JP2009156538A - 空気調和機の室外機 - Google Patents

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Abstract

【課題】加湿水となる結露水を生成する機構を空気調和機の室外機に設けた場合でも、室外機が大型化することを抑える。
【解決手段】空気調和機の室外機において、室外熱交換器5と、室外熱交換器5に対して外気を送風する室外送風機6と、外気中の水分を吸着する吸着体10と、この吸着体10に吸着した水分を離脱させることにより高温高湿空気を生成する高温高湿空気生成部9と、高温高湿空気が流れる風路15内に配置されて高温高湿空気を凝縮することにより結露水を生成する凝縮用熱交換器7と、凝縮用熱交換器7で生成された結露水を室内に搬送する結露水搬送部8と、を備え、凝縮用熱交換器7が室外熱交換器5と水平方向の位置に対向して配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和機の室外機に関し、特に、外気中に含まれる水分を利用して加湿用の結露水を生成する機構を備えた空気調和機の室外機に関する。
冬季においては、外気温度が低下するとともに湿度が低下する傾向にあり、室外は乾燥化する。室内においてもその影響を受けるので、加湿して室内の湿度を上げることが理想である。室内の湿度を上げるためには、室内に専用の加湿器を設置して作動させればよいが、頻繁に加湿水(水道水)を補給する手間がかかり、面倒な作業が要求される。
そこで、加湿水を補給する手間がかからず、確実に室内を加湿できる装置が求められている。例えば、下記特許文献1や下記特許文献2には、この要望に応える加湿機能を備えた空気調和機が開示されている。これらの空気調和機の室外機は、外気中に含まれる水分を利用して結露水を生成する機構を有している。生成された結露水は、加湿水として室内に搬送され、室内で蒸発させて室内の湿度上昇が図られている。
具体的には、特許文献1の空気調和機は、室外ユニットに加湿水ユニットを追加し、加湿水ユニットの脱離部で高温高湿空気を生成し、この高温高湿空気を加湿水ユニットの結露部で冷却して結露水を生成する。結露部には、高温高湿空気と冷媒配管内を流れる冷媒との間で熱交換を行い、冷媒の気化熱で高温高湿空気を冷却することにより結露水を生成する結露用熱交換器が設けられている。生成された結露水は、室内を加湿するための加湿水として室内に搬送される。
特許文献2の空気調和機は、水分を吸着するための外気を導く第1空気通路と、水分を脱着するための外気を導く第2空気通路と、第2空気通路を流れる外気を昇温する熱交換器と、第1空気流路内の外気から水分を吸着し、熱交換器で昇温された外気で水分を脱着されるデシカントロータとを備え、上記熱交換器にはヒートポンプサイクルを循環する冷媒を導いている。さらに、この特許文献2の実施の形態2では、デシカントロータから水分を脱着した高温高湿空気を冷却し、高温高湿空気中に含まれる水分を凝縮して結露水を生成する冷却用熱交換器を備えている。生成された結露水は、室内を加湿するための加湿水として室内に搬送される。
特開2002−317981号公報 特開2006−308246号公報
特許文献1に記載された空気調和機の構成では、結露水(加湿水)を生成する手段である結露用熱交換器は、ヒートポンプ式冷凍サイクル回路に追設され、冷凍サイクル回路からの冷媒を導いて高温高湿空気と熱交換を行ない、冷媒の気化熱によって高温高湿空気を冷却している。
このため、機能的には満足するが、加湿水ユニット側に冷媒配管を配設する必要があり、室外ユニットの構造が複雑化し大型化する。すなわち、単に、室外ユニットに加湿水ユニットを搭載しただけでは足りず、冷凍サイクル回路を構成する冷媒配管の一部を切除し、切除した部分に、結露用熱交換器側に冷媒を送るバイパス冷媒配管を接続する必要があり、構造が複雑になる。
特許文献2の実施の形態2の構成では、冷却用熱交換器を備え、この冷却用熱交換器を用いて高温高湿空気を冷却して凝縮水(結露水と同義語)を生成する旨の記載がある。しかし、それ以上の詳細な説明はなく、公報中の図面(図3)には、冷却用熱交換器を構成する複数枚のフィンが上下方向を向けて記載され、これらのフィンの間に矢印で示す外気が水平方向に流通していることが記載されている。
上記冷却用熱交換器が、通常のフィンと熱交換パイプとからなる構造であるとすれば、高温高湿空気を導く熱交換パイプは水平方向に設けられることになる。したがって、水平な熱交換パイプ内を流通する途中で得られる凝縮水が、冷却用熱交換器の真下に配置されるドレンタンク内へどのように効率よく導かれるのか不明である。
また、従来の空気調和機の室外機に結露水(加湿水)を生成する機構を追加すると、充分な量の結露水を得るためには、高温高湿空気を凝縮して結露水を得るための機構部分を大きくする必要があり、空気調和機の室外機が大型になる。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的は、加湿水となる結露水を生成する機構を設けた場合でも、大型化することを抑えることができる空気調和機の室外機を提供することである。
本発明の実施の形態に係る第1の特徴は、空気調和機の室外機において、内部を冷媒が流れる室外熱交換器と、前記室外熱交換器に対して外気を送風する室外送風機と、外気中の水分を吸着する吸着体と、水分を吸着した前記吸着体に高温の空気を送風して吸着した水分を離脱させることにより高温高湿空気を生成する高温高湿空気生成部と、前記高温高湿空気が流れる風路内に配置され、前記高温高湿空気と外気との間で熱交換を行い、前記高温高湿空気を凝縮することにより結露水を生成する凝縮用熱交換器と、前記凝縮用熱交換器で生成された結露水を室内に搬送する結露水搬送部と、を備え、前記凝縮用熱交換器が前記室外熱交換器と水平方向の位置に対向して配置されている。
本発明によれば、加湿水となる結露水を生成する機構を空気調和機の室外機に設けた場合でも、室外機が大型化することを抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る空気調和機の室外機1を図1ないし図4を参照して説明する。室外機1は、室内に加湿水として供給する結露水を生成する結露水生成装置2を備えている。室外機1は、外周側を囲む筐体3を有し、筐体3内には水平向きに配置された仕切板4が設けられている。なお、この室外機1は室外に設置されるものである。
仕切板4の下側には、室外熱交換器5と、室外送風機6と、結露水生成装置2の一部を構成する凝縮用熱交換器7と、生成した結露水を室内に搬送するための結露水搬送部8と、圧縮機25とが設けられている。
仕切板4の上側には、結露水生成装置2を構成する高温高湿空気生成部9が設けられている。なお、結露水生成装置2は、高温高湿空気生成部9と凝縮用熱交換器7などにより構成されている。また、高温高湿空気生成部9は、高温で高湿の空気(高温高湿空気)を生成する部分であり、高温高湿空気生成部9を構成する部材としては、吸着体である回転吸着体10を中心線回りに回転させるモータ11と、再生用送風機12と、加熱手段13とが含まれている。加熱手段13としては、冷凍サイクルを構成する圧縮機の吐出側に直接接続された高温の補助熱交換器を用いているが、ヒータなどを使用してもよい。
さらに、結露水生成装置2は、両端が外気中に開口する吸着用通風路14と、実質的に開口部のない閉ループを構成する風路である再生用通風路15とを備えている。吸着用通風路14は、外気を通過させる風路で、外気が回転吸着体10の一部を通過するように構成され、この部分で回転吸着体10に外気中の水分が吸着される。再生用通風路15は、高温高湿空気生成部9により生成された高温高湿空気を凝縮用熱交換器7に導き、凝縮用熱交換器7を通過した凝縮後の空気が高温高湿空気生成部9側に戻るように構成されている。また、この再生用通風路15には、仕切板4を上下方向に貫通する部分が設けられている。
室外熱交換器5は、室内に設置される室内機(図示せず)の室内熱交換器(図示せず)との間で冷媒配管(図示せず)を介して接続されており、室外熱交換器5に対して送風される外気と冷媒との間で吸熱(暖房時)又は放熱(冷房時)の熱交換が行なわれる。
室外送風機6は、室外熱交換器5と水平方向の位置に対向し、室外熱交換器5に対して外気を送風する。室外送風機6による送風が行なわれることにより、室外熱交換器5における熱交換が行なわれる。また、室外送風機6は、後述するように凝縮用熱交換器7に対しても外気を送風する。
回転吸着体10は、例えば、直径が20〜30cm、厚みが2〜3cm程度の円盤状に形成され、3〜5rpmのゆっくりとした速度で回転駆動される。回転吸着体10の回転中心は若干傾斜して上下方向に向けられており、仕切板4の上側に設置された場合の高さ寸法が抑えられている。
また、回転吸着体10は、全体として厚みの薄い円盤形状で、一側面から他側面に亘って貫通する多数のハニカム状空気通路(図示せず)を備えており、これらのハニカム状空気通路の表面にはゼオライト等の吸湿材が均一な厚みで担持されている。この吸湿材は、低温環境で空気中の水分を効率よく吸着し、高温環境下で吸着した水分を速やかに離脱する特性のものが用いられる。
さらに、回転吸着体10は、一部が吸着用通風路14内に位置し、他の一部が再生用通風路15内に位置するように配置されている。回転吸着体10のハニカム状空気通路の形成方向と、吸着用通風路14及び再生用通風路15の通風方向とが一致している。そのため、時間の経過とともに回転吸着体10が回転しても、回転速度が遅いので、吸着用通風路14と再生用通風路15とに空気(高温高湿空気、外気)がほとんど混合されることなく、それぞれの通風路を流れる空気は回転吸着体10のハニカム状空気通路内を円滑に通風される。
高温高湿空気生成部9は、外気中に含まれる水分を利用して高温高湿空気を生成する部分であり、上述したように、筐体3内における仕切板4の上側に配置された複数の部材である、再生用送風機12、加熱手段13等により構成されている。高温高湿空気の生成は、以下の手順で行なわれる。なお、以下の説明において、一般的に室内の加湿は、冬季に行なわれるので、空気調和機の運転としては、暖房運転時で、低外気温状態を前提としている。
まず、吸着用通風路14内に外気を通風し、通風される外気を回転吸着体10における吸着用通風路14内に位置する部分に当てる。低温の外気が回転吸着体10に当たることにより、外気中の水分が回転吸着体10の吸着材に吸着される。なお、吸着用通風路14内に外気を通風させるための部材として、室外送風機6が用いられる。室外送風機6を駆動させることにより、外気が図1において矢印aで示すように筐体3外より吸込まれ、吸着用通風路14内の回転吸着体10を通過し、筐体3の仕切板4より下側の部分へと出る。回転吸着体10は中心線回りに回転駆動され、この回転に伴って回転吸着体10における水分を吸着した部分が再生用通風路15内に移動する。
再生用通風路15内では、再生用送風機12が駆動されることにより空気が送風され、この空気が加熱手段13により加熱される。なお、加熱手段13である補助熱交換器は、空気調和機の暖房運転によって圧縮機の吐出冷媒が流れ、高温となっている。加熱された空気が再生用通風路15内に位置する回転吸着体10に当たると、回転吸着体10に吸着されていた水分が回転吸着体10から離脱され、高温高湿空気が生成される。
回転吸着体10における水分が離脱された部分は、回転吸着体10の回転に伴って吸着用通風路14内に移動し、再び水分が吸着される。
凝縮用熱交換器7は、図1に示すように高温高湿空気と外気との間で熱交換を行い、高温高湿空気を凝縮して結露水を生成する。凝縮用熱交換器7は、高温高湿空気が流れる再生用通風路15内に配置されるとともに、室外熱交換器5と水平方向の位置に平行に対向し、及び、室外送風機6による外気の送風方向に沿った室外熱交換器5の下流側の位置である室外熱交換器5と室外送風機6との間に配置されている。また、凝縮用熱交換器7は、室外送風機6のモータ取付板16にネジ17で固定されている。
凝縮用熱交換器7は、軸方向を上下方向に向けて配列されて内部を高温高湿空気が流れる複数の管路18と、管路18の軸方向と直交する略水平方向に設けられて管路18に接触させて固定された複数の冷却用フィン19とを有している。
凝縮用熱交換器7の上部には、図4に示すように管路18の軸方向と交差するとともに水平面に対して傾斜した端板20が設けられている。端板20は仕切板21のある中央部が最も高く、両側側に行くに従って低くなるように傾斜している。全ての管路18は端板20を貫通して設けられており、これらの管路18のうち、端板20の傾斜方向に沿った最も下側(外側)に位置する管路18aは、他の管路18に比べて端板20からの突出寸法が小さく設定されている。
凝縮用熱交換器7に設けられた複数の管路18のうちの約半分は、図2に示すように、高温高湿空気生成部9により生成された高温高湿空気が下向きに通過する第1風路部18Aを構成し、残りの約半分の管路18は、第1風路部18Aを通過した高温高湿空気が上向きに通過する第2風路部18Bを構成する。このため、高温高湿空気生成部9により生成された高温高湿空気は、図2及び図3の矢印A、B、Cで示すように、第1風路部18Aの管路18内を下向きに流れ、第1風路部18Aの管路18内を通過した後に第2風路部18B側へ流れ、第2風路部18Bの管路18内を上向きに流れる。第2風路部18Bを通過した空気は、高温高湿空気生成部9側に戻る。なお、凝縮用熱交換器7の上部側における第1風路部18A側と第2風路部18B側との間の仕切りは、凝縮用熱交換器7の上部に設けられた仕切板21により行なわれている。
凝縮用熱交換器7と室外送風機6との位置関係は、図2に示すように、室外送風機6が、第2風路部18B側よりも第1風路部18A側に寄った位置に配置されている。
再生用通風路15の一部であって、回転吸着体10を通過した高温高湿空気が流れる箇所の下方に、図1及び図2に示すように、凝縮用熱交換器7における高温高湿空気の入口7aが位置している。
再生用送風機12は、第2風路部18Bの出口7bから流出した凝縮後の空気を吸込み、高温高湿空気生成部9の加熱手段13の方向に送風する。この再生用送風機12は、第2風路部18Bの出口7bの上方に配置されている。
凝縮用熱交換器7で生成された結露水を室内機に搬送する結露水搬送部8は、凝縮用熱交換器7の下側に傾斜して配置されて結露水を受けるドレン受け部であるドレン皿22と、このドレン皿22の最も低い位置に設けられ、そこに溜まった結露水を送り出すポンプ23と、ポンプ23と室内機との間に配設された送水チューブ24とを備えている。送水チューブ24は、室外機1内においては、凝縮用熱交換器7の側面に沿って配設されている。
このような構成において、空気調和機を暖房運転中に室内を加湿する場合には、室外熱交換器5と室内熱交換器との間で冷媒を循環させ、及び、室外送風機6と再生用送風機12と加熱手段13とを駆動させ、さらに、回転吸着体10を回転駆動させる。
そして、これらの室外送風機6と再生用送風機12と加熱手段13との駆動、及び、回転吸着体10の回転に伴い、上述したように高温高湿空気生成部9により高温高湿空気が生成される。この高温高湿空気の生成に際し、吸着用通風路14に外気を送風させるための部材として室外送風機6を用いるため、吸着用通風路14に外気を送風するための送風機を新たに設ける必要がなく、コストを抑えることができる。
高温高湿空気生成部9により生成された高温高湿空気は、図2において矢印で示すように再生用通風路15内を循環し、回転吸着体10を通過した後に凝縮用熱交換器7内に流入する。この凝縮用熱交換器7に対しては、室外送風機6の駆動により外気が図1において矢印b方向に流れ、この外気と凝縮用熱交換器7内を流れる高温高湿空気との間で熱交換が行なわれ、高温高湿空気が管路18の内表面で凝縮されて結露水が生成される。結露水は、凝縮用熱交換器7を構成する管路18の内表面に沿って流れ落ち、ドレン皿22に溜まる。ドレン皿22に溜まった結露水は、ポンプ23の駆動により送水チューブ24内を通って室内機に送水され、室内を加湿する加湿水として用いられる。
この室外機1においては、室内に加湿水として供給する結露水を生成する結露水生成装置2を、加湿機能を有しない従来の一般的な室外機に追加している。結露水生成装置2は高温高湿空気生成部9と凝縮用熱交換器7などにより構成されており、そのうちの凝縮用熱交換器7を、室外熱交換器5と平行に対向する位置であって室外熱交換器5と室外送風機6との間に設置している。このため、凝縮用熱交換器7を従来の一般的な室外機においてデッドスペースとなっていた領域に設置することができ、結露水生成装置2を追加した室外機1であっても大型化することを抑えることができる。また、室外熱交換器5は高さ寸法が大きい部材であるため、凝縮用熱交換器7の高さ寸法を充分に大きくすることが可能であり、凝縮用熱交換器7の高さ寸法を大きくすることにより凝縮用熱交換器7の熱交換面積を大きくし、充分な量の結露水を生成することができる。
凝縮用熱交換器7は、外気を用いて高温高湿空気との熱交換を行なう構造であるため、熱交換のために冷媒を利用する必要がなく、冷媒を凝縮用熱交換器7に導く冷媒配管の設置が不要となり、構造の簡単化を図ることができる。
凝縮用熱交換器7の設置位置は、室外送風機6による外気の送風方向に沿った室外熱交換器5の下流側の位置であり、室外送風機6の駆動により凝縮用熱交換器7に送風される外気は、室外熱交換器5を通過した後の外気である。このため、外気が室外熱交換器5を通過することにより室外熱交換器5における熱交換により冷却され、凝縮用熱交換器7において熱交換に用いられる外気の温度を下げることができ、凝縮用熱交換器7における熱交換効率を高めることができる。
さらに、凝縮用熱交換器7を熱交換して冷却するための送風機として、室外送風機6を用いているため、凝縮用熱交換器7に送風するための送風機を新たに設ける必要がなく、コストを抑えることができる。
凝縮用熱交換器7は、室外送風機6のモータ取付板16にネジ17で固定されている。このため、室外送風機6の駆動に伴う振動が凝縮用熱交換器7に伝わり、凝縮用熱交換器7の管路18の内表面に付着している結露水をドレン皿22に排水する機能を高めることができる。
凝縮用熱交換器7の複数の管路18は、その約半分が高温高湿空気が下向きに通過する第1風路部18Aを構成し、残りの約半分が、第1風路部18Aを通過した高温高湿空気が上向きに通過する第2風路部18Bを構成している。このため、第1風路部18Aを通過して凝縮された高温高湿空気に対して、この高温高湿空気が第2風路部18Bを通過して高温高湿空気生成部9側に戻る際に再度凝縮することができ、高温高湿空気に対して凝縮を行なう面積を増やすことができ、凝縮用熱交換器7における凝縮性能を向上させ、結露水の生成量を増やすことができる。
この場合において、凝縮用熱交換器7と室外送風機6との位置関係が、図2に示すように、室外送風機6が、第2風路部18B側よりも第1風路部18A側に寄っている。このため、室外送風機6に送風される外気の風量は、第1風路部18A側が多く、第2風路部18B側が少なくなる。第1風路部18Aと第2風路部18Bとを流れる高温高湿空気の温度を比較すると、第2風路部18Bを流れる高温高湿空気は、第1風路部18Aにおいて冷却されており、第1風路部18Aを流れる高温高湿空気より温度が低い。このため、第2風路部18B内で大量の外気を用いた過度の冷却が行なわれ、生成された結露水が管路18内で凍結するという事態の発生を防止することができる。
再生用送風機12は、第2風路部18Bの出口7bの上方に配置されている。このため、再生用送風機12において結露水が発生した場合、その結露水を凝縮用熱交換器7内を通してドレン皿22に回収することができる。また、再生用送風機12において発生した結露水が再生用通風路15内に残留し、再生用通風路15内の圧力損失を増大させるという事態の発生を防止することができる。
再生用通風路15の一部であって、回転吸着体10を通過した高温高湿空気が流れる箇所の下方に凝縮用熱交換器7における高温高湿空気の入口7aが位置している。このため、回転吸着体10を通過した直後に結露水が発生し、その結露水が再生用通風路15における凝縮用熱交換器7の入口7aの手前部分に付着した場合、その結露水を凝縮用熱交換器7内を通してドレン皿22に回収することができる。また、回転吸着体10を通過した直後に発生した結露水が再生用通風路15内に残留し、再生用通風路15内の圧力損失を増大させるという事態の発生を防止することができる。
凝縮用熱交換器7の上部に設けられた端板20は、水平面に対して傾斜しており、端板20の傾斜方向に沿った最も下側に位置する管路18aは、他の管路18に比べて端板20からの突出寸法が小さく設定されている。このため、結露水が端板20の上に溜まった場合、その結露水を管路18a内を通してドレン皿22に回収することができ、凝縮用熱交換器7で発生した結露水を効率的よく回収することができる。
送水チューブ24は、室外機1内において凝縮用熱交換器7に沿って配設されることにより、凝縮用熱交換器7内を流れる高温高湿空気の熱の影響を受けて送水される結露水の凍結が防止され、また、室外送風機6への接触が防止される。
なお、端板20に溜まった結露水をドレン皿22に回収するためには、端板20における傾斜方向に沿った下側に、管路18aの直径より小さい直径の水抜き孔を形成してもよい。水抜き孔の直径を管路18aの直径より小さくすることにより、この水抜き孔を通過する高温高湿空気の量を少なくすることができる。
また、ドレン皿22や送水チューブ24を加熱するヒータを設けてもよい。このようなヒータを設けることにより、ドレン皿22内や送水チューブ24内における結露水の凍結を防止することができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る空気調和機の室外機について、図5に基づいて説明する。なお、第2の実施の形態及びこれ以降の実施の形態において、第1の実施の形態において説明した構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付け、重複する説明は省略する。
第2の実施の形態に係る室外機30の基本的な構造は第1の実施の形態に係る室外機1と同じである。室外機30と室外機1との異なる部分は、凝縮用熱交換器7の設置位置である。
凝縮用熱交換器7は、室外熱交換器5と水平方向の位置に対向して配置されるとともに、室外送風機6による外気の送風方向に沿った室外熱交換器5の上流側に配置されている。すなわち、凝縮用熱交換器7が室外熱交換器5の外側に配置されている。
このような構成において、空気調和機を暖房運転するとともに結露水生成装置2を駆動させて室内を加湿する場合には、室外熱交換器5と室内熱交換器との間で冷媒を循環させ、及び、室外送風機6と再生用送風機12と加熱手段13とを駆動させ、さらに、回転吸着体10を回転駆動させる。
室外送風機6を駆動させることにより、外気が凝縮用熱交換器7と室外熱交換器5とに送風される。送風される外気は、最初に凝縮用熱交換器7において熱交換され、ついで、室外熱交換器5において熱交換される。このため、凝縮用熱交換器7を冷却する外気の温度が、室外熱交換器5における熱交換の影響で下がるという事態が発生せず、凝縮用熱交換器7を冷却する外気の温度が下がり過ぎて凝縮用熱交換器7内で結露水が凍結するということが防止される。このため、本実施の形態では、冬季に外気温が特に低温となる地域に対して好適である。
さらに、室外熱交換器5において熱交換に用いられる外気は、凝縮用熱交換器7における熱交換によって温度が上昇しており、室外熱交換器5での熱交換を効率よく行なうことができる。
また、本実施の形態では、凝縮用熱交換器7が筐体3の外側に取り付けられるため、仕切板4を凝縮用熱交換器7を貫通させる必要もなく、既存の室外機の上部に結露水生成装置2を載置、固定するだけで済むため、取り付けが容易となる。 (第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態に係る空気調和機の室外機を図6に基づいて説明する。第2の実施の形態に係る室外機の基本的な構造は第1の実施の形態に係る室外機1と同じである。本実施の形態の室外機と室外機1との異なる部分は、結露水生成装置2における高温高湿空気が流れる風路である再生用通風路41及び凝縮用熱交換器7が高温高湿空気が下向きに通過する風路のみからなる点である。
再生用通風路41の一部は、下端がドレン皿22の上方に開口し、上端が再生用送風機12の入口側に接続され、上下方向向きに配管されたダクト42により構成されている。ダクト42は、仕切板4を貫通して配管されている。
このような構成において、高温高湿空気生成部9により生成された高温高湿空気は、凝縮用熱交換器7を上方から下方へ向けて通過し、凝縮用熱交換器7を通過した凝縮後の空気は、ダクト42内を通って高温高湿空気生成部9側に戻り、再生用通風路41内を循環する。
ダクト42の上端は再生用送風機12の入口側に接続されているため、再生用送風機12において結露水が発生した場合、その結露水をダクト42内を通してドレン皿22に回収することができる。また、再生用送風機12において発生した結露水が再生用通風路41内に残留し、再生用通風路15内の圧力損失を増大させるという事態の発生を防止することができる。
ダクト42を形成する材料として可撓性を有する材料を用いることができ、可撓性を有するダクト42を再生用通風路41の一部として用いることにより、再生用送風機12の設置場所の自由度を高めることができ、再生用送風機12の取付位置の誤差を吸収することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る空気調和機の室外機の概略を示す縦断側面図である。 その室外機の概略を示す縦断正面図である。 結露水生成装置を示す斜視図である。 凝縮用熱交換器を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る空気調和機の室外機の概略を示す縦断側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る空気調和機の室外機に設けられた結露水生成装置を示す斜視図である。
符号の説明
5…室外熱交換器、6…室外送風機、7…凝縮用熱交換器、7a…入口、7b…出口、8…結露水搬送部、9…高温高湿空気生成部、10…回転吸着体(吸着体)、12…再生用送風機、15…再生用通風路(風路)、18…管路、18A…第1風路部、18B…第2風路部、19…冷却用フィン、22…ドレン皿(ドレン受け部)、30…室外機、40…室外機、41…再生用通風路、42…ダクト

Claims (10)

  1. 内部を冷媒が流れる室外熱交換器と、
    前記室外熱交換器に対して外気を送風する室外送風機と、
    外気中の水分を吸着する吸着体と、
    水分を吸着した前記吸着体に高温の空気を送風して吸着した水分を離脱させることにより高温高湿空気を生成する高温高湿空気生成部と、
    前記高温高湿空気が流れる風路内に配置され、前記高温高湿空気と外気との間で熱交換を行い、前記高温高湿空気を凝縮することにより結露水を生成する凝縮用熱交換器と、
    前記凝縮用熱交換器で生成された結露水を室内に搬送する結露水搬送部と、
    を備え、
    前記凝縮用熱交換器が前記室外熱交換器と水平方向の位置に対向して配置されていることを特徴とする空気調和機の室外機。
  2. 前記凝縮用熱交換器は、前記室外送風機による外気の送風方向に沿った前記室外熱交換器の下流側に配置されていることを特徴とする請求項1記載の空気調和機の室外機。
  3. 前記凝縮用熱交換器は、前記室外送風機による外気の送風方向に沿った前記室外熱交換器の上流側に配置されていることを特徴とする請求項1記載の空気調和機の室外機。
  4. 前記風路における前記吸着体からの前記高温高湿空気の出口側の下方に、前記凝縮用熱交換器における前記高温高湿空気の入口が位置していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一に記載の空気調和機の室外機。
  5. 前記凝縮用熱交換器は、前記高温高湿空気生成部で生成された前記高温高湿空気が下向きに通過する第1風路部と、前記第1風路部を通過した前記高温高湿空気が上向きに通過する第2風路部とを備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一に記載の空気調和機の室外機。
  6. 前記室外送風機は、前記第2風路部側よりも前記第1風路部側に寄った位置に配置されていることを特徴とする請求項5記載の空気調和機の室外機。
  7. 前記第2風路部の出口から流出した凝縮後の空気を前記高温高湿空気生成部に送風する再生用送風機が設けられ、この再生用送風機は前記第2風路部の出口の上方に配置されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の空気調和機の室外機。
  8. 前記凝縮用熱交換器を通過した凝縮後の空気を前記高温高湿空気生成部に送風する再生用送風機と、前記凝縮用熱交換器の下側に配置されてこの凝縮用熱交換器で生成された結露水を受けるドレン受け部と、下端が前記ドレン受け部の上方に開口するとともに上端が前記再生用送風機の入口側に接続されたダクトと、を備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一に記載の空気調和機の室外機。
  9. 前記凝縮用熱交換器は、軸方向を上下方向に向けて配列されて内部を前記高温高湿空気が流れる複数の管路と、前記管路の軸方向と直交する略水平方向に設けられた冷却用フィンと、を備えることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一に記載の空気調和機の室外機。
  10. 前記凝縮用熱交換器の上部に、前記管路の軸方向と交差するとともに水平面に対して傾斜した端板が設けられ、前記端板の傾斜方向に沿った下側に位置する前記管路は、他の前記管路に比べて前記端板からの突出寸法が小さく設定されていることを特徴とする請求項9記載の空気調和機の室外機。
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