JP2009153740A - 皮膚清浄用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】軟便等の肌に付いた汚れの拭き取り性に優れ、肌にやさしい皮膚清浄用シートを提供すること。
【解決手段】本発明の皮膚清浄用シートは、非イオン性界面活性剤0.1〜10重量%及び水80〜99.9重量%を含有する水系洗浄剤が、不織布1重量部に対し1〜10重量部になるように含浸されてなり、前記不織布は、第1の繊維としてセルロース系繊維30〜65重量%、第2の繊維としてポリエステル系繊維又はポリアセタール繊維15〜60重量%、第3の繊維として公定水分率が1重量%以上である合成繊維又は半合成繊維5〜35重量%を含むスパンレース不織布であり、該不織布は凹凸又は開孔部を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、不織布に水系洗浄剤が含浸された皮膚清浄用シートに関する。
赤ちゃんや被介護者の使い捨ておむつ等の交換時に、おしりや排泄部に付いた便や尿等の汚れを拭き取るため、ウェットタイプの使い捨てのシートである所謂おしり拭き用シートが汎用されている。また、排便後や生理用ナプキン交換時に排泄部の清浄用として、更にはメイク落とし用として洗浄剤が含浸されたウェットタイプのシートも知られている。
特に使い捨ておむつの交換時において、おしり拭き用のシートの便の拭き取り性ついて、多くの母親は不満を感じている。拭き取りにくいと感じる便は、ベタベタの糊状の軟便、水様便、下痢便、大量に広がった便、肌にこびりついて固まった便、などである。ベタベタの軟便や水様便、下痢便では便の色が肌につき、何回拭いても色が取りきれず、またゴシゴシと擦ると赤くなって痛がることにより、拭き取りにくさを感じている。また、こびりついた便はゴシゴシ擦っても取れないことにより、拭き取りにくさを感じている。便の拭き残しがあるとカブレ等の原因になることもあり、拭き取りにくいという不満があるものの、おしり拭き用シートを何枚も使って、取れるまで何回も擦り取ることをしている。
そのため、含浸させる液剤に保湿効果のある成分を用いて皮膚への影響を少なくしたり、不織布を選択したりすることで拭き取り性を向上させる提案がなされている。例えば、特許文献1では、皮膚に対する清拭力を向上させ、清拭後の皮膚に保湿効果を与えるため、不織布に水中油剤エマルジョンを含浸させることや、拭き取り機能のために凹凸模様を設けることが記載されている。
また、特許文献2には、レーヨン繊維と親水化ポリエチレンテレフタレート繊維及び熱溶融性樹脂からなる繊維ウェブとが三次元的に交絡された不織布に、水中油分散型エマルジョンを含浸させたウェットティッシュが記載されている。しかし、これらのウェットティッシュを用いても、便の拭き取り性においては、改善の余地があった。特に、軟便や肌についた便の色を拭き取ることに関して、満足すべきものは提供されていない。
特開2004−261440号公報 特開2006−345997号公報
したがって本発明の目的は、軟便等の肌に付いた汚れの拭き取り性に優れ、肌にやさしい皮膚清浄用シートを提供することにある。
本発明は、非イオン性界面活性剤0.1〜10重量%及び水80〜99.9重量%を含有する水系洗浄剤が、不織布1重量部に対し1〜10重量部になるように含浸されてなり、前記不織布は、第1の繊維としてセルロース系繊維30〜65重量%、第2の繊維としてポリエステル系繊維又はポリアセタール繊維15〜60重量%、第3の繊維として公定水分率が1重量%以上である合成繊維又は半合成繊維5〜35重量%を含むスパンレース不織布であり、該不織布は凹凸又は開孔部を有する皮膚清浄用シートを提供することにより、前記目的を達成したものである。
本発明の皮膚清浄用シートは、軟便等の肌に付いた汚れの拭き取り性に優れ、肌にやさしく、使用感に優れるものである。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照して説明する。
図1には、本発明の実施形態としてのおしり拭き用シートが示されている。図2は、図1におけるII−II線断面の一部拡大図である。図1に示すように、おしり拭き用シート1は、不織布で構成され、不織布全体に凸部2および凹部3が形成されている。
おしり拭き用シート1には、非イオン性界面活性剤0.1〜10重量%及び水80〜99.9重量%を含有する水系洗浄剤が、不織布1重量部に対し1〜10重量部になるように含浸されている。
水系洗浄剤に含有させる非イオン性界面活性剤としては、水系での使用であること及び肌に付いた便の色の拭き取り性を考慮すると、HLB8〜16のものが好ましく、HLB10〜14のものがより好ましい。
なお、HLBとは親水性−親油性のバランス(Hydrophile−Lypophile Balance)を示す指標であり、本発明においては小田・寺村らによる次式を用いて算出した値を用いている。
HLB=(Σ無機性値/Σ有機性値)×10
該非イオン性界面活性剤としては、通常の洗浄剤組成物に用いられるものであれば特に制限されないが、特に次の一般式(1)で表されるポリエチレングリコール高級脂肪酸エステル、次の一般式(2)で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテルが、皮膚に対する刺激がより低く、肌に付いた便の色の拭き取り性が高いため、好ましい。
R1COO-(CH2CH2O)n-H (1)
(式中、R1COは炭素数4〜30の飽和又は不飽和のアシル基を示し、nは重量平均で1〜50の数を示す)
式中、R1COは炭素数4〜30の飽和又は不飽和のアシル基を示し、特に炭素数10〜22のもの、例えばカプリノイル基、ラウロイル基、ミリストイル基、パルミトイル基、ステアロイル基が好ましい。また、nは重量平均で1〜50の数を示し、特に10〜30が、肌に付いた便の色の拭き取り性がより高くなるので好ましい。
R2O-(CH2CH2O)n-H (2)
(式中、R2は炭素数4〜30の飽和又は不飽和のアルキル基を示し、nは重量平均で1〜50の数を示す)
式中、R2は炭素数4〜30の飽和又は不飽和のアルキル基を示し、特に炭素数12〜18のもの、例えばラウリル基、ミリスチル基、パルミチル基、ステアリル基、オレイル基が好ましい。また、nは重量平均で1〜50の数を示し、特に4〜10が、肌に付いた便の色の拭き取り性がより高くなるので好ましい。
この非イオン性界面活性剤は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、水系洗浄剤には、使用感触と肌に付いた便の色の拭き取り性を向上させる目的で多価アルコール又はグリコールエーテルを配合することができる。多価アルコールとしては、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、イソプレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビトール等が挙げられ;グリコールエーテルとしては、例えばエチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル等が挙げられる。
これらのうち、特にエチレングリコール、プロピレングリコール、イソプレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ソルビトール、ジエチレングリコールモノエチルエーテルが、使用感触の点から好ましく、更にプロピレングリコール、ジプロピレングリコールが、洗浄力(肌に付いた便の色の拭き取り性)及び低刺激性の点から好ましい。
これらの多価アルコール及びグリコールエーテルは、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
水系洗浄剤には、前記必須成分のほか、通常の洗浄剤組成物に用いられる成分、例えば保湿剤、殺菌剤、防腐剤、キレート剤、電解質物質、薬効剤、色素、香料、酸化防止剤、pH調整剤等を、本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。
また、水系洗浄剤には、スキンケア剤として、ショウキョウエキス、ユーカリエキス、チューベロースエキス、チョウジエキス、ユズエキス、メマツヨイグサエキス、サクラエキス、オクラエキス、ハマメリスエキス、アロエエキス、ヨーグルトエキス、ダイズエキス、シャクヤクエキス、カミツレエキス、クロレラエキス、キイチゴエキス、グレープフルーツエキス、アボガドエキス、ビルベリー葉エキス、オドギリソウエキス、ももの葉エキス、トレハロース、タンニン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、ポリグルタミン酸、合成セラミド、等を使用することができる。
水系洗浄剤における非イオン性界面活性剤の濃度は0.1〜10重量%、特に0.3〜5重量%、更に0.5〜3重量%とするのが、肌に付いた便の色の拭き取り性や、べたつき、ヌメリ等の感等の使用感触の観点で好ましい。また、多価アルコール又はグリコールエーテルの濃度は、洗浄力(肌に付いた便の色の拭き取り性)、使用感触及び系の安定性の面から、1〜30重量%、特に2〜20重量%、更に5〜15重量%とするのが好ましい。また、水の濃度は、べたつき、ヌメリ等の感等の使用感触の観点から、好ましくは、80〜99.9重量%、特に好ましくは85〜99.7重量%、更に好ましくは90〜99.5重量%である。
水系洗浄剤に非イオン性界面活性剤を含むことにより、軟便等の肌の汚れの拭き取り性が良好となる。便の拭き取り状態を確認する際は、主に肌に付いた便の色及びおしり拭き用シートに付いた便の色を目安とするが、水系洗浄剤に非イオン性界面活性剤を含むことにより、便の色を支配するビリルビン(胆汁色素)の拭き取り性が良好となる。したがって、おしり拭き用シートで何度もこすらずに清浄を終了することが可能となり、肌へのダメージが生じにくくなる。
ビリルビンの拭き取り性の確認としては、次のように確認することが可能となる。ビリルビンの拭き取り性評価は成人の前腕部内側にビリルビンを付着させて行う。まず、前腕部内側の測定部位の色差を測定する。その時のb*をbb *とする。色差は日本電色工業製のハンディ型簡易分光色差計NF333を用いて測定する。次に、測定部位にビリルビンを約2mg耳掻き状の匙を用い、直径20mm程度の範囲で擦り付けて付着させる。ビリルビンは和光純薬工業から試薬として入手したものを用いる。ビリルビンの付着量は、付着後の色差測定値b0 *、Δb0=b0 *−bb *とした時、Δb0が15〜20となるように調整する。次に評価するおしり拭き用シートを準備し、そのカット長を200mm×150mmとし、これを8つ折り(50mm×75mm)に折り畳む。次いで、前腕部のビリルビン付着部位の脇に8つ折りのシートを置き、その上に30mm×60mmの錘を載せる。錘は0.5kPaとなるようにする。そして、錘を載せたシートを手で前腕部に対し水平方向に引っ張り、ビリルビン付着部位の拭き取りを行う。引張は長手方向(サンプル75mm長さの方向)に行う。拭き取り後に色差計を用い、色差を測定してその時の値をb1 *とする。Δb1=b1 *−bb *とし、このΔb1が5以下になれば、拭き取り性が良好なものと判断される。
不織布は、第1の繊維としてセルロース系繊維30〜65重量%、第2の繊維としてポリエステル系繊維又はポリアセタール繊維15〜60重量%、第3の繊維として公定水分率が1重量%以上である合成繊維又は半合成繊維5〜35重量%を含むスパンレース不織布である。不織布は、第1の繊維、第2の繊維、第3の繊維を混合してウェブを形成し、このウェブに水流交絡法により繊維同士の交絡をさせて得られる。不織布には、親水性や不織布強度、風合い等を考慮として、その他の繊維を含ませても良い。
不織布に含まれる第1の繊維であるセルロース系繊維は、水系洗浄剤を良好に保持できる点から、不織布を構成する繊維として30〜65重量%含まれており、40〜60重量%含まれていることが好ましい。セルロース系繊維としては、例えば、コットン、パルプ、麻等の天然セルロース系繊維や、レーヨン、リヨセル、キュプラ等の再生セルロース系繊維などが挙げられる。スパンレース法での水流交絡による凹凸の形成性やシートの嵩高性を付与する点から、リヨセル繊維を用いることが好ましい。
不織布に含まれる第2の繊維は、不織布に強度を付与する点から、不織布を構成する繊維として15〜60重量%含まれており、20〜50重量%含まれていることが好ましい。第2の繊維は、ポリエステル系繊維又はポリアセタール繊維であり、ポリエステル系繊維としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどが挙げられる。ポリエステル系繊維及びポリアセタール繊維は、弾性や回復(復元)性があるため、水流により繊維を曲げて交絡させる過程で水流による曲げに対し戻ろうとする力が強く働き、結果として嵩高で空隙の大きな構造を作ることができる。ポリエステル系繊維又はポリアセタール繊維は、スパンレース法での水流交絡による凹凸の形成性及び水系洗浄剤の保持の点から、親水性であることが好ましい。繊維に親水性を付与する方法として、親水性の油剤をスプレーや浸漬法、ロールコート法により繊維表面に付着させることや、繊維の紡糸前に樹脂に親水性の成分を添加して練り込み、紡糸することで付与できる。親水油剤としては、アニオン系、カチオン系、両性系、ノニオン系の界面活性剤の様々な分子量のものを単独又は組み合わせて用いることができるが、特にスパンレース法により不織布を形成する場合は通常の親水化油剤は流れ落ちてしまうので、ウェットシートに用いる場合に含浸液の保持性や分散性が低下する。親水化の好ましい技術の例としては特開2007−31906号公報や特開2005−344260公報、特開2005−154975公報、特開2001−303450公報など水溶液に対して耐久性が付与した方法が挙げられる。
不織布は、特に水系洗浄剤を良好に保持できる点から、第1の繊維であるセルロース系繊維の含有量の方が、第2の繊維であるポリエステル系繊維又はポリアセタール繊維の含有量に比べて、多いことが好ましい。
不織布に含まれる第3の繊維である合成繊維又は半合成繊維は、公定水分率が1重量%以上であり、合成繊維又は半合成繊維の中でも、撥水性が低いものであり、公定水分率は水との馴染み度合いの指標として表わされる。一般的に公定水分率で0.3重量%以下の水分率である場合は、水との馴染みが悪く、疎水性又は撥水性となる。凹凸の形成性及び水系洗浄剤の分散性や保持性の点から、公定水分率が1重量%以上であることが好ましく、1.5重量%以上であることが更に好ましい。スパンレース法での水流交絡による凹凸形成性と水系洗浄剤の分散性の点から、第3の繊維は、不織布を構成する繊維として5〜35重量%を含まれ、10〜30重量%を含まれることが好ましい。第3の繊維である合成繊維としては、アクリル、ナイロン、ビニロン等が挙げられ、半合成繊維としてはアセテートとタンパク繊維等が挙げられる。洗浄剤含浸時の空隙の維持、厚みの維持の点では特にアクリル繊維が好ましい。
不織布の坪量は、10〜100g/m2、特に15〜80g/m2、更には20〜50g/m2が、拭き取り性や肌触りが良好である点、またコストの点から好ましい。この平均坪量は、常法により一定面積(1m2)あたりの重量を測定することにより、求めることができる。
不織布の厚みは、軟便など粘性の高い排泄物の拭き取り性の点で0.3〜2.5mm、特に0.5〜1.8mmが好ましい。厚みは36Paの圧力下で、ダイヤルゲージ式又はレーザー式変位計により測定される。
不織布を構成する各繊維の繊度は肌触りや軟便の拭き取り性、拭き取った便の保持性の点から4dtex以下であり、特に2.5dtex〜0.7dtexが好ましい。繊度の測定方は「構成繊維の繊度はボーケンステイン試薬により染色識別して、構成繊維の種類を確認した後、実体顕微鏡又は電子顕微鏡にて150倍〜500倍に拡大して繊維の断面形状を観察し、断面が概略円形であれば繊維の幅を数箇所実測する。各繊維種ごとに密度と繊維の断面積から繊度を計算し、平均繊度を求める。また、異型断面繊維の場合は前述同様断面形状を幾何学形状に近似し、断面積を求め、平均繊度を計算する。
不織布の構成繊維の平均繊維長は、凹凸の形成性及び肌触り等の点から、20〜80mmが好ましく、30〜70mmがより好ましい。この平均繊維長は、実体顕微鏡又は電子顕微鏡で20倍〜50倍に拡大して観察し、繊維1本の長さを測定する。2本以上の繊維を測定して平均を求める。
おしり拭きシート1を構成する不織布は、図1のように、その表面が凸部2及び凹部3を含む凹凸を有しており、便の拭き取り性および保持性に優れている。凸部の高さhは、0.1〜1.2mmであることが好ましく、0.2〜0.8mmであることがより好ましい。1つの凸部2の平面視の面積は、0.1〜10mm2であることが好ましく、0.3〜5mm2であることがより好ましい。凸部2と凸部2の間隔pは、1〜10mmであることが好ましく、凹部3と凹部3の間隔も同様である。凸部は平面視が円形であり、千鳥状に配置されている。なお、凸部2の形状や配置はこれに制限されず、四角形や三角形や花形でもよく、筋状に配置されていてもよい。凸部の高さや凸部の平面視の面積は実態顕微鏡で拡大して10個測定し、その平均より求める。
凹凸の形成方法には特に制限がなく、不織布製造の後工程で凹凸を有するロールで挟圧することにより形成することができるが、凸部2での繊維空隙を調整し、汚れの取り込み及び保持性を良好にする点や肌触りの点でスパンレース法の水流交絡工程において形成することが好ましい。スパンレース法の水流交絡工程において形成するには、ネットのメッシュサイズやパターンを変更することにより凹凸を設けることができる。
凹凸の凸部での繊維空隙は、便の拭き取り及び保持性を良好にする点で、平均繊維距離は5〜80μmが好ましく、特に15〜50μmが好ましい。この平均繊維距離は、特開2006-045096号公報に記載の方法により求められる。
不織布に水系洗浄剤を含浸させるには、グラビアコーターやダイコーター、ノズルからの塗出塗布、スプレー塗布により含浸すればよい。ここで水系洗浄剤の含浸量は、洗浄力及び使用感触の点から、不織布1重量部に対し1〜10重量部であり、1.5〜5重量部が好ましい。含浸量が少ないと十分な洗浄力が得られない場合があり、多すぎると、ヌルツキ感、さっぱり感等の使用感触が悪くなる。含浸後の不織布(お尻拭きシート)の厚みは、軟便など粘性の高い排泄物の拭き取り性の点で0.3〜2.5mm、特に0.5〜1.8mmが好ましい。厚みは乾燥時の測定と同じ36Paの圧力下で、ダイヤルゲージ式又はレーザー式変位計により測定される。
本実施形態のおしり拭き用シートは、非イオン性界面活性剤を含む水系洗浄剤が含浸されており、便の拭き取り性、特に、肌に付いた便の色の拭き取り性が良好である。また、更に凹凸が形成されており、便の拭き取り性や保持性が良好であり、肌触りも良好である。特に、凸部3は繊維空隙が大きく嵩高に形成されている点から、軟便の保持性が良好である。便の拭き取り性が良好であることから、何度もおしりを擦る必要がなく、肌にもやさしい。
次に、好ましい別の実施形態(第2の実施形態)について説明する。特に説明しない限り、前述の実施形態の説明が適用される。おしり拭きシート1を構成する不織布は、図3のように、開孔部4を有し、これにより便の拭き取り性および保持性に優れる。開孔部4は縦又は横方向に同じ形状で形成される開孔部を実態顕微鏡で拡大して10個測定し、平均を求めて平均開孔面積とする。開孔面積は0.1〜10mm2であることが好ましく、0.3〜5mm2であることがより好ましい。開孔部4と開孔部4の間隔pは、1.5〜 3mmであることが好ましい。開孔部4は平面視が円形又は楕円形であり、千鳥状に配置されている。なお、開孔部4の形状や配置はこれに制限されず、四角形や三角形や花形でもよい。また、開孔部4は前記範囲において幾つか異なる開孔径や形状が組み合わされていても良い。
開孔部4の形成方法には特に制限がなく、不織布製造の後工程で凹凸を有するロールで挟圧/開孔することにより形成することができるが、開孔部の明瞭性や形状保持性の点や肌触りの点でスパンレース法の水流交絡工程において形成することが好ましい。これにより、汚れの取り込み及び保持性を良好にすることができる。スパンレース法の水流交絡工程において形成するには、ネットのメッシュサイズやパターンを変更することにより開孔部を調整することができる。
第2の実施形態であるおしり拭き用シートは、非イオン性界面活性剤を含む水系洗浄剤が含浸されており、便の拭き取り性、特に、肌に付いた便の色の拭き取り性が良好である。また、開孔部4が形成されており、便の拭き取り性や保持性が良好であり、肌触りも良好である。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。
前記実施形態では、スパンレースする際に、第1の繊維〜第3の繊維を混合したが、それぞれの繊維からなるウェブを形成したあと積層して3層のウェブを形成した後に、水流交絡法によりウェブの繊維同士及び層間の繊維同士を交絡させて不織布化してもよい。また、2種類の繊維を混合したウェブを形成し、もう1種類の繊維のウェブに積層して、水流交絡法により不織布化してもよい。例えば、第1の繊維を中央の層とし、第2の繊維と第3の繊維を混合して形成したウェブを上下層として積層し、水流交絡法により不織布化した場合、不織布の表面のウエット感が少なく、加圧によって含浸液が不織布中からにじみ出てくるという構造の皮膚清浄用シートを得ることができる。
また、前記実施形態では、単層スパンレース不織布であったが、他の不織布に第1の繊維〜第3の繊維を含むウェブを積層し、水流交絡法によりウェブと不織布を一体化してスパンレース不織布を得てもよい。
また、本発明の皮膚清浄用シートは、排便後や生理用ナプキン交換時に排泄部の清浄用としても用いることができる。本発明の皮膚清浄用シートは、メイク落し用としても有用である。
以下、本発明を実施例及び比較例により更に具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。以下の例中、特に断らない限り「%」は、「重量%」を意味する。
〔実施例1〕
リヨセル繊維(繊度1.7dt、繊維長38mm)、親水化PET繊維(繊度1.6dt、繊維長51mm)、アクリル繊維(繊度1.0dt、繊維長51mm、公定水分率2.0重量%)を50%、20%、30%の重量割合で混合し、カードウェブを作製した。次に水流交絡法によりウェブの繊維同士を交絡させ、不織布化し、その後凹凸エンボス加工処理を行い凹凸形状を付与し、坪量50g/m2の凹凸のあるスパンレース不織布を得た。凸部の平面視の形状は円状で、その大きさは直径2.5mm、凸部の高さhは0.6mm、凸部の間隔pは、MD方向が9mm、CD方向が7mmで千鳥状に配列されている(パターン1)。
次に、表1に示すように、非イオン界面活性剤としてポリエチレングリコール(n=12)モノラウレート(HLB=14)を3重量%含有した水系洗浄剤を配合した。上記不織布1重量部に対し、水系洗浄剤を2.0重量部の割合でスプレー塗布し、皮膚洗浄用シートを得た。
〔実施例2〕
リヨセル繊維(繊度1.7dt、繊維長38mm)、親水化PET繊維(繊度1.6dt、繊維長51mm)、アクリル繊維(繊度1.0dt、繊維長51mm、公定水分率2.0重量%)を45%、35%、20%の重量割合で混合し、カードウェブを作製した。次に水流交絡法によりウェブの繊維同士を交絡させ、不織布化し、続いて1インチ当たり縦12本横12本の平織り凹凸ネット上で再度水流処理を行い、坪量50g/m2の開孔部のあるスパンレース不織布を得た。パターン形状は、開孔部の大きさはMD方向の長さ1.5mm、CD方向の長さ0.8mmの楕円状で、各開孔部の間隔pは、MD方向が5.6mm、CD方向が4mmで千鳥状に配列されている(パターン2)。次に、表1に示すように、実施例1と同様にして水系洗浄剤を配合し、不織布に塗布し、皮膚洗浄用シートを得た。
〔実施例3〕
実施例2と同様にカードウェブを作製した。次に水流交絡法によりウェブの繊維同士を交絡させ、不織布化し、続いて1インチ当たり縦25本横17本の平織り凹凸ネット上で再度水流処理を行い、坪量50g/m2の開孔部のあるスパンレース不織布を得た。パターン形状は、開孔部の大きさはMD方向の長さ1mm、CD方向の長さ0.6mmの楕円状で、各開孔部の間隔pは、MD方向が3mm、CD方向が2mmで千鳥状に配列されている(パターン3)。次に、表1に示すように、実施例1と同様にして水系洗浄剤を配合し、不織布に塗布し、皮膚洗浄用シートを得た。
〔実施例4〕
リヨセル繊維(繊度1.7dt、繊維長38mm)、ポリアセタール繊維(繊度2.2dt、繊維長51mm)、アクリル繊維(繊度1.0dt、繊維長51mm、公定水分率2.0重量%)を45%、35%、20%の重量割合で混合し、カードウェブを作製した。次に、水流交絡法により、実施例2と同様に、坪量50g/m2の開孔部(パターン2)のあるスパンレース不織布を得た。開孔形状は、実施例2と同様である。次に、表1に示すように、実施例1と同様にして水系洗浄剤を配合し、不織布にスプレー塗布し、皮膚洗浄用シートを得た。
〔実施例5〜8〕
表1に示すように、実施例2と同様の組成、製法にて、スパンレース不織布を得た。次に、表1に示す材料及び配合量で水系洗浄剤を配合し、不織布にスプレー塗布し、皮膚洗浄用シートを得た。
〔比較例1及び2〕
レーヨン繊維(繊度1.5dt、繊維長40mm)、PET繊維(繊度1.5dt、繊維長38mm)を60%、40%の重量割合で混合し、カードウェブを作製する。次に水流交絡法によりウェブの繊維同士を交絡させ、坪量38g/m2のスパンレース不織布を得た。次に、表1に示す材料及び配合量で水系洗浄剤を配合し、不織布にスプレー塗布し、皮膚洗浄用シートを得た。
〔比較例3、5〜7〕
実施例2と同様にして、スパンレース不織を得た。次に、表1に示す材料及び配合量で水系洗浄剤を配合し、不織布にスプレー塗布し、皮膚洗浄用シートを得た。
〔比較例4〕
リヨセル繊維(繊度1.7dt、繊維長38mm)、親水化PET繊維(繊度1.6dt、繊維長51mm)、アクリル繊維(繊度1.0dt、繊維長51mm、公定水分率2.0重量%)を45%、35%、20%の重量割合で混合し、カードウェブを作製する。次に水流交絡法によりウェブの繊維同士を交絡させ、坪量50g/m2のスパンレース不織布を得た。次に、表1に示す材料及び配合量で水系洗浄剤を配合し、不織布にスプレー塗布し、皮膚洗浄用シートを得た。
〔評価〕
作製した皮膚洗浄用シートについて、以下の方法により、便色(ビリルビン)の拭き取り性、便の拭き取り性、使用感触をそれぞれ評価した。これらの結果を下記表1及び表2に示す。なお、これらの評価は、23±2℃、相対湿度50±10%の環境で行った。
(1)便色(ビリルビン)の拭き取り性
評価方法は前述した方法によって行い、1回拭き取り後のΔb1を算出し、以下の基準
に従って評価した。
◎:3.5未満
○:3.5以上5未満
△:5以上7未満
×:7以上
(2)便の拭き取り性
便の拭き取り性は、水性絵の具を便の代用として評価した。アクリル板(7cm×10cm)上の長手方向の上端部より20mmの位置を中心にした直径25mmの円状に、水性絵の具(ギターペイント製、粘度4Pa・s、青色)0.5gを均一に塗る。1分放置後、その上に二つ折りした皮膚洗浄用シートをその一端をアクリル板の長手方向上端部に合わせて置き、その絵の具を塗った位置に直径25mmの錘を載せる。錘は1.8kPaとする。皮膚洗浄用シートは絵の具を塗った面積より充分に大きいものであればよい。そして、錘を載せたシートを長手方向(上端部から下端部に向けて)に一定速度で6cm引っ張る。そのとき、シートに付着した絵の具量を測定し、以下の基準に従って評価した。
◎:0.30g以上
○:0.26g以上0.30g未満
△:0.23g以上0.26g未満
×:0.23g未満
(3)使用感触
育児経験のある母親などの専門パネラーに各皮膚洗浄用シートで前腕部内側を拭き、30秒放置後の肌のぬるつき感、さっぱり感などの使用感触を、以下の基準に従って官能評価した。
◎:非常によい(好き)。
○:よい(好き)。
△:ふつう。
×:悪い(きらい)。
Figure 2009153740
Figure 2009153740
表1及び表2に示す結果から明らかなように、実施例の皮膚清浄用シート(おしり拭きシート)は、本発明の非イオン性界面活性剤を含む洗浄剤および/又は不織布を用いていない比較例と比較して、肌に付いた便色の拭き取り性、便の拭き取り性、使用した後の肌のべたつきやぬるつきといった使用感触のいずれについても良好であった。
図1は、本発明の皮膚清浄用シートの一実施形態を示す斜視図である。 図2は、図1におけるII−II線断面の一部拡大図である。 図3は、本発明の皮膚清浄用シートの他の実施形態を示す斜視図である。 図4は、図3におけるIV−IV線断面の一部拡大図である。
符号の説明
1 皮膚清浄用シート(おしり拭きシート)
2 凸部
3 凹部
4 開孔部

Claims (6)

  1. 非イオン性界面活性剤0.1〜10重量%及び水80〜99.9重量%を含有する水系洗浄剤が、不織布1重量部に対し1〜10重量部になるように含浸されてなり、
    前記不織布は、第1の繊維としてセルロース系繊維30〜65重量%、第2の繊維としてポリエステル系繊維又はポリアセタール繊維15〜60重量%、第3の繊維として公定水分率が1重量%以上である合成繊維又は半合成繊維5〜35重量%を含むスパンレース不織布であり、該不織布は凹凸又は開孔部を有する皮膚清浄用シート。
  2. 前記不織布は、前記第1の繊維の含有量が、前記第2の繊維の含有量に対して、多い請求項1記載の皮膚清浄用シート。
  3. 前記凹凸又は開孔部は、スパンレース法における水流交絡工程において形成された請求項1又は請求項2のいずれかに記載の皮膚清浄用シート。
  4. 前記セルロース系繊維は、リヨセル繊維である請求項1〜3のいずれかに記載の皮膚清浄用シート。
  5. 前記非イオン性界面活性剤が、HLB8〜16である請求項1〜4のいずれかに記載の皮膚清浄用シート。
  6. 前記第2の繊維は、親水性である請求項1〜5のいずれかに記載の皮膚清浄用シート。
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