JP2009154086A - 排ガス浄化触媒 - Google Patents

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Abstract

【課題】排ガス中に含まれるPMを効率良く浄化できる排ガス浄化触媒を提供する。
【解決手段】内燃機関から排出される排ガス中に含まれる粒子状物質の浄化に用いられる排ガス浄化触媒であって、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類金属、遷移金属、及び貴金属よりなる群から選ばれる少なくとも2種の元素を含む複合酸化物からなる連鎖燃焼触媒と、この連鎖燃焼触媒の表面に担持され、且つアルカリ金属、アルカリ土類金属、貴金属、及び遷移金属よりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属からなる着火触媒と、から構成され、前記排ガス浄化触媒の比表面積が、10m/g〜35m/gであることを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、排ガス浄化触媒に関し、特に、ディーゼルエンジンから排出される排ガス中に含まれる粒子状物質を効率良く浄化できる排ガス浄化触媒に関する。
ディーゼルエンジンから排出される排ガス中には、粒子状物質(particulate matter、以下PMという。)が含まれていることが知られている。このPMの浄化には、ディーゼル微粒子除去装置(diesel particulate filter、以下DPFという。)やキャタライズドスートフィルタ(catalyzed soot filter、以下CSFという。)が用いられている。通常、PMの燃焼には550℃〜650℃もの高温を必要とすることから、再生技術や添加剤等の付加技術を用いてPM燃焼を強制的に行っているのが現状である。CSFのように触媒を用いてもあまり低温化できない理由としては、低温で着火できる触媒を用いた場合であっても、触媒比表面積値が適切でないことにより、PMと触媒との接触効率が悪い結果、燃焼が広がる速度(以下、連鎖燃焼速度という。)が低いことが挙げられる。
例えば、多孔質酸化物と、多孔質酸化物に担持された貴金属と、多孔質酸化物に担持されたアルカリ金属と、を含む触媒層をフィルタ基材上に形成し、アルカリ金属をフィルタ基材1リットル当たり0.6モル以上担持させたことを特徴とするPM浄化用触媒が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このPM浄化用触媒によれば、多量のアルカリ金属を担持させることにより、PMとアルカリ金属との接触確率が向上し、300℃以下の低温でもPMを酸化できるとされている。
また、白金族金属及びアルカリ土類金属酸化物の混合物からなる触媒を担持させたディーゼル排気粒子用フィルタが提案されている(例えば、特許文献2参照)。このディーゼル排気粒子用フィルタによれば、フィルタに捕捉された煤粒子(PM)を、低温で酸化できるとされている。
また、平均細孔径が20〜40μmの細孔を有するセル隔壁の表面及び細孔内表面に、平均粒径が1μm以下の第1担体と、平均粒径がセル隔壁の平均細孔径の1/20〜1/2の範囲にある第2担体と、触媒金属と、を含む触媒層を形成し、触媒層は第2担体が存在する部分と存在しない部分とを有し、且つ触媒層の表面が凹凸形状となっていることを特徴とする排ガス浄化フィルタ触媒が提案されている(例えば、特許文献3参照)。この排ガス浄化フィルタ触媒では、第2担体は、細孔径が20μm以下の細孔内に入り難く、セル隔壁表面あるいは細孔径が大きな細孔内に偏在する。このため、PMが凸部に衝突して捕集され易くなり、触媒金属との接触確率が高まる結果、PM浄化能を向上させることができるとされている。
また、内燃機関から排出されるエンジン始動直後の低温排気ガスの浄化において、排気ガスの上流側に酸素貯蔵・放出能を有する触媒を配置するとともに、その下流側に炭化水素吸着・浄化能を有する触媒を配置することを特徴とする排気ガス浄化方法が提案されている(例えば、特許文献4参照)。この排気ガス浄化方法によれば、下流側の触媒が炭化水素を脱離・浄化する際に、上流側の触媒から下流側の触媒に酸素を供給することにより、吸着したコールドHCが脱離する際のHC浄化効率を、著しく向上・維持できるとされている。さらには、従来の触媒よりも耐久性が向上し、特に高温耐久後においても優れた低温活性、特に優れたHC浄化活性が得られるとされている。
また、内燃機関の排気管内に、電子供与性及び/又は二酸化窒素の吸収及び放出作用を有する物質と貴金属とを含む触媒層を、担体上に担持してなる低温着火性触媒体と、炭化水素吸着能を有する吸着層を担体上に担持してなる吸着体と、を備える排ガス浄化システムが提案されている(例えば、特許文献5参照)。この排ガス浄化システムによれば、自動車等の内燃機関から放出される排ガス中の有害物質、特にガソリンエンジンのコールドスタート時に大量に放出されるHCを効果的に浄化することができるとされている。
また、ディーゼルエンジンの排気ガス経路内に、触媒化ディーゼルパティキュレートフィルタとともに収容され、触媒化ディーゼルパティキュレートフィルタよりも上流側に配設される軽油燃焼用酸化触媒であって、白金をγ−Al/La混合担体に担持させてなる触媒成分を担持した耐熱性3次元構造体からなることを特徴とする軽油燃焼用酸化触媒が提案されている(例えば、特許文献6参照)。この軽油燃焼用酸化触媒では、100m/g〜250m/gもの大きな比表面積を有する触媒材料が用いられている。このため、軽油を酸化・燃焼させて生じた高温ガスにより、触媒化ディーゼルパティキュレートフィルタに補集したPM(煤等)を低温領域においても酸化・燃焼でき、且つ耐熱性及び耐久性に優れた軽油燃焼用酸化触媒を提供できるとされている。
特開2007−190459号公報 特開昭60−235620号公報 特開2004−105792号公報 特開2000−42368号公報 特開平9−872号公報 特開2004−290827号公報
しかしながら、従来技術では、PMと触媒との接触効率を高めるべく細孔の小さな高比表面積触媒が用いられているため、着火点数が多く存在しており、PMの着火性は優れるものの、燃焼としては小規模に留まる結果、全体の燃焼としては効率が良くないという問題があった。
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、排ガス中に含まれるPMを効率良く浄化できる排ガス浄化触媒を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために、PMの低温着火性のみならずPMの連鎖燃焼性にも着目して鋭意研究を重ねた。その結果、低温着火が可能な触媒を用いるとともに、触媒の比表面積を所定の範囲内に調整することにより、排ガス中に含まれるPMを低温領域から効率良く浄化できることを見出し、本発明を完成するに至った。より具体的には、本発明は以下のようなものを提供する。
請求項1記載の発明は、内燃機関から排出される排ガス中に含まれる粒子状物質の浄化に用いられる排ガス浄化触媒であって、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類金属、遷移金属、及び貴金属よりなる群から選ばれる少なくとも2種の元素を含む複合酸化物からなる連鎖燃焼触媒と、この連鎖燃焼触媒の表面に担持され、且つアルカリ金属、アルカリ土類金属、貴金属、及び遷移金属よりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属からなる着火触媒と、から構成され、前記排ガス浄化触媒の比表面積が、10m/g〜35m/gであることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記排ガス浄化触媒の比表面積が、12m/g〜30m/gであることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、X線光電子分光法により測定される前記排ガス浄化触媒の表面における前記着火触媒の金属元素濃度が、10mol%以上であることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、X線光電子分光法により測定される前記排ガス浄化触媒の表面における前記着火触媒の金属元素濃度が、10mol%〜20mol%であることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記着火触媒が、アルカリ金属の中から選ばれる少なくとも1種の金属からなることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、前記着火触媒が、Na、K、及びCsよりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属からなることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、前記連鎖燃焼触媒が、ペロブスカイト型複合酸化物、スピネル型複合酸化物、ルチル型複合酸化物、デラフォサイト型複合酸化物、マグネトプランバイト型複合酸化物、イルメナイト型複合酸化物、及びフルオライト型複合酸化物よりなる群から選ばれる少なくとも1種の複合酸化物からなることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、前記連鎖燃焼触媒が、Na、K、Cs、Pt、Pd、Rh、Ir、及びRuよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を含む複合酸化物からなることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、前記連鎖燃焼触媒が、La、Nd、Y、Sc、Hf、Ca、Sr、及びBaよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を含む複合酸化物からなることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、前記連鎖燃焼触媒が、多原子価元素を含む複合酸化物からなることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、前記連鎖燃焼触媒が、V、Cr、Mn、Fe、Co、Cu、Nb、Ta、Mo、W、Ce、Pr、Sm、Eu、Tb、及びYbよりなる群から選ばれる少なくとも1種の多原子価元素を含む複合酸化物からなることを特徴とする。
請求項12記載の発明は、前記着火触媒が、前記連鎖燃焼触媒を構成する複合酸化物中に含まれる元素が表面に溶出してメタル化することにより形成されたものであることを特徴とする。
PMと触媒との反応は固体−固体反応であり、触媒との接触状態が良好でないPMは燃焼し難い。この点、触媒及びDPFの表面構造を複雑化して比表面積を大きくすることにより、PMと触媒との接触状態を改良する試みが従来からなされてはいるものの、そもそもPMと触媒との反応が固体−固体反応であるため、PMと触媒との接触状態の改良は容易ではない。しかも、PMと触媒との接触状態を向上させるための触媒比表面積の増加は、細孔に進入できずに触媒と接触できないPMの割合を増加させるうえ、細孔内での局所的且つ小規模な燃焼を増加させる結果、DPFに堆積したPM燃焼の非効率化を招いている。
この点、本発明によれば、低温でPMを着火できる触媒を用いるとともに、比表面積値が適切な範囲内に制御された触媒を用いているため、PMを低温で着火できるうえ、燃焼の広がり(連鎖燃焼)を大規模なものとできる結果、低温領域におけるPMの燃焼効率を大きく向上させることができる。また、低温領域におけるPM燃焼効率を大きく向上できるため、触媒の劣化を抑制することもできる。
さらには、優れた低温着火性、及び優れた連鎖燃焼効果により、温度が200℃以上と比較的高温となる中負荷運転領域において、PMの連続的な燃焼が可能となり、強制再生頻度の低減や再生システムレス化が可能となる。また、PMの燃焼効率を向上させることができるため、必要となる触媒量も少なくて済むことから、高価な貴金属の使用量を低減でき、低コスト化が可能となる。また、触媒をコーディングしたDPF(CSF)の圧力損失を低く抑えることができるため、例えば自動車としての高出力化や燃費性の向上が可能となる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態に係る排ガス浄化触媒は、内燃機関から排出される排ガス中に含まれる、カーボンを主成分とする粒子状物質の浄化に用いられ、連鎖燃焼触媒と、この連鎖燃焼触媒の表面に担持された着火触媒と、から構成されることを特徴とする。即ち、PMの着火を主目的とする着火触媒と、PM燃焼の広がりを主目的とする連鎖燃焼触媒との組み合わせからなることを特徴とする。
本実施形態に係る排ガス浄化触媒は、上記着火触媒が、上記連鎖燃焼触媒を構成する元素が触媒表面に溶出してメタル化することにより形成されたものであることが好ましい。
これにより、連鎖燃焼触媒に着火触媒を担持させる手間が省け、連鎖燃焼触媒と、この連鎖燃焼触媒の表面に担持された着火触媒と、から構成される排ガス浄化触媒を容易に調製することができる。
ここで、本発明における「表面に担持」とは、着火触媒が連鎖燃焼触媒の表面上に存在する状態のみならず、着火触媒を構成する金属粒子の一部分が連鎖燃焼触媒の内部に存在する状態も含まれる。
また、本実施形態に係る排ガス浄化触媒は、優れた連鎖燃焼性を確保すべく、その比表面積が10m/g〜35m/gの範囲内に制御されていることを特徴とする。排ガス浄化触媒の比表面積値をこの範囲内に制御することにより、低温着火したPMの連鎖燃焼が可能となり、PM燃焼効率を向上させることができる。比表面積値が10m/g未満である場合には、PMと触媒との接触効率が低下し、優れた低温着火性が得られない。一方、比表面積値が35m/gを超える場合には、細孔に進入できずに触媒と接触できないPMの割合が増加するうえ、細孔内での局所的且つ小規模な燃焼が増加する結果、DPFに堆積したPM燃焼の非効率化を招くため好ましくない。排ガス浄化触媒のより好ましい比表面積値は、12m/g〜30m/gの範囲内である。
[連鎖燃焼触媒]
連鎖燃焼触媒としては、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類金属、遷移金属、及び貴金属よりなる群から選ばれる少なくとも2種の元素を含む複合酸化物からなる触媒が用いられる。複合酸化物を用いることにより、適切な比表面積値に制御可能であるうえ、優れた耐熱性を有する排ガス浄化触媒が得られる。複合酸化物の中でも、ペロブスカイト型複合酸化物、スピネル型複合酸化物、ルチル型複合酸化物、デラフォサイト型複合酸化物、マグネトプランバイト型複合酸化物、イルメナイト型複合酸化物、及びフルオライト型複合酸化物よりなる群から選ばれる少なくとも1種の複合酸化物が好ましく用いられる。これらの結晶構造を有する複合酸化物を用いることにより、優れた耐熱性を有する排ガス浄化触媒が得られる。
連鎖燃焼触媒は、Na、K、Cs、Pt、Pd、Rh、Ir、及びRuよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を含む複合酸化物からなることが好ましい。アルカリ金属であるNa、K、Cs、貴金属であるPt、Pd、Rh、Ir、Ruは、酸化物としては不安定であり、メタル化することにより酸素を放出する特性を有する。このため、連鎖燃焼触媒として、これらの元素を含む複合酸化物を用いた場合には、これらの元素が複合酸化物の表面に溶出して露出し、メタル化することにより着火触媒を形成することができる。
連鎖燃焼触媒は、La、Nd、Y、Sc、Hf、Ca、Sr、及びBaよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を含む複合酸化物からなることが好ましい。これらの元素は、価数変化がなく、イオン半径が比較的大きいことから、これらの元素を含む複合酸化物を用いることにより、構造安定性に優れた排ガス浄化触媒が得られる。
また、多原子価元素を含む複合酸化物からなる連鎖燃焼触媒を用いることが好ましい。具体的には、V、Cr、Mn、Fe、Co、Cu、Nb、Ta、Mo、W、Ce、Pr、Sm、Eu、Tb、及びYbよりなる群から選ばれる少なくとも1種の多原子価元素を含む複合酸化物からなる連鎖燃焼触媒が好ましく用いられる。多原子価元素を含む複合酸化物は、原子の価数の変化が生じ易く、価数の変化の際に酸素の吸放出を伴う。このため、上記の多原子価元素を含む複合酸化物を用いることにより、PMの燃焼に不可欠な酸素を吸放出できる排ガス浄化触媒が得られ、PM燃焼効率をさらに向上させることができる。また、上述したような活性元素の複合酸化物中からの溶出という観点からも、多原子価元素を含む複合酸化物を用いることが好ましい。
[着火触媒]
上記連鎖燃焼触媒の表面に担持される着火触媒としては、アルカリ金属、アルカリ土類金属、貴金属、及び遷移金属よりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属からなる着火触媒が用いられる。これらの金属からなる着火触媒によれば、PMを低温着火でき、PM燃焼効率を向上させることができる。これらのうち、アルカリ金属の中から選ばれる少なくとも1種からなる着火触媒が好ましく用いられる。また、アルカリ金属の中でも、Na、K、及びCsよりなる群から選ばれる少なくとも1種からなる着火触媒が用いられる。
本実施形態に係る排ガス浄化触媒では、X線光電子分光法により測定される、排ガス浄化触媒の表面における着火触媒の金属元素濃度が、10mol%以上であることが好ましい。排ガス浄化触媒の表面における着火触媒の金属元素濃度が、10mol%未満である場合には、十分なPMの低温着火性が得られない。より好ましくは、表面における着火触媒の金属元素濃度が、10mol%〜20mol%の範囲内である。表面における着火触媒の金属元素濃度が、20mol%を超えてもそれ以上の効果は得られず、コストの上昇にも繋がるため好ましくない。
本実施形態に係る排ガス浄化触媒の製造方法については、特に限定されず、従来公知の製造方法が採用される。連鎖燃焼触媒の表面に着火触媒が担持され、比表面積が適切な範囲内であるものが製造できればよい。例えば、各種金属の硝酸塩を所定のモル比で配合して適量の蒸留水に溶解させた後、リンゴ酸等の酸成分を添加して均一に混合し、所定温度で所定時間の予備焼成、本焼成を行うことにより、本実施形態に係る排ガス浄化触媒が得られる。
本実施形態に係る排ガス浄化触媒は、ディーゼルエンジン等の内燃機関の排気系に配置され、内燃機関から排出される排ガス中に含まれる、カーボンを主成分とする粒子状物質の浄化に好適に用いられる。具体的には、本実施形態に係る排ガス浄化触媒は、ウォールフロー型のDPFやスルーフロー型のDPFに担持されて用いられる。
本実施形態に係る排ガス浄化触媒の作用効果について説明する。本実施形態に係る排ガス浄化触媒10の模式図を図1に示す。また、従来の排ガス浄化触媒20の模式図を図2に示す。図2に示されるように、従来の排ガス浄化触媒20では、PM21と排ガス浄化触媒20との接触状態を向上させるために、排ガス浄化触媒20の比表面積を増加させていることから、細孔22内に進入できずに排ガス浄化触媒20と接触できないPM21の割合が多い。また、細孔22内には少量のPM11しか進入できないため、着火点23が発生しても細孔22内での局所的且つ小規模な連鎖燃焼24しか生じない結果、PM燃焼効率の低下を招いている。
これに対して、本実施形態に係る排ガス浄化触媒10は、図1に示されるように、適切な比表面積値を有しているため、細孔12内にPMが進入し易い表面構造となっている。このため、細孔12内に進入できるPM11の量が従来に比して多く、進入した多量のPM11は、細孔12内で密集して存在している。このため、細孔12内でPM11が排ガス浄化触媒10と効率良く接触して着火点13が発生すると、着火したPM11から隣接する多量のPM11へと連鎖燃焼14が大規模に生じる結果、PM燃焼効率が向上する。
以下、本発明の実施例について詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
<着火触媒:K、連鎖燃焼触媒:La0.80.2MnO(ペロブスカイト構造)>
市販の試薬である硝酸ランタン、硝酸カリウム、硝酸マンガンを、モル比で8:2:10となるように秤量し、それぞれの硝酸塩を適量の蒸留水に溶解させて混合し、混合溶液A1とした。ランタンの原子価を3、カリウムの原子価を1、マンガンの原子価を4と仮定し、混合溶液A1中のランタンイオン、カリウムイオン、及びマンガンイオンの価数量論と等しくなるように、2価と仮定したリンゴ酸を秤量した後、蒸留水に溶解させた溶液を溶液B1とした。混合溶液A1と溶液B1とを均一に混合した後、350℃×2Hrで予備焼成を行った後、550℃×5hrで本焼成を行い、触媒C1を得た。この触媒C1とPMとを、1:20(質量比)で混合した。
[実施例2]
実施例1における混合溶液A1中のランタンイオン、カリウムイオン、及びマンガンイオンの価数量論の1/2のリンゴ酸を秤量し、本焼成の温度を650℃とした以外は、実施例1と同様の操作を行い、触媒C2を得た。この触媒C2とPMとを、1:20(質量比)で混合した。
[比較例1]
市販の試薬である酢酸ランタン、酢酸カリウム、酢酸マンガンを、モル比で8:2:10となるように秤量し、それぞれの酢酸塩を適量の蒸留水に溶解させて混合し、混合溶液A3とした。混合溶液A3を均一に混合した後、350℃×2Hrで予備焼成を行った後、850℃×5hrで本焼成を行い、触媒C3を得た。触媒C3とPMとを1:20(質量比)で混合した。
[比較例2]
市販の試薬である硝酸ランタン、酢酸カリウム、酢酸マンガンをモル比で8:2:10となるように秤量し、それぞれの硝酸塩を適量の蒸留水にて溶解させてできた溶液を混合溶液A4とした。混合溶液A4を均一に混合した後、350℃×2Hrで予備焼成を行った後、750℃×5hrで本焼成を行い、触媒C4とした。触媒C4とPMとを、1:20(質量比)で混合した。
[比較例3]
本焼成の温度を950℃とした以外は、比較例2と同様の操作を行い、触媒C5を得た。触媒C5とPMとを1:20(質量比)で混合した。
[比較例4]
市販の試薬である硝酸ランタン、硝酸カリウム、硝酸マンガンをモル比で8:12:10となるように秤量し、それぞれの硝酸塩を最終的に残存する触媒重量がγアルミナに対して30質量%となるように、蒸留水で溶解させた溶液を混合溶液A6とした。BET表面積値が150m/gであるγAlの細孔を混合溶液A6で満たし、200℃で一昼夜乾燥後、800℃×5hrで仮焼し、γAl細孔内でin−situ合成して、触媒C6を得た。
[比較例5]
BET表面積値が100m/gであるγAlの細孔を、上記混合溶液A6で満たし、200℃で一昼夜乾燥後、800℃×5hrで仮焼し、γAl細孔内でin−situ合成して、触媒C7を得た。
<PM燃焼性能>
実施例及び比較例で得られた各触媒について、いずれも初期状態におけるPM燃焼性能の評価を行った。PM燃焼性能の評価は、以下に示す測定条件に従って実施した。具体的には、TG/DTA分析装置を用い、図3に示されるように、最も燃焼速度が最大となる温度をTmaxと定義し、タイトコンタクトモード(接触性が高い状態)でのTmaxをTTCmax、ルーズコンタクトモード(接触性が低い状態)でのTmaxをTLCmaxとして燃焼性能の指標とした。また、燃焼開始温度(着火温度を表し、具体的にはTG曲線の初期直線から1%以上下回ったときの温度)をTig、TigとTTCmaxとの差をΔTと定義し、着火性能及び連鎖燃焼性能の指標とした。
測定装置:TG/DTA(島津製、DTG−50H)
昇温条件:10℃/min
雰囲気:Dry Air
流量:100ml/min
タイトコンタクト(TC)法:乳鉢内にて乳棒で10min混合
ルーズコンタクト(LC)法:乳鉢内にてスパチュラで10min混合
<比表面積(BET表面積)>
比表面積(BET表面積)の測定は、以下に示す測定条件に従って実施した。具体的には、調製した触媒粉末について、以下の装置を用い、N沸点温度にてNを吸着させることで求めた。
測定装置:ユアサアイオイオニクス(株) NOVA2000
吸着ガス:N
<表面元素組成>
X線光電子分光法(XPS)による表面元素組成分析は、以下に示す測定条件に従って実施した。
測定装置:島津製作所(株)ESCA3400
X線源:Mg−Kα(1253.6eV)
測定軌道:K 2p、 La 3d、 Mn 2p、 O 1s
[評価結果]
<PM燃焼性能>
実施例及び比較例で得られた各触媒について、比表面積、表面におけるK元素比、TTCmax、TLCmax、Tig、及びΔTを求めた結果を表1に示す。
Figure 2009154086
表1に示されるように、実施例1のTTCmaxが376℃、実施例2のTTCmaxが388℃であり、比較例1〜4と比較しても低温であることから、本実施例の触媒は高い浄化性能を有していると言える。また、実施例1の低温着火性を示すTigが264℃、実施例2のTigが286℃である。これは、触媒表面のKの濃度が実施例1では15mol%、実施例2では22mol%であり、PMを着火させるのに十分な濃度であるためと考えられる。また、連鎖燃焼速度を示すΔTは、実施例1が112℃、実施例2が102℃である。これは、実施例1の比表面積が19m/g、実施例2の比表面積が13m/gと、連鎖燃焼に最適な値であるため、Kによって低温着火した後、連鎖燃焼が大規模に発生した結果、連鎖燃焼速度が高まったためであると考えられる。また、TLCmaxも、実施例1が451℃、実施例2が450℃であり、比較例1〜4と比較して低温であることから、低温着火性と連鎖燃焼性の効果は、タイトコンタクト又はルーズコンタクトいずれの接触度合いにおいても有効であることが確認された。
比較例1では、Tigが279℃であり、実施例1及び2とほぼ同等であるにも関わらず、TTCmaxが実施例1及び2に比して70℃ほど高温の445℃である。また、比較例1のΔTが、実施例1の112℃や実施例2の102℃に比して50℃ほど高温の166℃となっている。これは、比表面積が10m/gを下回る7m/gと小さいことから、279℃で着火しているにも関わらず、連鎖燃焼が進行せずに燃焼が広がっていないためであると考えられる。
比較例2では、TTCmaxが455℃であり、比較例1とほぼ同等であるにも関わらず、Tigは比較例1に比して36℃高温の315℃である。これは、比較例1の表面K濃度が20mol%であるのに対して、比較例2の表面K濃度が4mol%と低いために、比較例1よりも着火性が劣り、着火が遅れたためであると考えられる。一方、比較例2のΔTは、比較例1に比して26℃低温の140℃である。これは、比較例1の比表面積値が7m/gであるのに対して、比較例2の比表面積値は10m/gと大きいことから、連鎖燃焼速度が大きかったためであると考えられる。
比較例3は、他の実施例及び比較例の中で、TTCmax、TLCmax、Tigの値が最も高温である。これは、表面K濃度が3mol%と低く、比表面積も3m/gと低いことから、高温でないと着火しないうえに、連鎖燃焼速度が小さいためであると考えられる。
比較例4及び5では、比表面積値がそれぞれ65m/g、37m/gであり、比表面積値が他の実施例及び比較例の中で最も大きな値である。TTCmaxはそれぞれ497℃、452℃であり、実施例1及び2に比して高温である。これは、比表面積値が適正値から外れるため、PMの局所的且つ小規模な燃焼が増加する結果、連鎖的な燃焼速度が低下したためであると考えられる。
以上の結果をもとに、比表面積とΔTとの関係を図4に示した。また、触媒表面K濃度とTigとの関係を図5に示した。ここで、例えば自動車等の内燃機関から排出される排気ガス中のPMを捕集、且つ燃焼させることを考えたとき、PMの燃焼熱量とフィルタの耐熱性との関係より、PMの限界捕集量は、ハニカム体積1L当たり10g程度(10g/L)であることが分かっている。つまり、10g/L以上のPMを燃焼させると、燃焼するときの状態にもよるが、PMの燃焼熱により、フィルタにクラックが生じたり、フィルタが溶損したり、フィルタの構造が破壊されてしまう。よって、PM燃焼触媒には、最大10g/LのPMを速やかに燃焼させることが求められる。そして、10g/LのPMを燃焼させることを考えたとき、ΔTは140℃以下であることが必要であることが分かった。従って、図4に示されるように、連鎖燃焼速度を表すΔTは、比表面積に依存し、比表面積の値が10m/g〜35m/gの範囲内であるときに、140℃以下のΔTが得られることが分かった。ΔTは触媒ロットの違いで不純物の影響により、等しい比表面積でも、15%程度の誤差を有することが分かっており、この誤差を考慮し、ΔTが15%高くなった場合でもΔTが140℃以下となる12m/g〜30m/gの範囲内であることがさらに好ましい。
また、図5に示されるように、低温着火性を示すTigは、触媒表面K濃度に依存し、触媒表面K濃度が10mol%以上であるときに、Tigが最も低温化するため、好ましいことが分かった。また、触媒表面K濃度が20mol%を超えても、Tigの値はほぼ一定であることから、低コスト化の観点から、触媒表面K濃度が10mol%〜20mol%の範囲内であることがより好ましいことも分かった。
本実施形態に係る排ガス浄化触媒を説明するための模式図である。 従来の排ガス浄化触媒を説明するための模式図である。 PM燃焼性能評価を説明するための図である。 比表面積とΔTとの関係を示す図である。 触媒表面K濃度とTigとの関係を示す図である。
符号の説明
10、20 排ガス浄化触媒
11、21 PM
12、22 細孔
13、23 着火点
14、24 連鎖燃焼

Claims (12)

  1. 内燃機関から排出される排ガス中に含まれる粒子状物質の浄化に用いられる排ガス浄化触媒であって、
    アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類金属、遷移金属、及び貴金属よりなる群から選ばれる少なくとも2種の元素を含む複合酸化物からなる連鎖燃焼触媒と、
    この連鎖燃焼触媒の表面に担持され、且つアルカリ金属、アルカリ土類金属、貴金属、及び遷移金属よりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属からなる着火触媒と、から構成され、
    前記排ガス浄化触媒の比表面積が、10m/g〜35m/gであることを特徴とする排ガス浄化触媒。
  2. 前記排ガス浄化触媒の比表面積が、12m/g〜30m/gであることを特徴とする請求項1記載の排ガス浄化触媒。
  3. X線光電子分光法により測定される前記排ガス浄化触媒の表面における前記着火触媒の金属元素濃度が10mol%以上であることを特徴とする請求項1又は2記載の排ガス浄化触媒。
  4. X線光電子分光法により測定される前記排ガス浄化触媒の表面における前記着火触媒の金属元素濃度が10mol%〜20mol%であることを特徴とする請求項1から3いずれか記載の排ガス浄化触媒。
  5. 前記着火触媒が、アルカリ金属の中から選ばれる少なくとも1種の金属からなることを特徴とする請求項1から4いずれか記載の排ガス浄化触媒。
  6. 前記着火触媒が、Na、K、及びCsよりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属からなることを特徴とする請求項1から5いずれか記載の排ガス浄化触媒。
  7. 前記連鎖燃焼触媒が、ペロブスカイト型複合酸化物、スピネル型複合酸化物、ルチル型複合酸化物、デラフォサイト型複合酸化物、マグネトプランバイト型複合酸化物、イルメナイト型複合酸化物、及びフルオライト型複合酸化物よりなる群から選ばれる少なくとも1種の複合酸化物からなることを特徴とする請求項1から6いずれか記載の排ガス浄化触媒。
  8. 前記連鎖燃焼触媒が、Na、K、Cs、Pt、Pd、Rh、Ir、及びRuよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を含む複合酸化物からなることを特徴とする請求項1から7いずれか記載の排ガス浄化触媒。
  9. 前記連鎖燃焼触媒が、La、Nd、Y、Sc、Hf、Ca、Sr、及びBaよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を含む複合酸化物からなることを特徴とする請求項1から8いずれか記載の排ガス浄化触媒。
  10. 前記連鎖燃焼触媒が、多原子価元素を含む複合酸化物からなることを特徴とする請求項1から9いずれか記載の排ガス浄化触媒。
  11. 前記連鎖燃焼触媒が、V、Cr、Mn、Fe、Co、Cu、Nb、Ta、Mo、W、Ce、Pr、Sm、Eu、Tb、及びYbよりなる群から選ばれる少なくとも1種の多原子価元素を含む複合酸化物からなることを特徴とする請求項1から10いずれか記載の排ガス浄化触媒。
  12. 前記着火触媒が、前記連鎖燃焼触媒を構成する複合酸化物中に含まれる元素が表面に溶出してメタル化することにより形成されたものであることを特徴とする請求項1から11いずれか記載の排ガス浄化触媒。
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