JP2009154154A - 処理された容器の再生に有用な汚染物質分散剤 - Google Patents

処理された容器の再生に有用な汚染物質分散剤 Download PDF

Info

Publication number
JP2009154154A
JP2009154154A JP2009046522A JP2009046522A JP2009154154A JP 2009154154 A JP2009154154 A JP 2009154154A JP 2009046522 A JP2009046522 A JP 2009046522A JP 2009046522 A JP2009046522 A JP 2009046522A JP 2009154154 A JP2009154154 A JP 2009154154A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adipate
weight
dispersant
wax
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009046522A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5537047B2 (ja
Inventor
Steven J Severtson
セヴァートソン,スティーヴン,ジェイ.
Martin J Coffey
カフィー,マーティン,ジェイ.
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ChampionX LLC
Original Assignee
Nalco Chemical Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nalco Chemical Co filed Critical Nalco Chemical Co
Publication of JP2009154154A publication Critical patent/JP2009154154A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5537047B2 publication Critical patent/JP5537047B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K23/00Use of substances as emulsifying, wetting, dispersing, or foam-producing agents
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D21/00Separation of suspended solid particles from liquids by sedimentation
    • B01D21/01Separation of suspended solid particles from liquids by sedimentation using flocculating agents
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D17/00Separation of liquids, not provided for elsewhere, e.g. by thermal diffusion
    • B01D17/02Separation of non-miscible liquids
    • B01D17/04Breaking emulsions
    • B01D17/047Breaking emulsions with separation aids
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C5/00Other processes for obtaining cellulose, e.g. cooking cotton linters ; Processes characterised by the choice of cellulose-containing starting materials
    • D21C5/02Working-up waste paper
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C5/00Other processes for obtaining cellulose, e.g. cooking cotton linters ; Processes characterised by the choice of cellulose-containing starting materials
    • D21C5/02Working-up waste paper
    • D21C5/022Chemicals therefor
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C9/00After-treatment of cellulose pulp, e.g. of wood pulp, or cotton linters ; Treatment of dilute or dewatered pulp or process improvement taking place after obtaining the raw cellulosic material and not provided for elsewhere
    • D21C9/08Removal of fats, resins, pitch or waxes; Chemical or physical purification, i.e. refining, of crude cellulose by removing non-cellulosic contaminants, optionally combined with bleaching
    • D21C9/086Removal of fats, resins, pitch or waxes; Chemical or physical purification, i.e. refining, of crude cellulose by removing non-cellulosic contaminants, optionally combined with bleaching with organic compounds or compositions comprising organic compounds
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/64Paper recycling
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S162/00Paper making and fiber liberation
    • Y10S162/04Pitch control

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
  • Paper (AREA)

Abstract

【課題】ワックス処理繊維の再生処理において、ワックス及び他の汚染物質を良好に分散させるための分散剤を提供する。
【解決手段】水、可塑剤、アニオン性分散剤、界面湿潤剤、ならびに(1)酸またはレシチンおよび必要に応じて塩基、あるいは(2)予め中和された成分のいずれか、を含有する汚染物質分散剤組成物であって、特に、可塑剤が2,2,4‐トリメチル‐1,3‐ペンタンジオールイソブチレートであり、アニオン性分散剤がナフタレンスルホネートのナトリウム塩であり、界面湿潤剤がEO/POブロック共重合体である、汚染物質分散剤組成物。
【選択図】図2B

Description

本発明は、塗工紙の再生の間に汚染物質を分散させるのに使用する組成物および方法に関するものである。ワックスは汚染物質と考えられており、ワックスの分散性は、ワックス塗工繊維の再生法の利用可能性において重要な因子である。
廃段ボール容器(OCC)は、米国において使用された再生紙のうち高い百分率比を構成しており、この大部分は、新しい容器用段ボールにされている。このように再使用の水準が高いことから、廃段ボール容器は、容器用段ボール業界において極度に重要な原材料である。ワックス処理容器は、OCCの顕著な供給源となる可能性がある。ワックス処理容器は、ワックスが塗工または含浸された段ボール容器であり、果物、農産物および他の農業産品だけでなく、バルク釘、ネジおよびベアリングボックスのような非農業製品を運搬するのにも使用されている。ワックス処理容器が繊維源として魅力がある理由は、これらが豊富であることと共に、ある種のワックス処理容器、即ちワックス処理段ボールが、典型的には新品の繊維から生産されており、使用済のワックス処理段ボール容器が高品質の繊維源となっているからである。
現在のところ、ワックス処理段ボールが再生用として受け入れられていないのは、これが過度に汚染されているものと考えられているからである。ワックス処理段ボールを再生するための試みがなされても、失敗するのは、再生プロセスの間に、放出されたワックスが機器の上と完成紙製品中とに集まり、工場の稼働性と製品の品質とに問題を生じさせるためである。工場でワックス処理容器を受入れ、要求する可能性がある点にまで、製紙工業で使用されるワックス処理OCCの水準をある程度上昇させるためには、再生工場においてワックスを制御するための新規な技術の顕著な改善がなされなければならない。
ワックスによる汚染を取り扱うための再生工業における解決方法は三重のものであった。第一の解決法は、改善された機械的プロセスによって、再生されたワックス処理容器を再離解させて、分離を助けることである。第二の解決法は、紙に最初にワックス塗工を適用する間に、塗工用添加物を使用することである。第三の解決法は、再離解性添加物を使用して、再離解プロセスを促進することである。
米国特許第4045243号 米国特許第4312701号 国際特許出願WO91/05107 米国特許第3262838号 米国特許第3287149号 米国特許第4117199号 米国特許第5539035号 米国特許第5491190号 米国特許第5658971号 米国特許第5654039号 米国特許第5541246号 EP0 568229 A1 米国特許第4643800号 米国特許第4483741号 米国特許第1628931号 米国特許第5500082号 米国特許第4518459号
効率を促進するための再生プロセスへの機械的改善(本問題に対する第一の型の解決法)としては、特許文献1に記載の超音波の使用と、特許文献2に記載の高圧の蒸気流とが挙げられる。
繊維から容易に分離可能であり、通常の洗浄装置(例えばスクリーンおよびクリーナー)によって除去可能な、より容易な再離解性塗工の開発(本問題の第二の型の解決法)は、現在進行中である。例えば、分散剤塗工添加剤が、特許文献3に一般的に記載されている。また、塗工用の多くの重合体添加剤、例えば特許文献4に開示のアクリルアミド/アクリル酸エステル共重合体が同定されている。塗工用の他の重合体添加物としては、特許文献5に開示された、スチレンの共重合生成物および1molのα−β不飽和ジカルボン酸のハーフエステル化によって生成したハーフエステル;特許文献6に開示された、ブタジエン−メチルメタクリレート共重合体ラテックス;特許文献7に開示のワックス組成物、および特許文献8、特許文献9および特許文献10に開示の種々の他の重合体塗工添加剤が挙げられる。
再離解性の塗工を生成させるのに有用な他の塗工用添加剤は、特許文献11に開示の、一層容易に再離解するホットメルト接着剤である。
第三の型の解決法(再離解プロセス用添加剤の開発)の例は、疎水性修飾された会合性重合体であり、特許文献12に開示の、疎水性基によって置換されたポリエチレンオキシド重合体;特許文献13に開示の、置換されたオキシエチレングリコール非イオン性界面活性剤および水溶性低分子量固体電解質分散剤;特許文献14に開示の泡制御用のアルキルアミンポリエーテル、および特許文献15に開示の燐酸三ナトリウムの使用が挙げられる。更に、インク除去用の再離解プロセスに対する添加剤としては、特許文献16に開示の長鎖アルコールおよび特許文献17に開示の表面活性ポリ(エーテル)が挙げられる。
必要とされているのは、ワックスおよび他の汚染物質を分散させることによって、ワックス処理繊維を有効に再生できるような、他の汚染物質分散剤組成物である。
本発明の第一の態様は、繊維スラリー中に汚染物質を分散させる方法であり、本方法は、
(A)前記スラリーを必要に応じて混合するステップ;
(B)必要に応じてこのスラリーを混合しながら、このスラリーへと汚染物質分散剤を添加するステップ;この汚染物質分散剤が、
(1)可塑剤、および必要に応じて、
(2)
(a)アニオン性分散剤
(i) 酸またはレシチンおよび必要に応じて塩基;または
(ii)予め中和された成分
のいずれかを含有する水と組み合わされている;および
(b)界面湿潤剤、必要に応じて、
(i) 酸またはレシチンおよび必要に応じて塩基;または
(ii)予め中和された成分;
のいずれかを含有する水と組み合わされている
からなる群より選ばれた一種以上の成分
を含有しており、ここで前記可塑剤が存在する唯一の成分である場合には、前記可塑剤は2,2,4−トリメチル−1,3ペンタンジオール ジイソブチレートであり;および
(C)前記繊維スラリーを混合し、前記汚染物質分散剤によって、前記繊維スラリー中に存在する汚染物質を分散させ、汚染されていない繊維の生成を生じさせるステップ
を有する。
本発明の第二の態様は、
(a)水;
(b)可塑剤;
(c)アニオン性分散剤;
(d)界面湿潤剤;および
(e)(1)酸またはレシンおよび必要に応じて塩基の組み合わせ;または
(2)予め中和された成分のいずれか
を含有する汚染物質分散剤である。
図1は、本発明の汚染物質分散剤と共に、および汚染物質分散剤なしに分散されたワックスの粒径分布測定値のプロットである。このY軸は、X軸に与えられた粒径を有する粒子によって示される全容積の百分率比である。 図2Aは、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールイソブチレートである可塑剤を四種類の異なる用量(その用量の一つはゼロである)を含有するワックスに対する、示差走査熱量計のデータのプロットである。 図2Bは、分散温度対可塑剤の用量のプロットである。
本明細書で使用する分散剤という用語は、粒子の分散に十分な高さのエネルギー障壁を生成させる薬剤を指す。分散剤は、イオン性あるいは非イオン性であってよい。分散という用語は、汚染物質の粒径を低下させ、汚染物質の凝集と堆積とを、機械の稼働性および製品品質に関する問題が顕著に減少するような点にまで防止するプロセスを示す。
本発明の第一の態様は、繊維スラリー中に汚染物質を分散させる方法であり、本方法は、
(A)必要に応じて前記スラリーを混合するステップ;
(B)必要に応じてこのスラリーを混合しながら、このスラリーへと汚染物質分散剤を添加するステップ;この汚染物質分散剤が、
(1)可塑剤、および必要に応じて、
(2)
(a)アニオン性分散剤
(i) 酸またはレシチンおよび必要に応じて塩基;または
(ii)予め中和された成分
のいずれかを含有する水と組み合わされている;および
(b)界面湿潤剤、必要に応じて、
(iii)酸またはレシチンおよび必要に応じて塩基;または
(iv)予め中和された成分;
のいずれかを含有する水と組み合わされている
からなる群より選ばれた一種以上の成分
を含有しており、ここで前記可塑剤が存在する唯一の成分である場合には、前記可塑剤は2,2,4−トリメチル−1,3ペンタンジオール ジイソブチレートであり;および
(C)前記繊維スラリーを混合し、前記汚染物質分散剤によって、前記繊維スラリー中に存在する汚染物質を分散させ、汚染されていない繊維の生成を生じさせるステップ
を有する。
分散されるべき汚染物質は、合成物あるいは天然物であってよい。天然の汚染物質には、脂肪酸、ロジン酸、脂肪酸エステルおよび石油ワックスが含まれる。合成汚染物質に含まれるものは、粘着物、インクおよび塗工用バインダーである。粘着物としては、接触接着剤、ホットメルトおよび合成ワックスが挙げられる。本発明の分散剤は広範囲の汚染物質に対して有効性を示したけれども、その分散能の主要な標的は、合成および天然の双方のワックスである。
ワックスは、類似した物理的特性を有する天然および合成製品の広汎な群に対して広く適用される総称である。これらは、常温では可塑性の固体であり、緩やかに温度が上昇すると低粘度の流体となる。ワックスの化学組成は複雑であることがあり、広範囲の分子量の化学種と官能基とを含有しており、あるいは炭化水素のみからなるある種の石油ワックスおよび合成ワックスの場合におけるように比較的に単純である場合がある。天然ワックスは、種々の源、例えば虫類、動物、野菜、鉱物および石油に由来する。合成ワックスの例としては、低分子量ポリエチレン(600ドルトンより小さい重量平均分子量)、固体ポリエチレングリコール、アミドワックス、およびフィッシャー−トロプシュワックス(低分子量ポリメチレン)が挙げられる。
特定の用途によっては、ワックス処理された段ボール容器は、パラフィンとマイクロワックスとの配合物によって、および合成ワックス、重合体および樹脂を含有する配合物によって塗工される。ポリエチレンおよびフィッシャー−トロプシュのような合成ワックスは、分岐していないアルカンからなっているという点でパラフィンワックスと類似しているが、しかし、これらは重合体材料であることから、より大きい分子量を有する傾向がある。例えば、ポリエチレンワックスは低分子量のポリエチレンからなっており、フィッシャー−トロプシュは低分子量のポリメチレンである。
本発明方法を実施できる繊維スラリーは、ワックス処理された容器の再生プロセスによって生ずる。この再生スラリーは、典型的には水、もとの容器からの繊維、および前述の合成及び/又は天然の汚染物質を含有している。再生スラリーに加えて、再離解スラリーと呼ばれる繊維スラリーがあり、これもまた水、もとの容器からの繊維、および前述した合成および/または天然汚染物質を含有している。
可塑剤は、物質が固体形から液体形への変換を受ける温度を低下させるような、あらゆるものである。可塑剤は、アジピン酸塩、例えばアジピン酸、アジピン酸ジメチル、アジピン酸ジエチル、アジピン酸ジ−n−ブチル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジ−n−ヘキシル、アジピン酸ジ(1,3−ジメチルブチル)、アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル、アジピン酸ジイソオクチル、アジピン酸ジカプリル、アジピン酸ヘプチルノニル、アジピン酸ジイソノニル、アジピン酸ジ−n−オクチル−n−デシル、アジピン酸ジイソデシル、アジピン酸ジシクロヘキシル、アジピン酸ベンジルオクチル、アジピン酸ジブトキシエチル、アジピン酸ビス(2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール モノイソブチル)、アジピン酸ビス(4−クロロブチル)およびアジピン酸ジイソヘキシル;2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールジイソブチレート、アミドエステル、アゼレート(アゼライン酸エステル)、ベンゾエート、ベンゾトリアゾール、エステル類およびエーテル類、例えば、限定はされないが、ブラシレート(ブラシル酸エステル)、カーボネート、クエン酸エステル、エポキシ化合物、グルタレート、グリセリンエステル、グリコールエステル、グリコール、グリコレート、ヘキサヒドロフタレート、炭化水素、イソブチレート、イソフタレート、イソセバシン酸エステル、ケトン、ニトロ化合物、オレイン酸エステル、パルミチン酸エステル、ペンタエリスリトールエステル、燐酸塩、亜燐酸塩、フタレート、ポリエステルおよび重合体可塑剤、ピロメリテート(ピロメリト酸エステル)、リシノリエート(リシノール酸エステル)、サリチル酸エステル、セバシン酸エステル、ステアレート、コハク酸エステル、ショ糖誘導体、スルホンアミド、スルホネート、スルホン、酒石酸エステル、テレフタレート、テトラヒドロフタレート、チアントレン、トリメリテート(トリメリト酸エステル)、およびテルペン、およびこれらの混合物、およびこれらの誘導体からなる群より選択できる。
汚染物質分散剤が可塑剤のみである場合には、この可塑剤は、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール ジイソブチレートである。本分散剤が、その中に可塑剤に加えて他の成分を含有している場合には、本可塑剤は、好ましくは2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールイソブチレートである。2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールイソブチレートは、イーストマンケミカルカンパニー(テネシー州,37660,キングスポート、100ノースイーストマンロード;(423)229−2000)から入手可能である。
可塑剤に加えて、本発明方法において有用な汚染物質分散剤は、
(a)アニオン性分散剤
〔(i) 酸またはレシチンおよび必要に応じて塩基;または
(ii) 予め中和された成分
のいずれかを含有する水と組み合わされている〕および
(b)界面湿潤剤〔必要に応じて、
(iii)酸またはレシチンおよび必要に応じて塩基;または
(iv) 予め中和された成分;
のいずれかを含有する水と組み合わされている〕
からなる群より選ばれた一種以上の成分を含有していてよい。
アニオン性分散剤は、ナフタレンスルホネート−ホルムアルデヒド縮合重合体およびリグノスルホネートからなる群より選択する。好適なアニオン性分散剤は、ナフタレンスルホンネート−ホルムアルデヒド縮合重合体である。このナフタレンスルホネート−ホルムアルデヒド縮合重合体は、約500ドルトンから約120,000ドルトンの重量平均分子量を有する。ホルムアルデヒド縮合プロセスに関与する化学によって、典型的な重合体調製物は、多数の分子量の化学種からなっており、その重量平均は、化学種の分布がいずれの方向へと向いているかを反映するであろう。どのような場合にも、単一の分子量の実体は存在せず、その分布と得られた平均分子量とが、その生成物の効率を決定する上で重要であろうことが理解される。固有粘度IVの観点からは、アニオン性重合体は、一般的には0.02〜0.05の範囲内にあり、ある場合には0.30もの高さであってよい。このアニオン性基は、ナフタレンスルホネート部分によってもたらされ、この重合体の陰イオン電荷密度を制御する。フェノール、尿素またはメラミンのような、ナフタレンスルホン酸およびホルムアルデヒドと共重合する他の縮合可能な化学種を添加することによって、この電荷密度を調整できる。このようにして、架橋したアニオン性のスルホネートへと中性または陽イオン性化学種を添加することによって、単位重量当たりの電荷を低下させることができる。アニオン性重合体上の電荷は、好ましくは一キログラム当たり2.0〜3.0等量であるが、しかし1キログラム当たり1.0等量もの低さであってよく、4.0等量もの高さであってよい。ナフタレンスルホンネート−ホルムアルデヒド縮合重合体は、ハンプシャーケミカルコーポレーション(マサチューセッツ州,02421−7994,レキシントン、スイーツ2500、45ヘイデン;(718)861−6600)から入手可能である。
「界面湿潤剤」という用語は、粒子表面を濡らし、この粒子を分散させるのに十分な高さのエネルギー障壁を引き起こすことのない薬剤を包含することを意図している。本発明の汚染物質分散剤で使用するのに適した界面湿潤剤は、エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドのブロック共重合体、ポリオキシエチレン化アルキルフェノール、ポリオキシエチレン化直鎖アルコール、ポリオキシエチレン化ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレン化メルカプタン、長鎖カルボン酸エステル、アルカノールアミド、ターシャリー アセチレングリコール、およびポリオキシエチレン化シリコーンからなる群より選択される。好適な界面湿潤剤は、エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドのブロック共重合体である(以下、「EO/PO共重合体」と呼ぶ)。
目的のEO/PO共重合体は、約2000ドルトンから約5000ドルトンの重量平均分子量と、約0〜約30%のEO含有量を有していてよい。好適なHLB値(疎水性−親水性バランス)は、約1から約8である。低いEO含有量と高い分子量構造とは、優秀な湿潤剤として知られている。例としては、ブチレンオキシド/エチレンオキシド/プロピレンオキシドを含むブロックターポリマーを挙げることができる。本発明の汚染物質分散剤に使用する好適なEO/PO共重合体は、L101EO/POブロック共重合体であり、これは10mol%のエチレンオキシドを含有し、約3600ドルトンの重量平均分子量と100%の活性成分とを有している。L101 EO/POブロック共重合体は、BASFコーポレーション(ニュージャージー州07828−1234、マウントオリーブ、3000コンチネンタルドライブノース;(800)526−1072)から入手可能である。
「酸」という用語は脂質成分を含む部分を指しており、この脂質成分は、一種以上の炭素数6またはこれよりも長いアルカン基と、酸素含有成分とを含有している。本発明の汚染物質分散剤に使用する際には、この酸は、ドデシルベンゼンスルホン酸、トリデシルベンゼンスルホン酸、およびステアリン酸を含むがステアリン酸には限定されない脂肪酸からなる群より選択される。好ましくは、酸がドデシルベンゼンスルホン酸である。
「塩基」という用語は、塩基を酸と共に使用したときに酸を中和する能力を有する部分を指している。いったん酸を選択すると、塩基の選択は、本分野の当業者の通常の知識の範囲内である。本発明の汚染物質分散剤に使用する際には、塩基は、トリエタノールアミン、水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウムからなる群より選択できる。好ましくは塩基はトリエタノールアミンである。
酸を水へと添加すると、酸は極度に低いpHをもたらす。同様に、塩基は水溶液中に高いpHをもたらす。混合物においては、酸と塩基とは反応し、カップリング剤を生成し、この水溶液はほぼ8.5のpHを有するであろう。汚染物質分散剤混合物中の本カップリング剤成分が、ワックスの粒径の低下を促進し、これがワックスの分散の成功の観点から非常に有用であることを見いだした。
また、前述したすべての調合物において、酸および塩基の組み合わせの代わりに、レシチンを使用できることを見いだした。レシチンは、ある種の燐酸エステルの総称である。レシチンは、セントラルソーヤカンパニー インコーポレーテッド(インジアナ州46801−2507、フォートウエイン、P.O.Box2507;(219)425−5230)から入手可能である。
必要に応じて塩基と組み合わせて酸またはレシチンのいずれかを添加する代わりに、予め中和した成分を添加できる。予め中和された成分は、ドデシルおよびトリデシルベンゼンのスルホネート、および油脂および脂肪酸のスルホネートからなる群より選択できる。好適な予め中和された成分は、ドデシルベンゼンまたはトリデシルベンゼンのスルホネートである。
本発明の汚染物質分散剤を調合するのに際して可能な、すべての成分の組み合わせの範囲を、重量%単位で、表Aに示す。表Aにおいては、幾つかの調合に対して、可能な各成分を広い範囲で重量%単位で示す。
Figure 2009154154
表Bにおいては、幾つかの調合について、可能な各成分について好適な広い範囲を重量%単位で示す。
Figure 2009154154
表Cにおいては、幾つかの調合について、可能な成分についてそれぞれ最も好適な広い範囲を、重量%単位で示す。
Figure 2009154154
調合9の汚染物質分散剤が、本汚染物質分散剤に対する好適な調合であり、以下のとおりである:
水:約42.9重量%
可塑剤:2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールイソブチレート:約14.3重量%
界面湿潤剤:L101EO/POブロック共重合体;100%活性成分:約14.3重量%
アニオン性分散剤:ナフタレンスルホネートのナトリウム塩:約14.3重量%
酸:ドデシルベンゼンスルホン酸:約7.1重量%;および
塩基:トリエタノールアミン:約7.1重量%
この調合組成の汚染物質分散剤は、ナルコケミカル社から製品番号97PO147の下で入手可能である。
本明細書に記載の汚染物質分散剤は、処理すべき特定の繊維スラリーに対して適合する用量で適用する。どの程度の量の処理を利用するのかを決定する上で重要な因子は、処理すべきプロセス流中に存在することが知られている汚染物質の量である。汚染物質の各単位に対して、汚染物質分散剤の量は約0.1単位から約1単位の範囲内であり、好ましくは汚染物質の各単位に対する汚染物質分散剤の量は約0.25である。
繊維スラリーに対する汚染物質分散剤中の成分の添加の態様は重要ではない。この成分は、装置内の一転で一度に一種の汚染物質分散剤製品を添加するために予め配合でき、あるいは装置内の複数の点で添加するために予め配合できる。更に、汚染物質分散剤中の各成分は装置へと別々に供給できる。
再生プロセス中に汚染物質を処理して汚染物質の干渉を減少させることは、本明細書に記載の処理によって二つの方法のいずれかによって達成できる。汚染物質は、十分に分散されて繊維から完全に解離させ始めることができるか、あるいは汚染物質は繊維中に保持されるが、しかし処理の結果として粒径を低下させることができる。
繊維スラリーの混合は、汚染物質分散剤を有効なものとするために必要である。混合に十分な剪断力は、パルプおよび製紙プロセスそれ自体によって与えられる。例えば、リファイナから、再離解機から、攪拌機から、およびファンポンプから与えられる。従って、混合は、プロセス間の特定の機械的工程の結果であるか、あるいはプロセスに内在する流動条件から発生し得るものである。この混合は、繊維スラリーへと汚染物質分散剤を添加した後に生じさせなければならない。必要に応じて、繊維スラリーは、汚染物質分散剤を添加する前にも、および繊維スラリーへと汚染物質分散剤を添加している間にも、混合できる。繊維スラリーは、繊維スラリーへと汚染物質分散剤を添加する前、添加している間および添加後に混合することが好ましい。
汚染物質を分散させるために汚染物質分散剤を使用した後には、本汚染物質分散方法は、
(D)前記スラリーから汚染されていない繊維を分離する
ことに拡張できる。
前記スラリーからの前記の汚染されていない繊維の分離を容易にするために、凝固剤、ベントナイトおよびコロイダルシリカからなる群より選ばれた化合物を、汚染物質を一層容易に凝集させるために添加できる。凝集した汚染物質はスラリーから除去することが容易であり、凝集した汚染物質を除去することは、汚染されていない繊維を前記スラリーから分離するのを容易にする一つの方法である。本発明方法で有用な凝固剤としては、特にみょうばん、ポリアルミニウムクロリド、または陽イオン性重合体、例えばポリ(アミン/エピクロルヒドリン)縮合重合体、ポリエチレンイミン、ポリ(アミノアミド/エピクロルヒドリン)縮合重合体、ポリ(ジアリルジメチルアンモニウム クロリド)、およびグリコシル酸塩化されたアクリルアミド/ジアリルジメチルアンモニウムクロリド共重合体が挙げられるが、これらには限定されない。
汚染物質分散剤を使用して汚染物質を分散させ、前記の汚染されていない繊維を前記スラリーから分離した後に、本汚染物質分散方法は、
(E)前記の汚染されていない繊維を回収する
ことにまで拡張できる。
汚染されていない繊維の回収は、本分野の当業者に知られている技術を使用して達成できる。
次の実施例は、本発明の好適な実施形態および有用性を説明するために提示したものであり、本明細書に添付した請求の範囲において特に断らない限りは、本発明を制限することを意図するものではない。
実施例1
汚染物質分散剤の有効性を測定するために、次の手順を利用した。3グラムの漂白クラフト乾燥ラップ繊維、250mlの硬化蒸留水(275.4ppmのCaCl・2HO;231ppmのMgSO・7HO;231ppmのNaHCO)および汚染物質分散剤を、ジャケット付きミキサー(エバーバックコーポレーション;ミシガン州48106−1024、アンアーバー、505サウスメープルストリート、P.O.Box1024:800−422−2558)中で混合し、125°F(51.7℃)の温度で平衡させた。次いで、粉砕した「Amoco」(イリノイ州60601−7125、シカゴ、2000イーストランドルフドライブ:(312)856−6111)「Eskar Wax R−35」(約131°F(55℃)の融点を有する石油ワックス)の試料(100±1mg)を添加し、ミキサーを高速で6分間稼働させた。次いで、発生した繊維−ワックススラリーを、9.0cmの「Reeve Angel」等級230の濾紙(ホワットマンインコーポレーテッド:ニュージャージー州07014、クリフトン、9ブライドウオールパレス:800−441−6555)を通して濾過し、ハックモデル2100A濁度計(ハックカンパニー:コロンビア州80539、ラブランド、P.O.Box 389:800−277−4224)を使用して濾液の濁度を測定した。幾つかの製品の試験からの種々の化学物質−ワックス比率についての濁度の測定値を、表1に示す。化学物質のみからの濁度の寄与に対して、バックグラウンド較正を行った。濁度の水準が高いのは、分散の水準が一層高いことに対応している。また、表1は、分散剤の組み合わせに対する結果を示している。これらのデータが示すところでは、ナフタレンスルホネートとEO/PO共重合体の組み合わせによって、個々の化学物質よりも良好な性能が(添加したワックスを分散させる際の効率および有効性の点で)得られており、この組み合わせに対して2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール ジイソブチレートを導入することによって、試験した化学物質のうち最良の性能が得られた。
Figure 2009154154
注1:イリノイ州ネイパービルのナルコケミカル社から入手可能
注2:ハンプシャーケミカル社から「DAXAD 16」の商標名の下に入手可能
注3:イリノイ州ネイパービルのナルコケミカル社から入手可能
注4:イリノイ州ネイパービルのナルコケミカル社から入手可能
注5:イリノイ州ネイパービルのナルコケミカル社から入手可能
注6:イリノイ州ネイパービルのナルコケミカル社から入手可能
注7:イリノイ州ネイパービルのナルコケミカル社から入手可能
注8:イリノイ州ネイパービルのナルコケミカル社から入手可能
実施例2
次の方法も利用して、汚染物質分散剤処理の有効性を測定した。250mlの硬化蒸留水(275.4ppmCaCl2・2H2O、231ppmMgSO4・7H2O、231ppmNaHCO3)および汚染物質分散剤を、ジャケット付きミキサー(エバーバック社)中で混合し、125°F(51.7℃)の温度へと平衡させた。次いで、石油ワックスを塗工した容器用段ボール紙の試料を添加し、ミキサーを6分間運転した。断面積約1インチ×1インチの板を、溶融したワックス混合物(200°F(93.3℃)に加熱)中へと浸漬することによって塗工板試料を製造し、ワックス混合物は、127〜150°F(52.8〜65.6℃)の範囲内の融点を有する、種々の供給源(アモコ、シェブロン(カリフォルニア州94105、サンフランシスコ、575マーケットストリート:415−894−7700)、コノコ(テキサス州77079、ヒューストン、600 ノースデイリーアシュフォード:281−293−1000)、エクソン(テキサス州75039、アービング、5959ラスコリナスブールバード;972−444−1000)、モービル(バージニア州22037、フェアファックス、3225ガロウズロード:703−846−3000))からの20%含浸ワックスと80%飽和ワックスとを含有している。これらの断面に対する塗工水準は、段ボール板400mgに対して約300〜400mgであった。次いで、この混合物中に生成した繊維−ワックススラリーを、9.0cmの「Reeve Angle」等級230濾紙(ホワットマンインコーポレーテッド)を通して濾過し、この濾液の一部(100ml)を100mlのプロパノールと合わせ、10分間混合し、予め秤量した0.45μmの濾過膜(ゲルマンサイエンス社、ミシガン州48103−9019、アンアーバー、600サウスワーグナーロード:313−665−0651)を通過させた。次いで、この試料を終夜乾燥し、秤量した。フーリエ変換赤外分光分析の示すところによれば、回収した試料は、試料中へと導入されたワックスから主として構成されていた。表3は、化学物質によって分散された添加ワックスの百分率比を、ワックス1g当たりの処理グラム数で示される処理濃度の関数として報告する。結果は、±7%の偏差を有しているものと見積もられる。分散剤Aは、約20%の固形物濃度を有する従来のワックス処理である。この活性成分は、アルコキシル化されたアルカノールアミドである。分散剤Bは、EO/POブロック共重合体と、ナフタレンスルホネート(固形分40%)との組み合わせであり、43%の固形分濃度を有する。分散剤Cは、EO/POブロック共重合体、ナフタレンスルホン酸(固形分40%)および2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールイソブチレートの等質量混合物であり、43%の固形分濃度を有する。ワックスの分散の水準は
ワックス分散率(%)=(2.5×0.45μmの濾過膜上に回収されたワックスの質量)×100/(添加したワックスの質量)
として報告する。
このデータの示すところでは、分散剤Bは、従来のワックス処理である分散剤Aを大きく上回った。更に、分散剤Bの性能は、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールイソブチレートを添加することによって更に向上した(分散剤C)。
Figure 2009154154
実施例3
温度を例外として、実施例2に記載したのと同じ手順を用いた。表3は、115°F(46.1℃)、135°F(57.2℃)および145°F(62.8℃)での結果を示す。これらの結果が示すところによれば、温度を上昇させることによって分散剤の性能が向上し、既に有効な分散剤(分散剤B)に対して2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールイソブチレートを添加して調合物(分散剤C)を製造すると、ワックスの融点より上および融点より下の双方において、ワックスが、より顕著に分散される。
Figure 2009154154
Figure 2009154154
Figure 2009154154
実施例4
分散剤の有効性を測定する他の方法は、本明細書に記載するクーポン堆積試験法である。洗浄した「テフロン」(登録商標)クーポンを予め秤量し、ジャケット付きミキサー(エバーバック社)の頂部に固定した。次いで、250ミリリットルの硬化蒸留水(275.4ppmCaCl・2HO、231ppmのMgSO・7HO、231ppmのNaHCO)と汚染物質分散剤とを添加し、125°F(51.7℃)で平衡させた。次いで、約100mgのワックスを塗工した漂白クラフト紙片を添加し、ミキサーを6分間運転した。次いで、クーポンを除去し、蒸留水によって洗浄し、あらゆる堆積していないワックスを除去し、吊るして乾燥させた。「テフロン」(登録商標)クーボン上に堆積したワックスの乾燥重量を、
%堆積=(堆積したワックスの重量)×100/(添加したワックスの重量)
として報告した。
表4および表5は、段ボール容器を塗工するのに使用されている三種類の市販のワックスについて、種々の温度でのワックス堆積試験の結果を示す。「Amoco Eskar R-35」および「Chevron Saturating wax 2」は、パラフィンワックスを含有しており、添加剤はないかあるいは少量である。「Conoco Supercote (登録商標)4/5」は、多量の重合体添加剤を含有するカーテン塗工ワックスである。表4は、分散剤を添加していない場合における試験結果を列記しており、表5は、分散剤Cをワックス1グラム当たり1グラム処理の水準で添加したときの値を示す。
また、これらの表は、分散試験の結果を示す。この手順において、250mlの硬化蒸留水(275.4ppmCaCl・2HO、231ppmMgSO・7HO、231ppmNaHCO)と汚染物質分散剤とを、ジャケット付きミキサー(エバーバック社)中で混合し、選択した温度で平衡させた。次いで、200mgのワックスの試料を添加し、ミキサーを6分間運転した。次いで、この混合物中で生じた繊維−ワックススラリーを、9.0cmの「Reeve Angel 」230 等級の濾紙(ホワットマン社)を通して濾過し、この炉液の一部を使用して濁度測定を行った。他の部分(100ml)を100mlのプロパノールと合わせて10分間混合し、予め秤量した0.45μmの濾過膜(ゲルマンサイエンス社)を通して濾過した。次いで、この試料を終夜乾燥し、秤量した。ワックス分散の水準は、
ワックス分散(%)=2.5×(0.45μmの濾過膜上に回収されたワックスの質量)×100/(添加したワックスの質量)
として報告する。
再び、表4には分散剤が存在しない場合の性能を示し、表5には、200mgの分散剤Cが存在するときの分散結果を列記する。これらの結果が示すところによれば、所与の温度で主としてパラフィンワックスからなる材料に対しては、分散剤Cによって分散を顕著に促進できた(この材料を破壊し、堆積を防止できた)。高水準の添加剤を含有する材料に対しては、やはり分散剤Cによって分散性が向上する。しかし、この材料に対する更に大きな寄与は堆積の防止である。
Figure 2009154154
Figure 2009154154
実施例5
本処理によるワックス処理の安定性を、次のようにして試験した。500mlの硬化蒸留水(275.4ppmCaCl・2HO、231ppmMgSO・7HO、231ppmNaHCO)および汚染物質分散剤(処理試験をしたとき)を、2個の250mlのジャケット付きミキサー(エバーバック社)中で混合し、145°F(62.8℃)の温度へと平衡させた。次いで、シェブロン飽和ワックス2の150mgの試料を各ミキサーへと添加し、このミキサーを6分間運転した。次いで、この生成したワックス分散剤を2500mlの100°F(37.8℃)の硬化蒸留水(275.4ppmCaCl・2HO、231ppmのMgSO・7HO、231ppmNaHCO)と3000mlのビーカー内で合わせ、約2分間混合した。300mlの試料を引き出し、これを9.0cmの「Reeve Angel」等級230の濾紙(ホワットマン社)に通して濾過し、これを200mlのイソプロパノールと合わせ、この試料を10分間混合し、これを予め秤量した0.45μmの濾過膜(ゲルマンサイエンス社)を通過させて分析した。次いで、この試料を終夜乾燥し、秤量した。次いで、残留した試験していない試料の一部を、温度100°F(37.8℃)の温度浴中に配置された2000mlのアーレンマイヤーフラスコに移し、塗工し、ブリットジャープロペラ(ペーパーリサーチマテリアル社、ワシントン州98166−3268、シアトル、2828サウスウエスト 171ストリート:(206)−248−2058)を使用して500rpmで混合した。次いで、試料を抽出し、定期的なベースで分析した。表6は、分散剤が存在しない場合と、分散剤Bおよび分散剤Cがワックス1g当たり2gの濃度で存在する場合とにおける安定性を示す。この結果が示すところによれば、分散剤Cを用いて得られた分散性は、分散剤Bを用いて得られた分散性、および分散剤が存在しない場合に得られた分散性に比べて、著しく高い安定性を示した。
Figure 2009154154
実施例6
汚染物質分散剤を、次のようにしても試験した。2リットルの硬化蒸留水(275.4ppmCaCl・2HO、231ppmMgSO・7HO、231ppmNaHCO)を135°F(57.2℃)へと予め加熱し、温度制御された英国製のディスインテグレーターへと添加した。各々1グラムのEO/PO共重合体、ナフタレンスルホネート、および2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールジイソブチレートの配合物を添加し(添加したワックスのほぼ100%を分散させるのに十分なほど)、30秒間混合した。次いで、1つの塗工された試料板と、24gの切断された段ボール板(約1インチ×1インチ)を添加し、英国性ディスインテグレーターを25分間運転した(約77,500回転)。塗工した試料板を製造するために、約1インチ×1インチの板切片を、溶融したワックス混合物(200°F(93.3℃)に加熱)中へと浸漬させ、ワックス混合物は、融点が127〜150°F(52.8℃〜65.6℃)で変動する種々の源(アモコ社、シェブロン社、コノコ社、エクソン社、モービル社)からの20%含浸ワックスと80%飽和ワックスとを含有している。これらの切片の塗工水準は、段ボール板400mg当たり約300〜400mgである。この試料を135°F(57.2℃)に維持し、250mlのアリコートを400mlのプラスチック製の三つ口ビーカーへと試験のために移した。ブリットジャー(ペーパーリサーチマテリアル社)を500rpmの混合速度で使用し、次の混合順序に従って、シリンジを用いて凝固剤処理剤を紙料試料中へと混合した。
Figure 2009154154
この手順の直後に、試料を「Reeve Angel 230」濾紙(ホワットマン社)を使用して濾過し、この濾液の濁度を測定した。結果は、
濁度減少度=[濁度(ブランク)−濁度(試料)]/濁度(ブランク)
として算出した濁度減少度として報告する。
種々の凝固剤に対して0.80より大きい濁度減少度値を達成するのに必要な用量(ワックス1g当たりの重合体活性成分のグラム数)を、表7に示す。すべての処理は、汚染物質に対する従来の凝固剤による処理である。このデータの示すところによれば、いったん材料が分散されると、(例えば)凝固剤の添加によって材料を除去できる。
Figure 2009154154
実施例7
汚染物質分散剤の効率の試験方法は、汚染物質を含有する組成物に対してこの汚染物質分散剤を適用し、この汚染物質の粒径分布を測定することである。有効な汚染物質分散剤の指標は、この粒径分布が狭くなり、粒径が好ましくは1.25μmより小さくなることである。
図1において、線2は、「Amoco(登録商標) ( R−35)」含浸ワックスを、何も使用せずに分散させたときの粒径分布を示す。
図1において、線1は、好適な式の汚染物質分散剤を用いて分散させたときの粒径分布を示す。
図2Aにおいては、示差走査熱量計を使用して、四種類の異なる用量の可塑剤を添加した「Amoco(登録商標) ( R−35)」含浸ワックスの融点の低下を示す。
図2Bにおいては、可塑剤の分散温度対用量のプロットを示し、ワックスの分散温度の減少の最大値は約8℃であることが分かった。こうした示された融点の低下は、ワックスの溶融/分散に可塑剤が有効であることを示す。

Claims (4)

  1. (a)水;
    (b)可塑剤;前記可塑剤が、アジピン酸、アジピン酸ジメチル、アジピン酸ジエチル、アジピン酸ジ−n−ブチル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジ−n−ヘキシル、アジピン酸ジ(1,3−ジメチルブチル)、アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル、アジピン酸ジイソオクチル、アジピン酸ジカプリル、アジピン酸ヘプチルノニル、アジピン酸ジイソノニル、アジピン酸ジ−n−オクチル−n−デシル、アジピン酸ジイソデシル、アジピン酸ジシクロヘキシル、アジピン酸ベンジルオクチル、アジピン酸ジブトキシエチル、アジピン酸ビス(2,2,4−トリメチル−1,3−ベンタンジオール モノイソブチル)、アジピン酸ビス(4−クロロブチル)、アジピン酸ジイソヘキシル、アゼレート、ベンゾエート、ベンゾトリアゾール、ブラシレート、クエン酸エステル、グルタル酸エステル、グリセリンエステル、グリコールエステル、グリコール、グリコレート、ヘキサヒドロフタレート、イソフタレート、イソセバシン酸エステル、2,2,4−トリメチル−1,3ペンタンジオール ジイソブチレートを含むが限定はされないイソブチレート、オレイン酸エステル、パルミチン酸エステル、ペンタエリスリトールエステル、フタレート、ピロメリテート、リシノリエート、サリチル酸エステル、セバシン酸エステル、ステアリン酸エステル、コハク酸エステル、酒石酸エステル、テレフタレート、テトラヒドロフタレートおよびトリメリテートからなる群より選択されている:
    (c)アニオン性分散剤;
    (d)界面湿潤剤;および
    (e)(1)酸またはレシチンおよび必要に応じて塩基の組み合わせ;または
    (2)予め中和された成分
    のいずれかを含有する汚染物質分散剤。
  2. 水:42.9重量%
    2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールイソブチレートである可塑剤:14.3重量%
    「L101」EO/POブロック共重合体(100%活性成分)である界面湿潤剤:14.3重量%
    ナフタレンスルホネートのナトリウム塩であるアニオン性分散剤:14.3重量%
    ドデシルベンゼンスルホン酸である酸:7.1重量%;および
    トリエタノールアミンである塩基:7.1重量%
    からなる、請求項1記載の汚染物質分散剤。
  3. 水:42.9重量%
    2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールイソブチレートである可塑剤:14.3重量%
    「L101」EO/POブロック共重合体(100%活性成分)である界面湿潤剤:14.3重量%
    ナフタレンスルホネートのナトリウム塩であるアニオン性分散剤:14.3重量%;および
    レシチン:14.2重量%
    からなる、請求項1記載の汚染物質分散剤。
  4. 水:42.9重量%
    2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールイソブチレートである可塑剤:14.3重量%
    「L101」EO/POブロック共重合体(100%活性成分)である界面湿潤剤:14.3重量%
    ナフタレンスルホネートのナトリウム塩であるアニオン性分散剤:14.3重量%;および
    予め中和された成分:14.2重量%
    からなる、請求項1記載の汚染物質分散剤。
JP2009046522A 1998-03-16 2009-02-27 処理された容器の再生に有用な汚染物質分散剤 Expired - Lifetime JP5537047B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/039,863 US6113738A (en) 1998-03-16 1998-03-16 Use of additives to breakdown and stabilize wax during fiber recycle
US09/039,863 1999-02-26
US09/258,627 US6248793B1 (en) 1998-03-16 1999-02-26 Contaminant dispersants useful in recycling of treated containers
US09/258,627 1999-02-26

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000536476A Division JP2002506929A (ja) 1998-03-16 1999-03-03 処理された容器の再生に有用な汚染物質分散剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009154154A true JP2009154154A (ja) 2009-07-16
JP5537047B2 JP5537047B2 (ja) 2014-07-02

Family

ID=21907727

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009046522A Expired - Lifetime JP5537047B2 (ja) 1998-03-16 2009-02-27 処理された容器の再生に有用な汚染物質分散剤

Country Status (5)

Country Link
US (2) US6113738A (ja)
JP (1) JP5537047B2 (ja)
KR (1) KR100660948B1 (ja)
AR (1) AR015242A1 (ja)
CL (1) CL2008002591A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69917759T2 (de) * 1998-03-16 2004-09-23 Nalco Co., Naperville Bei recycling von behandelten behältern nützliche verunreinigungs-dispergierungsmittel
DE19959826A1 (de) * 1999-12-10 2001-06-28 Stockhausen Chem Fab Gmbh Verfahren zur Verminderung und/oder Vermeidung von Ablagerungen von Holzinhaltsstoffen
US20020111457A1 (en) * 2000-12-18 2002-08-15 Wei Li Reaction products of melamine and derivatives thereof
KR100470171B1 (ko) * 2002-08-31 2005-02-05 김정만 자동차 에어클리너의 구성부재 및 그 제조방법
US8088723B2 (en) * 2008-10-30 2012-01-03 The Clorox Company Polyaluminum compositions
US7637271B1 (en) 2008-10-30 2009-12-29 The Clorox Company Polyaluminum compositions
AU2009314033B2 (en) * 2008-11-12 2015-04-16 Archer Daniels Midland Company Lecithin and plasticizer compositions and methods
US10294376B2 (en) * 2008-11-12 2019-05-21 Archer Daniels Midland Company Lecithin and plasticizer compositions and methods
EP4263936A1 (en) * 2020-12-17 2023-10-25 Kemira OYJ Use of an anionic lignin-carbohydrate complex as a dispersing agent and method for pulp manufacturing

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60104589A (ja) * 1983-06-10 1985-06-08 ダイアモンド・シャムロック・プロセス・ケミカルス・リミテッド 2次繊維の浄化方法
JPS6220503A (ja) * 1985-07-19 1987-01-29 Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co Ltd 乳化重合法
JPH02292350A (ja) * 1989-05-08 1990-12-03 Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co Ltd ワックス系水性エマルジョンおよびその製造方法
JPH0665882A (ja) * 1992-08-20 1994-03-08 New Oji Paper Co Ltd 再生パルプの処理方法
JPH08232182A (ja) * 1995-02-28 1996-09-10 Minolta Co Ltd 複写トナー用脱墨液
JPH09110616A (ja) * 1995-10-12 1997-04-28 Permachem Asia Ltd 製紙用スライム防除剤
JPH09194419A (ja) * 1996-01-22 1997-07-29 Kurita Water Ind Ltd オルソフタルアルデヒドの安定化溶液
JPH09268492A (ja) * 1996-03-27 1997-10-14 Rengo Co Ltd 耐水剤及びそれを用いた耐水紙
JPH10175809A (ja) * 1996-12-19 1998-06-30 Nagase Kasei Kogyo Kk 工業用殺菌組成物

Family Cites Families (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1628931A (en) * 1926-09-13 1927-05-17 Renard Inc Process for treating waxed and printed papers
US2993800A (en) * 1957-09-06 1961-07-25 Kerr Mc Gee Oil Ind Inc Wax-in-water emulsions and process for their preparation
US3287149A (en) * 1963-01-22 1966-11-22 Interchem Corp Repulpable printed paper having water resistant coating
US3262838A (en) * 1963-04-04 1966-07-26 Interchem Corp Repulpable coated paper
US3537990A (en) * 1968-05-08 1970-11-03 Allied Chem Method for the removal of suspended matter in waste water treatment
US3822178A (en) * 1971-08-11 1974-07-02 Wright Chem Corp Process for repulping waxed paper using a water soluble nonionic emulsifier
JPS49119452A (ja) * 1973-03-16 1974-11-14
US4045243A (en) * 1975-05-19 1977-08-30 Riverbank Laboratories, Inc. Carbon paper recycling system
US4075118A (en) * 1975-10-14 1978-02-21 The Procter & Gamble Company Liquid detergent compositions containing a self-emulsified silicone suds controlling agent
JPS5341511A (en) * 1976-09-27 1978-04-15 Oji Paper Co Production of moisture and water proof paper
US4125476A (en) * 1977-03-10 1978-11-14 Dean Ralph R Paint spray booth composition
US4518459A (en) * 1979-11-13 1985-05-21 Economics Laboratory, Inc. Methods of deinking secondary fibers
US4643800A (en) * 1979-11-13 1987-02-17 Diamond Shamrock Chemicals Company Methods of decontaminating secondary fiber
US4312701A (en) * 1980-11-07 1982-01-26 Hydro-Thermal Corporation Method for defibrating waste paper and dispersing contaminants
US4483741A (en) * 1982-08-10 1984-11-20 Economics Laboratory, Inc. Low-foaming, pH sensitive, alkylamine polyether surface active agents and methods for using
DE3412763A1 (de) * 1984-04-05 1985-10-17 Henkel Kgaa Mittel zur koagulierung von lacken, wachsen und beschichtungsmitteln
GB8608148D0 (en) * 1986-04-03 1986-05-08 Procter & Gamble Liquid cleaner
CA1316300C (en) * 1988-07-19 1993-04-20 Richard N. Van Oss Method for pacifying stickies in paper
WO1991005107A1 (en) * 1989-10-03 1991-04-18 Michelman, Inc. Repulpable hot melt paper coating and methods
US5209823A (en) * 1989-10-05 1993-05-11 Nalco Chemical Company Water-soluble dispersant which aids in the dispersion of polyester fibers during the preparation of a wet-laid nonwoven fiber mat
DE4025729A1 (de) * 1990-08-14 1992-02-20 Henkel Kgaa Verwendung von molybdaenverbindungen zur lack-koagulierung
CA2091272A1 (en) * 1992-04-28 1993-10-29 David D. Dreisbach Methods for controlling the deposition of organic contaminants in pulp and papermaking processes
ATE183083T1 (de) * 1992-11-18 1999-08-15 Fujisawa Pharmaceutical Co Pharmazeutische zubereitung mit verlängerter wirkung
US5342483A (en) * 1992-12-10 1994-08-30 Magnetic Separation Engineering, Inc. Process for deinking paper using water-soluble alcohols
US5500082A (en) * 1993-04-26 1996-03-19 North Carolina State University Deinking of xerographic printed wastepaper using long chain alcohol
US5837383A (en) * 1993-05-10 1998-11-17 International Paper Company Recyclable and compostable coated paper stocks and related methods of manufacture
US5491190A (en) * 1993-07-22 1996-02-13 S. C. Johnson & Son, Inc. Repulpable hot melt polymer/fatty acid compositions for fibrous products
US5716925A (en) * 1993-08-04 1998-02-10 Colgate Palmolive Co. Microemulsion all purpose liquid cleaning compositions comprising partially esterified, fully esterified and non-esterified polyhydric alcohol and grease release agent
US5403392A (en) * 1993-08-04 1995-04-04 Ennis Herder, Inc. High solids aqueous dispersions of hydrophobizing agents
US5415739A (en) * 1993-11-18 1995-05-16 Nalco Chemical Company Detackification agent for adhesives found in paper fiber furnishes
AU677468B2 (en) * 1994-02-02 1997-04-24 Hercules Incorporated Felt conditioner for deinked recycled newsprint papermaking systems
US5539035A (en) * 1994-10-12 1996-07-23 The Mead Corporation Recyclable wax-coated containers
US5541246A (en) * 1994-10-24 1996-07-30 Arizona Chemical Company Repulpable hot melt adhesives
US5658971A (en) * 1995-05-31 1997-08-19 Dallas Enviro-Tek International, Inc. Coating composition
US5780415A (en) * 1997-02-10 1998-07-14 Colgate-Palmolive Company Stable microemulsion cleaning composition
US5939376A (en) * 1997-09-25 1999-08-17 Colgate Palmolive Company Liquid cleaning compositions containing an organic ester foam control agent
US5985816A (en) * 1998-04-17 1999-11-16 Dotolo Research Ltd. Heavy oil remover

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60104589A (ja) * 1983-06-10 1985-06-08 ダイアモンド・シャムロック・プロセス・ケミカルス・リミテッド 2次繊維の浄化方法
JPS6220503A (ja) * 1985-07-19 1987-01-29 Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co Ltd 乳化重合法
JPH02292350A (ja) * 1989-05-08 1990-12-03 Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co Ltd ワックス系水性エマルジョンおよびその製造方法
JPH0665882A (ja) * 1992-08-20 1994-03-08 New Oji Paper Co Ltd 再生パルプの処理方法
JPH08232182A (ja) * 1995-02-28 1996-09-10 Minolta Co Ltd 複写トナー用脱墨液
JPH09110616A (ja) * 1995-10-12 1997-04-28 Permachem Asia Ltd 製紙用スライム防除剤
JPH09194419A (ja) * 1996-01-22 1997-07-29 Kurita Water Ind Ltd オルソフタルアルデヒドの安定化溶液
JPH09268492A (ja) * 1996-03-27 1997-10-14 Rengo Co Ltd 耐水剤及びそれを用いた耐水紙
JPH10175809A (ja) * 1996-12-19 1998-06-30 Nagase Kasei Kogyo Kk 工業用殺菌組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP5537047B2 (ja) 2014-07-02
US6248793B1 (en) 2001-06-19
KR100660948B1 (ko) 2006-12-26
AR015242A1 (es) 2001-04-18
CL2008002591A1 (es) 2008-12-26
US6113738A (en) 2000-09-05
KR20010040967A (ko) 2001-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5537047B2 (ja) 処理された容器の再生に有用な汚染物質分散剤
AU606247B2 (en) Antifoam based on oil-in-water emulsion
DE60017223T2 (de) Schaumregulierungsmittel auf Basis von Silikon
JP6251382B2 (ja) バイオディーゼル系エマルジョン脱泡剤及びその製造方法
US5431853A (en) Modified silicone oil-in-water emulsion defoaming agent and defoaming method using it
FI74084C (fi) Hydrofobisk kiseldioxid eller silikat, blandningar som innehaoller av dessa och foerfaranden foer framstaellning och anvaendning av dem.
WO2012152810A1 (de) Öl-in-wasser-emulsionen
EP1509304A1 (en) Silicone dispersions
BR0312832B1 (pt) agentes de remoção de espuma e/ou de desgaseificação.
WO2012095393A1 (de) Öl-in-wasser-emulsionen
JPH0368401A (ja) 消泡剤
US6548558B2 (en) Contaminant dispersants useful in recycling of treated containers
CN114341432A (zh) 在结构化片材制造应用中改进织物离型的方法
US5283002A (en) Antifoam/defoamer composition and method of use thereof in aqueous systems
JPH10508909A (ja) 繊維製品のリサイクル
MXPA00007934A (en) Contaminant dispersants useful in recycling of treated containers
JP4373561B2 (ja) 高級アルコ−ル系エマルション消泡剤
WO2007064606A1 (en) Methods for reducing wax content of pulp furnish
CA2116681C (en) Defoamer composition
SU1136824A1 (ru) Состав дл пеногашени
KR0168496B1 (ko) 제지용 오염방지 조성물
Holmberg Role of surfactants in water-borne coatings
KR20010002968A (ko) 터핀계 오일 및 계면활성제를 이용한 수용성 세정제
JPS6253203B2 (ja)
WO2007051632A2 (en) Surfactant precursor

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090513

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120703

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121002

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130402

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130710

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20130719

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20130823

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140425

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5537047

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term