロントパネル3aと、フロントケース3bと、表示部21と、プリント基板85と、リアケース3cと、リアパネル3dとがそれぞれが積層的に配置される。具体的には、フロントケース3bとリアケース3cとは、互いの凹状の内側面が向き合うように配置され、互いの外周縁が重なり合うようにして結合される。
そして、フロントケース3bとリアケース3cとの間には、表示部21が接続されたプリント基板85が挟まれるようにして内蔵される。プリント基板85には、不図示のアンプと接続されるスピーカが接続される。
表示部側筐体3には、表示部21及びプリント基板85における連結部4側に配置される金属製の補強部材87が配置される。補強部材87は、コの字状の部材であって、該コの字状における凹部が表示部21及びプリント基板85側に向くようにして、表示部21及びプリント基板85の外周に沿って配置される。
図5に示すように、補強部材87は、該携帯電話機1が閉状態において、操作部側筐体2に配置されるセンサ90に対向して配置される。そして、補強部材87は、該携帯電話機1が開状態において、センサ90から離間して配置される。
続けて、図6により、携帯電話機1における開閉検知機能を説明する。
図6に示すように、携帯電話機1は、センサ90と、A/D変換部43と、メモリ44と、CPU45とを含んで構成される。
センサ90は、上述の通り、測定エリアa1からe3それぞれに配置された電極90a1から90e3を備える。電極90a1から90e3の全部又は一部に対して表示部側筐体3に配置される導電部としての補強部材87が近接された場合、電極90a1から90e3の全部又は一部における静電容量が変化する。静電容量が変化することで、電極90a1から90e3それぞれにおける電圧が変化する。
A/D変換部43は、所定間隔で電極90a1から90e3それぞれにおける電圧(アナログ量)をデジタル量に変換してCPU45に出力する。
CPU45は、機能部としての位置検出部220と、変化量検出部230と、開閉検知部240と、を有する。
位置検出部220は、A/D変換部43から出力されたデジタル量に変換された電極90a1から90e3それぞれにおける電圧情報に基づいて、静電容量が変化した電極(測定エリア)を検出する。
変化量検出部230は、A/D変換部43から出力されたデジタル量に変換された電極90a1から90e3それぞれにおける電圧情報に基づいて、位置検出部220で静電容量が変化したと検出された電極(測定エリア)における静電容量の変化量を検出する。ここで、静電容量の変化量は、静電容量が実際に変化した量だけでなく、A/D変換部43により変換されたデジタル量でも把握することができる。
開閉検知部240は、位置検出部220により検出された電極(測定エリア)に関する情報と、変化量検出部230により検出された変化量に関する情報とに基づいて、携帯電話機1における開閉状態を検知する。具体的には、開閉検知部240は、位置検出部220により静電容量が変化したことが検出された電極(測定エリア)における情報及び変化量検出部230により検出された変化量に関する情報と、メモリ44に記憶される閉状態における電極(測定エリア)の情報及び変化量の情報とを比較する。そして、開閉検知部240は、位置検出部220による電極(測定エリア)の情報及び変化量検出部230による変化量に関する情報と、メモリ44に記憶される閉状態における電極(測定エリア)に関する情報及び変化量に関する情報とが一致する場合には、携帯電話機1が閉状態であることを検知する。
メモリ44は、該携帯電話機1が閉状態である場合における静電容量が変化する電極(測定エリア)に関する情報及び該電極(測定エリア)における静電容量の変化量に関する情報を記憶する。詳細には、メモリ44は、該携帯電話機1が閉状態である場合における電極90a1から90e3それぞれにおける静電容量の変化量に関する情報を記憶する。開閉検知部240は、メモリ44から上述の情報を取得すると共に、上述の通り、メモリ44から取得した閉状態である場合の情報(閉状態である条件)に基づいて、携帯電話機1が閉状態であるかを判定する。ここで、メモリ44には、携帯電話機1を組み立てた後に上述の情報を記憶させることもできる。また、機種ごとに異なる情報を記憶させることができる。
続けて、図7(A)(B)及び図8(A)(B)により、本実施形態の携帯電話機1における作用について説明する。
図7(A)に示すように、開状態において、表示部側筐体3に配置される導電部としての補強部材87は、操作部側筐体2に配置されるセンサ90から離間して配置される。補強部材87がセンサ90から離間して配置されているので、センサ90の測定エリアa1からe3に配置される電極90a1から90e3(図4参照)それぞれにおける静電容量は基準状態である。具体的には、図7(B)に示すように、測定エリアa1からe3の全てのエリアにおいて、静電容量は基準状態である。
ここで、上述の変化量検出部230により検出された静電容量(電圧)の変化量は、該変化量の大きさ対応して所定の数値を割り当てることで簡易に把握することができる。本実施形態において、開状態を基準として変化量の大きさに対応した0から10の数字を割り当てることで変化量の大きさを簡易に把握することができる。具体的には、図7(B)に示すように、開状態においては、各測定エリア(電極)における変化量は基準値である「0」となっている。
次いで、図8(A)に示すように、閉状態において、表示部側筐体3に配置される補強部材87は、操作部側筐体2に配置されるセンサ90に対して携帯電話機1における厚さ方向に重なるように近接して配置される。具体的には、補強部材87は、センサ90における測定エリアa1、a2、b1、c1、d1、e1及びe2に対して厚さ方向に重なるように配置される。
図8(B)に示すように、補強部材87が厚さ方向に重なるように配置される測定エリアa1、a2、b1、c1、d1、e1及びe2における静電容量(電圧)の変化量を示す数値が「5」となり、他の測定エリアにおける数値は「0」となる。
開閉検知部240(図4参照)は、メモリ44(図4参照)に記憶される静電容量が変化する電極(測定エリア)に関する情報及び該電極(測定エリア)における静電容量の変化量に関する情報に基づいて、該携帯電話機1が閉状態であることを検知する。
ここで、センサ90における補強部材87が厚さ方向に重なるように近接して配置される領域は、下側が開いたコの字状に形成される。このような態様で身体が操作部側筐体2における内面3Aに当接することが無いので、開閉検知部240における誤検知は抑制される。
また、測定エリアa1、a2、b1、c1、d1、e1及びe2における静電容量(電圧)の変化量は、身体の一部である指等が配置された場合における第1変化量よりも大きくなるよう設定されているので、この点からも開閉検知部240における誤検知が抑制される。
本実施形態によれば、タッチセンサとして用いられるセンサ90を携帯電話機1における開閉検知手段として利用したので、開閉検知用として新たに所定のセンサを追加することなく携帯電話機1の開閉を検知可能な構成としている。また、導電部として操作部側筐体2に配置される補強部材87を利用したので、センサ90に対応して配置される導電部として金属製の部材等を新たに追加することなく携帯電話機1の開閉を検知可能な構成としている。これにより、コストを増加させることなく開閉検知が可能な構成を有する携帯電話機1を提供することができる。
また、本実施形態によれば、従来用いられている磁石を用いることなく開閉検知が可能な構成としているので、スピーカや磁気媒体等に対して悪影響が生じることを抑制できる。
また、本実施形態によれば、開閉検知部240が閉状態であることを検知する条件は、導電部の形状や材質等に応じて定めることができる。これにより、様々な形状の導電部に対応することができる。また、携帯電話機1を組み立てた後、表示部側筐体3に配置されるいずれかの部材を導電部として設定することができる。また、携帯電話機1を組み立てた後に該携帯電話機1が閉状態である場合の条件をメモリ44に記憶させることができるので、様々な機種に対応できる。
また、本実施形態によれば、センサ90における補強部材87が厚さ方向に重なるように近接して配置される領域は、下側が開いたコの字状に形成される。このような態様で身体が操作部側筐体2における内面3Aに当接することが無いので、開閉検知部240における誤検知は抑制される。
また、本実施形態によれば、測定エリアa1、a2、b1、c1、d1、e1及びe2における静電容量(電圧)の変化量は、身体の一部である指等が配置された場合における第1変化量よりも大きくなるよう設定されているので、この点からも開閉検知部240における誤検知が抑制される。
次いで、第2実施形態における携帯電話機1について説明する。以下に説明する内容を除き、第2実施形態における携帯電話機1の構成は、第1実施形態における携帯電話機1における構成と同様であるため説明を省略する。
図9(A)(B)及び図10(A)(B)により、第2実施形態における携帯電話機1の作用について説明する。図9(A)(B)は、第2実施形態における開閉検知機能の動作を説明する図である。図10(A)(B)は、第2実施形態における開閉検知機能の動作を説明する図である。
図9(A)及び図9(B)に示すように、携帯電話機1は、表示部側筐体3に配置される導電部としての第1蒸着部87a及び第2蒸着部87bとを備える。第1蒸着部87aは、表示部側筐体3を構成するフロントパネル3a(図3参照)の裏面(表示部側筐体3の内面側)に沿って形成される。第2蒸着部87bは、表示部側筐体3の内部に配置される部材に形成される。
図9(A)に示すように、開状態において、表示部側筐体3に配置される第1蒸着部87a及び第2蒸着部87bは、操作部側筐体2に配置されるセンサ90から離間して配置される。第1蒸着部87a及び第2蒸着部87bがセンサ90から離間して配置されているので、センサ90の測定エリアa1からe3に配置される電極90a1から90e3(図4参照)それぞれにおける静電容量は基準状態である。具体的には、図9(B)に示すように、測定エリアa1からe3の全てのエリアにおいて、静電容量は基準状態である。
次いで、図10(A)に示すように、閉状態において、表示部側筐体3に配置される第1蒸着部87a及び第2蒸着部87bは、操作部側筐体2に配置されるセンサ90に対して携帯電話機1における厚さ方向に重なるように近接して配置される。具体的には、第1蒸着部87aは、センサ90における測定エリアa1に対して厚さ方向に重なるように配置される。第2蒸着部87bは、センサ90における測定エリアe2に対して厚さ方向に重なるように配置される。
図10(B)に示すように、第1蒸着部87aが厚さ方向に重なるように配置される測定エリアa1における静電容量(電圧)の変化量を示す数値が「5」となる。また、第2蒸着部87bが厚さ方向に重なるように配置される測定エリアe2における静電容量(電圧)の変化量を示す数値が「3」となる。また、他の測定エリアにおける数値は「0」となる。
ここで、第2蒸着部87bが第1蒸着部87aよりも表示部側筐体3における内部側に形成されるので、閉状態において、第2蒸着部87bにおけるセンサ90までの距離は、第1蒸着部87aにおけるセンサ90までの距離よりも長くなる。このため、第2蒸着部87bにおける上述の数値が「3」となり、第1蒸着部87aにおける上述の数値が「5」となる。
そして、開閉検知部240(図4参照)は、メモリ44(図4参照)に記憶される静電容量が変化する電極(測定エリア)に関する情報及び該電極(測定エリア)における静電容量の変化量に関する情報に基づいて、該携帯電話機1が閉状態であることを検知する。
本実施形態において、センサ90における複数の測定エリアのうち離間する2つの測定エリアa1、e2における静電容量が変化すると共に、離間する2つの測定エリアa1、e2における静電容量の変化量が異なる場合に、開閉検知部240(図4参照)は、該携帯電話機1が閉状態であると検知するように構成されている。身体としての指が操作部側筐体2における内面3Aに当接した場合であっても、このような態様となることが無いので、開閉検知部240における誤検知は抑制される。
本実施形態によれば、上述した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。特に、離間した2つの測定エリアにおいて、異なる所定の静電容量の変化量となるよう身体の一部を接触させることは困難であるので、誤検知を抑制する効果を好適に得ることができる。
次いで、第3実施形態における携帯電話機1について説明する。以下に説明する内容を除き、第3実施形態における携帯電話機1における構成は、第1実施形態における携帯電話機1における構成と同様であるため説明を省略する。
図11及び図12により、第3実施形態における携帯電話機1の作用について説明する。図11及び図12は、第3実施形態における開閉検知機能の動作を説明する図である。
図11及び図12に示すように、携帯電話機1は、表示部側筐体3に配置される導電部としての第3蒸着部87cを備える。第3蒸着部87cは、表示部側筐体3を構成するフロントパネル3a(図3参照)の裏面(表示部側筐体3の内面側)に沿って形成される。
図11に示すように、開状態において、表示部側筐体3に配置される第3蒸着部87cは、操作部側筐体2に配置されるセンサ90から離間して配置される。第3蒸着部87cがセンサ90から離間して配置されているので、センサ90の測定エリアa1からe3に配置される電極90a1から90e3(図4参照)それぞれにおける静電容量は基準状態である。測定エリアa1からe3の全てのエリアにおいて、静電容量は基準状態である。
次いで、図12に示すように、閉状態において、表示部側筐体3に配置される第3蒸着部87cは、操作部側筐体2に配置されるセンサ90から連結部4側に延出するように配置されるフレキシブルプリント基板73に対して携帯電話機1における厚さ方向に重なるように近接して配置される。具体的には、閉状態において、第3蒸着部87cは、フレキシブルプリント基板73に形成される電極90a1からe3それぞれと接続される信号線94a1からe3に対して、厚さ方向に重なるように近接して配置される。
導電部としての第3蒸着部87cが所定電圧が印加された電極90a1から90e3それぞれと電気的に接続される信号線94a1から94e3に対して、厚さ方向に重なるように配置されるので、電極90a1から90e3に所定の導電部が近接配置されたのと同じ状態となる。具体的には、電極90a1から90e3の全てにおける静電容量が変化したのと同じ状態が検出される。開閉検知部240(図4参照)は、電極90a1から90e3の全てにおける静電容量が所定量だけ変化した場合、該携帯電話機1が開状態であることを検知する。
本実施形態によれば、上述した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。また、タッチセンサ用等に配置されたセンサ90に閉状態において対向しない位置に導電部が配置されている場合であっても、開閉状態が検知可能に構成された携帯電話機1を提供することができる。
以上、好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく種々の形態で実施することができる。例えば、本実施形態において、電子機器として携帯電話機1について説明しているが、これに限定されず、PHS(登録商標;Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブルナビゲーション装置、ノートパソコン等であってもよい。
また、本実施形態においては、連結部4により折り畳み可能な携帯電話機1の説明をしているが、このような折り畳み式ではなく、操作部側筐体2と表示部側筐体3との重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式や、操作部側筐体2と表示部側筐体3との重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転(ターン)式でもよい。また、携帯電話機1は、第1筐体としての操作部側筐体2と第2筐体としての表示部側筐体3とを開閉軸Xに略直交する回転軸Yを中心に回転可能に連結すると共に、第1面としての操作部側筐体2側の内面2Aが第2面としての表示部側筐体3側の内面3Aと向かい合うようにして配置される第1閉状態と、操作部側筐体2側の内面2Aが表示部側筐体3側の内面3Aとは反対側を向くように配置される第2閉状態とになるように連結する回転連結部とを更に備える、開閉及び回転可能ないわゆる2軸ヒンジタイプであってもよい。
例えば、表示部側筐体3が操作部側筐体2に対してスライド移動するスライド式の場合、センサ90により表示部側筐体3に配置された導電部の位置を静電容量の変化により検出することで、開閉状態を検知することができる。また、センサ90により導電部のスライド移動量を検出することで、開閉状態を検出することができる。また、携帯電話機1がターン式の場合も同様である。
例えば、携帯電話機1がいわゆる2軸ヒンジタイプである場合、センサ90における第1位置としての所定第1測定エリアにおける静電容量の変化量に基づいて該携帯電話機1が第1閉状態であることを検知すると共に、センサ90が回転軸に対して第1測定エリアと略対称な位置である第2測定エリアにおける静電容量の変化量に基づいて第2閉状態であることを検知するよう構成してもよい。
具体的には、図13(A)から(C)及び図14(A)から(C)により、携帯電話機1が2軸ヒンジタイプである場合における開閉検知の動作を説明する。
図13(A)から(C)及び図14(A)から(C)は、携帯電話機1が2軸ヒンジタイプである場合における開閉検知機能の動作を説明する図である。
図13(A)から(C)に示すように、2軸ヒンジタイプの携帯電話機1Aは、表示部側筐体3側に形成される導電部としての第4蒸着部87dを備える。第4蒸着部87dは、表示部側筐体3を構成するフロントパネル3a(図3参照)の裏面(表示部側筐体3の内面側)に形成される。
第1閉状態において、第4蒸着部87dは、センサ90における測定エリアa1に対して厚さ方向に重なるように近接配置される。第4蒸着部87dが近接配置される測定エリアa1は、静電容量の変化量を示す数値が「(0→)10」となる。これにより、開閉検知部240(図4参照)は、該携帯電話機1Aが第1開状態であることを検知する。
次いで、図14(A)から(C)に示すように、携帯電話機1Aは、図13(A)に示す第1開状態から表示部側筐体3を回転軸Yを中心に回転させることで、第2開状態に変形される。更に、図14(A)に示す第2開状態の携帯電話機1Aを開閉軸Xを中心に折り畳むように変形させることで、携帯電話機1Aは、図14(B)に示す第2閉状態になる。そして、携帯電話機1Aが第2閉状態である場合、第4蒸着部87dは、センサ90における測定エリアa1と回転軸Yに対して線対称の測定エリアe1に対して厚さ方向に重なるように近接して配置される。
第2閉状態において、第4蒸着部87dは、センサ90における測定エリアe1に対して厚さ方向に重なるように近接配置される。第4蒸着部87dが近接配置される測定エリアe1は、静電容量の変化量を示す数値が「5」となる。これにより、開閉検知部240(図4参照)は、該携帯電話機1Aが第2開状態であることを検知する。
ここで、第1閉状態における測定エリアa1の静電容量の変化量を示す数値が「10」であり、第2閉状態における測定エリアe1の静電容量の変化量を示す数値が「5」である。第4蒸着部87dが表示部側筐体3における厚さ方向における内面3A側に偏って形成されているため、第1閉状態では第4蒸着部87dからセンサ90までの距離が長くなり、第2閉状態では第4蒸着部87dからセンサ90までの距離が短くなる。このため、同じ第4蒸着部87dが厚さ方向に重なるように配置されているが、第1閉状態と第2閉状態とでは、静電容量の変化量を示す数値が異なる。
開閉検知部240(図4参照)は、測定エリアa1の静電容量が変化すると共に静電容量の変化量を示す数値が「10」である場合には、該携帯電話機1Aが第1閉状態であることを検知する。また、開閉検知部240は、測定エリアa1と回転軸Yに対称な位置である測定エリアe1の静電容量が変化すると共に変化量を示す数値が第1閉状態における数値とは異なる数値である「5」である場合には、該携帯電話機1Aが第2閉状態であることを検知する。このように、本実施形態では開閉検知部240の検知結果に基づいて、第1閉状態と第2閉状態とのいずれにあるかを検知することができる。
また、本実施形態においては、導電部として、補強部材や蒸着部について説明しているが、これに限定されない。例えば、スピーカや連結部を構成するダミーヒンジ等の部材を導電部として利用してもよい。携帯電話機1を組み立てた後、表示部側筐体3に配置される他の部材や、新たに取り付けた部材を導電部として利用してもよい。また、導電部の形状は特に限定されない。開閉検知部240は、導電部の形状に対応して開閉状態を検知する。
携帯電話機1を開いた状態における外観斜視図である。 操作部側筐体2に内蔵される部材の分解斜視図である。 表示部側筐体3に内蔵される部材の分解斜視図である。 センサ90の構造を説明する図である。 センサ90及びフレキシブルプリント基板93の配置を説明する図である。 携帯電話機1における開閉検知機能を説明するブロック図である。 第1実施形態における開閉検知機能の動作を説明する図である。 第1実施形態における開閉検知機能の動作を説明する図である。 (A)(B)は、第2実施形態における開閉検知機能の動作を説明する図である。 (A)(B)は、第2実施形態における開閉検知機能の動作を説明する図である。 第3実施形態における開閉検知機能の動作を説明する図である。 第3実施形態における開閉検知機能の動作を説明する図である。 (A)から(C)は、携帯電話機1が2軸ヒンジタイプである場合における開閉検知機能の動作を説明する図である。 (A)から(C)は、携帯電話機1が2軸ヒンジタイプである場合における開閉検知機能の動作を説明する図である。
符号の説明
1 携帯電話機
2 操作部側筐体
2A 内面(第1面)
3 表示部側筐体
3A 内面(第2面)
4 連結部
90 センサ
87 補強部材
240 開閉検知部

Claims (7)

  1. 第1面を有する第1筐体と、
    第2面を有する第2筐体と、
    前記第1面と前記第2面とが向かい合うようにして配置される閉状態と前記第2面と前記第1面とが対向しない開状態とになるよう前記第1筐体と前記第2筐体とを連結する連結部と、
    前記第1筐体に配置され、前記第1面に所定の導電体が近接又は当接されることによる静電容量の変化量を測定する測定部と、
    前記第2筐体に配置され、前記閉状態において前記測定部に近接して配置されると共に前記開状態において前記測定部から離間して配置される導電部と、
    前記測定部により測定された前記変化量に基づいて前記開状態又は前記閉状態であることを検知する開閉検知部と、を備える電子機器。
  2. 前記第1筐体は、回路基板に実装された電子部品を有し、
    前記測定部は、前記電子部品と接続される信号線を含む請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記測定部は、前記第1面における複数の位置において前記変化量を測定するセンサを備え、
    前記開閉検知部は、前記センサが前記複数の位置のうち所定の1又は複数の位置における前記変化量に応じて前記開状態又は前記閉状態であることを検知する請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記閉状態において、前記導電部は前記センサに対向して配置され、
    前記開閉検知部は、前記センサにおける前記複数の位置のうち前記導電部が対向して配置された位置における前記変化量に応じて、前記開状態又は前記閉状態であることを検知する請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記開閉検知部は、前記複数の位置のうち離間する少なくとも2つの位置における静電容量が変化すると共に前記離間する少なくとも2つの位置における前記変化量が異なる場合、前記閉状態であることを検知する請求項3又は4に記載の電子機器。
  6. 前記第1筐体と前記第2筐体とを前記開閉軸に略直交する回転軸を中心に回転可能に連結すると共に、前記第1面が前記第2面と向かい合うようにして配置される第1閉状態と、前記第1面が前記第2面側とは反対側を向くように配置される第2閉状態とになるように連結する回転連結部と、を更に備え、
    前記開閉検知部は、
    前記センサの前記複数の位置のうち所定の第1位置における前記変化量に基づいて該電子機器が前記第1閉状態であることを検知すると共に、前記センサが前記回転軸に対して前記第1位置と略対称な位置である第2位置における変化量に基づいて前記第2閉状態であることを検知する請求項3から5のいずれかに記載の電子機器。
  7. 前記開閉検知部は、前記測定部が前記第1面に人体の一部が当接された場合の変化量である第1変化量よりも大きな変化量を測定した場合、前記開状態又は前記閉状態であることを検知する請求項1から6のいずれかに記載の電子機器。
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