JP5730794B2 - 建設機械のエネルギ回生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、建設機械のエネルギ回生装置に関する。
従来から、ブームシリンダを備えたハイブリッド建設機械のエネルギ回生装置であって、ブームシリンダの圧油を利用して回転駆動されるブーム用電動発電機と、エンジンにより回転駆動されるエンジン用電動発電機と、上部旋回体の慣性力により回転駆動される旋回用電動発電機とを備え、これら電動発電機で得られた電力を蓄電装置に充電するように構成されたエネルギ回生装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−190845号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載の構成では、ブーム用電動発電機、エンジン用電動発電機、旋回用電動発電機といった複数の電動発電機により発電(回生)した電力で蓄電装置を充電しているので、蓄電装置が大型化するという問題点がある。
そこで、本発明は、蓄電装置の大型化を招くことなく、効率的にエネルギを回生することができる建設機械のエネルギ回生装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一局面によれば、主油圧シリンダにより駆動される作業要素を、アシストシリンダによりアシスト駆動する建設機械のエネルギ回生装置であって、
前記アシストシリンダに油路を介して接続されるアキュムレータと、
前記アシストシリンダに前記油路を介して接続され、前記アキュムレータよりも前記アシストシリンダ側に配置されるポンプと、
前記ポンプを駆動する電動発電機と、
前記電動発電機により回生された電気エネルギを蓄電する蓄電装置と、
前記電動発電機を制御するコントローラとを備え、
前記コントローラは、前記作業要素のストローク位置に応じて、前記電動発電機の動作状態を回生動作状態と力行動作状態との間で切り替えることを特徴とする、エネルギ回生装置が提供される。
本発明によれば、蓄電装置の大型化を招くことなく、効率的にエネルギを回生することができる建設機械のエネルギ回生装置が得られる。
本発明に係る建設機械1の構成例を示す図である。 建設機械1に搭載される油圧ポンプ制御装置100の油圧回路図の一例を示す図である。 アシストシリンダ70に関連したエネルギ回生装置102の一例の要部構成を示す図である。 ブームシリンダ長さに応じたブームシリンダ保持推力の特性とアキュムレータ圧による推力の特性との関係を示す図である。 メインコントローラ54により実行される主要処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、本発明に係る建設機械1の構成例を示す図である。図1において、建設機械1は、クローラ式の下部走行体2の上に、旋回機構を介して、上部旋回体3をX軸周りに旋回自在に搭載している。また、上部旋回体3は、前方中央部に、ブーム4、アーム5及びバケット6、並びに、これらをそれぞれ駆動する油圧アクチュエータとしてのブームシリンダ7、アームシリンダ8及びバケットシリンダ9から構成される掘削アタッチメントを備える。掘削アタッチメントは、ブレーカや破砕機等のような他のアタッチメントであってもよい。
また、上部旋回体3は、ブームシリンダ7に加えて、ブーム4の上下動を補助するようにブーム4を駆動するアシストシリンダ70を備える。アシストシリンダ70は、ブームシリンダ7と同様、一端が上部旋回体3側に回転可能に取り付けられ、他端がブーム4に回転可能に取り付けられる。アシストシリンダ70は、対で2つ設けられてもよいし、3つ以上設けられてもよい。また、アシストシリンダ70は、ブームシリンダ7に平行に設けられてもよいし、ブームシリンダ7に対して角度をなして設けられてもよい。また、アシストシリンダ70は、図1に示すように、ブームシリンダ7よりも前方側に設けられてもよいし、或いは、ブームシリンダ7よりも後方側に設けられてもよい。
図示の例では、アシストシリンダ70は、ヘッド側が上部旋回体3に回転可能に取り付けられ、ロッド側がブーム4に回転可能に取り付けられる。また、図示の例では、アシストシリンダ70は、ブーム4の上げ方向が伸び方向に対応し、ブーム4の下げ方向が縮み方向に対応する関係で配置されている。しかしながら、アシストシリンダ70は、ブーム4の上げ方向が縮み方向に対応し、ブーム4の下げ方向が伸び方向に対応する関係で配置されてもよい。
図2は、建設機械1に搭載される油圧ポンプ制御装置100の油圧回路図の一例を示す図である。図2においては、アシストシリンダ70に関連した油圧回路部分は省略されている。アシストシリンダ70に関連した油圧回路部分については、図3以降を参照して後述する。
油圧ポンプ制御装置100は、エンジン又は電動モータによって駆動される二つの油圧ポンプ10L、10Rから、切換弁11L、12L、13L及び15Lを連通するセンターバイパス管路30L、又は、切換弁11R、12R、13R、14R及び15Rを連通するセンターバイパス管路30Rを経てタンク22まで圧油を循環させる。尚、油圧ポンプ10L、10Rは、可変容量傾斜板ピストンポンプであり、一回転当たりの吐出量(cc/rev)が可変である。油圧ポンプ10L、10Rの吐出圧P1,P2は、圧力センサ28L,28Rにより検出される。圧力センサ28L,28Rの出力信号は、メインコントローラ54に供給される。
切換弁11L、12L、13L及び15L、及び、切換弁11R、12R、13R、14R及び15Rは全てオープンセンター型である。即ち、切換弁11L、12L、13L及び15L、及び、切換弁11R、12R、13R、14R及び15Rは、それぞれのブリードオフ通路がセンターバイパス管路30L、30Rに接続されることにより、常態で油圧ポンプ10L、10Rの吐出側をタンク22に連通させる。
また、切換弁11Lは、油圧ポンプ10Lが吐出する圧油を走行用油圧モータ42Lで循環させるために圧油の流れを切り換えるスプール弁である。
切換弁11Rは、走行直進弁であり、下部走行体2を駆動する走行用油圧モータ42L、42Rと、上部旋回体3の何れかの油圧アクチュエータ(例えば、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、バケットシリンダ9又は旋回用油圧モータ44である。)とが同時に操作された場合に、下部走行体2の直進性を高めるために油圧ポンプ10Lから左右の走行用油圧モータ42L、42Rに圧油を循環させるために圧油の流れを切り換えるスプール弁である。
また、切換弁12Lは、油圧ポンプ10Lが吐出する圧油を旋回用油圧モータ44で循環させるために圧油の流れを切り換えるスプール弁であり、切換弁12Rは、油圧ポンプ10Rが吐出する圧油を走行用油圧モータ42Rで循環させるために圧油の流れを切り換えるスプール弁である。
また、切換弁13L、13Rはそれぞれ、油圧ポンプ10L、10Rが吐出する圧油をブームシリンダ7へ供給し、また、ブームシリンダ7内の圧油をタンク22へ排出するために圧油の流れを切り換えるスプール弁であり、切換弁13Rは、操作装置26のブーム操作レバーが操作された場合に作動するスプール弁(以下、「第一速ブーム切換弁13R」とする。)であり、切換弁13Lは、ブーム操作レバーが所定操作量以上で操作された場合に油圧ポンプ10Lの吐出する圧油を合流させるためのスプール弁(以下、「第二速ブーム切換弁13L」とする。)である。
切換弁14Rは、油圧ポンプ10Rが吐出する圧油をバケットシリンダ9へ供給し、また、バケットシリンダ9内の圧油をタンク22へ排出するためのスプール弁である。
また、切換弁15L、15Rはそれぞれ、油圧ポンプ10L、10Rが吐出する圧油をアームシリンダ8へ供給し、また、アームシリンダ8内の圧油をタンク22へ排出するために圧油の流れを切り換えるスプール弁であり、切換弁15Lは、操作装置26のアーム操作レバーが操作された場合に作動するスプール弁(以下、「第一速アーム切換弁15L」とする。)であり、切換弁15Rは、アーム操作レバーが所定操作量以上で操作された場合に油圧ポンプ10Rの吐出する圧油を合流させるためのスプール弁(以下、「第二速アーム切換弁15R」とする。)である。
操作装置26は、旋回用油圧モータ44、走行用油圧モータ42L、42R、ブーム4、アーム5、及びバケット6を操作するための操作装置であり、各種のレバーやペダル(アーム操作レバー、ブーム操作レバー、バケット操作レバー、旋回操作レバー、走行ペダル(右)、走行ペダル(左))を含んでよい。操作装置26における各種のレバーやペダルの各操作量を表す電気信号は、メインコントローラ54に供給される。ユーザによる各種のレバーやペダルの操作量の検知方法は、パイロット圧を圧力センサで検知する方法であってもよいし、レバー角度を検知する方法であってもよい。
センターバイパス管路30L、30Rは、それぞれ、最も下流にある切換弁15L、15Rとタンク22との間にネガコン絞り20L、20Rを備え、油圧ポンプ10L、10Rが吐出した圧油の流れを制限することにより、ネガコン絞り20L、20Rの上流において、ネガコンシステムのための制御圧(以下、「ネガコン圧」とする。)を発生させる圧油管路である。ネガコン圧は、ネガコン圧センサ27L,27Rにより検出される。ネガコン圧センサ27L,27Rの出力信号は、メインコントローラ54に供給される。
図2に示す構成では、ネガコン絞り20L、20Rの上流のネガコン圧、及び吐出圧P1,P2等を圧力センサ27L,27R,28L,28Rで検出し、検出したネガコン圧、吐出圧P1,P2等に基づいてメインコントローラ54により吐出流量の目標値を求め、その吐出流量の目標値となるように電磁比例弁57A,55Aを駆動してスプール弁600L,600Rを変位させて傾転アクチュエータ41L,41Rを制御する。
典型的には、メインコントローラ54は、検出されるネガコン圧が大きいほど油圧ポンプ10L、10Rの吐出量を減少させ、検出されるネガコン圧が小さいほど油圧ポンプ10L、10Rの吐出量を増大させるようにする。
図2に示すように、建設機械1における何れの油圧アクチュエータも利用されていない場合(以下、「待機モード」とする。)、油圧ポンプ10L、10Rが吐出する圧油は、センターバイパス管路30L、30Rを通ってネガコン絞り20L、20Rに至り、ネガコン絞り20L、20Rの上流で発生するネガコン圧を増大させる。
この際、メインコントローラ54は、スプール弁600L、600Rを第一位置に変位させ、傾転アクチュエータ41L、41Rを駆動して、油圧ポンプ10L、10Rの吐出量を減少させ、吐出した圧油がセンターバイパス管路30L、30Rを通過する際の圧力損失(ポンピングロス)を抑制するようにする。
一方、建設機械1における何れかの油圧アクチュエータが利用された場合、油圧ポンプ10L、10Rが吐出する圧油は、その油圧アクチュエータに対応する切換弁を介してその油圧アクチュエータに流れ込み、ネガコン絞り20L、20Rに至る量を減少或いは消滅させ、ネガコン絞り20L、20Rの上流で発生するネガコン圧を低下させる。
この際、メインコントローラ54は、油圧ポンプ10L、10Rの吐出量を増大させ、各油圧アクチュエータに十分な圧油を循環させ、各アクチュエータの駆動を確かなものとする。
上述のような構成により、油圧ポンプ制御装置100は、待機モードにおいては、油圧ポンプ10L、10Rにおける無駄なエネルギー消費(油圧ポンプ10L、10Rの吐出する圧油がセンターバイパス管路30L、30Rで発生させるポンピングロス)を抑制しながらも、各種油圧アクチュエータを作動させる場合には、油圧ポンプ10L、10Rから必要十分な圧油を各種油圧アクチュエータに供給できるようにする。
図3は、アシストシリンダ70に関連したエネルギ回生装置102の一例の要部構成を示す図である。
エネルギ回生装置102は、アシストシリンダ70に油路80を介して接続されるアキュムレータ84を備える。即ち、油路80は、一端がアシストシリンダ70のヘッド側に接続され、他端がアキュムレータ84に接続される。油路88は、一端がアシストシリンダ70のロッド側に接続され、他端がタンク22に接続される。油路80には、アキュムレータ84よりもアシストシリンダ70側にブーム回生用ポンプ82が配置される。ブーム回生用ポンプ82は、ブーム回生用モータ86に接続される。ブーム回生用モータ86は、インバータ90を介して蓄電装置92に接続される。ブーム回生用モータ86は、蓄電装置92からの電力を用いてブーム回生用ポンプ82を駆動する(原動機として動作する)。また、ブーム回生用モータ86は、ブーム回生用ポンプ82の回転に対して抵抗力を発生して(負方向のトルクを発生して)、回生制動を行い、発電する(発電機として動作する)。メインコントローラ54は、インバータ90を制御して、ブーム回生用モータ86の動作を制御する。尚、メインコントローラ54以外のコントローラが同制御を実現してもよい。
図4は、ブーム4のストローク位置(ブームシリンダ長さ)に応じたブームシリンダ保持推力の特性とアキュムレータ圧による推力(アキュムレータ推力)の特性との関係を示す図である。
図4に示すように、アキュムレータ推力は、ブームシリンダ長さが小さいときは大きく、ブームシリンダ長さが大きくなるにつれて小さくなる傾向を有する。このアキュムレータ推力の特性は、図4に示すように、ブームシリンダ保持推力の特性と大きく乖離する。従って、アキュムレータ推力のみでアシスト推力を発生させる構成では、位置エネルギの回収効率又はアタッチメントの操作性が悪化することになる。
そこで、本実施例では、メインコントローラ54は、ブームシリンダ保持推力とアキュムレータ推力との関係に応じて、ブーム回生用モータ86の動作状態を回生動作状態と力行動作状態との間で切り替える。例えば、ブーム4の上昇動作時、ブームシリンダ保持推力がアキュムレータ推力よりも小さい区間では(即ちブームシリンダ長さ<Lr)、ブーム回生用モータ86は回生動作を行う(発電機として動作する)。他方、ブームシリンダ保持推力がアキュムレータ推力よりも大きくなると(即ちブームシリンダ長さ>Lr)、ブーム回生用モータ86は力行動作を行う(原動機として動作する)。これにより、位置エネルギの回収効率と共にアタッチメントの操作性を改善することができる。
図5は、メインコントローラ54により実行される主要処理の一例を示すフローチャートである。
ステップ500では、操作レバー信号(操作装置26のブーム操作レバーの操作量を表す信号)を受け取る。
ステップ502では、ブーム4のストローク位置(アタッチメント位置)を受け取る。ブーム4のストローク位置は、例えばブームシリンダ7の変位を検出する変位センサにより検出されてもよい。或いは、ブーム4のストローク位置は、アシストシリンダ70のストローク位置に関連することから、アシストシリンダ70のストローク位置に基づいて判断されてもよい。
ステップ504では、操作レバー信号とブーム4のストローク位置とに基づいて、アシスト目標推力を決定する。アシスト目標推力は、アシストシリンダ70により発生させるべきアシスト推力の目標値である。操作レバー信号(ブーム操作レバーの操作量)とブーム4のストローク位置と、そのときのアシスト目標推力との関係は、予めマップとして保持されてよい。例えば、ブーム操作レバーの操作量が略ゼロであるときは、アシスト目標推力は、ブーム4のストローク位置に応じたブームシリンダ保持推力と略一致するように決定されてよい。これに対して、ブーム操作レバーの操作量が大きくなると、アシスト目標推力は、ブーム4のストローク位置に応じたブームシリンダ保持推力よりも上昇時には大きく、下降時には小さくなるように決定されてもよい。尚、ブーム4のストローク位置に応じたブームシリンダ保持推力の特性は、試験等で取得されてよい。また、ブーム4のストローク位置に応じたブームシリンダ保持推力の特性は、その際のアーム5の位置やバケット6の位置とによっても異なりうるので、それぞれに対して予め取得されてよい。
ステップ506では、アキュムレータ圧を受け取る。アキュムレータ圧は、例えば、油路80に設けられる圧力センサ(図示せず)により検出されてよい。
ステップ508では、ブーム回生用ポンプ82での油圧ポンプ差圧(目標値)及び油圧ポンプ流量(目標値)を算出する。油圧ポンプ差圧は、例えば、以下の式で算出されてもよい。
(油圧ポンプ差圧)=(アシスト目標推力)/(アシストシリンダ受圧面積)−(アキュムレータ圧)
また、油圧ポンプ流量は、例えば、以下の式で算出されてもよい。
(油圧ポンプ流量)=(目標アシストシリンダ速度)×(アシストシリンダ受圧面積)
ここで、アシストシリンダ受圧面積は、アシストシリンダ70の受圧面積であり、アシストシリンダ70が複数本のシリンダからなる場合は、複数のシリンダの合計の受圧面積である。目標アシストシリンダ速度は、例えばブーム操作レバーの操作量に基づいて決定されてもよい。例えば、目標アシストシリンダ速度は、ブーム操作レバーの操作量が大きいほど大きくなる態様で決定されてもよい。
ステップ510では、上記ステップ508で算出した油圧ポンプ差圧及び油圧ポンプ流量を実現するようにブーム回生用モータ86を駆動(制御)する。尚、この際、例えば油圧ポンプ差圧が正であるとき、即ち(アシスト目標推力)>(アシストシリンダ受圧面積)×(アキュムレータ圧)である場合には、ブーム回生用モータ86は原動機として機能し、蓄電装置92から電力を取り出してアシスト目標推力の一部を生成する。他方、油圧ポンプ差圧が負であるとき、即ち(アシスト目標推力)<(アシストシリンダ受圧面積)×(アキュムレータ圧)である場合には、ブーム回生用モータ86は発電機として機能し、回生発電を行って蓄電装置92を充電する。
本実施例によれば、上述の如く、ブームシリンダ保持推力(又はアシスト目標推力)とアキュムレータ推力との差分を補償するようにブーム回生用モータ86が回生又は力行運転するので、位置エネルギの回収効率と共にアタッチメントの操作性を改善することができる。また、ブーム回生用ポンプ82は、アキュムレータ84よりもアシストシリンダ70側に配置され、蓄電装置92には、回生可能なエネルギの一部が充電されるように構成されているので、蓄電装置92の大型化を防止することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述した実施例では、アシストシリンダ70は、ブーム4に対して設けられているが、他の作業要素(例えばアーム5)に対して設けられてもよい。
また、上述では、図2に示す特定の構成の油圧回路が開示されているが、油圧回路の構成は多種多様である。例えば、油圧アクチュエータの一部は、電動モータにより駆動される油圧ポンプにより実現されてもよい。また、ネガコン制御以外の制御方式(例えばポジコン)を実現する油圧回路が使用されてもよい。
1 建設機械
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 ブーム
5 アーム
7 ブームシリンダ
8 アームシリンダ
9 バケットシリンダ
10L、10R 油圧ポンプ
11L、11R 切換弁
12L、12R 切換弁
13L、13R 切換弁
14R 切換弁
15L、15R 切換弁
20L、20R ネガコン絞り
22 タンク
26 操作装置
27L、27R ネガコン圧センサ
28L、28R 圧力センサ
30L、30R センターバイパス管路
41L、41R 傾転アクチュエータ
42L、42R 走行用油圧モータ
44 旋回用油圧モータ
54 メインコントローラ
55A、57A 電磁比例弁
70 アシストシリンダ
80、88 油路
82 ブーム回生用ポンプ
84 アキュムレータ
92 蓄電装置
100 油圧ポンプ制御装置
102 エネルギ回生装置

Claims (3)

  1. 主油圧シリンダにより駆動される作業要素を、アシストシリンダによりアシスト駆動する建設機械のエネルギ回生装置であって、
    前記アシストシリンダに油路を介して接続されるアキュムレータと、
    前記アシストシリンダに前記油路を介して接続され、前記アキュムレータよりも前記アシストシリンダ側に配置されるポンプと、
    前記ポンプを駆動する電動発電機と、
    前記電動発電機により回生された電気エネルギを蓄電する蓄電装置と、
    前記電動発電機を制御するコントローラとを備え、
    前記コントローラは、前記作業要素のストローク位置に応じて、前記電動発電機の動作状態を回生動作状態と力行動作状態との間で切り替えることを特徴とする、エネルギ回生装置。
  2. 前記コントローラは、前記アシストシリンダによるアシスト目標推力を算出し、前記アシスト目標推力と、前記アキュムレータにより生成されるアキュムレータ圧との関係に基づいて、前記電動発電機の動作状態を回生動作状態と力行動作状態との間で切り替える、請求項1に記載のエネルギ回生装置。
  3. 前記作業要素は、ブームである、請求項1又は2に記載のエネルギ回生装置。
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