JP2009143839A - グレーズ/ステイン用ガラス質粒子、グレーズおよびステイン - Google Patents
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Abstract
【課題】審美性に優れた歯冠を作製する。
【解決手段】平均粒子径が5〜10μm、1μm以下の粒子の全粒子の個数に占める割合が10%以下であり、主成分として酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化ホウ素、酸化亜鉛および酸化ナトリウムを含むグレーズ/ステイン用ガラス質粒子とする。
【選択図】図1
【解決手段】平均粒子径が5〜10μm、1μm以下の粒子の全粒子の個数に占める割合が10%以下であり、主成分として酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化ホウ素、酸化亜鉛および酸化ナトリウムを含むグレーズ/ステイン用ガラス質粒子とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、歯冠修復物を作製するために使用されるグレーズ/ステイン用ガラス質粒子に関し、より詳しくは、天然歯に近い審美性を有するセラミックス歯冠修復物を作製する際に使用されるグレーズ/ステイン用ガラス質粒子、当該ガラス質粒子を含むグレーズおよび当該ガラス質粒子を含むステインに関する。
歯科治療の分野において、損傷した生体歯牙を、本来の形状および機能を有するように修復のため、人工歯冠修復物が使用されている。現在使用されている一般的な人工歯冠修復物としては、メタルコアを用いた歯冠用の修復物またはオールセラミックス歯冠用の修復物が挙げられている。
従来より、メタルコアを用いた歯冠用の修復物およびオールセラミックス歯冠用の修復物を製造する場合には、歯科用陶材は欠かせない材料となっている。具体的には、まず、歯科用陶材と呼ばれるガラスまたは結晶化ガラスの粉砕物を用い、当該粉砕物を練和液でスラリー状として、金、銀若しくは白金のような貴金属合金あるいはセラミックスにより作製されたコアの表面に盛り付けた後に焼成することによって、歯冠形態が作製されている。次に、より天然歯に近い審美性を有するため、焼き付けた表面にステインという顔料を含有する歯科用陶材を用いて彩色を施したり、グレーズという顔料を含有しない歯科用陶材を用いて艶を出したりすることが行なわれている。しかし、このような歯科用陶材は、焼成時の焼成温度が高いため、特にセラミックス製のコアに歯科用陶材を焼き付ける際に、コアが変形しあるいは熱歪みが生じる恐れがある。
本発明者は、本発明に先立ち、従来の歯科用陶材の欠点を解消すべく、全く新しい組成を有する歯科用陶材を発明した(例えば、特許文献1参照)。従来の歯科用陶材は、焼成温度が高いため、オールセラミックス歯冠用の修復物の製造には不適用という欠点を有している。かかる欠点に鑑み、本発明者は、酸化ホウ素の含有割合を多くすることによって、焼成温度が低い歯科用陶材を発明するに至った。当該歯科用陶材を用いて、歯冠形態の焼成を低い温度にて行うことができる。また、グレーズおよびステインの材料も、これらを焼き付ける際に歯冠形態に形成される基材を変形させないような低い焼き付け温度のものが好ましい。このため、ステインおよびグレーズとして前記歯科用陶材とほぼ同じ成分の歯科用陶材の微粉末が好適に用いられることが期待できる。
特開2000−139959号公報(特許請求の範囲)
しかしながら、上述の特許文献1に開示される歯科用陶材には、次のような問題がある。従来の歯科用陶材より酸化ホウ素の含有量を多くすることによって、歯科用陶材の焼成温度を低下させることはできる。しかし、その反面、これの微粉末をステインおよびグレーズとして使用しても、練和液の有機溶剤が焼却されにくく、焼成後の表面が黒くなりやすい。その結果、製品の審美性を損なうという問題がある。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、審美性に優れた歯冠を作製することにある。
本発明者は、上記目的を達成するために鋭意努力をした結果、グレーズまたはステイン中の有機物が焼成時に速やかに抜けるように、グレーズ/ステイン用ガラス質粒子の粒度を設計することが重要であることがわかった。
具体的には、本発明は、平均粒子径が5〜10μm、1μm以下の粒子の全粒子の個数に占める割合が10%以下であり、主成分として酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化ホウ素、酸化亜鉛および酸化ナトリウムを含むグレーズ/ステイン用ガラス質粒子としている。
このようなグレーズ/ステイン用ガラス質粒子とすると、適度な粒度分布を有すると共に、焼き付け時に有機物が残留することなく焼き付け可能なグレーズ/ステイン用ガラス質粒子が得られる。すなわち、平均粒子径が5〜10μm、1μm以下の粒子の全粒子の個数に占める割合が10%以下であることによって、従来の陶材組成物と比べて、ガラス質粒子の間に十分な隙間を確保できる。その結果、グレーズ/ステイン用ガラス質粒子を含有する練和液を歯冠に塗布した後、低い焼き付け温度でも、有機溶剤が焼却されやすく、焼成後の表面が黒くなりやすいという問題を解決できる。
また、別の本発明は、先の発明において、さらに、50μm以上の粒子の全粒子の個数に占める割合が1%以下であるグレーズ/ステイン用ガラス質粒子としている。このため、当該グレーズ/ステイン用ガラス質粒子を含有する練和液を歯冠に塗布した状態において、ざらつき感がなく、その結果、焼成後の製品の表面が平滑となる。
また、別の本発明は、先の発明において、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化ホウ素、酸化亜鉛および酸化ナトリウムを主成分として含有するガラスを含んでなるグレーズ/ステイン用ガラス質粒子であって、当該ガラス中のこれら各成分の含有割合が、各成分をそれぞれSiO2、Al2O3、B2O3、ZnOおよびNa2Oに換算したときのこれら各成分の合計に対する質量%で表して、それぞれSiO2:57〜66質量%、Al2O3:8〜18質量%、B2O3:15〜25質量%、ZnO:0.1〜2質量%およびNa2O:1〜7質量%であるグレーズ/ステイン用ガラス質粒子としている。このような組成の各成分の含有割合を有することによって、低い焼き付け温度を有すると共に、焼き付け時に有機物が残留することなく焼き付け可能なグレーズ/ステイン用ガラス質粒子が得られる。
また、別の本発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載のグレーズ/ステイン用ガラス質粒子を含むグレーズとしている。このため、本発明のグレーズ/ステイン用ガラス質粒子を含有することによって、当該グレーズは、好適に使用できる。
また、別の本発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載のグレーズ/ステイン用ガラス質粒子と、少なくとも着色成分として無機顔料とを含むステインとしている。このため、本発明のグレーズ/ステイン用ガラス質粒子を含有することによって、当該ステインは、好適に使用できる。
本発明によれば、審美性に優れた歯冠を作製することが可能となる。
以下に、本発明に係るグレーズ/ステイン用ガラス質粒子、グレーズおよびステインの好適な実施の形態について詳しく説明する。ただし、本発明は、以下に説明する好適な実施の形態に何ら限定されるものではない。
本発明の実施の形態に係るグレーズ/ステイン用ガラス質粒子は、平均粒子径5〜10μm、1μm以下の粒子の全粒子の個数に占める割合が10%以下であり、主成分として、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化ホウ素、酸化亜鉛および酸化ナトリウムを含むものである。
グレーズ/ステイン用ガラス質粒子の平均粒子径を5〜10μm、より好ましくは6〜9μm、1μm以下の粒子比率を10%以下、より好ましくは8%以下とすると、当該グレーズ/ステイン用ガラス質粒子を含有する練和液を歯冠に塗布した状態において、グレーズ/ステイン用ガラス質粒子の間に十分な隙間を有する。このため、焼成時に、練和液中の有機溶剤がその隙間から抜けやすく、焼成後の表面が黒くならない。また、上述のグレーズ/ステイン用ガラス質粒子の粒径は、50μm以上の粒子が全粒子に占める個数の割合は1%以下、より好ましくは0.5%以下である。50μm以上の粒子の個数比率を1%以下とすると、当該グレーズ/ステイン用ガラス質粒子を含有する練和液を歯冠に塗布した状態において、ざらつき感がなく、その結果、焼成後の製品の表面が平滑となる。他方、このグレーズ/ステイン用ガラス質粒子の粒径は、50μm以上の粒子が全粒子に占める個数の割合は1%を超えたり、或いは当該粒子の平均粒子径が10μmを超えると、上記グレーズ/ステイン用ガラス質粒子を含有する練和液を歯冠に塗布した際にざらつき感が生じる。
実施の形態に係るグレーズ/ステイン用ガラス質粒子は、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化ホウ素、酸化亜鉛および酸化ナトリウムを主成分として含み、当該ガラス中のこれら各成分の含有割合が、各成分をそれぞれSiO2、Al2O3、B2O3、ZnO、およびNa2Oに換算したときのこれら各成分の合計に対する質量%で表して、それぞれSiO2:57〜66質量%、Al2O3:8〜18質量%、B2O3:15〜25質量%、ZnO:0.1〜2質量%およびNa2O:1〜7質量%であるのが好ましい。このような組成のガラスはその軟化点が680℃以下と低い特性を有する。このため、その焼成温度は700℃以下となり、有機物が残留しやすいと黒化を招く恐れが高い。なお、以下、本明細書に於いては上記の質量%をもって、上記ガラスに於ける各成分の含有量という。
酸化ケイ素は、ガラス中の基本成分である。酸化ケイ素の成分が多いほど、ガラスが化学的に安定で、融点が低下する。上述のガラスにおける酸化ケイ素の含有量は、好ましくは57〜66質量%、より好ましくは59〜65質量%である。酸化ケイ素の含有量を57〜66質量%とすると、ガラスを調製するための溶融温度が低くなるため、当該ガラスの焼成温度が低くなる。また、歯科用陶材として使用する際に、化学的耐久性が高まる。
酸化アルミニウムは、ガラスを安定化させるための成分である。上述のガラスにおける酸化アルミニウムの含有量は、好ましくは8〜18質量%であり、より好ましくは9〜15質量%である。酸化アルミニウムの含有量を8〜18質量%とすると、ガラスの高温での粘性が低くなるために焼成温度が低くなり、また、歯科用陶材として使用する際に、化学的耐久性が高まる。
酸化ホウ素は、網目形成酸化物として酸化ケイ素と置き換わる成分である。上述のガラスにおける酸化ホウ素の含有量は、好ましくは15〜25質量%であり、より好ましくは15〜20質量%である。酸化ホウ素の含有量を15〜25質量%とすると、ガラスを調製するための溶融温度が低くなるため、当該ガラスの焼成温度が低くなると共に熱膨張率も低下する。
酸化亜鉛は、融剤としての成分である。上述のガラスにおける酸化亜鉛の含有量は、好ましくは0.1〜5質量%であり、より好ましくは1〜4質量%である。酸化亜鉛の含有量が0.1〜5質量%とすると、焼成温度の低下、焼成した製品中の気泡の減少等を図ることができる。
酸化ナトリウムは、ガラスの軟化点を低下させるための成分である。上述のガラスにおける酸化ナトリウムの含有量は、好ましくは1〜7質量%であり、より好ましくは2〜5質量%である。酸化ナトリウムの含有量を1〜7質量%とすると、ガラスを調製するための溶融温度が低くなるため、当該ガラスの焼成温度が低くなる。当該酸化ナトリウムは、ガラスにおいて融剤として作用する。
なお、上述のガラスにおいては、前記各成分を必須とするが、その他の成分を含有しても良い。特に、酸化リチウムを加えることにより、ガラスの熱膨張係数を低く抑えることができるので、加えるのはより好ましい。酸化リチウムを加える場合において、その好適な含有量は、当該酸化物をLi2Oに換算し、好ましくは0〜7質量%であり、より好ましくは2〜5質量%である。
また、酸化カルシウム、酸化マグネシウムおよび酸化バリウムからなる群より選ばれた少なくとも一種の酸化物を含有させても良い。これによって、焼成温度をより低下させると共に焼成した製品中の気泡を減少できる。これら酸化物の配合量は、これら酸化物をそれぞれCaO、MgO及びBaOに換算した時に、前記合計質量にこれら酸化物の質量を加えた質量を基準として5質量%以下である時には上記効果が高く、特に好ましい。
更に上述のガラスには、発明の効果に悪影響のない範囲において、前記必須成分以外に各種金属酸化物を配合することが可能である。例えば、酸化チタンまたは酸化ストロンチウムを好適に配合できる。酸化チタンまたは酸化ストロンチウム以外に、酸化バナジウム、酸化錫、酸化マンガン、酸化鉄、酸化コバルト、酸化銅、酸化ジルコニウム、酸化ランタン、酸化イットリウム、酸化タンタル等金属酸化物を用いても良い。また、これらの金属酸化物は、単独あるいは2種以上を組み合わせて使用しても良い。
上述のガラス製造方法は、一般的な当分野で既知の方法を好適に採用でき、特に限定されない。また、上述の各成分の原料となる物質は特に限定されず、各成分そのものあるいは酸素共存下で加熱した時に各成分に変化するものであれば特に限定されない。
具体的な製造例としては、例えば、まず、予め得られるガラス組成を計算により求め、各原料調合を決定して混合される。次に、これら混合された原料物質を少なくとも1200℃以上で溶融し、ガラスを生成させる。溶融する方法は特に限定されることはなく、混合原料物質が全て溶解して均一に非晶質形成し、成分の昇華等が起ることがなければ良い。溶融物を冷却する方法についても特に限定されることはなく、水中での急冷または空気中での徐冷等することができる。なお、本発明の実施の形態の原料物質を混合する方法は、均一に分散できる方法であれば、特に限定されることはなく、公知の混合方法を採用することができる。一般的には、例えば、V型混合機、ボールミル等の公知の混合機を用いて行うことができる。
得られたガラスは、一般に、乾燥して粉砕される。また、粉砕されたものは、平均粒子径5〜10μm、1μm以下の粒子の個数比率が10%以下となるように分級して粒径を調整し、本発明の実施の形態に係るグレーズ/ステイン用ガラス質粒子とする。平均粒子径および1μm以下の粒子の個数比率は、レーザー散乱法による粒径解析法を用い、マルバーン社製マスターサイザー等の粒度分布計によりにより測定される。
当該目的におけるガラスの粉砕方法は、特に限定されず、公知の粉砕方法が採用され得る。一般的な粉砕装置を例示すれば、ジョークラッシャー、コーンクラッシャー等の圧縮粉砕機、振動ボールミル、遊星ミル等のボールミル類、塔式粉砕機、撹拌槽型粉砕機、アニュラー型粉砕機等の媒体撹拌型粉砕機、ピンミル、ディスクミル等の高速回転式衝撃粉砕機、その他ロールミル、ジェット粉砕機、自生粉砕機等が挙げられる。また分級方法も特に限定される事はないが、公知の分級方法が採用され得る。一般的な分級装置を例示すれば、サイクロン等の遠心式分級機、沈降分級機等の湿式分級機等が挙げられるが、沈降分級法のひとつである水簸法を繰り返すことで粒径を簡便に整えることが可能となる。なお、これら粉砕機または分級機においては、金属不純物の混入を避けるため、セラミックス製のもの、あるいは樹脂またはガラスでコーティングされたものを用いるのが好適である。
また、本発明の実施の形態に係るグレーズ/ステイン用ガラス質粒子は、着色成分を添加することによって、ステインとして好適に用いることができる。添加される着色成分は、焼き付けた後の焼成した製品の外観を天然歯の風合い、色合いに近くするために添加されるものである。その場合には、各種無機顔料を好適に用いることができる。無機顔料として好適に使用できる代表的なものは、バナジウム黄、コバルト青、クロムピンク、鉄クロム茶、チタン白、ジルコニア白等が挙げられる。ただし、上述の無機顔料は一例に過ぎず、他の着色成分、例えば、必要に応じて蛍光材または不透明材等を添加しても良い。
また、本発明の実施の形態に係るグレーズ/ステイン用ガラス質粒子に分散剤等を添加することによって、グレーズとして好適に用いることができる。ただし、分散剤等を添加しないグレーズとして使用しても良い。このため、上述の粒度を有するグレーズ/ステイン用ガラス質粒子からなるグレーズを練和液として塗布すると、ざらつき感がなく、焼成した後に、歯冠の塗布の表面は平滑となる。
次に、本発明の実施の形態に係るグレーズ/ステイン用ガラス質粒子の使用方法について説明する。
本発明のグレーズ/ステイン用ガラス質粒子の使用方法は、特に限定されず公知の方法を採用することができる。一般的には、まず、グレーズ/ステイン用ガラス質粒子からなるグレーズまたはステイン(着色成分を含有する)をステインリキッドと呼ばれる多価アルコールを主成分とする練和液で練和してスラリー状の練和泥とする。ここで、多価アルコールは、親水性が高いため、上記グレーズ/ステイン用ガラス質粒子と親和性が特に良好で、粒子表面に吸着しやすく、これに起因して、グレーズ/ステインの焼成時に、当該粒子の隙間から抜け難くなり、焼成後において表面の黒化の問題が発生し易い。したがって、他の有機溶剤を練和液に用いた場合よりも、本発明の効果がより顕著に発揮されるものになる。アルコール類としては、例えば、エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ブタントリオール、エチレングリコールモノヒドロキシメチルエーテル、炭化水素多価アルコール、エチレングリコールモノヒドロキシエチルエーテル等のエーテル鎖を有する多価アルコール等が使用される。ステインリキッドとステインまたはグレースの混練比は特に限定されないが、概ね粉100質量部に対して30重量部〜120重量部添加して用いられる。
次に、筆等を用いて当該練和泥を基材の上に塗布し、焼付けて、その後にグレーズ/ステイン用ガラス質粒子の焼き付け温度にて焼成することで、多様な色調等の表面形態を有する歯冠修復物が形成される。なお、本実施の形態のグレーズ/ステイン用ガラス質粒子は、比較的低温で焼成されるグレーズ/ステイン用に好適であり、具体的には780℃以下で焼成されるグレーズ/ステイン用、特に、680〜700℃の低温で焼成されるグレーズ/ステイン用に好適に用いることができる。ただし、これよりも高温で焼成されるグレーズ/ステイン用にも効果的に適用でき、金属焼付け陶材用の従来のグレーズ/ステイン用(約900℃で焼成される)に用いても良い。
次に、実施例によって本発明を具体的に説明する。ただし、本発明は、これらの実施例に制限されるものではない。
1.評価方法
以下に説明する実施例において採用した評価方法は、以下のとおりである。
(1)軟化点の測定方法
溶融により得られたフリットを成形し、JIS−R3104に基づき直径0.55〜0.75mm、長さ23.5cmの試料片を得た。この試料を硝子自動軟化点・歪点測定装置(SSPM−31、有限会社オプト企業社製)を用いて室温から800℃まで毎分昇10℃で加熱し、軟化点を測定した。尚、自重によって毎分0.1cmの速度で伸びる温度を軟化点とした。
以下に説明する実施例において採用した評価方法は、以下のとおりである。
(1)軟化点の測定方法
溶融により得られたフリットを成形し、JIS−R3104に基づき直径0.55〜0.75mm、長さ23.5cmの試料片を得た。この試料を硝子自動軟化点・歪点測定装置(SSPM−31、有限会社オプト企業社製)を用いて室温から800℃まで毎分昇10℃で加熱し、軟化点を測定した。尚、自重によって毎分0.1cmの速度で伸びる温度を軟化点とした。
(2)ざらつき、黒化の評価
筆等を用いて、上述のグレーズ/ステイン用ガラス質粒子を多価アルコールである1,3−ブタンジオールと練和した練和泥を、歯科用セラミック材料であるセラエステ(トクヤマデンタル社製)を用いて作製したφ15mm×2mmtの円盤の上に塗布し、そのざらつき感を確認した。評価基準は以下のとおりである。
優:ざらつき感は全くない。
良:僅かなざらつき感しかない。
不良:激しいざらつき感を感じる。
その後、700℃の焼き付け温度にて焼成した。その焼成した製品の表面を目視観察した。表面の観察結果を以下の基準で評価した。
◎:黒ずみは全く観察されず、審美性に優れている。
○:極僅かな黒ずみしか観察されず、良好な審美性を有している。
×:激しい黒ずみが観察される。
筆等を用いて、上述のグレーズ/ステイン用ガラス質粒子を多価アルコールである1,3−ブタンジオールと練和した練和泥を、歯科用セラミック材料であるセラエステ(トクヤマデンタル社製)を用いて作製したφ15mm×2mmtの円盤の上に塗布し、そのざらつき感を確認した。評価基準は以下のとおりである。
優:ざらつき感は全くない。
良:僅かなざらつき感しかない。
不良:激しいざらつき感を感じる。
その後、700℃の焼き付け温度にて焼成した。その焼成した製品の表面を目視観察した。表面の観察結果を以下の基準で評価した。
◎:黒ずみは全く観察されず、審美性に優れている。
○:極僅かな黒ずみしか観察されず、良好な審美性を有している。
×:激しい黒ずみが観察される。
(3)グレーズ/ステイン用ガラス質粒子の粒径評価
レーザ式粒度分布計(マスターサイザー、マルバーン社)を用いて粉砕、分級後の平均粒径、1μm以下の粒子の割合を算出した。また、走査型電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope: SEM、JSM-6400F、JEOL社製)を用いて、加速電圧30kV測定倍率1000倍でグレーズ/ステイン用ガラス質粒子の観察を行った。
レーザ式粒度分布計(マスターサイザー、マルバーン社)を用いて粉砕、分級後の平均粒径、1μm以下の粒子の割合を算出した。また、走査型電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope: SEM、JSM-6400F、JEOL社製)を用いて、加速電圧30kV測定倍率1000倍でグレーズ/ステイン用ガラス質粒子の観察を行った。
2.グレーズ/ステイン用ガラス質粒子の製造および評価
表1に、グレーズ/ステイン用ガラス質粒子の製造における原料の組成およびグレーズ/ステイン用ガラス質粒子の評価結果を示す。
表1に、グレーズ/ステイン用ガラス質粒子の製造における原料の組成およびグレーズ/ステイン用ガラス質粒子の評価結果を示す。
実施例1
まず、二酸化ケイ素(試薬特級、和光純薬社製)30.4g、水酸化アルミニウム(試薬特級、関東化学社製)8.3g、酸化ホウ素(試薬特級、和光純薬社製)8.7g、炭酸リチウム(試薬特級、和光純薬社製)4.7g、炭酸ナトリウム(試薬特級、和光純薬)4.0g、酸化亜鉛(試薬特級、和光純薬)1.1gを秤量、混合した後、混合物を1300℃にて2時間溶融後、ステンレス板上に流し出して冷却し均一なガラスを得た(このガラスを、表1中において「A」とする)。
まず、二酸化ケイ素(試薬特級、和光純薬社製)30.4g、水酸化アルミニウム(試薬特級、関東化学社製)8.3g、酸化ホウ素(試薬特級、和光純薬社製)8.7g、炭酸リチウム(試薬特級、和光純薬社製)4.7g、炭酸ナトリウム(試薬特級、和光純薬)4.0g、酸化亜鉛(試薬特級、和光純薬)1.1gを秤量、混合した後、混合物を1300℃にて2時間溶融後、ステンレス板上に流し出して冷却し均一なガラスを得た(このガラスを、表1中において「A」とする)。
次に、溶融により得られたガラスを振動ボールミルにより湿式粉砕した後の平均粒子径(第1平均粒子径という)を7.1μmとした。このガラスの酸化ホウ素の含有量をICP分析により求めると19.1質量%であった。同様に、このフリットのその他の主成分となる金属酸化物の含有量をICP分析により求めると、酸化ケイ素は63.4質量%、酸化アルミニウムは9.3質量%、酸化リチウムは2.2質量%、酸化ナトリウムは2.2質量%、酸化亜鉛は3.8質量%であった。このガラスAの軟化点は、JIS−R3104に基づき測定したところ、678℃であった。
その後、上述の粉砕粒子は、エタノールを用いて20%スラリーとし、そのスラリーの高さを測定し、高さに対して計算式(スラリーの高さ/4.5=水簸時間)により水簸時間を算出した。さらに、この高さを用いて5回水簸を繰り返すことにより、グレーズ/ステイン用ガラス質粒子の平均粒子径(第2平均粒子径という)7.3μmとなった。上記粒度分布における1μm以下の粒子の全粒子の個数に占める割合は6.8%、50μm以上の粒子の全粒子の個数に占める割合が0.1%であった。
当該グレーズ/ステイン用ガラス質粒子をステインリキッド(トクヤマデンタル社製)と練和した練和泥を、セラエステ(トクヤマデンタル社製)を用いて作製したφ15mm×2mmtの円盤の上に塗布した、その際に粒子に依存するざらつき感は無かった。その後、700℃の焼き付け温度にて焼成した。
図1は、本発明の実施例の条件にて製造したグレーズ/ステイン用ガラス質粒子のSEM像(倍率:1000倍)および粒度分布の測定結果を示す図である。
図1に示すように、SEM観察において、グレーズ/ステイン用ガラス質粒子は、微粉が観察されず、7μm前後の粒径を有する粒子が主であり、粒度分布と一致した。
また、焼成したものでは黒化現象は観察されず、良好な外観が得られ、審美性が非常に高いものとなった。
実施例2
二酸化ケイ素(試薬特級、和光純薬社製)31.2g、水酸化アルミニウム(試薬特級、関東化学社製)8.5g、酸化ホウ素(試薬特級、和光純薬社製)8.2g、炭酸リチウム(試薬特級、和光純薬社製)4.6g、炭酸ナトリウム(試薬特級、和光純薬)4.4g、酸化亜鉛(試薬特級、和光純薬)0.6gを秤量、混合した後、混合物を1300℃にて2時間溶融後ステンレス板上に流し出して冷却し均一なガラスを得た(このガラスを、表1中において「B」とする)。
二酸化ケイ素(試薬特級、和光純薬社製)31.2g、水酸化アルミニウム(試薬特級、関東化学社製)8.5g、酸化ホウ素(試薬特級、和光純薬社製)8.2g、炭酸リチウム(試薬特級、和光純薬社製)4.6g、炭酸ナトリウム(試薬特級、和光純薬)4.4g、酸化亜鉛(試薬特級、和光純薬)0.6gを秤量、混合した後、混合物を1300℃にて2時間溶融後ステンレス板上に流し出して冷却し均一なガラスを得た(このガラスを、表1中において「B」とする)。
次に、溶融により得られたガラスを振動ボールミルにより湿式粉砕した後の平均粒子径(第1平均粒子径という)を7.4μmとした。このガラスBの酸化ホウ素の含有量をICP分析により求めると17.9質量%であった。同様に、このガラスAのその他の主成分となる金属酸化物の含有量をICP分析により求めると、酸化ケイ素は65.0質量%、酸化アルミニウムは9.5質量%、酸化ナトリウムは2.4質量%、酸化リチウムは2.1質量%、酸化亜鉛は2.1質量%であった。また、このガラスBの軟化点は、JIS−R3104に基づき測定したところ、678℃であった。実施例1と同様の方法を用いて水簸処理をした後のグレーズ/ステイン用ガラス質粒子の平均粒子径(第2平均粒子径という)は、8.0μmとなった。上記粒度分布における1μm以下の粒子の全粒子の個数に占める割合は8.8%、50μm以上の粒子の全粒子の個数に占める割合が0.1%であった。このグレーズ/ステイン用ガラス質粒子を用いて実施例1と同様にして製造した練和泥も、塗布時のざらつき感はなかった。また、グレーズ/ステイン用ガラス質粒子を焼成したものでは、黒化現象は観察されず、良好な外観が得られ、審美性が非常に高いものとなった。
実施例3〜5
実施例1もしくは2と同様の方法を用いて水簸条件以外は変更せず、粒度調整を行った。その結果を表1に示した。表1に示すように、いずれの実施例の場合においても、塗布時のざらつき感はなく、黒化等発生せず、審美性の高いものが得られた。
実施例1もしくは2と同様の方法を用いて水簸条件以外は変更せず、粒度調整を行った。その結果を表1に示した。表1に示すように、いずれの実施例の場合においても、塗布時のざらつき感はなく、黒化等発生せず、審美性の高いものが得られた。
実施例6
実施例1と同様の方法を用いてガラスを作製し、初期の粒子径を9.5μmとし、水簸処理を行ったところ、平均粒径は、9.9μm、1μm以下の粒子割合は7.1%となった。また、50μm以上の粒子が全粒子の個数に占める割合は1.0%となった。その結果を表1に示した。表1に示すように、実施例6の場合においても、塗布時のざらつき感はなく、焼成後に黒化等発生せず、審美性の高いものが得られた。
実施例1と同様の方法を用いてガラスを作製し、初期の粒子径を9.5μmとし、水簸処理を行ったところ、平均粒径は、9.9μm、1μm以下の粒子割合は7.1%となった。また、50μm以上の粒子が全粒子の個数に占める割合は1.0%となった。その結果を表1に示した。表1に示すように、実施例6の場合においても、塗布時のざらつき感はなく、焼成後に黒化等発生せず、審美性の高いものが得られた。
実施例7
実施例1で作製したガラスAに白色顔料(第一希元素社製)を5%添加して白色ステインを作製した。このステインを同様の方法で焼成したが白色の光沢のある表面となった。
実施例1で作製したガラスAに白色顔料(第一希元素社製)を5%添加して白色ステインを作製した。このステインを同様の方法で焼成したが白色の光沢のある表面となった。
比較例1
実施例1で作製したガラスに対して水簸を2回のみ行った。このときの平均粒径は7.0μmであり、1μm以下の粒子の全粒子の個数に占める割合は12%、50μm以上の粒子が全粒子の個数に占める割合は0.9%であった。このグレーズ/ステイン用ガラス質粒子を同様の方法を用いて焼成したところ、激しく黒ずんだものとなった。
実施例1で作製したガラスに対して水簸を2回のみ行った。このときの平均粒径は7.0μmであり、1μm以下の粒子の全粒子の個数に占める割合は12%、50μm以上の粒子が全粒子の個数に占める割合は0.9%であった。このグレーズ/ステイン用ガラス質粒子を同様の方法を用いて焼成したところ、激しく黒ずんだものとなった。
比較例2
実施例1と同様の方法を用いてガラスを作製し、初期の粒子径を10.5μmとし、水簸処理を行ったところ、平均粒径は11.2μmとなった。上記粒度分布における1μm以下の粒子の全粒子の個数に占める割合は1.2%、50μm以上の粒子が全粒子の個数に占める割合は1.7%となった。その結果を表1に示した。表1に示すように、比較例2の場合には、焼成後に黒化は発生しなかったが、塗布時においてざらつき感が感じられるものであった。
実施例1と同様の方法を用いてガラスを作製し、初期の粒子径を10.5μmとし、水簸処理を行ったところ、平均粒径は11.2μmとなった。上記粒度分布における1μm以下の粒子の全粒子の個数に占める割合は1.2%、50μm以上の粒子が全粒子の個数に占める割合は1.7%となった。その結果を表1に示した。表1に示すように、比較例2の場合には、焼成後に黒化は発生しなかったが、塗布時においてざらつき感が感じられるものであった。
比較例3
実施例1と同様の方法を用いてガラスを作製し、初期の粒子径を3.5μmとし、水簸処理を行ったところ、平均粒径は4.2μmとなり、上記粒度分布における1μm以下の粒子が全粒子の個数に占める割合は8.8%、50μm以上の粒子が全粒子の個数に占める割合は0.1%となった。その結果を表1に示した。このグレーズ/ステイン用ガラス質粒子を同様の方法を用いて焼成したところ、激しく黒ずんだものとなった。
実施例1と同様の方法を用いてガラスを作製し、初期の粒子径を3.5μmとし、水簸処理を行ったところ、平均粒径は4.2μmとなり、上記粒度分布における1μm以下の粒子が全粒子の個数に占める割合は8.8%、50μm以上の粒子が全粒子の個数に占める割合は0.1%となった。その結果を表1に示した。このグレーズ/ステイン用ガラス質粒子を同様の方法を用いて焼成したところ、激しく黒ずんだものとなった。
本発明は、歯冠修復物、歯冠を製造あるいは使用する産業において利用することができる。
Claims (5)
- 平均粒子径が5〜10μm、1μm以下の粒子の全粒子の個数に占める割合が10%以下であり、主成分として酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化ホウ素、酸化亜鉛および酸化ナトリウムを含むことを特徴とするグレーズ/ステイン用ガラス質粒子。
- さらに、50μm以上の粒子の全粒子の個数に占める割合が1%以下であることを特徴とする請求項1に記載のグレーズ/ステイン用ガラス質粒子。
- 酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化ホウ素、酸化亜鉛および酸化ナトリウムを主成分として含有するガラスを含んでなるグレーズ/ステイン用ガラス質粒子であって、当該ガラス中のこれら各成分の含有割合が、各成分をそれぞれSiO2、Al2O3、B2O3、ZnOおよびNa2Oに換算したときのこれら各成分の合計に対する質量%で表して、それぞれSiO2:57〜66質量%、Al2O3:8〜18質量%、B2O3:15〜25質量%、ZnO:0.1〜5質量%およびNa2O:1〜7質量%であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のグレーズ/ステイン用ガラス質粒子。
- 請求項1から3のいずれか1項に記載のグレーズ/ステイン用ガラス質粒子を含むことを特徴とするグレーズ。
- 請求項1から3のいずれか1項に記載のグレーズ/ステイン用ガラス質粒子と、少なくとも着色成分として無機顔料とを含むことを特徴とするステイン。
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JP2007322178A JP2009143839A (ja) | 2007-12-13 | 2007-12-13 | グレーズ/ステイン用ガラス質粒子、グレーズおよびステイン |
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Publications (1)
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---|---|---|---|---|
KR101445030B1 (ko) * | 2013-04-25 | 2014-09-29 | (주)알파덴트 | 치과 도재용 스테인 페이스트의 제조 방법 |
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JP2021004216A (ja) * | 2019-06-27 | 2021-01-14 | クラレノリタケデンタル株式会社 | グレーズ材キット及び歯科用補綴物 |
WO2022118905A1 (ja) * | 2020-12-02 | 2022-06-09 | クラレノリタケデンタル株式会社 | ペースト状歯科用ガラス組成物 |
JP7446110B2 (ja) | 2017-03-23 | 2024-03-08 | イフォクレール ヴィヴァデント アクチェンゲゼルシャフト | グレーズ加工セラミック体を生成する方法 |
-
2007
- 2007-12-13 JP JP2007322178A patent/JP2009143839A/ja active Pending
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