JP2009154487A - 射出成形機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】射出成形機において、プランジャ18の外周面に環状溝を形成して環状溝に、プランジャ18と射出チャンバ15の内周面との間をシールする径方向に拡開可能なシールリング72を嵌込状態に装着するとともに、環状溝とシールリング72とのそれぞれにテーパ面を形成し、プランジャ18の射出動作の際に射出チャンバ15内のゴム材料に加わる圧力にてシールリング72をテーパ面の作用で径方向外方に押し拡げるようにする。
【選択図】 図2
Description
この射出成形機では、射出チャンバ内に充填した射出材料を、射出チャンバの内周面に摺動可能に嵌合したプランジャの前進による射出動作によって、射出シリンダの先端部のノズルから成形型に射出し所定形状に成形する。
そしてその漏出した射出材料の塊Kが大きくなると、これが場合によって適正な射出動作の障害となってしまうことが起り得る。
また上記のような射出材料の漏れが生じると、プランジャ102の前進による射出動作によって成形型に供給される射出材料が減少してしまうことにもなり、場合によってゴム成形品等の成形品の形状や品質に対して悪影響を及ぼしてしまう恐れが生ずる。
しかしながらこれら特許文献1,特許文献2に開示のものは、スクリューの後端部と加熱筒との間の隙間からの材料漏れを防止するものである点で、また射出材料に加わる圧力を利用して材料漏れを防止するものではない点で、本発明とは異なっている。
その他に特許文献3,特許文献4にも射出成形機の材料漏れを防止するようになした点が開示されているが、これら特許文献3,特許文献4に開示のものも本発明とは異なったものである。
しかもそのシールリングは、射出動作の際に射出チャンバ内に充填されている射出材料に加わる圧力によってテーパ面の作用で径方向外方に押し拡げられるため、射出材料の射出チャンバからの漏れをより有効に防止することができる。
そしてこのことによって、射出材料の漏れに起因して生ずる上記の不具合を解決することが可能となる。
ここで上記のシールリングには周方向所定個所に切れ目を設けておき、その切れ目においてシールリングを径方向外方に弾性変形可能となしておくことができる。
その切れ目はシールリングの中心軸線に対して傾斜した斜めの切れ目(バイアスカット)となしておくことができる(請求項3)。
図1は、縦型射出成形機の全体構成を示したもので、同図に示しているようにこの縦型射出成形機は、射出装置10と成形装置12とを有している。
射出装置10は、押出機14と、図2に示しているように射出チャンバ15を備えた射出シリンダ16と、図中下向きの前進移動により射出チャンバ15内部に充填されているゴム材料を射出するプランジャ18と、その駆動シリンダ20とを有している。
射出装置10は、プランジャ18を下向きに前進移動させて、射出チャンバ15内のゴム材料を下方の成形金型(成形型)24に向けて射出する。
尚図1において25は型締装置22における油圧装置である。
成形金型24は、上型26と、薄板状をなす中型28と、下型30とを有しており、その内部にゴム製品を成形するためのキャビティを有している。
尚42は成形位置において上下に移動し、中型28と下型30とを熱板36,断熱板38等とともに上昇させ又は下降させる昇降板である。
第2スライド板46は配線ボックス44から更に図中左方に延び出している。
これら第1スライド板40,配線ボックス44,第2スライド板46にて構成されたスライド部材47は、進退シリンダ48にて図1中左右方向に前進及び後退運動させられる。
一方成形装置12の前部(図1中右部)にはテーブル50が設けられていて、そのテーブル50に、成形金型24における中型28と下型30とを分離するための型分離装置52が設けられている。
これら昇降部材58の上側には更に爪部材60が設けられており、かかる爪部材60が昇降部材58と一体に昇降運動させられる。
この爪部材60は、自身の上昇運動によって中型28を持ち上げて下型30から分離させる。
そしてその状態で所定時間保持することで、キャビティに注入されたゴム材料が加硫されゴム製品となる。
即ち中型28と下型30とが成形位置から型分離位置へと移動せしめられる。
図2に示しているように、プランジャ18はその先端部(図中下端部)に部分的に大径をなすヘッド68を備えている。
ここでヘッド68は、その外周面が軸方向に沿ってストレート形状をなす円柱面をなしている。
このプランジャ18は、押出機14にて可塑化されたゴム材料が射出チャンバ15内部に押し出され供給されるに従って、その圧力で図中上向きに後退移動し、そして一定ストローク後退した時点で押出機14からのゴム材料の押出し及びプランジャ18の後退移動が停止する。
本実施形態において、このシールリング72は金属製とされている。シールリング72としては砲金を好適に用い得るが、他の金属材料であっても良い。或いはまた金属材料以外の材料にてシールリング72を構成することも可能である。
ここで切れ目74はバイアスカット、即ち中心軸線に対して斜めに傾斜した切れ目となしてある。
尚シールリング72は、その外周部が部分的にヘッド68の外周面から径方向外方に突出した状態で環状溝70に装着されている。
またこれに対応して、シールリング72のプランジャ18後退側の側壁面が、同じ角度で傾斜する対応した形状のテーパ面78となしてある。
従って射出チャンバ15内部のゴム材料Gは、それらプランジャ18と射出チャンバ15内周面との間の隙間を通じて後方(図4中上方)に漏出することなく、プランジャ18の前進移動により良好に射出チャンバ15から成形金型24へと射出される。
しかもそのシールリング72は、射出動作の際に射出チャンバ15内に充填されているゴム材料Gに加わる圧力によってテーパ面76,78の作用で径方向外方に押し拡げられるため、ゴム材料Gの射出チャンバ15からの漏れをより有効に防止することができる。
そしてこのことによって、ゴム材料Gの漏れに起因して生ずる不具合を解決することが可能となる。
しかも切れ目74はシールリング72の中心軸線に対して傾斜した斜めの切れ目(バイアスカット)となしてあるため、その切れ目74を通じてのゴム材料Gの漏れを可及的に少なく抑制することができる。
15 射出チャンバ
16 射出シリンダ
18 プランジャ
24 成形金型
70 環状溝
72 シールリング
74 切れ目
76,78 テーパ面
G ゴム材料
Claims (4)
- 射出チャンバ内に充填した射出材料を、該射出チャンバの内周面に摺動可能に嵌合したプランジャの前進による射出動作によって、射出シリンダの先端部のノズルから成形型に射出して成形する射出成形機において
前記プランジャの外周面に環状溝を形成して該環状溝に、該プランジャの外周面と前記射出チャンバの内周面との間をシールする、径方向に拡開可能なシールリングを嵌込状態に且つ該シールリングが該プランジャの外周面から突出する状態に装着するとともに、
該環状溝における該プランジャの後退側の溝側面、及び対応する該シールリングの該後退側の側壁面のそれぞれに、該プランジャの径方向外方に進むにつれて該プランジャの後退方向に移行する形状のテーパ面を形成し、該プランジャの前記射出動作の際に前記射出チャンバ内の前記射出材料に加わる圧力にて前記シールリングを前記テーパ面の作用で径方向外方に押し拡げるようになしてあることを特徴とする射出成形機。 - 請求項1において、前記シールリングが金属製であることを特徴とする射出成形機。
- 請求項1,2の何れかにおいて、前記シールリングには、周方向所定個所に該シールリングを該周方向に分断して径方向外方に弾性変形させるための切れ目が入れてあり、且つ該切れ目は該シールリングの中心軸線に対して傾斜した斜めの切れ目となしてあることを特徴とする射出成形機。
- 請求項1〜3の何れかにおいて、前記射出材料がゴム材料であることを特徴とする射出成形機。
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