JP2009156779A - モーションセンシング装置,モーションセンシング方法およびモーションセンシング回路 - Google Patents

モーションセンシング装置,モーションセンシング方法およびモーションセンシング回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2009156779A
JP2009156779A JP2007337312A JP2007337312A JP2009156779A JP 2009156779 A JP2009156779 A JP 2009156779A JP 2007337312 A JP2007337312 A JP 2007337312A JP 2007337312 A JP2007337312 A JP 2007337312A JP 2009156779 A JP2009156779 A JP 2009156779A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
geomagnetic
difference
component information
geomagnetic component
motion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007337312A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5176537B2 (ja
Inventor
Yumiko Ozawa
祐美子 小澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2007337312A priority Critical patent/JP5176537B2/ja
Publication of JP2009156779A publication Critical patent/JP2009156779A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5176537B2 publication Critical patent/JP5176537B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Indicating Or Recording The Presence, Absence, Or Direction Of Movement (AREA)
  • Measuring Magnetic Variables (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)

Abstract

【課題】加速度センサやジャイロスコープを用いることなく物体の運動を検知することを目的とする。
【解決手段】1軸以上の地磁気成分を検出する地磁気センサ11と、この地磁気センサ11によって検出された地磁気成分の情報を地磁気成分情報として格納する地磁気成分情報格納部12と、この地磁気成分情報格納部12に格納された地磁気成分情報に基づいて、物体の運動を判定する判定部18とをそなえることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯電話機等の携帯端末において物体の運動を検出する技術に関する。
近年、携帯電話機等の携帯端末においては、例えば、加速度センサ(又は、ジャイロスコープ;以下、加速度センサという)や地磁気センサが搭載されているものがある。
加速度センサは、物体の加速度を検知するためのものであって、例えば、カメラ撮影時の画像補正や方位検出を行なうために携帯端末の重力方向を検知したり、携帯端末の姿勢(傾き)を検知したり、歩数計としての歩数算出,ゲームへの応用およびモーションコントロール等を行なうために携帯端末の運動(動き)を検出(モーションセンシング)したりする場合に用いられる。ここで、モーションコントロールとは、携帯端末の「動き」や「振れ」に応じて「マナーモード切替」等の処理や制御を行なうことを意味する。
地磁気センサは、地磁気ベクトルやその大きさ等の地磁気成分を検出するものであって、例えば、電子コンパス機能を実現するために物体の方位を検知する(方位角をセンシングする)場合に用いられる(例えば、下記特許文献1参照)。
従って、上述した従来の携帯端末においては、その携帯端末の重力方向,姿勢および運動を検知する場合には加速度センサが用いられ、地図連携を目的として携帯端末の方位を検知する場合には地磁気センサが用いられることが一般的である。
また、例えば、下記特許文献2には、3軸の地磁気センサと3軸の加速度センサとを併用することにより物体の姿勢や運動を検出する技術が開示されている。
特開2006−78474号公報 特開2004−264892号公報
しかしながら、上述した従来の携帯端末において歩数算出やモーションコントロールを行なう場合には、その機能の性質上、加速度センサを用いて常時処理を行なう必要がある。
そのため、加速度センサをマイコンにて制御している際には、歩数算出やモーションコントロールで使用中の加速度センサを用いて他の機能を並行して利用することは困難である。
また、上記特許文献2の技術においても、物体の姿勢や運動を検出する際に加速度センサを必要とすることから、上記同様、歩数算出やモーションコントロールで使用中の加速度センサを用いて他の機能を並行して利用することは困難である。
従って、上述した従来の携帯端末においては、常時処理を行なう必要がある機能が加速度センサを使用中の場合には、使用中の機能以外のモーションコントロールを伴う多様な機能を同時に利用できないといった問題が生じ易い。
なお、地磁気センサは、地図アプリ等の起動時以外ではアイドル状態であることが多い。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、加速度センサやジャイロスコープを用いることなく物体の運動を検知することを目的とする。
上記目的を達成するために、開示のモーションセンシング装置は、1軸以上の地磁気成分を検出する地磁気センサと、該地磁気センサによって検出された該地磁気成分の情報を地磁気成分情報として格納する地磁気成分情報格納部と、該地磁気成分情報格納部に格納された該地磁気成分情報に基づいて、物体の運動を判定する判定部とをそなえている。
また、開示のモーションセンシング方法は、1軸以上の地磁気成分を検出する地磁気センサによって検出された該地磁気成分の情報を地磁気成分情報として取得する地磁気成分情報取得ステップと、該地磁気成分情報取得ステップにおいて取得された該地磁気成分情報に基づいて、物体の運動を判定する判定ステップとをそなえている。
さらに、開示のモーションセンシング回路は、1軸以上の地磁気成分を検出する地磁気センサによって検出された該地磁気成分の情報を地磁気成分情報として取得する地磁気成分情報取得部と、該地磁気成分情報取得部によって取得された該地磁気成分情報に基づいて、物体の運動を判定する判定部とをそなえている。
開示の技術によれば、以下の少なくともいずれか1つの効果ないし利点がある。
(1)地磁気センサのみで物体の運動を検知することができる。
(2)加速度センサやジャイロスコープを用いることなく、物体の運動を検知することができる。
(3)物体の相対的な運動を検知することができる。
(4)加速を伴わない運動や加速度が微小な運動のような加速度センサでは検知が困難な運動であっても検知することができる。
(5)地磁気センサによる方位検知時に必要となるキャリブレーションのような煩雑な処理を行なう必要がない。
(6)センサ搭載端末の振られている運動(縦に振られているか、横に振られているか)の判定を容易に行なうことができる。
(7)加速度センサが使用不可であっても物体の運動を検知することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
〔1〕本発明の第1実施形態の説明
図1は本発明の第1実施形態としての携帯端末の運動について説明するための図、図2はその携帯端末の構成例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る携帯端末(モーションセンシング装置)10は、図1に示すように、携帯端末(物体)10の3次元(x軸方向,y軸方向およびz軸方向)の運動(動き、モーション、位置もしくは姿勢の変化)を判定(検出)する機能をそなえるものであって、本実施形態においては、携帯電話機により実現されている。
この携帯端末10は、例えば、図2に示すように、3軸地磁気センサ(地磁気センサ)11,地磁気成分情報格納部12,差分情報格納部13,CPU(Central Processing Unit;モーションセンシング回路)14および機能処理部15をそなえて構成されている。
3軸地磁気センサ11は、3次元の地磁気成分Hgを検出(検知)するものであって、例えば、予め設定(指定)されたサンプリング周期で、携帯端末10の3次元座標(x,y,z)を示す地磁気成分Hgを検出するようになっている。
図3は本発明の第1実施形態としての携帯端末における地磁気成分情報格納部の構成例を模式的に示す図、図4はその地磁気成分情報格納部に格納された地磁気成分情報を説明するための図である。
地磁気成分情報格納部12は、3軸地磁気センサ11によって検出された地磁気成分Hgの情報を地磁気成分情報Aとして格納(蓄積)するものであって、例えば、3軸地磁気センサ11によって上記サンプリング周期で検出された複数(例えば、2サンプル以上)の地磁気成分情報Aを時系列的に順次格納するようになっている。
例えば、図3および図4に示すように、地磁気成分情報格納部12は、或る時刻t1における携帯端末10の3次元座標(x1,y1,z1)を示す第1地磁気成分Hg1を第1地磁気成分情報A−1として格納し、時刻t1から一定時間Δが経過した時刻t2における携帯端末10の3次元座標(x2,y2,z2)を示す第1地磁気成分Hg2を第2地磁気成分情報A−2として格納するようになっている。なお、Δは地磁気センサ11のサンプリング周期以上であるものとする。
以下同様に、地磁気成分情報格納部12は、携帯端末10の3次元座標(x,y,z)を示す地磁気成分Hgを一定時間Δ毎に順次格納するようになっており、例えば、図3に示すように、時刻t1以降の或る時刻tn-1(nは自然数)における携帯端末10の3次元座標を示す第n−1地磁気成分Hgn-1を第n−1地磁気成分情報A−n−1として格納し、時刻tn-1から一定時間Δが経過した時刻tnにおける携帯端末10の3次元座標を示す第n地磁気成分Hgnを第n地磁気成分情報A−nとして格納するようになっている。
なお、以下、地磁気成分を示す符号としては、複数の地磁気成分のうち1つを特定する必要があるときは、符号Hg1〜Hgnを用いるが、任意の地磁気成分を指すときには符号Hgを用いる。
また、以下、地磁気成分情報を示す符号としては、複数の地磁気成分情報のうち1つを特定する必要があるときは、地磁気成分情報の前に“第1”〜“第n”を付すとともに、符号A−1〜A−nを用いるが、任意の地磁気成分情報を指すときには符号Aを用いる。
図5は本発明の第1実施形態としての携帯端末における差分情報格納部の構成例を模式的に示す図である。
差分情報格納部13は、後述する差分算出部17によって算出された差分Hdを差分情報Dとして格納するものであって、例えば、図5に示すように、第1地磁気成分情報A−1と第2地磁気成分情報A−2との差分Hd12を示す[2:1]差分情報D−1や、第n地磁気成分情報A−nと第n−1地磁気成分情報A−n−1との差分Hdn-1nを示す[n:n−1]差分情報D−k(kは自然数)を格納するようになっている。差分情報Dの詳細および差分情報Dを差分情報格納部13に格納する条件については後述する。
なお、以下、差分を示す符号としては、複数の差分のうち1つを特定する必要があるときは、符号Hd12〜Hdn-1nを用いるが、任意の差分情報を指すときには符号Hdを用いる。
また、以下、差分情報を示す符号としては、複数の差分情報のうち1つを特定する必要があるときは、差分情報の前に“[2:1]”〜“[n:n−1]”を付すとともに、符号D−1〜D−kを用いるが、任意の差分情報を指すときには符号Dを用いる。
CPU14は、携帯端末10において各種の数値計算,情報処理および機器制御等を行なうものであって、地磁気成分情報取得部16,差分算出部17,判定部18および出力部19をそなえて構成されている。
地磁気成分情報取得部16は、地磁気成分情報格納部12に格納された2つの地磁気成分情報A(2サンプル)を取得するものであって、例えば、地磁気成分情報格納部12に格納された複数の地磁気成分情報Aの中から、時系列的に連続した2つの地磁気成分情報A(例えば、第1地磁気成分情報A−1と第2地磁気成分情報A−2)を取得するようになっている。
差分算出部17は、地磁気成分情報取得部16によって取得された2つの地磁気成分情報Aの差分Hdを算出するものであって、例えば、地磁気成分情報取得部16によって取得された2つの地磁気成分情報Aの差分ベクトルHvおよびその絶対値Haを差分Hdとして算出するようになっている。従って、差分算出部17は、地磁気成分情報格納部12に格納された2つの地磁気成分情報Aの差分Hdを算出するといえる。
例えば、図4に示すように、差分算出部17は、地磁気成分情報取得部16によって取得された第1地磁気成分情報A−1と第2地磁気成分情報A−2との差分ベクトルHv12 (x2−x1,y2−y1,z2−z1)およびその絶対値Ha12(|Ha12|=√{(x2−x1)2+(y2−y12+(z2−z1)2})を差分Hd12として算出するようになっている。又、同様に、差分算出部17は、例えば、地磁気成分情報取得部16によって取得された第n−1地磁気成分情報A−n−1と第2地磁気成分情報A−nとの差分ベクトルHvn-1n (xn−xn-1,yn−yn-1,zn−zn-1)およびその絶対値Han-1n(|Han-1n|=√{(xn−xn-1)2+(yn−yn-12+(zn−zn-1)2})を差分Hdn-1nとして算出するようになっている。
なお、以下、差分ベクトルを示す符号としては、複数の差分ベクトルのうち1つを特定する必要があるときは、符号Hv12〜Hvn-1nを用いるとともに、この符号の後に座標“(x2−x1,y2−y1,z2−z1)”〜“(xn−xn-1,yn−yn-1,zn−zn-1)”を付すが、任意の差分ベクトルを指すときには符号Hvを用いる。
また、以下、絶対値を示す符号としては、複数の絶対値のうち1つを特定する必要があるときは、符号Ha12〜Han-1nを用いるが、任意の絶対値を指すときには符号Haを用いる。
そして、差分算出部17は、絶対値Haが予め設定された閾値以上であるか否かを判断することにより、携帯端末10が移動状態であるか静止状態であるかを判断し、携帯端末10が移動状態であると判断した場合には、上記算出された差分ベクトルHvに基づいて方向情報aおよび符号情報bを生成し、これらの生成した方向情報aおよび符号情報bを差分情報Dとして差分情報格納部13に格納するとともに後述する判定部18に出力するようになっている。
具体的には、差分算出部17は、絶対値Haが閾値以上である場合には、携帯端末10が移動状態であると判断し、方向情報aおよび符号情報bを差分情報Dとして、差分情報格納部13に格納するとともに後述する判定部18に動作状態を示す戻り値(例えば、値“1”)と併せて出力する一方で、絶対値Haが閾値未満である場合には、携帯端末10が静止状態であると判断し、方向情報aおよび符号情報bを生成せずに、静止状態を示す戻り値(例えば、値“0”)を後述する判定部18に出力するようになっている。
ここで、方向情報aは、差分ベクトルHvの3成分(x,yおよびz)の中で各絶対値(例えば、“|x2−x1|”,“|y2−y1|”および“|z2−z1|”)が最も大きい成分を示す情報であり、例えば、“x”,“y”および“z”のいずれかで示される。具体的には、例えば、方向情報aは、max(|x2−x1|,|y2−y1|,|z2−z1|)が、|x2−x1|の場合には“x”を、|y2−y1|の場合には“y”を、|z2−z1|の場合には“z”を示すようになっている。又、符号情報bは、方向情報aに該当する方向(x,yおよびzのいずれかの成分)の符号を示す情報であり、例えば、“+”または“−”で示される。
即ち、差分情報Dは、+x,−x,+y,−y,+z,−zの6パターンのうちいずれかの情報をそなえているのである。
そして、例えば、図5に示すように、差分算出部17は、絶対値Ha12が予め設定された閾値以上である場合には、[2:1]差分情報D−1を構成する[2:1]方向情報a−1および[2:1]符号情報b−1を、差分情報格納部13に格納するとともに後述する判定部18に出力し、絶対値Han-1nが予め設定された閾値以上である場合には、[n:n−1]差分情報D−kを構成する[n:n−1]方向情報a−kおよび[n:n−1]符号情報b−kを、差分情報格納部13に格納するとともに後述する判定部18に出力するようになっている。
なお、以下、方向情報を示す符号としては、複数の方向情報のうち1つを特定する必要があるときは、方向情報の前に“[2:1]”〜“[n:n−1]”を付すとともに、符号a−1〜a−kを用いるが、任意の方向情報を指すときには符号aを用いる。
また、以下、符号情報を示す符号としては、複数の符号情報のうち1つを特定する必要があるときは、符号情報の前に“[2:1]”〜“[n:n−1]”を付すとともに、符号b−1〜b−kを用いるが、任意の符号情報を指すときには符号bを用いる。
判定部18は、差分算出部17によって算出された2つの差分情報Dに基づいて、携帯端末10の運動を判定(検出)するものであって、例えば、差分算出部17によって前回算出された差分情報D−k−1と差分算出部17によって今回算出された差分情報D−kとを比較した結果に基づいて、携帯端末10の運動を判定するようになっている。
なお、本実施形態においては、判定部18には、差分算出部17によって前回算出された差分情報D−k−1が差分情報格納部13から入力されるとともに、差分算出部17によって今回算出された差分情報D−kが差分算出部17から入力されるようになっている。
また、この判定部18は、連続移動カウンタ20および方向転換カウンタ21をそなえて構成されている。
連続移動カウンタ20は、差分算出部17によって算出された複数の差分Hdについて、時系列的に連続する2つの差分Hdにおいて方向情報a(方向)が同一であり且つ符号情報b(符号)が同一である回数をカウントするものであって、例えば、差分算出部17によって今回算出された方向情報a−kと差分算出部17によって前回算出された方向情報a−k−1とが同一であり、且つ、差分算出部17によって今回算出された符号情報b−kと差分算出部17によって前回算出された符号情報b−k−1とが同一である場合に(例えば、“+x”と“+x”)、値“1”を加算(インクリメント)し、それ以外の場合にはリセットするようになっている。即ち、連続移動カウンタ20は、携帯端末10が同方向へ連続的に移動したサンプル数を示すのである。
方向転換カウンタ21は、差分算出部17によって算出された複数の差分Hdについて、時系列的に連続する2つの差分Hdにおいて方向情報aが同一であり且つ符号情報bが異なる回数をカウントするものであって、例えば、差分算出部17によって今回算出された方向情報a−kと差分算出部17によって前回算出された方向情報a−k−1とが同一であり、且つ、差分算出部17によって今回算出された符号情報b−kと差分算出部17によって前回算出された符号情報b−k−1とが異なる場合に(例えば、“−x”と“+x”)、値“1”を加算(インクリメント)し、今回の方向情報a−kと前回の方向情報a−k−1とが同一である場合以外にはリセットするようになっている。即ち、方向転換カウンタ21は、携帯端末10が「振られている」際の方向転換回数を示すのである。
そして、判定部18は、例えば、差分算出部17から差分情報D−kが入力される都度、上述した比較を行ない、連続移動カウンタ20でカウントされた回数(カウント値)が予め設定された閾値を超えた場合に、携帯端末10が同一方向に向かって連続的に移動し続けている状態であると判断し、その旨を示す戻り値を生成する。又、判定部18は、例えば、方向転換カウンタ21でカウントされた回数(カウント値)が予め設定された閾値を超えた場合に、携帯端末10が振り子運動(反復運動)している状態であると判断し、その旨を示す戻り値を生成する。更に、判定部18は、上記以外の場合には、センサ値取得を示す戻り値を生成する。なお、これらの戻り値は、例えば、携帯端末10内のメモリ(図示省略)に所定のビットを記録することにより生成される。
従って、判定部18は、上記生成された戻り値を生成し、携帯端末10の運動を判定するのである。
また、判定部18は、地磁気成分情報取得部15によって取得された地磁気成分情報Aに基づいて携帯端末10の運動を判定するものであり、又、地磁気成分情報格納部12に格納された地磁気成分情報に基づいて携帯端末10の運動を判定するものであるといえる。
出力部19は、判定部18によって生成された戻り値を後述する機能処理部15に出力するものである。
機能処理部15は、出力部19から出力された戻り値に基づいて、歩数計としての歩数算出,ゲームへの応用およびモーションコントロール等の種々の機能を実行するものである。ここで、モーションコントロールとは、物体の「動き」や「振れ」に応じて「マナーモード切替」等の処理や制御を行なうことを意味する。
上述の如く構成された本発明の第1実施形態に係る携帯端末10において当該携帯端末10の運動を判定する手法の一例を、図6に示すフローチャート(ステップA1〜A9)に従って説明する。
先ず、判定部18は、連続移動カウンタ20および方向転換カウンタ21をリセットする(ステップA1)。
次に、3軸地磁気センサ11は、サンプリング周期で地磁気成分Hgを検知し(ステップA2)、地磁気成分情報格納部12は、3軸地磁気センサ11によって検出された地磁気成分Hgの情報を地磁気成分情報Aとして格納(蓄積)する(ステップA3)。
地磁気成分情報取得部16は、地磁気成分情報格納部12に格納された複数の地磁気成分情報Aの中から、時系列的に連続した2つの地磁気成分情報Aを取得し、差分算出部17は、地磁気成分情報取得部16によって取得されたこれら2つの地磁気成分情報Aの差分ベクトルHvおよびその絶対値Haを差分Hdとして算出する(ステップA4)。
そして、差分算出部17は、算出された絶対値Haに基づいて携帯端末10が移動状態であるか静止状態であるかを判断し(ステップA5)、携帯端末10が移動状態であると判断した場合には(ステップA5の“動作状態”ルート参照)、方向情報aおよび符号情報bを差分情報Dとして差分情報格納部13に格納するとともに判定部18に動作状態を示す戻り値と併せて出力する。
一方、差分算出部17は、携帯端末10が静止状態であると判断した場合には(ステップA5の“静止状態”ルート参照)、静止状態を示す戻り値を判定部18に出力し、ステップA1に戻る。
判定部18は、差分算出部17から動作状態を示す戻り値が入力されると、差分算出部17によって前回算出された差分情報D−k−1と差分算出部17によって今回算出された差分情報D−kとを比較した結果に基づいて戻り値を生成する(ステップA6)。なお、判定部18において戻り値を生成する具体的な手法については後述する。
そして、出力部19は、判定部18によって生成された戻り値を機能処理部15に出力する(ステップA7)。
具体的には、戻り値が連続的に移動し続けている状態を示している場合には(ステップA7の“移動している”ルート参照)、出力部19は、この戻り値を機能処理部15に出力し(ステップA8)、処理を終了する。
また、戻り値が振り子運動している状態を示している場合には(ステップA7の“振られている”ルート参照)、出力部19は、この戻り値を機能処理部15に出力し(ステップA9)、処理を終了する。
なお、戻り値がセンサ値取得を示している場合には(ステップA7の“センサ値取得”ルート参照)、出力部19が戻り値を出力することなく、ステップA2に戻る。
上述したステップA1〜A9の処理を繰り返し行なうことにより、携帯端末10が振られている状態であるのか移動している状態であるのかを判定し、更に、携帯端末10が端末自身に対し、どの方向に振られているかを判定するのである。
次に、上述の如く構成された本発明の第1実施形態に係る携帯端末10の判定部18において戻り値を生成する具体的な手法の一例を、図7に示すフローチャート(ステップB1〜B10)に従って説明する。
判定部18は、差分算出部17から動作状態を示す戻り値が入力されると、差分算出部17によって今回算出された最新の方向情報a−kと差分算出部17によって前回算出された方向情報a−k−1とを比較するとともに、差分算出部17によって今回算出された符号情報b−kと差分算出部17によって前回算出された符号情報b−k−1とを比較する(ステップB1)。
判定部18は、今回算出された方向情報a−kと前回算出された方向情報a−k−1とが同一であり、且つ、今回算出された符号情報b−kと前回算出された符号情報b−k−1とが同一である場合には(ステップB1の“前回の戻り値(方向情報)と同一”ルート参照)、連続移動カウンタ20に値“1”を加算する(ステップB2)。
そして、判定部18は、連続移動カウンタ20でカウントされた回数が閾値以上であるか否かを判断し(ステップB3)、連続移動カウンタ20でカウントされた回数が閾値以上である場合には(ステップB3の“閾値以上”ルート参照)、携帯端末10が同一方向に向かって連続的に移動し続けている状態を示す戻り値を生成し(ステップB4)、処理を終了する。
一方、判定部18は、連続移動カウンタ20でカウントされた回数が閾値未満である場合には(ステップB3の“閾値未満”ルート参照)、センサ値取得を示す戻り値を生成し(ステップB5)、処理を終了する。
また、判定部18は、今回算出された方向情報a−kと前回算出された方向情報a−k−1とが同一であり、且つ、今回算出された符号情報b−kと前回算出された符号情報b−k−1とが異なる場合には(ステップB1の“前回の戻り値(方向情報)と成分が同一かつ符号が逆”ルート参照)、方向転換カウンタ21に値“1”を加算するとともに(ステップB6)、連続移動カウンタ20をリセットする(ステップB7)。
そして、判定部18は、方向転換カウンタ21でカウントされた回数が閾値以上であるか否かを判断し(ステップB8)、方向転換カウンタ21でカウントされた回数が閾値以上である場合には(ステップB8の“閾値以上”ルート参照)、携帯端末10が振り子運動している状態であることを示す戻り値を生成し(ステップB9)、処理を終了する。
一方、判定部18は、方向転換カウンタ21でカウントされた回数が閾値未満である場合には(ステップB8の“閾値未満”ルート参照)、センサ値取得を示す戻り値を生成し(ステップB5)、処理を終了する。
また、判定部18は、上述したステップB1での比較の結果、上記以外、即ち、今回算出された方向情報a−kと前回算出された方向情報a−k−1とが同一であり、且つ、今回算出された符号情報b−kと前回算出された符号情報b−k−1とが異なる場合や、今回算出された方向情報a−kと前回算出された方向情報a−k−1とが同一であり、且つ、今回算出された符号情報b−kと前回算出された符号情報b−k−1とが同一である場合以外であると判定した場合には(ステップB1の“その他”ルート参照)、連続移動カウンタ20および方向転換カウンタ21をリセットし(ステップB10)、センサ値取得を示す戻り値を生成し(ステップB5)、処理を終了する。
これにより、判定部18は、携帯端末10が同一方向に向かって連続的に移動し続けている状態を示す戻り値、携帯端末10が振り子運動している状態であることを示す戻り値、及び、センサ値取得を示す戻り値のいずれかを生成するのである。
そして、このように生成された戻り値は、その戻り値がセンサ値取得を示すもの以外の場合には、出力部19により機能処理部15に出力され、機能処理部15が、出力部19から出力された戻り値に基づいて、歩数計としての歩数算出,ゲームへの応用およびモーションコントロール等の種々の機能を実行する。
このように、本発明の第1実施形態としての携帯端末10によれば、3軸地磁気センサ11によって検出された地磁気成分Hvの情報である地磁気成分情報Aに基づいて物体の運動を判定することにより、3軸地磁気センサ11のみで携帯端末10の運動を検知できるので、加速度センサやジャイロスコープを用いることなく、物体の運動を検知することができる。
また、2つの地磁気成分情報Aの差分Hdを複数用いて携帯端末10の運動を判定することにより、携帯端末10の相対的な運動を検知することができ、更に、加速を伴わない運動や加速度が微小な運動のような加速度センサでは検知が困難な運動であっても検知することができる。
さらに、地磁気以外の磁場影響を考慮した高精度な地磁気ベクトルを抽出する必要がなく、2つの地磁気成分情報Aの差分Hdが判別されればよいので、3軸地磁気センサ11による方位検知時に必要となるキャリブレーションのような煩雑な処理を行なう必要がない。
また、差分算出部17によって算出された2つの差分Hdの符号情報aが異なる回数が閾値を超えた場合に、携帯端末10が振り子運動している状態であると判定することにより、センサ搭載端末の振られている運動(縦に振られているか、横に振られているか)の判定を容易に行なうことができる。
〔2〕本発明の第2実施形態の説明
図8は本発明の第2実施形態としての携帯端末の構成例を模式的に示す図である。
この図8に示すように、本発明の第2実施形態の携帯端末30は、上述した第1実施形態の携帯端末10と同様の機能構成をそなえる他、更に、加速度センサ31および監視制御部32をそなえて構成されている。
なお、図中、既述の符号と同一の符号は同一もしくは略同一の部分を示しているので、その詳細な説明は省略する。
加速度センサ31は、携帯端末30の加速度を計測する機器であって、携帯端末30のモーションセンシングに用いられるものである。この加速度センサ31は、携帯端末30において加速度の計測が必要な機能を実行する機器に出力するための加速度情報を生成するようになっている。なお、加速度センサ31は既知の技術であり、その詳細な説明を省略する。
監視制御部32は、加速度センサ31が使用中であるか否かを監視するものであって、例えば、加速度センサ31が使用中の状態においてモーションセンシングを実行しようとする場合、即ち、携帯端末30内のプロセッサ(図示省略)からモーションセンシングの処理命令が出力された場合には、その機能を3軸地磁気センサ11を用いて実行させるための制御信号を地磁気成分情報取得部16に出力するようになっている。
そして、地磁気成分情報取得部16は、監視制御部32から制御信号が入力されると、3軸地磁気センサ11がアイドル状態であるか否かを判断し、3軸地磁気センサ11がアイドル状態である場合には、上記第1実施形態と同様に、3軸地磁気センサ11のみを用いて携帯端末30の運動を判定するようになっている。
このように、本発明の第2実施形態としての携帯端末30によれば、上述した第1実施形態の携帯端末10と同様の作用効果を得ることができる他、歩数計起動時等のように加速度センサ31が使用不可の場合であっても、アイドル状態である3軸地磁気センサ11のみを用いてモーションコントロールを実現することが可能となる。
〔3〕その他
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上記実施形態では、携帯端末10として携帯電話機を用いた例について説明しているが、それに限定されるものではなく、地磁気センサをそなえた種々の端末に適用してもよい。
また、上記実施形態では、3軸地磁気センサを用いた例について説明しているが、それに限定されるものではなく、例えば、1次元(x軸方向)の地磁気成分を検出する1軸地磁気センサや、2次元(x軸方向およびy軸方向)の地磁気成分を検出する2軸地磁気センサを用いてもよい。
さらに、上記実施形態では、3軸地磁気センサ11が携帯端末10,30にそなえられ、携帯端末10,30の座標を検出する場合について説明しているが、それに限定されるものではなく、例えば、3軸地磁気センサ11が携帯端末10,30から離れた外部の物体にそなえられ、その物体の座標を検出してもよい。
また、上記実施形態では、地磁気成分情報格納部12に複数の地磁気成分情報Aを時系列的に順次格納する場合について説明しているが、それに限定されるものではなく、地磁気成分情報格納部12に2つの地磁気成分情報Aを常時格納していればよい。
さらに、上記実施形態では、差分算出部17によって前回算出された差分情報D−k−1が差分情報格納部13から判定部18に入力されるとともに、差分算出部17によって今回算出された差分情報D−kが差分算出部17から判定部18に入力される場合について説明しているが、それに限定されるものではなく、差分算出部17によって前回算出された差分情報D−k−1が差分情報格納部13または差分算出部17から判定部18に入力されるとともに、差分算出部17によって今回算出された差分情報D−kが差分情報格納部13または差分算出部17から判定部18に入力されていればよい。
〔4〕付記
〔付記1〕 1軸以上の地磁気成分を検出する地磁気センサと、
該地磁気センサによって検出された該地磁気成分の情報を地磁気成分情報として格納する地磁気成分情報格納部と、
該地磁気成分情報格納部に格納された該地磁気成分情報に基づいて、物体の運動を判定する判定部とをそなえることを特徴とする、モーションセンシング装置。
〔付記2〕 該地磁気成分情報格納部に格納された2つの該地磁気成分情報の差分を算出する差分算出部をそなえ、
該判定部は、該差分算出部によって算出された該差分に基づいて、該物体の運動を判定することを特徴とする、付記1に記載のモーションセンシング装置。
〔付記3〕 該差分算出部は、該差分が閾値を超えた場合に、該物体が移動状態であると判断することを特徴とする、付記2に記載のモーションセンシング装置。
〔付記4〕 該判定部は、
該差分算出部によって算出された2つの該差分の符号が同一である回数をカウントする連続移動カウンタをそなえ、
当該連続移動カウンタでカウントされた回数が閾値を超えた場合に、該物体が同一方向に向かって移動し続けている状態であると判定することを特徴とする、付記2または付記3のいずれか1項に記載のモーションセンシング装置。
〔付記5〕 該判定部は、
該差分算出部によって算出された2つの該差分の符号が異なる回数をカウントする方向転換カウンタをそなえ、
当該方向転換カウンタでカウントされた回数が閾値を超えた場合に、該物体が反復運動している状態であると判定することを特徴とする、付記2〜4のいずれか1項に記載のモーションセンシング装置。
〔付記6〕 該地磁気センサは、3軸の地磁気成分を検出する3軸地磁気センサであり、
該判定部は、該差分算出部によって算出された2つの該差分における方向情報と符号情報とに基づいて、該物体の運動を判定することを特徴とする、付記2〜5のいずれか1項に記載のモーションセンシング装置。
〔付記7〕 1軸以上の地磁気成分を検出する地磁気センサによって検出された該地磁気成分の情報を地磁気成分情報として取得する地磁気成分情報取得ステップと、
該地磁気成分情報取得ステップにおいて取得された該地磁気成分情報に基づいて、物体の運動を判定する判定ステップとをそなえることを特徴とする、モーションセンシング方法。
〔付記8〕 該地磁気成分情報取得ステップにおいて取得された2つの該地磁気成分情報の差分を算出する差分算出ステップをそなえ、
該判定ステップにおいて、該差分算出ステップにおいて算出された該差分に基づいて、該物体の運動を判定することを特徴とする、付記7に記載のモーションセンシング方法。
〔付記9〕 該差分算出ステップにおいて、該差分が閾値を超えた場合に、該物体が移動状態であると判定することを特徴とする、付記8に記載のモーションセンシング方法。
〔付記10〕 該判定ステップにおいて、該差分算出ステップにおいて算出された2つの該差分の符号が同一である回数が閾値を超えた場合に、該物体が同一方向に向かって移動し続けている状態であると判定することを特徴とする、付記8または付記9のいずれか1項に記載のモーションセンシング方法。
〔付記11〕 該判定ステップにおいて、該差分算出ステップにおいて算出された2つの該差分の符号が異なる回数が閾値を超えた場合に、該物体が反復運動している状態であると判定することを特徴とする、付記8〜10のいずれか1項に記載のモーションセンシング方法。
〔付記12〕 該地磁気成分情報取得ステップにおいて、3軸の地磁気成分を検出する3軸地磁気センサによって検出された該地磁気成分の情報を該地磁気成分情報として取得し、
該判定ステップにおいて、該差分算出ステップにおいて算出された2つの該差分における方向情報と符号情報とに基づいて、該物体の運動を判定することを特徴とする、付記8〜11のいずれか1項に記載のモーションセンシング方法。
〔付記13〕 1軸以上の地磁気成分を検出する地磁気センサによって検出された該地磁気成分の情報を地磁気成分情報として取得する地磁気成分情報取得部と、
該地磁気成分情報取得部によって取得された該地磁気成分情報に基づいて、物体の運動を判定する判定部とをそなえることを特徴とする、モーションセンシング回路。
〔付記14〕 該地磁気成分情報取得部によって取得された2つの該地磁気成分情報の差分を算出する差分算出部をそなえ、
該判定部は、該差分算出部によって算出された該差分に基づいて、該物体の運動を判定することを特徴とする、付記13に記載のモーションセンシング回路。
〔付記15〕 該差分算出部は、該差分が閾値を超えた場合に、該物体が移動状態であると判定することを特徴とする、付記14に記載のモーションセンシング回路。
〔付記16〕 該判定部は、
該差分算出部によって算出された2つの該差分の符号が同一である回数をカウントする連続移動カウンタをそなえ、
当該連続移動カウンタでカウントされた回数が閾値を超えた場合に、該物体が同一方向に向かって移動し続けている状態であると判定することを特徴とする、付記14または付記15のいずれか1項に記載のモーションセンシング回路。
〔付記17〕 該判定部は、
該差分算出部によって算出された2つの該差分の符号が異なる回数をカウントする方向転換カウンタをそなえ、
当該方向転換カウンタでカウントされた回数が閾値を超えた場合に、該物体が反復運動している状態であると判定することを特徴とする、付記14〜16のいずれか1項に記載のモーションセンシング回路。
〔付記18〕 該地磁気成分情報取得部は、3軸の地磁気成分を検出する3軸地磁気センサによって検出された該地磁気成分の情報を該地磁気成分情報として取得し、
該判定部は、該差分算出部によって算出された2つの該差分における方向情報と符号情報とに基づいて、該物体の運動を判定することを特徴とする、付記14〜17のいずれか1項に記載のモーションセンシング回路。
本発明の第1実施形態としての携帯端末の運動について説明するための図である。 本発明の第1実施形態としての携帯端末の構成例を模式的に示す図である。 本発明の第1実施形態としての携帯端末における地磁気成分情報格納部の構成例を模式的に示す図である。 本発明の第1実施形態としての携帯端末における地磁気成分情報格納部に格納された地磁気成分情報を説明するための図である。 本発明の第1実施形態としての携帯端末における差分情報格納部の構成例を模式的に示す図である。 本発明の第1実施形態としての携帯端末において当該携帯端末の運動を判定する手法の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態としての携帯端末の判定部において戻り値を生成する具体的な手法の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態としての携帯端末の構成例を模式的に示す図である。
符号の説明
10,30 携帯端末(モーションセンシング装置)
11 3軸地磁気センサ(地磁気センサ)
12 地磁気成分情報格納部
13 差分情報格納部
14 CPU(モーションセンシング回路)
15 機能処理部
16 地磁気成分情報取得部
17 差分算出部
18 判定部
19 出力部
20 連続移動カウンタ
21 方向転換カウンタ
31 加速度センサ
32 監視制御部
A,A−1,A−2,A−n−1,A−n 地磁気成分情報
D,D−1,D−k 差分情報
Hg1,Hg2 地磁気成分
Hv12 差分ベクトル
a,a−1,a−k 方向情報
b,b−1,b−k 符号情報

Claims (10)

  1. 1軸以上の地磁気成分を検出する地磁気センサと、
    該地磁気センサによって検出された該地磁気成分の情報を地磁気成分情報として格納する地磁気成分情報格納部と、
    該地磁気成分情報格納部に格納された該地磁気成分情報に基づいて、物体の運動を判定する判定部とをそなえることを特徴とする、モーションセンシング装置。
  2. 該地磁気成分情報格納部に格納された2つの該地磁気成分情報の差分を算出する差分算出部をそなえ、
    該判定部は、該差分算出部によって算出された該差分に基づいて、該物体の運動を判定することを特徴とする、請求項1に記載のモーションセンシング装置。
  3. 該差分算出部は、該差分が閾値を超えた場合に、該物体が移動状態であると判断することを特徴とする、請求項2に記載のモーションセンシング装置。
  4. 該判定部は、
    該差分算出部によって算出された2つの該差分の符号が同一である回数をカウントする連続移動カウンタをそなえ、
    当該連続移動カウンタでカウントされた回数が閾値を超えた場合に、該物体が同一方向に向かって移動し続けている状態であると判定することを特徴とする、請求項2または請求項3のいずれか1項に記載のモーションセンシング装置。
  5. 該判定部は、
    該差分算出部によって算出された2つの該差分の符号が異なる回数をカウントする方向転換カウンタをそなえ、
    当該方向転換カウンタでカウントされた回数が閾値を超えた場合に、該物体が反復運動している状態であると判定することを特徴とする、請求項2〜4のいずれか1項に記載のモーションセンシング装置。
  6. 該地磁気センサは、3軸の地磁気成分を検出する3軸地磁気センサであり、
    該判定部は、該差分算出部によって算出された2つの該差分における方向情報と符号情報とに基づいて、該物体の運動を判定することを特徴とする、請求項2〜5のいずれか1項に記載のモーションセンシング装置。
  7. 1軸以上の地磁気成分を検出する地磁気センサによって検出された該地磁気成分の情報を地磁気成分情報として取得する地磁気成分情報取得ステップと、
    該地磁気成分情報取得ステップにおいて取得された該地磁気成分情報に基づいて、物体の運動を判定する判定ステップとをそなえることを特徴とする、モーションセンシング方法。
  8. 該地磁気成分情報取得ステップにおいて取得された2つの該地磁気成分情報の差分を算出する差分算出ステップをそなえ、
    該判定ステップにおいて、該差分算出ステップにおいて算出された該差分に基づいて、該物体の運動を判定することを特徴とする、請求項7に記載のモーションセンシング方法。
  9. 1軸以上の地磁気成分を検出する地磁気センサによって検出された該地磁気成分の情報を地磁気成分情報として取得する地磁気成分情報取得部と、
    該地磁気成分情報取得部によって取得された該地磁気成分情報に基づいて、物体の運動を判定する判定部とをそなえることを特徴とする、モーションセンシング回路。
  10. 該地磁気成分情報取得部によって取得された2つの該地磁気成分情報の差分を算出する差分算出部をそなえ、
    該判定部は、該差分算出部によって算出された該差分に基づいて、該物体の運動を判定することを特徴とする、請求項9に記載のモーションセンシング回路。
JP2007337312A 2007-12-27 2007-12-27 モーションセンシング装置,モーションセンシング方法およびモーションセンシング回路 Expired - Fee Related JP5176537B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007337312A JP5176537B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 モーションセンシング装置,モーションセンシング方法およびモーションセンシング回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007337312A JP5176537B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 モーションセンシング装置,モーションセンシング方法およびモーションセンシング回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009156779A true JP2009156779A (ja) 2009-07-16
JP5176537B2 JP5176537B2 (ja) 2013-04-03

Family

ID=40960945

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007337312A Expired - Fee Related JP5176537B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 モーションセンシング装置,モーションセンシング方法およびモーションセンシング回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5176537B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016037795A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 株式会社東海理化電機製作所 電子キー及び電子キーシステム
JP2017142264A (ja) * 2017-04-21 2017-08-17 ラピスセミコンダクタ株式会社 半導体装置および電子端末

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0441388Y2 (ja) * 1986-04-28 1992-09-29
JPH06137892A (ja) * 1992-03-31 1994-05-20 Alpine Electron Inc クリック付きロータリエンコーダの読取り方法
JPH06332618A (ja) * 1993-05-25 1994-12-02 Hitachi Ltd カーソル制御方法
JP2004252720A (ja) * 2003-02-20 2004-09-09 Miraimu:Kk 情報処理装置、情報処理方法、及びコンピュータプログラム
JP2005317031A (ja) * 2004-04-29 2005-11-10 Samsung Electronics Co Ltd 携帯用電子装置に情報を入力するための方法及び装置
JP2007093448A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Aichi Steel Works Ltd モーションセンサ及びこれを用いた携帯電話機
WO2007099599A1 (ja) * 2006-02-28 2007-09-07 Aichi Micro Intelligent Corporation 磁気式ジャイロ

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0441388Y2 (ja) * 1986-04-28 1992-09-29
JPH06137892A (ja) * 1992-03-31 1994-05-20 Alpine Electron Inc クリック付きロータリエンコーダの読取り方法
JPH06332618A (ja) * 1993-05-25 1994-12-02 Hitachi Ltd カーソル制御方法
JP2004252720A (ja) * 2003-02-20 2004-09-09 Miraimu:Kk 情報処理装置、情報処理方法、及びコンピュータプログラム
JP2005317031A (ja) * 2004-04-29 2005-11-10 Samsung Electronics Co Ltd 携帯用電子装置に情報を入力するための方法及び装置
JP2007093448A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Aichi Steel Works Ltd モーションセンサ及びこれを用いた携帯電話機
WO2007099599A1 (ja) * 2006-02-28 2007-09-07 Aichi Micro Intelligent Corporation 磁気式ジャイロ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016037795A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 株式会社東海理化電機製作所 電子キー及び電子キーシステム
JP2017142264A (ja) * 2017-04-21 2017-08-17 ラピスセミコンダクタ株式会社 半導体装置および電子端末

Also Published As

Publication number Publication date
JP5176537B2 (ja) 2013-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8239153B2 (en) Dynamic compass calibration in a portable device
KR101477442B1 (ko) 모바일 디바이스에서 제스처-기반의 사용자 입력 검출을 위한 방법들 및 장치들
JP4961473B2 (ja) 較正
JP2006126148A (ja) 方位姿勢検出装置
US7921572B2 (en) Accuracy indications for an electronic compass in a portable device
JP2005292893A (ja) 携帯情報端末装置
JP2007226371A (ja) 体動検出装置、体動検出方法および体動検出プログラム
US20090248352A1 (en) Motion sensing program and electronic compass with motion sensing program
JP2008224642A (ja) 磁気式ジャイロ
JP2015040783A (ja) 情報処理装置、情報処理方法および記録媒体
KR101210394B1 (ko) 지자기 검지장치
JP2019078560A (ja) ジャイロセンサのオフセット補正装置、オフセット補正プログラム、歩行者自律航法装置
US20160223335A1 (en) Information processing device, information processing method, and computer-readable non-transitory storage medium storing information processing program
JP2006194725A (ja) 2軸磁気センサを用いた姿勢検知方法およびそのプログラム
JP2008241675A (ja) 電子コンパス
JP6474128B2 (ja) 地磁気センサと加速度センサを搭載した電子機器
JP5678748B2 (ja) 端末装置及び地磁気環境判定プログラム
JP5176537B2 (ja) モーションセンシング装置,モーションセンシング方法およびモーションセンシング回路
JPWO2014115848A1 (ja) 回転情報演算方法、回転情報演算プログラム、磁気型ジャイロスコープおよび移動体
JP5144701B2 (ja) 磁界検知装置
JP2008541041A (ja) センサ装置及びエスティメータを具えるデバイス
JP2011185868A (ja) 方位検知装置
JP2013217793A (ja) オフセット算出装置、オフセット算出方法、プログラム、及び情報処理装置
JP2006275524A (ja) 電子方位計及び記録媒体
JP2011185866A (ja) 磁界検知装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120515

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121211

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5176537

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees