JP2009148130A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンデンサに蓄積するエネルギー量を一層増大させ、コンデンサの容量及び入力交流電源の容量を一層小さくする。
【解決手段】電源装置1は、入力交流電源10と、入力交流電源10からの交流電圧を直流電圧に変換するコンバータ40と、コンバータ40が出力する直流電圧を昇圧制御するコンバータ制御手段70と、コンバータ40からの直流電圧を交流電圧に変換し、モータ120に電流を供給するインバータ60と、コンバータ40とインバータ60との間に接続され、電気エネルギーを蓄積するエネルギー蓄積用コンデンサ50とを備えて構成される。これにより、コンバータ40の直流電圧を昇圧するようにしたので、エネルギー蓄積用コンデンサ50の両端にかかる電圧が高くなり、エネルギー量を一層増大させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、力行及び回生を行う負荷に対してエネルギーを供給する電源装置に関し、特に、コンデンサに蓄積したエネルギーを力行時のために使用する電源装置に関する。
従来、慣性負荷が加速及び減速して対象物を加工成形するプレス機械等の設備において、慣性負荷を加減速させるためのエネルギーを供給するサーボプレス用の電源装置が知られている。この電源装置は、電源回生コンバータやコンデンサ(例えば、アルミ電解コンデンサ型キャパシタバンク)等を設けることにより、負荷側で発生する回生エネルギーを有効活用するようにしている。すなわち、慣性負荷が減速運転する回生時に回生エネルギーを蓄積し、慣性負荷が加速運転する力行時に、その蓄積したエネルギーを使用する。
このような電源装置は、対象物をプレス加工するときに、そのときの慣性負荷に応じた電流を供給し、それ以外のときに、プレス加工時の電流よりもはるかに小さい電流を供給する。このため、プレス加工のために必要なピーク電流を常に供給する必要はない。しかし、電源装置は、プレス加工時にはピーク電流を供給する必要があるので、そのピーク電流を供給することが可能な容量の電源装置とする必要がある。このため、電源装置は、電源容量及びコストが増大し、装置全体が大型化してしまう。
これらの問題を解決するために、電気エネルギー蓄積装置を設け、元電源となる交流電源装置だけでなく電気エネルギー蓄積装置からも電流を供給する技術が開示されている(特許文献1を参照)。図8は、プレス機械に用いる従来の電源装置の構成を示す図である。この電源装置1000は、交流電源設備1200、昇圧トランス1210、ノーヒューズブレーカ1220、マグネットコンタクタ1230、整流回路(コンバータ)1100、電気エネルギー蓄積装置1110、及び、モータ1600を駆動するドライバー回路(インバータ)1500を備えて構成される。
交流電源設備1200は、元電源である3相交流電源を供給する。昇圧トランス1210は、交流電源設備1200から供給された3相交流電源の交流電源電圧を昇圧する。整流回路1100は、交流電源電圧を一定の直流電圧に変換する。
電気エネルギー蓄積装置1110は、電気エネルギー蓄積用のコンデンサ1120、電流を制限するスイッチングトランジスタ1111、コンデンサ1120の充電電流Ichの値に応じてスイッチングトランジスタ1111をON/OFFすることにより、電気エネルギーの蓄積制御を行う電気エネルギー蓄積制御手段1112、充電電流Ichの加速を抑制するチョークトランス1118、コンデンサ1120の充電電流Ichを検出する電流センサー1150、コンデンサ1120の充電電圧Vchを検出する電圧センサー1160、スイッチングトランジスタ1111がOFFのときの充電電流Ichの方向を定めるダイオード1117、プレス機械の運転終了時にコンデンサ1120に蓄積されたエネルギーを放電電流として消費して消滅させる放電抵抗1140、及び、マグネットコンタクタ1230のうちの一部のコンタクタのb接点1231bを備えて構成される。
ドライバー回路1500は、トランジスタ等を含むインバータであり、PWM信号を入力してトランジスタをON/OFF制御し、3相駆動電圧を出力してモータ駆動電流をモータ1600へ供給する。これにより、モータ1600を回転駆動させることができる。
電気エネルギー蓄積制御手段1112は、充電電流Ichの値が所定の設定値を超えた場合、スイッチングトランジスタ1111をOFFし、充電電流Ichがチョークトランス1118→コンデンサ1120→ダイオード1117の経路に流れるように制御し、コンデンサ1120に電気エネルギーを蓄積する。一方、充電電流Ichの値が所定の設定値以下になった場合、スイッチングトランジスタ1111をONし、充電電流Ichが整流回路1100→スイッチングトランジスタ1111→チョークトランス1118→コンデンサ1120の経路に流れるように制御し、コンデンサ1120に電気エネルギーを蓄積する。そして、コンデンサ1120に蓄積された電気エネルギーは、対象物をプレス加工するときに、ドライバー回路1500を介してモータ1600へ一気に放出される。
このように、対象物のプレス加工時に必要なピーク電流は、元電源となる交流電源設備1200だけでなく電気エネルギー蓄積装置1110からも供給されるから、交流電源設備1200の電源容量を低減することができ、結果としてコスト低減及び小型化を実現することができる。
特開2004−344946号公報
前述した特許文献1の電源装置1000では、交流電源設備1200(以下、入力交流電源という。)及び電気エネルギー蓄積装置1110を用いて、プレス加工時に必要なピーク電流を供給するようにしている。この場合、電気エネルギー蓄積装置1110のコンデンサ1120に、一層多くのエネルギーを蓄積することが望ましい。なぜならば、コンデンサ1120に多くのエネルギーを蓄積することにより、プレス加工時に必要なピーク電流を十分に供給することができ、入力交流電源の容量も一層小さくすることができるからである。また、電源装置1000は、コンデンサ1120の容量及び入力交流電源の容量が一層小さい方が、コスト及びスペースの点からして望ましい。
そこで、本発明の目的は、コンデンサに蓄積するエネルギー量を一層増大させ、コンデンサの容量及び入力交流電源の容量を一層小さくすることが可能な電源装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の電源装置は、負荷へ間欠的なエネルギーを供給する電源装置において、元電源となる入力交流電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換する交流直流変換手段と、前記交流直流変換手段が出力する直流電圧を昇圧制御する制御手段と、前記制御手段により昇圧制御された直流電圧を交流電圧に変換し、前記負荷へ電流を供給する直流交流変換手段と、前記交流直流変換手段と直流交流変換手段との間に接続され、前記交流直流変換手段からの電気エネルギーを蓄積するコンデンサとを備え、前記負荷への電流を、前記コンデンサに蓄積されたエネルギー及び前記入力交流電源のエネルギーによって供給する、ことを特徴とする。
また、本発明の電源装置は、負荷へ間欠的なエネルギーを、直流電圧を交流電圧に変換する直流交流変換器を介して供給する電源装置において、元電源となる入力交流電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換する交流直流変換手段と、前記交流直流変換手段が出力する直流電圧を昇圧制御する制御手段と、前記交流直流変換手段と直流交流変換器との間に接続され、前記交流直流変換手段からの電気エネルギーを蓄積するコンデンサとを備え、前記負荷への電流を、前記コンデンサに蓄積されたエネルギー及び前記入力交流電源のエネルギーによって供給する、ことを特徴とする。
また、本発明の電源装置は、クランク軸の回転駆動により加工処理を行う負荷へ、前記クランク軸を回転駆動させるための電流を供給する電源装置において、元電源となる入力交流電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換する交流直流変換手段と、前記交流直流変換手段が出力する直流電圧を昇圧制御する制御手段と、前記制御手段により昇圧制御された直流電圧を交流電圧に変換し、前記負荷へ電流を供給する直流交流変換手段と、前記交流直流変換手段と直流交流変換手段との間に接続され、前記交流直流変換手段からの電気エネルギー及び前記負荷からの回生エネルギーを蓄積するコンデンサとを備え、前記クランク軸を回転駆動させるための電流を、前記コンデンサに蓄積されたエネルギー及び前記入力交流電源のエネルギーによって供給する、ことを特徴とする。
また、本発明の電源装置は、クランク軸の回転駆動により加工処理を行う負荷へ、前記クランク軸を回転駆動させるための電流を、直流交流変換器を介して供給する電源装置において、元電源となる入力交流電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換する交流直流変換手段と、前記交流直流変換手段が出力する直流電圧を昇圧制御する制御手段と、前記交流直流変換手段と直流交流変換器との間に接続され、前記交流直流変換手段からの電気エネルギー及び前記負荷からの回生エネルギーを蓄積するコンデンサとを備え、前記クランク軸を回転駆動させるための電流を、前記コンデンサに蓄積されたエネルギー及び前記入力交流電源のエネルギーによって供給する、ことを特徴とする。
また、本発明の電源装置は、前記負荷が、電源装置から供給されたエネルギーを消費する工程を含むサイクルを繰り返し、前記入力交流電源のエネルギーは、前記消費する工程のエネルギーを、前記サイクルにおいて平均したエネルギーとする、ことを特徴とする。
また、本発明の電源装置は、前記制御手段が、予め設定された直流電圧指令と、前記交流直流変換手段が出力する直流電圧との偏差を増幅し、前記入力交流電源から交流直流変換手段への入力電流の電流指令を出力する電圧制御器と、前記電圧制御器により出力された電流指令と、前記入力交流電源から交流直流変換手段に供給される電流との偏差を増幅し、前記入力交流電源から交流直流変換手段への入力電圧の電圧指令を出力する電流制御器とを備え、前記電圧制御器及び電流制御器のそれぞれの偏差がゼロになるように、前記交流直流変換手段が出力する直流電圧を昇圧制御する際に、前記電圧制御器が、出力する電流指令を、前記力行の工程にて必要な負荷エネルギーを前記サイクルにおいて平均したエネルギー、及び、前記入力交流電源から交流直流変換手段への入力電圧に基づいた電流値以下になるように、前記電流指令を出力する、ことを特徴とする。
また、本発明の電源装置は、前記コンデンサを、電気二重層型キャパシタとする、ことを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、交流直流変換手段が出力する直流電圧を昇圧制御するようにしたから、コンデンサの両端にかかる電圧が高くなる。これにより、コンデンサに蓄積するエネルギー量が一層増大するから、コンデンサから負荷に対してピーク電流の多くを供給することができ、かつ、コンデンサの容量及び交流電源の容量を一層小さくすることが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
〔概要〕
まず、本発明の実施形態による電源装置の概要について説明する。電源装置は、少なくとも、元電源となる入力交流電源と、入力交流電源からの交流電圧を直流電圧に変換するコンバータ(交流直流変換手段)と、コンバータが出力する直流電圧を昇圧制御するコンバータ制御手段と、コンバータから直流電圧を入力して交流電圧を出力し、負荷側に電流を供給するインバータ(直流交流変換手段)と、コンバータとインバータとの間に接続され、電気エネルギーを蓄積するコンデンサとを備えて構成される。
コンデンサには、入力交流電源から供給される電源のエネルギーが蓄積され、例えば、プレス加工等を行う力行時にエネルギーが放出される。この例で具体的に説明すると、プレス加工を行わない工程内の、モータを加速運転させる力行時に、コンデンサに蓄積したエネルギー及び入力交流電源からのエネルギーを使用する。また、モータを加速運転させてプレス加工を行う力行時に、入力交流電源からのエネルギーを使用すると共に、主にコンデンサに蓄積したエネルギーを使用する。この場合、プレス加工のために必要なピーク電流の多くをコンデンサから供給し、残りの電流を入力交流電源から供給する。つまり、入力交流電源は、加工プレスのために必要なピーク電流のうち、コンデンサから供給する電流を除いた残りの電流を供給可能な容量で済むことになる。例えば、入力交流電源の容量は、プレスサイクル時間Tにおけるプレス加工負荷エネルギーの平均値で済むようになる。詳細については後述する。尚、モータを減速運転する回生時には、回生エネルギーがコンデンサに蓄積される。
また、コンバータ制御手段は、コンバータの出力電圧を昇圧制御することにより、コンデンサの両端にかかる電圧を、通常よりも高い電圧に維持する。つまり、コンデンサの両端にかかる電圧を通常よりも高くすることができるから、コンデンサに蓄積されるエネルギー量を増大させることができる。また、所定量のエネルギーを蓄積する場合には、コンデンサの容量は小さくて済む。
また、コンデンサとして、内部抵抗の小さい電気二重層型大容量キャパシタを用いる。これにより、コンデンサは高電流の入出力が可能となるので、蓄積するエネルギー量を増大させることができる。以下、電源装置について、その構成及び動作について説明する。
〔電源装置の構成〕
次に、電源装置の構成について説明する。図1は、本発明の実施形態による電源装置を含むシステムの構成を示す図である。このシステムは、サーボプレス用の電源装置1と、電源装置1により出力されるモータ駆動電流により回転駆動するモータ120と、モータ120が回転駆動することによりクランク軸が回転し、プレス加工を行う負荷130とを備えて構成される。
この電源装置1は、交流−直流−交流変換電源であり、入力交流電源10、コンデンサ20、リアクタ30、コンバータ40、エネルギー蓄積用コンデンサ50、インバータ60、コンバータ制御手段70及びインバータ制御手段80を備えて構成される。入力交流電源10は、モータ120を回転駆動するための元電源となる3相交流電力を供給する。尚、3相の各電源ラインに、内部抵抗rを有しているものとする。コンデンサ20は、入力交流電源10における3相の各電源ラインに設けられ、入力交流電源10からの電源ノイズを除去するキャパシタ機器である。リアクタ30は、入力交流電源10から供給する電源のエネルギーを制御するインダクタンス機器である。
コンバータ40は、ダイオード等の整流素子を用いた3相全波整流回路が設けられ、入力交流電源10からコンデンサ20及びリアクタ30を介して3相交流電圧を入力し、コンバータ制御手段70からの制御信号によりトランジスタがON/OFF制御され、所定の電圧に昇圧制御された直流電圧を出力する。
エネルギー蓄積用コンデンサ50には、入力交流電源10からコンデンサ20、リアクタ30及びコンバータ40を介して供給される電源のエネルギーと、モータ120からコンデンサ110、リアクタ100及びインバータ60を介して供給される回生エネルギーとが蓄積される。この蓄積されたエネルギーは、主に、負荷130においてプレス加工を行う工程、すなわちモータ120を加速運転させてプレス加工を行う力行時に使用され、エネルギー蓄積用コンデンサ50から、プレス加工のために必要なピーク電流の多くが供給される。
また、エネルギー蓄積用コンデンサ50として、内部抵抗の小さい電気二重層大容量キャパシタを用いる。内部抵抗の小さいキャパシタを用いることにより、高電流をエネルギー蓄積用コンデンサ50へ入出力することができる。エネルギー蓄積用コンデンサ50としてアルミ電解コンデンサを用いないのは、アルミ電解コンデンサにより大容量キャパシタを構築することが電源装置1における設置スペース及びコストの面から困難だからである。
インバータ60は、相対する2つの半導体スイッチング素子がUVW相毎に設けられ、コンバータ40からエネルギー蓄積用コンデンサ50を介して直流電圧を入力し、インバータ制御手段80からの制御信号により半導体スイッチング素子がON/OFF制御され、3相交流電圧を出力し、モータ120に3相交流のモータ駆動電流を供給する。モータ120が回転駆動することによりクランク軸が回転し、負荷130はプレス加工を行うことができる。
コンバータ制御手段70は、予め設定されたバス電圧指令e*(バス電圧設定値)と、図1に示した実際のバス電圧e(バス電圧測定値)とが一致するように、制御信号を生成してコンバータ40に出力する。例えば、入力交流電源10の交流電圧が400Vの場合、昇圧機能を有さない通常のコンバータを用いると、その出力電圧(バス電圧)は√(2)×400=566Vとなる。これに対し、昇圧機能を有する本発明の実施形態によるコンバータ40を用いる場合は、例えばe*=700Vに設定する。これにより、バス電圧eは、通常の電圧566Vよりも昇圧された700Vとなる。このように、昇圧機能を有するコンバータ40を用いることにより、プレス加工時にエネルギー蓄積用コンデンサ50からエネルギーが放出してバス電圧eが低下した場合であっても、バス電圧eを予め設定されたバス電圧指令e*に一致するように昇圧制御することができる。
インバータ制御手段80は、負荷130のサーボプレス速度(クランク軸の回転速度)が、予め設定されたサーボプレス速度パターンの目標速度になるように、すなわち、予め設定されたサーボプレス速度指令ω*と、実際のサーボプレス速度ωとが一致するように、制御信号を生成してインバータ60に出力する。
〔電源装置の動作〕
次に、電源装置の動作について説明する。図2は、図1に示した電源装置が実現するサーボプレス速度パターン、負荷パターン及びバス電圧を示す図である。
図2(1)は、負荷130のサーボプレス速度パターンを示す図である。サーボプレス速度パターンは、クランク軸がプレス角度θ=0°から360°までのプレスサイクル時間Tを繰り返すパターンになっており、加工動作としてみると、プレス加工時間t及びプレス加工角度幅θの加工工程とそれ以外の非加工工程とが繰り返される。負荷130は、加工工程において、サーボプレス速度ωで時間tの間定速度運転し、非加工工程において、プレス加速時間tの間加速した後、サーボプレス定格速度ωで時間tcの間定速度運転し、プレス減速時間tの間減速する。
図2(2)は、負荷130の負荷パターンを示す図である。負荷パターンは、加工工程において、加工負荷パワーPで運転し、非加工工程において、加速パワーPになるまで上昇し、パワーが無い状態が続いた後、減速パワー−Pからパワーが無い状態まで減速する。このパターンが繰り返される。
図2(3)は、コンバータ40の出力電圧、すなわちエネルギー蓄積用コンデンサ50の両端にかかるバス電圧eを示す図である。バス電圧eは、加工工程の開始時にE、終了時にEであり、非加工工程の加速運転時の開始時にE、終了時にEであり、非加工工程の減速運転時の開始時にE、終了時にEである。
ここで、図1に示したエネルギー蓄積用コンデンサ50には、入力交流電源10から供給される電源のエネルギーと、モータ120から供給される回生エネルギーとが蓄積される。そして、図2に示した加工工程において、エネルギー蓄積用コンデンサ50に蓄積されたエネルギー及び入力交流電源10からのエネルギーが使用される。具体的には、加工負荷パワーPのうちの多くのパワーをエネルギー蓄積用コンデンサ50に蓄積されたエネルギーにて対応し、残りのパワーを入力交流電源10からのエネルギーにて対応する。すなわち、電源装置1は、加工プレスのために必要なピーク電流の多くをエネルギー蓄積用コンデンサ50から供給し、残りの電流を入力交流電源10から供給する。
また、図2に示した非加工工程内の、モータ120を加速運転させる力行時(t)には、エネルギー蓄積用コンデンサ50に蓄積されたエネルギー及び入力交流電源10からのエネルギーが使用される。また、モータ120を定格速度で運転させる期間(tc)には、エネルギーのやり取りは行われない。そして、モータ120を減速運転させる回生時(t)には、回生エネルギーがエネルギー蓄積用コンデンサ50に蓄積される。
つまり、プレスサイクル時間Tにおいて、加工工程では、プレス加工を行うために、エネルギー蓄積用コンデンサ50に蓄積されたエネルギー及び入力交流電源10からのエネルギーが使用される。そして、非加工工程における加速運転するための加速パワーは入力交流電源10及びエネルギー蓄積用コンデンサ50から供給され、減速運転するための減速パワーはエネルギー蓄積用コンデンサ50に蓄積されるから、加速パワーと減速パワーとが相殺される。言い換えれば、加速運転のために必要な力行エネルギーと、減速運転に伴って発生する回生エネルギーとが相殺される。したがって、プレスサイクル時間Tにおいては、プレス加工を行うための加工負荷パワーを、エネルギー蓄積用コンデンサ50に蓄積されたエネルギー及び入力交流電源10からのエネルギーにより賄うようになっており、入力交流電源10の容量は、加工負荷パワーのみを考慮して設定されればよい。
図2において、加速パワーPは以下の式で表すことができる。
=(J/2)(ω −ω )/t
ここで、ωはプレス加工工程におけるサーボプレス速度、ωはプレス非加工工程におけるサーボプレス定格速度、Jはサーボプレスイナーシャ、tは非加工工程におけるプレス加速時間である。また、以下の式より、平均加工負荷パワーP_BARを求めることができる。
×t=P_BAR×T
_BAR=P×t/T
ここで、Pは加工負荷パワー、tはプレス加工時間、Tはプレスサイクル時間である。
図3は、図1に示した電源装置1において、入力パワーと加工負荷パワーとの関係を説明する図である。図3において、入力パワーPは、図1における入力交流電源10、コンデンサ20、リアクタ30、コンバータ40及びコンバータ制御手段70により生成される電源である。図3において、電流iは、インバータ60を介してモータ120へ供給される負荷電流である。
加工負荷パワーPは以下の式で表すことができる。
=τ×ω
いま、入力パワーPについて、P=P_BARとすると、前述した平均加工負荷パワーP_BARの式から、以下の式を導き出すことができる。
=P_BAR=P×t/T=P×θ/360=√3×V
これより、I=P_BAR/(√3×V)となる。
ここで、tはプレス加工時間、θはプレス加工角度幅、Iは入力交流電源10の線電流、Vは入力交流電源10の線電圧である。
つまり、入力交流電源10が平均加工負荷パワーP_BARのエネルギーを供給するためには(入力交流電源10の電源容量が平均加工負荷パワーP_BARで済むようにするためには)、前述したIとVの関係を満たすことが必要となる。そこで、入力交流電源10の線電流Iを、後述するバス電圧制御器142のリミッタとして用いる。
入力交流電源10から平均加工負荷パワーP_BARが供給される場合、プレス加工時に、エネルギー蓄積用コンデンサ50は、加工負荷パワーPから平均加工負荷パワーP_BARを除いたエネルギーを供給する必要がある。すなわち、エネルギー蓄積用コンデンサ50は、プレス加工時に、プレスサイクル時間Tあたり、以下のエネルギーを供給する必要がある。
(C/2)(E −E )=P×t−P_BAR×t
ここで、Cはエネルギー蓄積用コンデンサ50のキャパシタ容量、Eは無負荷バス電圧、Eは加工負荷時のバス電圧である。この式から、加工負荷時のバス電圧Eは以下の式となる。
=√{E −2×(P×t−P_BAR×t)/C}
また、エネルギー蓄積用コンデンサ50は、プレス非加工工程の加速時に、プレスサイクル時間Tあたり、以下のエネルギーを供給する必要がある。
(C/2)(E −E )=(J/2)(ω −ω )−P_BAR×t
ここで、Eは最小バス電圧、tはプレス加速時間である。この式から、最小バス電圧Eは以下の式となる。
=√[E −2×{J/2(ω −ω )−P_BAR×t}/C]
また、エネルギー蓄積用コンデンサ50は、プレス非加工工程の減速時に、プレスサイクル時間Tあたり、以下のエネルギーを供給する必要がある。
(C/2)(E −E )=−(J/2)(ω −ω )−P_BAR×t
ここで、tはプレス減速時間である。この式から、無負荷バス電圧Eは以下の式となる。
=√[E +2×{J/2(ω −ω )+P_BAR×t}/C]
したがって、エネルギー蓄積用コンデンサ50のキャパシタ容量Cは、以下の条件を満たしている必要がある。
>E>E>EMIN
ここで、EMINは、インバータ60を動作させるための最小バス電圧である。
このようにして、プレス加工時に、入力交流電源10が平均加工負荷パワーP_BARを供給し、エネルギー蓄積用コンデンサ50が加工負荷パワーPから平均加工負荷パワーP_BARを除いたエネルギーを供給することができる。
〔バス電圧の昇圧制御〕
次に、コンバータ40の出力電圧である、エネルギー蓄積用コンデンサ50の両端にかかるバス電圧eの昇圧制御について説明する。図4は、コンバータ40及びコンバータ制御手段70等によるバス電圧の昇圧制御を説明するブロック図である。この昇圧制御は、実際のバス電圧eを、予め設定されたバス電圧指令e*の設定値に一致させるようにするための制御である。特に、プレス加工時にエネルギー蓄積用コンデンサ50からエネルギーが放出してバス電圧eが低下した場合に、この昇圧制御により、低下したバス電圧eをバス電圧指令e*の設定値に昇圧して一致させる。
図4の上部は、実際のバス電圧eを、予め設定されたバス電圧指令e*に一致させる制御を行うブロック図を示し、下部は、実際のサーボプレス速度ωを、予め設定されたサーボプレス速度指令ω*に一致させる制御を行うブロック図を示す。
図4の上部において、減算器141は、予め設定されたバス電圧指令e*から、後述するコンデンサ部150の出力であるバス電圧e(電圧センサー(図示せず)にて検出したバス電圧e)を減算し、バス電圧偏差を得る。バス電圧制御器142は、減算器141により演算されたバス電圧偏差を増幅し、入力電流指令i*を得る。ここで、入力電流指令i*にはリミッタηがかけられ、具体的には、入力電流指令i*がη=I以下になるように上限値が制限される。Iは入力交流電源10の線電流である。
減算器143は、バス電圧制御器142により演算された入力電流指令i*から、後述するリアクタ部146の出力である入力電源電流i(電流センサー(図示せず)にて検出した入力電源電流i)を減算し、入力電流偏差を得る。入力電流制御器144は、減算器143により演算された入力電流偏差を増幅し、相電圧指令v*を得る。
加減算器145は、入力電流制御器144により演算された相電圧指令v*から、フィードバックにより帰還した電圧i×rを減算し、その減算結果から入力電源相電圧eを減算し、入力電圧偏差を得る。リアクタ部146は、図1に示したリアクタ30に相当し、加減算器145により演算された入力電圧偏差に1/S×Lを乗算し、入力電源電流iを得る。このリアクタ部146の出力である入力電源電流iは、減算器143、内部抵抗部147及び除算部148の演算に用いられる。内部抵抗部147は、リアクタ部146の出力である入力電源電流iに内部抵抗rを乗算し、帰還電圧i×rを得る。この帰還電圧i×rは、加減算器145の演算に用いられる。除算部148は、入力電源相電圧eをバス電圧eで除算し、その結果とリアクタ部146の出力である入力電源電流iとを乗算し、電流iを得る。
減算器149は、除算部148により演算された電流iから、後述する除算部171により演算された負荷電流iを減算し、電流iを得る。コンデンサ部150は、図1に示したエネルギー蓄積用コンデンサ50に相当し、減算器149により演算された電流iに1/S×Cを乗算し、バス電圧eを得る。このようにして得られたバス電圧eは、減算器141の演算に用いられる。
図4の下部において、減算器160は、予め設定されたサーボプレス速度指令ω*から、後述する負荷部169の出力であるサーボプレス速度ω(エンコーダ(図示せず)にて検出したサーボプレス速度ω)を減算し、サーボプレス速度偏差を得る。速度制御器161は、減算器160により演算されたサーボプレス速度偏差を増幅し、モータ巻線電流指令i*を得る。
減算器162は、速度制御器161により演算されたモータ巻線電流指令i*から、後述するモータ部165の出力であるモータ巻線電流i(電流センサー(図示せず)にて検出したモータ巻線電流i)を減算し、モータ巻線電流偏差を得る。電流制御器163は、減算器162により演算されたモータ巻線電流偏差を増幅し、モータ巻線電圧指令v*を得る。このようにして得られたモータ巻線電圧指令v*は、減算器164及び乗算部170の演算に用いられる。
誘起電圧定数乗算部166は、負荷130の出力であるサーボプレス速度ωに誘起電圧定数Kを乗算し、逆起電力eを得る。減算器164は、電流制御器163により演算されたモータ巻線電圧指令v*から、誘起電圧定数乗算部166により演算された逆起電力eを減算し、モータ巻線電圧偏差を得る。モータ部165は、図1に示したモータ120に相当し、減算器164により演算されたモータ巻線電圧偏差に1/(r+S×L)を乗算し、モータ巻線電流iを得る。ここで、rはモータ巻線抵抗、Lはモータインダクタンスである。このモータ部165の出力であるモータ巻線電流iは、減算器162、トルク定数乗算部167及び乗算部170の演算に用いられる。トルク定数乗算部167は、モータ部165の出力であるモータ巻線電流iにトルク定数Kを乗算し、サーボプレストルク指令τ*を得る。
減算器168は、トルク定数乗算部167により演算されたサーボプレストルク指令τ*から、サーボプレス加工負荷トルクτを減算し、トルク偏差を得る。負荷部169は、図1に示した負荷130に相当し、減算器168により演算されたトルク偏差に1/J×Sを乗算し、サーボプレス速度ωを得る。このようにして得られたサーボプレス速度ωは、減算器160及び誘起電圧定数乗算部166の演算に用いられる。
乗算部170は、電流制御器163により演算されたモータ巻線電圧指令v*に、モータ部165の出力であるモータ巻線電流iを乗算する。これがモータ駆動電力(パワー)P=v*×iとなる。除算部171は、モータ駆動電力Pに1/e(バス電圧)を乗算する。これが結果的に負荷電流i(=P/e)となる。この負荷電流iは、減算器149の演算に用いられる。
このように、コンバータ40及びコンバータ制御手段70等により、実際のバス電圧eを、予め設定されたバス電圧指令e*に一致させるように制御が行われる。
以上のように、本発明の実施形態による電源装置1によれば、入力交流電源10から供給される電源のエネルギーと、モータ120からの回生エネルギーとをエネルギー蓄積用コンデンサ50に蓄積することができる。また、プレス加工のためのエネルギーの大半をエネルギー蓄積用コンデンサ50から供給し、電気的及び機械的ロス(摩擦ロス)に対応するエネルギー、及びプレス加工のための一部のエネルギー等を、入力交流電源10から加工負荷パワーPの平均値の容量で供給することができる。具体的には、電源装置1は、プレス加工を行わない工程内の力行時に、エネルギー蓄積用コンデンサ50に蓄積したエネルギー及び入力交流電源10からのエネルギーを使用し、プレス加工を行わない工程内の回生時に、回生エネルギーをエネルギー蓄積用コンデンサ50に蓄積する。また、プレス加工を行う力行時に、エネルギー蓄積用コンデンサ50に蓄積したエネルギー及び入力交流電源10からのエネルギーを使用する。この場合、プレス加工のために必要なピーク電流の多くをエネルギー蓄積用コンデンサ50から供給し、残りの電流を入力交流電源10から供給することができる。つまり、入力交流電源10は、加工プレスのために必要なピーク電流のうち、エネルギー蓄積用コンデンサ50から供給する電流を除いた残りの電流を供給可能な容量で済むことになる。
例えば、負荷130のプレス加工時の負荷トルクをτ、プレス加工時のアングルであるプレス加工角度幅をθとすると、プレス加工時のピーク電流を供給するために必要な加工負荷パワーは、P=τ×ω(ωは、プレス加工時における負荷130のサーボプレス速度)となる。これを360°に相当する1サイクル時間で平均化すると、プレス加工角度幅θ=72°の場合、入力交流電源10として必要な電力は、P_BAR=P×θ/360°=P/5となる。したがって、本発明の実施形態による電源装置1の入力交流電源10は、プレス加工時の加工負荷パワーPの容量を有する交流電源に比べて、1/5の電源容量で済むことになる。つまり、入力交流電源10の容量を一層小さくすることが可能となる。
また、本発明の実施形態による電源装置1によれば、コンバータ40の出力電圧を昇圧制御することにより、エネルギー蓄積用コンデンサ50の両端にかかる電圧を、通常の電圧よりも高い電圧に維持することができる。つまり、エネルギー蓄積用コンデンサ50の両端にかかる電圧を通常よりも高くすることができるから、エネルギー蓄積用コンデンサ50に蓄積するエネルギー量を増大させることができる。この場合、所定量のエネルギーを蓄積する場合には、エネルギー蓄積用コンデンサ50の容量は小さくて済む。また、モータ120を加速運転させてプレス加工を行う力行時には、エネルギー蓄積用コンデンサ50からエネルギーが放出され、コンバータ40の出力電圧は低下する。このとき、電源装置1は、低下した出力電圧が、予め設定された電圧値になるように昇圧制御する。
また、エネルギー蓄積用コンデンサ50として、内部抵抗の小さい電気二重層型大容量キャパシタを用いるようにした。これにより、エネルギー蓄積用コンデンサ50は高電流の入出力が可能となるので、蓄積するエネルギー量を増大させることができ、エネルギー蓄積用コンデンサ50を設置する際のスペース及びコストを低減することができる。また、エネルギー蓄積用コンデンサ50は、停電時のバックアップ電源として用いることができるので、負荷130や金型等への損傷を未然に防止することができる。
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、本発明は、図1に示したように、クランク軸の回転駆動により加工処理を行う負荷に対し、そのクランク軸を回転駆動させるための電流を供給する電源装置1(サーボプレス用の電源装置1)に適用があるだけでなく、負荷へエネルギーを直接供給する電源装置にも、以下の変形例に示すように適用がある。
〔変形例〕
次に、図1に示した電源装置1を含むシステムの変形例について説明する。図5は、その変形例の構成を示す図である。このシステムは、図1に示したモータ120を備えておらず、電源装置1−Aが負荷130−Aを直接制御する構成となっており、電源装置1−Aと負荷130−Aとの間に、電源装置1−Aにより出力される負荷電流の電流変化率を抑制するインダクタンス機器であるリアクタ100と、ノイズを除去するためのコンデンサ110とを備えて構成される。この電源装置1−Aは、図1に示した電源装置1と同様の交流−直流−交流変換電源であり、同様の構成をしているから、ここでは説明を省略する。尚、図1に示した電源装置1は、力行時に、入力交流電源10及びエネルギー蓄積用コンデンサ50からモータ120を介して負荷130へエネルギーを供給し、回生時に、モータ120からエネルギー蓄積用コンデンサ50にエネルギーを蓄積する。この場合、エネルギー蓄積用コンデンサ50には、入力交流電源10からのエネルギー及びモータ120からの回生エネルギーが蓄積される。これに対し、図5の電源装置1−Aは、入力交流電源10及びエネルギー蓄積用コンデンサ50から負荷130−Aへエネルギーを供給し、エネルギー蓄積用コンデンサ50には、負荷130−Aの種類に応じて、入力交流電源10のみからのエネルギーが蓄積される場合もあるし、入力交流電源10からのエネルギー及び負荷130−Aから戻されるエネルギーが蓄積される場合もある。
図6は、図5に示した電源装置1−Aの動作を説明する図である。減算器149は、コンバータ40からの電流iから、後述する除算部171により演算された負荷電流iを減算し、電流iを得る。コンデンサ部150は、図5に示したエネルギー蓄積用コンデンサ50に相当し、減算器149により演算された電流iに1/(S×C)を乗算し、バス電圧eを得る。このようにして得られたバス電圧eは、図4に示したように、バス電圧指令e*と同一になるように制御される。
除算部172は、コンデンサ部150からのバス電圧eを入力し、バス電圧eに(e2/e)を乗算することにより(e2は図5に示す相電圧)、相電圧e2を得る。負荷部173は、図5に示した負荷130−Aに相当し、除算部172により演算された相電圧e2に負荷インピーダンスZ(力率100%の場合、抵抗負荷に相当する。)の逆数を乗算し、電流i2(i2は図5に示す線電流)を得る。
乗算部170は、除算部172により演算された相電圧e2に、負荷173の出力である線電流i2を乗算する。これが、図5に示した3相の交流負荷130−Aにおいて負荷インピーダンスZの力率が100%のときの負荷電力(パワー)P=3×e2×i2となる。除算部171は、乗算部170により演算された負荷電力Pに1/e(バス電圧)を乗算する。これが結果的に負荷電流i(=P/e)となる。この負荷電流iは、減算器149の演算に用いられる。
また、図6に示すように、電源装置1−Aは負荷130−Aへ間欠的なエネルギーを供給するものとし、Tをサイクル時間、Pを負荷パワー、tを負荷時間とした場合、平均負荷パワーP_BARは以下のようになる。
_BAR=P×(t/T)
尚、図6は、図5に示した負荷130−Aがスター結線の場合だけでなく、Δ結線の場合にも適用がある。
また、図5に示した電源装置1−Aにおいて、Cをエネルギー蓄積用コンデンサ50のキャパシタ容量、Eを交流負荷時のバス電圧、Eを無負荷時のバス電圧、EMINはインバータ60を動作させるための最小バス電圧とした場合、以下の式が成立する。
=√{E −2×(P×t−P_BAR×t)/C}>EMIN
=√{E +2×P_BAR×(T−t)/C}
したがって、エネルギー蓄積用コンデンサ50のキャパシタ容量Cは、以下の条件を満たしている必要がある。
>E>EMIN
このようにして、負荷時に、入力交流電源10が平均負荷パワーP_BARを供給し、エネルギー蓄積用コンデンサ50が負荷パワーPから平均負荷パワーP_BARを除いたエネルギーを供給することができる。
また、図1に示した電源装置1を含むシステムの他の変形例について、図7を用いて説明する。図7(1)のシステムは、サーボプレス用の電源装置2と、直流電力を1相の交流電力に変換するインバータ210と、インバータ210により出力される電流により回転駆動するモータ220と、モータ220が回転駆動することにより所定の動作を行う負荷230とを備えて構成される。
電源装置2は、交流−直流変換電源であり、入力交流電源10、リアクタ30、コンバータ40、エネルギー蓄積用コンデンサ50及びコンバータ制御手段70を備えて構成される。これらは、図1に示したものと同様であるので、説明を省略する。
また、図7(2)のシステムは、図7(1)に示したモータ220を備えておらず、電源装置2−Aが負荷230−Aを直接制御する構成となっている。この電源装置2−Aは、図7(1)に示した電源装置2と同様の交流−直流変換電源であり、同様の構成をしているから、ここでは説明を省略する。
本発明の実施形態による電源装置を含むシステムの構成を示す図である。 図1の電源装置が実現するサーボプレス速度パターン及び負荷パターンを示す図である。 図1の入力交流電源等による入力パワーと加工負荷パワーとの関係を説明する図である。 図1の電源装置におけるバス電圧の昇圧制御を説明するブロック図である。 本発明の実施形態による電源装置を含むシステムの変形例の構成を示す図である。 図5の電源装置の動作を説明する図である。 本発明の実施形態による電源装置を含むシステムの変形例の構成を示す図である。 プレス機械に用いる従来の電源装置の構成を示す図である。
符号の説明
1 電源装置
10 入力交流電源
20,110 コンデンサ
30,100 リアクタ
40 コンバータ
50 エネルギー蓄積用コンデンサ
60,210 インバータ
70 コンバータ制御手段
80 インバータ制御手段
120,220 モータ
130,230 負荷
141,143,149,160,162,164,168 減算器
145 加減算器
142 バス電圧制御器
144 入力電流制御器
146 リアクタ部
147 内部抵抗部
148 除算部
150 コンデンサ部
161 速度制御器
163 電流制御器
165 モータ部
166 誘起電圧定数乗算部
167 トルク定数乗算部
169 負荷部
170 乗算部
171,172 除算部
173 負荷部
1000 電源装置
1110 電気エネルギー蓄積装置
1111 スイッチングトランジスタ
1112 電気エネルギー蓄積制御手段
1117 ダイオード
1118 チョークトランス
1120 コンデンサ
1140 放電抵抗
1150 電流センサー
1160 電圧センサー
1200 交流電源設備
1210 昇圧トランス
1220 ノーヒューズブレーカ
1230 マグネットコンタクタ
1231b マグネットコンタクタb接点
1500 インバータ
1600 モータ
ω* サーボプレス速度指令
ω サーボプレス速度
ω プレス加工工程におけるサーボプレス速度
ω プレス非加工工程におけるサーボプレス定格速度
τ* サーボプレストルク指令
τ サーボプレス加工負荷トルク
e* バス電圧指令
e バス電圧
入力電源相電圧
入力電源内部抵抗
リアクタ30の入力電源ラインリアクタ
C エネルギー蓄積用コンデンサ50のキャパシタ容量
エネルギー蓄積用コンデンサ50のキャパシタ内部抵抗
J サーボプレスイナーシャ
T プレスサイクル時間、サイクル時間
入力電力
加工負荷パワー、負荷パワー
_BAR 加工負荷パワーの平均、負荷パワーの平均
加速パワー
−P 減速パワー
入力電源線電圧
入力電源線電流
* 入力電流指令
* 相電圧指令
入力電源電流
相電圧
モータ巻線電流
* モータ巻線電流指令
* モータ巻線電圧指令
誘起電圧定数
トルク定数
モータ巻線抵抗
モータ巻線インダクタンス
プレス加速時間
プレス減速時間
プレス加工時間
θ プレス加工角度幅
逆起電力
モータ駆動電力、負荷電力
負荷時間
負荷インピーダンス
負荷電流

Claims (7)

  1. 負荷へ間欠的なエネルギーを供給する電源装置において、
    元電源となる入力交流電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換する交流直流変換手段と、
    前記交流直流変換手段が出力する直流電圧を昇圧制御する制御手段と、
    前記制御手段により昇圧制御された直流電圧を交流電圧に変換し、前記負荷へ電流を供給する直流交流変換手段と、
    前記交流直流変換手段と直流交流変換手段との間に接続され、前記交流直流変換手段からの電気エネルギーを蓄積するコンデンサとを備え、
    前記負荷への電流を、前記コンデンサに蓄積されたエネルギー及び前記入力交流電源のエネルギーによって供給する、
    ことを特徴とする電源装置。
  2. 負荷へ間欠的なエネルギーを、直流電圧を交流電圧に変換する直流交流変換器を介して供給する電源装置において、
    元電源となる入力交流電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換する交流直流変換手段と、
    前記交流直流変換手段が出力する直流電圧を昇圧制御する制御手段と、
    前記交流直流変換手段と直流交流変換器との間に接続され、前記交流直流変換手段からの電気エネルギーを蓄積するコンデンサとを備え、
    前記負荷への電流を、前記コンデンサに蓄積されたエネルギー及び前記入力交流電源のエネルギーによって供給する、
    ことを特徴とする電源装置。
  3. クランク軸の回転駆動により加工処理を行う負荷へ、前記クランク軸を回転駆動させるための電流を供給する電源装置において、
    元電源となる入力交流電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換する交流直流変換手段と、
    前記交流直流変換手段が出力する直流電圧を昇圧制御する制御手段と、
    前記制御手段により昇圧制御された直流電圧を交流電圧に変換し、前記負荷へ電流を供給する直流交流変換手段と、
    前記交流直流変換手段と直流交流変換手段との間に接続され、前記交流直流変換手段からの電気エネルギー及び前記負荷からの回生エネルギーを蓄積するコンデンサとを備え、
    前記クランク軸を回転駆動させるための電流を、前記コンデンサに蓄積されたエネルギー及び前記入力交流電源のエネルギーによって供給する、
    ことを特徴とする電源装置。
  4. クランク軸の回転駆動により加工処理を行う負荷へ、前記クランク軸を回転駆動させるための電流を、直流交流変換器を介して供給する電源装置において、
    元電源となる入力交流電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換する交流直流変換手段と、
    前記交流直流変換手段が出力する直流電圧を昇圧制御する制御手段と、
    前記交流直流変換手段と直流交流変換器との間に接続され、前記交流直流変換手段からの電気エネルギー及び前記負荷からの回生エネルギーを蓄積するコンデンサとを備え、
    前記クランク軸を回転駆動させるための電流を、前記コンデンサに蓄積されたエネルギー及び前記入力交流電源のエネルギーによって供給する、
    ことを特徴とする電源装置。
  5. 請求項1から4までのいずれか一項に記載の電源装置において、
    前記負荷は、電源装置から供給されたエネルギーを消費する工程を含むサイクルを繰り返し、
    前記入力交流電源のエネルギーは、前記消費する工程のエネルギーを、前記サイクルにおいて平均したエネルギーとする、
    ことを特徴とする電源装置。
  6. 請求項5に記載の電源装置において、
    前記制御手段は、
    予め設定された直流電圧指令と、前記交流直流変換手段が出力する直流電圧との偏差を増幅し、前記入力交流電源から交流直流変換手段への入力電流の電流指令を出力する電圧制御器と、
    前記電圧制御器により出力された電流指令と、前記入力交流電源から交流直流変換手段に供給される電流との偏差を増幅し、前記入力交流電源から交流直流変換手段への入力電圧の電圧指令を出力する電流制御器とを備え、
    前記電圧制御器及び電流制御器のそれぞれの偏差がゼロになるように、前記交流直流変換手段が出力する直流電圧を昇圧制御する際に、
    前記電圧制御器が、出力する電流指令を、前記消費する工程のエネルギーを前記サイクルにおいて平均したエネルギー、及び、前記入力交流電源から交流直流変換手段への入力電圧に基づいた電流値以下になるように、前記電流指令を出力する、
    ことを特徴とする電源装置。
  7. 請求項1から6までのいずれか一項に記載の電源装置において、
    前記コンデンサを、電気二重層型キャパシタとする、
    ことを特徴とする電源装置。
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