JP3067355B2 - 局部洗浄装置 - Google Patents

局部洗浄装置

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JP3067355B2
JP3067355B2 JP3328834A JP32883491A JP3067355B2 JP 3067355 B2 JP3067355 B2 JP 3067355B2 JP 3328834 A JP3328834 A JP 3328834A JP 32883491 A JP32883491 A JP 32883491A JP 3067355 B2 JP3067355 B2 JP 3067355B2
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剛 野口
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Hitachi Chemical Co Ltd
Showa Denko Materials Co Ltd
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  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
  • Control By Computers (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人体の局部を洗浄する
温水洗浄便座等の局部洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な局部洗浄装置は、図2に示すよ
うに、電気ヒータにより水道水を加熱して洗浄水として
いる。この洗浄水は通常500〜1500cc/分程度
必要なため、洗浄時のみ水道水を加熱する瞬間湯沸式で
は過大な電力を必要とするため一般家庭のコンセントで
は十分電力量が得られない、この為、洗浄水を比較的能
力の低い温水ヒータで、前もって加熱する貯湯タンクを
備えたものが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】貯湯タンクは通常一回
の洗浄に十分な水量を貯えているが、使用者によって
は、貯湯量を超えて使用することがある。この場合、温
水ヒータの能力が不足している為、後から流入した水道
水を十分に加熱することができず洗浄水は急激に低下す
る。これは、水道水の温度が低い冬場等に顕著である。
使用者は、突然洗浄水の温度が下がることを予測するこ
とができないため使用水量が貯湯水量を超えた場合に
は、洗浄中断等の動作をするまで、冷水で洗浄しなけれ
ばならなかった。また、第1の使用者の使用後、第2の
使用者が利用した場合、温水ヒータの能力を低く抑えて
いる為、洗浄水を十分に加熱するには長い時間を要する
が、第2の使用者が現在の貯湯水温が適温に達している
か否か判断できない為、知らずに冷水で洗浄してしまう
等の問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の装置は、人体局
部を洗浄するための洗浄水の水温設定手段と、洗浄水の
温度を検知する水温検知手段と、水温設定手段で設定
された水温と水温検知手段により検知された水温を比較
する第1の温水温度比較手段と該第1の温水温度比較手
段の比較結果より、設定された水温よりも洗浄水の温度
が低い場合には、洗浄水を加熱する温水ヒータを具備し
た人体局部洗浄装置において、水温設定手段より快適洗
浄温度範囲を算出する快適洗浄温度算出手段と、算出
温度と洗浄水温を比較する第2の温水温度比較手段と水
温低下を使用者に伝えるための水温低下表示手段を具備
し、第2の温水温度比較手段の比較結果より、洗浄温度
が、快適洗浄範囲を下回りそうな場合及び下回った場合
には、水温の低下を示す水温低下表示手段に表示するこ
とを特徴とする。また、水温低下表示手段が、運転ラン
プ、又は洗浄水量ランプと兼用し、水温低下時には、こ
れらランプを点滅させることにより使用者に水温低下を
伝えるものであってもよい。
【0005】
【作用】洗浄水の温度を設定する設定水温から、快適洗
浄温度を算出し、故に算出結果と貯湯タンクの洗浄水温
を比較し、核比較結果に基づいて、水温低下若しくは、
短時間で快適洗浄温度を下回りそうな場合には、水温低
下表示手段に水温の低下を表示する。
【0006】図1は、本発明による温水洗浄装置の一実
施例で、1は局部洗浄のON/OFFを行うための操作
部で、2は洗浄制御部で洗浄操作部1よリ動作開始を指
示された場合、動作表示手段3に運転中の表示を行うと
ともに、水電磁弁またはポンプ9を運転して水道水を貯
湯タンク12内に導き、もってあらかじめ貯湯タンク
内で加熱された洗浄水を押し出して洗浄ノズル14よ
り洗浄水を噴出させる。貯湯タンク12には、貯湯タン
ク12に蓄えられた温水温度を検知する為の温水サーミ
スタ10と水道水を加熱する為の温水ヒータ11が具備
されている。ここで4は使用者が洗浄水温を自由に設定
する為のボリューム等の水温設定手段で、8は温水サー
ミスタ10で検知された貯湯タンク12の温度と使用者
の設定温度を比較し貯湯水温が設定値よりも低い場合に
は、温水ヒータ制御部13を駆動して温水ヒータに通電
する第1の温水温度比較手段である。5は水温設定手段
によって設定された設定温度から快適洗浄温度を算出す
る快適洗浄温度算出手段で6は水サーミスタ10で検
出された水温と快適洗浄温度とを比較し、貯湯タンク1
2内の洗浄水温が快適水温よりも低いか否かを判断する
第2の温水温度比較手段で、7は比較手段による比較
結果から貯湯水温が快適洗浄温度よりも低い場合には、
水温の低下を使用者に伝える水温低下表示手段で構成さ
れている。快適洗浄温度算出手段は使用者の設定水温か
ら3〜10deg低い温度とすることが望ましい。ま
た、この快適洗浄温度は、外気温、洗浄水温の降下度
洗浄水量及び/若しくは洗浄動作中か否かによっても多
少可変させてもよい。この温水洗浄装置は通常貯湯タン
ク12に蓄えられた温水を使用者の設定した水温となる
様に、洗浄動作中か否かにかかわらず加熱/保温してい
る。ここで、使用者が洗浄を開始すると洗浄制御部2は
水電磁弁9またはポンプを駆動し水道水を貯湯タンクに
導く。水道水は貯湯タンクの湯とほとんど混ざりあうこ
となく貯湯タンク12の下部に貯っていく。一方これま
で貯湯タンク12内に貯えられた湯は、下部に貯ってい
く水のために押し出され洗浄ノズル14より洗浄水とし
て噴出していく。温水サーミスタ10は、貯湯タンク1
2の中央部に位置している為、下部から徐々に貯ってき
た冷水を検知することができ、検知温度から第2の温
水温度比較手段6が、残湯量が少ないことを検出すると
ともに、水道低下表示手段7で水温低下を表示する。水
温低下表示手段7は、独立した表示手段であってもよい
が例えば運転ランプ、洗浄水量ランプ、洗浄水温表示ラ
ンプ等と兼用し、水温低下時には、これらランプを点滅
させることによって使用者に水温低下を伝えてもよい。
【0007】
【発明の効果】本発明により、使用者は洗浄水温の低下
をいち早く知ることができるため、突然の冷水により不
快な思いをすることがなく洗浄中断等の動作をすること
ができる。また、先の使用者に続けて使用した場合であ
っても、貯湯量(残湯量)がわかる為、知らずに冷水で
洗浄してしまう不具合を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】従来の実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】 1 洗浄操作部 2 洗浄制御部 3 動作表示手段 4 水温設定手段 5 快適洗浄温度算出手段 6 第2の温水温
度比較手段 7 水道低下表示手段 8 第1の温水温
度比較手段 9 水電磁弁またはポンプ 10 温水サーミス
タ 11 温水ヒータ 12 貯湯タンク 13 温水ヒータ制御手段 14 洗浄ノズル

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】人体局部を洗浄するための洗浄水の水温設
    定手段と、洗浄水の温度を検知する水温検知手段と、
    水温設定手段で設定された水温と水温検知手段により検
    知された水温を比較する第1の温水温度比較手段と該第
    1の温水温度比較手段の比較結果より、設定された水温
    よりも洗浄水の温度が低い場合には、洗浄水を加熱する
    温水ヒータを具備した人体局部洗浄装置において、水温
    設定手段より快適洗浄温度範囲を算出する快適洗浄温度
    算出手段と、算出温度と洗浄水温を比較する第2の温
    水温度比較手段と水温低下を使用者に伝えるための水温
    低下表示手段を具備し、第2の温水温度比較手段の比較
    結果より、洗浄温度が、快適洗浄範囲を下回りそうな場
    合及び下回った場合には、水温の低下を示す水温低下表
    示手段に表示することを特徴とする人体局部洗浄装置。
  2. 【請求項2】水温低下表示手段が、運転ランプ、又は洗
    浄水量ランプと兼用し、水温低下時には、これらランプ
    を点滅させることにより使用者に水温低下を伝えること
    を特徴とする請求項1に記載の局部洗浄装置。
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JP6430699B2 (ja) * 2013-12-26 2018-11-28 株式会社木村技研 トイレシステム
JP6624397B2 (ja) * 2018-05-07 2019-12-25 株式会社木村技研 温水洗浄装置

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