JP2009150066A - トイレユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電力の変化に対する室内暖房機器や電気温水器などの動作を利用可能な電力の範囲内で制御して、使用者が快適に利用することができるトイレユニットを提供する。
【解決手段】機能を発揮するために必要となる電力を把握する消費電力把握部と、動作内容を決定する動作内容決定部と、前記動作内容に基づいた情報を送信する送信部と、を有する局部洗浄装置と、前記送信部によって送信された前記情報を受信する受信部と、前記受信部によって受信された前記情報に基づいて動作する外部機器と、を備え、前記消費電力把握部は、前記局部洗浄装置のそれぞれの機能に必要な消費電力を予め仮決めした電力値のうち、使用する機能に必要な電力値の合計値である固有電力値を把握し、前記動作内容決定部は、前記固有電力値に基づいて前記局部洗浄装置の前記動作内容を優先的に決定し、許容電力の範囲内で残りの電力値を前記外部機器に割り当て、前記外部機器の前記動作内容を決定することを特徴とするトイレユニットが提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、トイレユニットに関し、具体的には局部洗浄装置および室内暖房機等を備えたトイレユニットに関する。
近年、便座に座った使用者の「おしり」などに向けて水を噴射し、「おしり」の洗浄を可能とした局部洗浄装置を備えたトイレユニットがある。局部洗浄装置は、便器を有した便器一体形の局部洗浄装置もある。また、冬場でも快適にトイレを使用できるように、トイレ室内を暖める室内暖房機や、手洗い器から吐水される水を暖める電気温水器などをさらに備えたトイレユニットがある。
しかしながら、これらの装置および機器を動作させるためには、それぞれ最大数百ワット以上の電力を必要とするため、同時に動作させるとトイレ室に割り当てられた許容電力を超えてしまうことがある。使用中の装置および機器の合計電力が許容電力を超え、その状態が所定時間継続すると、遮断器により電力の供給が遮断されてしまうため好ましくない。そのため、使用中の装置および機器の合計電力を、どのようにして許容電力以下に抑えるかが重要である。
そこで、トイレに配設された温水洗浄便座(局部洗浄装置)と、温風暖房機(室内暖房機)と、電気温水器と、の合計電力、または局部洗浄装置と、室内暖房機と、の合計電力、または局部洗浄装置の電力を検知し、その検知した電力の合計が所定の値を超えたことに基づいて、まず電気温水器をON/OFF制御し、それでも電力が所定の値を超えている場合には室内暖房機への電力供給を可変制御する電力制御装置がある(例えば、特許文献1参照)。
また、衛生洗浄装置に一体的に備えられた温水用ヒータと、乾燥用ヒータと、暖房用ヒータと、へ供給する電力の配分を、目標温度と検出温度との偏差に基づき、予め決められた複数の配分割合から1つを選択する衛生洗浄装置がある(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献1に記載された装置は、検知した合計電力が所定の値を超えたことに基づいて電力制御を行うため、検知した合計電力の変化に応じて室内暖房機などの動作を変更する。そのため、検知した合計電力が変化するたびに、室内暖房機などの動作が変更され、使用者は、そのたびに動作の変更に気付いてしまうという点において改善の余地があった。
特開2007−20290号公報 特許2910890号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、消費電力の変化に対する室内暖房機器や電気温水器などの動作を利用可能な電力の範囲内で制御して、使用者が快適に利用することができるトイレユニットを提供する。
本発明の一態様によれば、機能を発揮するために必要となる電力を把握する消費電力把握部と、動作内容を決定する動作内容決定部と、前記動作内容に基づいた情報を送信する送信部と、を有する局部洗浄装置と、前記送信部によって送信された前記情報を受信する受信部と、前記受信部によって受信された前記情報に基づいて動作する外部機器と、を備え、前記消費電力把握部は、前記局部洗浄装置のそれぞれの機能に必要な消費電力を予め仮決めした電力値のうち、使用する機能に必要な電力値の合計値である固有電力値を把握し、前記動作内容決定部は、前記固有電力値に基づいて前記局部洗浄装置の前記動作内容を優先的に決定し、許容電力の範囲内で残りの電力値を前記外部機器に割り当て、前記外部機器の前記動作内容を決定することを特徴とするトイレユニットが提供される。
また、本発明の他の一態様によれば、機能を発揮するために必要となる電力を把握する消費電力把握部と、動作内容を決定する動作内容決定部と、前記動作内容に基づいた情報を送信する送信部と、を有する局部洗浄装置と、前記送信部によって送信された前記情報を受信する受信部と、前記受信部によって受信された前記情報に基づいて動作する外部機器と、を備え、前記消費電力把握部は、前記外部機器のそれぞれの機能に必要な消費電力を予め仮決めした消費電力のうち、使用する機能に必要な電力値の合計値である想定必要電力値を把握し、前記動作内容決定部は、前記想定必要電力値に基づいて前記外部機器の前記動作内容を優先的に決定し、許容電力の範囲内で残りの電力値を前記局部洗浄装置に割り当て、前記局部洗浄装置の前記動作内容を決定することを特徴とするトイレユニットが提供される。
また、本発明の他の一態様によれば、機能を発揮するために必要となる電力を把握する消費電力把握部と、動作内容を決定する動作内容決定部と、前記動作内容に基づいた情報を送信する送信部と、を有する局部洗浄装置と、前記送信部によって送信された前記情報を受信する受信部と、前記受信部によって受信された前記情報に基づいて動作する第1の外部機器と、前記受信部によって受信された前記情報に基づいて動作する第2の外部機器と、を備え、前記動作内容決定部は、前記消費電力把握部が把握した内容に基づいて、前記局部洗浄装置と、前記第1の外部機器と、前記第2の外部機器と、が行う前記動作内容を予め決められた複数の前記動作内容の中から選択し、前記送信部は、前記選択した前記第1の外部機器への指示および前記第2の外部機器への指示をまとめた情報として、前記第1の外部機器と、前記第2の外部機器と、が共用する前記受信部へ送信し、前記第1の外部機器と、前記第2の外部機器と、は前記まとめた情報に基づいて動作することを特徴とするトイレユニットが提供される。
本発明によれば、消費電力の変化に対する室内暖房機や電気温水器などの動作を利用可能な電力の範囲内で制御して、使用者が快適に利用することができるトイレユニットが提供される。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかるトイレユニットを例示する模式図である。
また、図2は、本実施形態にかかるトイレユニットを例示するブロック図である。
本実施形態にかかるトイレユニットは、局部洗浄装置10と、操作部50と、手洗い器100を備えている。局部洗浄装置10は、便器を有した便器一体形の局部洗浄装置である。但し、これだけに限られるわけではなく、局部洗浄装置と便器とが別体となったものであってもよい。局部洗浄装置10の内部には、図2に表したブロック図のように、制御部20と、送信部30と、温度検知部40と、副操作部54と、が設けられている。さらに、制御部20は、消費電力把握部22と、動作内容決定部24と、を有している。
消費電力把握部22は、局部洗浄装置10の諸機能を発揮するために必要な電力を把握する。送信部30は、消費電力把握部22が把握した内容に基づく情報(指令)を、後に詳述するように、受信部60に送信する。ここで、送信部30から受信部60へ指令を送信する方法は、無線によるものであってもよいし、有線によるものであってもよい。また、電気配線を通信回線として利用する電力線搬送通信によるものであってもよい。
温度検知部40は、トイレユニットの室温を検知する。また、副操作部54は、操作部50からの指令内容を無線信号によって受信し、その指令内容を制御部20へ送信している。但し、これだけに限られるわけではなく、副操作部54は、操作部50からの指令内容を有線によって受信してもよい。
手洗い器100の内部には、受信部60と、室内暖房機(第1の外部機器)70と、電気温水器(第2の外部機器)80と、通信線75と、が設けられている。また、手洗い器100の上方部には、水栓110と、ボウル120と、が設けられている。さらに、手洗い器100の下方部には、室内暖房機70から送られてきた温風をトイレユニットの室内に吹き出すための吹出口72が設けられている。なお、受信部60は、室内暖房機70の内部に設けられている。
受信部60は、送信部30から送信された情報を受信する。室内暖房機70は、冬場でも快適にトイレユニットを使用できるように、トイレユニットの室内を暖房する。また、電気温水器80は、使用者が水栓110から吐水される水を冬場でも冷たく感じないようにするため、水を温めている。また、通信線75は、室内暖房機70と、電気温水器80と、の間に接続されている。なお、本願明細書において「水」という場合には、「湯」を含むものとする。
操作部50は、トイレユニットの室内の壁面に設けられている。操作部50には、操作スイッチ52が設けられており、使用者は操作スイッチ52を押すことにより、例えば、おしり洗浄の操作や、便器洗浄の操作や、室内暖房機70の動作を許可する操作などを行うことができる。
図3は、本実施形態にかかるトイレユニットの動作と使用者の動作との関係を説明するための模式図である。
局部洗浄装置10は、「おしり」などに向けて水を噴射して洗浄を行うおしり洗浄や、おしり洗浄に使用される水を温めておく温水保温機能や、おしり洗浄によって濡れた「おしり」などを乾燥させるためのおしり乾燥機能などの諸機能を有している。そのため、局部洗浄装置10は、これらの諸機能の動作状況によって、例えば最大約1300ワット(以下、「ワット」を「W」と記載する)程度または最大約100W程度の電力を消費する場合がある。
室内暖房機70は、前述したように、トイレユニットの室内を暖房する機能を有しており、その動作状況によって、例えば最大約800W程度、最大約400W程度、または0W(動作せず)の電力を消費する場合がある。一方、電気温水器80は、前述したように、水栓110から吐水される水を温めておく機能を有しており、その動作状況によって、例えば最大約500W程度または0W(動作せず)の電力を消費する場合がある。
ここで、トイレユニットに備えられた装置および機器の使用中に消費される電力の合計値には、上限として許容電力が設定されている。この許容電力は、約1500W程度である。使用中の装置および機器の合計電力が許容電力を超え、その状態が所定時間継続すると、遮断器により電力の供給が遮断されてしまう。そのため、使用中の装置および機器の合計電力が許容電力を超えないように制御する必要がある。
本実施形態においては、局部洗浄装置10が最大約1300W、室内暖房機70が最大約800W、電気温水器80が最大約500W、の電力を消費する場合があるため、これらの装置および機器の電力が同時に最大消費されると、最大約2600Wの電力が消費されることになる。したがって、最大約2600Wの電力が消費されるとトイレユニットの許容電力(約1500W程度)を超えるため、この状態が所定時間経過すると遮断器により電力の供給が遮断されてしまう。
そこで、本実施形態においては、局部洗浄装置10に設けられた制御部20は、局部洗浄装置10のそれぞれの機能に必要な消費電力を予め仮決めして把握しており、予め仮決めした消費電力のうち、使用するそれぞれの機能に必要な消費電力の合計値、すなわち本願明細書で言うところの固有電力値に基づいて、局部洗浄装置10、室内暖房機70、および電気温水器80の動作内容を決定する。より具体的には、制御部20の有する消費電力把握部22が、使用者の動作などによって与えられる使用する諸機能に関する制御情報から、局部洗浄装置10の大まかな消費電力を固有電力値として推測(把握)する。その後、この固有電力値に基づいて、制御部20の有する動作内容決定部24が、局部洗浄装置10の動作内容を第1優先に決定する。続いて、動作内容決定部24は、許容電力に対する残りの消費電力を室内暖房機70および電気温水器80に割り当て、それらの動作内容を決定する。
したがって、図3に表したように、トイレユニットの室内に使用者がいない場合、すなわち無人の場合には、消費電力把握部22は、局部洗浄装置10が使用者によって使用されることはないと判断し、このときの固有電力値を最大約100Wとして把握する。なお、この固有電力値の最大約100Wは、例えば、局部洗浄装置10の待機中に便座を暖房する機能や便器の凍結を防止する機能などによって消費される電力である。
続いて、消費電力把握部22が把握した固有電力値の最大約100Wに基づいて、動作内容決定部24は、局部洗浄装置10、室内暖房機70、および電気温水器80の動作を決定する。ここで、局部洗浄装置10は最大100Wの電力を消費する動作を行うため、トイレユニットの許容電力である約1500Wに対して、約1400Wの消費電力が残る。そのため、この約1400Wの消費電力を室内暖房機70と電気温水器80とに割り当てることができると判断し、動作内容決定部24は、室内暖房機70と電気温水器80との動作内容を決定後、その情報(指令)を送信部30から受信部60へ送信する。送信された指令に基づき、室内暖房機70は最大約800Wの電力を消費する動作を行う。一方、電気温水器80は、通信線75を介して指令を受け取り、最大約500Wの電力を消費する動作を行う。
次に、使用者がトイレユニットに入室した場合には、消費電力把握部22は、局部洗浄装置10が使用者によって未だ使用されないと判断し、このときの固有電力値を最大約100Wとして把握する。この固有電力値に基づいて、動作内容決定部24は、室内暖房機70と電気温水器80との動作内容を決定する。許容電力の約1500Wに対して、約1400Wの消費電力が残っているが、ここでは、室内暖房機70は最大約400Wの電力を消費する動作を行う。これは、室内暖房機70の騒音を低減してより静音化を図り、使用者がより快適にトイレユニットを使用することができるようにするためである。一方、電気温水器80は、通信線75を介して指令を受け取り、最大約500Wの電力を消費する動作を行う。
次に、使用者が、おしり洗浄やおしり乾燥などの操作を操作部50により行うと、局部洗浄装置10が今から使用され、電力が必要になると判断し、消費電力把握部22は、このときの固有電力値を最大約1300Wとして把握する。なお、この固有電力値の最大約1300Wは、例えば、おしり洗浄に使用する水を温める温水ヒータや、おしり乾燥に使用する温風を発生させる温風ヒータなどによって消費される電力である。この固有電力値に基づいて、動作内容決定部24は、室内暖房機70と電気温水器80との動作内容を決定する。許容電力の約1500Wに対して、約200Wの消費電力しか残っていないため、室内暖房機70は最大約400Wの電力を消費する動作を行うこともできず、且つ電気温水器80は、最大約500Wの電力を消費する動作を行うこともできない。そのため、動作内容決定部24は、室内暖房機70と電気温水器80との動作を許可しない(0W)指令を送信部30から受信部60へ送信する。
その後、おしり洗浄およびおしり乾燥などの操作が終了した後には、再び、消費電力把握部22は、このときの固有電力値を最大約100Wとして把握する。この固有電力値に基づいて、動作内容決定部24は、室内暖房機70と電気温水器80との動作内容を決定する。許容電力の約1500Wに対して、再び約1400Wの消費電力が残るため、使用者がトイレユニットに入室した場合と同様に、室内暖房機70は最大約400Wの電力を消費する動作を行う。一方、電気温水器80は、そのまま動作を行わない指令を通信線75を介して受け取る。その後、使用者が便座から立ち上がり、手洗いを行う場合には、手洗い用の水が水栓110から吐水されるため、電気温水器80は、最大約500Wの電力を消費する動作を行う。
次に、使用者がトイレユニットから退室すると、トイレユニットの室内は無人となるため、消費電力把握部22は、このときの固有電力値を最大約100Wとして把握する。この固有電力値に基づいて、動作内容決定部24は、室内暖房機70と電気温水器80との動作内容を決定し、室内暖房機70は最大約800Wの電力を消費する動作を行う。これは、使用者がトイレユニットの室内からいなくなり、静音化を図る必要がなくなるためである。一方、電気温水器80は、通信線75を介して指令を受け取り、最大約500Wの電力を消費する動作を行う。
このように、本実施形態のトイレユニットは、消費電力把握部22が、使用者の動作などによって与えられる使用する諸機能に関する制御情報から、局部洗浄装置10の大まかな消費電力を固有電力値として推測(把握)し、この固有電力値に基づいて、動作内容決定部24が、局部洗浄装置10の動作内容を第1優先に決定する。続いて、許容電力に対する残りの消費電力を室内暖房機70および電気温水器80に割り当て、それらの動作内容を決定する。そのため、トイレユニットに設定された許容電力を超えることなく局部洗浄装置10と、室内暖房機70と、電気温水器80と、を動作させることが可能となり、さらに局部洗浄装置10の使用中の諸機能の出力変化に依存することなく、室内暖房機70および電気温水器80は安定した動作を行うことができる。
なお、本実施形態においては、動作内容決定部24が、室内暖房機70と電気温水器80との動作内容を一元的に決定(管理)し、その情報(指令)をまとめて送信部30から受信部60へ送信する場合を例に挙げて説明したが、送信部30から送信される情報は、許容電力に対する残りの消費電力だけであってもよい。これによれば、例えば、室内暖房機70は許容電力に対する残りの消費電力の情報を受信し、室内暖房機70と電気温水器80とに分配する電力を決定(管理)する。このようにすれば、局部洗浄装置10の使用中の諸機能の出力変化に依存することなく、室内暖房機70および電気温水器80は安定した動作を行うことができ、さらに室内暖房機70と電気温水器80とにおいて電力分配をより最適化することができる。
さらに、本実施形態においては、消費電力把握部22が把握した局部洗浄装置10の固有電力値に基づいて、動作内容決定部24が、局部洗浄装置10、室内暖房機70、および電気温水器80の動作内容を決定する場合、すなわち、局部洗浄装置10の動作内容を第1優先として考える場合を例に挙げて説明したが、これだけに限られるわけではなく、室内暖房機70または電気温水器80の動作内容を第1優先として考えてもよい。これによれば、室内暖房機70または電気温水器80の想定必要電力値に基づいて、他の装置および機器の動作内容を動作内容決定部24が決定することになる。
これは例えば、消費電力把握部22が、室内暖房機70の機能に必要な消費電力を予め仮決めして把握し、予め仮決めした消費電力のうち、使用する機能に必要な消費電力の合計値、すなわち想定必要電力値に基づいて、室内暖房機70、局部洗浄装置10、および電気温水器80の動作内容を決定する。より具体的には、使用する室内暖房機70の大まかな消費電力を、想定必要電力値として消費電力把握部22が推定(把握)する。その後、この想定必要電力値に基づいて、動作内容決定部24が、室内暖房機70の動作内容を第1優先に決定する。続いて、動作内容決定部24は、許容電力に対する残りの電力値を局部洗浄装置10および電気温水器80に割り当て、それらの動作内容を決定する。
例えば、図3に表した動作のうち、局部洗浄装置の使用中の場合に、消費電力把握部22は、使用者がトイレユニットの室内に居ることを考慮して、室内暖房機70の動作が必要であると判断する。消費電力把握部22は、このときの室内暖房機70の想定必要電力値を最大約400Wとして把握する。この想定必要電力値に基づいて、動作内容決定部24は、局部洗浄装置10の使用中であっても、室内暖房機70の動作内容を第1優先に決定し、室内暖房機70は最大約400Wの電力を消費する動作を行う。そして、許容電力の約1500Wに対して、約1100Wの電力しか残っていないため、動作内容決定部24は、局部洗浄装置10および電気温水器80にそれぞれ最大約1000Wおよび0Wの電力を割り当て、それらの動作内容を決定する。なお、電気温水器80の動作内容を第1優先に決定する場合も同様である。
図4は、本実施形態にかかるトイレユニットの動作の具体例を例示するフローチャート図である。
まず、トイレユニットの動作が開始されると(ステップS200)、局部洗浄装置10の消費電力の合計値である固有電力値(推測値)が変化したか否かを判断する(ステップS202)。固有電力値が変化していない場合には(ステップS202:NO)、トイレユニットの室温が変化したか否かを判断する(ステップS204)。トイレユニットの室温が変化していない場合には(ステップS204:NO)、トイレユニットの室温目標値が変化したか否かを判断する(ステップS206)。トイレユニットの室温目標値が変化していない場合には(ステップS206:NO)、室内暖房機70の使用者からのON/OFF制御が変化したか否かを判断する(ステップS208)。続いて、室内暖房機70の使用者からのON/OFF制御が変化していない場合には(ステップS208:NO)、再び固有電力値が変化したか否かを判断する(ステップS202)。
一方、ステップS202、ステップS204、ステップS206、およびステップS208のいずれか1つにおいて「YES」と判断された場合には(ステップS202、S204、S206、S208:YES)、消費電力把握部22は、局部洗浄装置10の固有電力値と、トイレユニットの室温と室温目標値との偏差と、室内暖房機70の現在のON/OFF状態と、を確認(把握)する(ステップS210)。続いて、動作内容決定部24は、確認した固有電力値と、トイレユニットの室温と室温目標値との偏差と、室内暖房機70の現在のON/OFF状態と、に基づいて後に詳述する動作パターンを決定する(ステップS212)。続いて、動作内容決定部24が決定した動作パターンに基づいて、局部洗浄装置10と、室内暖房機70と、電気温水器80の動作が変更される(ステップS214)。動作が変更された後は、トイレユニットの動作終了指示があるまでステップS202〜S214を繰り返し(ステップS215:NO)、動作終了の指示があると(ステップS215:YES)、トイレユニットの動作は終了する(ステップS216)。
次に、前述した動作パターンについて図面を参照しつつ説明する。
図5は、局部洗浄装置、室内暖房機、および電気温水器の動作内容の動作パターンを例示する表である。
また、図6は、消費電力把握部の把握内容から判断した使用者の動作に基づく動作内容を例示する表である。
また、図7は、消費電力把握部の把握内容に基づいた動作内容を例示する表である。
本実施形態にかかるトイレユニットにおいて、動作内容決定部24は、局部洗浄装置10と、室内暖房機70と、電気温水器80と、が行う動作内容を、図5に表したような予め決められた複数の動作内容(動作パターン)の中から選択することができる。動作内容決定部24が選択した動作内容は、送信部30から受信部60へまとめた情報として送信される。室内暖房機70および電気温水器80は、まとめて送信された情報に基づいてそれぞれ動作する。
図5に表した動作パターンは8種類あり、まず局部洗浄装置10が、待機動作、小負荷動作可、中負荷動作可、および高負荷動作可のいずれの状態であるかによって動作パターンが分かれている。また、室内暖房機70を「ON」に制御するか、あるいは「OFF」に制御するかによって動作パターンが分かれている。さらに、電気温水器80を「ON」に制御するか、あるいは「OFF」に制御するかによって動作パターンが分かれている。
室内暖房機70を「ON」に制御する動作は、ヒータを「OFF」に設定してモータを低回転で駆動させる動作と、ヒータを「中」に設定してモータを低回転で駆動させる動作と、ヒータを「高」に設定してモータを高回転で駆動させる動作と、に動作パターンがさらに分かれている。なお、室内暖房機70を「OFF」に制御する動作は、ヒータおよびモータを「OFF」にする動作である。
ここで、消費電力把握部22は、図7の「電力」の欄に表したように、現在の局部洗浄装置10の消費電力を固有電力値として推測(把握)する。この固有電力値は、例えば、おしり洗浄に使用する水を温める温水ヒータや、おしり乾燥に使用する温風を発生させる温風ヒータや、便座を温める便座ヒータや、臭気を脱臭する脱臭モータなどの局部洗浄装置10が有する諸機能の定格電力の合計値である。
続いて、温度検知部40は、現在のトイレユニットの室温を検知する。すなわち、図7の「室温状態」の欄に表したように、トイレユニットの室温が、室温目標値の設定範囲内であるか、設定範囲外であって室温目標値との差異が小さいか、あるいは設定範囲外であって室温目標値との差異が大きいか、を温度検知部40の検知した室温に基づいて消費電力把握部22が判断する。
続いて、使用者が操作部50を操作することによって与えられる室内暖房機70の制御情報を、消費電力把握部22が判断する。すなわち、使用者が室内暖房機70の動作を許可しているか、あるいは許可していないかを判断する。図7の「室内暖房機ON/OFF」の欄に表したように、使用者が許可している場合には「ON」として判断され、一方使用者が許可していない場合には「OFF」として判断される。
これらの「電力」、「室温状態」、および「室内暖房機ON/OFF」を検知(確認)する動作は、図4に表したフローチャートのステップS210の動作に相当する。続いて、消費電力把握部22が判断した局部洗浄装置10の「電力」と、トイレユニットの「室温状態」と、室内暖房機70の「室内暖房機ON/OFF」と、に基づいて、動作内容決定部24は、図5に表した動作パターンの中から適当な動作パターンを選択する。これは、図4に表したフローチャートのステップS212の動作に相当する。
例えば、局部洗浄装置10の固有電力値が0W〜109Wであり、且つトイレユニットの室温が室温目標値の設定範囲内であり、且つ室内暖房機70の動作が「ON」に設定されている場合には、動作内容決定部24は、図5に表した動作パターン(1)を選択し、局部洗浄装置10は、送信部30から受信部60へ動作パターン(1)の情報を送信する。受信部60が受信した動作パターン(1)の情報に基づいて、室内暖房機70は、「ヒータOFF/モータ低回転」の動作を行い、電気温水器80は、「ON」の動作を行う。
また例えば、局部洗浄装置10の固有電力値が1201W以上であり、且つトイレユニットの室温が室温目標値の設定範囲外であって室温目標値との差異が大きく、且つ室内暖房機70の動作が「OFF」に設定されている場合には、動作内容決定部24は、図5に表した動作パターン(8)を選択し、局部洗浄装置10は、送信部30から受信部60へ動作パターン(8)の情報を送信する。受信部60が受信した動作パターン(8)の情報に基づいて、室内暖房機70は、「ヒータOFF/モータOFF」の動作を行い、電気温水器80は、「OFF」の動作を行う。
さらに、動作内容決定部24は、使用者の動作に基づいて動作パターンを選択することができる。これは、例えば図6に例示した如くである。使用者がトイレユニットに入室した場合には、図3を参照しつつ説明したように、消費電力把握部22は、局部洗浄装置10が使用者によって未だ使用されないと判断し、このときの固有電力値を最大約100Wとして把握する。続いて、トイレユニットの「室温状態」と、室内暖房機70の「室内暖房機ON/OFF」と、を判断し、図6に表したように、動作内容決定部24は例えば動作パターン(2)を選択する。
また例えば、おしり洗浄やおしり乾燥などの操作を操作部50により行うと、図3を参照しつつ説明したように、局部洗浄装置10が今から使用され、電力が必要になると判断し、消費電力把握部22は、このときの固有電力値を最大約1300Wとして把握する。続いて、トイレユニットの「室温状態」と、室内暖房機70の「室内暖房機ON/OFF」と、を判断し、図6に表したように、動作内容決定部24は例えば動作パターン(6)または(7)を選択する。
このように、受信部60を室内暖房機70と電気温水器80とで共用し、動作内容決定部24が選択した動作パターンをまとめた情報として受信部60が受信することによって、通信ミスなどにより生ずる想定外の動作をほぼ確実に排除することができる。さらに、トイレユニットに設定された許容電力を超えることなく局部洗浄装置10と、室内暖房機70と、電気温水器80と、を動作させることができる。また、受信部60を室内暖房機70と電気温水器80とで共用し、室内暖房機70と電気温水器80とを有線の通信線75によって接続することによって、消費電力を最小限に抑え、トイレユニットにおいて利用できる限られた電力を有効に活用することができる。
さらに、局部洗浄装置10の消費電力およびトイレユニットの室温を局部洗浄装置10において一括で把握および検知し、その把握および検知した情報に基づいて、局部洗浄装置10、室内暖房器70、および電気温水器80の動作内容を局部洗浄装置10が一括管理することができる。これにより、トイレユニット全体で利用できる消費電力の許容範囲内でより最適な動作を行うことができる。
図8は、室内暖房機および電気温水器の動作停止の判断を例示するフローチャート図である。
本実施形態にかかるトイレユニットは、送信部30から所定時間間隔で前述した情報を受信部60へ送信しているが、受信部60が連続して所定回数受信できなかった場合には、室内暖房機70および電気温水器80の動作を停止させる。これは、電波干渉や急な故障によって電波が途絶えることがあっても、安全にトイレユニットを使用することができるようにするためである。
まず、トイレユニットの動作が開始されると(ステップS300)、受信部60が室内暖房機70および電気温水器80の動作内容に関する信号(情報)を受信したか否かを判断する(ステップS302)。受信部60が室内暖房機70および電気温水器80の動作内容に関する信号を受信した場合には(ステップS302:YES)、その受信した信号は室内暖房機70および電気温水器80の動作を停止させる信号であるか否かを判断する(ステップS304)。受信した信号が室内暖房機70および電気温水器80の動作を停止させる信号である場合には(ステップS304:YES)、それらの動作を停止させる(ステップS308)。一方、受信した信号が室内暖房機70および電気温水器80の動作を停止させる信号ではない場合には(ステップS304:NO)、再度、受信部60が室内暖房機70および電気温水器80の動作内容に関する信号を受信したか否かを判断する(ステップS302)。
ステップS302において、受信部60が室内暖房機70および電気温水器80の動作内容に関する信号を受信していない場合には(ステップS302:NO)、所定時間間隔(所定周期)で送信される信号を、適宜設定された周期分(回数分)連続で受信していないか否かを判断する(ステップS306)。適宜設定された周期分連続で受信していない場合には(ステップS306:YES)、室内暖房機70および電気温水器80の動作を停止させる(ステップS308)。一方、適宜設定された周期分連続で受信していないことはない場合には(ステップS306:NO)、再度、受信部60が室内暖房機70および電気温水器80の動作内容に関する信号を受信したか否かを判断する(ステップS302)。
次に、送信部30が信号を送信する時間間隔(周期)、および室内暖房機70および電気温水器80の動作停止の判断基準となる周期(回数)について、図面を参照しつつ説明する。
図9は、送信信号と受信信号とのタイミングを例示するタイミングチャート図である。 図9に表したタイミングチャート図の上段は、局部洗浄装置10から室内暖房機70へ送信される信号、すなわち送信部30から受信部60へ送信される信号のタイミングを表している。この信号は、前述したように、室内暖房機70および電気温水器80の動作内容(動作/停止)の情報を有している。一方、図9に表したタイミングチャート図の下段は、室内暖房機70が受信する信号、すなわち受信部60が受信する信号の有無のタイミングを表している。
送信部30が信号を送信する時間間隔(周期)および室内暖房機70および電気温水器80の動作停止の判断基準となる周期(回数)は、例えば、局部洗浄装置10と、室内暖房機70と、電気温水器80と、その他の機器と、の全ての機器の最大消費電力が加算されたとしても、定格電流が15アンペア(以下、「アンペア」を「A」と記載する)の遮断器により遮断されることのない周期として算出することができる。
局部洗浄装置10の最大消費電力である約1300Wと、室内暖房機70の最大消費電力である約800Wと、電気温水器80の最大消費電力である約500Wと、操作部50や図示しない自動水栓などのその他の機器の最大消費電力である約50Wと、の合計電力値は、約2650Wとなる。この合計電力値(約2650W)は、定格電流が15Aの遮断器の定格消費電力(1500W)の約177パーセント(%)に相当する。
遮断器の動作特性曲線によれば、定格電流に対して177%の電流が遮断器に流れた場合には、動作時間10秒にて電力の供給が遮断されることが分かっている。なお、合計電力値が約3000Wである場合には、すなわち定格電流に対して200%の電流が遮断器に流れた場合には、動作時間7秒にて電力の供給が遮断されることが分かっている。したがって、定格電流に対して177%の電流が流れた場合であっても、動作時間7秒以内に室内暖房機70および電気温水器80の動作を停止させれば、合計電力値(約2650W)に約13%の誤差が生じたとしても遮断器によって電力供給が遮断されることはない。
これらのことを考慮すると、図9に表したように、送信部30が信号を送信する時間間隔を例えば3秒と設定し、室内暖房機70および電気温水器80の動作停止の判断基準となる周期を例えば2周期分(2回分)と設定することができる。このように設定すると、局部洗浄装置10から室内暖房機70へ送信された動作内容が「ON」となった後、3秒周期の信号を2回分確認できない場合に、室内暖房機70および電気温水器80の動作を停止させることができる。なお、3秒周期の2回分の信号は、6秒の信号に相当するため、前述した動作時間10秒に対して4秒の動作時間が残っているが、これは余裕を確保した結果である。
したがって、本実施形態にかかるトイレユニットは、遮断器によって電力供給が遮断されることなく、より安全に室内暖房機70および電気温水器80の動作を停止させることができる。また、局部洗浄装置10から室内暖房機70へ送信される信号の周期は、短すぎることなく、より適正な周期で信号を送信することができる。これにより、電波干渉や急な故障によって電波が途絶えることがあっても、安全に室内暖房機70および電気温水器80を使用することができる。なお、室内暖房機70および電気温水器80の動作が停止した後でも、受信部60が動作内容「ON」の信号を再び受信した場合には、室内暖房機70および電気温水器80の動作を再開させることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、消費電力把握部22が、局部洗浄装置10の消費電力を固有電力値として推測(把握)し、この固有電力値に基づいて、動作内容決定部24が、局部洗浄装置10、室内暖房器70、および電気温水器80の動作内容を決定する。そのため、トイレユニットに設定された許容電力を超えることなく局部洗浄装置10と、室内暖房機70と、電気温水器80と、を動作させることが可能となり、使用者は快適にトイレユニットを利用することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、局部洗浄装置10や手洗い器100などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや室内暖房機70や電気温水器80の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
本発明の実施の形態にかかるトイレユニットを例示する模式図である。 本実施形態にかかるトイレユニットを例示するブロック図である。 本実施形態にかかるトイレユニットの動作と使用者の動作との関係を説明するための模式図である。 本実施形態にかかるトイレユニットの動作の具体例を例示するフローチャート図である。 局部洗浄装置、室内暖房機、および電気温水器の動作内容の動作パターンを例示する表である。 消費電力把握部の把握内容から判断した使用者の動作に基づく動作内容を例示する表である。 消費電力把握部の把握内容に基づいた動作内容を例示する表である。 室内暖房機および電気温水器の動作停止の判断を例示するフローチャート図である。 送信信号と受信信号とのタイミングを例示するタイミングチャート図である。
符号の説明
10 局部洗浄装置、 20 制御部、 22 消費電力把握部、 24 動作内容決定部、 30 送信部、 40 温度検知部、 50 操作部、 52 操作スイッチ、 54 副操作部、 60 受信部、 70 室内暖房機、 72 吹出口、 75 通信線、 80 電気温水器、 100 手洗い器、 110 水栓、 120 ボウル

Claims (8)

  1. 機能を発揮するために必要となる電力を把握する消費電力把握部と、動作内容を決定する動作内容決定部と、前記動作内容に基づいた情報を送信する送信部と、を有する局部洗浄装置と、
    前記送信部によって送信された前記情報を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された前記情報に基づいて動作する外部機器と、
    を備え、
    前記消費電力把握部は、前記局部洗浄装置のそれぞれの機能に必要な消費電力を予め仮決めした電力値のうち、使用する機能に必要な電力値の合計値である固有電力値を把握し、
    前記動作内容決定部は、前記固有電力値に基づいて前記局部洗浄装置の前記動作内容を優先的に決定し、許容電力の範囲内で残りの電力値を前記外部機器に割り当て、前記外部機器の前記動作内容を決定することを特徴とするトイレユニット。
  2. 機能を発揮するために必要となる電力を把握する消費電力把握部と、動作内容を決定する動作内容決定部と、前記動作内容に基づいた情報を送信する送信部と、を有する局部洗浄装置と、
    前記送信部によって送信された前記情報を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された前記情報に基づいて動作する外部機器と、
    を備え、
    前記消費電力把握部は、前記外部機器のそれぞれの機能に必要な消費電力を予め仮決めした消費電力のうち、使用する機能に必要な電力値の合計値である想定必要電力値を把握し、
    前記動作内容決定部は、前記想定必要電力値に基づいて前記外部機器の前記動作内容を優先的に決定し、許容電力の範囲内で残りの電力値を前記局部洗浄装置に割り当て、前記局部洗浄装置の前記動作内容を決定することを特徴とするトイレユニット。
  3. 機能を発揮するために必要となる電力を把握する消費電力把握部と、動作内容を決定する動作内容決定部と、前記動作内容に基づいた情報を送信する送信部と、を有する局部洗浄装置と、
    前記送信部によって送信された前記情報を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された前記情報に基づいて動作する第1の外部機器と、
    前記受信部によって受信された前記情報に基づいて動作する第2の外部機器と、
    を備え、
    前記動作内容決定部は、前記消費電力把握部が把握した内容に基づいて、前記局部洗浄装置と、前記第1の外部機器と、前記第2の外部機器と、が行う前記動作内容を予め決められた複数の前記動作内容の中から選択し、
    前記送信部は、前記選択した前記第1の外部機器への指示および前記第2の外部機器への指示をまとめた情報として、前記第1の外部機器と、前記第2の外部機器と、が共用する前記受信部へ送信し、
    前記第1の外部機器と、前記第2の外部機器と、は前記まとめた情報に基づいて動作することを特徴とするトイレユニット。
  4. 前記第1の外部機器は室内暖房機であり、前記第2の外部機器は電気温水器であることを特徴とする請求項3記載のトイレユニット。
  5. 前記まとめた情報は、前記第1の外部機器と、前記第2の外部機器と、に使用を許可する電力量であり、前記第1の外部機器は、前記電力量の範囲内で、前記第1の外部機器と、前記第2の外部機器と、を動作させることを特徴とする請求項3または4に記載のトイレユニット。
  6. 前記第1の外部機器と、前記第2の外部機器と、は有線で接続され、
    前記受信部は、前記第1の外部機器の内部に設けられ、
    前記第2の外部機器は、前記受信部によって受信された前記動作内容に基づいて動作することを特徴とする請求項3〜5のいずれか1つに記載のトイレユニット。
  7. 前記局部洗浄装置は、室温を検知する温度検知部をさらに有し、
    前記動作内容決定部は、前記温度検知部が検知した内容を加味して前記外部機器の動作内容を決定し、
    前記外部機器は、前記決定した前記動作内容の前記情報に基づいて動作することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のトイレユニット。
  8. 前記送信部は、所定時間間隔で前記受信部へ信号を送信し、
    前記受信部は、前記所定時間間隔毎に送信された前記信号を連続して所定回数受信できなかった場合には、前記外部機器の動作を停止させる前記動作内容の前記信号を受信したとみなすことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載のトイレユニット。
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