JP2009153341A - 直流配電システム並びに回路遮断器 - Google Patents

直流配電システム並びに回路遮断器 Download PDF

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Abstract

【課題】他のシステムを利用せずに負荷同士を連動させることが可能な直流配電システム並びに回路遮断器を提供する。
【解決手段】例えば、火災警報器から異常信号(火災発報信号)が送信された場合、火災警報器に接続されている分岐開閉器BR1において異常信号受信部6aが当該異常信号を受信し、異常信号の受信に応じて制御部6cが信号重畳部6bから通信信号を送信させる。分岐開閉器BR2においては、分岐開閉器BR1から送信された通信信号を通信信号受信部7aで受信し、当該通信信号に応じて制御部7bが引き外し部5を制御して主接点3を開放させる。その結果、分岐開閉器BR2の二次側に接続されている電気錠への電力供給が停止し、当該電気錠を強制的に解錠させて火災警報器と電気錠を連動させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、直流配電システム並びに当該直流配電システムに用いられる回路遮断器に関するものである。
従来、直流配電システムの回路遮断器として特許文献1に記載されているような直流開閉器が用いられていた。特許文献1に記載されている回路遮断器(直流開閉器)は、基本的な構成が交流配電用の回路遮断器と共通であって、直流電圧が印加される一次側端子と、負荷に接続される二次側端子と、一次側端子と二次側端子を繋ぐ電路に設けられた主接点と、主接点を開閉する開閉機構と、電路に過電流が流れたときに開閉機構を釈放して主接点を開放させる引き外し手段とを備え、過電流(過負荷電流や短絡電流)が電路に流れた際に引き外し手段が引き外し動作することで自動的に電路を遮断するものである。
特開平10−154448号公報
ところで、直流配電システムから給電される負荷同士を連動させる場合、別途システムを構成する必要があった。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、他のシステムを利用せずに負荷同士を連動させることが可能な直流配電システム並びに回路遮断器を提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、直流電力系統と、直流電力系統に並列接続された複数の分岐路にそれぞれ設けられ当該分岐路に過電流が流れたときに分岐路に挿入されている主接点を開放させる引き外し手段を具備した複数の回路遮断器とを有し、複数の回路遮断器の内の少なくとも一つは、二次側に接続されている負荷からの異常信号を受信したときに一次側に印加される直流電圧に通信信号を重畳して送信する信号制御手段を有し、その他の回路遮断器の内の少なくとも一つは、前記通信信号を受信したときに引き外し手段を制御して主接点を開放させる開閉制御手段を有することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、例えば、信号制御手段を有する回路遮断器に火災を検知して異常信号を送信する火災警報器が接続され、開閉制御手段を有する回路遮断器に建物の扉に設置された電気錠が接続されている場合、前者の回路遮断器における信号制御手段が火災警報器からの異常信号を受信したときに分岐路を通して通信信号を送信し、後者の回路遮断器における開閉制御手段が当該通信信号を受信すると引き外し手段を制御して主接点を開放させるので、電気錠への電力供給を停止して電気錠を強制的に解錠させることができる。このように、異常信号を送信する負荷(例えば、火災警報器)と異常信号を送信しない別の負荷(例えば、電気錠)とを他のシステムを追加せずに連動させることが可能であり、省配線及び省施工が図れる。
請求項2の発明は、上記目的を達成するために、直流電力系統に接続される一次側端子と、負荷に接続される二次側端子と、一次側端子と二次側端子の間の電路に挿入された主接点と、主接点を開閉する開閉機構と、電路に過電流が流れたときに開閉機構を釈放して主接点を開放させる引き外し手段と、二次側端子に接続されている負荷からの異常信号を受信したときに一次側端子に印加される直流電圧に通信信号を重畳して送信する信号制御手段と、一次側端子から前記通信信号を受信したときに引き外し手段を制御して主接点を開放させる開閉制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明によれば、例えば、何れかの回路遮断器に火災を検知して異常信号を送信する火災警報器が接続され、他の何れかの回路遮断器に建物の扉に設置された電気錠が接続されている場合、前者の回路遮断器における信号制御手段が火災警報器からの異常信号を受信したときに分岐路を通して通信信号を送信し、後者の回路遮断器における開閉制御手段が当該通信信号を受信すると引き外し手段を制御して主接点を開放させるので、電気錠への電力供給を停止して電気錠を強制的に解錠させることができる。このように、異常信号を送信する負荷(例えば、火災警報器)と異常信号を送信しない別の負荷(例えば、電気錠)とを他のシステムを追加せずに連動させることが可能であり、省配線及び省施工が図れる。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、通信信号を受信したときの動作内容を設定するための設定手段を備え、開閉制御手段は、設定手段において通信信号の受信時に主接点を開放しないように設定されているときは通信信号を受信しても主接点を開放しないことを特徴とする。
請求項3の発明によれば、異なる分岐路に接続されている負荷同士を連動させるか否かを設定手段によって簡単に設定できるので、連動の有無や連動させる負荷の組合せの変更作業が容易になる。
本発明によれば、他のシステムを利用せずに負荷同士を連動させることが可能な直流配電システム並びに回路遮断器を提供できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(実施形態1)
本実施形態の直流配電システムは、図1(a)に示すように直流の電力系統(図示せず)と、直流電力系統から分岐された複数(図示例では3つ)の分岐路Lp1,Lp2,Lp3と、各分岐路Lp1〜Lp3に挿入された複数(図示例では3台)の分岐開閉器(回路遮断器)BR1,BR2,BR3とを備えている。直流電力系統は、電力系統(商用電力系統)から供給される交流電力を図示しない交流/直流変換装置(AC/DCコンバータ)で直流電力に変換することで実現される。また、直流電力系統には主開閉器MBが接続され、主開閉器MBの2次側に複数の分岐路Lp1〜Lp3が接続されている。尚、主開閉器MB並びに分岐開閉器BR1〜BR3は分電盤PB内に収納されている。ここで、請求項に記載している「直流電力系統に並列接続された複数の分岐路」とは、図1(a)に示すように主開閉器MBの2次側に接続されている複数の分岐路Lp1〜Lp3同士が並列に接続されているという意味である。
3台の分岐開閉器BR1〜BR3の内で分岐開閉器BR1,BR2の2台が本発明に係る回路遮断器からなり、残り1台の分岐開閉器BR3は本発明に係る回路遮断器ではない一般の回路遮断器からなる。一般の回路遮断器からなる分岐開閉器BR3は、図2に示すように直流電圧が印加される一次側端子1と、負荷Lに接続される二次側端子2と、一次側端子1と二次側端子2を繋ぐ電路に設けられた主接点3と、主接点3を開閉する開閉機構4と、電路に過電流(過負荷電流や短絡電流)が流れたときに開閉機構4を釈放して主接点3を開放させる引き外し部5と、これらの構成要素を収納した絶縁性の容器(図示せず)とを備えている。
本発明に係る2種類の回路遮断器の内で一方の回路遮断器からなる分岐開閉器BR1は、図1(b)に示すように一次側端子1と、二次側端子2と、主接点3と、開閉機構4と、引き外し部5と、信号制御手段6と、これらの構成要素を収納した絶縁性の容器(図示せず)とを備えている。信号制御手段6は、例えば、火災警報器のように異常(火災)を検知したときに分岐路Lp1を通して異常信号(火災発報信号)を送信する負荷Lが二次側端子2に接続されているときに当該異常信号を受信する異常信号受信部6aと、一次側端子1に印加される直流電圧に通信信号を重畳して送信する信号重畳部6bと、異常信号受信部6aで異常信号を受信したときに信号重畳部6bから通信信号を送信させる制御部6cとを有している。尚、制御部6cはマイクロコンピュータ若しくはロジック回路で構成される。
また、本発明に係る2種類の回路遮断器の内で他方の回路遮断器からなる分岐開閉器BR2は、図1(c)に示すように一次側端子1と、二次側端子2と、主接点3と、開閉機構4と、引き外し部5と、開閉制御手段7と、これらの構成要素を収納した絶縁性の容器(図示せず)とを備えている。開閉制御手段7は、分岐路Lp1,Lp2を通して送信される前記通信信号を受信する通信信号受信部7aと、通信信号受信部7aで通信信号を受信したときに引き外し部5を制御して主接点3を開放させる制御部7bとを有している。尚、制御部7bは、マイクロコンピュータ若しくはロジック回路で構成される。
開閉機構4は容器の外に露出する操作ハンドル(図示せず)の手動操作によって主接点3を開放・投入するとともに、引き外し部5によって釈放されることで自動的に主接点3を開放するものである。引き外し部5は、いわゆる電子式(半導体式)過電流引き外し装置(JIS C 8370参照)からなり、電路に流れる過電流を検出して開閉機構4を釈放するだけでなく、制御部7bからトリップ信号を受け取ったときにも開閉機構4を釈放するように構成されている。但し、このような開閉機構4並びに引き外し部5は従来周知であるから詳細な構造についての図示並びに説明を省略する。
例えば、上述したような火災警報器が負荷Lとして分岐路Lp1に接続され、分岐路Lp2には玄関扉に設置された電気錠が負荷Lとして接続されている。そして、図3(a)に示すように時刻t=t1に火災警報器から異常信号(火災発報信号)が送信された場合、火災警報器に接続されている分岐開閉器BR1において異常信号受信部6aが当該異常信号を受信し、異常信号の受信に応じて制御部6cが信号重畳部6bから通信信号を送信させる(図3(c)参照)。分岐開閉器BR2においては、分岐開閉器BR1から送信された通信信号を通信信号受信部7aで受信し、当該通信信号に応じて制御部7bが引き外し部5を制御して主接点3を開放させる(図3(d)参照)。その結果、分岐開閉器BR2の二次側に接続されている電気錠への電力供給が停止し、当該電気錠を強制的に解錠させることができる。つまり、火災が発生した場合、居住者が早急に避難できるようにするために玄関扉の電気錠を解錠することが望ましいが、本実施形態によれば、直流配電システムのみで火災警報器と電気錠という2つの負荷Lを連動させることができる。尚、異常信号や通信信号は、例えば、分岐路Lp1,Lp2に印加されている直流電圧に高周波電圧を重畳させることで伝送される。
上述のように本実施形態の直流配電システムによれば、何れかの分岐路Lp1,Lp2に接続されている負荷L(例えば、火災警報器)から異常信号が送信された場合に当該分岐路Lp1,Lp2を通して分岐開閉器BR1(回路遮断器)で異常信号が受信され、異常信号を受信した分岐開閉器BR1から他の分岐開閉器BR2に対して通信信号が送信され、当該通信信号を受信した分岐開閉器BR2において開閉制御手段7により電路が遮断されて分岐路Lp2に接続されている負荷(例えば、電気錠)への電力供給を停止するので、直流配電システム以外のシステムを利用せずに異なる分岐路Lp1,Lp2に接続されている負荷L同士を連動させることが可能となる。また、本実施形態では分岐路Lp1,Lp2に印加される直流電圧に重畳した高周波電圧で異常信号並びに通信信号を伝送しているので、異常信号及び通信信号を伝送するために専用の伝送線を配線する必要がないからコストダウンと省配線化が図れるという利点がある。
(実施形態2)
実施形態1では信号制御手段6を備えるとともに開閉制御手段7を備えない回路遮断器(分岐開閉器BR1)と、開閉制御手段7を備えるとともに信号制御手段6を備えない回路遮断器(分岐開閉器BR2)と、何れの手段6,7も備えない回路遮断器(分岐開閉器BR3)の3種類の回路遮断器を有するシステム構成としているが、本実施形態は信号制御手段6と開閉制御手段7の双方を備える回路遮断器(分岐開閉器BR1〜BR3)のみを有するシステム構成である点に特徴がある。
分岐開閉器BR1〜BR3に用いられる回路遮断器は、図4に示すように信号制御手段6に相当する異常信号受信部6a、信号重畳部6b、制御部6cと、開閉制御手段7に相当する通信信号受信部7a、制御部7bと、通信信号受信部7aで通信信号を受信したときの動作内容を設定するための設定部8とを備えている。但し、開閉制御手段7の制御部7bは信号制御手段6の制御部6cと一体に構成されている。設定部8で設定する動作内容は、通信信号の受信時に主接点3を開放するという動作内容と、通信信号の受信時に主接点3を開放しないという動作内容の2種類であって、制御部6cでは、設定部8において通信信号の受信時に主接点3を開放しないように設定されているときは通信信号を受信しても主接点3を開放しないものである。尚、設定部8は、例えばディップスイッチからなり、主接点3を開放する場合は「11」、主接点3を開放しない場合は「00」に設定される。
例えば、実施形態1で説明したように分岐路Lp1に接続されている負荷L(火災警報器)と分岐路Lp2に接続されている負荷L(電気錠)を連動させる場合、分岐開閉器BR3の設定部8には主接点3を開放しないように「00」が設定され、分岐開閉器BR2の設定部8には主接点3を開放するように「11」が設定される。そして、火災警報器から異常信号(火災発報信号)が送信された場合、火災警報器に接続されている分岐開閉器BR1において異常信号受信部6aが当該異常信号を受信し、異常信号の受信に応じて制御部6cが信号重畳部6bから通信信号を送信させる。分岐開閉器BR2においては、分岐開閉器BR1から送信された通信信号を通信信号受信部7aで受信すると、制御部6cが設定部8の設定内容(動作内容)を確認し、主接点3を開放するように設定されていることから、引き外し部5を制御して主接点3を開放させる。一方、分岐開閉器BR3においては、分岐開閉器BR1から送信された通信信号を通信信号受信部7aで受信すると、制御部6cが設定部8の設定内容(動作内容)を確認し、主接点3を開放しないように設定されていることから、何の制御も行わずに主接点3を投入したままとする。その結果、分岐開閉器BR2の二次側に接続されている電気錠への電力供給のみが停止し、当該電気錠を強制的に解錠させることができる。
実施形態1では連動させようとする負荷L(例えば、火災警報器と電気錠)が接続される分岐開閉器BR1,BR2に各々違う種類の回路遮断器を使用する必要がある。これに対して本実施形態によれば、分岐開閉器BR1〜BR3に全て本発明に係る1種類の回路遮断器を使用し、連動させようとする負荷Lのうちで通信信号の受信時に停止させたい負荷L(例えば、電気錠)に接続されている分岐開閉器BR2の設定部8に主接点3を開放するように設定するだけでよいから、負荷Lの連動の有無や連動させる負荷Lの組合せの変更作業が容易になるという利点がある。
ところで、本実施形態の回路遮断器を用いた直流配電システムの別のシステム構成例を図5に示す。当該システムは、戸建て住宅や集合住宅などの種々の住宅Hに適用されるものである。この住宅Hには、直流電力を出力する直流電力供給部101と、直流電力により駆動される負荷としての直流機器102とが設けられ、直流電力供給部101の出力端部に接続した直流供給線路Wdcを通して直流機器102に直流電力が供給される。そして、直流電力供給部101と直流機器102との間に、本実施形態の回路遮断器(以下では「直流ブレーカ」と呼ぶ。)114が設けられる。
直流供給線路Wdcは、直流電力の給電路であるとともに通信路としても兼用されており、高周波の搬送波を用いてデータを伝送する通信信号を直流電圧に重畳することにより直流供給線路Wdcに接続された機器間での通信を可能にしている。この技術は、交流電力を供給する電力線において交流電圧に通信信号を重畳させる電力線搬送技術と類似した技術である。
直流供給線路Wdcは、直流電力供給部101を介して宅内サーバ116に接続される。宅内サーバ116は、宅内の通信網(以下、「宅内網」という)を構築する主装置であり、宅内網において直流機器102が構築するサブシステムなどと通信を行う。
図示例では、サブシステムとして、パーソナルコンピュータ、無線アクセスポイント、ルータ、IP電話機のような情報系の直流機器102からなる情報機器システムK101、照明器具のような照明系の直流機器102からなる照明システムK102,K105、来客対応や侵入者の監視などを行う直流機器102からなるインターホンシステムK103、火災感知器のような警報系の直流機器102からなる住警器システムK104などがある。各サブシステムは、自立分散システムを構成しており、サブシステム単独でも動作が可能になっている。
上述した直流ブレーカ114は、サブシステムに関連付けて設けられており、図示例では、情報機器システムK101、照明システムK102およびインターホンシステムK103、住警器システムK104、照明システムK105に関連付けて5個の直流ブレーカ114を設けている。1台の直流ブレーカ114に複数個のサブシステムを関連付ける場合には、サブシステムごとに直流供給線路Wdcの系統を分割する接続ボックス121が設けられる。図示例においては、照明システムK102とインターホンシステムK103との間に接続ボックス121が設けられている。
情報機器システムK101としては、壁コンセントあるいは床コンセントの形態で住宅Hに先行配置(住宅Hの建築時に施工)される直流コンセント131に接続される直流機器102からなる情報機器システムK101が設けられる。
照明システムK102、K105としては、住宅Hに先行配置される照明器具(直流機器102)からなる照明システムK102と、天井に先行配置される引掛シーリング132に接続する照明器具(直流機器102)からなる照明システムK105とが設けられる。引掛シーリング132には、住宅Hの内装施工時に施工業者が照明器具を取り付けるか、または家人自身が照明器具を取り付ける。
照明システムK102を構成する直流機器102である照明器具に対する制御の指示は、赤外線リモコン装置を用いて与えるほか、直流供給線路Wdcに接続されたスイッチ141から通信信号を用いて与えることができる。すなわち、スイッチ141は直流機器102とともに通信の機能を有している。また、スイッチ141の操作によらず、宅内網の別の直流機器102あるいは宅内サーバ116から通信信号により制御の指示がなされることもある。照明器具への指示には、点灯、消灯、調光、点滅点灯などがある。
上述した直流コンセント131、引掛シーリング132には、任意の直流機器102を接続することができ、接続された直流機器102に直流電力を出力するから、以下では直流コンセント131、引掛シーリング132を区別する必要がない場合には「直流アウトレット」と呼ぶ。
これらの直流アウトレットは、直流機器102に直接設けた接触子(図示せず)または接続線を介して設けた接触子(図示せず)が差し込まれる差込式の接続口が器体に開口し、接続口に差し込まれた接触子に直接接触する接触子受けが器体に保持された構造を有している。すなわち、直流アウトレットは接触式で給電を行う。直流アウトレットに接続された直流機器102が通信機能を有する場合には、直流供給線路Wdcを通して通信信号を伝送することが可能になる。直流機器102だけではなく直流アウトレットにも通信機能が設けられている。
宅内サーバ116は、宅内網に接続されるだけではなく、インターネットを構築する広域網NTに接続される接続口を有している。宅内サーバ116が広域網NTに接続されている場合には、広域網NTに接続されたコンピュータサーバであるセンタサーバ200によるサービスを享受することができる。
センタサーバ200が提供するサービスには、広域網NTを通して宅内網に接続された機器(主として直流機器102であるが通信機能を有した他の機器も含む)の監視や制御を可能にするサービスがある。このサービスにより、パーソナルコンピュータ、インターネットTV、移動体電話機などのブラウザ機能を備える通信端末(図示せず)を用いて宅内網に接続された機器の監視や制御が可能になる。
宅内サーバ116は、広域網NTに接続されたセンタサーバ200との間の通信と、宅内網に接続された機器との間の通信との両方の機能を備え、宅内網の機器に関する識別情報(ここでは、IPアドレスを用いるものとする)の取得の機能を備える。
宅内サーバ116は、センタサーバ200との通信機能を用いることにより、広域網NTに接続された通信端末からセンタサーバ200を通して宅内の機器の監視や制御を可能にする。センタサーバ200は、宅内の機器と広域網NT上の通信端末とを仲介する。
通信端末から宅内の機器の監視や制御を行う場合は、監視や制御の要求をセンタサーバ200に記憶させ、宅内の機器は定期的に片方向のポーリング通信を行うことにより、通信端末からの監視や制御の要求を受信する。この動作により、通信端末から宅内の機器の監視や制御が可能になる。
また、宅内の機器において火災検知など通信端末に通知すべきイベントが生じたときには、宅内の機器からセンタサーバ200に通知し、センタサーバ200から通信端末に対して電子メールによる通知を行う。
宅内サーバ116における宅内網との通信機能のうち重要な機能は、宅内網を構成する機器の検出と管理である。宅内サーバ116では、UPnP(Universal Plug and Play)を応用して宅内網に接続された機器を自動的に検出する。宅内サーバ116はブラウザ機能を有する表示器117を備え、検出した機器の一覧を表示器117に表示する。この表示器117はタッチパネル式もしくは操作部が付設された構成を有し、表示器117の画面に表示された選択肢から所望の内容を選択する操作が可能になっている。したがって、宅内サーバ116の利用者(施工業者あるいは家人)は、表示器117の画面上で機器の監視ないし制御が可能になる。表示器117は宅内サーバ116とは分離して設けてもよい。
宅内サーバ116では、機器の接続に関する情報を管理しており、宅内網に接続された機器の種類や機能とアドレスとを把握する。したがって、宅内網の機器を連動動作させることができる。機器の接続に関する情報は上述のように自動的に検出されるが、機器を連動動作させるには、機器自身が保有する属性により自動的に関係付けを行うほか、宅内サーバ116にパーソナルコンピュータのような情報端末を接続し、情報端末のブラウザ機能を利用して機器の関係付けを行うこともできる。
機器の連動動作の関係は各機器がそれぞれ保持する。したがって、機器は宅内サーバ116を通すことなく連動動作することができる。各機器について、連動動作の関係付けを行うことにより、たとえば、機器であるスイッチの操作により、機器である照明器具の点灯あるいは消灯の動作を行うことが可能になる。また、連動動作の関係付けはサブシステム内で行うことが多いが、サブシステムを超える関係付けも可能である。
ところで、直流電力供給部101は、基本的には、商用電源のように宅外から供給される交流電源(商用電力系統)ACの電力変換により直流電力を生成する。図示する構成では、交流電源ACは、分電盤110に内器として取り付けられた主幹ブレーカ(主開閉器)111を通して、スイッチング電源を含むAC/DCコンバータ112に入力される。AC/DCコンバータ112から出力される直流電力は、協調制御部113を通して各直流ブレーカ114に接続される。
直流電力供給部101には、交流電源ACから電力が供給されない期間(たとえば、商用電源ACの停電期間)に備えて二次電池162が設けられている。また、直流電力を生成する太陽電池161や燃料電池163を併用することも可能になっている。交流電源ACから直流電力を生成するAC/DCコンバータ112を備える主電源に対して、太陽電池161や二次電池162や燃料電池163は分散電源になる。なお、図示例において、太陽電池161、二次電池162、燃料電池163は出力電圧を制御する回路部を含み、二次電池162は放電だけではなく充電を制御する回路部も含んでいる。
分散電源のうち太陽電池161や燃料電池163は必ずしも設けなくてもよいが、二次電池162は設けるのが望ましい。二次電池162は主電源や他の分散電源により適時充電され、二次電池162の放電は、交流電源ACから電力が供給されない期間だけではなく必要に応じて適時に行われる。二次電池162の充放電や主電源と分散電源との協調は、協調制御部113により行われる。すなわち、協調制御部113は、直流電力供給部101を構成する主電源および分散電源から直流機器102への電力の配分を制御する直流電力制御部として機能する。なお、太陽電池161、二次電池162、燃料電池163の出力を交流電力に変換し、AC/DCコンバータ112の入力電力として用いる構成を採用してもよい。
直流機器102の駆動電圧は機器に応じた複数種類の電圧から選択されるから、協調制御部113にDC/DCコンバータを設け、主電源および分散電源から得られる直流電圧を必要な電圧に変換するのが望ましい。通常は、1系統のサブシステム(もしくは1台の直流ブレーカ114に接続された直流機器102)に対して1種類の電圧が供給されるが、1系統のサブシステムに対して3線以上を用いて複数種類の電圧を供給するように構成してもよい。あるいはまた、直流供給線路Wdcを2線式とし、線間に印加する電圧を時間経過に伴って変化させる構成を採用することも可能である。DC/DCコンバータは、直流ブレーカと同様に複数に分散して設けてもよい。
上述の構成例では、AC/DCコンバータ112を1個だけ図示しているが、複数個のAC/DCコンバータ112を並設することが可能であり、複数個のAC/DCコンバータ112を設けるときには、負荷の大きさに応じて運転するAC/DCコンバータ112の台数を増減させるのが望ましい。
上述したAC/DCコンバータ112、協調制御部113、直流ブレーカ114、太陽電池161、二次電池162、燃料電池163には通信機能が設けられており、主電源および分散電源や直流機器102を含む負荷の状態に対処する連携動作を行うことを可能にしている。この通信に用いる通信信号は、直流機器2に用いる通信信号と同様に直流電圧に重畳する形式で伝送する。
上述の例では主幹ブレーカ111から出力された交流電力をAC/DCコンバータ112により直流電力に変換するために、AC/DCコンバータ112を分電盤110内に配置しているが、主幹ブレーカ111の出力側において分電盤110内に設けた分岐ブレーカ(図示せず)で交流供給線路を複数系統に分岐し、各系統の交流供給線路にAC/DCコンバータを設けて系統ごとに直流電力に変換する構成を採用してもよい。
この場合、住宅Hの各階や各部屋を単位として直流供給部1を設けることができるから、直流供給部1を系統別に管理することができ、しかも、直流電力を利用する直流機器102との間の直流供給線路Wdcの距離が小さくなるから、直流供給線路Wdcでの電圧降下による電力損失を低減させることができる。また、主幹ブレーカ111および分岐ブレーカを分電盤110に収納し、AC/DCコンバータ112と協調制御部113と直流ブレーカ114と宅内サーバ116とを分電盤110とは別の盤に収納してもよい。
而して本システム構成においては、火災警報器が上記通信機能を用いて火災発報の異常信号を直流供給線路Wdcを介して直流ブレーカ114に送信すると、当該異常信号を受信した直流ブレーカ114において、制御部8が信号重畳部6bから直流供給線路Wdcを通して通信信号を送信させ、電気錠に接続されている直流ブレーカ114の通信信号受信部7aで通信信号を受信すると当該直流ブレーカ114の制御部6cが設定部8の設定内容(主設定3を開放)に応じて引き外し部5を制御して主接点3を開放することで電路を遮断して電気錠への電力供給を停止させるのである。
(a)は実施形態1における直流配電システムの実施形態を示すシステム構成図、(b)(c)は同上の回路遮断器を示すブロック図である。 同上における一般の回路遮断器を示すブロック図である。 同上の動作説明用のタイムチャートである。 実施形態2における回路遮断器を示すブロック図である。 同上を用いる他の直流配電システムのシステム構成図である。
符号の説明
MB 主開閉器
BR1〜BR3 分岐開閉器(回路遮断器)
Lp1〜Lp3 分岐路
L 負荷
1 一次側端子
2 二次側端子
3 主接点
4 開閉機構
5 引き外し部(引き外し手段)
6 信号制御手段
7 開閉制御手段

Claims (3)

  1. 直流電力系統と、直流電力系統に並列接続された複数の分岐路にそれぞれ設けられ当該分岐路に過電流が流れたときに分岐路に挿入されている主接点を開放させる引き外し手段を具備した複数の回路遮断器とを有し、
    複数の回路遮断器の内の少なくとも一つは、二次側に接続されている負荷からの異常信号を受信したときに一次側に印加される直流電圧に通信信号を重畳して送信する信号制御手段を有し、その他の回路遮断器の内の少なくとも一つは、前記通信信号を受信したときに引き外し手段を制御して主接点を開放させる開閉制御手段を有することを特徴とする直流配電システム。
  2. 直流電力系統に接続される一次側端子と、負荷に接続される二次側端子と、一次側端子と二次側端子の間の電路に挿入された主接点と、主接点を開閉する開閉機構と、電路に過電流が流れたときに開閉機構を釈放して主接点を開放させる引き外し手段と、二次側端子に接続されている負荷からの異常信号を受信したときに一次側端子に印加される直流電圧に通信信号を重畳して送信する信号制御手段と、一次側端子から前記通信信号を受信したときに引き外し手段を制御して主接点を開放させる開閉制御手段とを備えたことを特徴とする回路遮断器。
  3. 通信信号を受信したときの動作内容を設定するための設定手段を備え、開閉制御手段は、設定手段において通信信号の受信時に主接点を開放しないように設定されているときは通信信号を受信しても主接点を開放しないことを特徴とする請求項2記載の回路遮断器。
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