JP2009145301A - 角速度センサ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 周囲が固定された可撓性基板200に、重錘体400を接合する。基板200の上面に電極D10〜D15を設け、固定基板100の下面に電極E10〜E15を設ける。重錘体400の下面に電極D10B,D15Bを設け、固定基板300の上面に電極E10B,E15Bを設ける。電極D10/E10間に交流電圧φ1を印加し、電極D10B/E10B間に逆位相の交流電圧φ2を印加して、重錘体400をZ軸方向に振動させる。このとき、電極D15/E15間、電極D15B/E15B間の静電容量をモニタし、交流電圧φ1,φ2の振幅をフィードバック制御する。電極D11/E11間、電極D12/E12間、電極D13/E13間、電極D14/E14間の静電容量により、X軸,Y軸方向のコリオリ力を検出し、角速度検出を行う。
【選択図】図15
Description
互いに対向する変位電極と固定電極とによって、それぞれ独立した容量素子を形成し、これらの容量素子には、振動子を駆動させるための駆動用容量素子と、振動子の駆動状態をモニタするためのモニタ用容量素子と、振動子に作用するコリオリ力を検出するためのコリオリ力検出用容量素子と、が含まれるようにし、
角速度センサには、更に、
駆動用容量素子に交流駆動信号を供給することにより、駆動用容量素子を構成する電極間にクーロン力を作用させ、振動子に周期的運動を生じさせる駆動制御回路と、
振動子が周期的運動を行っている状態において、周期的運動に同期した所定タイミングでコリオリ力検出用容量素子の静電容量値を測定し、得られた静電容量値に基づいて所定軸まわりの角速度の検出値を出力する角速度検出回路と、
を設け、
駆動制御回路が、モニタ用容量素子の静電容量値をフィードバック量として、振動子の周期的運動が、予め設定された基準運動に維持されるようにフィードバック制御を行うようにしたものである。
振動子の上面に形成された変位電極と、これに対向する位置に設けられた固定電極と、によって上方駆動用容量素子が構成され、
振動子の上面に形成された変位電極と、これに対向する位置に設けられた固定電極と、によって上方モニタ用容量素子が構成され、
駆動制御回路は、
上方駆動用容量素子を構成する一方の電極の電圧を基準として、他方の電極に対して交流電圧信号を供給することにより両電極間にクーロン力を作用させ、作用させたクーロン力によって振動子を上下方向に振動させ、
上方モニタ用容量素子の静電容量を示すモニタ電圧の振動中心レベルが、所定の基準レベルよりも小さくなったときには、上方駆動用容量素子に作用させるクーロン力をより大きくする制御を行い、
上方モニタ用容量素子の静電容量を示すモニタ電圧の振動中心レベルが、所定の基準レベルよりも大きくなったときには、上方駆動用容量素子に作用させるクーロン力をより小さくする制御を行うようにしたものである。
振動子の上面の中心部に配置された上面中心電極と、振動子の上面における上面中心電極を取り囲む位置に配置された上面包囲電極と、を設け、
上面中心電極および上面包囲電極のいずれか一方を用いて上方駆動用容量素子を構成し、他方を用いて上方モニタ用容量素子を構成したものである。
駆動制御回路が、交流電圧信号として半波整流電圧信号を用い、作用させるクーロン力をより大きくする場合は、供給する交流電圧信号の振幅を大きくし、作用させるクーロン力をより小さくする場合は、供給する交流電圧信号の振幅を小さくする制御を行うようにしたものである。
駆動制御回路が、交流電圧信号として半波整流電圧信号を用い、作用させるクーロン力をより大きくする場合は、供給する交流電圧信号に正のオフセット電圧を加え、作用させるクーロン力をより小さくする場合は、供給する交流電圧信号に負のオフセット電圧を加える(但し、電圧値が負になる場合は0とする)ようにしたものである。
振動子の重心位置に原点Oを定義し、振動子の上面がXY平面に平行になるように、XYZ三次元座標系を定義し、X軸およびY軸の振動子上面に対する正射影像を定義したときに、
上方駆動用容量素子および上方モニタ用容量素子が、いずれもZ軸上もしくはZ軸を取り囲む位置に配置され、
X軸の正射影像の正の部分に配置された容量素子および負の部分に配置された容量素子によって、X軸方向に作用するコリオリ力Fxを検出するためのコリオリ力検出用容量素子が構成され、これら両容量素子の静電容量値の差に基づいてコリオリ力Fxが決定され、
Y軸の正射影像の正の部分に配置された容量素子および負の部分に配置された容量素子によって、Y軸方向に作用するコリオリ力Fyを検出するためのコリオリ力検出用容量素子が構成され、これら両容量素子の静電容量値の差に基づいてコリオリ力Fyが決定され、
駆動制御回路が、上方駆動用容量素子に対して交流駆動信号を供給することにより、振動子をZ軸方向に振動させ、
角速度検出回路が、コリオリ力Fxに基づいてY軸まわりの角速度ωyを検出し、コリオリ力Fyに基づいてX軸まわりの角速度ωxを検出するようにしたものである。
振動子の上面に形成された変位電極と、これに対向する位置に設けられた固定電極と、によって上方駆動用容量素子が構成され、
振動子の下面に形成された変位電極と、これに対向する位置に設けられた固定電極と、によって下方駆動用容量素子が構成され、
振動子の上面に形成された変位電極と、これに対向する位置に設けられた固定電極と、によって上方モニタ用容量素子が構成され、
振動子の下面に形成された変位電極と、これに対向する位置に設けられた固定電極と、によって下方モニタ用容量素子が構成され、
駆動制御回路は、
上方駆動用容量素子を構成する一方の電極の電圧を基準として、他方の電極に対して第1の交流電圧信号φ1を供給することにより両電極間にクーロン力を作用させ、
下方駆動用容量素子を構成する一方の電極の電圧を基準として、他方の電極に対して、第1の交流電圧信号φ1とは逆位相の第2の交流電圧信号φ2を供給することにより両電極間にクーロン力を作用させ、
作用させたクーロン力によって振動子を上下方向に振動させ、
上方モニタ用容量素子の静電容量を示すモニタ電圧の振動中心レベルが、所定の基準レベルよりも小さくなったときには、上方駆動用容量素子に作用させるクーロン力をより大きくする制御を行い、
上方モニタ用容量素子の静電容量を示すモニタ電圧の振動中心レベルが、所定の基準レベルよりも大きくなったときには、上方駆動用容量素子に作用させるクーロン力をより小さくする制御を行い、
下方モニタ用容量素子の静電容量を示すモニタ電圧の振動中心レベルが、所定の基準レベルよりも小さくなったときには、下方駆動用容量素子に作用させるクーロン力をより大きくする制御を行い、
下方モニタ用容量素子の静電容量を示すモニタ電圧の振動中心レベルが、所定の基準レベルよりも大きくなったときには、下方駆動用容量素子に作用させるクーロン力をより小さくする制御を行うようにしたものである。
振動子の上面の中心部に配置された上面中心電極と、振動子の上面における上面中心電極を取り囲む位置に配置された上面包囲電極と、振動子の下面の中心部に配置された下面中心電極と、振動子の下面における下面中心電極を取り囲む位置に配置された下面包囲電極と、を設け、
上面中心電極および上面包囲電極のいずれか一方を用いて上方駆動用容量素子を構成し、他方を用いて上方モニタ用容量素子を構成し、下面中心電極および下面包囲電極のいずれか一方を用いて下方駆動用容量素子を構成し、他方を用いて下方モニタ用容量素子を構成したものである。
駆動制御回路が、第1の交流電圧信号φ1および第2の交流電圧信号φ2として、互いに逆位相となる半波整流電圧信号を用い、作用させるクーロン力をより大きくする場合は、供給する交流電圧信号の振幅を大きくし、作用させるクーロン力をより小さくする場合は、供給する交流電圧信号の振幅を小さくする制御を行うようにしたものである。
駆動制御回路が、第1の交流電圧信号φ1および第2の交流電圧信号φ2として、互いに逆位相となる半波整流電圧信号を用い、作用させるクーロン力をより大きくする場合は、供給する交流電圧信号に正のオフセット電圧を加え、作用させるクーロン力をより小さくする場合は、供給する交流電圧信号に負のオフセット電圧を加える(但し、電圧値が負になる場合は0とする)ようにしたものである。
振動子の重心位置に原点Oを定義し、振動子の上面がXY平面に平行になるように、XYZ三次元座標系を定義し、X軸およびY軸の振動子上面に対する正射影像を定義したときに、
上方駆動用容量素子、下方駆動用容量素子、上方モニタ用容量素子、下方モニタ用容量素子が、いずれもZ軸上もしくはZ軸を取り囲む位置に配置され、
X軸の正射影像の正の部分に配置された容量素子および負の部分に配置された容量素子によって、X軸方向に作用するコリオリ力Fxを検出するためのコリオリ力検出用容量素子が構成され、これら両容量素子の静電容量値の差に基づいてコリオリ力Fxが決定され、
Y軸の正射影像の正の部分に配置された容量素子および負の部分に配置された容量素子によって、Y軸方向に作用するコリオリ力Fyを検出するためのコリオリ力検出用容量素子が構成され、これら両容量素子の静電容量値の差に基づいてコリオリ力Fyが決定され、
駆動制御回路が、上方駆動用容量素子および下方駆動用容量素子に対して交流駆動信号を供給することにより、振動子をZ軸方向に振動させ、
角速度検出回路が、コリオリ力Fxに基づいてY軸まわりの角速度ωyを検出し、コリオリ力Fyに基づいてX軸まわりの角速度ωxを検出するようにしたものである。
上方モニタ用容量素子もしくは下方モニタ用容量素子が、同一平面上においてZ軸を取り囲む位置に配置された複数の容量素子によって構成され、
駆動制御回路が、これら複数の容量素子の静電容量値の平均値をフィードバック量として、フィードバック制御を行うようにしたものである。
上方モニタ用容量素子もしくは下方モニタ用容量素子を構成する、同一平面上に配置された複数の容量素子の静電容量値の差が、所定のしきい値以上になった場合には、異常報知信号を出力するようにしたものである。
振動子の重心位置に原点Oを定義し、振動子の上面がXY平面に平行になるように、XYZ三次元座標系を定義し、X軸およびY軸の振動子上面に対する正射影像を定義したときに、
X軸の正射影像の正の部分に配置された第1の容量素子と、X軸の正射影像の負の部分に配置された第2の容量素子と、Y軸の正射影像の正の部分に配置された第3の容量素子と、Y軸の正射影像の負の部分に配置された第4の容量素子と、Z軸上もしくはZ軸を取り囲む位置に配置された第5の容量素子と、X軸の正射影像の正の部分における第1の容量素子とは重ならない位置に配置された第6の容量素子と、X軸の正射影像の負の部分における第2の容量素子とは重ならない位置に配置された第7の容量素子と、Y軸の正射影像の正の部分における第3の容量素子とは重ならない位置に配置された第8の容量素子と、Y軸の正射影像の負の部分における第4の容量素子とは重ならない位置に配置された第9の容量素子と、を設け、
第1の容量素子と第2の容量素子は、YZ平面に関して幾何学的に対称となっており、第3の容量素子と第4の容量素子は、XZ平面に関して幾何学的に対称となっており、第5の容量素子はXZ平面およびYZ平面の双方に関して幾何学的に対称となる形状をしており、第6の容量素子と第7の容量素子は、YZ平面に関して幾何学的に対称となっており、第8の容量素子と第9の容量素子は、XZ平面に関して幾何学的に対称となっており、
第1〜第9の容量素子から選択された容量素子によって、駆動用容量素子、コリオリ力検出用容量素子、モニタ用容量素子を構成したものである。
Z軸上もしくはZ軸を取り囲む位置であって第5の容量素子とは重ならない位置に配置され、XZ平面およびYZ平面の双方に関して幾何学的に対称となる形状をした第10の容量素子を更に設け、
第1〜第10の容量素子から選択された容量素子によって、駆動用容量素子、コリオリ力検出用容量素子、モニタ用容量素子を構成したものである。
第1〜第4の容量素子が駆動用容量素子を構成し、第6〜第9の容量素子がモニタ用容量素子を構成し、第5の容量素子がZ軸方向に作用するコリオリ力Fzを検出するコリオリ力検出用容量素子を構成し、
駆動制御回路が、第1,第3,第2,第4の容量素子に、それぞれ位相が順次π/2ずつ遅れた交流駆動信号を供給することにより、振動子をXY平面に平行な平面内で円運動させ、第6〜第9の容量素子の静電容量値をフィードバック量として、振動子の運動が、予め設定された基準円運動に維持されるようにフィードバック制御を行い、
角速度検出回路が、振動子の重心がXZ平面を通過するタイミングで測定されたコリオリ力Fzに基づいてX軸まわりの角速度ωxを検出し、振動子の重心がYZ平面を通過するタイミングで測定されたコリオリ力Fzに基づいてY軸まわりの角速度ωyを検出するようにしたものである。
第6および第7の容量素子をX軸方向に作用するコリオリ力Fxを検出するコリオリ力検出用容量素子として兼用し、
角速度検出回路が、振動子の重心がXZ平面を通過するタイミングで測定されたコリオリ力Fxに基づいてZ軸まわりの角速度ωzを検出するようにしたものである。
互いに平行な上面と下面とを有する振動子の重心位置に原点Oを定義し、振動子の上面および下面がXY平面に平行になるように、XYZ三次元座標系を定義し、X軸およびY軸の振動子上面および下面に対する正射影像を定義したときに、
振動子上面側において、X軸の正射影像の正の部分に配置された第1の上面側容量素子と、X軸の正射影像の負の部分に配置された第2の上面側容量素子と、Y軸の正射影像の正の部分に配置された第3の上面側容量素子と、Y軸の正射影像の負の部分に配置された第4の上面側容量素子と、Z軸上もしくはZ軸を取り囲む位置に配置された第5の上面側容量素子と、X軸の正射影像の正の部分における第1の上面側容量素子とは重ならない位置に配置された第6の上面側容量素子と、X軸の正射影像の負の部分における第2の上面側容量素子とは重ならない位置に配置された第7の上面側容量素子と、Y軸の正射影像の正の部分における第3の上面側容量素子とは重ならない位置に配置された第8の上面側容量素子と、Y軸の正射影像の負の部分における第4の上面側容量素子とは重ならない位置に配置された第9の上面側容量素子と、を設け、
第1の上面側容量素子と第2の上面側容量素子は、YZ平面に関して幾何学的に対称となっており、第3の上面側容量素子と第4の上面側容量素子は、XZ平面に関して幾何学的に対称となっており、第5の上面側容量素子はXZ平面およびYZ平面の双方に関して幾何学的に対称となる形状をしており、第6の上面側容量素子と第7の上面側容量素子は、YZ平面に関して幾何学的に対称となっており、第8の上面側容量素子と第9の上面側容量素子は、XZ平面に関して幾何学的に対称となっており、
振動子下面側において、X軸の正射影像の正の部分に配置された第1の下面側容量素子と、X軸の正射影像の負の部分に配置された第2の下面側容量素子と、Y軸の正射影像の正の部分に配置された第3の下面側容量素子と、Y軸の正射影像の負の部分に配置された第4の下面側容量素子と、Z軸上もしくはZ軸を取り囲む位置に配置された第5の下面側容量素子と、X軸の正射影像の正の部分における第1の下面側容量素子とは重ならない位置に配置された第6の下面側容量素子と、X軸の正射影像の負の部分における第2の下面側容量素子とは重ならない位置に配置された第7の下面側容量素子と、Y軸の正射影像の正の部分における第3の下面側容量素子とは重ならない位置に配置された第8の下面側容量素子と、Y軸の正射影像の負の部分における第4の下面側容量素子とは重ならない位置に配置された第9の下面側容量素子と、を設け、
第1の下面側容量素子と第2の下面側容量素子は、YZ平面に関して幾何学的に対称となっており、第3の下面側容量素子と第4の下面側容量素子は、XZ平面に関して幾何学的に対称となっており、第5の下面側容量素子はXZ平面およびYZ平面の双方に関して幾何学的に対称となる形状をしており、第6の下面側容量素子と第7の下面側容量素子は、YZ平面に関して幾何学的に対称となっており、第8の下面側容量素子と第9の下面側容量素子は、XZ平面に関して幾何学的に対称となっており、
第1〜第9の上面側容量素子および第1〜第9の下面側容量素子から選択された容量素子によって、駆動用容量素子、コリオリ力検出用容量素子、モニタ用容量素子を構成したものである。
振動子上面側において、Z軸上もしくはZ軸を取り囲む位置であって第5の上面側容量素子とは重ならない位置に配置され、XZ平面およびYZ平面の双方に関して幾何学的に対称となる形状をした第10の上面側容量素子と、振動子下面側において、Z軸上もしくはZ軸を取り囲む位置であって第5の下面側容量素子とは重ならない位置に配置され、XZ平面およびYZ平面の双方に関して幾何学的に対称となる形状をした第10の下面側容量素子と、を更に設け、
第1〜第10の上面側容量素子および第1〜第10の下面側容量素子から選択された容量素子によって、駆動用容量素子、コリオリ力検出用容量素子、モニタ用容量素子を構成したものである。
第1〜第4の上面側容量素子および第1〜第4の下面側容量素子が駆動用容量素子を構成し、第6〜第9の上面側容量素子および第6〜第9の下面側容量素子がモニタ用容量素子を構成し、第5の上面側容量素子および第5の下面側容量素子がZ軸方向に作用するコリオリ力Fzを検出するコリオリ力検出用容量素子を構成し、
駆動制御回路が、第1,第3,第2,第4の上面側容量素子に、それぞれ位相が順次π/2ずつ遅れた交流駆動信号を供給するとともに、第1,第3,第2,第4の下面側容量素子に、それぞれ第1,第3,第2,第4の上面側容量素子とは逆位相の交流駆動信号を供給することにより、振動子をXY平面に平行な平面内で円運動させ、第6〜第9の上面側容量素子および第6〜第9の下面側容量素子の静電容量値をフィードバック量として、振動子の運動が、予め設定された基準円運動に維持されるようにフィードバック制御を行い、
角速度検出回路が、振動子の重心がXZ平面を通過するタイミングで測定されたコリオリ力Fzに基づいてX軸まわりの角速度ωxを検出し、振動子の重心がYZ平面を通過するタイミングで測定されたコリオリ力Fzに基づいてY軸まわりの角速度ωyを検出するようにしたものである。
第6および第7の上面側容量素子および第6および第7の下面側容量素子をX軸方向に作用するコリオリ力Fxを検出するコリオリ力検出用容量素子として兼用し、
角速度検出回路が、振動子の重心がXZ平面を通過するタイミングで測定されたコリオリ力Fxに基づいてZ軸まわりの角速度ωzを検出するようにしたものである。
振動子上面側において、Z軸上もしくはZ軸を取り囲む位置であって第5の上面側容量素子とは重ならない位置に配置され、XZ平面およびYZ平面の双方に関して幾何学的に対称となる形状をした第10の上面側容量素子と、振動子下面側において、Z軸上もしくはZ軸を取り囲む位置であって第5の下面側容量素子とは重ならない位置に配置され、XZ平面およびYZ平面の双方に関して幾何学的に対称となる形状をした第10の下面側容量素子と、を更に設け、
第10の上面側容量素子および第10の下面側容量素子の静電容量値をフィードバック量として、振動子の運動面が、予め設定された基準平面の位置に維持されるようにフィードバック制御を行うようにしたものである。
振動子の重心位置に原点Oを定義し、振動子の上面がXY平面に平行になるように、XYZ三次元座標系を定義し、X軸およびY軸の振動子上面に対する正射影像を定義したときに、
振動子上面側において、X軸の正射影像の正の部分に配置された第1の容量素子と、X軸の正射影像の負の部分に配置された第2の容量素子と、Z軸上もしくはZ軸を取り囲む位置に配置された第3の容量素子と、X軸の正射影像の正の部分における第1の容量素子とは重ならない位置に配置された第4の容量素子と、X軸の正射影像の負の部分における第2の容量素子とは重ならない位置に配置された第5の容量素子と、Z軸上もしくはZ軸を取り囲む位置における第3の容量素子とは重ならない位置に配置された第6の容量素子と、Y軸の正射影像の正の部分に配置された第7の容量素子と、Y軸の正射影像の負の部分に配置された第8の容量素子と、
を設け、
第1の容量素子と第2の容量素子は、YZ平面に関して幾何学的に対称となっており、第4の容量素子と第5の容量素子は、YZ平面に関して幾何学的に対称となっており、第3の容量素子はXZ平面およびYZ平面の双方に関して幾何学的に対称となる形状をしており、第6の容量素子はXZ平面およびYZ平面の双方に関して幾何学的に対称となる形状をしており、第7の容量素子と第8の容量素子は、XZ平面に関して幾何学的に対称となっており、
第1〜第3の容量素子が駆動用容量素子を構成し、第4〜第6の容量素子がモニタ用容量素子を構成し、第7〜第8の容量素子がY軸方向に作用するコリオリ力Fyを検出するコリオリ力検出用容量素子を構成し、
駆動制御回路が、第1および第2の容量素子に、互いに逆位相の交流駆動信号を供給し、第3の容量素子に、第1の容量素子に供給する交流駆動信号に対して位相がπ/2だけずれた交流駆動信号を供給することにより、振動子をXZ平面内で円運動させ、第4〜第6の容量素子の静電容量値をフィードバック量として、振動子の運動が、予め設定された基準円運動に維持されるようにフィードバック制御を行い、
角速度検出回路が、振動子の重心がXY平面を通過するタイミングで測定されたコリオリ力Fyに基づいてX軸まわりの角速度ωxを検出し、振動子の重心がYZ平面を通過するタイミングで測定されたコリオリ力Fyに基づいてZ軸まわりの角速度ωzを検出するようにしたものである。
振動子下面側において、Z軸上もしくはZ軸を取り囲む位置に配置された第9の容量素子と、Z軸上もしくはZ軸を取り囲む位置における第9の容量素子とは重ならない位置に配置された第10の容量素子と、を更に設け、
第9の容量素子および第10の容量素子は、XZ平面およびYZ平面の双方に関して幾何学的に対称となる形状をしており、
駆動制御回路が、第9の容量素子に、第3の容量素子に供給する交流駆動信号に対して逆位相の交流駆動信号を供給することにより、振動子をXZ平面内で円運動させ、第10の容量素子の静電容量値をフィードバック量として加えることにより、振動子の運動が、予め設定された基準円運動に維持されるようにフィードバック制御を行うようにしたものである。
第4および第5の容量素子をX軸方向に作用するコリオリ力Fxを検出するコリオリ力検出用容量素子として兼用し、
角速度検出回路が、振動子の重心がXY平面を通過するタイミングで測定されたコリオリ力Fxに基づいてY軸まわりの角速度ωyを検出するようにしたものである。
第6の容量素子をZ軸方向に作用するコリオリ力Fzを検出するコリオリ力検出用容量素子として兼用し、
角速度検出回路が、振動子の重心がYZ平面を通過するタイミングで測定されたコリオリ力Fzに基づいてY軸まわりの角速度ωyを検出するようにしたものである。
個々のモニタ用容量素子について、それぞれ最も近い位置に配置されている駆動用容量素子を対応づけ、
駆動制御回路が、特定のモニタ用容量素子の静電容量を示すモニタ電圧の振動中心レベルが、所定の基準レベルよりも小さくなったときには、これに対応する駆動用容量素子に作用させるクーロン力をより大きくする制御を行い、特定のモニタ用容量素子の静電容量を示すモニタ電圧の振動中心レベルが、所定の基準レベルよりも大きくなったときには、これに対応する駆動用容量素子に作用させるクーロン力をより小さくする制御を行うようにしたものである。
駆動制御回路が、各駆動用容量素子に供給する交流駆動信号として、半波整流電圧信号を用い、作用させるクーロン力をより大きくする場合は、供給する交流電圧信号の振幅を大きくし、作用させるクーロン力をより小さくする場合は、供給する交流電圧信号の振幅を小さくする制御を行うようにしたものである。
駆動制御回路が、各駆動用容量素子に供給する交流駆動信号として、半波整流電圧信号を用い、作用させるクーロン力をより大きくする場合は、供給する交流電圧信号に正のオフセット電圧を加え、作用させるクーロン力をより小さくする場合は、供給する交流電圧信号に負のオフセット電圧を加える(但し、電圧値が負になる場合は0とする)ようにしたものである。
物理的に同一の容量素子を、モニタ用容量素子およびコリオリ力検出用容量素子として兼用するようにしたものである。
駆動制御回路からの交流駆動信号を、切替スイッチを介して駆動用容量素子に供給し、切替スイッチを切り替えることにより、物理的に同一の容量素子を、ある期間には、駆動用容量素子として機能させ、別な期間には、モニタ用容量素子もしくはコリオリ力検出用容量素子として機能させることができるようにしたものである。
互いに平行な上面と下面とを有する振動子の重心位置に原点Oを定義し、振動子の上面および下面がXY平面に平行になるように、XYZ三次元座標系を定義し、X軸およびY軸の振動子上面および下面に対する正射影像を定義したときに、
振動子上面側において、X軸の正射影像の正の部分に配置された第1の上面側容量素子と、X軸の正射影像の負の部分に配置された第2の上面側容量素子と、Y軸の正射影像の正の部分に配置された第3の上面側容量素子と、Y軸の正射影像の負の部分に配置された第4の上面側容量素子と、Z軸上もしくはZ軸を取り囲む位置に配置された第5の上面側容量素子と、を設け、
第1の上面側容量素子と第2の上面側容量素子は、YZ平面に関して幾何学的に対称となっており、第3の上面側容量素子と第4の上面側容量素子は、XZ平面に関して幾何学的に対称となっており、第5の上面側容量素子はXZ平面およびYZ平面の双方に関して幾何学的に対称となる形状をしており、
振動子下面側において、X軸の正射影像の正の部分に配置された第1の下面側容量素子と、X軸の正射影像の負の部分に配置された第2の下面側容量素子と、Y軸の正射影像の正の部分に配置された第3の下面側容量素子と、Y軸の正射影像の負の部分に配置された第4の下面側容量素子と、Z軸上もしくはZ軸を取り囲む位置に配置された第5の下面側容量素子と、を設け、
第1の下面側容量素子と第2の下面側容量素子は、YZ平面に関して幾何学的に対称となっており、第3の下面側容量素子と第4の下面側容量素子は、XZ平面に関して幾何学的に対称となっており、第5の下面側容量素子はXZ平面およびYZ平面の双方に関して幾何学的に対称となる形状をしており、
駆動制御回路は、振動子の運動周期の第1の四半周期を構成する期間T1にクーロン力を発生させることができる交流駆動信号φ1と、振動子の運動周期の第2の四半周期を構成する期間T2にクーロン力を発生させることができる交流駆動信号φ2と、振動子の運動周期の第3の四半周期を構成する期間T3にクーロン力を発生させることができる交流駆動信号φ3と、振動子の運動周期の第4の四半周期を構成する期間T4にクーロン力を発生させることができる交流駆動信号φ4と、を発生させ、
交流駆動信号φ1は、期間T1に第1の切替状態となるように制御される第1の切替スイッチを介して第5の上面側容量素子に供給され、交流駆動信号φ2は、期間T2に第1の切替状態となるように制御される第2の切替スイッチを介して第2の上面側容量素子および第1の下面側容量素子に供給され、交流駆動信号φ3は、期間T3に第1の切替状態となるように制御される第3の切替スイッチを介して第5の下面側容量素子に供給され、交流駆動信号φ4は、期間T4に第1の切替状態となるように制御される第4の切替スイッチを介して第1の上面側容量素子および第2の下面側容量素子に供給され、これら交流駆動信号の供給により、振動子はXZ平面内で円運動し、
駆動制御回路は、
期間T1において、第2の切替状態となるように制御された第3の切替スイッチを介して第5の下面側容量素子の静電容量値を検出し、当該静電容量値をフィードバック量として、交流駆動信号φ1を制御し、
期間T2において、第2の切替状態となるように制御された第4の切替スイッチを介して第1の上面側容量素子の静電容量値および第2の下面側容量素子の静電容量値を検出し、当該静電容量値をフィードバック量として、交流駆動信号φ2を制御し、
期間T3において、第2の切替状態となるように制御された第1の切替スイッチを介して第5の上面側容量素子の静電容量値を検出し、当該静電容量値をフィードバック量として、交流駆動信号φ3を制御し、
期間T4において、第2の切替状態となるように制御された第2の切替スイッチを介して第2の上面側容量素子の静電容量値および第1の下面側容量素子の静電容量値を検出し、当該静電容量値をフィードバック量として、交流駆動信号φ4を制御し、
角速度検出回路は、
期間T1および期間T3において、第3の上面側容量素子および第3の下面側容量素子ならびに第4の上面側容量素子および第4の下面側容量素子の静電容量値に基づいて、X軸まわりの角速度ωxを検出し、
期間T2および期間T4において、第2の切替状態となるように制御された第1の切替スイッチを介して第5の上面側容量素子の静電容量値を検出し、第2の切替状態となるように制御された第3の切替スイッチを介して第5の下面側容量素子の静電容量値を検出し、当該静電容量値に基づいて、Y軸まわりの角速度ωyを検出し、
期間T2および期間T4において、第3の上面側容量素子および第3の下面側容量素子ならびに第4の上面側容量素子および第4の下面側容量素子の静電容量値に基づいて、Z軸まわりの角速度ωzを検出するようにしたものである。
角速度検出回路が、モニタ用容量素子の静電容量値に基づいて、コリオリ力検出用容量素子の静電容量値の測定タイミングを決定するようにしたものである。
それぞれ独立した容量素子が形成されるという条件が満足される限りにおいて、複数の変位電極もしくは複数の固定電極を物理的に単一の導電層によって構成したものである。
振動子を導電性材料によって構成し、各変位電極を振動子の表面層のそれぞれ特定の部分領域によって構成し、すべての変位電極が共通電位となるようにしたものである。
可撓性部材が、振動子の周囲を取り囲む形状をなし、可撓性をもった板状構造体によって構成されており、板状構造体の内側部分が振動子に接続され、外側部分が装置筐体に固定されているようにしたものである。
可撓性部材が、可撓性をもった複数の橋梁部によって構成されており、各橋梁部の内側端が振動子に接続され、外側端が装置筐体に固定されているようにしたものである。
<<< §1.従来の角速度センサ >>>
本発明は、前掲の各文献に記載された従来の静電容量式角速度センサの測定精度を向上させるための工夫を提案するものである。そこで、まず、従来の基本的な角速度センサの構造部の一例を、図1の斜視図を参照して説明するとともに、この角速度センサによる検出原理を簡単に述べておく。
さて、§1では、図1に示す従来の角速度センサの基本構造とその検出動作を述べた。しかしながら、この説明は、「角速度センサには外乱となる力が作用しない」という理想的な測定環境における説明であり、実用上は、このような理想的な測定環境でセンサが利用されることは稀である。前述したとおり、センサが実際に利用される環境では、たとえば、重力加速度などの外乱要因が存在するため、§1で説明した従来の角速度センサには、この外乱の影響を受けて測定精度が低下するという問題がある。
図15は、本発明の基本的な実施形態に係る角速度センサの構造部の一例を示す斜視図である。なお、この図においても、ハッチングは、電極形状を示すためのものである。図1に示す従来の角速度センサとの相違点は、変位電極D15,D15Bおよびこれらに対向する固定電極E15,E15Bを新たに設けた点と、後述するフィードバック制御を行うための回路を付加した点である。その他の構成は、§1で述べた従来の角速度センサと同じである。
さて、§3では、図15に示すような構造体を有し、図18に示すような信号処理回路を有する角速度センサを、本発明の基本的な実施形態に係る角速度センサとして例示したが、もちろん、本発明は、このような実施形態に限定されるものではない。
最後に、本発明に係る角速度センサの汎用型実施形態を述べておく。これまで述べた実施形態は、振動子をZ軸方向に振動させた状態において、X軸方向に作用するコリオリ力Fxを測定してY軸まわりの角速度ωyを検出し、Y軸方向に作用するコリオリ力Fyを測定してX軸まわりの角速度ωxを検出する二軸角速度センサについての実施例であった。しかしながら、振動子の運動は、必ずしもZ軸方向に沿った振動に限定されるものではなく、X軸方向に沿って振動させたり、Y軸方向に沿って振動させたり、あるいは円運動させたりすることも可能であり、その運動方向に応じて、検出可能な角速度の成分も変わってくる。
図28に示す10枚の固定電極E41〜E50のうち、電極E41,E46の2枚に、図16に示す電極E11の役割を担わせ、電極E42,E47の2枚に、図16に示す電極E12の役割を担わせ、電極E43,E48の2枚に、図16に示す電極E13の役割を担わせ、電極E44,E49の2枚に、図16に示す電極E14の役割を担わせるようにすれば、この汎用型実施形態に係る角速度センサは、§3で述べた基本的な実施形態に係る角速度センサとして機能し、振動子をZ軸方向に振動させた状態において、X軸まわりの角速度ωxとY軸まわりの角速度ωyとを検出する二軸角速度センサとして利用できる。もちろん、電極E46〜E49を利用せずに、電極E41〜E44のみをコリオリ力検出に利用してもよいし、逆に、電極E41〜E44を利用せずに、電極E46〜E49のみをコリオリ力検出に利用してもよい。
図28に示す10枚の固定電極E41〜E50を用いて構成される10組の容量素子C41〜C50のうち、4組の容量素子C41〜C44を駆動用容量素子として利用し、4組の容量素子C46〜C49をモニタ用容量素子として利用し、1組の容量素子C45をZ軸方向に作用するコリオリ力Fzを検出するコリオリ力検出用容量素子として利用する。
上述した実施例では、図28に示す10枚の固定電極E41〜E50を用いて構成される10組の容量素子C41〜C50のうち、4組の容量素子C41〜C44を駆動用容量素子として利用し、4組の容量素子C46〜C49をモニタ用容量素子として利用し、1組の容量素子C45をZ軸方向に作用するコリオリ力Fzを検出するコリオリ力検出用容量素子として利用することにより、振動子をXY平面に沿って円運動させながら、Z軸方向に作用するコリオリ力Fzの検出を行っている。しかしながら、このような実施例では、振動子の運動を予め設定された基準円運動に維持することができない場合がある。これは、一対の電極間に所定の電圧を印加する方法では、クーロン引力を作用させることはできるが、クーロン斥力を作用させることができないためである。
図28に示す10枚の固定電極E41〜E50を用いて構成される10組の容量素子C41〜C50のうち、3組の容量素子C41,C42,C45を駆動用容量素子として利用し、3組の容量素子C46,C47,C50をモニタ用容量素子として利用し、2組の容量素子C43,C44をY軸方向に作用するコリオリ力Fyを検出するコリオリ力検出用容量素子として利用する。
本発明に係る角速度センサでは、駆動用容量素子、モニタ用容量素子、コリオリ力検出用容量素子の3通りの容量素子が必要になる。駆動用容量素子の役割は、振動子に対してクーロン力を作用させ、所定の周期的運動を行うように振動子を駆動することであり、モニタ用容量素子の役割は、振動子が上記周期的運動を正しく行っているかどうかをモニタしてフィードバック制御を可能にすることであり、コリオリ力検出用容量素子の役割は、振動子が上記周期的運動を行っているときに作用したコリオリ力を求めて角速度検出を行うことである。ここで、モニタ用容量素子とコリオリ力検出用容量素子については、既に述べたように、物理的に同一の容量素子を兼用することができる。これは、一対の電極間の静電容量値を得るという点において、両者は共通した機能をもつためである。一方、駆動用容量素子については、一対の電極間に交流電圧信号を供給する必要があるため、モニタ用容量素子あるいはコリオリ力検出用容量素子との兼用を行うためには、何らかの工夫を施す必要がある。以下、容量素子の役割を時分割することにより、このような兼用を行う実施形態を述べる。
21,22:差分回路
30:駆動制御回路
31:交流信号源
40:角速度検出回路
50:駆動制御回路
51:交流信号源
61〜66:C/V変換回路
71〜74:C/V変換回路
81,82:差分回路
90:角速度検出回路
100:上方基板
150:上方基板
200:可撓性基板
220:可撓性基板
250:可撓性基板
251〜254:翼状部
255:中心部
256:周囲部
300:下方基板
400:重錘体
450:重錘体
500:装置筐体
A,A1,A2:振動の振幅
B1〜B4:橋梁部
C10〜C15,C10B〜C15B:容量素子/静電容量値
d:位相差
D:共通変位電極
D10〜D15:変位電極
D10B,D15B:変位電極
D20〜D29:変位電極
D30〜D35:変位電極
E10〜E15:固定電極
E10B〜E15B:固定電極
E41〜E50:固定電極
G:振動子の重心
L:振動中心位置
S1〜S4:スリット
S1〜S6:切替スイッチ
T1〜T4:四半周期の期間
t:時間
V:電圧
V10〜V15,V10B〜V15B,V81,V82:電圧
Voffset:オフセット電圧
Vp:ピーク電圧
Vref1,Vref2:基準電圧
Vx,Vy:電圧
X,Y,Z:各座標軸
X′,Y′:各座標軸の正射影像
αg:重力加速度
ΔV:偏差
φ1:第1の交流電圧信号
φ2:第2の交流電圧信号
φ3:第3の交流電圧信号
φ4:第4の交流電圧信号
ωx,ωy,ωz:角速度
Claims (37)
- 振動子と、この振動子を収容する装置筐体と、前記振動子を前記装置筐体に対して接続する可撓性部材と、前記振動子の表面に設けられた複数の変位電極と、前記装置筐体に固定され、前記変位電極のそれぞれに対向する位置に設けられた複数の固定電極と、を備えた角速度センサであって、
互いに対向する変位電極と固定電極とによって、それぞれ独立した容量素子が形成されており、前記容量素子には、前記振動子を駆動させるための駆動用容量素子と、前記振動子の駆動状態をモニタするためのモニタ用容量素子と、前記振動子に作用するコリオリ力を検出するためのコリオリ力検出用容量素子と、が含まれており、
前記角速度センサは、更に、
前記駆動用容量素子に交流駆動信号を供給することにより、前記駆動用容量素子を構成する電極間にクーロン力を作用させ、前記振動子に周期的運動を生じさせる駆動制御回路と、
前記振動子が前記周期的運動を行っている状態において、前記周期的運動に同期した所定タイミングで前記コリオリ力検出用容量素子の静電容量値を測定し、得られた静電容量値に基づいて所定軸まわりの角速度の検出値を出力する角速度検出回路と、
を備えており、
前記駆動制御回路が、前記モニタ用容量素子の静電容量値をフィードバック量として、前記振動子の前記周期的運動が、予め設定された基準運動に維持されるようにフィードバック制御を行うことを特徴とする角速度センサ。 - 請求項1に記載の角速度センサにおいて、
振動子の上面に形成された変位電極と、これに対向する位置に設けられた固定電極と、によって上方駆動用容量素子が構成され、
振動子の上面に形成された変位電極と、これに対向する位置に設けられた固定電極と、によって上方モニタ用容量素子が構成され、
駆動制御回路は、
前記上方駆動用容量素子を構成する一方の電極の電圧を基準として、他方の電極に対して交流電圧信号を供給することにより両電極間にクーロン力を作用させ、作用させたクーロン力によって振動子を上下方向に振動させ、
前記上方モニタ用容量素子の静電容量を示すモニタ電圧の振動中心レベルが、所定の基準レベルよりも小さくなったときには、前記上方駆動用容量素子に作用させるクーロン力をより大きくする制御を行い、
前記上方モニタ用容量素子の静電容量を示すモニタ電圧の振動中心レベルが、所定の基準レベルよりも大きくなったときには、前記上方駆動用容量素子に作用させるクーロン力をより小さくする制御を行うことを特徴とする角速度センサ。 - 請求項2に記載の角速度センサにおいて、
振動子の上面の中心部に配置された上面中心電極と、振動子の上面における前記上面中心電極を取り囲む位置に配置された上面包囲電極と、を備え、
前記上面中心電極および前記上面包囲電極のいずれか一方を用いて上方駆動用容量素子を構成し、他方を用いて上方モニタ用容量素子を構成したことを特徴とする角速度センサ。 - 請求項2または3に記載の角速度センサにおいて、
駆動制御回路が、交流電圧信号として半波整流電圧信号を用い、作用させるクーロン力をより大きくする場合は、供給する交流電圧信号の振幅を大きくし、作用させるクーロン力をより小さくする場合は、供給する交流電圧信号の振幅を小さくする制御を行うことを特徴とする角速度センサ。 - 請求項2または3に記載の角速度センサにおいて、
駆動制御回路が、交流電圧信号として半波整流電圧信号を用い、作用させるクーロン力をより大きくする場合は、供給する交流電圧信号に正のオフセット電圧を加え、作用させるクーロン力をより小さくする場合は、供給する交流電圧信号に負のオフセット電圧を加える(但し、電圧値が負になる場合は0とする)ことを特徴とする角速度センサ。 - 請求項2に記載の角速度センサにおいて、
振動子の重心位置に原点Oを定義し、振動子の上面がXY平面に平行になるように、XYZ三次元座標系を定義し、X軸およびY軸の振動子上面に対する正射影像を定義したときに、
上方駆動用容量素子および上方モニタ用容量素子が、いずれもZ軸上もしくはZ軸を取り囲む位置に配置され、
X軸の正射影像の正の部分に配置された容量素子および負の部分に配置された容量素子によって、X軸方向に作用するコリオリ力Fxを検出するためのコリオリ力検出用容量素子が構成され、これら両容量素子の静電容量値の差に基づいて前記コリオリ力Fxが決定され、
Y軸の正射影像の正の部分に配置された容量素子および負の部分に配置された容量素子によって、Y軸方向に作用するコリオリ力Fyを検出するためのコリオリ力検出用容量素子が構成され、これら両容量素子の静電容量値の差に基づいて前記コリオリ力Fyが決定され、
駆動制御回路が、前記上方駆動用容量素子に対して交流駆動信号を供給することにより、振動子をZ軸方向に振動させ、
角速度検出回路が、前記コリオリ力Fxに基づいてY軸まわりの角速度ωyを検出し、前記コリオリ力Fyに基づいてX軸まわりの角速度ωxを検出することを特徴とする角速度センサ。 - 請求項1に記載の角速度センサにおいて、
振動子の上面に形成された変位電極と、これに対向する位置に設けられた固定電極と、によって上方駆動用容量素子が構成され、
振動子の下面に形成された変位電極と、これに対向する位置に設けられた固定電極と、によって下方駆動用容量素子が構成され、
振動子の上面に形成された変位電極と、これに対向する位置に設けられた固定電極と、によって上方モニタ用容量素子が構成され、
振動子の下面に形成された変位電極と、これに対向する位置に設けられた固定電極と、によって下方モニタ用容量素子が構成され、
駆動制御回路は、
前記上方駆動用容量素子を構成する一方の電極の電圧を基準として、他方の電極に対して第1の交流電圧信号φ1を供給することにより両電極間にクーロン力を作用させ、
前記下方駆動用容量素子を構成する一方の電極の電圧を基準として、他方の電極に対して、前記第1の交流電圧信号φ1とは逆位相の第2の交流電圧信号φ2を供給することにより両電極間にクーロン力を作用させ、
作用させたクーロン力によって振動子を上下方向に振動させ、
前記上方モニタ用容量素子の静電容量を示すモニタ電圧の振動中心レベルが、所定の基準レベルよりも小さくなったときには、前記上方駆動用容量素子に作用させるクーロン力をより大きくする制御を行い、
前記上方モニタ用容量素子の静電容量を示すモニタ電圧の振動中心レベルが、所定の基準レベルよりも大きくなったときには、前記上方駆動用容量素子に作用させるクーロン力をより小さくする制御を行い、
前記下方モニタ用容量素子の静電容量を示すモニタ電圧の振動中心レベルが、所定の基準レベルよりも小さくなったときには、前記下方駆動用容量素子に作用させるクーロン力をより大きくする制御を行い、
前記下方モニタ用容量素子の静電容量を示すモニタ電圧の振動中心レベルが、所定の基準レベルよりも大きくなったときには、前記下方駆動用容量素子に作用させるクーロン力をより小さくする制御を行うことを特徴とする角速度センサ。 - 請求項7に記載の角速度センサにおいて、
振動子の上面の中心部に配置された上面中心電極と、振動子の上面における前記上面中心電極を取り囲む位置に配置された上面包囲電極と、振動子の下面の中心部に配置された下面中心電極と、振動子の下面における前記下面中心電極を取り囲む位置に配置された下面包囲電極と、を備え、
前記上面中心電極および前記上面包囲電極のいずれか一方を用いて上方駆動用容量素子を構成し、他方を用いて上方モニタ用容量素子を構成し、前記下面中心電極および前記下面包囲電極のいずれか一方を用いて下方駆動用容量素子を構成し、他方を用いて下方モニタ用容量素子を構成したことを特徴とする角速度センサ。 - 請求項7または8に記載の角速度センサにおいて、
駆動制御回路が、第1の交流電圧信号φ1および第2の交流電圧信号φ2として、互いに逆位相となる半波整流電圧信号を用い、作用させるクーロン力をより大きくする場合は、供給する交流電圧信号の振幅を大きくし、作用させるクーロン力をより小さくする場合は、供給する交流電圧信号の振幅を小さくする制御を行うことを特徴とする角速度センサ。 - 請求項7または8に記載の角速度センサにおいて、
駆動制御回路が、第1の交流電圧信号φ1および第2の交流電圧信号φ2として、互いに逆位相となる半波整流電圧信号を用い、作用させるクーロン力をより大きくする場合は、供給する交流電圧信号に正のオフセット電圧を加え、作用させるクーロン力をより小さくする場合は、供給する交流電圧信号に負のオフセット電圧を加える(但し、電圧値が負になる場合は0とする)ことを特徴とする角速度センサ。 - 請求項7に記載の角速度センサにおいて、
振動子の重心位置に原点Oを定義し、振動子の上面がXY平面に平行になるように、XYZ三次元座標系を定義し、X軸およびY軸の振動子上面に対する正射影像を定義したときに、
上方駆動用容量素子、下方駆動用容量素子、上方モニタ用容量素子、下方モニタ用容量素子が、いずれもZ軸上もしくはZ軸を取り囲む位置に配置され、
X軸の正射影像の正の部分に配置された容量素子および負の部分に配置された容量素子によって、X軸方向に作用するコリオリ力Fxを検出するためのコリオリ力検出用容量素子が構成され、これら両容量素子の静電容量値の差に基づいて前記コリオリ力Fxが決定され、
Y軸の正射影像の正の部分に配置された容量素子および負の部分に配置された容量素子によって、Y軸方向に作用するコリオリ力Fyを検出するためのコリオリ力検出用容量素子が構成され、これら両容量素子の静電容量値の差に基づいて前記コリオリ力Fyが決定され、
駆動制御回路が、前記上方駆動用容量素子および前記下方駆動用容量素子に対して交流駆動信号を供給することにより、振動子をZ軸方向に振動させ、
角速度検出回路が、前記コリオリ力Fxに基づいてY軸まわりの角速度ωyを検出し、前記コリオリ力Fyに基づいてX軸まわりの角速度ωxを検出することを特徴とする角速度センサ。 - 請求項6または11に記載の角速度センサにおいて、
上方モニタ用容量素子もしくは下方モニタ用容量素子が、同一平面上においてZ軸を取り囲む位置に配置された複数の容量素子によって構成され、
駆動制御回路が、これら複数の容量素子の静電容量値の平均値をフィードバック量として、フィードバック制御を行うことを特徴とする角速度センサ。 - 請求項12に記載の角速度センサにおいて、
上方モニタ用容量素子もしくは下方モニタ用容量素子を構成する、同一平面上に配置された複数の容量素子の静電容量値の差が、所定のしきい値以上になった場合には、異常報知信号を出力することを特徴とする角速度センサ。 - 請求項1に記載の角速度センサにおいて、
振動子の重心位置に原点Oを定義し、振動子の上面がXY平面に平行になるように、XYZ三次元座標系を定義し、X軸およびY軸の振動子上面に対する正射影像を定義したときに、
X軸の正射影像の正の部分に配置された第1の容量素子と、X軸の正射影像の負の部分に配置された第2の容量素子と、Y軸の正射影像の正の部分に配置された第3の容量素子と、Y軸の正射影像の負の部分に配置された第4の容量素子と、Z軸上もしくはZ軸を取り囲む位置に配置された第5の容量素子と、X軸の正射影像の正の部分における前記第1の容量素子とは重ならない位置に配置された第6の容量素子と、X軸の正射影像の負の部分における前記第2の容量素子とは重ならない位置に配置された第7の容量素子と、Y軸の正射影像の正の部分における前記第3の容量素子とは重ならない位置に配置された第8の容量素子と、Y軸の正射影像の負の部分における前記第4の容量素子とは重ならない位置に配置された第9の容量素子と、を備え、
前記第1の容量素子と前記第2の容量素子は、YZ平面に関して幾何学的に対称となっており、前記第3の容量素子と前記第4の容量素子は、XZ平面に関して幾何学的に対称となっており、前記第5の容量素子はXZ平面およびYZ平面の双方に関して幾何学的に対称となる形状をしており、前記第6の容量素子と前記第7の容量素子は、YZ平面に関して幾何学的に対称となっており、前記第8の容量素子と前記第9の容量素子は、XZ平面に関して幾何学的に対称となっており、
前記第1〜第9の容量素子から選択された容量素子によって、駆動用容量素子、コリオリ力検出用容量素子、モニタ用容量素子が構成されていることを特徴とする角速度センサ。 - 請求項14に記載の角速度センサにおいて、
Z軸上もしくはZ軸を取り囲む位置であって第5の容量素子とは重ならない位置に配置され、XZ平面およびYZ平面の双方に関して幾何学的に対称となる形状をした第10の容量素子を更に備え、
第1〜第10の容量素子から選択された容量素子によって、駆動用容量素子、コリオリ力検出用容量素子、モニタ用容量素子が構成されていることを特徴とする角速度センサ。 - 請求項14に記載の角速度センサにおいて、
第1〜第4の容量素子が駆動用容量素子を構成し、第6〜第9の容量素子がモニタ用容量素子を構成し、第5の容量素子がZ軸方向に作用するコリオリ力Fzを検出するコリオリ力検出用容量素子を構成し、
駆動制御回路が、前記第1,第3,第2,第4の容量素子に、それぞれ位相が順次π/2ずつ遅れた交流駆動信号を供給することにより、前記振動子をXY平面に平行な平面内で円運動させ、前記第6〜第9の容量素子の静電容量値をフィードバック量として、前記振動子の運動が、予め設定された基準円運動に維持されるようにフィードバック制御を行い、
角速度検出回路が、振動子の重心がXZ平面を通過するタイミングで測定された前記コリオリ力Fzに基づいてX軸まわりの角速度ωxを検出し、振動子の重心がYZ平面を通過するタイミングで測定された前記コリオリ力Fzに基づいてY軸まわりの角速度ωyを検出することを特徴とする角速度センサ。 - 請求項16に記載の角速度センサにおいて、
第6および第7の容量素子をX軸方向に作用するコリオリ力Fxを検出するコリオリ力検出用容量素子として兼用し、
角速度検出回路が、振動子の重心がXZ平面を通過するタイミングで測定された前記コリオリ力Fxに基づいてZ軸まわりの角速度ωzを検出することを特徴とする角速度センサ。 - 請求項1に記載の角速度センサにおいて、
互いに平行な上面と下面とを有する振動子の重心位置に原点Oを定義し、振動子の上面および下面がXY平面に平行になるように、XYZ三次元座標系を定義し、X軸およびY軸の振動子上面および下面に対する正射影像を定義したときに、
振動子上面側において、X軸の正射影像の正の部分に配置された第1の上面側容量素子と、X軸の正射影像の負の部分に配置された第2の上面側容量素子と、Y軸の正射影像の正の部分に配置された第3の上面側容量素子と、Y軸の正射影像の負の部分に配置された第4の上面側容量素子と、Z軸上もしくはZ軸を取り囲む位置に配置された第5の上面側容量素子と、X軸の正射影像の正の部分における前記第1の上面側容量素子とは重ならない位置に配置された第6の上面側容量素子と、X軸の正射影像の負の部分における前記第2の上面側容量素子とは重ならない位置に配置された第7の上面側容量素子と、Y軸の正射影像の正の部分における前記第3の上面側容量素子とは重ならない位置に配置された第8の上面側容量素子と、Y軸の正射影像の負の部分における前記第4の上面側容量素子とは重ならない位置に配置された第9の上面側容量素子と、を備え、
前記第1の上面側容量素子と前記第2の上面側容量素子は、YZ平面に関して幾何学的に対称となっており、前記第3の上面側容量素子と前記第4の上面側容量素子は、XZ平面に関して幾何学的に対称となっており、前記第5の上面側容量素子はXZ平面およびYZ平面の双方に関して幾何学的に対称となる形状をしており、前記第6の上面側容量素子と前記第7の上面側容量素子は、YZ平面に関して幾何学的に対称となっており、前記第8の上面側容量素子と前記第9の上面側容量素子は、XZ平面に関して幾何学的に対称となっており、
振動子下面側において、X軸の正射影像の正の部分に配置された第1の下面側容量素子と、X軸の正射影像の負の部分に配置された第2の下面側容量素子と、Y軸の正射影像の正の部分に配置された第3の下面側容量素子と、Y軸の正射影像の負の部分に配置された第4の下面側容量素子と、Z軸上もしくはZ軸を取り囲む位置に配置された第5の下面側容量素子と、X軸の正射影像の正の部分における前記第1の下面側容量素子とは重ならない位置に配置された第6の下面側容量素子と、X軸の正射影像の負の部分における前記第2の下面側容量素子とは重ならない位置に配置された第7の下面側容量素子と、Y軸の正射影像の正の部分における前記第3の下面側容量素子とは重ならない位置に配置された第8の下面側容量素子と、Y軸の正射影像の負の部分における前記第4の下面側容量素子とは重ならない位置に配置された第9の下面側容量素子と、を備え、
前記第1の下面側容量素子と前記第2の下面側容量素子は、YZ平面に関して幾何学的に対称となっており、前記第3の下面側容量素子と前記第4の下面側容量素子は、XZ平面に関して幾何学的に対称となっており、前記第5の下面側容量素子はXZ平面およびYZ平面の双方に関して幾何学的に対称となる形状をしており、前記第6の下面側容量素子と前記第7の下面側容量素子は、YZ平面に関して幾何学的に対称となっており、前記第8の下面側容量素子と前記第9の下面側容量素子は、XZ平面に関して幾何学的に対称となっており、
前記第1〜第9の上面側容量素子および前記第1〜第9の下面側容量素子から選択された容量素子によって、駆動用容量素子、コリオリ力検出用容量素子、モニタ用容量素子が構成されていることを特徴とする角速度センサ。 - 請求項18に記載の角速度センサにおいて、
振動子上面側において、Z軸上もしくはZ軸を取り囲む位置であって第5の上面側容量素子とは重ならない位置に配置され、XZ平面およびYZ平面の双方に関して幾何学的に対称となる形状をした第10の上面側容量素子と、振動子下面側において、Z軸上もしくはZ軸を取り囲む位置であって第5の下面側容量素子とは重ならない位置に配置され、XZ平面およびYZ平面の双方に関して幾何学的に対称となる形状をした第10の下面側容量素子と、を更に備え、
第1〜第10の上面側容量素子および第1〜第10の下面側容量素子から選択された容量素子によって、駆動用容量素子、コリオリ力検出用容量素子、モニタ用容量素子が構成されていることを特徴とする角速度センサ。 - 請求項18に記載の角速度センサにおいて、
第1〜第4の上面側容量素子および第1〜第4の下面側容量素子が駆動用容量素子を構成し、第6〜第9の上面側容量素子および第6〜第9の下面側容量素子がモニタ用容量素子を構成し、第5の上面側容量素子および第5の下面側容量素子がZ軸方向に作用するコリオリ力Fzを検出するコリオリ力検出用容量素子を構成し、
駆動制御回路が、前記第1,第3,第2,第4の上面側容量素子に、それぞれ位相が順次π/2ずつ遅れた交流駆動信号を供給するとともに、前記第1,第3,第2,第4の下面側容量素子に、それぞれ前記第1,第3,第2,第4の上面側容量素子とは逆位相の交流駆動信号を供給することにより、前記振動子をXY平面に平行な平面内で円運動させ、前記第6〜第9の上面側容量素子および前記第6〜第9の下面側容量素子の静電容量値をフィードバック量として、前記振動子の運動が、予め設定された基準円運動に維持されるようにフィードバック制御を行い、
角速度検出回路が、振動子の重心がXZ平面を通過するタイミングで測定された前記コリオリ力Fzに基づいてX軸まわりの角速度ωxを検出し、振動子の重心がYZ平面を通過するタイミングで測定された前記コリオリ力Fzに基づいてY軸まわりの角速度ωyを検出することを特徴とする角速度センサ。 - 請求項20に記載の角速度センサにおいて、
第6および第7の上面側容量素子および第6および第7の下面側容量素子をX軸方向に作用するコリオリ力Fxを検出するコリオリ力検出用容量素子として兼用し、
角速度検出回路が、振動子の重心がXZ平面を通過するタイミングで測定された前記コリオリ力Fxに基づいてZ軸まわりの角速度ωzを検出することを特徴とする角速度センサ。 - 請求項20または21に記載の角速度センサにおいて、
振動子上面側において、Z軸上もしくはZ軸を取り囲む位置であって第5の上面側容量素子とは重ならない位置に配置され、XZ平面およびYZ平面の双方に関して幾何学的に対称となる形状をした第10の上面側容量素子と、振動子下面側において、Z軸上もしくはZ軸を取り囲む位置であって第5の下面側容量素子とは重ならない位置に配置され、XZ平面およびYZ平面の双方に関して幾何学的に対称となる形状をした第10の下面側容量素子と、を更に備え、
前記第10の上面側容量素子および前記第10の下面側容量素子の静電容量値をフィードバック量として、前記振動子の運動面が、予め設定された基準平面の位置に維持されるようにフィードバック制御を行うことを特徴とする角速度センサ。 - 請求項1に記載の角速度センサにおいて、
振動子の重心位置に原点Oを定義し、振動子の上面がXY平面に平行になるように、XYZ三次元座標系を定義し、X軸およびY軸の振動子上面に対する正射影像を定義したときに、
振動子上面側において、X軸の正射影像の正の部分に配置された第1の容量素子と、X軸の正射影像の負の部分に配置された第2の容量素子と、Z軸上もしくはZ軸を取り囲む位置に配置された第3の容量素子と、X軸の正射影像の正の部分における前記第1の容量素子とは重ならない位置に配置された第4の容量素子と、X軸の正射影像の負の部分における前記第2の容量素子とは重ならない位置に配置された第5の容量素子と、Z軸上もしくはZ軸を取り囲む位置における前記第3の容量素子とは重ならない位置に配置された第6の容量素子と、Y軸の正射影像の正の部分に配置された第7の容量素子と、Y軸の正射影像の負の部分に配置された第8の容量素子と、
を備え、
前記第1の容量素子と前記第2の容量素子は、YZ平面に関して幾何学的に対称となっており、前記第4の容量素子と前記第5の容量素子は、YZ平面に関して幾何学的に対称となっており、前記第3の容量素子はXZ平面およびYZ平面の双方に関して幾何学的に対称となる形状をしており、前記第6の容量素子はXZ平面およびYZ平面の双方に関して幾何学的に対称となる形状をしており、前記第7の容量素子と前記第8の容量素子は、XZ平面に関して幾何学的に対称となっており、
第1〜第3の容量素子が駆動用容量素子を構成し、第4〜第6の容量素子がモニタ用容量素子を構成し、第7〜第8の容量素子がY軸方向に作用するコリオリ力Fyを検出するコリオリ力検出用容量素子を構成し、
駆動制御回路が、前記第1および第2の容量素子に、互いに逆位相の交流駆動信号を供給し、前記第3の容量素子に、前記第1の容量素子に供給する交流駆動信号に対して位相がπ/2だけずれた交流駆動信号を供給することにより、前記振動子をXZ平面内で円運動させ、前記第4〜第6の容量素子の静電容量値をフィードバック量として、前記振動子の運動が、予め設定された基準円運動に維持されるようにフィードバック制御を行い、
角速度検出回路が、振動子の重心がXY平面を通過するタイミングで測定された前記コリオリ力Fyに基づいてX軸まわりの角速度ωxを検出し、振動子の重心がYZ平面を通過するタイミングで測定された前記コリオリ力Fyに基づいてZ軸まわりの角速度ωzを検出することを特徴とする角速度センサ。 - 請求項23に記載の角速度センサにおいて、
振動子下面側において、Z軸上もしくはZ軸を取り囲む位置に配置された第9の容量素子と、Z軸上もしくはZ軸を取り囲む位置における前記第9の容量素子とは重ならない位置に配置された第10の容量素子と、を更に備え、
前記第9の容量素子および前記第10の容量素子は、XZ平面およびYZ平面の双方に関して幾何学的に対称となる形状をしており、
駆動制御回路が、前記第9の容量素子に、前記第3の容量素子に供給する交流駆動信号に対して逆位相の交流駆動信号を供給することにより、前記振動子をXZ平面内で円運動させ、前記第10の容量素子の静電容量値をフィードバック量として加えることにより、前記振動子の運動が、予め設定された基準円運動に維持されるようにフィードバック制御を行うことを特徴とする角速度センサ。 - 請求項23または24に記載の角速度センサにおいて、
第4および第5の容量素子をX軸方向に作用するコリオリ力Fxを検出するコリオリ力検出用容量素子として兼用し、
角速度検出回路が、振動子の重心がXY平面を通過するタイミングで測定された前記コリオリ力Fxに基づいてY軸まわりの角速度ωyを検出することを特徴とする角速度センサ。 - 請求項23または24に記載の角速度センサにおいて、
第6の容量素子をZ軸方向に作用するコリオリ力Fzを検出するコリオリ力検出用容量素子として兼用し、
角速度検出回路が、振動子の重心がYZ平面を通過するタイミングで測定された前記コリオリ力Fzに基づいてY軸まわりの角速度ωyを検出することを特徴とする角速度センサ。 - 請求項14〜26のいずれかに記載の角速度センサにおいて、
個々のモニタ用容量素子について、それぞれ最も近い位置に配置されている駆動用容量素子を対応づけ、
駆動制御回路が、特定のモニタ用容量素子の静電容量を示すモニタ電圧の振動中心レベルが、所定の基準レベルよりも小さくなったときには、これに対応する駆動用容量素子に作用させるクーロン力をより大きくする制御を行い、特定のモニタ用容量素子の静電容量を示すモニタ電圧の振動中心レベルが、所定の基準レベルよりも大きくなったときには、これに対応する駆動用容量素子に作用させるクーロン力をより小さくする制御を行うことを特徴とする角速度センサ。 - 請求項27に記載の角速度センサにおいて、
駆動制御回路が、各駆動用容量素子に供給する交流駆動信号として、半波整流電圧信号を用い、作用させるクーロン力をより大きくする場合は、供給する交流電圧信号の振幅を大きくし、作用させるクーロン力をより小さくする場合は、供給する交流電圧信号の振幅を小さくする制御を行うことを特徴とする角速度センサ。 - 請求項27に記載の角速度センサにおいて、
駆動制御回路が、各駆動用容量素子に供給する交流駆動信号として、半波整流電圧信号を用い、作用させるクーロン力をより大きくする場合は、供給する交流電圧信号に正のオフセット電圧を加え、作用させるクーロン力をより小さくする場合は、供給する交流電圧信号に負のオフセット電圧を加える(但し、電圧値が負になる場合は0とする)ことを特徴とする角速度センサ。 - 請求項1に記載の角速度センサにおいて、
物理的に同一の容量素子を、モニタ用容量素子およびコリオリ力検出用容量素子として兼用することを特徴とする角速度センサ。 - 請求項1に記載の角速度センサにおいて、
駆動制御回路からの交流駆動信号を、切替スイッチを介して駆動用容量素子に供給し、前記切替スイッチを切り替えることにより、物理的に同一の容量素子を、ある期間には、駆動用容量素子として機能させ、別な期間には、モニタ用容量素子もしくはコリオリ力検出用容量素子として機能させることができるようにしたことを特徴とする角速度センサ。 - 請求項31に記載の角速度センサにおいて、
互いに平行な上面と下面とを有する振動子の重心位置に原点Oを定義し、振動子の上面および下面がXY平面に平行になるように、XYZ三次元座標系を定義し、X軸およびY軸の振動子上面および下面に対する正射影像を定義したときに、
振動子上面側において、X軸の正射影像の正の部分に配置された第1の上面側容量素子と、X軸の正射影像の負の部分に配置された第2の上面側容量素子と、Y軸の正射影像の正の部分に配置された第3の上面側容量素子と、Y軸の正射影像の負の部分に配置された第4の上面側容量素子と、Z軸上もしくはZ軸を取り囲む位置に配置された第5の上面側容量素子と、を備え、
前記第1の上面側容量素子と前記第2の上面側容量素子は、YZ平面に関して幾何学的に対称となっており、前記第3の上面側容量素子と前記第4の上面側容量素子は、XZ平面に関して幾何学的に対称となっており、前記第5の上面側容量素子はXZ平面およびYZ平面の双方に関して幾何学的に対称となる形状をしており、
振動子下面側において、X軸の正射影像の正の部分に配置された第1の下面側容量素子と、X軸の正射影像の負の部分に配置された第2の下面側容量素子と、Y軸の正射影像の正の部分に配置された第3の下面側容量素子と、Y軸の正射影像の負の部分に配置された第4の下面側容量素子と、Z軸上もしくはZ軸を取り囲む位置に配置された第5の下面側容量素子と、を備え、
前記第1の下面側容量素子と前記第2の下面側容量素子は、YZ平面に関して幾何学的に対称となっており、前記第3の下面側容量素子と前記第4の下面側容量素子は、XZ平面に関して幾何学的に対称となっており、前記第5の下面側容量素子はXZ平面およびYZ平面の双方に関して幾何学的に対称となる形状をしており、
駆動制御回路は、振動子の運動周期の第1の四半周期を構成する期間T1にクーロン力を発生させることができる交流駆動信号φ1と、振動子の運動周期の第2の四半周期を構成する期間T2にクーロン力を発生させることができる交流駆動信号φ2と、振動子の運動周期の第3の四半周期を構成する期間T3にクーロン力を発生させることができる交流駆動信号φ3と、振動子の運動周期の第4の四半周期を構成する期間T4にクーロン力を発生させることができる交流駆動信号φ4と、を発生させ、
前記交流駆動信号φ1は、前記期間T1に第1の切替状態となるように制御される第1の切替スイッチを介して前記第5の上面側容量素子に供給され、前記交流駆動信号φ2は、前記期間T2に第1の切替状態となるように制御される第2の切替スイッチを介して前記第2の上面側容量素子および前記第1の下面側容量素子に供給され、前記交流駆動信号φ3は、前記期間T3に第1の切替状態となるように制御される第3の切替スイッチを介して前記第5の下面側容量素子に供給され、前記交流駆動信号φ4は、前記期間T4に第1の切替状態となるように制御される第4の切替スイッチを介して前記第1の上面側容量素子および前記第2の下面側容量素子に供給され、これら交流駆動信号の供給により、振動子はXZ平面内で円運動し、
前記駆動制御回路は、
前記期間T1において、第2の切替状態となるように制御された前記第3の切替スイッチを介して前記第5の下面側容量素子の静電容量値を検出し、当該静電容量値をフィードバック量として、前記交流駆動信号φ1を制御し、
前記期間T2において、第2の切替状態となるように制御された前記第4の切替スイッチを介して前記第1の上面側容量素子の静電容量値および前記第2の下面側容量素子の静電容量値を検出し、当該静電容量値をフィードバック量として、前記交流駆動信号φ2を制御し、
前記期間T3において、第2の切替状態となるように制御された前記第1の切替スイッチを介して前記第5の上面側容量素子の静電容量値を検出し、当該静電容量値をフィードバック量として、前記交流駆動信号φ3を制御し、
前記期間T4において、第2の切替状態となるように制御された前記第2の切替スイッチを介して前記第2の上面側容量素子の静電容量値および前記第1の下面側容量素子の静電容量値を検出し、当該静電容量値をフィードバック量として、前記交流駆動信号φ4を制御し、
角速度検出回路は、
前記期間T1および前記期間T3において、前記第3の上面側容量素子および前記第3の下面側容量素子ならびに前記第4の上面側容量素子および前記第4の下面側容量素子の静電容量値に基づいて、X軸まわりの角速度ωxを検出し、
前記期間T2および前記期間T4において、第2の切替状態となるように制御された前記第1の切替スイッチを介して前記第5の上面側容量素子の静電容量値を検出し、第2の切替状態となるように制御された前記第3の切替スイッチを介して前記第5の下面側容量素子の静電容量値を検出し、当該静電容量値に基づいて、Y軸まわりの角速度ωyを検出し、
前記期間T2および前記期間T4において、前記第3の上面側容量素子および前記第3の下面側容量素子ならびに前記第4の上面側容量素子および前記第4の下面側容量素子の静電容量値に基づいて、Z軸まわりの角速度ωzを検出することを特徴とする角速度センサ。 - 請求項1〜32のいずれかに記載の角速度センサにおいて、
角速度検出回路が、モニタ用容量素子の静電容量値に基づいて、コリオリ力検出用容量素子の静電容量値の測定タイミングを決定することを特徴とする角速度センサ。 - 請求項1〜33のいずれかに記載の角速度センサにおいて、
それぞれ独立した容量素子が形成されるという条件が満足される限りにおいて、複数の変位電極もしくは複数の固定電極を物理的に単一の導電層によって構成したことを特徴とする角速度センサ。 - 請求項34に記載の角速度センサにおいて、
振動子を導電性材料によって構成し、各変位電極を振動子の表面層のそれぞれ特定の部分領域によって構成し、すべての変位電極が共通電位となるようにしたことを特徴とする角速度センサ。 - 請求項1〜35のいずれかに記載の角速度センサにおいて、
可撓性部材が、振動子の周囲を取り囲む形状をなし、可撓性をもった板状構造体によって構成されており、前記板状構造体の内側部分が振動子に接続され、外側部分が装置筐体に固定されていることを特徴とする角速度センサ。 - 請求項1〜35のいずれかに記載の角速度センサにおいて、
可撓性部材が、可撓性をもった複数の橋梁部によって構成されており、各橋梁部の内側端が振動子に接続され、外側端が装置筐体に固定されていることを特徴とする角速度センサ。
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