JP2009144343A - 建設機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】走行時の省エネルギ化を図るとともに、エンジンを低出力化した場合にも下部走行体の走行性能が良好な建設機械を提供することを課題とする。
【解決手段】建設機械は、メインポンプ12L、12Rを制御するために、コントローラ25によって電磁弁が駆動制御される電磁比例減圧弁102L、102Rを備える。電磁比例減圧弁102L、102Rが作動すると、流量制御部22L、22R、スプール弁20L、20R、ピストン21L、21Rを介してメインポンプ12L、12Rの斜板が駆動され、吐出流量が通常値Q0よりも低い値Q1に制限される。コントローラ25は、走行時に、メインポンプ12L、12Rの吐出流量をQ1に制限する。吐出流量Q1は、走行時に必要な馬力が、定馬力特性W1を超えないような値に設定されている。これにより、直進性が改善されると同時に流量の減少により圧力損失を減少させ、省エネルギ効果が得られる。
【選択図】図4

Description

本発明は、走行性能を改善した建設機械に関する。
図1は、従来の建設機械を示す側面図である。この建設機械の下部走行体1には、旋回機構2を介して上部旋回体3が搭載されている。また、上部旋回体3には、ブーム4、アーム5、及びバケット6と、これらを油圧駆動するためのブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9に加えて、キャビン10及び動力源が搭載される。ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9は、それぞれ、ブーム4、アーム5、及びバケット6を油圧駆動するための油圧シリンダである。
図2は、従来の建設機械の油圧制御回路を示す図である。エンジン11には、メインポンプ12L、12R、及びパイロットポンプ13が接続されている。エンジン11とメインポンプ12L、12Rは、上部旋回体3に搭載される動力源である。
メインポンプ12L、12R、及びパイロットポンプ13の吸い込み側にはタンク14が接続される。また、メインポンプ12L、12Rの吐出側には、高圧油圧ライン15L、15Rを介して油圧パイロット式のコントロールバルブ16が接続され、パイロットポンプ13の吐出側には、パイロットライン15Pを介して操作装置17が接続されている。
メインポンプ12L、12Rは、下部走行体1用の走行用油圧モータ18L(左用)及び18R(右用)、旋回用油圧モータ19、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9を駆動するための圧油を生成・出力するポンプである。また、パイロットポンプ13は、走行用油圧モータ18L、18R、旋回用油圧モータ19、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9の油圧操作系で用いるパイロット圧油を生成・出力するポンプである。メインポンプ12L、12R、及びパイロットポンプ13には、タンク14内の油が供給される。
高圧油圧ライン15L、15Rは、メインポンプ12L、12Rによって生成・出力された圧油をコントロールバルブ16に供給するための油圧ラインである。
コントロールバルブ16は、建設機械における油圧系の制御を行う制御装置であり、内部のスプールバルブを介して走行用油圧モータ18L、18R、旋回用油圧モータ19、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9が接続される。コントロールバルブ16は、内部のスプールバルブを駆動制御することにより、走行用油圧モータ18L、18R、旋回用油圧モータ19、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、又はバケットシリンダ9を選択し、圧油を供給する。
操作装置17は、走行用油圧モータ18L、18R、旋回用油圧モータ19、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9を操作するための各々複数のレバー17A及びペダル17Bを備える。この操作装置17には、パイロットライン15Pを通じてパイロット圧(1次圧)が供給されており、レバー17A及びペダル17Bの操作量に応じてパイロット圧の2次圧を出力する。
このパイロット圧の2次圧は、コントロールバルブ16に伝達され、コントロールバルブ16は、2次圧に応じて内部のスプールバルブを駆動制御することにより、高圧油圧ライン15L、15Rから走行用油圧モータ18L、18R、旋回用油圧モータ19、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、又はバケットシリンダ9を選択し、圧油を供給する。
これにより、走行用油圧モータ18L、18R、旋回用油圧モータ19、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9は、レバー17A及びペダル17Bの操作量に応じて油圧で駆動される。
走行用油圧モータ18L、18Rは、モータの吸収量を切り替えるための斜板角度の切替手段を備えており、この斜板角度の切替手段は、運転室内のスイッチの切替により、パイロット圧を利用して油圧で切り替え可能に構成されている。斜板角度を切り替えることにより、吸収量を低速走行モード(吸収量大:1速)と高速走行モード(吸収量小:2速)から選択することができる。
低速走行モード(1速)は、速度が低く駆動トルクの大きい走行モードであり、高速走行モードは、速度が高く駆動トルクの低い走行モードである。なお、斜板角度の切替手段には、高速走行時に走行負荷圧力が上昇した場合には、駆動トルクを増大させるために走行モードを自動的に低速走行モード(1速)に切り替える自動切り替え機能がある。
メインポンプ12L、12Rは、ポンプ傾転角を制御することによって吐出流量を制御するように構成されている。このポンプ傾転角は、スプールバルブ20L、20Rによって駆動されるピストン21L、21Rによって調整される。なお、メインポンプ12L、12Rの最大吐出流量は、ポンプ傾転角を最大にしたときに得られるように設定されており、メインポンプ12L、12RともにQ0(cc/rev)である。この最大吐出流量Q0は、メインポンプ12Lと12Rとで同一の値に設定されている。
流量制御部22L、22Rは、コントロールバルブ16の絞り16L、16R手前側の油圧に応じてスプールバルブ20L、20Rを制御することにより、メインポンプ12L、12Rの吐出流量を制御する。走行用油圧モータ18L、18R、旋回用油圧モータ19、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9のいずれも操作されていない場合には、コントロールバルブ16の内部では、高圧油圧ライン15L、15Rから供給される圧油が利用されないため、圧油はこの中立戻り通路を通り、絞り16L、16R手前側の圧力は上昇する。このとき、流量制御部22L、22Rは、スプールバルブ20L、20Rとピストン21L、21Rを介して、メインポンプ12L、12Rの吐出流量を少なくするようにポンプ傾転角を制御する。これにより、無操作時のポンプ吐出流量を最小にして省エネルギ化を図っている。
一方、走行用油圧モータ18L、18R、旋回用油圧モータ19、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9のうちの少なくともいずれか一つが操作される場合には、それに応じた高圧油圧ライン15L、15Rから供給される圧油は、コントロールバルブ16を介して、操作対象となる油圧モータ又はシリンダに供給されるため、それに応じた絞り16L、16Rを通る中立戻り通路に圧油は流れないので圧力は低下する。このとき、操作対象となる流量制御部22L、22Rは、スプールバルブ20L、20Rとピストン21L、21Rを介して、メインポンプ12L、12Rの吐出流量を減少させることを解除する。
馬力制御部23L、23Rは、エンジン11の過負荷を防止するために、メインポンプ12L、12Rの馬力(W=吐出圧力(P)×吐出流量(Q))を一定値以下に制限するための油圧馬力制御部である。
電磁比例減圧弁24は、コントローラ25によって駆動される電磁弁を備え、馬力制御部23L、23Rの設定出力を変更するためのものであり、コントローラの指示によりパイロット圧を減圧して出力する減圧弁である。
コントローラ25は、建設機械の電気系を統括的に制御する主制御部である。
また、高圧油圧ライン15L、15Rの間には、リリーフバルブ26が配設されている。このリリーフバルブ26は、高圧油圧ライン15L、15R内の圧力が所定値(例えば30MPa)を超えないように油圧を制御するためのバルブであり、油圧機器を保護するために設けられている。このリリーフバルブ26は、電磁比例減圧弁27を備えており、電磁比例減圧弁27は、コントローラ25によって駆動制御され、パイロット圧を利用してリリーフバルブ26を昇圧する。
図3は、従来の建設機械におけるメインポンプ12L、12Rの吐出圧力と吐出流量の関係を示す特性図である。メインポンプ12L、12Rの吐出圧力と吐出流量の関係は、吐出圧力が最大吐出圧力Pmax以下となるように、かつ、吐出流量がQ0以下となるように設定されるとともに、吐出圧力がP1からPmaxの間では、馬力(吐出圧力×吐出流量)が所定値以下となるように、等馬力特性W0が設定されている。
この特性図に示す特性W0は、メインポンプ12L、12Rの定格設定の定馬力特性を表している。この特性W0を変更するには、コントローラ25が電磁比例減圧弁24を駆動し、これにより馬力制御部23L、23Rが油圧駆動され、さらにスプールバルブ20L、20Rとピストン21L、21Rが油圧駆動されることにより行われる。このような定馬力特性を用いるのは、軽負荷のときには素早い作業を行い、重負荷のときには緩やかな速度での作業を行うためである。この定馬力特性W0は、エンジン11の出力に合わせて設定されている。
また、建設機械は、平坦地では、吐出流量が最大値Q0の状態で走行するように設計されている。これは、左右の走行用油圧モータ18L、18Rに供給される圧油の流量を揃えるためである。
ここで、平坦地において、低速走行モードで走行用油圧モータ18L、18Rに圧油を供給するために必要なメインポンプ12L、12Rの吐出圧力をPa、高速走行モードで必要な吐出圧力をPb(Pb>Pa)とすると、Pbは、定馬力特性W0が始まるP1よりも低く設定されている。
このように、最大吐出流量の領域で走行するように構成されているため、高速走行モードでは、吐出圧力Pbに最大吐出流量Q0を乗じて得る馬力(Pb×Q0)が必要であり、低速走行モードでは、吐出圧力Paに最大吐出流量Q0を乗じて得る馬力(Pa×Q0)が必要である。馬力(Pb×Q0)及び(Pa×Q0)は、最大出力W0を超えないように設定されている。
以上のような建設機械において、近年は、省エネルギ化の期待が高まっており、走行時の省エネルギ化についても対応が望まれている。
また、近年は、メインポンプ12L、12Rの原動機をハイブリッド化して高効率化を図る建設機械も提案されている。このようなハイブリッド型の建設機械では、エンジン11の駆動をアシストするための電動機を備えるため、エンジン11の低出力化が図られている(例えば、特許文献1)。
特開平2004−036303号公報
ところで、走行用油圧モータ18L、18Rは、下部走行体1の左右の永久軌道を別々に駆動するために、1つずつ設けられている。
しかしながら、省エネルギ化のためにハイブリッド化等でエンジン11を低出力化した建設機械では、平坦地を連続的に走行する際には、メインポンプ12L、12Rの定馬力特性は、エンジン11の低出力化に合わせて図3に示す特性W0よりも低い特性W1に設定される。これは、一般掘削等ではアシストが有るため特性W0の設定であるが、連続走行時にはアシストが期待できないためである。
このように定馬力特性を低下させた場合に、高速走行モードでの最大馬力(Pb×Q0)がW1を超えてしまうと、走行用油圧モータ18L、18Rの斜板が高速走行モード用に設定されている状態において、特性W1によって吐出流量が制限されてしまう。
また、エンジン11の出力の低下度合いによっては、特性W1よりもさらに低い特性W2に設定される場合もあり、低速走行モードでの最大馬力(Pa×Q0)がW2を超えてしまうと、走行用油圧モータ18L、18Rの斜板が低速走行モード用に設定されている状態において、特性W2によって吐出流量が制限される場合がある。
また、馬力制御部23L、23Rは、ばねの復元力を利用してスプールバルブ20L、20Rを機械的に駆動制御しており、図3に示す定馬力特性は、馬力制御部23L、23Rが有するばねのばね定数によって実現されている。このため、馬力制御部23Lと23Rの定馬力特性は、ばね定数の誤差等により異なる可能性がある。
旋回用油圧モータ19、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9は、それぞれ1つしか存在せず、2つのメインポンプ12L、12Rの馬力制御部23Lと23Rの定馬力特性が異なっても動作に影響が生じにくい。
しかしながら、走行用油圧モータ18L、18Rの各々には、2つのメインポンプ12L、12Rから別々に圧油が供給されているため、メインポンプ12Lと12Rのポンプ傾転角を制御する馬力制御部23Lと23Rによって設定される定馬力特性W1又はW2が異なると、メインポンプ12Lと12Rの吐出流量が異なり、左右の走行用油圧モータ18L、18Rへの圧油の供給量が異なることになるため、左右の永久軌道の駆動速度に差異が生じ、建設機械が直進しない場合や蛇行を生じる可能性があった。
そこで、本発明は、走行時の省エネルギ化を図るとともに、下部走行体の走行性能が良好な建設機械を提供することを目的とする。
本発明の一局面の建設機械は、建設機械の原動機により駆動されるメイン油圧ポンプ及びパイロットポンプと、下部走行体の左右の永久軌道をそれぞれ駆動する一対の走行用油圧モータと、作業要素を油圧駆動するための油圧アクチュエータと、前記メイン油圧ポンプから前記走行用油圧モータ及び前記油圧アクチュエータへの圧油を制御するコントロールバルブと、前記メイン油圧ポンプの吐出流量を制御するポンプ吐出流量制御手段と、前記走行用油圧モータ及び前記油圧アクチュエータを操作するための操作手段と、前記操作手段を介しての前記走行用油圧モータ又は前記油圧アクチュエータの操作を検出する操作検出手段と、前記操作検出手段によって前記走行用油圧モータの操作が検出されると、前記メイン油圧ポンプの最大吐出流量を所定度合いまで低下させる主制御手段とを含む。
また、前記ポンプ吐出流量制御手段は、前記主制御手段によって制御される電磁比例減圧弁を含んでもよい。
また、前記走行用油圧モータは高速走行用と低速走行用とで吸収量を切り替えるように構成されており、前記主制御手段は、低速走行時には前記ポンプ吐出流量制御手段に前記メイン油圧ポンプの最大吐出流量を通常値に設定させ、高速走行時には前記ポンプ吐出流量制御手段に前記メイン油圧ポンプの最大吐出流量を前記通常値よりも低い流量に制限させてもよい。
また、前記走行用油圧モータは高速走行用と低速走行用とで吸収量を切り替えるように構成されており、前記主制御手段は、低速走行時には前記ポンプ吐出流量制御手段に前記メイン油圧ポンプの最大吐出流量を通常値よりも低い第1流量に制限させ、高速走行時には前記ポンプ吐出流量制御手段に前記メイン油圧ポンプの最大吐出流量を前記第1流量と同一又は異なる第2流量に制限させてもよい。
また、前記メイン油圧ポンプの最大吐出流量を前記通常値よりも低下させたことによる前記走行用油圧モータの回転数の低下を補うように、前記走行用油圧モータの高速走行用又は低速走行用の吸収量が低く設定されてもよい。
また、前記走行用油圧モータに供給される圧油の油圧上限値を可変制限する可変リリーフバルブをさらに備え、前記主制御手段は、前記走行用油圧モータの操作が検出されると、前記可変リリーフバルブの油圧上限値を通常値よりも上昇させてもよい。
本発明によれば、走行時の省エネルギ効果が得られるとともに、下部走行体の走行性能
が良好な建設機械を提供できるという特有の効果が得られる。
以下、本発明の建設機械を適用した実施の形態について説明する。本実施の形態の建設機械の説明にあたり、従来の建設機械と同一又は同等の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
「実施の形態1」
実施の形態1の建設機械は、原動機がハイブリッド化されており、エンジン11の駆動をアシストする電動機100を備える。この電動機100は、減速機101を介してエンジン11に機械的に接続されており、原則的にはポンプ12の負荷が大きいときには力行運転を行うことによりエンジン11の駆動をアシストし、ポンプ12の負荷が小さいときは回生運転を行うことによって発電する。電動機100の運転制御は、インバータを介してコントローラ25によって行われる。電動機100には、インバータを介してバッテリが接続されており、力行運転に必要な電力はバッテリから供給され、発電によって生じた電力はバッテリに充電される。この充放電の制御はコントローラ25によって行われる。実施の形態1の建設機械では、このように電動機100を備えることにより、エンジン11は低出力化されている。
図4は、実施の形態1の建設機械の油圧回路を示す図である。この油圧回路に示すように、実施の形態1の建設機械では、電磁比例減圧弁102L、102Rが追加されている。
電磁比例減圧弁102L、102Rは、流量制御部22L、22Rを制御するために配設されており、コントローラ25によって電磁弁が駆動制御される。この電磁比例減圧弁102L、102Rは、出力側がシャトル弁103L、103Rを介して流量制御部22L、22Rに接続されている。このシャトル弁103L、103Rには、コントロールバルブ16の絞り16L、16R手前側の油圧も入力されており、電磁比例減圧弁102L、102Rから供給される油圧と、コントロールバルブ16の絞り16L、16R手前側の油圧とのうち、いずれか高い方が流量制御部22L、22Rに伝達されるように構成されている。
また、実施の形態1の建設機械は、操作装置17から出力されるパイロット圧の2次圧を検出するための圧力センサ104を備える。圧力センサ104は、操作装置17の操作に応じて、操作量を表す電気的な検出信号を出力する。この検出信号は、コントローラ25に入力される。
図5は、実施の形態1の建設機械におけるメインポンプ12L、12Rの吐出圧力と吐出流量の関係を示す特性図である。定馬力特性は、走行の際には、エンジンの低出力化に合わせて特性W1に設定されている。なお、ここに示す特性W0とW1は、図3に示すものと同一である。
電磁比例減圧弁102L、102Rは、メインポンプ12L、12Rの吐出流量をQ0よりも低いQ1に制限するために配設される制御用の減圧弁である。ここで、吐出流量Q1は、下部走行体1が高速走行モードで走行を行う場合(すなわちメインポンプ12L、12Rの吐出圧力がPb'になった場合)においても、馬力(吐出流量Q1×吐出圧力Pb')がW1を超えないように設定されている。
この詳細は、図5において、Pbは吐出流量Q0での平坦地高速走行時のポンプ吐出圧力であり、Pb=PL0+Pmbである。なお、PL0は全体の圧力損失であり、Pmbは平坦地高速走行時のモータに必要な有効圧力である。
同様に、Pb'は吐出量Q1での平坦地高速走行時のポンプ吐出圧力であり、Pb'=PL1+Pmb'である。
PL1はそのときの全体圧力損失であり、Pmb'はモータに必要な有効圧力である。
一方、平坦地高速走行時には一般的にPL0とPmbは半々くらいのレベルである。
従って、一例としてQ1をQ0から10%下げたレベルとし、モータ回転数を補うべくモータ吸収量を10%下げた場合においても、PL1≒0.8PL0(ここで、圧力損失は概略流量の2乗に比例)、Pmb'≒1.1Pmbとなり、PL0≒Pmbとすれば、Pmb'=PL1+Pmb'=0.8PL0+1.1Pmb=1.9PL0となり、Pmb'<Pb=2PL0となる。
この電磁比例減圧弁102L、102Rは、高速走行モードを選択するための操作が高速選択スイッチにより入力された場合に、コントローラ25によって駆動制御が行われる。
図6は、実施の形態1の建設機械の電磁比例制御弁102L、102Rの駆動制御がコントローラ25によって行われる場合の処理手順を示す図である。
コントローラ25は、走行するための操作が行われたか否かを判定する(ステップS1)。この判定処理は、圧力センサ104から入力される検出信号に基づいて行われる処理であり、走行操作を検出するまで繰り返し実行される。
コントローラ25は、操作装置17に走行操作が入力されたと判定した場合は、高速走行モードが選択されているか否かを判定する(ステップS2)。この判定処理は、高速選択スイッチから入力される検出信号に基づいて行われる処理であり、高速走行モードが選択されていない場合は、ステップS1にリターンする。
コントローラ25は、高速走行モードが選択されていると判定した場合は、電磁比例減圧弁102L、102Rの電磁弁を励磁し、電磁比例減圧弁102L、102Rを作動させる(ステップS3)。これにより、吐出流量をQ1にするための所定の操作圧力が発生する。この場合、走行操作が入力されているため、メインポンプ12L、12Rから出力される圧油は、走行用油圧モータ18L、18Rに供給され、コントロールバルブ16の絞り16L、16R手前側で検出される油圧は略零となる。このため、シャトル弁103L、103Rは、電磁比例減圧弁102L、102R側に切り替わり、流量制御部22L、22Rには電磁比例減圧弁で所定の圧力に減圧されたパイロット圧が伝達される。これにより、スプールバルブ20L、20Rとピストン21L、21Rが駆動され、メインポンプ12L、12Rの吐出流量がQ0からQ1に低減される。
図5に示すように、高速走行モードを行うためにメインポンプ12L、12Rの吐出圧力がPb'になり、吐出流量がQ1になっても、メインポンプ12L、12Rの馬力はW1を超えることはない。このように、実施の形態1の建設機械によれば、高速走行モードでは吐出流量がQ1で制限されるため、コントロールバルブ16を介して走行用油圧モータ18L、18Rに供給される圧油の流量が略同一となり、高速走行モードで走行する際の直進性を良好にすることができる。
コントローラ25は、ステップS3の処理を終えると、高速での走行操作が終了したか否かを判定する(ステップS4)。これは、高速選択スイッチにおいて低速走行モードが選択された場合、又は、操作装置17に走行操作が入力されなくなった場合が該当する。
コントローラ25は、高速での走行操作が終了したと判定した場合は、電磁比例減圧弁102L、102Rの電磁弁を消磁し、電磁比例減圧弁102L、102Rを非作動状態にする(ステップS5)。これにより、電磁比例減圧弁102L、102Rの入力側は、ドレイン圧に切り替わる。
以上の処理は、建設機械の運転中は繰り返し実行される。
このように、実施の形態1の建設機械によれば、原動機のハイブリッド化によりエンジン11が低出力化されている場合でも、高速走行モードで走行する際におけるメインポンプ12L、12Rの最大吐出流量を制限しているので、走行用油圧モータ18L、18Rに供給される圧油の流量が左右で均等となり、高速走行モードで走行する際における直進性が良好な建設機械を提供することができる。
なお、ここで、メインポンプ12L、12Rと走行用油圧モータ18L、18Rとの間の圧力損失について説明する。この圧力損失は、高圧油圧ライン15L、15R、バルブ、及び継ぎ手等によって生じ、流量の約2乗に比例する関係にある。実施の形態1の建設機械のように、メインポンプ12L、12Rの吐出流量をQ0からQ1に低減することにより、圧力損失もPL0からPL1に低減される。
これにより、同じ平坦地高速走行時において同じ走行特性を維持した上で、圧力損失が概略Q0×PL0からQ1×PL1に減少する。これは、図5の斜線部に相当し、この減少分の省エネルギ効果が得られる。
また、実施の形態1の建設機械では、走行用油圧モータ18L、18Rを高速走行モードに切り替えた場合におけるメインポンプ12L、12Rの吐出流量をQ1に制限したことにより、高速走行モードでの最高速度がQ1とQ0の比(Q1/Q0)だけ低下する。
このような最高速度の低下を防ぐためには、走行用油圧モータ18L、18Rの高速走行モード用の吸収量をその分小さく設定すればよい。
この場合でも先に述べた如く、平坦地高速走行時のモータ必要有効圧力はその分高くなるが、流量が減少したことによる圧力損失の低減により、その低減分がそれだけ圧力を低くする。
なお、吸収量を小さくすることにより高速時の駆動力が低下するが、坂道等で駆動力が不足する場合は、自動切り替え機能によって走行用油圧モータ18L、18Rの走行モードが低速走行モード(1速)に切り替えられる。低速走行モードではモータ吸収量変更は行われていないため、十分な駆動力を得ることができる。
「実施の形態2」
図7は、実施の形態2の建設機械におけるメインポンプ12L、12Rの吐出圧力と吐出流量の関係を示す特性図である。走行時の定馬力特性は、エンジンの低出力化に合わせて特性W2に設定されている。実施の形態2の建設機械のエンジン11は、実施の形態1の建設機械のエンジン11よりも出力が低下されているため、特性W2は、図5に示す特性W1よりも低く設定されている。なお、ここに示す特性W0とW2は、図3に示すものと同一である。
実施の形態2の建設機械は、高速走行モードと低速走行モードの両方においてメインポンプ12L、12Rの吐出流量を制限するように構成されている点が実施の形態1の建設機械と異なる。その他の構成は、実施の形態1の建設機械に準ずるため、同一又は同等の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。以下、相違点を中心に説明する。
電磁比例減圧弁102L、102Rは、高速走行モードが選択されたときは、メインポンプ12L、12Rの吐出流量をQ2に制限し、低速走行モードが選択されたときは、吐出流量をQ1に制限するための減圧弁である。なお、図7に示す吐出流量Q0は、実施の形態1における値と同一である。
ここで、吐出流量Q2は、下部走行体1が高速走行モードで走行を行う場合(すなわちメインポンプ12L、12Rの吐出圧力がPb'になった場合)においても、馬力(吐出流量Q2×吐出圧力Pb')がW2を超えないように設定されている。
また、吐出流量Q1は、下部走行体1が低速走行モードで走行を行う場合(すなわちメインポンプ12L、12Rの吐出圧力がPa'になった場合)においても、馬力(吐出流量Q1×吐出圧力Pa')がW2を超えないように設定されている。
なお、電磁比例減圧弁102L、102Rの吐出流量の制御は、高速走行モード又は低速走行モードを選択するための操作が入力された場合に、コントローラ25によって駆動制御が行われる。
図8は、実施の形態2の建設機械の電磁比例制御弁102L、102Rの駆動制御がコントローラ25によって行われる場合の処理手順を示す図である。
コントローラ25は、走行するための操作が行われたか否かを判定する(ステップS11)。この判定処理は、圧力センサ104から入力される検出信号に基づいて行われる処理であり、走行操作を検出するまで繰り返し実行される。
コントローラ25は、操作装置17に走行操作が入力されたと判定した場合は、高速走行モードが選択されているか否かを判定する(ステップS12)。この判定処理は、高速選択スイッチから入力される検出信号に基づいて行われる処理である。
コントローラ25は、高速走行モードが選択されていると判定した場合は、電磁比例減圧弁102L、102Rの電磁弁を励磁し、電磁比例減圧弁102L、102Rを作動させる(ステップS13)。これにより、入力側に吐出流量をQ2とするための所定の操作圧力が発生する。この場合、走行操作が入力されているため、メインポンプ12L、12Rから出力される圧油は、走行用油圧モータ18L、18Rに供給され、コントロールバルブ16の絞り16L、16R手前側で検出される油圧は略零となる。このため、シャトル弁103L、103Rは、電磁比例減圧弁102L、102R側に切り替わり、流量制御部22L、22Rには電磁比例減圧弁で所定の圧力に減圧されたパイロット圧が伝達される。これにより、スプールバルブ20L、20Rとピストン21L、21Rが駆動され、メインポンプ12L、12Rの最大吐出流量がQ0からQ2に低減される。
図7に示すように、高速走行モードを行うためにメインポンプ12L、12Rの吐出圧力がPb'になり、吐出流量がQ2になっても、メインポンプ12L、12Rの馬力はW2を超えることはない。このように、実施の形態2の建設機械によれば、高速走行モードでは吐出流量がQ2で制限されるため、走行用油圧モータ18L、18Rに供給される圧油の流量が略同一となり、高速走行モードで走行する際の直進性を良好にすることができる。
コントローラ25は、ステップS13の処理を終えると、高速での走行操作が終了したか否かを判定する(ステップS14)。これは、高速選択スイッチにおいて低速走行モードが選択された場合、又は、操作装置17に走行操作が入力されなくなった場合が該当する。
コントローラ25は、高速での走行操作が終了したと判定した場合は、電磁比例減圧弁102L、102Rの電磁弁を消磁し、電磁比例減圧弁102L、102Rを非作動状態にする(ステップS15)。これにより、電磁比例減圧弁102L、102Rの入力側は、ドレイン圧に切り替わる。
また、コントローラ25は、ステップS12において、高速走行モードが選択されていないと判定した場合は、低速走行モードが選択されているか否かを判定する(ステップS16)。この判定処理は、高速選択スイッチから入力される検出信号に基づいて行われる処理である。
コントローラ25は、低速走行モードが選択されていると判定した場合は、電磁比例減圧弁102L、102Rの電磁弁を励磁し、電磁比例減圧弁102L、102Rを作動させる(ステップS17)。これにより、入力側に吐出流量をQ1とするための所定の操作圧力が発生する。この場合、走行操作が入力されているため、メインポンプ12L、12Rから出力される圧油は、走行用油圧モータ18L、18Rに供給され、コントロールバルブ16の絞り16L、16R手前側で検出される油圧は略零となる。このため、シャトル弁103L、103Rは、電磁比例減圧弁102L、102R側に切り替わり、流量制御部22L、22Rには電磁比例減圧弁102L、102Rから伝達されるパイロット圧が伝達される。これにより、スプールバルブ20L、20Rとピストン21L、21Rが駆動され、メインポンプ12L、12Rの最大吐出流量がQ0からQ1に低減される。
図7に示すように、低速走行モードを行うためにメインポンプ12L、12Rの吐出圧力がPa'になり、吐出流量がQ1になっても、メインポンプ12L、12Rの馬力はW2を超えることはない。このように、実施の形態2の建設機械によれば、低速走行モードでは、吐出流量がQ1で制限されるため、走行用油圧モータ18L、18Rに供給される圧油の流量が略同一となり、低速走行モードで走行する際の直進性を良好にすることができる。
コントローラ25は、ステップS17の処理を終えると、低速での走行操作が終了したか否かを判定する(ステップS18)。これは、高速選択スイッチにおいて高速走行モードが選択された場合、又は、操作装置17に走行操作が入力されなくなった場合が該当する。
コントローラ25は、低速走行モードでの走行操作が終了したと判定した場合は、手順をステップS15に進行させ、電磁比例減圧弁102L、102Rの電磁弁を消磁し、電磁比例減圧弁102L、102Rを非作動状態にする(ステップS15)。これにより、電磁比例減圧弁102L、102Rの入力側は、タンク14に切り替わる。
以上の処理は、建設機械の運転中は繰り返し実行される。
このように、実施の形態2の建設機械によれば、原動機のハイブリッド化により実施の形態1の場合よりもさらにエンジン11が低出力化されている場合でも、高速走行モード及び低速走行モードで走行する際におけるメインポンプ12L、12Rの吐出流量を制限するので、走行用油圧モータ18L、18Rに供給される圧油の流量を均等に保つことができる。このため、高速走行モード及び低速走行モードで走行する際における直進性が良好な建設機械を提供することができる。
なお、ここで、メインポンプ12L、12Rと走行用油圧モータ18L、18Rとの間の圧力損失について説明する。この圧力損失は、高圧油圧ライン15L、15R、バルブ、及び継ぎ手等によって生じ、流量の約2乗に比例する関係にある。実施の形態2の建設機械のように、メインポンプ12L、12Rの吐出流量をQ0からQ1又はQ2に低減することにより、圧力損失もPL0からPL1又はPL2に低減される。
この圧力損失の低減により、省エネルギ効果が得られる。
また、実施の形態2の建設機械では、走行用油圧モータ18L、18Rを高速走行モードに切り替えた場合におけるメインポンプ12L、12Rの吐出流量をQ2に制限するとともに、低速走行モードに切り替えた場合におけるメインポンプ12L、12Rの吐出流量をQ1に制限したことにより、高速走行モードでの最高速度がQ2とQ0の比(Q2/Q0)だけ低下し、低速走行モードでの最高速度がQ1とQ0の比(Q1/Q0)だけ低下する。
ここで、建設機械の最高速度は、実施の形態1と同様に、走行用油圧モータ18L、18Rの吸収量をその分低く設定することによって向上させることができる。平坦地走行時の状況は実施の形態1と同様である。吸収量を低減すると、駆動トルクが低下する。このため、実施の形態2のように高速走行モード及び低速走行モードの両方において吐出流量を制限する場合は、走行用油圧モータ18L、18Rの高速走行モード用及び低速走行モード用の吸収量を低減してもよいが、どちらか一方を低減する場合は、高速走行モード用の走行用油圧モータ18L、18Rの吸収量だけを低減することが好ましい。これは、低速走行モードでの駆動トルクを低下させないようにする場合に有効である。
また、走行用油圧モータ18L、18Rの高速走行モード用又は低速走行モード用の吸収量を低減することに加えて、リリーフバルブ26として上限圧を可変的に制御可能な可変リリーフバルブを用い、駆動力が不足する場合には、電磁比例減圧弁27を操作して上限値を上昇させることにより、高圧油圧ライン15L、15R内の油圧を上昇させて走行用油圧モータ18L、18Rの駆動力を増大させるようにしてもよい。
以上では、原動機がハイブリッド化された建設機械を用いて説明したが、エンジン11をアシストするための電動機100に加えて、旋回機構2が電動化されている建設機械であってもよい。この場合、旋回用油圧モータ19の代わりに電動機を用いればよく、旋回駆動を行うための加速時に力行運転を行わせるとともに、減速時に回生運転を行わせることにより、発電で得られる電力をバッテリに充電するように構成してもよい。
また、以上では、原動機がハイブリッド化された建設機械に適用する形態について説明したが、本実施の形態の建設機械は、バイブリッド型に限定されるものではなく、すべての作業要素が油圧駆動されていてもよい。
以上、本発明の例示的な実施の形態の建設機械について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
従来の建設機械を示す側面図である。 従来の建設機械の油圧制御回路を示す図である。 従来の建設機械におけるメインポンプの吐出圧力と吐出流量の関係を示す特性図である。 実施の形態1の建設機械の油圧回路を示す図である。 実施の形態1の建設機械におけるメインポンプの吐出圧力と吐出流量の関係を示す特性図である。 実施の形態1の建設機械の電磁比例制御弁の駆動制御がコントローラによって行われる場合の処理手順を示す図である。 実施の形態2の建設機械におけるメインポンプの吐出圧力と吐出流量の関係を示す特性図である。 実施の形態2の建設機械の電磁比例制御弁の駆動制御がコントローラによって行われる場合の処理手順を示す図である。
符号の説明
1 下部走行体
1A、1B 走行機構
2 旋回機構
3 上部旋回体
4 ブーム
5 アーム
6 バケット
7 ブームシリンダ
8 アームシリンダ
9 バケットシリンダ
10 キャビン
11 エンジン
12L、12R メインポンプ
13 パイロットポンプ
14 タンク
15A 可変リリーフバルブ
15L、15R 高圧油圧ライン
15P パイロットライン
16 コントロールバルブ
16L、16R 絞り
17 操作装置
17A レバー
17B ペダル
18L、18R 走行用油圧モータ
19 旋回用油圧モータ
20L、20R スプールバルブ
21L、21R ピストン
22L、22R 流量制御部
23L、23R 馬力制御部
24 電磁比例減圧弁
25 コントローラ
26 可変リリーフバルブ
27 電磁比例減圧弁
100 電動機
101 減速機
102L、102R 電磁比例減圧弁
103L、103R シャトル弁
104 圧力センサ

Claims (6)

  1. 建設機械の原動機により駆動されるメイン油圧ポンプ及びパイロットポンプと、
    下部走行体の左右の永久軌道をそれぞれ駆動する一対の走行用油圧モータと、
    作業要素を油圧駆動するための油圧アクチュエータと、
    前記メイン油圧ポンプから前記走行用油圧モータ及び前記油圧アクチュエータへの圧油を制御するコントロールバルブと、
    前記メイン油圧ポンプの吐出流量を制御するポンプ吐出流量制御手段と、
    前記走行用油圧モータ及び前記油圧アクチュエータを操作するための操作手段と、
    前記操作手段を介しての前記走行用油圧モータ又は前記油圧アクチュエータの操作を検出する操作検出手段と、
    前記操作検出手段によって前記走行用油圧モータの操作が検出されると、前記メイン油圧ポンプの最大吐出流量を所定度合いまで低下させる主制御手段と
    を含む、建設機械。
  2. 前記ポンプ吐出流量制御手段は、前記主制御手段によって制御される電磁比例減圧弁を含む、請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記走行用油圧モータは高速走行用と低速走行用とで吸収量を切り替えるように構成されており、
    前記主制御手段は、低速走行時には前記ポンプ吐出流量制御手段に前記メイン油圧ポンプの最大吐出流量を通常値に設定させ、高速走行時には前記ポンプ吐出流量制御手段に前記メイン油圧ポンプの最大吐出流量を前記通常値よりも低い流量に制限させる、請求項1又は2に記載の建設機械。
  4. 前記走行用油圧モータは高速走行用と低速走行用とで吸収量を切り替えるように構成されており、
    前記主制御手段は、低速走行時には前記ポンプ吐出流量制御手段に前記メイン油圧ポンプの最大吐出流量を通常値よりも低い第1流量に制限させ、高速走行時には前記ポンプ吐出流量制御手段に前記メイン油圧ポンプの最大吐出流量を前記第1流量と同一又は異なる第2流量に制限させる、請求項1又は2に記載の建設機械。
  5. 前記メイン油圧ポンプの最大吐出流量を前記通常値よりも低下させたことによる前記走行用油圧モータの回転数の低下を補うように、前記走行用油圧モータの高速走行用又は低速走行用の吸収量が低く設定される、請求項3又は4に記載の建設機械。
  6. 前記走行用油圧モータに供給される圧油の油圧上限値を可変制限する可変リリーフバルブをさらに備え、
    前記主制御手段は、前記走行用油圧モータの操作が検出されると、前記可変リリーフバルブの油圧上限値を通常値よりも上昇させる、請求項5に記載の建設機械。
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