JP2009145366A - 電界駆動型装置及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】帯状部において回折した光の干渉が起きにくい電界駆動型装置及び電子機器を提供すること。
【解決手段】電界駆動型装置は、行方向及び列方向に沿って配列された複数の画素3を有する。電界駆動型装置は、基板と、基板上に形成され、平面視で各画素3に重なる領域において複数の帯状部26Bを有する電極と、当該電極を少なくとも含む電界発生機構により生じる、基板と平行な成分を有する電界により駆動される物質と、を備える。各画素3と、各画素3に隣り合う少なくとも1つの他の画素3との間で、対応する部位の帯状部26Bの構成が少なくとも一部で互いに異なる。
【選択図】図7
【解決手段】電界駆動型装置は、行方向及び列方向に沿って配列された複数の画素3を有する。電界駆動型装置は、基板と、基板上に形成され、平面視で各画素3に重なる領域において複数の帯状部26Bを有する電極と、当該電極を少なくとも含む電界発生機構により生じる、基板と平行な成分を有する電界により駆動される物質と、を備える。各画素3と、各画素3に隣り合う少なくとも1つの他の画素3との間で、対応する部位の帯状部26Bの構成が少なくとも一部で互いに異なる。
【選択図】図7
Description
本発明は、電界駆動型装置及び電子機器に関する。
電界駆動型装置の一つに、電界によって液晶を駆動することにより透過光を変調する液晶装置がある。この液晶装置の一態様として、液晶を、基板に平行な横電界によって駆動するFFS(Fringe Field Switching)モードの液晶装置(特許文献1)、及びIPS(In Plane Switching)モードの液晶装置が知られている。
FFSモードの液晶装置は、例えば、一方の基板のうち液晶に対向する面に、画素電極と、当該画素電極上に絶縁層を挟んで積層された共通電極とを有しており、このうち共通電極には多数のスリットが等間隔に設けられている。換言すれば、共通電極は、スリットにより隔てられた複数の帯状部を有しており、当該帯状部はストライプ状に配置されている。こうした構成において、画素電極と共通電極との間に駆動電圧を印加すると、共通電極の上面から出て、スリットを通り、画素電極の上面に至る電気力線を有する電界が生じる。このとき液晶分子は、上記電界のうち、共通電極の上方に生じる基板に平行な成分(横電界)によって駆動され、配向方向が変化する。
一方、IPSモードの液晶装置は、例えば、一方の基板のうち液晶に対向する面に対になった櫛歯電極を有しており、一対の櫛歯電極は、その櫛歯が互い違いに入り込むように対向して配置されている。このとき、櫛歯部分に着目すれば、各櫛歯により構成される帯状部が等間隔のストライプ状に多数並んでいる。こうした構成において、櫛歯電極間に駆動電圧を印加すると、櫛歯電極の間に横電界が生じる。液晶分子は、当該横電界よって駆動され、配向方向が変化する。
FFSモード、IPSモードの液晶装置は、こうして液晶分子を駆動して、その偏光変換機能を用いて入射光を変調する装置である。FFSモード、IPSモードの液晶装置の構成は、いずれも一方の基板のうち液晶に対向する面において、電極に含まれる複数の帯状部が等間隔のストライプ状に配置されている点で共通する。
上記構成においては、電極に含まれる複数の帯状部が回折格子としても作用する。このため、電極を透過又は反射する光は、各帯状部において回折し、複数の回折光の光路差が半波長の整数倍となる位置で強め合って干渉縞が生じてしまう。これにより、虹色の干渉縞模様等が生じて表示品質が低下してしまうという課題がある。
本発明は、上記課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]行方向及び前記行方向に交差する列方向に沿って配列された複数の画素を有する電界駆動型装置であって、基板と、前記基板上に形成され、平面視で各前記画素に重なる領域において複数の帯状部を有する電極と、前記電極を少なくとも含む電界発生機構により生じる、前記基板と平行な成分を有する電界により駆動される物質と、を備え、各前記画素と、各前記画素に隣り合う少なくとも1つの他の前記画素との間で、対応する部位の前記帯状部の構成が少なくとも一部で互いに異なる電界駆動型装置。
このような構成によれば、各画素と、当該画素に隣り合う少なくとも1つの他の画素との間で、帯状部の構成が少なくとも一部で異なるため、帯状部の構成の規則性、周期性が緩和される。これにより、帯状部において回折した光の干渉を起きにくくすることができ、電界駆動型装置の表示品位を向上させることができる。
[適用例2]上記電界駆動型装置であって、各前記画素において、隣り合う前記帯状部は互いに平行であり、各前記画素と、各前記画素に隣り合う少なくとも1つの他の前記画素との間で、対応する部位における、隣り合う前記帯状部の間隔が少なくとも一部で互いに異なる電界駆動型装置。
このような構成によれば、各画素と、当該画素に隣り合う少なくとも1つの他の画素との間で、帯状部の間隔が少なくとも一部で異なることにより、帯状部の構成の規則性、周期性が緩和される。これにより、帯状部において回折した光の干渉を起きにくくすることができ、電界駆動型装置の表示品位を向上させることができる。
[適用例3]上記電界駆動型装置であって、各前記画素において、前記帯状部の間隔が不規則である電界駆動型装置。
このような構成によれば、各画素内においても帯状部の間隔が一定でなくなるため、帯状部の構成の規則性、周期性をより大きく緩和させることができる。これにより、帯状部において回折した光の干渉をより起きにくくすることができる。
[適用例4]上記電界駆動型装置であって、各前記画素と、各前記画素に隣り合う少なくとも1つの他の前記画素との間で、対応する部位における前記帯状部の幅が少なくとも一部で互いに異なる電界駆動型装置。
このような構成によれば、各画素と、当該画素に隣り合う少なくとも1つの他の画素との間で、帯状部の幅が少なくとも一部で異なることにより、帯状部の構成の規則性、周期性を緩和させることができ、回折光の干渉を起きにくくすることができる。
[適用例5]上記電界駆動型装置であって、各前記画素において、前記帯状部の幅が不規則である電界駆動型装置。
このような構成によれば、各画素内においても帯状部の幅が一定でなくなるため、帯状部の構成の規則性、周期性をより大きく緩和させることができ、回折光の干渉をより起きにくくすることができる。
[適用例6]上記電界駆動型装置であって、各前記画素において、前記帯状部の長手方向に延在する2辺は互いに平行であり、各前記画素と、各前記画素に隣り合う少なくとも1つの他の前記画素との間で、対応する部位における前記帯状部の延在方向が少なくとも一部で互いに異なる電界駆動型装置。
このような構成によれば、各画素と、当該画素に隣り合う少なくとも1つの他の画素との間で、帯状部の延在方向が少なくとも一部で異なることにより、帯状部の構成の規則性、周期性を緩和させることができ、回折光の干渉を起きにくくすることができる。
[適用例7]上記電界駆動型装置であって、各前記画素において、前記帯状部の延在方向が不規則である電界駆動型装置。
このような構成によれば、各画素内においても帯状部の延在方向が一定でなくなるため、帯状部の構成の規則性、周期性をより大きく緩和させることができ、回折光の干渉をより起きにくくすることができる。
[適用例8]上記電界駆動型装置であって、各前記画素において、前記帯状部の長手方向に延在する2辺は互いに平行であり、かつ前記帯状部の配置ピッチは一定であり、各前記画素と、各前記画素に隣り合う少なくとも1つの他の前記画素との間で、対応する部位における前記帯状部の幅と前記帯状部の間隔との比が、少なくとも一部で互いに異なる電界駆動型装置。
このような構成によれば、各画素と、当該画素に隣り合う少なくとも1つの他の画素との間で、帯状部の幅と帯状部の間隔との比が少なくとも一部で異なることにより、帯状部の構成の規則性、周期性を緩和させることができ、回折光の干渉を起きにくくすることができる。
[適用例9]上記電界駆動型装置であって、各前記画素において、前記帯状部の幅と前記帯状部の間隔との比が不規則である電界駆動型装置。
このような構成によれば、各画素内においても帯状部の幅と帯状部の間隔との比が一定でなくなるため、帯状部の構成の規則性、周期性をより大きく緩和させることができ、回折光の干渉をより起きにくくすることができる。
[適用例10]上記電界駆動型装置であって、各前記画素と、各前記画素に隣り合う少なくとも1つの他の前記画素との間で、対応する部位における前記帯状部の長手方向に延在する辺の角度が、少なくとも一部で互いに異なる電界駆動型装置。
このような構成によれば、各画素と、当該画素に隣り合う少なくとも1つの他の画素との間で、帯状部の長手方向に延在する辺の角度が少なくとも一部で異なることにより、帯状部の構成の規則性、周期性を緩和させることができ、回折光の干渉を起きにくくすることができる。
[適用例11]上記電界駆動型装置であって、前記物質は液晶であり、各前記画素において、前記帯状部の長手方向に延在する2辺の角度は、前記液晶の配向方向に対して対称である電界駆動型装置。
このような構成によれば、当該2辺の近傍に生じる横電界の方向と液晶の配向方向とのなす角を均等とすることができる。
[適用例12]上記電界駆動型装置であって、各前記画素において、前記帯状部の長手方向に延在する各辺の角度が不規則である電界駆動型装置。
このような構成によれば、各画素内における帯状部の間隔及び幅が一定でなくなるため、帯状部の構成の規則性、周期性をより大きく緩和させることができ、回折光の干渉をより起きにくくすることができる。
[適用例13]上記電界駆動型装置であって、前記画素は、異なる色に対応する複数のサブ画素を含んで構成される電界駆動型装置。
このような構成によれば、カラー表示が可能な電界駆動型装置が得られる。
[適用例14]上記電界駆動型装置であって、前記基板上の、前記画素の少なくとも一部を含む領域に形成された、前記電界発生機構の一部を構成する下地電極と、前記基板上のうち前記下地電極上に形成された絶縁層と、を備え、前記電極は、前記絶縁層上に形成されており、前記帯状部は、平面視で前記下地電極と重なるように形成されている電界駆動型装置。
このような構成によれば、表示品位の高いFFSモードの電界駆動型装置が得られる。
[適用例15]上記電界駆動型装置であって、前記電極は、前記基板上の同一の層に形成された、互いに電気的に独立した複数の櫛歯電極を有し、前記帯状部は、2つの前記櫛歯電極の櫛歯が互い違いに入り込むように対向した部分により構成される電界駆動型装置。
このような構成によれば、表示品位の高いIPSモードの電界駆動型装置が得られる。
[適用例16]行方向及び前記行方向に交差する列方向に沿って配列された複数のサブ画素を有する電界駆動型装置であって、基板と、前記基板上に形成され、平面視で前記サブ画素に重なる領域において、長手方向に延在する2辺が平面視で同一の直線に交差するように配置された複数の帯状部を有する電極と、前記電極を少なくとも含む電界発生機構により生じる、前記基板と平行な成分を有する電界により駆動される物質と、を備え、平面視で、前記直線と、前記帯状部の長手方向に延在する2辺のうちの所定の一方とが交差する点を前記帯状部の基準点と定義した場合に、各前記サブ画素において、前記帯状部は、隣り合う前記帯状部の前記基準点間距離が少なくとも3種の異なる値を有するように配置されている電界駆動型装置。
このような構成によれば、各サブ画素において、帯状部の構成の規則性、周期性を緩和させることができる。これにより、帯状部において回折した光の干渉を起きにくくすることができ、電界駆動型装置の表示品位を向上させることができる。
[適用例17]上記電界駆動型装置を表示部に備える電子機器。
このような構成によれば、光の回折に起因する干渉縞等による表示品位の低下の少ない高い電子機器が得られる。
以下、図面を参照し、電界駆動型装置及び電子機器の実施形態について説明する。なお、以下に示す各図においては、各構成要素を図面上で認識され得る程度の大きさとするため、各構成要素の寸法や比率を実際のものとは適宜に異ならせてある。
(第1の実施形態)
図1は、電界駆動型装置としての液晶装置1の模式図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)中のA−A線における断面図である。液晶装置1は、枠状のシール材52を介して対向して貼り合わされた素子基板10及び対向基板30を有している。素子基板10には、基板としてのガラス基板11が含まれており、対向基板30には、ガラス基板31が含まれている。素子基板10、対向基板30、シール材52によって囲まれた空間には、正の誘電率異方性を有する液晶50が封入されている。素子基板10は、対向基板30より大きく、一部が対向基板30に対して張り出した状態で貼り合わされている。この張り出した部位には、液晶50を駆動するためのドライバIC51が実装されている。液晶50は、「電界発生機構により生じる、基板と平行な成分を有する電界により駆動される物質」に対応する。
図1は、電界駆動型装置としての液晶装置1の模式図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)中のA−A線における断面図である。液晶装置1は、枠状のシール材52を介して対向して貼り合わされた素子基板10及び対向基板30を有している。素子基板10には、基板としてのガラス基板11が含まれており、対向基板30には、ガラス基板31が含まれている。素子基板10、対向基板30、シール材52によって囲まれた空間には、正の誘電率異方性を有する液晶50が封入されている。素子基板10は、対向基板30より大きく、一部が対向基板30に対して張り出した状態で貼り合わされている。この張り出した部位には、液晶50を駆動するためのドライバIC51が実装されている。液晶50は、「電界発生機構により生じる、基板と平行な成分を有する電界により駆動される物質」に対応する。
液晶50が封入された領域には、表示に寄与するサブ画素4R,4G,4B(図2)がマトリクス状に多数配置されている。以下では、サブ画素4R,4G,4Bの集合からなる領域を画素領域5とも呼ぶ。
図2は、画素領域5の拡大平面図である。画素領域5には、矩形のサブ画素4R,4G,4Bが多数配置されている。サブ画素4R,4G,4Bは、それぞれ赤、緑、青の色の表示に寄与する。以下では、サブ画素4R,4G,4Bのいずれかを指す場合であっても、対応する色を区別しない場合には、単に「サブ画素4」とも呼ぶ。各サブ画素4には、カラーフィルタ32が配置されている。カラーフィルタ32は、入射した光の特定の波長成分を吸収することによって透過光を着色することができる樹脂である。カラーフィルタ32は、図1(b)において、対向基板30を構成するガラス基板31の液晶50側表面に配置されている。またサブ画素4R,4G,4Bには、それぞれ赤、緑、青に対応するカラーフィルタ32が配置される。
サブ画素4は、行方向、及び行方向に交差する列方向に沿ってマトリクス状に配置されている。本明細書では、サブ画素4の配列の行方向をX軸、列方向をY軸、X−Y平面に直交する方向をZ軸と定義する。ある列に配置されるサブ画素4の色はすべて同一である。換言すれば、サブ画素4は、対応する色がストライプ状に並ぶように配置されている。また、行方向に並んだ隣り合う3つのサブ画素4R,4G,4Bの集合によって1つの画素3が構成される。液晶装置1は、各画素3において、サブ画素4R,4G,4Bの輝度バランスを調節することによって、種々の色の表示を行うことができる。
図3は、画素領域5を構成する複数のサブ画素4における各種素子、配線等の等価回路図である。画素領域5においては、複数本の走査線12と複数本の信号線14とが交差するように配線され、走査線12と信号線14とで区画された領域に下地電極としての画素電極16がマトリクス状に配置されている。そして、走査線12と信号線14とが交差する位置の近傍には、サブ画素4ごとに薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor;以下TFTと略す)素子20が配置されている。TFT素子20のゲートは走査線12に電気的に接続され、ソースは信号線14に電気的に接続され、ドレインは画素電極16に電気的に接続されている。
TFT素子20は、走査線12から供給される走査信号G1,G2,…,Gmに含まれるON信号によってオンとなり、このとき信号線14に供給された画像信号S1,S2,…,Snを画素電極16に供給する。そして、画素電極16と、共通電極26との間の駆動電圧に応じた電界が液晶50にかかると、液晶50の配向状態が変化する。液晶装置1は、液晶50の配向状態に応じた偏光変換機能と、液晶装置1の外部に配置された図示しない偏光板の偏光選択機能とによって透過光を変調することで表示を行う装置である。ここで、共通電極26は、複数のサブ画素4にわたって(あるいは画素領域5の略全面に)一繋がりに形成された電極であり、「平面視で画素3に重なる領域において複数の帯状部を有する電極」に対応する。
なお、画素電極16と共通電極26とは、層間絶縁膜45を挟んで対向しており、実質的に容量素子を形成する(図5)。上記駆動電圧は当該容量素子に一定時間保持される。
次に、サブ画素4の構成要素を、図4及び図5を用いて詳述する。図4は、素子基板10のうち、3つのサブ画素4を含む部分を抽出して示す平面図である。また、図5は、図4中のB−B線の位置における断面図である。以下では、ガラス基板11上の積層体において、相対的にガラス基板11から遠い層を「上層」とも呼び、近い層を「下層」とも呼ぶ。また、平面視とは、ガラス基板11の法線方向から見ることをいう。
図4に示すように、各サブ画素4には、走査線12と信号線14とが交差するように配置されており、この交差に対応してTFT素子20が形成されている。また、TFT素子20には、略長方形の画素電極16が電気的に接続されている。
図5に示すように、ガラス基板11上には、半導体層21が積層されている。半導体層21は、例えばアモルファスシリコン層やポリシリコン層から構成することができ、走査線12からの電界によりチャネルが形成されるチャネル領域と、チャネル領域を挟むソース領域及びドレイン領域とを有して構成される。半導体層21とガラス基板11との間には、さらに下地絶縁膜や遮光層等が形成されていてもよい。
半導体層21の上層には、酸化シリコン等からなるゲート絶縁膜42を挟んで、チタン、クロム、タングステン、タンタル、モリブデン等の高融点金属又はこれらを含む合金等からなる走査線12が積層されている。走査線12は、X方向に沿って配置される。半導体層21、ゲート絶縁膜42、走査線12から、TFT素子20が構成される。本実施形態の半導体層21は、平面視でU字型をなしており、走査線12は、半導体層21のU字を2箇所で横切るように形成されている。したがって、TFT素子20は、走査線12と半導体層21とが異なる2箇所で対向するダブルゲート構造を有している。
走査線12の上層には、酸化シリコン等からなる層間絶縁膜43を挟んで信号線14が積層されている。信号線14は、アルミニウム、クロム、タングステン等の金属又はこれらを含む合金等から構成される。信号線14は、図4に示すように走査線12と直交するように(すなわちY方向に沿って)配置され、半導体層21のU字の一方の先端において半導体層21と電気的に接続されている。より詳しくは、信号線14は、ゲート絶縁膜42及び層間絶縁膜43を貫通して設けられたコンタクトホール23を介して、半導体層21のソース領域と電気的に接続されている。
信号線14と同一層には、信号線14と同一の材料からなる中継電極15が形成されている。中継電極15は、半導体層21のU字の他方の先端において、ゲート絶縁膜42及び層間絶縁膜43を貫通して設けられたコンタクトホール24を介して半導体層21のドレイン領域と電気的に接続されている。
信号線14及び中継電極15の上層には、保護層46、酸化シリコン等からなる層間絶縁膜44を挟んで、透光性を有するITO(Indium Tin Oxide)からなる画素電極16が積層されている。画素電極16は、サブ画素4ごとに独立して設けられている。画素電極16は、層間絶縁膜44、保護層46を貫通して設けられたコンタクトホール25を介して中継電極15に電気的に接続されている。したがって、画素電極16は、中継電極15を介して半導体層21のドレイン領域に電気的に接続されている。
画素電極16の上層には、酸化シリコン等からなる絶縁層としての層間絶縁膜45を挟んでITOからなる透光性を有する共通電極26が形成されている。共通電極26は、図4においてドットが配された領域に配置されている。共通電極26は、複数のサブ画素4にわたって一繋がりに形成されている。共通電極26には、平面視で画素電極16に重なる部分において、多数のスリット27が設けられている。
ここで、図4及び図16を用いて共通電極26の構成について詳述する。本明細書では、共通電極26のうちサブ画素4内で略平行に配列されて縞模様をなす帯状の部分を帯状部26Bと呼ぶ。図4からわかるように、共通電極26の帯状部26Bは、平面視で少なくとも一部が画素電極16と重なっている。また、複数の帯状部26Bを、帯状部26Bの長手方向に対して交差する方向に接続する部分を接続部26Aと呼ぶ。本実施形態では、接続部26Aの延在方向はY軸に平行であり、接続部26Aは、X方向に隣り合うサブ画素4の境界上に配置されている。共通電極26は、接続部26Aと帯状部26Bとを含んで構成される。スリット27は、接続部26Aと帯状部26Bとによって囲まれている。換言すれば、スリット27の長辺は帯状部26Bの外形によって規定され、スリット27の短辺は接続部26Aの外形によって規定される。
図5に戻り、共通電極26上には、ポリイミドからなる配向膜18が積層されている。配向膜18は、液晶50に接する部材であり、配向膜18をラビングすることで、駆動電圧無印加時に、液晶50を当該ラビングの方向に沿って配向させることができる。本実施形態では、X方向に沿ってラビングがなされている。ガラス基板11から配向膜18までの要素により、素子基板10が構成される。
ガラス基板11に対向して配置されたガラス基板31の液晶50側表面には、カラーフィルタ32、配向膜38が積層されている。カラーフィルタ32と配向膜38との間には、透光性を有するオーバーコートを積層させてもよい。ガラス基板31から配向膜38までの要素により、対向基板30が構成される。
図6は、以上のような構成において、共通電極26と画素電極16との間に駆動電圧を印加した場合に生じる電界の様子を示す模式図である。本実施形態では、電界発生機構は、共通電極26と画素電極16とを含んで構成される。電界発生機構に駆動電圧が印加され、共通電極26と画素電極16との間に電位差が生じると、共通電極26の上面から出てスリット27を通り画素電極16の上面に至る電気力線を有するような電界が生じる。このとき共通電極26の上部、すなわち液晶50の層においてはガラス基板11と平行な電界が生じる。そして、この電界(横電界)の方向は、スリット27の長手方向(帯状部26Bの延在方向)に略直交する方向である。液晶50に含まれる液晶分子50aは、この横電界の大きさに応じて、ガラス基板11に平行な面内で配向方向を変える。その結果、液晶分子50aの配向方向と、素子基板10、対向基板30の外側に配置された偏光板(不図示)の透過軸との相対角度が変化し、その相対角度に応じた偏光変換機能に基づいて透過光が変調される。
このような液晶モードは、FFSモードと呼ばれる。FFSモードは、上記のように常に液晶分子がガラス基板11に略平行に保たれるため、視角によるリタデーションの変化が少なく、広視野角な表示を行うことができる。
ここで、本実施形態の特徴である、共通電極26の構成について、図7を用いて説明する。図7は、隣り合う2つの画素3における共通電極26の構成を示す平面図である。共通電極26の帯状部26B、及びスリット27は、互いに平行に、X方向に沿って延在しており、また帯状部26BのY方向の幅は各部で等しくなっている。
一方で、共通電極26に設けられたスリット27のY方向の幅(すなわち隣り合う帯状部26Bの間隔)は、場所によって異なる。より詳しくは、1つの画素3と、これに隣り合う画素3との間で、対応する部位の帯状部26Bの間隔が少なくとも一部で互いに異なるようになっている。例えば、左側の画素3のサブ画素4Rと、右側の画素3のサブ画素4Rとを比較すると、対応する部位において帯状部26Bの間隔が互いに異なっており、換言すれば、対応する部位におけるスリット27の幅が互いに異なっている。サブ画素4G同士、サブ画素4B同士についても同様に帯状部26Bの間隔が互いに異なっている。このような構成によれば、各画素3と、当該画素3に隣り合う画素3との間で、帯状部26Bの構成の規則性、周期性が緩和される。これにより、帯状部26Bにおいて回折した光の干渉を起きにくくすることができ、液晶装置1の表示品位を向上させることができる。
隣り合う画素3同士で対応する部位の帯状部26Bの構成を異ならせるためには、例えば、次のようにすればよい。すなわち、ある画素3のサブ画素4における帯状部26Bの構成と、その画素3に隣り合う画素3のサブ画素4における帯状部26Bの構成とを、Y方向について互いに反転させた構成とすればよい。あるいは、ある画素3のサブ画素4において、帯状部26Bの間隔の値が順にa,b,c,d…である場合に、その画素3に隣り合う画素3のサブ画素4においては、帯状部26Bの間隔の値が上記の順と異なるように(例えばb,d,c,a…)順に配置すればよい。
なお、上記効果を得るためには、画素領域5内の全ての画素3における帯状部26Bの構成が互いに異なっていることまでは必要とされない。例えば、各画素3と、その画素3に隣り合う少なくとも1つの他の画素3との間で、対応する部位の帯状部26Bの構成が少なくとも一部で互いに異なっていれば干渉防止効果を得ることができる。あるいは、要求される干渉防止効果が高くない場合には、画素領域5内の一部(例えば1/2,1/3,1/4等)の画素3について、その画素3に隣り合う少なくとも1つの他の画素3との間で、対応する部位の帯状部26Bの構成が少なくとも一部で互いに異なっている配置でもよい。逆に、要求される干渉防止効果が高い場合には、例えば、各画素3と、この画素3に対して行方向、列方向に隣り合う4つの画素3との間でそれぞれ帯状部26Bの構成が異なるような配置とすることが好ましい。隣り合う画素3同士で帯状部26Bの構成が同一となっている箇所が少ないほど、干渉防止効果が高まるためである。
また、隣り合う画素3同士だけでなく、各画素3の内部においても、帯状部26Bの間隔は不規則になっている。以下、この点に関する構成ついて説明する。図7に示すように、各サブ画素4の帯状部26Bは、平面視でサブ画素4に重なる領域において、長手方向に延在する2辺が平面視で同一の直線Lに交差するように配置されている。換言すれば、各サブ画素4に含まれるすべての帯状部26Bと交差するように、直線Lを配置することができる。ここで、平面視で、直線Lと、帯状部26Bの長手方向に延在する2辺のうちの所定の一方(図7では各帯状部26Bの下側の辺)とが交差する点を帯状部26Bの基準点Pと定義する。このとき、帯状部26Bは、隣り合う帯状部26Bの基準点P間距離が、サブ画素4内において少なくとも3種の異なる値を有するように配置されている。つまり、1つのサブ画素4の内部において、隣り合う基準点Pの間隔は、少なくとも3通り以上に異なっている。本実施形態では、帯状部26Bの幅が一定であることから、1つのサブ画素4の内部において、スリット27の幅が3通り以上に異なっていることになる。このような構成によれば、各サブ画素4内、あるいは各画素3内においても帯状部26Bの間隔をばらつかせることができるため、帯状部26Bの構成の規則性、周期性をより大きく緩和させることができる。これにより、帯状部26Bにおいて回折した光の干渉をより起きにくくすることができる。
本実施形態では、共通電極26の帯状部26Bの幅が一定となっているため、帯状部26Bの1本ごとの抵抗を揃えることができる。このため、共通電極26の電位が変化する際に、電位の立ち上がり、立ち下がりの応答を均一化することができる。これにより、表示品位を向上させることができる。
以上のように、本実施形態の液晶装置1によれば、共通電極26の帯状部26Bに起因する光の干渉を低減させることができる。これにより、液晶装置1の表示品位の低下を抑えることができる。
(第2の実施形態)
続いて、第2の実施形態について説明する。本実施形態に係る液晶装置1は、第1の実施形態から、共通電極26の平面的な配置を変更したものであり、その他の点は第1の実施形態と共通である。以下では、主に第1の実施形態との差異について説明する。
続いて、第2の実施形態について説明する。本実施形態に係る液晶装置1は、第1の実施形態から、共通電極26の平面的な配置を変更したものであり、その他の点は第1の実施形態と共通である。以下では、主に第1の実施形態との差異について説明する。
図8は、本実施形態に係る共通電極26の構成を示す平面図である。本実施形態では、スリット27のY方向の幅は各部で等しくなっており、共通電極26の帯状部26Bの幅が、場所によって異なっている。より詳しくは、1つの画素3と、これに隣り合う画素3との間で、対応する部位の帯状部26Bの幅が少なくとも一部で互いに異なるようになっている。例えば、左側の画素3のサブ画素4Rと、右側の画素3のサブ画素4Rとを比較すると、対応する部位において帯状部26Bの幅が互いに異なっている。サブ画素4G同士、サブ画素4B同士についても同様に帯状部26Bの幅が互いに異なっている。このような構成によれば、各画素3と、当該画素3に隣り合う画素3との間で、帯状部26Bの構成の規則性、周期性が緩和される。これにより、帯状部26Bにおいて回折した光の干渉を起きにくくすることができ、液晶装置1の表示品位を向上させることができる。
また、隣り合う画素3同士だけでなく、各画素3の内部においても、帯状部26Bの幅は不規則になっている。より詳しくは、1つのサブ画素4の内部において、帯状部26Bの幅が3通り以上に異なっている。したがって、隣り合う基準点P間の距離はサブ画素4内において少なくとも3種の異なる値を有する。このような構成によれば、帯状部26Bの構成の規則性、周期性をより大きく緩和させることができる。これにより、帯状部26Bにおいて回折した光の干渉をより起きにくくすることができる。
ここで、サブ画素4の面積のうち、共通電極26が配置される面積の割合を各サブ画素4で均一にすることが好ましい。このためには、例えばある画素3のサブ画素4に5本の帯状部26Bが配置されており、これらの帯状部26Bの幅の値が順にe,f,g,h,iである場合に、その画素3に隣り合う画素3のサブ画素4においては、5本の帯状部26Bを、その幅の配列が上記の順と異なるように(例えばh,f,e,i,g)順に帯状部26Bを配置すればよい。このように、サブ画素4ごとに帯状部26Bの数を変えずに配列の順序を変えることで、共通電極26が配置される面積の割合を各サブ画素4で均一に保ちながら帯状部26Bの構成の規則性、周期性を緩和させることができる。
また、本実施形態では、スリット27の幅が均一であるため、各スリット27近傍の電界強度にばらつきが生じにくい。これにより、液晶装置1の表示品位の低下を抑制することができる。
(第3の実施形態)
続いて、第3の実施形態について説明する。本実施形態に係る液晶装置1は、第1の実施形態から、共通電極26の平面的な配置を変更したものであり、その他の点は第1の実施形態と共通である。以下では、主に第1の実施形態との差異について説明する。
続いて、第3の実施形態について説明する。本実施形態に係る液晶装置1は、第1の実施形態から、共通電極26の平面的な配置を変更したものであり、その他の点は第1の実施形態と共通である。以下では、主に第1の実施形態との差異について説明する。
図9は、本実施形態に係る共通電極26の構成を示す平面図である。本実施形態では、帯状部26Bの長手方向に延在する2辺は互いに平行であり、かつ帯状部26Bの配置ピッチは一定である。そして、1つの画素3と、これに隣り合う画素3との間で、対応する部位における帯状部26Bの幅と帯状部26Bの間隔との比が、少なくとも一部で互いに異なっている。より詳しくは、1本の帯状部26Bの幅(以下「ライン」とも呼ぶ)とこれに隣接する1本のスリット27の幅(すなわち帯状部26Bの間隔:以下「スペース」とも呼ぶ)とを合わせた幅が場所によらず一定であり、ラインとスペースの比率(以下「ライン/スペース比」と呼ぶ)が、隣り合う画素3の対応する部位で互いに異なっている。このような構成によれば、各画素3と、当該画素3に隣り合う画素3との間で、帯状部26Bの構成の規則性、周期性が緩和される。これにより、帯状部26Bにおいて回折した光の干渉を起きにくくすることができ、液晶装置1の表示品位を向上させることができる。
また、各サブ画素4において、直線Lと、帯状部26Bの長手方向に延在する2辺のうち基準点Pに対応する所定の辺とは反対側の辺とが交差する点を帯状部26Bの副基準点Qと定義した場合、副基準点Qは等間隔になっている。一方で、基準点P同士の間隔は、サブ画素4内で3通り以上に異なっている。このように、隣り合う画素3同士だけでなく、各サブ画素4の内部、ひいては各画素3の内部においてもライン/スペース比は不規則になっている。このような構成によれば、帯状部26Bの構成の規則性、周期性をより大きく緩和させることができる。これにより、帯状部26Bにおいて回折した光の干渉をより起きにくくすることができる。
本実施形態の構成によれば、ラインとスペースとを合わせた幅が場所によらず一定であるため、各サブ画素4に配置される帯状部26Bの数を等しくすることができる。これにより、サブ画素4ごとの光学特性のばらつきを抑制させることができる。
(第4の実施形態)
続いて、第4の実施形態について説明する。本実施形態に係る液晶装置1は、第1の実施形態から、共通電極26の平面的な配置を変更したものであり、その他の点は第1の実施形態と共通である。以下では、主に第1の実施形態との差異について説明する。
続いて、第4の実施形態について説明する。本実施形態に係る液晶装置1は、第1の実施形態から、共通電極26の平面的な配置を変更したものであり、その他の点は第1の実施形態と共通である。以下では、主に第1の実施形態との差異について説明する。
図10は、本実施形態に係る共通電極26の構成を示す平面図である。本実施形態では、帯状部26Bの幅は各部で等しく、帯状部26Bの延在方向が、場所によって異なっている。より詳しくは、1つの画素3と、これに隣り合う画素3との間で、対応する部位の帯状部26Bの延在方向が少なくとも一部で互いに異なるようになっている。このような構成によれば、各画素3と、当該画素3に隣り合う画素3との間で、帯状部26Bの構成の規則性、周期性が緩和される。これにより、帯状部26Bにおいて回折した光の干渉を起きにくくすることができ、液晶装置1の表示品位を向上させることができる。
また、隣り合う画素3同士だけでなく、各画素3の内部においても、帯状部26Bの延在方向は不規則になっている。より詳しくは、1つのサブ画素4の内部において、帯状部26Bの延在方向が3通り以上に異なっている。このような構成によれば、帯状部26Bの構成の規則性、周期性をより大きく緩和させることができる。これにより、帯状部26Bにおいて回折した光の干渉をより起きにくくすることができる。
このように帯状部26Bの延在方向を場所により異ならせることにより、液晶50にかかる横電界の方向をばらつかせることができる。これにより、液晶装置1の表示の視野角依存性を低減させることができる。
(第5の実施形態)
続いて、第5の実施形態について説明する。本実施形態に係る液晶装置1は、第1の実施形態から、共通電極26の平面的な配置を変更したものであり、その他の点は第1の実施形態と共通である。以下では、主に第1の実施形態との差異について説明する。
続いて、第5の実施形態について説明する。本実施形態に係る液晶装置1は、第1の実施形態から、共通電極26の平面的な配置を変更したものであり、その他の点は第1の実施形態と共通である。以下では、主に第1の実施形態との差異について説明する。
図11は、本実施形態に係る共通電極26の構成を示す平面図である。本実施形態では、1つの画素3と、これに隣り合う画素3との間で、対応する部位の帯状部26Bの長手方向に延在する辺の角度が少なくとも一部で互いに異なるようになっている。また、隣り合う画素3同士だけでなく、各画素3の内部においても、帯状部26Bの長手方向に延在する2辺の角度は不規則になっている。このような構成によれば、各画素3と、当該画素3に隣り合う画素3との間で、あるいはサブ画素4又は画素3の内部で、帯状部26Bの構成の規則性、周期性を緩和させることができる。これにより、帯状部26Bにおいて回折した光の干渉を起きにくくすることができる。
ここで、図11では、帯状部26Bの長手方向に延在する2辺の角度は、液晶50の配向方向(X方向)に対して対称となっている。このような構成によれば、同一の帯状部26Bの向かい合う2辺の近傍では、電界の印加時に液晶50がそれぞれ逆方向に回転する。このため、液晶装置1の表示の視野角依存性を低減させることができる。
なお、図12の平面図に示すように、帯状部26Bの長手方向に延在する各辺の角度を不規則にさせてもよい。このような構成によれば、各画素3と、当該画素3に隣り合う画素3との間で、あるいはサブ画素4又は画素3の内部で、帯状部26Bの構成の規則性、周期性をより大きく緩和させることができる。これにより、帯状部26Bにおいて回折した光の干渉を起きにくくすることができる。
(電子機器)
上述した電界駆動型装置としての液晶装置1は、例えば、図17に示すような、電子機器としての携帯電話機100に搭載して用いることができる。携帯電話機100は、表示部110及び操作ボタン120を有している。表示部110は、内部に組み込まれた液晶装置1によって、操作ボタン120で入力した内容や着信情報を始めとする様々な情報について、高品位な表示を行うことができる。
上述した電界駆動型装置としての液晶装置1は、例えば、図17に示すような、電子機器としての携帯電話機100に搭載して用いることができる。携帯電話機100は、表示部110及び操作ボタン120を有している。表示部110は、内部に組み込まれた液晶装置1によって、操作ボタン120で入力した内容や着信情報を始めとする様々な情報について、高品位な表示を行うことができる。
なお、液晶装置1は、上記携帯電話機100の他、モバイルコンピュータ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、車載機器、オーディオ機器などの各種電子機器に用いることができる。
上記実施形態に対しては、様々な変形を加えることができる。変形例としては、例えば以下のようなものが考えられる。
(変形例1)
スリット27は、複数のサブ画素4にわたって連続するように形成されていてもよい。一例として、スリット27が、1つの画素3に含まれる3つのサブ画素4にわたって連続するような構成を図13に示す。図13(a)は、このような構成において帯状部26Bの幅を一定とし、かつスリット27のY方向の幅を不規則にばらつかせた例、図13(b)は、同様の構成において、スリット27のY方向の幅を一定とし、帯状部26Bの幅を不規則にばらつかせた例である。このような構成によれば、共通電極26の接続部26A(図16)の数を低減させることができるため、液晶装置1の透過率を向上させることができる。また、接続部26Aの近傍に生じやすい配向乱れを低減させることができ、液晶装置1の表示品位を向上させることができる。
スリット27は、複数のサブ画素4にわたって連続するように形成されていてもよい。一例として、スリット27が、1つの画素3に含まれる3つのサブ画素4にわたって連続するような構成を図13に示す。図13(a)は、このような構成において帯状部26Bの幅を一定とし、かつスリット27のY方向の幅を不規則にばらつかせた例、図13(b)は、同様の構成において、スリット27のY方向の幅を一定とし、帯状部26Bの幅を不規則にばらつかせた例である。このような構成によれば、共通電極26の接続部26A(図16)の数を低減させることができるため、液晶装置1の透過率を向上させることができる。また、接続部26Aの近傍に生じやすい配向乱れを低減させることができ、液晶装置1の表示品位を向上させることができる。
(変形例2)
1つの画素3と、この画素3に隣り合う少なくとも1つの他の画素3との間で、帯状部26Bの構成がすべて異なっていなくてもよく、対応する部位の帯状部26Bの構成が少なくとも一部で互いに異なっていればよい。図14は、1つの画素3の領域Cと、この画素3に隣り合う画素3の領域Dとの間で、帯状部26Bの構成が異なっているが、領域C,Dを除いた部分では帯状部26Bの構成は共通となっている。このような構成によっても、帯状部26Bの構成が少なくとも一部で異なるため、帯状部26Bの構成の規則性、周期性が緩和させることができ、帯状部において回折した光の干渉を起きにくくすることができる。特に、図14に示すように緑色の表示に寄与するサブ画素4Gにおいて帯状部26Bの構成を異ならせることにより、視感度の高い緑色の光の干渉を抑えることができるため、効果的に表示品位を向上させることができる。
1つの画素3と、この画素3に隣り合う少なくとも1つの他の画素3との間で、帯状部26Bの構成がすべて異なっていなくてもよく、対応する部位の帯状部26Bの構成が少なくとも一部で互いに異なっていればよい。図14は、1つの画素3の領域Cと、この画素3に隣り合う画素3の領域Dとの間で、帯状部26Bの構成が異なっているが、領域C,Dを除いた部分では帯状部26Bの構成は共通となっている。このような構成によっても、帯状部26Bの構成が少なくとも一部で異なるため、帯状部26Bの構成の規則性、周期性が緩和させることができ、帯状部において回折した光の干渉を起きにくくすることができる。特に、図14に示すように緑色の表示に寄与するサブ画素4Gにおいて帯状部26Bの構成を異ならせることにより、視感度の高い緑色の光の干渉を抑えることができるため、効果的に表示品位を向上させることができる。
(変形例3)
上記実施形態は、画素電極16を下層に、また共通電極26を画素電極16より上層に配置するものであるが、これに代えて、共通電極を下層に配置し、共通電極より上層にサブ画素4ごとに画素電極を配置する構成としてもよい。この場合は、画素電極にスリットを形成し、隣り合う画素3の対応する部位で画素電極の帯状部の構成が互いに異なるような構成とする。このような構成によっても、帯状部における回折に起因する光の干渉を抑制することにより表示品位の低下を抑制させることができる。
上記実施形態は、画素電極16を下層に、また共通電極26を画素電極16より上層に配置するものであるが、これに代えて、共通電極を下層に配置し、共通電極より上層にサブ画素4ごとに画素電極を配置する構成としてもよい。この場合は、画素電極にスリットを形成し、隣り合う画素3の対応する部位で画素電極の帯状部の構成が互いに異なるような構成とする。このような構成によっても、帯状部における回折に起因する光の干渉を抑制することにより表示品位の低下を抑制させることができる。
(変形例4)
上記実施形態の液晶装置1は、FFSモードのものであるが、これに代えてIPSモードとしてもよい。図15(a),(b)は、IPSモードを採用した場合の画素3の平面図である。IPSモードの液晶装置1は、同一の層に形成された、互いに電気的に独立した画素電極16と共通電極26とを有している。画素電極16、共通電極26は、少なくとも1本の櫛歯状の部分を有する櫛歯電極であり、互いの櫛歯部分が互い違いに入り込むように対向して配置されている。IPSモードでは、電界発生機構は、この画素電極16、共通電極26を含んで構成される。
上記実施形態の液晶装置1は、FFSモードのものであるが、これに代えてIPSモードとしてもよい。図15(a),(b)は、IPSモードを採用した場合の画素3の平面図である。IPSモードの液晶装置1は、同一の層に形成された、互いに電気的に独立した画素電極16と共通電極26とを有している。画素電極16、共通電極26は、少なくとも1本の櫛歯状の部分を有する櫛歯電極であり、互いの櫛歯部分が互い違いに入り込むように対向して配置されている。IPSモードでは、電界発生機構は、この画素電極16、共通電極26を含んで構成される。
本変形例では、画素電極16と共通電極26とから、「平面視で画素に重なる領域において複数の帯状部を有する電極」が構成され、帯状部は、2つの櫛歯電極(画素電極16、共通電極26)の櫛歯が互い違いに入り込むように対向した部分により構成される。すなわち、画素電極16の櫛歯状の帯状部16Bと、共通電極26の櫛歯状の帯状部26Bとが交互に配列されて、ストライプ状の帯状部が構成される。図15(a)は、帯状部16B,26BをY方向に沿って延在させた例であり、図15(b)は、帯状部16B,26BをX方向に沿って延在させた例である。
図15(a),(b)はいずれも、1つの画素3と、この画素3に隣り合う画素3との間で、対応する部位における、隣り合う帯状部16B,26Bの間隔が互いに異なるように構成されている。このような構成によっても、帯状部16B,26Bの構成の規則性、周期性が緩和されるため、帯状部16B,26Bにおいて回折した光の干渉を起きにくくすることができ、液晶装置1の表示品位を向上させることができる。本変形例は、上記各実施形態及び各変形例のいずれとも組み合わせて実施することができる。
(変形例5)
上記実施形態では、電界駆動型装置の一例として液晶装置1について説明したが、これに限定する趣旨ではない。電界駆動型装置は、画素電極16と共通電極26との間の電位差(駆動電圧)に起因して生じる電界によって物質を駆動する構成であればよく、液晶装置に限定されない。
上記実施形態では、電界駆動型装置の一例として液晶装置1について説明したが、これに限定する趣旨ではない。電界駆動型装置は、画素電極16と共通電極26との間の電位差(駆動電圧)に起因して生じる電界によって物質を駆動する構成であればよく、液晶装置に限定されない。
1…電界駆動型装置としての液晶装置、3…画素、4…サブ画素、5…画素領域、10…素子基板、11,31…ガラス基板、12…走査線、14…信号線、15…中継電極、16…画素電極、18,38…配向膜、20…TFT素子、21…半導体層、23,24,25…コンタクトホール、26…共通電極、26A…接続部、26B…帯状部、27…スリット、30…対向基板、32…カラーフィルタ、43,44,45…層間絶縁膜、42…ゲート絶縁膜、46…保護層、50…液晶、50a…液晶分子、51…ドライバIC、52…シール材、100…携帯電話機。
Claims (17)
- 行方向及び前記行方向に交差する列方向に沿って配列された複数の画素を有する電界駆動型装置であって、
基板と、
前記基板上に形成され、平面視で各前記画素に重なる領域において複数の帯状部を有する電極と、
前記電極を少なくとも含む電界発生機構により生じる、前記基板と平行な成分を有する電界により駆動される物質と、を備え、
各前記画素と、各前記画素に隣り合う少なくとも1つの他の前記画素との間で、対応する部位の前記帯状部の構成が少なくとも一部で互いに異なることを特徴とする電界駆動型装置。 - 請求項1に記載の電界駆動型装置であって、
各前記画素において、隣り合う前記帯状部は互いに平行であり、
各前記画素と、各前記画素に隣り合う少なくとも1つの他の前記画素との間で、対応する部位における、隣り合う前記帯状部の間隔が少なくとも一部で互いに異なることを特徴とする電界駆動型装置。 - 請求項2に記載の電界駆動型装置であって、
各前記画素において、前記帯状部の間隔が不規則であることを特徴とする電界駆動型装置。 - 請求項1に記載の電界駆動型装置であって、
各前記画素と、各前記画素に隣り合う少なくとも1つの他の前記画素との間で、対応する部位における前記帯状部の幅が少なくとも一部で互いに異なることを特徴とする電界駆動型装置。 - 請求項4に記載の電界駆動型装置であって、
各前記画素において、前記帯状部の幅が不規則であることを特徴とする電界駆動型装置。 - 請求項1に記載の電界駆動型装置であって、
各前記画素において、前記帯状部の長手方向に延在する2辺は互いに平行であり、
各前記画素と、各前記画素に隣り合う少なくとも1つの他の前記画素との間で、対応する部位における前記帯状部の延在方向が少なくとも一部で互いに異なることを特徴とする電界駆動型装置。 - 請求項6に記載の電界駆動型装置であって、
各前記画素において、前記帯状部の延在方向が不規則であることを特徴とする電界駆動型装置。 - 請求項1に記載の電界駆動型装置であって、
各前記画素において、前記帯状部の長手方向に延在する2辺は互いに平行であり、かつ前記帯状部の配置ピッチは一定であり、
各前記画素と、各前記画素に隣り合う少なくとも1つの他の前記画素との間で、対応する部位における前記帯状部の幅と前記帯状部の間隔との比が、少なくとも一部で互いに異なることを特徴とする電界駆動型装置。 - 請求項8に記載の電界駆動型装置であって、
各前記画素において、前記帯状部の幅と前記帯状部の間隔との比が不規則であることを特徴とする電界駆動型装置。 - 請求項1に記載の電界駆動型装置であって、
各前記画素と、各前記画素に隣り合う少なくとも1つの他の前記画素との間で、対応する部位における前記帯状部の長手方向に延在する辺の角度が、少なくとも一部で互いに異なることを特徴とする電界駆動型装置。 - 請求項10に記載の電界駆動型装置であって、
前記物質は液晶であり、
各前記画素において、前記帯状部の長手方向に延在する2辺の角度は、前記液晶の配向方向に対して対称であることを特徴とする電界駆動型装置。 - 請求項10に記載の電界駆動型装置であって、
各前記画素において、前記帯状部の長手方向に延在する各辺の角度が不規則であることを特徴とする電界駆動型装置。 - 請求項1から12のいずれか一項に記載の電界駆動型装置であって、
前記画素は、異なる色に対応する複数のサブ画素を含んで構成されることを特徴とする電界駆動型装置。 - 請求項1から13のいずれか一項に記載の電界駆動型装置であって、
前記基板上の、前記画素の少なくとも一部を含む領域に形成された、前記電界発生機構の一部を構成する下地電極と、
前記基板上のうち前記下地電極上に形成された絶縁層と、を備え、
前記電極は、前記絶縁層上に形成されており、前記帯状部は、平面視で前記下地電極と重なるように形成されていることを特徴とする電界駆動型装置。 - 請求項1から13のいずれか一項に記載の電界駆動型装置であって、
前記電極は、前記基板上の同一の層に形成された、互いに電気的に独立した複数の櫛歯電極を有し、
前記帯状部は、2つの前記櫛歯電極の櫛歯が互い違いに入り込むように対向した部分により構成されることを特徴とする電界駆動型装置。 - 行方向及び前記行方向に交差する列方向に沿って配列された複数のサブ画素を有する電界駆動型装置であって、
基板と、
前記基板上に形成され、平面視で前記サブ画素に重なる領域において、長手方向に延在する2辺が平面視で同一の直線に交差するように配置された複数の帯状部を有する電極と、
前記電極を少なくとも含む電界発生機構により生じる、前記基板と平行な成分を有する電界により駆動される物質と、を備え、
平面視で、前記直線と、前記帯状部の長手方向に延在する2辺のうちの所定の一方とが交差する点を前記帯状部の基準点と定義した場合に、
各前記サブ画素において、前記帯状部は、隣り合う前記帯状部の前記基準点間距離が少なくとも3種の異なる値を有するように配置されていることを特徴とする電界駆動型装置。 - 請求項1から16のいずれか一項に記載の電界駆動型装置を表示部に備えることを特徴とする電子機器。
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