JP2009146351A - 情報入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】商品に関する補足要求の入力の容易化,オペレータの入力操作の負担軽減,入力時間の短縮を図ることを課題とする。
【解決手段】登録商品から商品を選択入力する商品選択部と、前記選択入力された商品に対する補足要求の処理項目が領域ごとに区別され対応付けられた表示部と、前記表示部に対向配置され、かつ前記補足要求の処理対象を手書き入力することのできる入力部と、手書き入力された処理対象の入力位置を判別する判別部と、前記判別部により判別した入力位置に対応して前記表示部に対応付けられた処理項目を特定する制御部と、前記選択入力された商品に対して、前記特定された処理項目と、前記入力された処理対象とを、関係づけて記憶する記憶部とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

この発明は、情報入力装置に関し、特にPOSシステムで用いられ、情報の手書き入力機能を有する情報入力装置に関する。
従来から、レストラン等でタッチパネル入力機能を備えた端末装置を用いて客の注文を入力する情報処理システムが用いられている。
この情報処理システムは、主として、パソコンなどのホストコンピュータPCと、PCと無線通信可能な携帯端末TEと、POSシステム端末と、キッチンプリンタ等から構成される。
たとえば、レストランで提供するすべてのメニューに関する商品データを、ホストコンピュータPCに予め登録しておき、端末TEに、注文可能な商品リストを送信する。
端末TEは、受信した商品リストを、タッチパネルを備えた表示画面に表示させる。
この商品データとしては、1つの商品につき、その商品名,商品コード番号,補足注文番号などからなる情報を予め登録しておく。
そのレストランで、オペレータが客の注文をとる場合には、端末TEに表示された商品リストを見て、注文された商品の表示部分をタッチ入力する。これにより、タッチ入力された商品コード番号などが特定され、注文された情報がPCへ送信され、さらにPOSシステムやキッチンプリンタにも送信される。
キッチンプリンタによって、注文された料理内容が印刷されると、料理人がその内容を確認し、料理を作る。
ところで、レストランで注文をとる場合、料理によっては補足注文が可能な場合もある。
たとえば、「ステーキセット」を注文した場合、補足注文項目として、ステーキの焼き加減の指定,サラダの追加,トマト抜き,ライス大盛,あるいは、ステーキにかけるペッパーを多目にするなどの注文を受け付ける場合がある。
このような補足注文も、受け付け可能な項目を補足注文番号に対応付けて、予め登録しておくことが必要である。
たとえば、商品名「ステーキセット」の補足注文番号「1」として、3つの焼き加減(レア,ミディアム,ウェルダン)を対応させて予め登録しておき、端末TEで補足注文番号「1」が入力されたときに、予め登録されていた3つの焼き加減の情報を端末TEの画面に表示させる。そして、画面上に表示された3つの項目(レア,ミディアム,ウェルダン)のうち、いずれかがタッチ入力されると、ステーキセットの補足注文の1つである焼き加減が確定する。
このような補足注文まで含めた商品のオーダ受け付けは、想定されるあらゆる商品名と補足注文項目とを関係づけて予め登録しておくことが必要であり、オペレータは、画面上に表示された項目を、所定の順序でペン等を用いて選択入力しなければならず、補足注文の登録項目が多数の場合は、その入力操作が煩わしく、客と対話しながら注文を入力する作業に時間がかかる場合もあった。
また、特許文献1には、補足注文を入力する場合、ステーキの焼き加減や、料理の量などに関する情報を無段階に入力することが可能なバーグラフを画面表示させて、入力ペンでバーグラフの所望の位置を触れることによって、客の木目細かいオーダを入力可能とする入力装置が提案されている。
特開2002−197553号公報 このような入力装置では、補足注文内容をバーグラフを用いて選択入力できるので、顧客の要求に一層忠実な入力が可能となるが、やはり、商品とその商品に関係する補足注文項目とを予め対応させて設定登録しておく必要がある。
また、客によっては、予め登録されていた補足注文項目と異なるオーダや、全く想定外のオーダをする可能性がある。
たとえば、予め登録されたサラダの注文があったが、アレルギー体質のために「たまご抜き」を注文する場合や、トマトがきらいなために「トマト抜き」を注文する場合がある。
このような場合、全く想定外のためその特別注文を入力できない場合は、たとえば口頭やメモ書きで、料理人に特別注文の内容を伝える必要がある。
あるいは、手書き入力機能を備えた端末TEであれば、その補足注文が予め登録されていなくても、補足注文内容を文字で手書き入力し、注文された商品「サラダ」と、手書き入力された補足注文情報(たとえば、トマト抜き)とを関係づけて記憶し、この関係づけられた情報をキッチンプリンタへ送信し印刷することにより、補足注文の内容を料理人に知らせることが可能となる。
手書き入力機能の代わりに、アルファベット等のキーボードを備えた端末TEでも、同様にキー入力操作をすることにより、補足注文を入力して料理人に知らせることが可能である。
しかし、このような手書き入力やキーボード入力をして補足注文を入力する場合では、たとえば「トマト抜き」のように、「何を、どうする」という情報内容を文字列で入力する必要があり、従来の入力ペンによる選択入力と比べても、高速かつ確実に入力できるとは限らない。
逆に、オペレータは、小形の携帯端末TEを手に持って文字列を入力しなければならないので、入力しにくい場合もある。
以上のように、従来のシステムでは、補足注文を入力する場合、上記のような種々の入力方法が考えられるが、入力ペンで選択入力する場合は、あらゆる補足注文候補を想定して予め登録しておく必要があり、また、多数の設定項目があればあるほど、補足注文の選択入力に時間がかかる場合もあり、さらに、季節ごとにメニューやオーダできる補足注文内容が変更される場合には、登録された補足注文情報もその都度変更する必要があり、その変更入力が非常に煩わしいという問題があった。
また、手書き入力やキーボード入力によって、想定外の補足注文を入力する場合も、必ずしもオペレータが高速かつ確実に入力できるとは限らず、入力に時間がかかり入力操作が面倒な場合もあった。
そこで、この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであり、手書き入力機能を備え、かつ画面に表示される項目を工夫することにより、予め設定すべき補足注文の登録項目をできるだけ減らし、かつ手書き入力する文字数も減らして、注文受付時のオペレータの入力操作負担を軽減し、入力操作時間を短縮することのできる情報入力装置を提供することを課題とする。
この発明は、登録商品から商品を選択入力する商品選択部と、前記選択入力された商品に対する補足要求の処理項目が領域ごとに区別され対応付けられた表示部と、前記表示部に対向配置され、かつ前記補足要求の処理対象を手書き入力することのできる入力部と、手書き入力された処理対象の入力位置を判別する判別部と、前記判別部により判別した入力位置に対応して前記表示部に対応付けられた処理項目を特定する制御部と、前記選択入力された商品に対して、前記特定された処理項目と、前記入力された処理対象とを、関係づけて記憶する記憶部とを備えたことを特徴とする情報入力装置を提供するものである。
これにより、選択入力された商品に関する補足要求、たとえば、レストランで提供する料理についての特別な補足注文の内容を、容易に入力することが可能となり、オペレータの入力操作負担の軽減と、入力時間の短縮が可能となる。
さらに、前記記憶部に含まれる情報を他の装置に送信する通信部を備えることを特徴とする。
また、前記入力部がタブレットであり、前記表示部の表示画面と平面的に重ね合わせて配置されていることを特徴とする。
また、この発明は、前記情報入力装置と、キッチンに設置された情報出力装置とをネットワークを介して接続した情報処理システムであって、前記登録商品が、情報入力装置に登録された客に提供可能な料理であり、前記処理対象が、客によって注文された料理に対して提供可能な補足注文品目であり、前記処理対象の入力位置に対応して特定された処理項目が、前記補足注文品目に対する処理内容を示した補足コマンドであり、前記注文された料理を特定する商品情報と、前記補足注文品目と補足コマンドとを、前記情報出力装置へ送信することを特徴とする情報処理システムを提供するものである。
ここで、前記情報入力装置と情報出力装置とは、無線通信可能な装置であることが好ましい。
さらに、この発明は、登録商品から商品を選択入力する商品選択機能と、前記選択入力された商品に対する補足要求の処理項目が領域ごとに区別され対応付けられた表示機能と、前記表示部に対向配置され、かつ前記補足要求の処理対象を手書き入力することのできる入力機能と、手書き入力された処理対象の入力位置を判別する判別機能と、前記判別機能により判別した入力位置に対応して前記表示部に対応付けられた処理項目を特定する制御機能と、前記選択入力された商品に対して、前記特定された処理項目と、前記入力された処理対象とを、関係づけて記憶する記憶機能とを、コンピュータに実現させるための情報入力装置のプログラムを提供するものである。
この発明によれば、商品に対する補足要求である複数の処理項目を表示部に表示して、所望の処理項目が表示された位置に補足要求の処理対象を手書き入力しているので、選択入力された商品に関する補足要求を容易に入力することができ、オペレータの入力操作負担の軽減と、入力時間の短縮が可能となる。
以下、図面を使用して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の実施例の記載によって、この発明が限定されるものではない。
<この発明の情報処理システムの構成>
図1に、この発明の情報処理システムの一実施例の概略構成ブロック図を示す。
この発明の情報処理システムは、主として、情報入力装置1と、POS3と、情報出力装置4とからなり、これらの装置が構内ネットワーク(LAN)2によって接続されている。
ネットワーク2は、10BASETなどのイーサネット(登録商標)ケーブルを用いた有線LANの他、各種規格の無線LANを用いることができる。
情報入力装置1(以下、端末TEとも呼ぶ)は、レストランなどの商品の注文をとる店舗で用いる場合、オペレータが手に持って注文を取るための装置であり、携帯性が要求される。したがって、情報入力装置1は携帯可能な程度に小さく、ネットワーク2に対し、無線通信で接続されることが好ましい。
以下の実施例では、情報入力装置1は、レストランで注文をとるオペレータが所持する携帯端末TEとして説明する。ただし、情報入力装置1は、POS3と一体でもよい。この場合は、POS3自体で注文を入力するので、情報入力装置1からPOS3へ情報を送信することはない。
POS3(PC)は、売上等の金銭,商品情報の登録など店舗の販売に関する各種情報を管理する装置であり、主としてパソコンが用いられる。
情報出力装置4(以下、キッチンプリンタとも呼ぶ)は、主としてレストランにおいて客が注文した料理の情報を出力する装置であり、たとえばプリンタが用いられる。
また、情報出力装置4で印刷された情報は、キッチンで料理する者が見るものであり、レストランのキッチンに設置される。
ただし、情報出力装置4としては、プリンタの代わりに、注文された情報を視覚的に表示するディスプレイを用いてもよい。
POS3(PC)と、情報出力装置4とは、通常固定的に設置されるものであるので、有線ケーブルを介してネットワーク2に接続してもよいが、端末TEと同様に無線通信でネットワーク2に接続してもよい。また、端末TE1とPOS3との通信と、端末TE1と情報出力装置4との通信は、無線通信で行うことが好ましい。
POS3では、その店舗の商品(たとえばレストランの料理)の名称や価格等からなる商品に関する情報(以下、商品テーブルと呼ぶ)や、端末TE1に表示すべき情報が、予め登録される。
POS3で登録された商品テーブル等の情報は、ネットワーク2を介して、端末TEへ送信される。端末TEは、受信した商品テーブル等を記憶し、注文をとるのに必要な情報を表示し、オペレータの入力操作により、注文情報を作成する。注文情報が確定すると、その注文情報は、ネットワーク2を介して、POS3とキッチンプリンタ4へ転送される。
POS3へ転送された注文情報は、食事が終了した時の精算や、売上管理のために用いられる。
キッチンプリンタ4へ転送された注文情報は、用紙に印刷され、料理人が注文された料理を作るために用いられる。
キッチンプリンタ4で印刷される注文情報には、客の好みによって「ガーリックなし」などの補足情報が含まれることがある。
この発明では、端末TEで入力されるこの補足情報の入力方法に特徴を有する。
<この発明の端末TEの構成>
図1には、この発明の端末TE1の一実施例の構成ブロック図を示している。
端末TEは、たとえばレストラン等において、1人のオペレータごとに所持する携帯端末であり、複数台の端末TE(1,2,…,n)が、ネットワーク2に接続される。
端末TE1は、主として、制御部11,認識部12,入力部13,通信部14,表示部15および記憶部20とから構成される。
通信部14は、ネットワーク2を介して、POS3やキッチンプリンタ4と、各種情報の送受信を行う部分であり、携帯性を確保するために、無線によって通信を行う部分である。
入力部13は、客の注文内容を入力する部分であり、レストランにおいては、客が注文した料理の選択入力や、注文した料理に関する補足注文品目を手書き入力する部分である。たとえば、レストランで提供可能な料理を予め登録しておき、その登録された料理(登録商品)のうち、客に要求された料理を選択入力する部分であり、前記した商品選択部もこの入力部13に含まれる。
入力部13には、ペンや指で情報入力が可能なタッチパネルやタブレットが用いられる。
入力部13のタッチパネルは、表示部15の表示画面と平面的に重ね合わせて配置される。補足注文品目とは、客の注文によって選択入力された料理に対する客の補足要求の処理対象物である。
認識部12は、前記した判別部に相当し、入力部13によって入力された情報の入力位置を認識する部分である。たとえば、表示部15の手書き入力領域16に相当するタッチパネルに、何らかの文字パターンが手書き入力された場合、その手書き入力された文字パターンの描画情報が入力された位置を認識する部分である。この発明では、手書き入力される文字パターンが、処理対象に相当する。
また、表示部15の機能キー領域17に選択入力がされた場合に、その入力位置を認識し、選択入力された領域に予め意味付けられた機能コマンドを実行することが選択されたことを認識する部分である。
制御部11は、認識部12が認識した描画情報の入力位置の情報を用いて、その入力位置に予め対応付けられて表示部に表示されている処理情報を特定する部分である。そして、入力された描画情報と、その入力位置から特定された処理情報とを関係づけて、補足注文情報として記憶部20に記憶する。ここで、処理情報とは、前記した処理項目に相当し、客が特別に注文した補足要求の内容を意味し、後述する補足コマンドに相当する。
たとえば、図2に示すように、「追加」という補足注文のコマンドが意味付けられている表示部の領域1に、「ポテト」と手書き入力された場合は、まず、認識部12が手書き入力された位置(すなわち領域1)を認識する。そして、制御部11は、認識された入力位置に予め対応づけられている処理情報(補足コマンド)を「追加」と特定し、入力された「ポテト」という文字列に相当する描画情報と、領域1に対応する補足コマンドである「追加」という処理情報とを関係づけて記憶する。これにより、手書き入力された「描画情報」を追加するという補足注文情報が入力されたことになる。なお、上記処理情報の特定には、後述する入力エリア情報が用いられる。
また、たとえば、表示部15の機能キー領域17に表示された「確定」の部分を、ペンで選択入力した場合は、認識部12は、それまでに入力された注文内容を確定する機能が選択されたと認識する。
この後注文内容を確定する機能が実行され、たとえば入力された注文内容のリストを作成し、POS3やキッチンプリンタ4へ送信する。
表示部15は、オペレータが注文をとるのに必要な情報を表示する部分であり、LCDやEL表示などのディスプレイが用いられる。表示部15は、入力部13を構成するタッチパネルと平面的に重ねて実装され、タッチパネルの入力された位置と、表示部15に表示されている情報内容とが関係づけられて、後述する表示情報23として記憶されている。
レストランの場合、表示部15には、主として2つの表示画面のうちいずれかが表示されるものとする。
図2に、表示画面の一実施例の説明図を示す。
図2(a)は、補足注文入力画面の表示例であり、図2(b)は、注文情報入力画面の表示例を示している。
図2(a)は、ある料理に対する補足注文を入力する画面を示したものであり、表示部15の上半分が手書き文字等を入力する領域16であり、下半分が機能キーを選択入力する領域17である。
図2(a)では、手書き入力領域16は4つの領域(1〜4)に分割され、各分割領域は、補足要求である処理情報ごとに区別された領域である。それぞれの分割領域には「コマンド1」,「コマンド2」,「コマンド3」および「コマンド4」という補足注文の処理内容を意味する処理情報(補足コマンド)が表示されている。
各分割領域に表示される処理情報の内容は、選択入力された料理に対する補足要求の内容であり、具体的には、たとえば、「追加」,「削除」,「多目」,「少な目」などの文字列(補足コマンド)である。また、各分割領域に手書き入力される描画情報は、補足要求をする処理対象である。
表示部15と入力部13であるタッチパネルとは重ねて実装されているので、この表示領域の位置と、タッチパネルの位置とは対応づけて記憶されており、入力されたタッチパネルの位置が、どの表示領域の中であるかが認識できる。
たとえば、表示領域4に、「少な目」という補足コマンド名が表示されている状態で、この領域内に、「コショウ」という手書き入力がされた場合、補足注文の内容として「少な目」という処理情報が指定されたと認識し、さらに、その領域内に手書き入力された描画情報「コショウ」が、「少な目」という補足コマンドと関係づけられる。
すなわち、「少な目」が補足コマンドとして指定された処理情報であり、「コショウ」がその処理情報に示された処理を実行する処理対象である。
このように、補足コマンドと描画情報とを関係づけた情報を補足注文情報と呼ぶ。
一方、機能キー領域17には、使用可能な機能の項目名が表示され、ある項目名の表示領域内を、ペンで選択入力する操作をすれば、その機能が実行される。
表示される機能項目名としては、たとえば、入力終了を意味する「EXIT」,入力確定を意味する「SEND」,特定の注文を訂正する「VOID」、注文金額から値引きを行う「DISCOUNT」などがある。
図2(b)は、客に提供可能な料理の注文情報を入力する画面であり、表示部15の上半分が注文表示領域18であり、下半分が機能キー領域17である。
機能キー領域17には、提供可能な料理のメニューや、注文を入力するために必要な機能に関する情報が表示され、注文表示領域18には、機能キーを用いて入力された注文を受け付けた料理に関する情報が表示される。
たとえば、図2(b)において、機能キー領域17の「パスタランチ」と表示された領域を選択入力すると、注文表示領域18に、「パスタランチ ×1 ¥950」と表示される。
注文表示領域18に表示される情報は、図2(b)に示すように、商品名,数量,価格の他に、補足注文情報として入力されたものも含む。たとえば、「多目」という処理情報と、描画情報とからなる情報が、ステーキセットの補足注文情報として表示される。
ここで描画情報とは、たとえば上記したような「コショウ」という手書き入力された情報そのものであり、補足コマンドを実行する処理対象を示している。
図2に、2つの入力画面の実施例を示したが、これに限るものではない。
この発明では、図2(a)に示したように、表示部15に手書き入力領域16を備えたことと、この領域16の中に、補足コマンドを示す情報が表示されていることが重要であり、さらに、この領域16に手書き入力された描画情報が、その領域16に対応づけられた補足コマンドと関係づけられて、補足注文情報が作成されることを特徴とする。
したがって、手書き入力領域16の領域の数は4つに限るものではなく、1つでも2以上でもよい。また、注文された料理ごとに、表示する領域の数を異ならせてもよい。さらに、各領域(16,17,18)の表示レイアウトや表示内容も種々の形式が考えられ、表示形式も文字列の他に、オペレータが理解できる記号や図形等を用いてもよい。
図1の記憶部20は、この端末TEで利用する各種情報を記録したメモリであり、ROM,RAM,フラッシュメモリなどの半導体記憶素子の他、種々のICメモリカード媒体やハードディスクを用いてもよい。
記憶部20には、主として、商品テーブル21,入力エリア情報22,表示情報23,入力バッファ24などが記憶される。
図3に、商品テーブルの一実施例の説明図を示す。
商品テーブル21は、レストランで提供可能な商品(料理)に関する情報を予め登録したものである。たとえば、図3に示したように、各料理についての商品名と、その商品コードと、補足注文の有無と、価格とから構成される。
商品テーブル21に登録された商品(料理)の中から、客に注文された料理が選択入力される。
この商品テーブル21は、各端末TEごとに入力し保存しておいてもよいが、端末TEが多数ある場合には入力作業に時間がかかるので、POS3で作成しマスターデータとして登録しておき、定期的あるいは変更があるごとに、POS3から各端末TEへ送信するようにすることが好ましい。この商品テーブルの情報は、POS3での精算や売上管理等でも用いられる。
図3において、ある商品について補足注文の項目を利用可能とする場合は、「YES」が設定され、補足注文を利用可能としない場合は、「NO」が設定される。たとえば、図3では、「リゾット」は、補足注文が「NO」となっているので、リゾットの注文を受けた場合、補足注文は受けつけない(入力できない)ことを意味する。このとき、図2(a)の補足注文入力画面は表示されない。
また、「ステーキセット」は、補足注文が「YES」となっているので、ステーキセットの注文を受けた場合、補足注文を受けつけることが可能であり、図2(a)に示したような補足注文入力画面が表示される。
すなわち、商品テーブル21の中の補足注文の情報(YESかNO)を確認することによって、オペレータが注文を受けたときに、補足注文の入力画面を表示するかしないかが判断される。
入力エリア情報22は、図2(a)に示した補足注文入力画面の手書き入力領域16の各分割領域(以下、入力エリアとも呼ぶ)の位置と、補足コマンド(処理情報)とを対応づけて予め記憶した情報である。
図4に、入力エリア情報の実施例の説明図を示す。
ここで、一般に、1つの領域nに対して、1つの補足コマンドnが対応づけて記憶される。図4において、たとえば、領域1には「追加」という補足コマンドが対応づけられていることを示す。さらに詳しくは、図2(a)の領域1として設定された位置の情報と、補足コマンド「追加」とが対応づけられ、領域1に手書き入力された処理対象である描画情報は、補足コマンドとして指定された処理情報と対応づけられる。
この入力エリア情報22は、手書き入力領域16の各分割領域にコマンド名を表示するときに利用され、さらに認識部12が、手書き入力された領域の位置と、補足コマンドとを関係づけ、補足注文情報を作成するときにも利用される。
入力エリア情報22も、POS3で予め作成し、定期的又は変更があったときに、端末TEへ転送することが好ましい。ただし、各端末TEごとに更新ソフトを用いて設定変更をしてもよい。
以下の実施例では手書き入力領域16として、4つの領域(1〜4)が設定され、4つの領域に対して、それぞれ、「追加」,「削除」,「多目」,「少な目」の補足コマンドが設定されているものとして説明する。
ただし、補足注文できるメニューは、店舗や季節等の要因によって異なることが考えられるので、補足コマンド及び領域数はこの4つに限るものではなく、必要に応じて、利用者が、追加,変更,削除等が可能なようにすることが好ましい。
表示情報23は、表示部15に表示する画面に関する情報であり、たとえば、図2(a)や図2(b)のような画面のレイアウト情報を意味する。
また、補足注文入力画面を表示部15に表示するときには、図2(a)の表示情報23を読み出して表示し、手書き入力領域16の各領域に表示するコマンド名は、入力エリア情報22を参照して表示する。
この表示情報23には、機能キー領域17に表示される機能キーの名称の表示データも含まれる。表示情報23も、端末TEで個別に設定変更してもよいが、POS3で予め作成し、定期的又は変更があったときに、各端末TEへ転送することが好ましい。
入力バッファ24は、オペレータが注文を受けた情報を一時的に保存したものであり、注文が確定した場合、この入力バッファに保存された情報が、POS3やキッチンプリンタ4へ送信される。
図5に、入力バッファの一実施例の説明図を示す。
入力バッファ24は、たとえば、1つの注文料理につき、注文コード,補足コマンド,補足内容,金額とから構成される。ここで、注文コードと金額とは、選択入力された商品を特定する商品情報であるが、これに限るものではない。
図5において、注文コード「100002」の料理が注文され、その料理の金額は1000円であり、その料理についての補足注文情報も保存されている。
ここで、補足注文情報は、補足コマンドと補足内容とからなり、補足コマンドの内容(処理情報)は「追加」であり、手書き入力画面16の領域に手書き入力された処理対象が、その「追加」に対応する描画情報として保存される。
この補足注文情報が保存された場合、描画情報として入力された特別な注文内容が、注文された料理について、追加注文されたことを意味する。
ここで、入力バッファに保存される描画情報は、手書き入力領域に入力された線画そのもののデータでよい。ただし、入力された線画をパターン認識し、文字データや記号データに変更して保存してもよい。
また、注文された料理に補足注文がなければ、補足コマンドと補足内容は作成されない。
入力バッファ24は、オペレータが注文を受けるときに作成されるが、注文が確定し、入力バッファに保存された注文内容が、POS3とキッチンプリンタ4へ転送された後は、入力バッファの内容を消去してもよい。
図1において、制御部11は、上記のように、手書き入力された描画情報の入力位置の補足コマンドを特定する処理の他に、端末TEのすべての機能を実行する部分であり、RAMやROM等に記憶された制御プログラムに基づいて、通信部等の各機能ブロックの動作をコントロールする部分である。
制御部11には、CPU,ROM,RAM,I/Oコントローラ,タイマー等からなるマイクロコンピュータが用いられ、記憶部20に記憶された制御プログラムに基づいて、CPUが各ハードウェアを動作させることにより、この発明の情報入力機能を実現させる。
<情報入力操作の概略説明>
以下に、この発明の端末TEで行う情報入力操作の一実施例について、説明する。
図6に、オペレータが注文をとっているときに変化する入力バッファの一実施例の説明図を示す。
ここで、商品テーブル21、入力エリア情報22および表示情報23は、POS3から転送され、端末TEの記憶部20にすでに記憶されているものとする。
また、商品テーブルとして、図6に示すように、商品コード「100001」のステーキセット,商品コード「100002」のパスタランチ,商品コード「100003」のピザランチが含まれていたものとする。
図7から図12に、図6の入力バッファの変化に対応した表示画面の状態の説明図を示す。
まず、オペレータが料理の注文をとる場合、図7に示すように、端末TEの表示部15に注文情報入力画面を表示させる。ここで、客に提供可能な料理のリスト(登録商品)が表示される。
この状態で客から「パスタランチ」の注文があった場合、オペレータは、表示部15の機能キー領域17に表示された「パスタランチ」の領域を、ペンで選択入力する。この選択入力があると、認識部が、選択入力されたタッチパネルの位置が表示部に表示されたどの機能キーの表示領域に属するかを判断し、選択入力された機能を特定する。
「パスタランチ」の表示領域に属する位置が選択入力された場合は、「パスタランチ」が注文されたと判断し、「パスタランチ」を特定する商品情報を商品テーブルから読み出し、入力バッファ24に書き込む。
商品テーブルによれば、パスタランチの商品コードは「100002」で、その料金は「950円」であったとすると、入力バッファの内容は、図6(a)に示すようになる。
また、選択入力された「パスタランチ」の商品テーブルの中の補足注文がYESであったとすると、図8(a)に示すような表示画面が表示される。すなわち補足注文入力画面が表示され、パスタランチについての補足注文が入力できる状態となる。
ここで、図8(a)の補足注文入力画面が表示された状態で、オペレータが客に補足注文がないか問合せ、あればその補足注文の内容(補足注文品目)を手書き入力する。
たとえば、客が「ペッパー(Pepper)を多目にして下さい」という注文を要求したとき、オペレータは、処理情報が「多目」で、処理対象が「Pepper」であると判断し、図8(b)に示すように、補足注文入力画面の中の「多目」と表示された領域の中に、処理対象として「Pepper」と手書き入力する。ここで手書き入力された描画情報は、客によって注文された料理「パスタランチ」に対して提供可能な補足注文品目である。描画情報は、補足コマンドとともに入力バッファ24に記憶される。
ここで、手書き入力された描画情報の入力位置は、タッチパネルの座標平面の座標(X座標,Y座標)から認識できるので、入力された描画情報の線画パターンの軌跡を示す多数の入力点の座標が手書き入力領域のうちどの分割領域の中に含まれているのかを調べれば、処理対象である描画情報に対して行う処理情報(すなわち分割領域ごとに割り当てられた補足コマンドの内容)が特定できる。すなわち、描画情報の入力位置に対応して処理情報が特定され、補足注文品目に対する処理内容を示した補足コマンドが決定される。
手書き入力された描画情報は、画像データとしてキッチンの料理人に提示することになるので、手書き入力する情報は、料理人が補足注文の内容を理解することができるように書けばよく、アルファベットの他、カタカナ,ひらがな,漢字,記号,省略文字などを使って書いてもよい。
ここで、手書き入力する領域ごとに、補足注文品目をどのようにするかの情報(処理情報)がすでに割り当てられているので、「どのようにする」に相当する文字列を書く必要がない。オペレータは、処理対象である補足注文された品目のみを手書き入力すればよい。したがって上記の客の要求に対しては、「多目にして下さい」という情報を、手書き入力する必要はなく、入力する文字数を減らすことができ、オペレータの入力操作負担を軽減でき、入力時間も短縮できる。
また、その他に、「Pepperをかけないで下さい」という客の補足注文に対しては、「Pepper」という注文品目名のみを、料理人が理解できるパターンで、「削除」と表示された領域に手書き入力すればよい。
また、「パスタを少な目に」という補足注文に対しては、たとえば、「パスタ」という文字を、「少な目」と表示された領域に手書き入力すればよい。
さらに、トマトが追加注文可能なメニューである場合において、客が「トマトを追加して下さい」という補足注文を出した場合は、「トマト」という文字、あるいは料理人が理解できる場合には、「ト」という文字を丸印で囲んだようなパターンを、「追加」と表示された領域に、手書き入力すればよい。
次に、図8(b)のように、手書き入力された状態で、機能キー領域の「SEND」と表示された部分を選択入力すると、手書き入力された補足注文の内容が確定され、入力バッファは、図6(b)に示すようになる。すなわち、パスタランチの補足注文情報の補足コマンドとして「多目」が設定され、補足内容として手書き入力された描画情報がそのまま記憶される。
また、補足注文が確定すると、図9のような注文情報入力画面に切り替わる。このとき、注文表示領域18には、注文されたパスタランチの情報とその補足情報も表示される。
次に、客から「ステーキセット」の注文があったとすると、オペレータは、図9の入力画面の「ステーキセット」と表示された領域を選択入力する。これにより、入力バッファは図6(c)に示したようになる。すなわち、入力バッファの次のレコードとして、注文コード「100001」と、金額「¥1,200」が記憶される。
ここで、「ステーキセット」の商品テーブルの「補足注文」がYESであったとすると、図10(a)のように補足注文入力画面が、再び表示される。
図10(a)の状態で、オペレータが客にステーキセットの補足注文を問合せ、「ガーリックを抜いて下さい」という注文を受けた場合、オペレータは、「Garlic」という文字を、「削除」と表示された領域に手書き入力する。
図10(c)は、この手書き入力された状態を示している。
図10(b)のように手書き入力された状態で、「SEND」と表示された領域を選択入力すれば、その補足注文が確定し、入力バッファ24は図6(d)のようになり、表示画面は図11に示すようになる。
すなわち、注文コード「100001」の商品に対する補足コマンドとして「なし」が設定され、補足内容として図10(b)で手書き入力された描画情報が記憶される。
また、図11では、注文された商品「ステーキセット」とその補足注文の内容とが、確認できる。
次に、図11の入力画面が表示された状態で、客から「ピザランチ」の注文を2つ受けた場合、機能キー領域の「ピザランチ」と表示された領域を2回選択入力すると、入力バッファ24は図6(e)に示すようになる。
すなわち、注文コード「100003」,金額「¥1,700」のレコードが、入力バッファに新たに保存される。
「ピザランチ」は補足注文を受けられない商品であったとすると、補足注文入力画面は表示されずに、図12に示すような表示画面が表示される。すなわち「ピザランチ ×2¥1,700」という注文内容が、追加表示される。
以上で、客の注文が完了したとすると、オペレータは、注文確定を意味する「NBAL」と表示された機能キー領域の部分を選択入力し、注文が確定したことを入力する。
この後、図6(e)に示された入力バッファ24の内容が、POS3と、キッチンプリンタ4へ転送される。
たとえば、キッチンプリンタ4から、図13に示すような情報が印刷された用紙が出力される。料理人が、この出力用紙を確認して、その用紙に書かれた料理を作ることになる。
<情報入力方法の説明>
以下に、この発明の情報入力方法について、フローチャートを用いて説明する。ここでも、レストランで、オペレータが端末TEを用いて注文情報を入力するものとする。
図14に、料理の注文および補足注文の入力処理のメインフローチャートを示す。このフローチャートの処理は、主として、端末TEの制御部11が行う。
まず、オペレータが注文をとるために、端末TEの電源を投入し、注文情報入力画面を表示させる。ステップS1において、制御部11は、記憶部20に記憶された商品テーブル21から、商品情報を読み出し、表示部15に表示する。たとえば、図7に示すように、提供可能な料理の商品名を読み出し、表示部15の機能キー領域17に表示する。この状態で、オペレータは、客に注文を問合せ、注文が決まれば、その料理の情報をタッチパネルを用いて入力する。
ステップS2において、認識部12が、タッチパネルによって選択入力された領域の料理が何であるかを判断し、その料理の商品コードや金額を商品テーブル21から読み出し、入力バッファ24に書き込む。これにより、補足注文がない場合は注文された料理の入力が確定されたことになる。また、注文表示領域18には、入力された料理の情報が表示される。
ステップS3において、入力された料理が、補足注文を受けることのできる商品であるかどうかを判断する。
ここで、その料理の商品テーブルの補足注文の項目が、「YES」となっていれば、補足注文を受け付けられると判断し、ステップS4へ進む。一方、「NO」のときは、補足注文を受けないものと判断し、ステップS10へ進む。
ステップS4において、表示部15に、補足注文入力画面を表示する。これにより、補足注文の内容が手書き入力可能な状態となる。
この状態のときに、オペレータは、客に補足注文の内容を問合せ、補足注文が決まれば、補足注文された品目の情報を、補足注文に対応する補足コマンドが表示された領域に、手書き入力する。
ステップS5において、手書き入力された位置と、手書き入力されたパターンを描画情報として記憶する。
ステップS6において、手書き入力された位置が手書き入力領域のうちどの領域に属するかを特定し、特定された領域に対応する補足コマンドを、入力エリア情報22から読み出す。
ステップS7において、読み出された補足コマンドと、手書き入力された描画情報とを関係づけた補足注文情報を、入力バッファ24に書き込む。
また、補足注文情報が追加された入力バッファの情報を表示部15に表示する。すなわち、補足注文情報を含めた注文情報を表示する。
ステップS8において、オペレータから注文入力が完了したことを示す入力があるか否か、確認する。完了を意味する選択入力がされた場合は、ステップS9へ進むが、そうでない場合は、次の注文を受け付けるために、ステップS1へ戻って、ステップS1からステップS8までの処理を繰り返す。
ステップS9において、注文が確定したので、入力バッファ24に記憶されている注文情報を、POS3と、キッチンプリンタ4へ送信する。
この後、キッチンプリンタ4では、図17に示したように、入力された注文情報を受信し(ステップS41)、図13に示したように、受信した注文情報を用紙に印刷する(ステップS42)。
また、POS3では、図18に示したように、入力バッファの注文情報を受信し(ステップS51)、その内部のメモリに保存する(ステップS52)。
ステップS2で入力された料理が補足注文を受け付けない商品の場合は、ステップS10において、フリー入力機能を用いるか否かをチェックする。すなわち、注文情報入力画面において「フリー入力」と表示された領域が選択入力されるか否かチェックする。
「フリー入力」が選択入力された場合は、ステップS11へ進み、そうでない場合は、ステップS12へ進む。
ステップS11において、注文された料理については原則補足注文を受け付けないが、例外的に客の要望を受け付けるものとする。そこで、ステップS11において、表示部15に、補足注文入力画面を表示させる。ここで、ステップS4と同じ表示状態となるので、オペレータからの補足注文の手書き入力を待ち、ステップS5へ進む。
一方、「フリー入力」が選択されずに、注文入力が完了した場合は、ステップS12において、現在入力バッファ24に記憶された注文情報を再度表示し、ステップS8へ進む。
以上が、この発明の情報入力処理のメインフローチャートの一実施例である。
<手書き入力された位置の判断処理>
図15に、ステップS5において、手書き入力された位置を判断する処理の一実施例のフローチャートを示す。
ステップS21において、オペレータが手書き入力領域16にペンで描いた線画パターンを記憶する。このとき、タッチパネル上において入力されている位置座標を認識しながら線画パターンの軌跡を特定し、ペンの軌跡どおりに、表示部15に入力された線画パターンを表示する。
ステップS22において、手書き入力が終了したか否か、チェックする。
手書き入力が終了したことは、たとえば、オペレータによって、「入力終了」を示す機能キー領域が選択入力されたことを認識すればよい。手書き入力が終了したことを認識した場合は、ステップS23へ進み、そうでない場合は、ステップS21を繰り返す。
ステップS23において、手書き入力された領域がどこであるかを確認するために、タッチパネルの座標平面における線画パターンのすべての入力点の座標(X座標,Y座標)を算出する。そして、算出されたすべての入力点の座標について、手書き入力領域のうち分割された4つの領域のどの領域に属するかを判断し、各領域ごとに、入力点の数を求める。
あるいは、算出されたすべての入力点の座標を用いて、手書き入力されたパターンの重心を算出してもよい。
ステップS24において、4つの領域のうち、入力点の数が最も多い領域を、手書き入力がされた領域と判断する。あるいは、重心を求めた場合は、その重心の属する領域を、手書き入力された領域と判断する。
これにより、ステップS5における手書き入力された領域の位置が特定される。
<注文情報の送信処理>
図16に、ステップS9に示した送信処理の一実施例のフローチャートを示す。
ステップS8で入力の終了と判断された後、ステップS9へ進み、まず、図16のステップS31が実行される。
ステップS31において、入力バッファに格納された情報から、キッチンプリンタ4によって印刷することができる情報(印字コマンド)を作成する。
印字コマンドとは、キッチンプリンタが認識できる印刷命令であり、たとえば、図5に示した入力バッファの場合、4つの情報それぞれについての印字コマンドを作成する。
ステップS32において、作成した印字コマンドを、キッチンプリンタ4へ送信する。
ステップS33において、入力バッファ24の情報を、POS3へ送信する。
ステップS34において、POS3やキッチンプリンタ4からの返信をチェックし、送信が成功したか否か確認する。送信が成功した場合は、処理(ステップS9)を終了し、送信が失敗した場合は、ステップS35へ進み、エラー処理を実行する。
エラー処理では、たとえば、POS3とキッチンプリンタ4へ数回の再送信を試みた後、それでも送信できない場合は、端末TEにエラー表示などをして、オペレータに送信できなかったことを知らせ、処理を終了する。
また、上記一連の処理を実行し、一件の注文入力が完了した場合は、入力バッファ24の内容を消去してもよい。
<手書き入力領域の作成と、補足コマンドの設定>
手書き入力領域の作成処理と、手書き入力領域の中の分割された各領域に表示する補足コマンド設定処理は、POS3で実行する。ただし、端末TE側で個別に行ってもよい。
これらの処理により、図2(a)に示した手書き入力領域16の各分割領域のレイアウトや領域の数が決定され、各領域と補足コマンドが対応づけられた入力エリア情報22が作成される。
図19に、手書き入力領域の作成処理の一実施例のフローチャートを示す。
ステップS61において、端末TEのエリア設定プログラムを起動させる。
ステップS62において、起動されたプログラムの手順に従って、担当者が「手書き入力スクリーン」を選択し、端末TEの表示部15に表示すべき手書き入力領域16を編集するための情報を、POS3の表示画面上に表示させる。
ステップS63において、マウス等の入力デバイスを用いて、表示された手書き入力スクリーンのレイアウトを編集する。このとき、手書き入力領域16の大きさを決定し、その領域16の中に形成する各分割領域の数と、位置およびサイズを決定する。これにより、図2(a)に示したような補足注文入力画面の手書き入力領域16が作成される。また、この編集時に、図2(a)の機能キー領域17に割りつける機能キーのレイアウトを、同時に作成してもよい。
ステップS64において、作成された端末TEのレイアウト編集情報を、補足注文入力画面の表示情報23として保存する。この表示情報23が端末TEに転送され、図2(a)に示したような入力画面として表示される。
図20に、各分割領域に表示する補足コマンドの設定処理の一実施例のフローチャートを示す。
ステップS71において、端末TEのエリアコマンド設定プログラムを起動させる。
ステップS72において、図19の作成処理で作成された分割領域についての情報を、POS3の表示画面上に表示させる。このとき、担当者に、分割領域に割り当てる補足コマンドの項目名を入力することをうながす表示をすることが好ましい。
ステップS73において、表示された指示内容に従って、オペレータがマウスやキーボードを使って、各分割領域に対応する補足コマンドを編集する。これにより、各分割領域の情報と、入力された補足コマンドとが対応づけられる。
ステップS74において、図4に示したような入力エリア情報22を作成し、内部メモリに保存する。これにより、各分割領域の名称と、補足コマンドとを対応づけた入力エリア情報22が作成される。作成された入力エリア情報22は、端末TEに転送される。
この発明の情報処理システムの一実施例の構成ブロック図である。 この発明の情報入力装置の表示画面の一実施例の説明図である。 この発明の商品テーブルの一実施例の説明図である。 この発明の入力エリア情報の一実施例の説明図である。 この発明の入力バッファの一実施例の説明図である。 この発明の入力バッファの変化の一実施例の説明図である。 この発明の注文情報入力画面の具体例である。 この発明の補足注文入力画面の具体例である。 この発明の注文情報入力画面の具体例である。 この発明の補足注文入力画面の具体例である。 この発明の注文情報入力画面の具体例である。 この発明の注文情報入力画面の具体例である。 この発明のキッチンプリンタによって印刷される情報の一実施例の説明図である。 この発明の注文情報の入力処理の一実施例のメインフローチャートである。 この発明の手書き入力された位置を判断する処理のフローチャートである。 この発明の送信処理のフローチャートである。 この発明のキッチンプリンタでの印刷処理のフローチャートである。 この発明のPOSでの概略処理のフローチャートである。 この発明の手書き入力領域の作成処理のフローチャートである。 この発明の補足コマンドの設定処理のフローチャートである。
符号の説明
1 情報入力装置(端末TE)
2 ネットワーク(LAN)
3 POS
4 情報出力装置
11 制御部
12 認識部
13 入力部
14 通信部
15 表示部
16 手書き入力領域
17 機能キー領域
18 注文表示領域
20 記憶部
21 商品テーブル
22 入力エリア情報
23 表示情報
24 入力バッファ

Claims (6)

  1. 登録商品から商品を選択入力する商品選択部と、
    前記選択入力された商品に対する補足要求の処理項目が領域ごとに区別され対応付けられた表示部と、
    前記表示部に対向配置され、かつ前記補足要求の処理対象を手書き入力することのできる入力部と、
    手書き入力された処理対象の入力位置を判別する判別部と、
    前記判別部により判別した入力位置に対応して前記表示部に対応付けられた処理項目を特定する制御部と、
    前記選択入力された商品に対して、前記特定された処理項目と、前記入力された処理対象とを、関係づけて記憶する記憶部とを備えたことを特徴とする情報入力装置。
  2. 前記記憶部に含まれる情報を他の装置に送信する通信部を備えることを特徴とする請求項1の情報入力装置。
  3. 前記入力部がタブレットであり、
    前記表示部の表示画面と平面的に重ね合わせて配置されていることを特徴とする請求項1の情報入力装置。
  4. 前記請求項1の情報入力装置と、キッチンに設置された情報出力装置とをネットワークを介して接続した情報処理システムであって、
    前記登録商品が、情報入力装置に登録された客に提供可能な料理であり、
    前記処理対象が、客によって注文された料理に対して提供可能な補足注文品目であり、
    前記処理対象の入力位置に対応して特定された処理項目が、前記補足注文品目に対する処理内容を示した補足コマンドであり、
    前記注文された料理を特定する商品情報と、前記補足注文品目と補足コマンドとを、前記情報出力装置へ送信することを特徴とする情報処理システム。
  5. 前記情報入力装置と、情報出力装置とが無線通信可能な装置であることを特徴とする請求項4の情報処理システム。
  6. 登録商品から商品を選択入力する商品選択機能と、
    前記選択入力された商品に対する補足要求の処理項目が領域ごとに区別され対応付けられた表示機能と、
    前記表示部に対向配置され、かつ前記補足要求の処理対象を手書き入力することのできる入力機能と、
    手書き入力された処理対象の入力位置を判別する判別機能と、
    前記判別機能により判別した入力位置に対応して前記表示部に対応付けられた処理項目を特定する制御機能と、
    前記選択入力された商品に対して、前記特定された処理項目と、前記入力された処理対象とを、関係づけて記憶する記憶機能とを、コンピュータに実現させるための情報入力装置のプログラム。
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