JP2009156696A - Icハンドラ、及びicハンドラの検査ソケットクリーニング方法 - Google Patents

Icハンドラ、及びicハンドラの検査ソケットクリーニング方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009156696A
JP2009156696A JP2007334632A JP2007334632A JP2009156696A JP 2009156696 A JP2009156696 A JP 2009156696A JP 2007334632 A JP2007334632 A JP 2007334632A JP 2007334632 A JP2007334632 A JP 2007334632A JP 2009156696 A JP2009156696 A JP 2009156696A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
inspection socket
suction
suction head
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007334632A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5002446B2 (ja
Inventor
Yoshiaki Fukukawa
義章 福川
Yasuyoshi Hanba
保好 半場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP2007334632A priority Critical patent/JP5002446B2/ja
Publication of JP2009156696A publication Critical patent/JP2009156696A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5002446B2 publication Critical patent/JP5002446B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)

Abstract

【課題】装置を複雑化させることなく、検査ソケットから擦り落とした除去物を吸引除去可能な機能を備えたICハンドラを提供することを目的とする。
【解決手段】基台2と、検査ソケット6と、先端に負圧を生じさせる吸着ヘッド99と、前記吸着ヘッド99を昇降動作可能に支持するヘッドユニット75と、ヘッドユニット75を前記基台2上において水平方向に移動させる水平移動装置3、4と、基台2上に配置され、かつ一方側の側面が前記吸着ヘッド99により吸着可能とれた吸着面とされ、他方側の側面に研磨シート230を備えたクリーニングチップ200と、を備えたICハンドラ1の検査ソケットクリーニング方法であって、クリーニングチップ200を、研磨シート230で検査ソケット6を擦り付けるように移動させて前記検査ソケット6を清掃すると共に、かつこの清掃の際に、吸着ヘッド99の負圧をクリーニングチップ200に設けたリーク孔215を通じて検査ソケット6に作用させることを特徴とする。
【選択図】図9

Description

本発明は、ICハンドラ、及びICハンドラの検査ソケットクリーニング方法
従来より、検査対象の電子部品を検査ソケット上に移動させて、導通チェックなど電子部品の検査を行う電子部品検査装置が広く知られている。この種の電子部品検査装置においては、検査を繰り返し行うと、異物(電子部品リードのメッキなど)が検査ソケットに付着して、検査ソケットを汚し、ソケットの電気的性能を低下させる。
そのため、近年では、電子部品検査装置の一部を構成するICハンドラを用いて検査ソケットをクリーニングする装置が提案されている(下記特許文献参照)。このものによれば、ICハンドラの吸着ノズルによりクリーニングチップを吸着保持し、保持したクリーニングチップを検査ソケットに擦り付けるように移動させることにより、検査ソケットを清掃している。
特開2002−168909公報
検査ソケットをより確実にクリーニングするには、ソケットから除去した除去物を、吸引除去することが最善であり、これを、装置を複雑化することなく実現させる要請があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、装置を複雑化させることなく、検査ソケットから擦り落とした除去物を吸引除去可能な機能を備えたICハンドラを提供することを目的とする。
本発明は、基台と、前記基台上に設置された検査ソケットと、空気吸引装置に連なる吸引連絡孔を有し、先端に負圧を生じさせる吸着ヘッドと、前記吸着ヘッドを昇降動作可能に支持するヘッドユニットと、前記吸着ヘッドを含むヘッドユニットの全体を前記基台上において水平方向に移動させる水平移動装置と、前記基台上に配置され、かつ一方側の側面が前記吸着ヘッドによって吸着可能とれた吸着面とされ、他方側の側面に前記検査ソケットに対する清掃部を有するクリーニングチップと、を備えたICハンドラの検査ソケットクリーニング方法であって、前記吸着ノズルにより吸着保持されたクリーニングチップを、前記清掃部を前記検査ソケットに擦り付けるように移動させて前記検査ソケットを清掃すると共に、かつこの清掃の際に、前記吸着ヘッドの負圧を前記クリーニングチップに設けたリーク孔を通じて前記検査ソケットに作用させることにより、前記清掃により前記検査ソケットから除去された除去物をクリーニングチップ内に吸引するところに特徴を有する。
本発明は、基台と、前記基台上に設置された検査ソケットと、空気吸引装置に連なる吸引連絡孔を有し、先端に負圧を生じさせる吸着ヘッドと、前記吸着ヘッドを昇降動作可能に支持するヘッドユニットと、前記吸着ヘッドを含むヘッドユニットの全体を前記基台上において水平方向に移動させる水平移動装置と、前記基台上に配置され、かつ一方側の側面が前記吸着ヘッドにより吸着可能とれた吸着面とされ、他方側の側面に前記検査ソケットに対する清掃部を有するクリーニングチップと、を備えたICハンドラであって、前記吸着面を始端とし前記清掃部に連通する細径のリーク孔を前記クリーニングチップに複数個形成することにより、前記吸着ヘッドによりクリーニングチップを吸引保持しつつ前記清掃部によって前記検査ソケットを清掃したときに、当該検査ソケットに前記リーク孔を通じて前記吸着ヘッドの負圧を作用させることが可能な構成としたところに特徴を有する。
この発明の実施態様として、以下の構成とすることが好ましい。
・前記クリーニングチップにおいて前記リーク孔の途中、或いは前記清掃部の裏面に重ねるようにして多孔質状をなすフィルタを介挿させる。このようにしておけば、チップ内に吸い込まれた除去物が吸着ヘッド内に侵入するのを防止できる。
・前記クリーニングチップの他方側の側面に凹状をなすフィルタ収容部を設け、同フィルタ収容部に前記フィルタを収容しつつ、これを閉止するように前記清掃部としての研磨シートを配置すると共に、前記リーク孔の終端を前記フィルタ収容部に開口させる。
・前記吸着ヘッドに、ヘッド先端に加わる圧力値が一定レベルを超えないように制御する圧力制御装置を設ける。このようにしておけば、検査ソケットをクリーニングする際に、ソケットに加わる圧力を一定レベル以下に抑えることが可能となる。
この発明によれば、負圧を作用させて、クリーニング動作により検査ソケットから除去した除去物を吸い取っている。そのため、クリーニング効果が高く、検査ソケットの電気的な性能を一定に保つことが可能となり、電子部品の良否について信頼性の高い検査結果を得ることが可能となる。しかも、除去物を吸引するための負圧は、クリーニングチップを吸引保持する負圧で代用してあるので、除去物を吸引除去するための空気吸引装置(負圧源)を専用に設ける必要性がなく、装置を簡素化できる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図15によって説明する。
図1に示すように、電子部品検査装置1は基台2上に各種装置を備えてなる。以下、基台2上に設置され電子部品検査装置1を構成する各種装置、すなわちストッカ11、検査ソケット6、検査部7、クリーニングチップ200、水平移動装置3、4、吸着ヘッド99を順に説明してゆく。
尚、以下の説明において、図1に示す左手前側を前端側、右奥側を後端側と呼び、XY方向を図2の向きとする。また、電子部品検査装置1のうち、検査部7を除く装置がICハンドラである。
<ストッカ11及び、その周辺部の構成>
基台2の前端側は、ストッカ11を配置する配置領域とされている。この配置領域には、第1の支持装置30が設けられている。第1の支持装置30はX方向に延びる固定レール34と、この固定レール34に移動自在に支持された支持部材37をX方向に所定量だけ移動させるボールねじ式の駆動装置36と、前記支持板37上に設けられた2組の第1のトレイ保持部38とによって構成されている。
両第1のトレイ保持部38は、図3に示すように内壁側にコンベア44を備えた一対の縦板43を備えており、更に、両縦板43間に位置してシリンダ41によって昇降自在に支持されたトレイ支持板42を備えている。
このような構成とすることで、トレイ支持板42の昇降によりトレイTを、後述するストッカ11の底部から受け取ることが出来、また受け取ったトレイTをコンベア44により基台中央に向けて搬送できる。
基台2の前端の配置領域には、上記した第1のトレイ保持部38を内部に収容させるようにしてフレーム25が取り付けられている。フレーム25は天井壁にトレイ出し入れ口26(図3参照)を開口している。このトレイ出し入れ口26はフレーム25の長手方向に沿って形成してある。
上記フレーム25上には、ストッカ11が横並び状に配置されている。ストッカ11は、図1に示すように、最下部に位置する枠体21と、この枠体21の四隅に設けられた支柱22、23とを主体に構成され、図3に示すように電子部品を載置可能とするトレイTを上下方向に重ねた状態で収容しておくものである。尚、このストッカ11は、底側からトレイTを一枚ずつ切り出すことが出来る構成となっている。
切り出されたトレイTはフレーム25に形成されるトレイ出し入れ口26を通じて第1のトレイ保持部38のトレイ支持板42に支持を移され、その後、更にコンベア44、中継コンベア32を経由して、第2の支持装置31に送られる構成となっている。
第2の支持装置31は基台中央部の部品領域Bにあって、X方向に並ぶ3組の第2のトレイ保持部51と、部品領域移動装置52とから構成されている。
第2のトレイ保持部51はベース板53上に、シリンダ41により昇降動作可能とされたプレート61を備えている。またベース板53のX方向の両端部には、一対の縦板55が設けられ、更に、縦板55の上部前端側同士を前側受圧板56が相互に架設し、上部後端同士を後側受圧板57が架設している(図2、図3参照)。
そして、両縦板55の内側にはベルトコンベア60が設けられている。このベルトコンベア60は中継コンベア32との間にてトレイTを受け渡す機能を担っている。これら各第2のトレイ保持部51は、異なる3種のトレイTを支持する機能を担っている。尚、ここでいう3種のトレイTというのは、未検査の電子部品5が収納された未検査品用トレイT1、検査後に良品であると判定された電子部品5を収納する良品用トレイT2、検査後に不良品であると判定された電子部品5を収納する不良品用トレイT3である。
部品領域移動装置52は、上記した第2のトレイ保持部51の全体をX方向に移動させる機能を担うものである。具体的に説明すると、基台2上には、X方向に延びる一対の固定レール65が設けられており、同固定レール65に対してスライダ66を介して上記したベース板53が移動可能に支持されている(図2、図3参照)。
そして、両固定レール65間には、モータ(不図示)の動力によって回転するボールねじ軸67aが配置され、係るボールねじ軸67aに対してベース板53に固定されたナット部材67bが螺合している。これにより、モータを回転させると、ボールねじ軸67aとナット部材67bの螺合作用により、回転方向の動力が水平方向の動力に変換され、上記第2のトレイ保持部51全体を固定レール65に沿ってX方向に移動できる構成となっている。
このような構成とすることで、X方向に並ぶ3組の第2のトレイ保持部51のうち選択された一のトレイ保持部51を中継コンベア32の正面に付けて、中継コンベア32との間にてトレイTを受け渡し可能となる。
<検査ソケット6、検査部7、クリーニングチップ200>
本部品検査装置1は基台2の後端側を、検査領域Aとしてある。そして、基台2の検査領域Aには開口2aが設けられており、そこにテストヘッド8が着脱可能に取り付けられている。
係るテストヘッド8は図4、図5にて示すように正方形型の開口8aを一対形成してあり、その下面には、複数本のプローブピン6aを立設した検査ソケット6が、プローブピン6aを開口8a内に差し入れた状態で固定されている。
各プローブピン6aは金属製であって、検査対象となる電子部品5の端子に対応して配列されている。また、基台2の後端下方部には、図3に示すように検査部7が設けられている。この検査部7は上記検査ソケット6に対して不図示の検査用信号ケーブルを介して電気的に接続されている。
以上のことから、テストヘッド8の開口8aを通じて検査ソケット6上に電子部品5を載せると、電子部品5の端子とプローブピン6aとが相互に接触した状態になり、その後、検査部7により通電操作することで、電子部品5を通電チェックできる構成となっている。
また、図4に示すように、テストヘッド8の上面であって、検査ソケット6の右手側には、金属製のクリーニングチップ200が配置されている。このクリーニングチップ200は上記した検査ソケット6のプローブピン6aをクリーニングする機能を担うものであり、後述する吸着ヘッド99により吸引保持される構成となっている。
図6に示すように、クリーニングチップ200は、上面壁に凹状をなす取付座部210を設けており、全体としてはブロック状に形成されている。取付座部210の形状は、吸着ノズル(吸着ヘッド99)125のノズル先端部125aの形状と対応しており、図7、図8にて示すように、ノズル先端部125aを取付座部210に隙間なく嵌合できるようにしてある。
そして、本実施形態のものは、ノズル先端部125a、取付座部210の形状が、共に方角形状としてあり、吸着ノズル125によってクリーニングチップ200を吸着保持した際、クリーニングチップ200が吸着ノズル125に対して回り止めされる構成になっている。
また、クリーニングチップ200の取付座部210の壁面上部213は、下方に向かう傾斜状をなしており、取付座部210の間口が、十分な広さに確保されている。このような構成とすることで、吸着ノズル125のノズル先端部125aを取付座部210に容易に位置合わせできる。
そして、図9に示すように、クリーニングチップ200の下面壁には、下向きに開口する凹状のフィルタ収容部220を形成しており、そこに多孔質中空糸膜よりなるエアフィルタ(本発明の「フィルタ手段」)225を収容させている。尚、エアフィルタ225の厚みは、約2〜3mmとされている。
そして、更に、チップ下面にはフィルタ収容部220を閉止するようにして研磨シート(本発明の「清掃部」に相当)230が貼り付けてある。研磨シート230は基材シート231の表面(図9では下面)に、炭化けい素研磨粒よりなる研磨層232を設けたものであり、シート中央には異物吸引孔235を開口させている。尚、研磨シート230の厚みは、約0.5〜1mmとなっている。
このように本実施形態のクリーニングチップ200は、チップ下面に研磨シート230を配し、その裏面にエアフィルタ225が重ねて配置される構造となっている。
また、図9に示す符号215はリーク孔である。リーク孔215はクリーニングチップ200を上下に貫通しており、始端が取付座部210の底面(本発明の「吸着面」に相当)211に開口し、終端がフィルタ収容部220に開口している。このリーク孔215は直径約0.2mmの細径としてあり、クリーニングチップ200の中央寄りの位置に、整列状に多数個設けられている。
このような構成とすることで、吸着ノズル125によってクリーニングチップ200を吸引保持したときに、リーク孔215を通じてフィルタ収容部220内のエアが吸い込まれ、チップ下面の研磨シート230に負圧による吸引力が作用する構成となっている。
尚、上記構成により、本発明の「前記吸着面(底面211)を始端とし前記清掃部(研磨シート230)に連通する細径のリーク孔215を前記クリーニングチップ200に複数個形成する」が実現されている。
<水平移動装置3、4の構成>
図1〜図3、図10に戻って説明を続けると、基台のX方向の両側には、第1の水平移動装置3および第2の水平移動装置4がそれぞれ配置されている。これら水平移動装置3、4は、ヘッドユニット75の全体を前記基台2上において水平方向に移動させる機能を担うものである。尚、両水平移動装置3、4は、同一構造であるので、ここでは、図2において左側に位置する第1の水平移動装置3を代表させてその具体的構成を説明する。
第1の水平移動装置3は固定レール13と、Y方向移動部材71と、第1のY方向駆動装置72と、支持部材73と、第1のX方向駆動装置74と、を主体に構成されている。
順に説明してゆくと、図2に示すように基台2のX方向の端部には一対の固定レール13が設けられている。両固定レール13はY方向に平行に延びており、係る固定レール13に対してY方向移動部材71が移動可能に取り付けられている。
そして、両固定レール13間には、モータ79の動力によって回転するボールねじ軸76が配置され、係るボールねじ軸76に対してY方向移動部材71に固定したナット部材(図示せず)が螺合している(第1のY方向駆動装置72)。
これにより、モータ79を回転させると、ボールねじ軸76とナット部材との螺合作用により、回転方向の動力が水平方向の動力に変換され、Y方向移動部材71を固定レール13に沿ってY方向に移動させることが出来るようになっている。
また、Y方向移動部材71は上端部に、側方(図10においては右手前側)に突出する一対の腕部71bを設けている。これらの腕部71bは、Y方向に間隔をおいて並ぶように設けられており、その下部にはガイド部材71cが取り付けられている。
支持部材73は図10に示すように平面視長方形の板状に形成されており、先端寄りに位置には開口73bを有する枠状部84を設けている。そして、支持部材73におけるY方向の両端部にはレール73aが設けられ、係るレール73aがガイド部材71cにスライド可能に嵌合している。
そして、Y方向移動部材71にはX軸方向に延びるボールねじ軸82がモータブロック81によって支持されている。このボールねじ軸82は軸端に設置されたモータ83により回動され、かつ外周には支持部材73に固定されたナット部材82aが螺合している(第1のX方向駆動装置74)。
以上のことから、第1のY方向駆動装置72、第1のX方向駆動装置74を複合的に駆動させることで、支持部材73、引いては次に説明するヘッドユニット75を基台2上において水平方向(XY方向)に水平移動できる構成となっている。
<ヘッドユニット75の構成>
ヘッドユニット75は上記支持部材73の枠状部84に取り付けられた4個の単位ユニット85によって構成されている。
各単位ユニット85は、図11〜13に示すように、支持部材73の枠状部84に取り付けられたX方向支持部材91と、このX方向支持部材91の下部にX方向に移動自在に装着されたX方向スライダ92と、このX方向スライダ92をX方向に駆動するボールねじ式の第2のX方向駆動装置93と、前記X方向スライダ92の下部に一体に形成されたY方向支持部材94と、このY方向支持部材94の下部にY方向に移動自在に装着されたY方向スライダ95と、このY方向スライダ95をY方向に駆動するボールねじ式の第2のY方向駆動装置96と、前記Y方向スライダ95の下部にブラケット97を介して取り付けられたZ方向支持部材98と、このZ方向支持部材98にZ方向に移動可能に支持された吸着ヘッド99と、この吸着ヘッド99を昇降させるZ方向駆動装置100などによって構成されている。
前記X方向支持部材91とX方向スライダ92との間と、Y方向支持部材94とY方向スライダ95との間には、いわゆるクロスローラガイドなどの直動案内用の部材101が介装されている。前記第2のX方向駆動装置93は、X方向支持部材91にX方向に延びる状態で回転自在に支持されたボールねじ軸102と、このボールねじ軸102の一端部に接続されたモータ103(図11〜図13参照)と、ボールねじ軸102の途中に螺合しかつX方向スライダ92に固着したナット部材104とから構成されている。
前記第2のY方向駆動装置96は、図13に示すように、Y方向に延びる状態で前記Y方向支持部材73に回転自在に支持されたボールねじ軸110と、このボールねじ軸110の一端部に接続されたモータ111と、前記ボールねじ軸110の途中に螺合しかつY方向スライダ95に固着したナット部材112とから構成されている。
上記Z方向支持部材98は、図13に示すように、Z方向に延びる筒状に形成されており、内部にボールねじ軸113と、吸着ヘッド99を昇降自在に支持するガイド部材(図示せず)などを収容している。そして、ボールねじ軸113は軸端に設けられたモータ114の動力を得て回動可能とされ、かつその外周には次に説明する吸着ヘッド99に結合されたナット部材115が螺合している。以上のことから、モータ114を回転させると、ボールねじ軸113とナット部材115との螺合作用により、回転方向の動力が水平方向の動力に変換される結果、Z方向支持部材98に沿って吸着ヘッド99を昇降できる構成となっている(Z方向駆動装置100)。
<吸着ヘッドの構成>
吸着ヘッド99は、図13に示すように、外周部にナット部材115を固定したハウジング121を備えている。このハウジング121は上部にモータ123を設ける一方、内部にモータ123の動力を得て、軸周りに回転するシャフト122を備えている。
係るシャフト122は、図外の空気吸引装置に連なる吸引連絡孔122Aを、軸心に沿って形成しており、下端部には上記吸引連絡孔122Aに連なり、かつ一体的に回転動作可能な吸着ノズル125を取り付けている。
これにより、空気吸引装置を作動させると、吸着ノズル125のノズル先端に負圧を生じ、検査対象となる電子部品5、及び、既に説明を行ったクリーニングチップ200を吸引保持できる構成となっている。
<装置の電気的構成>
次に、上記の如く構成された電子部品検査装置(ICハンドラ)1の電気的構成を説明する。本装置は、CPU等により構成される制御装置250に各種装置が電気的に連なっており、制御装置250が各種装置に動作指令を与えて、各種装置を所定のタイミングで作動させることにより、電子部品5の検査動作、検査ソケット6のクリーニング動作が実行される構成となっている。
図14を参照して具体的に説明すると、トレイTの搬送を担う装置群として、トレイ支持装置12、第1、第2の支持装置30、31、部品領域移動装置52などが制御装置250に電気的に連なっている。
また、ヘッドユニット75、吸着ヘッド99を駆動させる装置群として、第1のX方向駆動装置74、第1のY方向駆動装置72、第2のX方向駆動装置93、第2のY方向駆動装置96、Z方向駆動装置100、ヘッド回転用のモータ123などが制御装置に電気的に連なっている。
また、図14における符号14はカメラ、符号260はメモリである。カメラ14は基台2の検査領域Aの近傍において、各水平移動装置3、4に対応して左右に振り分けて2台づつ設置してある。これらカメラ14は各吸着ノズル125により吸着保持された電子部品画像を撮像して、部品の吸着姿勢を画像認識する機能を担っている。
また、メモリ260は、制御装置250によるデータ処理に必要とされる各種データを一時的に記憶する機能を担うものである。
次に、電子部品検査装置(ICハンドラー1)により実行される具体的な処理動作の流れを説明する。本電子部品検査装置1では、図15に示すように、運転開始後にまずクリーニング動作が実行され、その後電子部品の検査動作が実行される。
<クリーニング動作>
電子部品検査装置1に付設されるスタートスイッチ等が投入されると、制御装置250の指令の下、第1の水平移動装置3または第2の水平移動装置4のうち、いずれか一方の装置(ここでは、水平移動装置3)が駆動され、ヘッドユニット75が基台2上を検査領域Aに向けて移動開始する。
そして、ヘッドユニット75を構成するいずれかの吸着ヘッド99が、テストヘッド8の上面に置かれたクリーニングチップ200の上方位置に達すると、ヘッドユニット75はその位置で一旦停止する。その後、制御装置250の指令の下、今度はZ方向駆動装置100が駆動して、クリーニングチップ200上に位置する吸着ヘッド99を下降させてゆく。
これにより、吸着ヘッド99はクリーニングチップ200に次第に接近してゆき、やがて、吸着ヘッド99の先端に取り付けられた吸着ノズル125のノズル先端部125aが、クリーニングチップ200の取付座部210に対して嵌合する。そして、嵌合に続いて、制御装置250の指令の下、吸着ヘッド99に負圧が供給され、吸着ヘッド99にクリーニングチップ200が吸引保持される。
かくして、クリーニングチップ200が吸引保持されると、続いて、制御装置250の制御下のもと、Z方向駆動装置100が再駆動され、吸着ヘッド99を上昇させてゆく。これにより、吸着ヘッド99に吸引保持されたクリーニングチップ200がテストヘッド8から持ち上がる。
その後、制御装置250の制御下のもと、水平移動装置3が再駆動される。これにより、テストヘッド8から持ち上げられたクリーニングチップ200は検査ソケット6の上方に向けて移動開始する。
そして、クリーニングチップ200が検査ソケット6の真上に達すると、水平方向移動装置3は一旦停止し、続いて、検査ソケット6のプローブピン6aをクリーニングするクリーニング動作が行われる。
具体的には、制御装置250の制御下のもと、水平移動装置3、ヘッド回転用のモータ123、Z方向駆動装置100が複合的に駆動される。これにより、クリーニングチップ200は、以下の(1)〜(3)の動作を複合的に行う。
(1)水平方向の移動動作
(2)軸周りの回転動作
(3)昇降動作
かくして、クリーニングチップ200の清掃面、すなわち研磨シート230の表面によって、検査ソケット6のプローブピン6aの先端が繰り返し擦られ、プローブピン表面の埃、異物が擦り落とされる。
しかもこの時には、フィルタ収容部220内のエアを、吸着ノズル125がリーク孔215を通じて吸い込む。そのため、研磨シート230の異物吸引孔235の周囲、引いては清掃対象物となる検査ソケット6に負圧が作用し、クリーニング動作によって除去された除去物(埃、異物等)は全て、クリーニングチップ200の内部に吸い込まれる。
そして、上記(1)〜(3)の動作が既定回数行われると、一つ目の検査ソケット6に対するクリーニング動作は終了する。その後、同じ要領で2つ目の検査ソケット6についてクリーニング動作が実行される。
2つ目の検査ソケット6についてクリーニング動作が完了すると、今度は、上記動作とは逆の手順を辿って、クリーニングチップ200は、元の位置、すなわちテストヘッド8の上面へと戻される。その後、クリーニング済みの検査ソケット6を使用して、以下に説明する検査動作が制御装置250の制御下のもと行われる。
<検査動作>
検査動作を行うに当たり、まず、第1の支持装置30と第2の支持装置31とを駆動させ、ストッカ11から未検査品用トレイT1を部品領域Bに搬送してやる。
そして、未検査品トレイT1が部品領域Bに搬送されたら、制御装置250の制御下のもと、次に第1の水平移動装置3または第2の水平移動装置4のうち、いずれか一方の装置(ここでは、水平移動装置3)を駆動させる。これにより、ヘッドユニット75、引いては吸着ヘッド99がトレイT1の上方に移動開始する。
そして、吸着ヘッド99が検査対象となる電子部品5の真上に達すると、そこで、水平移動装置3は一旦駆動を停止する。その後、今度はZ方向駆動装置100が駆動する。これにより、吸着ヘッド99は下降し、この下降に伴い、吸着ノズル125によってトレイT1上の電子部品5が吸着保持される。
電子部品5が吸着保持されたら、次に、制御装置250の制御下のもと、水平移動装置3が再駆動される。これにより、ヘッドユニット75は検査ソケット6に向けて移動を開始する。その後、カメラ14の上方をヘッドユニット75が通過するときに、電子部品5をカメラ14が撮像する。これにより、吸着ノズル125に対する電子部品5の位置、すなわち吸着位置ずれが画像認識される。
すると、制御装置250の指令の下、第2のX方向駆動装置93、第2のY方向駆動装置96、モータ124が駆動され、電子部品5の吸着位置ずれを修正する処理が行われる。
そして姿勢修正の後、吸着ヘッド99が検査ソケット6の上方まで移動すると、次に、Z方向駆動装置100が作動して吸着ヘッド99を下降させてゆく、そして、吸着ヘッド99により吸引保持された電子部品5が検査ソケット6の高さに達するタイミングに合わせて、吸着ヘッド99に対する負圧の供給が断たれる。
これにより、検査対象となる電子部品5は検査ソケット6のプローブピン6a上にセットされる(尚、セット時/検査時において負圧を供給したままとすることも可能である)。
その後、検査部7によって検査信号を通電させる通電操作が実行され、電子部品5は通電チェックされる(検査)。そして、検査中、他方の水平移動装置4のヘッドユニット75がトレイT1上の電子部品5を吸着し、検査ソケット6の近傍に移動して、検査終了まで待機する。
検査終了後、制御装置250は吸着ヘッド99に負圧を再び供給して、検査ソケット6上の電子部品5を吸引保持する。そして吸引保持に続いて、制御装置250の制御下のもと、水平移動装置3が再駆動され、検査済みの電子部品5は部品領域B上まで移送される。
その後、検査済みの電子部品5はヘッドユニット75によって、検査結果に対応した良品用トレイT2、或いは不良品用トレイT3のいずれかのトレイT上に戻される。
そして、検査済みの電子部品をトレイTに戻す作業と並行して、検査ソケット6の近傍にて待機状態にあった他方の水平移動装置4が駆動し、吸着していた電子部品5を検査ソケット6上に移動させる。
その後、電子部品5は検査ソケット6の高さまで下降し、検査ソケット6のプローブピン6a上にセットされる。その後、検査部7によって検査信号を通電させる通電操作が実行され、次の電子部品5が通電チェックされる(検査)。このような処理を順に行うことで、未検査品トレイT1上の電子部品5を、順に検査出来る。
そして、本実施形態のものは、繰り返し行われる電子部品5の検査回数、及び検査結果を制御装置250にて監視しており、そのデータをメモリ260に記憶させている。そして、例えば、以下の(a)〜(c)の条件のいずれかが成立した場合には、開始時に行った検査ソケット6のクリーニング動作を制御装置250の指令の下、検査動作の途中にも行うようにしている。
(a)検査回数が、予め定められた回数を上回った場合
(b)不良判定の連続数が予め定められた回数を上回った場合
(c)検査の結果、良品割合が、予め定められた割合を下回った場合
このように本実施形態のものは、負圧を作用させて、クリーニング動作によりプローブピン6aから除去した除去物(埃、異物)を吸い取っている。従って、クリーニング効果が高く、検査ソケット6の電気的な性能を一定に保つことが可能となり、電子部品5の良否について信頼性の高い検査結果を得ることが可能となる。
しかも、除去物を吸引するための負圧は、クリーニングチップ200を吸引保持する負圧で代用してあるので、除去物を吸引除去するための空気吸引装置(負圧源)を専用に設ける必要性がなく、装置を簡素化できる。
また、本実施形態のものは、クリーニングチップ200の内部にエアフィルタ225を介挿させている。このようにしておけば、吸い込んだ異物等はエアフィルタ225に付着し、それより先、すなわちリーク孔215、引いては吸着ノズル125に吸い込まれない。ここで仮に、異物等がリーク孔215を通って吸着ノズル125に吸い込まれると、詰まって吸引不良を引き起こす原因となるが、本実施形態の構成であれば、係る吸引不良を生じさせない。
加えて、エアフィルタ225の交換によりクリーニングチップ200に溜まった異物等を一括して廃棄可能となり、クリーニングチップ200それ自体の清掃も簡単に行うことが出来る。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を説明する。実施形態2のものは、実施形態1に記載した電子部品検査装置(ICハンドラ)1に対して、吸着ヘッド99による押し付け圧力をコントールする機能を持たせることにより、クリーニング動作において、検査ソケット6のプローブピン6aに一定値以上の押圧力が作用しない構成としたものである。このような構成とすることで、プローブピン6aの欠損を防止することが可能となる。
では、押し付け圧力をコントロールするための具体的構成を図16〜図18を参照して説明する。尚、同一機能を果たす部品については、実施形態1と同一の符号を付して説明を省略するものとする。
図16には、実施形態2に適用された吸着ヘッド310の断面図が示されている。同図に示すように、実施形態2のものは、Z方向駆動装置100を構成するナット部材115に対して可動フレーム300を介して吸着ヘッド310を固定してあり、Z方向駆動装置100を駆動させると、可動フレーム300と共に吸着ヘッド310が上下動する構成となっている。
係る吸着ヘッド310は、プランジャ400、シリンダブロック330を有するエアベアリングシリンダ320を備えてなる。シリンダブロック330の内部には、図17にて示すように、上下方向に貫通する挿通孔332が形成してあり、この挿通孔332に、プランジャ400が挿通されている。係るプランジャ400の軸端にあたる下端部に吸着ノズル125が固定されている。
そして、挿通孔332の途中にはシリンダ室340が設けられている。挿通孔332の内壁面には、例えば多孔質カーボン等の多孔質体からなる環状の軸受部材335が設けられており、この軸受部材335の外側に加圧エアの給排ポートが設けられている。
具体的には、シリンダ室340の上側部分に推力ポート340aが設けられ、その下側に一対の給気ポート340b,340bが上下に並べて設けられ、更にその下側に排気ポート340cが形成されている。
その一方、プランジャ400にはシリンダ室340に対応して、ピストン410(圧力作用部)が形成してある。これにより、給気ポート340bに加圧エアを供給させると、該エアが軸受部材335からプランジャ400に向かって、径方向外側から噴出され、プランジャ400が軸受部材335に対して浮いた状態(非接触状態)に安定する。
そして、推力ポート340aに加圧エアを供給させると、該エアが前記ピストン410の上面に作用する。そのため、プランジャ400、引いてはプランジャ400の下端部に固定された吸着ノズル125は供給されたエアを介して、装置下方に押し下げられる力を受ける。尚、排気ポート340cは軸受部材335から噴出されるエアを外部に排出するために設けられている。
また、上記エアベアリングシリンダ320には、図16にて示すようにシリンダの左手側に電空レギュレータ500が一体的に固定されている。
係る電空レギュレータ500は、給気ホース510を介してコンプレッサ(図示省略)に接続されており、内部には給気側電磁弁501、排気側電磁弁502、及びシリンダ室340の内圧を検出する圧力センサ503等が内蔵されている(図18参照)。
そして、電空レギュレータ500は制御装置250により与えられる指令値に基づいて以下の圧力調整を自動的に行う。すなわち、圧力センサ503の検出値に基づいて、シリンダ室340の内圧が指令値に対応した値に維持されるように給気側電磁弁501、排気側電磁弁502の開度を制御する。
これにより、シリンダ室340の内圧値が圧力設定値を上回っている場合には、排気ポート340cを通じてエアが排気され、また、シリンダ室340の内圧値が設定値を下回っている場合には、推力ポート340aを通じてシリンダ室340に加圧エアが供給され、シリンダ室340の内圧が設定値に自動調整される。
以上のことから、制御装置250が電空レギュレータ500に対して与える指令値、すなわち圧力設定値をプローブピン6aを欠損させない程度の数値に設定しておくことにより、クリーニング動作を行う際に、クリーニングチップ200を介してプローブピン6aに加わる押圧力の大きさを、圧力設定値以下に抑えることが可能となり、圧力オーバーに起因するプローブピン6aの欠損を回避できる。
尚、上記プランジャ400には軸心部に吸引連絡孔405を貫通させている。この吸引連絡孔405は不図示の空気吸引装置に連なっており、実施形態1と同様に、吸着ノズル125の先端に負圧を発生できる構成となっている。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態1、2では、クリーニングチップ200の清掃面を研磨シート230により構成したが、清掃面の構成は研磨シートに限定されるものではなく、ブラシなどの代用が可能である。
(2)実施形態1、2では、クリーニングチップ200を金属製としたが、合成樹脂製としてもよい。
実施形態1に適用された電子部品検査装置の斜視図 電子部品検査装置の平面図 図2におけるC−C線断面図 テストヘッドの平面図 テストヘッドの断面図(B−B線断面) クリーニングチップの斜視図 吸着ノズルによるクリーニングチップの吸引保持動作を示す斜視図 吸着ノズルによるクリーニングチップの吸引保持動作を示す斜視図 クリーニングチップの断面図 水平移動装置の構成を示す斜視図 ヘッドユニットの斜視図 単位ユニットの動作方向を説明する斜視図 単位ユニットの側面図 電子部品検査装置(ICハンドラ)の電気的な構成を示すブロック図 電子部品検査装置にて実行されるクリーニング動作、検査動作を示す図 実施形態2に適用された吸着ヘッド、及びその周辺部の構成を示す断面図 シリンダ室の拡大図 装置の電気的構成を示すブロック図
符号の説明
2…基台
3、4…水平移動装置
6…検査ソケット
6a…プローブピン
75…ヘッドユニット
99…吸着ヘッド
200…クリーニングチップ
215…リーク孔
225…エアフィルタ(本発明の「多孔質状をなすフィルタ」に相当する)
230…研磨シート(本発明の「清掃部」に相当する)
400…エアベアリングシリンダ(本発明の「圧力制御装置」に相当する)
500…電空シリンダ(本発明の「圧力制御装置」に相当する)

Claims (5)

  1. 基台と、
    前記基台上に設置された検査ソケットと、
    空気吸引装置に連なる吸引連絡孔を有し、先端に負圧を生じさせる吸着ヘッドと、
    前記吸着ヘッドを昇降動作可能に支持するヘッドユニットと、
    前記吸着ヘッドを含むヘッドユニットの全体を前記基台上において水平方向に移動させる水平移動装置と、
    前記基台上に配置され、かつ一方側の側面が前記吸着ヘッドによって吸着可能とれた吸着面とされ、他方側の側面に前記検査ソケットに対する清掃部を有するクリーニングチップと、を備えたICハンドラの検査ソケットクリーニング方法であって、
    前記吸着ヘッドにより吸着保持されたクリーニングチップを、前記清掃部を前記検査ソケットに擦り付けるように移動させて前記検査ソケットを清掃すると共に、かつこの清掃の際に、前記吸着ヘッドの負圧を前記クリーニングチップに設けたリーク孔を通じて前記検査ソケットに作用させることにより、前記清掃により前記検査ソケットから除去された除去物をクリーニングチップ内に吸引することを特徴とするICハンドラの検査ソケットクリーニング方法。
  2. 基台と、
    前記基台上に設置された検査ソケットと、
    空気吸引装置に連なる吸引連絡孔を有し、先端に負圧を生じさせる吸着ヘッドと、
    前記吸着ヘッドを昇降動作可能に支持するヘッドユニットと、
    前記吸着ヘッドを含むヘッドユニットの全体を前記基台上において水平方向に移動させる水平移動装置と、
    前記基台上に配置され、かつ一方側の側面が前記吸着ヘッドによって吸着可能とれた吸着面とされ、他方側の側面に前記検査ソケットに対する清掃部を有するクリーニングチップと、を備えたICハンドラであって、
    前記吸着面を始端とし前記清掃部に連通する細径のリーク孔を前記クリーニングチップに複数個形成することにより、前記吸着ヘッドによりクリーニングチップを吸引保持しつつ前記清掃部によって前記検査ソケットを清掃したときに、当該検査ソケットに前記リーク孔を通じて前記吸着ヘッドの負圧を作用させることが可能な構成としたことを特徴とするICハンドラ。
  3. 前記クリーニングチップにおいて前記リーク孔の途中、或いは前記清掃部の裏面に重ねるようにして多孔質状をなすフィルタを介挿させたことを特徴とする請求項2に記載のICハンドラ。
  4. 前記クリーニングチップの他方側の側面に凹状をなすフィルタ収容部を設け、同フィルタ収容部に前記フィルタを収容しつつ、これを閉止するように前記清掃部としての研磨シートを配置すると共に、前記リーク孔の終端を前記フィルタ収容部に開口させたことを特徴とする請求項3に記載のICハンドラ。
  5. 前記吸着ヘッドに、ヘッド先端に加わる圧力値が一定レベルを超えないように制御する圧力制御装置を設けたことを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか一項に記載のICハンドラ。
JP2007334632A 2007-12-26 2007-12-26 Icハンドラ、及びicハンドラの検査ソケットクリーニング方法 Active JP5002446B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007334632A JP5002446B2 (ja) 2007-12-26 2007-12-26 Icハンドラ、及びicハンドラの検査ソケットクリーニング方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007334632A JP5002446B2 (ja) 2007-12-26 2007-12-26 Icハンドラ、及びicハンドラの検査ソケットクリーニング方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009156696A true JP2009156696A (ja) 2009-07-16
JP5002446B2 JP5002446B2 (ja) 2012-08-15

Family

ID=40960879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007334632A Active JP5002446B2 (ja) 2007-12-26 2007-12-26 Icハンドラ、及びicハンドラの検査ソケットクリーニング方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5002446B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20140266281A1 (en) * 2013-03-14 2014-09-18 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Testing holders for chip unit and die package
WO2020218803A1 (en) * 2019-04-24 2020-10-29 Leeno Industrial Inc. Probe cleaner
CN114325300A (zh) * 2021-11-09 2022-04-12 苏州联讯仪器有限公司 光通讯用芯片测试设备

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07159487A (ja) * 1993-12-07 1995-06-23 Mitsubishi Electric Corp 半導体試験装置及び半導体試験方法
JP2000174080A (ja) * 1998-12-10 2000-06-23 Tokyo Seimitsu Co Ltd プローバの触針のクリーニング機構
JP2002257899A (ja) * 2001-02-27 2002-09-11 Ando Electric Co Ltd オートハンドラ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07159487A (ja) * 1993-12-07 1995-06-23 Mitsubishi Electric Corp 半導体試験装置及び半導体試験方法
JP2000174080A (ja) * 1998-12-10 2000-06-23 Tokyo Seimitsu Co Ltd プローバの触針のクリーニング機構
JP2002257899A (ja) * 2001-02-27 2002-09-11 Ando Electric Co Ltd オートハンドラ

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11340291B2 (en) 2013-03-14 2022-05-24 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Testing holders for chip unit and die package
US9341671B2 (en) * 2013-03-14 2016-05-17 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Testing holders for chip unit and die package
US9453877B2 (en) 2013-03-14 2016-09-27 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Testing holders for chip unit and die package
US9664707B2 (en) 2013-03-14 2017-05-30 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Testing holders for chip unit and die package
US10067181B2 (en) 2013-03-14 2018-09-04 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Testing holders for chip unit and die package
US10698026B2 (en) 2013-03-14 2020-06-30 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Testing holders for chip unit and die package
US20140266281A1 (en) * 2013-03-14 2014-09-18 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Testing holders for chip unit and die package
US11579190B2 (en) 2013-03-14 2023-02-14 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Testing holders for chip unit and die package
WO2020218803A1 (en) * 2019-04-24 2020-10-29 Leeno Industrial Inc. Probe cleaner
KR102174493B1 (ko) 2019-04-24 2020-11-05 리노공업주식회사 프로브 크리너
KR20200124442A (ko) * 2019-04-24 2020-11-03 리노공업주식회사 프로브 크리너
CN114325300A (zh) * 2021-11-09 2022-04-12 苏州联讯仪器有限公司 光通讯用芯片测试设备
CN114325300B (zh) * 2021-11-09 2023-08-08 苏州联讯仪器股份有限公司 光通讯用芯片测试设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP5002446B2 (ja) 2012-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4772679B2 (ja) 研磨装置及び基板処理装置
JP5322822B2 (ja) 半導体検査用ウエハプローバ及び検査方法
KR101202141B1 (ko) 기판 처리 장치
JP6920849B2 (ja) 基板処理方法および装置
CN106067435A (zh) 基板处理装置及基板异常的检测方法
JP2010103131A (ja) 液処理装置及び液処理方法
JP5829171B2 (ja) 剥離システム、剥離方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP2013033925A (ja) 洗浄方法、プログラム、コンピュータ記憶媒体、洗浄装置及び剥離システム
JP2007248291A (ja) 基板検査装置
JP2014032035A (ja) プローブクリーニング装置およびその方法
JP2006339434A (ja) 基板洗浄方法,記録媒体及び基板洗浄装置
JP4455102B2 (ja) 基板処理装置
WO2012093610A1 (ja) 剥離システム、剥離方法、及びコンピュータ記憶媒体
JP5002446B2 (ja) Icハンドラ、及びicハンドラの検査ソケットクリーニング方法
WO2012176629A1 (ja) 剥離システム、剥離方法、及びコンピュータ記憶媒体
JP5127080B2 (ja) 液処理装置
JP4972504B2 (ja) 塗布装置
JP6504890B2 (ja) 異物除去装置、異物除去方法および剥離装置
KR100622410B1 (ko) 티에프티-엘시디 모듈 어셈블리 조립장치 및 이 조립장치를 이용한 티에프티-엘시디 모듈 어셈블리 조립방법
JP2009022823A (ja) 検査装置および基板処理システム
JP2010098029A (ja) 加工装置の排水機構
KR101023935B1 (ko) 반도체 칩 배출방법 및 그 장치
KR100837436B1 (ko) 기판 검사 및 측정 장치
JP4411946B2 (ja) ノズルクリーニング装置および封止装置
JP4235458B2 (ja) プラズマエッチング方法及びプラズマエッチング装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20091026

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091026

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120515

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120521

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5002446

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150525

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250